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ストーリーを教えてもらうスレ Part11

1 :マロン名無しさん:2005/03/25(金) 10:53:46 ID:???
暇がない、金がない、手に入らない、などの事情により読めない漫画のストーリーを教えてもらうスレです。
次スレは>>950か、容量が450を越えた時にお願いします。

前スレ:ストーリーを教えてもらうスレ Part10
http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1106649935/
まとめサイト
http://f30.aaa.livedoor.jp/~malon/
未解決リクエスト表
http://f30.aaa.livedoor.jp/~malon/mikaiketu.htm

【リクエストされる方へ注意点】
要望を出す前に既出かどうかをまとめサイトでご確認下さい(過去ログ・リクエスト表も有)。
どの程度のネタバレを希望するか一言添えていただけると、書き手も書きやすいです。
(例:科白を含むなど出来るだけ詳しく・大まかな粗筋・←を混成したメリハリの利いたもの・ラストのみ)
この板は一般板なので18禁の漫画のストーリーの要望はご遠慮下さい。
即レスは期待しないで気長にお待ちください。

【教えてくれる方へ注意点】
要望に出ている漫画のストーリーはどんどん書いて下さい。
ただ要望に出ていないものは敬遠される傾向にあります。
この板は一般板なので18禁の漫画のストーリーの紹介はご遠慮下さい。
名前欄に作品名を入れていただけると、まとめやすくありがたいです。
時間を置いて数回に分けて投稿する際には、混交を防ぐため、最後に「続く」と御書き下さい。
書く際は「○○を書きたい」と意志表明し、予約していただけると投稿の重複が防げて大変ありがたいです。
また、書くのはよそうと思われた時には面倒でも予約の取り消しを御願いします。

144 :PALM ASP 2:2005/04/06(水) 01:16:26 ID:???
>88からの続き
「ついにヤクザの手伝いまでする様になったのか」と呆れ顔のカーターに
「レビン側の人間が欲しかったから丁度いい」とジェームスはシンを計画に引き込む。
翌日、読書家のフリスが半年前に出版された小説『青また青』を原作に推す。
不倫あり、同性愛あり、汚職ありで進歩的な学生に人気がある。
しかし様々な機関からクレームを受け、原作者は雲隠れし、映画化権も設定されていない、まさにうってつけの作品である。
原作が決まり、撮影は看板を取り払ったオーガス邸で行う。
カーターは原作に惚れ込み、強硬に映画化を推進する日系商社マン=サトー、
監督と脚本家が伯爵=エットーレ、シンはサトーの親戚として、レビンにそれとなく映画の話を持ち込む役である。
ビアトリスが主役の不倫人妻役=フレイア、その友人のオカマにグレッグ、
自分を王子様と思い込んでいる精神分裂青年=アンディ、その他スタッフは務所仲間。
過激な反対派から攻撃を受ける設定の為、サトーの用心棒役にティット。
吊り店の大まかな流れは、シンがレビンとサトーを会わせ、出資契約を交わす。
途中、反対派の妨害と称して機材が壊されたり、俳優が負傷したりで撮影は中断。
最後にはサトーとエットーレが反対派の殺し屋に始末され、居合わせたレビンは逃げ出す…というものだ。
殺し屋役は満場一致でジェームスに決まり、早速計画がスタートする。
シンの話を受け、ジェームスの仕組んだ原作支持の学生デモや、撮影風景を見た
レビンは賭けに乗り、架空予算300万ドルの内200万ドルの出資契約を結ぶ。
レビンは撮影見学でフレイア=ビアトリスに一目惚れし、いそいそと通ってくる。
一方で、ロス市警から転属したシャーロットとCIAのサーリングが動き出す。
彼等はFBIのフロストを誘い、ジェームスを陥れる計画を練る。
材料は誘拐犯一味二人への殺人容疑。
サーリングは秘密裏に、逃亡中だったスタン・マティックを捕え、尋問を開始。
当然、仲間を殺された恨み言を予想していたサーリング達だったが、
マティックは尋問の途中で泣き出し、ジェームスに許しを乞う。
続く

145 :PALM ASP 3:2005/04/06(水) 02:25:35 ID:???
「あいつは、自分の母親と弟(マリアとイライ)だと言ったんだ。
だからあいつは、あんなに怒って…カーロスとグエンを…
あいつはネガットに嫌われてた。(復讐には)関係無かったんだ。
すまねぇ、マイケル…許してくれ…」
誘拐時、マイケルに殺すと告げていたというマティックの発言に、正当防衛を主張するフロスト。
サーリングは「証言者の矯正は我々でやる」と言い、自分の部下を残して二人を閉め出してしまう。
マティック収容が公的な施設でない事を疑問に思ったフロストは
サーリングのやり方に不信感を抱き、独自に調査を開始する。
オーガス邸。
吊り店は順調に進む。すっかりビアトリスにのぼせたレビンは詐欺を疑う事もなく、毎日上機嫌だ。
そんな中、新任の警部=フロイド・アダムスが挨拶にやってくる。
自殺したワイエス(『あるはずのない海』参照)そっくりの彼を見たジェームスは衝撃を受ける。
丁度アンディと打合せ中だった彼の驚愕は増幅され、衝撃波でも発生したのか、撮影用のライトが割れ落ちる。
降り注ぐガラスでジェームスは負傷。出直してくると踵を返したフロイドをカーターが追いかける。
「待ってくれ、君は…」「俺はワイエスとは全くの他人だ。また来るぜ」
戻ったカーターに「ワイエスのお兄さんか?」と聞くジェームス。
いつもの冷静で皮肉っぽい顔は消え、怪我もあって、冷や汗が浮かんでいる。
彼の治療と鎮静の為、麻酔を使うカーター。
またしても過去の出来事がジェームスを苦しめるのか、とカーターも落ち込む。
そんな心配をよそに、翌日目覚めたジェームスはスッキリとしていた。
彼は「ワイエスと同じ容姿を持った人間と出会えて幸せだ」と言い、カーターを困惑させる。
「ワイエスとうまくやれなかった分、彼と仲良くしたいと思う」
ジェームスは再び訪ねて来たフロイドに協力を要請し、
フロイドも「レビンの様な街のダニが一掃されるなら」と承諾する。
「だが、いつもこうだと思ってもらっちゃ困る。
お前はムシが好かん。尻尾を出せばいつでも押さえてやる。
俺が手ぐすね引いて待ってる事を忘れるなよ」
一方、単独調査を続けていたフロストは、かつてのFBIの同僚
=レイランダーの友人である犯罪研究家=ホロウィッツを訪ねる。
続く

146 :マロン名無しさん:2005/04/06(水) 09:23:35 ID:???
>>130-134
>お父さんは心配症
作者が17のときの作品なのか。あーみんはすごいな。

147 :ママレード・ボーイ/吉住渉:2005/04/06(水) 23:30:27 ID:???
<主な登場人物>
小石川光希(こいしかわ・みき)…主人公。アクの強い周囲の人々に振り回される苦労人。元気で素直。
松浦遊(まつうら・ゆう)…顔はいいのに意地悪。たまに優しい。ある悩みから人間関係が少々希薄気味。
秋月茗子(あきづき・めいこ)…光希の親友。担任教諭との秘密の恋が進行中、高校卒業後、結婚予定。
須王銀太(すおう・ぎんた)…光希の中学時代の想い人。後に光希は彼と両思いだったと知り、心揺れる。
鈴木亜梨実(すずき・ありみ)…遊の元カノ。美人。「遊は誰にも本心を見せない」と別れたが、未練あり。

<あらすじ> ※サイド・ストーリーは大幅に削っていますが、あしからず。
「私たち、互いのパートナーを交換して再婚するわ」非常識な両親らの入れ替わり婚のため同居することに
なった光希と遊。はじめは反発する光希だったが、次第に6人での共同生活に慣れ、遊にも惹かれていく。
ふたりの急接近を心配する銀太と亜梨実は、様々な妨害策を練るなど結託するうちにイイ雰囲気になる。

建築関連の書物を多く所有し、将来はそちらの道に進みたいという遊。彼は、小学生の頃に祖母から母に
宛てられた手紙を盗み見て、建築家三輪由充(みわ・よしみつ)を実父だと信じ込んでいたが、やっと会えた
三輪本人にその考えを否定され落ち込む。血の繋がらない自分を可愛がり育ててくれた今の父に負い目を
感じつつも、本当の父親が誰なのか知りたいと泣く遊を、光希は優しく抱きしめ、ふたりは付き合うように。

ある日、両親らの大学時代の写真を見た遊は、そこに現在の組み合わせで納まる彼らを発見し、驚愕する。
俺と光希は、異母兄弟だった……?ひとり悩んだ遊は、光希に別れを告げて京都の大学へ進学する。
突然の別れからしばらく経過し、銀太や亜梨実とともに楽しい大学生活を送る光希だったが、どうしても遊を
忘れられず京都へ。互いの愛を確認した光希と遊は、事実を受け入れ、ふたりで暮らそうと結婚を決意する。
しかし、悲壮な表情で付き合っていると宣言した光希と遊をあっさり祝福した両親らは、遊の長年の勘違いを
指摘、光希との間に血縁関係がないと太鼓判を押し、ハッピーエンド。 <了> (全8巻/完全版全6巻)

148 :マロン名無しさん:2005/04/07(木) 00:53:04 ID:???
そういうことで思い詰める前にまず親に聞けよ

149 :マロン名無しさん:2005/04/07(木) 01:52:08 ID:???
元も子もないツッコミをw

150 :ANIMAL X:2005/04/07(木) 06:40:15 ID:???
>126
ANIMAL X シリーズ三部作 作者:杉本亜未
1 荒神の一族(全4巻)
2 大地の掟 (全2巻)
3 原始再来 (全10巻)
徳間Charaコミックス(新刊入手可能)
初出は1991年、角川ASUKAミステリー
Charaでの『原始再来』連載を機に、徳間にて旧シリーズを復刊。

●荒神の一族
原因不明の奇病・X症候群が蔓延する現代。
その特効薬を研究中の製薬会社・遠藤ケミカルの研究所員・鮎川裕司は27歳の冴えない男。
彼は高額のバイト料に釣られ、新薬の実験台となる。
ある日、東京でヤクザ4人が一度に殺されるという事件が起こり、その犯人だという16歳の少年・浅羽湊が裕司の部屋へ逃げ込んでくる。
湊は「雌の匂いがする」と裕司を拉致し、東北の自分の村に連れ帰る。
湊は世界各地に隠れ住むダイナソーロイドと呼ばれる、恐竜に変身する一族の末裔。
彼らは自らを「血族」と呼び、雌が産まれにくいという遺伝的欠陥を持っていた。
訳が解らず困惑する裕司をよそに生殖の儀式が始まろうとした時、村は雌を手に入れようとする北の血族達の襲撃を受け、全滅。
逃げ延びた湊と裕司は情報を集める為、研究所に忍びこむ。
そこで裕司は、新薬が男性を受胎可能な両性体にするもので、自分の体が戻らない事、人間と血族の両方の子供を受胎可能である事、
そして、X症候群が人口減少の為に仕組まれた、人為的な微生物災害である事を知る。
その裏には、血族の優秀な遺伝子を「選ばれし一族」として残そうとする恐るべき計画があったのだ。
遠藤ケミカルと結んだ北の血族達の追跡をかわし、逃亡生活を送る内、裕司と湊は惹かれ合う様になる。
裕司の心の整理がつくのを待ち、いずれ結ばれる事になると思っていた二人。
だが裕司は、東京で湊が殺したヤクザの幹部・高取に捕えられ、強姦されてしまう。
やがて彼らは北の血族達に追い詰められ、廃工場へ逃げ込む。
最後になるかも知れないと裕司は湊と結ばれ、一時の甘い時を過ごす。
その後、湊は壮絶な戦いの末、工場で起こった爆発に巻き込まれ、生死不明に。
裕司は政府機関に捕われ、妊娠が発覚。
高取の子供かもしれない、と畏れる裕司だったが、政府は湊の子である可能性を考慮し、彼を保護する。
(続きは明日書きます)

151 :マロン名無しさん:2005/04/07(木) 16:36:08 ID:???
>>148
実に幸せな家庭に育った人の意見だな。

ところで、書き手、またはこの漫画を知ってる人に質問したいんだが
この内容でどこがどうなってタイトルが「ママレード」になったわけ?

152 :マロン名無しさん:2005/04/07(木) 18:35:53 ID:???
水沢めぐみの「ポニーテール白書」「チャイム」が知りたいです。
大まかなあらすじでお願いします。

153 :マロン名無しさん:2005/04/07(木) 19:42:10 ID:???
>>150
27歳のさえないオッサンを強姦する男って・・・
ハードゲイ?

154 :マロン名無しさん:2005/04/07(木) 19:51:43 ID:???
>>151
♪あまくて に〜がい マ〜マレ〜ドッ>松浦遊(まつうら・ゆう)…顔はいいのに意地悪。たまに優しい。

最近りぼん系の漫画のあらすじを書いてくれる人がいるみたいなので期待を込めて……
矢沢あいの『マリンブルーの風に抱かれて』をお願いします。
省略しすぎなければ、あとは書き手さんにお任せします。

155 :マロン名無しさん:2005/04/07(木) 20:56:40 ID:???
ANIMAL Xってタイトルがパワーパフガールズのオープニングを思い出させる

156 :チム・チム・チェリー!:2005/04/07(木) 21:32:34 ID:???
(第11話)  ミッドナイト・サマードリーム
シェリーから届いた夏至のパーティーの招待状。特別にロビン、メグとリズを連れ、
参加するチェリー。久しぶりの再会を喜ぶチェリーとシェリー、ロビンに抱きつくキャリー。
しかしはしゃぐ子供たちにイタズラをする妖精リリス。そのリリスは夢を妖精を信じない
子供に不信感を抱いていた。
ここは世界中の子供たちの夢が集まる夢の森、チェリーたち3人の乳母は沢山集まった
夢を世界中の子供たちに届けと夜空に解き放った。ロビンはリリスの気持ちを理解し、
かつて妖精を信じていなかった自分にチェリーが見せてくれたことで妖精を信じられる
ようになったと語りかけた。ロビンのことは信じると一輪の花を差し出して去ってゆくリリス。


(第12話)  さびしがりやの・・・
寒い冬、みんなの風邪がうつるといけないからと一人別室のメグは退屈顔。
昼食時に「一人でも大人しくしているいいコは大好き」と褒められ機嫌をなおすメグ。
しかしチェリーが世界童話百科を開き、雪の女王を冷たい風にさらしていたがロッテが
むずがって目を離した隙に雪の女王を本の外に出してしまい焦るメグ。
公園で見つけた女王に本に戻って欲しいと訴え「しばらく一緒にいてくれれば寂しく
なくなって本に戻る」と女王。その手の冷たさに驚き「自分はわるいコだからチェリーにも
嫌われちゃう」と泣くメグを「一人ぼっちの私の国へ来てくれ」と幻惑する女王。
探しに来たチェリーの叫びに我に返って駆け寄るメグ。「ウチの大事なコに何したのよ!」
とのチェリーの怒りにも悪びれた様子もなく淡々とした女王「そのコは寂しかったんだよ」。
チェリーが持ってきたマフを女王に渡し笑顔で帰宅するメグとチェリー。

157 :マロン名無しさん:2005/04/07(木) 21:46:23 ID:???
>>141-143
リアル乙。
アナタの高い文章構成能力に乾杯っ、そのまま筆を折るのは惜しすぎるっ……つっても
続きを書く気はありませんか、そうですか。……残念だ。
リク主じゃないがリアルは楽しみにしてたから、1巻分だけでも読めてうれしかった。
誰か続き書ける人カモン

158 :マロン名無しさん:2005/04/07(木) 23:00:28 ID:???
>>151
作中では>>154の通りだけど、これには裏話があって、
本来作者は光希を男の子、遊を女の子のキャラにするつもりだった。
そして二人は本当に姉弟で、もちろん結ばれる訳にはいかないから泣く泣く別れ、
光希は銀太の女の子版と、遊は茗子の男の子版とくっつく。
だけど少女誌のりぼんでそんな話はシャレにならないと、編集か担当からダメ出しをくらい、
大幅にキャラと内容を変更したらしい。

そして光希の男の子版の性格(「甘ちゃん」とかだったかな?うろ覚えですみません)が、
本来の「マーマレードボーイ」の意味らしく、>>154の意味は後で作者が考えたこじつけらしい。

159 :マロン名無しさん:2005/04/08(金) 01:55:29 ID:???
>153
スマソ、言葉が違うかも。
冴えない→ナヨっちくて、仕事もイマイチって感じ。
裕司は途中からほぼ女性キャラ扱いで、外見も綺麗になっていくんで、あまり違和感は無い。

>155
自分はちわきまゆみの曲が浮かぶ…

160 :ANIMAL X:2005/04/08(金) 02:52:11 ID:???
>150から続き
裕司は血族の若者達が暮らす島の施設に収容され、実験体として様々な検査を施される。
新薬投与された験体は他にもいたが、受胎可能な変化が起こったのは裕司だけで、彼は唯一のサンプルなのだ。
そんな中、いずれ夫となる男として先の爆発から生き延びた北の血族の首長・白河を紹介される裕司。
監視付きの部屋で共に暮らす内、白河は裕司に惹かれてゆく。
しかし裕司は湊を忘れることが出来ないでいた。
ある日、裕司は血族の研究に熱心な民俗学者・平塚の協力で銃を手に入れる。
要人の訪問で施設内が慌ただしい日を選び、X症候群のワクチンを持ち出し、脱走を図る裕司に白河が加勢。
何とかヘリポートに辿り着いた裕司は、遠藤ケミカルの元上司で計画の責任者・田所に追い詰められる。
そこへ片腕と片目を無くした湊が現れ、田所を倒す。
恐竜湊の爪攻撃を受けた田所は死なず、自分が変身能力を持たない血族である事を明かす。
田所の友人でもある平塚はその告白を聞き、「湊はお前を殺す事も出来たのに、
殺さなかった。その意味を考えろよ」と慰める。
一方、沖縄の血族・比嘉の支援で脱出に成功し、再会を喜び合う。
沖縄の村に落ち着いた裕司達は、持ち出したワクチンでX症候群撲滅に力を尽くす。
裕司のおなかの子供の父親や出産など、問題は山積みだが、
裕司は湊の手を取り、呟く。
「世界中の誰も、一生に一度持てるか持てないような、本物の宝物を手に入れたんだ」
(終わり)

『大地の掟』はこの後日談、『原始再来』では
人と血族の共存を目指し、海外に移住した裕司達の苦難が描かれます。

161 :マロン名無しさん:2005/04/08(金) 04:46:48 ID:???
>まとめサイト管理人
毎度毎度更新乙。くれぐれもプライベートに支障をきたさぬよう願います。

それにしても>>72氏にそういう意図があったかは分からんけど、
あの「半年区切りバー」はナイスだね。見た目分かりやすくていい。
管理人も、あのバーの位置を下げていくだけで良いし。
ただ、日時を入れるのは面倒だよな、進行中タイトルは特に……頑張れ。

162 :160:2005/04/08(金) 05:27:37 ID:???
まとめサイト管理人様、いつもお疲れ様です。
読み直したら主語が抜けてました。
「一方、沖縄の〜喜び合う」の部分ですが、
最後に「裕司達。」と入れて下さい。
お手数かけて申し訳ありません。

163 :”管理”人さんへ:2005/04/08(金) 07:04:43 ID:???
お疲れ様です。
未解決リストの整備が少々滞っているようなので
微力ながら後方支援します。

<未解決から予約へ>
【さ】・ストレンジプラス

<未解決から進行中へ>
【あ】・E'S
【や】・夢の果て
【ら】・リアル

<解説終了により未解決から削除>
【か】・カラオケ馬鹿一代
【た】・時じくの香の木の実
【は】・ハイスクール奇面組 ・バラが咲いた
【ま】・ママレード・ボーイ

<番外>
【ま】・ぴちぴちピッチ→【は】行

164 :騎士ガンダム物語 光の竜:2005/04/08(金) 12:07:14 ID:???
 騎士アムロとその仲間達がアルガスで奮闘している最中、騎士ガンダムはバーサル騎士の称号を贈られていた。
バーサル騎士。それは騎士ガンダムが騎士の中の騎士と認められた証である。
帰還したアムロとアルガス騎士団を祝う祝賀の席で、騎士アレックスが腰にさげていたハープがフラウ姫に反応する。
導かれるようにフラウ姫がハープを奏でると、天を貫く光の柱が生まれ、ガンダムたちを連れ去った。
「俺も行く!」
光の柱に突っ込んだアムロは拒まれて弾かれてしまった。ぼろぼろの鎧、傷だらけの身体を抱えてアムロは呻く。
「僕じゃ駄目なのか……」

 ガンダム達が運ばれた先はムーア界と呼ばれるジオン族の拠点。それぞれが一騎当千のガンダムの騎士を
相手に次々と倒れるジオン族。ジークジオンのいる塔にやすやすと侵攻するガンダム。だが、塔一階の鏡の間で
ガンダム達を待っていたのは自分たちの影だった。アルガス騎士団の影が生み出した闇の獣に先手を取られた
ガンダム達は苦戦する。騎士団長アレックスとガンダムを先行させるゼータ達。
各々の武器から呼び出した光の獣と、影が生み出した闇の獣が激突した。ゼータ、ニューガンダム、ダブルゼータは戦死。
衝撃で飛び散った彼らが身につけていた羽根飾りが、騎士アレックスの掌の上にぽとりと堕ちた。



165 :マロン名無しさん:2005/04/08(金) 12:07:28 ID:???
>まとめサイト管理人氏
>>15-16にあった「はいからさんが通る」が収録されていないようですが…。

166 :騎士ガンダム物語 光の竜:2005/04/08(金) 12:23:11 ID:???
 アレックスとガンダムの前に魔導師ビグザムが立ちはだかる。
「心配するな、バーサル騎士ガンダム。私は死なない」
ビグザムを牽制してガンダムを先に行かせるアレックス。
ビグザムはアレックスが放ったニューガンダムの羽根飾りを受けて麻痺状態に陥っていた。
「これが法術師ニューガンダムの羽。そして、これが剣士ゼータの技の羽だ」
アレックスの投げた羽は弧を描き、ビグザムの手から杖をはじき飛ばした。
「これが闘士ダブルゼータの力の羽だ」
額にダブルゼータの羽を受けたビグザムはあっという間に絶命した。
「……騎士団の心は私とともにある。ゼータ、ニューガンダム、ダブルゼータ、お前達はいつまでも俺と一緒だ」
舞う羽根飾りを見つめて感慨に耽るアレックス。しかし、彼の背後で絶命したはずのビグザムがゆっくりと起きあがった。
至近距離からの突然の攻撃。アレックスはかわせなかった。
「ち、違う。これはビグザムの魔力などではない。これは……」
全身を炎に変えたゴーストビグザムに抱きつかれ騎士アレックスは息絶えた。

 最上階でバーサル騎士ガンダムは行方不明になっていたガンキャノンと遭遇した。
ガンキャノンにガンダムが駆け寄ったとき、水槽のなかから蘇ったブラックドラゴンが現れた。
「こいつだ。こいつに俺は乗っ取られたんだ」
怒りのあまり勝ち目のない戦いをいどむガンキャノンだが、ブラックドラゴンにムーア界より追い出される。
光の柱を通ってラクロアに戻されるガンキャノンは、途中で自分と違いムーア界に描け昇って行く黄金の塊と交差する。
「あ、あれは黄金の騎士。黄金の騎士がムーア界へ昇って行く」



167 :騎士ガンダム物語 光の竜:2005/04/08(金) 12:32:35 ID:???
 ・最上階
バーサル騎士ガンダムとブラックドラゴンが死闘を繰り広げていた。炎の剣との融合を果たしたブラックドラゴンに
翻弄されるガンダムは、三種の神器を呼んで対抗しようとするが、霞の鎧、力の盾は一向に姿を現さない。
「ガンダム神器の呪文をムーア界で唱えても、スダ・ドアカ・ワールドには届かぬ。ここで死ね、ガンダム」
「三種の神器がなくても負けやしないさ! ガンダム剣法双彗星!」
剣先から打ち出された双条の彗星のごとき剣気が見事な動きを見せる。前方から迫る彗星剣の直撃を受けて
動きを止めるブラックドラゴンの背後から、もう一本の彗星が襲う。しかし、直撃する瞬間、ブラックドラゴンの
背中の翼が分離した。翼はブラックドラゴンの息子ドラゴンベビーが進化した姿だった。
早く戻らぬかと命令する父親に息子は反抗する。
「騎士ガンダムは、僕の命を助けてくれた。殺したくない」
息子の言葉に戸惑うブラックドラゴン。そのとき、ジークジオンの幻影が放った光線がブラックドラゴンの額を
打ち貫く。光線を受けたブラックドラゴンは、身も心も魔物となってしまった。身体を突き破って現れた無数の
触手、吹き出す溶解液。溶解液の直撃を受けたドラゴンベビーは、胸のなかから竜玉と呼ばれる命の塊を
取り出すと、騎士ガンダムにそれを手渡して息絶えた。
「それを使って父上を倒して。あんな化け物は父上じゃない」
手にした竜玉が光を放ちブラックドラゴンの動きを止める。ブラックドラゴンに接近した騎士ガンダムの剣が、
ブラックドラゴンを貫いた。
「こ、これはドラゴンベビーのものと同じ……」
ブラックドラゴンの傷口からも、ドラゴンベビーと同じ竜玉が現れた。
「竜玉が教えてくれた……騎士ガンダム、我が兄弟よ」
ブラックドラゴンが騎士ガンダムの両肩に手をかけた瞬間、閃光が生じ、二人を呑み込んだ。

「ふははははっ、ついにやったぞ。ブラックドラゴンも騎士ガンダムも死んだ。これで邪魔者は全ていなくなった」
勝ち誇るジークジオンの幻影。だが、光が次第に姿を変えていくことに彼は気が付かなかった。


168 :騎士ガンダム物語 光の騎士:2005/04/08(金) 14:04:57 ID:???
 光の中から黄金色の鎧をまとった騎士が現れた。スペリオルドラゴン。
スペリオルドラゴンは、黄金の騎士(シャア)、伝説の巨人の魂、アレックス、ダブルゼータ、ニューガンダム、ゼータの
魂の援護を受けてジークジオンの本体に突撃した。ガンダム族の魂に導かれ本来の光の竜の姿を取り戻した
スペリオルドラゴンの前にジークジオンは滅した。

 戦いの余波で崩れたラクロア城の廃墟からアムロ、セイラ、ガンタンク、ネモ、ガンキャノンは見た。
一つの巨大な光と、それによりそうように飛ぶ四つの流れ星が天に昇っていくのを。

「役目を果たしたガンダム一族の魂が、光の竜とともに天に帰っていくのだ」

 彼らの後ろにはジークジオンの呪いから解放され、元の姿に戻ったシャアが立っていた。

【ちょっとした解説】

・スペリオルドラゴン
 スダ・ドアカに十二柱いる神の一人。超古代、同僚であるバロックガン神との争いで弱ったところを
モンスターザクレロ(ジークジオンの本体)に突かれ、ブラックドラゴンと騎士ガンダムの二つの人格に分けられる。
竜として転生を受けたブラックドラゴンは元の世界に落ちたが、もう一つの片割れは何故かSD武者の世界に落ち、
天宮(アーク)で生を受けた。やがて彼は、武者頑駄無真悪参(まあくすりー)と名乗り、武者頑駄無を頭領とする
武者頑駄無八人衆の一人に選ばれていた。暗黒軍団を相手に活躍、名を馳せたが、ある日突然、将頑駄無から
白銀の盾を盗み失踪。以後、天宮、影舞羅武などのSD武者の世界で彼の姿を見た者はいない。その実、
盾を盗んだ際、落雷に打たれた彼は元のスダ・ドアカ・ワールドに帰還していたのだ。記憶を失った彼は、
本能の求めるままに片割れブラックドラゴンを求め、ジオン族とユニオン族との戦いに参入。騎士ガンダムと呼ばれるようになる。
そして、元の姿に戻るためのパーツの一つであるガンダム神器を手に入れ、最終的にムーア界ティターンの魔塔
の最上階においてブラックドラゴンと和合する。

169 :騎士ガンダム物語 光の騎士:2005/04/08(金) 14:34:00 ID:???
・モンスターザクレロ
 ジオン族の皇帝ジークジオンの本来の姿があのザクレロであるということは知られていない。顔のモデルは
ザクレロ、背中から尾に至るまで生えた巨大な剣山はMSザクレロの鎌である(カードダス参照)
 彼の介入でスペリオルドラゴンは二つの異なる人格に分かれたという設定があったが、次々と後付けされていく
騎士ガンダム物語の設定の前に消え去った感がある。肉体は滅びたが、魂は生き延び聖騎兵編、機甲神編と
しつこく登場する。

■後日談
・騎士アムロ
 ラクロア騎士団団長となり、騎士セイラと結婚。以後、聖騎兵物語、機甲神伝説とレギュラー枠を勝ち取って
登板する。恐ろしい機動力ですね。「僕が一番上手くMS族を扱えるんだ〜」というわけではないと思いたい。

・ジムヘンソンジュニア
 伝説の巨人編で真実の鏡を持ってジオン族の城から脱走してきたジムヘンソンの息子。ガンダムに憧れるあまり、
妙なガンダムの仮面に選ばれる。その仮面の力でモンスター使いとしての能力を身につけた後は、インディガンダムと
名乗りラクロア騎士団入り。モデルはインディ・ジョーンズとアメリカン・ネイティブ(インディアン)、カウボーイだろうが、
それとモンスター使いがどう繋がるかは永遠の謎。
 
・ガンタンク
 僧正ドワーフガンタンクに出世。MP200のしょぼい僧侶からMP2000クラスに。ラクロア騎士団メンバー

・ガンキャノン
 剛戦士ガンキャノンに出世。聖騎兵物語に登場する。

・シャア
 妹をアムロに任せて失踪。軍師クワトロと名乗り、ネオジオン族、デラーズ王国の中枢に潜り込みスパイ活動に
勤しむようになる。ある形態のカードダスでは、後ろにララァの背後霊がいることも。

170 :マロン名無しさん:2005/04/09(土) 00:31:16 ID:???
騎士ガンダム乙

171 :辺境警備:2005/04/09(土) 01:12:13 ID:???
長いこと放置していてすいません。
前回からの続きから最後までを1レスにまとめてみました。


172 :辺境警備:2005/04/09(土) 01:14:19 ID:???
ずっと辺境で過ごすつもりでいた神官さんの元に、都への赴任が言い渡される。
戸惑いを隠せない神官さん及び村人達。都には辛い思い出があったが、従うほかなかった。
きっと戻ってくると言い残し、辺境を後にする。

都の慌ただしい生活を送る神官さんの前に、一人の男が現われる。
──ヘリウス・ヴォルグ。
五年前、名家ヘルム家の財産を狙い当主のエルフレードを殺害した張本人。
その策略に神官さんも巻き込まれ、心に深い傷を負った。
エルフレードは神官さんの一番の親友だったのだ。
都を追放されたはずなのに何故、と神官さんは激しく動揺する。

ヴォルグの策略はすんでの所で阻止された。その復讐と、神官さん自身も知らなかった
神官さんに残された遺産を狙ってヴォルグは再び神官さんに近付いてきたのだ。
けして言いなりにはならないと突っぱねるが、ヴォルグは呪術の力で
無理矢理神官さんを支配してしまう。強力な呪術の力に為す術も無い神官さん。
だが、辺境で過ごした暖かい日々や兵隊さんの神官さんを思う心、
神官さんの危機を知った人々の助けによって呪術が解け、窮地を脱する。
ヴォルグの罪も明らかになり、長い悪夢からようやく解放される。

そして二年後、神官さんは辺境に戻ってきた。
それと入れ代わるように、今度は隊長さんが
極秘任務で国境に赴く事になり、辺境を後にする。

いつかきっと、また会いましょうと神官さん達は隊長さんを見送った。
(終)

173 :辺境警備:2005/04/09(土) 01:17:57 ID:???
ネタバレなしでかなりはしょりました。
リク主さん、大変遅くなってしまい申し訳ありませんでした。

174 :マロン名無しさん:2005/04/09(土) 05:19:53 ID:???
お久しぶりです管理人です。勝手に>>72さんのリスト使っちゃってすみません。
日付はあるほうがいいなぁとは思ってたんですが、最初のん作るのがメンドクサかったので
大変助かりました。

>>163
これも助かりました。
で、E'Sは連載中作品なので、進行中じゃないと判断してます。
それとぴっちは「マーメイドメロディ ぴちぴちぴっち」が正式タイトルじゃないんですか?
これアニメだけなのかな?

175 : ◆ncXKkmcQGA :2005/04/09(土) 05:20:56 ID:???
またトリップ忘れたorz

176 :マロン名無しさん:2005/04/09(土) 14:46:52 ID:???
朔野安子の姫君の条件と橘裕のガッチャガチャと
やまざき貴子のZEROシリーズお願いします

177 :マロン名無しさん:2005/04/09(土) 15:09:53 ID:???
「ブラックエンジェルス」おねがいします。

178 :マロン名無しさん:2005/04/09(土) 22:24:38 ID:???
「モンスター・コレクション〜魔獣使いの少女〜」
全編4レスで投稿させていただきます。

179 :モンスター・コレクション 1/4:2005/04/09(土) 22:25:32 ID:???
登場人物
 カッシェ・アルバデル
  本編主人公。召喚術士としての稀有な才能を持つが、召喚対象との共感能力が高すぎるため
  召喚対象の苦痛や断末魔をも共有してしまうという弱点を持つ。

 コルボ
  暗兵(注:作者の造語。いわゆる『忍びの者』である)くずれの盗賊少年。戦闘能力は高い。
  本来、名前は持っておらず「コルボ」というのも「鴉」から適当に取った偽名。

 ナスターシャ
  通称「ナス」。召喚術士「蝕」に召喚獣として使役されていたラミア(蛇女)。
  カッシェに命を救われ、彼女の支配下に入ることになる。好物は人間の血液。

 シン・メーン・アルティエン
  カッシェの後を追って来た、リザードマンの剣客。通称「遊び人のシンさん」。二刀流を操る風変わりな男。

 デュラン・ド・ブランシー
  「千の水路を持つ都市」ウォーレスの領主。教皇庁への謀反をもくろむ。

 「蝕(エレクリプス)」
  ブランシー卿に与する仮面の召喚術士。堕天使「アンヘル」を使い魔として所有する。

180 :モンスター・コレクション 2/4:2005/04/09(土) 22:26:22 ID:???
物語の舞台は、土・水・火・風・聖・魔の6元素から成るとされる「六門世界」。
この世界最大の都市、聖都サザンの大学で、召喚術学部の宝物庫が荒らされる事件が発生した。
盗まれたのは「知識の守護神」と呼ばれる小像。伝説によれば、禁断の魔導書「真宰辞書」入手の鍵と言われる品。
事件を公にしたくない学部長ロビン・プロフェシーは、召喚術に精通した学生に事件を解決させようと考えるが
優秀な上級生が軒並み動けない状態にあったため、消去法で学部の問題児、カッシェ・アルバデルにお鉢が回る。
破天荒な攻撃がかえって相手の調子を乱し、首尾よく盗賊を捕らえたまではよかったが
すでに小像は引き渡された後。しかも、口封じのために敵の召喚獣が、カッシェと盗賊の少年を襲う。
敵の攻撃を退けたカッシェと、盗賊の少年コルボ、そしてカッシェによって敵の支配を解かれた召喚獣
ラミアのナスターシャは、小像を持つ敵を追って、「千の水路を持つ都市」ウォーレンに向かう。

ウォーレンの街に着いた一行は、事前に得ていた「領主が反乱のための力を蓄えている」との情報に従い
コルボを先頭に立てて領主の館への潜入捜査を行う。すぐ小像を取り戻したが、それは罠だった。
領主ブランシー卿の正体は、本物の領主の影武者たる暗兵。
本物を廃して入れ替わった彼の意思により、反乱計画は着々と進んでいたのだ。
逃げるカッシェとコルボの前に、敵の召喚術士「蝕」の放った堕天使アンヘルが立ちはだかる。
魔力「黒の炎」で二人を金縛りにして捕らえようとするアンヘルだが、突如現れたリザードマンの剣客
シン・メーンに阻まれる。とりあえずシンは味方と判断してこの場を任せたカッシェたちだが
逃げる二人を追って敵の新たな召喚獣、巨大悪魔「這いずるもの」が出現。カッシェは愛用のグリフォンで迎え撃つも
「這いずるもの」に敗れ食い殺されたグリフォンの断末魔に共感し、失神してしまう。
だが、「這いずるもの」に挑んだコルボとナスターシャの援護によって、辛くも立ち直ったカッシェは
大蜥蜴バジリスクを召喚。ついに「這いずるもの」を屠る。
だが、勝利を確信した瞬間、追いついてきたアンヘルがカッシェの肩を剣で貫き、カッシェを打ち倒す。
最後の力で、テレポートの魔法を発動させてコルボとナスを小像ごと逃がし、カッシェは敵の手に落ちた。

181 :モンスター・コレクション 3/4:2005/04/09(土) 22:27:09 ID:???
敵に捕らえられ、気を失ったカッシェは夢を見る。「ヴェバール」と名乗る拘束された美女が助けを求める夢。
シン・メーンが彼女と同じ「夢」を見ていることには、カッシェはまだ気付かない。

目的であった小像と引き換えに、雇い主であるカッシェを失い孤立するコルボとナスターシャの元に
「蝕」からの挑戦が届く。敵が指定してきた対決場所は、内海群島の西の端「最果ての島」。
その島からさらに西、人も通わぬ「螺旋島」へと向かうコルボたちの前に立ちはだかる紅い影。
それは、螺旋島を徘徊する巨大な羽蟻、クリムゾンであった。クリムゾンをかわし螺旋島に上陸するコルボだったが
あっさり「蝕」とアンヘルに見つかり、カッシェの目の前で斬られ倒れてしまう。
コルボから小像を奪った「蝕」は、小像を鍵として扉を開き、螺旋島の地下にある遺跡へと入っていく。
そこに「真宰辞書」はいた。クリムゾンの女王蟻と一体化した、巨大な菌糸状の魔法生物。
人間の脳には収まりきらぬ膨大な知識を保持するバイオコンピュータ、それこそが真宰辞書であった。
古代帝国の英知に驚く一行に突如襲い掛かったのは、斬り殺されたはずのコルボ。
彼はクリムゾンの赤い体液を血糊にして死んだ振りをしていたのだ。無事カッシェを救い出したコルボは
ナスターシャに合図して、鍵の小像を外させる。扉が閉じたことで、警備担当の蟻たちが動き出した。
蟻の体液を体にまぶしたコルボたちは襲われず、攻撃はブランシー卿一味に集中する。
その混乱を利用して、カッシェとコルボは脱出に成功した。

思わぬカッシェたちの反撃に負傷するブランシー卿一味だが、ブランシー卿が真宰辞書に接続したことにより
蟻の群れは彼の支配下に入った。態勢を立て直した「蝕」は、アンヘルにカッシェたちの掃討を命じる。
だが、今回はカッシェも対策を講じていた。小妖精キキーモラを召喚し、その浄化の魔力でアンヘルの黒の炎を封じる。
接近戦に持ち込み、アンヘルに痛打を与えるカッシェたち。死闘の末、コルボはアンヘルの剣を奪い、斬りつける。
致命傷を負ったアンヘルは、あたかも自ら斬られることを望むがごとく剣に当たり、消滅した。
だが、強敵を倒したカッシェたちの前に新たな敵が立ちふさがる。螺旋島の島守、巨大な上位竜(ハイドラゴン)。

182 :モンスター・コレクション 4/4:2005/04/09(土) 22:27:56 ID:???
竜を前に万事休すのカッシェに、合流してきたシン・メーンが語る。「お前は“彼女”の名を知ってるはずだ」と。
そしてカッシェは気付いた。この竜こそが「ヴェバール」。古代の魔術に囚われた竜。
カッシェは一か八かの勝負に出る。ヴェバールを縛る召喚術を破り、彼女を味方につけるのだ。
その精神をヴェバールの精神世界へと飛ばし、無防備となったカッシェの体を守るためにコルボたちは立ち上がる。
シン・メーンが呼び出した「リザードマン特別攻撃隊」と共に、ブランシー卿操る蟻軍団との最終決戦が始まった。

一方、ヴェバールの精神世界に入り込んだカッシェの道を、彼女を縛る呪式…すなわち真宰辞書の防衛機能が阻む。
予想外の攻撃に追い詰められるカッシェだが、もはや後戻りは出来ない。彼女は無謀を承知で
魔精霊「カース・エレメンタル」を召喚した。圧倒的な魔力が、召喚主であるカッシェを逆に侵食し始める。
だが、土壇場でカッシェは、この荒ぶる精霊の制御を成功させ、そのまま真宰辞書への反撃に移る。
「忘却」を司るカース・エレメンタルの能力により、ヴェバールを縛る呪式が消滅していく。
ついに、カッシェは呪縛を破り、ヴェバールの精神を開放することに成功した。
自由を取り戻したヴェバールは、己を縛ってきた真宰辞書への反撃を開始する。被弾し、機能停止に陥る真宰辞書。
その情報を保全しようとして、真宰辞書は全ての情報を、接続者ブランシー卿の脳へ移そうとする。
脳が焼き切れる寸前の瞬間、膨大な情報を受け入れ、世界の全てを理解するに至ったブランシー卿は
この理解に至れぬものたちをあざ笑いながら絶命する。
時を同じくして「蝕」も力尽き倒れた。彼の正体は、古代帝国の時代から生き続ける召喚術士。
カッシェと同じく、高すぎる共感能力によって、体まで魔物と同化することで現代まで生きてきた異形の男であった。
機能停止した真宰辞書と共に、「蝕」は海中へと消えていく。

事件は解決した。カッシェはナスターシャと共にサザンへ帰還し、コルボはシン・メーンの元で
剣士として修行を積む道を選び、互いに分かれ去っていく。
この後、カッシェはさらなる戦いを重ね、偉大な召喚術士として成長していくが、それはまた後の物語である。

183 :モンスター・コレクション 余禄:2005/04/09(土) 22:29:05 ID:???
あらすじは以上だが、蛇足を承知で、一ファンとして本作の特徴を列記させていただきたい。
まず、RPGにありがちな西欧風ファンタジーに、アジア系のテイストを混ぜている点。
メインキャラクターからして、忍者(『ニンジャ』ではないのだ。この語感が分かっていただけるか)のコルボに
和刀の剣士シン・メーンなどというキャラがいたりするし、カッシェが召喚する天使に仏像のイメージが用いられていたり
デビュー作からインド、中国、アラビア、戦国日本などをモチーフにしてきた作者の蓄積が生かされている。
次に、生理的感覚、特に「痛み」にこだわった描写。特殊な方向性の18禁誌でもないのに
ヒロインが剣で肩を貫かれて激痛のあまり失禁したり、殴られて歯を折られたりする描写があったりする。
ともすれば間接的な戦いに終始しがちな「召喚術」という題材において、あえて「痛み」を重んじる
作風を貫くあたりが作者のこだわりである。
そして、上記のようなテーマを貫きながら、ギャグもかなりの勢いがある。
腹を撃たれて死に掛けているキャラが、ボケをかまされて腹から腸をはみ出させつつずっこけたりするのである。
掲載誌がマイナーであるため知名度が低いが、アクションものが好きならぜひ一読していただきたい作品である。

…また、一見さんには分からないネタなのだが、演劇出身という経歴のせいか、伊藤勢はスター・システムを多用する。
本作に登場するシン・メーンは、リザードマンではあるがその性格や描写は
氏の過去作品「斬魔剣伝」に登場した宮本武蔵のコンバートキャラクタなのである。
(シン・メーンは宮本武蔵の正式な姓と言われる「新免」、アルティエンは武蔵の流派「二天」の中国語読みだ)
その辺よくご存知のライトノベル作家、神坂一氏は、単行本帯の推薦文句に
「シン様、前から(笑)ファンでした」とのメッセージを寄せている。

184 :マロン名無しさん:2005/04/10(日) 01:46:04 ID:???
モンコレの人、乙
余録も面白かった

185 :マロン名無しさん:2005/04/10(日) 02:21:26 ID:???
面白かった。乙。
原作は小説だっけ?

186 :178:2005/04/10(日) 08:44:41 ID:???
皆さんのレスに感謝を。

>185
原作は富士見書房から出ていたトレーディング・カードゲーム。
同じゲームの世界観を共有する形で小説も刊行されている。
本作は、(連載された時点で)最新の時代を舞台にしているため、小説版の登場人物が
「過去の英雄」として登場したりする。
カッシェが最後の戦いでカース・エレメンタルを召喚するのも、彼女が
「聖リコルの伝記」を読んでいたから、というくすぐりが仕掛けられているあたりが心憎い演出。
(リコルは安田均氏の小説における主人公。彼は物語の冒頭で、カース・エレメンタルに記憶を奪われてしまう)

187 :マロン名無しさん:2005/04/10(日) 11:19:59 ID:???
 新免という男は斬魔剣伝のあれがモデルと言うより、伊藤勢が所属している劇団の先輩がモデル。
モデルは「俺は家族にならばどんな迷惑をかけてもいいと思っている」とか素面で言える凄い男らしい。

188 :エルガの妖怪:2005/04/10(日) 11:35:54 ID:???
 ある満月の夜、満月に髑髏の面が浮かび上がった。その際月光を浴びた人間達は魔物と代わり、MS族と生き残った
人間達を襲い始めた。ラクロアの騎士ガンダムは、事態の解決を求めて旅立った。

 闘士ネモ、テレパスに通じた超能力者ボールを連れたガンダムはガンタンクの助言に従い聖魔導師ダンバの
元へ向かった。ダンバのいる絶壁断崖は垂直の切り立った難所。決死のクライミングを続ける騎士ガンダム達は、
その途上でダンバの使いを名乗るサーベルタイガーに襲われる。サーベルタイガーが変身したマンモスの落盤で
ネモは墜落、騎士ガンダムはスピアーを伸ばして救助に向かう。
「手がふさがっては戦えまい」
「俺は決して友は見捨てない」
「いけないある、騎士ガンダム。おらを見捨てて戦うんだ。」
 ネモは髪を切り離して自ら死ぬことを選んだ。友を思いやる心に胸をうたれたダンバは無重力魔法を使いガンダム
達を助ける。マンモスはダンバが変身した姿だったのだ。密かに背後をつけていたエルガの手下を切り払うガンダム
だったが、そこで魔法が切れて地面に落下。少し痛い思いをする。

「すまんすまん。重力魔法は制御が難しくてな。一番得意なのは変身魔法でな」
「特に女の子に変身するなんて大得意なのよね」
 そう言うと、ダンバは脈絡もなく少女に変身した。

「ところで、いつまで少女の姿でいるつもりあるか?」
「それが元に戻る魔法を忘れちゃったのよ〜」

189 :下弦の月リク主:2005/04/10(日) 11:39:39 ID:???
>>61
わかりやすい解説、ありがとうございました。
小説にもなってたなんて知らなかったな。

190 :マロン名無しさん:2005/04/10(日) 12:08:57 ID:???
騎士ガンダムが充実してきてうれしい。
巨人編とか聖騎兵編とか皇なんとか編もよろしく。
できればラクロアの勇者編ももうちょっと詳しいバージョンがほしい。

191 :西の善き魔女(3):2005/04/11(月) 22:24:34 ID:???
ルーンの保護とひきかえに、いつかアデイルとともに王宮にあがることを伯爵と約束したフィリエル。
淑女としてふさわしいマナーやしきたりを学ぶために、トーラス女学校に編入することになったが、アデイルは「危険」「横暴」と大反対。
それもその筈。持ち前の前向きさでトーラスに行ったフィリエルは、初日から学校を牛耳っている生徒会に目をつけられてしまう。
庶民の生まれに違いないのに、高価なレースの下着を持ちこんでいるなんて、学園をさぐるスパイに違いない、というのだ。
さらにフィリエルを敵視する生徒会長のラヴェンナは、下級生のロゼリットをフィリエルの監視役につける。
一途にラヴェンナを慕うロゼリットを、フィリエルは嫌いではなかったのだが、彼女は夏至祭の最中なにものかによって高い櫓から突き落とされ、非業の死を遂げた。

一緒にいたフィリエルに容疑と非難が集中。窮地に陥ったフィリエルの前に現れたのは、二人の編入生。
村で親友だったマリエと、黒髪の少女ルーネット…女装したルーン!
伯爵の城が刺客に襲われ、もはや城も安全ではないと踏んだユーシスによって彼も身を隠すためにここに送り込まれたのだ。
…というのはマリエの説明。
フィリエルはそれが、女学校に行くためにわざと自分の存在を敵にアピールし、危険な目に遭ってみせたルーンの策略のうちだと見抜いていた。
マリエの「手みやげ」はもうひとつ。王宮でも学院でも大人気の、正体不明の謎の小説家「エヴァンジェリン」の直筆新作小説だ。
憧れの「エヴァンジェリン」が、フィリエルにメッセージを寄せたと知って、急に態度を変える学園の生徒達。
「赤毛の騎士と黒髪の異端の少年」の激しく切ないラブストーリーを描いたヘボン作家の正体は実はアデイルなのだ!
エヴァの正体を知る数少ないひとり・ヴィンセントは、アデイルが「愛しい旋風」と呼んだフィリエルこそ、膿んだ学院を一掃する新しい風なのだと期待を寄せる。


192 :西の善き魔女(3):2005/04/11(月) 22:25:21 ID:???
ヴィンセントは、剣の名手・イグレインの指導でフィリエルに剣を慣わせ、一ヶ月後の乙女祭でラヴェンナに挑むようけしかける。
反射神経やバネはズバ抜けた天性のものを持つフィリエルだが、闘争心や勝利への執着心はいまひとつ…。
それは今のフィリエルに欠けているものだが、王宮に入るには必要なものだとルーネット(ルーン)も指摘する。
それはさておき、学院には驚くべき授業もあった。男を色仕掛けの手練手管で惑わし、外交に生かすためのノウハウだ。
講師は「慈愛の聖母」と呼ばれる、人形のようなシスター・レイン。
グラールは星仙女王の国。女性が自らの魅力を武器にするのは当然とヴィンセントは言う。

ルーネットには奇妙な手紙が来ていた。「慎み深いあなたの本当の驚異を知っている」差出人はL(エル)とのみ。
謎のシスター・Lは、ルーネットを生徒会に入るよう誘う。
「秘密をわかちあいましょう。あなたの持っているエフェメリス。そしてあなたの追っているヘルメス・トリスメギストス…」
その夜、ひどくうなされるルーン。
「怖いならずっと手をつないでいてあげる」と無邪気なフィリエルを、警戒心がないと叱って、ルーンは激しいキスをしてしまう。

ルーンが遠くへ行ってしまったようで戸惑うフィリエルだが、彼の体に押された焼き印を偶然見てしまい、激しい怒りにとらわれる。
フィリエルをどす黒い憎悪から遠ざけたいルーンは「関係ない」とつっぱねるが、フィリエルは一歩も退かない。
「それ以上関係ないって言ったらひっぱたくわよ」
「あなたが殺したい人なら私が殺しても不思議はないの」
ルーンを傷つけた者を決して許さない。その日から、フィリエルの剣が変わった。


193 :西の善き魔女(3):2005/04/11(月) 22:26:16 ID:???
生徒会に連れ出されるルーネット。
シスター・レインは尼僧の姿とはかけはなれた妖艶さで彼を誘惑する。
エフェメリスは、現在では星仙女王だけが知る太古の占星術の秘密。
それを持つものは星仙女王と同じ力を手に入れる。
レインはそれを渡せとルーンに迫る。そのかわり「ヘルメス・トリスメギストスの正体を教えてあげる…」
ラヴェンナ達の前で、魅惑の手管を披露するレイン。陥落寸前のルーンの元に、フィリエルが飛び込んでくる。
「ルーネットから離れなさい、そこの色魔みたいな人!!」
レインはフィリエルに自分の正体を問う。フィリエルが直感で答えたのは思いがけぬ正答だった。
「レアンドラ!」
アデイルとは正反対の姉。もう一人の女王候補。
レアンドラはラヴェンナとフィリエルの決闘の結果、ラヴェンナが勝ったらルーネットを生徒会に貰うと宣言する。

流星雨の夜、ルーネットはフィリエルに打ち明ける。
エフェメリスの隠し場所は、フィリエルの母の墓。博士とルーン以外は誰も知らない場所だ。
「いつか行こう。僕が死ぬ前に、必ず…」
ルーネットの言葉にひっかかるものを感じながらも、フィリエルは星空の下、彼とキスを交わす。

祭の日を間近に控えて、フィリエルと生徒会それぞれに脅迫状が届く。フィリエルが挑戦を諦めないなら再びいけにえが出る…。
ロゼリットを殺したのは生徒会ではないとレアンドラ。一体誰が…反生徒会側の人間…まさかヴィンセントが…?
心は千々に乱れながらも、引くに引けないフィリエルは決闘の舞台に立つ。


194 :西の善き魔女(3):2005/04/11(月) 22:29:10 ID:???
補足。

今巻、女装のルーン以外はみんな女性キャラだけです。
ヴィンセント、イグレインも紛らわしい感じだけど女の子。
イグレインはロゼリットとちょっとラブい仲だったけれど、ラヴェンナの魅力に負けた…という過去があったらしい。

あと、フィリエルが平民の娘だとばれたきっかけ(召使いの少女に気さくに声をかけたから)はシザリアという女の子でした。

195 :BLAME!1:2005/04/11(月) 23:03:06 ID:???
>>109の続き

一人探索を続ける霧亥は、自分の名を呼ぶ信号を受信。その発信源を辿ると
破壊された建設者の頭部を発見。それは自我を備えた特殊な建設者だった。
自分を呼んだ理由を知る為、霧亥は建設者とリンクし記憶を垣間見る。

その建設者は放心状態で放浪中のレベル9と遭遇、行動を共にしていた。
そこへ統治局の使者を名乗る女性捜査官がやってくる。霧亥と同種の銃を装備した彼女は
レベル9を探していたのだ。捜査官はレベル9に、その体内に有する球体の重要性を告げる。
そしてレベル9を保護しようとするが、強力な火器で武装した珪素生物が襲撃。
だが捜査官は驚異的な回復力と、銃の力でこれを撃退。
戦闘に巻き込まれ破壊された建設者を残し、捜査官はレベル9を連れ何処かへ旅立つ。

シボの意識と混然となっているレベル9から、霧亥のことを知らされていた建設者は
この出来事を彼に知らせる為、信号を発信していたのだ。二人を追って霧亥は旅立つ。
その途中霧亥は人間の死体と、その意識を保存したメーカー名"モリ"製・緊急保存パックを発見。
成り行き上、それを連れて行く。


196 :BLAME!2:2005/04/11(月) 23:05:16 ID:???
一方、レベル9と捜査官は、組織化された珪素生物軍の攻撃を受ける。
銃の力を無効化する盾を装備した兵士を前に、捜査官は敗北。レベル9は拉致される。
現実世界で死亡した捜査官の意識は電脳世界へ帰還。その正体は統治局の庇護を受けたサナカンだった。
再び現実世界への復帰を望む彼女に、統治局はレベル9が珪素生物の手に落ちたことで
セーフガードがレベル9の破壊へ動き出した事。
それに関連して、サナカンに付加されていた統治局の効力が消え
セーフガードのセーブデータからもサナカンのデータが削除された事。
そして今度現実世界で死亡したら、本当に消滅する事を警告する。
それでも現実世界への復帰し、レベル9を取り戻すことを決意するサナカン。
そしてかつてのセーフガードの姿で実体化し、珪素生物を追う。

その頃霧亥は、モリを介して統治局からメッセージを受信。レベル9の現状と
統治局がレベル9を使って、都市機能を正常化する方法を発見した事を知る。
同時に送られてきた座標を目指し、霧亥は旅立つ。

珪素生物によって拉致されたレベル9は解体され、体内の球体を奪われそうになる。
その球体内では何かが生成されつつあった。そこへサナカンが急襲。
セーフガードの戦闘力を取り戻したサナカンは、珪素生物を圧倒。レベル9を奪還する。
安全な地帯へ辿り着いたサナカンは、レベル9へ囁く。
「シボ・・・・ワタシタチノ コハ ブジヨ」
そこへ上位駆除系セーフガードが出現。サナカンを上回る機能で彼女を押さえつけると
レベル9の球体を奪おうとする。そこへ霧亥が到着。共闘して駆除系を倒すも
レベル9は球体を残し崩壊、サナカンも死亡する。死に際、サナカンは霧亥に告げる。
「キリ・・・イ 球体を・・・守って・・・ 感染しない・・・場所が・・・あ・・・る・・・
 そこ・・・・まで・・・ 持って・・・・いく・・・・・」
一人残された霧亥は、球体を携え旅立つ。


197 :うすべにの嵐・書き手:2005/04/11(月) 23:06:54 ID:???
前スレの漫画で申し訳ありません。
先日、某大手古本屋に行ってパラパラ捲ってみたところ、
恐ろしく沢山の勘違いが見つかったので、修正点を以下に書き出します。
──────────────────────────────
物語冒頭。兄・タカシは既に選抜出場を決めており、甲子園準決勝でサヨナラ負けを喫する。
「まだ夏がある」と泣きながら慰めるのは、弟・キヨシで、この時点でキヨシは野球部復帰を決める。

季節は巡り、夏。甲子園予選大会初戦で、肩を負傷していた兄は大量失点で敗退する。
兄(の高校)が格下相手に負けるワケないと思い、観戦をしていなかったキヨシは、
兄の最後の勇姿を見ることが出来ず、泣いて悔しさを滲ませる。

その後友人に自転車をこがせながら高校に駆けつける→チームメイトの輪→兄の穏やかな笑顔→
父の思い出→母に兄と同じ高校に進学したいと進言→幼馴染に告白 という流れ

以上、表題作『うすべにの嵐(春の選抜)』とその続編『空を仰ぐ花(夏の甲子園)』のあらすじです。


198 :BLAME!3:2005/04/11(月) 23:07:17 ID:???
都市世界とは別の荒涼とした世界------そこは肉体の無い人格が
一時的に収納される領域------。そこを彷徨う一人の少女。それはモリに収納されていた
意識だった。統治局によってこの領域へ保護された彼女は、そこの管理者へ霧亥との
旅の記憶を話す。霧亥の手にした球体内には、二人の女性の遺伝子から作られた胚が保存。
"感染"の恐れがない安全な場所で、自動的に成長が始まるようになっていた。
その場所は都市の果ての最後の超構造体を越えた先で、そこを目指す霧亥の旅は
更に困難で長いものになるだろう。と、統治局は少女に語っていたのだ。
それを知りつつも少女達には、ただその旅の成就を待つしかなかった-------

都市の果てを目指し旅を続ける霧亥。上位階層へ進むにつれ
激化するセーフガードの攻撃。満身総痍になりながらも進み続ける霧亥だったが
遂に力尽き倒れる。その身体を何処からか流れ込んだ大量の水が押し流す。
何処かへ流される霧亥。流れ着いたそこは、都市には無いはずの"空"が水面上に望む
"海"-----そして霧亥の身体から離れ発動する球体----------

場面は変わり、再び銃を手に戦う霧亥。その背後には防護服に身を包んだ子供の姿が---

BLAME! END


以上で「BLAME!」全十巻終了です。長々と失礼しました。
この作品は読み手の想像に委ねる描写が多く、文章化に際しては
私見や2chの過去スレ内での見解、作者・弐瓶氏の画集内での設定集を参考にしました。
不備や矛盾点を気付かれた方は、修正をお願いします。


199 :うすべにの嵐・書き手:2005/04/11(月) 23:11:58 ID:???
BLAME!乙でした。
最後の最後で投下をジャマしてしまって申し訳ないです。

200 :マロン名無しさん:2005/04/11(月) 23:25:37 ID:???
オススメボーイフレンドとケチャップマヨネーズをお願いした者ですが、
あれから読む機会があったのでリクエストを取り下げます。

201 :マロン名無しさん:2005/04/12(火) 01:38:26 ID:???
BLAMEおわったか。暇だしNOiSEでも書こうかな。
でもなんかこうして見るとめんどくさそうだっ
やめとこう

書いてる人たちは1レス分書くのにどのくらい時間かけてるものなのかな

202 :マロン名無しさん:2005/04/12(火) 02:08:58 ID:???
>>201
以前「午後3時の魔法」担当した者だ。
単行本全4巻+単行本未収録の特別編(まだ残ってる)を何回も読み直し、
どんな構成でどこまで書くか決めるのに何日もかかった。
(その割には何だかなぁ・・・・・・ってな出来だったが)
この作品を担当する上では、コマの中に小さく書き込まれた文字を虫眼鏡で
念入りに確認する作業が特に重要だった。
(例えば、ある人物が手にしている書類の表紙の部分に小さく書き込まれた
言葉から状況を読み取ったり、ある人物の家の表札に書き込まれた苗字から
各話に登場する人物の関係を整理するなど)

203 :マロン名無しさん:2005/04/12(火) 07:06:51 ID:???
>>201
書くペースとか取捨選択とか処理能力とか個人差があるから、
その質問は千差万別の答えがあると思うけどね…

ただ>>202さんみたいに書く人もいれば、うろ覚えだけどって書く人もいるからさ…
まぁなにが言いたいかというとあなたにちょっとでも書く気があるなら書いて欲しいなってことだよ

204 :マロン名無しさん:2005/04/12(火) 23:13:25 ID:oKQkWRiU
なるしまゆり「鉄壱智」をお願いします。

205 :”管理”人様:2005/04/13(水) 00:40:48 ID:???
以前、「ハイティーン・ブギ」をリクエストしたんですが
幸運にも友人宅で発掘できたので未解決から外してください。

206 : ◆ncXKkmcQGA :2005/04/15(金) 21:20:22 ID:???
まとめサイトつながらないわけだが…。
ftpでもつながんないしアカ消されたのかしら、と思ったら

ttp://www.aaacafe.ne.jp/bbs/server.html

>2005年4月15日

>f30サーバダウンについて

>15日午後2時半ごろにf30サーバのダウンを検知いたしました。
>復旧を試みましたが、ハードディスクの障害の可能性が高く、
>現在、データ吸出し作業を行っております。
>該当サーバの皆様にはご迷惑をおかけしますが、
>作業終了までお待ちくださいますよう、お願い申し上げます。

だそうで。よかった。ってロールバックするのかなぁ。
ま、足りないの足すだけだから問題ないけど。

207 :前スレ657:2005/04/16(土) 04:24:17 ID:???
>Zマン
ひょえー、そうなのかー、調べてみる、ありがとん


208 :マロン名無しさん:2005/04/16(土) 06:59:53 ID:???
>>206
おつかれさまです。

209 :マロン名無しさん:2005/04/16(土) 12:46:50 ID:???
LUNAR 幼年期の終わり
LUNAR ヴェーン飛行船物語
LUNAR2 EternalBlue
魔法学園 LUNAR!
どなたかお願いします

210 :マロン名無しさん:2005/04/17(日) 21:16:25 ID:DhgqboUw
船戸明里の『Honey Rose』 『Under The Rose』をお願いします。
特にハニーローズのほう、単行本にならないようなので気になっています。

211 :マロン名無しさん:2005/04/17(日) 22:08:51 ID:???
ハッピーまりちゃん、大まかでもいいのでお願いします。

212 :マロン名無しさん:2005/04/18(月) 01:40:42 ID:???
『魔女っ娘つくねちゃん』『撲殺天使ドクロちゃん』教えてください。

213 :Under The Rose:2005/04/18(月) 11:57:08 ID:???
19世紀英国。ライナス・キングにとって、キング家での生活は心休まるものではなかった。
母であるグレース・キングは男遊びに余念がなく、年に30日も帰ってこない。
自分は不義の子、妾の子と罵られる毎日。自分に近づいてくる大人は皆グレースと親しくなりたいだけだ。
祖父はそんなグレースを背徳者として誹り、侯爵家であるキング家が没落していくことに心を痛め、毎日怒鳴り散らすことしかできなくなった。
あれだけ、大きかった屋敷も、あれだけ大勢いた召使いもすべてなくなり、今では小さな家に、三人の召使いしかない。
それがライナス・キングの世界だった。だからライナスにとって、家族と呼べるのは弟のロレンスだけだ。

そんなある日、グレースが愛人のロウランド伯爵宅で謎の死を遂げた。
ロウランド伯爵は自らがライナスとロレンスの父親だと名乗り出て、これを機に2人を引き取ると申し出る。
ライナスは思う。この男が父親な訳がない。しかし、グレースが死んだのは何故だ――?

こうして、真相を究明しようとするライナスの孤独な闘いが始まった。

214 :Under The Rose:2005/04/18(月) 11:59:27 ID:???
【ロウランド家紹介】
◆ アーサー・ロウランド伯爵
ロウランド家の当主。医者。とても温和で人当たりのいい家族思いの父親だが
正妻のほか愛人を2人も囲っており、その真意は…?
ライナスとロレンスを実子として伯爵家に引き取る。

◆ アンナ・ロウランド
ロウランド伯爵の正妻。寡黙であまり感情を表に出さず、病弱なため常に床に伏せっている。
表向きは夫が愛人を囲うのを容認しているようだが、果たして…?

◆ グレース・キング
没落侯爵家キング家の一人娘。ロウランド伯爵の愛人。良く言えば自由奔放、悪く言えば
男性関係にだらしなく、あちこちに恋人を作った気の多い女性だった。
詩の才能に長け、天真爛漫な性格からロウランド家の人々には好かれていたようだが
ある日伯爵家の屋上から落ちて変死を遂げる。

◆ マーガレット・スタンリー
ロウランド伯爵の愛人。町はずれで医者をしている女性。
とても朗らかでいつもニコニコしている。グレースとも仲が良く、よく2人で談笑していたようだが…?

◆ モルゴース・ロウランド
ロウランド伯爵の姉。実質的には伯爵家の支配者。
弟である伯爵を溺愛しており、それ故伯爵家の名を汚したグレースを毛嫌いしている。

215 :Under The Rose:2005/04/18(月) 12:02:16 ID:???
◆ アルバート・ロウランド
ロウランド家の長男。18歳。アンナの実子。誰に似たのか女癖が悪く、伯爵家のメイドに手をつけることが多い。
お調子者のようでなかなか食えない人物。

◆ ウィリアム・ロウランド
次男。15歳。アンナの実子。容貌は一番ロウランド伯爵に似ている。
性格は母親に似て、いつも寡黙で無表情。そのせいか常にアンナの傍にいて甲斐甲斐しく世話をしている。

◆ グレゴリー・ロウランド
三男。13歳。アンナの実子。庶子であるライナス達をあまり快く思っていない。

◆ アイザック・ロウランド
四男。12歳。アンナの実子。兄グレゴリーと同じく庶子であるライナス達への対応に戸惑う。

◆ ライナス・キング
主人公。五男。11歳。グレースの実子。グレースの男性関係がだらしないため、実の父親は不明。
ただ、ライナスが産まれた時期にグレースがロウランド家に入り浸っていたため、ロウランド伯爵が実の父親だとされる。
ただし、ライナス自身は伯爵を父親だと思っておらず、弟のロレンスだけを唯一の家族だと思っている。
あちこちに恋人を作り、家に全く寄りつかなかったグレースに対し激しい愛憎を持つ。
伯爵家で変死を遂げたグレースの死の謎を解くため伯爵家に潜入する。

◆ ヴィンセント・スタンリー
六男。10歳。マーガレットの実子。伯爵家ではなくマーガレットが医者をやっている町はずれの家に住む。
母に似て温和で優しい少年。

◆ ロレンス・キング
七男。8歳。グレースの実子。母親に似て天真爛漫な少年。
実の兄であるライナスに絶大な信頼を寄せており、彼の言葉には無条件に従う。

◆ ディック・スタンリー
八男。7歳。マーガレットの実子。とても内気な少年。
兄であるヴィンセントと一緒で、伯爵家ではなく町はずれの家に母親と住んでいる。

216 :Under The Rose:2005/04/18(月) 12:05:09 ID:???
ロウランドに着いたライナスとロレンスを待っていたのは、一人の男、アーサー・ロウランド伯爵。
とても気さくで、人当たりのいい男。しかし、たまに2人を静かな瞳で観察しているのは何故だろうか。ライナスは気になる。
伯爵の薦めでお芝居を観る三人。演目はシェイクスピアの「冬の物語」。
舞台の上では王が妻の不貞を疑い、我が子に俺の子かと尋ね、妻を投獄し、禍いあれと叫んでいる。
ライナスは思う。この男は何を知っている?何故、こんなものを俺に見せる?

馬車に揺られ、伯爵家に着くと大勢の召使いと、三男グレゴリーと四男アイザックが待っていた。
ロウランド伯爵を初め、みんなは二人を歓迎する。だけどライナスは腑に落ちない。母さんはここで死んだ。

「昨日今日初めて会った男を何故父と呼べよう?誰の血を継いだか母も知らぬ子を急に受け入れる気になったのは何故だ。
11年間無関心でいて親子の情など口にするなよ?負い目か?罪悪感か!?何の罪だ?グレース・キングを死なせた罪か?」
追求に対し、グレースの死は事故だったと沈痛に語る伯爵。
しかしライナスは「それなら、これも事故だ」とアイザックの愛馬を撃ち殺す。
呆然とする伯爵。泣き崩れるアイザック。グレゴリーは怒りに震えながらライナスに詰問する。

「俺達が心からお前らを歓迎すると思ったか!?ロウランドを望まないのなら
何故ここへ来た?俺は貴様を侮蔑するぞ、ライナス・キング!」

217 :Under The Rose:2005/04/18(月) 12:07:53 ID:???
早速伯爵家の調査を始めるライナスは、空き部屋でメイドと寝ていた長男アルバートと出くわす。
自分に明るく接してくるアルバートは不愉快だ。
そのアルバートの案内で次男ウィリアムと正妻アンナにも出会う。笑わないアンナ。笑わないウィリアム。
陰気な女だ、だからこそロウランド伯爵はグレースを愛人にしたのだろうか。

その後、朝食の場にて、自分たち以外にスタンリーという愛人が産んだ庶子がいることを知る。
しかも、ライナスが五男、ロレンスが七男に対し、その庶子は六男、八男であるという。
つまり、グレースがスタンリーという女性と天秤にかけられて、負けたことを意味している。
そのことに興味を覚えたライナスは、ロウランド伯爵とともにマーガレット・スタンリーとその子供達が住む町はずれの家を訪れることに。

マーガレット・スタンリーは平凡な女だった。とてもよく笑う。笑わないアンナとは対照的だ。
でも、こんな女にグレースが負けたことが信じられない。
町はずれのこの家では、マーガレットと、その子供のヴィンセント、ディックの3人が暮らしているようだ。
子供を侯爵家に引き取らないのは何故だろう。

伯爵は庶子であるヴィンセント達にもまるで変わりなく、優しく父親として接している。マーガレットが笑っている。子供達も幸せそうだ。
心が落ち着かないのは何故か。
マーガレットも、その子供達も、グレースのことが好きだったと言う。ライナスはふと母の部屋が見たくなる。

218 :Under The Rose:2005/04/18(月) 12:17:28 ID:???
侯爵家に戻ると、待っていたのは一人の女性。モルゴース・ロウランド。ロウランド伯爵の実の姉。
ライナスとロレンスを引き取ることに反対しているようだ。特にライナスは赤毛だ。
ロウランド家にも、キング家にも赤毛はいなかった筈である。それはつまり――。
「不思議だこと。誰に似たのかしら?」

このままでは、伯爵家を追い出されるのも時間の問題だ。まだグレースの死の謎を解いていない。
日記、グレースの日記はどこだろう?
グレースの部屋は死の匂いがなかった。わずかに香るは花の香り。部屋は最近新調されたようだ。
何の為に?何を隠した?日記はどこだ。
部屋を探せど日記は見つからない。見つかったのは一冊の本。グレースが書いた最後の本。
伯爵はそれを見て嬉しそうに、懐かしそうに微笑む。
それを見て何故か心が冷える。だから本を暖炉にくべる。伯爵が驚いて手を伸ばす。
ライナスは言う。「もう、要らないだろ?」

母の死の原因を探らなければならない。ライナスはメイドを脅して、グレースが死んだ屋上へ向かう。
――いつも試作に詰まると誰にも告げずに独りでふらりとおでかけになりました。
推測で話すのは屋上へ行くキング様の姿を誰も見ていないからです。
この屋上の真下で血の海の中に倒れているのを庭師が見つけたとか――。

「ではこういう事か。グレース・キングは試作にふけるべく、あえて手すりを乗り越えて
この狭い縁に立ち偶然!足を踏み外して落ちてしまったと?」
事故だって?

219 :Under The Rose:2005/04/18(月) 12:20:30 ID:???
――ごらん、グレースは誰よりも美しい――とても美しい――本当に素晴らしい――素晴らしい人だよ――。
ライナスの脳裏に浮かぶのは、グレースに近づこうとした男達の顔。
伯爵は本当に自分たちを実の子供だと思っているのだろうか?本気で。

母の死の謎を解かなければならない。メイド達にグレースの事を聞いて回るが、成果はあまり芳しくない。
ライナスの世話をしているメイドは言う。グレースは誰にも愛される人だった、事故だった、と。
よく見るとこの女には見覚えがある。長男アルバートが空き部屋で抱いていた女だ。
自分の世話を焼きたがるのは何故だろう。

グレースは南館屋上から落ちた。正妻の部屋は南館の角。正妻アンナに会いに行こう。
「私は夫にもその女性関係にも興味はありません。」笑わない女、アンナが言う。
傍にはいつものように笑わない次男、ウィリアムが。
でも、本当に無関心なら父親に一番よく似たウィリアムを傍に置きたがるだろうか。

三男グレゴリーや、四男アイザックはライナスに冷たく接する。当然だ、他人なんだから。
自分の味方は弟のロレンスだけだ。そのロレンスが誰かと話をしている。
お菓子を貰って上機嫌だ。話の内容はグレースの交友関係について。
誰がよくグレースを訪ねていたのか。誰がグレースと親しかったのか。それは赤い毛の――。
ロレンスの話し相手はモルゴース・ロウランドだ。止めなければ。2人の間に割って入り、ロレンスを連れ出す。
ロレンスには何がよくていけないのか判断できない。俺の行動はすべて筒抜けになってしまう。連れて歩くわけにはいかない。
「いいか、自分の部屋にいろ。だまってろ。ついてくるな」
ロレンスの泣き声が聞こえて、そのまま遠ざかる。

220 :Under The Rose:2005/04/18(月) 12:23:13 ID:???
厨房に行くと、四男アイザックがコック達に料理を習っていた。
コック達がグレースを「先生」と呼ぶが、グレースが先生?グレースが教えられるのは色事ぐらいだろ?
そのことでアイザックと喧嘩に。アイザックは言う。
何でなにも知らないんだ、あんなにいい人だったのに、あんなに子供の事を思っていたのに!

ライナスにとって、そんなものは嘘だ。家に寄りつかないグレース。男狂いのグレース。
激情して、銃を抜く。そこに現れたのは長男アルバートと、次男ウィリアム。
ライナスを押さえつけ、「自由」を賭けてカードで勝負しようという。この家には味方は一人もいない。
「座れよライナス君、お兄ちゃんと遊ぼうぜ」
騒ぎを聞きつけ、ロウランド伯爵が来た頃には勝負はついていた。ライナスの負けだった。
しかも、グレース仕込みのイカサマで負けた。

割れた皿で腕を切ったので伯爵がライナスの手当をする。痛み止めとして阿片チンキを飲もうとするライナス。
しかし、それを見て伯爵は蒼白になり、必死に止める。
阿片チンキなんて痛み止めとして誰でも飲むのに、この反応は何だろうか。

221 :Under The Rose:2005/04/18(月) 12:25:02 ID:???
再びグレースについて、使用人達に聞き込むことに。何故かあのメイドも世話を焼きながらついてくる。
アルバートの女だ。使用人が恋人気取りかよ。
泣き真似、おためごかし、嘘を重ねて、使用人達からグレースの事を聞き出す。
そのたびにメイドがお姉さん面して叱ってくるが気にしない。
曰く、グレースは陰気で、良く酒を飲み、情緒不安定だった、と。
とてもグレースとは思えない悪評。この評判の違いは何だろうか。

グレースが落ちた場所に行ってみる。そこから館を見上げれば、丁度正妻アンナの部屋の窓が見える。
正妻アンナに会ってみよう。
「あんた、グレースを屋上から突き落とした?」
単刀直入に、詰問する。それを聞いて過剰に取り乱すアンナ。我を忘れて次男のウィリアムを呼ぶ。
その憔悴しきった瞳に映っているのは、映っているのは――。

虚ろな瞳で落ちていくグレースの姿――?

途端に血を吐き、崩れ落ちるアンナ。ウィリアムが静かに現れて、アンナを優しく介抱する。
「母は正気を保つのに精一杯だ。君の瞳の色はグレース・キングそのもの」
なぜ、ウィリアムはアンナの傍にいつもいるのか。アンナが必要としているのは夫の代わりなのに。
「自分だけこの世の全ての理を知り尽くしていると考えるのは、愚かな事だよ。ライナス・キング」
そう語るウィリアムの瞳は深くて、何も読み取れない。

222 :Under The Rose:2005/04/18(月) 12:32:45 ID:???
ロレンスは持ち前の無邪気さで、ロウランド一家と打ち解け始めていた。
他の兄弟達と遊ぶ姿は家族そのもの。ライナスはそれを静かに見つめる。
ライナスにできるのは母の死の真相を探ること。今日も調査に乗り出すが、やはりあのメイドがついてくる。
「子供のくせに大人のふりしちゃって!知ってます?大人になりたがるのは子供だけなんですよ」
何となく憎めないこのメイドに、次第に強く言えなくなるライナス。二人で庭を歩いていると、アルバートを見かける。
それを見て固まるメイド。アルバートは他のメイドとキスをしていた。
貴族ってみんなそう、使用人は家具と同じ、好きなように買い換えるの――。
良くあることだ。そう思うライナスだけど、それでも涙を流すメイドの手を握る。
声が掠れてしまうのは何故だろうか。

そして、一人の客人がロウランド家を訪れる。それは赤毛の詩人、ジャック・クリストフ・ベインズ。
母の友人。母の信奉者。そして――。
招いたのはモルゴースだ。ベインズに余計なことを喋られるのはまずい。
無邪気な子供の振りをして、ベインズに釘を刺すライナス。
ベインズはライナスに一つの手紙を渡す。それはグレースからの手紙。差し出し日は、死ぬ2週間前。
手紙の内容は、近況、健康であること、新しく書く本についての相談、ベインズとの再会の約束!
やっぱり、グレースは殺されたんだ!

ベインズは言う。がんじがらめのキング家にいるよりは、ロウランドは彼女にとって「楽園」だった筈だ、と。
ベインズと共に再びグレースの部屋を探るライナス。
ベッドの下からアブサン(リキュールの一種)の瓶を見つける。ラベルには赤黒い染みが。まさか…血?
ベインズは淡々と語る。彼が手に持っているのは香炉だ。半年前にグレースから譲り受けた物。
二度と使わないという誓いと共に。彼女は、重度の阿片中毒者だった。この阿片香炉は彼女の形見だ――と。

あのグレースが!?酒に溺れる理由がどこにある?自制できなくなるほど阿片に依存するなど考えられない!
奔放で自由で誰にも支配されないグレース・キング。

223 :Under The Rose:2005/04/18(月) 12:36:25 ID:???
晩餐会に呼ばれるライナス。他には伯爵、ベインズ、モルゴース婦人などが。
ライナスの父親について遠回しに聞いてくるモルゴース。
赤毛のベインズ、赤毛のライナス。グレースがご執心だったのは誰ですか?
知るか、グレースに聞け。

話題は次第にグレースの事へ。ベインズと一緒に懐かしい昔話に花を咲かせるロウランド伯爵。
しかし、急に伯爵の目から涙が。思い出と共に。グレースは死んで。そのまま泣き崩れる伯爵。
アルバートは言う。グレースが死んでから初めて泣いたのだと。
留守中に死んだため、グレースの死が信じ切れずに、彼女が死んだことを時々忘れてしまう、と。
ライナスは思う。演技にしてはたいしたものだ、と。

ベインズ氏は翌日、モルゴース婦人と共にロンドンへ帰っていった。

224 :Under The Rose:2005/04/18(月) 12:42:17 ID:???
グレースが週の半分はマーガレットの家に遊びに行っていたことを聞いたライナスは、再びマーガレットの家を訪れる事に。
六男ヴィンセントから、グレースがお気に入りだった秘密の場所、高い木の上の秘密基地を教えてもらう。
そこにはグレースの遺品がたくさん。前まではここに日記があった筈。しかし、日記はどこにもなかった。
ニコニコ微笑みながらケーキを切り分けるマーガレット。荒れた手だ。アンナとは違う。グレースとも。
貴族じゃない母親の手は…。

マーガレットは医者だ。阿片とアルコールを同時に摂取するとどうなるのか、聞いてみる。
「中毒で弱り切った人間なら殺される時でも抵抗しないのかな」
マーガレットは語る。グレースがお酒に溺れ、阿片に蝕まれていたことは知っていた。
だけど、半年前に阿片香炉をベインズに送り、阿片を止める誓いを一緒に立てた。
だからもう阿片は無い筈だ。

ライナスには信じられない。誰かが阿片を持ち込んだ筈だ。

225 :Under The Rose:2005/04/18(月) 12:44:47 ID:???
マーガレットはさらに語る。グレースとは本当に友達だったと。
アーサーは幼い頃両親を亡くしたせいで、家族の愛に飢えている。
だから家族を多く作って隙間を埋めている。寂しさを紛らわしている。そんな彼を慰めたのがグレース。
アンナは5番目の子供を死産している。夫の期待に応えられずに、落ち込んでいた彼女を励ましたのもグレース。
私たちはみんなグレースに助けられた。だけど、そんな彼女が一番悲しさを隠していた。
酒や阿片に溺れてまで、自分をごまかして。彼女が一番望んでいたものはもう永遠に分からない。

胸のムカつきをライナスは覚える。何故だかイライラする。

グレースは何度も禁断症状に苦しんだ。阿片を止めたあとも、同じ場所で香炉が焚かれる悪夢にうなされていた。
マーガレットはそれを禁断症状が産んだ幻覚だと言うけれど
香炉が幻覚でなかったら?誰かが再び香炉を持ち込んだとしたら?
みんなグレースのことを心配していたと言う。ロウランド一家に大勢の召使い達。
当時のメイド達はほとんど辞めてしまったけど、まだあの家に残っている侍女もいるという。
そのメイドは――。
巻き毛で、お姉さんぶって、いつも自分の世話を焼き、アルバートの女で――。

ライナスはすぐに屋敷に引き返し、メイドの部屋を漁る。
鞄の中から出てきたのはメイドが3年では稼げないほどの金貨に
グレースが持っていたものとそっくりの阿片香炉。

226 :Under The Rose:2005/04/18(月) 12:48:01 ID:???
伯爵と、アルバートとライナスは、メイドの釈明を静かに聞く。
いつも陽気で明るいグレースが、禁断症状で陰鬱になり、喚き散らす姿は見てられなかった。
だから、グレースが望むままにお金でお酒を買って渡し、グレースが望むままに阿片香炉を焚いたのだと。
ライナスは詰問する。

「お前がグレースを殺したんだ」
「違います!キング様が好きだったからです、憧れていたからです。あんな姿見たくなかったのに!」
「殺意を好意でごまかすな!人殺しに変わりはねえよ!」

夢うつつで屋敷を徘徊するグレース。中毒症状だけじゃない。
グレースは心を病んでいた。誰にも癒せないほど深く。でも、それは――。
「きっと罰が当たったんです。ロウランドを貶めた罰です。グレース・キングが居なければ…。
旦那様は他の女と関係を持たずに…。そしたら、アルバートも誠実だったかもしれない」

ロウランド伯爵はそれでも、激昂せず、静かに、悲しそうに語る。
確かにグレースは恋の自由を教えてくれた。だけどそれは、時間の問題だった、と。
なぜならアンナは結婚する前から私を愛してはいなかったから。

他の屋敷への紹介状を書き、彼女のことを許すという。グレースを殺したのも同然なのになぜ?ライナスは問いつめる。
彼女を罰したらグレースは帰ってくるのかね?
彼女はきっとライナスに暴いてほしくて、君の相手をしていたんだ。だからこそ私は彼女を赦そう。

弟達のため、この事は黙っていようとアルバートは言う。
グレースは弟たちの家庭教師もやっていた。そのため弟たちには好かれていた。
だから、敢えて知らせる事もない、と。

皆嘘ばかりだ。虚像の上の脆い平穏。
「私が憎いですか?この世で一番自分が汚いと慢心するから騙されるんですよ」
自虐的にそう言ったあと、メイドはロウランド家を去った。

227 :Under The Rose:2005/04/18(月) 12:51:06 ID:???
早朝、荒れてふて寝していたライナスのもとにアルバートとウィリアムがやって来る。
訝しむライナスを連れて森の中へ。そこに一台の馬車が。乗っているのはあのメイド。
アルバートは微笑みながらライナスに銃を握らす。
「女だとか無学だからと侮るな。失うものが無い奴ほど信用するな。
一度でも罪を犯す容易さを知った人間は何だってやるぞ。何度でも、どんな事でもだ。
ロウランドを貶めるためなら悪魔にだって魂を売る!!」

迷う理由があるか?そうだろ?アルバートは静かに語りかける。
お前の望みが叶うんだ。お前が求めたグレースの死の答えだ!
何故か逆らうことができない。ああ…そうだった…。
「撃て」そうだ。「グレースの仇を撃て」そうだ憎め。「お前の母親を殺した女を撃て」憎め。
引き金に指をかけて――。

脳裏によぎったのは、日だまりの中楽しそうに笑っているあのメイドの姿。

ライナスは結局撃たなかった。
ウィリアムが異変に気づき馬車に近づく。御者は後ろから殴られて昏倒しているようだ。
逃げたのだろうか。手分けして探すことに。
ウィリアムが何かに誘われるように森の中に入っていく。何か目に見えないものが見えているようだ。
ライナスもついていく。そこにいたのは――。

こめかみを撃ち抜かれて死んでいるメイドの姿。
そこにアルバートもやって来る。感慨もなく呟く。「何だ、手間が省けたな」
殺したのは誰だ――。あれがロウランドに楯突いた人間の末路。
銃創はこめかみにひとつ。死体は午後の内に速やかに始末された。
物取りだとか、自殺だとか、誰もが穏便に事を済ませたがった。
アーサー・ロウランドの耳に入る事は無く…何もなかったかのように…。

結局、ライナスはあのメイドの名前すら知らなかった。

228 :Under The Rose:2005/04/18(月) 12:54:26 ID:???
ロレンスはすっかり家族の一員として、伯爵や兄弟達と笑いあっている。
その光景がやけに眩しい。何で笑っているんだ?
伯母上が戻る前にけりをつけなければ。そうだ。本当は何も解決していない。俺は。なにも。なにもかも消えてなくなってしまえ。
ロウランドの敷地は広い。埋める場所には困らない。手始めに弟を。伯爵は背中から心臓を。誰に見られても撃てばいい。
屋敷の奴ら皆撃って、撃って――。

ははははははは!!

だめだ、そんなに弾がない。
グレースは死んだ。中毒患者は皆屋上へ上がるのか?
誰かが導いたんだ。あんたは殺されたんだから。そうだろグレース。

自暴自棄になりかけているライナスの元にウィリアムがやってきて告げる。
グレース・キングのお気に入りだったあの木。あの秘密の場所。彼女が来る前はウィリアムの場所だった。
「日記だよ、グレース・キングの」
中を…。
「読んだよ。君を迎える前に渡した」
誰に。ウィリアムが扉を開ける。部屋の中には伯爵が。手には日記を――。

229 :Under The Rose:2005/04/18(月) 12:57:15 ID:???
父親の名前。グレースの死ぬ前の記録。
グレースを屋上へ導いたのは。グレースの背中を押したのは…。

伯爵は目尻に涙を浮かべながら、それでも淡々と無表情で語る。
日記の最後の日付は天に召される四日前。その翌日、この手紙が一つだけ届いた。
ライナスの顔色が変わる。
朝食の席に現れず、部屋にこもり、浴びるほどアブサンを飲み、阿片を吸った。手紙の内容は…。
「差出人の君が一番よく知っているね?」

――あんたなんか要らない。愛してない――そう書かれた手紙。

「もう、要らないね?」
そう言って日記を暖炉にくべる伯爵の顔にはわずかな微笑みが。
伯爵は語る。グレースの拒絶された絶望を、孤独を、私は理解できる。
「違う、愛なんてなかった、違う、グレースは傷ついたりしない、違う!」
ライナスは拳銃を抜き、伯爵に向ける。
「グレースはロウランドの家に殺されたんだ。体裁を守るために見過ごされたのだ。
あんたのせいで死んだ。何もかもあんたのせいだ!」

ライナスは銃を向けたまま自分の心情を吐露する。
ロウランド家は狂人の巣窟だ。産まれてから一度も幸せだったことなどない。
阿婆擦れの子、不義の子、妾の子と罵られ、毎朝目が覚める度に絶望する!
こんな人生なら死んだ方がましだ!
俺は、こんな人生なら生まれたくなかった!

230 :Under The Rose:2005/04/18(月) 12:59:45 ID:???
それを聞いて自失する伯爵。頭を抱えながら呟く。
「生きて…いたくないと?」
父親として君の生は私が望んだものだ。それが君の苦痛であるというなら、それなら――。
伯爵は戸棚から幾つかの瓶を取り出し、注射器に入れていく。顔には微笑みが。
どれも一瞬で永遠の眠りにつく薬だと言う。
どの瓶がいいかね、では青い瓶にしようか、海の色だよ、綺麗だろう?

グレース、グレースに俺は必要ない。俺にグレースは必要ない。
グレースは自殺なんかしない。俺の言葉なんか気にかけるはずもない。
グレースを追いつめたのが俺だと言うのなら。それが本当なら。
グレースを愛したというこの男が俺を許せるはずがない。受け入れるはずがない。
空洞の胸に掛札は存在しない。カードは引かない。賭は成立しない。
俺が憎まれてもグレースの死因とは関係ない。アーサー・ロウランドが俺を愛せるはずがない。
憎め。罵れ。恨め。俺を哀れむな。気づかせるな。なにもかもが嘘だ。嘘だ。嘘をついているのは。

「大丈夫だよ、もう。もう苦しまなくてもいいんだ。痛みも無く、恐怖も無い。さあ、ライナス」

伯爵が微笑みながら近づき。手には注射器。手には拳銃。腕を掴まれ。そして――。

一発の銃声。

231 :Under The Rose:2005/04/18(月) 13:04:20 ID:???
隣の部屋にいたウィリアムが、銃声を聞きつけ部屋に入ってくる。
拳銃を持ったまま、茫然自失のライナス。腹から血を流し、倒れ込んでいる伯爵。
ウィリアムは冷静に伯爵の手当をしながら、ライナスに語る。

君は何故グレース・キングが死んで他殺だと信じた?
死因には「事故」「病死」「他殺」もうひとつ「自殺」がある。
君は初めから「自殺」を念頭におかなかった。君は無意識に否定していた。
思い当たる理由を無視した。君は初めから答えを知っていた。
だから、否定するための答えをロウランドに探しに来たんだ。
私だけがグレース・キングの最後に立ち会った。彼女は最後に君の名を呼んだ。
容易く贖えないことでも父は君を責めない。その意味を一生かかっても自分で理解しなさい。

ウィリアムやアルバートが医者を呼んでいるのを横目に、ライナスはふと廊下を見る。
そこには一冊の絵本が。ロレンスがいつも持ち歩いている絵本。
まさかロレンスは今の話を聞いたのだろうか。ロレンスは――?

外は嵐がやって来ていた。雨の中、他の兄弟達とロレンスを必死に捜すライナス。だけど見つからない。
心当たりは。母親の思い出の場所、グレース・キングの木。
舞台の上では、不義の子マクシミリアは死んだ。
ロレンスだけは穢れてはいけない。

232 :Under The Rose:2005/04/18(月) 13:06:41 ID:???
グレース・キングの木につくと、木のてっぺんによじ登っているロレンスの姿が。
降りてくるよう叫ぶライナスと兄弟達。
ロレンスは泣きながら天に向かって叫ぶ。
「かみさまあ、お母さんを返して!兄ちゃんは間違えただけなんです。
だからお母さんを返して下さい!お願いだから!!かみさま!!」

次の瞬間、木に雷が落ちる。吹き飛ばされるロレンス。アルバートがどうにか受け止めるが、意識がない。
急いで屋敷に連れ帰り、知らせを聞いて駆けつけたマーガレットと共にロレンスの手当をする伯爵。
ライナスに撃たれたはずなのに、気丈に笑っている。ベッドでうなされているロレンス。
ライナスは、弟なんか欲しくなかった、邪魔だったんだ、と泣きそうな顔で呟く。
そばにいたマーガレットが手を上げて――。
「失ったらもう戻らない!会えないんだよ!」
ライナスをぶったのは伯爵だった。ライナスに撃たれた傷口を押さえながら、微笑む。
君は私を撃った。君は本当は生きていたいんだ、そう思っていいんだね?
「良かった」

何故、自分じゃないんだろう。弟は全ての苦しみから無縁のはずだったのに。
神様。連れて行くのなら俺の魂にしてください。
俺なら誰にも愛されていないから誰も悲しまずにすみます。
弟は俺と違って誰も傷つけていないし誰も憎んでもいません。
俺は地獄の業火に焼かれてもいい。赦されなくともいい。
だから弟を連れて行かないでください。たったひとりの俺の弟なんです。
神様。お願いです。

233 :Under The Rose:2005/04/18(月) 13:08:34 ID:???
そして夜が明けて――。

意識を取り戻したロレンス。無邪気に笑ってライナスに聞く。
「おかあさん帰ってきたでしょ?僕おかあさんの手ぎゅってしたよ」
首を振るライナス。
「…お祈りが足らなかった?」
再度首を振るライナス。
「俺が代わりに祈ってやる。お前の分もだ。だからもうあんな無茶はするな」

しでかした事には罰を受けなければならない。
知らせを聞いて駆けつけたモルゴースは、ライナスを見かけた瞬間、泣きながら殴りつける。
抵抗しないライナス。それを庇うようにライナスを抱きしめる伯爵。その顔は父親のそれだ。
「貴方の子供じゃないのに!」
「私の子です」
「では証拠を」
そう言ってモルゴースが連れてきたのはキング家のメイド。グレースの侍女だった少女。
茶番は終わりだ。どんなにしらを切ろうと。

「ではこの子の本当の父親の名前を侍女ならよく知っているわね」
「はい、もちろんです。ライナス坊ちゃんの父親はアーサー・ロウランド様です」
怒りの余り立ち上がるモルゴース。驚くライナス。
侍女は語る。グレース様はロウランド様が「初めて」だったんです。だから父親はロウランド伯爵だ、と。
侍女の話はもちろん嘘だ。グレース様が好きだった。だからグレース様のためにそう言った。
モルゴース婦人は怒ったまま帰っていった。

ライナスはロレンスとともに雨上がりの虹を眺める。
「おかあさん、もういないんだね」
「そうだな」

234 :Under The Rose:2005/04/18(月) 13:10:13 ID:???
数日後――。
「家を出るって、何故!?」
伯爵の質問にライナスは答える。
「俺は牧師になりたい」
澄んだ瞳だった。

こうしてライナスは寄宿学校へ通うことに。見送りにはたくさんのライナスの家族達が。
ライナスの脳裏にこの家での様々出来事がよぎる。ひどいこともした。
だから、口を開きかけ、結局ライナスは父親に言葉をかけるのを止めた。
伯爵は微笑みながら言う。
「手紙を書くよ」
そして馬車が出る。

あれは午後の茶の準備のかまどの煙。
もう少ししたら夕食の仕込みで厨房は使用人で溢れかえってたくさんの煙が空へ上る。
朝は家族が揃って食卓を囲み。平日は勉強室に五時間。時折スタンリーの家と行き来を繰り返して。
日曜日は教会へ。俺の部屋は毎日開け放たれ。洗い立てのシーツに取り替えられる。
退屈な日常を繰り返すあの家で、弟はアーサー・ロウランドと俺宛の手紙を書く。
俺の帰りを心待ちにしながら――。

冬の物語編、終わり。

235 :Under The Rose:2005/04/18(月) 13:15:08 ID:???
と、言うわけで春の賛歌編に続く。
と言いますか無駄に長くなってしまってごめんなさい。

春の賛歌編では、ライナス君がいなくなったロウランド家にやってきた
麗しの才女ミス・ブレナンがロレンス君達の家庭教師として頑張ります。
あと、今いち謎だったウィリアム君にもスポットが当たります。
でも、コミックスだと序章っぽいところまでしか描かれていないので割愛します。

ちなみにコミックスの書き下ろし漫画「マーガレットさん」が
本編とは違いどたばたラブコメでそのギャップが微笑ましいです。
まだ幼いマーガレットさんとロウランド伯爵との恋物語(?)です。
どっとはらい。

236 :マロン名無しさん:2005/04/18(月) 13:39:06 ID:???
>>235
乙。面白かった。
けどメイドを殺したのはダレダ?

237 :マロン名無しさん:2005/04/18(月) 13:40:15 ID:???
>Under The Rose
リクエストから丸一日も経ってないのにこの巨編ぶり…
リク主サンがうらやましい。乙です。

238 :マロン名無しさん:2005/04/18(月) 13:42:47 ID:???
>>236
はっきり描かれていないので想像するしかありませんが
物取りや自殺は考えにくいので、ならば消去法であの場にいなかったアルバートが
ライナス達より先にメイドを見つけて撃ち殺したんじゃないかと思うけど、
真相は闇の中です。


239 :マロン名無しさん:2005/04/18(月) 13:53:12 ID:???
アルバート酷い・・・

240 :マロン名無しさん:2005/04/18(月) 14:02:06 ID:???
惣領冬実「ボーイフレンド」
解説できる方がいたらお願いします。
出来ればコンパクトにまとめていただけると嬉しいです。

241 :マロン名無しさん:2005/04/18(月) 20:52:32 ID:???
前にもいいましたが「ブラックエンジェルス」のあらすじは教えてくれないんでしょうか?
どなたかお願いします。

242 :マロン名無しさん:2005/04/18(月) 22:43:59 ID:???
>>235
リクしたものです。有難うございました。詳しくて面白かったです。
19世紀イギリスに興味あるので気になっていましたが、
ガヴァネスとか気になる要素満載なので購入してみようかと思います。

243 :マロン名無しさん:2005/04/19(火) 00:28:22 ID:???
>>241
いつ前のリクをしたのか知らんが気長に待つことが肝要。
「今は」書く人がいないだけだ。

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