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ストーリーを教えてもらうスレ Part12

1 :マロン名無しさん:2005/06/25(土) 01:21:30 ID:???
暇がない、金がない、手に入らない、等の事情により、読めない漫画のストーリーを教えてもらうスレです。
次スレは>>950か、容量が450を越えた時にお願いします。

前スレ:ストーリーを教えてもらうスレ Part11
http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1111715626/
まとめサイト(※全過去ログ保管済み)
http://f30.aaa.livedoor.jp/~malon/
未解決リクエスト表(※予約&進行中タイトルリスト含む)
http://f30.aaa.livedoor.jp/~malon/mikaiketu.htm

【リクエストされる方へ注意点】
その漫画が既出である場合があります。要望を出す前に、未解決リクエスト表にてご確認下さい。
どの程度のネタバレを希望するか、一言添えていただけると、書き手も書きやすいです。
(例:科白を含む等、出来るだけ詳しく・大まかな粗筋・←を混成したメリハリの利いたもの・ラストのみ)
この板は一般板なので、18禁の漫画のストーリーの要望はご遠慮下さい。
即レスは期待せず、気長にお待ちください。

【教えてくれる方へ注意点】
要望が出ている漫画のストーリーはどんどん書いて下さい(※解説が終了した作品の加筆・修正も大歓迎)。
ただ、要望が出ていないものは敬遠される傾向にあります。
この板は一般板なので、18禁の漫画のストーリーの紹介はご遠慮下さい。
名前欄に作品名を入れていただけると、まとめやすくありがたいです。
時間を置いて数回に分けて投稿する際には、混交を防ぐため、最後に「続く」とお書き下さい。
書く際は予め予約していただけると、投稿の重複が防げて大変ありがたいです(※必須ではありません)。
また、書くのはよそうと思われた時には、面倒でも予約の取り消しをお願いします。

2 ::2005/06/25(土) 01:29:54 ID:???
あ、忘れてた。前スレの676氏、テンプレ案サンクス。

3 :マロン名無しさん:2005/06/25(土) 02:04:56 ID:???
>>1乙!

前スレでナナをリクエストした人、もし今後書き手さんとコンタクトとれなかったら
私が書いてもいいよ。1巻1レスは約束できないけど。

4 :デビルマン:2005/06/25(土) 11:10:13 ID:???
主人公、不動明(ふどう あきら)は気の弱い高校生。
父親の海外勤務で家族は外国へ行ってしまい、
学校へ通わなければならない明だけが日本の牧村家に住まわせてもらっていた。
ある日、学校からの帰り道で、明は牧村家の美樹と一緒に3人の不良にからまれてしまう。
おとなしい明はヤジを飛ばされても何も言い返せないが、気の強い美樹は不良にキツい言葉を返す。
その言葉に激昂した不良達は明達の道を塞いでしまうが、美樹は不良達に容赦なく平手打ちを食らわせる。
しかし、不良の一人に腕をつかまれてしまい、美樹はそのまま壁に押しつけられる。
美樹は明に助けを求めるが、明はこんな時でも手を出さず、穏やかに説得しようと試みる。
そこへ突然、明の以前の学校の同級生である飛鳥了(あすか りょう)が現れ、用事ができたから自分の家に来い、と明に言う。
明は不良にからまれて弱っていることを了に説明する。
やるのなら相手になる、とナイフや鎖を構える不良を見た了は、なんと懐から猟銃を抜き、地面に向かっていきなり発砲する。
驚いた不良達は蜘蛛の子を散らすように逃げていく。
了は美樹に目もくれず、そのまま明を連れ去ろうとする。美樹に鞄を預けて了についていく明。

5 :デビルマン:2005/06/25(土) 11:10:46 ID:???
明を山奥の自宅まで連れてきた了は、考古学者である父がマヤ遺跡で発見したという、悪魔の姿を模した像を見せる。
そして、その像が人間のいなかったはずの氷河期以前の地層にあったものであることを告げる。
つまり人間には作り得なかった、人間以外の者が作ったものであると。
人間以外の者─すなわちデーモン!
人類以前の地球を支配していた先住生命体であり、我々人間の持つ悪魔のイメージはデーモンの姿なのだと。
突拍子もない了の話を信じられない明。すると了は、この像を頭にかぶれ、と明に要求する。
この物質にはデーモンの歴史が織り込んであり、被ったものの脳に直接デーモンの世界が浮かんで来るのだという。
恐る恐る像を被る明。
すると、地獄のような光景が、明の目前で繰り広げられてるかのように映し出された。
中生代のような原始林に火を吹く火山、そしてその世界をわがもの顔で動き回る無数の悪魔。
その悪魔達が血も凍るような地獄絵図を展開していた。
互いに殺し合い、食らい合う…それは殺戮と暴力の歴史だった。
この闘争に生き残るためデーモン一族は特殊な能力を身につけた。
それは他の生物或いは無生物と「合体」することにより、その体質をとりいれる能力だった。
この能力を持ったデーモンは次々と合体を繰り返し、異様な姿、異様な能力を持つ怪物に変貌していったのだった。
デーモンの存在を知った明に了は語る。
了の父は、デーモンの思考と能力を探るため自らデーモンと合体し、意識までも奪われそうになったとき、炎の中に飛び込んで命を絶ったのだという。
遺された遺書には、氷河の中で眠りについたデーモンが現代に蘇ろうとしていること、デーモンが人類から地球を取り戻そうとしていること、
そしてデーモンと戦う唯一の方法が記されてあった。
超能力の怪物デーモンと戦う方法、それは了の父と同じく自らデーモンと合体し、強い意志と理性によりデーモンの肉体を逆に乗っ取ることしかない、と。
そのために了は善良な心を持つ明をここへ呼んだのだった。
共に人間であることを捨ててくれと明に頼む了。
了一人が悪魔になって苦しむのを見るよりはずっといいと、明はデーモンと合体する覚悟を決める。

6 :マロン名無しさん:2005/06/25(土) 11:11:41 ID:???
明は了にデーモンと合体するために作られた地下室に案内される。
そこにはタチの良くない若者が集められ、誰もが踊り狂い、酒を飲み、異様な光景を作り出していた。
呆気にとられる明に了は説明する。
悪魔を呼び寄せるために、中世ヨーロッパ時代に悪魔崇拝者によって行われた夜宴、サバトを再現しているのだと。
あらゆる生物と合体できるデーモンがなぜ人間とだけ合体しにくいか。
それは人間が他の生物にはない理性を持っているからであり、
デーモンと合体しやすい環境を作るためには理性を捨てて踊り狂う必要があるのだった。
ならば、周りの連中もデーモンと合体されるのか、と問う明に、
このくらいの数のデーモンを相手にして戦えるデーモンでないと合体する意味がない、と答える了。
明はヤケ気味にウイスキーを飲み、自分も若者の群の中で踊りに加わっていく。
そして地下室が異様な興奮に包まれたとき、若者の一人が異形の悪魔へと変わっていく。
デーモンがテレポーテーションで理性を捨てた若者達へ合体を始めたのだった。
次々と若者と合体したデーモンが現れ、地下室は地獄と化していく。
だが、明と了の体には何の変化もなかった。二人は理性を捨てきることができなかったのだ。
デーモン達に囲まれる了と明。
そのうちの一体が明に飛び掛ったとき、明の全身を恐怖がつらぬき、理性のタガが吹っ飛んだ。
その瞬間、電撃に打たれたような衝撃が明の体を貫いた!
悪鬼のごとき形相となり、悪魔へと変貌していく明。
「俺は…手に入れたぞ!悪魔の体を手に入れたぞ!
 俺は…デビルマンだ!」

7 :デビルマン:2005/06/25(土) 11:11:58 ID:???
デーモン族の勇者・アモンの体を乗っ取った明/デビルマンは、
周囲のデーモンの首をもぎ取り、貫き、嬉々として殺戮を繰り広げていく。
デーモンと合体しそこない、部屋の隅で震えていた了は、優しく臆病だった明の変貌した姿を見て恐怖と危惧を覚える。
ひょっとすると自分は人類の味方を作ろうとして最大の敵を作ってしまったのではないだろうか。
今はデーモンと戦ってくれている。だが、明が心まで本物のデーモンになるときが来るとしたら。
デーモンの肉体と超能力、そして人間の心ではなく知識を持った怪物デビルマンに、人間は勝てるのだろうか…?

血と肉で埋め尽くされた地下室に一人立つ明。その姿はもう人間のものに戻っていた。
はっと姿の見えない了のことを思い出す。
もしかしたら、デーモンと合体した了を気づかずに殺していたかもしれない…了の名を叫び、必死で地下室を探す明。
デーモンの死体を掻き分けて、意識を失った了を発見する。
「死ぬな了!俺一人をこの阿修羅地獄においていく気か!リョオー!!」

8 :マロン名無しさん:2005/06/25(土) 11:14:22 ID:???
とりあえずここまで
慣れないんでかなり拙いと思うんだが、前スレのがあまりにいい加減だったもんで…

9 :マロン名無しさん:2005/06/25(土) 11:34:43 ID:???
>>1乙

>デビルマン
おっさっそく来たねぇ、いいよいいよ。
こうしてどんどん詳しくなるのは嬉しい限りだ。

10 :マロン名無しさん:2005/06/25(土) 12:16:37 ID:nUjzHxD8
l

11 :マロン名無しさん:2005/06/25(土) 12:32:46 ID:???
なにそれ。妙に女の扱いが雑なのに男どうしでベタベタして。ホモ?

12 :マロン名無しさん:2005/06/25(土) 19:51:48 ID:???
>>1とデビルの人乙です。

こんなに深いストーリーだと知らなかった>デビルマン

13 :人魚の森:2005/06/25(土) 23:59:14 ID:???
涌太(ゆうた)という青年と真魚(まな)という少女が旅をしている。

涌太がうたたねをしている間に真魚はトラックにはねられる。
騒ぎを聞きつけ涌太は真魚が運ばれたという椎名診療所へ向かう。
老医師は運ばれた患者は、脳震盪で目を放した隙に出ていったと言う。
だが真魚は車にはねられ即死状態で診療所にいた。

夜、真魚の死体はある屋敷に運び込まれていた。
椎名医師が登和(とわ)という女性のために真魚の腕をメスで
切り落とそうとした時、佐和という老女がもうやめろと止めに入る。
三人が争っている時、真魚が生き返る。
腕にメスで付けられた傷も消えていた。

その頃涌太は真魚を探し回っていたが手がかりが無く椎名医師を疑う。
駐在所で今神無木(かんなぎ)家に往診に行く日だと教わる。
神無木家は旧家で、不老不死の妙薬である人魚が埋まっているという
伝説のある人魚の森のそばにあった(人魚の森は神無木家の土地)。

涌太は神無木家の門を叩くが返答が無く、塀を乗り越え入り込む。
そこで白髪の少女と出会い真魚がここにいると知る。
が、突然現れた猛犬により喉笛を噛み切られ死亡する。


朝、涌太の死体を見つけ泣く佐和。登和を責めるが犬が勝手にやった
とうそぶかれる。
椎名医師がせめてもと死体を埋めようと穴を掘り始めた時、生き返り
つつある涌太に登和が気づく。

涌太が意識を取り戻した時、座敷牢に鎖でつながれていた。
登和がやってきて、あなた達人魚の肉を食べて不老不死なのねと言う。

14 :人魚の森:2005/06/26(日) 00:00:30 ID:???
真魚は元気にご飯を食べている。
食後、登和は真魚と森を散歩する。
この森のどこかに人魚が埋まっている、ババアはその場所を知っていて
隠している、人魚の肉を手に入れるまで死にたくないと登和は話す。

一方、座敷牢にいる涌太を佐和が逃がしに現れる。
佐和は言う、登和とは双子の姉妹であると。登和は外見は若いが
老い先短い老婆だと。
自分は60年前大病を患い、死の宣告を受けた姉の登和を救いたいと、
神無木家に受け継がれてきた人魚の生き血を飲ませた。
だが登和はひどく苦しみ一晩で白髪になり、また右腕が化け物の
ようになってしまった。
二人の父が死亡するまで、死んだ者としてずっと座敷牢に登和はいたと。

話の最中、登和が真魚の絞殺死体を引きずって現れる。
化け物のようになった右腕が痛いから付け替えたいと。
今までは墓を暴いて新鮮な死体から腕を取り、傷口をあわせれば
付け替えられた。数年経つと腕は元の化け物に戻ったが、今度は
不老不死の体がある。真魚の体とすげかえると。

登和は涌太に犬をけしかけ、佐和を連れて座敷牢から去る。

15 :人魚の森:2005/06/26(日) 00:02:10 ID:???
真魚の首を切り落とそうとする登和を止めるため、人魚塚の場所を
教えると言う佐和。
椎名医師と真魚(途中で息をふきかえす)も連れ隠された洞窟へ行く。
ついに人魚を見つけたと喜ぶ登和に、人魚を食べるな!と猛犬を倒して
傷だらけになりつつも追ってきた涌太が言う。
人魚の肉は猛毒で、誰もが不老不死になれるわけではないと。
自分も真魚と会うまでの500年間、一人ぼっちだったと。

どっちでもいい、と登和は真魚を穴に突き落し人魚の肉を取れと言う。
そこには'なりそこない'(人魚の肉を食べて不老不死になり損ね、化け
物に姿を変えてしまった人間)がいた。
真魚の援護に涌太も穴に降りる。
激闘の末二人はなりそこないを倒す。
登和は人魚の肉を手にする。

食うな!と涌太は叫ぶが、登和はそれを佐和に突き出す。
あなたに食べて欲しくて探し続けていたのよ、と。
本当は佐和が不老不死になりたがっていて、登和を使って人魚の
生き血の効果を試したのだと。
佐和は父から人魚の肉は猛毒で、食べて不老不死になれた者は
いないと教わっていた。

自分が長い座敷牢暮らしをさせられている間、佐和は結婚し、子供を
設け、人並みに女の生活をして、ちゃんと老いて死のうとしている。
……死なせるものか。

16 :人魚の森:2005/06/26(日) 00:02:41 ID:???
登和は佐和に、化け物となるか、老いた姿で不老不死となるか
食べろと迫る。
無言でくずれる佐和。
心臓麻痺だと告げる椎名医師。

ずるい人。
この日のためだけに生きてきた。
これで終わり……

登和は自分を塚と人魚に関わる一切の物と共に燃やしてくれと頼む。


燃える炎を見ながら椎名医師が言う。
登和とは許婚だったと。
何度も座敷牢から連れ出そうとしたが、ここに残ってしたいことがある
と断られていたと。
登和が見つめていたのは、佐和。もう一人の自分だったんだと。


再び旅に出る涌太と真魚。

17 :人魚の森の奴:2005/06/26(日) 00:04:36 ID:???
いつも楽しませてもらっているお礼にと書いてみたけど
結構大変だね。
こんなのでも2時間弱かかったよ。

書いてくれる人本当にありがとー

18 :マロン名無しさん:2005/06/26(日) 00:22:43 ID:???
久しぶりに見てみたら未解決に超人ロックあるのに気付いたんだけど、何レスぐらいを基準にしたらいいかな?
1エピソード1レスのペースでも全部紹介しようと思ったら60レスじゃきかないと思うんだけど。

19 :マロン名無しさん:2005/06/26(日) 00:30:25 ID:???
>>18
内容知らんから、なんとも言えんが
一巻につき1レスでも、1エピソード1レスでも
重要ではないと思ったエピソードを何個か端折ってレスでも
なんでもOKだと思われ

好きに書いてください

20 :マロン名無しさん:2005/06/26(日) 00:33:30 ID:???
漂流教室とか洗礼は、60前後レスがあったような・・・。
まぁ、気力次第だけど>>18がやりたいようにやっていいんじゃないの。

個人的には、簡易版・詳細版と揃えられてると素敵。(と無茶を承知で戯言を吐いてみる)

21 :マロン名無しさん:2005/06/26(日) 00:50:04 ID:???
>>19-20
回答サンクス。
かなり長くなりそうだけど頑張って書いてみるよ。


22 :マロン名無しさん:2005/06/26(日) 11:18:21 ID:???
確か超人ロックはリクエストのときいくつかのエピソードだけリクエストされたはず。
そこだけ詳しくやればいいんじゃないかな。
確か最初のスレでのリクだったと思うからまとめサイトの過去ログ1を開いて
ctrlキーとFキーを同時押ししてページ内検索をすればいい。

23 :マロン名無しさん:2005/06/26(日) 23:53:33 ID:???
代打屋トーゴーをお願いします。

24 :マロン名無しさん:2005/06/27(月) 01:03:13 ID:???
上北ふたご「ふたりはプリキュア」お願いします。

25 :マロン名無しさん:2005/06/27(月) 15:03:41 ID:xZrP6Yzq
人魚の森リクした者じゃないけどサンクス。面白かった。読んでみようかな。

26 :マロン名無しさん:2005/06/27(月) 20:54:49 ID:???
>>21
昔ソングオブアースあたりのとこまで読んで好きだったんで、楽しみ。応援してます

27 :マロン名無しさん:2005/06/28(火) 09:43:28 ID:???
>>23
主人公は昼行灯で無能な奴だとまわりから思われているが、
実は、殺人と営利誘拐以外は何でも引き受けるという裏稼業のプロ"代打屋"。
数々の困難な依頼を解決しつつ、最後は同僚の小娘と結婚してハッピーエンド。

28 :孔雀色のカナリア:2005/06/29(水) 19:33:42 ID:???
好きだった漫画なので大昔読んだ記憶で書きます。
登場人物の名前とか忘れているし、あやふやなところがあるので
フォーロよろ。


主人公は幼い頃、近所の小説家のお兄さんに童話を読んでもらう。
「鳥の王を決めようとしたとき、綺麗な羽の孔雀が選ばれ、美しい声の
カナリアは敗れた。カナリアは孔雀を殺しその羽をまとった。
だけど美しい羽をほめられて、つい鳴いてしまい、入れ替わりがばれて
殺されてしまう……」
主人公が孔雀さんが可哀想と言うと、お兄さんはカナリアが一番
可哀想だと思うという。でもカナリアの気持ちは分からない方が
幸せだよね……

親を亡くした主人公は親戚のパン屋の家でこき使われていた。
同じ年のイトコは楽しく高校生活をおくっているのに。
そんなある日主人公は雑誌で大金持ちの家族が載っている記事を見る。
そこに写っていたのは自分とそっくりの少女。
亡き母親から双子の姉妹がいたが、娘を死産した人に密かに譲ったと
聞いたことを思い出す。
自分の姉妹だと確信した主人公は、一目幸せに暮らしている姿を見たい
と思い、こっそり屋敷のそばへ訪れる。
しかし姉妹から顔に大きなケロイドがあり貧しい風体の怪しい姿を
見下され、傲慢な態度を取られたことである決意をする。

29 :孔雀色のカナリア:2005/06/29(水) 19:34:22 ID:???
パン屋の売上を盗み、家出。そのお金で闇の整形外科にケロイドを
取ってもらい、外見をまったく姉妹と同じにする。
友達二人と雪山の別荘に来ていた姉妹を匿名の手紙で誘い出し絞殺。
服を取り替え、二人の友達を誘い出し、仕掛けた火薬で雪崩を起こし
友達をも死亡させる。
姉妹の死体を盗んだ車に乗せ、別の県の山中へ。顔を焼きケロイドを
作り、主人公が首吊り自殺したように見せかける。
車を処分して雪崩のそばに戻り、雪崩に巻き込まれ奇跡的に助かったが
記憶喪失になったフリをした。

記憶喪失を装ったおかげで姉妹の過去や日常の暮らしは皆から丁寧に
教えてもらえ、不自然な点も事故のショックということで乗り切る。
姉妹の日記からも色々なことを読み取る。
恋人に変だと疑われるが誤魔化しきる。
金持ちの幸せな娘を演じる日々だが、恋人のことを好きになれず、
学園の不良に魅かれていく。
学園の不良は私生児という鬱屈から少し歪んだいい人だったが、騒ぎを
起こして(主人公を他校の不良からかばった)退学になり、酒屋で働くように
なる。

30 :孔雀色のカナリア:2005/06/29(水) 19:35:54 ID:???
一方、主人公の死体が発見され、小説家が遺品の整理を手伝う。
引き出しの中にあった古い切抜かれた部分のある雑誌と、死体がコートの
一番下のボタンを握っていたということに不審を持つ。
出版パーテーで上京した小説家は雑誌のバックナンバーを調べ、そっくりな
写真に驚き、雪崩についてと主人公の出生時について密かに調べる。

小説家は雪崩の起きた日、爆発音を聞いたという少年と、主人公が生まれた
産院の当時の看護婦を探し当てる。
主人公に面会を申し込み、入れ替わったのではという仮説を話す。
一笑する主人公。
しかし、小説家と会ったことで産院の看護婦の存在を知り、ある夜
刃物で刺す。

大金持ちの養母が病気で急死する。
力を落とした養父は主人公と恋人の結婚を急がせようとする。

婚約パーテーの最中、小説家から電話が入る。
全てばれた、看護婦は死んでおらず、犯人の顔を覚えていると。
私は死刑になるの? と聞く主人公。
未成年だから死刑は無いけど一生刑務所だろうと言われる。
自首を勧める電話を電話を切り、自殺しようかと考えるが、最後まで
演じようと決める。
酒屋に電話して元学園不良に至急の配達を頼む。

現れた不良に、嫌っているように振舞わなければならなかったけど、
ずっと好きだったと告白する。
硬く抱き合う二人。
パトカーのサイレンに気を取られる不良に、通り過ぎるだけよ
と主人公は言う。
サイレンが鳴り響く中、二人寄り添う。

31 :マロン名無しさん:2005/06/29(水) 20:30:14 ID:???
沈み込むような話だ

32 :マロン名無しさん:2005/06/29(水) 20:41:11 ID:???
パン屋の金を盗む行動力
闇医者を探す調査力
闇医者に依頼する度胸
姉妹の足取りを追う追跡力
絞殺する実行力
爆薬の扱いに長ける器用さ
友達もあっさり殺す非情さ。

これだけ揃ってんだから、姉妹を乗っ取らんでも
本人の力でのしあがれそうなのになあ。

33 :マロン名無しさん:2005/06/29(水) 23:05:27 ID:???
ここらで一発明るいストーリーを期待したいな

34 :孔雀色のカナリア 訂正分:2005/06/30(木) 00:25:48 ID:???
頑張ってもう少し思い出した。名前は全然だめだったけど。

自分の姉妹だと確信した主人公は・・・ から少し順番変更

一目幸せに暮らしている姿を見たい と思い、パン屋の売上を盗み、家出。
こっそり屋敷のそばへ訪れる。
しかし姉妹から顔に大きなケロイドがあり貧しい風体の怪しい姿を
見下され、傲慢な態度を取られたことである決意をする。

闇の整形外科にケロイドを 取ってもらい、外見をまったく姉妹と同じにする。


婚約パーテー → 誕生パーテー


>32
ついでに確か無免許運転。配達の手伝いで助手席に座っていて運転を覚えた。

35 :マロン名無しさん:2005/06/30(木) 10:19:44 ID:???
>>28-30
おお、懐かしい。この漫画大好きでした。小説家が主人公が姉妹と入れ替わってると確信するシーンは
二人で喫茶店でお汁粉食べてて、小説家が「美味しいね〇〇ちゃん。」と間違って主人公の名前を呼んでしまって
それにウッカリ返事しちゃうんだよね。>32のような行動力や計画性がありながら、そりゃねーだろと思ったシーンでしたよ。

36 :マロン名無しさん:2005/06/30(木) 10:55:56 ID:???
未解決リクエストのグランディーク、単行本未収録部分も
含めてこれから書きます。投下は明日になりますが。

37 :マロン名無しさん:2005/06/30(木) 15:09:23 ID:???
>孔雀色のカナリア

主人公(顔に大きなケロイドがあり貧しい風体)→水谷亜紀子
双子の妹(大金持ちの家の養女)→岩淵優子

だね。あと、
近所に住む小説家→紅村雨月
優子の恋人→大月昭彦
学園の不良→冬海京

38 :マロン名無しさん:2005/06/30(木) 23:04:05 ID:???
平凡すぎず奇をてらいすぎずなかなかのネーミングセンス

39 :28:2005/07/01(金) 00:22:31 ID:???
>37
ありがとう。そんな名前だったんだ。
優子はうっすら記憶しているけど後の登場人物は
聞いてもピンとこない。すっかり忘れてました。

>35
お汁粉のシーンも綺麗さっぱり忘れていた。

うーん。自分が読みたくなってしまった。


>まとめサイトの管理人様
素早い訂正部分の修正ありがとうございます。
お手数をおかけしました。


40 :マロン名無しさん:2005/07/01(金) 00:28:06 ID:r581LdlO
・仮面のメイドガイ
・すもももももも 地上最強のヨメ
この二つを教えてください。

41 :マロン名無しさん:2005/07/01(金) 01:25:21 ID:???
ガラスの仮面の人がそんな鬱な話を書いていたとは

42 :マロン名無しさん:2005/07/01(金) 02:17:43 ID:???
誰かガラスの仮面ヨロ

43 :マロン名無しさん:2005/07/01(金) 04:32:00 ID:???
>>42
頼み方がなってねー。出直して来い!!

……てのは置いといてまとめサイトに既にある。確認した?
あの続きが知りたいなら、そう断り書きしないと管理人氏に拾ってもらえない。

44 :マロン名無しさん:2005/07/01(金) 08:36:35 ID:???
>>41
もともとホラー作家でっせ。

白い影法師とか黒百合の系譜とか魔女なんとかとか・・・

45 :マロン名無しさん:2005/07/01(金) 10:01:42 ID:???
>>42
せめて「お願いします」ぐらい言っとけ

46 :マロン名無しさん:2005/07/01(金) 14:11:56 ID:???
>>40
「すもももももも 地上最強のヨメ」  大高忍

検事を目指す秀才高校生・犬塚孝子は代祈羅不動心眼流の武術師範・雲軒を父に持ちながらも
幼少時のトラウマで暴力恐怖症となり、DQNにこき使われる毎日。そこへ、波夷羅一伝無双流の使い手の
天然少女・九頭竜もも子が孝子のヨメになる為やってくる。雲軒ともも子の父・千太夫は互いを認め合ったライバルで
お互いの子共を結婚させ、最強の子孫を作ろうと約束していたのだ。

子作りを迫るもも子に困惑しながらも、なし崩し的に同棲生活を送る事になった孝子。そこへ孝子の暗殺を企てる武術家の
刺客が襲い掛かる。雲軒の説明によると、日本には大古より十二支の名を冠した十二の武術家・十二神将の血脈が存在しており
何時しかそれ等は東西に分かれ、幾度と無く歴史を巻き込んでの戦いを繰り返していた。それは現在も続いており
長き時を経て日本の中枢にまで入り込んだ十二神将が、今争えば日本は戦火の海に沈むことになるのだ。
それを防ぐため東西軍の長である、犬塚家と九頭竜家は婚姻によって和平を決意。それが孝子ともも子の婚姻の真相だった

だがそれを快く思わない過激派が、婚姻を阻止すべく孝子の暗殺を画策。その事実に落ち込む孝子。
そんな孝子にもも子は言う。「この先 何があろうとも 私はあなたのそばにおります」
かくして迫りくる刺客との戦いの日々が始まるだった。

・・・・というシリアスっぽいストーリーとは裏腹に、濃い目のキャラ達によるハイテンションギャグのドタバタ&ラブコメなお話。

47 :仮面のメイドガイ:2005/07/01(金) 15:56:37 ID:???
>>40
仮面のメイドガイはまだ連載中で単行本も一巻しか出てないよ
一応それでも書くと


生活能力皆無でゴミ御殿に住む富士原なえか・幸助姉弟。
その悲惨な生活状況を見ていられなくなった祖父は、姉弟のもとへ二人のメイドを送り込む。

一人は弟幸助の好みに合わせた美人でスタイルがよく、ガーターの下に下着を穿くハウスメイドのフブキ。
もう一人はなえかの込みに合わせた(らしい)筋骨隆々の大男、何故か仮面で顔を隠し、メイド服をきっちり着込んだメイドガイのコガラシ。

本人達は知らないことだが、なえか・幸助姉弟は大富士原財閥の唯一残った直系。
フブキとコガラシは二人を守るために祖父が送り込んだエージェント・メイドだった。


主にメイドガイ・コガラシの奉仕を、主に姉なえかが受けるギャグマンガ。
姉弟を狙う刺客を、二人のメイドが撃退したりもする。

48 :マロン名無しさん:2005/07/01(金) 21:59:24 ID:???
面白そうだとは伝わったがぜいたく言わせてもらうともうちょい詳しく知りたい

49 :グランディーク:2005/07/01(金) 22:19:51 ID:???
登場キャラ
ティーア・オルブライアント(17)武器や防具に宿る精霊の姿を見る能力を持つ少女。
武器屋を営む父親から世界一の武器を捜し出すという命を受け、旅をしている。
ルーク・スレイトン(26)元はとある王国の騎士隊長だったが親友や恋人に裏切られて
追放。現在は殺し屋をやっている。
ルチア(16)異国からやってきた一流(自称)トレジャーハンター。
グランディーク 雷をつかさどる伝説の剣。精霊は老人の男の姿。
フォルティーナ 氷をつかさどる伝説の鎧。精霊は大人の女の姿。
謎の女 武器や防具に呪いをかける能力を持つ。結局名前すら判明しなかった。

50 :グランディーク:2005/07/01(金) 22:21:42 ID:???
1巻前半
殺し屋ルークは仕事の為に立ち寄った街で不思議な少女ティーアと出会う。
オークションに出された伝説の剣が偽物であることを見破った彼女はルークに
剣の精霊が教えてくれたと言う。
その夜、「仕事」を遂行しようとするルークの前にグランディークを持ったティーアが
立ちはだかる。彼女はルークの剣の精霊から「御主人様を止めて下さい」と頼まれていた。
正体を知られたルークは口封じの為ティーアを殺そうとするがティーアに一撃で
倒されてしまう。ルークは死を覚悟するがティーアは一緒に旅をしようと誘う。ルークは
口封じの名目でティーアに付いていく事になった。
ティーアとルークは伝説の氷の鎧フォルティーナの噂を聞きその鎧が封印された
洞窟を訪れる。鎧を守護する狼を倒すもののすんでの所で後をつけていたルチアに鎧を
奪われてしまう。
しかし鎧には呪いがかかっていたためルチアは操られてしまう。グランディークの力によって
呪いを解かれたフォルティーナはティーアを気に入り行動を共にする。
ティーアにフォルティーナを奪われたルチアは、何とかリベンジを果たさんとする。
宿屋へ忍び込みグランディークを奪おうとするが重くてビクとも動かなかった。
そんなルチアは酒場のマスターから持ち主に絶大な力を与える伝説の剣ダインスレイフの
話を聞き封印されている教会から盗みだす。しかしダインスレイフには抜いた者を血に飢えた
殺人鬼に変える呪いがかけられていた。
ティーアとルークに襲いかかるルチア。ティーアはフォルティーナの時のように呪いの除去を
試みるが呪いはあまりにも強力すぎた。ダインスレイフを破壊する事によってルチアの呪いは
解かれるが剣を「殺してしまった」事を悔やみティーアは涙するのだった。
樹上から一連の出来事を見ていた謎の女。彼女は自分のかけたフォルティーナへの呪いを
解いた人物に興味を持ち行方を追っていた。


51 :マロン名無しさん:2005/07/01(金) 22:24:30 ID:???
1巻後半
ダインスレイフを救えなかったティーアは未だ立直れないでいた。
夜の街を考え事をしながら一人歩いていたティーアは盗賊団に襲われる。
心配して駆け付けたルークによって盗賊団は撃退されるが盗賊の一人を殺した
ルークをティーアは非難する。「剣は人殺しの道具じゃない、守るために剣はある」と。
ルークはその言葉が口癖だった自分を裏切った親友とティーアを重ね不快感を
顕にするのだった。
ルークが殺し屋だと知った少年が二人の前に現れ父親殺しを依頼する。城の騎士団長を
努める少年の父親ライナスは、ある日名剣を手に入れるがその日から彼は変わってしまう。
そしてついに少年はライナスが人を殺す現場を見てしまったのだ。
これ以上父親に殺人をさせたくないという少年にティーアは「必ずお父さんを助けてあげる、
あたしを信じて」と言うが、「信じて」という言葉を軽々しく口にするティーアに愛想を尽かした
ルークは彼女に背を向け去っていくのであった。
ティーアはグランディーク、フォルティーナと共に行動を開始する。これ以上ライナスとルークに
人殺しをさせたくないから。城の門番が持つ短剣の精霊やルチア(何だかんだ言ってティーアの
事をほっとけないらしい)からライナスの情報を聞いたティーアは自らオトリになってライナスを誘い出す。
夜の闇の中、ティーアは魔剣を持ったライナスに殺されそうになるがすんでの所でルークに救われる。
ルークはライナスを殺そうとするがティーアがそれに割って入る。ルークはティーアにライナスがこれまで
私利私欲で沢山の悪事を重ねてきた事を話し、こういう汚い人間は死ねばいいと言う。しかしティーアは
「この世で死んでもいい人間なんて一人もいない」「悪人だから殺すなんて、それじゃあの時のあたしと
同じになってしまう」彼女の脳裏にはグランディークを持ち「悪人」の返り血を浴びた幼き日の自分があった。

続く

52 :マロン名無しさん:2005/07/01(金) 22:49:48 ID:???
ランドリオール
お願いします

53 :マロン名無しさん:2005/07/02(土) 01:15:05 ID:???
>>52
http://i30.aaacafe.ne.jp/~malon/landreaall.htm

54 :マロン名無しさん:2005/07/02(土) 06:53:55 ID:???
>>53
それがわかりにくいんじゃないかな・・・

55 :マロン名無しさん:2005/07/02(土) 10:45:32 ID:???
>54
でも、>52だけじゃ、まとめにあるのに気づいてるのかわからんよ?
補完希望だとしたら、そうとわかるように書くべきだと思う。

56 :マロン名無しさん:2005/07/02(土) 11:34:29 ID:???
単純にまとめサイトをチェックし忘れてるんじゃないの。
紛らわしいのは削っていかないと、補完希望の欄いっぱいになっちゃうよ。
で、また管理人さんが大変になる・・・ああ、悪循環。

57 :グランディーク:2005/07/02(土) 12:55:14 ID:???
単行本未収録分
ティーアはライナスの攻撃から身を守りながら何とか呪いの解除を試みるが上手くいかない
ばかりか逆に殺されそうになる。ライナスは自分に呪いの剣と力を与えた「黒き女神」
(登場キャラの謎の女がそう)に感謝すると言う。
結局ライナスはルークの手によって殺されてしまう。(表向きには殺人鬼との戦いで死んだことになった)
翌朝、家の前で父親の帰りを待つ少年の前にルークが現れる。血まみれのマントを少年に渡し
依頼は確かに果たしたと告げ行方をくらます。
一方ティーアも約束を守れなかった事を謝る為少年に会いに行く。責められ、罵倒される事も
覚悟するティーアだったが少年は涙を浮かべながら笑顔で「ありがとう、お姉ちゃん」と言うのだった。
誰一人救えなかった事を悔やみ無力感に打ちひしがれるティーアだったがグランディークと
フォルティーナに励まされてもう一度ルークに会ってきちんと彼の心と向かい合おうと決意する。
しかしまともな手段ではルークは自分と会うことを拒否するだろうと考えたティーアはルチアに
「ルークにあたしを殺すよう仕事を依頼して」と頼んだ。
町外れで再会するルークとティーア。ルークは依頼通りティーアを殺そうとするがグランディークの前に全く歯が立たない。
ティーアはルークに自分に勝ちたいのならこれで襲いかかってと落ちていた木の枝を手渡す。
疑問に思いながらもルークは言われたとおりにする。その瞬間ティーアは昔「オマエノソノメヲツブシテヤル」
と木の枝で襲いかかられたというトラウマを思い出しその場にうずくまるのだった。
驚くルークにティーアは自分の過去を語りはじめる。「あたし…沢山人を殺した事があるの…」

という所で連載は中断、今だに未完となっています。
ついでに、画集に書かれている裏設定を。
グランディークの前のマスターはティーアの母親。ティーアが5歳のときに殺されている。ティーアの白いピアスは母親の形見。

ここからチラシの裏
改めて単行本を読み返したり記憶を辿ったりしてみて思ったのですが、この漫画、ライナスの息子以外全員DQNばっかじゃん…。

58 :マロン名無しさん:2005/07/02(土) 20:45:48 ID:???
書き忘れましたがその後が知りたくて>ランドリオール
それでおしまいじゃないんですよね?

59 :マロン名無しさん:2005/07/02(土) 20:56:12 ID:???
すごいいまさらなんだけど、なんで十二国記があるの?
あれ漫画化されてたっけ?

60 :マロン名無しさん:2005/07/02(土) 21:16:47 ID:???
>>59
アニメ版のフィルム・コミックなるものが存在するらしい。小説よりはしょってるんだって。

61 :46:2005/07/02(土) 21:50:30 ID:???
>46で「すもももももも 地上最強のヨメ」の粗筋書いた者ですが、主人公の名前間違ってました。

孝子→×
孝士→〇

でした。

62 :マロン名無しさん:2005/07/02(土) 22:05:10 ID:???
百合漫画かと思ってた

63 :彼氏彼女の事情:2005/07/02(土) 23:15:13 ID:???
宮沢雪野は見栄を張りたいが為に家の外では優等生を装っていた。
有馬総一郎は劣悪な両親のもとに生まれ、義父母のために完璧な人間を演じていた。
ひょんな事から二人はお互いの本性を知り合い、恋に落ちる。
それをきっかけに二人は演技をやめ本当の自分を表に出すようになった。

なに不自由なく幸せになった有馬のもとへ実母が現れる。
過去に実母から虐待を受け、あげくに捨てられた有馬は
やがて雪野にも捨てられるのではないかと恐れ学校の図書室で強姦。
その夜、雪野は自分が妊娠した事に気付いた。
色々あって雪野によって有馬のトラウマは浄化される。
実はアメリカでピアニストとして活躍していた父の協力で母を追っ払う事にも成功。
雪野は妊娠している事を告げ、産む事を決意。
周りの人々もそれを祝福した。
有馬にべた惚れの浅葉英明は産まれてくる子供が女の子だったら狙おうと考える。

十数年後。
有馬は刑事としての出世の道を歩み、雪野は医者になった。
二人の娘は浅葉に愛の告白をし、浅葉がそれを戸惑いながら受け入れてエンド。

64 :マロン名無しさん:2005/07/02(土) 23:37:22 ID:???
>やがて雪野にも捨てられるのではないかと恐れ学校の図書室で強姦。
>その夜、雪野は自分が妊娠した事に気付いた。

なんじゃ、そりゃw

65 :マロン名無しさん:2005/07/03(日) 01:33:07 ID:???
「ルサンチマン」と「退屈な月」を出来るだけくわしくお願いします

66 :マロン名無しさん:2005/07/03(日) 05:17:09 ID:???
少年誌じゃ絶対出せねえ話だなそれ>強姦したけど結果オーライ

67 :マロン名無しさん:2005/07/03(日) 13:15:32 ID:???
少女誌でも非難ごーごーですた

68 :マロン名無しさん:2005/07/03(日) 15:14:13 ID:???
やっぱりか!>非難轟々

69 :マロン名無しさん:2005/07/03(日) 16:40:24 ID:???
そりゃ歓迎されんだろ

70 :マロン名無しさん:2005/07/03(日) 17:53:37 ID:???
まあもとから関係のあった二人だったし女のほうは拒んだつもりはなかったらしいが。

71 :マロン名無しさん:2005/07/03(日) 18:37:08 ID:???
>学校の図書室で強姦。
>その夜、雪野は自分が妊娠した事に気付いた。

工エエェェ(´д`)ェェエエ工 「その夜」って

72 :マロン名無しさん:2005/07/03(日) 19:24:47 ID:???
>>71
>工エエェェ(´д`)ェェエエ工 「その夜」って
そう、そこ気になるw

>>70
イヤよイヤよも好きのうち・・・ですか

73 :マロン名無しさん:2005/07/03(日) 19:40:34 ID:???
あ〜深く考えずに72のレスしちゃったけど、>>70が前から関係があったふたりだって書いてるね。
どこ見てたんだ、私。

74 :マロン名無しさん:2005/07/03(日) 20:06:22 ID:???
いや、できたのは図書室での一件のせいで。
で、その夜夢を見てヒロインがお腹を押さえてた。

ほんとなんで気づけたんだろうね?

75 :マロン名無しさん:2005/07/03(日) 20:08:27 ID:???
でも関係と言ったって、作中で表現があったのは(強姦を抜かして)一回だしなあ
しかも、一年の頃じゃなかったか?

76 :マロン名無しさん:2005/07/03(日) 21:08:04 ID:???
>74
夢なら納得
「夢で子供を受胎したことを知る」ってのは、現実でも報告例は結構あるみたいだね

77 :マロン名無しさん:2005/07/03(日) 21:49:28 ID:???
納得しちゃうのかー

>75
確かその後も間接的だが表現はあった気がする。

78 :マロン名無しさん:2005/07/03(日) 23:14:45 ID:cqqEKNZb
「裏庭の柵を越えて」大島弓子 「星喰い」坂田靖子 「草迷宮」内田善美
三作とも詳しく知りたいです。よろしくお願いいたします。

79 :マロン名無しさん:2005/07/03(日) 23:37:57 ID:???
>>78
草迷宮は草迷宮だけでいいの?
草空間はいらない?

80 :マロン名無しさん:2005/07/04(月) 03:14:50 ID:???
>>79
関連のある話なのでしょうか。やっていただけるならぜひお願いします。

81 :PALM ASP 4:2005/07/04(月) 14:17:12 ID:???
えらく間が空いてしまいましたが、前スレ145からの続きです。
この作品は場面転換が頻繁で、文字にすると解りにくいかと思いますので、
ある程度、グループ(ジェームス一派、フロスト、サーリング)の動きをまとめて書きます。
漫画の読者の方には多少違和感を生じるかもしれませんが、ご了承下さい。
【本編】
ホロウィッツはマイケル誘拐事件に詳しいとの理由でサロニーに慕われ、彼から逃げる為に郊外に引っ越したが、却って好都合と隠れ家代わりに利用されてしまった老人だ。
サーリングは「サロニーがCIAに入ってから殺人鬼になった」と言ったが、ホロウィッツは「サロニーは元々殺人鬼だった」と言う。
サロニーは自身の家族を皆殺しにした後、ゲリラ組織等を転々とし、殺人術を磨いた。
サーリングはその時期にサロニーと出会い、利用価値があると見て、CIAで更に彼を鍛えたのだった。
アフガン紛争やベトナム戦争等、合法的な大量殺人が許される場所にサロニーを派遣していたサーリングにとって、この件の発覚こそが、最も恐れている事態であったのだ。
ホロウィッツは事実を知りながら、組織には対抗する術も無い、と口を噤んでいた。
親友のレイランダーがジェームスの為に命を落とした事による反感もあった。
「有り余る才能を持ちながら、シンクタンクにも会社にもすぐに飽きてしまう。
ギャングの子に生まれながら、ギャングを継ぐ度胸も無い。
そんな飽きっぽい、下らんガキのために、レイランダーもサロニーも死ぬ謂われは無かろう」
だが、それを聞いたフロストは激昂する。
「俺だってあいつを野放しにしとくのはどうかと思ってるさ!
だがな、唯一、あいつが兵器産業に手を出さないところは気に入ってるんだ。
その気になりゃ、あいつは会社で手を汚さずに、いくらでもミサイルを量産できたんだ!
だが、奴はそうしなかった。あんたに嫌われる理由は無い」
続く


82 :マロン名無しさん:2005/07/05(火) 10:18:14 ID:???
少女漫画の 彼方へ だっけ?
あれってどうなったの?もう完結したの?


83 :マロン名無しさん:2005/07/05(火) 12:04:46 ID:???
「彼方から」

84 :マロン名無しさん:2005/07/05(火) 13:41:39 ID:???
>82
彼方からならもう2年位前に終わったよ。
今は次の連載がスローペースでやってるよ。

85 :マロン名無しさん:2005/07/05(火) 13:47:17 ID:???
では、その「彼方から」リクエスト

86 :マロン名無しさん:2005/07/05(火) 14:07:31 ID:???
>>83-84
やさしーね

87 :マロン名無しさん:2005/07/05(火) 14:32:59 ID:???
高橋留美子「犬夜叉」のあらすじをざっとでいいので教えてください。

88 :マロン名無しさん:2005/07/05(火) 15:21:16 ID:???
女子中学生のかごめは戦国時代にワープし
封印されてた半妖の犬夜叉と出会う。
かごめは犬夜叉を封印した巫女・桔梗の生まれ変わりだった。

いろんなキャラの宿敵である奈落を倒すために
しこんのかけらを探す犬夜叉、かごめ、その他のは旅は続く

89 :マロン名無しさん:2005/07/05(火) 19:08:42 ID:???
もともと言葉の意味的にざっとしたものであることを運命づけられているあらすじをざっとでいいのでとさらに強調されてリクエストされたら書かれるものはこれほどざっとしたものになるのだ

90 :マロン名無しさん:2005/07/05(火) 19:33:12 ID:???
犬夜叉って全然予備知識ないんだけど、今調べたら40巻ぐらい出てるのね。
で、前半の3行は1巻でカバーできるとして
残りの39巻はずっと後半の2行を書いてるわけ?

91 :マロン名無しさん:2005/07/05(火) 20:28:36 ID:???
>>90
はっきり言うとその通り。宿敵のパワーアップ→主人公のパワーアップの繰り返し。
もちろんそれなりに演出はされているが、87のリクエストが「ざっと」だからこれで構うめぇ。

92 :マロン名無しさん:2005/07/05(火) 21:28:26 ID:???
どうせ主人公カップルのラブコメが多分に含まれてるんでしょ>犬夜叉

93 :マロン名無しさん:2005/07/05(火) 23:31:26 ID:???
新たな仲間のエピソードとか
その仲間の身内の話とか
武器を手に入れるために苦労する話とか
いいヤツなような悪いヤツなような美形ライバルキャラ(犬夜叉の兄)がからんだり
犬夜叉の昔の恋人の怨霊がしつこく出てきたり
色々色々あるんだよ。
ラブコメはらんま1/2より少ないくらいじゃないか?

94 :マロン名無しさん:2005/07/05(火) 23:58:25 ID:???
>>93
>新たな仲間のエピソードとか
>その仲間の身内の話とか
>いいヤツなような悪いヤツなような美形ライバルキャラ(犬夜叉の兄)がからんだり

このへん、もちっと詳しく知りたいです。

95 :マロン名無しさん:2005/07/06(水) 01:17:22 ID:???
>>91
39巻分をたった2行でまとめて「これで構うめぇ」って・・・w リク主の言い分に甘えすぎ。
自分ももうちょっと詳しく知りたいから、どなたか出来る人がいたらお願いします。


96 :マロン名無しさん:2005/07/06(水) 05:11:30 ID:???
あらすじをさらにざっとと言うんだから別にいいんじゃないの
リク主に甘えすぎって、基本的にはリク主に準じてこのスレは書くものだし
それ以上に読みたいっていうのはまた別の話だし

97 :マロン名無しさん:2005/07/06(水) 05:29:31 ID:???
96に同意。
>>88のレスは的確に「ざっと」説明している。

95はもっと詳しく知りたいなら、自分が頭を下げて頼め。

98 :マロン名無しさん:2005/07/06(水) 07:37:42 ID:???
>>97 おつかれさん。

99 :マロン名無しさん:2005/07/06(水) 12:07:45 ID:???
夢やしきへようこそ、ざっと大まかな全体のストーリー教えてください

100 :夢やしきへようこそ:2005/07/06(水) 14:24:54 ID:???
那智・・・妖怪たちと見世物一座を営み、日本中を廻っている。座員たちからは「兄さん(あにさん)」と呼ばれ慕われている片目の鬼。
勇太・・・かつて那智に拾われた人間の捨て子。気のいい妖怪の座員たちの中で育つ。
市松(いちま)・・・ただの人形だったが、長い時間を経て妖怪に変化し(というよりは生身になりつつある)、勇太に恋心を持つ
見世物小屋「夢やしき」の座員たち・・・ろくろ首とか三つ目小僧とか色々

注意・物凄くうろ覚えなので多少違っている所があるかもしれません。
それと、この漫画は勇太視点になったり那智視点になったり話ごとに時間の軸が異なったりするので、
勇太篇と兄さん篇の二つに分けてみました。

勇太篇
勇太は赤子の時分捨てられていたのを那智に拾われ、那智の引き連れる妖怪たちの中で育つ。
彼らは普段、本物の妖怪であると言うことを利用して見世物をしながら生計を立てている。
旅の途中で様々な妖怪たちと出会いながら成長してゆく勇太。
しかし、ある時市松がその本性を見られたことから人間たちに一座の者たちが本物の妖怪である事がばれ、その時、勇太と仲の良くなっていた一人の人間の子供が村の寺から妖怪を退治するための灰を持ち出す。
子供はその灰で市松を退治しようとするが、市松をそれからかばった勇太の方が、逆に砂となって消えてしまう。
実は勇太は拾われたときには既に死んでいて、那智がそれを甦らせていたのだった。
勇太の死に沈む座員たち。
那智も今回ばかりは甦らす事は無理かもしれないと言う。
市松は勇太が死んだのは自分のせいだと泣き、勇太が生き返るのなら自分の手も足も全部やると言う。那智は昔から本物の人間になりたがっていた市松に、長いこと時間をかけてようやく人間の姿になってきたのにそれを全部失ってもいいのかと問う。
数年後、勇太は大学生となっていた。あの勘違いで勇太のために妖怪を退治しようとした少年も今や青年となり、勇太とは兄弟として暮らしている。那智が、勇太たちの記憶を書き換えたのだ。
幸せに暮らす勇太だが、見世物のお囃子の音を聞くと、何故か胸が痛くなる。
途中、通りすがった見世物一座を振り向く勇太。
その荷車には古びた大きな人形が積まれていた。終わり

101 :マロン名無しさん:2005/07/06(水) 14:44:42 ID:???
H2って半分まで読んだんだけど最後どうなるの?

102 :マロン名無しさん:2005/07/06(水) 15:24:19 ID:???
>>101
高3・夏の選手権本選。
準決勝であたった千川vs明和一は千川に軍配。
比呂vs英雄の対決も比呂に軍配。
英雄とひかりはよりを戻したっぽい。
比呂と春華の今後がなんとなく暗示される。
決勝の結果は読者に知らされず、ジ・エンド。

詳しいのが前スレにある(あくまでラストだけ)から、読んでみるといいかも。

103 :夢やしきへようこそ:2005/07/06(水) 16:06:12 ID:???
ちなみに勇太篇は明治〜大正時代の話。

那智・・・鬼たちの総大将であり、それらを率いて人間たちを殺すのを楽しんでいる。
八楯姫(やたてひめ)・・・那智の実の姉。心優しく美しい鬼だが、鬼と人間たちとの争いの末、人間に殺されてしまう。
すずな・・・干ばつの中、逞しく生きる少女。那智は次第にその生き様に感化されてゆく。
清白(すずしろ)・・・すずなの兄で、賢い。途中で裏切ると見せかけて良い人。
夜智・・・那智の血を貰って鬼となった人間。八楯が死ぬ直接の原因となった那智を憎んでいる。

104 :夢やしきへようこそ:2005/07/06(水) 16:12:32 ID:???
那智篇
古代、角を持って生まれたがために神の国を追い出された二人の姉弟がいた。
小舟に乗って、人間たちの国へと辿り着いた二人は、人間たちの中で暮らすことになった。
優しく美しい八楯を慕う人間たちだったが、それとは逆に乱暴者の那智を怖れ、忌み嫌っていた。
そんな中、一人の人間が八楯を襲おうとする。それを防いだ那智だが、その際
姉が顔にやけどを負ってしまった。やけどは治ったものの、それ以来人間たちを憎むようになる那智。
時は流れ、鬼たちは誰が人間を最も殺せるかということで競っていた。
そこへふらりと現れた那智が天を指差すと、雨が止んだ。そしてそれきり雨は降らなくなり、大飢饉の
ために大勢の人間が死んだ。そこで鬼たちは彼こそが鬼の総大将になるにふさわしいと認めたのだった。
ところが、日照りの続く中でも逞しく生きる人間たちがいた。
那智はそれを不思議に思い、そこを訪れ、すずなという少女と出会う。すずなたちは願いを叶えるという
竜の玉の伝説を信じ込んで、民を顧みない領主の労役や重税から逃れるために、
山の中に砦を作り、細々と暮らしていた。
那智はその村人たちを一人でまとめているすずなの兄の清白に興味を持ち、砦に居座る。
しかしその領主が攻めてきたことにより大半の村人が死亡。清白は行方不明となったがその後は裏切り者として敵として登場、しかしそれは全て村の皆を助けるためだった。その計画は結局失敗し、
ずなや村人たちも矢に射抜かれて死亡する。
実は那智は領主の探し続けていた竜を己の右目に封じることで天候を操っていたのだが、
それを自ら抉り出すことで人間たちに雨を返した。
洪水が起こり、領主たちは死亡、武士や村人たちの死体の中に、
すずなの着ていた着物の布切れを見て、那智は涙を流すのだった。
その間、鬼を憎む人間たちによって鬼と人との戦が起こっており、
かつて人間だったが那智によって鬼となった夜智は慕っている八楯を懸命に守ろうとするが、結局人間によって八楯は殺され、自信も瀕死となる。戻ってきた優しくなった那智は
瀕死の夜智を死んだと勘違いして埋葬したのだが、実は夜智は生きていて、
八楯を守らず、しかも自分を生き埋めにしたと思って那智を怨む。
そして、時折色々な妖怪たちとのエピソードや夜智のちょっかいがある勇太篇に続く。

105 :夢やしきへようこそ:2005/07/06(水) 16:16:06 ID:???
大体ストーリーはこんな流れです。
申し訳ないことにここまで書いておきながら最終巻は見逃してしまったので分かりません。
勇太篇の最後に終わりあるのは、時間軸が行ったり来たりするのでまとめやすくするためであり、
別に最終回ではありません。
どなたかラストを知っている方、補完してくれると嬉しいです。


106 :マロン名無しさん:2005/07/06(水) 16:40:32 ID:???
リク主じゃないけど夢やしきのあらすじ面白かった

107 :マロン名無しさん:2005/07/06(水) 16:49:34 ID:???
>>104
乙。
分りやすくてよかったと思います。

>一人の人間が八楯を襲おうとする

これは人間ではなくてスサノオだったと思う。

ラストは第二次戦争で勇太の子供が出てきて
鬼の最後の戦いで現代では遊園地で見世物やっているという設定だったような。
うろ覚えですまん。

108 :マロン名無しさん:2005/07/06(水) 16:53:54 ID:???
>100さん、乙です。
夢やしき、私も書きかけのやつがあるんで、近日中に投下しますわ。
内容ダブるところもあると思うけどご容赦ください。
>104の古代のところが、ちょっとニュアンスちがうんで、そこも付け足してみます。

109 :100:2005/07/06(水) 17:02:37 ID:???
>>107-108
今見返すと字数制限で削りまくった結果、ひどい脱字とクソ改行ですが
読んでくださってありがとうございます。
もうほとんどうろ覚えなんで>>108さんよろしくお願いします。

110 :マロン名無しさん:2005/07/06(水) 17:08:10 ID:???
夢やしきはファンが多い作品なのか?

111 :マロン名無しさん:2005/07/06(水) 17:12:46 ID:???
>>102
トン!そうなのか…。個人的には比呂とひかりがくっついてほしかったなぁ。

112 :マロン名無しさん:2005/07/06(水) 17:38:09 ID:???
おっ、もう新スレたったのかぁ。……って、
オイオイ、40冊にも及ぶ長編をたった5行で片付けられたものを良しとしてるヤツは正気か?
それこそ「あらすじ」や「ざっと」って言葉を真に受けすぎなんだよ……俺つられてんのかな。
まぁいいけどね、当の依頼主が仮に満足してるんだとしたら、それで。
それに既に別口で再リクエストが出てるしな。

>>111
同意。あのラストは不満だった。でもまぁ、あだちだしと思ってむりやり納得した。

113 :マロン名無しさん:2005/07/06(水) 18:46:49 ID:???
>112
かいてくれる人の善意をむげにしちゃいけないよ。
あくまで善意でやってくれていることなんだから。


114 :マロン名無しさん:2005/07/06(水) 19:22:27 ID:???
>>112
じゃあお前が書け。

115 :マロン名無しさん:2005/07/06(水) 22:28:20 ID:???
「あらすじをざっと」だから間違ってないし、
自分が書いたとしてもあんな風になると思う。

エピソードをどこまで拾って書くのかは書き手が
頭を悩ませる所なんだよな。


116 :マロン名無しさん:2005/07/06(水) 23:41:51 ID:???
というか、40冊以上あるから逆にあらすじと言われると短くなってしまうんだろう。
読み直すには多すぎる量だし、実際犬夜叉ってイタチゴッコみたいな話で
ストーリーより経過を楽しむRPGような感じの漫画だし。
らんまとかだってあらすじ要求されてもせいぜい登場人物の紹介くらいしか
できない気がする。

117 :マロン名無しさん:2005/07/07(木) 00:17:24 ID:???
あれ、いつのまにかPart10が落ちてる・・・よかったよかった。

>管理人さま
以前リクエストした「女ともだち」ですが、つい最近古本屋で発見できました。
なので、未解決の中から削除してください。お手数かけてすみません。

118 :夢やしきへようこそ:2005/07/07(木) 01:32:58 ID:???
明治末。
「夢やしき」はお化けを出し物にした旅芸一座。
そのお化けたちは、作り物だという建前だが、実は本物の妖怪たちである。
一座の中で唯一人間の勇太は、赤子のころに拾われ、皆に愛されて育った。
一座は、ある村に小屋をかけることになったが、そこで勇太は村の子供たちに「本物の妖怪」と疑いをかけられる。
勇太は村の子供と喧嘩になるが、やがてその中のガキ大将格である杉作と親しくなっていく。
だが、他の子供たちは、勇太と一緒にいた生き人形・市松の異様さを感じ取り、寺から護摩焚きの灰を貰い、杉作にも手渡そうとする。
だが、そのころにはすっかり勇太と友達になっていた杉作は相手にしない。
その後、市松が村の子の飼っている犬に襲われ、逆に噛み殺してしまうという事件が発生。
それを目撃した杉作は、市松に向かって灰を投げかけるが、灰は市松をかばおうとした勇太にかかり、勇太は消滅してしまう。
実は、勇太は拾われたときに既に死んでいたのだ。
それを一座の座長である「兄さん」が反魂術で生き返らせ、皆で育ててきたのだった。
嘆き哀しむ一座の中で、市松は自分のすべてと引き換えに勇太を生き返らせて欲しいと懇願する。
兄さんはそれを聞き入れ、勇太から自分たちの記憶を消し去り、杉作の弟として村に置いて行くことにした。

119 :夢やしきへようこそ:2005/07/07(木) 01:34:00 ID:???
この後も1話完結型で物語は続きます。
一座にいた頃の勇太の話、一座の面々の過去話、ゲストキャラを主人公とした話など。

そのほとんどが独立した話として読めるような形式です。
その中に全体を通して一つの流れがあり、それは夢やしきの座長で元は鬼大将であった「兄さん」こと那智王の物語となっています。


那智王:冷酷な総大将。普段は西国に住まう。
夜刀王:元人間。死にかけていたところに那智に血を与えられ鬼となる。
     髪と肌の色以外は那智にそっくりな容貌を持つ。
八楯姫:美しく慈悲深い鬼姫。東国鬼を統括する。

120 :夢やしきへようこそ:2005/07/07(木) 01:36:02 ID:???
目覚めたばかりの鬼には、それまでの記憶が一切無かった。
八楯のもとに預けられた彼は、夜刀ヶ池の主としての地位を与えられ、東国鬼の仲間として迎えられる。
その鬼、夜刀王は最初、八楯姫になれなれしいということで、他の鬼たちに反感を抱かれていた。
夜刀のほうも、そんな鬼たちに反発するような態度をとっていたが、八楯のとりなしもあり、酒を酌み交わすうちに、双方とも友として受け入れるようになっていく。
そんな折、西国から総大将である那智がやってきた。
いつものように遠慮なく八楯の館へやってきた夜刀は、そこで初めて那智と出会う。
前々から顔のことで何やら言われ続けていた夜刀は、那智との対面で、総大将に似ているために自分の顔を恐れられていたことを知る。
夜刀は冷酷な那智に反発と恐怖を抱き、また自分の慕う八楯と親しい素振りを見せられ、那智への反感を強めていく。
当時は人間たちの鬼狩りがさかんになっていた時代だった。
東国鬼は人間たちの襲撃に遭い、八楯と夜刀は西国へと落ち延びる。
那智は生き残った鬼たちを焚きつけ、人間と争わせた。
皆が戦いに熱狂する中、八楯だけは人間たちへの復讐は鬼の滅びにつながると危惧していた。
初めは乗り気でなかった夜刀も、復讐心や嗜虐心にとらわれ、戦いに狂奔していく。
那智は直接手を出さず、その様を見物して楽しんでいたが、双方の被害が大きくなった頃合を見計らって、雨を止めてしまう。
飢饉により人間たちは次々と倒れていったが、鬼たちも同様に飢えと疫病に苛まれていった。

121 :夢やしきへようこそ:2005/07/07(木) 01:40:09 ID:???
鬼たちが次第に数を減らしていく中、行方知れずとなっていた那智が帰ってくる。
八楯はこのような事態を招くとわかりながら、那智を止められなかったことを自分の罪だと感じ、那智を殺そうとする。
だが、それを受け入れようとする那智を結局殺すことが出来ず、八楯は那智をかき抱く。
「この罪深いたった一人の弟が こんなにも こんなにも愛おしい…!」
それを偶然聞いていた夜刀は、たとえ顔が同じでも八楯の目が那智だけに向けられていると知って、深い絶望感に囚われる。
静かな生活の中、わずかに残っていた鬼たちも死に、残るは、那智、夜刀、八楯の3人のみとなった。
那智は、3人がかたまっているのは危険だと考え、夜刀に八楯を託し、東国へ戻るように告げる。
道中、八楯を峠に残して水を汲みに行った夜刀は、自分が鬼大将の身代わりになれば、八楯が那智と静かに暮らせるのではと考えていた。
まさにその時、夜刀は水鏡を通して、人間の大軍が那智のもとへ向かっていることを知る。
夜刀は那智に危険を知らせるが、那智は自分で「最後の一匹」の居場所を知らせたと返す。
夜刀は急いで那智のもとへ引き返すが、そこで見たものは、那智に先んじて人間たちに名乗りを上げた八楯の姿だった。

その後、那智は首をとられた八楯の亡骸を葬り、また、深手を負った夜刀を封印して、その場を去る。
那智が、時代に取り残された妖怪たちを集め始めるのは、幕末からとなる。

もう一人の生き残り、夜刀が傷を癒し再び目覚めるのは、封印されてから400年後。
夜刀は八楯を失った悲しみと恨みを那智にぶつけ、その命を狙うようになる。

122 :夢やしきへようこそ:2005/07/07(木) 01:46:35 ID:???
古代篇

神代の昔、生まれたばかり(といっても外見年齢は16〜7歳)の姉弟が、天照の手によって下界に流された。
異形の印を持って生まれた子、いずれ大きな災いをもたらす者というのが、その理由だった。
何も持たず小船に乗せられ大海に流された2人だったが、さまざまな困難に襲われつつも、辺境の島に流れ着く。
島の住民は2人を高天原から来た鬼神として敬い、迎え入れる。
姉姫はその村に残り、「八楯山の花織姫」と呼ばれ幸せに暮らしていった。
弟のほうは行方をくらまし、時折姉のもとへ贈り物を置いていくばかりで姿を見せようとしない。
弟はあちこちを旅していたが、やがて紀の滝のある一帯に住まうようになる。
その地の名から「那智の君」と呼ばれるようになった弟は、須佐之男の軍に入った。
手柄を立てれば高天原へ戻るよう取り計らうと約束されてのことだが、須佐之男は天照がそれを聞き入れることはないと知っていた。
須佐之男は承知の上で那智の力を利用しようとしたのである。
しかし那智の力は須佐之男の予想をはるかに上回っていた。
那智の報復を恐れた須佐之男は、姉を手に入れれば那智も自分に手を出せまいと考え、八楯を手篭めにしようとする。
八楯は抵抗し、はずみで倒れてしまった灯の火に顔を焼かれ、失明してしまう。
それを知った那智は、八楯の制止も聞かず、須佐之男を追っていく。

123 :夢やしきへようこそ:2005/07/07(木) 01:50:39 ID:???
須佐之男は兄の月読によって岩戸に匿われ、神将に警護されていたが、那智はそれを容易く破る。
追い詰められた須佐之男は、八楯と那智の角の秘密を話してしまう。
異形の印である角は、実は天照によってつけられたものだった。
イザナギから天地は男女神に治めさせるべきと告げられた天照は、自分が位を追われることを恐れて、八楯たちを高天原から追放したのだ。
そのことを那智に責められた天照は、命乞いをするものの結局殺されてしまう。
天照と引き換えに、八楯の顔の傷は消え、目も元通り見えるようになった。
那智は八楯を次代の天照にしようと迎えに行くが、八楯は地上で生きることを選び、村の者たちのもとへ戻ろうとする。
そこへ神将の生き残りの1人が毒槍を投じた。
那智は八楯をかばう形で槍を背に受ける。
死にゆく那智を抱きしめ、八楯は悲鳴をあげる。
その瞬間、世界は崩壊した。

124 :夢やしきへようこそ:2005/07/07(木) 01:52:46 ID:???
ここに到ってようやく八楯は自分が強大な力を持っていたこと、天照が真に恐れていたものは八楯の持つ力であったことに気づく。
那智を抱いたまま、ひとり取り残された八楯の前に月読が現れる。
月読は語る。
那智は姉の力に、そしてその力が弟を守るためだけに無意識に発揮されることに気づいていたのだろう、と。
だからこそ那智は八楯から離れたのだ。八楯に力を使わせないために。
八楯はそれを聞いて泣き伏し、自分の命と引き換えにすべてを戻して欲しいと願い出るが、それは無理だと返される。
神々の寿命はその者の力に比例するので、八楯ほどの力を持つ者の命を奪うことはできないというのだ。
八楯は、それならこの力のすべてを黄泉路に封じて欲しいと懇願する。
月読はそれを容れ、八楯の力、そして月読自身と姉の天照の命にかえて時間を戻すことを、イザナミに申し入れる。

八楯の願いどおり、この世は元に戻った。
ただ、太陽神は代替わりし、また、須佐之男は高天原での騒動はすべて自分に責任があると言い、自ら下界に下ったという。
八楯の傷と目も、時間と同時に戻ってしまった。
那智は再び旅に出ようとする。
送りに出た八楯は弟に向かって言う。
時が戻ったので傷も戻ってしまいました。でももう他の人の目はいりませんよ。
いつかあなたがその力を良いほうに高め、他の人の光を奪わずに治してくださるというのなら喜んで受けますけれど。
その後も八楯は平和な村で幸せに暮らした。
那智が仲間の鬼たちを連れて戻ってきたのは、それから数十年後のことだった。

古代篇 了

125 :夢やしきへようこそ:2005/07/07(木) 01:54:41 ID:???
那智は姉の八楯を喜ばせるために、領地を増やし、一族を栄えさせ、その頂点に姉を据えるといったことを成し遂げてきた。
夜刀もまた「姉の望むような弟」として、那智から八楯へ贈られた者だった。
しかし、那智がよかれと思ってなすことは、姉を憂えさせるばかり。
八楯を本当に悲しませていたのは、姉を愛するあまり、自分自身を含めて誰も愛そうとしなかった弟の心のありようだったのだ。
那智はいつからかそれに気づきはしたが、結局何も出来ぬままに八楯を失ってしまう。
だが、姉の手を求めるばかりだった那智の孤独な心も、さまざまな人間との出会いや「夢やしき」一座との暮らし、そして我が子の様に愛し育てた勇太の存在により、次第に変わっていく。

それぞれ人間や妖怪と交流しながらも、小競り合いを続ける夜刀と那智。
その中で、夜刀は徐々に自分の力が満ち、いずれは那智を超える力を持つだろうことを感じ取る。
那智もまた同様のことを感じ、「自分を殺しにくるもう一人の自分」として夜刀の訪れを待つようになる。

その2人が本格的に戦うことになったのは、大正時代のことだった。
しかし、戦いのさなか、夜刀の攻撃を前にして、那智は自ら守りを解いてしまう。
そのまま那智は、行方も生死もわからなくなってしまった。
別行動をとっていた夢やしき一座は、座長である兄さんの身を案じ、その帰りを待ちながら旅を続けていく。

126 :夢やしきへようこそ:2005/07/07(木) 01:56:15 ID:???
一方、人間たちのもとに残された勇太は、豪農・桜木家の次男坊として成長していった。
しかし、高校に入ったころから、術が解けかかり体調を崩すようになる。
自分はもう長くないと感じる勇太だったが、那智や夢やしきの者に助けられ、無事生き延びる。
やがて帝大を主席で卒業、大企業に就職するが、自分の力は評価されたものの、労働者への待遇のひどさ、改善を訴えても聞き入れられない状況に失望し、退職する。
その後、結婚し男児誕生。勇太は子煩悩な父となった。
大企業の要職を捨て、田舎へ帰っても家業を手伝うこともしない勇太を、周りは変わり者だと言ったが、母と妻はそんな彼を優しく見守っていた。
ある日、陸軍に入っていた兄・杉作から手紙が届く。
家業のことで自分に遠慮は不要、細君と家を盛り立てて欲しい、というその手紙を読んで、勇太は涙を流す。
勇太が昔から抱いていた違和感に、次男だからという以上に兄への遠慮があったことに、兄は気づいていたのだった。
その後、勇太は家業を継ぎ、数年後に太平洋戦争のため出征。
それからは勇太は直接登場せず、勇太の息子・勇太郎視点で戦中戦後の出来事が語られる。

127 :夢やしきへようこそ:2005/07/07(木) 01:57:33 ID:???
戦争も末期に差し掛かった頃。
富豪の令嬢・杏子にかくまわれていた夜刀は、那智が生きていることに気づく。
杏子が引き留めるのも振り切って那智のもとへ行く夜刀。
那智と夜刀は再び対面するが、先の一戦で双方とも力のほとんどを失っていた。
残った力で那智を殺そうとする夜刀。
静かに死を待つ那智。
そこへ空襲にもかまわず、夜刀を探しにきた杏子が現れる。
杏子は2人の前で大火傷を負い、さらにその身をもって機銃から夜刀をかばい、重傷を負う。
那智は米軍機を破壊し、夜刀に早く行けと告げる。
夜刀は杏子を抱えてその場を去ったが、すでに傷を治すほどの力すら残っておらず、杏子は夜刀の腕の中で息を引き取る。
焼け跡の中、生き延びた人間、その後も生き続けようとする人間たちの様子を見やりながら、言葉を交わす那智と夜刀。
夜刀は言う。
「わしらは子供や」
自分の好きなものだけを求め、それ以外を顧みず、失ってからその愚かさに気づき、あわてて善人のふりをしたがる。
何百何千年生きていようと、自分たちはそんな子供のままだ、と。
夜刀にはもう那智を殺せるだけの力は残っていなかった。
また死に損なったがそのくらいの計算違いは我慢しろ、もう二度と会うこともないだろうと言い置き、夜刀は那智の前を去ろうとする。
那智は去り行く夜刀に問い掛ける。
「…人間に戻りたいか?」
夜刀は答える。
「まさか」
あんな面倒くさいもん、一回やったら充分やで…。

128 :夢やしきへようこそ:2005/07/07(木) 02:03:19 ID:???
勇太の息子、勇太郎も空襲のため、目の前で教師や級友を失っていた。
その後まもなく伯父・杉作の戦死の報が届き、終戦を迎え、そして父・勇太はいまだ戦地から戻ってこない。
ある日、勇太郎は一人の男に出会う。
男の視線の先には、お化けの格好をして技を披露する芸人たちの姿。
昔はあの中にいたという男に、勇太郎は戻らないのかと問う。
男は、自分は体を駄目にしたので戻っても足手まといにしかならないと答える。
勇太郎はなぜそれでは駄目なのかとつぶやく。
「俺、戻ってきて欲しで!」
そう叫ぶ勇太郎の中に、男―――那智王はかつての勇太の姿を見た。
片足を失った友人のこと、戦地でどんなことになったか知れない父のことを思って泣く勇太郎に、那智は遠く離れた地で懸命に生き続けようとする勇太の姿を見せる。
勇太郎がふと気がついたときには、那智はもうどこにもいなかった。
父・勇太が帰ってきたのは、この4年後のことである。

ラストは現代。
遊園地でお化け屋敷の呼び込みをする夢やしき一座。
一時離れ離れになっていた座員も戻り、妖力を失っていた市松も復活。
そして、座長の那智の姿もその中にある。
かつての仲間たちが皆揃って客を迎え、大団円。

129 :マロン名無しさん:2005/07/07(木) 02:25:57 ID:???
ごめんなさい。
一応読み返してから投下しようと思っていたんだけど、
肝心の9巻(古代篇の「夢織歌」が入ってるはず)を含む何冊かが手元になかった…。
記憶を頼りに一気に書き終えてしまったけど、間違いがあったら訂正願います。
(リレーみたいになってしまった)

130 :天使禁猟区 36:2005/07/07(木) 03:07:52 ID:???
【地獄編 ACT.4地獄帝国】
もしもアスタロテが反魔王派だったら無事では済まないと警戒する九雷に
アスタロテは優しく微笑み、腹の中にいるという赤ん坊の心音を聞かせる。
悪魔とは思えないその態度に九雷は安心する。
九雷は魔王の999人目の花嫁で、
アバドンは魔王の数多くいる子供のうちの一人であり九雷の継子なのだとアスタロテは言い、
魔王の嫁になどならず、ずっとここにいて生まれてくる子供の友達になってくれと頼んでくる。
九雷は断り出ていこうとするが、ここは無限に増殖する迷宮となっているから
1度入ったら2度と出る事はできないとアスタロテに言われる。
この迷宮をつくったのはアスタロテの兄のアスタロト。
彼は出来の悪い妹を恥じ憎んでおり、彼女を人前に晒さないために迷宮をつくったのだ。
じゃあお腹の子供の父親は…?°纓汲ヘ疑問に思う。
突然、アステロテは兄がやってくると叫び、九雷を箱の中に隠すため押し込めた。
「なんだその腹は!浅ましい女だ恥を知れ」すぐにヒステリックな男の怒鳴り声が響き、
なにかが破裂するような音がした。「あっああ…私の赤ちゃん…また潰した!」
耐えきれず飛び出した九雷は、アスタロテそっくりの男の姿を見る。
兄妹は双子だったのだ。アスタロトは九雷を失神させると、高らかに笑った。
その笑い声を聞いたアバドンは九雷の危機を知った。



地獄についた刹那とノイズに、アラクネが突如襲い掛かる。
誰よりも九雷の傍にいたお前が何故裏切るのだと刹那は叫ぶ。
「誰よりも憎んでいたからこそ誰よりも慈しむ事が出来たのよ。
 選ばれし者≠ノはわからないでしょうね」
そう言い残しアラクネは消えた。ノイズと刹那は九雷を探して歩き回り、
ベリアルとアラクネに捕まった。ノイズは人質として取られ、
一定の時間がきたら大量の針が飛び出す椅子に縛り付けられた。
その時間が経つ前に、どこかに消えてしまった九雷を探せとベリアルは言う。
ルーレットにより、刹那は淫欲の業を担うアスモデウス公爵のもとへ行く事になった。
「どうして悪魔の手先に…姫様の従兄弟なのに…!」アラクネに向かい叫ぶボイス。
「正しくは、彼は姫君の兄にあたるのですよ」ベリアルは微笑みながら言った。 続く

131 :マロン名無しさん:2005/07/07(木) 03:11:56 ID:???
最後から2行目ボイスではなくノイズでした。
修正お願いします。


132 :マロン名無しさん:2005/07/09(土) 14:20:55 ID:???
夢幻紳士お願いします

133 :マロン名無しさん:2005/07/09(土) 14:46:48 ID:???
>132
夢幻紳士は短編構成が多いし、シリーズによって設定も性格も異なるから
どれを知りたいのか具体的に書いた方がいいかも

134 :マロン名無しさん:2005/07/09(土) 15:15:33 ID:???
>>133
そうなの?
実は本屋でみかけてどんな話なんだろうと気になって。
大まかなストーリーが知りたいんですけれども。

135 :夢幻紳士・幻想編1:2005/07/09(土) 16:16:54 ID:???
>134
本屋で見かけたという事は最近出た「幻想編」だと
思うので、「幻想編」のストーリー。

夢幻紳士シリーズで唯一共通している事。
夢幻 魔実也(むげん まみや)という男が出てくる。
舞台は大抵大正〜昭和初期辺り。

主人公『僕』は親の遺産を狙う叔父に脳内に電波受信機を
埋められたと思い込み、奇行を繰り返していたので
格子付きの病院に押し込められる。『僕』はこの事を
いつの間にかそばにいた『黒い服の男』に語ると、
『黒い服の男』は「受信機を取ってしまえばいい」と
答え、『僕』の頭に手を突っ込んで受信機を取って
しまい、『僕』の奇行は止まる。
医者によると『黒い服の男』は存在しておらず、患者の
『僕』が妄想で妄想を治してしまったのだという。
実は『僕』が奇行に走った原因は、財産を狙っていた
叔父が『僕』を病院に閉じ込める為に暗示をかけていた
からで、叔父は退院してきた『僕』に更に強い暗示を
かけようとする。そこへ『黒い服の男』が現れ、逆に
叔父に電波受信機を埋め込み、叔父が病院に入院する事に
なる。
以降、『僕』が危険になると『黒い服の男』が現れ、
『僕』を救っていく。しかし、『黒い服の男』はあくまで
妄想の産物で影のような存在。
『僕』が物理的に閉じ込められると助けようがなく、
『黒い服の男』は消えてしまうのを覚悟して、自分の
本体へ助けを求め、『僕』は本体に助けられる。

136 :夢幻紳士・幻想編2:2005/07/09(土) 16:18:09 ID:???
本体に助けられた事によって、『僕』は実は女性で、
叔父からの虐待のあまり自分は男だと思い込むように
なっていた事、今まで自分を助けてくれていた『黒い
服の男』は街でたまたま見かけた人物(本体)に魅かれ
産み出した妄想であった事に気付く。
本来の自分を取り戻した事によって、自分を守って
くれた『黒い服の男』は消えてしまったと『僕』は
悲しむが、本体の方が「彼はまだ僕の中にいます。
彼は貴女が呼べばいつでも出てくると言っています」と
告げる。
その後、『僕』は夢や幻想の中で『黒い服の男』と
語り合ったりしながらも、普通に人生を送り孫にも恵まれる。
人生最後の時を感じた『僕』は唯一妄想を共有し、
楽しんだ孫に『黒い服の男』の名前を知らないまま
なのが心残りだと言う。すると孫に「夢の中で聞けば
いいじゃない」と突っ込まれる。
ラスト、『僕』はようやく『黒い服の男』に名を尋ねる。
『黒い服の男』は「僕の名前は夢幻です。夢幻魔実也と
いうのですよ」と答えた。

おおまかにしようとしたけど長くなってしまった。
判りにくかったら読んだ方が早いかもしれない。
この話では夢幻魔実也は青年だけど、シリーズによっては
少年だったりする。

137 :マロン名無しさん:2005/07/09(土) 21:49:17 ID:???
サンクス。
で、その夢幻 魔実也って何者なの、結局?

138 :マロン名無しさん:2005/07/10(日) 00:01:36 ID:???
>>137
だから、何編かによって設定も違う。人間かどうかすら怪しいケースもあるので
何者なのと聞かれても答えようが無い。


139 :マロン名無しさん:2005/07/10(日) 02:27:34 ID:K9m6Boc9
Vジャンプブックスの、「アニメコミックスファイナルファンタジー」をお願いします

140 :アラベスク 第二部:2005/07/10(日) 09:15:46 ID:???
第一部を書いたのとは別人です。
最近読み返したのでストーリー投下します。
続けて読むと違和感があると思いますがご容赦ください。


ノンナはバレエ学校の8年生に上る。
同室のアイシャは結婚。そして団員に。
ミロノフ先生に見出された田舎からの転入生ヴェータが現れる。
ノンナの時を思い出し緊張が走る生徒達。
自分がクラスに入り辛かったことを思い出しなんとなく親切にするが
ヴェータはノンナの名前を知った時、自分はノンナを超えると敵意を
むき出す。
ミロノフ先生はノンナを追い越すバレリーナーを育てたいと言っていた。
ヴェータは一度見た踊りは忘れないという。「アラベスク」もノンナと
そっくりに踊ってみせる。

アーシャが1日だけ白鳥の湖で主役デビューがする。王子役はミロノフ先生。
だが公演前アーシャの妊娠が発覚。
動きの激しい黒鳥部分だけ代役を立てることになり、変更部分の振りを
覚えていたヴェータが踊ることに。

現在8年制の学校を9年生にするという動きがあるという。
ノンナは9年への進級を薦められるが、早く劇団員になって先生と一緒に
踊りたいので気がのらない。

141 :アラベスク 第二部:2005/07/10(日) 09:16:32 ID:???
ミロノフ先生と同期の中性的バレリーナ、エーディク。
海外公演が多い彼のことをノンナはよく知らなかったが、彼は学生の
時からミロノフ先生と首位を交互に取るライバルだった。
だがエーディクの個性ある踊りは古典重視のソ連では評価が低い。

ヴェータの夜間訓練をしに来たミロノフ先生はエーディクが自分の解釈
の振り付けで「アラベスク」を練習しているのを知る。
いつか日の当るところで踊ってみたいというエーディク。

「アラベスク」の2日公演。
開幕前ヴェータの用で呼び出されたミロノフ先生。
開演直前になっても戻らず、ヴェータに焼きもちを焼いたノンナは、
エーディクが「アラベスク」を踊れると言ってしまう。
先生の変わりにアリババを斬新な振り付けで踊り大絶賛を浴びるエーディク。

ノンナは先生を呼び出したヴェータをなじるが、先生の用はすぐ
終わったという。
自分がミロノフ先生に場を与えられたと気がついたエーディクは傷つく。

翌日の公演、見せ場を殺すようなミロノフ先生の振りの変更にパニックした
ノンナは舞台上で足をくじく。
「アラベスク」の振り付けを覚えていたヴェータがまた代役として舞台に立つ。

悔しくて泣くノンナ。舞台から歓声が上り、先生がどんな踊りをして
いるのか見ようとするが足が動かない。
ノンナは精神的なもので足が動かなくなり車椅子生活を余儀なくされる。

ミロノフ先生は跳躍を取り去りバレエの本質的な物でエーディクと勝負
した。評論家からは高い評価を受けたが観客はエーディクを支持。
エーディクはミロノフ先生がかつての天才と同じことをしたことに
打ちのめされる。

142 :アラベスク 第二部:2005/07/10(日) 09:17:08 ID:???
ノンナの見舞いに来たエーディクは、ミロノフ先生の為ではなく、
自分のために踊れとノンナに言う。
そして北欧公演の時に共に亡命しようと誘う。

卒業公演の前日ヴェータが来るが、タイミングを逸して用件を話さずに帰る。
ノンナは先生方と共に仲間の卒業公演に行くがパンフレットを見てパニックを
起こす。
ヴェータが踊るのはノンナが卒業発表会で踊ろうと決めていたのと同じ演目。
ノンナは舞台を見ることなくエーディクに連れられて家へ戻る。
エーディクはミロノフ先生を信じろと言うが、それでも亡命を再度勧める。

ヴェータの踊りを見て驚く採点者の先生。ミロノフ先生はこれがノンナの
信頼を失って得た結果だと言う。

卒業進路が発表される。
ヴェータはレニングラードではなく出身地のバレエ団に採用された。
ミロノフ先生の見立てを誰より信じていたノンナは不思議がる。
ヴェータは独学でバレエを習った者の弊害として人の真似が上手い便利屋
になっていた。
どんな細かい踊りも一回見ると覚えられるが。自分の踊りというものが
踊れない。どんなにミロノフ先生に注意されてもしかられても駄目だった。
卒業試験の評価は規定どおり。可も無く不可もなく。
正式にバレエを習ってまだ数ヶ月。これから勉強すれば直るかもしれないが、
ヴェータの家は貧しいので学ぶより稼がないとならない。
今は私の負けだけど、いつかあんたを追いこす。
あんたと友達になりたかったと去るヴェータ。

翌日ノンナはミロノフ先生を呼び出す。
ノンナは自分にはミロノフ先生の手がまだ必要だという。
しかし、ミロノフ先生は自分に寄りかからず自立しろと言う。
ノンナは自立しにエーディクと亡命すると言ってしまう。

143 :アラベスク 第二部:2005/07/10(日) 09:17:44 ID:???
北欧公演にノンナも車椅子でついていく。
ノンナ達が亡命しようと空港に向かおうとするのに、成り行きでミロノフ
先生も付き合う。
ミロノフ先生はエーディクに亡命理由を聞く。
ソビエトでは自分は先駆者で誰も自分を成長されてくれない。
今のうちに吸収したいのにソビエトは自分を窒息させると。

搭乗直前、ノンナは立ち去ろうとするミロノフ先生の背中を見て、
たまらなくなり車椅子から立ち上がり追いかける。
歩く為の良薬が間一髪効いたねとエーディクは一人亡命する。

ミロノフ先生はエーディクが本当は本気でノンナと亡命する気だった
ことを見抜いていて、芝居と言い切ってくれたことに感謝する。
エーディクの亡命で残りの公演は中止となる。

エーディクの記録はソ連バレエ界から全て抹消された。
ノンナはバレエ学校の9年生に進級する。

エーディクからの手紙が密かに届く。
ノンナが自分に負けない個性の踊り手であるから一緒に亡命したかったと。
自分のためだけに君に亡命を勧めた。
そしてミロノフ先生はノンナのことを思ってノンナを追い越すような
バレリーナを育てようとしていた。万が一自分がノンナにとって最高の
パートナーでは無いことを考え、またノンナの成長を止めることを恐れて
突き放すようなことをした。
回りに責められようとも。
あいつは誰よりも君を愛している……

144 :アラベスク 第二部:2005/07/10(日) 09:18:07 ID:???
9年生は精鋭の集まり。男女合同クラスである。
エーディク亡命事件で責を負い5ヶ月公演に出られないミロノフが教師として
加わる。
ドイツから来たピアニストのカリンはレズの気配を感じさせノンナを戸惑わせる。

アクロバット的な「アラベスク」でデビューしてしまったノンナはキャラクター
ダンサーのイメージが付いていた。それを払う為にチャイコフスキー・コンクールで
叙情的な作品「ラ・シルフィード」を踊ることになる。
ノンナは「ラ・シルフィード」が苦手で先生方の協力のもと、必死で踊りを
つかもうとするが自信が持てない。

カリンは女性に優しくミロノフ先生には攻撃的である。
そしてノンナに対しては気まぐれな態度を取る。
ノンナの「ラ・シルフィード」に批判的なカリン。
アキレス腱を切って踊れなくなり自殺してしまった彼女の元恋人は、
そんな風に踊らなかったと。

役を完全につかみ切れずただ精一杯踊ろうと思うノンナ。
コンクール開幕直前、ブレスレットが見つからずパニックになるノンナに
ミロノフ先生はペンダントの鎖を両腕に巻いてくれる。
落ち着き力を得て没頭して踊るノンナ。
狂言自殺をし、結果見殺しにした恋人のことを思い出し途中でピアノ伴奏を
止めてしまうカリン。
静まり返った劇場の中でノンナの腕につけた鎖が静かな音をたて、それは
幻想的な踊りとあいまって大成功を収め、トップの成績を取る。

145 :アラベスク 第二部:2005/07/10(日) 10:29:02 ID:???
カリンはベルリンに戻ることになる。
その前日、カリンはノンナに一緒にベルリンへ行こうとピストルで脅かす。
ちょうどノンナに用があって探していたミロノフ先生が割り込み、カリンは
はずみでミロノフ先生を撃ってしまう。
幸い手術は成功し先生は1年間踊れなくなるだけで済んだ。

拘置所でカリンはミロノフ先生を愛していて、ノンナが先生と関係を持ったら
ノンナと関係を持とうとけしかけていたと告げる。

ノンナはミロノフ先生の見舞いに行き、撃たれた日に先生がノンナを探して
いたのは、一番にレーニン賞受賞を知らせようとしていたからだと聞く。
そして、もう一つミロノフ先生は何かを告げようとするが薬が効いて、
退院したら結婚しようと言えずに寝てしまう。
二人のハッピーエンドを予告させるカットで終わり。

146 :マロン名無しさん:2005/07/10(日) 10:50:32 ID:???
アラベスク乙。

>拘置所でカリンはミロノフ先生を愛していて、ノンナが先生と関係を持ったら
>ノンナと関係を持とうとけしかけていたと告げる。
この文の意味がよくわからないんですが

147 :マロン名無しさん:2005/07/10(日) 14:14:48 ID:???
ミロノフ先生を撃ったことでカリンは逮捕される。

面会に行ったノンナにカリンは、自分は男性であるミロノフ
を好きになった。
でも触れるのも怖くて、ノンナがミロノフ先生と結ばれたら、
ノンナを自分の物にして満足しようと思っていた。
ノンナのことも好きだったと言う。


ということです。説明しづらいな。


148 :マロン名無しさん:2005/07/10(日) 18:53:44 ID:???
よくわかりました。アリガd

149 :マロン名無しさん:2005/07/11(月) 04:11:03 ID:???
>137
幻想編に限って言えば、主人公の妄想の元ネタになった通りすがりと
妄想の中の人

150 :マロン名無しさん:2005/07/11(月) 04:27:34 ID:???
>>138
幻想編以外はなにがあるんでしょうか?

151 :マロン名無しさん:2005/07/11(月) 05:02:25 ID:???
小手川ゆあの「おっとり捜査」「ライン」「Silent」をお願いします。
詳しく書いて下されたらうれしいです。

152 :マロン名無しさん:2005/07/11(月) 05:03:22 ID:???
>150
怪奇編と冒険活劇編。
怪奇編は幻想編に近い雰囲気で夢幻魔実也は青年。
冒険活劇編では少年探偵で、最初こそ確かに冒険活劇っぽいが
話が進むにつれて登場人物の等身が低くなり、それに比例するようにギャグ度が上がっていく。
他にも少年探偵で雰囲気が怪奇編に近い物とかあった気がする。
詳しい人補完よろ。

153 :マロン名無しさん:2005/07/11(月) 06:14:48 ID:???
仮面少年と学校怪談にも夢幻魔実也は出てきてたな。

154 :マロン名無しさん:2005/07/11(月) 09:22:12 ID:3wvPnxRJ
あと帝都物語にも帝都の子悪魔としてでてるな。

155 :マロン名無しさん:2005/07/12(火) 15:54:51 ID:???
まとめサイトの未解決のところのある「ライフ」って、すえのぶけいこのですよね。
挑戦してみたいと思うのですが他にどなたかおられますか?
いなければこれからまとめてみるので時間かかると思いますが、予約します。

156 :マロン名無しさん:2005/07/12(火) 23:05:05 ID:???
どんどん書いてくださいな

157 :ライフ:2005/07/13(水) 22:10:01 ID:???
では「ライフ」を投下します。
うまく省略ができずものすごく長くなってしまいました_l ̄l〇
文章も下手ですみません。

この話は主人公がいじめと、リスカをくりかえす自分の弱い心と戦う物語…でしょうか。
よくワカラナイ…。
現在「別冊フレンド」で連載中です

158 :ライフ1:2005/07/13(水) 22:10:54 ID:???
椎葉歩(シイバアユム)は受験を控えた中学三年生。
親友のしーちゃんと同じ高校に行きたいが、しーちゃんはクラスで成績がトップ。
それに引き換え歩は勉強が得意でない。
しかしある日しーちゃんが近隣でトップの南高校ではなく西舘を受験することを知る。
しーちゃんはずっと西校に憧れており「行けるトコ」ではなく「行きたいトコ」に行くのだと言う。
それを聞いて歩も西舘に行こうと決意をする。
ところがその気持ちを伝えてもしーちゃんは思ったより喜んでくれない。
模試の判定もD判定だったし、自分があんまり無謀なことを言い出したからだろうと思い
その日から猛勉強を始める歩。
わからないことはしーちゃんに聞き、家でも深夜まで眠らずがんばった。

その結果期末テストではなんと30番も成績があがった。
そのまま冬休みにも勉強をかさね、新学期最初のテストでも大健闘。特に数学は自己最高点の88点。
喜ぶ歩だったが、しーちゃんが自分より悪い点を取ったことを知り何と言っていいかわからず
「たいしてかわんないじゃん。また次で頑張りなよ」と言ってしまう。
一瞬傷ついた顔をするしーちゃん。
次に返ってきた英語の点も歩のほうが上だったのだが、ついウソをついて低く言ってしまう。
その日職員室に呼び出されたしーちゃんから「一緒に勉強するのをやめよう」と告げられる歩。
「自分が足を引っ張ったから」と言う歩に「そんなことない」と言うしーちゃん。
不安になった歩は神社にお参りをし、お守りを買う。

受験当日。もし高校が離れても友達でいてくれるかと聞く歩に「当たり前でしょ!」と怒るしーちゃん。
「あんたが誰よりも頑張ったことは私が知ってるんだから自信をもて」と励まされ涙を浮かべる歩。
しーちゃんに神社で買ったお守りを渡し、それぞれの教室に入っていく二人。

そして卒業式。
この学校は合格発表の前に卒業式が行われるため、浮かない表情のしーちゃん。
自己採点の結果、合格ラインぎりぎりの点数しか取れなかったと涙を浮かべる。
そんなしーちゃんを見て、歩は自分のほうが低い点だと言う。
それを聞いて心から安心するしーちゃんに、複雑な表情の歩。


159 :ライフ2:2005/07/13(水) 22:12:30 ID:???
合格発表を一緒に見に行く二人。足がすくむ歩の手を取るしーちゃん。
自分の番号を探す歩。……あった!
「すごいよぉっ。おめでとーっ」しーちゃんも喜んでくれている。涙で視界がぼやける。
しかししーちゃんの様子がおかしい。
「なんで?」何度見てもしーちゃんの番号はなかった。
「何でアンタなのよ!!」
そう歩に言い捨てるとしーちゃんは泣きながら立ち去っていった。

家に帰ってもしーちゃんの言葉が頭から離れない。
自己採点されたテストに書いてある点数は…本当はしーちゃんよりも上だった。
思わずコンパスの針で自分の手の甲を傷つけ、そのまま突っ伏してしまう歩。
次の日学校に結果を報告に行くと、職員室からしーちゃんが出てくるところだった。
微笑みかけてくれたのでほっとした次の瞬間。
「歩はやさしいね」「自己採点本当は私より良かったんでしょ」「言い出せなかったんだよね」
「ごめん」と答えた歩の足元に何かが投げ捨てられた。
受験の日にあげたお守りだ。しーちゃんは続けた。
「優しさのつもり?歩は楽でいいよね。人のこと頼るだけ頼って同情してりゃいいんだもん」
「ちがっ…」いいかけた歩にしーちゃんは言い放った。
「あたしあんたがウザかった」「あんたなんかいなければよかった」

私が頼っていたからしーちゃんは自分がアブナイと言い出せなかったんだ。
卒業式にとった写真の自分の顔をカッターで切りつける歩。
西舘に憧れていたと語ったしーちゃんが甦る。その顔が最後に見た顔に変わっていく。
「なんであんたなのよ!」「あんたなんか消えちゃえ」
勢いをつけて手首を切りつけた。しーちゃんの痛みはこんなんじゃない。
何度も切りつける。
溢れる血から頭の中のぐちゃぐちゃがスーッと流れて出ていくみたいだった。
その後、手紙や電話でしーちゃんに気持ちを伝えようとするも届かない。
新しい学校生活にも気持ちはまったく向かわないまま、自傷行為がやめられない。
痛みを感じることで安心できる。
高校の入学式の朝、前に進まなきゃと歩き出す歩の制服のポケットには
カッターナイフが入っていた。

160 :ライフ2:2005/07/13(水) 22:12:59 ID:???
入学から一ヵ月。
歩にも新しい友達ができた。彼女の名前は安西愛海(アンザイマナミ)。
入学当初はまた傷つけてしまうくらいなら、と人と接しないようにしていた歩だったが
新入生歓迎遠足で人目を避け一人でお弁当を食べようとしたときに寂しさがこみ上げてきた。
そのときに現れたのが愛海だった。
屈託なく接してくる接してくる愛海に触れたとき光が差してきたように思えたのだ。

放課後プリクラをとりに行った二人。
一緒にヘン顔でとろうと言ったのに愛海は自分だけ可愛らしいポーズで写ってる。
半分こにしようと言う愛海に自分はいらないと言う歩。
ところが次の日学校に行くとみんなにそのプリクラがばらまかれていた。
嫌がる歩に「ホントにブサイクだったら笑えないよ〜」という愛海。
かわいい友達ができて嬉しいと言って彼氏・佐古克巳(サコカツミ)の元へ行く愛海。

プリクラがきっかけで今まで話したことのなかった子達(地味系)が話し掛けてきた。
ところが楽しそうにおしゃべりする歩に、戻ってきた愛海はあのグループは暗いからヤダと言う。
暗い人と思われちゃうから歩も関わんないほうがいいよと言われ思わずうなずく歩。
次の日一人でお弁当を食べていた歩に昨日のグループが声をかけてきた。
一緒に食べようと誘われるが強引に断ってしまい
「やっぱり昨日安西さんにうちらの悪口言ってたんだ」と誤解されてしまう。
ちがうと言いたかったが愛海に嫌われるの怖さに同調した自分も同じだと気付く。
そのままトイレに駆け込み手首を切る歩。
不安を痛みでごまかし逃げる弱い自分。でももう嫌われたくない。
「あんたなんかいなければよかったのに」
ぜんぜん前に進めていない自分に気がついた。

161 :ライフ4:2005/07/13(水) 22:13:31 ID:???
五月の連休もあけた日。
学校に着くと愛海はギャル系の女の子たち四人組としゃべっていた。
仲間に入れてもらうも話の内容(セックス話)についていけない歩は一人屋上へ。
そこで同じクラスの羽鳥未来(ハトリミキ)と出会う。
嫌われたくないばかりに人の顔色ばかりうかがっている自分と違い
ひとりでも堂々としている羽鳥に歩は憧れをもつ。
放課後歩は愛海から「彼氏とまだHをしていない」と相談される。
励まし応援する歩に、もしうまくいかなかったら協力してねという歩。
約束の指きりをかわす2人。
そのとき教室に入ってきた羽鳥に対し、愛海は「あの人はヤバイから気をつけろ」と言う。
いつも違う男と歩いていたり、中学にもあまり行ってなかったなどの噂があるのだ。
歩自身はいい印象を持っていたのだが愛海に否定されてしまう。

もうすぐ半そでの季節になることに気付いた歩は傷跡を隠すためリストバンドを買いに町へ出た。
そこで男2人を連れ歩いてる羽鳥を見つける。
噂どおりだと思いつつも羽鳥を見るとどきどきする歩。
そのとき愛海から「駅前公園にすぐ来て!」とメールがきた。
頼りにされてると喜び駆けつける歩。いい報告かと期待するが、克巳に振られたと泣き出す愛海。
なんとか落ち着いて笑顔を見せた愛海だったが、直後に電車が走ってくる踏切に飛び込もうとする。
間一髪で助け出した歩に愛海はジャマをするなと泣き叫ぶ。
克巳のお嫁さんになるのが夢だった。大好きな人も夢もなくしたら生きてゆけない、と。
ふいに愛海が歩に言った。
「…アユム協力してくれるって言ったよネ?ゆびきりげんまんしたもんネ?」


162 :ライフ5:2005/07/13(水) 22:14:00 ID:???
次の日昼休みに学校へやってきた愛海。克巳と別れたことは歩しか知らない。
歩に克巳を連れてきてと言う。
お弁当を食べようと言う歩に、いきなり手で中身をわしづかみにしてほおばる愛海。
慌てて止める歩に「ただ呼んで来てって頼んだだけなのに…ゆびきりげんまんしたくせに」
もういいと言って弁当をゴミ箱に捨て立ち去る愛海。

家に帰ると母と妹が出かけるところだった。
たまたまテレビでやっていたリスカ特集をみて「気持ち悪い」と言い捨てる母。
その言葉に傷つき、また、リスカをやめたくてもやめられない自分に苦悩する歩。
そのまま町に出て飲食店に入ると、なんとそこは羽鳥がバイトしている店だった。
おすすめを聞く歩に「食べたいものを食べれば」と言いはなつ羽鳥。
でてきた料理は羽鳥が作ったものと知って驚き関心する歩。
店の出口まで見送ってくれた羽鳥に家の事情を愚痴っぽく笑いながら話す歩に羽鳥は言った。
「あんた笑うのヘタだね。見てるほうがつかれる」
それでも笑顔を崩せないまま涙を浮かべる歩の財布を突然羽鳥が川に投げ捨てた。
慌てて追いかけてびしょ濡れになった歩に、羽鳥は笑いながら「こういうときに笑うんだ」と言った。
その言葉に笑顔を見せる歩。

次の日歩はなんとか克巳に愛海とのヨリを戻してもらうように迫る。
連絡するという克巳にほっとする歩。
愛海は学校を休んでいるが、歩はギャル四人組と仲良くなり、
愛海と克巳は中学から一緒で、克巳は成績優秀でかっこよく
ライバルも多く愛海は嫌がらせを受けたこともあったらしいということを知る。
また愛海の親も克巳の親も社長でお互いの会社も関係があるらしいということがわかった。
その後登校してきた愛海はすっかりやつれ、克巳に似た後姿を見て錯乱してしまう。
保険の先生に、こういうときは友達が一番頼りだからと言われ力になろうとする歩。

163 :ライフ6:2005/07/13(水) 22:14:27 ID:???
そのまま克巳の元に向かうも「昨日は忙しくて連絡できなかった」と一蹴されてしまう。
克巳くんを引き止めるが、何も言えず涙を浮かべる歩に二人は一緒に帰ることに。
「愛海のことは好きだけどこれ以上付き合うのは無理」と言う克巳。
そのとき雨が降ってきた。近くにあるからと克巳は自分の家に歩を誘う。
克巳が着がえてくる間に何か愛海と別れる理由が見つからないかと部屋を漁る歩。
引き出しの一番下にあったアルバムをなにげに開いてみると
なんとそこには女子高生緊縛写真のスクラップが。
慌てて隠すが戻ってきた克巳にアルバムを見たことがばれてしまう。
態度を豹変した克巳に押さえつけられるも何とか窓から逃げ出す歩。
こんなこと誰にも言えないと雨の中泣いていると羽鳥が通りかかる。
笑顔を作ろうにも作れず泣き崩れる歩に羽鳥は黙って傘を差し出すと去っていった。

次の日、愛海は学校を休んだ。
昼休みに克巳が教室にやってきた。怯える歩を校舎裏に連れて行く。
昨日歩と克巳が二人で歩いている所を見たギャル四人組がこっそりあとをつけていくと、
声は聞こえないがそこには歩に頭を下げる克巳の姿が。
「女の子との付き合い方がわからなくて一時期ああいうのに走ってしまった時期があった」
「捨てようと思っていたが見られて動揺してしまいヒドイことしてごめん」
謝られ、自分も勝手に覗いたことを詫びる歩に、克巳は愛海の家までの地図を渡した。
愛海が歩に会いたがってるから行ってくれ。自分も愛海と話し合うと言われて喜ぶ歩。


164 :ライフ7:2005/07/13(水) 22:14:53 ID:???
放課後、地図をたどって愛海の家まで行く歩。
ところがなんとそこには克巳がいて中に引きずり込まれてしまう。
またしてもあとをつけていたギャル四人組は、離れたところからそれを見ていたが
歩が克巳の家に行ったと誤解してしまう。
そこは克巳の父親の別宅だったのだ。
歩は今度は逃げられず、後ろ手に手錠、口にはガムテープのまま縛られ写真を撮られてしまう。
撮った写真に奴隷10号と書き込む克巳。
今までの奴隷はみな自分のことが好きで言うことを素直に聞くからつまらなかったと語る克巳。
“いい子ちゃんのカツミくん”でいることに反吐が出る!自分は刺激がほしいんだ!
歩に向かってハサミを振り上げる克巳。

振り上げたハサミを静かに下ろすと、恐怖のあまり失禁してしまった歩に
死んじゃったらつまんないから刺すわけないと言う克巳。
そのあと服を切られているときにリスカの跡を見られてしまう。
このことを愛海や家族に言ったらみんなに言ったら嫌われるだろうねと脅す克巳に頭を下げる歩。
その後下着一枚(上半身裸)姿で写真を撮られてしまう。
「これは2人だけの秘密」といわれようやく開放された歩。
家に帰ったあとも記憶が次々甦り自分を傷つけてしまうのだった。

次の日学校に行くと歩のおかげでヨリが戻ったと愛海が飛びついてくる。
すっかり復活した愛海は克巳と三人でお昼を食べようと言ってきた。
断りきれなかった歩に愛海は克巳におそろいのケータイを買ってもらったと自慢する。
歩にケータイをちらつかせる克巳。
そこには昨日の写真が写っていた。

165 :ライフ8:2005/07/13(水) 22:16:26 ID:???
歩たち一年生の二泊三日のキャンプ初日。
合宿所の所長に美男(克巳)美女のカップルと呼ばれ喜んで前に進みでた愛海。
ところが所長が呼んだのは羽鳥だといわれ大恥をかいてしまう。
もともと羽鳥を快く思っていなかったギャルたちは羽鳥の悪口を言うが歩は同調できない。
歩は克巳のことが好きなのではと疑われていたため、標的が歩に移っていく。
夕食後、ギャルに女子全員分の食器洗いをおしつけられた歩は自分がハブにされたことに気付き恐怖する。
そのころクラスの子達は花火をやって遊んでいた。
そこに羽鳥が現れ、ギャルたちが歩に仕事を押し付けたことがばれてしまう。
キレて戻ってきたギャルたちにわけもわからず自分は頼んでないと訴える歩。
すると女子全員で羽鳥を無視することに決まったから裏切らないでね、と告げられる。

無視するのは嫌だが愛海には嫌われたくない…と考える歩のもとに克巳が現れる。
何事もなく去っていったが恐怖で表に逃げ出す歩。
あいつに犯されてしまう…。みんなに嫌われてしまったから自分の言うことなんて誰も信じてくれないだろう。
絶望する歩の目に、目の前にある湖(?)で全裸で泳いでる羽鳥の姿が飛び込んできた。
自分が嫌いだと嘆く歩に羽鳥は一緒に泳ごうと誘う。
水に飛び込む歩(やっぱり全裸)。
羽鳥は経済的に苦しくて離婚した母親といつか一緒に暮らすのが夢だと語る。
そのためにバイトもしているし、夢のためなら他人の評価など気にならないと言う。
それを聞いて歩は何もしていない自分に気付く。
いつか自分のことを好きになりたい。強くなりたい。。
そう決意するのだった。


166 :ライフ9:2005/07/13(水) 22:16:56 ID:???
強くなろう、そう決めて登校した朝。教室で「おはよう」と言っても返事がない。
恐怖で固まる歩に「リハーサル」だと笑う愛海。
先生が休みのため教室で体育のグループ分けをすることになった。
体育委員の羽鳥が何を言っても誰も言うことをきかないが、愛海が仕切り始めた途端にみんな集る。
倒される羽鳥の机。動けない歩に空き缶が投げつけられる。
「本番だよ」
最低だとわかっていながら羽鳥から離れる歩。
次の日。羽鳥がバイトして金を稼ぎまくっていると聞きつけた愛海たちは
どうせ遊ぶための金だろうと羽鳥の財布を盗もうとする。
金を稼いでいる理由を知っている歩は、つい「違うよ」と言ってしまう。
キレるギャルたちになぜ羽鳥なのかと問うと、笑顔で愛海は答えるのだった。
「ムカつくから」

放課後歩はクラスの男子から、キャンプの夜に羽鳥が自分をかばってくれたことを知る。
急いで謝りにいったが羽鳥は答えてくれない。
自分を励ましてくれたのに、傷つけてしまった。
強くなれない自分に怒り手首を切ろうとするが、一歩ふみとどまり石でカッターを破壊するのだった。

次の日愛海たちと話している時にケータイに克巳からメールがきた。
歩の裸の画像が添付されていた。覗き込もうとした愛海を払いのけてしまう。
すると直後に愛海のケータイにも克巳から画像つきメールが。
思わず愛海からケータイを取り上げ叩きつけるが、そこに写っていたのはただのキャンプのときの写真だった。
不審がる愛海と「やっぱり…」とギャルたち
放課後愛海は克巳に「歩は克巳のことが好きなのかも。克巳には愛海だけだよね?」とたずねる。
家に帰った克巳は「お前と付き合わないと親父の会社がやばいんだよ」と本音を吐き捨て
歩の奴隷写真を眺めるとおもむろに歩に電話をかけた。
「ご主人様だよ。メール驚いた?」

167 :ライフ10:2005/07/13(水) 22:17:22 ID:???
恐怖で町に飛び出した歩だが、よっぱらいにからまれてしまう。
そこを助けてくれたのは、羽鳥だった。羽鳥が笑顔を見せてくれたくれたことに喜び、
家へ駆け出した歩だったが途中で塾帰りの克巳につかまってしまう。
どうして自分のことを好きだと言ってくれる愛海がいるのにこんなことを…と訴える歩に
自分は西舘なんか来たくなかったのに愛海が行くから行かされたとどなる克巳。
植木鉢を投げつけ逃げ出した歩は、愛海に本当のことを話そうと決意する。

次の朝遅刻ぎりぎりで歩が登校すると、机の中に羽鳥の上履きがはいっていた。
歩をテストすると言う愛海。まだ羽鳥は来ていない。あせる歩。
そこに羽鳥が裸足で教室に入ってきた。
暑いからだと言う羽鳥に教師は、羽鳥が上履きを履くまで授業はやらないと宣言する。
次第に教室の空気は」険悪になっていくが、余裕の表情の愛海たち。
ところが。歩は立ち上がり羽鳥に上履きを渡した。
「ありがとう」と笑顔の羽鳥に、こちらを見ようともしない愛海。
その後愛海が歩をひっぱたき、歩への無視が始まった。

歩が克巳と2人で帰ったりしてたとギャルから聞いた愛海。
今日は図書館に行くと言う克巳のあとを尾行すると、
ついた所は歩の家だった。それもバラの花束を抱えて。
そう、克巳は歩の母親に取り入って歩の家庭教師をすることになっていたのだ。
愛海は歩の家の郵便受けを破壊すると(頭突きで)「絶対許さない」と呟いた。

そのころ歩は、克巳に自分の部屋まで侵入されていた。
克巳の悪行を全部バラすと訴えるが、どちらの言うことを信用するかなと言われ黙ってしまう。
犯されそうになるがギリギリでまぬがれ、克巳は帰っていった。
あいつはおかしいと母親に訴えるが、あんたのほうがおかしいと言われてしまう。
愛海は町でギャル四人に会い、みんなの言ったことは本当だったと泣き
その後歩から話したいことがあるとかかってきた電話に「明日化学室で待ってる」と答える。


168 :ライフ11:2005/07/13(水) 22:17:52 ID:???
翌朝化学室に向かうと愛海とギャルが待ち構えていた。
頭上から針を千本かけられ、全部飲めと迫られる。
愛海が休んでるときに克巳を盗ろうとしたと思い込まれている。
必死で弁解し、克巳にされたことなどを訴えるが誰も信じてくれない。
マジで針を飲まされそうになるが、ギリギリセーフ(多いな)。
教室に戻ると、すでに歩は完全な悪者にされていた。
いじめのターゲットは歩に移っていた。

教科書は捨てられ、他のクラスの女子にまで噂は広まっていた。
たまらず保健室に逃げる歩。また手首を傷つけてしまう。
そこに克巳が現れた。そろそろ画像をばら撒こうと言う。
追いかけてケータイを奪い取り水溜りに投げ捨てることには成功したが、
もみあっているところを多くの生徒に見られてしまう。
手首から血が流れているのに気付き、言い訳もせず愛海たちから逃げる歩。
残された克巳は、歩が愛海とおそろいのケータイを壊そうとしたと言い
ギャルたちは完全にキレてしまう。

歩はとりあえず保健室に逃げたが、ギャルが探しにやってきた。
慌てて隠れるが、自分のことを死ぬまで追いつめようと言っているのを聞いてしまい
「強くなんかなれない」と逃げ出し、トラックの前に飛び出してしまう。
トラックには轢かれなかったが、あのまま死んでいたらどうだっただろうと考える歩。
店からナイフを万引きし、深く切りつけるが追いかけてきた店の人に捕まってしまう。
逃げる気力をなくす歩。

169 :ライフ12:2005/07/13(水) 22:18:18 ID:???
そこに突然羽鳥が現れ(何回目?)歩を助け出して駆け出す。
リスカのあとを見ても、歩を否定しないで手当てをしてくれた。
リストバンドをくれ、優しい言葉をかけてくれる羽鳥に号泣する歩。
そんな歩に給料袋を見せて、ぱーっとやるか!と宣言する羽鳥。
美容院と洋服屋に連れて行き歩を全身整える。
夢をみてるみたい、と心からの笑顔を見せる歩。
路上で酒を飲んでいる若者たちが、ビンで転んだ歩を笑うとそいつらにビンを投げつける羽鳥。
ダッシュで逃げて大笑いしたあと入ったカラオケで歩は「今日より楽しい日なんて絶対ない」と泣く。
そんな歩に羽鳥は「未来に絶対はない」と言う。
つらい胸のうちをぶちまける歩。優しく「がんばったね」と手を差し伸べる羽鳥。

そこへさきほど逃げてきた若者達が追いかけてきた。
羽鳥が犯されかけるが歩が男を歌本でぶんなぐり、乱闘に。
騒ぎに気付いた店員のおかげで事なきをえる。
帰り道歩は、つらかったけど羽鳥のおかげでまたがんばれると語る。
いつかリスカもやめたい。そういう歩の手を握る羽鳥。

そのころ歩たちにやられた男達はキレていた。
一人の男が歩の制服が西舘のものだと気付いた。
「マナミにでもきいてみるか。案外知り合い立ったりしてな」


170 :ライフ13:2005/07/13(水) 22:18:45 ID:???
次の朝勇気をだして登校した歩だが、下駄箱で愛海たちの笑い声を聞きとっさに隠れてしまう。
自分のことをあざ笑っているのを聞き思わず逃げ出す歩。
教室では愛海が、朝隈高の子に歩のこと話してみようかなとギャルたちに言っている。
朝隈にはヤバイことなど平気でやりそうなやつらがうじゃうじゃいるのだ。
「なに頼もっかなー」と楽しげな愛海。

学校から逃げ出しふらつく歩。その姿を偶然見つけた昨日の男が歩をこっそり写メで移した。
もちろんそんなことに気付かない歩。
羽鳥にもらったリストバンドを見て覚悟を決めると再び」学校に向かって走り出した。
校門から入ってくる歩の姿を見た愛海は歩の机と椅子を教室の窓から外に投げ捨てた。
呆然とする歩。教室は爆笑の渦。
ついでに昨日置きっぱなしだった鞄も捨てようとするが、外に歩の姿はない。
そこに教室のドアから現れた歩。机と椅子を抱えている。
静まり返る教室。そのとき先ほどの男から愛海にメールが届いた。
朝隈高の愛海の知り合いというのはあの男だったのだ。
歩の写真つきで「こいつさがしてんだけど」という内容。
「いま目の前にいる」と返す愛海。
ここから逃げないと決意を固める歩。

171 :ライフ14:2005/07/13(水) 22:19:11 ID:???
歩の鞄の中身をばら撒き始める愛海たち。
メモリーの入っていないケータイをバカにする愛海に
「あんたたちみたいのが友達っていうんならそんなのいらない」と言い切る歩。
ケータイを拾おうとした歩の手を踏みつける愛海。
その足を振り払い愛海に手をあげようとした歩をギャルたちが止めにはいりまわりの机が散乱する。
物音で教室に駆け込んできた担任に「歩が愛海を殴ろうとしたから止めた」と言うギャル。
泣き出す愛海。周りの声も歩を非難するものばかりで、歩は放課後職員室に呼び出されることに。
歩を責めるわけじゃないと担任は言うが、何も言わない歩に「悪いのはあなたということでいいのね」と一方的。
たまらず愛海に机を捨てられたことを話すが「嘘をつくな」と言われてしまう。
とにかく問題を起こしたくないのだ。
「嘘じゃない、自分はいじめられている」と言っても取り合ってくれない担任に失望して出て行く歩。

克巳の家では克巳が父親に殴られていた。
愛海に別れようなんていったのか、うちの会社が潰れたらおまえのせいだ。と父親。
その足で愛海に謝罪に行く克巳に涙を流して喜ぶ愛海。
別れたあと屈辱で顔を歪ませる克巳だったが、その後ろでは愛海も態度を豹変させていた。

次の日のLHRは担任不在で副担が行うことに。
「いじめについて」思うことを書けという教師に、歩がチクったのではと気色ばむギャル。
回収されたレポートを「余計なことをするな」と奪い取る歩。
屋上から紙をばらまいて笑いだす歩。
「みんな死んでしまえ」

172 :ライフ15:2005/07/13(水) 22:19:36 ID:???
次の時間教室に入ってきた担任は黒板の「いじめについて」の文字を見て慌ててその文字を消し始める。
その担任の前で歩に親しげに振舞ってみせる愛海たち。騙される担任。
しかし歩の教科書はビリビリに破かれていた。
授業の後「よかったわね」と話し掛けてくる担任に無言で立ち去る歩。
登校してきた羽鳥に会い喜ぶ。
羽鳥も担任に睨まれていた。成績はいいのだが欠席が多いからだ。
悩みがあるならなんでも言ってという担任にそっけない態度の羽鳥。

先に教室に戻ろうとした歩はトイレで愛海たちに暴力をふるわれる。
悔し涙を流すが、羽鳥の前では笑顔を見せる歩。
様子がおかしいと思って追ってきた羽鳥に歩は「羽鳥と友達になりたい」と泣きながら言う。
そんな歩に「夏休みになったらまた遊ぼう」という羽鳥。
笑顔で答える歩。

次の日仲良く登校してきた歩を愛海たちがトイレに連れて行こうとする。
それを助けたのは同じクラスの男子・薗田優樹(ソノダユウキ)だった。
お礼を言おうと屋上まで追いかけていった歩に薗田は「自分のために助けたんだ」と言う。
自分も中学のときいじめられていた。ただ見ているだけの人にはなりたくなかったからだ、と。
それでもうれしかったと言う歩。
羽鳥も自分のことを友達と言ってくれた。
ひとりじゃないんだ。

愛海たちは朝隈の男達と会っていた。
ドラッグをきめてイっちゃった愛海に男が迫る。
「うまくいってないなら彼氏と別れろ」と言う男に
「克巳は将来有望だからキープしとかないともったいない」と返す愛海。
結局屋外でセックス中に愛海は男に「なんでもお願いきいてくれる?」とお

173 :ライフ16:2005/07/13(水) 22:20:07 ID:???
塾の帰り道。克巳は数人の男達に襲われた。
暴力をふるわれ、ナイフで脅されると克巳は土下座をして財布を差し出した。
失禁した克巳を見て笑いながら写真をとる男達。
置き去りにされた克巳を発見したのはたまたま通りかかった歩たちの担任だった。
病院で寝ている克巳に駆け寄る愛海。涙を流して先生に感謝する。
克巳の父親の前で、克巳に嫌われてるかも…というようなことをアピールする愛海。

克巳を襲ったのは朝隈の男達だった。
リーダー格の男(アキラ)に愛海から電話がかかってくる。
そう、克巳を襲わせたのは愛海だったのだ。

次の日、克巳が襲われたことは学校中のニュースになっていた。
ふらふらになりながらもテストをうけにくる愛海に周囲は同情的に。
すれ違い様に歩は愛海に「ざまあみろ」と言ってしまう。
つかみかかってくるギャル。そんな歩に今まで傍観していた男子生徒たちまでもが批判的になっていく。
歩に対して「克巳よりヒドイ目にあう」と宣言する愛海。
そんななか克巳がテストを受けにやってきた。
いい子モードの克巳に担任はすっかり騙されてしまう。

テストの結果、克巳は学年トップの座を羽鳥に奪われてしまう。
ますます羽鳥を尊敬する歩。夏休みもバイト先にいつでもおいでと言われ喜ぶ。
最近はいじめもおさまってるし手首も切ってない。
しかしまた愛海がなにか企んでるのでは、と嫌な予感がかすめる。

克巳は家で父親に成績のことと愛海のことでなぐられていた。
そこにアキラからの呼び出しがかかる。
警察に言うという克巳に対し、そんなことをしたら克巳に頼まれたといって愛海を襲うと言うアキラ。
もしそうなったらおしまいだ…。アキラの言いなりになるしかない克巳だった。


174 :ライフ17:2005/07/13(水) 22:20:32 ID:???
夜、羽鳥のバイト先に行ってみる歩。
しかし忙しそうなので中に入るのをためらっていた所にサラリーマン風の男が声をかけてきた。
油断したところをスタンガンで気絶させられた歩。そのままアキラたちに車で連れ去られてしまう。
気がついた所は廃墟となった病院だった。
逃げようとするが捕まり、ベッドに手錠で拘束されてしまう。
ケータイの入ったバッグの水につけられてしまい置き去りにされる歩。
祭は明日だと言ってアキラたちは去っていった。
必死でベッドを引きずりケータイを手にするが、やっぱり壊れてしまっていた。

次の日、欠席した歩を不審に思って家とケータイに電話する羽鳥。しかしつながらない。
薗田にも頼んで捜索を始めるが、電話ボックスで薗田と連絡中にアキラたちに捕まってしまう。
連れてこられた羽鳥を見て、歩は抵抗するもやはりどうしようもない。
男達がやってきた。
夏休みになったらいっぱい遊ぼうねといって覚悟を決める二人。

男が手を出そうとするが、アキラがくるまではまたねばならないらしい。苛立つ男達。
ケータイさえつながれば…。ふと歩は電池がまだ生きていることに気づいた。
本体を蹴り寄せ、後ろ手で必死に電池をはめる歩。
アキラがやってきた。震える手で電源をいれるとちょうど薗田からの着信が。
「助けてーー!!」渾身の力をこめて叫ぶ歩。
電話をかけたことはばれてしまうが、声は薗田の耳に届いた。
電話に気付く前にアキラが言った「ここはつぶれた病院だ」という声も。

ケータイは壊され、羽鳥は薬で眠らされ隣室に連れて行かれ縛られてしまう。
しかし羽鳥は眠ったふりをしていたのだ。男が捨てていったタバコの火を紙にうつして縄を切る。
消化器で男達を気絶させ歩を助けるが、手錠の鍵がない。
やっと見つけるが意識が戻ったアキラの手によって窓の外に捨てられてしまう。

そのとき、隣室の火が部屋中に燃え移り、ついにガスタンクが爆発した。
逃げる男達。しかし歩は手錠がはずれずにげられない。
羽鳥が瓦礫を使って鎖を切ろうとするがなかなか切れない。
火がこちらの部屋まで迫ってきた。

175 :ライフ18:2005/07/13(水) 22:21:12 ID:???
自分はいいから逃げろという歩に羽鳥は言った。
「この手は生きるために切ってるんじゃないのか!」
あきらめずに道具をかえ、ようやく鎖が切れた。
しかし羽鳥が倒れてしまう。



17
病院の場所を突き止め、駆けつけた薗田。
燃え盛る病院をみて頭から水をかぶり突入する。
中に入った薗田が最初に会ったのはアキラだった。
実は中学のときに薗田をいじめていたのはアキラだった。
すくんでしまう薗田の首にアキラの手がかかる。
そこへ羽鳥を支えながら脱出してきた歩が現れる。
標的を歩にかえたアキラに薗田が後ろから殴りかかり
ここは俺に任せて行けと言われ逃げる歩と羽鳥。

殴りかかるアキラの上半身を窓の外に突き出す薗田。
許しを乞うアキラに「今まで何度も頭の中でお前を殺した」と言い放つ。
アキラに引きずられ一緒に落ちそうになるが、窓のサンを掴み薗田は落ちずにすむ。
そのまま歩のあとを追う薗田。

一方羽鳥を抱えた歩は追いかけてくる炎からのがれ、一室に避難していた。
歩は意識を失った羽鳥に水を飲ませようとするが、どうしても喉を通らない。
目を覚まして、と一身に願いながら口移しで水を飲ませる。
意識を取り戻した羽鳥を抱え、出口に向かうが瓦礫の山が邪魔して進めない。
そこへ追いついた薗田がやってきて上から引っ張り上げてもらえた。
ようやく脱出できた三人(とアキラ)は、駆けつけていた消防隊によって救助され病院で手当てを受けたのだった。



176 :ライフ19:2005/07/13(水) 22:21:39 ID:???
翌朝ニュースを見ていた愛海の目に廃病院での出来事が飛び込んできた。
焦る愛海のケータイにアキラから会いたいと連絡が入る。
病院から逃げ出してきたアキラに会う愛海。
愛海のことは誰にも言っていないといわれ安心し、アキラを逃がす。
が、別れた直後に通報。アキラ逮捕。
「役立たずが…!!」と影から罵る愛海。

生きている喜びを実感し、戦う意識を新たに教室へむかう歩と羽鳥。
朝から電話の鳴り止まない職員室では「彼女達は交通事故にあった」ことにするよう訓示されていた。
教室では興味本位に騒ぎ立てる生徒達。
こんなときだけ近寄ってくる女の子たちを一蹴する歩。
「カラオケで揉めた男達にラチられた」本人達もそう思っていた。
ところが、歩と羽鳥2人のときに愛海がこう言ったのだ。
「ザマーミロ。あのときのおかえし」
!まさか愛海がしくんだのか。
プールで愛海につかみかかる羽鳥。
職員室に呼ばれ事情を話すも信じてもらえない。
そこに警察から、廃墟の事件と克巳を暴行した犯人は同一犯だとわかったと電話がかかってきた。
涙を流して喜ぶ愛海。羽鳥はますます信じてもらえない。

愛海を呼び止める歩。一人になると、アキラと自分は知りあいだとあっさり言う愛海、
しかし事件のことは知らないとしらを切りつづける。
つかみかかる歩に表情をかえず抵抗する愛海だが、ギャラリーが集った途端泣きながら去っていこうとする。
すれ違い様に「マナの予言は必ずあたるのよ」と耳打ちをされ、歩は思わず愛海を殴ろうとする。
すると触れてもいないのに愛海は自ら窓ガラスに頭を打ち付けた。
言い分も信じてもらえず周りから殴り飛ばしたと思われ非難される。
「犯人扱いされる愛海の気持ちを考えろ」と言う担任に羽鳥は
犯人だという証拠があればいいんですね、と問う。
去り際、歩は担任に言う。
「先生は私の気持ちを考えてくれたことがありますか?」


177 :ライフ20:2005/07/13(水) 22:22:05 ID:???
ひとり保健室で笑い転げる愛海。
克巳を使ったのだってこうなることを見越してだ、と大笑い。
ところがそれを様子を見にきたギャル四人組の一人(ヒロ)が聞いてしまう。
本当のことを教え、恐怖に怯えるヒロに愛海は続ける。
「ヒロはマナのこと裏切らないよね?」
ベッドを赤チンで真っ赤に染め、中央にハサミを突きたてる愛海。

しばらくして担任が保健室に様子をみにきた。
中から出てくる愛海の歪んだ笑顔を見て不審に思い保健室を覗くとそこには異様なベッドの光景があった。
一方教室では犯人がアキラだったことを知り動揺するギャル三人。
戻ってきたヒロに「まさか愛海がアキラに頼んだんじゃ」ときくが
ヒロの答えは「愛海のこと疑うなんてそれでも友達なの?」だった。

愛海を追いかけてきた担任だが、いい子モードにすっかり騙される。
その後帰り道で愛海は、公園の砂場にヘッドスライディング。
すっかりボロボロになって家に帰る。
その姿をみて驚く両親に、泣きながら「学校でいじめられている」と訴える愛海。

翌朝学校に鬼のように怒り狂った愛海の親父が現れた。
愛海の父親は会社の社長なうえに県会議員でもある有力者だ。
ひたすら恐縮する教師に、呼び出された歩と羽鳥。
この2人を退学にしろと迫る親父。
2人が愛海をいじめたことになってしまっている。
自分達はそんな汚いことはしないと訴えるも、ひたすら怯えたふりをする愛海。
ついに教師の一人が無理やり2人の頭をさげさせた。
しかしそれをふりきって言い放つ歩。
「ふざけんじゃねえよ」

178 :ライフ21:2005/07/13(水) 22:22:32 ID:???
「いじめられてるのは私なんだ!」
愛海と、周りで協力・傍観していた子たちにむけて語る歩。
反論する親父や担任に「なにが真実か目をそらさずに見ろ」と迫る。
言い終えて力尽きた歩を殴ろうとした親父を止め、そっちがでたらめだと羽鳥も言う。
警察を呼べという親父に「恥をかくのはそちらですよ」と薗田。
愛海も警察を呼ばれると都合が悪いのでそれを阻止する。悔しがる愛海。
その場から立ち去ったあと歩に羽鳥はよく言ったと笑顔をみせるのだった。

次の日にも学校に姿をあらわす親父。
早く娘の無実をはらせと学校に迫る。克巳にも圧力をかける親父。
せっかく自分を脅迫していたやつらも捕まったというのに、と苛立つ克巳。
まずは自分に疑いがかからぬようんえせねば…と不気味な笑顔をみせるのであった。

授業は自習になり、不穏なムードな教室。歩と愛海、どちらが正しいのか。
現れた歩と羽鳥に嫌悪感をあらわにするクラスメート。
それをかばう薗田にも攻撃の手はむけられる。
「そもそも悪いのは人の彼氏をとろうとしたおまえだろう」と食ってかかるギャルに
「それが真実じゃなかったら?」と羽鳥。
「自分は何も知らないが、歩はけして嘘をつかない」と言い切る羽鳥。
「あんたたちは愛海が嘘をついていないと言い切れるのか」と続ける。
それを聞いてヒロは「もし歩の言うことのほうがホントだったら…」とギャルに言ってしまう。
教室の外からその言葉を聞いて恐ろしい形相でヒロを睨みつける愛海。逃げるヒロ。
愛海に気付いた皆だが、いまいち愛海を信じきれない。
そんな愛海に歩は「嘘で塗り固めるのも大変そうね」と言い捨ててヒロを追いかけた。
ヒロに追いつく歩。「なにか知ってるんでしょ?」


179 :ライフ:2005/07/13(水) 22:29:59 ID:???
今日発売された10巻までのあらすじがここまでです。
たった10巻なのにこんな長くなってしまい申し訳ないです。

あ〜ミス発見。15の最後の文は
>結局屋外でセックス中に愛海は男に「なんでもお願いきいてくれる?」とお願いをする。
です。
あと18に書いてある17という数字は無視してください。
切るトコ間違えた_l ̄l〇

この作品のみどころはといえば、やっぱり愛海でしょうか。
貞子もびっくりな形相に、奇行の数々。
ホラーより怖いかも…。

180 :マロン名無しさん:2005/07/13(水) 22:39:57 ID:???
乙。
途中から読んでいたんで助かった。
怖くてつらくて過去出た単行本読むの怖かったんだ…。

181 :ライフ:2005/07/13(水) 22:56:35 ID:???
>180
この作者のいじめ描写は本当に怖いですよね。
弱っているときに読むと鬱になります。

182 :マロン名無しさん:2005/07/14(木) 01:16:11 ID:???
暗いよー

183 :マロン名無しさん:2005/07/14(木) 08:20:22 ID:???
こわすぎる(((((( ;゚Д゚)))))ガクガクブルブル

184 :マロン名無しさん:2005/07/14(木) 09:25:26 ID:???
いじめ通り越してなんかすごい事になってるな

185 :マロン名無しさん:2005/07/14(木) 14:28:45 ID:???
渡辺多恵子「ファミリー!」をお願いします。


186 :マロン名無しさん:2005/07/14(木) 15:44:54 ID:???
すみません、山花典之の「妹 -あかね-」をお願いします。


187 :マロン名無しさん:2005/07/15(金) 01:10:53 ID:???
リク続いてるようだけど
d切ってサイレントメビウスUPします ノシ
わかりにくいかも知らんが許されよ

しかし未解決リスト見たけど凄いね
これしかまとめられるのなかったよ
やっぱ世の中漫画多いね(;´Д`)

188 :サイレントメビウス:2005/07/15(金) 01:15:11 ID:???
西暦2026年 東京───
妖魔ルシファーホークによって平和が脅かされつつあるこの都市。
太古より度々姿を現していたルシファーホークだったが、近年、希代の大魔道師ギゲルフ・リキュールを始めとする術者達によって引き起こされた妖魔の世界・邪界ネメシスへの扉が開きかかるという事件を境に、人間界へ入り込む妖魔の数が格段に増えるようになっていた。
それにより東京では、異能力を持つ女性だけで構成された対妖魔用特殊警察、通称AMPが秘密裏に組織された。
未だ世間にはその存在を秘匿されているルシファーホークと彼女らの戦いは、時を経るごとに熾烈を極めるものとなっていく。


〜登場人物〜

「香津美・リキュール」
亡き大魔道師ギゲルフ・リキュールの娘。
開きかけた邪界ネメシスへの扉を再び完全に開く為の『鍵』として、ルシファーホークに狙われている。
以前はハワイで普通のOLをしていたが、母・巫由伽の死を切欠に能力に目覚め、AMPに参加。
恋人は同じく警察官のロバート・デ・ヴァイス(通称ロイ)。
父から受け継いだ魔法と意志持つ剣・剣皇グロスポリナーを駆使して戦う。

「闇雲那魅」
古来より日本の祭事一切を取り仕切ってきた闇雲家の跡取娘。
18歳の誕生日に受けた試練を見事乗り越え、正式に継承者となった。
聖獣(麒麟、龍、虎、鳳凰、亀)の守護を受けている。
極度の片付け魔であり潔癖症。

「キディ・フェニル」
かつて特捜の刑事だったが、ある事件で五体を切り刻まれ、体の7割は戦闘用パーツにより機械化している。
AMPメンバーの中で、唯一直接的力でルシファーホークに対する。つまり力技担当。
現在、過去の事件と決着を付ける際に知り合った特捜の刑事ラルフ・ボーマーズと熱愛中。

189 :サイレントメビウス:2005/07/15(金) 01:16:17 ID:???
「彩弧由貴」
超能力を研究、開発していた政府機関で人間兵器として育てられた少女。
AMPのオペレーター担当でありマスコット的存在。
直接ルシファーホークと戦う事は少ないが、予知能力にて陰ながら仲間達をサポート。
副業として喫茶店を経営しているが、妖魔に襲われて一人37年前の東京に飛ばされた時に知り合った少年・鷲尾徹が、実はその店のオーナーだったという事が後に発覚。
以来彼とは年の差カップル的関係。

「レビア・マーベリック」
特α級ビジョネイルと呼ばれる電脳世界のスペシャリスト。
彼女固有の衛星とリンクしている為、通常のビジョネイルでは有り得ない程の大容量の電子データをその身にインプットする事が出来る。
また五感を電子変換し、電脳世界へ入り込む事も出来る。
ハッキング、マシンの開発など、電子関係はお手のもの。

「ラリー・シャイアン」
AMP署長。逸早くルシファーホークの存在に気付き、AMPを組織した人物。
ルシファーホークと人間のハーフであり、妹のローザは人間からの迫害に耐えかねてルシファーホーク側の人間として暗躍している。
実は大変な資産家。

「磯崎真奈」
AMP課長。ラリーが署長に昇格する際、ラリー本人の招きにより本庁から移動になった。
ラリーの後輩であり、那魅の姉・那奈の友人。

「ラムチェン」
アバランシェ・ウォンの孫娘。
幼い頃より風水師としての修行を積んでおり、また剣帝ジェッソの使い手でもある。

190 :サイレントメビウス:2005/07/15(金) 01:17:54 ID:???
ルシファーホークとの戦いが激化する中、香津美はある悩みを抱えつつあった。
恋人ロイとの関係は何よりの安らぎであり幸福であったが、古からの魔道の血を受け継ぎ、ルシファーホークに狙われる身である自分が彼と共にいて本当に良いのだろうか。この戦いに彼を巻き込んでしまうのではないかと。
そんな彼女にロイは将来の事を考えて指輪を渡すも、香津美は素直に受け取れない。
その頃ルシファーホーク側は、香津美をネメシスに連れて行く為に本格的に動き出そうとしていた。その標的はロイ。
香津美が一番大切に想う相手を殺す事により、彼女の人間界への執着を断ち切らせようという思惑なのだ。
そしてルシファーホーク側の人間ガノッサの罠によりその思惑は成功し、ロイは香津美の目の前で亡き者となってしまった。
その夜を境に、香津美は東京から姿を消してしまう。

香津美失踪から半年。その間人間界での妖魔事件はぱたりと止み、警察上層部ではAMP解体の話が持ち上がっていた。
そんな折、AMPメンバー全員に失踪したままの香津美からメールが届く。指定された場所でAMPが目にしたのは、しかしあまりに変貌した香津美の姿だった。
ネメシス側の人間として現れた彼女は、由貴、レビアと、次々とAMPメンバーを傷付けていく。
AMPもとうとう正式解体し、残されたメンバーは戸惑うばかりだった。
しかし磯崎はキディと那魅に、密かに香港へ発つように命じる。そして二人が戻ってくる頃には、AMPも再生している筈だと…。

その頃ネメシスでは、最近のガノッサの動きを疑問視し始めたローザ(ラリーの妹)が彼の身辺を探り始めていた。
彼女は魔剣メディウムがガノッサによって香津美の手に渡った事を知るも、動きを知ったガノッサによって逆に幽閉の身となってしまう。
一方東京でもラリーが暗躍を始め、民営化されていた警察組織を買収。事実上、ラリーが警察のトップとなった。

191 :サイレントメビウス:2005/07/15(金) 01:21:06 ID:???
香港に到着したキディと那魅は、磯崎に言われた通りアバランシェ・ウォンを訪ねた。
そこで香津美の父、ギゲルフ・リキュール達が引き起こした事件のデータを渡されると同時に、自分の変わりに孫娘のラムチェンをAMPに加えて欲しいと頼まれる。
帰国の際にデータを奪い去ろうとする香津美、ガノッサと戦闘になるも、囮のデータで事無きを得た3人を待っていたのは、新しく生まれ変って復活したAMPだった。
しかしラムチェンは自分が香津美の変わりだというのが面白くなく、AMPのシールドを解除してルシファーホークを誘き寄せ、自分の力を皆に認めさせようとしてしまう。
結果、無事に退院したレビアも合流するも、アバランシェのデータは香津美によって持ち去られてしまった。

同じ頃、傷の癒えた由貴もまた無事に退院したが、香津美に刺されたという心の傷は未だ癒えないままであった。また繰り返し見る「キディが殺される」という予知夢が、更に彼女を苦しめていた。
一方、ギゲルフ・リキュールが引き起こした事件=プロジェクトガイア(G計画)の全容を手に入れたガノッサは、今度こそプロジェクトを完全に成功させるべく動き出した。
ラリーもそれを察知し、東京から全市民を避難させるよう行政府に働きかける。しかし裏で政財界にまで手を回していたガノッサにより、それも遅々として進まなかった。彼はラリーにそろそろ戦いを止めようと取り引きを持ち出す。
しかし約束通り一人で指定場所に向かったラリーを待っていたのは、彼女とローザの姉妹を戦わせようとするガノッサの罠だった。
すれ違いだった姉妹の心が通い合ったその瞬間、ガノッサの狂剣が二人を貫く。
また同時刻、署内に進入したルシファーホーク達によりAMP本部は壊滅した。

ラリーは香港から駆けつけたアバランシェにより一命を取り留めたが、レビアも再び入院の身となり、AMPは実働不可な状況に追い込まれる。しかも現状での敵は香津美。
その香津美をルシファーホークから取り戻そうと、磯崎はアバランシェと二人で魔剣メディウムから香津美を解放する方法を相談していた。
魔剣メディウムは、支配している人間の愛する者の命を欲する。その命を得た時、支配されている人間は自身を取り戻すのだと。
その話を偶然聞いてしまったキディは磯崎の変わりに自分の命を香津美に捧げ、命果てた。

192 :サイレントメビウス:2005/07/15(金) 01:26:44 ID:???
とうとう行政府はルシファーホークの存在を公に発表し、関東からの人民の避難を誘導し始めた。
ガノッサは新G計画を完全なものとする為に必要なのだと、女神ネメシスから契約の証として預けていた己の半身を取り戻す。
しかし女神ネメシスはこれまでのあまりの犠牲の数に、自身の考えを改めようとしていた。
一方、香津美は意識を取り戻しはしたが、自分が今まで何をしていたのかを聞き、絶望の淵に陥っていた。
しかしロイの同僚と出会い、そして由貴と話をし、護るべき未来の為に再び妖魔と戦うという意思を固める。
由貴もまた様々な恐怖を克服し、自分のすべき事を探す為に戦場へと戻る決意をした。

ラリーもレビアも意識を取り戻し、とうとう発動した新G計画を阻止する為の戦いが始まった。
それは苛烈を極めるものだった。AMPメンバーも深く傷付き、妖魔と戦う力も後僅かとなる。
しかし突如ガノッサが計画の変更を始めた。女神ネメシスから取り戻した筈の半身が実は偽物だったのだ。
ネメシスの呪いも未だ身体を蝕み続けている今、彼は地球もネメシスも全てを滅ぼす事で復讐を果たそうとしていた。
完全に開いた扉の中で、ガノッサは告げた。
かつてのG計画とは地球とネメシス、互いの世界の不純分子を交換し合い、それによりそれぞれの平和を実現するものだった事を。
しかし混沌を望むガノッサの暗躍により計画は失敗したのだと。
しかし彼は今度はこの新G計画で世界を手に入れようとするも、女神ネメシスの計略により余命幾ばくもない事を知り、己と共に全てを無に帰そうとする。
一人ガノッサと相対し、その命は風前の灯となった香津美。しかしその危機を救ったのは、死んだはずの親友キディだった。
彼女は嫌悪し続けていた自身の機械化のお陰で辛うじて仮死状態ですみ、更に機械化を進める事によって命を取り戻したのだった。それは恋人ラルフの意思だった。
今度こそ本当に勢揃いしたAMPは、ルシファーホーク達を呑み込み巨大化したガノッサに特攻をかける。
そして両世界の平和の為、共にガノッサを倒す事を決めた女神ネメシスの意思により、他のルシファーホーク達もまたAMPに手を貸した。
地球とネメシス、二つの力を合わせてガノッサを討ち果たした後、ルシファーホーク達は閉じる扉からネメシスへと帰って行った。

193 :サイレントメビウス:2005/07/15(金) 01:27:34 ID:???
数年後。ガノッサとの戦いで壊滅した東京も、人々の力により復興を果たしていた。
解散したAMPメンバーもそれぞれの生活を送っていたが、キディとラルフの結婚式に久方振りに集まる。
そんな平和が日常となったある日、香津美はロイの忘れ形見として生まれた愛娘と共に、虹の掛かる青い空を見上げるのだった。

194 :マロン名無しさん:2005/07/15(金) 01:28:42 ID:???
以上で終わりです |∀・)

195 :マロン名無しさん:2005/07/15(金) 01:36:34 ID:???
乙。サイメビって完結してたのか。
読んだことないんだけどメビウスクラインとはどういう関係なの?

196 :マロン名無しさん:2005/07/15(金) 02:37:15 ID:???
>>195
ギゲルフ・リキュール達が引き起こした事件の物語です
1巻しか持ってないけど、あれって完結したのかな…

197 :マロン名無しさん:2005/07/15(金) 14:01:52 ID:???
サイメビ乙!

ロイが狙われる頃までしか読んでなかったんだけど
結局ロイは死んでしまったんだね…
途中で加入したらしいラムチェンとかいう新人は結局役に立たなかったということ?


198 :マロン名無しさん:2005/07/15(金) 15:14:14 ID:???
いやラムチェンも頑張ってたよ
人員不足のAMPにとって貴重な戦力だし

ちなみに失踪期間半年+敵対期間があるのに
香津美のお腹がでかくなかったのは
魔剣により体の時間が停止してたからなんだと

199 :マロン名無しさん:2005/07/16(土) 00:16:12 ID:???
随分遅れたけど、超人ロックの紹介を投下してみる。
今回は試験的な意味もこめて、現在正史から外れている3エピソードを。

ここでの意見は積極的に本編紹介に生かしていきたいと思っているので、
長すぎるとかここが読みにくいとかいう意見があったらぜひ教えてもらえるととても嬉しい。

200 :マロン名無しさん:2005/07/16(土) 00:18:03 ID:???
読む前に何だが、俺は詳しければ詳しいほどいいな

201 :超人ロック「ニンバスと負の世界」:2005/07/16(土) 00:19:46 ID:???
2人の男が煌びやかなクラブに入っていく。ちょうど歌が始まり、歌姫が拍手を受けているところだった。
片方の男―サングラスをかけている―はその姿に一瞬目を奪われ、それを誤魔化すかのようにもう片方の男に問い掛ける。
「ほんとにこんなところにいるんですか?」
問い掛けられた男は歌姫に視線を向けた。
「ああ、あのひとがそうだ。君の捜している超人ロックだよ」「ええっ!」
歌が終わりこちらにやってきた歌姫にサングラスの男ことアイザックが重大な話があると告げ、2人は外でロックを待つ。
「ひどいですよ、初めから女性だっていってくれればよかったのに」
ぼやくアイザックを見て含み笑いを漏らすもう片方の男。
やがて現れたのは緑の髪の青年だった。「ロックです、先ほどはどうも」
分子配列を変えるサイコキネシスの応用だ…もう片方の男に種明かしされても混乱が解けないアイザックだった。
海賊船スカイシャークを追っている際、近傍の惑星ピナが一瞬の内に消滅してしまった―アイザックが告げたのはこんな謎の事件だった。
とそこに突然襲撃を受ける3人。無事回避した3人はその場に戻り、ロックが残留ESP波を調べることによって
攻撃を仕掛けたのがオメガという人物だと言うこと、オメガはロック達がこの事件の調査を始めたことをもう知っていることがわかった。
調査を始めたロックは事件当時近くにいた船の持ち主に話を聞き、結論にたどりつく。原子力以来のエネルギーと呼ばれたプシ陰線、
これによってピナは消滅したのだ。プシ陰線を自在に操る強敵の存在に緊張を隠せないロック。
事件当時にいた別の船の持ち主がいる星に移動する途中、スカイシャークを感知したロックはそこまでテレポートする。
協力を要求したロックにスカイシャークのキャプテンであるニムバスは素直に応じることにした。全員をESPで読心するロック。
だが、有益な情報は得られなかった。ニムバスに何か気にかかることを感じつつも、ロックはこの場は素直に退いた。
捜していた船の持ち主ヘンリィは死んでいた。
偽装工作の可能性を検証するため、ロックとアイザックは彼の知り合いを当たることに。


202 :超人ロック「ニンバスと負の世界」:2005/07/16(土) 00:21:37 ID:???
ロックが会ったのは彼の娘ジェミナスだった。会ったばかりなのに気の合う2人。
「何千年も前に会ったことがあるのかもしれない…」
エスパーを怪物みたいに思う人も多い中、ロックの正体を知りつつもジェミナスはロックを受け入れていた。
ヘンリィは白だと分かったが、夜になったのでアイザックと共にロックはジェミナスの家に泊まることにした。
夜明け前、ジェミナスはロックの部屋の扉を静かに開き、ロックに銃を向ける。
彼女はオメガに催眠をかけられていたのだ。
彼女を気絶させたロックは傷を癒し外に出る。即座に襲いくる巨大な力。プシ陰線だ。
何とかプシ陰線の攻撃を防ぎ続けているロックの前に男が現れる。
昇り始めた太陽が逆光となりその顔は窺えない。
「オメガ、か」「そうだ」そう答えたのはニムバスだった。そうであるだろうということを薄々予感していたロック。
読心したときに分かった。ニムバスの心には矛盾が無かったのだ。およそ人間の心ではない。
だがすべては遅かった。プシ陰線の攻撃は続き、ロックはバリアーを張り続けるしか手は無い。
縮まっているバリアーを眺めながらニムバスは自らのことを語り始める。
彼は1500年前に生まれ、研究の結果不死を得たと言うのだ。
プシ陰線を使い、最終的に「負の世界」を実現させるのが研究の目的で、ピナを消滅させたのもその一環だと語るニムバス。
彼の話が終わったとき、ロックのESPは限界を迎えつつあった。後がなくなったロックは賭けに打って出る。
バリアーを外し、宇宙に浮かぶある装置のスイッチを入れる。まともにプシ陰線を受けたロックだったが、一瞬の後プシ陰線が切れる。
重傷を負いながらも宇宙にテレポートして逃れるロック。ニムバスもそれを追いかけてテレポートする。
ロックの前に現れたニムバスの姿が溶けるように拡散していく。自らがプシ陰線で構成された空間となったのだ。
負の世界に飲み込まれたロックは再びテレポートで逃れようとするが、出ることができない。


203 :超人ロック「ニンバスと負の世界」:2005/07/16(土) 00:22:25 ID:???
「むだだよ。ここの空間は外とは次元が違う―負空間さ」勝利を確信するニムバス。
だが、膨らみ続ける負空間が先ほどスイッチを入れた装置に触れた瞬間、負空間はニムバスごと一瞬で消し飛んでしまった。
その装置はロックがプシ陰線を研究していた友人のデータを元にして開発したプシ陰線の撹乱機だったのだ。
かくして事件は解決し、ロックはこの星を去ることになった。天涯孤独となったジェミナスは地球に行くように薦められるが、
ここにはたくさんの思い出がある、とそれを断る。ロックを見送るジェミナス。何千年か何万年か時の彼方でまた会えると信じて…<完>

<短縮版>
惑星が一瞬で消滅した―謎の事件の調査を依頼されるロック。
その犯人、オメガはプシ陰線という強力な力を操っていた。
調査を進めるロックの前に現れたオメガことニムバス。
一連の事件は「負の世界」を作るためだと語るニムバス。
プシ陰線の攻撃でピンチに陥るロックだったが辛くも宇宙に逃亡。
ニムバスはプシ陰線で構成された負空間と化しロックを追いつめるが、
ロックがあらかじめ用意しておいたプシ陰線の撹乱機により消し飛ぶ。

<解説>
1967年作画グループ同人誌初出の、超人ロック最初のエピソード。
この時、作者の聖悠紀は高校三年(17才)だった。
「SFファンとそうでない人に」の序文で始まるこの話は、当時としては結構衝撃的な内容だったらしい。
タイトルではニンバスとなっているのに何故か本文ではニムバスとなっているのはどうしてだろうか?

204 :超人ロック「この宇宙に愛を」:2005/07/16(土) 00:25:37 ID:???
ISC(銀河連邦の保安組織?)司令のアイザックは難問を抱えていた。
謎の球体により十隻近くの宇宙船が行方不明になっているのだ。
ロックに依頼しようと思った矢先、目の前にロックが現れる(ニムバスの事件の際精神に同調したのである程度のことは分かるとの事)。
ロックが調べた結果、その球体は負の世界で、しかも少しづつ大きくなっていることが判明した。
負の世界を破壊するためにロックの他に4種類のエスパーが必要だという電子頭脳の分析結果を元に、4人のエスパーが集められた。
銀河警察のリィ、超心理学の博士ロス、普通の少女ジル。
そして最後の一人の元に赴いたロックだったが、いきなり攻撃を受ける。
最後の一人ニーナはニムバスの部下だったのだ。灰になり崩れ落ちるロックを嘲笑うニーナ。
しかしそれは天井の一部をテレポートで身代わりにしたもので、ロックは無事だった。
エスパーという「怪物」にたいする差別、それゆえの孤独という不幸な環境につけこまれニムバスに暗示をかけられたニーナは、
ニムバスへの絶対的な信頼とそこからくるロックへの憎しみに満たされていた。
彼女を暗示から解放しない限り決してロックの仲間にはならないだろう。ロックは長期戦で臨むことにした。
ロックはかつてプシ陰線を研究しその途上で事故死したハンザ博士の甥を訪れ、小型化して携帯可能となったプシ陰線撹乱機を受け取る。
これを手渡すために3人のエスパーに会うロック。
彼等はエスパーである自分を周囲に受け入れられ、幸せに暮らしていた。
再びニーナを訪問したロックはこのまま負の世界を放置しておくとこの世界、「正の世界」そのものが消滅してしまうと語る。
私たちを怪物扱いした人間が消えて無くなるなんていい気味だと返すニーナにロックはジルたちの姿を見せた。
「今ではエスパーは立派な人間として扱われている」そう諭すロックだったが、ニーナはあくまでも頑なだった。
そんな彼女に業を煮やしたロックは彼女に直接ESPで干渉し、彼女の能力、あらゆるものを見通せる力を発現させる。
文字通り見える世界が変わったニーナはロックを完全に信じた訳ではないものの、真実を確かめるためにロックと共に行くことを決めた。

205 :超人ロック「この宇宙に愛を」:2005/07/16(土) 00:27:29 ID:???
遠巻きに監視しているISCの前で、突如負の世界が拡大を始めた。一隻の船が逃げ切れずに飲み込まれかける。
だが、辛くも到着したロック達5人がその船を救出した。アイザックが見守る中、5人は負の世界に突入する。
ニーナが感知、ロスが防御、リィが攻撃、ジルが粒子加速、そして司令塔役がロック。これが電子頭脳が弾き出した役割分担だった。
負の世界の中心に何かがある、そう感じたロックは一行と共に中心を目指す。だが、何時まで経っても中心に着く気配は無い。
次第に焦りの色を浮かべ始めるロス。そして一行の前に巨大な怪物が立ちふさがった。リィが攻撃を加えるが全く通用しない。
「むだだよ」と告げるロック。この怪物はロスの恐怖感情が作り上げた幻だったのだ。故にこれを消すことができるのはロス自身だけ。
だが、怪物の姿を見たロスは恐慌をきたし、保護シールドを外してしまう。一行は負の世界を満たすプシ陰線の奔流に襲われた。
意識を取り戻したニーナの前にニムバスが現れる。ニムバスは死んだはず。困惑するニーナ。そこにロックが現れた。
「やあロック、また会ったな」「また?ぼくは初めてだよ、君に会ったのは」ニムバスの言葉を冷たい表情で斬ってすてるロック。
ニムバスを一撃で吹き飛ばすと、その後ろから電子頭脳が現れた。この電子頭脳こそが真の黒幕、オメガだったのだ。
わざわざプシ陰線の渦から助けたのだ、君達を消すつもりは無い。オメガは口を開いた。
正の世界は負の世界によって滅びる、最早全ては無意味だ。帰って世界にそう告げろと言うオメガ。
当然飲める話ではない。攻撃しようとするロック達にオメガは余裕げに告げた。
私が破壊されたら負の世界が消え同時に君達も死ぬ、と。
ロックはそれを無視しジルに粒子加速を命じる。物体を構成する素粒子を加速させることで約200万倍の速度で活動できる―
この粒子加速こそが生還のために必要な役割だったのだ。全力の一撃で砕け散るオメガ。
オメガが発していたプシ陰線が止まり、全体を支持していた力が無くなった負の世界は消滅していく。
急いで脱出しようとする一行だったが、ニーナが居ない。
ロックは他の3人に脱出を命じ、未だにニムバスを捜すニーナの下に向かった。
ニムバスを捜しその場から離れようとしないニーナにロックはオメガの記憶をのぞくように言う。


206 :超人ロック「この宇宙に愛を」:2005/07/16(土) 00:28:30 ID:???
ニムバスはオメガに脳再生をさせ、不死を得ていた。だが、自己進化能力を有していたオメガはやがて命令に背き、ニムバスを支配した。
ニムバスの死すらロックを欺くための陽動にすぎなかった。ニムバスがただの道具に過ぎなかった事実を知り愕然とするニーナ。
ショックで気絶したニーナを連れ脱出を図るロック。しかしもう間に合わない。そして、負の世界は完全に消滅した。
そして4年後、アイザックは一人の青年を連れクラブを訪れた。ステージの中央で歌っている女性がロックだと聞き驚く青年。
ロック―この姿の時はリーザと呼ばれている―は青年―アイザックの後任、ニール―と挨拶を交わした。
3人の話はやがて「負の世界」事件へと移っていった。何故助かったのか尋ねるニールにリーザはプシ陰線撹乱機を取り出した。
これを使ってプシ陰線をコントロールし、更なる加速を得て脱出に成功したのだ。
やがて次の曲の前奏が流れ、リーザはステージへと戻っていく。わずかに熱のこもった視線で見送るニール。
そんな彼がこれから体験するであろう数々の驚きの体験を思い、やれやれと苦笑を浮かべるアイザックだった。<完>

<短縮版>
宇宙船を飲みこむ謎の球体を調査するロック。
それは既に死んだはずのニムバスが研究していた「負の世界」だった。
放っておけばいずれこの世界も消滅してしまうということが判明し、
ロックは4種類の特性を持つ4人のエスパーを集め、負の世界の破壊のため内部に突入する。
負の世界の中心にいた電子頭脳こそが真の黒幕、オメガだった。
主であるはずのニムバスを逆に支配し負の世界の創造者となったオメガ。
だがロックたちの手により破壊される。オメガの死と同時に負の世界は消滅したが、
約200万倍の速度で動ける粒子加速の能力で3人は消滅前に脱出に成功、
ニーナを助けるためにその場に残り間に合わないかと思われたロックも咄嗟の機転で無事脱出した。

<解説>
「ニンバスと負の世界」の続編に当たるこの作品も、作画グループ同人誌初出。
年老いて世代交代するアイザックに対して全く変わらないリーザ(ロック)。
この辺りからもう既にロックの不死設定は取り入れられていたようだ
両作品とも、なぜかリーザが出てくるシーンだけカラーページになっているのは御愛嬌。

207 :超人ロック「ジュナンの子」:2005/07/16(土) 00:30:35 ID:???
惑星ジュナンで200人のエスパーが一度に死ぬという事件が発生した。
この事件の調査を依頼されたロックは危険を知りつつもジュナンへと向かう。
ロックが乗った宇宙船には裏社会の大物が勢ぞろいしていた。
治安組織のエスパーの活躍によって多くの事業を摘発されていた彼等はこの事件に並々ならぬ関心を抱いていたのだ。
ジュナンに降り立ったロックの目の前でエスパーの乗った車が狂ったように暴走し、激突炎上した。
攻撃の気配は感じられなかった。ロックは考える。「この星にきてから空気にふれただけだ…?!」
真実に気付き、戦慄するロック。ジュナンにはエスパーの脳だけを侵す空気感染するウイルスが散布されていたのだ。
そして既に自分もウイルスに感染している。
ロックは即座に雪深い山中にテレポート、自分ごとウイルスを凍結させて生き残りを図った。
一方、議事堂に集まった裏社会の大物達の前に招待主が立体映像で現れた。
彼こそがアコ・メディオス、ウイルス―P96の製造者であった。
彼はP96の性能―エスパーのみに作用し、治療手段は存在しない―を語り、エスパー消去計画への協力を要請。
エスパーが商売の邪魔となっていた大物達はこれに同意し、P96の輸送用の恒星船の建造に取り掛かった。
ジュナと名乗る少女に救出され目を覚ますロック。寒さだけならウイルスは生き返るはずだったが、P96は死滅していた。
第三波動(プシ陰線)を操るというジュナの能力が、本人はそうと知らないままウイルスを殺していたのだ。
彼女はこの星に正式に移民が始まる前である100年前に事故で漂着した宇宙船の最後の生き残りで、
−160度という過酷な環境に順応するための能力を生まれつきに持ったエスパーの中のミュータントと呼べる存在だった。
エスパーの存在が惑星の統治に不可欠となっていたこの時代、エスパーが居ないジュナンは治安・経済共に悪化の一途を辿っていた。
そんな中、裏社会の大物の一人マニイ・グリップがアコ・メディオスに直接会いたいと申し出にやってきた。
だが現れたのは従妹のフレア・メディオスだった。あくまでアコに会いたいと強硬に主張するマニイに押され、
フレアは彼を孤島に案内する。マニイの前に現れたのは立体映像とは全く異なった、下半身が麻痺した男だった。

208 :超人ロック「ジュナンの子」:2005/07/16(土) 00:33:40 ID:???
人間にはエスパーと普通人の他、ESP素子を全く持たない「純粋種」という種がある、そしてあなたも私と同じ純粋種だ、と語るアコ。
アコは下半身麻痺、フレアは盲目、そしてマニイは肥満症―この時代に肥満というのは明らかに奇型、そして奇型こそが純粋種の特徴。
同類と見抜いた理由と共に奇型という言葉を叩きつけられ激怒するマニイ。
「エスパーこそ最大の奇型、人類の敵。我々の他にだれがいったいエスパーを倒せると言うのです?」
席を立とうとしたマニイだったが、アコのその言葉に気を取り直した。エスパーに対する憎悪、これも純粋種の特徴だったのだ。
その頃、褐色の肌の男がジュナンに降り立った。エスパー殺しの犯人を捜すと言う彼は人の心を読み、攻撃をバリアで防ぎ、
あっという間にアコの居場所を突き止めてしまう。そう、エスパーであるはずの彼に、何故かP96が通用しなかったのだ。
単身島に向かった男を出迎えるフレア。「ご案内しますわ、ミスタ…」「ヤマト、ただのヤマトだ」
自らの力を恃み、彼女の案内を受け堂々とアコに会うヤマト(ちなみに、ヤマトも第三波動の使い手だということが後に明らかになる)。
だが、アコの思考が読めないことに衝撃を受けた隙を突かれ(ESP素子がない純粋種は思考が読めない)暗示をかけられてしまう。
一方、体も癒え第三波動を習得したロックは山を下りることに。
ついて行こうとするジュナだったがロックはそれを断る。
−160度の世界に適応したジュナは通常の世界では生きていけないのだ。
後で必ず迎えにくると約束し、ロックはジュナの元を去る。
警察の動きが活発化してきた感知したアコはヤマトを呼び出す。エルという刑事のせいだと答えたヤマトに彼の始末を命じるアコ。
ヤマトはエルの元に向かい、テレパシーで会話を交わす。
エルとはロックの偽名で、ヤマトは暗示をかかった振りをしていただけだった。
事前にそれを察知したアコの指示でヤマトの飛行機は撃墜されるが、それも死んだと思わせる策だった。
宇宙に移動したロックとヤマトは惑星全体に第三波動を当て、P96を残らず消し去った。
だが、当て方にむらがあり地軸が傾いて地震が起こってしまい、ジュナの住処も雪崩に巻き込まれてしまう。


209 :超人ロック「ジュナンの子」:2005/07/16(土) 00:38:53 ID:???
ヤマトの合図を受け、大気圏外で待機していた連邦のエスパー部隊が降下、マニイとその部下達は残らず逮捕。
敗北を悟ったアコはフレアを警察に投降させ、孤島で一人待ち続ける。そこに現れるロックとヤマト。
彼は静かに疑問を問いただす。第三波動のことを知り、疑問が解決したアコはエスパーと、エスパーに頼る人間への憎しみを語る。
純粋種である彼にとってエスパーも人間も等しく憎悪の対象だった。彼が語り終えた瞬間、ロックはヤマトを連れテレポート。
その眼下で自爆装置が働き爆発する島。よくアコの思考が捕えられたとロックを賞賛するヤマト。
「あれは偶然さ」助けを求めるジュナの思考が、再びロック達の命を救ったのだ。
ジュナを病院に運び込む二人だったが、気温の差もあって容態は悪化、遂に脳波が止まってしまう。
残された方法は、エスパーが意識に入り込み内部から力を加えることのみ。
失敗すればそのエスパーも死ぬと知りつつも躊躇わないヤマト。「きっとうまくいく、おれはついているんだ」
ジュナの意識に必死に呼びかけるヤマトの働きで、ぎりぎりのところでジュナは生き返った。
事件も終わり、ジュナンを去ることになったロックは、最後にジュナの元に訪れる。
ヤマトの働きの影響で体質が変わり(姿も変わっている)人間の世界で過ごせるようになったジュナは、
初めての友達であるロックとの別れを寂しがった。「君は一人じゃない」と励ますロック。そう、エスパーは皆兄弟のようなものなのだ。
ジュナンを離れる宇宙船から、ロックはジュナンの、そして銀河中の兄弟たちを何時までも見続けていた。<完>

<短縮版>
惑星ジュナンで惑星中のエスパー200人が一度に死ぬという事件が発生。
ジュナンに着いたロックはエスパー殺しの犯人、エスパーのみを殺すウイルス「P96」に感染してしまう。
ウイルスを凍らせるため雪深い山中にテレポートしたロックは第三波動を操る少女ジュナに命を救われる。
一方、P96を作った男アコ・メディオスはエスパー消去計画を企み、裏社会の大物の支援を得て計画を進めつつあった。
だが、第三波動を習得したロックと同様に第三波動を使えるヤマトの働きでP96を消し去り、計画の阻止に成功。
この際巻き込まれたジュナが重態になったが、ヤマトの献身で一命を取り留め、人間の世界で暮らせるようになった。

210 :超人ロック「ジュナンの子」:2005/07/16(土) 00:40:40 ID:???
<解説>
この作品は作画グループの商業誌に掲載された最初の作品である。
今の視点で見るとヤマトというのはまた凄い名前だが、実は「宇宙戦艦ヤマト」のアニメより前に発表された作品である。
なお、「ニンバスと負の世界」からこの作品までの3作は以降のエピソードとの整合性が取れないため、
現在では宇宙歴年表からは外され参考扱いになっている。





とりあえず今回はここまで。
本編紹介+短縮紹介+解説で一作品3レスに収めようとしたけど最後だけどうしても上手くいかなかった。

211 :マロン名無しさん:2005/07/16(土) 00:47:25 ID:???
超乙。読みやすいよ。

短縮紹介や解説は本編紹介とは別レスで書いた方がいいんジャマイカ。
省略されています。。。とか出るとその先を読む気なくす人とかもいるかもだし。

今回のは年表に入らない作品だということだったけど、年表中の作品を書くことがあるなら
最初に何年の話なのかを書いてくれるとうれしい。

212 :マロン名無しさん:2005/07/16(土) 01:04:27 ID:???
ガンガンの、ヴァンパイア十字界をお願いします。
宇宙人ネタが突然出てきたところでびっくりして、
それから読み始めたので、その前の話が全然わかりません。

コミックス読もうとしたのですが、漫喫に行っても置いてないし、
本屋にも売ってない。

あらすじは簡単でもいいけど、キャラや設定、人間関係などが詳しく知りたいです。
例えば黒鳥さんって何?というように、あの宇宙人話以前に語られている設定等が
わからないので、いま読んでいてもその辺の単語が出ると意味不明で詰まってしまいます。
読み進めるのに困らない程度に書いていただけると助かります。

213 :マロン名無しさん:2005/07/16(土) 01:52:12 ID:???
>>211
なるほど…次からはそうしてみるよ。
年号については(本編では)最初から解説の最初に入れるつもりだった。
歴史の繋がりもこの作品の醍醐味のひとつだし。

ともあれ読んでくれて有難う!

214 :マロン名無しさん:2005/07/16(土) 03:19:07 ID:???
>>213
乙。なつかしいなー。

吾妻ひでおの「不条理日記」でネタにされてたのが
この三篇だったね。

215 :マロン名無しさん:2005/07/16(土) 22:27:27 ID:???
シュガシュガルーンお願いします。
詳しくでも簡易でもどちらでもいいです。

216 :マロン名無しさん:2005/07/16(土) 23:09:12 ID:???
女王の教室お願いします。
どんな話か知りたいので、おおざっぱでかまいません

217 :キャリアこぎつねきんのもり(2):2005/07/17(日) 13:53:57 ID:???
早歩と童子が暮らす約束の三ヶ月は、終わりに近づいていた。
狐の面をつけたままで、言葉を発することもしない童子の気持ちを、
早歩は敏感に理解できるようになっていた。

弁護士の十川は條辺の女性達の中でも、早歩が童子の親代わりになる
のが一番だと考えていたが「仕事が忙しい私ではなく、一日側にいて
あげられるお母さんでなくてはダメだ」と考える早歩は約束通り
童子を手放すことに。

お守り袋ひとつだけを大切そうに持って、童子は出て行った。
これからどこへやられるのか、十川は教えてくれない。
童子がいなくなって三ヶ月。
後輩・恵理のセッティングで気乗りしない合コンに参加した早歩は
それが十川と、その弁護士仲間と知って仰天する。

てっきり恵理と十川がつきあっているのかと勘違いする早歩だが、恵理
の目的は十川を酔わせて、かわいい童子の最新情報を仕入れること
だった。こっそり抜けだそうとする早歩を十川は、童子の叔母・貴里江
のいるクラブへと案内する。
以前、童子は貴里江を見てひどく怯え、その夜激しくうなされていた。
早歩は原因を問いただす。


218 :キャリアこぎつねきんのもり(2):2005/07/17(日) 13:56:45 ID:???
條辺の家で、姉が嫁として酷く扱われているのに対して、跡取り娘の
緋和子(童子)が大切に育てられているのを腹立たしく感じていた
貴里江は、ある夏祭りの夜、緋和子に、彼女の欲しがる狐の面で
はなく、わざと違う面を買ってやった。
狐の面が欲しかった緋和子はずっとぐずっていて、祖母にあたる当主の
綾子はそれに、激怒し息子夫妻に新しい面を買いに行けと命じた。
屋台が閉まる時間が近づき焦った夫妻は、そのまま事故にあって
帰らぬ人となった…。

童子と狐の面の因縁を知った十川と早歩。
だが、三つの子供が親の死を悲しんでそれから狐の面をつけて暮らす
だろうか? 童子は誰かに…綾子に…それを命じられていたのでは
ないか…?

十川は、早歩が答えを出すのを待つという。早歩はもう答えを出した。
童子を育てられない。だが十川は一歩も譲らない。
「大事なのは童子様があなたを好きだということだけです」

悩む内に早歩は童子の居場所をひらめいた。
本当に十川が早歩の結論を待っているなら、童子を條辺の誰かに預ける
わけがない。童子は十川の家にいる!
果たして童子は、十川と母親の暮らす一軒家の縁側にちょこんと座って
いた。
早歩を見るなり、家の中に飛び込んでしまう童子。自分のことを忘れて
しまったのだと思いこんだ早歩は声もかけずその場を立ち去った…。

その夜、童子は縁側から動かなかった。昼間もずっと庭に座り込んで
いたという。
十川は彼女を元気づけようと、早歩の写真が載った経済誌を見せる。


219 :キャリアこぎつねきんのもり(2):2005/07/17(日) 14:01:20 ID:???
童子はその雑誌を手放さなくなった。
十川の母は彼女のお守り袋にそれを入れてやろうとすると、中には迷子
札として、早歩の名刺が入っていた。
恵理たちが「迷子になったらそれを見せなさい」と早歩には内緒で入れ
ておいたものだ。十川母は、息子の名刺と入れ替えようと、何の気なし
に早歩の名刺をゴミ箱に…。

十川とその母、童子の三人は遊園地へ。そこで早歩に似た女性を見かけ
た童子は後を追いかけて迷子になってしまう。

十川たちが必死で探す一方で、ひとりぼっちの童子は、恵理の言葉を思
い出し早歩の名刺を探すが、お守り袋に入っているのは経済誌の
切り抜きだけ。
しかしたまたま通りかかった中学生のカップルがそれを見て
「これあんたのママ?」「すごーい一流ホテルー」「この子を連れてってあげたら部屋とか見せて貰えたりしてー?」と下心まんまんで童子を
保護してく
れた。

「静かにしててね」と中学生に言われ、童子は人形のように動かなくな
る。だが早歩が駆けつけるとギュッと彼女に抱きついた。「早くむかえ
に行かなくてごめんね」


220 :キャリアこぎつねきんのもり(2):2005/07/17(日) 14:02:45 ID:???
童子が早歩の許に戻ってしまうと聞いて、童子を溺愛していた十川の母
はがっくり。十川家に挨拶に来た早歩は、一度だけここに童子の様子を
伺いに来た事があると白状する。すぐに家の中に入ってしまった童子
は、実はあの時、絵本を取りに戻っていたのだ。早歩に読んでもらいた
くて…。

童子が心底早歩になついているのだと知って、諦める十川母。
一方早歩は、十川の家でも童子が愛されていたことを知り、出張の時は
預かってほしいとあえて甘えてみせる。大喜びの十川母は、何とか息子
と早歩が結婚して童子を引き取ってくれないものかと夢を見る。

こうして再び一緒に暮らすことになった童子と早歩。これで童子が自分
から面を外すか、自分の幼名を早歩に教えるという条件を満たせば、早
歩は正式な後見人として認められ、莫大な養育費を手に入れる事が出来
るのだが…。<つづく>


221 :マロン名無しさん:2005/07/17(日) 17:29:43 ID:???
どう考えても引き取るのが一番いいじゃん。忙しいときの預け先もできたんだから。
イライラするなーもう

222 :マロン名無しさん:2005/07/17(日) 17:31:01 ID:???
って、>>220の最後でひきとることになってるか。

223 :マロン名無しさん:2005/07/17(日) 19:04:31 ID:???
キャリアこぎつね、気になっていたんだけど作者スレも見当たらず迷ってたらここのストーリー紹介のおかげで購入しますた。
童子がかわいすぎる…。
狐面なのになんであんなにかわいいんだ

224 :マロン名無しさん:2005/07/17(日) 21:45:51 ID:???
ミントな僕ら
お願いします!

225 :マロン名無しさん:2005/07/17(日) 22:37:35 ID:???
ミントな僕らって双子の片割れが女装するやつだっけ

226 :マロン名無しさん:2005/07/18(月) 11:46:21 ID:???
ジパングお願いします

227 :マロン名無しさん:2005/07/18(月) 17:08:51 ID:???
ここでストーリー読んでキャリアこぎつね買うことにした。
なんかおもしろそー。
しかしキャリアこぎつねなんだね。
キャリアごんぎつねと思いこんで本屋で恥じかいたw

228 :マロン名無しさん:2005/07/18(月) 21:20:58 ID:???
エキノコックス持ってそうなごんぎつねだな

229 :マロン名無しさん:2005/07/19(火) 13:09:51 ID:???
エイトマンをお願いします

230 :マロン名無しさん:2005/07/19(火) 13:55:12 ID:???
予報使いサリア

舞台はいわゆるファンタジーな世界。
 天気を予報して生計を立てる少女サリアはひょんなことから海賊のトルド、
ラウルの仲間と勘違いされて賞金をかけられてしまう。
 その後もトルドの下で予報使いとして依頼をこなしていくが、なぜかそれぞれ
誤解が重なってどんどん賞金が釣りあがってしまう。
 そしてついにトルドが賞金稼ぎに捕まってしまった。サリアはなんとかトルドを
助け出し、二人とも死んだことになって賞金首リストから削除された。めでたしめでたし。

 しかしトルドはまだまだ海賊をやめるつもりはサラサラなかったのでした。


231 :ライン:2005/07/19(火) 14:52:15 ID:???
 チーコはいまどきの遊び好きな女子高生。登校時、チーコは駅のホームでケータイを
拾う。帰りに届けようとそのまま持ってきてしまったのが不幸の始まりだった。

 体育が終わった更衣室でそのケータイが鳴る。出てみると知らない男の声。
「3時50分に駅ビルで人が死ぬ」
それだけ言うと電話は切れてしまった。

 帰り道、駅まで来てからやっぱり気持ち悪いから今日中に交番に届けよう、と
思った矢先、ケータイが鳴った。
「チーコちゃん。小鳥みたいな名前。早く屋上に行ったほうがいいよ」
なんだお前? と問い詰めるといきなり空から人が降ってきた。

「お前が殺したの?」
「違うよ。ぼくは未来が見えるだけ。ケーサツに言っちゃダメだよ
 ぼくはただ未来を予知して君に教えるだけ。ぼくはぼくが見た未来を
 君に変えて欲しいんだ。次は15分後、シブヤの山手線のホームだよ。」

チーコは目の前にいたクラスメイトってだけで特に仲もよくないバンドー(女)に
思わずつきあってくれない? と声をかけた。


232 :ライン:2005/07/19(火) 14:53:16 ID:???
二人は山手線に乗った。チーコはわけがわからずパニくっている。
バンドーは冷静だ。そして電車がものすごい勢いで止まる。
「当電車は人身事故のため緊急停車いたしました…。」
間に合わなかった。

二人はシブヤで降りた。一息つくまもなくケータイがなる。
「次はセンター街だよ」
「ざけんなテメェなんなんだよ! お前が殺してるんだろ!? 行くかバカ!」
切ってもすぐ鳴る。戸惑うチーコ。
「出なよ」バンドーが冷静に言い放つ。バンドーこえー、とチーコは思うのであった。

「君に危害を加えるたりしない。今晩限りだからつきあってよ。
 次はセンター街、カラオケの入ってるビルの屋上10分後。がんばってね」

「次はどこだって?」
「なに…笑ってやがる… くそっ! どいつもこいつも頭おかしいって!」
そう叫ぶより前に体はダッシュしていた。

 センター街にカラオケ屋なんて山ほどある。とりあえず目星をつけて、店員を
振り切って屋上へ上がる。しかしそこは屋上へは入れなかった。ふと見ると正面の
ビルに人影。その影は手を振ると落ちていった。

233 :ライン:2005/07/19(火) 14:54:14 ID:???
「残念そっちのビルじゃなかったんだ」
「あいつ…飛び降りたよ…」
「そうだよ、みんな自殺なんだ。君は選ばれたんだ。”最後の希望”として彼らに。
 次は15分後原宿駅。急いで!」

原宿駅が見えてきた。「あんなたくさん人がいるところで…?」
歩道橋の上に、線路に飛び込もうとしている影が見えた。
「誰か止めろっ!」チーコは叫ぶが誰も止めようとしない。影はそのまま
線路へ向かっていった。
だからなんでそんな簡単に死んじゃえるわけ?
歩道橋にいた人々は死体を見て言いたいことを言っている。
「あんたら近くにいたのになんで止めなかった!」
何コイツ? ヤベェやつ? 人々は散っていく。

 チーコはこの状況を面白がってるバンドーにケータイを渡して仲間の
溜まり場へ行く。
 そこでバンドーってチーコのこと好きなんじゃね? 疑惑発覚。
そういえば電車が急停止したときも、原宿行くときにコケそうになった
時もかばってくれたなぁ…。

こんなたくさん楽しいことあるのになんで自殺?
あのラインを越える人と越えない人の違いってなんだろ?
バンドー、あんたはあっち側にいるの?
いろんな思いが錯綜するチーコ。

チーコは再びバンドーのもとへ戻る。
「ヘンタイとは遊ばないんじゃないの?」
「バカのほうが楽しいって教えてあげたいんだよ」

234 :ライン:2005/07/19(火) 14:54:54 ID:???
そしてケータイが鳴る。
「次は代官山。陸橋が見えるビル30分後」

「おっしゃ走ってやる!」

チーコの身体能力にビビるバンドー。
「何でずっと運動ダメなフリしてた?」
「笑わすネタに決まってんだろー みんなで楽しいのが一番なんだよ!」

二人は初めて間に合った。説教かましまくり。
彼らはケータイサイトでこの計画を知って乗っただけで仕掛け人が”タスク”と
名乗ること以外は何も知らないという。
「あんたはあたしに命預けたんだ! これからはなんでも言うこときけよ!
今日からシャテーだ!」
「は、はい」
そしてまだ10人くらいいると聞きゲンナリする。
「次は南青山の骨董通り。クラブがあるビル。後25分ね」

なんでこんなにムキになってんのか
死にたいやつは勝手に死ねばいい
と思う
けど
「なんで止めなかった!」
そんな言葉が自分から出た
本心だった
あたしは無視しない
あたしは止める

今度も助けることができた。
「次は原宿15分後…」
「オーケイ 意地でも死なせねぇ」

235 :ライン:2005/07/19(火) 14:56:07 ID:???
 そこへ警官が現れる。事情は話せない。答えはひとつ。
四人(チーコ、バンドー+助けた二人)は警官を振り切って原宿へ向かう。

日常にぽっかり空いた暗い穴にムリヤリ引きずり込まれ感じだ
ここから出ないと
ここにはなにもない
考えてはいけない
答えなんてみつからない
ただ何も考えないで走るんだ

もうすぐ目的地、というところで再び警官に阻まれる。
通りをはさんだ向こうで自分の体に火を付ける人がいた。
チーコはダッシュで消しにかかる。警官もかけつけて消化活動。
その隙に4人は逃げ出すことに成功した。

そっからどこをどう走ったか覚えていない
死ぬほどノドが渇いて
死ぬほどハラが立って

一人ひっぱたき
二人ひっぱたき

一人増え 二人増え

夜が明けた。ビルの屋上で全員を助け出した。ケータイが鳴る。


236 :ライン:2005/07/19(火) 14:56:42 ID:???
「お疲れ様チーコ。終了だよ。君はすごい」
「タスク、あんたはどこにいる?」
「くすくす。教えないよ」
「居場所わかんなきゃ止めにいけねぇじゃねぇかよー」
「ありがとう。気持ちだけもらっておく」
そしてケータイは切れ二度と鳴ることはなかった。

「大バカだ チクショウ」
「これだけ人数集めて死ぬことしか考えないなんてバカだお前ら」


「とりあえず−寝っぞ」
「賛成」

その頃、一人の少年が身投げしていた。

チーコ、バンドー&シャテーたちは屋上にいるところを警察に保護され警察で
説教をくらった。
でも必死な大人たちをみてちょっと安心した。
いつもの場所に帰ってこれたなぁって

人はつながっていたいんだ
共通の敵を作ったり
共通の目的を持ったりして
敵を作るのは子供のやり方だ


237 :ライン:2005/07/19(火) 14:57:18 ID:???
「ねぇ、長野さん すげぇ変な連中の集まりがあるんだけど行かない?」
「あ、バンドーも行くよな?」
「!?」
「それってどんな集まりなの?」
「すっげぇ変なんだぜ なんせ
  全員筋肉痛」
「ぷっ」
「なんだよバンドー」
「別に」



238 :鋼鉄のガールフレンド2nd(5):2005/07/19(火) 16:12:48 ID:???
使徒襲来から34年前。六分儀ゲンドウ14歳。
母親が再婚し、祖母に養育される事になってからというもの、彼は
ケンカ三昧の荒れっぱなしな日々を送っている。
クラスメートの碇ユイはそんな彼を心配しながらも、声をかけることも
出来ない。
ある日、「こんな世界なくなってしまえばいい」と苛立ちを露わにして
いたゲンドウは、光の巨人の姿を見る。
そしていつの間にか隣には、見たことのない少年が…。
「それが君の本心かい?」

翌日、転校生がやってきた。渚カヲル。あの少年だ。
クラス委員のユイがカヲルに校内を案内していると、例によってケンカ
しているゲンドウに出くわす。
「見なかったことにするの?」カヲルの言葉に背中を押されて、ケンカ
を止めに入るユイ。
そんなユイの行動は後から、優等生のお前が六分儀にかかわるな…と
教師に釘を刺されてしまう。

学校の授業で、誰かに宛てて手紙を書くことに。ユイはそっとゲンドウ
への手紙をしたためる。
ゲンドウは…出す相手すらいない。どこにも届かない紙飛行機を作る。


239 :鋼鉄のガールフレンド2nd(5):2005/07/19(火) 16:13:22 ID:???
「私、六分儀くんに嫌われてばっかり」ユイはカヲルに打ち明ける。
「私、人に好きになってもらえる人間じゃないから」
息子さん似で後ろ向きなユイ。
「嘘つきだね」
「相手の思考をわかったようなつもりで。何を知った気になっているんだい?」

それからユイは一生懸命ゲンドウに話しかけようとするが、ゲンドウは
「お前なんか嫌いだ」と言ってユイを傷つけ、彼女の涙に胸の痛みを覚える。
「嫌われるから嫌いだなんて、悲しい話だね」
カヲルの言葉に、傷つきたくないあまり孤独の中に閉じこもっていた
自分に絶望するゲンドウ。
翌朝、それでもユイは話しかけてきてくれた。

ゲンドウと話すことによってユイはクラスから浮き上がり、クラスで
やるはずだった草むしりを一人でするはめに。
それに激怒したゲンドウはまたケンカ騒ぎを起こして暴れ、そこに光の
巨人が現れた…。

すべてが光に呑まれて消えていく。
「これが、君が心の底に隠していた闇だよ」光の中で微笑むカヲル。
自宅にいたユイは、その光を見てゲンドウの身を案じ、ひたすら走った。
「これが君の望んだ世界?」カヲルは、ゲンドウが新しい世界のアダム
になるという。ゲンドウの望む通りの世界が出来る。
だがそこには、ゲンドウすらいない。
「俺は…自分まで、いらないんだ」目を伏せるカヲル。
そこへユイがやって来た。あれほどゲンドウの憎んだ「世界」とともに。


240 :鋼鉄のガールフレンド2nd(5):2005/07/19(火) 16:14:01 ID:???
ユイの腕を取るゲンドウ。現実が甦る。
「それでいいのかい」
母親に捨てられた世界。友達にいじめられた世界。
「私が六分儀くんを一人にはしない」
ユイが言い切ると二人はいつの間にか教室にいた。
ユイはあの時の手紙をゲンドウに手渡す。「すきです」と書かれた手紙。

廊下で出くわすカヲルとゲンドウ。
「結局きみはこのままがいいんだね。君と世界をつなぐものは、それだけなのに」
「守ってやるんだ。俺が、この世界ごと」
「守れるかな」
先に行って、待ってるよ…。
すれ違った瞬間、渚カヲルの存在は世界からもゲンドウの記憶からも
消えてしまった。

それからずっと先。妊娠中のユイは、懐かしい手紙を見つけて微笑む。
「すきです」と書いた自分の手紙。「守ってやる」と書かれたゲンドウからの手紙。
お腹を撫で話しかけるユイ。
「安心して生まれてきなさいね。パパとママが守ってあげるから」
「今日も綺麗な空よ、シンちゃん」

おわり。

241 :ミントな僕ら:2005/07/19(火) 16:24:58 ID:???
>>224
中学生のまりあとのえるは仲のいい双子の姉弟。
だがまりあは初恋の相手を追いかけるために、のえるに内緒で
全寮制の学校へ転校してしまう。
お互い秘密なんてないと思ってたのえるは、まりあが自分に内緒で転校してしまったことにショックを受ける。

姉を連れ戻すために、自分も同じ学校に転校しようとするものの
男子寮は満室で女子寮にしか空きがないため
のえるは女装をし、女の子として学園で生活することになるのだった。

その後、のえるは仲良くなった男子生徒の佐々にキスされたことで
彼にだけ自分は本当は男だと告白。
ふたりは親友として付き合いを続ける。

まりあは初恋の人にあっさり失恋。初恋の人の弟、
前の学校の同級生と付き合うものの、2回続けて破局。
最終的には佐々とくっつく。

のえるは同室の女の子・未有に恋をするが、男だとバレ嫌われる。
でも和解し、気持ちを確かめ合う。

242 :マロン名無しさん:2005/07/19(火) 16:39:51 ID:???
>>241
姉と一緒にいたいがために女装さえも厭わないのえるといい、
兄弟どんぶりも気にせず己の欲のまま突っ走るまりあといい、
吉住渉はいつからこんなとんでも作風になったんだろうか……。

「ハンサム〜」「ママレ」しか知らない世代だからめちゃくちゃ違和感感じる。
……と思ったけど、「ママレ」も初期設定はぶっ飛んでたんだった、そういえば。
ともかく書き手さん乙です。

243 :マロン名無しさん:2005/07/19(火) 16:53:12 ID:???
いや別にあらすじだけだとぶっとんで見えるのかもしれないが
いつもの吉住渉だよ…。恋愛の描き方もどろどろしないであっさりしてるし。
多少、年齢層低めにしたくらいで。男女の双子がそっくりって時点で無理はあるがな。それも吉住渉だし。

244 :マロン名無しさん:2005/07/19(火) 16:55:06 ID:???
でもまりあは読者に嫌われてた気がする。

245 :マロン名無しさん:2005/07/19(火) 16:58:40 ID:???
人気投票ではのえるがぶっちぎりだったね。りぼん読者には本命がはっきりしないまりあは不評だったようです。

246 :マロン名無しさん:2005/07/19(火) 17:05:58 ID:???
>>244
男を短期間で変えるヒロインが嫌われてしまうのはある意味仕方ないかも。
対象が小学生のりぼんだし

同じ作者のランダムウォークもそれが原因で不評だった

247 :マロン名無しさん:2005/07/19(火) 17:08:49 ID:???
ってか吉住渉ってホント毎回設定が・・・
ランダムウォークもヒロインが男とっかえひっかえする話だし
君しかいらないは高校生にしてバツイチの女の子がヒロインだし

248 :マロン名無しさん:2005/07/19(火) 17:09:00 ID:???
そりゃ〜りぼんみたいな(小学生向け)少女雑誌でヒロインが男とっかえひっかえしてたら嫌われるわな。
本人は前向きに次の恋に目を向けてるだけなんだろうけど。しかも最終的にくっつくの佐々だし。

ちょっと質問です。あのクリスっていう子は結局どうしたの?特に何もなくフェードアウト?

249 :マロン名無しさん:2005/07/19(火) 17:13:08 ID:???
>>248
クリスはのえるが男だという事実を知って、生徒にバラそうとし、
まりあの親友の可南子に協力をもちかけたところ、
可南子にあっさり拒否され、以来、可南子の追っかけになりました。(可南子は迷惑がってる)

250 :マロン名無しさん:2005/07/19(火) 17:13:15 ID:???
>>248
まりあとのえるの友達のミーハーな子に
怒られたことで、例のアレが発動→惚れる

ふたりがどうなったか分からん

251 :250:2005/07/19(火) 17:13:53 ID:???
被った、スマソ

252 :マロン名無しさん:2005/07/19(火) 17:19:08 ID:???
>>249-250
なるほど。即レス感謝。

253 :マロン名無しさん:2005/07/19(火) 18:01:30 ID:???
予報使い乙。
ラインっていうの絵柄によっては面白そうだな

254 :マロン名無しさん:2005/07/19(火) 18:06:06 ID:???
ラインのあらすじ面白かった
あらすじってよりほとんど書いちゃったのかな?って感じだけど

255 :マロン名無しさん:2005/07/19(火) 18:15:16 ID:???
>>247
>ランダムウォーク
>ヒロインが男とっかえひっかえする話

そのタイトルは、主人公が手当たり次第男を渡り歩くっていう意味でつけられてるのかな。
だとしたら、なんつーネーミングセンス。脱帽。


256 :マロン名無しさん:2005/07/19(火) 19:01:38 ID:???
吉住渉はすげーよ
柱とかも超クール

257 :マロン名無しさん:2005/07/19(火) 19:04:33 ID:???
>>255
それ、柱で作者が否定してた。

258 :マロン名無しさん:2005/07/19(火) 20:53:48 ID:???
全然知らない作品だけどほんとラインおもしろそうですね。

未解決リストの「名探偵コナン・黒の組織のとこだけ」を予約します。
あとドラえもんの大長編のも全部持ってるから書けるかも。

259 :マロン名無しさん:2005/07/19(火) 22:01:56 ID:???
「アライブ〜最終進化的少年〜」予約します。

260 :マロン名無しさん:2005/07/19(火) 22:44:42 ID:A7EKwskr
TONO「よからぬ話」という漫画をリクエストしたいです。
すごく恐いらしいんですが見当たらないので・・・
あらすじ読んで耐えられるようならアマゾンででも注文してみようかと。

261 :アライブ:2005/07/20(水) 00:05:28 ID:???
アライブ〜最終進化的少年〜
この漫画、寄生獣みたいなノリかと思ったら後からバリバリのバトル漫画になります。
原作・河島 正/作画・あだちとか

叶 太輔・・・ケンカは弱いが正義感溢れる高校生。幼い頃事故で両親を亡くし、今は姉と二人で暮らしている。広瀬の変貌に違和感を覚える。
叶 陽子・・・太輔の姉だが、同時に太輔たちの学校で保健医をしている。
広瀬 雄一・・・太輔の親友。優しく気が弱い性格なのでいじめられているが、その度に太輔に助けてもらっており、また密かに恵に好意を抱いている。ある日、高校生の大量殺人事件が起きその容疑者として捕らえられるが、その現場は人間離れした凄惨な光景だった・・・
落合 恵・・・通称メグ。太輔の幼なじみで太輔とはいつもケンカが絶えないが、それは彼への心配の表れである。

262 :アライブ:2005/07/20(水) 00:06:40 ID:???
叶太輔は正義感の強い、だが平凡な高校生だ。
その日も駅のホームで幼なじみの広瀬雄一をいじめっ子集団から守ろうとした――が、結果は返り討ち。
学校の保健室で、何とかいじめっ子を追い払ったもののボロボロになった太輔に
広瀬は自分がふがいない事を何度も謝り、同時に「いつも助けてくれてありがとう」と礼を言うのだった。
そこに落合恵が現れたが、彼女は広瀬の勘違い発言で太輔に切れ、無理矢理広瀬を連れ保健室を出て行った。
「またメグちゃんとケンカ?破局破局?」
その光景を見ていた保健医である姉が、太輔を茶化した。
反論しようとする太輔だが、姉の「口の中にあるもん出しなさい」という言葉でそれを遮られてしまう。
姉の差し出す灰皿に、困った顔をしながら抜けた歯を落とす太輔。
いじめっ子から広瀬を助けようとしたときデッキブラシで殴られたのだが、そのせいで歯が折れてしまっていたのだ。
そのことに姉は怒り、もっと自分を大切にしてよと太輔を諭す。
「――うん・・・分かってる」
そう答える太輔の脳裏には、事故で亡くした両親の葬式の日の事が浮かんでいた。

昼休み、メグは友人たちと教室で弁当を食べていた。その中の一人の小倉が、
メグに今朝の太輔のケンカ騒ぎについて聞いてきた。
そして友人たちの話題は自然と太輔の親がいないというウワサについてになった。
「やっぱりそれって本当なんじゃない?だからすぐ暴力に・・・」
「親がいないんじゃ、しょうがないのかなあ・・・だからあんた、あんなのにかまってると・・・」
メグはその話を最後まで聞かずに急いで弁当の中身をかっ込むと、ごちそうさまと言って立ち上がった。
どこ行くのと尋ねる小倉にメグは「そのウワサの幼なじみんトコ」と答えた。
太輔が屋上で一人パンを食べていると、メグがやってきてその隣に座った。
「しょうがない?しょうがないって何よそれ!」といきなりぼやき出すメグを、怪訝そうに見つめる太輔。
そのうち、いつものようにつまらない事で口喧嘩を始める二人だったが、
その頭上では、怪しげな黒い雲が急速に空全体に広がり始めていた・・・

263 :アライブ:2005/07/20(水) 00:41:15 ID:???
太輔は授業中窓の外を眺めながら、今日はやたら救急車が通ることを不思議に思っていた。
そのサイレンの音を聞いて、幼い頃亡くした両親の事を再び思い出していると、教師に三角定規で殴られてしまった。
そのことに赤面しながらイラついていた時、突然空から黒い影が彼めがけて伸びた。
その瞬間、太輔はドスンという衝撃と共に自分に「何か」が落ちてきたのを感じ
そして同時に、宇宙の光景が眼前に広がった。
「おわっ!」
驚いていきなり立ち上がった彼をクラスメートは笑ったが、メグは一人その太輔の様子を怪訝がっていた。
帰り道、太輔が先ほどのことについて訝しがりながら歩道を歩いていると、
突然物音がして頭上から何かが落ちてきた。それはまだ幼い少女だった。
落下しながらも、目の合った太輔に少女は微笑んだ。
次の瞬間、大きな音と共に少女は太輔の足下の地面にぶつかり、そして死んだ。
どうやら飛び降り自殺のようだが、その死を目の当たりにして瞬間的に
「うらやましい」という言葉と笑みが太輔に浮かぶ。
すぐに太輔は我に返ったが、自殺を目撃した人々の悲鳴の中で彼は呆然と佇むのだった。
その晩のニュースでは、日本全国で起きた謎の自殺騒動について報道していた。
今日一日で二千件以上の自殺が発生したとキャスターが伝えていると、途中で続報が入った。
それはアメリカなどでも同様に、この自殺騒動は世界的規模で起こっているというものだった。
次の日、広瀬とメグと一緒に登校する太輔だが、その途中で何度も葬式に出くわす。
昨日の事を思い出して考え事をしながらすたすたと歩く太輔に、
広瀬が歩調を合わせようと小走りになったときに空から黒い影が伸び、
そしてドスンという音とともに広瀬に「何か」が落ちた。
よろめいた広瀬にメグが駆け寄ったが、広瀬は顔を赤らめながら何でもないと答え、太輔の後を追った。
休み時間、太輔は広瀬の姿を探すが見つからない。
広瀬は屋上で再びいじめっ子に取り囲まれていた。
「広瀬ってピアスとか興味ある・・・?」
数人に押さえつけられて動きの取れない広瀬に、女子生徒の一人がナイフを取り出した。

264 :アライブ:2005/07/20(水) 00:47:17 ID:???
続く。
まだ冒頭なのにアホみたいに長いので、
次からはなるべく削っていこうと思いますが・・・果てしないorz

265 :マロン名無しさん:2005/07/20(水) 01:39:21 ID:???
「吸血†聖女キリエ」 作・杉村麦太 全二巻

19世紀半ばの荒野を舞台に、ガンシューティングで戦う吸血鬼のお話。
巻数が少ないのでちょっと詳しく書きます。

甘い救いなんかどこにもなくて、それでもひたむきに救いを求めて戦い続ける主人公、キリエ。
台詞回しがカッコイイ。個人的に、仏ゾーン並に理不尽な打ち切りだと思う。なんで打ち切りなんだよ。
この作者、腐女子がニューナンブぶっ放す読み切りを最近どこかの雑誌に掲載してた。

266 :マロン名無しさん:2005/07/20(水) 01:40:07 ID:???
1870年、アメリカ合衆国─西部─アリゾナ州─サンベルナルディノ。

孤児院の庭で、自警団を名乗る荒くれ者たちが一人の少年を殺そうとしていた。
少年が「狂血病」患者──「吸血鬼」だという理由で。
それを救ったのは、黒衣に身を包み、黒い日傘を差した少女だった。
少年─ロイ─が狂血病を患っていないことを証明してみせ、日傘に仕込んだ銃で荒くれ者たちを追い払う。
少女の名はキリエ。母を亡くし、生き別れの父を探すために荒野を旅していると、孤児院のシスターに語る。
シスターと子供たちに強く引き止められ、キリエは渋りながらも孤児院で一夜を過ごすこととなる。
再度荒くれ者(地上げのために孤児院が狂血病患者の巣窟だとデマを流していた)が孤児院を襲うが、
不死身の如きキリエの活躍によって返り討ちにあう。

その夜。ロイとシスターは、昼間の荒くれ者たちの死体をむさぼるキリエの姿を目の当たりにする。
血液に反応して赤く染まる瞳、十字架によって焼け付く肌。キリエは狂血病患者──吸血鬼だった。
だが、怯えながらもキリエの気高い魂を信じるシスターによってその事実は他の者に秘密にされ、
キリエは笑顔に見送られて孤児院を後にした。

一方、地上げを画策していた鉄道屋の元に防疫修道会巡回浄滅吏官(ゲヘナ・マーシャル)を
名乗る神父の一団が訪れる。彼らはキリエを探し出して殺すことを任じられていた。
鉄道屋は孤児院に住む子供たちを皆殺しにすることを依頼し、
リーダー格フランシスコ・レンブラントはそれを賄賂とともに受諾した。

267 :マロン名無しさん:2005/07/20(水) 01:42:07 ID:???
銃声を聞きつけて孤児院へ戻るキリエだったがすでに遅く、シスターと子供たちは磔にされて息絶えていた。
フランシスコは「黒衣の者」の血を引くキリエと一夜を過ごした以上この処分は当然だと、キリエをなじる。
ハモニカ形短銃、十字ナイフなどの攻撃を捌き、瞬く間に四人の神父を殺すキリエ。
残るレンブラントも、シスターから貰った十字架を投げて陽光を反射させ、それを目くらましにあと一歩のところまで追い詰める。
だが皮肉にも、その浄光に焼かれてキリエは致命的な隙をさらけ出してしまう。
勝利を確信して引き金を引くレンブラント。「主は我と共にあり!!」
その弾丸はいまだ宙を舞っていた十字架に弾かれ、キリエの頬を掠めただけであった。
呆然とするレンブラントをキリエは撃ち抜く。「神様…どうして私なんかを生かされたのですか…」

「狂血病患者を救う手段は唯一つ…一つきりだ すべての始まりとなった旧大陸より来たる『黒衣の男』…その者の血を…
 この広大なる大陸のどこかにいる…奴の血だけが唯一つの救いの術」

「You never escape. Mr.CHOO CHOO!」



第一話「黒衣の少女」から第二話「防疫修道会」まで

268 :マロン名無しさん:2005/07/20(水) 01:43:01 ID:???
1870年、テキサス州─米墨国境地域

山賊まがいの革命軍にキャラバンを襲撃され、キリエを含む8人の旅人は砦跡に立て篭もった。
その中の一人、パットという少年が狂血病に罹患していることが発覚し(ついでにキリエも狂血病だとばれる)、
皆殺気立つが、整銃技師ラーマリアの説得によってその場は事なきを得る。
一度は凶暴化したパットも、キリエの眼光によって症状が沈静化した。
ラーマリアの提案によって、山賊を撃退するための罠を砦に張り巡らす。

山賊のの目的は「サンプルNO.7」と呼ばれる子供の確保であった。
それを山賊に依頼したのはノッポの神父、防疫修道会マルチェロ・モディリアーニー。
立て篭もった者の中にキリエがいることを知ったマルチェロは、NO.7の確保と同時にキリエを殺すため、全軍攻撃を指示する。

狂血病患者となったパットを庇い続けて旅をする母親の姿に、キリエは自分の母の面影を見る。
キリエは幼い頃に、修道会の手によってソリアへ送られ、母と離れ離れになっていた。
周囲と距離を置こうとするキリエとなんとか交流を持とうとするラーマリア。
ラーマリアの持つ浄銀弾は吸血鬼を殺せるが、だからこそこうして対等に話せるのだと、ラーマリアは語る。
友達にはなれないかも知れないが、怯えたり憎んだりを続けるよりはマシだと。

269 :マロン名無しさん:2005/07/20(水) 01:44:26 ID:???
山賊軍の総攻撃が始まったが、キリエとラーマリアの活躍により全滅する。
最後にキリエの前に現れたのはマルチェロ。彼はソリアより来たと言う。
狂血病解明のためには多くのサンプルが必要であること、故意に狂血病患者を村に放ち、
パットを「サンプルNo.7」にしたとマルチェロは得意げに語る。
折りたたみ式の伸縮連装銃をその長身で操るマルチェロに、打つ手を見出せないキリエ。
接近戦に持ち込むが、山賊との戦闘でキリエは衰弱しきっていた。
罠に誘い込もうとしているのだと看破したマルチェロは、キリエを罠からの安全地帯に逃げ込ませない。
だが、キリエはかまわず罠を発動させる。尖った杭がキリエを襲い、だが、杭は小柄なキリエの頭上を通過して、
延長線上に立つマルチェロの胸を貫いた。「ノッポは損だね」
「黒衣の者」の子、キリエをソリアは決して逃さない、と言い残し、マルチェロは息絶える。

全てが終わった後、キリエはパット母子をどこかへ逃がしてくれるようにとラーマリアに懇願する。
だが、戦闘の血に当てられて狂血病の発作を起こしていたパットは、自らの手で母親を殺し、その血を啜っていた。
一発こっきりの浄銀弾でパットを撃つラーマリア。キリエはラーマリアの胸に顔をうずめて嘆く。

「もしかしたら…誰も知らないどこかで母子二人でなんて──
 ほんの少しでも思うんじゃなかった……」


第三話「サンプルNO.7」から第五話「モディリアーニー」まで

270 :マロン名無しさん:2005/07/20(水) 01:47:10 ID:PSy1GzOp
名前欄にタイトル入れるの忘れてた。スマソ

271 :吸血†聖女キリエ:2005/07/20(水) 03:10:08 ID:???
フォートスミス西50km─ネイティブアメリカン居留地(現オクラホマ州)

黒衣の者が防疫修道会の手によって捕縛された。
鋼とベトンで固められ、アンティオキアの聖十字に封じられ、護送馬車へ運び込まれる。
その周囲には、合衆国陸軍一大隊の屍が広がっていた。

10日後、ニューメキシコ準州

西へ向かうキリエと、同じく西へ向かうとキリエにまとわりつくラーラマリア。
日差しに倒れたキリエを抱えて途方にくれるラーラマリアは、地図に載っていない村を発見する。
異常なまでに厳重な警備に追われた二人を匿ったのは、絵描きの狂血病患者、エミリオだった。
この村は狂血病の療養所だと説明するエミリオ。そこに療養所の所長が現れる。
狂血病患者の発作を制御する力を持つキリエに興味を示した所長は、キリエを捕獲する。
十字架に磔にされて強い陽光に晒されるキリエ。
三日後に黒衣の者を護送する馬車がここに立ち寄ると知らされたキリエは、
激しく興奮して「あいつを殺す!」と喚き出す。

体力の限界に来ていたキリエだったが、エミリオによって開放される。
ラーラマリアと合流し、村からの脱出を図る。悲観するエミリオに、キリエは狂血病を治す方法があることを伝える。
その時、療養所内の患者が一挙に凶暴化しはじめた。黒衣の者を載せた馬車が到着したのだ。
雄叫びを上げて馬車に襲い掛かるキリエだったが、ソリア七会士の一人「調律士ルオー」が立ちはだかる。
キリエの父親である黒衣の者とキリエの対面を阻止するため、ルオーはキリエを足止めする。

272 :マロン名無しさん:2005/07/20(水) 03:11:42 ID:???
山本夜羽の「マルクスガール」をお願いします。

273 :吸血†聖女キリエ:2005/07/20(水) 03:11:51 ID:???
「吸血鬼ノ父と人間の母との間に生まれた半分≠フ子 己の母を喰らって生き永らえた鬼女よ!」

バイオリンに仕込んだ鋼線と針によって兵士を強化して操るルオーの戦法に、キリエは苦戦を強いられる。
弾切れをおこして打つ手を無くすが、ラーラマリア製の試作オートマチック銃がエミリオの手によって渡される。
操られていた所長や兵士を殺し、ルオーを撃つ。だが、仮の姿を捨てて本体を現したルオーはエミリオを盾にとった。
エミリオごとルオーを撃つことを拒むキリエだったが、エミリオの励ましを受け、引き金を引いた。

「やっぱり明日はなかったのかい? 狂血病を治す方法はあるってキミは…そう言ったじゃないか!?
 明日はあるんだろう? キリエ!?」

「明日はあるっ あるわ!! あの血の色の向こう西の果て…ソリアに!!
 あいつがいるっ そこにいるから!!」

第六話「地図にない村」から第十話「明日」まで

274 :吸血†聖女キリエ:2005/07/20(水) 04:01:59 ID:???
旅の途中、キリエとラーラマリアは脱走奴隷である黒人の少女を救う。
彼女──ルーミーはキリエの知り合いだった。だが、ルーミーはキリエに対して嫌悪を露わにする。

「5年前 ホーリーロックの町で キリエは…アイツ」は村の人達を皆殺しにしたッ 自分のお母さんまで食い殺したのよ!!」


5年前、ミズーリ州─ホーリーロック

修道女の母親と慎ましく暮らしていたキリエだったが、墓場が荒らされていることを不審に思った村人の通報により、
その存在を修道防疫会に知られてしまう。防疫会が村に来たことをキリエの母に知らせようとしたルーミーは、
キリエの「食事」を目撃してしまい、また、結果的にキリエの居場所を修道会に知らせてしまう。
キリエを庇って銃弾に倒れた母は、己の血肉をキリエ与え、ここから逃げるように言う。
キリエはルーミーの目の前で母を食い、修道会の者や村人を皆殺しにして逃走した。

275 :吸血†聖女キリエ:2005/07/20(水) 04:03:04 ID:???
ルーミーとラーラマリアから離れて物思いにふけるキリエ。
その虚を衝かれ、ルーミーはソリア七会士の一人「算学のクラナッハ」によって連れ戻される。
クラナッハは奴隷を使役して、神学的に計算された吸血浄滅用の神殿城砦「昇天十字楼(カンパナリオ)」の建造に携わっていた。
ルーミーを救い出すために昇天十字楼に乗り込むキリエだったが、建物内部ではキリエの戦闘能力は大幅に削がれる。
森羅万象を計算しつくしたクラナッハの行動予測、完璧な跳弾攻撃に翻弄されるキリエ。
だが、別行動をとっていたラーラマリアが昇天十字楼を倒壊させたことにより、クラナッハの計算も瓦解する。

「地形はどんどん変わっていくのよ…もっと丁寧に計算しなきゃ 落ち着いてきっちり計算して でも急いで大急ぎで!!」

追い詰められたクラナッハはクイックドロウ勝負に持ち込む。「解は唯一つ キミの敗北だ!! Q.E.D.!!」
クラナッハが抜くよりも速く、キリエの銃撃が胸を貫いた。「落第よ、算数屋…」

キリエとラーラマリアはルーミーと別れ、旅を続ける。──西へ。


第十一話「再会」から」第十三話「西へ!!」まで

276 :吸血†聖女キリエ:2005/07/20(水) 04:46:55 ID:???
防疫修道会本拠地ソリアは、壊滅の危機に瀕していた。
修道会の制御から逃れた「黒衣の者」が、ソリア内の狂血病患者を死兵と化して街を支配していた。
聖レジーナ大聖堂に巣を張り、いかなる者も黒衣の者に近づけない。
わずかな希望は──人の心を持つ吸血鬼、キリエ。

ソリアを目前にしたキリエとラーラマリアの前に、黒衣の者の使いがキリエを迎えに現れる。
そこに、ソリア七会士の一人「閃姫のサンタミカエラ」が割ってはいる。
100万ボルトの電撃を仕込んだ格闘術でキリエに挑むが、黒衣の者の使いによって自身が電撃を浴びてしまう。
だが、キリエはサンタミカエラを助け、使者を撃ち殺す。
それを見届けた七会士「薬読のアンナロッテ」はキリエに協力を要請する。
ソリアを襲う吸血鬼の軍勢を、黒衣の者を倒すために。

「今更キリエを利用しようなんてムシがよすぎる」と銃を構えるラーラマリアに、アンナロッテは
「利用しているのはあなたの方でしょう? 少佐」と返す。
ラーラマリアの正体は、アメリカ合衆国陸軍 第一葬兵連隊所属 ラーラマリア=クリストフォロス葬兵少佐であった。
キリエを利用する目的で近づいたこと、キリエが黒衣の者に心を飲み込まれたら殺すつもりだったことをキリエに告げる。
激昂したキリエはラーラマリアと別れ、修道会と共にソリアを目指す。


第十五話「ソリア」から第十六話「協約」まで

277 :吸血†聖女キリエ:2005/07/20(水) 05:25:37 ID:???
陸路が吸血鬼によって閉ざされているため、潜水装甲艦でソリアに乗り込んだキリエ。
ソリアはすでに吸血鬼の手に落ちて、聖ベネディクト僧院が最後の拠点だった。
そこで大司教と対面したキリエは修道会が狂血病を研究するその目的を知る。
狂血病の原因と治療法を独占すれば、この大陸の支配者になれる。
その身勝手な言い分に怒るキリエだったが、それより先にサンタミカエラが大司教を殴る。
サンタミカエラの両親は狂血病患者で、浄滅されていた。

ソリア七会士「砲雷のアウレリス」の援護射撃を受け、キリエ、サンタミカエラ、アンナロッテは黒衣の者の元へ向かう。
吸血鬼となったソリア七会士「鋼腕のシャガール」「轟輪のドガ」が行く手を阻むが、
気球にのって駆けつけたラーラマリアの助けを得て先へと進む。

聖レジーナ大聖堂にて、キリエは父との対面を果たす。
狂血病の血清となりうる、黒衣の者の心臓の血を手に入れるため、キリエは黒衣の者に戦いを挑む。
黒衣の者の振るう長剣を掻い潜り、腕と脚を一本づつ犠牲にして、黒衣の者の頭部を吹き飛ばす。
だが、黒衣の者はその身に翼を生やして夜の闇に消えていった。

「神は…狂血病によって人の魂を試しておられる
 人の魂が殺戮と血の狂気の中で気高き魂を持ち続けることが出来るかどうかを試しておられるのだ
 それを見極める為に私はあの女にお前を産ませた」

黒衣の者の支配から解放された吸血鬼は朽ちてゆき、だが、血は得られなかった。
キリエは黒衣の者を追ってまた旅をするのだろうか。


「夜闇をまとう血塗られた聖女を 主よ憐れみ給え(Kyrie eleison)」
                                キリエ・エレイソン


第十六話「帰還」から第十八話「血まみれの聖女」まで

278 :吸血†聖女キリエ:2005/07/20(水) 05:26:57 ID:???
以上ですな。

279 :マロン名無しさん:2005/07/20(水) 16:37:48 ID:???
誰か「タイムリミット新菜」のストーリーわかる人いませんか?
結構古い少女マンガなんですけど。
ぜひ教えてもらいたいです。

280 :マロン名無しさん:2005/07/20(水) 17:41:35 ID:???
キリエ乙です。

281 :コナン・黒の組織部分:2005/07/21(木) 01:01:54 ID:???
「名探偵コナン」のメインストーリーである「黒の組織の伏線部分のみ」をまとめました。
伏線が非常に多いため、しっかり書かねばと思うと省略できず長くなってしまいました。
また、うまくまとめられないところは注釈をつけてごまかしました。うざいかも。
では見苦しい所も多いですが、どうぞ。


282 :コナン・黒の組織部分:2005/07/21(木) 01:03:23 ID:???
すごく簡単に登場人物紹介。
工藤新一   高校生探偵。
江戸川コナン 薬のせいで子供の姿になった新一。見た目は子供、頭脳は大人。
毛利蘭    新一の幼なじみ。空手少女。
毛利小五郎  蘭の父親。迷探偵。元刑事。
阿笠博士   新一の家の隣に住む発明家。コナンの正体を知っている。
灰原哀    元黒の組織。新一と同じ薬で子供の姿に。本名・宮野志保。コードネーム・シェリー。
服部平次   西の高校生探偵。コナンの正体を知っている。。
ジン     黒の組織の一員。長身・長髪。冷たい目。
ウォッカ   黒の組織の一員。つねにサングラス。ジンのことを「アニキ」と呼ぶ。
少年探偵団  コナンのクラスメイト(コナン・元太・光彦・歩美・哀)からなる探偵団。


工藤新一は高校2年生にして世間を騒がす名探偵。
しかし幼なじみの蘭の前ではただの不器用な一高校生である。
ある日蘭と遊園地にでかけた新一は、乗り合わせたジェットコースターで殺人事件に巻き込まれる。
なんなく事件は解決するが、その場にいた怪しい男2人が気になる新一。
全身黒ずくめで挙動不審。しかし何より気になるのはその冷たい凍りついたような目だった。
帰り際に男たちの片割れを発見した新一は、蘭を先に帰らせあとをつけることに。
そこで闇取引の現場を目撃するが、もう一人の男に気付かれ後ろから殴られてしまう。
まだ警察がいるため銃は使えないと、男達は新一を殺すのに毒薬を使うことに。
これは組織が新開発したもので、死体から毒が検出されないのだ。
ただし人間にはまだ使ったことのない試作品である。
新一に毒薬を飲ませ立ち去る男達。
しかし新一は死ななかった。
だが目覚めたら体は子供の頃に戻ってしまっていたのだった…。【1巻第1話】

*この後新一は阿笠博士のもとに助けを求めに行くがどうしようもなく、
*博士の案で、組織の情報を集めるために探偵事務所を開いてる蘭の家にやっかいになることに。
*小五郎はへっぽこ探偵だが、そこは新一の力で名探偵として名をあげさせていく。
*自分の正体を知ると蘭たちまで危険になるからと、正体を隠し
*「江戸川コナン」と名乗り、小学校にも通ったりもする。

283 :吸血†聖女キリエ :2005/07/21(木) 01:04:38 ID:???
蛇足なんですが。

>>268
>キリエは幼い頃に、修道会の手によってソリアへ送られ、母と離れ離れになっていた。
この記述は、俺の勘違いです。脳内から抹消してください。

あと、調べてみたんですが、キリエは別に打ち切りとかそーゆーのではなくて、
最初に一、二話が読みきりで掲載され、好評だったので三から十三話(全十一話。企画段階では八話を予定していたらしい)、
んで、さらに好評だったので十四〜十八話を掲載したらしい。
興味ない? そら失礼。

284 :マロン名無しさん:2005/07/21(木) 01:07:14 ID:???
頭脳は大人って、高校生は大人じゃねーよな。

285 :コナン・黒の組織部分2:2005/07/21(木) 01:07:50 ID:???
行方不明の父親(広田健三)の捜索依頼を受けた小五郎。
依頼者は広田雅美と名乗る女性。
依頼は解決するが、それで事件は終わらず殺人まで発展する。
雅美も殺されたのではと、コナンの力で容疑者の男のいるホテルに駆けつけるが、何と男も殺されていた。
広田健三・男・そして広田の娘と名乗る女の三人が10億円強奪事件の犯人と見抜いたコナン。
主謀者であろう雅美が、先ほどすれちがった女だと気付き急いであとを追いかける。
港に着いた雅美は黒ずくめの男2人と会っていた。
雅美は本名を宮野明美といい、自分と妹を組織から抜けさせる約束のもとにこの事件を行ったらしい。
しかし妹は組織でも有数の頭脳の持ち主らしく、約束は守れないと言い銃口を向ける男。
コナンが見つけた時は、すでに明美は撃たれ男達は立ち去ったあとだった。
明美の口から、この事件が自分を小さくした組織が関わっていたことを知ったコナン。
組織のカラーがブラックということを知る。
明美は死に、すべての罪は彼女に着せられ、本当の主謀者である奴らは闇に消えた。【2巻4〜7話】


小五郎の友人の結婚式に行くため新幹線に乗ったコナン・蘭・小五郎。
なんと同じ車両に黒ずくめの男2人が乗り合わせていた。
男達は新一が薬のせいで小さくなり生きていることは知らない。
奴らの行動が気になり、灰皿に盗聴器を仕掛けたコナン。
会話から、2人のコードネームが「ジン」と「ウォッカ」と言うことと
列車内で行った取引相手のスーツケースに時限爆弾を仕掛けたことを知る。
列車を降りる2人を追いかけようとするが、何も知らない蘭に止められてしまう。
その後コナンの推理によって列車爆破は食い止められる。
取引相手は組織と深いかかわりがあったわけではなく、結局やつらの正体は深い霧に包まれたままだ。【4巻4〜6話】

286 :コナン・黒の組織部分3:2005/07/21(木) 01:08:25 ID:???
小五郎が監修したゲームの発表会に呼ばれたコナン・蘭・小五郎。
主催は、そのゲームの企画・開発元である満天堂という会社だ。
そのホテル内で、偶然立ち聞きした電話の内容から黒の組織の仲間である男を発見する。
その男の名は「テキーラ」。
満天堂エンブレムの入った鞄を持っていることから、社員の誰かと取引したらしい。
なんとか男の靴底に発信機をつけ、組織の元に案内させようとするが
直後に鞄の中身を確認しようと入ったトイレで爆発が起こりテキーラは死んでしまう。
コナンの推理により事件は解決。テキーラが死んだのは不測の事故だった。
テキーラと取引をした満天堂社員もわかったが、彼もまた組織のことは何も知らないと言う。
しかし、いつも取引をする場所は決まってると言い、そこに駆けつけるコナン。
ところが一歩遅く、そこは爆破されあとかたもなくなっていた。
今回の取引では、全世界の有能なコンピュータープログラマーのリストを組織が購入しようとしていたらしい。【12巻4〜6話】


コナンのクラスに転校生がやってきた。
彼女の名前は灰原哀。妙に大人びていてクールだ。
歩美達に誘われ、少年探偵団の依頼に哀も一緒に行くことに。
行方不明になった依頼者の兄を探すコナンたち。
犯人は黒の組織の疑いが濃くなり、コナンは力んで犯人達を追いつめるが、結局組織とは全然関係なかった。
帰り道、突然哀はコナンの飲んだ薬について話し始めた。
「組織に命じられてあの薬を作ったのは自分だ」と。
わけのわからないコナンに哀は、自分のコードネームは「シェリー」だと言う。
コナンの正体が工藤新一だということも知っているらしい。
しかも彼女は今阿笠博士の家に住んでいると言う。慌てて博士の家に行くが、博士はケロリとしていた。
哀もコナンと同じ薬を飲んで小さくなったのだと言う。混乱するコナンに哀は説明を始める。

287 :コナン・黒の組織部分4:2005/07/21(木) 01:11:48 ID:???
あの薬を飲まされたあと、組織は新一の家を二度調査していた。
薬を飲んだあとに死亡を確認されなかったのは新一だけだからだ。
それに同行した哀は、クローゼットから子供の頃の服だけが持ち出されていたことから、
実験中幼児化したマウスがいたこともあり新一が幼児化したのではと思い至った。
その後哀は組織を裏切った。
試作段階の薬を人間に投与したこと、そして最大の原因は実の姉を組織に殺されたことにあると言う。
理由を教えてくれない組織に、薬の研究を中断するという対抗策をとった哀。
組織に拘束された哀は、どうせ殺されるならと隠し持っていた例の薬を飲んだ。
すると、哀は新一と同じく死なずに体が幼児化され、脱出に成功。
そして同じ境遇の新一を頼りやってきたところを博士に拾われたのだという。
人間を殺す薬を作った奴なんか理解できないと激怒する新一に、毒なんか作ってるつもりはなかったと言う哀。
ともかく薬の考案者の哀がいるのなら、解毒剤も作れるかもしれない。
ところがすでに薬のデータのある研究所はおろか、哀の関わった施設は全て組織の手によって潰されていた。

しかし以前誤って薬のデータを入れたフロッピーを姉に送ってしまったことを思い出した哀。
今そのフロッピーは姉の大学の教授・広田正巳のもとにあるという。面会の約束を取り付け、広田宅に向かう三人。
ところが家につくと広田は殺され、全てのフロッピーはなくなっていた。
組織の仕業に思われたが、そうではなくコナンの推理により事件は解決。
密室トリックによる難事件をあっさり解決したコナンをみて泣き出す哀。
「その推理力があるのにどうしてお姉ちゃんを助けてくれなかったの?」
そう、哀の姉とは三億円強奪事件の犯人にしたてあげられた宮野明美のことだったのだ。
その後届いたフロッピーを開くが、あらかじめ仕掛けられていたウイルスによってデータは消えてしまった。
これが哀とコナンとの長い付き合いの始まりだった。【18巻6話〜19巻1話】
*この後哀は博士と一緒に暮らすようになり、小学校にもちゃんと通い探偵団のメンバーにもなります。
*また、だんだんコナンが気になっていくようで、蘭にはそっけない態度をとったりもします。


288 :コナン・黒の組織部分5:2005/07/21(木) 01:12:31 ID:???
学校の帰り道、ジンの車を発見したコナンと哀。
車内に盗聴器を仕掛けることに成功する。
どうやら「ピスコ」という仲間と殺しの打ち合わせをしているようだ。
しかし車内に落ちていた髪の毛から、盗聴に気付かれてしまう。
とりあえず殺人を阻止しに行くため現場のホテルに向かうコナン。
例の薬を使うと聞いて哀も一緒に向かうことに。
そのころ髪の毛がシェリーのものと気付いていたジンはピスコに再度連絡をとっていた。
見つけ次第つかまえろ。首から下はなくても構わないと。

殺人事件は起こってしまい、そのごたごたの中で哀はピスコに連れ去られてしまう。
眼鏡に仕込んでおいたマイクと集音機で哀と連絡をとるコナン。
ピスコは容疑者の一人として事件現場から離れられないから、それまでに逃げなければならない。
酒蔵に閉じ込められたと聞き、パイカルという酒を哀に飲ませるコナン。
実はこの酒でコナンは一時的に新一に戻ったことがあるのだ(免疫が出来てしまうから二度目はない)。
そのときホテルにジンとウォッカがやってきた。
間一髪大人の姿に戻り、暖炉の煙突の中に逃げた哀。
そのまま屋上に逃げるが、そこにはジンが先回りして待ち構えていた。
哀が幼児化したことを知らないジンは、哀から組織から逃げ出した方法を聞き出そうとする。
止めを刺される寸前にコナンがジンに麻酔銃を撃ち、哀は煙突に逃げ落ちる。
元の部屋に戻った哀は再び子供の姿に戻り、今度は戻ってきたピスコに殺されそうになる。
しかし、ピスコの正体を見破ったコナンにより哀とコナンは脱出成功。
ピスコはジンに殺される。
自分がこの町にいると知れた以上、皆に危険が及ぶから出て行くと言う哀。
しかしコナンは、ジンもそう読んでいるだろうから逆にここに留まるほうが安全だという。
その通りジンはこの町では哀を探さないとウォッカに言っていた。
その車内にはなんとアメリカ人女優のクリス・ヴィンヤードの姿が。(さっきの事件の容疑者の一人でもあった)
彼女のコードネームは「ベルモット」。しばらく日本に残るらしい。

その後被害者やピスコの周囲の人がみんな殺されたことを知ったコナン。
証拠となる者は全て消す。そんな奴らを必ずぶっ潰してやると決意を新たにするコナンだった。【24巻7話〜11話】


289 :コナン・黒の組織部分6:2005/07/21(木) 01:13:10 ID:???
蘭たちの高校に新しくジョディ先生という英語の先生がやってきた。
彼女は妙にコナンと蘭を気にしているようだ。(コナンのことを意味ありげに‘クール・ガイ’と呼ぶ)
とある事件に巻き込まれたコナン・蘭・その子(蘭の友達)・ジョディ。
事件はコナンの推理によって解決。
その夜誰かに電話しているジョディ。
「目当ての標的の一人は爪にかかった。容姿を変えて堂々と学校に通ってるみたい。
 標的名は『腐ったリンゴ』にでもしておきましょう」【27巻7〜9話】


人魚の肉を食べ、不老不死の体を手にいれた老婆がいるという島にやってきたコナンたち。
毎年祭で「儒艮の矢」をもらえる抽選を行っているそうだ。
この矢を持っていると不老長寿が手に入ると言い伝えられている。
何年か前のこの抽選の名簿にコナンは「宮野志保」(哀の本名)の名をみつける。
(事件そのものは組織とはまったく無関係))【28巻8話】


**ここで、ここまでの巻に出てきた哀ちゃんの意味深セリフ**

工藤君…?あなたは夢にも思っていないでしょうね…
我々組織が半世紀も前から進めていた極秘プロジェクトに深く関わってしまっているなんて…【19巻9話】
時の流れに人は逆らえないもの…それを無理やりねじ曲げようとすれば…人は罰を受ける…【20巻1話】

290 :コナン・黒の組織部分7:2005/07/21(木) 01:16:57 ID:???
どこぞのバーで酒を酌み交わすジンとウォッカ。
そこへ酒を持ってきたウェイターは変装したベルモットだった。
捜し物はみつかったかと聞くジンに、本命はまだよと答えるベルモット。

コナンは博士と少年探偵団のメンバーでスキーに行くためバスに乗っていた。
哀はコナンに組織の者が近くにいると匂い、第六感でわかるという。
と、そこに強烈な匂いが。恐怖にすくむ哀。その様子から組織の人間がバスの中にいると知るコナン。
そのときバスに乗ってきたのは蘭の学校の校医の新出先生とジョディ先生だった。
直後、バスはバスジャックされてしまう。
事件はコナンの推理によって解決。誰が組織の人間かはわからず。【
事件解決後。バスの乗客として巻き込まれていた赤井秀一という男がトランシーバーで誰かと話している。
「標的は現れず。後日改めて調査する…」【29巻3〜5話】

【30巻9話】
事件はまったく組織とは関係ないが、ジンが左利きということを哀がコナンに教える。

博士と探偵団のメンバーと一緒にアニマルショーに行ったコナン。
そこでショーの経営者にそっくりの外人ジェイムズ・ブラックと知り合う。
江戸川コナンの名を聞いて意味ありげな顔をみせるジェイムズ。
ところがジェイムズは経営者に間違えられ誘拐されてしまう。
彼の残した暗号を頼りにコナンたちは助けに出る。
犯人たちに従順な態度を見せながら、彼は心の中で「私が見たいのは君たちの手並みじゃないさ…」と呟くのだった。
ジェイムズはわざと攫われたのではと疑う哀は、ふいに強い気配を感じて振り返る。
そこにいたのは車に中からこちらを見ていた赤井秀一だった。赤井は一瞬で立ち去ってしまう。
その後警察の手助けもあり事件は解決するが、犯人の車を追いかけているときに
赤井の車もついてきていることにコナンも気付く。
事件解決後、事情徴収も前に姿を消したジェイムズ。
彼は赤井の車に乗っていた。
「ふられっぱなしの恋人に血の涙で後悔させてやる」と呟く赤井。【32巻8〜10話】

【33巻9話】事件は組織とはまったく関係ないが、ラスト、毛利探偵事務所を張り込んでいる赤井の姿が。
       また、前の事件で蘭が赤井のことを知っているようなことをほのめかす。

291 :マロン名無しさん:2005/07/21(木) 01:20:08 ID:???
>260
「よからぬ話」は実録恐怖漫画です。
雑誌本当にあった怖い話に連載されていた、うぐいすみつるとの共著です。
それぞれが経験した話が載ってますが怖さはにはバラつきがあります。
眠れなくなるほどではないです。
怖い話をここで説明するのもアレですので、実際読まれることをお勧めします。

292 :コナン・黒の組織部分8:2005/07/21(木) 01:20:38 ID:???
授業中黒いニット帽の男(赤井)のことを思い出そうとする蘭。
しかし男のことを考えると嫌な胸騒ぎが胸をかすめる。
放課後コナン・蘭・その子・ジョディでデパートに。そこで事件がおきコナンの推理で解決。
コナンの推理する様子をジッと見つめるジョディ。
コナンたちと別れたあと、そろそろリンゴの狩りどきかしら?と呟く。

パソコンに向かいジンにメールを書いているベルモット。
ふと投げたダーツは大人姿の哀の写真に命中する。
的にはcool guyと書かれたコナンの写真とangelと書かれた蘭の写真も貼ってあった。【33巻10話〜34巻1話】


毛利探偵の関わった事件の調査書が警視庁から盗まれた。
新一が小五郎に助言していると組織に気付かれたのだろうか。
しかもその調書はご丁寧にも再び警視庁に贈り返されたのだという。これは新一をおびき出す罠なのだろうか。
ピスコの一件のとき、あの場にもう一人奴らの仲間がいることに気付いていたコナン。
容疑者の中であれ以来姿をくらましているクリス・ヴィンヤードが怪しいと睨む。
理由のひとつは自分の回りに突然現れた怪しい外人、ジョディがいることでもある。
新一を心配した博士が呼んでいた服部と一緒にジョディの家に行くことになる。ジョディは快く2人を家にあげた。
トイレを借りるといって風呂場周辺を漁る二人。それに気付いているジョディ。
その後同じマンションで殺人事件が起こる。コナンと服部の推理で事件は解決。
服部はジョディに「あんた何者や」と聞くがはぐらかされてしまう。
ジョディは怪しいが、悪者には見えないし顔もクリスとは違うと言う服部。
あれがジョディの本当な顔ならばそうだが…。疑わしいのはジョディの他に2人いる。考えるコナン。
2人が帰った後、洗面所の鏡をはずすジョディ。その裏には蘭たちの学園祭のときの写真、
そしてベルモットの持っているのと同じコナンと蘭の写真が張ってあった。【34巻2話〜4話】

【34巻5話】
事件は組織と関係なし。
冒頭で博士が集めたクリスの情報をコナンに教える。
母親で同じく女優のシャロン・ヴィンヤードは有名だが、クリスのプライベートは謎に包まれている。
シャロンの葬儀の日、マスコミに質問攻めにされた彼女が発したのは「秘密は女を女にする」という言葉だけだった。

293 :コナン・黒の組織部分9:2005/07/21(木) 01:21:12 ID:???
ある雨の日。蘭は赤井のことを思い出そうとしていた。
雨の中に立っている赤井。そして新一の悲しげなやさしい顔。
その後コナン・小五郎と行った中華料理屋で蘭たちは映画関係者と知り合う。
そこで好きな女優を聞かれ、藤峰有希子(新一の母)とシャロン・ヴィンヤードだと答える蘭。
その後蘭は熱を出して倒れてしまう。
薄れ行く意識の中で、蘭は会ったときの事を思い出したのであった。

それは一年前。蘭は新一と2人でアメリカにいる有希子のもとに遊びに行ったときのこと。
有希子に連れられてブロードウェイに行ったときに、蘭と新一はシャロンと知り合った。
シャロンと有希子は映画の役作りで変装術を習ったときに仲良くなったのだという。
神様に感謝しなきゃと喜ぶ蘭にシャロンは
「神様なんかいるのかしら。私にエンジェルは一度も微笑みかけてくれなかった」と哀しげに笑う。
彼女の人生は不幸が続き、今では娘のクリスとも10年以上あっていないと言う。

その後劇場で殺人事件が起きる。
新一の推理で解決するが、犯人は事件の前に蘭が危ない所を助けた女優だった。
捕まった女優は蘭に向かって英語で「あなたのおかげ想いが遂げられたわ」と告げ高笑い。
帰りのタクシーで窓からシャロンにもらったハンカチを外に落としてしまった蘭。
新一が取りに行ってくれている間に、さっきの犯人の言葉に傷つき涙する。
そこにニット帽の日本人の男(赤井)が現れた。
このあたりに通り魔を追いつめ、それを追いかけてきたらしい。
結局蘭と新一は通り魔と一戦まじえるが無事に終わる。
そのときに蘭は新一に傷ついた心を慰めてもらう。
その後電話で事件の話をしていた有希子にシャロンが蘭に伝えてくれと言った言葉、それは
「私にもエンジェルがいたみたい…」というものだった。

病院で目が覚めた蘭は、全てのことを思い出していた。嫌な思い出がいい思い出を封印していたのだ。
そして赤井の背中にFBIの文字があったことも思い出していた。
その後蘭は回復したあと一応新出先生の病院へ行くことに。
かつて新出先生の家で家族間の殺人事件があった際に小五郎(コナン)が解決して以来
校医ということもあって先生とは懇意にしている。
その先生も、もうすぐ青森に行ってしまうらしい。【34巻8話〜35巻4話

294 :コナン・黒の組織部分10:2005/07/21(木) 01:28:55 ID:???
一人で蛍を取りに行った光彦を探しに行った少年探偵団と阿笠博士。
その森に連続殺人犯の沼淵己一郎が逃げ潜んでいることを知る。
木の上に潜んでいた沼淵に哀は姿を見るまで気づけなかった。
実は沼淵は黒の組織の仲間の一人だったと哀はコナンに言う。
仲間とは言え末端の末端で使えないため最終的に人間モルモットとして哀のもとに回されてきたのだ。
しかし人体実験の前に、恐れをなした沼淵は逃亡した。
平和な生活に慣れ、危険を察知できる匂いに気づけなくなったと焦る哀。
それは哀が普通に近づいたってことだろ、と励ますコナン【35巻8話〜10話】

行方不明になったゲームのシステムエンジニア(板倉)の捜索依頼を受けた小五郎。
以前黒の組織が有能なコンピュータープログラマーを集めようとしてたことから、期待するコナン。
予想通り、板倉の周辺にテキーラが現れていたことを知る。
早く板倉を見つけ組織の情報を得ようとするコナンだが、発見したときには板倉は死んでいた。
しかし板倉の日記が入ったフロッピーを発見したコナンは、苦労の末それを手に入れることに成功する。
その帰り道、偶然赤井に遭遇したコナンと蘭。コナンはそこで初めて蘭が以前赤井と会っていたことを知る。
赤井がFBIの人間だと蘭から聞き驚くコナン。しかし以前哀が赤井の気配に反応したことから、正体を勘ぐる。
さっそく博士の家に行ったコナンは日記を開いてみる。
これによると板倉の開発中のシステムソフトを組織が高額で買い取ろうとしていたようだ。
「しかし我々人間の為にもこのソフトは完成させられない」と決めた板倉は、
未完成のソフトを奴らに渡しトンズラしようとしていたようだ。
最初に連絡を取った組織の女は、英語で板倉にこういったらしい。
「我々は神でもあり悪魔でもある。なぜなら時の流れに逆らって死者を蘇らそうしているのだから」

295 :コナン・黒の組織部分11:2005/07/21(木) 01:29:52 ID:???
組織とソフトの受け渡し場所を決めるメールは、今日板倉の別荘にくることになっている。
それを受け取るためコナンと博士は別荘に向かった。
パスワードがわからなかったため、メールが開けず焦るコナンたち。そこにウォッカから電話が。
変声機で声を変えウォッカと受け渡し場所を決めたコナン。取引場所である駅のロッカーに直接行くことに。
ロッカーの中に物を置き、物陰に隠れているとそこにウォッカがやってきた。
ところが更にジンまでやってき、指紋を取るための細工や発信機に気づかれてしまう。
さらに近くに隠れていることまで感ずかれとっさにロッカーの中に隠れるコナン。
みつからずにすんだが、酸欠で気をうしなってしまい追跡はできなかった。【37巻5話〜38巻1話】


ある日有希子に連れられて車で出かけたコナンと少年探偵団。
しかし途中で何者かに尾行されたことに気づく。
最終的にまくことに成功するが、狙いはコナンか哀のどちらかだ。
そのころ誰かと電話で話している赤井。
彼は電話の相手に「そうか、見失ったか。まだ糸は切れてない、続けろ」と指示をすると
哀の写真を見て「よく似ている…」と呟いた。

次の日熱を出してしまった哀を病院に連れて行こうとしたコナンと博士。
待ち時間が長いためデパートで時間を潰すことにする。
車で待つという哀を残して評判の玉子粥を出す店に並ぶコナンたち。
そこで蘭・その子・ジョディに会う。哀は一緒に来てないと、ジョディに嘘をつくコナン。
そこにテレビの中継のカメラが回ってきた。
カーテレビを見ていた赤井。そこに映ったコナンの姿を見て車を発進させる。

296 :コナン・黒の組織部分12:2005/07/21(木) 01:30:32 ID:???
テレビに映ってしまったため組織のやつらに見つかってしまうと案じ逃げようとするコナン。
しかし駐車場で殺人事件が起きてしまったため出ることができない。
自分が事件を解決するから、病気の哀をつれた博士を警察に頼んで先に出させようとするコナン。
そこにジョディたちがやってきた。哀を見て、哀と宮野志保(大人姿の哀)の写真をダブらせるジョディ。
ジョディを哀から引き離し事件解決に向かうコナン。
駐車場から出れない博士はいちかばちか新出先生に電話をかけてみる。
なにか策を考えてくれた新出先生。その電話を盗聴する赤井。

事件を解決したコナンだが、推理の途中でジョディがいなくなったことを知り慌てる。
博士の車には博士と哀の姿もない。焦るコナン。
しかし博士は哀を連れて家に帰っていた。
新出先生に来てもらい、外に出たところにジョディが通りかかり車で送ってもらったのだ。

ベルモットが哀の写真を燃やしている。もーいいかい♪さがしに行くよ♪
みぃーつけた♪【41巻6話〜9話】

297 :コナン・黒の組織部分13:2005/07/21(木) 01:31:53 ID:???
雨の降る夜。家の中で誰かが拳銃を持って倒れている。
帽子をかぶった女が落ちている眼鏡を拾い上げたとき、ドアの隙間からこちらをみている幼い少女に気づく。
「Who are you?」訪ねた少女に女は口の前に指をたてて…
「ジョディ先生!」名前を呼ばれて我にかえるジョディ。
教室で今月いっぱいで退職すると発表するジョディ。
残念がり帰国の理由を聞く蘭たちに「秘密は女を女にする」と答えるジョディ。
その後ジョディの家でお別れパーティをした三人。
そのとき蘭は鏡の裏の写真を見つけてしまう。【42巻2話〜4話】


小五郎と新一に「季節はずれのハロウィンパーティー」の招待状が届いた。
差出人の名前は「Vermouth」。ベルモットだ。
招待状の宛名は工藤新一だが、同封されていた手紙の宛名は江戸川コナンになっている。
哀は止めるが、正体がばれているからには行くしかない、とコナン。哀を眠らせ博士と姿を消す。
目覚めた哀のもとに新出から電話がきた。
哀の風邪を施設の整った病院で見せたいから今から迎えに行くという。承諾する哀。
ところがしばらくして哀を迎えにきたのはジョディだった。
新出のかわりに迎えにきたと言い、車に哀を乗せ走り出す。
しかし直後に新出はやってきてその光景を見て驚く。
ジョディの車のサイドミラーで後続してくる新出の顔を確認する哀。

その頃ハロウィンパーティーでは殺人事件が起きていた。
しかしそこに現れ謎解きを始めたのは、なんと工藤新一だった。

港で車を止めるジョディ。新出も車から降りてくる。
新出の家で起きた事件について本当のことを尋ねるジョディ。
この事件の犯人は新出の義理の母である。しかし実際に殺人の引き金を引いてしまったのはお手伝いのひかる。
ひかるを傷つけないために嘘の調書が作られ、真実を知っているのはコナンたちと一部の警察とそして新出だけ。
しかしジョディに問われ、調書に書かれたことしか答えられない新出。
ジョディは新出を追いつめる。
遂に正体をあらわす新出。それは変装したクリス・ヴィンヤード、ベルモットその人だった。

298 :コナン・黒の組織部分14:2005/07/21(木) 01:34:45 ID:???
ジョディは幼い頃に両親をベルモットに殺された。
そしてFBIだった父が極秘裏に集めた組織の情報と共に家ごと燃やされたのだ。
生き残ったジョディは証人保護プログラムに守られ、自身もFBIの捜査官として組織を追いかけた。
そしてベルモットが新出の病院に出入りしていることから新出を殺し彼に成り代わろうとしていることに気づいたのだ。
殺される前にベルモットの目の前で彼を死んだように見せかけた。
すると予想通り彼女は新出になりきり居座り始めたのだ。
身柄を拘束する前にどうしてもジョディはベルモットに聞きたいことがある。
「あなた、どうして年をとらないの?」
なんと彼女の調べでわかったのは、ベルモットが母親であるはずのシャロンと同一人物であること。

隠れている仲間を呼び出してベルモットを捕まえようとするジョディ。
しかし罠にかかったのはジョディのほうだった。
ベルモットはジョディの声色でFBIを帰らせ、「カルバドス」という仲間を配置しておいたのだ。
FBIを泳がせておいたのも哀を見つけやすくするためだったというベルモット。
しかし2人とも知らないことがあった。
なんとジョディに連れられてきた哀、それは変装したコナンだった!
パーティの方に現れていたのは新一に変装した服部だったのだ。
ベルモットに麻酔銃を向けるコナン。
しかしそこに追跡眼鏡を使ってやってきた本物の哀が現れてしまう、
動揺した隙に麻酔銃を撃たれてしまうコナン。そして銃口は哀に向けられる。
自分が死んで全てを終わらせようとする哀。
そこで突然ジョディの車のトランクから蘭が飛び出した!
身をていして哀をかばおうとする蘭。蘭を撃てないベルモット。
そこにカルバドスを倒した赤井が現れFBIが優勢に。
コナンを抱え車に乗り込み逃げるベルモット。

299 :コナン・黒の組織部分15:2005/07/21(木) 01:35:39 ID:???
森の中に逃げ込み、組織のボスにメールを打ったあとコナンを殺そうとする。
しかし メールのアドレスを押した音を録音されたことに気づく。
しかも目が覚めたコナンから、自分を殺すとそれが仲間に自動的に送信されることを告げられる。
アドレスがわかればボスの居場所や名前がばれてしまう。決着をつけようとコナン。
しかしベルモットは車の中に催眠ガスを充満させる。先に目を覚ましたほうの勝ちだ。
結果ベルモットはレコーダーを破壊し、逃走。
ジンの車で拾われる。ジンに工藤新一を知っているかと聞かれ知らないと答えるベルモット。
彼ならきっと長い間待ち望んだ「銀の弾丸」になれるかもしれない…。
(この話の中で、銀の弾丸とは「止めを刺すもの」みたいな意味のモチーフとして使われています)【42巻2話〜10話】


病院でジョディがFBI捜査官だと知り驚く蘭とその子。
蘭には本当のことは告げず当り障りのないことを言ってごまかすジョディ。
蘭はあの日、鏡の裏の写真のことを聞きに行こうと思いジョディを尋ねたが、
留守だったので帰ろうとしたときに車のトランクが開いていたから思わず乗り込んでしまったらしい。
ジョディは哀には証人保護プログラムを受けることを進めていた。
このプログラムを受ければ、安全は守られるが、今の知り合いにはもう会えなくなってしまう。
迷う哀。しかし結局は受けないことに決める。逃げ出したくないのだ。【42巻11話〜43巻1話】

300 :コナン・黒の組織部分16:2005/07/21(木) 01:38:10 ID:???
偶然から、ベルモットがボスに打ったアドレスの冒頭の数字が0858だということに気づいたコナン。
しかし続きがわからない。前後が繋がっていて、寂しいような懐かしいような感じだった気がする。
音階で言うと0858はシラソラだ。
その後事件でしりあった人にシラソラで始まる曲を聞くと、「七つの子」だろうといわれる。
その結果メールアドレスを突き止めることができた。
しかしヘタに調べようとしたりすると組織に消されてしまう。手が出せない。【46巻2話〜7話】


アイドル・沖野ヨーコの友達のアナウンサー・水無怜奈がピンポンダッシュに悩んでいるという。
ヨーコの知り合いである小五郎が解決に乗り出すことに。
事件は解決すが、その際コナンはしかけた盗聴器を回収し忘れてしまう。
水無の靴底についていまったのを回収しようと向かうコナンの耳に、ケータイで打つあの「七つの子」のメロディーが…。
メールを打ち終えたあと、電話でジンと話している声を聞き、水無が組織の人間であることを確信するコナン。
慌てて博士の車であとを追うコナン。盗聴器が見つかったら大変なことになってしまう。
その後ジンと合流した水無。彼女のコードネームは「キール」。他に「キャンティ」「コルン」という仲間もいるらしい。
さらにベルモットも現れ、殺しの打ち合わせを始める。
それを阻止するために現場に向かうコナン。FBIも水無に狙いをつけていたらしくジョディと合流する。
ベルモットはコナンとジョディに気づくが、それを誰にも教えない。
なんとか殺しを阻止することはできたが、盗聴器が回収できない。
更にジェイムズ(この人もFBIだった)と合流し、コナンとジョディと三人で追跡を続ける。
その後場所を変えて殺しを続行させようとする黒の組織。コナンたちは水無の捕獲に成功する。
しかし遂にジンに盗聴器がばれてしまう。目的を毛利探偵事務所に変えるジン。
それに気づき慌てて追いかけるコナン。
コナンの機転と赤井秀一の出現により、小五郎は殺されずにすんだ。
ひとまず立ち去る組織。盗聴器を仕込んだのはFBIだろうということに一応なる。
捕獲した水無は意識が戻らないものの、今回はFBIの勝利といってもいいだろう。【48巻9話〜49


301 :コナン・黒の組織部分:2005/07/21(木) 01:40:05 ID:???
以上が今出ている50巻までです。現在少年サンデーで連載継続中。
何度もエラーしたためヘンなとこでぶつ切りにしてしまいました。
どうしてもコンパクトにならないうえ、書ききれなかったこともあるため意味がわからない所があるかもです…。
もしわからない所を言っていただければお答えしたいと思いますので聞いて下さい。

特にジョディ・ベルモット・新出のあたりはぐちゃぐちゃになってしまいました_l ̄l〇
そこまでは、いかにもジョディがベルモットであるかのように描かれていたのです。
また、赤井秀一もどちらかといえば敵みたいな描かれ方でした。
だから新出が変装したベルモットとわかって仰天…みたいな感じでした。
あとベルモットはイコール、シャロンなわけですから、当然コナンの正体には気付いていたようです。
また、蘭のことは殺したくないようです。
そして組織のボスのお気に入りではあるらしいが、コナンを生かしとくあたりが結構謎です。
他にも色々うまく書けませんでした〜。スマソ。

こんな私ですが、未解決の「ドラえもんの大長編」予約します。

302 :マロン名無しさん:2005/07/21(木) 02:02:26 ID:???
コナン乙。
自分も前コナンに手をつけようかと思ったけどゴチャゴチャするので諦めた口です。
今別の推理モノ纏めてるけど、この手のやつは事件と話の関わり具合が微妙で纏めにくい・・・
謎の開示のされ方とか細かい事件の部分が別の話に関わっていたりして
どうすればいいのやら

303 :マロン名無しさん:2005/07/21(木) 02:27:36 ID:???
コナン激乙。
殺人事件起こる→オッチャンごめん!パシュッ→事件解決
の連続の話だと思ってたけど、意外にきちんと筋がある話なんだね。

304 :マロン名無しさん:2005/07/21(木) 02:46:29 ID:???
コナンに質問
・ジョディがあたかもベルモットと同じ写真を持っていたのはなんで?
・哀が赤井に反応したのに、組織の人間じゃなかったのはなんで?
・赤井の言う『恋人』は誰のこと?
・ハロウィンパーティーの事件は組織とは無関係?差出人ベルモットとかあったけど

305 :マロン名無しさん:2005/07/21(木) 08:00:33 ID:???
コナン乙。分かりやすかったよ

306 :マロン名無しさん:2005/07/21(木) 09:53:44 ID:???
コナン乙です!
コナンはもう何だか手が出せないくらい沢山コミクス出ちゃってるから
話は気になるけど買う気はしなくて困ってたよ。そういう風になってるんだ。

まとめサイトも超乙です。楽しませてもらってるお礼に
未解決の中から私も何か書こう。
というわけで『Honey Rose』予約

ただ長くなりそうなので気長に待ってくだちい。

307 :コナン・黒の組織部分:2005/07/21(木) 11:30:58 ID:???
リク主さんってまだいるのかな〜と思っていましたが、皆さんのお役にたててよかったです。
一応本筋はコレですが、毎回の話の基本は>>303さんのおっしゃる通りです(笑)

>>304さん
その辺はうまくまとめられず書き飛ばしてしまいすみませんでした。

*ジョディがベルモットと同じ写真を持っていた訳*
ジョディは何度か新出(変装したベルモット)の家に侵入しており、その際例の写真を見つけ
写真に書いてある文字を不審に思った(特にコナンはなぜ‘kid’ではなく‘guy’なのか)。
という記述があるので、忘れないためとか何かのヒントになるかも、と思って自分も貼っておいたのだと思います。

*ハロウィンパーティーについて*
これはすべて(組織ではなく)ベルモットが仕組んだことです。(ジンはウォッカに様子を見るため忍び込ませたりしていました)
ベルモットはボスのお気に入りのため好き勝手できるらしく、ジンは苛立ったりしていました。
パーティー内で起こった殺人事件も犯人はベルモットに脅された男でした。
再度読み返してみたところ、やはりベルモットは新一のことも殺したくないっぽいです。
新一がそばにいるときに哀に手を出したくなかったため、パーティに呼び出したみたいです。

*赤井秀一について*
彼についてはまだまだ謎だらけです。
この場合の『恋人』とは、後にジンとやりあった際に「やっと会えたな、宿敵(こいびと)さん?」
などと言っていたので、ジンのことかと思われます。
しかし彼には実際の恋人もいたらしく、その恋人を亡くしてから心を開かなくなったそうです(ジェイムズ談)
また、ベルモットとやりあったときには、気絶した哀に「まだ顔を合わせるわけにはいかんな」などと言って
ひっそりと立ち去ったり、哀のことを見て「似てるな…」と誰かのことを思い出している風でもあります。
すみません、私にはよくわかりません_l ̄l〇

他にもわからないことあったら聞いてくださってかまいませんです。
私の解釈になってしまうので、正解ではないかもですが…。

308 :マロン名無しさん:2005/07/21(木) 11:35:43 ID:???
>>306
待ってます

309 :291・「よからぬ話」一話分抜粋。:2005/07/21(木) 12:30:13 ID:???
>291でああ書いたが、不親切なので少しだけ説明します。
うろ覚えだから台詞などは実際と異なりますのでご了承を。
あんまり怖くないかも。

「通り魔」TONO
その日偶然、家族がそれぞれ外で夕食を食べてくることになった。
夕方、TONOが荷物を置きに帰宅すると一本の電話が。
男の子の声で「いまからいくからね」と。
「もしもしボク?どこにかけてるの?
ウチ誰もいなくなるから来ても困るわよ」
間違い電話だと説明するが、「かせのひらたでしょ」と言う。
…確かにウチは加瀬の平田だ。
この通称を知っているなら、間違いではないのだろうが…。
「そうだけど、だからねボク、来ても誰もいなくなるんだってば…」
もう家を出ないといけない時間だ。いい加減イラついてくる。
何度説明しても同じ調子で「いまからいくからね」とくり返す…薄気味悪くなってきた。
「…ボクねえ、とにかくおウチの人に変わってちょうだい。お父さんかお母さんは?」
「いないよ。事故で死んだの」
………………っ!
とにかく私も出かけるから、来てもムダだからねっ、じゃあっ!!」
無理やり電話を切り、急いで家を飛び出した。
早くしないと「やつら」が来るような気がして。

後日談
この話を友人たちとしていたら、友人のひとりが急に叫んで立ち上がった。
「ちょっと、ヤバいよ!もうこの話やめよう!
…この話してたら誰もいなくなっちゃったよ!」

建物のフロア内のレストランなのに、さっきまで騒がしかったフロア内にもレストラン内にも、誰もいない――。

「ウェイターやコックまでどこ行きよった…」

310 :マロン名無しさん:2005/07/21(木) 12:49:11 ID:???
>>307
親切にども。
しかしいつ終わるんだ・・・

311 :マロン名無しさん:2005/07/21(木) 18:24:05 ID:???
どなたかエルフェンリートのお話を教えてください。


312 :大長編ドラえもん:2005/07/21(木) 19:06:33 ID:???
とりあえず二ついきます。
文章にしたらいまいち盛り上がりやら感動やらが薄れちまいました。
あとラストのオチがものすごく弱くなった…。

では、肝心なときに役に立たないドラ・勇気りんりんののび太・正義感溢れるジャイアン
いっそうビビリなスネ夫・偽善感あふれるしずか
の魅力いっぱいの大長編ドラをどうぞ。

313 :マロン名無しさん:2005/07/21(木) 19:07:09 ID:???
夢枕獏+板垣恵介「餓狼伝」お願いします。

314 : のび太のねじ巻き都市大冒険:2005/07/21(木) 19:08:11 ID:???
どこかの天体観測所で不思議な彗星が発見された。
軌道がなく、星をみつけると近寄っていって、まるでかぎまわるようにして去っていく…。


真夜中の空き地で馬と遊んでいるのび太。
馬はぬいぐるみのようだが、まるで生きているように動いている。

翌日自分の牧場を持っているというスネ夫に張り合い、自分だって持っていると嘘を言ってしまうのび太。
帰ってドラえもんに泣きつくが土地なんか出せないといって、ドラえもんは未来に逃げてしまう。
今夜連れてけと催促してくるスネ夫とジャイアン。
そこにドラえもんが22世紀の福引の外れ券を大量にもって帰ってきた。
この外れ券でもらえるのは、なんと星である。
しかし星といっても使い物にならないクズ星である。
それでも一応全ての星をどこでもドアで確認しに行くのび太。だがやはり使えないものばかり。
そこにジャイアン・スネ夫・しずかたちがやってきた。
やけくそで最後の一枚の星の番地を読み上げドアをくぐるのび太。
するとそこは豊かな自然が広がる美しい星だった。
驚くドラえもんとのび太だったが、さっそくぬいぐるみの馬を披露する。
それはドラえもんの道具の「生命のねじ」を使って命をあたえられたぬいぐるみなのだ。
皆も家から自分達のぬいぐるみや人形を持ち寄り、そしてのび太の案でここに
おもちゃの町、ねじ巻き都市(シティー)を建設することにする。

しずかはリサちゃん人形の家で商店街を作り、スネ夫の持ってきたスーパーカーは本物並みの性能に。
ジャイアンは開発会社を開き工事を一切取り仕切ることにした。
ドラえもんは命吹込み済みの動物たちのコピーの卵をつくる、エッグハウスを作った。
のび太の打ち上げた人工衛星から送った写真で、森の奥に金色に輝く火口湖を見つけた一同。
もしや金塊が沈んでいるのでは…。さっそく探検に出発することに。
途中の川辺で楽しく弁当を広げるが、そこでしずかは「デテイケ…」と囁く声を聞いた気がする。
その直後、激しい雷雨に襲われ、海まで流されてしまったドラえもんたち。
タケコプターで空から牧場に戻ると、エッグハウスに雷が落ちていた。
1個だけ残っていた卵から孵ったのは、なんと人語を解し知能を持つ、ピーブと名乗るブタだった。


315 :のび太のねじ巻き都市大冒険:2005/07/21(木) 19:08:42 ID:???
そのころのび太たちの町に、前科百犯の狂暴な脱獄囚・熊虎鬼五郎が逃げてきた。
のび太の部屋に侵入した鬼五郎。どこでもドアからねじ巻き都市にやってきてしまう。
そのころドラえもんは、ビンの中に雷を作り卵にあて、ピーブのような動物が生まれるか実験していた。
生まれたのはプピーという舌足らずだが、なんとか喋れるブタのぬいぐるみ。
ドラえもんがプピーを町に連れて行った隙にエッグハウスに侵入した鬼五郎。
わけもわからずタマゴコピーミラーで自分のコピーエッグを作ってしまう。

その晩卵から孵った鬼五郎のコピーたち。その数なんと14人。
集ってきたコピーに君臨し、この星の乗っ取りを企てる鬼五郎。
翌日ジャイアンが作った火口湖までの地図を手に入れさっそく準備を始めることに。
どこでもドアの向こうから食料や梯子を盗み集める。
重い荷物は顔にホクロのあるコピーに持たせ、出発する一同。
しかし途中の森で「タダチニコノ星カラデデイケ」という声がしたかと思うと再び雷雨が。
だがくじけず進む熊五郎一家。

その頃ねじ巻き都市では、ぬいぐるみたちがピーブを市長に選出していた。
また、イタズラ好きのおサルのウッキーが生命のねじを勝手に持ち出しどこでもドアでのび太の町に行ってしまう。
カーネルおじさん、小便小僧、選挙のポスター、骸骨の標本に命を吹き込みねじ巻き都市につれてきてしまう。
再び落雷により、知性を持つ仲間が増えたねじ巻き都市。
環境汚染や無計画な工事などをやめるよう言われおもしろくないジャイアン。
そんなジャイアンを盛り上げるため、おもちゃのロケット(もちろん本物並みの性能)で
宇宙に飛び、どうしてこの星ができたのか探ろうと提案するスネ夫。
さっそくノってきたジャイアン。明日出発することに。


316 :のび太のねじ巻き都市大冒険:2005/07/21(木) 19:09:15 ID:???
金の火口湖に辿り着いた鬼五郎たち。
さっそく潜ってみてみると底には不思議な黄金が。
すると突然黄金が巨人に姿を変え、鬼五郎たちに襲い掛かってきた。
必死で逃げ細い洞窟に入り込む鬼五郎一家。
すると今度は黄金は大蛇に姿を変え洞窟の中まで追いかけてきた。
再び都市の方に逃げ出した鬼五郎たちは、そこでドラえもんたちのロケットを見つける。

翌朝荷物を積み、ロケットに乗り込もうとしたドラえもんたち。
しかしロケットは鬼五郎たちにジャックされていた。
ロケットを発射させろと銃で脅してくる鬼五郎。タケコプターで逃げるドラえもんたち。
しかし案の定電池が切れてしまい走って逃げることに。
鬼五郎たちが火口湖に行く途中に谷にかけた梯子を渡り逃げる一同。
ところがしずかがスカートが引っかかってしまい動けない。
助けに戻るのび太。しかし手がすべりのび太は谷に落下してしまった。
ショックで逃げる気力を失った一同は鬼五郎に捕まってしまう。
と、そこに再び黄金の巨人が襲い掛かってきた。
ドラえもんの道具を使い猛スピードで逃げるが、今度は巨大なカブトムシに姿を変え追いかけてくる。
ロケットのところまで辿り着いた一同は黄金相手に戦うがかなわない。
ロケットの中に逃げ込むことにするが
そこで鬼五郎が発射ボタンを押してしまいみんな宇宙に飛び立ってしまう。
しかしこのロケットはもともとおもちゃである。こんなに大勢を乗せて長時間飛べるわけがない。
言い争うドラえもんたちと鬼五郎たち。
のび太を思い涙するしずかを見て、ドラえもんも無事を祈るのだった。

317 :のび太のねじ巻き都市大冒険:2005/07/21(木) 19:09:46 ID:???
谷に落ちたのび太は大量の木の葉のクッションに支えられ夢を見ていた。
そこに現れた黄金の巨人。巨人は姿を少年にかえ、のび太の心に直接コンタクトしてきた。
彼は自分を「種をまく者」、この星の造物主だと言う。
彼はかつて地球と火星に「生物の種」をまいた。しかしかし火星は失敗し、地球も破壊が進んできた。
そこでこの星に種をまき、植物の楽園にしようとしていたのだ。
しかしそこにのび太たちが現れた。人に気づかれないようにシールドで隠してあったのだが、
のび太が番地を読み上げるときに間違った数字を言ってしまい、やってこれたのだ。
最初は追い出そうとしたが、のび太たちのやっていることに興味が湧いたため、雷の力で知性を与えたりしていたのだ。
おもちゃたちならこの星の植物たちとうまくやっていける…ぼくの役目は終わった。
次の星で種をまかなくては。みんなで力を合わせれば大丈夫、そう言い残し彼は飛び立ってしまった。

星から飛び出していった巨人を見て、星に戻ろうとする鬼五郎たち。
ドラえもんたちごと宇宙ステーションを爆破しその反動で星まで飛ぼうとする。
縛り上げられてしまう一同。しかし悪者になりきれないホクロが縄を緩めておいてくれたため脱出に成功。
しかしぎりぎりまで爆発を食い止めようとしたドラえもんは間に合わず爆風を受け気絶してしまう。
宇宙に取り残されてしまった四人。

植物の助けを借りてねじ巻き都市に帰ってきたのび太。
しかしそこはすでに鬼五郎たちに乗っ取られてしまっていた。
森の中に隠れていたいたウッキーがのび太の町に行ったことがあると知ったのび太は
ウッキーにスペアポケットを取ってきてもらうように頼む。
スペアポケットを手に入れたのび太はポケットをくぐりドラえもんたちのもとに。
ドラえもんも意識を取り戻し、再会の涙にくれる五人。
再びポケットをくぐり戻ってきた五人は、森の中に隠れていたおもちゃと共に都市奪還に立ち上がる。

318 :のび太のねじ巻き都市大冒険:2005/07/21(木) 19:10:39 ID:???
ドラえもんの道具とみなの力を合わせ、ひとまず鬼五郎たちを町から追い出すことに成功した一同。
森に逃げ込んだ鬼五郎たちは明日総攻撃を仕掛けてくるという。
「種まく者」と交わした、この星を守るという約束をかたく決意するのび太。
この星も地球も、未来はぼくたちしだいなんだね。

戦いは始まった。
道具を有効に使いおもちゃたちとも力を合わせ次々と敵を捕獲するのび太たち。
しかし残った鬼五郎たちが森に火をはなった。火の海になる森。
森の泣き声がきこえる。許せない。
巨大化させた小便小僧で森の火は鎮火し、敵を捕まえる。
残るは親玉である鬼五郎本体のみ。
さらに森の奥に逃げた鬼五郎をひとり追いかけるのび太。
森が助けてくれるものの銃が怖くて近寄れない。
と、そこに置き忘れていた生命のねじが。
ねじによってスペアポケットに命を吹き込んだのび太の活躍により、鬼五郎に勝つことができた。

勝利に喜ぶねじ巻き都市。
まずドラえもんは鬼五郎をもとの一人に戻すことに。
もとに戻った鬼五郎をみてビックリ。その顔にはホクロが…。
心優しいホクロの性格を受け継いだ鬼五郎は自首することを約束して帰っていった。
ドラえもんの道具で焼けた緑を復活させると、また遊びにくることを約束し自分達の町に帰ったのび太たち。

テレビのニュースで鬼五郎が自首したことをしり喜ぶのび太。
ママに草むしりを頼まれるが、雑草だって生きてるんだと拒否。
ゲンコツをくらい代わりにおつかいに行かされ、他にもたくさん仕事を言いつけられる。
自然を守るのも大変だなぁ。

《完》 

319 :のび太の南海大冒険:2005/07/21(木) 19:11:32 ID:???
不気味な島の前にとまっている海賊船。
海賊たちは密林を抜け、罠をかいくぐりようやく宝の山の前に辿りついた。
喜び駆け寄ろうとした海賊たちの前に突如大波が襲い掛かる。
「ジャーック!」必死にさけぶ男。
しかし一瞬の後波はおさまり、そこには誰もいなくなっていた。
水の中に光る無気味な眼のほかには…。

「ジャック…」
砂浜で父の呼ぶ声が聞こえたような気がした。
しかし探しに行こうとしたジャックの目の前で、なんと船が一瞬で消えてしまった。
「船が消えちゃった…!」


夏休み、グループ研究の宿題の資料集めで図書館にきたのび太・スネ夫・ジャイアン・しずか。
テーマは「海」。だがのび太は海賊の本に夢中だ。
家に帰るとさっそくドラえもんに宝捜しがしたいとねだる。
ドラえもんに宝島など本当はないと言われあきらめたのび太。
しかし直後にテレビで宝島が発見されたというニュースが流れる。
怒るのび太に、しぶしぶ「宝さがし地図」という道具を与えるドラえもん。
世界中を360枚にわけた地図で、宝のあるところを針で刺すとブザーが鳴って知らせるというものだ。
しかし針が1ミリずれるても宝には反応しない。まあ、無理だろうというドラえもんだが
なんとのび太は一発で宝をのある場所を当ててしまう。
さっそくどこでもドアで行こうとするドラえもんに、船で冒険がしたいというのび太。
しずかちゃんも呼んで出発するがすぐ飽きてしまう。
道具で嵐を起こしたり、ジャイアンたちを海賊役にしたりして楽しもうとするが、いまいち道具の調子がよくない。


320 :のび太の南海大冒険:2005/07/21(木) 19:13:18 ID:???
途中の無人島で修理をすることにして、その間遊びはじめるのび太たち。
そこでのび太は海賊船を発見するが、すぐ消えてしまい幻だということになってしまう。
その夜は無人島でキャンプをし、翌朝は一隻の船にみんなで乗って出発することに。
「伝説復元機」を使ってバーチャル映像でスリルを楽しむ五人だったが、そこに突然本物の海坊主があらわれ襲われる。
必死で逃げると今度は雷雲がわきでて、時空間が乱れてしまう。
一瞬の閃光が走り、気づいたら目の前には巨大な海賊船の姿があった。
海賊船に押しつぶされ、船が傾き転がり落ちそうになるのび太。
ジャイアンが必死に腕を掴むが、船がぶつかった拍子にのび太の姿は消えてしまった。
船は壊れ四人も海に投げ出される。

海賊船の上で目を覚ましたドラえもん・スネ夫・ジャイアン・しずか。
もう一隻の海賊船と戦っているらしい。映画のロケかと疑う四人。
しかし突然しずかが襲われ、女海賊が助けてくれる。
今度はその子が襲われそうになるが、それを助けるジャイアン。
勢いに乗って結果的に勝利の手助けをしたドラえもんたち。
海賊の船長を前にして、自分達が海賊のいる時代にタイムスリップしてしまったことに気づく。
その際に四次元ポケットを無くしてしまったドラえもん。
運良く流れ集めた7つ以外は全ての道具を失ってしまう。
「ホンヤクコンニャク」は無事だったためようやく言葉が通じるようになり、
さっそくのび太のことを聞いてみるが、お前たち以外は見ていないと言われてしまう。
手を離してしまったことを悔やむジャイアン。
そのときドラえもんの持っていた地図をみて驚く船長。
なんと船長が持っている宝の地図と、それは同じものだった。
その夜、船の上でのび太の無事を願う四人。
ろくな道具がないため、もとの時代に戻る方法もわからない。
女海賊のベティも星空を見ながら父と弟のジャックの身を案じていた。

321 :のび太の南海大冒険:2005/07/21(木) 19:13:54 ID:???
のび太はひとり砂浜で目をさました。
そこにはのび太に木の棒を武器にしてかまえるジャックがいた。
敵じゃないことを見せようとして慌てるのび太に心を開いたジャック。
そこにジャックがルフィンと呼ぶ1頭のイルカがやってきた。
おぼれていた自分を助けてくれたのはルフィンだと思い出したのび太。
その後、ジャックも自分と同じく仲間とはぐれこの島に流れ着き、一人で生活していたことを知る。
自分より小さいジャックが頑張っている。
言葉は通じない二人だが、確実に友情が芽生えていった。

その晩ドラえもんたちを乗せた海賊船は、のび太たちのいる宝島の目前まで迫っていた。
海流の流れからしてきっとこの島に流れ着いてるだろう。
それにこの島には行方がわからないベティの父と弟もいるはずだ。
翌朝島に上陸した一同は早速捜索に出発する。
ドラえもんの自分を呼ぶ声に目覚めたのび太はジャックを起こし海岸まで行ってみる。
するとそこには海賊船が。喜ぶジャックだが、のび太は置いてあった
スネ夫の靴を見てみんな捕まってしまったのかと心配する。
そこにルフィンがやってきた。
ルフィンはのび太の持っていた地図を見るとのび太達を背中に乗せ、川から島の内部に向かって泳ぎ出した。

そのころ捜索を続けていたドラえもんたちは不思議な怪物たちに次々と襲われていた。
なんとか地図にある宝の洞窟の前まで行き、暗号を解き中に入ることに成功した。
洞窟の中には骸骨などが転がっておりビビるスネ夫。
しかしのび太を見つけるまでは帰らないと勇敢な態度を見せるジャイアンに、
助けてもらったこともあり好意的な態度をみせるベティ。
突然火の玉が襲い掛かってきた。しかし熱さは感じるが焦げ一つできることはない。
その様子をどこからか監視カメラで覗いている怪しい男。
その後も次々襲い掛かってくるトラップに、これは22世紀のアドベンチャーゲームであることにドラえもんは気づく。
しかしなぜ…?
その後ゲームのシナリオ通り地底を流れる川に落ちてしまう一同。
そこに武器を持った半漁人のような生物が現れ、みな捕らえられてしまう。

322 :のび太の南海大冒険:2005/07/21(木) 19:14:30 ID:???
のび太たちを乗せたルフィンも、水流に巻き込まれ地底の川に流れ着いていた。
そこに半漁人があらわれ、ルフィンは連れて行かれてしまう。
捕らえられたのび太とジャックは様々な動物が入っている檻の横を通り、牢屋に入れられてしまう。
しかしそこには捕まったドラえもんたちもいたのだ。
再会に喜ぶのび太。その横ではジャックもベティと感動の再会を果たしていた。
ここにはジャックの父親も捕まっていると聞き、みんなで力を合わせ救出・脱出を目指すことに。
そのとき半漁人がやってき、やつらのボス・キャッシュのもとに全員連れて行くと言う。
キャッシュの元に行く途中、伝説上の生きものが入った檻が次々と目に入る。
そう、キャッシュは未来からやってきた未来人で、違法である合成生物を作り売ることで金儲けをしようとしていたのだ。
この島の宝の地図をばら撒いているのは集ってきた海賊達を労働力にするためだった。
再び牢に入れられた一同。キャッシュは明日改造生物を出荷するという。
そんなことをしたら歴史が変わってしまう。なんとしても止めなくては。

そのころはぐれて洞窟をさまよっていた海賊2人は、捕らえられた海賊が働かされている場所に出た。
偶然ながら半漁人を倒した2人。怪物だと思ったらそれはマスクを被っただけの人間だった。
マスクを被り変装し、牢屋の場所を突き止めた2人は皆を助け出すことに成功する。
さっきの労働者の中にジャックの父親がいたことから、ジャックの父を助ける組と
ルフィンを助ける組の二組に別れることに。


323 :のび太の南海大冒険:2005/07/21(木) 19:15:00 ID:???
ルフィンを何とか救出し、洞窟の外の海に脱出することに成功したのび太たち。
一方のキャプテンたちもジャックの父親や他の海賊を助けることに成功した。
無事合流を果たした一同。
しかしのび太たちはこのままでは元の時代に帰ることはできない。帰る方法はただ一つ。
この基地を隠しているバリアーを解除し、タイムパトロールに発見してもらうしかない。
キャッシュの計画をぶっつぶすのだ。海賊達も協力してくれると言う。
一斉攻撃をかける一同。残ったドラえもんの道具も使って戦っていく。
しかしキャッシュは最強生物のリバイアサンを投入してきた。
海に投げ出されるしずかたち。そこを救ってくれたのはルフィンたちイルカだった。
そこでルフィンは自分をコクピットに連れて行けと言い出す。
なんとルフィンは人語を話せるイルカだったのだ。
船でルフィンの指示に従いスネ夫の活躍でリバイアサンを倒すことに成功した。
別行動を取っていたのび太たちもバリアーを解除することができた。
その後倒したと思ったリバイアサンが復活したりもするが
無事基地を潰すことにも成功した。

そこにタイムパトロールが到着し、事態は収束に向かう。
実はルフィンはタイムパトロールの一員だったと知り驚くのび太たち。
ルフィンの使命はキャッシュの基地を見つけること。のび太のおかげでそれができたという。

ジャックやベティ、海賊たちに別れを告げのび太たちは元の時代に帰ってきた。
のび太は夏休みのグループ研究は海賊について調べることにした。
「海賊の使っていた道具」という本を借りてきて広げるのび太。
そこにはなんとドラえもんがなくした四次元ポケットが「ゴミぶくろ」として載っていたのだった。

《完》

324 :大長編ドラえもん:2005/07/21(木) 19:19:38 ID:???
タイトル間違えました。
ねじ巻き都市「大冒険」ではなく、ねじ巻き都市「冒険記」でした。

325 :マロン名無しさん:2005/07/22(金) 03:50:56 ID:???
ドラえもん乙です。これは藤本氏が亡くなった後の作品かな?

326 :大長編ドラえもん:2005/07/22(金) 10:34:01 ID:???
ねじ巻きはご存命中で、南海はシナリオは作っていたが製作には間に合わなかったのかな?
これ以降の大長編は目に見えてつまらなくなっていきます。(あくまで私的には)
リクにあがっているので今後もウプしてきますね。

327 :マロン名無しさん:2005/07/22(金) 13:09:43 ID:???
乙。分かりやすかったです。
面白そうだな。TSUTAYAに行ってビデオ借りて来ようかな。

328 :マロン名無しさん:2005/07/22(金) 18:11:37 ID:???
途中でストップしている罪に濡れたふたり、予約します。

329 :大長編ドラえもん:2005/07/22(金) 19:48:03 ID:???
>328さん
気になってたんで楽しみにしてます。

ドラ、もう二編投下します。
これで残るは三編。明日か明後日にはできあがると思います。

330 :のび太の宇宙漂流記:2005/07/22(金) 19:48:50 ID:???
「マモナク緊急避難えあばす最終便ガ出港イタシマス…」
暗い雨の降るなか、廃墟と化した星から脱出するため巨大宇宙船に乗り込む人々。
そのなかの一人の少年が枯れた樹の根本になにか光るものを見つけた。
それは光り輝く植物の若木だった。
それをケースに移し大事そうに抱え持った少年を乗せ、宇宙船は飛び立っていく…。


誕生日のプレゼントに宇宙旅行のチケットを買ってもらったと自慢するスネ夫。
しかし出発は21世紀になってからと聞き一同がっかり。
ドラえもんに宇宙に連れて行ってくれるように頼むことにする。
困ったドラえもんはゲームの中に入りこめる「宇宙探検ゲーム」を出した。
怒るのび太たちだが、始めてみるとなかなか臨場感もあり、ゴールを目指すことに。
しかしチームを組んだジャイアンとスネ夫には叶わず、三人はゲームオーバーになってしまう。
ゲームの外に放り出された三人はのび太の部屋を無重力にして遊び始めるが、
道具が壊れ家中散らかしてしまい、怒ったママに「宇宙探検ゲーム」を捨てられてしまう。
それに気づいたのび太たちは慌ててゴミ捨て場に急ぐが、そこにゲームはなかった。
ゲームの中にはまだジャイアンとスネ夫が入っているはず。
日が暮れるまで必死に探すもどこにも見つからない。
そこでドラえもんの道具(過去を写せるカメラ)を使いゴミ捨て場を写してみると
そこにはゲームを運んでいく不思議な光が写っていた。
そのままカメラを使いあとをつけていくと、なんと光は裏山に着陸した
UFOの中に乗り込み飛んでいってしまっていた。助けに行こうとするが、宇宙は広すぎる。
しかし宇宙船の主が落としていったらしい不思議な石を見つけたのび太。
その石を手がかりに「宇宙救命ボート」で救出に出発することにする。

331 :のび太の宇宙漂流記:2005/07/22(金) 19:50:13 ID:???
そのころ、2人を乗せたUFOは強力なエネルギー波に巻き込まれていた。
その衝撃でゲームの外にでることができた2人。自分達が宇宙にいることを知り唖然とする。
ワープを繰り返し、ついにUFOまで辿りついたドラえもんたちだがやはりエネルギー波に巻き込まれボートが壊れてしまう。
裏山で拾った石が輝き危険を知らせる。三人はUFOに飛び移ることに。
そこでジャイアン・スネ夫と再会を果たす。
こうなったら一刻も早く地球に帰ろうと。UFOの持ち主に交渉しに行く一同。そこにいたのは
宇宙騎士団のリアンという少年・妖精のフレイヤ・データロボットのログ・力仕事専門のゴロゴロの四人。
さっさと地球に返せと迫るが、ゲームと一緒に彼らを連れてきてしまったことをしらないリアンに
侵入者とみなされ閉じ込められてしまう。

宇宙船に故障が出たため、一時的に近くの星に着陸したリアン。
リアンは緑広がる星を捜し求めているらしい。
地球でみつけた、人口ではなく生きている木について興奮してフレイヤに語るリアン。
そのころドラえもんたちは、どこでもドアで地球に帰れることにようやく気づいた。
しかしどうせなら冒険して行きたいと言うジャイアンたちに従い、宇宙船から降りて外に出てみることに。
そこで巨大な生物に襲われ、慌ててどこでもドアをくぐるが、なんとくぐっても元いたところからどこにも行けない。
どこでもドアが使えるのは10光年以内の距離までなのだ。ここはそれより遠くということか。
となればやはりリアンたちの宇宙船で地球に帰るしかない。
怪物に襲われていたリアンを助けるのび太たち。
その姿に態度を改めたリアンは事情を知るが、ワープ装置が壊れてしまいどうしようもない。
しかし一つだけ方法がある。
「銀河漂流船団」の元へ行き、そこで船を直し地球へ帰るのだ。
喜ぶのび太たちに自分達のことを話し始めるリアン。

332 :のび太の宇宙漂流記:2005/07/22(金) 19:51:16 ID:???
リアンたち人類は、かつて栄えすぎた文明により死の星となった母星を捨て宇宙へ旅立った。
途中同じように星をなくした人々が集ってできたのが「銀河漂流船団」である。
彼らの目的は新たなる母星を捜し求めること。
そのための調査隊が「宇宙少年騎士団」である。
すぐに打ち解け、仲良くなった一同はくつろいだ時間をすごす。
しずかはフレイヤと仲良くなり、彼女が何よりもリアンの幸せを願っていることを知るのだった。

―そのころどこかの星では、司令官と呼ばれる男とモアという男がよからぬ相談をしていた。
しのびこませた“ねずみ”から地球の情報を得た彼らは乗っ取りを企み
「バトルシップ軍団」という軍隊を完成させようと急ぐのだった。

船の修理を試みるも、ワープ機能は結局直らず、途中の星々で休憩しながら
宇宙船を走らせることにした一同が、最初に不時着した星、そこはなんと地球だった。
みな喜び急いでそれぞれの家に帰るが何か様子がおかしい。
あの不思議な石が刺さり我にかえったのび太は、それは星がみせる幻惑と気づく。
急いでみなに知らせ宇宙船に駆け戻る一同。間一髪で間に合い脱出する。
そこは来た者の願いを感じとって幻を見せ、油断したところを食われてしまう危険な星だったのだ。
恐ろしくなったスネ夫がママの名を叫びながら泣き出し、それにつられしんみりする一同。
そこを一人静かに離れていったリアンに気づき、のび太が追いかける。
「勝手なことを言ってすまない」と謝るのび太。
リアンが地球で採集したもみじの葉をみていることに気づき、季節のことを教えてあげる。
母はもう死んでしまったが、新たな星を見つけるために頑張っているリアンをのび太は応援し、
2人は友情を深めるのだった。
そのころしずかもフレイヤに手編みのセーターをプレゼントしていた。
しかし、受け取れないと言って去ってしまうフレイヤ。

333 :のび太の宇宙漂流記:2005/07/22(金) 19:52:11 ID:???
そのとき宇宙船に大きな衝撃が起こった。
「鉱石生命体」が襲ってくる。このままではスクラップにされてしまう。
もうだめかと思ったそのとき、どこからかミサイルが飛んできて宇宙船は助かった。
しかしいったいどこからミサイルなんて飛んできたのか…
そこに現れた一体の宇宙船。エネルギーがもう残っていないリアンたちの船は動けず、
けん引されていくしかない。たどり着いたのは巨大な要塞だった。

ここはどこかといぶかしむ一同の前に現れたのは…なんと漂流団の司令官だった。
驚くリアンに司令官は、ここは独立軍の前線基地だと告げる。
いかなる手段を用いても母なる星を手に入れるのが独立軍だと言う司令官に、
力ずくで侵略してはならないという教えはどうなったんだと激昂するリアン。
そんな教えを守っていたらいつまでたっても星は手に入らない、
今回忍ばせていた“ねずみ”のおかげでチキュウという絶好の星を見つけることができた、と司令官。。
なんとフレイヤがスパイだったのだ。
機械を故障させたり、危険な星に着陸させ、のび太たちを葬ろうとしていたのもフレイヤだった。
ショックを隠せないリアン。リアンたちは牢屋に連行されることに。
最後に司令官に向かって「父さん!あなたは間違っている!!」と叫んだリアン。
そう、司令官はりアンの父だったのだ。
その声に一瞬反応しかける司令官だったが、横に立つモアの言葉に元に戻ってしまう。

牢屋で事情を話すリアン。
父は立派な人だったが、あのアンゴル・モアが現れてからおかしくなったのだ。
その言葉に驚くスネ夫。アンゴルモアといえば、
ノストラダムスの予言に出てくる地球を滅ぼす大王の名前じゃないか。
このままでは地球が危ない。
ドラえもんの道具を使って牢屋から脱出し、リアンの宇宙船で飛び立とうとする一同。
しかし敵があらわれピンチに。
そこを助けてくれたのは、なんとフレイヤだった。
「一緒にこい」というリアンに対し、「裏切り者の自分は行けない」というフレイヤ。
しかしリアンの「僕のためにきてくれ」と言う言葉に、一緒に行くことを決めるのだった。
快くフレイヤを受け入れ、漂流団の母船に向かおうとする一同に敵の追っ手が迫る。
いよいよ捕まりそうになったそのとき、現れたのは銀河漂流船団だった。

334 :のび太の宇宙漂流記:2005/07/22(金) 19:53:13 ID:???
超巨大な船のなかには大都市が広がっていた。
さっそく評議会に連れて行かれ今後の方針を話し合う一同。
結論は神に教えを乞うことに。
300年前、母星から脱出したとき、一人の少年が一握りの土と光る木を見つけた。
その木は根をおろし、大切に育てあげられ、今では神と呼ばれ皆の心の支えになっているのだ。
そのユグドの樹から騎士団に授けられたのが、神樹の実と呼ばれるのび太が裏山で拾った石だった。
持っていると危険が回避されるこの実は、リアンが落としたものだった。

神樹の樹から光が溢れ、そこにリアンの母の姿が現れた。
父はモアに操られている。モアを倒せば平和はもどる。
あなたには新しい友達がいるのだから、恐れずに進みなさいと言われ、決意するリアン。
皆で襲い掛かってきたバトルシップ軍に立ち向かう。
基地のコントロールタワーを破壊し、バトルシップ軍の動きを止めたのび太たちはそのまま要塞に侵入する。
だが、モアの力で漂流団のコントロールは乗っ取られてしまっていた。
モアの超能力により操られそうになるリアン。
しかしそこを救ったのは、またしても神樹の実だった。
司令官にリアンを射殺しろと命じるモア。リアンに銃口を向ける司令官。
しかし司令官が撃ったのはモアだった。
親子の愛のまえにはモアの力も及ばなかったのだ。
正気を取り戻した司令官。リアンの銃がモアの息の根を止める。なんとモアはロボットだった。
しかしコントロールを失った漂流団の船がこのままでは基地にぶつかってしまう。
母なる星の姿を見ることもないまま、終わってしまうのか。
だが、あきらめてはいけない。
ドラえもんの道具と皆の力で最後の危機も回避することができたのだった。
大団円を迎え、地球に送り届けられたのび太たち。
リアンと最後の別れをかわす。もう二度と会うことはないだろう…。

裏山にくると、今でもリアンたちのことを思い出すのび太とドラえもん。
リアンたちは自然のあふれた土地にたどりついたかな…。
うん、きっとね。

《完》

335 :のび太の太陽王伝説:2005/07/22(金) 19:53:56 ID:???
月は雲に隠れ、雷の光る夜。
何者かが水晶玉をかざしながら呪文を唱えている。
水晶玉に映ったのは、眠りつづける母の元で嘆き悲しんでいる王子の姿だった。
「レディナの呪いだ」と嘆く王子。
それを見た水晶玉の主は「マヤナの国に呪いあれ!!」と叫ぶのであった…。


白雪姫の劇の練習をしているのび太・ドラえもん・ジャイアン・スネ夫・しずかの5人。
しかしどうにもうまくいかず、帰っていくジャイアンとスネ夫。
残った三人で練習を続けようとするが、「万能舞台セット」をジャイアンに取られてしまう。
取り返そうと「タイムホール」を使うが失敗し、そのせいで時空が乱れてしまう。
しずかは帰り、誰もいなくなったのび太の部屋。
と、そこにタイムホールの穴から不思議な生き物が飛び出してきた。
戻ってきたのび太がしっぽをつかまえるが、勢いでタイムホールに引きずり込まれてしまう。
出たところは、なんと見知らぬジャングルだった。
不思議な生き物を追いかける二人の前に、突然仮面を被った少年が襲い掛かってきた。
しかし仮面を取ってビックリ、少年はのび太と瓜二つのそっくりな顔をしていたのだ。
「レディナの魔術か」と口走りますます襲い掛かってくる少年に逃げ惑うふたりだったが、
先ほどの生き物(ポポル)に懐かれるのび太を見て、少年は警戒を解除した。

336 :のび太の太陽王伝説:2005/07/22(金) 19:59:00 ID:???
ここは太陽の王国「マヤナの国」、そして少年はこの国の王子ティオと名乗った。
王子と聞き驚く二人が、時空の穴にティオを案内するとティオは向こう側に行ってしまった。
すぐに追いかけるドラえもんだが、のび太はポポルが持ってきてしまったテスト用紙を回収するため出遅れる。
そこに王子の側近がやってきて、人違いされたのび太は王宮に連れて行かれてしまった。
巨大な宮殿や、でてきたごちそうに驚き喜ぶのび太。
一方のび太の部屋にやってきたティオは物珍しさに家中を荒らしまわり、電化製品に驚く。
ドラえもんにせかされのび太の元に戻ったティオだが、向こうで見た魔術(テレビとかね)の不思議を使えば
レディナを倒せるかもしれないと言い、のび太にしばらく入れかわりをしないかと持ちかける。
レディナとはもとはこの国の神官長だったが、悪魔術を使い民衆を惑わすということでティオの母が追放したのだ。
しかしそのせいでそれ以来ティオの母は眠りから覚めなくなった。
レディナを倒すために強くなりたいというティオだが、その態度はあくまで傲慢である。
だが、王子様気分を味わいたいのび太はあっさり入れかわりを受けることに。

次の日から、夕方までの時間を入れかわることにしたのび太とティオ。
のび太は宮殿で武術のけいこを受けさせられるが、あっさり倒れてククという少女に介抱される。
ククがくれたペンダントを喜んで受け取るのび太に、いつもの王子らしくないと驚きの表情を見せるクク。
しかしその後、失敗をした部下をお咎めなしにしたり、子供達や自分に
あや取りを教えてくれ一緒に遊ぶのび太をみて笑顔をみせる。
レディナの呪いによって雨が降らないことに生贄をささげる儀式を止め
ドラえもんから借りたスペアポケットを使い雨を降らせたのび太。
しかしその様子は離れたレディナにしっかりと見られていた。
部下に王子の生け捕りを命じるレディナ。

337 :のび太の太陽王伝説:2005/07/22(金) 20:00:22 ID:???
ティオのほうはというと、偉そうな態度でしずかを怒らせたり車にひかれそうになったりとトラブル続き。
ママにも尊大な態度をとろうとする。しかしママに敵うはずもなく、庭の草むしりに励むことに。
しかし労働のあとの飲み物のおいしさに気づいたり、ママに母親の面影を浮かべたりもするのであった。
その晩国に戻ったティオは、のび太がククからもらったペンダントを邪魔だと捨ててしまう。
また、部下が自分の悪口を言ってるのを聞き悔しく思う。
外ではククが捨てられているペンダントを拾い立ち尽くしていた…。

翌日再び入れかわったティオとのび太。
ティオは今度はジャイアンを怒らせてしまう。
ジャイアンと殴り合いのケンカをしているところを止めに入るしずか。
こんなのび太なんかキライだというしずかに負け、皆にねたばらしをするドラえもん。
事情を知った一同はマヤナ国に行くことに。(のび太は王子と顔が同じだから女装する)
すぐにククと仲良くなったしずか。ジャイアンは武術の先生(イサマル)に気に入られ特訓を始める。
スネ夫のビデオカメラはドラえもんに進化してもらい、撮り放題なうえ空中に映写して見れるようになる。
ティオは昨日自分の悪口を言っていた部下2人と、サカディという命がけの勝負をすることに。
しかし2対1で苦戦するティオ。そこにのび太が助っ人として加わるという。
拒否するティオだが、王子が死んだらみんな悲しむというのび太の言葉に心を動かされ2人で戦うことに。
ドラえもんの道具のおかげもあり、勝利したのび太とティオ。
命をとられると怯える相手に、お咎めはなしと宣言するのび太。場内は歓声に包まれる。
その晩ティオにあや取りをみせに行ったクク。しかしティオの冷たい言葉に傷つき飛び出してしまう。
あとを追いかけるティオだが、ククはレディナにさらわれてしまう。
ククを助けたくば一人で来いというレディナの言葉に従い、一人闇にきえるティオ

338 :のび太の太陽王伝説:2005/07/22(金) 20:00:55 ID:???
翌日、昨日のティオとレディナのやり取りをみていた部下の報告で事情を知る一同。
のび太は自分の正体を明かし、皆で助けに行くことにする。
ククがくれたペンダントを拾ったのび太。救出を胸に誓う。
タケコプターで空からティオを追いかける5人とイサマル先生。
ティオに追いつくことに成功する。
「おまえたちは関係ない」というティオだったが、「友達なら助けに行くのがあたりまえ」という皆の言葉に
ようやく心を開き、自分のことは「王子」でなく「ティオ」と呼んでくれと言うのだった。
次々と襲い掛かるレディナの罠に、ついにイサマルがはぐれてしまう。
しかしここで立ち止まるわけにはいかない。無事を祈りながら先を急ぐ一同であった。

ようやくレディナのいる神殿の近くまで辿りついたのび太たち。
しかし、明日の日食の前に助け出さないとククは「食の儀式」の生贄にされてしまう。
そこで突然襲い掛かってきたレディナの手下にティオがさらわれてしまった。
コンドルに運ばれていくティオ。必死で抵抗しやっつけるが、上空から真っ逆さまに落ちてしまう。
一方ようやく敵を倒し、前進していたのび太たち。
どうやら敵はのび太を王子と勘違いしているようだ。
ティオの気配を感じ走り始めたポポルを追おうとするが、次に現れた手下に阻まれてしまう。
神殿の上の生贄の台にククを発見し、駆け上るも敵がなかなか倒せない。

しかしなんとか倒し、いよいよレディナと対峙する一同。
ところがレディナにドラえもんのポケットを焼かれてしまい道具が使えない。
王子が生贄になるのならククは必要無いと言うレディナに近づいていくのび太。
そこで突然自分がスペアポケットを持っていることを思い出し、対抗するもレディナに捕まってしまう。
だが、無事だったイサマルが現れ、手下どもをやっつけることはできた。
そこにマヤナ国の軍隊が押し寄せてきた。
その輪のなかからポポルに案内されて、ティオが現れる。
2人の王子に驚き戸惑うレディナ。
生贄になるのは自分だからのび太を離せと迫るティオ。止めようとする部下に
「自分はのび太のおかげで初めて真の友達ができた。その友達が救えなくて何が王子か」と諭す。

339 :のび太の太陽王伝説:2005/07/22(金) 20:01:37 ID:???
そこに日食が起こった。
もうどちらでもかまわんとのび太を殺そうとするレディナ。
しかしのび太がつけていたペンダントが光り、怯んだ瞬間反撃するのび太。
のび太とティオ、二人の攻撃してる間に日食は去っていった。
レディナの年老いた本当の姿があらわれる。
絶望したレディナは、皆もろともに殺してしまおうと神殿をくずす鍵を開いてしまう。
崩壊する神殿。落ちそうになるティオを支えるのび太。
ドラえもんにより2人は助かり、ククを連れて全員が無事に脱出できた。
しかしククは目をさまさない。
そんなククにそっと口づけるティオ。
王子のキスでククは目を覚ますのだった。

レディナは死にティオの母である女王も目をさまし、王国の平和に賑わう宮殿。
そこで女王はティオの王位継承を宣言する。
喜びに湧く国をあとにし、のび太たちは時空の穴のもとに。
すると穴は歪み、もう二度とここにはこれなくなってしまうことに気づく。
のび太はポポルにペンダントを返してもらうように頼み、心の中でティオに別れを告げ向こうに帰っていった。

王になれたことを報告しにティオとククがやってきた。
だがそこにはのび太の姿はなく、穴がふさがってしまったことを知り悲しむティオ。
しかしそこにはスネ夫のビデオカメラが置き忘れられていた。
空中に映される、王国でのび太たちと過ごした楽しい思い出の数々。
自分のペンダントを受け取ってくれたのはのび太だったことに気づいたクク。
ほんとに優しい方でしたと言うククに、ティオは「ぼくだってこれからは…」と誓うのだった。

《完》

340 :マロン名無しさん:2005/07/22(金) 20:21:27 ID:???
>誕生日のプレゼントに宇宙旅行のチケットを買ってもらったと自慢するスネ夫。
>しかし出発は21世紀になってからと聞き一同がっかり。
>ドラえもんに宇宙に連れて行ってくれるように頼むことにする。

お前らさんざん行ってるやん

341 :マロン名無しさん:2005/07/22(金) 23:42:35 ID:???
なんというツッコミを!!

342 :大長編ドラえもん:2005/07/22(金) 23:47:00 ID:???
>340
映画だけでも4回目です。贅沢なやつらだ。

もう一個できたので投下します。

343 :のび太と翼の勇者たち:2005/07/22(金) 23:48:05 ID:???
すっかり水の干上がってしまったフラミンゴの水飲み場。
暑さに弱っていくフラミンゴ。
そこの突然現れたのはーー翼の生えた鳥人たちだった。


スネ夫の家で勉強をしているのび太・ジャイアン・スネ夫・しずか・出来杉の五人。
そこにテレビから奇妙なニュースが流れてきた。干ばつに苦しんでいたフラミンゴ、
そしてタンカーから流出した原油に苦しんでいた野鳥たちが一夜にして消え去ったのだという。
「鳥形の宇宙人が野鳥をさらっていったんだよ!」というのび太の発言を馬鹿にするジャイアンとスネ夫。
だが出来杉はその説もあるかもしれないと言う。
世界にはスフィンクスやカラス天狗など鳥人伝説が数多く残されているのだ。
それを聞いて空き地で一人、翼が生え空を飛び回る自分を空想するのび太。
ドラえもんに「翼を広げて自分の力で飛んでみたい」といい、自ら本を調べ工作で翼を作り出すのび太。
その姿に感心するドラえもん。
次の日さっそく裏山で飛ぼうとするのび太。しかし何度やってもうまくいかない。
そこに逃げ出したカナリヤのピーちゃんを追ったしずかがやってきた。
タケコプターで追いかけるドラえもんとのび太。
しかしそのとき突然空に黒い穴が現れ、ピーちゃんはその中に飛んでいってしまう。
代わりに穴から飛び出してきたのは、足こぎ飛行機に乗った鳥人だった。


344 :のび太と翼の勇者たち:2005/07/22(金) 23:48:46 ID:???
のび太たちに衝突し落下する鳥人と飛行機。
慌てて追いかけるが、鳥人はすっかり気を失っていた。
突然現れた鳥人に驚くのび太たち。そこに落ちていく飛行機を見たジャイアンたちがやってきた。
見つかると面倒なことになりそうだからと飛行機を隠し自分達も隠れるのび太たち。
2人は立ち去ったが、目を覚ました鳥人はのび太たちの姿をみて驚いて逃げ出してしまう。
すぐに犬に追いかけられ木のうえに逃げている鳥人を発見し助け出すのび太。
彼は壊れた飛行機を見てべそをかき始める。
飛行機の修理や、とりあえず住む場所の手助けをしようやく自己紹介をしたのび太たち。
彼の名はグースケ。彼は自分の翼では飛べないという。
どうやらバードピアというところから来たらしい。
明日またくることを約束し家に帰るのび太たち。

次の日。穴の中に消えてしまったピーちゃんの身を案じるしずか。
放課後さっそくのび太と一緒にグースケのもとへ駆けつける。
すでにドラえもんとほぼ修理を終わらせていたグースケ。
壊れた尾翼ものび太の作った翼で補うことができた。
テスト飛行を行っているところにジャイアンとスネ夫が現れ、グースケの飛行機にしがみつく。
コントロールを失った飛行機の前に現れたのは昨日と同じ穴だった。
吸い込まれていく飛行機を追いかけ穴に飛び込んだのび太たち。
出たところはグースケの住む世界、バードピアだった。

345 :のび太と翼の勇者たち:2005/07/22(金) 23:49:16 ID:???
人間は鳥の敵として、ジャイアンとスネ夫はカラス警備隊に捕らえられてしまう。
そのまま2人は人間を憎むジーグリード長官のもとに連れられ処刑されることが決定する。
のび太たち三人も追いかけられるが、ダチョウのタクシーに乗って逃げることに成功。
そこでグースケと、ミミズクのホウ博士に助けられる。
バードピアと人間界はバードウェイという超空間で結ばれているのだとホウ博士は言う。
裏山にできた穴はそれだったのだ。
ジャイアンたちが捕まったと聞き助けに行こうとする三人。
しかしここには人間を悪く思っている者も大勢いると聞き、バードキャップをかぶり変装することに。
キャップの力で翼も生えた三人はグースケを案内役にさっそく2人を助けることに成功する。

ジーグリードはかつて渡り鳥パトロール隊の隊員だった。
この隊の仕事は人間界に行って道に迷った渡り鳥を案内することだ。
しかしその任務の途中、彼は人間に鉄砲で撃たれてしまう。
それ以来ジーグリードは人間を憎むようになったのだ。
しかしこの世界にいるのはそういった鳥ばかりでもない。人間との共生を願っている者も大勢いるのだ。
グースケのガールフレンド、ミルクとその家族もそんな仲間である。
ミルクの家でごちそうになった一同は、グースケがイカロスレースとに出場しようとしていることを知る。
このレースはパトロール隊の入隊テストであり、鳥人としての飛ぶ技術を計るものである。
グースケは幼い頃のトラウマのせいで自分の翼で飛ぶことはできないが
代わりに自分で作った飛行機・スノーグース号で参加することを決めていた。
せっかくだからとのび太たちもレースに参加することを決め、さっそく飛ぶ練習を始める。
そこでしずかはピーちゃんと再会した。
そのころホウ博士は古文書に書かれた謎を解き明かしたところだった。
それを盗み見ていたカラスがジーグリードに報告にいく。
遥か古に封印された強大なる力・フェニキアの謎が解けたことで、いよいよ人間への復讐を決意したジーグリード。
そこにジャイアンたちが脱走したとの報告が入る。
ジーグリードのもとに連行されていくホウ博士。

346 :のび太と翼の勇者たち:2005/07/22(金) 23:50:47 ID:???
いよいよイカロスレースが始まった。
森の向こうにそびえるトマリギと呼ばれる木の上空にある目標に羽をさせたらゴールである。
このトマリギ、雲の上にまでそびえ、雲の上まで飛べたのは伝説の鳥人・イカロスだけだという。
早くもライバルのツバクロウとトップを争うグースケ。
様々な関門をくぐりぬけ、順位はなんと同着で一位。
ジャイアンとスネ夫もゴールでき、パトロール隊員に加われることに。
しかしグースケの翼は作り物であることから、失格になってしまう。ショックに打ちひしがれるグースケ。
ジャイアンとスネ夫はさっそく次の日出動することに。

グースケが姿を消し、ホウ博士の家を探しに行ったのび太たち。
そこで家が荒らされてるのをみて博士がジーグリードにさらわれたことに気づく。
一人で飛ぶ練習をしていたグースケを捕まえ、ホンヤクコンニャクで古文書の謎を解き明かしたドラえもん。
そこでジーグリードがフェニキアを目覚めさせようとしていることを知る。
対抗してイカロスを連れてこようと提案するグースケ。
イカロスはジーグリードが撃たれたことの責任をとり、どこかの島にとらえられているのだ。
ドラえもんの道具を使いイカロスを見つけ出すたのび太たち。
自分を責め牢から出ることを拒否するイカロスだったが、フェニキアが復活するときき立ち上がった。
皆を背中に乗せフェニキアの眠るララアト山に向かうイカロスは、グースケが大事にしている
羽をみて、グースケが自分の子ではと思い至る。

パトロール隊を引き連れララアト山にきたジーグリード。
フェニキアを人間界に送り込ませ復讐するときいたジャイアンたちは反抗するがすぐ捕らえられてしまう。
一方そちらに向かうのび太たちは偶然から、鳥野守という名の博士が残した立体映像を発見する。
なんと、バードピアとは鳥野博士が発見したパラレルワールドだったのだ。
そこで鳥たちを進化させ、教育をさせた博士はある日現れたフェニキアを氷の下に封印したのである。
しかし時すでにおそく、ジーグリードがフェニキアを復活させてしまっていた。

347 :のび太と翼の勇者たち:2005/07/22(金) 23:51:20 ID:???
かけつけたイカロス。ジャイアンたちと合流したのび太たち。
ドラえもんはフェニキアを退化させようとするが、間違って進化させてしまいさらに凶暴化してしまう。
ぶっ飛ばされたジーグリードを助けるイカロス。
しかしフェニキアはふもとの町のほうへ向かい出した。

皆で力を合わせ戦うが、とてもフェニキアにはかなわない。
もしかしたら鳥野博士のタイムマシンの中にもっと強力な武器があるかもしれない。
イカロスはトマリギの頂上でタイムマシンを見たと言う。しかし傷つき飛ぶことができない。
そこにグースケが立ち上がる。
フェニキアを誘いながら頂上に向かって飛んでいく。
しかし飛行機を攻撃され途中の木にひっかかってしまう。
そこを助けにきたのび太。フェニキアに攻撃されバードキャップが取れてしまう。
まっさかさまに落ちていくのび太。「グースケ助けて!」
のび太の手をつかみ一緒に落ちて行くグースケ。
「お前は飛べる!勇気を出せ!!」イカロスの声が聞こえた。

次の瞬間。グースケは自らの翼で空を飛んでいた。
飛べるようになったグースケはフェニキアをひきつけながらぐんぐん登っていく。
それを追いかけるのび太とドラえもん。頂上で鳥野博士のタイムマシンを発見した。
のび太とグースケでフェニキアを近づけ、ドラえもんが攻撃をする。
攻撃はきかなかったが、その後タイムマシンごと大昔に送ってしまうことに成功する。
バードピアを救ったのび太たち。
結局人間だということがばれてしまうが、暖かく迎えられる。

グースケは新・渡り鳥パトロール隊に任命された。
地球を鳥たちの住みよい星にすると約束して、もとの世界に帰ってきたのび太たち。

空を飛ぶ渡り鳥の群れをみて、あれはグースケのパトロール隊かな…と思いをはせるのだった。

《完》

348 :マロン名無しさん:2005/07/23(土) 15:43:03 ID:???
ついでに創世日記以前もキボン

349 :マロン名無しさん:2005/07/23(土) 17:36:02 ID:???
確か20作以上あるぞ。ついでにってそんな気軽にできるもんじゃねーだろ

350 :マロン名無しさん:2005/07/23(土) 17:40:13 ID:???
>>349
大丈夫、礼儀も知らない依頼は書き手さんだってスルーするから。

351 :大長編ドラえもん:2005/07/23(土) 21:57:25 ID:???
残り二編いきます。
この二編は個人的になんの思い入れもないうえに、いっかい書き上げた文書があぼーんしてしまい
げっそりして書き直したためかなり適当という感じになってしまいました。スマソ。

↑スルーしちゃっていいんですかね?
もし他にもリクされる方がいらっしゃるなら自分はやってもかまいませんが。
ただしさすがに今までのペースでは無理だと思いますが…。

ではどうぞ。

352 :のび太とロボット王国:2005/07/23(土) 21:58:12 ID:???
―こことは違う不思議な国。
庭先で小さな女の子が言葉を喋るロボットと遊んでいる。
そこに突然現れた、大勢のロボット兵。
「女王陛下の命令だ」といいロボットを無理やり連れて行ってしまった。

ロボット兵に追われている一組の親子。
幼い男の子をかばい、捕まってしまう母親。
捕まると改造工場に連れて行かれてしまう…。必死で逃げる男の子。
追い詰められもうだめかと思った瞬間、突如雷鳴がとどろき男の子は異空間に消えてしまった…。


最新のペットロボット、アソボを自慢しているスネ夫。
うらやましくなったのび太は家に帰りドラえもんにペットロボットをねだる。
自分というネコ型ロボットがいるじゃないかと言うドラえもんに、
何でも言うことをきくロボットが欲しいと言うのび太。
怒ったドラえもんは外に出て行ってしまう。
のび太はその隙にスペアポケットを使い未来デパートでロボットを買うことに。
しかし注文の仕方がわからず、カタログに出ている全てのロボットを注文してしまう。
注文されたロボットが四次元空間を飛んでくる。その波に冒頭の男の子も巻き込まれてしまう。
届いたロボットたちは勝手に町中に飛び出していってしまう。
男の子もロボットに連れられて空き地に運ばれてしまい、土管の中に逃げ込む。
ドラえもんに泣きを入れ、全てのロボットを返品したのび太はいつものメンバーと空き地で一休み。
突然スネ夫のアソボが暴れだしのび太を追い掛け回し始めた。
のび太を追い掛け回すアソボをのぞき見た男の子は、母に襲い掛かったロボット犬を思い出し
捨て身でアソボにタックルをかましのび太を助けたあと気絶してしまう。
慌てて手当てをしようとするドラえもんたち。
そこで男の子がロボットなことに気づき驚く。

353 :のび太とロボット王国:2005/07/23(土) 21:58:47 ID:???
修理しようとするが、この子は地球のロボットではないため治すことができない。
おびえるスネ夫をのび太が説得し、5人は男の子を元来た世界に戻してあげることを決める。
タイムテレビで男の子がきたルートを知った五人はさっそくタイムマシンに乗り込む。
この子は別の空間からやってきたのだろうと睨むドラえもん。
突然目の前の超空間に大きな穴が開いた。このタイムラビリンスを抜ければこの子の世界にいけるだろう。
安堵した五人の前に突然なにかが現れ攻撃をしかけてきた。
攻撃によりコントロールが不安定になるタイムマシン。
ドラえもんの応戦とスネ夫の操縦でなんとか敵を倒し出口に出ることはできたが、
その際にドラえもんは戦いに役立つような道具をほとんど無くしてしまった。

たどりついた場所で動物のロボットを見たのび太たちは目的地についたことを知る。
始めに見つけた家に住んでいたのは、ロボットの医者をしている人間のおじいさん・チャペック博士だった。
傷ついた男の子を修理してくれる博士。
実はこの博士が、電送マシンで男の子を地球に送ってしまった張本人だった。
博士は電送マシンを発明し、追いつめられた男の子を助けようとしたのだが未完成なため地球に送られたのだ。
博士の家で働くロボットを見て、この星では人とロボットが仲良く生きていることに驚くのび太。
しかし博士によると今ロボットたちはジャンヌ女王の「ロボット改造計画」により、
感情を抜かれただの道具にされかけているのだという。
それを聞いて激昂するのび太。
その夜、博士の家に泊めてもらった五人。
目が覚めたのび太は修理された男の子・ポコが一人抜け出してママを探しに行こうとしていることに気づく。
皆を起こし必死で止めるのび太。ポコは無理をして起きたせいでまた倒れてしまう。
ママはもう改造されてしまったのだろうか…。皆の胸に不安がよぎる。

そのころジャンヌ女王は着々とロボット改造計画を進めていた。
ロボットに感情があったために父は死んでしまったと怒りに震えるジャンヌとそれを横で煽るデスター司令官。
デスターは自分の計画のためにジャンヌの養育係のポコの母・マリアと弟的存在のポコを改造させたがっていた。
しかしマリアにはなかなか手を出すことができないジャンヌ。


354 :のび太とロボット王国:2005/07/23(土) 21:59:20 ID:???
翌朝ポコが姿を消したことに気づいたのび太たちは変装して町に探しにでることに。
そこでロボット兵に追いかけられているポコを発見する。
ポコを助けることには成功するが、ドラえもんが未処理ロボットとして捕まってしまう。
必ず助け出すことを約束し、やむなく逃げ出すことにするのび太たち。
捕らえられたドラえもんはデスターにこの星のロボットでないことを見抜かれ
その性能をみるために明日の鋼鉄バトルに出ることを決められてしまう。
そのあと牢に入れられたドラえもんは、ポコの母マリアと出会う。
ポコの無事を喜ぶマリアから聞かせられたジャンヌの過去。
それは、ジャンヌの父が開拓工事の指揮をとっていたときにおきた事故で
父はロボットをかばい自分が代わりに死んでしまったというものだった。
父を亡くし悲しむジャンヌにデスターはささやいた。
全ては感情のあるロボットのせいだ、と。
それ以来ジャンヌは変わってしまい、今の計画を始めだしたのだ。

次の日ドラえもんが鋼鉄バトルに出場させられることを知ったのび太たち。
しかも相手は300戦無敗のコングファイターと知り急いで駆けつける。
このバトル、負けたほうは改造工場に運ばれ感情を抜かれてしまうのだ。
巨大な敵を相手に、道具をなくし苦戦するドラえもん。
助けることもできないのび太はそんな自分を歯痒く思う。
しかし残った道具を使いなんとか勝利したドラえもん。
ロボット兵たちがコングを引っ立てるのに夢中になっている隙に、ドラえもんの元に駆けつけるのび太たち。
早く逃げようとせかすのび太に、ドラえもんはコングも一緒に逃げようと助ける。
ポコはジャンヌのもとに走り寄り、こんなことをするのはやめてと訴える。
ポコに剣を振り上げるデスター。止めに走るジャンヌ。
間一髪、のび太がポコを救い出す。
「ロボットはただの道具じゃない、人間の友達じゃないか!!」叫ぶのび太。
ロボット兵たちが回りを囲い込み、逃げ道がない。
しかしコングがそれを助けてくれた。
デスターがドラえもんに発信機をつけたことも知らず、逃げ出したドラえもんたちは喜ぶのだった

355 :のび太とロボット王国:2005/07/23(土) 21:59:52 ID:???
博士のもとに戻った一行だがロボット兵たちの追っ手に気づき、岩山を抜けた村を目指すことに。
そこには人とロボットが作った楽園「虹の谷」があるという。
タケコプターの電池が切れたため歩いてそこに向かうのび太たち。
そのころあとを追ってきていたジャンヌはデスターの裏切りにあい、川に落とされ流されてしまう。
流れてきたジャンヌに気づき助け出したポコ。また仲良く遊ぼうと言うが、
ジャンヌはもう人とロボットがなかよく暮らすことなんかできないと言い張る。
そんなジャンヌにのび太が叫ぶ。「人間とロボットだって友達になれるはずだよ!」
それでもジャンヌはポコを改造すると言いつづけるが、熱を出し倒れてしまう。
ジャンヌを運び、先に進みつづける一行の前にようやく現れた虹の谷。
そこには人とロボットが仲良く暮らす平和な光景が広がっていた。

最初に出会った人の家でジャンヌを看病しつづけるポコ。
この虹の谷は、ロボット改造計画に反対する者たちが集って作った町なのだという。
ここに住む者は皆、王国が元のような平和な国に戻ることを望んでいた。
目覚めたジャンヌは喜ぶポコに対して「ロボットの助けなど受けぬ」と言い放つ。
それをみたしずかの「感情がないのはあなたのほうだわ」という言葉に飛び出していくジャンヌ。
森の中で人間とロボットが仲良く遊んでいるのを見て、自分とポコの過去を思い出し微笑む。
追いかけてきたポコはその笑顔をみて、ジャンヌには笑顔が一番似合うと大喜び。
ついに心を開いたジャンヌは、王国に戻り国を建て直すことを皆に宣言するのであった。

王国に戻ったジャンヌたち。
しかしそこにはすでに王として君臨しているデスターの姿があった。
兵たちに囲まれた一同。しかしそこに博士が現れ、兵は人間を攻撃できないようにプログラムされていると言う。
ゆっくりと歩みを進めデスターに向かう一行。
ところがデスターが最終手段として、巨大ロボットを発進させた。

356 :のび太とロボット王国:2005/07/23(土) 22:00:23 ID:???
あまりのパワーに太刀打ち出来ない一同。
しかしそこで機転を働かせたのび太は、闘技場に眠る巨大ロボットを秘密道具で動かすことに成功する。
のび太のロボットがデスターのロボットを倒す。
そして中にいるマリアを助けに走るドラえもん。
デスターを倒すことに成功するが、最後の力を振り絞ったデスターによってロケットが発射してしまう。
月に向かって一直線に向かっていくロケット。
モニター越しにポコに別れを告げるマリア。
そしてドラえもんがのび太に最後の言葉を残すとモニターの映像は途切れてしまった。
泣き崩れるのび太。

しかし電送マシンを使えば2人を助けることができるかもしれない。
ポコの力を使いロケットの位置を捉えることに成功。
2人は無事に帰ってくることができた。
そこに一緒に戻ってきたデスターの正体を見て一同は驚くことに。
ロボットだと思っていたデスターは、なんと人間だったのだ。
しかもそれは悪の道に走った博士の弟であった。

なにはともあれ危機は去った。
新しく「人間とロボットが助け合いながら暮らしていく国を目指す」と宣言したジャンヌ。
王国は歓声に包まれるのであった。

皆に別れを告げ、もとの世界に戻ってきたのび太。
一番にママのもとに駆け寄る。
そんなのび太を見て「いいなぁ、みんなママがいて…」と呟くドラえもん。
しかしママは優しく「ドラちゃんだってわたしの子供よ」と言うのだった。

《完》

357 :のび太とロボット王国:2005/07/23(土) 22:00:56 ID:???
月明かりの照らす夜。
男たちが扉を破り、嵐族の聖地に押し入ることに成功した。
彼らの狙いは「伝説の珠」である。
しかしその珠二つは手にした途端に飛び去ってしまった。
悔しがる男たち。その前におそろしい顔をした幽霊が現れる。
幽霊は飛び出すと野生の狼に乗り移り、どこかに姿を消してしまった。


庭でラジコンで遊んでいるスネ夫。そこに転がってきた玉に足をとられ転んでしまう。
怒ったスネ夫が地面に投げつけた玉が割れると、そこから不思議な生き物が飛び出してきた。
ラジコンを壊され怒り追いかけるスネ夫。
逃げ出した生き物は道を歩いていたのび太のアイスを取ってしまうが
そのアイスをジャイアンの頭の上に落としてしまう。
のび太に怒りを向けるジャイアンを吹き飛ばしやっつけた生き物。
すっかりのび太に懐いてしまう。
それを見ていたスネ夫は、あいつを絶対自分のペットにしてやろうと企むのだった。

家に帰ったのび太はドラえもんを問い詰めるが、ドラえもんの道具ではないことを知り驚く。
分析してみると、なんとこの生き物は台風の子供のようだという。
暴れまわる生き物に「フー子」と名づけたのび太。フー子を気に入ってしまい、
ママにばれないようにぬいぐるみの着ぐるみを着せて飼うことにする。
さっそくしずかに見せに行ったのび太。
しかしちょっと他のぬいぐるみをかわいがっただけで嫉妬して暴れ出したフー子に冷たい言葉をかけてしまう。
逃げ出したフー子を必死で探すのび太。ようやく見つけ出し仲直りをする。
だがそのとき、ぬいぐるみから出たところを運悪くスネ夫とジャイアンに見られてしまう。
明日フー子を奪おうと相談する二人。

358 :のび太とふしぎ風使い:2005/07/23(土) 22:03:02 ID:???
ごめんなさい。上の奴タイトル変え忘れです。
−−―−−−−−−−−

次の日どこでもドアで広い大草原に遊びに行ったのび太・ドラえもん・しずか・フー子。
そこで空を飛び回りながら悪者から逃げている女の子を見つけ助けようとし、
そこに追いかけてきたジャイアンとスネ夫がタイミングよく降ってきて、救出に成功する。
女の子の仲間も集ってきて、敵は退散した。
やってきたのはテムジンという名の男の子。女の子は妹のスンという。
テムジンたち風の民は、カゼスビーという道具で空を飛ぶことができるのだ。
2人に案内され一行は風の民の村に行くことに。
風の民は風を操ることができ、なんでも風を利用して暮らしているという。
さっそくテムジンたち村の子と仲良くなった5人は一緒に遊び始める。
しかし相変わらずフー子を狙いつづけるスネ夫。
ついにはフー子は自分ちの庭でタマゴからかえったんだから自分のものだと言い出す。
フー子はみんなの友達じゃないというしずかの言葉にようやくあきらめたスネ夫。
日も暮れたし、すっかり草原が気に入ったフー子をテムジンに預け一同は家に帰ることにする。

それを影から見ていた幽霊の乗り移っている狼が、どこでもドアをくぐりこっちにやってきた。
そしてスネ夫の体を乗っ取ると、ドラえもんを騙しドアを出させ風の村に行ってしまう。
そのころテムジンは川に流れ着いたもうひとつの玉を発見していた。
玉が割れ中から現れたのは、邪悪な風をまとった生き物だった。
スネ夫はさっそくその生き物・ゴラドを捕まえる。

翌日帰ってこないスネ夫に気づいた4人は風の村に探しにいくことに。
そこで昨日の男たち・嵐族に追いかけられているテムジンを発見する。
どうやら男たちの狙いはフー子のようだ。
しかし中央に座っている、ウランダーと呼ばれるボスの顔を見て驚愕するのび太たち。
なんと、それは行方不明のはずのスネ夫だった。


359 :のび太とふしぎ風使い:2005/07/23(土) 22:03:38 ID:???
すっかり別人のようになったスネ夫は男たちの命令し執拗にフー子を狙ってくる。なんと自らも術を使ってきた。
術に敗れ意識を失ったのび太たちからフー子を奪っていくスネ夫。
その側近のストームという男はドラえもんを見て「22世紀のネコ型ロボットがなぜ…」
と呟くと、ドラえもんのポケットを持っていってしまった。
一人意識を取り戻したジャイアンは、敵の部下に化けスネ夫のあとをつけることに。

ようやく意識を取り戻した三人とテムジンは、ドラえもんのポケットがないことに気づき
どこでもドアでスペアポケットを取りに行こうとするが、ドアは壊れてしまっていた。
とにかくあとを追おうとジャイアンが服を剥いだ男から嵐族の砦の場所を聞き出し追いかけることに。
そのころスネ夫は側近のストームと、フー子たちを明日残る珠と合体させ強力な力を得る計画をたて
前祝に宴会を開いていた。
そこについたのび太たち。のび太は罠にかかりフー子の捕まっている牢に閉じ込められてしまう。
そこにジャイアンが現れ二人を助けてくれる。
ドラえもんたちには先に逃げ道を教えたから逃げろと言うジャイアン。
自分はスネオをとっちめてから2人で帰るという。
逃げ出したのび太。しかし道に迷い吹雪の中に出てしまう。
弱っていくフー子。のび太も倒れてしまう。

そこに巨大な牛のような生物・ヤークが現れ風の民と嵐族の因縁を見せつける。
風の力を悪用しようとしている嵐族に風の民は対抗していた。
しかし嵐族の族長ウランダーが風の怪物マフーガを生み出してしまう。
風の民の長がウランダーとマフーガに止めを刺し三つの珠に封印をする。
しかしウランダーは甦った。スネ夫がウランダーに乗り移られていることを知ったのび太。
最も邪悪な赤い珠は封印の剣とともにマフーガ島に封印されているという。
けして赤い珠にフー子を近づけてはならない。フー子を渡さないことを誓う。
その後ヤークに村の入口まで送ってもらったのび太。
しかしそこでフー子がさらわれてしまう。

360 :のび太とふしぎ風使い:2005/07/23(土) 22:04:37 ID:???
ドラえもんたちと合流しヤークから聞いたことを報告するのび太。
風の村の民とともに風の船でマフーガ島に向かう。
そのころウランダーの船に乗り込んでいたジャイアンは船が妙に未来的なことに気づく。
マフーガ島についたのび太たち。
ドラえもんはスネ夫のあとをつけ、のび太たちはフー子の救出に向かう。
封印の剣を抜こうとするスネ夫の前に隠れていたジャイアンが飛び掛る。
しかしスネ夫の術の前にジャイアンもドラえもんもつかまってしまう。
そうして封印を解いたウランダーはついにスネ夫から出て正体をあらわした。

のび太たちは四次元ポケットを取り戻しフー子の救出に成功する。
しかしウランダーが現れフー子は赤い珠に吸い寄せられてしまう。
歓喜するウランダー。しかしそこでストームが本性を表した。
なんとストームは22世紀からやってきた未来人だったのだ。
あっさりウランダーを封印したストームはマフーガを操り大嵐をおこす。

マフーガの一部となり暴れまわるフー子に心を痛めるのび太。
意識を取り戻したスネ夫と合流しようやく全員集った。
ポケットを手にしたドラえもんが負けるわけがない。
…と思いきやマフーガには攻撃がきかずやられてしまう。
封印の剣を手にし、自分をマフーガのところに連れて行かせるのび太。
フー子がもとに戻ることを願い切りかかる。
封印が解け、三つに分裂するマフーガ。フー子を取り戻した。


361 :のび太とふしぎ風使い:2005/07/23(土) 22:05:12 ID:???
ところが残る二つの珠が合体し、再度マフーガが復活してしまう。
より凶暴化したマフーガに倒されるのび太。
それを見たフー子は自らのパワーをぶつけマフーガを消滅させようと突っ込んだ。
互角の力でぶつかり合うマフーガとフー子。
「マフーガなんかに負けるな!フー子!!」

次の瞬間、マフーガの姿は消え空には晴れ間が広がっていった。
ーーしかしそこにはフー子の姿もなかった。
フー子の着ぐるみを抱え泣き崩れるのび太。
ストームを倒しタイムパトロールに引き取ってもらい
一同はテムジンたちに別れを告げもとの世界に帰ることに。

数週間後、フー子をなくした痛みを忘れられないのび太。
しかし吹き抜ける風を感じ、フー子はいつまでも自分たちのぞばにいることに気づき
笑顔をみせるのだった。

《完》

362 :大長編ドラえもん:2005/07/23(土) 22:14:05 ID:???
なんか>351の書き込みだと私がドラを私物化してるっぽいですね。
他にかける人いましたらもちろんその方たちに書いていただいてかまいませんです。
それにネタじゃないかぎり>348さんがリクをしたわけだから
他の人からのリクがあるかないかは関係ないですよね。
もしちゃんとしたリクだとしたら、私は書いてもいいですよ〜っていう気持ちで書いたんです。
ああ、やっぱり文章書くってむずかしいです(´・ω・`)

363 :マロン名無しさん:2005/07/23(土) 23:27:26 ID:???
いや、実際ドラえもんリクは放置されてたから
今のところ他に書き手さんがいない状態でしょう

364 :マロン名無しさん:2005/07/24(日) 00:12:17 ID:???
>>362
いやドラえもんシリーズ乙です。
依頼者じゃないけど楽しみにしてます。
あらすじで見ると、あっちこっちツッコミどころがあって
それでも懐かしくて無性に映画が見たくなる。
長編映画がわかりやすくまとまっていて読みやすいです。
ロボット王国のあらすじに、不覚にも涙が。
こんなにたくさん、ありがとう。

365 :マロン名無しさん:2005/07/24(日) 00:48:20 ID:???
ドラ長編乙です。とても解りやすくて楽しく読ませてもらってます。
文章化は大変でしょうけどガンガッて下さい。

366 :マロン名無しさん:2005/07/24(日) 01:29:33 ID:???
>>348は書き方がマズイってだけで、だからネタと判断されても仕方ない。
で、以前にも長編ドラを全編リクエストする人はいた。
もし、他の作品についても書いていただけるのであれば、
もうなんていうか応援するのみ。楽しみにしてます。

367 :大長編ドラえもん:2005/07/24(日) 10:56:17 ID:???
みなさんレスありがとうございます。
つたない文章ですが楽しんでいただけたようでよかったです。
ではこのまま残りのドラも書いちゃいたいと思います。
管理人さん(いつもお疲れ様です)、予約ってことでよろしくお願いします。

368 :マロン名無しさん:2005/07/24(日) 11:24:03 ID:???
種村有菜「満月(フルムーン)をさがして」をお願いします。

369 :マロン名無しさん:2005/07/24(日) 13:46:26 ID:???
>>368
長さのご希望はありますか

370 :ひみつの階段:2005/07/24(日) 19:18:02 ID:???
祥華女学院の寄宿舎(ドミトリィ)
この古い建物には
わたしたちのまだ知らない暗がりが
ところどころにひそんでいて
ときどきわたしたちの足をひっかけては
悪ふざけをするんだ

中高一貫の名門女学校祥華女学院の寄宿舎で起こる不思議な、あるはずのない階段で
コケたり、あるハズのない部屋のお茶会に招かれたり、いるハズのない人間がお茶会に
参加したり、なくしたケシゴムが空から降ってきたりといった、ちょっとメルヘンで
ファンタジックなお話の連作。


371 :並木橋通りアオバ自転車店:2005/07/24(日) 19:45:34 ID:???
並木橋通りの端っこにあるアオバ自転車店とそこの小学生の一人娘アオバ
が絡む、自転車を通しての人情話の連作。自転車のウンチクもいっぱい。
自転車版美味しんぼ、みたいな感じ? 雄山はいないけど。

372 :Honey Rose:2005/07/24(日) 20:07:33 ID:???
19世紀英国。母を亡くした少女フィオナにとって、七つ辻ことセブン・ダイアルズでの
毎日は辛いものだった。
母が働いていた店に引き取られて暮らしているが、店の主人とその家族達には
日々こきつかわれ、いびられ続けていた。
それでもフィオナは母の思い出の残る場所で暮らせているのだ、という事を
自分に言い聞かせて、それを心の支えにしていた。
そんなある日、彼女の元に腹違いの兄だという男、ライナス・キングがやって来る。
ライナスは店の主人達に金貨を渡すと、フィオナを引き取りたいと申し出る。
「君の荷物を持っておいで」
異母兄の言葉にフィオナはたった一つの自分の荷物、母の形見の小箱を持ってくる。
フィオナは今まで自分の家族だと思っていた店の住人達に別れの挨拶をするが
彼らは金貨に夢中でフィオナには目もくれない。
(私は家族になれなかったんだ)
思わず涙ぐむフィオナだったが、傍にいたライナスはそんな彼女の頭をなでて優しく微笑んだ。
フィオナはライナスと共にロウランドに向かう列車へと乗り込むが、そこで彼女は
同じ年頃の少年に出会う。彼の名はトーマス・カシュナー。彼もまた、フィオナの兄なのであった。
トーマスは、初めて兄と妹に出会えたのだという喜びを隠すことなく明るく挨拶をする。
フィオナはトーマスと握手をしながらも、ふと浮かんだ疑問をライナスへとぶつけた。
「兄妹なのに、どうして姓が違うんですか?」
「それは…その…父のアーサー・ロウランド伯爵は恋ばっかりしてたからです…。
大人な事情ですみません。三ヶ月前に神に召されちゃったんで許してやってください」
ライナスはそう答えた。伯爵? 三ヶ月前? 突然の事にフィオナは戸惑うばかりで
実感など一つも沸かなかった。そして、やっと着いたロウランドの屋敷も、その大きさは
フィオナの想像を越えたもので、フィオナはただぽかんと見上げる事しかできなかった。
だが、この屋敷でフィオナの新しい生活が始まる事は、夢でも幻でもない事実なのであった。

373 :Honey Rose:2005/07/24(日) 20:12:09 ID:???
【登場人物紹介】
◆ フィオナ・ロザリンド
物語の主人公。14歳。ロウランド家の女中ローズの娘。
アーサー・ロウランド伯爵の13番目の子としてロウランド家に迎えられる。内気で気弱な性格。
家族の愛情に飢えており、兄達に認められて家族になりたいと懸命に努力する。

≪フィオナの兄たち≫
・正妻の嫡子
◆ アルバート・ロウランド
長男。現ロウランド伯爵。物語の最初の段階ではロンドンに登院しているため
ロウランド家には不在。闊達な印象だが、底知れない部分をものぞかせる。

◆ ウィリアム・ロウランド
次男。27才。兄であるアルバートの秘書としてロウランド家をまとめている。
冷静沈着な性格。外見は亡き父アーサーに一番似ている。

◆ グレゴリ―・ロウランド
三男。25才。弁護士を営んでいる。ロウランド家の正当な血筋を引いているという
プライドが高く、庶子の弟妹たちを毛嫌いしている。

◆ アイザック・ロウランド
四男。酒とタバコを愛し、パブを経営している。髭をそるとグレゴリ―にそっくりな
顔をしている。怖そうな顔をしているが、意外に人当たりが良い。

・キング姓の庶子
◆ ライナス・キング
五男。22才。牧師をしており、職業柄か非常に面倒見が良い。新しく迎えられた弟妹の教師役も
行っているが、優しく親身に接しているためそれぞれに懐かれている。昔はグレていた。

◆ ロレンス・キング
七男。19才。舞台役者をしているためか芝居がかった言動が多い。人当たりの良い
同腹の兄ライナスとは違い、排他的で皮肉屋。特にフィオナに対して当たりがきつい。

374 :Honey Rose:2005/07/24(日) 20:14:50 ID:???
・スタンリー姓の庶子
◆ ヴィンセント・スタンリー
六男。20才。どもりがちな癖がある。 実験室を兼ねた自室に閉じこもりがちで人付き合いを苦手そうにしている。だが、フィオナに対して細やかな心づかいを見せたりと心根は優しい青年。

◆ ディック・スタンリー
八男。18才。議員をしており、物語の冒頭では異母兄アルバート伯と共に登院しているため不在。医師だった母の技術を継いでいるのか医術の心得がある。

・ヴォルテール姓の庶子
◆ ルイス・ヴォルテール & イアン・ヴォルテール 
ルイスが九男。イアンが十男。双子で共に17才。中性的な容貌をしている。
二人で独特な世界を作っており、ともにピアニスト志望。

・ハミルトン姓の庶子
◆ トーマス・ハミルトン
十一男。15才。人見知りをしない明るい性格。妹・フィオナができる事を一番喜んでいた。少し意志が弱く、周囲の状況に流されやすいが
フィオナと共に、家に迎えられる事を認められるために特技を磨く。

・カシュナー姓の庶子
◆ エリオット・カシュナー
十二男。14才。 ロウランド家を嫌い、元の家庭へ戻る事を強く望んでいる。
わがままで気が強く、なぜかフィオナを目の敵にして何かと辛く当たる。

≪それ以外の人物≫
◆ モルゴース・ロウランド
前伯爵の姉。兄妹たちの伯母。死んだ弟を生前は溺愛しており、今でもロウランド家は弟のもの、
子供達の好きなようにはさせない、と言ってはばからない。今だロウランド家に強い影響力をもつ。

◆ アニー
フィオナ付きの侍女。いつも冷静で優秀。年が近いためか、フィオナは彼女を信頼し
相談に乗ってもらったりしている。過去の出来事の諸々を知っているためかフィオナの問いに対して謎めいた言葉を口にする。

375 :Honey Rose:2005/07/24(日) 20:16:28 ID:???
新しい家、新しい生活を前に戸惑うフィオナだったが、自分だけの部屋を与えられ
侍女のアニーに新しい綺麗な服を着せてもらうと、まだ見ぬ新しい兄達への期待に
胸をふくらませるのだった。
晩餐を前に食堂で待つ兄達の元へ向かうフィオナにライナスはこう伝えた。
「あ、言い忘れてました。君は13番目です」
フィオナにはライナス含め12人の兄がいるのだった。食堂では兄達が彼女を待っていた。
(お兄さんが、いっぱいいる)
呆けるフィオナだったが、彼女が着いた事を見て次男のウィリアムが、フィオナとトーマス、
そして今回ロウランド家に引き取られる事になった最後の一人であるエリオットに向かって
こう切り出した。
「君たちをこの家に迎える事を反対した親族もいます。
彼らが納得するよう、40日後の正餐会で自分の価値を証明しなさい」
認められなければどうなるのか…。それについてはウィリアムは言及しなかったがエリオットと
呼ばれた少年は呟く。「認められなきゃ追い出されるってことだろ」
そしておもむろにウィリアムをにらみつけ、叫んだ。
「何が伯爵だよ。こんなに兄妹がいたら何ももらえないじゃないか!家に帰してよ!」
「そんな言い方失礼です。私はお兄さんがいて嬉しいわ」
エリオットの言葉に慌ててフィオナはと言うが、エリオットはフィオナの手を掴むと彼女の
苦労のにじんだ節くれだらけの指をあげつらった。
「何だよこの手! お前のどこが伯爵令嬢なんだよ」
トーマスとライナスはエリオットを止めるが、それを聞かず、エリオットはなおもフィオナにつめよる。
すると突然三男のグレゴリーが立ち上がり彼を無理やり引き戻すと、椅子へと座らせた。
「三人もいる!」
グレゴリーは、彼らを見てそう叫ぶ。そしてなぜこれ以上庶子の面倒を見なければ
ならないのか、と憤る。諌める声。憤る声。喧騒が食堂の中に満ちた。
その最中で数人の兄弟達は自室へと戻ってしまった。
「大丈夫?フィオナ。ひどいこと言われたら怒っていいんだよ」
そうトーマスはフィオナを励ますがフィオナは悲しげに笑うとこう言った。
「でも…本当のことだから…」

376 :Honey Rose:2005/07/24(日) 20:17:26 ID:???
自室でフィオナは母の言葉を思い出していた。
母は、フィオナが生まれる前に父は亡くなったのだと言っていた。誠実な人だったと。
全部嘘だったの? 疑問に思いながら眠ってしまうフィオナだったが、夢の中で荒れ狂う
気持ちが交差して悪夢を見てしまう。ぱっと飛び起きてそのまま泣き出すフィオナだったが、
段々と落ち着いてくると何気なく窓の外を眺めた。すると向かいの部屋の屋上に、黒髪の女が
立っているのが見えた。女は風に髪とスカートを揺らしながら、そのままふわりと下へと飛び降りてしまった。
「きゃああああ!」
女が飛び降りた事に驚いて侍女や女中を呼ぶが、夢でも見たのだろうと諭される。
次の日フィオナは女が飛び降りた場所を探すが、そこには人が落ちた形跡など少しもなかった。
それでも確かに見たはずの女におびえるフィオナだったが、ライナスから
父さんの温室を見てみますか?と誘われて、嬉しさからつかの間それを忘れる。
それは慣れない家で暮らし始めたフィオナを元気付けるためのライナスの配慮だった。
温室の中には先客としてエリオットがいた。三人で話していたがフィオナは気になっていた事を
ライナスにこう切り出した。
「庶子ってなんですか?」
ライナスは苦笑しながらも答える。兄弟のうち四番目までが父が正式に結婚をした妻の
子供であり、その他の兄弟達は父とは結婚していない女性達の子供なのだと。
「なぜ好きなのに結婚をしないの?」
そう聞くフィオナに今度はエリオットが意地悪く答える。
「お前のママなんか好きじゃなかったからさ。遊ばれたんだよ。売春婦といっしょだ」
「お母さんのこと悪く言わないで!」
言い争う二人を止めながらライナスは、父さんが生きていればね…、と言うとこう続けた。
父は自分達兄弟の一番の味方だった。庶子だからと歓迎されなくても辛い事があっても
自分達は父に愛されているのだという自信があったから耐えられた、と。
「この温室の壁一面に植えてある薔薇は、フィオナのお母さんが好きな品種だって
父さんが自分で仕入れて自分で植えたんです」
ライナスはそう言うとフィオナに、何色のばらが咲くか当ててごらん、と微笑んだ。
みどり…?などと色々考えている最中にエリオットがそれをさえぎった。

377 :Honey Rose:2005/07/24(日) 20:17:56 ID:???
「きっと灰色だ!お前の髪みたいに薄汚れた色で咲くんだ。なんだいこんなばら!」
足もとの石を拾うとエリオットは薔薇に向かってそれを投げつけた。
「エリオット!」
ライナスは彼を叱責するが、エリオットは早々に逃げてしまった。
(お母さんが好きなばら。ここにいたい。家族になりたい)
フィオナはそう思って、正餐会で認められるために様々な事に挑戦する。
しかし、フィオナはピアノも絵画もダンスもできず、文字を読む事すらできなかった。
ライナスはまず文字を覚えさせる事から始めるが、なかなか上手く覚えられないフィオナ。
(うまくできなきゃ伯爵さまの子になれない)
自室でも必死にスペルの練習をしていたが、侍女のアニーが部屋の窓を開けようとしているのを
見て、おびえながらそれを止める。その窓は飛び降りた女の姿を見た窓だった。
「黒髪の女性の幽霊…?」
怪訝そうな顔をしながらそう言ったが、アニーには思い当たる事があるようだった。
口止めされているので自分が言ったとはいわないで欲しいと前置きしながら話し始める。
「あの角にあるのは亡くなった奥様のお部屋です。奥様はとても美しい黒髪を
お持ちだったとか」
風でカーテンが揺れ、窓の向こうの部屋の屋上に黒髪の女が見えた。
蒼白になるフィオナ。だがアニーは彼女の変化に気づかないのかなおも話し続ける。
「でも亡くなったキング様もスタンリー様も黒髪だったそうですし、ウィリアム様の
亡くなった奥様も黒髪だったそうですよ。だから一体どなただか分かりませんわね」
そして幽霊の女の口がゆっくりと動く。「だめ」、と。
フィオナはアニーから聞いた話が気になって勉強に身が入らない。
エリオットはライナスにチェスの相手をしてとせがむが、フィオナの後でと
断られると彼女に向かって「フィオナが遠慮しろよ、ライナスは僕の兄さんだぞ」と迫る。
そしてなかなか文字が覚えられないフィオナにお前、赤ちゃんよりばかなんだぞ、とはやし立てる。

378 :Honey Rose:2005/07/24(日) 20:18:36 ID:???
「やめなよ。妹をいじめるなんてみっともないよ」
トーマスはフィオナをかばうが、エリオットはなおもフィオナに構ってくる。
そしてフィオナの首にかかった何かを見つけそれを引っ張った。
「なんだこれ」
エリオットの手から床に落ちたそれをトーマスが拾う。それは紐に通した銀貨だった。
「か、返して!」
フィオナはトーマスに飛びつくと銀貨を奪い返して抱え込む。トーマスはあっけにとられて
盗ったりなんかしないよ、ちょっと見ただけだよ、とフィオナにそう言いつのる。
だがフィオナは銀貨を奪われたと思った恐怖で身を震わしていた。
彼女の元々住んでいた場所ではそれが起こりうる事だったからだ。ライナスの取り成しで
その場は一旦落ち着くが、フィオナはその後で、ライナス、トーマス、エリオットの三人で
話している最中に年少の二人がフィオナを苦手だと言い、ライナスがフィオナは
少し難しい子ですからね、と言っているのを耳にしてしまう。
傷ついた思いで部屋に戻るフィオナだったがベッドに横になると鋭い痛みが背中に走り、
破片のような物がばらまかれている事に気づく。
(どうして!? 誰が!? 私がだめな子だから? 私をうとましく思う人がいるの?)
自分はここにいてはいけないのだ、ここでも迷惑をかけているのだ…、と思い込んだ
フィオナは伯爵の秘書、ウィリアムに申し出る。
「セブンダイアルズに帰りたいです。私は伯爵さまの本当の子供だとは思えません。
誰にも似てないし、他の人たちみたいに色んな事がうまくできないんです。
それに私はとびきりのばかだから何をしてもだめなんです」
「だからできないと?」
そう問うとウィリアムは平手でフィオナの頬を打った。そしてフィオナを叱責した。
「君を迎えたのは父と兄、両伯爵の望みだからだ。ここでは伯爵の意思が絶対で疑う事は
許されない。くだらん世迷い言をこれ以上くり返すなら相応の罰を与えるがそれで良いか?」
頬の痛みとウィリアムの剣幕を前にしてフィオナは震えるばかりで返事もできない。
それを見かねた四男のアイザックが、二人の間に割って入った。

379 :Honey Rose:2005/07/24(日) 20:19:56 ID:???
「いい加減にしろや兄貴。まだガキなんだ、泣き言くらい許してやれ」
これは躾なのだから甘やかすな、というウィリアムに対して、アイザックは
この子は弟たちとは違う、女の子なんだぞ!と非難する。口論する二人を前にフィオナは
謝りながらやめてくれるように必死に頼んだ。
「町にいた頃と今とどちらが幸せかよく考えなさい」
「あの…ごめんなさい…」
涙目になってウィリアムに謝るフィオナにアイザックは、ウィリアムは誰にでも
ああいう態度だから気にするな、と言い残しその場を去る。
部屋で一人になると打たれた頬が痛みだし、そっと押さえる。カーテンが風で揺れると
幽霊を思い出してびくっと震えてしまう。悲しい気持ちでフィオナは母の薔薇がある場所へと
向かった。薔薇の前にぺたりと座り込むとフィオナは、母との楽しかった思い出を
思い出しながらそのまま眠ってしまう。
(お母さんの好きなばら。お母さんのいた場所)
フィオナが温室の方へと向かったのを見ていた何者かが眠ってしまったフィオナを
抱えて長椅子へと運び、その上にそっと毛布をかけた。
(銀貨いちまい、それが私の光。赦しの福音)

―― 『Honey Rose』第一話 完。

380 :Honey Rose:2005/07/24(日) 20:27:13 ID:???
いやー、いつも読んでたけど書くのってすごい難しいですね。
ドラえもん大長編の方、あれだけ上手に素早く書けるなんてホントすごい…。

リク主さん(前スレ210)が特に長さを指定なさってなかったのですが
単行本にならないので気になってます、と仰ってたのでなるべく
詳しく書こうと思ったら第一話だけでこんなに長くなってしまいました…。
もっと短く簡潔にした方が良いでしょうか?これで良ければ二話以降もこんな感じで書きます。

後もう一つすみません、『Honey Rose』は『Under The Rose』と内容が
密接にリンクしているので前スレのあんだろの書き方を踏襲しました。
前スレあんだろ作者様、すみません。めちゃめちゃ参考にさせて頂きました。

381 :マロン名無しさん:2005/07/24(日) 20:30:00 ID:???
>380
私はリク主ではありませんがこの位詳しい方がいいです。


382 :Honey Rose:2005/07/24(日) 20:30:37 ID:???
連続投稿ほんとすみません。
上の『あんだろ』というのは『Under The Rose』の事です。
言わんでもわかるわー!って方もいらっしゃると思いますが一応…。
あとこの先もし、『はにろ』と書いてあったら『Honey Rose』の事だと思ってください。


383 :マロン名無しさん:2005/07/24(日) 20:48:26 ID:???
>Honey Rose
乙です。前スレでunderのほうに
ちょい興味持ったんで、興味津々で
読んでしまいました。
面白そうなのに単行本になってないんだね。

しかし父ちゃんがんばりすぎだw

384 :マロン名無しさん:2005/07/24(日) 21:04:37 ID:???
>>370-371
乙です。

385 :368:2005/07/24(日) 21:18:39 ID:???
>>369
レスが遅くなりました。
出来れば、1巻につき1レス程度で解説していただけると嬉しいです。

386 :マロン名無しさん:2005/07/24(日) 21:39:13 ID:???
Honey Rose リクしたものです。
このくらい詳しい方がうれしいです。
有難うございます。続き楽しみにしています。

387 :マロン名無しさん:2005/07/24(日) 21:39:22 ID:???
はにろ乙。詳しくて嬉しい。続きを楽しみにしてます。

388 :マロン名無しさん:2005/07/24(日) 21:50:09 ID:???
あの絵での展開が脳裏に浮かぶ名あらすじですね(・∀・)!
お疲れ様です。ぜひぜひお暇なときに続きを。

389 :マロン名無しさん:2005/07/25(月) 00:18:45 ID:???
はにろ乙。
あんだろしか読んだことないけど、子供の頃皮肉屋だったライナスが人格者に
天真爛漫だったロレンスが逆に皮肉屋になってたりとその対比がイイネ。

390 :マロン名無しさん:2005/07/25(月) 00:38:21 ID:???
漫画は全然知らないけど、ストーリー面白いね

391 :マロン名無しさん:2005/07/25(月) 01:25:23 ID:???
>390
書き手の力量もあるだろう。
まとめサイト見て面白そうだと思って全巻まとめ買いして実際読んだら
超糞マンガだった事があるよ…
    . . .... ..: : :: :: ::: :::::: :::::::::::: : ::::::::::::::::::::曰::::::::::::::::
      Λ_Λ . . . .: : : ::: : :: ::::::::: :::::::::::| |:::::::::::::::::
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    .( / ̄;;::::ヽ ヽ:::l . :. :. .:: : :: ::::::::::::::||最||::::::::::::::
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                        . ̄

392 :マロン名無しさん:2005/07/25(月) 01:27:10 ID:???
>>391
それ何の漫画ですか?
ストーリーだけ読んでみたい。

393 :マロン名無しさん:2005/07/25(月) 01:38:05 ID:???
気になるな…

394 :マロン名無しさん:2005/07/25(月) 01:52:02 ID:???
そりゃ漫画は他の要素を多分に含んでるし
あらすじの面白さとは別物だよ

395 :Honey Rose:2005/07/25(月) 17:53:01 ID:???
皆さん感想ありがd(・∀・)! 喜んでもらえると書いた甲斐があるよ。
長verで良いという意見が多いので二話以降もそうします。
とか何とか言ってたら二話もなんか長くなっちゃったよ…orz
読みづらかったらすんません。上手く要約したいんだけどねー。

あと、単行本の話が出ていたのでついでに書いときます。
はにろは、あんだろの未来の話なんで現在連載中のあんだろ、が
しかるべき所まで進むと、はにろに続いていくそうです。なのであんだろが
終われば、はにろが出てきて単行本になる『かもしれない』という話らしいです。
(あくまで予定は未定)

私は今連載されてた雑誌の切り抜き(全九話)を参考にしているのですが
この先単行本が出てきた場合、加筆修正がかかったり改稿があったりして
びみょーに話が違ってくるかもしれません。

ストーリーを教えてたもれ、とは関係ない話ですんません。
という訳でちゃんとストーリーも投下。『Honey Rose』第二話です。

396 :Honey Rose:2005/07/25(月) 17:53:38 ID:???
(夢に見たのはお母さんが死んでからのこと。銀貨をくれたひとのこと)
「フィオナ、フィオナ」
眠るフィオナをトーマスが揺り起こす。
「ごめんなさいごめんなさい!いますぐ支度しま…きゃ!」
セブンダイアルズの家では朝からすぐに仕事だった。その癖がまだ抜けておらず
フィオナは慌てて起きるが毛布に足を取られて転んでしまった。トーマスは苦笑しながら
おはよう、とあいさつするがフィオナは謝るばかりだ。
「うなされてたから…。えと…僕そろそろ朝食の時間だから。じゃあねフィオナ」
その時になって初めてフィオナは自分もおはよう、と言えばよかったと少し後悔する。
そして自分が毛布を手にしている事に気づいた。
誰がかけてくれたんだろう、それを考えながらフィオナは自分の部屋に戻るため歩いていた。
すると突然通り道の途中で、誰かが部屋の中から窓を開けた。開いた窓からぼふぁ、と黒い煙が
吐き出される。驚くフィオナ。窓の外に顔を出し、咳き込みながらむせているのは
底の厚い眼鏡をかけた青年だ。彼もまた、フィオナの異母兄達の一人、六男のヴィンセントだった。
だが、彼はフィオナと目が会うと、ぴしゃりと窓を閉めてしまう。
「だ、大丈夫ですか!?」
窓は閉まってしまったが、げほげほと咳き込む声は聞こえる。窓の外から中を覗くと
部屋の中では、テーブルの上に散乱した紙が勢い良く燃えていた。フィオナは機転を利かせ
持っていた毛布を水に浸すと、それを持って部屋に飛びこみ炎にかぶせてそれを消した。
「また実験失敗か…」
ヴィンセントはそう呟くと、礼を言いながらフィオナの方を向く。そして彼女の頬が赤みを
帯びているのを見て激しく焦った。
「ごごごごめん!こ、氷氷、冷やさなきゃ!」
彼は火傷だと思ったのだ。フィオナがそうではない事を説明して、ようやく彼は落ち着いた。
ヴィンセントの部屋はおかしな実験器具や、様々な本、何かしらの書きつけが書かれた紙で
溢れかえっていた。そしてその部屋の中で二人は話し込んでいた。

397 :Honey Rose:2005/07/25(月) 17:54:35 ID:???
「そ、そか。ウィルは厳しいから…」
ヴィンセントはフィオナから話を聞いてそう呟く。フィオナは火傷ではないものの
彼から氷を受け取って頬に当てていた。そして何故勉強するのか、という彼の問いにこう答える。
「私だけができないし、頭が悪いと嫌われるの…」
「み、皆と同じでなきゃいけないのかな…。勉強ができたらそれだけで好かれるのかな…?
た、例えばウィルは誰より優秀だけどあまり皆と仲良くない。三番目に頭の良いライナスは
今は上手くやれてるけど昔は嫌われてた」
その言葉にフィオナは驚く。なぜあんなに優しくて親切なライナスが嫌われていたのか
そう思ったからだ。ヴィンセントは慌てて答える。
「昔は違っ…、いや、庶…、あー…、ライナスのことよく知らなかったから」
良く知らなかったから。その言葉にフィオナは考え込んだ。だから問題は学力では
なくて…、と続けるヴィンセントだが上手く言葉がでてこない。謝る彼にフィオナは笑顔で言った。
「ううん、ありがとう。ヴィンセントお兄さん」
彼もまた、笑顔で答えてくれた。フィオナは母の事を思い出す。
お母さんなら、こんな時どうしていたか。部屋ではアニーが腰に手を当てて待っていた。
「フィオナ様!どこにいらしてたんです、あれはなんですの!?」
ベッドの上に散らばった破片をアニーが見つけたのだ。言葉につまるフィオナを見て誰かの
嫌がらせなのかと聞きかえす。そして彼女はこれを女中頭のマージに相談し犯人を捕まえる、と言った。
「待って、お願いやめて!」
「泣き寝入りですか!? 何度だってくり返されますよ」
アニーの言葉にフィオナは平気、我慢するから、と繰り返す。そうして彼女に訴えた。
「私がいけないの。認めてもらえるような子になればきっとこんな事なくなるから。
いじわるした人とだって、いつかちゃんと仲良くなりたいの。だから今は内緒にしてて、お願い」
あぜんとするアニー。その場に座り込み、人が良すぎます…、と呟く。
けれどアニーはフィオナの気持ちを汲んでくれたのか、嫌がらせの事は誰にも告げなかった。
服に着替え、髪の毛を結ってもらう。豪華な朝食を食べているとウィリアムの言葉が思い出された。

398 :Honey Rose:2005/07/25(月) 17:55:06 ID:???
(どっちが幸せかなんて考えるまでもないこと)
「おいしい…」
「知りません!もうっ」
フィオナは朝食を食べ終わると温室へと向かった。そこにトーマスとエリオットがいるからだ。
しかし、二人はフィオナの姿を見ると複雑な顔をした。
「あっち行けよ!今日はめそめそ泣いたってライナスの同情はかえないからな!」
「よしなよ…。あのね、兄さんは牧師の仕事で明日の朝まで帰らないって」
「ライナスも、もうお前の面倒は見たくないんだよ!わかったら、ほら出てけ!!」
エリオットの言葉にひるむフィオナだったが両足に力をこめて叫んだ。
「私、ふたりと話がしたいの。この間は、ご、ごめんなさい!!」
その声は耳がキーンとなるくらいに大きいものだった。思わず笑い出すトーマス。
「あはは、すごい声」
フィオナは真っ赤になりながらも、二人の間に入って話し始めた。
セブンダイアルズの貧しさ、苦しさ。自分の幸運。母が死んでからは上手く働けなかった事。
「じゃあこの銀貨は君がお店で働いたお金なの?」
トーマスの問いにフィオナは違うと答える。フィオナは給金をもらっていなかったからだ。
「タダ働きだ!バカかお前」
「だっておうちのお手伝いするのは当たり前でしょ?」
笑いながらそう言うフィオナを見て、エリオットはやっぱりバカだ、と呟くと
苦虫を噛み潰したような顔をする。トーマスに至っては言葉も出ない。
フィオナは今度は、その銀貨について話し始めた。フィオナの母が死んだ次の冬
彼女は店から袋を二つ配達するよう言いつけられた。その日はその冬で一番寒い日だった。
おまけに幼いフィオナには袋を二つというのは重すぎて上手く運べなかったのだ。
雪の上に転んでしまったフィオナを見て、通りすがりの紳士が彼女に銀貨をくれたのだ。
「手袋を買いなさい」と言い残して。
しもやけや傷だらけの手に銀貨を握り締めフィオナは涙を浮かべる。
彼女は、自分は誰かに優しくしてもらう価値もない人間だと思っていた。そんな時に他人から
優しくされて、たとえそれが同情や哀れみであったとしても、彼女はとても嬉しかったのだ。

399 :Honey Rose:2005/07/25(月) 17:55:51 ID:???
「その人は私にお金じゃ買えないものをくれたの。だから私いつか
絶対あの人を捜して、お金を返してお礼を言うの!」
フィオナの言葉をトーマスは満面の笑みを浮かべて聞いている。
エリオットは、くだらない、と悪態をつきながらもきちんと椅子に座って聞いていた。
「じゃあ、これは誰に恵んでもらったんだよ」
エリオットが指差したのはフィオナが持っていた小箱だった。
「これはお母さんの形見なの。遺品から鍵が見つからなくて…」
無理やりこじ開けようとするエリオット。するとおもむろに、そうだ!と叫ぶと
ヴィンセントの部屋へと箱を持っていった。
「ヴィンセント!用があるんだ、開けてよ!」
どんどん、と扉を叩くものの、全く返答はない。
「人嫌いって本当みたいだね…、直してもらうのあきらめたほうが…」
トーマスの呟きにフィオナは疑問に思う。ヴィンセントが人嫌い?
すると偶然通りかかったアイザックが三人からひょい、と箱を取り上げる。
そしてヴィンセントに聞こえるように話し始めた。
「あー、こんな繊細そうなモノ無理だぜ。いじくってるうちに壊しちまう。
奴程度の知識じゃ扱えんよ。恥をかくのは目に見えてる。不可能」
アイザックの挑発にヴィンセントはまんまと引っかかり部屋の扉を自ら開けたのだった。
「あ、ありがとう兄さん」
ヴィンセントの転がし方を熟知しているアイザックのやり方に苦笑しながらもトーマスは礼を言う。
ヴィンセントの部屋はまだ子供の三人にとって格好の遊び場になってしまった。
小さな指貫や懐中時計などが入っている箱からトーマスは、銀のロケットを取り出すと
フィオナにそれを渡した。
「あっ、これ銀貨がぴったり入る。可愛いよ。これにしたら」
「うん…。ヴィンセント兄さん、本当にもらっていいの?」
「ど、どうせ修理品だから。この小箱、預かっても?ちゃんとし、調べてみる」
エリオットは興味深そうに顕微鏡を覗いている。
「ねぇっ、ヴィンス。これ…うわっ」
エリオットは今度はフラスコに興味を移し、それを手にとると、中からぼわっと
妙な煙が噴出した。笑いあう一同。ヴィンセントの部屋には居心地が良いのか
子供達だけでなく猫も居付いていた。

400 :Honey Rose:2005/07/25(月) 17:57:02 ID:???
三人はすっかりヴィンセントの部屋が気に入ってしまった。特にエリオットは
相当気に入ったようで、自分の遊び場にするから二人はくるな!とフィオナと
トーマスに向かって勝手に宣言していた。
夕陽のさしこむ屋敷の廊下で、トーマスはフィオナに向かってぽつりと言った。
「ねえ、フィオナ。僕、どうしたらいいか解んなかったんだ。
君のこと、可哀想だとか嫌だとか、いろんなこと思ってもそれだけじゃなくて。
血がつながってるんだ、って思ったりさ…。うん、難しいや……」
トーマスは上手く伝えられる言葉を探しているようだった。
「あのね、僕ら誰も淋しくならないように、お父さんはいっぱい兄弟を
くれたんだと思うんだ。だって兄妹だから、僕らこうして会えたんだよ」
そしてトーマスは振り向くと、フィオナに笑いかけながら言った。
「だから、一緒にこの家の子供になろうね!」
「うん」
フィオナもまた、そう言ってトーマスに笑いかけるのだった。
次の日、仕事からライナスが帰ってきた。司祭の家に行っていたのだという。
そして使用人たちに迎えられる彼を、エリオットは階段の上から眺めていた。
ライナスはその事に気づいており、彼に声をかける。
「おはようエリオット。お出迎えうれしいなあ」
まんざらでもない様子でエリオットはライナスの元へやってきた。
そして二人は朝食を一緒に食べるため、温室へと向かった。その途中でライナスは言う。
「エリオットも正餐会で何をするか、そろそろ決めないとね」
トーマスはドイツ詩の朗読、フィオナはまだ決まってはいないものの色々考え中だ。
まったく何も、話すら出ていないのはエリオットだけだったのだ。
「必要ないよ、僕ママのとこへ帰るんだから!」
温室の入り口ではフィオナとトーマス、そして付いてきてしまったのかヴィンセントの所に
いた黒猫が中を覗いていた。ライナスに気づくと二人は口々に訴える。
中で知らない人が寝ている、悪い人だったらどうしよう、と。
ライナスは中の闖入者の姿を確かめると、誰なのかすぐに分かった様子だった。
そして中に入るとその人物が眠っている椅子を勢い良く蹴った。

401 :Honey Rose:2005/07/25(月) 17:58:41 ID:???
「『祝福、汝の上にあれ!』」
「おはようございます、牧師さま」
その衝撃で目を覚ましたのは華やかな容貌の青年だった。
「紹介しますよ、私の弟です」
その言葉にエリオットは複雑な顔をする。彼の名はロレンス。ライナスの同腹の弟だ。
舞台役者をしており今は『ハムレット』のオズリック役をしていると聞き、トーマスは
はしゃいで、何か台詞を言ってとせがんだ。
「『肥えた土ほど雑草がはびこるもの』!」
「それ『ヘンリー四世』じゃないか。バカにするな!」
アララご存知で、と生返事をしてロレンスは、憤慨するエリオットになおも芝居の台詞を
つなげて語りかける。
「『人はほほえみ、ほほえみしかも悪党たりうる』、『人の顔を見て心のありようを
知るすべはなし』、『人の心に毒よりおそろしい毒…』」
ハムレット、マクベス、ロミオとジュリエット、ただの台詞だけのようだが
毒よりおそろしい毒というのは金の事。ロレンスは言外にエリオット達が金のために
伯爵家にやって来た、と言っていたのだ。
「……僕は金目当てに来たんじゃない、呼び出されたんだ!」
「は!ものは言いよう。大地主に男爵、それにひきかえ伯爵家のなんと輝かしき事!」
「ロレンス、悪ふざけがすぎる」
ライナスは諌めるがロレンスは取り合わない。こんな奴らの面倒を見たって無駄だ。
やめちまえ、と絡んでくる。
「伯母上は認めないさ!兄ちゃんが一番よく分かってる筈だろ!?」
「私のときとは違う。父さんの忘れ形見だ。きっと伯母さんだって…」
「無理だ!あのババアは親父が遺したもの全てを憎む……!」
「そんなふうに言うもんじゃありません」
ロレンスの言葉に、ライナス達の朝食の用意をしにきた女中頭のマージが反論する。
「私は伯母様が生まれた頃よりお仕えして参りましたのでよく存じてます。
ご両親を早くに亡くされて、たった二人のご姉弟でしたから、モルゴース様は
アーサー様を本当に大切にされておいででした。厳しい事を仰っても思いやりの表れなんですよ」
「『お前さえいなければ』…か!?」

402 :Honey Rose:2005/07/25(月) 17:59:37 ID:???
ロレンスはそう吐き捨てると、部屋に戻ると言って立ち上がる。そしてフィオナをあえて
『ロザリンド女中の娘』と呼ぶと、芝居がかった仕草で彼女の顔を上げさせた。
「言い忘れてた。…女はこの家じゃ縁起が悪い。
あらぬものを見たと騒ぐとおかしくなるかして死んじまう」
予言めいた言葉を言ってフィオナの額に口付けると、ロレンスは高笑いをしながら温室を後にした。
「……すいませんね、変な弟で」
「僕、あいつ嫌いだ」
エリオットの言葉にライナスは慣れが肝心だというが、トーマスはふとエリオットとロレンスが
似ていると口にした。ショックを受けるエリオット。嫌だ嫌だと叫ぶが、皆笑いをこらえるのに必死だ。
「血にはあらがえませんよ。ま、誰の血だか」
ライナスの言葉にエリオットは反発して、今度はフィオナに話題をふる。
「フィオナも何か言え!」
「えっと…エリオットもすぐ意地悪を言うから…」
ぼこっ、とフィオナを叩くエリオット。だが、だからそういう所も似ているのだ、と言われてしまうのだった。
ライナスは昨日は司祭の家を訪ねていたのだという。そして土産にパイをもらってきていた。
皆でテラスでお茶にしようという話になり、フィオナはまだあまり話した事のない兄、グレゴリ―を誘う。
「お兄さんもいかがですか?」
グレゴリ―は無視を決め込み、その場を立ち去ろうとするがライナスに言われ渋々参加する。
嬉しさに頬を赤くするフィオナだったが、いざ紅茶を飲もうとカップを覗き込むとそこに
何かの影が映ったのが見えた。フィオナの背後に誰か、黒髪の女が立っている。
驚いてカップを取り落とすフィオナ。ライナスが慌てて怪我はないが尋ねるが、フィオナはパニックを起こしていた。
「いやっ、見えたの……ゆうれ…」
どん、とグレゴリ―がテーブルを強く叩いた。そしてこう叫んだ。
「幽霊など居ない!……不愉快だ、失礼する!」
背中を向けて帰ってしまうグレゴリ―をフィオナは悲しげに見つめる。ライナスは
そんな彼女の頭をなでて、また誘えば良いんですよ、となぐさめた。

403 :Honey Rose:2005/07/25(月) 18:00:28 ID:???
ライナスの言葉に頷きながら割れたカップを拾っているフィオナだったが、黒猫が
ちゃっかりこぼれた紅茶をなめていた。その仕草に心慰められるフィオナ。
お茶の後、いつもの様にフィオナは文字の練習をするため黒板をもって駆けていた。
するとまたもや女の幽霊が今度は目の前に現れる。ひっ、と身をすくませた瞬間
フィオナの眼前を煉瓦が落ちてきた。当たれば無事ではすまなかっただろう。
腰をぬかしてへたりと座り込むフィオナ。
「嫌…もう……いやあ…」
なぜ自分の前に現れるのか、どんな理由があるのかも分からない。フィオナは恐怖で泣き出してしまう。
だが意を決して、何か分かるかもしれない、と幽霊が立っていた屋上へと向かう。
たどり着くと、なぜかそこにはウィリアムがいた。椅子とテーブルを用意して座っている。
振り向いたウィリアムの視線におびえるフィオナだったが、必死に怖くない、逃げないと決めた、と言い聞かせる。
(どうしてお兄さんがここにいるの?また叱られたらどうしよう)
しかし言い聞かせる傍からそんな思いが離れない。
(叱られるのは私が悪いから。お兄さんは忙しいからきっと今しか聞けない)
「あのっ、お兄さん達のお母さんはどうして亡くなったんですか?」
「聞いてどうする」
幽霊が見えるからだとは言えず、自分の母は胸が悪くて死んだから…、とフィオナはごまかした。
「母は、心の病だった」
ウィリアムはフィオナの方を振り向かずにそのまま、そう答えた。
亡きロウランド夫人は、親の命令で家のため、金のために伯爵家に嫁いだ。
長い間夫を愛せず、ようやく愛せるようになった頃には彼の心は別の女性のものだった。
「母は焦がれて己の罪におびえ、泣き疲れて天上の扉を自ら叩いた」
ウィリアムの言葉にフィオナは思う。
(哀しませたのは誰? 誰のせい?)
お父さんが新しく恋をするたび夫人の哀しみはつのる。ロウランドのお母さんだけじゃない。
キングさんもスタンリーさんだって。夫人の心を凍らせたのは。一番罪深いのは……。
(十三番目の―― )
絶望的な事実を前にフィオナは打ちのめされる。ウィリアムが自分をどう思っているのかは
分からない。だが彼女は自分の気持ちを正直に口にした。

404 :Honey Rose:2005/07/25(月) 18:02:05 ID:???
「私、この家にいたいです」
だがウィリアムはそれには答えずただこう言った。
「キング夫人はこの場所から身を投げた。もう二度とひとりでここに来てはいけない」
フィオナはこらえきれない涙を流しながら階段を下っていく。
(『庶子』の意味がやっとわかった。愛してくださいなんて、私には言えない―― )
「顔色が悪いですね。今日は休みましょう」
フィオナの勉強を見ていたライナスはそう告げる。フィオナはいつからか、めまいがする事を
感じていた。食欲も落ちて、すっかりなついた黒猫に、自分の食事をあげてしまう。
(今夜も、キング夫人が身を滑らせる)
部屋の窓から外を眺めるフィオナ。その後ろには口から血を流している女性が立っており、
何かを彼女に訴えている。
(私の背には誰かが立って、聞こえない言葉を何度も何度も何度も)
泣き声。子供の足音。次の日の朝、フィオナは黒猫が血を吐いて死んでいるのを見つけてしまう。
フィオナは母の名前をくり返して、銀貨を握る。
(私が罪の子供なら、誰に祈ろう。誰に許しを請おう)
死んだ黒猫を抱きしめてうずくまるフィオナ。
(ここに居たいのです。お願いです。もう独りは嫌です。どうか―― )

―― 『Honey Rose』第二話 完。

405 :マロン名無しさん:2005/07/25(月) 20:18:47 ID:???
フィオナいい子だ・・・

406 :マロン名無しさん:2005/07/25(月) 20:55:42 ID:???
GJ!
フィオナ健気だなあ。
この漫画読みたくなってきた。

407 :マロン名無しさん:2005/07/25(月) 20:56:14 ID:???
なにかこー赤毛のアンとか小公女とかを思い出す

408 :大長編ドラえもん:2005/07/25(月) 21:04:37 ID:???
「HoneyRose」乙です!すごくわかりやすくまとめてありますね。
かなり面白いんで単行本になってほしいなー。

ドラは創世日記以前の分は17作あるのですが、1からまとめていこうと思います。
自分は今ものすごい暇人で時間だけはたくさんあるんでかなりいいペースでいけそうな気はします。
ただ、藤子先生の作った大長編は本当にいい話で色々とつめこまれているため
そのへん(特に伏線と感動)がうまく文章で表せたかはかなり微妙です。
バトルシーンなんかほとんど省略してるし。
とまあ一人語りはこのぐらいにして、では1〜3作目までを投下します。どうぞ。

409 :のび太の恐竜:2005/07/25(月) 21:05:30 ID:???
スネ夫の家に集ったのび太・ジャイアン・しずか・スネ夫の四人。
恐竜のツメの化石をスネ夫に自慢され、のび太は悔し紛れに
「自分は恐竜まるごと一匹の化石を発掘してやる」と宣言してしまう。
家に帰ってドラえもんに泣きつくが。あきれたドラえもんは取り合ってくれない。
そこでのび太は自分で本を集め調べ、一人で発掘にでかけ、そこで偶然恐竜のたまごらしき化石を発掘する。
さっそくスネ夫に見せに行くが、留守だったため家に帰りドラえもんに見せるが
本当に恐竜のたまごの化石かどうかはわからないためタイムふろしきでたまごを化石になる前の状態に戻すことに。
その途中でスネ夫がやってくるが、まだ見せられないと言うとどうせ嘘だろうと鼻で笑われてしまう。
そこで怒ったのび太は「化石なんかじゃなくて生きている恐竜を見せてやる。
もし嘘だったら鼻でスパゲッティを食べてみせる」とまた余計な約束をしてしまう。
しかし、部屋に戻ろと化石は恐竜のたまごの状態に戻っていた。
その後のび太に暖められたたまごは無事孵り、フタバスズキリュウの赤ちゃんが生まれた。
赤ちゃんにピー助と名前をつけ可愛がるのび太。のび太のことを親と思い慕うピー助。
10メートル以上の大きさに育ってからスネ夫に見せてやろうと、ママに隠れて大事に育て始める。
大きくなってからは公園の池にかくし、夜中にこっそり餌をやりに行くことに。

ある朝のび太のことを馬鹿にするスネ夫に対し、遂に今夜ピー助の公開を決心したのび太。
だがその晩からのび太は三日間高熱を出し寝込んでしまった。
のび太を恋しがり家までやってこようとするピー助。
翌日熱も引いたのび太は皆を呼びに行くが、なんと三人とも出かけてしまっていて家にいなかった。
がっかりするのび太だったが、その後テレビのニュースでピー助の存在が世間にばれかかっていることを知り慌てる。
そこに突然怪しい覆面の男が現れた。彼はよく人に懐いているピー助のことを買い取りたいと言う。
断るのび太に「なるべく手荒なことはしたくないんだが」と男は言うが、なぜか途中で去っていった。
それをみてのび太はもうぐずぐずしていられないことに気づき
本当にピー助の幸せを願うなら、とピー助を白亜紀に返すことを決心する。

410 :のび太の恐竜:2005/07/25(月) 21:06:05 ID:???
その晩ピー助を小さくしてタイムマシンに乗り込み白亜紀に向かうのび太とドラえもん。
ところがなんと超空間の中をさっきの男が追ってくるではないか。
攻撃を仕掛けてくる男。しかし男は何かに追われまた逃げ去っていった。
無事白亜紀についたのび太は、ピー助を海に返すことに。
しかしピー助は嫌がってのび太から離れようとしない。
のび太はピー助のことを思い、あえて冷たい態度をとり逃げるようにしてタイムマシンで元の時代に戻っていった。

ピー助のいなくなった部屋で気が抜けたようにぼんやりするのび太。
そこにスネ夫がやってきて空き地に呼び出すと、ジャイアンと2人で鼻でスパゲッティを食べろと迫る。
しずかの家に逃げ込んだのび太だが、しずかにも「ウソついたんなら謝っちゃえばいいじゃない」と言われ
怒ったのび太は三人を家に呼びタイムテレビでピー助を見せることにする。
しかしそこには他の恐竜たちからいじめられ仲間外れにされているピー助の姿が映っていた。
そこでドラえもんは覆面の男のせいでタイムマシンの空間移動機能が壊れ、
ピー助を白亜紀のアメリカに送ってしまったことに気づく。
すぐに日本に連れ戻そうとドラえもんを連れタイムマシンに乗り込むのび太。
それを見て自分たちも乗り込むジャイアン・スネ夫・しずかの3人。
しかし無理やり乗り込んだせいでタイムマシンは壊れ爆発してしまう。

それでもどうやら無事白亜紀についた5人。
そこでのび太はピー助と感動の再会を果たす。のび太を疑ったことを謝るスネ夫たち。
さっそく帰ろうというのび太に、せっかくだからとドラえもんは一泊キャンプをしていくことを勧め
皆が遊んでいる隙にタイムマシンの修理を始めることに。
しかし遂にこんなのは治らないとさじを投げることになるが、なかなか皆に言い出せない。

411 :のび太の恐竜:2005/07/25(月) 21:06:39 ID:???
その晩、自分達は一億年前というとてつもない昔にやってきたことを認識し、改めて実感する5人。
そこにティラノサウルスが現れ、恐怖に包まれたのび太たちはもう帰ろうと言うが
そこでドラえもんはタイムマシンが壊れてしまったことを告白する。泣き出すのび太たち。
時間移動機能は残っているが、それを使い帰るには正確にのび太の机の位置までタイムマシンを運ばなければならない。
どこでもドアは白亜紀の地図がインプットされていないから使えないし
タケコプターも八時間連続運転をするとバッテリーがあがってしまう。
途方にくれる五人だったが、この時代はアメリカと日本が陸続きなことに気づき、
タケコプターは一日にほんの数時間しか使わず、あとは歩いて日本に帰ることを決意する。

翌日から旅を始めた五人。食料を集め、前進を続ける。
だが2・3日もするとのび太が根を上げ始めた。そこでドラえもんは「桃太郎印のきびだんご」を使い
通りかかった恐竜の群れと仲良なり彼らに乗って今日は走ることに。
その日のキャンプ場でブロントサウルスの群れに出会った五人。
ブロントサウルスの赤ちゃんと仲良くなる。お兄さんぶってはしゃぐピー助。
だがそこに突然ティラノサウルスが現れ群れに襲い掛かる。
皆岩陰に隠れるが、逃げ遅れた赤ちゃんをかばいしずかがティラノの前に飛び出してしまう。
足がすくんで動けないしずかを庇おうとし更に飛び出すのび太とピー助。
そこに立ちはだかるティラノサウルス。
だが間一髪でドラえもんのきびだんごが間に合い、ティラノを仲間にすることができた。

次の日、タケコプターで渓谷を抜けていく5人。
しかしのび太のタケコプターの調子があまりよくない。苛立つジャイアンとスネ夫。
そこにプテラノドンの群れが襲い掛かってきた。
きびだんごを使おうとするが手をすべらせて落としてしまいピンチに陥るのび太たち。
ついに攻撃を受けたジャイアンのタケコプターが落ちてしまう。ジャイアンの腕を掴むのび太。
このままでは2人とも落ちてしまう。そこにドラえもんが駆けつけ二人でジャイアンを支える。
執拗に攻撃を加えてくるプテラノドン。もうだめかと思った瞬間、
なんと覆面の男たちの船が現れプテラを追い払ってくれた。


412 :のび太の恐竜:2005/07/25(月) 21:07:17 ID:???
しかし油断はできない。奴らの正体が恐竜ハンターであることを見破ったドラえもん。
奴らは中生代の珍しい動物を金持ちに売り払うという犯罪組織なのだ。
男はのび太たちに取引をしないかと持ちかけてきた。
おとなしくピー助をわたせば、金を払ううえのび太たちをタイムマシンで日本に帰してくれるという。

その晩話し合うのび太たち。
スネ夫はやつらの条件を飲み日本に返してもらおうという。
しかしそんなのはピー助にとって幸せなはずがないと反論するのび太。
タケコプターはもう完全に壊れてしまったとドラえもんに言われても、じゃあ歩いてでも行こうと言い張る。
そんなのび太に、ジャイアンは自分はのび太と一緒に行くと宣言する。
タケコプターを落としたとき、のび太は手を離さないでくれた。だから今度はのび太の手を離さない。
スネ夫も負け、一同はピー助を奴らに渡さないことを決心する。

そのころ2034年・大富豪ドルマンスタンの屋敷に覆面の男が現れていた。
男がピー助を売ろうとしているのはこのドルマンスタンだった。
ドルマンスタンに明日人間狩りをしないかと持ちかける男。
はなからのび太たちが取引に応じるわけはないことを見抜いていたのだ。
翌朝白亜紀にやってきたドルマンスタンと男はバギーで逃げていくのび太たちを見つけると銃撃を始めた。
だがそれはドラえもんの道具で作ったラジコンと偽者のおとりだった。怒る男たち。
ラジコンを操作している電波をキャッチすると、すぐ本物の追跡を始める。
のび太たちは川をいかだで下り、からになった男たちの基地を襲いタイムマシンを奪おうとしていた。
しかしすぐに男たちに見つかり攻撃を受けてしまい、いかだは二つに別れてしまった。
反対岸にぶつかるジャイアン・スネ夫・しずかを乗せたいかだ。
のび太とドラえもんを乗せたいかだは滝からまっさかさまに落ちてしまった。
目を覚ましたのび太とドラえもん。ピー助も無事だ。
2人はピー助を外に残し、ジャイアンたち救出のため急いで男たちの基地に向かう。

413 :のび太の恐竜:2005/07/25(月) 21:08:02 ID:???
眠っているジャイアンたちの意識を読み取り基地乗っ取り作戦を知った男たちは
やがてやってきたのび太たちをあえて基地の中に侵入させる。
そこには縄でつるされた3人の姿があった。ピー助を渡せと迫る男。
さもなくばしきりの向こうの餓えたティラノサウルスをこちら側に招き入れるという。
ピー助は外に置いてきたと訴える二人に、ウソをつくなと迫る男。
その間にもどんどんしきりは開いていき、ティラノの獰猛な姿が現れてきた。
必死で訴えるのび太たちの言うことをようやく信じ、しきりを止めようとした男。
しかしそれを止めドルマンスキーは「これは見ものだ」と続けさせる。
ついにティラノが部屋に入ってきた。
しずかをつまみあげるティラノに必死で殴りかかるのび太。しかし効くはずもない。
ところが突然ティラノが尻尾を振りはじめた。
なんとこいつは、以前ドラえもんのきびだんごを食べたティラノだったのだ。
一気に形成は逆転。基地を破壊し男たちを追いまわすティラノ。
そこに以前からハンターに目をつけていたタイムパトロールがやってきて、事態は収束に向かう。

タイムパトロールに日本まで送ってもらったのび太たち。
そこでのび太はピー助に別れを告げる。
走り出した船に追いすがろうとするピー助。
「きちゃだめ!ぼくらがなんのためにここまで連れてきたと思ってるんだ!」
それでもなおのび太を呼びつづけるピー助の声を振り切るようにして、船は超空間に消えた。
叫びつづけるピー助。
だがそんなピー助の周りにフタバスズキリュウの仲間が集ってきた。
群れに迎えいれられるピー助。

現代に戻ってきたのび太たち。皆は家に帰っていく。
夕焼け空を見上げるのび太。
その晩のび太はピー助と遊んでいたボールを抱きしめて眠りについた。
そこには白亜紀の海で仲間と仲良く遊んでいるピー助の姿が確かに見えたのだった。

《完》

414 :のび太の宇宙開拓史:2005/07/25(月) 21:08:59 ID:???
巨大な宇宙船に追いかけられている小さな宇宙船。
乗っているのは、少年と言葉を喋るウサギのような生き物だ。
このままでは逃げ切れない、危険だがワープするしかない。
そうして少年たちを乗せた宇宙船は超空間に姿を消した。


昼寝から目を覚ましたのび太。いやにはっきりとした夢をみたことを覚えている。
そこにジャイアンから呼び出しがかかった。
いつも野球をやっている空き地が隣町の中学生に乗っ取られてしまったのだという。
のび太に取り返させようとするジャイアンとスネ夫。
しかしのび太は中学生たちを怒らせてしまい、飛んできたボールを頭に受け気を失ってしまう。
そこで夢の続きをみたのび太。

…ワープに失敗してしまった少年と不思議な生物・チャミー。
宇宙船は超空間の中で停止してしまっている。
とにかく修理しようと倉庫の扉を開けた少年だったが、なんと扉の向こうは見知らぬ部屋につながっていた。
あまりの空気の汚さに扉をしめる少年…

そこで目が覚めたのび太。
空き地を取り返せなかったことに怒るジャイアンから逃げしずかの家に逃げ込む。
しずかのとりなしで代わりの空き地を探すことになり、ドラえもんに頼むことになるが
やはりドラえもんはそんなことは無理だという。
どこか遠い星にでも…とのび太は考えるが、しかたなく今夜は眠りにつくことに。

…食料の残りもなく困った少年とチャミー。チャミーは扉の向こうを探検してみることに。
扉にはなにかつかえてるようでなかなか開かないが、それを吹っ飛ばして飛び出したチャミー。

415 :のび太の宇宙開拓史:2005/07/25(月) 21:09:49 ID:???
そこはなんとのび太の部屋だった。
チャミーに吹っ飛ばされ飛び起きたのび太。
(縦と横が逆になっているので、のび太の布団の下のタタミが倉庫の扉とつながっていた)
逃げ回るチャミーだが空気の悪さにすぐにへばってのび太たちに捕まってしまう。
そんなチャミーに自分の夢とチャミーたちの現実がリンクしていたことを知ったのび太は
ドラえもんと一緒に宇宙船に行き、少年・ロップルとも仲良くなる。
ロップルとチャミーはトカイトカイ星からコーヤコーヤ星に帰るところだったのだという。
ワープ失敗による超空間の歪曲によって、お互い聞いたこともないような遠くの場所が繋がってしまったのだ。
ドラえもんのタイムふろしきで宇宙船の壊れた所を直すことができ船は超空間を抜けることができた。
タタミの穴が消える前にと慌てて部屋に帰るのび太とドラえもん。
すぐにこのつながりも消えるだろう。ロップルたちに別れを告げる。

次の日、ジャイアンたちに見つからないように遠回りして家に帰ったのび太。
しかしそこには先回りしていたジャイアンとスネ夫が待ち構えていた。
空き地を出せというジャイアンにとりあえず野球ゲームを与え帰らせたドラえもん。
ロップルとチャミーは無事についただろうか。
なにげなくタタミを持ち上げてみると、なんとそこにはまだ宇宙船に通じる穴が繋がっていた。
驚いて向こう側に行き外に出たのび太たち。そこは二つの月が昇っている不思議な星だった。
家ひとつない荒地を不思議に思うのび太だったが、ここを野球場にしてはどうかと思いつく。
そこに突然海もないのに大津波が襲ってきた。
2人は救命いかだに乗り込み、そのまま夜を明かすことに。


416 :のび太の宇宙開拓史:2005/07/25(月) 21:10:52 ID:???
翌朝、何もなかった大地から家がむくむくとわきあがってきた。
そこからチャミーが飛び出し、春がきた喜びにはしゃいでいる。
続いて出てきたロップルたちにドラえもんのいかだは発見され、四人は再会を果たす。
ロップルの母と妹のクレム、そしてロップルの友達ブブに紹介されたのび太たち。
この星では冬の猛吹雪と春の大洪水を避けるためにそれが住むまでは地中に家を沈め生活しているという。
ここは開拓星で、ロップルたちはもともとはトカイトカイ星で進化した人類なのだが、
そこがビルでいっぱいになってしまったために無人の星をみつけては移住しているのだ。
この星はロップルの父が見つけ、皆で開拓した星なのだ。

流されたカーゴを探しに鉱山までやってきたのび太たち。
そこでこの間ロップルの宇宙船を追いまわしていたガルタイト鉱業のカーゴを発見する。
ガルタイト鉱業はあくどいことを平気で行い、ロップルの父親も事故に見せかけて奴らに殺されたのだ。
しかしトカイトカイ星に本社を持つ大企業なため、証拠がなければ警察も動かないのだという。
いまもこの星はガルタイトのかたまりのため住民を追い出し星ごと手に入れることを狙っているのだ。
「ガルタイト」とは鉱石の結晶で、二つをずらしてこすると反重力エネルギーが起こり飛んだりできるのだ。
ロップルたちの文明を支えている貴重な鉱石である。
その夜ロップルたちに今度は友達も連れてくるといい家に帰ったのび太たち。
二日も家を空けてしまったとママを恐れるが、なんとまだ二時間しかたっていないと知り驚く。
向こうはこっちと時間の流れ方が違うらしい。
喜び、次の日さっそくみんなを連れて遊びに行ったのび太たち。
荒地から見違えるように自然が広がった町を見て驚く二人。
ロップルたちは学校に行くため、先に五人で野球を始めることに。
しかしこの星は地球にくらべ重力が小さすぎるため、うまくすることができない。
軽く打った球は空の果てまで飛んでいってしまうし、ちょっと跳ねただけで大ジャンプになってしまう。
そこにボールがぶつかりカーゴに穴があいて怒ったガルタイト鉱業のやつらがやってきた。
銃を使って攻撃してくるのをなんとか逃げ切るが、怒ったジャイアンたちは帰ってしまう。

417 :のび太の宇宙開拓史:2005/07/25(月) 21:11:41 ID:???
次の日、空き地を取り戻したジャイアンはのび太を仲間外れにするがのび太は意にかいさず
今度ガルタイトの奴らに会った時のためないよりマシだろうとおもちゃの銃を持ってロップルたちの元に遊びに行く。
ついたところはトカイトカイ星。どうやらロップルたちは買い物にきているらしい。
すぐに合流しコーヤコーヤ星に向かうが、またしてもガルタイトの奴らが現れ攻撃をしかけてきた。
途中の小惑星に不時着したロップルたちを追ってくるガルタイトの男2人。。
迫ってくる2人に思わず銃を打ったのび太。ところがなんとプラスチックの弾なのにもかかわらず
男たちにダメージを与えることができたのである。さらにのび太の力でも男たちを殴り倒すことができ、
2人は重力の小さいこの星では自分達はスーパーマンなことに気づいた。
こうして改めてコーヤコーヤ星の人々に歓迎されたのび太とドラえもん。
のび太はロップルに父の形見のショックガンを渡され、これから皆とこの星を守ることを約束するのだった。
こうしてのび太はジャイアンたちと仲直りもすることもなくコーヤコーヤ星に通いつづけた。
ガルタイトの奴らから星の人と自然を守り、ロップルやクレム、チャミーたちと友情を深めていった。
すむ星は離れているが、いつまでも、いつまでも友達でいようと誓い合うのだった。

ある日川の水に毒が流されていることに気づいたのび太とドラえもん。
2人は川の上流を辿っていくと、思ったとおりそこにはガルタイトのやつらがいた。
スーパーマン対策に頑丈に装甲されたカーゴに素手では歯がたたなかったが、
岩石を上から落とすことによってやっつけることに成功した。
その報告を聞いたガルタイト鉱業の主任は、遂に本社から強力な応援を呼ぶことにした。
やってきた男の名はギラーミン。
彼は「コア破壊装置」でこの星を中心から破壊すると言い出す。
事前に住民に警告をし、それでも聞かないやつらは勝手にこの星と運命を共にすればいい。
そう言い放つギラーミンに主任が警察の介入などはどうするかと問うと、
そこは表向きは事故に見せかけるのだという。
それを飲み、スーパーマンの始末をまかせる主任。

418 :のび太の宇宙開拓史:2005/07/25(月) 21:12:20 ID:???
コーヤコーヤ星に秋がやってきた。もうすぐのび太たちがやってきてから一年がたつ。
クレムと仲良くするのび太を影からみて嫉妬するブブ。
そこにガルタイトの男が現れブブをギラーミンのもとに引っ立てていく。
のび太たちがどうやってこの星にきているのかを聞き出したギラーミンは
男たちにロップルのカーゴの扉に爆弾を仕掛けさせた。
コア破壊装置のアームもついに星の中心まで届き、その影響で火山が活動を始め動物達が逃げ出していく。
この異常な状況に、こんなときこそスーパーマンがきてくれるはずだろう…と騒ぎ出す住民たち。
彼らはこの状況を知らないのだからととりなすロップル。

そのころのび太たちは毎日遊びまわっていることに腹を立てたママに、外出禁止令を出されてしまった。
最近はガルタイトの奴らがあまり手を出してこない。そこに不安は感じながらも抜け出せないのび太たち。
しかしどうにも胸騒ぎが収まらず、遂に決心しタタミ持ち上げるがそこにママがやってきてしまう。
なんとママは見張り役にしずかを連れてきたのだ。慌てて手を離すと、タタミの下に衝撃がはしった。
そのとき向こうではカーゴが大爆発を起こしていた。
もうのび太たちに会えないと嘆くロップルとチャミー。
コーヤコーヤから逃げ出していく人たちも現れ始めた。
だが、父が血のにじむような苦労をして開拓した星を捨てることができないロップルは
遂に鉱山に一人で調査に行くことを決心する。
一人残されたチャミーはカーゴの残骸の中から倉庫の扉を発見し、のび太たちは違う次元から
やってきたのだから今でも空間は通じているかもしれないことに気づく。
扉をぶち破りのび太の部屋にやってきたチャミー。
タタミの下を覗くと、超空間の中かなり離れた場所にロップルたちの星の出口が見える。
ロップルのピンチを知り、しずかに「ママに言いつけたってかまわない」と言い残し二人は穴に飛び込む。
それを見たしずかは急いでジャイアンとスネ夫に助けを呼びに行った。
あんな奴はもう友達じゃないと強情を張る2人だったが、のび太たちのピンチを知り二人を追いかける。

419 :のび太の宇宙開拓史:2005/07/25(月) 21:12:55 ID:???
破壊装置を発見したロップル。しかし監視ボールがうようよいるためそれ以上近づけない。
ついに見張りに見つかってしまうが、それを助けたのはのび太とドラえもんだった。
喜ぶロップル。チャミーをいれた四人で力を合わせ敵に立ち向かうことを決心する。
ドラえもんの道具を使い姿を変え、破壊装置に近づいていく。
しかしギラーミンに見破られてしまい敵が押し寄せてきた。対抗するも巨大なカーゴには適わない。
慌てすぎてヒラリマントを出そうとしてタイムふろしきを出してしまうドラえもん。
それを救ってくれたのは、ブブに案内されて追ってきたジャイアン・スネ夫・しずかだった。
みんなの友情に胸を熱くするのび太とドラえもん。
しかし装置のほうは爆発ギリギリに達しようとしている、
そこにギラーミンが姿をあらわした。
噂に聞いた腕利きのガンマン・のび太との一騎打ちを求めるギラーミン。
向かい合う2人。ピクリとも動かない。次の瞬間、2人が同時に銃を撃った。
よろめくのび太。しかし倒れたのはギラーミンのほうだった。
勝利に湧く一同だが、爆発にはもう間に合わない。
ところがなぜか爆発装置の光がぐんぐんと薄まっていくではないか。
様子を見に行ったドラえもんが突然笑い出した。
なんとさっき放り投げたタイム風呂敷が爆発装置に引っかかっており、起動前の状態まで戻っていたのだ。
星の無事も守られた。そしてそこに警察が集りガルタイト鉱業は逮捕されることに。
完全な勝利である。

のび太たちにお礼をいうロップルたち。
超空間の出口は来たときよりも遠ざかっている。もう。来ることはできないだろう。
「忘れないよ…いつまでも」「僕だって…」
クレムがくれた雪の花を受け取ると、みなに別れを告げのび太たちは穴に飛び込んだ。
部屋に帰ると、タタミの下はもうただの床に戻っていた。
そして、超空間の出口が開くことは二度となかった。

でも、雪の花を見るたびにのび太は思い出すことができる。
ロップルのこと…チャミーのこと…クレムのこと……
そして、望遠鏡にもうつらないほど遠いコーヤコーヤ星での毎日のことを…。

《完》

420 :のび太の大魔境:2005/07/25(月) 21:13:39 ID:???
雨の降る中、一匹の犬が町をさまよっている。
空腹に倒れかけた犬は、ゴミ捨て場でエサをあさっている野良犬をみつける。
襲い掛かろうとしてきた野良犬を不思議な力で追い払った犬。
しかし生ゴミには口をつけず、去っていった。


空き地でスネ夫が演説している。
地球上にはもう僕らの探検できるような謎や神秘が残っていない。
しかしドラえもんなら未開の秘境や魔境が見つけられるはずだ、と。
というわけで家に帰りそれを伝えさせられたのび太。
仕方なくドラえもんは衛星を飛ばし地球の隅々までの写真を家に送らせることにする。
最初は投げやりだったドラえもんだったが、のび太がジャイアンが怖いからというだけの理由でなく
本気で魔境を探そうとしている決意を知り協力的になり一緒に写真を調べることに。
しかしママにお使いを頼まれさっそく腰を折られたのび太は、空き地で一匹の犬を見つける。
のび太に見向きもしない犬だったが、のび太がジャイアンたちに「今アフリカを調べている」と聞いた途端に
なぜかのび太に興味を持ったようで家までついてきてしまう。
ママが怒るから動物は飼えないと追い払おうとするのび太。
そこにママが帰ってきて、銀行の通帳とハンコを入れた鞄をなくしてしまったと大騒ぎ。
しかし犬が鞄を見つけてくれ、喜んだママのお許しがでてこの犬を飼うことになった。
お風呂に入れ見違えるように綺麗になった犬にペコと名前をつけるのび太。

その晩、探検に出かけるもそこはテーマパークだったという盛り上がらない夢を見たのび太。
目を覚まし、やはり魔境なんかないのかなと思ったそのとき部屋の中に不思議な声が聞こえてきた。
「求める世界はアフリカにある。ジャングルの奥深くの深い霧に閉ざされた山に白き巨像がある」
そこに巨万の財宝がある、そう声は言った。

421 :のび太の大魔境:2005/07/25(月) 21:14:18 ID:???
次の日も写真を調べるのび太とドラえもん。
しかし膨大な量の写真を前にして、気分転換にペコの散歩にでかけることにする。
そこでしずかと出来杉に会い、魔境探しをしていることを言うが出来杉に完全否定されてしまう。
その言葉に萎えてしまった2人は裏山で昼寝を始めてしまう。
家に帰った二人は先に帰ったペコが勝手に写真を送らせていた事を知り怒るが、
ペコが見つけた一枚の写真を見て驚くことに。
なんとそこに写っていたのは、ジャングルの奥地に立つ巨大な石像の姿だった。
出来杉によるとここは常に雲がかかっている部分で、衛星で写真をとることができない場所だという。
しかしドラえもんの道具にはそんなことは関係ない。
ついに魔境を見つけたといって喜ぶ二人。さっそく明朝探検に出発することにする。

いつもの仲間5人にペコを合わせ、目標の100メートル前から探検を始める一同。
しかしジャングルにいるのは穏やかな動物ばかりで求めていたスリルやドキドキは起こらない。
その上テストの答案を隠すだのテレビ番組をビデオにとり忘れただので頻繁にどこ出もドアを使って
戻るものだから、だんだんジャイアンの期限が悪くなってきてしまう。
しかし食事休憩を取り心機一転した五人は、改めて歩き始めることに。
今度はスリルを出す為にドラえもんの道具で猛獣を誘い寄せることにした。
次々現れる猛獣を秘密道具で倒していくがジャイアンだけ見せ場がない。
怒ったジャイアンはその日探検を切り上げ町に戻ってきた皆に
「探検なんかくだらない!」といって探検禁止令を出してしまう。
その夜寝ていたジャイアンに声が聞こえてきた。
目を覚ますとなんと目の前に巨神像・バウワンコが立っており「一度思い立った探検をやめるとはそれでも男か」
と叱咤した。そして石像までの地図を渡し、台座には宝が隠されてあると言うと消えていった。
翌朝皆を呼び出したジャイアンは、再び探検に出発することを宣言する。
わら半紙にサインペンという何ともインチキ臭い地図ではあるが、皆も探検が嫌いなわけではないので行くことに。
しかしジャイアンは出発前に「道具を使うのは卑怯だ」と昨日使った道具を空き地に置いていってしまう。

422 :のび太の大魔境:2005/07/25(月) 21:14:47 ID:???
昨日の続きからスタートした五人とペコ。
ドラえもんの出した探検用の船で川を遡るが、ジャイアンが持ち場(舵取り)から離れてしまい
船が壊れワニにまわりを囲まれてしまう。ワニを倒せるような道具は全て置いてきてしまった。
そこでどこでもドアで帰ろうとするが、なんと空き地に置いてきたドアはゴミと間違えられ燃やされてしまっていた。
逃げることも戦うこともできない五人。大ピンチである。
と、突然原住民のような人々が現れワニをやっつけ助けてくれた。
彼らの村の祭に招かれた五人。そこに飾ってある神像が写真の石像と同じことに気づきそこまでの道を尋ねる。
しかし道がとても危険なことを知り怯えた皆はもうやめようと提案するが、ジャイアンはそれを許さない。
それを聞いた村人は、神の恐れを知らないものに関わると神の怒りをかうといって五人を追い出してしまう。
追い出された一同はとりあえず今夜はキャンプ帽の中で休むことにする。
道具を置いてきてしまったこと、家に帰れなくなったことなどを嘆く四人にジャイアンは
「どうせみんな俺のせいだ!」とどなって部屋に引きこもってしまう。
布団に入ってきたペコにだけ本音と涙を見せるジャイアン。自分なりに責任を感じていたのだ。

とにかくバウワンコの像に向かい前進を始めた五人。
ジャイアンは常に一歩離れ最後尾をついてくる。
滝は無事に越えたが、サバンナに出たところでライオンに囲まれてしまった。
飛び出すペコとそれを追おうとするジャイアン。
そこに突然巨神像が現れライオンを倒してくれた。
驚く五人に「王国への道は開かれた。いざ進め少年達よ」というとバウワンコは消えてしまった。
そこに戻ってきたペコ。のび太は一瞬ペコの顔と巨神像の顔をダブらせる。
その晩キャンプであの巨神像について話し合うスネ夫たち。ジャイアンは一言も喋らない。
しかし不気味な声が聞こえるとまっさきに外に様子を見に行く。
どうやら自分達の目指す谷の方角から声は聞こえているようだ。不安に襲われる一同。

423 :のび太の大魔境:2005/07/25(月) 21:15:21 ID:???
不気味な声のする谷に着いた五人。しかし見事スネ夫がこの声のカラクリを見破った。
それを見ていたペコが、なんと突然二本足で立ち言葉を喋り始めた。
ペコは実は自分はバウワンコ108世の子・クンタック王子なのだと話し始めた。
今まで現れた巨神像は、ペコの首飾りの宝石で作ったホログラムのようなものだという。
ペコはこの先にある犬の王国から、地底の川に流されてやってきた。
そこは人とは違う進化を辿った犬達が住む国である。ペコはそこの王子だ。
ペコに案内されとりあえず川を遡り王国に侵入した一同。
しかしそこには敵が待っていた。
それはペコから王位を奪った大臣・ダブランダーである。
まず腹心の部下であるブルススの家に向かったペコ。しかしブルススはすでに捕まり、家は無人になっていた。
そのとき外でダブランダーの兵に追いかけられていた子供・チッポを助けたペコ。
チッポから村の人は皆連れていかれ、兵器・火を吐く車と空飛ぶ船を作らされていると聞いたペコは
ついにダブランダーが世界征服という恐ろしい野望を実行に移そうとしていることを知る。
ダブランダーは人間の国へ攻め込もうとしているのだ。

今から五千年前、すでにこの国では火を吐く車、空飛ぶ船が発明されていた。
しかし賢明な当時の王が、兵器の研究をいっさい禁じることにし、代わりに巨神像をたて国の守り神とした。
だがペコの父王の代に大臣のダブランダーが野心を持ち、密かに古代兵器の研究を始めたのだ。
それに気づいた父王は暗殺され王子のペコも捕らえられ、死んだことにされ生き埋めになることになった。
だが墓地へ向かう途中ペコは棺おけごと川に転げ降ち、そのまま流され人間の世界にやってきた。
そして帰国のチャンスを待つうちにのび太たちとめぐり合ったのだ。

王子帰還を知ったダブランダーはすぐさまペコに追っ手を向けていた。
それをかわしブルスス救出に向かう一同。
なんとか成功するが、王宮に侵入したことがバレ大騒ぎになってしまう。
ダブランダーに捕らえられていたペコの恋人のスピアナ姫も、騒ぎによって王子が生きていたことを知る。
しかしそれは偽者だといい姫に自分との結婚を迫るダブランダー。

424 :のび太の大魔境:2005/07/25(月) 21:16:00 ID:???
ブルススを加えた一行は、隠れ家で作戦を練ることにする。
バウワンコ1世の予言が今こそ実現しようとしていることを喜ぶブルスス。その予言とは
「王国が重大な危機にさらされたとき、十人の外国人が巨神の心を動かし国を救う」というものである。
あとの五人はどこからくるのか、巨神の心とは何かといぶかしむ五人。巨神像に関係あるのか。
おなかがすいたと泣き出すチッポ。
そこでドラえもんは「先取り約束機」という道具を出す。
この道具にあとで必ずするからと約束すると、その結果を今得ることができるのだ。
「あとで必ず食事をするから」と約束し、腹を膨らませた一同。

次の夜。とりあえず巨神像に向かうペコたち。
しかしそこはすでにダブランダーの部下たちが先回りして待ち伏せられていた。
ここはブルススに任せ疾走する五人とペコ。
だが遂にダブランダーが古代兵器を戦いに投入してきた。
森の奥に逃げる一同。
これ以上皆を巻き込むことはできないといい一人で突入することを決意したペコ。
一人像の方に姿を消していった。
自分も行くとジャイアンが歩き出した。四人には「危ないから逃げろ」と言い
皆の制止も聞かずペコのあとを追いかけていく。
ジャイアンはずっと責任を感じ続けていたのだ。そして今こんな形でその責任を取ろうとしている。

爆撃の中ペコに追いついたジャイアン。
ペコは必死でジャイアンを説得しようとするが、遂に負け固い握手をかわす2人。
歩きつづける二つの影がいつのまにか五つになる。
のび太・しずか・ドラえもんの影だ。
三人を追い返そうとするペコとジャイアン。しかしそこに空から爆弾が降ってきた。
巻き起こる砂煙。無事を確認しあう影の数がさらに増えた。
現れたのはスネ夫だった。

「なんだよ。またいっしょになっちゃった」とジャイアン。
「そうだよ。みんな一緒だよ。これかなにが起こるとしても僕らはず〜っと一緒だよ」

425 :のび太の大魔境:2005/07/25(月) 21:16:59 ID:???
六人は歩きつづけ、遂にダブランダーの待ち構える巨神像の前に辿りついた。
全力で走って、誰か一人でも神像の中に入ろう。覚悟を決める六人。
とうとう予言のあと五人の外国人はこなかったね、という言葉に閃いたしずか。
先取り約束機に一心に何かを約束している。
遂に走り出したペコたち。と、そこに空から何かが現れた。
なんと、それはもう一組の自分達だった。

「驚くのはあとにして」と神像に急かすもう一人のドラえもん。
兵隊たちは他の四人が引き受けてくれた。
神像の中に入ったのび太たち。もう一人のドラえもんに導かれ、目指すは神の心ただ一つである。
頂上の部屋に到達した一同の前にあったのは、ハートの形をした巨大な彫刻だった。
力を合わせ、ネジのようにそれを回すと、なんと巨神像が動き始めた。
こうして古代兵器と兵隊たちを倒した一同。
しかしダブランダーは一人王宮に逃げたという。
スピアナ姫が危ない。巨神像に乗って王宮にかけつけたペコは
ダブランダーを倒し姫と感動の再会を果たすことができた。

現れたもう一組のドラえもんたち。
それはしずかが先取り約束機で「あとで必ず過去の自分達を助けに行くから」
と約束してきた未来の自分たちだったのだ。
どこでもドアを置いて去っていく未来の自分達。

こうして王国に平和は訪れた。
宝を受け取るよう言われた一同だが、受け取りを拒否し王国の再建資金にあてるよう言う。
そして、ペコに別れを告げ帰ってきた五人。
しかし五人にはまだやるべきことが残っている。
そう、過去に戻ってピンチに陥っている自分達を助けに行くのだ。
道具をいっぱい持って巨神像の秘密を教えに行こう!

《完》


426 :マロン名無しさん:2005/07/25(月) 22:54:12 ID:???
>>425
乙、子供の頃この終わり方好きだったなあ

427 :マロン名無しさん:2005/07/25(月) 23:41:21 ID:???
火宵の月(花とゆめ)をお願いします

428 :マロン名無しさん:2005/07/26(火) 00:15:25 ID:???
>>427
それはララだ

429 :マロン名無しさん:2005/07/26(火) 00:17:00 ID:???
うわーはにろ未読だけど、おもしれーなあ
書いてる人乙です

それにしても、ライナスの変貌ぶりが
いろんな意味で一番ショックだwwwww

430 :マロン名無しさん:2005/07/26(火) 00:20:06 ID:???
ドラ乙。
責任を感じるジャイアン(・∀・)イイ!!

431 :マロン名無しさん:2005/07/26(火) 02:18:25 ID:???
火宵の月は途中からストーリーないぞ

432 :マロン名無しさん:2005/07/26(火) 04:07:50 ID:???
内容がないよう

433 :らんま2分の1:2005/07/26(火) 11:33:58 ID:tdOeSNuB
まとめサイトみたらなかったので。

格闘技をおしえる天道道場で父と娘3人で住む天道家、
そこに早乙女乱馬と親父が中国からやってくるという。
天道の父と早乙女の親父は若き日の修行の日々を
一緒にすごした、仲間だった。

そして、天道の父は娘3人にいう。「お前たちの誰かが、乱馬と
結婚して、道場のあとをついでくれ」末娘のあかねが選ばれる。

ところがやってきた乱馬は女だった。がっかりする天道の父の前に、
今度は乱馬と同じ髪型の男の人があらわれる。なんと、「乱馬は
特異体質で、水をかぶると女に、お湯をかけると男になる」というのだ。

それなら、まあいいだろう、ということで、あかねと乱馬は
許婚となる。しかし、乱馬は女よりも修行のほうに興味があり、
二人の仲はあまり進展しない

ところが、あかねは男に非常に人気があり、久能や良牙、
五寸釘といったあかねにほれた男たちが、あかねにいいよる。
そこへ、中国の田舎のおきてで、乱馬と結婚しなければならなくなった
シャンプーや、乱馬のもう一人の許婚だという右京があらわれ、
大変なことになる。

ストーリーは短い話が多く、
@あかねに惚れた男たちが乱馬を倒そうとする話
A乱馬に惚れた女たちがあかねを倒そうとする話
B乱馬が特異体質をなおすためにさまざまな努力を重ねる話。
この3つが大半。

ラストは、物語的なくぎりはなく、
「延長戦」といって、乱馬とあかねがみつめあって、おしまい。

434 :うる星やつら:2005/07/26(火) 12:28:20 ID:tdOeSNuB
諸星あたるは宇宙人のラムと鬼ごっこをすることになった。
鬼ごっこに勝たないと宇宙人によって地球が滅ぶ。その選手に選ばれたのだ。
ところが宇宙人の相手のラムは空を飛べる。

「勝てるわけない」と落ち込むあたるに、恋人のしのぶが
「勝ったら結婚してあげる」という。命がけでラムに襲いかかり、
鬼ごっこに勝つあたる。「やったかった。結婚してくれーー」
としのぶに叫ぶあたる
これをラムが、「そうかじゃあ、結婚してやるよ。」と答えて、
ラムはあたるの家にすみつくようになる。

ラムがすみついてからというものの、あたるの家には、
ラムの宇宙人の友人がおしよせたり、ラムの元婚約者がやってきたり、
しのぶにはふられ、とドタバタさわぎがずっとくりかえされる。

最後はラムに「自分のことを好きだといってくれ」といわれて
「いや断る」とあたるがいって。ラムがでていく。
あたるはラムをおって、別の星までいく

(おしまい)


435 :賭博黙示録カイジ:2005/07/26(火) 12:42:18 ID:tdOeSNuB
プータローのカイジは、高級車にいたずらするのが趣味。
今日もベンツにいたずらをしてきた。そこへ、黒服の男がやってきた。
「借金を払え」なんとカイジが昔の仲間に保証人としてサインをした証書
が有効で、カイジは莫大な額の借金を払わなければいけないのだ
ただ、「あるゲーム」にかてば、借金はチャラになるという。
「あるゲーム」をやるために、カイジは豪華客船へのりこむ。

そのゲームとは、ポーカーのようなもので、巧みな心理戦がないと
勝てないものであった。負ければ、実験動物として売られる。

なんとかかったカイジだが、豪華客船からでてくると、
借金がへってはいなかった。
ポーカーに勝つ工作で結構つかってしまったのだ

そこへまた黒服の男がやってきて、「次のゲームはどうだい?」
もちろんカイジはのる。
ゲーム会場で、いろいろなゲームをやって勝ったカイジは、
最後に黒服のボスに戦いを挑む。しかし、負けてしまい。
指を全部切り落とされる。

436 :賭博破壊録カイジ:2005/07/26(火) 12:52:38 ID:tdOeSNuB
前作で切り落とした指をなんとかつないカイジ。
医者の腕がよかったのだ。ただ、医療費などモロモロで
1000万円の借金が残った。そのため、治ってほっとしたのも
つかのま、黒服の男たちに拉致される。

カイジがついたのは地下の作業場。そこでは賭博が作業員たちの
娯楽として人気があった。カイジはそこで賭博の元締めの班長の
いかさまをあばき、ヒーローとなる。いかさまをあばいて
手に入れたカイジは一時的に作業場をでる。しかし、
完全開放の金にはまだ遠い。

そのため、裏世界のパチンコ屋にいくことにする
そのパチンコ屋は、買てば10億円相当もらえるのだ。
そこで、カイジは競馬場で知り合ったオジサンと二人で
協力して、勝つ。オジサンは喜んで娘の美心をカイジにくれる
という。(次作の賭博堕天録カイジの冒頭で、デートを楽しむ)
また、地下にいた仲間たちもその金で助けて、みんなでいっぱい飲んで、
ハッピーエンド

437 :マロン名無しさん:2005/07/26(火) 13:55:03 ID:???

らんまもうる星もカイジも未解決欄にないが

438 :マロン名無しさん:2005/07/26(火) 14:05:55 ID:???
>>1
>要望が出ていないものは敬遠される傾向にあります。


439 :Honey Rose:2005/07/26(火) 15:25:54 ID:???
ドラえもん大長編超乙です!

のび太の恐竜キタアァァ!(・∀・)
昔、すごいこれ大好きでした。今でも好きだけどやっぱり自分が小さいときに
見たドラえもんは思い入れが違うますね。ピー助との別れに何度涙した事か…。
後、『のび太の大魔境』見たことなかったですけど見たくなってしまった。
レンタル屋行かなくちゃ。

≫406-407
フィオナ健気過ぎてむしろ泣けてきます。あと確かに『はにろ』は世界名作劇場みたいな
雰囲気ありますね〜。ポリアンナとかも思い出します。
話が進むと段々とミステリアス、というかサスペンスめいた感じも出てきます。

てなわけで『Honey Rose』第三話投下。

440 :Honey Rose:2005/07/26(火) 15:27:34 ID:???
フィオナは死んだ黒猫を抱きしめていたが、ライナスとトーマスが
やって来て、一緒に猫の墓を作ってくれた。
フィオナの胸元は猫の吐いた血で汚れている。
「かわいそうに。墓碑にはなんて書こう?」
「野良だし、名無しだったからね」
ライナス達の言葉をうつろに聞きながらフィオナは墨で出来た
黒いチョークで猫の墓にぎこちなく綴る。
ふぃ、お、な
ようやく覚えた自分の名前のスペルだ。
「フィオナ!何を」
慌ててライナスがチョークを取り上げるが、フィオナはこの子は
私なの、と呟くとそのまま倒れてしまう。
ベッドで横になっているフィオナの部屋をエリオットがこじ開けようとしていた。
「勉強がイヤでさぼってんだろ!お見通しだぞ!
顔みせろ!フィーオーナー」
「下品な真似よしてください!お嬢様は本当に具合が悪いんです!」
アニーが怒りも露にエリオットを部屋に入れないようにしている。
彼女の意識がエリオットに向かっている隙にトーマスが窓に近づくと
フィオナを連れ出してしまった。アニーが気づいたときには既にフィオナは
おらず、『ハミルトン盗賊団参上』と書かれた紙だけが残されていた。
「幽霊?毎晩見るの?」
トーマスはフィオナの元気がない理由を尋ねたのだ。
「死んだ人は天国に行くんだ!幽霊なんかいるもんか!」
エリオットはフィオナの言葉にそう言う。きっと天国にいけない理由が
あったんだよ、というトーマスに対しても、だったらどんな理由だよ!、と
えらそうにしていた。彼らが話している間もフィオナはウィリアムが言った
言葉が離れず、顔を覆って泣き出してしまう。
「ロウランドさんは、お父さんが他の人を好きになったから辛くて
死んじゃったんだって。ウィリアムお兄さんがそう言ってたわ」

441 :Honey Rose:2005/07/26(火) 15:34:33 ID:???
「ロウランドさんの幽霊を見たの?」
トーマスにそう聞かれるが、フィオナは分からないと首を振るばかりだ。
「誰か分からなきゃ理由だって知れないじゃないか!」
エリオットにそう怒られるが、フィオナはだってだって…とくり返す。
エリオットの考えで彼らはヴィンセントの部屋に行く事にする。いつものように
実験をしていた彼の元へ突然、死んだ人の写真を見せて!と乗り込んだ。
「キングとかスタンリーとか!」
ヴィンセントの部屋を勝手に探し回るエリオット。トーマスもまた
ヴィンセントに遺品が残っていないかと尋ねた。
戸惑うヴィンセントだったが、エリオットは彼の部屋の中から
日記帳を見つける。日付は八年前。筆跡は女のものだった。
スタンリーの日記だ。
「幽霊になった理由を探せよ!終わりの方!」
エリオットとトーマスはヴィンセントの母である女性の日記を読み進めた。
「『幻視、幻聴続く。喉の奥に重みを感じる』」
その文章にフィオナは思わず喉を押さえる。まったく同じ症状があるのだ。
「何を見たんだろう。『風の音とは違う。あれはすすり泣く声』」
フィオナは思い出す。夜になると聞こえてくる、泣き声、子供の足音……。
「こっちは…『南館屋上の角からキングが身を投げるのが見える』」
間違いなかった。スタンリーもまた、フィオナと同じものを見て
同じものを聞いたのだ。フィオナの脳裏にロレンスの言葉がよみがえる。
『あらぬものを見たと騒ぐとおかしくなるかして死んじまう』
フィオナ達がヴィンセントの部屋で来ていた時、ウィリアムの部屋には
ライナスが来ていた。
「伯爵は正餐会当日にしか帰らない。そう電報があった」
ウィリアムはライナスにそう伝えるが、ライナスはウィリアムに
それよりも気になっていた事を彼に話す。
「フィオナの様子がおかしいんです、まるで……スタンリーのように」
「キングのときのように?」

442 :Honey Rose:2005/07/26(火) 15:35:14 ID:???
キングの名前にライナスは言葉をつまらせる。だが必死になってウィリアムに訴えた。
「お願いです。私程度では」
「君が適任だ」
そう告げるとウィリアムはライナスの瞳を、ひたと見据えた。
「過去を贖え」
その言葉に顔をこわばらせるライナス。苦しげに息を吐くとただ、言った。
「……何をしても、死んだ人間は帰りませんよ」
「知ってるよ」
そしてライナスはウィリアムの部屋を後にした。
ヴィンセントの部屋ではまだエリオット達が、館で死んだ女達と
フィオナが見た幽霊について話していた。
「ロウランドは首吊りだろ。キングは身投げ。スタンリーは?」
「い、医者は衰弱死だって、し、診断したよ…」
ヴィンセントはエリオットの問いにそう答える。
「ロレンス兄さんが女の人は縁起が悪いって言ってたね」
「使用人の女はどうなんだよ!」
そう話していると、声を聞きつけたのかライナスが窓の外にいて
彼らを怒鳴りつけた。
「フィオナ!今すぐ部屋に戻りなさい。そんな薄着で出歩いて!
こじらせたらどうするんです」
謝るフィオナに、逃げ出そうとするエリオットとトーマス。
だがライナスは二人の後ろ襟を掴むと逃げられないようにした。
「首謀者は誰だ?」
ライナスの問いにエリオットとトーマスは迷わずヴィンセントを指差す。
巻き込まれただけのヴィンセントは思わずぎょっとした。
その言葉にいつも温和なライナスが、別人のように凶悪な顔で
ヴィンセントを睨みつけた。
「ちっ、違……」
慌ててヴィンセントが否定するに至って真犯人の二人が口を割った。

443 :Honey Rose:2005/07/26(火) 15:35:46 ID:???
「お日様の光を浴びた方が元気になるかなって…」
「寝たきりでフィオナのいじけ虫が治るもんか!」
ライナスは自分の上着をフィオナに着せ掛けると部屋に
連れ帰るために外に出た。
「僕、昨日見つけたんだ!向こうの廃墟の中に庭があるんだ!」
「ほんと!? どんな?」
ライナスとフィオナについて来たエリオットとトーマス。
だが二人は突然寄り道しようとし始める。思わず頭を抱えるライナス。
すぐにでも駆けていきそうな二人を見ていたフィオナだったが、ふと
後ろに気配を感じて振り向いた。小さな子供のようだった。
「誰かいた……」
誰もいなかったし、見なかったよ、と言われてもフィオナは
確かに誰かいたのだ、と辺りを探し始めた。
すると彼女が気配を感じた場所に人形が落ちていた。煤けて汚れており
来ている服はぼろぼろになっている。ライナスがそれを見て驚いた。
「ここには…、六年前まで別館があってウィリアムと妻子が住んでたんです。
ウィリアムが留守の間に火事がおきて…」
娘のアリスを助けようとして、ウィリアムの妻レイチェルは燃える館に
戻って娘共々そのまま帰らぬ人となった。
「アリスは口が達者なおしゃまさんでね。生きていれば九歳になる」
この汚れた人形はその、アリスの持ち物だったのだろう。
(ロウランドさんは死んだ。スタンリーさんは死んだ)
「私も死ぬ?」
フィオナは人形を抱きしめると、ライナスにそう尋ねた。
「誰だって死ぬよ。誰も抗えない。メトセラですら969年で死んだ」
(ウィリアム兄さんの奥さんも、小さな娘も死んだ)
「自分のお母さんを苦しめた人を兄さんなら愛せる?」
フィオナの言葉にライナスは驚く。
「フィオナ、いつから悩んでいるの?誰かに相談は?」

444 :Honey Rose:2005/07/26(火) 15:36:20 ID:???
フィオナは首を振る。ライナスはフィオナを見つめるが、彼女は目をあわそうとしない。
ライナスはフィオナの頬に手を当てた。そしてもう一つの手も使って
ぱち、と彼女の頬を軽く叩いた。
痛いというより驚いて目を見開いた彼女の顔を手のひらで包むと
ライナスは沈痛な面持ちで言った。
「他人に迷惑をかけまいとする努力する姿勢は立派だ。
だが周りの…私の気持ちを考えた事が?」
フィオナの肩に手を下ろしライナスは続ける。
「もしこの先、君に何かあったとき。君を救えなかった、
君に相談してもらえなかった、無力な自分を生涯責めるよ」
その時、ウィリアムの部屋。ウィリアムは写真立てに飾られた妻子の写真を眺めていた。
だが、その写真立てを閉じてしまう。
「母に何が、起こってどんな悩みを抱えて身を投げたのか誰も知らない。
何も残ってない。残された私たちの気持ちが君に想像できるか?」
遠い目をしながら閉じた写真立てを見つめているウィリアムの所に
小さな女の子の姿が駆けてくる。
彼女は、ウィリアムに何かをせがんだ。ウィリアムは立ち上がると彼女に
せがまれるままにバイオリンを手にした。そのバイオリンをウィリアムが
掲げると、いつのまにかもう一人、部屋に誰かが現れていた。
黒髪を結い上げた女性で、傍らの子供を抱き上げると椅子に腰掛けて
ウィリアムを見つめていた。二人の体は透けている。生きている人間ではなかった。
ウィリアムはその二人に向かって演奏を始めた。
その音色はフィオナ達の元へも届く。
「知ってる曲だ。誰が弾いてるの?」
「ウィリアムですよ。めずらしいな…」
トーマスはフィオナに、この歌うたえる?と問い掛けた。
「お母さんがいつも歌ってたから…」
我が家、我が家、懐かしい家…。エリオットとトーマスが歌う。
「懐かしい家、そこにまさるところはない……」

445 :Honey Rose:2005/07/26(火) 15:37:43 ID:???
フィオナの歌声が重なる。すると突然トーマスは何か思いついたように叫んだ。
「フィオナ、歌だ!正餐会だよ、歌えばいいんだ!」
「なるほど」
ライナスも思わず手を打つ。今まで歌は思いつかなかったのだ。
そしてライナスは、フィオナを背負うとこう言った。
「よし!一緒にアニーに怒られに行きますか。練習はその後!」
アニーの名に思わずエリオットは逃げかかる。
「はい共犯君、逃げない」
フィオナは、ライナスの背中で以前ライナスが口にしていた言葉で尋ねる。
「私は難しい子?」
「うん、難しいね」
自分で聞いたものの、ライナスの答えに傷つくフィオナ。
だが、ライナスはその後にこう続けた。
「大事な妹だから、扱いに困るよ」
大事な、妹。フィオナは思わず泣きそうになりながら呟く。
「にいさん」
フィオナは何度もライナスを呼ぶ。その度にライナスも答えた。
「にいさん…」
そう呼びかけると、フィオナはライナスの背中に顔を押し付けてしまう。
「泣き虫!」
ライナスは背中のフィオナに向かって、笑いながらそう言った。
フィオナは歌の練習のため、ピアニスト志望の異母兄、双子のルイスとイアンの元にやって来た。

446 :Honey Rose:2005/07/26(火) 15:39:35 ID:???
「下品な半音半音」「楽譜を無視しろと習ったのさ」
「「その方がよりセブンダイアルズらしさを表現できるから!」」
二人に音痴を指摘され、赤面するフィオナ。だがトーマスは彼女の声をほめた。
ライナスもまた、やっと形にできそうなものが見つかり、嬉しさを噛みしめていた。
(よし、今までで一番マシだ)
そしてライナスは伯爵へと手紙を書いていた。傍にいたフィオナに
一筆書かないか、と尋ねる。
「早く会いたいですって書いて」
「自分で書きなさい」
「つづりが解らないし…、下手だから恥ずかしいもの」
その言葉にライナスはわざと、握った手で軽くフィオナの頭をこづく。
ライナスの気安い反応が少し嬉しいフィオナ。そして覚えたてのサインを
たどたどしく綴りながら、それを伯爵への手紙に同封してもらう事にした。
そしてフィオナは焼け跡の庭で見つけた人形を洗って、煤や汚れを落とすと
今度は破れた所をつくろっていた。
(見返りを求めたら、それは愛とは呼べない)
ウィリアムの姿を探し、人形を渡すフィオナ。
「勝手に洗ってごめんなさい。汚れてかわいそうだったから…」
きれいになった人形をしばし黙って見つめるウィリアムだったが
顔をあげると、フィオナに言った。
「……ありがとう」
(お父さんから分けられた血を信じて、ただ慕おう)
ウィリアムに礼を言われた嬉しさから、フィオナはライナスに抱きついた。
ライナスもまた、抱きついてくるフィオナの肩を抱き寄せて歩いていた。
(私にできるのは、くじけないことだけだから)

447 :Honey Rose:2005/07/26(火) 15:40:49 ID:???
「ねえ本当に幽霊が出たらどうするの?」
フィオナの部屋でトーマスが枕を抱えながら眉を下げてそう言っていた。
今夜はフィオナの部屋でライナス、トーマス、エリオットも一緒に四人で寝るのだ。
「幽霊なんて深層心理が見せる妄想だよ。おきがけの夢です」
フィオナの髪の毛を結びながらライナスは、トーマスにそう答えた。
「ライナスは牧師だぞ、悪い幽霊は逃げてくさ!」
エリオットがフィオナのベッドの上でごろごろ転がりながらそう言う。
何かあれば遠慮なく起こしなさい、とライナスに言われてフィオナは
久しぶりに恐怖を感じずに夜を迎えた。
(兄さんたちがいるから怖くなかった)
長い、真っ直ぐな黒髪の女がフィオナを見ている。飛び降りたキングとは
違う。口から血を流している女とも違う。また別の女だ。
(初めてその目を見た)
フィオナはライナスの腕に抱きついて幽霊の女と瞳をあわせる。
(ウィリアム兄さんと同じ、哀しい目だった)

―― 『Honey Rose』第三話 完。

448 :マロン名無しさん:2005/07/26(火) 15:54:21 ID:???
乙神

449 :マロン名無しさん:2005/07/26(火) 16:02:22 ID:???
すごい!乙です。毎回楽しみにしています。

450 :マロン名無しさん:2005/07/26(火) 16:08:34 ID:???
おもろいですな

451 :マロン名無しさん:2005/07/26(火) 18:26:26 ID:???
>434
ちょっ、待っ、
うる星のラストが違うぞ(A` 三; 'A)?

「好きだといってくれ」と言われたあたるの返事は
「いまわのきわに言ってやる」だよ。
それだけ突っ込ませてもらう(・ω・)ノシ

452 :大長編ドラえもん:2005/07/26(火) 19:39:09 ID:???
はにろキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!(お返し・笑)
毎回ホントに楽しみにしてます。がんがってください!
「大魔境」いいですよ。ジャイアンが男ですよ。ペコとの友情もいいですよ。

>451
もう一回おにごっこするんですよね。泣けます。

ではドラ4・五作目投下します。

453 :のび太の海底鬼岩城:2005/07/26(火) 19:40:05 ID:???
夏休み、海に行くか山に行くかでもめているいつものメンバー。
そこでドラえもんは海の中の山に登る事を提案するが、海底なんて薄気味悪いといって皆帰ってしまう。
怒ったドラえもんは、水中バギーを出し一人で海底にキャンプをしにいくことに。
それにこっそりとついて行こうとするのび太。
しかしバギーがいきなり海に潜ろうとしたため溺れかけ、ドラえもんに気づかれてしまう。
ドラえもんはテキオー灯という道具の光線をのび太に当て、改めて2人はバギーで海に潜ることに。
テキオー灯を使えば24時間どんなところでも住めるようになるのだ。
海の中でも陸上と同じようにいられることに驚くのび太。
テキオー灯のおかげで辺りも暗くならず、まるで昼間のように明るいまま。
さっそく深海底まで潜り、キャンプによさそうな海底の山々を発見する。

海中でとった写真を見せしずかをキャンプに誘ったのび太。明日出発することにする。
しかしママに夏休みの宿題を終えるまでは遊びに行ってはだめだといわれてしまう。
やる気を見せるのび太だが、すぐにあきらめてしまう。
そこに、バミューダ沖で発見された宝を積んだ沈没船が
引上げ作業の途中に姿を消してしまったというニュースを見たジャイアンとスネ夫がやってきた。
自分達が行くのは沈没船の見つかった大西洋ではなく太平洋だからね、とドラえもん。
ジャイアンが行き先を変えさせようとするが、スネ夫のとりなしでとりあえず言うことを聞くことにし
自分達も一緒にキャンプに行くことにする。
そこにのび太の宿題の様子をみにしずかがやってきた。
のび太の宿題が終わるまでなんて、それじゃ永久にいけないかもしれない。
そう考えた四人の励ましやら脅しやらのおかげでのび太は何とか三日後に宿題を終え、ママのお許しをもらえた。

454 :のび太の海底鬼岩城:2005/07/26(火) 19:40:45 ID:???
翌朝、キャンプに出発し水深2000メートルの山に降り立ったのび太たち。
さっそくドラえもんの道具でものすごい立派なテントを建て食事をすませる。
この日は深海をドライブして深海魚ツアーをすることにした五人。バギーに乗り込み出発。
色々な魚を発見しバギーに解説させるが、安物のせいか口は悪いし知識はいまいち。
と、突然近くの海底火山が活動を始めた。泥が舞い上がり視界がよくないため逃げ出すことに。
その途中のび太は巨大なイカを見たが、みんなにはそんなのいるもんかと馬鹿にされてしまう。
スリルを楽しんだと満足してテントに戻ってきた五人。
その晩はキャンプファイヤーでバーベキューをすることに(もちろんドラえもんの道具で)。
食事の後スネ夫は海の怪談「魔の三角地帯」について話し始めた。
そこは宝を積んだ沈没船が見つかった場所と同じ所で、通りかかった船や飛行機はなぜかみな姿を消してしまうのだ。
僕らでその謎をときにいこうと言うスネ夫に、そんな危険なところには絶対に行かないとドラえもんは宣言する。
しかしジャイアンとスネ夫はどうしても行方不明になった沈没船を見つけ出したいと考える。

翌朝目覚めたドラえもんは、ジャイアンとスネ夫、そしてバギーが姿を消していることに気づき慌てる。
なんとテキオー灯の効果があと一時間で切れてしまうのだ。大慌てで追いかける3人。
しかしタケコプターでバギーのスピードに追いつくはずがない。
バギーのスピードが速すぎるから「とりよせバッグ」は使えない。どこでもドアも四千メートル離れた海の上。
とにかくタケコプターでぶっ飛ばすドラえもんたち3人。

そのころジャイアンたちは徐々にあたりが暗くなり息苦しくなってきたことに気づいた。
テキオー灯の効果が切れそうなことに気づいたバギーだが、今さら戻っても無駄だと言い走りつづける。
ついに放り出された2人を冷静に見つめるバギー。


455 :のび太の海底鬼岩城:2005/07/26(火) 19:41:21 ID:???
タイムリミットを迎え泣き崩れるのび太たち。
そこでようやくとりよせバッグでどこでもドアを取り寄せればよかったことに気づいたドラえもん。
自分を激しく責めながらも、ドアでジャイアンたちのもとに行くことに。
岩陰にもたれ動かない二人を見て涙する3人。
しかしなんと2人は生きていた。不思議に思いながらも大喜びする一同。
ジャイアンとスネ夫は全部バギーのせいにして、バギーに殴りかかる。
行けといわれたから行っただけだと怒るバギー。
もともとあまり調子もよくなかったし廃車にしてしまおうかと考えるドラえもんだったが、
バギーには善悪の概念がなく命令を守っただけなのだから壊すなんて可哀想と言うしずかの言葉に思い直すことに。
ジャイアンたちも反省し、みなはバギーでキャンプに帰る事にする。
バギーはすっかりしずかに懐いてしまった。
しかし2人が無事だったのは何故だろうか。誰かがテキオー灯をあびせてくれたとしか考えられないのだが…。

キャンプは続行することにして、マリアナ海溝に出かけた一同。
そこでジャイアンが沈没船を発見した。どうやらこの船はバミューダで発見されたものらしい。
誰かが引上げ作業の前にわざわざこんな所に運び隠したようだ。しかし誰がなぜそんなことを。
ひとり怖がって中に入らず外で待っていたのび太。
そこに巨大な怪魚が現れのび太に攻撃を加えてきた。必死で逃げるのび太。
しかしドラえもんたちが船の中から戻ってきたころには怪魚は姿を消していた。
どうせまたのび太のみた幻だろうといわれてしまう。

キャンプ最後の夜、眠りについたしずかをバギーが外に呼び出した。
なんとバギーはジャイアンとスネ夫を助けてくれた人のことを見たのだと言う。
そしてそれを記録したテープをスクリーンに映し始める。
そこに映ったのは、倒れた二人に近づいてくる不思議な乗り物だった。
そこから降りてきた2人の男。「なぜ陸上人が…」と言いながら2人にテキオー灯をあびせてくれた。
そこにしずかを探しにきた他のメンバーも加わって映像の続きを見ることに。
ジャイアンたちを運ぼうとする二人の男。そこに昼間のび太が見た怪魚が現れ男たちに攻撃を始めた。
男たちはそれをバトルフィッシュと呼び、慌てて逃げ出した。映像はここで終わっている。

456 :のび太の海底鬼岩城:2005/07/26(火) 19:41:53 ID:???
男たちは海底人だろう。そして海底人には敵がいるようだ。
怪魚が実在していたからにはきっと巨大イカだっているはずだ、とのび太。
そこになんと本当に巨大イカが現れのび太たちを攻撃してきた。
テントに逃げ込む五人。しかしテントは壊され、五人はイカに捕らえられてしまう。
そこに現れ五人を助けてくれたのは海底人だった。
お礼を言おうとするのび太たちを問答無用で気絶させた海底人。

…のび太は夢をみていた。早く家にかえらなくちゃ…。
そこに声が聞こえてきた。故郷はこの海じゃないか。あらゆる生物は海からうまれたのだ。
海から陸に上がっていった生命。しかし再び海に帰っていった生物もいる。そう、例えば海底人。

目が覚めたのび太。そこには同じ夢を見ていたドラえもんとしずかもいた。
そこに一人の海底人がやってきた。彼はのび太たちが危険な人物でないか判断するために気絶させたのだという。
なぜなら海底人たちは陸上人の血みどろの歴史を見てきたため、陸上人には厳しいのだ。
三人は安全と判断したから客として迎えるが、ジャイアンとスネ夫は凶暴性と嘘つき性がでたから
地下牢に閉じ込めてあると彼・エルは言う。お願いだから出してあげて、というしずかに負け地下牢に向かうが、
そこで暴れている二人を見て様子をみることになってしまう。

ここはマリアナ海溝の底にある、ムー連邦首相公邸である。
エルによると「魔の三角海域」には鬼岩城があり、そこに無理に立ち入ると世界は破滅するという。
あの沈没船は、その近くをうろうろされたくないために海底人が運んだものだった。
その後首相に会わされた3人。市民権を与えるから、二度と帰る事は許さないと言われる。
陸上人に海底人のことを知られたくないためだ。
誰にもいわないと訴えるが、国境を越えたら死刑にするといわれてしまう。
怒ったドラえもんはジャイアンとスネ夫を助けると、国外脱出を始める。

457 :のび太の海底鬼岩城:2005/07/26(火) 19:42:28 ID:???
町の外へ逃げ出した五人にエルたちが追いかけてきた。
ドラえもんの「カメレオンぼうし」に乗り込み地中に姿を隠す五人。
国境を越えることはできたが、この帽子では垂直には動けないため海溝の終わりで立ち往生してしまう。
エルたちは上に昇るためにはそのうち姿を現すだろうといって上空から離れない。
そこにバトルフィッシュが現れた。不意打ちをくらい墜落するエル。
とどめを刺すために戻ってきたバトルフィッシュをみて、思わずジャイアンが助けに飛び出してしまう。
エルを救った五人だったが、集ってきた海底人たちによって再び捕らえられてしまう。

自分を助けるために飛び出してくれた勇敢な五人を無罪に、と訴えるエル。
しかし頭の固い上の連中は取り合ってくれない。激昂するエル。
そこに「鬼岩城が活動を始めた!」との報告が入ってきた。騒然とする邸内。
鬼岩城には誰一人として近づけないようにしていた。だが海底火山の爆発を鬼岩城がキャッチしてしまい
臨戦状態に入ってしまったのだ。さらに、近々また大規模な噴火が起こるという。
そんなことになったら世界は破滅である。
それを防ぐには鬼岩城に潜り込みポセイドンを破壊するしかない。
だが死の壁に囲まれ死の軍団に囲まれた死者の国にかなうはずもない…。
そこでエルは首相に提案した。「不思議な力を持つドラえもんの力を借りれば潜入できるかも」と。
ドラえもんに頭をさげ、世界を救って欲しいと頼む首相。
こうしてドラえもんたち五人とエルは、バギーで鬼岩城に向かうことになった。

バギーのがんばりのおかげで一日でだいぶ近づくことができた。
テントでお礼をいうしずかにバギーは、しずかのためなら壊れても構わないという。
エルは皆に、とんでもない冒険に巻き込んですまないと謝ると、詳しい説明を始めた。

458 :のび太の海底鬼岩城:2005/07/26(火) 19:43:05 ID:???
ことの起こりは何千年も前のこと。
海底の国々は、太平洋のムーと大西洋のアトランチス、それぞれ二つの連邦に属していた。
二つの連邦は激しく争い、遂にアトランチスが鬼角弾(核ミサイル)を作り出した。
アトランチスは自国の周囲に海から空までバリヤーを張り、ムーが降伏しなければ
世界中にこの鬼角弾を発射すると脅した。だが皮肉なことに、その後すぐアトランチスは滅んだ。
核実験の失敗により国中に放射能が広がったのだ、バリヤーにより外の世界は無事だった。
しかし国は滅びても、鬼角弾と鬼岩城のポセイドンは残っている。
ポセイドンは自動報復システムのためのコンピューターである。
このまま火山が爆発したら、ポセイドンはこれを敵の攻撃と受け取り鬼角弾を発射するだろう。
そうなったら地球は一瞬にして死の星になってしまう。
それを防ぐために自分達は向かっているのだ。

敵の領海に近づいた一行。バトルフィッシュがうようよしている。
こいつらは敵を探し攻撃するだけの機能を持ったロボットである。
遂に魔の三角地帯に辿りついた。バリヤーにかかれば即死である。
そこで一同はドラえもんの帽子に乗り込み地中から乗り込むことにした。
もしも地中までバリヤーがのびていたら…。
だが六人は、無事に侵入することに成功できた。無事を喜び合う。
バギーに乗って鬼岩城の神殿に向かう一同の前に、船と飛行機の墓場が広がる。
魔の三角地域の謎、それはみなバリヤーにひっかかって墜落したのだったのだ。
さらに先を進むが、音に敏感な鉄騎隊が集ってきた。
ひとまず隠れ、奴らの戻っていく方向に神殿の位置を定めた六人。しかし一向に見つからない。
そこでしずかが、自分が囮になり捕まるから、そのあとをつけるという作戦を提案する。
皆心配するが、決行することに。そして遂に鬼岩城まで辿りついた。
ポセイドン破壊としずか救出を誓い、それぞれ武器を持ち神殿に侵入した五人。
襲いくる鉄騎隊をかわしながら、目指すはポセイドンただひとつである。

459 :のび太の海底鬼岩城:2005/07/26(火) 19:44:30 ID:???
ポセイドンの前に連れられたしずか。
アトランチスはとうに滅びたと言ってもポセイドンは聞く耳を持たない。
攻撃を受け眠りから覚めたからには世界中に鬼角弾をふりそそぐという。
そんなことはさせない、というしずかにポセイドンは外の仲間の映像を見せつける。
敵の攻撃を受け落下していくドラえもん。他の仲間も次々と捕らえられていく。
そしていま、火山が活動を始めた。…いよいよ噴火するのだ。
生贄としてしずかの首をはねさせようとするポセイドン。
そこにドラえもんが駆けつけたが、力尽き倒れてしまう。
ドラえもんに覆い被さり涙を流すしずか。「もう、おしまいなのね。なにもかも」

「ナイテイルノ?シズカサン」
そこに声が聞こえてきた。バギーの声だ。
「ナカナイデ、ボク、シズカサンノタメナラナンデモスル」
そう言うとドラえもんのポケットから飛び出してきたバギー。
「シズカサンヲイジメルナンテユルサナイ!」
叫びながらバギーはポセイドンに向かって走り出した。攻撃を受けてもなお突っ込んでいく。
そして、ついにポセイドンに飛び込んだバギー。
大爆発を起こすポセイドン。

爆風に飛ばされたしずかとドラえもん。
気がついたドラえもんはポセイドンを倒したことに気づき喜ぶが、しずかからバギーのことを聞く。
とにかく噴火の前に逃げなくては。捕まった仲間を助け鬼岩城をあとにした六人。
これでもうアトランチスが復活することもないだろう。

ムー連邦に戻り、功績をたたえられる六人。
勇敢なこの六人の少年達と、身を捨てて世界を救ったバギーの功績は永久にこの国に語り継がれるだろう。
バギーのかけらを見つめるしずか。一生忘れないと誓う。
地上に戻った五人。エルと固い握手をかわす。
「いつの日か、海底人と陸上人が仲良く手を取り合える日まで…」
きっとくるその日まで、別れを告げ、エルは海に帰っていった。

《完》

460 :のび太の魔界大冒険:2005/07/26(火) 19:45:18 ID:???
魔法使いになり、捕らえられたしずかを助け出す夢を見たのび太。
魔法が使えたらなあと目が覚めたあとも夢をみる。
ドラえもんに魔法を使える道具はないかと聞くが、やはりそんなものはないと言われてしまう。
ドラえもんに付き合いゴミ捨て場に行くと、なんとそこで捨てられているドラえもんの石像を発見する。
怒りながらもほっておけないと持って帰ったドラえもんは、とりあえず庭に置いておくことに。
のび太は石像がうなったような気がするが、ドラえもんに否定されてしまう。
そこにジャイアンとスネ夫が野球の試合に呼びに来た。
試合中ものび太は「もし魔法が使えたら」と空想し続けミスばかりしてしまう。
魔法なんてやっぱりないのかな、と思ったのび太は出来杉に聞きに行くことにするが
魔法より科学が発達したため、魔法は現代にはないとキッパリ言われガッカリしてしまう。
そのまま裏山でぼんやりしていると、今度は木の上からほうきとのび太の石像が降ってきた。
驚いて家に持ち帰り、ドラえもんに見せたのび太は
「ひょっとして魔法にされた僕たちかも」と閃くがドラえもんに一蹴されてしまう。
その晩、自分たちを呼ぶうめき声に気づいたドラえもんとのび太。
階下に下りてみると、昼間の石像が姿を変え家の中に入ってきていた。
驚くが、やっぱりただの石である。不思議に思いながらも庭に戻す二人。

気味が悪くてなかなか眠れないのび太。
そのときのび太は遂に魔法を使う方法を閃いた。「もしもボックス」を使えばいいのだ。
さっそく魔法を使える世界にしたのび太とドラえもん。しかしいくら呪文を唱えても魔法は使えない。
ついにはあきらめて眠りについた2人。
目覚めたドラえもんは庭に石像がなくなっていることに気づく。
しかし空を見上げてビックリ。町の人が空飛ぶ絨毯に乗っているのだ。
やっぱり自分達は魔法の世界にきたのだと知って喜ぶ二人。
しかしママにうちには高級品の絨毯はないとい言われ、なんだか期待していた世界と違うことに気づく。
学校に行っても一番簡単な物体浮遊術も使えないのび太。皆にさんざん馬鹿にされてしまう。

461 :のび太の魔界大冒険:2005/07/26(火) 19:46:26 ID:???
家に帰ってきたのび太は、魔法を使うにも勉強や高価な道具が要るこの世界にがっかりし
元の世界に戻そうとする。
そこにジャイアンとスネ夫が、のび太がほうきに乗れないのをわかってながらホーキングに誘いにくる。
悔しがるのび太とドラえもん。せめて簡単な魔法が使えるまでは帰らないことを決意する。
さっそく物置にしまってあった古い教科書を探し出して物体浮遊の練習を始めるのび太。
小石を持ち上げることはできないが、様子を見にきたしずかのスカートをめくることに成功する。
のび太が記憶喪失になったことにしてしずかに色々教えてもらうことにしたドラえもん。
一緒にほうきに乗せてもらったのび太。しずかはタケコプターで飛ぶドラえもんを見てびっくりする。
どうやらこの世界では科学が迷信になってるらしい。

高井山に着いた3人は、そこでサルのような生き物を追いかけているジャイアンとスネ夫を見つける。
突然サルが魔法で2人を攻撃してきた。気絶する2人。
のび太たちはとりあえず近くにあった屋敷に2人を運ぶことにする。
不思議な屋敷に住んでいたのは、魔学博士の満月博士とその娘・美夜子だった。
2人を手当てしてもらう間に、博士の唱える魔界接近説について尋ねるしずか。
信じる人は少ないが、確かに事実だと力説する博士。
大地震、大台風のあとには世界の終わりが待っているという。
帰りは回復したジャイアンたちを乗せて美夜子が絨毯で送ってくれた。

世界の終わりと聞き、もう元の世界に帰ろうと決めたのび太たち。
ところが、ママがもしもボックスをゴミに出してしまい、すでにスクラップにされてしまっていた。
責任を押し付け合い大喧嘩する二人は絶交してしまう。
その晩超大型台風接近のニュースを見た2人。
お互い独り言で相手に明日満月博士の家に行ってみることを伝え合う。
翌朝競い合うように出かけるのび太とドラえもん。
空を飛ぶドラえもんに遅れをとるのび太だが、ドラえもんがわざと落としていったタケコプターで追いつき
結局2人は仲直りして、合流したしずかも一緒に満月博士の家に向かうことに。

462 :のび太の魔界大冒険:2005/07/26(火) 19:47:05 ID:???
ところが昨日あった場所から家は姿を消していた。そして代わりにいたのは一匹のネコ。
連れて行って欲しそうなネコだが誰も飼えないので、おいて帰っていく3人。
ジャイアンたちと一緒に博士の家のことを先生に聞きに行くが、先生は博士の説を完全否定する。
博士によると悪魔族は魔界と呼ばれる他の天体からきた異星人で、地球侵略を狙い接近してきているのだという。
しかし先生はとりあってくれないので、一応納得した五人は家に帰ることにする。
家に帰ると、昼間のネコが家までついてきてしまっていた。
その晩、雲間が晴れ月の光が部屋に差し込むと、なんとネコが美夜子の姿に変身した。
美夜子は魔物に襲われ魔法をかけられてしまったのだ。
雲の上にあがり月明かりの下で人間の姿を保つと、美夜子は2人に説明を始めた。
満月博士は遂に魔族と戦う手がかりを「魔界歴程」という古代書に見つけたのだが、
それに気づいた魔物に連れ去られてしまったのだ。
美夜子は2人に、一緒に魔界に行って大魔王デマオンを倒して欲しいと言い出す。
予言によっていつもの五人が運命に選ばれたというのだ。
他の三人を呼び出しそのことを伝えるが、皆に断られてしまう。
のび太とドラえもんも、たった3人じゃあと怖気づいてしまい、落胆した美夜子は一人去ってしまった。

翌日も大型台風はどんどん近づいてくる。
美夜子の身が気になるのび太。自分がこんな世界を作ってしまったばっかりに…。
遂に決心したのび太とドラえもんは、博士の屋敷跡に向かいそこで美夜子と再会する。
ホンヤクコンニャクでネコ姿のままでも会話できるようになった美夜子。
魔界歴程を取りに戻ったのだが周りに悪魔がいるために結界から出られないのだ。
そこにしずかが現れて悪魔から攻撃を受けるが、ドラえもんの道具で倒すことに成功する。
自分達でも悪魔を倒せることに力づいたのび太たち。
そこにやはり気になって来ていたジャイアン、スネ夫を合わせ、いざ魔界に乗り込むことにする。

463 :のび太の魔界大冒険:2005/07/26(火) 19:47:43 ID:???
美夜子のキャンプ用大型絨毯で宇宙に飛び立った六人。
魔界歴程によれば、魔界は黒い炎に包まれているのだが南極の空に炎の切れ目があるのだという。
そこを目指す一同。ついに魔界侵入に成功する。
燃え上がる絨毯をみて侵入者に気づいた悪魔たち。
のび太たちは海を渡り悪魔の住む大陸を目指し飛び始める。
怪しい人魚の歌に引き寄せられ怪物に食われそうになるが、ジャイアンの歌によって回避。
大陸につくと今度は恐ろしい「帰らずの原」が待ち受けていた。
なんとかドラえもんの道具を使いそこから抜け出すが、次に入り込んだのは猛獣の住む森だった。
「石ころぼうし」を使い猛獣に気づかれないようにして森を抜けるが、そこでタケコプターは壊れてしまう。

ようやく大魔王の城に到着した六人。
魔王を倒せる唯一の武器・銀のダーツを各自で持つと、再び石ころぼうしをかぶり城に侵入した。
こうしてついにデマオンと対峙した一同。しかしなぜか余裕のデマオン。
みながダーツを心臓に打ち込むが、なぜか倒すどころかダメージすら与えられない。
ついには城の外に吹き飛ばされてしまった。
すぐに来るだろう追っ手から逃れるためにぼうしをかぶり別々に逃げることにしたのび太たち。
のび太は必死で逃げるが、ぼうしが破れてしまい危機にさらされる。
そこに美夜子が現れ、自分のぼうしと魔界歴程をのび太にたくすと囮になるために飛び出してしまった。
必ず助け出すことを誓い、逃げるのび太。

464 :のび太の魔界大冒険:2005/07/26(火) 19:48:17 ID:???
結局決めておいた場所に姿を現したのはのび太とドラえもんの2人だけだった。
もしもボックスで魔法の世界なんか作ったから…と嘆くのび太に、ドラえもんが閃いた。
タイムマシンであの日に戻り、ボックスを使うのをやめさせればいいのだ。
すぐにのび太の机をとりよせバッグで取り寄せタイムマシンに乗り込む2人。
しかしその様子を見ていたデマオン。メデューサに2人を追わせる。

四次元空間を泳いで追ってくるメデューサ。
のび太たちはこの時間の自分達がいるゴミ捨て場に向かおうとするが
そこにメデューサが机の引出しから飛びだしてきた。
なんとかホウキに乗り必死で逃げるのび太たち。だが追ってきたメデューサに石にされてしまう。
こうして石になりゴミ捨て場に落ちたドラえもんは過去の自分に拾われる。
同じく石になったのび太は裏山で過去の自分に拾われ家の庭に持っていかれる。
夜になり月の光によって魔法がとけた2人は、自分たちに注意しようと家の中に入る。
だが雲が月を隠してしまい、そこでまた石に戻ってしまう。
もうだめなのか…このまま自分たちは同じ歴史を繰り返すのだろうか…。

しかしそのとき、なんとドラミが現れ二人を助けてくれた。驚く二人。
ドラミは「虫のしらせアラーム」が鳴ったから心配になりかけつけてきたのだという。
こうして元に戻ったのび太は、ドラミのもしもボックスで世界を元に戻そうとする。
しかし自分たちが元の世界に戻ったあと、この世界はどうなってしまうのだろう。
ドラえもんがいうには、パラレルワールドとしてこの世界もまた存在しつづけるのだという。
それでは何の解決にもならない。
3人はタイムマシンに乗り、デマオンを倒しに行くことにする。
魔界歴程を読み直してみたところ、魔王の心臓は赤く輝く星として宇宙に隠してあると書いてあった。
今度こそ倒してやろうと決意するのび太。

465 :のび太の魔界大冒険:2005/07/26(火) 19:49:07 ID:???
魔界についた3人は、まず捕まった仲間を救出するため場所を探ることに。
危うく料理される寸前の皆を助けることができた。
絨毯を復元させた一同、魔王の心臓を捜しに再び宇宙に飛び立つ。
それを追ってくる魔王軍。
道具と魔法をフルに使い魔王軍の攻撃に対抗するのび太たちは、遂にデマオンの心臓を発見する。
最後の一本のダーツを投げるのはジャイアン。
星を目指し一直線に飛んでいくダーツをビッグライトで巨大化させるドラミ。
見事ダーツが命中し、星は火の玉となり魔界に落ち、魔族を全滅させることに成功したのだった。

地球に帰ってきた一同。
自分は違う世界からやってきたことを美夜子に話すのび太。
「あなたの地球も同じように美しい?」と問う美夜子。
それにのび太は「あんなことがあると、改めて地球っていい星だなと思うよ」と答える。
その星を守れたことに感謝する美夜子に別れを告げ。のび太とドラえもんは元の世界に帰っていった。

《完》


これすごい難しかったです_l ̄l〇
結構はしょったんで意味プーなとこ多いかもです。

466 :マロン名無しさん:2005/07/26(火) 20:03:42 ID:???
>>433
>久能や良牙、 五寸釘といったあかねにほれた男
>乱馬と結婚しなければならなくなった シャンプーや、乱馬のもう一人の許婚だという右京
ここらへん詳細きぼん

467 :マロン名無しさん:2005/07/26(火) 20:28:14 ID:???
ドラえもんの人、乙
>>459
>身を捨てて世界を救ったバギーの功績は永久にこの国に語り継がれるだろう。
>バギーのかけらを見つめるしずか。

に対し以下のコピペが忘れられない
805 名前:水先案名無い人[sage] 投稿日:05/01/04 12:23:57 ID:tjP7tPpK
俺が今まで抱えてきた問題についてみんなで考えてもらいたい。
いろいろ考えてみたが、無力な俺一人ではどうにもできなかった。
みんなの力を貸してくれ!!
「ドラえもんのび太の海底奇岩城」の感動的なラストシーンは、当時小学生だった頃から俺に解けない疑念を抱かせている。
男らしく戦ったジャイアンが敗れ、
普段貧弱なスネ夫が健闘虚しく捕まり、
射撃の腕で敵を畏怖させた延びたもついに倒れ、
捕まったしずかを助け出せるのはドラえもんだけだった。
そのドラえもんも、ポセイドンを前にして力尽きてしまう。
「もう駄目か…」
しかしその時、しずかの涙がバギーを呼び起こす!!
バギーは特攻し、その命と引き替えにポセイドンに引導を渡した…
その後、ついに平和を勝ち取った海底市民たちが開いた戦勝パレードで、のび太はしずかが手に持つちいさなネジに気づく。
のび太がたずねると、しずかは涙を隠さずに答えた。
「バギーちゃんよ」
その時である。
俺は、俺の幼稚さは、見る者の涙を誘う、一番感動的なシーンを完全に破壊してしまった。
「あれ、ポセイドンのじゃね?」
涙を流していた母親の横顔が凍り付いたのが、今でも忘れられない。
しかし機体の大きさや使用する部品、素材の頑丈さからして、最も多い「原型を留めた爆片」は、
どう考えてもポセイドンの方が圧倒的に多いはずだ。倍率にして数百倍で収まるだろうか?
俺はあのネジをバギーのものだとはどうしても考えられなかった。一緒に映画を観た近所の友達にもすごく嫌な思いをさせた。申し訳ない。
誰か、こんなひねくれた俺を論破してくれ!!

468 :大長編ドラえもん:2005/07/26(火) 20:30:43 ID:???
>467
爆笑しますた。
思いつきもしなかったよ…。

469 :マロン名無しさん:2005/07/26(火) 20:35:49 ID:???
>447
はにろ乙!!
マジで神だよ。GJ!!

漏れはあんだろからの読者だからはにろは漫画未読。
内容が知れて本当に良かった。
それにしてもライナスが敬語なの凄い違和感。
つっぱりライナスに兄ちゃん子なロレンスが離れないよ。

470 :マロン名無しさん:2005/07/26(火) 21:05:53 ID:???
はにろ乙です!!
毎日楽しみにしています。

471 :マロン名無しさん:2005/07/26(火) 21:43:25 ID:???
魔界大冒険が一番好きだった。懐かしいなぁ。

472 :マロン名無しさん:2005/07/27(水) 01:32:55 ID:???
>>466
女の状態=らんま、男の状態=乱馬

久能→らんまを乱馬だと知らず一目ぼれ。あかねのことも好きなため
どっちを選ぶべきか悶々と悩む

五寸釘→あかねや乱馬と同じ学校に通う同級生。
陰気な性格であかねに惚れており
あかねの婚約者である乱馬を快く思っていない。
名前の通り、五寸釘で乱馬を呪ったりしようとするが、いつも失敗する

良牙→乱馬を追って旅をしていた途中、水を被ると猪(豚?)になってしまう体質になる。
猪の自分に優しくしてくれたあかねに恋をする
元々乱馬が嫌いなため、何かと乱馬と対立する

シャンプー→女に負けた場合、その相手を殺す、
男に負けた場合、その相手の嫁になる掟がある村の出身。
らんまに負けたことから、らんまを殺そうと執拗に付狙っていたが
乱馬にも負けてしまい、今度は自分の婿にしようと画策する。

右京→お好み焼き屋の娘で
乱馬の父親(玄馬)が、乱馬に無断で右京と乱馬を結婚させるという約束していたが
玄馬はお好み焼きの屋台を盗み逃げてしまう。裏切られたショックで男として生きてきたが
乱馬と再会し、乱馬に対する思いが復活する。

473 :マロン名無しさん:2005/07/27(水) 04:34:08 ID:???
ちょっと質問。
>>437-438で軽く突っ込み入ってるけど、
>>433-436はルール違反になるんだよね?
夏だし……と思ってスルーしたけど、この際はっきりしときたい。
要望の出てない漫画のあらすじを書くのはアリなのかな。
アリにすると、きっと追随者が出てくるよね。

474 :マロン名無しさん:2005/07/27(水) 06:31:12 ID:???
ひさしぶりに来たらドラえもんの人、すごいなぁ

>>473
俺的には全然アリ。
ゲームのスレでもたしか「この表にないものでも書いてくれるなら歓迎」になってるしね。
ただまとめ方が悪かったり文章がまずかったりしたら非難はリクがあったときより強くなるだろうね。

475 :マロン名無しさん:2005/07/27(水) 07:09:18 ID:???
>>474
>ただまとめ方が悪かったり文章がまずかったりしたら非難はリクがあったときより強くなるだろうね。

ものすごい牽制球放るねw
俺としては、4篇も書いたのに誰からも「乙」と言われてない時点で推して知るべしだと思ったけど。
それに>>1の注意書きに入ってるってことは、過去にこういう行為で荒れたかなんかしたんじゃないの。

476 :マロン名無しさん:2005/07/27(水) 07:51:51 ID:???
初期から見てるが、このスレでそれが原因で荒れたことはないはず。

477 :マロン名無しさん:2005/07/27(水) 08:22:23 ID:???
私は、リク主が要望を出す→書き手が応えて書くっていうシンプルな図式が成り立っていて、
スレが円滑に進行している以上、あえてそれを崩す必要はないと思う。

スレが過疎ってるならともかく、今は夏休みだし、
ちょうど書き手2大巨頭が執筆中だし。

478 :マロン名無しさん:2005/07/27(水) 09:22:59 ID:???
要望を出す→書き手が書く。

に同意。
でないと範囲が無限に広がってしまうよね。
少なくともこのスレには限界があるわけだし、
要望がでたのだけで良いと思う。

今回だけは『らんま』に
興味もって知りたい人が出たみたいだから
お手打ちにしては?

追随に関しては
>>1 参照ってことで。

479 :マロン名無しさん:2005/07/27(水) 09:31:59 ID:???
別にリク以外の作品のあらすじ書いたからって荒れることはないだろうが、
あくまでこのスレの基本は「読めない漫画のストーリーを教える」ということで
教えてほしい人がいない限り成り立たないような気がする。

でも書き手が知ってほしい漫画の紹介をするってのも十分ありとは思う。
ただそれで杜撰な紹介だと正直何のために書いたんだという感想は持つだろう。
要は書き手の気持ち次第。リク外の作品紹介はある程度の力量か気概が必要かと。

480 :マロン名無しさん:2005/07/27(水) 10:09:13 ID:???
リク主がいないと独り善がりに陥りやすそうなので
「おすすめしたい漫画を紹介するスレ」でも作って
分けてほしい。

481 :マロン名無しさん:2005/07/27(水) 10:25:27 ID:???
>>473
このスレではナシの方向で

482 :マロン名無しさん:2005/07/27(水) 11:07:30 ID:???
>>480
とっくにリク主がいなくなってから書かれた奴の方が多いんじゃないかな

483 :マロン名無しさん:2005/07/27(水) 11:14:20 ID:???
テンプレも読まずにまったく何の要望もないのに書く奴ってことで
そいつの文章読む気にならなくなる。やりたいなら別スレたてろと
ここは”教えてもらう”スレでおまえのオナニー布教スレではないぞと

484 :マロン名無しさん:2005/07/27(水) 11:27:35 ID:???
>>482
うん、多いと思う
自分も書いててリク主いなそうだなと思うときあるw

485 :マロン名無しさん:2005/07/27(水) 11:41:31 ID:???
>>482
わかってると思うけど、リク主が「いなくなった」のと「はじめからいない」のは違うからねぇ
まぁ、この話題はこの辺までで、あとはあらすじ投下を楽しみに待ちませんか

486 :Honey Rose:2005/07/27(水) 15:32:56 ID:???
そういう意味でも私はまだリク主さんがここにいるうちに
見てもらえて良かった良かった。(*´∀`*)ハピネス

>ドラえもん大長編
乙神!! はにろの感想もドモです!

ああ、『海底鬼岩城』なつかしい…。映画公開は自分が誕生したときなんで
幼児の時にはそれはもう繰り返し見てました。バギーちゃん、バギーちゃん…とかやってたら
>>467
な、なんて事を…!(´Д`三;)
思わず、爆笑しますたパート2だよ。
魔界大冒険の「魔法は現代にはない」とキッパリ言うクールな出来杉くん萌え。

>>469
他の人にも喜んでもらえてみたいで良かった良かった。私は、はにろから入ったのであの優しい
ライナスが、片鱗はあったもののグレてた(当時のはにろ人物紹介にも『昔はグレてたらしい』
とか書いてあって笑える)というのがすごいビックリだったよw 
可愛かった兄ちゃん子なロレンスは成長したら何だか弟妹にはやな奴だけど
やっぱり兄ちゃん子なので安心してちょ。

という訳で『Honey Rose』第四話投下

487 :Honey Rose:2005/07/27(水) 15:34:45 ID:???
歌の練習を続けているフィオナ。ルイスとイアンが伴奏している。
「『どんな、どんなあばら家でも…』」
「『たとえどんな』。また半音ずれてる!」
イアンの指摘にぴっと、気をつけをしながら続きを歌うフィオナ。
「『訪ねるたびに陽気に歌う小鳥たちを。
何にも勝る、心のチーズと共に』」
「待って。……なんだって?チーズ?
セブンダイアルズじゃそう発音するの?」
「歌詞の意味もご存じないのさ」
ルイスとイアンはため息をつきながらそう語る。
だがフィオナはめげない。自分の知っている歌詞の意味を説明する。
「チーズはごちそうでしょ…、小鳥はチーズが好きなの」
「『何にも勝る、心の平安と一緒に』、だ!! バカ、バカ、バカ!」
どこかに行くのか虫取り網を手にしているエリオットがフィオナを罵倒する。
フィオナは平安(peace)とチーズ(cheese)を取り違えて覚えているのだ。
「だってお母さんがそうやって…」
「調子はどうですか?」
ライナスが様子を見に来るが、しょんぼりとしているフィオナに
つまらなそうな顔立ちのルイスにイアン。芳しくない事は一目瞭然だった。
「フィオナのお母さん、歌詞を覚え間違いしてたみたいだよ」
トーマスの言葉に、ライナスは動揺する。
「ねえイアン、僕ら何を教える約束だったっけ?」
「思い出せないよルイス、歌? それとも歌詞?」
二人は見つめあいながらそう言い合う。
「僕らの約束はどうなったんだろう?やっぱり神に祈らせるべきだったかな?」
「我らが牧師様はとても懐の深いお方だよ。深すぎて光が届かないほど」
遠まわしに何かを言っているルイスとイアンに、ライナスは額に汗を浮かべて言う。
「……アルカンの新譜でしょ。伯爵に頼みましたから彼から受け取って下さい」

488 :Honey Rose:2005/07/27(水) 15:35:42 ID:???
傍らで落ち込むフィオナをライナスはちらり、と見るが、これからまた
新しく彼女に暗記させるのかと思うと、思わず気が遠くなるライナスだった。
「教わったところはちゃんと歌えたんだよ、下手じゃないよ」
トーマスはそう、ライナスに伝える。だがエリオットはその横で
物覚えが悪いからダメだ、と茶々を入れた。
「ま…まあ、初日だし…ね」
そう言ってフォローをいれるライナス。その彼が帽子とコートを
持っているのを見て、エリオットがどこに行ってきたのか尋ねた。
「これから墓地に出かけるんです」
「「父さんのお墓!?」」
フィオナとトーマスは興奮して思わず叫んだ。
「僕も行く、ねえいいでしょ!?」
「私も!」
そうねだる二人にライナスは答える。
「遠いから一日がかりだよ。勉強はどうするの」
明日、二倍がんばるからと言う二人にライナスはしょうがないなあ、と
二人が一緒について行く事を許した。
「やった!」
喜ぶ二人。仕度をしてくるね、というトーマスにフィオナは
エリオットはどうするか尋ねた。
「僕、行かない」
頑なな表情で断るエリオット。背を向けて歩き出す彼をフィオナは追いかけた。
「エリオット…、具合でも悪いの?お父さんのお墓なのよ」
「会った事もない奴の墓なんかに興味ないね」
フィオナは驚いてなおも尋ねる。エリオットは父さんが嫌いなのか。どうして?
会った事がないなら好きかどうかも解らないではないか、と。
「伯爵が僕らを嫌ってたからさ」
振り向いてエリオットはそう吐き捨てる。その言葉にフィオナは言い返す。
「そんなはずないわ、伯爵が望んだから私達ここにいるのよ」

489 :Honey Rose:2005/07/27(水) 15:36:57 ID:???
「僕らを呼んだのは伯爵でも長男のほうだ。父さんじゃない」
「お父さんも同じ事望んでたってウィリアム兄さんが」
しかしエリオットは振り向きもせず、死んだ後でなら何とでも言える、と呟く。
「ウィリアム兄さんは嘘ついたりしないわ!」
フィオナは必死にエリオットに訴える。
「じゃあ、どうして僕らは『今』呼ばれたんだ!」
だが、フィオナの言葉にエリオットはそう言い放つ。
「お前には縁遠い話で解らないだろうけど、僕らは他の兄弟に
比べれば階級も低い。『価値』のない僕らはロウランドには歓迎されない!」
だから、正餐会での審査などというのは世間体を保つためだけのもの。
自分達三人は認知される事なく元の家に帰されると考えるのが妥当だ、と
エリオットはそうフィオナに説明した。
「そんなのおかしいわ、血の繋がった兄弟で何が違うの?」
フィオナはその話に反発する。
「全然違う!! ライナス達が愛されたからって僕らも同じとは限らない!」
パチパチパチ…、エリオットの血を吐くような叫びに拍手をする者がいた。
「ご明察!」
ロレンスだった。彼はまるで台詞を読むように朗々と言う。
「愛情、義務、金」
金、の言葉にエリオットは反応する。
「貴族の道楽、快楽の産物」
ロレンスはフィオナを見てそう言った。
「脛に傷持つ馬こそ跳ねよ!罪の獲物を手放さずにいて許されようなどと。
人には生まれ持った品格というものがある」
そしてロレンスは言い放つ。
「周りを見渡せ、女中の娘よ」
そう言いながらくつくつ、と笑い出すロレンス。フィオナは哀しげな顔を
するが、エリオットがその場を立ち去ろうとするのに気づいて慌てて追いかける。
だが、エリオットは自分の部屋に閉じこもってしまう。

490 :Honey Rose:2005/07/27(水) 15:38:13 ID:???
「……私、行くね……」
フィオナは自分の部屋で出かける支度をしていた。だがアニーは
まだ具合が悪いのに墓地なんて遠いところまで行くのか、と言う。
兄達が一緒だから大丈夫、というフィオナの返事にアニーは
無理はするなと釘をさした。
その時、フィオナの体に変化があった。口を押さえて身を折るフィオナ。
げほ、ごほげほっ!
「大丈夫ですかっ!」
激しく咳きこむフィオナ。水を張った器に吐き出すが、そこに影が映るのが見える。
血を吐いている女性がフィオナの耳元に口を寄せている。
「聞こえないわ……やめて……」
『彼女』はフィオナの肩に手をかけた。
「いやあっ!」
フィオナは器を手で払いのける。器は水をばらまきながら音をたてて床に落ちた。
「お嬢様……?」
怪訝そうに問うアニーに、フィオナは答える。
「私、大丈夫なのよ。セブンダイアルズでも……」
思い出そうとして、フィオナは一月前の事が思い出せない事に気づく。
「思い出せないわ…、どうしてかしら…」
「旦那様に、せめてマージ様に相談しましょう」
フィオナの口元を拭きながらそう言うアニー。
だめ、というフィオナ。医者に診てもらおうと言っても頑なに拒否する。
「このままでは死んでしまいます。私、見ていられません。
いいじゃありませんか、伯爵家の認知など。
命と引き換えにするほどじゃありますまい」
今すぐ荷物をまとめて故郷に帰ってはどうかと言うアニーの言葉を
フィオナは全身で拒絶する。
「お嬢様、死んでしまえば何もかも失ってしまいますのよ」
「あと、一週間なの。それだけ我慢すれば、正餐会で頑張ればきっと…」

491 :Honey Rose:2005/07/27(水) 15:39:00 ID:???
「無駄ですわ、お嬢様」
断言された言葉にフィオナは耳を疑う。だがアニーの言葉は妙に重みがあった。
「私がここに呼ばれたのは伯爵の意志だって!」
「いいえ、あなたは決して認められない……」
フィオナが聞いた、アニーのその言葉は思いもよらないものだった。
思わずショックを受けるフィオナの部屋の扉をトーマスが叩いた。
「フィオナ、支度できた?」
「今、行く……」
「行ってらっしゃいませ」
窓はカーテンでしめきられて薄暗く、見送るアニーの表情は窺い知れなかった。
「庭の花の方が父さん喜ぶよね」
うきうきと、トーマスは花束を作っていた。館を見上げるフィオナは
ロレンスの姿を見て表情を凍らせる。彼の後ろに、血を吐いている女性が
立っていたからだ。
慌ててライナスの元に駆け寄ると、フィオナは彼に抱きついて恐怖をこらえた。
「? 準備はいいですか?」
その姿を見てロレンスは、思わず片眉をあげると窓ガラスにタバコを
押し付けた。ロレンスの所から見えるフィオナに向かってだ。
墓地へ向かう馬車の中でライナスはフィオナに手紙を渡した。
「これ、伯爵からの返事です」
返事がもらえるなどとは思っていなかったフィオナは頬を真っ赤にして喜ぶ。
「どうしようどうしよう」
早くあけてごらん、というライナスの言葉に手紙を開いたフィオナだったが
その文面を見るなり表情を曇らせてしまう。
「な、何が書いてあったの!?」
それまでうらやましがっていたトーマスも沈んだフィオナの様子に
心配して声をかける。慌てて手紙を見たライナスは表情を険しくする。
「知らない文字なの、つづりも違う? 私、伯爵とお話できないの!?」

492 :Honey Rose:2005/07/27(水) 15:39:49 ID:???
(あのクソ野郎…! サインが精一杯の子供に……!!)
思わずライナスは心の中で伯爵を罵倒した。
「ねえフィオナ…。それ、筆記た…」
言いかけるトーマスの言葉をさえぎるとライナスは言った。
「静かにねトーマス。伯爵は、字が下手なだけです。今解読してあげますから」
伯爵からの手紙にはこう書かれていた。
『親愛なるフィオナ。名前を教えてくれてありがとう。上手に書けましたね。
今度は手紙を書いて私に送ってください。楽しみに待っています。
アルバート・ロウランド伯爵より』
「よかったね」
兄達の言葉にフィオナは顔を輝かせる。
「勉強頑張ったら私にもお手紙かけるようになる!? お返事もらえる!?」
うなずくライナスにフィオナは手紙を抱きしめた。
「ねえ、伯爵は正餐会の日に帰ってくるんだよね」
トーマスがライナスに尋ねた。正餐会にはどんな人たちが来るのかと。
ライナスが言うには、ロウランドの血縁者だけだという。
「父さんのお姉さんは?」
ロレンスの言葉を気にしていたトーマスはライナスに尋ねる。
何となく事情を察したライナスは、どんな人なのかというフィオナ達の
問いに言葉を選んで答えた。
「誇り高い人ですよ」
ライナスは幼い頃の事を思い出す。
―― 認めませんよ、庶子など!
伯母、モルゴースの言葉がよみがえる。ライナスの母は恋多き人だった。
そのため父の本当の子供のなのか疑われていたのだ。
―― 貴方の子供かどうかも怪しいものだわ、ていよくおしつけられたんですよ。
「弟である父さんと、ロウランド家を本当に大切にしていて、ずっと長い間
それを守ることだけを考えて生きてきた人だから、厳しい態度をとりがちなのは仕方ないでしょうね」
―― あんな子供をひきとったらロウランドの恥です!

493 :Honey Rose:2005/07/27(水) 15:42:06 ID:???
「……私は苦手だったけれど、父の葬儀の日、号泣する伯母を初めて見て
伯母は『全て』を失ったんだと気づいたら、今までのことを許そうと思いました。
……正餐会には来ないんじゃないかな。父がいたから伯母はロウランドを守ってきた訳だから」
それを聞いていたフィオナとトーマス。フィオナはライナスに聞き返す。
「許そうって……、許せない事があったの?」
「うん。でも、もう帰らないから」
その言葉にフィオナは誰が帰らないの、問う。
「人も時間も。何もかも」
そう言ってライナスはただ、微笑んだ。
「そうそろ来る頃だと思ったよ。やあ新顔だな」
明るい顔をした中年の男にそう言われ、ライナスは苦笑しながら握手する。
そしてフィオナとトーマスに、この方はジョン牧師だよ、と説明する。
少し前に、パイをくれた人だ。トーマスはすごく美味しかったです、と彼に礼を言う。
「ありがとう、家内に言っておくよ」
「こっちが弟のトーマスで……、こっちが妹のフィオナです」
フィオナの頭に手を置いて牧師に紹介するライナス。思わずフィオナは顔を赤くする。
「何?」
もじもじとしながら、妹だと紹介された事に照れるフィオナ。
今更何を言ってるの、とライナスに言われるのもフィオナには嬉しく、
えへへ…と笑って彼の腕に抱きついた。
「ねえ!父さんのお墓どこ?」
「一番上です。墓碑を見れば解りますよ」
ライナスに教えてもらい、トーマスはフィオナの手を引いて駆け出した。
二人の後姿にライナスは、転ばないようにね、と声をかける。
「お父さんのお墓はどこかなあ?」
父の墓を探している二人だったが、フィオナは少し先の方を見つめて言った。

494 :Honey Rose:2005/07/27(水) 15:42:38 ID:???
「ねえ、あの赤い服の女の人の……」
「? 誰のこと?」
「あのひと」
傘を持った貴婦人らしき女性が誰かの墓の前で佇んでいる。
フィオナは説明するがトーマスは分からないようだ。
「黒い服の人しかいないよ」
戸惑うフィオナ。確かに赤い服が……。その時、貴婦人が振り向いた。
逆光に照らされて彼女の影はこちらの方に伸びてくる。
瞳は暗く、その下には隈ができていた。フィオナ達を真っ直ぐに見つめている。
「伯母様……」
フィオナ達を追いかけてきたライナスが呟く。
彼女はライナス達、兄弟の伯母、モルゴースだった。
「今日、いらっしゃるとは思いませんでした。知っていれば」
「日を変えたでしょうね」
そんな事はない、というが彼女は信じない。心にやましい事が
あるから、自分にあわせる顔がないのだと言う。
ライナスは表情を暗くしたが、思い直し話題をかえる事にした。
フィオナとトーマスを彼女に紹介する。新しくひきとる弟妹だと。
「初めまして、こんにちは」
挨拶をする二人を無視するモルゴースだったが、フィオナ・ロザリンドの
名に鋭く反応する。
「こっ、こんにちは伯母さ……」
フィオナの持っていた薔薇の花束をむしり取ると、それを彼女に叩き付けた。
「……汚らわしいッ!」
そして彼女を睨み付けて言う。
「なんて下卑た色のバラ!! 吐き気がするわ!!
あの子にはもっとふさわしい花がありますよ、卑しい生まれで身の程を知りなさい。
あの子の魂をこれ以上辱めないで頂戴!」
そう言うと薔薇の花を踏みにじった。
「可哀想なアーサー!優しい気持ちをもてあそばれて……」

495 :マロン名無しさん:2005/07/27(水) 15:43:38 ID:+2IBZzBF
>>473
別にありでいいじゃん。もっとでっかくいこうぜ。

496 :Honey Rose:2005/07/27(水) 15:43:43 ID:???
「こっ、この花は僕が選んだんです。妹を悪く言わないでください」
トーマスはそう言うとフィオナの前に立ってモルゴースからかばった。
「父さんの慰めになるようにと思って庭のバラにしたんです。
それに生まれがどうって言うけど、伯母さんの方がずっと失礼です。
お父さんのお姉さんだなんて思えない!!」 
その言葉にモルゴースは手にした傘をトーマスに勢い良く振り下ろす。
とっさにトーマスを守ろうと前に出たライナスの顔に傘が当たり、にぶい音をたてる。
「兄さん!」
トーマスの悲鳴に、ライナスは苦痛をこらえながら伯母さんに謝りなさい、と言う。
どうして、と問う彼にライナスは口答えするな、と叫ぶ。
「……ごめんなさい」
トーマスはモルゴースに謝罪の言葉を口にする。フィオナもまた
彼の腕を支え共に、ごめんなさいと口にした。
「こんな子供にアーサーの血が混じっているかと思うとゾッとするわ。
母親ゆずりの品の悪さ。無礼で無知の恥知らず!」
モルゴースはフィオナ達を睨みつけながら痛罵する。
「ロウランドの名が欲しいなんておこがましいにも程がありますよ!
ロウランドはアーサーのもの。背徳の子のお前達の好きなようにはさせませんからね」
そう彼らに吐き捨てると彼女はようやくその場から立ち去った。
思わず息を吐くライナス。傍らのトーマスの肩が震えているのが分かる。
思わず泣き出した彼にライナスは頭をなでて言った。
「よく我慢したね、辛かったでしょう」
フィオナもまた、一生懸命にハンカチでトーマスの涙をふいていた。
帰りの馬車の中、ライナスはウィリアムがいった言葉を思い出していた。
厳しい表情の彼を見てフィオナはぽつりと言う。
「兄さん私…、伯母様にどんな失礼な事をしてしまったの?」
「フィオナが悪いんじゃないよ!伯母さんがおかしいんだ!」
トーマスは憤慨しながらフィオナをかばう。ライナスは伯母さんは
たまたま薔薇が嫌いだったんですよ、と説明した。

497 :Honey Rose:2005/07/27(水) 15:47:53 ID:???
「私、兄さんみたいになりたい。せめて兄さんたちに恥をかかせないちゃんとした子になりたい」
フィオナの言葉にライナスは微笑みながら頭をなでて言う。
「頑張りたいなら応援するけど……。いいんだよ、フィオナのままで」
疲れて眠ってしまったトーマス。フィオナもライナスに寄りかかりながら眠りの淵をさまよっていた。
(『贖え』などと。傲慢な)
ライナスは迷い、苦しんでいた。フィオナはそんな彼の傍で銀貨に触れながらアニーの言葉を思い出した。
――あなたは決して認められない。
どうして? 庶子だから? 私のお母さんが使用人だったから?
フィオナの言葉にアニーはためらいがちに口を開くと、彼女に教えたのだ。
『理由は一つだけ。あなたが、ロザリンドの娘だからです』
その時分、ロウランドの屋敷内のヴィンセントの部屋ではヴィンセントが
フィオナから預かった小箱を調べていた。そして眼鏡をはずしてヴィンセントは
箱の蓋に手をかける。ガチッ、薄暗闇の中で小箱の蓋が開く音が響いた。

―― 『Honey Rose』第四話 完。

498 :Honey Rose:2005/07/27(水) 15:49:45 ID:???
長文の後にすいません、今回なんか私の中で『トーマス』に『アニー』の名前が混ざっちゃってて
トーマスの事、ずっと『トニー』って打ってました( ̄Д ̄;)。誰だよトニー。
一応全部ファイルの中、直したつもりなんだけど話にトニーさんが混ざってたら
『トーマス』に脳内補完しといて下さい。ノシ

あと、今までのはにろで、わけわかめになってる所あったら言ってください。
(これからのにもつっこみあったら…)投下する前には一読してるけど
元の漫画がかなり自分の中で神作品なので上手く処理しきれてるか分からんのです…。

ちなみに…、今回の第四話でライナスが思い出で『父以外の子供だ』と疑われていた
エピソードは既出『Under The Rose』のエピソードで出てきます。
詳細は、まとめスレか単行本にて。

499 :マロン名無しさん:2005/07/27(水) 16:22:51 ID:???
はにろ、いつも楽しみにしています!ストーリーが盛り上がってきててドキドキしながら読んでます。
あと五話ですか。どうなるんだろう!楽しみです!

500 :マロン名無しさん:2005/07/27(水) 16:53:47 ID:???
はにろ乙です。
丁寧にわかりやすく書いてあるので、ますます読みたくなってきましたよ。
でも、単行本化してないんだよね・・・。

501 :マロン名無しさん:2005/07/27(水) 17:11:11 ID:???
ハニーローズ乙です。初めて聞いた漫画だけど面白そう

>>483
別に今のテンプレじゃリクなし執筆の禁止はされてないよ。
俺はたくさん読みたいから、増えるならリクなしでもどんどん書いてほしい。
読みたくないならあぼーんとかすればいいのでは。

502 :マロン名無しさん:2005/07/27(水) 17:28:46 ID:???
>>474
> ただ要望に出ていないものは敬遠される傾向にあります。
> レスは期待しないで下さい。それでも良いというならどうぞ。
家ゲーRPGの板のはこんな感じ。ここもこのくらいのスタンスでいんじゃね。
読みたくない人も読みたい人もいるようだし。

503 :マロン名無しさん:2005/07/27(水) 17:44:50 ID:+2IBZzBF
>>501
同意だな。そっちのほうが、広がりがあっていいよ。

>>483こそ「リクエストされていないもの禁止」なんていう
勝手なオナニールールをつくるなと。



504 :マロン名無しさん:2005/07/27(水) 18:01:31 ID:???
待ってました!!!!
はにろの神、毎回読みやすい文章乙です!

505 :マロン名無しさん:2005/07/27(水) 18:28:26 ID:???
リク無でも書きたい人は、このスレが過疎化したら投下したら?

506 :505:2005/07/27(水) 18:31:30 ID:???
あれ、ちょっと日本語変かな。
スレが過疎化したら投下すればいいんじゃない、だな。

507 :大長編ドラえもん:2005/07/27(水) 19:02:33 ID:???
>>474
>ただまとめ方が悪かったり文章がまずかったりしたら非難はリクがあったときより強くなるだろうね。

私が言える事でもないですが、↑を覚悟したうえならば、リク無作品投下でもいいんじゃないでしょうか。
もしあんまり多かったり、問題がおきたら別スレをたててみるとか。

はにろ乙です。続きが気になる〜ハァハァ(*´Д`)
それにしても本当にわかりやすい文が書けてうらやましい。私なんてほぼ箇条書きですよヽ(*゚∀゚)ノアヒャヒャ

これからちょっと忙しくなるのでペース落ちるかもしれないです。では6作目ドゾー。
読み方は「宇宙小戦争」で「リトルスターウォーズ」です。


508 :のび太の宇宙小戦争:2005/07/27(水) 19:03:21 ID:???
スネ夫、ジャイアンと一緒にプラモで特撮ビデオをとっていたのび太。
しかし失敗してセットを壊してしまい、怒った2人に追い出されてしまう。
ドラえもんに泣きつき自分たちもビデオを作ることにし、出来杉を仲間に入れようとするが
ジャイアンたちに先手を越されてしまい、仕方なくしずかを誘うことに。
のび太は宇宙戦争ものをとりたいのだが、しずかは夢いっぱい人形メルヘンがとりたいという。
今回はそうすることにするが、出来杉を加えたスネ夫だちの本格的な撮影をみてのび太はやる気をなくしてしまう。
ドラえもんはしずかの持ってきたリリカちゃんやうさぎの人形をロボッターで動かし撮影をするが
その途中で、命令無しでは勝手に動かないはずのうさぎのぬいぐるみがいなくなってしまう。
泣き出すしずかと一緒にうさぎを探している途中、のび太は小さなロケットを発見する。
一方スネ夫たちは今までとったぶんのビデオを再生して見ていたが、クライマックスシーンで
何かを背に乗せたているうさぎが画面を横切っている映像が入り込んでいることに気づく。
がっかりするスネ夫。続きは明日撮影することに。

結局うさぎは見つからず、家に帰ったのび太とドラえもん。
ところがのび太の部屋に散々探したあのうさぎが戻ってきていた。
不思議に思いながらも喜ぶ二人。その晩ドラえもんは押入れに隠しておいたドラ焼きが齧られてることに気づき
ねずみかと怯えるが、そんな2人の前にピリカ星からやってきたとても小さな宇宙人・パピが姿を現す。
パピは故郷の星から単身地球に逃げてきたのだと言う。
うさぎに乗ってここまでやってきて、空腹のあまりドラ焼きに手をつけてしまったのだ。
次の日さっそくしずかにパピを紹介す2人。しずかはパピのために人形の家を持ってきてくれた。
しかしそれを断るパピ。自分には敵がいて、やがて地球まで追ってくるだろうから迷惑をかける前に出て行くという。
しかしそれならなおさらここに居ろと言う3人。パピは深く感謝する。
自分たちもスモールライトで小さくなり、楽しく遊ぶのび太たち。

509 :のび太の宇宙小戦争:2005/07/27(水) 19:03:54 ID:???
撮影をしていたスネ夫たち。
そこに突然クジラのような宇宙船が現れ、プラモやセットを破壊してしまう。
ジャイアンが岩を投げ応戦するが、光線で攻撃をしてくる。
ドラえもんの道具に違いない、と怒ったスネ夫とジャイアンはのび太の家に殴りこむが
そこにパピが現れ、その宇宙船はパピを追ってきたPCIA(ピシア)の戦闘艦だと言い出す。
PCIAとは王位を狙うギルモア将軍の作った機関で、将軍に反対する人々をあらゆる手段で消していく恐ろしい組織である。
その長官はドラコルルという名の悪魔のような男であり、自分達の勝利を完全にするためにパピを狙っているのだ。
そう、パピはなんと10歳にしてピリカ星の大統領だったのだ。
星の者をおいて一人逃げてきたことを悔やむパピ。そんなパピに皆は力を貸すことを約束する。

裏山に不時着したPCIAの宇宙船は、パピを探すために町に探査球を放出する。
のび太たち五人に目星をつけたPCIAだが、それに気づいたのび太たちはパピを厳重に守るため
しずかの部屋に秘密基地への通路を作りそこにパピを匿い戦いの準備を始める。
四人の家のどこにパピがいるのかをつかめず苛立つPCIA。
しかしジャイアンのポケットに探査球を潜ませ、遂に基地の場所を発見する。
そしてのび太たちがスモールライトで小さくなることを知ってしまう。

PCIAの宇宙船が裏山にいることに気づいたドラえもん。
外出中のしずかを除いた五人で小さくなりスネ夫のプラモに乗り込み
長官を捕らえてピリカに乗り込もうと、いさましく発進していく。
だがそのとき、PCIAの宇宙船は入れ違いに秘密基地に向かっていた。
基地にやってきたPCIA。そこに一人遅れてきていたしずか(ちなみにミルク風呂堪能中)を発見すると
パピを呼び寄せるエサにと連れて行ってしまう。

何も見つけられず基地に戻ってきたのび太たちは、PCIAがやってきてしずかを攫っていったことに気づく。
助けにいこうとするが、なんとスモールライトまで持っていかれてしまっていた。
パニックになりながらも、とにかくしずかを助け出すためにラジコンの改造を始める四人。
壁にピリカ文字で「今夜一人で噴水の所まで来なければ人質は殺す」と書かれているのを見たパピは
四人に心のなかで感謝の気持ちを告げると黙って一人静かに去っていった。

510 :のび太の宇宙小戦争:2005/07/27(水) 19:06:39 ID:???
夜になり、長官と取引をしたパピは無事しずかを取り戻した。
しかし去っていく宇宙船を見てパピが捕まったことを知ったしずか。
そこに空飛ぶ犬のような生物が現れる。
一方のび太たちは改造を終えしずか救出に乗り出すが、そこでようやくパピの姿が見えないことに気づく。
そこにしずかが変な犬と一緒に帰ってきた。しずかの口からパピが捕まったことを聞いた四人。
さらに、お喋りなパピの愛犬・ロコロコから自己紹介を受ける。
ロコロコは、ピリカ星にも反将軍同盟ができ決戦の準備が整ったからパピを迎えに来た所だったという。
そこで五人はパピの宇宙船でピリカ星に乗り込み、スモールライトを取り返し将軍をやっつけることを決意する。

ロコロコの操縦で宇宙に飛び立った五人。しかしビビリまくったスネ夫は部屋に篭ってしまう。
ピリカ星の近くまでやってきた一同。星をとりまく小さな星々のなかに同盟軍の基地が隠れているのだが
それを探し出そうとPCIAの巡視艇が常に回りをうろついている。
とりあえず手近な星に隠れようとするが、そこでPCIAの無人戦闘艇に追われている仲間のシャトルを発見する。
見殺しにはできない。スネ夫のラジコン戦車に乗り込み飛び出していった五人は
無事敵をやっつけ自由同盟本部に迎え入れられた。
同盟盟主のゲンブによると、明後日行われるギルモアの戴冠式の際にパピは処刑されてしまうという。
そこで同盟軍はピリカにある同志の地下組織と連絡をとり、当日一斉攻撃をしかけようとしていた。
そこでその連絡係に名乗り出た五人。大勢だと目立つので、のび太、ジャイアン、ドラえもんの三人で行くことに。
ところが戦車にしかけられた盗聴器からその様子はすっかり将軍のもとに届けられてしまっていた。
連絡員の動きを辿り、アジトをつぶしてからピリカの自由同盟に総攻撃をかけることを決めた将軍と長官。


511 :のび太の宇宙小戦争:2005/07/27(水) 19:07:17 ID:???
翌日、流星の落下に見せかけてピリカに侵入したのび太たち。
それに気づいた長官だが、その後3人はドラえもんの道具で姿を隠したため見つけることが出来ない。
しかし道具の効果が消え始め、公園に逃げ込んだ所を見つかり包囲されてしまう。
のび太たちを包囲したまま、自由同盟を攻撃するため戦闘艇を小衛星隊にぶちこむ将軍。
ついに同盟軍は基地の場所を探知され、敵の総攻撃が始まった。
全力で応戦する同盟軍。しずかも参戦しようとするが、スネ夫が見つからない。
ようやく怯えて隠れているスネ夫を発見したしずか。
しかし泣き言を言って動こうとしないスネ夫をおいて、一人で戦車に乗り込み敵を迎え撃つ。

そのころのび太たちは、しびれを切らし遂に同盟軍の地下組織アジトに向かうことにする。
ドラえもんの道具で俊足になりアジトに駆け込むが、のび太が遅れてしまいアジトの場所が敵にばれてしまう。
地下組織の同志たちは惑星基地と連絡が取れずに困っていたところだった。
そこで綿密な打ち合わせを始める一同。
だがそこにやってきた将軍の軍隊に捕らえられてしまう。

戦車で敵を迎え撃つしずか。そこに、スネ夫が駆けつけてきてくれた。
もっとあなたのラジコンの力を信じなさい、としずか。
襲いくる戦闘艇を次々に撃破し、2人の活躍により敵を全滅まで追い込むことに成功する。
その後何も連絡が来ないのび太たちを心配した2人はピリカに潜入して様子を見に行くことにする。
だが、ピリカではドラコルル長官が、ラジコン戦車の弱点がアンテナであることを見抜いていた。

512 :のび太の宇宙小戦争:2005/07/27(水) 19:07:47 ID:???
翌朝、将軍の戴冠式の行われるギルモア広場にて処刑のため縛り付けられたのび太たち。
パピから順に死刑執行の前の最後の発言を許される、
まだ残っているスネ夫たちに希望をかけるドラえもん。
そのころスネ夫としずかは無事ピリカの海に辿り着いていた。
だがそこに現れた敵の攻撃によりアンテナが狙撃され、操縦不可能になり2人は海に沈んでしまう。
もうだめかと思ったそのとき、不思議なことにしずかの体がぐんぐん大きくなってきた。
スネ夫も一緒にあっという間にもとの大きさ戻っていく。
広場に報告にきた兵の言葉に閃いたドラえもん。「そうか、スモールライトのききめがきれたんだよ!」
そう言う間にも、のび太たちもあっという間に元の大きさに戻っていった。
こうなればもう怖いものなしである。五人合流すると、次々に敵をなぎ倒していく。
逃げ出した将軍も、立ち上がった市民たちによって捕らえられた。
こうしてピリカ星には平和が戻ったのである。

スモールライトも取り戻した五人は、パピに別れを告げると再びロケットに乗り帰路に向かった。
そのなかで、チビのスネ夫はピリカ星で「巨人だ」と言われたことがよっぽど嬉しかったらしく、
また次の日曜にでも遊びに行こうとはしゃぐのであった。

《完》

513 :マロン名無しさん:2005/07/27(水) 20:06:37 ID:???
ビッグライト使えよ

514 :マロン名無しさん:2005/07/27(水) 21:28:45 ID:aqfeeO02
ドラ長編乙です!!

515 :マロン名無しさん:2005/07/27(水) 21:33:55 ID:???
なるしまゆり「プラネット・ラダー」と
少年怪奇シリーズをリクエストします。

516 :マロン名無しさん:2005/07/27(水) 21:38:15 ID:???
ドラ乙。
「街のあちこちにある将軍様の肖像」に笑った覚えがある。
あと、忠臣ぶってた片腕の男が豹変して「人気がないのをよく御存知だ」と皮肉ってたのにも。

517 :マロン名無しさん:2005/07/27(水) 21:41:02 ID:???
ドラコルル長官は、大長編ドラ史上最も頭の切れる敵役として一部で人気

518 :マロン名無しさん:2005/07/27(水) 22:47:58 ID:???
対抗できるかっこいい悪役はサベール隊長(大魔境)くらいだ

519 :マロン名無しさん:2005/07/28(木) 00:21:25 ID:???
>>518
爆発寸前の星の上で決闘を挑むギラーミンはかっこよくないとでも言うのか!

520 :天使禁猟区 37:2005/07/28(木) 02:55:23 ID:???
(所変わって紗羅・ラファエル・ミカエルのいる天界)
救世使の妹の魂が何故ジブリールの体に入っているのだと不思議がるミカエルにラファエルは仮説を言う。
紗羅は元々ジブリールだったのだと、つまり生まれ変わりなのだろうと。
かつて、セヴィーの冷徹な政策にジブリールは真っ向から歯向かっていた。
そして地上では吉良によりアレクシエルの転生プログラムが壊されていた。
セヴィーは邪魔者であるジブリールの魂を強制的にアレクシエルのそばに転生させ、
監視役にさせていたのだ。ジブリールの魂を持ち水の守護を持つ紗羅は、
本人にジブリールという意識はなくともただ刹那のそばにいるだけで監視の役割を果たせていたのだった。
自分は監視役なんかではないただ傍にいたかっただけだと紗羅は泣いた。
その弱弱しい姿を見て、確かに今の紗羅はジブリールとは別の人間だとラファエルは思う。
そこへ、刹那の顔をした謎の男が刹那の本体を盗み地球へやって来て、
地球を探索していたミカエルの部下を攻撃したという情報が入る。
怒りながら地球へ向かうミカエルについてきた紗羅とラファエル。
そこには、謎の男と共にウリエルがいた。
謎の男は自らの顔を剥ぐ。その下からは加藤の顔が現れた。
ウリエルによって加藤は硬質化した植物でつくられた体を得て蘇っていたのだ。
その体はいまだ不定形で、顔を変えることすら容易だ。
加藤がミカエルの部下にちょっかいを出したのは、ミカエルと共に
ラファエルも呼び出し刹那の本体の蘇生をさせるためだ。
ウリエルは結界をはり、ラファエルらを逃げられないようにした。
出たいのならば刹那を生き返らせろという事だ。



(所変わって地獄の九雷)
アスタロトは九雷が持っているピアスに闇に属す力がが込められていると言う。
刹那の持ち物であったピアスに何故闇の力が?九雷は疑問に思う。
アルタロトは蘇りの薬はまがいものだと教えると、九雷を殺そうとした。
その瞬間、アスタロトの体は女へ――アスタロテへと変化した。
わけのわからない九雷の手を引きながらアスタロテは説明をする。

521 :天使禁猟区 38:2005/07/28(木) 02:56:42 ID:???
神は両性具有で正の力も負の力も使いこなすアダム・カダモンを創り出そうとしている。
しかし成功したのはセラフィタのみ。その後の試みは新たなるクリチャーを生み出すばかりだった。
元々はただの双子であった兄妹は実験体にされ、妹の精神は兄の体に移植された。
しかし二つの精神が統合される事はなく、病んでいく兄は虐殺に興じるようになった。
兄はなによりも神を憎みながら人々を殺め続け、やがて妹共々堕天したのだった。
その際、雄と雌の双頭の蛇を媒介にして術をほどこし、体が兄の時は白蛇に妹の魂を封印し、
妹の時は蛇は黒色へと変化し兄の魂が封印された。
説明を終えると、アスタロテは蛇のように体を変形させ「私の新しい赤ちゃんになって」と九雷を飲みこもうとしてきた。
前にアスタロテの腹の中にいた赤ん坊というのも、彼女に飲みこまれた人だったのかと九雷は悟る。
飲みこまれそうになった瞬間、アバドンが現れアスタロテを倒した。
アバドンの手からは大量の血があふれている。九雷を助けにくるために鎖に縛られた手を食いちぎったのだ。
「赤ちゃん…あなたも私を拒むの?人前に出る事をお兄様に禁じられいつも一人…
 ずっと…永遠に愛してあげるのに…何故…お兄様…」
涙を流すアスタロテを置いて九雷とアバドンはその場を去る。
アスタロテは最後の力で蛇にかけられた術を解き、自らの命を失いながらも兄を守った。
目覚めたアスタロト。「馬鹿な女だ。俺の方はあいつの死などなんとも思っちゃいないのに…」
そこに現れたベリアルは、それなら何故あなたほどの力の持ち主が魔力で強制的に妹を引き離さなかったのだと聞く。
アルタロトは高笑いをあげながらも、涙を流した。


(所変わってアスモデウス公爵のところにいった刹那)
色々もめたものの、反魔王派のアスモは魔王の結婚式の妨害を手伝ってくれるという。
それは「憎く愛しい蝶」への嫌がらせでもあるらしい。
刹那はアスモの謙譲品と称して式にもぐりこむ事になった。
実は九雷は、魔王の力に飲みこまれ滅びつつある地獄を治めるための生贄なのだとアスモは言った。


(所かわって吉良)
吉良は七支刀を通して伝わってくる地獄の大気に既視感を感じる。
それを確かめるために吉良も地獄へと向かう。

522 :天使禁猟区 39:2005/07/28(木) 02:59:41 ID:???
アバドンと共にさまよう九雷。どこに行けば良いのかすらわからない。
そこへアラクネが現れる。彼の裏切りを知らない九雷は駆けより、鞭で打たれた。
助けようとしたアバドンも打たれる。
魔王に忠誠を誓っているアラクネには、力の属性が同じなためにアバドンの力は通じない。
薬をかがせられ意識が朦朧とした九雷にアラクネは物語を聞かせる。

かつてゲヘナ皇家では新たなドラゴンマスター――次の王の誕生が待ち望まれていた。
そこへ占者たちが口をそろえて予言したのだという。「次に生まれる皇子こそが次期王だ」と。
生まれた皇子は選ばれし者として世俗から引き離されて育った。
それは世継ぎの命を狙う天使軍の暗殺を避けるためだと言われていた。
しかしある日天使軍の暗殺者が皇子たちを襲う。皇子とその忠実な家来は瀕死の重傷を負った。
現場にやってきた皇家の者たちは、皇子を見下ろしながら言う。
「天使軍が狙っていると言うのは本当だったのか。王の計画は上手くいった。
 真実のお告げの次期王が九雷姫だと悟られぬよう当の皇子さえ騙して替え玉にして姫を守るとは」
秘密保持のために瀕死の者たちを残し屋敷には火が放たれた。
「運命の皇子だと信じて仕えてきたのに…俺が信じていたものがニセモノだったなんて…!」
炎の中、そう叫ぶ家来を皇子は殺した。血と憎悪の匂いに惹かれてやって来たベリアルは
忠誠を誓わせるかわりに皇子を救った。皇子は九雷の従兄のアラクネを殺し成り代わり、
女装癖のあるうつけ者のふりをして髪を伸ばし化粧をし素顔を隠した。
そして天使軍に情報を流し、憎い王たちを皆殺しにした。

「あんたに会えて嬉しかったのは本当よ。あんたを利用して手なずければ残った民の信頼を得られる。やっと王になれる」
アラクネは涙を流す九雷をベリアルに引き渡した。
ベリアルは薬が効いたままの九雷を着飾らせると、九雷の前で服を脱いだ。
そこに現れたのは男でも女でもない体だ。
天使とは無性で生まれてきて、後に男や女へと体が変化していく。
神の運命に従う事を嫌ったベリアルは体が女へと変化していくのを薬によって止めたのだ。

523 :天使禁猟区 40:2005/07/28(木) 03:01:58 ID:???
九雷の花嫁の儀式が始まろうとした時、アバドンが乱入し場は騒然となった。
それを裏から眺めるアラクネのもとへ、ボロボロの姿をしたノイズが襲いかかる。
アラクネは神龍を呼び出そうとする。
「無駄ちゃいますか。あんたはその欲望を遂げるために手を血まみれにした王位簒奪者!
 その汚れた魂を誇り高い守り神が認めるはずないやろ!
 あんたが本当は何者だろうとかまわない。
でも私たちは仲間やったはずやろ?その信頼を裏切ってはいけなかったんや!」
その姿がボイスと重なり、アラクネはまともに攻撃を受けた。
何故神龍を呼び出さなかったと問うノイズに、自分では神龍は従わなかったとアラクネは言う。
アラクネは形見の指輪と神龍が封印されたピアスを渡す。
「これからはあたしのかわりにあんたが九雷を守って」
椅子の装置を壊したのは自分を救うためだったのかとノイズは気付いた。

アバドンが暴れすぎたせいで式が行われようとしていた宮殿は崩れ始めていた。
奈落の底へと落ちていきそうになる九雷。刹那がとっさに助ける。
壁に突き刺した七支刀に掴まる二人は、向かい側の壁に巨大な顔のようなものがある事に気付く。
それは吉良と同じ顔をしていた。

続く


ただでさえ巻数があるのに短くまとめられない。
話の複雑さに加えて、話が色んなキャラの視点で同時進行していくものだからややこしいです。
わからないところがあったらすみません。

524 :マロン名無しさん:2005/07/28(木) 04:41:05 ID:???
書き手の皆様、乙です。

私の軽はずみな発言、というか疑問が原因で
スレの雰囲気を少し壊してしまいましたね。申し訳ないです。
皆さんの意見に一通り目を通した上で、
やはり住み分けをするのが得策かなと感じましたが、いかがでしょうか。
このスレは今までどおり未解決リストを消化することに専念し、
それ以外に書き手自らが薦めるスレがあるという形です。

>>480氏の案を採用するも良し、
(差し支えなければ)実験的に下記スレを再利用するも良し、
ttp://comic6.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1118237201/
という方向で進めたほうが、双方にとって円満な解決になると思いました。

新しいスレをまとめサイトに反映するか否かは管理人氏の判断を仰ぐとして、
相互リンクを張ればいつでも行き来できますし、新たな書き手の獲得にも一役買うかと思います。

525 :524:2005/07/28(木) 04:44:17 ID:???
すみません。言葉遣いが多少違いますが、>>473です。
もし、>>433-436氏の他にリクエスト無しでも紹介したい作品があるという方がいらしたら、
是非検討していただきたいです。

526 :マロン名無しさん:2005/07/28(木) 08:24:10 ID:???
別に住み分ける必要ないでしょ。
「ルール違反じゃないけど冷たい反応を覚悟しろ」ってのを書き手がわかってれば。
リク無しの書き込みは嫌だって言ってる人だって、スルーすりゃいいんだし。

つーか住み分け反対。
自発的紹介スレっていままで何回か立ったの見かけたことあるけどどれもすぐ落ちた。
だからリク無しの方立てたとしてもどうせ過疎ると思う。

527 :マロン名無しさん:2005/07/28(木) 08:29:21 ID:???
>>526
それは単にそのスレを見る人がいないからだろう。
つまり、知らない誰かの勝手なお勧めを読みたいという人がいないからだ。
そんなのをこのスレに書かれても正直困る。

528 :上海丐人族:2005/07/28(木) 08:48:56 ID:???
予約してなかったんですが、他に予約されてた方もいなかったようなので。
草薙琢仁の「上海丐人族」です。

------

「上海丐人族」 草薙琢仁


舞台は1930年代の上海をモデルにした架空都市「上海」。人間と動物のあいのこである
蛮別の東風(トンプウ)は、人間の少女に自分と「禁紫丹(ジンズータン)」を
守って欲しいと言われる。禁紫丹は幻の銘酒「仙瑰露(シャングリル)」の種酵母だが、
実はある種の加工を加えると蛮別に対する強力な麻薬となる。蛮別を簡単に使役する
手段として、満州軍、そしてその配下にある中国人の治安部隊は少女と禁紫丹を狙って
いるのだ。

上海の中にある蛮別の町嵐鬼城(がんぎじょう)で少女の護衛生活を始める東風。
時折治安部隊ともめたり、そのおかげで東風の昔の上司(今は治安部隊に所属)の
凱(ガイ)大佐に再会したりしつつも平和にやっていたが、ある時、仙瑰露製造の為の
水を求めて少女が出奔。それを満州軍が捕まえようとしてると聞き、東風は嵐鬼城の住人と
共に少女を助けに行く。
一方少女は満州軍の偵察兵に殺されそうになるが、偶然出会った野人の少年の助けを借りて
偵察兵を退ける。ほっとしたところに現れた満州軍の重巡「摩耶」。
摩耶は五式光子砲(原子砲?)で偵察兵を撃つ。消滅する偵察兵。
遠くからその光を見た東風は嵐鬼城の住人と別れ、摩耶を討つ事を決意する。
実は摩耶と東風には因縁があったのだ。ただ一人で重巡に挑む東風。
野人の少年に助けられた少女は、野人の住処でおいしい水にめぐり合う。
喜んで持ち帰ろうとするが、実はその水は放射能に汚染されていたことがわかり、断念。
摩耶を倒すという東風の言葉を信じ、嵐鬼城に帰還する。しかし帰還と同時に凱大佐から
摩耶が基地に帰還したことを知らされる。
東風は死んだのか? 意気消沈し、なぜか銃器ぶっ放しの宴会に突入する嵐鬼城の面々。
そこへひょっこり東風が帰ってきた。東風は摩耶の五式光子砲を無力化させたのだ。

529 :上海丐人族 2:2005/07/28(木) 08:49:35 ID:???
さて満州軍も一枚岩ではなく、また満州国総督の実子3人はそれぞれに問題を抱えていた。
シャム双生児の姿で生まれた長男文明。頭は大人だが体つきは幼児のままの長女カチコ。
そして3メートル近い巨漢で今なお体の肥大化がとまらない次男ヒカル。
このうち実質上の満州軍総帥である文明と上海方面軍司令のカチコは冷戦状態にあった。
カチコの指揮下、満州軍は禁紫丹と少女を手に入れようとしていたが、
今までは全て失敗していた。また、その中で蛮別と触れ合う機会を得たカチコとヒカルは、
東風や嵐鬼城の人々にわずかながら好意を抱き始めていた。
それに痺れを切らしたのか、文明の配下の特殊部隊”黒の旅団”が各地の蛮別の集落を襲い始めた。
行き場を失い、嵐鬼城に集結する蛮別達。全面戦争だと騒ぎ出す嵐鬼城の面々。
そんな中、摩耶の艦長であり、カチコに心酔しているユンヒ中佐は単身嵐鬼城に乗り込み、
東風を討とうとする。しかし東風に返り討ちにあう。
「貴様ら蛮別が雷(いかずち)を呼び寄せるのさ」謎の言葉を吐いて逃がされるユンヒ。
そして、遊弋要塞「雷」を率い、文明が上海に乗り込んできた。手土産とばかりに、
かつて少女を助けてくれた野人たちを艦にぶら下げて。上海司令部に来た文明は、
自らの権限を最大に生かし、カチコを無力化にかかる。

一方、嵐鬼城では東風が血を吐いて倒れた。実は、東風を襲ったユンヒの短剣には
毒が仕込まれていたのだ。蛮別の彼らに解毒方法はない。
思い余った蛮別の一人が凱大佐に秘密裏に連絡を取る。連絡に応じ、解毒剤を与える凱大佐。
しかし彼は附けられていた。取引の場所に現れた”黒の旅団”の兵器「伐丐鬼」と甘粕特尉。
「ひとつ教えておいてやる凱大佐。罠はこういうふうに仕掛けるものだ」


530 :上海丐人族 3:2005/07/28(木) 08:51:04 ID:???
というところで単行本が終わっています。
雑誌で連載されていたので未収録分があるかもしれませんが持ってません。
ご存知の方いらしたら続きをお願いします。

それと、単行本2巻には番外編として東風の過去話が収録されていました。
タイトルは「黒龍的疾風(AMUR-NO-KAZE)」。東風と凱大佐の出会いの話です。

------

「黒龍的疾風(AMUR-NO-KAZE)」

戦時中。黒龍江流域。隊長をなくした東風と仲間の眼蟲(ガンシュウ)は、
地雷を踏んでしまった兵が立ち往生しているのに出会う。2人は兵を無事救い出したが、
その兵は凱の部隊に所属していた。「隊長がいないなら一緒に来い」という凱。
凱の部隊は一癖ある人間ばかりだったが、居心地は悪くなかった。
しかし戦況が激化する中、凱の部隊は孤立無援の状態に追い込まれる。
凱は東風たちに敵軍の戦車を仕留めるよう命令。二人はそれを難なくやり遂げる。
戦車がやられ、隊長も倒された敵軍は逃走。東風たちは緊張を解き、戦利品の物色などを始める。
ところが死んだはずの敵兵がいきなり起き上がり、ピンを抜いた手榴弾片手に
部隊の女性兵に襲い掛かった。それを止めようとした眼蟲もろとも手榴弾が爆発、
眼蟲は大怪我を負う。
眼蟲を後方部隊に連れて行く東風たち。しかし迎えた後方部隊の兵達は
「蛮別じゃないか」と必死になる東風たちを嘲笑う。
怒り、兵をぶちのめす東風たち。
「今度蛮別を馬鹿にしてみやがれッ ど頭かち割って豚に喰わせてやる!」
「そうだそれに腕のない奴も!足のない奴も!見えねぇ奴も!喋れねぇ奴も!
聞けねぇ奴も!ついでに女もだ!」
無事手当てを受けられることになった眼蟲。その眼蟲の願いで、眼蟲の銃が女性兵に預けられた。
少ししんみりした部隊に凱の活が入る。
「行くぞ、兵の本分を果たせ!」
そして彼らは彼らの戦場へ還る。

531 :上海丐人族 補足:2005/07/28(木) 09:01:33 ID:???
最初に書き忘れました。

東風の「風」の字は、作中ではかぜかんむりにメでした。
同じく嵐鬼城の「嵐」の字はやまにえんがまえ、中にメでした。
どちらもIMEで出てこなかったのでそれぞれの文字で代用しました。

532 :マロン名無しさん:2005/07/28(木) 09:57:25 ID:???
>>527
結構読みたいけど。自分が世界のスタンダードだと思うのイクナイ

533 :マロン名無しさん:2005/07/28(木) 10:04:00 ID:???
上海丐人族乙

534 :マロン名無しさん:2005/07/28(木) 12:35:44 ID:???
>>532
読みたい人がいるならスレ分けても大丈夫ですよね。

535 :マロン名無しさん:2005/07/28(木) 13:51:55 ID:???
そもそもリクないストーリーを垂れ流すのは
このスレの範疇じゃない。
話し合うのは勝手だけど、続きはスレ立て相談所なり
雑談スレなりでやって欲しい。

536 :マロン名無しさん:2005/07/28(木) 14:09:50 ID:???
天使禁猟区乙
普通に殺されても仕方がない王だな
皇子カワイソス

上海丐人族乙
蛮別ってなんて読むの?ばんべつ?
タイトルの読み方も教えてくれい

537 :マロン名無しさん:2005/07/28(木) 14:35:22 ID:???
つーか>>1の通りじゃないの
拘ってる人がいるみたいだけど無理やり変えようとしなくても

538 :マロン名無しさん:2005/07/28(木) 14:37:03 ID:F+Q6/rGD
>>534
いや、スレをわけるより、人をわけようぜ。


 お 前 が こ の ス レ に こ な け れ ば い い 。


スレはみんなのものです。仕切り厨のものではありません。

539 :マロン名無しさん:2005/07/28(木) 14:42:31 ID:???
スレはみんなのものです。スレタイに従ってください。

540 :マロン名無しさん:2005/07/28(木) 15:29:18 ID:???
リクエストのないマンガのストーリーを書くより未解決リストのストーリーを書いて欲しい。

541 :マロン名無しさん:2005/07/28(木) 15:46:18 ID:???
あのさ、もう心配しなくても、
>>1に「敬遠される傾向にある」だの、
冷たい反応があるかもだけど覚悟してね、だの
自ら進んで書くんだからそれなりの力量が必要、だの言われたら、もう来ないんじゃね?

さてさて、今日はドラかハニーローズの投下はあるのかな。楽しみだ。

542 :観用少女(プランツ・ドール):2005/07/28(木) 16:23:09 ID:???
ドラ長編、天使禁猟区、上海丐人族乙!!

>>541
ごめんなさい…_| ̄|○
ハニロばっかり書いてたら煮詰まってきちゃったので別のあらすじ投下です。
ヘタレな私を許しておくんなまし。

『観用少女(プランツ・ドール)』加筆です。一番好きなエピソードから。
オチはぼかしたので、これ見てちょっとでも興味持ってくれた人いたら
読んでみてね。短編連作集の形ですが面白いですよ。

543 :観用少女(プランツ・ドール):2005/07/28(木) 16:26:05 ID:???
『メランコリィの花冠(ティアラ)』
ある大富豪の男が一人、何でも屋を営む姉弟を雇い、自身の屋敷に呼びつけていた。
彼は高価そうな立体映像のヴィデオを持ち出してきて、それを姉弟たちに見せる。
ぱっと、明りがついて画面に少女の姿が浮かび上がる。だが、彼女は人間ではない。
愛情を糧に生きる人形、観用少女(プランツ・ドール)だ。少女(プランツ)の頭には小さな花冠が乗っている。
ヴィデオを早送りしていくと花冠はどんどん成長していき、少女の頭を飾るように大きな珊瑚色の花がぽわっと開いた。
「……どうです、不思議なものでしょう。これは観用少女を宿主としてのみ育つ寄生植物でしてね。
大変珍しくて発見例もごくわずかだ。そして私が探しているのは花冠を咲かす事のできる人間なのです。
それも幻の青い花冠をね」
彼が言うには、今見たような珊瑚色の花冠というのは、ただただ純粋に愛されて満ち足りた少女で咲くもの。
幻の青い花冠というのは、微妙な愛情の形、例えば愛情の裏側にある哀しみなどを甘美な憂鬱として
受け止めた少女だけが咲かせる花冠なのだという。
男はそれを見る事ができるなら全財産をなげうっても惜しくはないと言う。
莫大な報酬に目がくらみ、姉は乗り気でない弟を引きずりながら、観用少女を買いに店へでかけた。
彼らは沢山いる少女の中からひときわ美しい少女に目をひかれる。彼女の名は『月華』。
名人が育て上げた最上級の逸品だった。月華は目を開くと、一目で青年に懐いてしまう。
店主の話では、無条件に少女に愛される者というのがいて、彼もその一人だったのだろうと言う事だった。
姉は月華で花冠を咲かせられるかと問う。店主は素質の面では問題ないと言いながらも、その顔をくもらせる。
「……花冠は少女の栄養を糧に成長します」
その花が枯れるとき、少女もまた枯れるのだと言う。それは少女にとって死を意味する。
ショックを受ける青年。屋敷に戻ると大富豪の男に尋ねた。
「……本当に、この少女を枯れさせてしまうのですか?」
「枯れさせる?その言い方は美しくないですね。少女には、一瞬の美しさのために
貢献してもらうのですよ。あなたなら、きっと月華に綺麗な青い花を咲かせる事ができる」

544 :観用少女(プランツ・ドール):2005/07/28(木) 16:28:17 ID:???
男の言葉に青年は落ち込み、何とかして月華を買い取る事ができないかと悩んでいた。
そんな弟の姿に、いつもは身勝手な行動をする姉も、違約金を覚悟の上で契約を破棄しても良い、という。
だが、大富豪の男はそれを許さなかった。彼はずっとこの機会を待ち続けていたのだ。
屋敷に軟禁される二人。だが彼らは花冠を燃やしてしまう事を思いつく。
だが男にはそんな行動もお見通しだった。
姉弟にレプリカの花冠を掴ませると、自分は月華を連れて彼らの前に進み出る。
月華に拳銃をつきつけながら。
彼は言う。たとえ月華を殺したとしても青年がいれば、別の少女が彼を愛するだろう。
そして彼ならば、少女達をモノとしてしか見ていない自分と違い、悩み苦しみながらも少女を愛するだろう。
失った月華の事を思いながら愛するその思いは、少女に素晴らしく甘美な憂鬱を与えるだろう、と。
月華を離してくれと頼み、青年は言う。
「……僕は今まで自分が巻き込まれたんだと思ってた。違うんですね。
……月華が、僕に巻き込まれたんだ……」
「あなたは青い花冠を咲かす事ができる人だ。少女もそれが分かってるからあなたを選んだんです」
青年は悩みながらも、月華を慈しみ、穏やかで幸せな日々を甘受していた。
だがそこに男が現れて言う。
「次の満月の夜、花冠を植え付けたいと思っています」
この日々は失うためにあったのだ。
顔をこわばらせる青年に男は苦笑しながら語った。

545 :観用少女(プランツ・ドール):2005/07/28(木) 16:34:30 ID:???
「私は相変わらずひどい人間だと思われているのでしょうね。結構ですよ。しかし私は思うのですよ。
観用少女のより美しくありたい、という根源的な思いが花冠と結びつくことで昇華するのではないかとね」
人間だってその一瞬のために全てをなげうってもいいという思いはあるでしょう、男はそう言うと立ち去った。
部屋の中に戻った青年と月華に、青年の姉が妙に上機嫌で語った。なんと花冠の処分の仕方が分かったと言う。
方法は簡単で、花のついた茎を切るだけ。そうすれば後は枯れるに任せるだけなのだという。
但し、花冠は成長が早いので植えたらすぐに切らなければならない。だが弟は首を振る。
「だめだよ……そんな事できない。あの人にとっての花冠は…僕にとっての花冠より、ずっと…多分、大切な…。
いや…、そうじゃない。……たぶん、僕が見たいんだ。青い花冠を月華で」
青年の言葉に姉は問う。本気? 青年はずっと考えていたのだ。
月華は自身の根源的な思いを昇華させるために自分を選んだのではないか。そして彼はずっとそれを待っていたのではないか。
(運命という言葉はとても感傷にすぎるけれど)
ついに、月華の頭に花冠が植えられた。もう取り返しはつかない。月華の瞳は憂いを帯びてどんどん深い青になる。
珊瑚の花冠の少女はどんどん夢見る眼差しになっていったのに、月華はただ、物言いたげに青年を見つめ続ける。
花冠は目に見えて大きくなっていく。つぼみもふくらんで開花は間近だ。
(もうすぐ、月華はヴィデオの中にしか存在しなくなる)
ぱたり。思うだけで涙がこぼれた。それでも、花冠が開く瞬間は月華を失う瞬間だと分かっていても、青年は思った。
(月華がより美しく、すばらしく映える瞬間を、この目で見たい)
涙が止まらない青年の傍に月華が近づくと、その顔に触れて深い青の瞳で彼を見つめた。
そして、花冠の成長が止まった。青年の瞳に青い花びらが開いていくのが映る。
光がのぞく。淡く、青い光が。月華が微笑む。今まで見た事もない魅惑的な微笑で。
その頭上には、青く輝く宝石のような大輪の花。
月華は青年にくちづけた。そして、それが別れの挨拶だったかのように花冠は散った。
舞い散る花びらの中、青年はその美しい、憂鬱な愛情の輝きを見つめていた。
もう、花冠をかかげた少女はどこにもいないのだ。

546 :上海丐人族 さらに補足:2005/07/28(木) 16:57:29 ID:???
>542
観用少女乙!
私もこのエピソード好きです。
あんだろファンなんで、はにろもいつも楽しみにしております

>536
すいませんでした。
蛮別は「ばんべつ」
タイトルは「しゃんはいかいじんぞく」
です。
ついでに長男文明は「ブンメイ」です。
あと、禁紫丹を持った少女の名は作中に出てきません。
もっと脇役の子にも出てくるのに、なぜか名無しのままです。

547 :大長編ドラえもん:2005/07/28(木) 17:55:26 ID:???
書き手の皆さん乙です。どれもおもしろ!

>>516-519
ピリカ星人のビジュアルってすんごいかわいいですよね。
皮肉言ってるのもドラコルルです。カコ(・∀・)イイ!
私はやっぱり孤高の殺し屋ギラーミンが好きですw渋かっこいい。
あと関係ないけど宇宙小戦争のしずかの牛乳風呂シーンはなんだか濃厚w

では7作目、投下します。

548 :のび太と鉄人兵団:2005/07/28(木) 17:57:14 ID:???
夏休み。空き地でスネ夫にでっかいラジコンロボット・ミクロスを自慢されたのび太。
うらやましくなんかないぞと虚勢を張るが、家に帰るとドラえもんに
ビルみたいにでっかいロボットを出してと泣きつく。
無茶を言うのび太に怒ったドラえもんは、どこでもドアで涼しい所に涼みに行ってしまう。
しばらくしてのび太も涼もうと跡を追うと、ドアの向こうは北極だった。
ドラえもんを探そうとするが、そこでのび太は穴が三つ開いた球を見つける。
ふいにその球がピピピと鳴りだすと、空から大きな機械の一部が降ってきた。
とりあえずそれを部屋に持って帰ったのび太。
なぜか部屋まで球もついてきて、また鳴り出すと今度は違う機械が庭に降ってきた。
それを組み立てると巨大なロボットの片足になることに気がついたのび太は、球が部品を集める装置なことに
気づき、きっとドラえもんが自分のために用意してくれたのだろうと喜ぶ。
しかしそこにドラえもんが帰ってきて、自分はこんなの知らないと言う。
そうしてる間にも次の部品が届いてくる。どうしても全部組み立てたいと言うのび太だが
そうとうでかくなりそうなので置く場所もなく困ったドラえもん。
のび太の案で、鏡の向こうに世界を作ることにし、「おざしき釣堀」を鏡面世界への入口にする。
部品を持ち運び組み立てる2人。

翌朝目を覚まし、残りの部品全てが夜のうちに届いていたため、早速運んで組み立てるのび太たち。
ついに巨大なロボットが完成するが、コンピューター部分に当たる部品が届いていない。
そこで、ドラえもんの道具(心で思った通りに動かせる)で操縦をすることに。
さっそくしずかを呼びにいくのび太。そこにプロペラで飛べるようになったミクロスが攻撃してくる。
のび太は、自分は乗れるくらいでかいのを作ったとスネ夫に自慢し、今夜10時にミクロスと決闘させることにする。
その後しずかを鏡面世界に呼び、ドラえもんと3人でロボットを操縦したりして遊び始める。
ロボットに名前をつけることにした3人。ドラえもんの案で、北極生まれだから
サンタクロースをもじり「ザンダクロス」と名づける。

549 :のび太と鉄人兵団:2005/07/28(木) 17:58:16 ID:???
北極に一人の少女が現れた。
吹雪のなか薄着で彷徨う少女は、襲ってきた白熊を一撃でやっつけると、
探している何かの位置をつきとめたらしく、空に飛び立っていった。

ザンダクロスはどこからやってきたのだろうと話すのび太たち。
地球の技術で作れるようなものではない。どこか他の星から送り込まれてきたのだろうか…。
難しい話はやめにして、今度はしずかがザンダクロスを操縦してみることに。
何気なくコクピットにあるボタンを押してみると、なんとミサイルが発射されビルを丸ごと破壊してしまった。
ショックで泣き出すしずか。このロボットは兵器だったのだろうか。
悪い予感に、もとの世界に帰った3人はロボットのこと・鏡面世界のことを他言しないことを誓う。

その晩、空き地で決闘を待ち受けるスネ夫とジャイアンは、ロボットを探しているという不思議な少女に出会う。
自分のミクロスのことかと喜ぶスネ夫に、そんなものではなく家くらいでかいのだと言う少女。
そんなの常識で考えてあるわけないだろうとスネ夫が言うと、それならいいと言って去っていった。
少女は裏山に行くと、無線で誰かと連絡を取り始めた。
「北極に先着した“頭脳”の誘導によって部品は全て送られたはずだが、かけらも見つからない。
頭脳からの応答により、この辺りにあるはずなので、しばらく捜索を続けたいと思う」
そういうと、少女は祖国・メカトピアを称え連絡を終え、次の日から町の中をあちこち捜し始める。

次の日、昨日決闘をすっぽかしたことに腹を立てたスネ夫とジャイアンに呼び出されたのび太。
ミクロスと対決させるロボットについて聞かれ、のび太はとぼけてみせるが、
怒った二人はミクロスを使って攻撃をしかけてくる。
そこに少女が現れた。ミクロスに手をかざし、操縦不可にしてスネ夫たちを襲わせる。
自分をリルルと名乗ると、のび太の家に連れて行けと言い出す。
はしゃいだのび太は喜んで連れて行くが、そこでリルルは「さっき言ってたロボットはどこ?」と言い出す。
あれはウソだとごまかすが、あのロボットは少女のだと知ったのび太は
「あの恐ろしい破壊兵器が!?」とつい口をすべらせてしまい、ばれてしまう。
あれは自分のだというリルルに、ロボットを返すことを決めたのび太は鏡面世界に案内をする。

550 :のび太と鉄人兵団:2005/07/28(木) 17:59:07 ID:???
リルルはロボットにジュドと呼びかけるが、何の反応も示さないことに首をかしげる。
頭脳を入れればジュドは自分の判断で自由に動けるロボットなのだという。
頭脳というのがあの球だということに気づくがなくしてしまったため、操縦する道具もリルルに渡すことに。
ロボットを返すと、リルルは「このことは2人の秘密」「おざしき釣堀を貸せ」の二つを
のび太に約束させ、去っていった。
その晩総本部に連絡を入れるリルル。
ジュドを取り返したこと、無人の世界を手に入れたことを報告すると、鉄人兵団の出動を求めた。

リルルと会ってから、のび太の様子はおかしくなっていった。常にぼんやりしている。
ドラえもんはミクロスに知能を持たせ、そのかわりにのび太と仲直りしてほしいとスネ夫たちに頼むが
のび太はミクロスに複雑な問題を出しショートさせ、再び2人を怒らせてしまう。
なにか隠し事でもあるのでは、といぶかしむドラえもん。
のび太はリルルが鏡面世界とロボットで何をしようとしているのかが気になってしょうがなかったのだ。
と、そのとき裏山に流れ星が落ちるのを見たのび太。また落ちた。
様子を見に行くと、なんとそこにはおざしき釣堀があり、流星はその中に入っていった。
怪しく思い鏡面世界に入り込むのび太。そこで流星・何かの機械を運んでいくロボットを発見する。
そこにのび太をつけてきたドラえもんもやってきた。遂に本当のことを打ち明けたのび太。
ロボットの向かう先についていくと、そこは町の一部が取り壊され、SF映画のような世界が広がっていた。

そこで指示をしているリルルを発見した2人は、「糸なし糸電話」で声を聞くことに成功。
なんとリルルはここで基地を作り、兵団を組織し「地球人捕獲作戦」の準備をしていた。
思わず驚きの声を上げてしまった二人。こちらの声もあちらに聞こえてしまい、ばれてしまう。
鏡面世界の入口を広げて欲しいというリルル。2人は慌てて逃げ出すが、ジュドに乗ったリルルが追いかけてくる。
なんとか向こうの世界に逃げるが。リルルは無理やり入口を広げようとしてきた。
それにより次元震が起こり、爆発が起こった。この爆発により、向こうの出入り口も消えただろう。
胸をなでおろし、家に帰る二人。

551 :のび太と鉄人兵団:2005/07/28(木) 18:00:31 ID:???
しかし翌日ザンダクロスの脳を発見したドラえもんは、脳から恐ろしいことを聞き出す(ホンヤクコンニャクで)。
鉄人兵団は基地の完成を待ちかね、すでに地球に向けて全軍を発進したのだという。
慌てて自衛隊だの国連だのに通報する2人だったが、当然相手にされるわけでもなく
とりあえずジャイアンとスネ夫に相談を持ちかけることにする。
のび太たちの言うことを信じてくれた2人は、一緒に戦ってくれると言う。友情に涙するのび太。
ミクロスも参戦してくれるというが、どうにも心もとない。
そこでスネ夫の提案で、ザンダクロスの脳を改造し、こっちの味方につけてしまうことにする。
ドラえもんの大手術により改造には成功した。次に新たに鏡面世界への入口を作らなければならない。
そこで、巻き込まないために本人には言わず、しずかの家の風呂を入口にすることにする。

向こうの世界に入り込んだ一同は、さっそく町を徘徊するロボットを発見する。
それをやり過ごし、ザンダクロスを発見すると脳を入れ、味方にすることに成功。
どうせなら、と鉄人兵団の基地の破壊を始める一行。しかし敵ロボットは一人も見当たらない。
そこに総本部からリルル宛てに連絡が入ってきた。
なんと兵団はすでにメカトピアを発進しており、明晩には地球に到着するという。
あまりの急展開にうろたえる四人。だが、リルルと本部が連絡をとれていないこの状況を利用しようと考える。
そこにロボットたちが基地に帰ってきた。武器を装備しザンダクロスと共に応戦を始める四人。

そのころ、風呂に入ろうとしたしずかは、水面が鏡面世界の入口になっていることに気づき、こっちにやってきた。
そこで迷子になっていたミクロスと合流すると、のび太たちの後を追って裏山に向かってみることに。
裏山でしずかは次元震による爆発により倒れていたリルルを発見する。
傷からリルルがロボットなことに気づいたしずか。目を覚ましたリルルが襲い掛かってくるが、
ミクロスの一撃に再び倒れる。手当てをしようとリルルを家に連れて帰ったしずか。
そこでロボットに襲われるが、やってきたのび太によって助けられる。
町内からロボットを追い出した四人は、そこでしずかと合流をする。

552 :のび太と鉄人兵団:2005/07/28(木) 18:01:19 ID:???
リルルをどうするか話し合うのび太たち。
鉄人兵団の情報を聞き出せるかもしれないので、助けることにする。
手当てを始めたしずかは、リルルの外見があまりにも人間に似せて作られていることに驚く。
リルルは意識を取り戻すが、自分を助けようとしているしずかを理解できない。
リルルたち鉄人兵団は、地球人を狩り、メカトピアで奴隷として働かせようとしていると言う。
宇宙を支配するロボットが人間のような下等生物を支配するのは当然だと主張するリルル。
大昔、地球人が生まれる以前、銀河の彼方に栄えた人間達がいた。しかし神はわがままな人間を見放し、
無人の星にアムとイムどいうロボットを作ると、ロボットたちに天国のような社会を作るよういった。
しかしそのうちロボットたちにも支配する側とされる側に別れるようになってきた。
だが最近になり、ロボットは皆平等であるという考え方が広まり、ついに奴隷制度は廃止された。
そこで、新しい労働力として人間を使うことに決まったというのだ。
それを聞いたしずかは、ロボットは人間の歴史を繰り返しているだけだ、と言う。
怒ったリルルはしずかを攻撃するがまた倒れてしまい、やっぱりしずかはそんなリルルをほっとけないのだった。

翌朝、ついに地球を救えるかもしれない手段を思いついたドラえもん。
高井山の湖に巨大な入口を作り、兵団を鏡面世界に誘い込むのだ。
こっちの世界ならいくら壊されたってかまわない。その後の作戦も考えてある。
リルルに気づかれてしまうとまずいので、眠り薬を飲ませるしずか。
だがリルルはこっそりそれを吐き出すと、逃げ出していってしまう。

その晩、出入り口を作り、ザンダクロスの信号で鉄人兵団を誘い込むことに成功したドラえもん。
すでに街中にも仕掛けはしておいてある。その仕掛けとは「改良型山びこ山」で
兵団の攻撃を跳ね返し、人が応戦しているように見せかけるというものだ。
地球に降り立った兵団は、それに気づかず街の破壊を始め出す。
だがそのうち街に人間が一人もいないことに疑問を抱き出す。
そのとき、のび太たちはリルルが姿を消したことに気づいた。
鏡面世界の秘密をばらされたら終わりである。慌てて探しにでる一同。

553 :のび太と鉄人兵団:2005/07/28(木) 18:02:02 ID:???
夜が明けたころ、破壊された街の中にたたずむリルルを発見したのび太。
一緒に戻ろうと言うが、リルルは司令官に本当のことを話しに行くという。
そんなことをすると撃つぞ、と銃を構えるのび太に、早く撃ちなさいとつめ寄るリルル。
だがどうしてものび太は撃てず、リルルは「いくじなし」と叫ぶとのび太を気絶させ、司令官の下に向かった。
司令官に人間の居場所を問われるリルル。しかしリルルは「言いたくない」と答える。
人間を奴隷にするのは悪いことだ。自分でもわからないが、人間はゴミなんかではないと思う、そう訴えるリルル。
さらに、宇宙はロボットだけの天国ではない、即刻人間狩りは中止すべきだと言うリルルを
激昂した司令官は手錠でつなぎ、基地に連行させるよう部下に命令する。

その様子を見ていたのび太とドラえもんは、リルルを助け出すと皆のもとに連れて帰る。
リルルを本当に信用していいのかわからないと言うジャイアンに、リルルは自ら「信用しないで」という。
奴隷狩りは悪いことだと思うが、祖国メカとピアはうらぎれない…自分の心がわからないと訴える。
そんな本人の希望で、ドラえもんはリルルを小さくすると、しずかの部屋の鳥かごの中に閉じ込めることにする。
そのころ鉄人兵団の司令官は、宇宙から裏返っている列島を見てここがニセの世界であることに気づく。
怒りに震える司令官は、くるときに入った湖が出入り口なことに気づくと、各地に散った兵団を呼び戻し
今度こそ総力で人間狩りを開始することを宣言する。

兵団が湖に向かっていることから、作戦がばれたことに気づいたドラえもんたち。
しずかにスペアポケットを渡しリルルの傍につけると、自分たちは湖に先回りに向かう。
やがてやってきた兵団を迎え撃つのび太たち。
しかしあまりの軍勢に、限られた武器では限度がある。
そこで戦いにザンダクロスを投入し、一時休戦まで持ち込む。

554 :のび太と鉄人兵団:2005/07/28(木) 18:02:52 ID:???
家で皆の無事を祈るしずか。リルルはメカトピアの発展こそが宇宙の正義だと信じてたのに
どこで進む道を間違えたのかと嘆く。神様がアムとイムを作ったことからま間違いだったのか…。
「神様に文句の一つでも言ってやりたい!」と怒るミクロス。
その言葉にしずかは、タイムマシンで神様に会いに行くことを思いつく。
リルルとミクロスを連れ元の世界に戻り、のび太の机から過去のメカトピアについたしずか。
そこでアムとイムを作り終えた博士(神様)に出会うことに成功する。
話を聞いた博士は、そこが思い描いていた天国からほど遠いことを嘆き、
より社会を発展させるためにと思い「競争本能」を植え付けたのが悪かったのかとの考えにいたる。
頭脳の改造を始める博士。これで歴史はかわり、恐ろしい鉄人兵団も生まれないだろう。
だが、そうなるとリルルはどうなってしまうのだろう。存在自体がなかったことになってしまうのか。
そのとき、弱りきった博士が力尽きて倒れてしまう。
そこで、自分があとを続ける、と名乗り出るリルル。涙を浮かべるしずかに
「すばらしいと思わない?ほんとの天国作りに役立てるなんて」と笑顔を見せる。

見通しをよくするために森を焼き払った鉄人兵団。
兵団とのび太たち。ついに最後の決戦が始まる。
決死の覚悟で戦う四人。だが、敵の数にはザンダクロスさえも適わない。
もうだめなのか……。誰もがそう思った、そのときである。
なんと四人の目の前から敵ロボットたちが次々と姿を消していくではないか。

そのとき、改造を終えたリルルも椅子から崩れ落ちたところだった。
「今度生まれ変わったら…天使のようなロボットに…」
駆け寄るしずかに、最後の言葉を残してリルルは姿を消した。
「お友だちになってね」
こうして五人の地球を守る戦いは終わった。

555 :のび太と鉄人兵団:2005/07/28(木) 18:03:50 ID:???
学校で居残りをさせられたのび太。
リルルのことが忘れられず、何をするにもぼんやりしてしまいしかられたのだ。
メカトピアは天国のような星になっただろうか…。リルルは天使のようなロボットに生まれ変わっただろうか。
もし生まれ変わってたら、今度はスパイなんかじゃなく、観光旅行とかで地球に遊びにきてくれないかな…。
そんなことを考えていたのび太。
そのとき、窓の外をリルルがゆっくりと横切っていった。のび太に向かって微笑むリルル。
慌ててのび太は窓を開け、外を見るが、そこにはもう誰の姿もなかった。
しかしのび太にはわかっている。あれは確かにリルルだった。
「まちがいない!リルルだよ!生まれ変わったんだ!絶対にそうだ!!」
のび太は仲間に教えるために駆け出すのだった。

《完》


改行うまくできず、中途半端に切れちゃったのでちょっと雑談。
この話大好きなんで、他のより少し丁寧目かもです。名作ですじゃ…。
まぁ相変わらずツッコミどころは多いですが。
話の中に書けなかったんですが、のび太がミクロスをショートさす問題が好きです。
「こじかとおやじか、大きいのはどっち?」と「大ざるとこざる、けんかさせたらどっちが強い?」ってので
正解は「小鹿とオヤジ蚊」でこじかと、「ザル同士はけんかしない」なんだけど、
まさかのび太がこんな問題を思いつくなんて…いったいどうしたんだって感じ。やっぱ大長編だと違いますねw

556 :マロン名無しさん:2005/07/28(木) 19:12:48 ID:???
>のび太さん
乙です。
関係ないこと聞いていいですか?
ストーリーは記憶を頼りに書いてるんでしょうか?
毎回詳細でわかりやすいストーリーですが、
ドラえもん映画って一年に一回ですよね。
すごい記憶力だなと思って。
私も子供の頃に見てましたが、今回ストーリーを読んで
記憶からあちこち抜け落ちていたことに気づきました。

557 :マロン名無しさん:2005/07/28(木) 19:20:25 ID:???
ここは漫画の内容を教えるスレだぞ

558 :マロン名無しさん:2005/07/28(木) 20:40:17 ID:???
乙です。

557、ドラえもんの長編映画の漫画


559 :マロン名無しさん:2005/07/28(木) 22:45:44 ID:???
これがドラ屈指の萌えキャラリルルですか

560 :マロン名無しさん:2005/07/28(木) 23:20:35 ID:???
>>558
いや知ってるよ
だから556につっこんだんじゃん

561 :マロン名無しさん:2005/07/29(金) 00:17:47 ID:???
ゴメン・・・・・・・・・・・・・・OTL

562 :天使禁猟区 41:2005/07/29(金) 04:14:49 ID:???
【地獄編 ACT.5 Sacrifice】
ベリアルは足場をつくり刹那と九雷を降りさせる。
「それこそが地獄の王ルシファー猊下の現在の姿。
 ここは儀式の行われる祭場の終着点ゴルゴタの間。
 聖なる999人目の花嫁が身を投じれば儀式は完成します」
かつてルシファーたちが天界より逃げ延びた先はひどく劣悪な土地だった。
それを変えるためにルシファーは自らの体を大地に根付かせた。
しかし何千年か前に突然現れた黒衣の男が魔王の魂を奪っていった。
「しばしの安らぎを得るがよいルシフェル」男はそう言った。
ルシフェルとはルシファーが天界にいた頃の名だ。
魂をなくした魔王の体は暴走し、今まさに地獄は崩壊しようとしている。
他人と交わった事のない純真な体の者が生贄となる事でしか暴走は収まらない。
このまま放置しても刹那を含めた皆が死ぬだけだと、九雷は自ら生贄になろうとする。
しかし、そこへ現れたアラクネはベリアルを剣で貫き胸の刻印に封じられた魔物を返却すると、
自分が生贄になると言い出した。生贄は清らかな若い体であれば男でもかまわないのだ。
アラクネはノイズによる大怪我をかかえ身を投じようとする。やめろと叫ぶ九雷。
「言ったでしょう。あたしはあんたの従兄のアラクネなんかじゃない。
 あれはただの家族ごっこよ。仲間のふり愛してるふり…
 ずっとずっと長い事あんたを欺くための演技だったのよ…!
 ただ…それが…あまりにも楽しく幸せなごっこ遊びだっただけ…
 あっちが夢で…九雷の従兄だというのが現実ではないのかと…
 ……こんなにも願ってしまっていたなんて…!」
アラクネは奈落の底へと落ちていく。ゴルゴタの間が崩れ始める。
ベリアルは魔術により刹那と九雷を逃がす。
「さようなら姫君。貴方はわたくしの聖域でした」
ベリアルは清らかな体ではないため生贄になる資格がなかったが、
崩壊にまきこまれる事によって地獄=ルシファーと同化できるなら本望だとその場に留まった。
しかし寸前でアスモデウスに助けられてしまった。

途中で刹那とはぐれた九雷が目覚めると、傍にはノイズがいた。
逃げる最中で意識を失った九雷を守るようにしてアバドンは死んでいた。
自分の為に血を流した多くの人に涙しながら、自分も仲間も全て守れるほどに強くなろうと九雷は決意した。

563 :天使禁猟区 42:2005/07/29(金) 04:17:27 ID:???
メタトロンの夢の中から、メタトロンと同じ髪をした謎の男が地球の様子を見ている。
現在地球ではラファエルが刹那を行きかえらせようとしている最中だ。
男は巨大な手を地球に突っ込み遊び半分に妨害をしようとするが、元の体に目覚めた刹那に反撃され巨大な手を消した。
巨大な手が入り込んだ事で磁場が狂い始めた。紗羅・ラファエル・ミカエルは撤退した。

(刹那が完全に目覚めるちょっと前の地獄)
アレクシエルは地獄にやって来た吉良を殺そうとするが気付かれて失敗する。
剣に封印される前の記憶がない吉良に、お前はかつてルシファーだったのだとアレクシエルは告げる。
遠い昔、まだ正常だった頃のロシエルは「もしもの時は自分を殺してくれ」とアレクシエルに頼んだ。
弟の願いを叶え、そして自分と弟にかけられた呪い≠解くためにもアレクシエルはそれを承諾した。
しかし、いざその時になってもアレクシエルには最愛の弟を殺す事が出来なかった。
自分には弟を憎む事も殺す事ができない。ならば刹那に託そうとアレクシエルは刹那の意識の底で眠っていた。
吉良を殺そうとしたのは、吉良がいずれ魔王として目覚め刹那の敵となる事を予感したからだった。
刹那の心音の音が聞こえ始めた。アレクシエルの体は再び屍と化した。

刹那は当初の目的である紗羅の魂奪還のために天界に行く事を再び決意した。



【至高天 形成界(イエツィラー)編 ACT.1兎狩り】
インプロパチャイルド――あるまじき子供たち
天使は姦淫を犯す事が禁じられ、その証である子供たちはそう呼ばれていた。
天使同士の子供はその濃すぎる血故にまともに生まれてくる確率は低い。
異常に白い肌と赤い目を持つ者が生まれやすい事から兎とも称されている。
社会見学のため調査隊として、ならず者たちが多く住むといわれる最下層シャマイム≠ヨ訪れたラジエルは、
Iチャイルドのあまりの多さにラジエルは驚く。泣きながら連行されていく子供を見ると心が痛むが、
この悲惨な状況を根底から叩き直すためには仕方のない事なのだと自分を納得させる。
突如ラジエルに少女が襲いかかる。もつれあう二人は巨大な穴に落ちた。
翼が片方しかなく飛べない少女を抱えラジエルは着地した。
ここには片翼どころか羽一枚すらない天使と認められない天使たちが多くいるのだ。

564 :天使禁猟区 42:2005/07/29(金) 04:19:44 ID:???
>>563
形成界編8行目は

Iチャイルドのあまりの多さに驚く。

でした。修正お願いします

565 :天使禁猟区 43:2005/07/29(金) 04:25:30 ID:???
少女――シャトは自分を救ったラジエルへの敵対心をなくし、
自分をかばって着地したためについたラジエルの傷を治療するために隠れ家に連れて行く。
そこには大量のIチャイルドがいた。子供たちの親は既に極刑になったという。
「生まれながらに罪があるなんてばかげてる。
 奴らはただこの子たちを兎に見立てて狩りを楽しんでいるだけだ」シャトは言う。
他の調査員が探しにきてIチャイルドたちが捕まらないようラジエルは帰る事になった。
天界の政策の全てを否定するわけではないが、Iチャイルドたちの事情を知ったラジエルは
次にくる時はなにか君たちに貢献できるような事をしたいとシャトに言った。

ラジエルはシャマイムの貧しい人々のための救援物資をセヴィーに頼んだ。
それらをシャトのところへも持っていく。
シャトは何故はじめラジエルを襲ったのかを話し出した。
調査隊の大多数の者たちは兎≠スちが逆らえないのをいい事に
「気取るんじゃない出来損ないでも少しは俺たちの役に立て」と兎≠ノ好き放題をしていた。
ラジエルもその一人なのかとシャトは恐れて先に攻撃をしかけたのだった。
「おかしいだろ 狂ってるだろ。上の連中は愛し合う事を最大の禁忌にしているのに
 影では愛のない行為を強いているなんて」泣くシャトに触れようとして寸前でラジエルは手を止める。
「本当だ…何故なんだろ?何故好きな人に触れる事が罪なんだろう…?」

また来るという約束を交わし出ていくラジエル。シャトは支給されたケーキにナイフを刺した。
その瞬間、爆発が起きた。ラジエルが後にした家が粉々に吹き飛ぶ。
そしてシャマイム中に次々と爆発が起こった。支給品に爆弾が仕掛けられていたのだ。
爆発により怪我を負ったラジエルの元に、シャトの生首が吹っ飛んできた。


その大規模な爆発によりシャマイムは壊滅状態。これからも死者は増えつづけていくだろう。
支給品に爆弾を仕込んだセヴィーに「あなたを告発する」とラジエルは言う。
しかしラジエル一人が騒いだところで最高権力者の前ではどうにもならない。
セヴィーはまだ生きている者もいるのにコンクリートを流しこみシャマイムを埋めてしまうと言った。
「奴らは天界の汚点だ。浄化するにはいい機会だ」

続く

566 :Honey Rose:2005/07/29(金) 16:14:08 ID:???
大長編も天禁も乙! 天禁地獄編良いですよね。

>547
>宇宙小戦争のしずかの牛乳風呂シーン
漫画だともしかしたら違うのかもしれませんが映画だと牛乳風呂
完全に沸騰してて幼心にしずかちゃんは大丈夫なのかと心配でした。
>555
名作鉄人兵団乙!です。リルルの最後のシーンは今だに泣けます。。。

では、はにろ投下です。

567 :Honey Rose:2005/07/29(金) 16:16:39 ID:???
フィオナの部屋でアニーが鞄を彼女の前にゴトッ、と音を立てて置いた。
「お召し替えと路銀と……、砂糖菓子も。これが私に出来る精一杯です」
「アニーは私がここにいる事に反対なの?応援してくれないの?」
フィオナは涙を浮かべながらアニーに問うた。
アニーは、フィオナにセブンダイアルズに帰るように勧めていたのだ。
「私、お嬢様に黙っていた事がございます。
亡くなった奥様方は四人とも、いつからか死者の姿を見ては、声を聴き
正気を失って死に至ったそうです。……今の、お嬢様のように」
いつのまにかアニーの向こう側に女が椅子に座っていた。
そして背後には、いつもついて来る、血を吐いている女性。
彼女に追いかけられてフィオナは必死にライナスの部屋へと走った。
その、ライナスの部屋では彼のベッドで、弟のロレンスがごろごろと
横になりながら新聞を読んでいた。
「暇そうだな。テーブルマナーと歌とドイツ詩とおもり、どれがいい?」
「キング侯爵家の長男が牧師かよ……」
その言葉にライナスは役者なら似合ったかな、と冗談を言う。
「俺は学がなかったからだ、兄ちゃんは違う!」
「劇団はどうだ?ちゃんと飯食えてるのか?
最近手紙が来ないってアルが心配してたぜ」
部屋のカーテンを開けながら、ライナスは弟に釘をさす。
「女も程々にしとけよ。もうかばってくれる父さんもいないんだから」
「……なあ、兄ちゃん。オヤジがいないとつまんねぇなあ…」
ロレンスは片手で目を覆うと、ライナスに何か伝えるように言った。
「俺さ……ずぅっと前に、オヤジに」
どんどんどん! 扉を叩く音にライナスがドアを開けるとフィオナが部屋に飛び込んできた。
ライナスに抱きつくフィオナを見て、ロレンスが眉間にしわを寄せた。
「兄ちゃんに触るな」
フィオナの服を引っ張り、ライナスから引き剥がそうとする。

568 :Honey Rose:2005/07/29(金) 16:17:59 ID:???
(エリオットにそっくり……)
げんなりしながらライナスはロレンスに言った。
「妹相手にやめなさい」
「妹じゃない!お兄さんなんて気安く呼ぶなッ!」
泣いているフィオナを見て、ライナスがロレンスをたしなめる。
「よさないか、おとなげない!」
「女中の娘が俺たちの妹なわけないだろ」
そう言いながらロレンスは、なおもフィオナをライナスから離そうとする。
「わ、悪いところは直します。だから教えて下さい。
どうして……、私が嫌いなんですか?」
ロレンスはフィオナの髪を引っ張りながら言う。
「ローズの子供だからだ」
(また、同じことば。お母さんの名前……)
「ロレンス、いいかげんに…!」
「……いいかげん気づけよ、兄ちゃん」
どこかに行ってしまうロレンス。自分にしがみつくフィオナにライナスは聞いた。
「悪かったね、フィオナ。それで何の用事だったのかな?」
「え……」
(この女の人が、兄さんには見えてない。兄さんには言えない)
「フィオナ……?」
黙り込むフィオナに疑問を抱くライナスだったが、廊下にグレゴリーや
ウィリアムがいるのを見て、勝手に納得する。
「ああ、わかった。でもダメですよ。自分から話せるようにならなきゃ」
ライナスが何を言っているのかフィオナにも分かったようだった。
「い、忙しそうだから……」
「ウィルなら邪魔なときはそう言います。朝の挨拶くらい出きるでしょう?」
「お兄さん…、どこにもいかない?」
フィオナはウィリアム達に挨拶するために向かいながらも、ライナスを振り向き振り向き確認する。

569 :Honey Rose:2005/07/29(金) 16:19:54 ID:???
「ここで待ってますよ。兄妹なんだから、遠慮しないで行ってらっしゃい」
ライナスの優しい笑顔に思わず、涙がじわ、と浮かんできてしまう。
突然なぜか涙ぐむフィオナに動揺するライナス。
「兄さんがわらうの好き…、ほっとするの……」
「……はあ? 何です、突然」
フィオナは顔を真っ赤にしながら駆け出した。
「ご、ごめんなさい!!」
ロウランド家の、出納帳を見ながら正餐会の予定を立てているグレゴリーとウィリアム。
(顔を上げて背筋伸ばして、お兄さんみたいにちゃんとしなくちゃ)
フィオナは勇気を振り絞って二人にあいさつをする。
「グレゴリーお兄さん、ウィリアムお兄さん、おはようございます」
無視するグレゴリー。そしてそのまま使用人たちの所に行ってしまう。
もう一度声をかけるタイミングを失い、途方にくれているフィオナ。
「おはよう」
するとウィリアムが挨拶を返してくれた。嬉しくてウィリアムに笑いかけるフィオナ。
しかしフィオナを見ていた彼の瞳はそのまま彼女の後ろの何者かに向けられた。
「あの……」
ウィリアムには見えているのか、フィオナは思わず声をかける。
「生姜の砂糖漬けをもらいなさい。吐き気が軽くなる」
(私の体調…、アニーしか知らないはずなのに…)
ウィリアムは執事に呼ばれたため、そのまま行ってしまった。
そしてフィオナを待っているライナスの前には、アイザックが通りかかった。
「アイザック!ヒマそ……」
「やなこった。手伝わんぜ、めんどくせー」
そう言ってタバコの煙を吹きかける。
「学校ごっこはどうだ?」
面倒くさい、と言いながらもアイザックはライナスに年少三人組の様子を尋ねる。
「他の二人はともかく…四十日間で赤子を貴婦人にどう仕立てろって言うんです」

570 :Honey Rose:2005/07/29(金) 16:23:12 ID:???
ライナスの言い方に、思わずアイザックは眉を寄せる。
「お前なァ…」
「モルゴース伯母が出席します。どこに望みがあるのか教えて下さいよ……。
私は夢を見せてあげる事しかできない」
フィオナが戻ってくる。アイザックが挨拶すると嬉しそうに答えた。
ライナスはフィオナに歌詞を覚えたか尋ねる。
今の彼に出来るのはフィオナを正餐会に出られるようにしてあげる事だけなのだ。
「じゃあ音楽室まで歌詞の復習しましょうか」
二人は手を握りあいながら音楽室へ向かった。そんな二人をアイザックはただ静かに見つめていた。
その時ヴィンセントの部屋では出かけようとするヴィンセントにエリオットが
まとわりついていた。
「実験道具なんか買いなおせばいいだろ!お金ないなら僕、あげてもいいよ」
ヴィンセントは黙って部屋の鍵をかけるとそのまま歩き出す。
「ヴィンスが出かけるなら僕、この部屋の留守番しようか?
…なんだよ、ひきだしのカギ壊したの怒ってんの?」
ヴィンセントを追いかけながらついて来るエリオット。
「ヴィンス、ヴィンセント、ヴィーニー、ねえっ!」
「! フィオナ」
ヴィンセントはフィオナを呼び止める。それが面白くないエリオット。
「君のお母さんの箱、あ……、いや…」
フィオナは開いたのかと期待したが、ヴィンセントはまだだと答えた。
だが、あの箱の中に何が入っているのか見たことあるのか、そう彼女に尋ねた。
「お母さんの宝物が入ってるんだって。何かは知らないの。
お母さんの好きなものだから…。お花かなあ、お菓子かもしれない……」
「花なんかすぐ枯れてぐしゃぐしゃだ!バーカ!」
「ウン年越しの菓子も……」
エリオットとライナスの言葉に思わず赤くなるフィオナ。

571 :Honey Rose:2005/07/29(金) 16:28:14 ID:???
そんなフィオナにヴィンセントが何か入った瓶詰めのような物を手渡しながら言う。
「……これ、弟のディックが作った生姜の砂糖漬け。
ウィルが、き、君にって言うから……あげる。か、母さん直伝だし、きっと効くよ」
「ありがとう……お兄さん……」
砂糖漬け生姜の瓶詰めを受け取ったフィオナを見て、エリオットが
自分も欲しいと駄々をこね始めた。
「だ、駄目だよ。俺のじゃないし」
「ただの薬ですよ」
二人の兄にそう言われてもエリオットは納得しない。
そしてフィオナだけずるい、と言ってむくれていた。
フィオナが歌の練習をしていると、アイザックが酒瓶をぶら下げながら
その場を通りかかる。
「アイザック!」
ライナスは彼を呼び止めると無理やり腕を掴み、こう切り出した。
「信じてましたよ!貴方は意外に善良な人だって!歌とドイツ詩とチェス
どれでも選んでください。歌がいいですか、そうですか!! フィオナ!」
アイザックに口を挟ませずにフィオナの歌の指導を任せてしまう。
アイザックはまあいいか、と彼女の歌を聞いていたが、真面目な顔でこう忠告した。
「嬢ちゃん、よい声だが歌詞は正確に覚えにゃ。いいか、
『何にも勝る、心のチーズと共に』だ!」
「帰れヒゲ」
ライナスは振り向くとそう言ってアイザックを追い出した。
「お兄さん……」
アイザックをフィオナが追いかけてくる。そして、フィオナの母の事を
覚えていれば何か教えて欲しい、と彼にせがんだ。
「ローズの思い出ねぇ…、俺はガキだったし歌くらいしかなァ…。
そうだな…あの寡黙な親父が…、って解んねぇな。温和でお人よしのウィルを想像しな。
ありえないけどな。ムカつくが顔だけは似てやがる」
そう言いながら彼はフィオナの母と、亡きアーサー・ロウランド伯爵の事を話し始めた。
フィオナの母、ローズと話しているアーサー。ローズは彼の前で朗らかに、笑う。
アーサーも一緒になって笑う。とても楽しそうに笑う。

572 :Honey Rose:2005/07/29(金) 16:29:09 ID:???
「オヤジが、ローズといる時だけ声をあげて笑うんでな。おふくろが…。
おふくろじゃ、ダメなんだなァ……」
フィオナの母が辞めた時にはショックで一ヶ月も寝込んだのだという。
バカ親父、と言いながらもそういう所が好きだった、とアイザックは言う。
「お父さんは私のお母さんの事好きだった?」
「当たり前だろ」
その言葉にフィオナは嬉しさがこみ上げる。お父さんはお母さんを愛してた。
「……勉強好きか?」
アイザックはフィオナにそう尋ねる。好きじゃないけど頑張らなければ認めてもらえない。
認めてもらえなければ兄妹になれない、そう答えるフィオナだったがアイザックは
そんな彼女に言い放つ。
「寝ぼけた事いってんじゃねえ! よく聞け嬢ちゃん。なる、ならないじゃなく
血が繋がってりゃ兄妹ってんだよ。わかったか。神さんが決めた事だ」
逆らうんじゃねえぞ、そう言い残してアイザックはどこかへと行ってしまった。
(私は、こんなにも欲深い子だったかしら)
テーブルマナーを習っているフィオナ。ライナスもトーマスも彼女に優しく教えてくれる。
(ぬくもりを、まだ欲しい。もっと欲しい)
ウィリアムとグレゴリーを見つめるフィオナ。
(愛したら、愛されたい。望まれた子だという証が欲しい)
夜になるといつものように幽霊達が現れる。銀貨を握り締めてフィオナは眠る。
(たとえ神様が私を断罪しても、誰かの赦しがある限り―― )
「もう一度!出だしをよく聞いて」
今日もフィオナはルイスとイアンの元で歌の練習だ。
「『家を離れた流浪の身には』」
「『この世の栄華も空しいもの、あの粗末な草葺の家を』」
突然横からエリオットに歌われて、フィオナは思わず次に入るタイミングを失ってしまう。
「……もう一度」

573 :Honey Rose:2005/07/29(金) 16:29:39 ID:???
ルイスたちが最初から弾くが、またもやエリオットが邪魔をする。
「ぼくらが引き受けたのはひとりのレッスンだけだよ。
それとも…、彼女に代わって君が歌う事に?」
「そう!」
エリオットの返事に、フィオナは違うと訴えた。
「お前みたいなバカじゃ教え甲斐がないってさ!」
そっぽを向きながらエリオットは言う。
「ねえイアン、ほんとにカラスはひばりになれるの?」
「牧師様が神に祈ってくださるよ、『どうか奇跡を!』」
フィオナはエリオットに顔を向けると、意地悪しないでと頼んだ。
「へえ!まだ本気でこの家の子供になれると信じてるんだ」
エリオットは目をすがめて言い続ける。
「葬式にも呼ばれず、死に目にもあえずに?父さんの名前すら知らなかったんだろ」
お前がこの家にうとまれてるってわからないかな!」
「なにか理由があったのよ…」
弱々しく否定するフィオナ。
「愛情を感じない理由がね!子供なんて結婚のための口実さ。
父さんが欲しかったのはお前じゃなくて母さんの持参金だったんだ」
「……じゃあ、私は違うわ」
フィオナは胸元の銀貨を握り締めながら言う。
「うちには初めからお金も立派なおうちもなかったんだもの。
お父さんは…、ちゃんとお母さんが好きだったんだわ」
「………いくら着飾ったって、育ちは隠せないんだ」
言葉につまりながらもエリオットはフィオナに言った。
「ロウランドの末娘はついこの間までボロを着て、みすぼらしい店で下働きをしていました!
母親は女中でした!ロンドンの貧民街で一体どうやって稼いでいたのでしょう。何をして?」
「ちゃんとした雑貨店で働いてたわ。変なふうに言わないで」
母親の事をいわれて思わずむっとするフィオナ。

574 :Honey Rose:2005/07/29(金) 16:30:22 ID:???
「お前がいるだけで兄さんたちは恥をかくんだ!
バカでグズで不細工のフィオナ!」
「い、今は駄目でも沢山勉強するし、悪いところも直すし、ちゃんといいこになるもん!」
言い返すフィオナだったが、そんな彼女に向かってエリオットはひどい言葉を口にする。
「お前みたいな妹、誰も望んでないさ!お前なんか要らない!!セブンダイアルズへ帰れ!」
思わずぱたり、とフィオナの靴に涙の雫がおちる。
「エリオットには…、お母さんがいるんでしょう……。
でも、私には帰る場所なんてどこにもないの」
エリオットだけではない。ロレンスも彼女には辛く当たる。
フィオナはそれも思い出してしまい、涙が止まらない。
「兄さんたちのそばにいられるなら。嫌われたって、憎まれたって
いじわるだって我慢するわ。何だってする……!」
身を折ってフィオナは叫んだ。
「だけど我慢できたってちっとも平気なんかじゃない!
私だってほんとは優しいお兄さんの方がいいわ。私の邪魔をしないで、嫌いなら構わないで!
エリオットなんか大嫌い!!」
その言葉にエリオットの顔がゆがんだ。エリオットは傍にあるクッションを掴むと
それをフィオナに向かって勢い良く投げつけた。
「女中の娘のくせに!!」
そして部屋の扉を乱暴に閉めて出て行ってしまうエリオット。
フィオナは思わずその場に泣き崩れてしまった。
「「ひどい声」」
それまで黙っていたルイス達がそう呟く。
「おや、カエルが鳴いてるね。どこだろう?」
「お兄さん…」
「明日は雨が降るよ」
出て行こうとする二人を必死に追いかけるフィオナ。そんな声じゃ練習に
ならないよ、と言われても諦めない。

575 :Honey Rose:2005/07/29(金) 16:31:04 ID:???
「お願いお兄さん、正餐会は明日なの!!」
「「そう、僕らは晴れてお役御免というわけ」」
フィオナは傷ついた心を抱えて温室の扉に手をかけていた。
扉を開けるとそこにはトーマスが、ライナスに指導されながら
明日のために詩の朗読の練習をしていた。
それを見てフィオナは涙をこらえると、汚れた顔を手の甲できゅっ、と拭いた。
そしてその場で自分も歌の練習を始める。
『歓楽の巷や、宮殿に遊ぼうとも。たとえどんなあばら家でも
我が家にまさるところはない……』
部屋に戻るとそのまま眠ったフィオナだったが、夜中、自らの咳で目を覚ましてしまう。
ふと見ると、部屋の中の椅子に誰か座っている。暗くてよく分からない。
カーテンが揺れて月明かりが部屋の中に入ってくる。女だ。
女が、乱れた黒髪を直しもせず、身じろぎせずに座っている。
その首にあるのは、夜目にもわかる程、くっきり残った縄の跡。

―― 『Honey Rose』第五話 完。

576 :マロン名無しさん:2005/07/29(金) 16:37:03 ID:???
観用少女を書いたとき書くの忘れてしまったのですが
まだ単行本未収録のエピソード知っている方いらっしゃいましたら
あらすじ投下キボンです。なるべく詳しくが良いです。
花冠の種の話とか観用少女の卵の話とかあるらしくて知りたいです…。

>>546
いいですよね〜。ティアラの開花のシーンとか絵が綺麗過ぎてすごいです。

577 :マロン名無しさん:2005/07/29(金) 16:50:41 ID:???
はにろ乙です!
雑誌連載時お金が無くて単行本になったら読もう、と思ってたら出なかったので嬉しすぎ。
成長した兄弟達を見たい…(立ち読みだったのでもう面影すら覚えていない
どんなラストシーンを迎えるのか、今からワクドキです!

578 :マロン名無しさん:2005/07/29(金) 16:58:55 ID:???
はにろ乙!待ってました。
いつも丁寧に書いてくれて情景が浮かんできます。

>>577
同じく・・・

579 :マロン名無しさん:2005/07/29(金) 17:05:10 ID:???
はにろ乙です!!
毎回凄い読みやすくて最高です。

あんだろからの読者なのではにろのキング兄弟凄いw

580 :マロン名無しさん:2005/07/29(金) 18:16:10 ID:???
はにろ乙です!!!
「兄ちゃんに触るな」
「帰れヒゲ」
に大爆笑。

581 :マロン名無しさん:2005/07/29(金) 18:36:29 ID:???
はにろと略すのが普通なのか

582 :マロン名無しさん:2005/07/29(金) 19:30:40 ID:???
>>581
作者がはにろ、あんだろ、と略してるのだよ。

583 :マロン名無しさん:2005/07/29(金) 20:13:21 ID:???
サバス・カフェのあらすじを知りたいです。

584 :マロン名無しさん:2005/07/29(金) 20:40:58 ID:???
>>576
>花冠の種の話とか
>いいですよね〜。ティアラの開花のシーンとか絵が綺麗過ぎてすごいです。
って読んでるじゃないかw

585 :マロン名無しさん:2005/07/29(金) 21:32:34 ID:???
>>584
別の話ってことじゃないか?


586 :マロン名無しさん:2005/07/29(金) 23:12:16 ID:???
>584
いくつか単行本未掲載の話があるんだよ
はにろの人が紹介してくれたのは花の話で、種の話が別にある。
卵の方の話は雑誌掲載の時にちらっと読んだ。
でも覚えてないorz

587 :大長編ドラえもん:2005/07/30(土) 16:19:24 ID:???
天禁、はにろ乙です。
フィオナかわいそすぎて泣けてきますつД`) 幸せはやってくるんでしょうか…。

昨日書けなかったんで今日は早めに投下。8作目です。
この話嫌いなわけじゃないんですけど、あまり気分が乗らず書いていったので
いつにもまして日本語変です。読み返したけど直せなかった(;´Д`)
そして多分今日中にあげられるであろう次の「日本誕生」
これは大好きなんでやたら長くなりそうな予感。ムラありすぎ。
では、ドゾー。

588 :のび太と竜の騎士:2005/07/30(土) 16:20:03 ID:???
空き地で恐竜はまだ地上にいるいないで討論するのび太たち。
のび太はネッシーの例を出し戦うも、完璧にスネ夫に論破されてしまう。
なんとかして恐竜の生き残りを探し出してやると息巻くが
ドラえもんの道具により、地上にはもう一匹の生き残りもいないことが判明する。
がっかりするのび太だったが、そのときママがやってきてテストのことを聞かれる。
実は0点の答案を何枚も隠していたのび太は、それを持ってドラえもんと外に出かけることに。
道中でスネ夫とすれ違ったのび太。なんだかスネ夫の様子がおかしい。
空き地でのび太と別れたあと、スネ夫はジャイアンに飛ばされたラジコンを多奈川まで追っていった。
なんとそのとき水面に浮かぶ恐竜の姿を見てしまったのだ。
目の錯覚だろうと言い聞かせていたときにのび太に会ったスネ夫は慌てて逃げていった。
答案の隠し場所に悩んだのび太は、ドラえもんの道具(マンホールの蓋)で地底の空洞に繋がる穴を作り
そこに答案を隠すことにする。思いがけず大きな穴に出た二人は明日探検をしてみることに。

その晩スネ夫は出来杉に電話し、やはり自分の見たものは気のせいだと納得するが、
その時再び庭を歩いている恐竜の姿を見てしまう。ノイローゼ状態になるスネ夫。
次の日早速のび太とドラえもんは空洞に出かける。
せっかくこんなに広いんだからとしずかを呼びにいき、結局ジャイアンとスネ夫も連れて行くことに。
ドラえもんの道具で部屋や水道を作り、空洞を秘密基地として整えていく一同。
スネ夫は離れた所に部屋を作ろうと一人洞窟の奥まで歩いていくが、
徐々に天井が高くなっていき、ついには開けたところに出てしまう。
そこでまたまた恐竜を見たスネ夫。しかも今度は群れである。
パニックで皆のもとに戻り、連れて行くが、そこにはもう何もいなかった。
皆スネ夫の言うことを信じることもなくその日は家に帰ることにする。

589 :のび太と竜の騎士:2005/07/30(土) 16:21:02 ID:???
秘密基地で思い思いに過ごしていた五人。
スネ夫はビデオカメラを持ち、決着をつけにあの広場に一人で行くことにした。
そこにこの間多奈川に沈んだはずのラジコンが飛んできた。恐怖にかられて逃げ出すスネ夫。
だが道に迷ってしまい巨大な地底湖に出くわす。そこに何かが近づいてきた。
それは恐竜にのった人間のようだった。

バギーに乗って遊びまわっていたのび太たちは、スネ夫のビデオカメラが落ちていることに気づく。
しかしスネ夫の姿は見当たらず、先に一人で帰ったんだろうと納得し、自分たちも家に帰ることにする。
家に帰ったのび太は散々遊びまわっていたことがママにばれ、外出禁止令を出されてしまう。
そこで空き地に置いた基地への入口(マンホールの蓋)をドラえもんに持ってきてもらうように頼むが、
蓋はそれをゴミだと思って怒ったカミナリさんにはちゃめちゃに壊されてしまっていた。
地底の中に色々置いていたため、もう行けなくなったと知ってキレるしずかとジャイアン。
残るスネ夫にもドラえもんは事情を話しに行くが、なんとスネ夫はまだ家に帰っていないという。
ということはスネ夫は一人地底に閉じ込められてしまったということか。
しかし助けにいきたくとも空洞の位置がわからない。
なにか手がかりはないだろうかとスネ夫のビデオカメラを見てみると、そこにはあのラジコンと。
それを見て「あれは多奈川に沈んだはず」と言っているスネ夫の声が入っていた。

その晩暗くなってからしずかとジャイアンを呼び出したドラえもんとのび太。
きっとあの空洞は多奈川の底からつながっているのだろう。四人でスネ夫を助けに行くことにする。
予想通り空洞につながる穴を発見し、奥まで進んで行く四人。
まるで誰かが地底の秘密を守るためにややこしい出入り口を作ったかのように感じるドラえもん。
突然明るい光が見えてきた。出てみると、なんとそこには白亜紀のような植物が茂り、
プテラノドンが飛んでいる、地底世界が広がっていた。

590 :のび太と竜の騎士:2005/07/30(土) 16:21:40 ID:???
驚く四人。謎は深まるばかりだが、とにかくスネ夫を見つけなければ。
あちこち探し回りスネ夫のラジコンや不思議な建物などを発見するが、
スネ夫を見つけられないうちにタケコプターのバッテリーがきれてしまう。
歩き出した四人の前に次に現れたのは、なんとティラノサウルスだった。
襲い掛かってくるティラノにパニくって応戦できないドラえもん。
のび太が捕まってしまったその時。突然まわりから矢が飛んできて誰かが助けてくれた。
しかし助けてくれたそいつらに捕らえられてしまうのび太たち。(人食い人種っぽい)
地底に夜が訪れたことに驚くがそれどころではない。
そこに再びスネ夫のラジコンが飛んできた。それを見て移動を始める原住民っぽいやつら。
そこに、恐竜に乗った仮面の男が現れのび太たちを助けてくれた。しかし敵か味方か。

ホンヤクコンニャクで言葉が通じるようになると、男は自分を竜騎隊士バンホーと名乗った。
のび太たちの安全を保障し、スネ夫のことも保護しているという。
首都エンリルまで案内するといって歩き出すバンホー。ラジコンは監視用に改造したという。
どうやらここはかなり科学文明が発達している世界らしい。
バンホーの仕事は地上では絶滅した古代動物を守ったり、地上に迷いでるのを防いだりすることだという。
エンリルに行くには船で行かなければならないと言われ乗り込む一行。
なんと船は空を飛ぶと、地殻に潜り込んでいくではないか。一体地底人とは何者なのか。

再び地殻を抜け正常空間に戻ると、ようやく湊にたどり着いたようだ。
今度は鉄道に乗り込む。列車の動力は磁気だという。
ついにエンリルに辿り着くが、不法入国者ということでしつこく取調べが行われる。
それを終えようやくスネ夫に会うことができた五人。涙涙の再会である。
のび太たちに悪意のないことも認められ、2・3日後には地上に帰れることも決まった。
しかし帰るときには地底世界に関する記憶は全て消されてしまうのだそうだ。
がっかりする五人だが、帰るまではバンホーの妹にローに案内され地底見学に出かけることにする。

591 :のび太と竜の騎士:2005/07/30(土) 16:22:29 ID:???
歴史博物館で黄金に輝く恐竜の化石を見て驚く五人。
聖域で発見された神の奇跡の印だという。聖域というのは大陸の南西にある、真四角の空洞である。
大昔、大災害が起こり地上の生物がほぼ根絶やしになった際、一部の恐竜たちは聖域に潜み難を逃れることができた。
そしてそこに適応し住み着くと、その一部が際立った進化に道を辿り地底人の祖先となったのだ。
その大災害についてはまだ何もわかっていないが、それを突き止める大計画が現在進行中だという。
その後地底の人類は文明をもち発展していくと、ついに次元転換船を発明した。
これにより、地殻のなかを自由に航海できるようになり、次々に大陸(空洞)を発見していったのだ。

地底の世界をタケコプターで飛び回るのび太たち。
ドラえもんは地底の明かりが「日光ゴケ」(22世紀の道具)であることに気づき不思議に思う。
地上の四季や、雨や虹などを知らないルーに色々教えてあげ仲良くなっていく五人。
そのとき少し離れた森で騎士団が演習をしていることに気づき、見学に行くことにする。
ルーに「ついに大遠征が実行されることになり、計画は完成した」と告げるバンホー。
その後、恐竜に乗って街まで帰ることにした一同だが、のび太はうまく操縦できず
近寄ってはいけないと言われた建物の中に一人で入り込んでしまう。
そこで巨大な船を発見したのび太。
祭司長が「地上を再び恐竜人の手に取り戻す」といっているのを聞いてしまう。

戻ってきたのび太からそれを聞き驚く四人。人間に戦争をしかける気なのか。
記憶を消される前に逃げようと建物を抜け出し、地上に戻ろうとする。
地図を持ち出し、一番近い地上への出口に向かうが、その前には巨大な原始林が広がっていた。
途中でタケコプターが壊れてしまい歩いて逃げることにするが、人食い人種に捕まってしまう。
またしても危ないところをバンホーに助けられた五人は、あの巨大な船に乗せられる。
地上人を滅ぼすのは本当かと聞くがバンホーは何も答えてくれない。
騎士団の軍団長は五人の身柄をバンホーに預け、このまま遠征に向かうことにする。

592 :のび太と竜の騎士:2005/07/30(土) 16:24:19 ID:???
船の中が慌ただしくなったと思ったその時、衝撃があったかと思うと、なんと外の景色が地上に変わっていた。
しかし白亜紀の森が広がっている。なんとこの船は巨大なタイムマシンだったのだ。
奴らが哺乳類の先祖を絶滅させようとしていることに気づいた五人。
恐竜人たちは自分たちを地下に追いやった災害というのは、きっと自然災害などではなく
強大な力を持った何者かによる攻撃だったのだろうと考え、その侵略者を倒し、
地上を再び恐竜人のものに取り戻すため、災害の寸前のこの日にやってきたのだ。
船の外に逃げ出した五人。しずかは大きな彗星を空に見つける。
すぐに恐竜人に見つかるが、なんとか逃げることは成功。
しかしそのときに使った秘密道具をみた軍団長は恐竜を絶滅させたのはあいつらでは…と考え始める。

翌日五人は「風雲ドラえもん城」を構えると、恐竜人との戦いを始める。
優勢を保つものの、敵も本気で乗り込もうとしてくる。
そこで空を見上げたしずかは、あの彗星が地上にぶつかろうとしているのを発見する。
皆が見守る中、彗星は地面をかすめると海の遥か彼方に墜落した。
と思う間もなく襲ってくる爆風と土石まじりの豪雨。そして大津波が迫ってくる。
恐竜人たちは次元船で地中に潜り、のび太たちは「ポップ地下室」で地下に逃げ込んだ。
真っ暗な地下室に日光ゴケを吹き付けてみると、大きさ調節ができなかった地下室はかなりの大きさになっていた。
それを見て閃いたスネ夫。地底人の地図を広げてみてビックリ。
地下室の位置・大きさは聖域とピッタリだった。聖域はドラえもんが作ったのか。

地上に上がってきた恐竜人に白旗を掲げるドラえもん。
大災害の原因があの彗星のせいであることを証明してみせる。
たかが彗星一個によって滅ぼされてしまう自分達の身を嘆く恐竜人たち。
しかしドラえもんは救えるだけでも救うというと、皆と協力し恐竜達を地下室のなかに避難させることにする。
道具を使い環境を整えてやると、バンホーたちはドラえもんを神の使いといって頭を下げた。

こうして恐竜人たちの未来を守った五人は、バンホーとルーに送られて地上に帰ってきた。
いつか二つの世界を自由に行き来できる日がやってくるだろう。
その日までのお別れである。

《完》

593 :マロン名無しさん:2005/07/30(土) 17:32:44 ID:???
乙。前作から一転したものものしい雰囲気が好きだったなぁ。

594 :576:2005/07/30(土) 19:56:20 ID:???
>>584-586
586さんのおっしゃるとおりです。紛らわしい書き方スマンかったとですorz
気長に待ってようと思います〜〜(*´∀`*)。

>ドラ大長編
乙です!竜の騎士は、騎士たちの格好よさにしびれます。隊長が特に素敵でした。
最後の終わり方が好きだったなあ。ドラえもん達の行動が、恐竜人たちのその後に繋がってる所とか。
あと次の『日本誕生』すごい好きです!頑張ってくだちい!!ペガサス可愛いよペガサス。

>はにろ
1日1話のペースでやってましたが、ちょっとしばらくペース落ちます。
月曜日あたりから6話〜投下します。ドモです。

595 :マロン名無しさん:2005/07/30(土) 20:02:45 ID:???
ドラ乙です!
日本誕生面白いですよね〜楽しみです。

>はにろ
月曜か〜ワクワクテカテカ
いつも丁寧にありがとうございます。

596 :のび太の日本誕生:2005/07/30(土) 23:07:47 ID:???
川で魚を捕っている少年。
大物がとれ喜んで帰ろうとするが、遠くに火があがっているのを見つけ、慌てて駆け出す。
辿りついた村は、焼け果て村人は誰一人としていなくなっていた。泣き叫ぶ少年。
と、その時。空に黒い穴が開いたかと思うと、少年はその穴に吸い込まれ姿を消した。


本気で家出することを決意したのび太。
独立した人生を歩んでみせると息巻きドラえもんを感心させるが、結局道具は持っていく。
のび太はまず、空き地に住むことににするが、皆はどうせ続かないだろうとバカにする。
怒るのび太だが、空き地からは早々に地主に追い立てられてしまう。
次は裏山に行ってみるが、そこも宅地にするための工事が始まりやっぱり追い出されることに。
家に帰りドラえもんに泣きつくのび太。これが最後といってどこでもドアを出してもらう。
一度行ったことのある無人の村に行き、さっそく新生活を始めようとするが
今度は村がダムになるため、水の底に沈んでしまう。
あきらめろと言われても、どうしても家出したいのび太は外に飛び出し。ジャイアン、スネ夫、しずかに会う。
三人はさっきは散々バカにしたくせに、自分達も親と喧嘩したもんだからのび太を頼って家出してきたのだ。
さらに、家で預かることになったハムスターに怯え飛び出してきたドラえもんも家出仲間に加わることになった。

しかし家出しようにも場所がない。そこで五人はまだ人間が住んでいないころの日本に行くことにする。
タイムマシンに乗り込み、史上最大の家出といってはしゃぐのび太たち。
ところが突然四次元空間に時空乱流が発生する。早く行き先を決め、抜け出さなければ。
そこで既に人がいたと考えられている三万年前の倍の六万年前に更に一万年足した、七万年前の日本に行くことにする。
まず「原始生活キット」で原始人ルックに着替え、武器も装備することに。
次に家にするために洞穴を掘ることにするが、これはジャイアンが引き受けることにする。
花畑を作るのはしずか、畑の世話はスネ夫に決定するが、のび太には何をやらせたものかとドラえもん。
そこで、アンプルを注入するだけでできる簡単なペットを作る仕事をのび太に任せることにする。
バカにされたことを怒るのび太。しかし皆をあっと驚かせるようなアイデアを思いつく。

597 :のび太の日本誕生:2005/07/30(土) 23:08:24 ID:???
そのころ、のび太たちの町の上空にあの黒い穴が現れた。穴から放り出され裏山に落ちる少年。
もちろんそんなことはまったく知らないのび太たち。
それぞれ自分の仕事に精を出し、それをサポートするドラえもん。
のび太の作ったタマゴからも、無事ペットが誕生した。
なんとのび太は複数の動物のアンプルを混入し、ペガサス・グリフィン・ドラゴンを作り出したのだ。
自分の計画が大成功したことに喜ぶのび太は、大きく育つまでは皆には内緒にしていくことにする。
洞窟の家も完成し、畑で取れた食事にも満足したのび太たちは、このへんで一度家に帰ってみることにする。
今日のことは誰にも秘密と約束し、家に帰っていく仲間たち。
その晩のび太の家の屋根の上には、悲痛な叫びをあげる少年の姿があった。

翌日学校で、家出だって一日に少しずつすればいいんだよと話し合うのび太たち。
これからはきちんと宿題を終えてから遊びに行くことにする。
家に帰り早速宿題を終わらせるが、なぜか家の冷蔵庫が空っぽになっており買い物を言いつけられてしまう。
その間にやってきたジャイアンとスネ夫は、のび太たちの帰りを待つ間に着替えておくことにする。
そのとき押入れから原始ルックの見知らぬ少年が現れ、いきなり2人に襲い掛かってきた。
なんとかやっつけたジャイアンは、しずかを連れ部屋に戻ってきたのび太とドラえもんに
なんで勝手に仲間を増やしたんだと怒るが、のび太たちも少年に見覚えはなかった。
とりあえず気絶した少年も乗せ、タイムマシーンで家出先に向かうことにする。

少年の衣装や武器が本物なことから、まさかこの子は本物の原始人なのではとの考えに至った五人。
ドラえもんは、恐らく時空乱流に巻き込まれて現代に飛ばされてきたのだろうという。
この時代の日本にすでに人が住んでいたことにがっかりするが、
ドラえもんはこの子がどの時代からやってきたのかを正確に調べることにし
怪我の手当てはしずか、この辺りの村の探索はジャイアンとスネ夫の2人で行うことにする。
おミソになったのび太は自分のペットの様子を見に行くことに。
すっかり大きく育ち、ちゃんとのび太のことを覚えていて甘えてくる三匹。

598 :のび太の日本誕生:2005/07/30(土) 23:13:25 ID:???
村も見つからず、川で遊んでいたジャイアンとスネ夫はそこで突然ワニに襲われてしまう。
もうだめかと思った時、のび太と三匹のペットがワニを倒し助け出してくれた。
そのまま洞穴に帰ったのび太は皆にペットのお披露目をし、ようやく名誉挽回をする。
皆が出て行っている間に少年も意識を取り戻し、しずかの看病によりかなり回復していた。
ホンヤクコンニャクにより会話ができるようになった少年は、自分はヒカリ族のククルと名乗った。
ククルは魚をとって帰る途中に空の穴に吸い込まれたのだが、村人たちは川に行っている間に
ずっと前から狙われていたクラヤミ族にさらわれたらしい。
戦おうにも向こうには不死身の精霊王ギガゾンビがついているため、とてもかなわないと話すククル。
それはきっとまじない師のようなものだろう、とドラえもん。そんな迷信みたいなのが相手なら大丈夫と
息巻くのび太たちだが、ククルはギガゾンビの魔力はインチキなんかじゃないという。
しかしだからといってククルや捕まった村人たちをほっておくわけにはいかない。
ククルの村の場所が今でいう中国だと突き止めた一同は、明日大陸に出動することにする。

翌朝、一人で村に行くと言って出て行こうとするククル。
凶暴なクラヤミ族と精霊王相手の危険な戦いに皆を巻き込みたくないという。
そこでドラえもんは「風の精霊に命じて君を飛ばす」といってタケコプターでククルを飛ばしてみせる。
驚くククルに、ドラえもんは実はドラゾンビという偉いまじない師なんだよと続けるスネ夫。
だから安心して俺達にまかせろ、というジャイアンに、ようやくククルは心を開いた。
こうして一同はククルと共に村人救出のため中国大陸に向かうことになった。
今回はのび太のペットたちに乗っての旅なので、タケコプターの電池の心配はない。
その晩ククルの村に到着するが、やはりそこには誰一人として残っている者はいなかった。
悲しみにくれるククルに、捕まえられたなら取り返せばいいと励ます五人。
夜が明けると早速クラヤミ族のあとを追いかけることにする。
ここからは目立つといけないから、ペガサスたちはここに置いてタケコプターの旅である。
クラヤミ族に村人たちが連れて行かれたのは四日前。まだ間に合う距離のはずだと急ぐ六人。

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