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【ネタバレ】朽木ルキアに萌え愛でるスレ4【BLEACH】

209 :白ルキ:2005/05/06(金) 10:22:30 ID:0CYPv1cm
激しく暇だったので、晒してみるテスト。





「兄様…」
「なんだ。」

朽木家の広く長い長い廊下。
月が二人の足下に影を落とす。
白哉の影がルキアの足に落ち、絡み付き
そして黒い自分の袴と同化していくのを見て
ルキアはまるで鎖のようだ。
と思った。

「兄様、私は…」

ルキアは言い淀んだ。
返ってくる返答が恐ろしくなったのだ。

「早く言え。」

白哉の冷たい声が静かに降ってきた。
ルキアは眼を閉じてその声を浴びる。

何と…、透き通った声なのだろうか。
昔は恐ろしかったこの声も今はもう聞き慣れて。
その冷たい言い方も、恐れを感じさせないその声も
全てが美しいと思うようにさえなった。

「いいえ、何でもございません。お時間を取らせて申し訳ありませんでした。」

ルキアは目を閉じたまま小さく首を振って言った。
本当なら白哉に顔を向け謝るべきなのは分かっている。
けれど
その瞳に自分が映って居ない事を直視しないために顔を向けな
かった。

兄様はいつも遠くを見てる。
それに気付いたのはいつだっただろう。
そして私の向こうに私とは違う、別のモノをみている。
兄様は何時になったら私を見てくれるのだろうか。

胸が酷く痛んだ。私は頭を下げて、「失礼します。」と言い、
兄様に背を向けてゆっくり歩きだした。

背中から廊下の軋む音がした。
振り返ると、やはり兄様の影は私に絡み付いていた。
私は歩みを止めてその影をじっと見た。
廊下が軋むごとに、兄様とその影は私から離れていく。

そして、その影が私から完全に離れたとき、私は足に残った鎖の感覚を酷く愛しく感じ、そして鎖を恋しく思った。


つかず離れずな二人が(・∀・)イイ!

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