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(o^v^o) ぱにぽに de 学級崩壊 (*゚∀゚*)2日目

1 :マロン名無しさん:2006/03/05(日) 02:18:16 ID:???
このスレはいじめやエログロなど、ぱにぽにのダークな話をするスレッドです。
不快感を覚えたり、キャラクターのイメージを損なう表現がある可能性がありますが、ご了解の上でご覧下さい。

書き込まれる方は、メモ帳などで書き上げてからの書き込みを推奨します。
内容に制限はありませんが、他人が読んだらどう思うかは考えてみても損はしないかもしれません。

【前スレ】
(o^v^o) ぱにぽに de 学級崩壊 (*゚∀゚*)
http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1135981510/

【関連スレ】(21禁です)
ぱにぽにエロパロスレッド3時間目
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1133189321/

2 ::2006/03/05(日) 02:22:00 ID:???
前スレには書き込めなかった前スレのまとめ
アンカは前スレ準拠なのでレス番号だけにしておきますね。

20から70  藤巻、姫子を救うの巻
78から99 姫子ハブられるの巻
148から154 鈴音、乙女に絶交される、仕込みで、の巻
185 187 193 205 213 復讐者メソウサ!の巻
269から300 C組はいかにして一条をいじめるかの巻
331から397 おまいらくるみが復讐しますよの巻
423から425 桃月の聖餐の巻
565 くるみ割り人形の巻
614から627 6号、過労で倒れるの巻(未完)
662 753から759 姫子暴走カンケリ大会の巻
695 738から749 玲、一条いじめいじめられの巻
734から737 南条のペットが校内を駆け巡るの巻
782 783 人生オワタ\(^o^)/の巻
792から809 ぱにめたる・じゃけっとの巻(未完)
813から863 賭博受難録くるみの巻
883から893 玲が破滅した日の巻
907から942 純愛編、あにいもうとの巻
920 921 ケンカの渦、桃月を駆けるの巻(未完)
924から928 はじめてのじんにくしょくの巻

3 ::2006/03/05(日) 02:23:40 ID:???
ttp://rerere.sytes.net/up/source/up11972.jpg
前スレに貼られていた鬱漫画

4 :マロン名無しさん:2006/03/05(日) 02:59:58 ID:???
>>1は乙!
新スレ記念に一言

・潜水艦映画に外れが無いごとく、くるみがメインの話に外れなし
 ただし油断すると自分がくるみ話界のローレライを書いてしまう恐れあり
・玲は貧乏ネタで攻めろ
・一条さんは無敵
・出番ねーよwww:タヌキ、猫神、小学生組、映研、演劇部、生徒会
・妙子「不幸話のはずなのに出番がありません」
・店長「エトワールが経営難になってくるみちゃんと心中するって話は勘弁な?
     ぶっちゃけウチの本家が土建屋だから、親の代から道楽してるだけだし」

5 :マロン名無しさん:2006/03/05(日) 03:22:39 ID:???
>>1乙です

6 :マロン名無しさん:2006/03/05(日) 08:28:53 ID:H7mVaUrN
とりあえず>>1乙

7 :マロン名無しさん:2006/03/05(日) 11:39:18 ID:???
>>新スレ乙

ttp://rerere.sytes.net/up/source/up11972.jpg

8 :マロン名無しさん:2006/03/05(日) 13:52:37 ID:???

    G┳R フハハハ...>>1乙!!
  ┏◎┻◎┓
  ┣┓  ┏┫
  ┻ ┣ ┫ ┻
   ┏ ┃ ┓
   .◎┛┗◎


9 :マロン名無しさん:2006/03/05(日) 17:06:01 ID:???
>>1乙ッス!
>>2のまとめに感動!

10 :マロン名無しさん:2006/03/05(日) 18:00:16 ID:???
>>1
乙!!!

11 :マロン名無しさん:2006/03/06(月) 15:01:30 ID:???
乙巻

12 :マロン名無しさん:2006/03/06(月) 18:49:46 ID:???
>>1
乙オブザイヤー

13 :マロン名無しさん:2006/03/06(月) 21:18:43 ID:???
>>1

>>3
この人が描く鬱ぽに面白いよな

14 :マロン名無しさん:2006/03/06(月) 22:11:02 ID:???
ただ今、前スレの崩壊を確認した。
datファイルでよければそのうちうpします。
datファイルのうpは法に触れないよね?

15 :マロン名無しさん:2006/03/06(月) 23:18:25 ID:PAX6wWSF
前スレは>>982が最後?

16 :マロン名無しさん:2006/03/06(月) 23:32:08 ID:???
>>15
俺が保存したデータではそうなっている。
950を超えたら勝手に沈むものなのか?
1週間書込みが無かったら消えるのは知っているが。

17 :マロン名無しさん:2006/03/06(月) 23:55:10 ID:hIurcE99
>>16
把握した
俺この板あまりこないから詳しいことはわからんw

18 :マロン名無しさん:2006/03/07(火) 11:22:13 ID:???
>>16容量オーバーじゃないのか?

19 :マロン名無しさん:2006/03/07(火) 11:37:17 ID:???
>>14
よろしくお願いします。

20 :マロン名無しさん:2006/03/07(火) 12:40:49 ID:???
前スレはもう落ちたのか・・・・

21 :マロン名無しさん:2006/03/07(火) 13:13:24 ID:???
・一条さん…イジメよりも全員に嫌われて総スカンをくらえばこたえそう

22 :マロン名無しさん:2006/03/07(火) 15:48:18 ID:???
玲ちゃんもそのタイプじゃね?


23 :マロン名無しさん:2006/03/07(火) 15:56:22 ID:???
一条さんが男子生徒に告白され、体の関係を持つ
でも実はその生徒は玲ちゃんの彼氏で それを知ってキレた玲ちゃんが…みたいな
一条さんは自分に否があるから反撃出来ない

24 :マロン名無しさん:2006/03/07(火) 17:15:06 ID:???
>>23
それいいかも楽しそう。
ってか一条さんをボロ糞にイジメてみたい。

25 :マロン名無しさん:2006/03/07(火) 18:25:53 ID:???
総スカンってどういう意味?

26 :マロン名無しさん:2006/03/07(火) 18:31:35 ID:???
( ゚д゚ )

27 :マロン名無しさん:2006/03/07(火) 18:36:49 ID:???
キイタ?( ゚д゚)オクサン(゚д゚ )アラヤダワア

28 :マロン名無しさん:2006/03/07(火) 21:08:03 ID:???
くるみかわいいよくるみ

29 :マロン名無しさん:2006/03/07(火) 21:23:40 ID:???
>>25
ソース缶だボケ

30 :マロン名無しさん:2006/03/07(火) 22:55:32 ID:???
>>29
d

31 :マロン名無しさん:2006/03/07(火) 23:04:28 ID:???
  ☆ チン

        ☆ チン  〃  ∧_∧   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
          ヽ ___\(\・∀・)<  新作マダー?
             \_/⊂ ⊂_)_ \_______
           / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/|
        |  ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄:| :|
        |           .|/

32 :マロン名無しさん:2006/03/08(水) 00:36:29 ID:???
ご苦労様です。
ご苦労様ですか?

33 :マロン名無しさん:2006/03/08(水) 12:55:46 ID:???
一条さんは彼氏にはガードが甘いと見た!

34 :マロン名無しさん:2006/03/08(水) 15:08:48 ID:???
一条さんがイジメられてキャンキャン泣いてるところが見てみたい。

35 :マロン名無しさん:2006/03/08(水) 15:42:38 ID:???
そういえば、○○学園って少年院に多い名前だよな

36 :マロン名無しさん:2006/03/08(水) 17:03:08 ID:???
前スレ>>813から>>863>>907から>>942の設定の続編(?)で、
玲&一条いじめな内容の話は需要有りますでしょうか?
話の内容としては、都とその他諸々が、玲と一条を暴力中心で虐めます。
玲×一条、くるみ×修の設定は続行。
そろそろこのネタウザイと本気で感じる方もいらっしゃると思うので、
1日(多分)反応を見た後、投下するかどうかを決めたいと思っています。

因みに、バッドエンド(人死にアリ)とグッド(?)エンド(バッドより少し
長め。人死になし)の二種類考えていて、出すとしたらどちらを出そうか決め
かねているので、ご希望もお聞かせ下さるとありがたいです。


37 :マロン名無しさん:2006/03/08(水) 17:22:50 ID:IoqQpfRT
グッドエンド希盆濡

38 :マロン名無しさん:2006/03/08(水) 17:57:36 ID:???
>>36
前スレみれね
ログうpキボンヌ

39 :マロン名無しさん:2006/03/08(水) 18:25:20 ID:???
>>36
グッドよろ。ガンガレ

40 :マロン名無しさん:2006/03/08(水) 18:43:02 ID:???
俺はバッドエンド希望
こういうスレは他には無いし、やるとこまでやって欲しい

41 :マロン名無しさん:2006/03/08(水) 22:00:45 ID:???
>>38
ttp://www.uploda.org/uporg330760.dat.html
DATファイルでよければどうぞ。

42 :マロン名無しさん:2006/03/08(水) 22:54:25 ID:???
>>36
グッドエンドキボン

43 :マロン名無しさん:2006/03/08(水) 23:00:32 ID:???
>>36
グッドエンドとバッドエンドでは途中の文章も違うの?
途中まで同じでエンディングだけ異なるんだったら両方書くのも面白そうだ。

強いてどちらか選ぶんだったらバッドエンド希望。

44 :マロン名無しさん:2006/03/08(水) 23:45:39 ID:???
俺的にはグッドエンドでもバッドエンドどっちもOK

45 :マロン名無しさん:2006/03/09(木) 00:12:05 ID:???
人が死ぬのは・・・嫌です・・・

46 :マロン名無しさん:2006/03/09(木) 00:18:29 ID:???
一条さんがボコボコになってくれれば個人的には大満足です

47 :マロン名無しさん:2006/03/09(木) 00:21:35 ID:FsvTFQHG
第二次世界大戦と桃月学園

48 :マロン名無しさん:2006/03/09(木) 02:37:50 ID:???
>>36
バットエンド書いてほしい


49 :マロン名無しさん:2006/03/09(木) 04:05:04 ID:???
一条さんは漫画から入るかアニメから入るかで認識が違うから主役にはしづらいな。
ちなみに俺はアニメから入ったので、一条さんをスプリガン並みの超人のように考えている。
性格は少しずれてるだけの優しい子だと思うが。
さて、途中までだった6号、過労で倒れるの巻の続きを書くか。
このまま誰も書かないでゐると雑談スレになつちやうぜ。

50 :マロン名無しさん:2006/03/09(木) 04:12:17 ID:???
>>49
頑張れ

51 :6号続き:2006/03/09(木) 06:06:18 ID:???
前スレでのあらすじ
 メディアや修など便利屋達が続々と桃月学園を離れているため、6号に負担が圧し掛かる。
鈴音のチョップを食らい、ついに倒れた6号であるが、頭を打ったせいか心が不安定になり、
言葉のあやで乙女を怒らせてしまう。乙女は「一生休んでろ!」と怒鳴り、保健室を立ち去る。

「はうー、いたた・・・・」
 今日もドジを重ねて全身擦り傷だらけの宮田晶は保健室へと向かう。

「あれ?乙女ちゃんだ・・・」
 保健室のある方向から乙女が勢いをつけて走ってきている。
「乙女ちゃん、保健室から来たの?乙女ちゃんもケガ?」
「ハァ?あんな奴の事なんか知らねえよ!」
「・・・・え?」
 まともに応対せず、晶に凄んですぐ走り去る乙女であった。

「本気で怒ってたけど・・・鈴音ちゃんとケンカでも?」
 ちょっと幸先が悪いながら、それでも保健室へ向かう晶。

「失礼します。1−Dの宮田晶です。鈴音ちゃん・・・いるの?」
 晶は保健室へ足を踏み入れたが、全く人のいる気配はしない。
「意外とくるみちゃんなんかが居たりして・・・あはは、失礼かな?」
 警戒を解いて、奥へと足を進める晶。
「あれ?ベホちゃんのトラッパー26”(ナイフの種類)が無い・・・」
 なぜかベホイミのナイフの名前を覚えている晶であった。
「持って行っちゃったのかな?ま、それよりも絆創膏を、っと」

「・・・そこにいるのは、あきらさんですか?」
「っと!?び、びっくりさせな・・い、で!?」
 ふとかけられた声につられて晶は振り返ってしまった。そして、見た。

「6号ちゃん!手が、血が・・・」

52 :マロン名無しさん:2006/03/09(木) 06:07:46 ID:???
 6号はガーゼで手を押さえており、晶からは詳しい位置がわからないが、
ガーゼは赤く染まっていた。

「・・・もっとうまくきるつもりだったんだけど、しっぱいしちゃいました。
 いたい、ですぅ。いたくないようにしなくちゃ、だめだよね?」
「・・・あ、あ、あの・・・?」
「てつだって、くれないかな?・・・・あきらさん、
 それとも、あきらさんもいっしょに、おやすみ、する?」
 まだナイフを握ったままの手を晶へと伸ばす6号。
そして、そのまま、両手で晶の手を包み込んだ。晶は腰が抜けたままで立てなかったが、
赤い液体の生暖かさと、手を伝う感触に触れ、生気を取り戻した。

「いや・・・」
「いやなん・・ですか?・・・そんな・・ひどい・・・」
「いや・・・」
「だいじょうぶ、だよ?・・・すぐに・・・なれるから、ね?」
 6号から伝ってきた血が、晶の手の甲を通って床へ滴り落ちる。
そして、それと同時に晶は6号の手を振り払い、戸へ向かって駆け出した。
しかし、床にあった何かに足を取られ、倒れ、そして・・・

乙女は、すでに1−B教室へと戻ってきていた。
「・・・ちょっと6号にきつく当たっちゃったかも知れねー」
「そんなの、ちょっと寝て起きればすぐに忘れちゃうって〜」
「6号ハ鈴音とハ違い繊細ダ。差別はよくナいが区別はすべきダろう。
 ま、以後気をツケれバ、ゆるシてくれナい6号でもあルまい」
「ああ、悪かったよ・・・」
「むむ、何か悪口を言われた気がする。鈴音チョッープ!」
 ミス!ズーラにダメージをあたえられない!

(謝りに行こうかな・・・いや、そんなの私のガラじゃないな・・・でも・・・)
 鈴音とズーラによる熱戦!烈戦!超激戦!に目もくれず、乙女は迷っていた。

53 :6号続き:2006/03/09(木) 06:09:50 ID:???
 1−D教室では、元傭兵の会合から帰還したベホイミ、メディアを囲んで座談が行われていた。
「私達がいない間、6号さんが頑張っていてくれたってわけっスね」
「優奈はまた爆破コントの撮影だし、桃瀬君がいないしで私もさびしいなー」
「最近うちの喫茶店に来てくれるようになったけど、優奈も大変そうだよね〜」

「アイドルといえば、宮田がいないな・・・」
「アイドルと来て何で宮田さんっスか?」
「寝言で言ってたんだよ。・・・それよりこの軍用缶詰開けていいか?」
「そういえば、6号ちゃんより前に保健室に行った響ちゃんが、まだ来ないわね?」
「あいつは急激なダイエットのせいで貧血起こしたんだが、この匂いをかぎつけてすぐに来るさ」
「軍隊の携行食って、大味だね・・・」
「ウップ・・・、油の濃いところだった。お茶もらうぞ一条」
「それは、ひまし油です」
 口に含んだそばから噴き出すベッキーであった。

「何でお前は物食ってるそばにひまし油なんか置くんだよ!ムキー!!」
「なぜって・・・わかりませんか?」
「わかるかー!!もういい、保健室に行って胃薬をもらってくる!」
 ベッキーは1人で保健室へと向かう。

「あ〜、口の中が気持ち悪・・・、ん、あそこにいるのは乙女か?」
「・・・・・・・はぁ、ダメだな」
「おい、乙女」
「・・・あぁ、ベキ子じゃあねーか。どうした?」
「いや、どうしたはお前だろ。保健室のそばを右往左往して。これが民家なら通報されてるぞ」
「・・・私さ、こういうときの度胸は無いんだよね・・・6号に悪いことをしたのにさ・・謝りに行けない」
「それでまごついてたのか。なら入るまでは私も付き合ってやるよ。そこからは自分で何とかしろ」
「・・・わかった。じゃあ開けてくれ」

 ベッキーが保健室のドアノブに手をかけたとき、中から声が聞こえてきた。
「やめて・・・6号さん・・・・、お願いだからそんな・・アッー!」

54 :6号続き:2006/03/09(木) 06:12:09 ID:???
「この声は!綿貫か・・・・?」
「中に入るのが先だろ!」
「ちょ・・・、様子を見・・・、入れないんじゃなかったのか?」
「お前だって入ってるじゃあねーか。こういうときの度胸はお互いあるみたいだな」
 そして、2人は壁に立てかけてあったモップを手に取り、一応の用心をした。

「どこのどいつだ!?6号に手を出したら許さねーぞ!」
「・・・・・・綿貫もだ!」
 2人はベッドのある所まで一気に足を進めた。

「・・・みやもとせんせいに、おとめさん」
「「・・・・・・6号!?」」
 ベッキーと乙女は、6号の声がした方向へと目をやる。
 そこにはベッドがあり、その上に血で赤く染まったガーゼを左手に巻いた晶と、
首にナプキンを巻いて、口からどろりとした液体を垂らした綿貫があお向けに寝かされており、
そのすぐ隣には、両手に血のついたガーゼを巻きつけた6号がたたずんでいた。
 
「しーつをよごしてしまいました・・・。もっとも、きっとこれもわたしがあらうことに
 なるのでしょうから、あやまるひつようはありませんよね?」
「6号・・・お前、2人に何をした!?」
「どならないで・・・ふたりは、やっとやすめたのに、それじゃだいなしですぅ」
「質問に答えろよ!なんでこんなことしたんだよ!」
「・・・・?わたしに、いっしょうやすんでろ、とおっしゃったのはおとめさんでしょう?
 でも、ほかにもやすみたそうなひとたちがいたから・・・・さきにやすんでもらいました」
「・・・あんなとっさに言っただけの事を、真に受けたのか?
 それでこんな事をしたのかよ?お前は、・・・なんて事しちまったんだよぉ・・・・」
乙女は泣いていた。そして涙で濡れた顔をそのままにして、6号を睨み付けた。

「・・・・どうやら、おとめさん。あなたもおやすみになられたほうがいい、みたいですぅ。
 みやもとせんせいも・・・ごいっしょ、しますか?ああ、えんりょはなさらなくともけっこうですよ」
 そう言うと6号は、再びナイフを右手に握り、左手で傍らにある、とあるものを引き寄せた。

55 :マロン名無しさん:2006/03/09(木) 06:37:01 ID:???
>>36
グッドエンドに一票

56 :6号続き:2006/03/09(木) 06:58:33 ID:???
 ナイフが、皮から一気に中身まで切り裂いてゆく。
対象の中身を切り裂く度に、少し液体が刃に付着するが、
そんな程度ではこのナイフの切れ味は全く鈍らない。
問題は、使う者が間違いなく切り裂きたい対象へと刃を突き立てられるか、である。
使い方を誤れば、瞬時にナイフの威力は使用者へと向きかねないのである。

「お前らなぁ、紛らわしい寝方してるんじゃあねーよ!
 どうして林檎の皮を剥いてるだけで神経衰弱起こして失神できんだよ?晶!?」
「だって、やっと手を切らないで林檎の皮を剥けたんだもん。
 おかげで左手はボロボロになって、6号さんには迷惑かけたけど・・」
「その林檎は私がおいしくいただきました」
「てめーはダイエット中だったんじゃあねーのかッ!?」
「だって、せっかく剥いてくれたわけだし・・・ね?」
「ご大層に首にナプキン巻いてお召し上がりか?」
「ええ、たしなむ程度に・・・・」
「なんだって口から林檎の食いカスを垂らしてたんだよ?」
「それは・・・恥ずかしながら、ひさしぶりにまともな食事を取ったので、
 我を忘れて食べ続けてしまいました。それはもう呼吸を忘れるほどに・・・」
「酸欠で倒れるまで食うなんてお前は正真正銘のアホだぞ!?
 脳をゆすげ!脳を!差し当たっては一緒にこのシーツを洗うか・・・」
「「さんせーい・・・」」

「まさか林檎とか果物を剥いて食べてるだけであんな事態になるなんてな・・・」
 一瞬時間が止まっちゃったぞ?お前が果物入れを取り出して洋ナシを剥き始めたときは・・・」
「ごめんなさい。いっしょうやすんでろ、といわれたので、これはきあいをいれてやすまなくちゃと
 おもいまして・・・びょうきりょうようをいめーじしてきゅうけいおぶじいやーでした」
「ま、いいから今は休め。後始末は私とあいつらでやるから」
「・・・はい」
「それとだな?落ち着いたらでいいから、D組まで来い・・」

 そこまで聞いたところで、6号は不意に眠りに落ちた。
一度倒れても、宮田や綿貫の世話を焼き続けた彼女は、安心して、ようやく眠りにつけたのだ。

57 :6号続き作者:2006/03/09(木) 07:02:14 ID:???
これで過労6号を巡る話は終わりです。
一応この後の展開も考えられないことは無いのですが、ベッキー、玲による
「6号にあまり頼り過ぎないようにしろ」という説教になりそうなので
きりがいいところで終わりにします。

58 :36:2006/03/09(木) 13:55:27 ID:???
それでは集中投下開始します。
かなり長くなってしまったのですが・・・



休み時間―1年C組教室

カシカシカシカシカシカシ・・・
都のワークを進める、シャーペンの芯が擦れる音が微かに響く。
都(アー、もう・・・イライラする・・・)
勉強をしながら、都はピリピリしていた。自分自身でもハッキリと理由は自覚していない。
だが、それがストレスから来たものだというのは、周囲から見ても一目瞭然。

都は数週間前、海外から桃月学園に帰ってきた。帰れた時はやっと教授からも解放されたと
明るい気分だったのだが、待っていたのは現実。日常を守れと教授からは言われたものの、
やはり日常は日常で、自分が離れていた分を埋めるためにひたすら勉強に励み、息抜きに
友人たちと下らない事を話す。そしてまた勉強。そんなことの繰り返しだ。自分が今いる日常には、
これといって新しい発見も、未知なる生物と遭遇する興奮も、命が危険にさらされる真の意味でのスリルもない。
最近では、あのまま教授の下で助手を続けていた方が良かったとか、早く『敵』なるものが
現れて日常をぶっ壊すなり何なりしてくれないかなぁ、とか考える程にまで元の思想を崩していた。
恐らく、他のみんなが聞いたら目を点にして聞いてくるだろう。『お前ホントに都か』と。



59 :36:2006/03/09(木) 13:56:08 ID:???


カシカシカシカシカシカシ・・・
ただただ、遅れを取り戻す為だけにワークを進める。そんな鬼気迫るオーラを放つ都に、
今は誰も話しかけまいとしていた。・・・ある一匹を除いては。
?「ぁ、あのぉ〜・・・」
不意に、横から声がかかった。ついに、都のイライラは限界に達する。
都「アー?何?何の用!?今私が一ッ生ッ懸ッ命ッ勉強してたのが分かって声かけてきてるわけ?
  あんた私の邪魔したいの?えぇ!?」
思っていることを全て口にだし、腕をブンブンと振り回す。
メソ「ひゃぅっ!!」
すると、その振り回した腕が声の主―メソウサに直撃し、メソウサは豪快に周囲の机を巻き込んで
吹っ飛んだ。

メソ「・・・うぅ〜・・・先生に頼まれてノートを渡しに来ただけなのにぃ〜・・・」
そう嘆き自力で机から這い出ようとするメソウサをよそに、都はただただ立ち尽くし、
自分の腕を見つめている。
都(・・・今の感覚・・・)
都は、今自分の中で起きた事を反芻しながら、恍惚としていた。
メソウサを殴った、その瞬間に感じた感覚。・・・それは快感。今まで感じていたイライラを、
いっとき忘れることができた。生きたものに対して破壊の行動を起こすことによって・・・。

メソ「うぅぅ〜・・・なかなかノートがとれない〜・・・」
メソウサが背中にガムテープで張ってあるノートがとれずに悪戦苦闘しているところに、
腕が伸び、それを手伝う。
都「ごめんね、メソウサ。ありがと」
メソ「あぁ〜・・ありがとうございます〜」
表情が一変して喜ぶメソウサと満面の笑みを浮かべて礼を言う都。しかしメソウサは、
都の表情にある『異常』には気付かなかった。

都の中で、何かが、確実に、壊れた瞬間だった。

60 :36:2006/03/09(木) 14:03:49 ID:???

放課後―体育館裏

都「ごめんね、突然」
響「・・・ど、どうしたの?こんなところに呼び出して・・・」
満面笑顔で接する都に対し、ややビクついて答える響。
休み時間、綿貫は都に声をかけられ、今に至る。今まであまり関わりのなかった相手に
いきなり体育館裏に呼ばれたとなれば、考えることは一つ・・・
響(うひゃ〜・・・最近上原さんピリピリしてたみたいだからな〜。・・・もしかして、
腹癒せに殴りかかってくる・・・とか・・・?)
しかし、目の前にいる都は満面の笑顔である。突然表情を一変させる可能性も否定できないが、
それは考えすぎかとも思い始めた。しかし、都が次に放った言葉は響の予想を全く超えたものだった。
都「あのさ、玲とか、いじめてみたくない?」

響「あ、あのそれってどういう・・・?」
都「だから、言葉の通りよ。・・・諜報部って、玲に色々良いように使われてるんでしょ?
仕返ししてやりたいとか思ってないの?」
響「けど、だからって・・・」
都「玲、言ってたわよ。『諜報部の奴らは本当に助かる。あんな少しの情報で動き回ってくれてさ』だって」
前半部分は言っていたが、後半は実際に口に出して言っていた訳ではない。ただ、
綿貫を協力させる為の口実。
響「え・・・そんな・・・。重要な情報をあげるからって協力してたのに・・・」
都「だから、あなたにも色々協力してもらいたいのよ。色々とね」
徐々に綿貫の目の色が光を失ってきた。そろそろ都の"術"にはまり始めた兆候だ。


61 :36:2006/03/09(木) 14:04:34 ID:???
響「・・・わ、分かった・・・。それで、どう協力すればいいの・・・?」
都「諜報部なら、情報収集は得意よね?ほら、尾行とか・・・?」
響「・・・あるわよ、玲の情報」
そう言うと、綿貫は手帳の中から一枚の写真を取り出し、都に差し出す。
都「え?そうなの?助かるわ・・・って、これ・・・」
そこには、学校内で知っている者は恐らく殆どいないであろう関係。
玲と一条のキスシーンが写されていた。
これは好都合だ。破壊による快感を得る為、自分よりも頭が良くてスタイルも良しといった玲を
嫉みの感情で選んだが、この写真があればあの一条も計画の対象にする事ができる。
都は今、あの玲が、一条が、普段見せないような表情で『助けてくれ』とすがり付いてくる姿を
想像して、そしてそれさえも踏みにじったときに感じる快感を想像して興奮していた。
だがそれを表情に出すことはない。
都「ありがとう、綿貫さん。あと、新聞部の依頼みたいなのもやってたんだよね?
  それで、他にも情報とか持ってない?」
今の都は貪欲だった。少しでも快感を得たいが為に、少しでも誰かを痛めつけたいが為に、もはや
手段は選ばない。もちろん後始末の事などは頭にあるはずも無く、それはまるで、麻薬に溺れた中毒者のようだ。
響「あるわよ。これも写真だけど・・・」
好都合なことに、綿貫がすんなりと差し出す情報には、形となったものが多かった。そして、
それらは全て都が快感を得る為の足がかりとなる。
都「ふ〜ん・・・この二人も、ねぇ・・・」
そこには、くるみとその兄である修との関係を決定付ける写真。
都「これって、例のくるみが壊れたときの写真じゃなくて?」
都はその後くるみが"戻った"時にその関係はなくなったということは聞いていたが、
その後に何かあったなどは全く聞いていない。そしてそれは一部を除く生徒の間でも
知られてはいなかった。
響「それは最近の写真よ・・・。証拠に、桃瀬くんの方からの写真も、ほら・・・」
なるほど、この2枚の写真を見るかぎりは相思相愛ということらしい。
先ほどの玲と一条の写真もこの写真も、世間一般に認められることのない、いわゆる
"禁断の愛"的なものだ。これは餌に使える。



62 :36:2006/03/09(木) 14:07:21 ID:???

都「本当にありがとう。じゃぁ、計画が練れたらまた声かけるから」
そう言って都はその場を立ち去った。綿貫はまだその場で何か考えているようだが、
そんなことは気にしない。
都(なにをどう考えたって、私の言うことに従うしかないんだから・・・)
それにしても、予想外の収穫が多かった。これら全てを捌くには、更なる人手が
必要になるだろう。だどしたら・・・
都「奴隷は多い方がいいわね・・・」



昼休み―屋上

玲「・・・良い天気だな・・・」
一条「良い天気です」
屋上の一角、玲と一条は弁当を食べていた。傍目から見ればこの組み合わせは何かの
作戦会議でもしてるのかと疑われるように捉えられてもおかしくないのだが、実際はそうではない。
二人は、いろいろあって付き合っていた。
もちろん他の誰にもこのことは話していない。話す気もない。私たちは女と女。
もし知られてしまえば、自分や一条の学校での立場は今までとは変わってしまうだろうし、
見る目も変わるだろう。くるみと修の件は今まで冗談で済んではいたが、この2人ではそれも望めないし、
そんな風に見られるのも嫌だった。
いや、自分だけならまだ良い。一条が悲しむ顔を見るのは、なんとしても避けたい。
と、その時、携帯が鳴る。どうやらメールのようだ。玲は内容を確認する為に携帯を開く。
『放課後体育館裏へ』
メールにはただその一行。差出人は綿貫響。
玲(ったくなんだ・・・?ただの嫌がらせか?)
時々こういうことはある。やはり使われるだけでは気に食わないのだろうか、こういった
反抗のようなものを見せてくるのだ。だが、所詮諜報部綿貫響。そのたびに情報なり
なんなりで抑えさせてきた。体育館裏などといっているが、どうせ今回も同じようなことだろう。
そう思い携帯を閉じようとするが、玲はあるモノに気付く。
玲(・・・添付ファイル?)

63 :36:2006/03/09(木) 14:09:09 ID:???
一体何が入っているのだろうかとそのファイルを開く。新しい情報だろうか?
しかし、その添付ファイルを開いた瞬間、玲は愕然とした。そこには、玲と一条が
口付けしている最中の写真。
一条「玲さん、どうかしましたか?」
しまった。顔に出てしまったのだろうか。玲は慌てて誤魔化す。
玲「ん?いや、なんでもないぞ」
一条「そうですか。ならいいのですが」
意外とすんなり納得してもらえたようだ。少なくとも、これは一条が心配するような
内容ではない。いや、心配させていい問題ではない。
一条「玲さん・・・」
玲「なんだ?」
納得していなかったのだろうかと玲は不安になる。しかし、それは杞憂だったようだ。
一条「・・・好きです」
玲「・・・あぁ、私も好きだよ」
一度ふっと微笑み合うと、軽く口付けをする。貯水タンクが妨げになって死角に
なっているのでここからは回りに気を使わなくてもいいし、見られる心配もない。
もう一度玲は一条に微笑みながら、考える。
玲(そう、こんなのもどうせ杞憂に過ぎないんだ。相手は綿貫。今までも上手く
  いっていたじゃないか・・・)




64 :36:2006/03/09(木) 14:09:56 ID:???

放課後―体育館裏

玲「一体何の真似だ、綿貫・・・それに都」
目の前には、玲が全く予想しなかった光景が広がっていた。
諜報部の綿貫。そしてその隣に立つ、都。なぜ、都がここにいるのだろうか?
玲「綿貫、取引に不満があるのか?それを言ってくれれば私も・・・」
都「そんなことはどうでもいいの」
いつもより暗い感じのする綿貫とは対照的に、隣の都が、笑みを浮かべて言う。
都「これを配って良いか、許可をもらいたいだけだから・・・もちろん全校に」
そう言って、ポケットから先ほど送られてきたモノと同じ写真を取り出す。
玲「おいっ!どういうつもりだ!」
都「あれー?駄目なワケ?」
玲「そんなこと私が許可するとでも・・・・うっ・・・」
突然、後頭部に、衝撃。あまりの痛みに、その場に膝を着く。
都「なら、しょうがないわよね、玲。ちょっと付き合ってもらっちゃう
  ことになるけど、わるいわね」
玲は朦朧とする意識の中で、都の笑みに違和感があることに気付いた。
徐々に思考速度が落ちていく脳で必死に考える。
玲(くそっ・・・誰だ・・・?誰が・・・うし・・ろ・・・から・・・)
意識は落ち、頭が真っ白になった。

?「ごめんねー、玲ちゃんー。・・・都ちゃん、玲ちゃん死んじゃって無いカナ?」
都「大丈夫よ。運動オンチのあなたの力なんてたかが知れてるんだから」
響「でもさすがに鉄パイプは・・・」
都「そんなこと言ってないで、さっさと準備準備。綿貫さんは玲を運んで。ほら、あんたはこれでも食べて次の準備してなさい」
?「おー!カニカマー!いっただっきまーす!・・・ウマー!!!」
都「あら?綿貫さん、なんか落ちたわよ?」
響「?これ私のじゃないよ?」
?「ってことは玲ちゃんのカナー?」
都「・・・ふーん・・・。これも使えそうね」


65 :36:2006/03/09(木) 14:12:12 ID:???
放課後―倉庫

玲は見たこともない場所で目を覚ました。まだ痛みの抜けていない頭で、現在の状況を整理する。
ほとんど窓の無い、薄暗い室内。壁や扉は分厚そうで、残念ながら防音には申し分なさそうだ。
部屋の隅には段ボールや使わなくなった椅子やら机やらが積み重ねてある。見たところ、
あまり広くは無いが、何かの倉庫のらしい。
都「あら、起きたみたいね、玲」
玲「おい、いったい何のつもりだ」
そういって立ち上がろうとするが、身体が動かない。玲はここで自分自身の状況を把握することになった。
動けないのは、椅子にロープで身体を固定されているからだ。
都「あまり反抗すると・・・ちょっと痛い思いしてもらうことになるわよ」
そういってポケットから黒い物体を取り出し、玲の目の前で振ってみせる。
玲「それっ・・・!」
都「ちょっと借りたわよ。・・・ねぇ、これってやっぱり痛いもの?」
玲「・・・私が知るわけ無いだろ・・・」
効果はすでにくるみで実証済みだったが、ここはそんなことに答えても仕方が無い。
都「・・・へぇ・・・じゃぁ、試させてよ」
玲「なっ!」
そう言うやいなや、スタンガンの電源を入れる。そして少しづつ玲に近づけ始めた。
都「・・・ねぇ?怖い?」
玲「・・・さあな・・・」
都「・・・怖くないの?」
玲「・・・・・・」
都「・・・ホントあんたってムカつくわよね・・・!」


66 :36:2006/03/09(木) 14:14:41 ID:???
玲「ぐっ・・・!」
スタンガンの本来当てる部分は当てず、振り下ろす形で柄を肩に打ちつけた。
下手をすれば自分が感電する恐れもあったが、もはやそんなことはどうでも
いいかのように、何度も何度も振り下ろす。
玲「・・・!・・ぐっ・・・ッ・・・!・・・っ!」
その度に玲の口から苦痛に耐える声が漏れ、都の表情は先ほどの笑みの面影が消えてゆく。
都「あぁ、ムカつく!ホントムカつくわ!!ねぇ!もっと叫びなさいよ!
  もっと苦しみなさいよ!」
玲「・・・はぁ・・・ぁ・・・そんな理不尽な・・コト・・・きけるか!」
都「・・・このっ!!」

ギィ・・・

都がまだ電源の入ったスタンガンを高々と振り上げたとき、鉄製の扉の開く音が、
大して広くない倉庫の中に響いた。
そして玲は今日何度目かの驚きの声を上げる。
玲「・・・!一条!なんでここに・・・!」
そこには、冷たい目の綿貫と、走ってきたのであろう、肩で息をしている一条の姿があった。
響「あなたのぐったりしてる姿をメールで送ってあげたら、すぐに飛んできたわ。
  よっぽど仲がいいのね」
そう言うと、都とはまた違う種類の笑みを浮かべる。そこにいつもの綿貫の表情は、欠片も無い。
一条「玲さん!」
都「あら、それ以上近づかないでね。大事な恋人の痛む姿は見たくないでしょ」
玲「どうするつもりだ!」
響「あなたもそれ以上歯向かわない方がいいんじゃないの?」
綿貫は近くに転がっていた鉄パイプを握る。
一条「・・・どうしたら玲さんを放してくれるのでしょうか?」
都「・・・そうねぇ・・・一条さんが玲の代わりになってあげたらどう?」
玲「やめろ!一条だけでも逃げるんだ!こいつら今はマトモじゃない!」
あの一条なら、一人だけで逃げることは可能だと思い、叫ぶ。しかし、再び壊れた笑みを
取り戻していた都は、玲を先ほどの表情で睨みつけた。

67 :36:2006/03/09(木) 14:17:09 ID:???
都「玲は黙っててよ。それとも2人で仲良く泣く?喚く?叫ぶ?どうしたいの?」
ガッ!ガッ!ガッ!ガッ!
都が言葉を区切るたびにスタンガンの衝撃が玲の背中を打ちつけた。それでも
玲は弱音ひとつ吐くことはない。
玲「ッ!・・・・っ!・・・ぐっ・・・!」
一条「・・・もう、止めてください!」
突然一条が叫んだ。しかし一条の声は外に漏れることは無く、ただ倉庫の中にこだまする。
一条「もう、玲さんを殴らないで下さい」
玲「・・一条・・・?」
都「へぇ。良かったじゃない、玲。愛の絆ってヤツ?」
玲「駄目だ、都。私なら好きなだけ殴ってもいい!だが、一条にだけは
  手を出さないでくれ!」
都「綿貫さん、お願い」
懇願する例を無視し、都は綿貫に指示を出す。指示を出された綿貫は黙って一条を
束縛する為の準備を整え始めた。まずは腕を鎖で縛り、次は脚を縛る。
そして椅子には縛り付けずに、どこからもってきたのかコンクリートブロックの
重りに括りつけ、玲の隣に直に座らせた。
一条「これで、玲さんを解放してくれますね?」
半ば懇願するような一条に、都は笑顔で答える。
都「ええ。もう殴りはしないわよ・・・一条さんが起きてるかぎりね」
一条「・・・どういう意味ですか?」
都「玲には、自分の恋人が痛めつけられていく姿を存分に味わってもらわなきゃ」
一条「・・・・・・!」
玲「・・・・・・!」
都「その為にも、一条さんも協力してね」
そう言うと、都は一条の頭を足の裏で蹴飛ばした。勢い良く後ろに倒れるが、
重りがあるのでそこからは動けない。


68 :36:2006/03/09(木) 14:18:53 ID:???
玲「おぃ!やめろ!殴られるのは私だけでいいだろ!?」
都「ほんっと、美しいわね。・・・嫌になるくらい」
仰向けの一条の脇腹に蹴りが入る。しかし一条は苦痛の声すら上げない。
それが返って都の攻撃を過激にしていた。
一条「・・・玲さん・・・・私・・は・・大丈夫ですから・・・声も・・出し
   ・・ません・・だから・・目を・・・つむって・・いて・・・ください・・・」
そんなことが出来るわけが無かった。一条はそれでいいのかもしれないが、
玲にとってそれが何よりの苦痛だ。しかし一条は止めてくれといわれないほうが
いいのだろう。玲のなかで激しい葛藤が起きる。
だが、そんな事を考えている間でも都は攻撃の手を緩めない。それどころか更に激しさを
増している。玲は見るに見ていられず、思わず目をそらした。

本当にイライラする。だから一条を蹴りつける。それでもイライラは収まらない。だからもっと
強く蹴り続ける。この繰り返し。
しかし、いい加減に嫌気が差した。これだけ蹴り続けているのに、一条は声ひとつすら上げない。
そこで都にとっての"名案"が浮かぶ。人間、関節が外れたときや骨が折れたときの痛みというのは、
とても耐え難いものがあるそうだ。自分では経験したことがないが、一条の関節をはずしたら
どうなるのだろう?やってみたい。一条がそれで泣き喚くことになるなら、それを見てみたい。
都は、相手の恐怖を欲していた。
一条が苦しむ姿を想像すると、身体の奥から沸々と湧き出る何かを感じた。
やり方は以前、映画か何かで見たことがある。まずは脇腹を蹴りつけるのを止め、一条の身体を
起こす。何かに気付いたのか、一条がこちらを向いてきた。
都「今から、とっておきの事してあげるから。」
一条「・・・・・・」

69 :36:2006/03/09(木) 14:21:40 ID:???
まだ一条は平静を装っている。それが何よりも、憎い。憎い。憎い。憎い。憎い。憎い。憎い。憎い・・・
一条の左肩に足をかける。その時点で一条はうつむいてしまった。鎖をそちらだけ解いて腕を握り、
力いっぱいに引っ張った。
ゴッ!
一条「ひゃぁあぁぁ!ぅぁ・・・・あぁぁ・・・・」
骨の鳴る音と一条の叫び声が同時に発せられた。一条は今までに発したことがないような声で呻き、
目の端には涙を溜めている。右手は重りで塞がっているので、左腕を押さえる事も出来ない。
都はというと、今の骨が外れる感覚に、音に、一条の声に、全てに恍惚としていた。
今までに感じたことのない快感に完全に酔っていた。
玲「一条!!」
今まで目を背けていた玲が、一条の姿を見て愕然とする。しかしすでに手遅れだった。
都「ほら、ちゃんと見てないからこういうことになるのよ、玲」
そういいながらうずくまる一条の肩を踏みつけ、体重を乗せる。
一条「・・いぁ・・・・ぁう・・・・あぁ・・!」
都「あら、さすがの一条さんでもこれで限界みたいね。どうしたの?
  声は上げないんじゃなかったの?」
玲「都、頼むから、止めてくれ・・・!」
しかしそんな玲の言葉を完全に無視し、ポケットに入れてあった玲のスタンガンを
手に取った。
都「・・・いつまでもってくれるのかしらね、一条さんも・・・」
一条「・・・・はぁ・・・ぁ・・・はぁ・・・」
スタンガンの電圧を上げる。
玲「止めろ!」
しかしそれで都が止めるはずがなかった。最後に一度、一条の外れた関節を蹴りつけ、
今度はうつ伏せに倒す。
玲「・・・・・・!」
玲は思わず目を反らしてしまう。
そして、一瞬の衝撃が走った。
一条「きゃぁぁ!!・・・・!」
一瞬身体を強張らせた後、一条はぐったりと動かなくなった。だが、意識を失ったわけではないらしい。
その一条の意識に止めを刺すべく、都は鉄パイプを掴んだ。そして、静かに歩み寄る。


70 :36:2006/03/09(木) 14:24:22 ID:???
玲は、もう目を背けることしか出来ない。
綿貫は、その様をただただ眺めるだけ。
そして

姫子「都ちゃーん!どこカナー!?」
突然、鉄の扉が開き、姫子が現れた。
玲「・・・・・・?・・・姫子!丁度いい、助けてくれ!誰でもいいから先生を呼んで来てくれないか!?」
予想外の人物の登場に、なぜ姫子がここにいるのかも考えずに玲は叫ぶ。しかし、そんな玲にとっての希望も
すぐさま砕かれることとなった。
姫子「オヨ?一体何の事カナ?なんで先生なんて呼んで来なきゃいけないの?」
玲「どういうことだ、姫子!一条の姿を見てなんとも思わないのか!?」
姫子「ありゃ〜。こりゃいたそうだね〜」
玲「ありゃって・・・」
姫子「そんなことより、くるみちゃん連れてきたんだからさ、都ちゃん、カニカマ〜!」
そう言うや否や、姫子は都の下に走り寄る。その後ろには、姫子が言った通り、くるみがいた。
玲「・・・これってどういう・・・」
今の玲には、わからないことが多すぎた。なぜ姫子が?なぜくるみが?
都「・・・なんで?って顔してるわね」
玲「・・・・・・!」
都が姫子にラッピングされたカニカマを与えながら玲に話しかける。
都「・・・私も、ただ教授と旅してたわけじゃないのよ?少しは勉強させてもらったわ・・・。
  たとえば、相手の精神を操作する方法、とかね」
玲「・・・は?」
都「あんたもおかしいと思わなかったの?綿貫さんも、姫子も、私の言いなりになってるのに。
  それに、あなたを殴り倒したのは姫子よ?」
玲「・・・そんな・・・」


71 :36:2006/03/09(木) 14:26:24 ID:???
どうしても信じられなかった。あの姫子が、都の計画に加担していることを。あの姫子が、
人を殴ったことを。あの姫子が、一条の姿を見て何もしないことを。
玲「それが本当なら、なぜ私にも同じ事をしない」
都「・・・残念ながら、あなたや一条さんみたいに何考えてるか分からない相手だと難しいのよ。
  それに、それじゃぁホンモノの快感は手に入らない・・・普通の思考を持った相手が、
  普通じゃない状況に立たされた時。その時をつくるのが私の快感。・・・簡単だったわ。
  こんなのコツを掴めば簡単よ。言葉と微妙な仕草をシンクロさせて、相手の強い欲望を引き出すの。
  たとえば姫子ならカニカマに、綿貫さんなら仕返しをしたいという欲望を引き出したわ・・・最大限にね」
玲「つまり・・・催眠術でそいつにとっての麻薬を作ってやったってことか・・・それなら何度でも、
  その快感欲しさに間違ったことでも平然とこなす・・・今の都みたいにな」
都「ふふっ。失礼なこと言わないでよ。今の玲の立場解ってる?」
玲「・・・くるみは・・・なんだ?」
都「・・・それは見てからのお楽しみよ。・・・本当に楽しいのはこれからなんだから」

くるみは困惑していた。一体目の前で今まで何が起こっていたのだろうか?いや、それは見れば分かる。
都が鉄パイプを握って、一条さんはぐったりしているところを見れば、大体の想像はついてしまうだろう。
問題は、何故か、だ。
なぜ、一条がぐったりしているのか、ではなく、なぜ、自分がこんな場所にいるのか。そんな疑問が頭の中に渦巻いた。

今から十数分前、兄貴と一緒に学校前の歩道を歩いていたらメールがきた。いつもは、兄貴といるときは携帯を
いじらないようにしているが、そのときは、何か悪い予感がしたのだ。
そして案の定、自分と兄貴のキスシーンを撮った写真と、『体育館裏へ』の文章。また玲かと思ったが、差出人は綿貫だった。
兄貴には先に帰っててと平静を装って体育館裏に向かうと、そこには何故か姫子がいて、質問をする暇もなく、
敷地内の隅っこにあるこの倉庫へ連れて来られたのであった。

72 :36:2006/03/09(木) 14:27:42 ID:???

そして、現在に至る。

自分が虐められるのなら、まだわかる気はした。自分はなんとも虐めやすい人間なのだと、過去に自覚させられたから。
しかし、虐めの現場に立ち会うというのは、妙な気分がする。一体自分はどうしたらいいのか。
その明確な目的がないことは、この場で相当の不安を誘った。
しかも、逃げようにも姫子が鉄パイプを持って私の後ろで待機している。
私は、どうすればいいんだろう?

響「こちら001・・・・なにっ?・・・解った。引き続き監視を頼む」
都「綿貫さん、何かあったの?」
響「監視に当てていた002から通信が入りました。桃瀬くんがくるみを尾行して倉庫の外に隠れている模様」
報告、のような物になると、綿貫は突然口調が固くなる。それが諜報部であるのだが。
都「・・・ふ〜ん・・・まぁ、観客は多い方がいいかもね」
その口調に、ある意図を汲み取った玲は、くるみにうったえる。
玲「桃瀬を来させるのはだめだ!せめてあいつだけでも逃がせ!」
くるみ「・・・え?え?」
しかし、すでに遅かった。鉄の扉が、重い音を立てて3たび開いたからだ。


くるみが学校の方へ戻った後、修はどうしても不安で不安で堪らなかった。なんとなく、
くるみの表情に影があったように見えたからだ。しかたなく、全力疾走でくるみを追いかける。
くるみは走ってはいなかったので、すぐに見付かった。くるみは体育館裏で片桐さんと落ち合い、
そのまま誰も近寄らないような倉庫へと向かう。そしてそれを追う。
最初は、一体中で何が起きているのか気になって仕方がなかったので、近くの物陰で様子を
見ることにした。C組で何かを作っているのか、とか。なにかの劇の練習か、とか。
はたまた実は姫子とくるみは・・・なんてことまで考えた。そんなことまで考えると、
もういてもたってもいられない。気付けば、もう扉の前に立っていた。ここまできたら、
やるしかない。一体何をやるのかはわからなかったが、その重い扉を開く。
しかし、中では自分が想像していたものとは全くかけ離れた事実が存在していたことを、
修はすぐに思い知る破目になるのだ。


73 :36:2006/03/09(木) 14:31:18 ID:???
修「くるみ!」
くるみ「兄貴!?どうしてここに・・・」
玲「クソッ・・・おい、桃瀬!今からすぐにくるみをつれて逃げろ!巻き込まれる前に!」
都「そんな事させるわけないじゃない・・・」
しかし、扉は響の手によって閉ざされ、鍵までかけられてしまっていた後だった。それに、
今の修とくるみに十分な反応を期待するというのが間違いだ。
だが、くるみも修も、倒れ、束縛された一条を見ると、自分の直面している危機にやっと気づいた。そして慌て始める。
都「まったく・・・飛んで火にいるなんとやら、ね」
修「お、おい!上原!どうなってんだよ?何で一条さんが・・・」
くるみ「玲・・・虐められてるの・・・?」
都「虐めてるなんて人聞き悪いわね・・・遊んであげてるのよ、私の基準でね」
都がそういうと、綿貫がくるみのそばによってくる。それに危険を察知したのか、修もくるみの元に
歩み寄ろうとするが、都の一言で牽制された。
都「桃瀬君、下手に動かない方がいいわよ。じゃないとあなたの大事な大事な妹が、
  ほら、一条さんみたくなっちゃうから」
その一言を受けると、どうにも動けない。そう、互いが互いを想うがために、
玲も一条も動けないでいたし、くるみも修も動けないのだ。
そして都は、くるみに痛烈な命令を下す。
都「ねぇ、その綿貫さんが持ってる鉄パイプで、一条さんを殴って気絶させてくれない?」
そういいながら、明らかに困惑顔のくるみと、スタンガンの影響で動けない一条を交互に見やる。
都「くるみが一条さんみたいになりたい?それともあなたの大事なお兄さんを動けなくして欲しい?」
響「・・・もってよ」
くるみは響に、無理矢理鉄パイプを握らさせた。もうこの条件下で、誰もが動ける状態ではない。
誰かが動けば、誰かが傷付くのだ。しかも、一番傷付いて欲しくない相手が。

74 :36:2006/03/09(木) 14:31:51 ID:???

くるみは、一人震えていた。自分と兄貴を守る為、他の誰かを傷つけるのか?
それは果たして正しいといえるのか?それで本当に都が開放してくれるのか?
すべてに関して、確証がない。それが、くるみを戦慄させていた。
兄貴は何も言ってこないが、実際はかなり自分を抑えているのだろう。もう15年以上一緒にいるのだ。
そんなのは気配でわかる。それすらも、くるみを不安にさせる。
くるみは、一人震えていた。思い鉄パイプを、指が白くなるほどに握り締めながら。

そう、これこそ都の望んでいた展開だ。
相手の思いにつけこみ、踏みにじり、ボロボロにする。それが楽しくて楽しくて仕方がなかった。
だから、あえて自ら一条を殴ろうとはせずに、くるみに鉄パイプを握らせた。
一人震えているくるみは、恐らく一条を殴るのか、兄を見捨てるのか、葛藤しているはずだ。
しかし、きっとくるみは一条を殴るのだろう。大好きな兄を守る為に。それはとっても醜く、
哀れな姿なのだろう。そんな姿を想像すると、どうにも笑みが零れてくる。
そしたらくるみに言ってやろう。あんたは友達を見捨てる最低な奴ね、と。
しかし、現実は玲や修だけではなく、都にすら"予想外"を与えることとなった。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――

         −DEAD OR ALIVE−


75 :36:2006/03/09(木) 14:34:44 ID:???
・・・ここまでが、一応GOOD(?)もBADも統一の内容です。
・・・長いです。
今のところGOOD(?)希望者の方が多いようですが、この後の展開が変わります。
BADに至っては、もはや"虐め"ではなく"虐殺"の範囲に入りますが・・・

少し休憩して、また後ほど投下いたします。

76 :マロン名無しさん:2006/03/09(木) 15:18:23 ID:???
>>36
GJ!!都コワス・・・

77 :マロン名無しさん:2006/03/09(木) 15:27:52 ID:???
>>36
おもしろいですね。場面を想像しながら読みました。
個人的には展開としてはこの絶望的な状況からどうGOODにもっていくか気になります。

78 :マロン名無しさん:2006/03/09(木) 16:17:44 ID:???
>>36GJっす!あの一条さんすらピンチに・・・今後どうなっていくのか
GOODでもBADでも期待超大だなぁ。

79 :マロン名無しさん:2006/03/09(木) 16:30:05 ID:???
>>36
やばい・・・・マジ引き込まれる・・・
そしてグッドエンドがみたいと思ってたのに今はバッドエンドのほうが見たい俺S

80 :36:2006/03/09(木) 17:26:26 ID:???
それでは、投下再開させていただきます。
・・・一応今のところGOOD(?)希望者が若干多いようなので、
だいぶ長めですがそちらを投下いたします。

−GOOD(?)END Ver.−

カランッコロンッ・・・

倉庫内に、鉄パイプの落ちて転がる音が響いた。
くるみ「・・・・・・」
玲「・・・・・・!」
くるみは、鉄パイプを落としたのだ。それはそのままくるみの意思を示していた。
玲は、驚いていた。あれだけ窮地に立たされた人間なら、間違いなく自分たちの安全を優先すると思ったのだ。
しかも、くるみは過去に一度虐めているので、都に"仕返し"という感情で操作されてしまう危険もあった。
だが、それでもくるみは、鉄パイプを離した。自分でも、考えれば考えるほどに一条を殴るという選択肢に
近づいていっているのがわかった。そうすれば、自分も、兄貴も・・・。しかし、兄である修の事を考えたとき、
くるみはハッとした。果たして、あの良心者は自分が助かっても、他の人が傷付くのを見て平然としていられるのだろうか?
きっと、普通の人以上に傷付くのだろう。そして、自分を見る目も変わってしまうかもしれない。
それが、恐かった。嫌だった。だから、自分を引き戻した。
くるみ「・・・嫌・・・私は・・できないよ・・・」
都「・・・・・・!はぁ?じゃぁ、あんたは、自分の恋人が痛めつけられる姿を見たいの!?・・・あははははっ!
  それもいいわ!どっちにしろ、最低な奴ね、あんたって!」
予想外の事態に陥っても、元から壊れている都はパニックに陥ったりはしない。ただ、相手を罵り楽しむだけ。
どう転んでも、誰かが傷付き都が快感を手に入れる・・・。そのことには変わりがない。
しかし、くるみもそれを黙って聞いているわけではなかった。
くるみ「・・・でも、兄貴は・・・傷つけないで・・・。私が代わりになるから・・・!」
修「だめだ、くるみ!そんなこと・・・」
結局は、言っていることは一条や玲と一緒だ。自分の大切な人を、守りたい。
だが都は、そんなことでは納得するはずもない事も変わらないのだ。


81 :36:2006/03/09(木) 17:31:31 ID:???
都「・・・あーぁ・・・ホントにウザイ・・・・みんな同じことばっかり言って・・・
  守りたい・・代わりになるから・・・そんなことばっか。もっとさ、楽しませてよ!
  醜い姿を、哀れな姿をみせてよ!」
そういうと、くるみの落とした鉄パイプを拾う。修とくるみは息を呑んだが、すぐにその2人には背を向けた。
都「・・・あんたらは後。時間あげるんだから、心の準備ぐらいしておいたら?」
もはや都の表情には、壊れた笑顔さえも無かった。其処にあるのは、欲望に餓えた目だけ。
表情といえる表情は、これといって見られない。
次は、玲が焦る事になった。鉄パイプをカラカラと引きずりながら、一条の方に向かって歩き出したからだ。
玲「・・・!これ以上は止めてくれ・・・!もう一条は限界だ・・・私でいいんだ!だから・・・」
都「あんたはウルサイのよ。さっきから同じ事をウダウダとさ・・・!」
そして玲の腕に衝撃が走る。引きずった形からそのまま横に薙いだ鉄パイプが、玲の腕に直撃したからだった。
玲「うっ・・・!」
都「ほら、一条さんを見習いなさいよ。ちゃんと玲が悲しまないように、傷付かないように黙ってるのよ?」
一条が黙っているのはその理由だけではない気がしたが、それでも玲は黙った。都は今度は一条の方に向き直り、
鉄パイプを持ち上げる。もう、まわりに止める者はいない。
一条「・・・・っ!」
衝撃。都は声も出さずに一条の背中を殴り、一条は声も上げずにそれに耐える。
衝撃。衝撃。衝撃。衝撃。衝撃。衝撃・・・
鉄パイプが一条の背中に命中するごとにドッ!ドッ!ドッ!ドッ!という鈍い音が響く。
気付けば、一条はすでに意識を失っていた。

82 :36:2006/03/09(木) 17:34:41 ID:???
姫子「マ、マホッ!み、都ちゃん、一条さん死んじゃったのカナ!?」
都「大丈夫よ。一条さんはこんなことじゃ死なないわよ」
次に玲に目を向ける。
都「あははははっ・・・!一条さんでも、こんな簡単に意識がなくなっちゃうなんてね
  ・・・おかしいと思わない?」
たった今言ったことと違う事を言っている事に気付かない都に、玲は冷たい視線を向ける。
その頬には、涙が伝って濡れていた。
玲「・・・何がおかしいんだ・・・?」
都「へぇ・・・玲も泣くことあるんだ・・・」
玲「・・・!何がおかしいんだ・・・!?」
都「・・・全部よ、全部。一条さんを気絶させたことも、誰も私を止められないことも、
  あんたが泣いてることも!
  楽しくて楽しくて・・・」
声は笑っているが、顔は全く笑っていなかった。ただ、目の奥が怪しく光るだけ。
都「ねぇ、玲?もっと私を楽しませてくれる?もっと泣いて、喚いて、叫んで、
  許してくださいってさ・・・ねぇ?」
玲「・・・ぐぅ・・・!」
まずは、低めに振り回した鉄パイプが膝に当たる。
次は、肩に。
次は、脇腹に。
そして次は腿に。
鉄パイプが身体に当たるたびに玲は痛みの声を上げ、段々とそれは大きくなっていった。
鉄パイプを玲の身体に当てるたびに都は、それを振り上げる角度を大きくしていた。
玲「っ!・・・はぁ・・・・ぁ・・・」
都「あははははは・・・・・!」
壊れた笑い声と共に、一際高く鉄パイプを振り上げる。次に狙う先は、玲の頭。


83 :36:2006/03/09(木) 17:36:49 ID:???


?「全く・・・C組の魔女も形無しだな・・・」
玲「・・・・・・!」
都「・・・?誰?」
その場にいた全員が玲と都に注目していたところに、突然、ここにいる筈のない人間の声が倉庫内に響いた。
その直後、どこかの扉がバタンと閉まる音が響く。
修「・・・犬神?」
薄暗くて良くは分からなかったが、その体格と銀髪をもったその人物は、紛れもなく犬神だった。
しかも胸には一条の妹を抱いている。
妹「ぷぃっ・・・!」
犬神「こらっ!待つんだ!」
一条の妹は、ぐったりとしている一条の姿を発見すると、犬神の忠告も聞かずに飛び降りて駆け寄った。
妹「ぷいぷぃ〜・・・」
近くで見てわかったのか、自分の姉の状態がかなり悪いことに気づき、涙声になる。
都「・・・どうしたの?犬神君。邪魔しにきたわけ?」
響「002と003に監視をさせていたはずなのに・・・」
犬神「監視を前方にしか着けないことが間違いだったな、綿貫。2人は、多分もう応答しないと思うぞ」
響「・・・え?」


倉庫より、十数メートル前の木の上。002こと宮田晶と、003こと来栖柚子は、
双眼鏡を除いて唖然としていた。
そこから更に十数メートル離れた場所で、ズーラとヤンキーが抱き合っていたからだ。
ズーラ「ヤンキークン、そんなトコ触ッタラ駄目ナノネ!」
ヤンキー(・・・犬神サン、こんなことでいいならいつでも協力するッスよ・・・)
ヘビ(これもこの男が望むことなら仕方ない・・・が・・・こいつはホントに女なのだろうか・・・?)


84 :36:2006/03/09(木) 17:39:34 ID:???


犬神は、恐らくこの倉庫からそう遠くない場所で起こっている出来事を想像して、頭を振った。
自分が頼んだことだが、別に想像して楽しいものではない。
都「・・・姫子」
姫子「・・・えーいっ!」
突然、後ろから鉄パイプが振り下ろされる。
犬神「・・・っ!」
しかしそれを紙一重で横に避けると、手刀で姫子のパイプを握る手を打った。カランコロンと鉄パイプの落ちる音が響く。
姫子「いったーい!もー!なにすんのよー!」
犬神「私も伊達に剣道をやっていた訳ではないからな。女性に手を上げるのは主義には反するが、この際仕方がないだろう」
犬神は、一条の妹が一条に涙を流しながらしがみついている姿に目を向ける。
犬神「・・・彼女は、またこの学校に迷い込んでしまったらしい。それで偶然この現場を見てしまったんだな。帰ろうと昇降口にいた私に
   泣きながら駆け寄ってきたよ。・・・それで来てみたらこのザマだ。・・・それと、何か行動を起こすなら、その場所にある扉くらい
   把握しておくんだな、上原。この扉もその子が教えてくれたぞ」
そう、今自分が入って来た扉を指差して言った。なるほど、積み上げられた荷物でわかりにくいが、そこには確かに倉庫の裏へと通じる扉が存在している。
都「あははははっ・・・!それがどうしたの?あなたもこの中に入ってきたんなら同じじゃない!犬神君が動くんなら玲にも桃瀬君にも、
  痛い思いをしてもらうけど?」
犬神「・・・どうしても、止めて解放する気は無いのか?」
都「あら、これが止める気のある人間のとる行動だと思う?」
玲「・・・うぅっ!!」
そういうと玲の脇に膝蹴りを入れる。先ほど鉄パイプで殴られ痣になったいた部分に直撃し、玲は苦痛の声を上げた。


85 :36:2006/03/09(木) 17:41:38 ID:???
犬神「・・・なら仕方ない、か・・・それなら私にも人実を取らせてもらうことにしよう」
都「は?人質?・・・へぇ、犬神君でも虚勢を張ることなんてあるんだ・・・まぁ、たとえ人質を取られたとしても、
  私は全然構わないけどね」
都の言うとおり、犬神の周りには都と取引できそうな人質は一人もいない。都は勿論人質にはならないし、綿貫は
くるみと修の間に立っている。姫子はといえば、犬神に叩かれた後、すぐに都の隣まで引っ込んでひーひー言っていた。
しかし犬神は、そんなことは全く気にしないとばかりに、姫子が落とした鉄パイプを拾い、握る。そして一歩踏み出すと、
その鉄パイプを構えた。その目線の先には、一条にしがみついたまま泣いている一条の妹。
犬神「私は・・・一条の妹に、人質になってもらうことにするよ」
修「犬神!」
玲「・・・・・・!なに言ってるんだ、犬神!正気か?」
玲は、犬神もおかしくなってしまったのではないかと疑い始めていた。どう考えても、一条の妹が都を説得できるような
人質にはならないからだ。
犬神「もう一度聞く。上原、止める気は無いのか?」
都「何で私が止めないといけないの?」
都は表情ひとつ動かさないが、微かに声が震えていることに、犬神以外は気付いていない。
犬神「・・・なら・・・仕方ない」
そう言うと、犬神は手に持った鉄パイプを上段に構える。
玲「やめろ!はやまるな!私たちはいいから早く助けを呼んできてくれ!」
修「・・・犬神、本気か!?」
玲と修は焦っていた。剣道をやっていた犬神がその鉄パイプを振り下ろしても、標的が小さいとはいえ外れる確立は
万に一つも望めない。・・・それは直接、犬神が鉄パイプを振り下ろした瞬間が一条の妹の最期・・・とまでは
行かなくとも、重症は避けられない事態に陥ることを意味していた。
妹「・・・・・!ぷいぷぃっ・・・!!」
ここで一条の妹も自分に迫る危機に気付いたようだ。今までとは違う種類の恐怖に震え、更に一条にしがみ付く力を強くする。
だが、それでも犬神は止めようとはしなかった。
犬神「せいっ・・・!!」
小さな掛け声と共に、鉄パイプを振り下ろした。


86 :36:2006/03/09(木) 17:43:57 ID:???


ガンッ!!
衝撃と共に、鉄パイプが衝突する音が倉庫内に響き渡った。
都「・・・・・・なん・・で・・?」
都は膝からへなへなと崩れ、姫子と綿貫も腰を抜かしている。
玲「・・・・・・」
修「・・・・・・犬神・・・」
他の者も、それぞれ呆然としていた。
そんな中犬神が、一条の妹の十数センチ横の床に衝突した鉄パイプを放ると、カランコロンと乾いた音が響く。
犬神「・・・恐い思いをさせて、済まなかったね」
妹「ぷいぷいぷ〜・・・ひっく・・・ぷぃ〜・・!」
犬神は、今度は鉄パイプの代わりに一条の妹を、優しく抱きかかえていた。一条の妹は、あまりの恐怖に泣きじゃくり、
犬神のシャツをしっかとつかんで離さない。
犬神「・・・全く・・・本当に手間をかけさせるな、君たちは」
玲「・・・犬神、都たちはどうなったと思う?・・・いや、どうなった?」
犬神「・・・多分、ショック療法は成功したと思う。・・・完全な自己流ではあったが。
   ・・・何とか良心を引き戻すことができたようだ」
犬神が再度都の方に注意を向けると、都は一人涙を流していた。
都「・・・なんで・・・私・・こんなことしてるの・・・?」
犬神「過度のストレスだろう。・・・それが変な方向に爆発したみたいだな」
修「何で、解ったんだ?」
犬神「修からその質問が来るとはな・・・。中学の時からの仲なんだ。
   私としては見ていれば解らない方がおかしいと思っているが・・・?
   ・・・最も、修はくるみの事ばかり考えていたようだから仕方が無い・・・か」
修「・・・なぁっ!・・・なんで解ったんだ?」
犬神「・・・まぁ、見ていれば解る・・・」
犬神は見た目通り、と言うべきか。洞察力には優れていた。普段の観察から、こういったことが起こる心配はしていたのだ。


87 :36:2006/03/09(木) 17:45:23 ID:???
玲「・・・礼は言っておく・・・ありがとな。・・・それと、私は自分で魔女と名乗った憶えはないぞ」
玲はといえば、あんな状況でありながら、犬神の最初の一言が気に触って仕方がなかった。
ようやくその事を指摘する事ができて、一応満足する。
犬神「・・・・・・。・・・そんな事よりも、まずはこの状況を何とかしなければな・・・」
まだ泣きやみそうに無い一条の妹の頭を撫でながら、犬神は周囲を見回した。一条が気絶し、玲が縛り付けられ、
鉄パイプやスタンガンが転がり、未だ何人かが呆然と立ち尽くすこの倉庫内を。


片付けには、それほど時間がかからないように思えた。都はまだ動く気力すら
無さそうなので椅子に座らせていたが、姫子や響は良く動いてくれている。
玲「お前らは、もう大丈夫なのか?・・・その、ショックとか・・・」
玲は今、2人に束縛をとかれている最中だ。
姫子「私は大丈夫〜。・・・じゃないけど、やっぱりやっちゃったものはしょうがないしね〜」
響「私も・・・。ただ、操られてただけっていうし・・・?」
姫子「そうだよね〜!それはしょうがないよ〜!・・・それはそうと、玲ちゃん、頭痛くない?」
玲「・・・あぁ、もう大丈夫だ」
もうちょっと反省するなり何なりしたほうがいいんじゃないかと玲は思うが、声には出さない。
とりあえず、この2人があまり精神的なダメージを受けていないことを喜ぶべきだろう。
響「っと。とれたよ」
玲「おぉ、悪いな」
犬神「じゃぁ橘は、一条の鎖を解いてくれないか?」
犬神はというと、まだ一条の妹に抱きつかれたままで、作業と言う作業がやりようが無い。
そこで、今は指示を出す立場に回っていた。
玲「あぁ、わかった」
玲はニヤニヤしながら、犬神にしがみつく一条の妹を指差しもう一言付け足す。
玲「犬神、お前もしかしてそういう趣味か?」
犬神「・・・下らない・・・」
玲「・・・なんだよ、つまんない奴・・・」
だが、玲は知らない。うつむいて眼鏡のズレをなおす犬神の顔が、恥ずかしさで微かに
紅くなっていたのを。


88 :36:2006/03/09(木) 17:47:57 ID:???


玲はそっと、一条の鎖を外していく。左腕は外れているはずなので、そこへの衝撃は極力避けるようにしながら、
左足、右足、右腕の順に外していった。そんな玲に、不意に声がかかる。
一条「玲さんは、やっぱり優しいですね」
玲「・・・・・・!なんだ、一条。気がついてたのか」
一条「ありがとうございます。私のために一生懸命叫んでくれて」
玲「でも!・・・でも、結局一条をこんな目に遭わせて・・・って、一条!」
それを聞くと、辛そうながら一条は起き上がろうとしたので、玲は慌ててそれを手伝う。
一条「っ・・・!・・・それ以上、いわないで下さい。・・・辛いのは、多分みんな同じでしょうから」
玲「・・・一条・・・」
玲の目には、涙が溜まっていた。一条が、軽く寄りかかり、それを玲が優しく受け止める。それさえも痛いはずなのに
そんな素振りを全く見せない一条に、もう玲は何も言わなかった。
一条「・・・ありがとうございます。玲さん・・・」
玲「・・・頼むから、これ以上ムリはしないでくれよ・・・」
そういいながら、玲は一条の頭を軽く撫でる。
一条「大丈夫です。こんな怪我はすぐに治りますよ。・・・学級委員ですから」
学級委員だとなんなのかは解らなかったが、玲は何も突っ込まない。それがいつもの一条であるのだし、
一条がそのいつもを取り戻したことに安心したから。


89 :36:2006/03/09(木) 17:49:04 ID:???


くるみ「ねぇ、兄貴」
目の前で片づけが行われているが、それには参加しない、いや、参加する枠の無いくるみは、
その光景を眺めながら隣に声をかける。
修「ん、なんだ?」
同じく光景を眺めながら修は答える。今は2人ともそこら辺に転がっていた机の上に座っていた。
くるみ「わたしたち、助かったんだよね・・・?」
修「あぁ、多分な・・・」
くるみ「もう、どうなるかと思ったよ・・・」
修「・・・俺もだ」
くるみ「・・・ねぇ、兄貴」
修「・・・ん、なんだ?」
再び同じやり取りを始める2人は、やっとここでお互い向き合った。
くるみ「・・・良かったね」
くるみは修にもたれかかる。
修「・・・ホント、良かったな・・・」
修はくるみを軽く抱擁する。すると、犬神と一条の妹を見て羨ましくなったのか、くるみが肩に顔を埋めて来た。
そんなくるみをより強く抱きしめながら、修はふとこんな事を考える。
修(くるみ、自分の出番がほとんどなかったことに気づいてなくて、ホントに良かったよ・・・。
  ・・・・・・あれ?もしかして俺にも地味がうつってる・・・?)


90 :36:2006/03/09(木) 17:51:10 ID:???


犬神「なら、とりあえず今回の件は大目に見るってことでいいな?」
玲「あぁ。3人ともこれ以降壊れることはないと思うしな」
一条「ある意味、みなさん被害者ですからね」
姫子「やったー!いやー、良かった良かった」
響「ふぅ〜。これで退学は免れたわ・・・」
やはりこの2人はもう少し反省した方がいいかもしれないと玲は思う。
犬神「綿貫。くれぐれも外にいる2人にはこの事を話すなよ。
   ・・・知っている人間は最小限に抑えたい」
響「よかった〜。晶ちゃんと来栖ちゃんには特には話してなかったのよね〜。
  ま、なんか言い訳考えておくわ」
玲「それで・・・一条はどうするんだ?今も痛みを我慢してるみたいなんだが・・・」
犬神「これは、宮本先生を頼るしかないだろうな。先生なら、外部に漏らさずに一条に治療を受けさせて、
   休みをとらせてやるところまでやってくれるだろう。家の人に説明するのにも口実を作ってくれそうだし、
   こればっかりは頼むほか仕方がない」
姫子「・・・マ゛〜・・・ベッキーにこの話するのはつらいカナー・・・」
玲「だが、ベッキーも隠し事をされるよりは、話されたほうが嬉しいだろう。それがどんなに悲しいことであっても、な」
一条「先生を信じましょう」
と、先ほどからうつむいたっきりの都に犬神が気付く。
犬神「・・・上原、どうした?」
都「・・・やっぱり・・・自分がやったんだと思うと・・・申し訳なくて・・・」
自己嫌悪に陥る都に、先程までの面影は全く残っていない。
犬神「・・・・・・」
響「・・・・・・」
玲「じゃぁ、都には罰を受けてもらうか・・・」
一条「ですね」
都「・・・・・・!?」
都の顔に驚きと不安が浮かぶ。微笑を浮かべる玲と一条と、それはひどく対照的だった。
姫子「えー!今回は多めに見てくれるんじゃなかったのカナ!?玲ちゃんのキツツキー!」
玲「いや、なんか許す為の罰をもらわないと、都はスッキリしないらしいからな〜・・・ほら」
そういうと、玲は手帳から一枚の写真を取り出した。

91 :36:2006/03/09(木) 17:52:42 ID:???
都「・・・これっ・・・!!」
その写真を見ると、都の顔は真っ赤に染まる。そして更にうつむいたが、今回は自己嫌悪ではなく恥ずかしさからだ。
それが全員をすこし安心させた。
だが、その写真を見て顔を紅くしたのは、都だけではない。
その写真は、以前大富豪の賭けをやったときに使おうと玲が集めた写真で、そのときには都がいなかったので未だに
玲が持っていたものだった。・・・つまり、都の見られたくない、恥ずかしい写真。
姫子「マ゛!こ、これって・・・」
響「・・・意外ね・・・」
犬神「・・・いいから早くしまえ」
そこには、都が教授とホテルに入っていく姿が映し出されていた。
・・・もちろん、普通の宿泊施設のことではないホテルだ。
都「ねぇ!ちょっと!なんでこんなトコが・・・外国だし絶対バレないって思ったのに・・・」
玲「なぁ、誰なんだ、このオッサンは」
一条「・・・知らないとは言わせませんよ」
観念したのか、都は一度大きな溜息をついた後、話しだす。
都「・・・これは・・・その・・・ベッキーの恩師の・・・教授で・・・」
玲「ほー・・・これがベッキーの恩師、ねぇ・・・」
それを聞いた玲は、何かを思いついたときの笑顔を浮かべた。
玲「じゃぁ、これをベッキーと・・・そういえば、メディアにも、見せなきゃね」
一条「名案ですね」
響「?なんでそんなこと知ってたり、外国の写真なんて持ってるの・・・?」
玲は淡々と答えを返す。
玲「・・・私は新聞部よ?そんなの簡単よ」
もっとも、写真は諜報部の機器を使って(具体的にいえば、衛星で)撮影した物だったが、そんなことを
わざわざ口に出したりはしない。今後の交渉にどう関わってくるかわからないからだ。
都「んもー・・・!」
顔を真っ赤にしている都を見て、犬神は一人安心していた。だが、どうにもこのペースには
ついていけそうにはない。
犬神「・・・勝手にしろ・・・」
妹「すー・・・・・」
泣きつかれて寝てしまった一条の妹を胸に抱えたまま、犬神は一人呟き、一人微笑んだ。


92 :36:2006/03/09(木) 17:58:05 ID:???


ベッキーに事情を話し、一条も治療を受けることができて、一応全ての後片付けが終わった倉庫の前で、犬神は一人だいぶ
傾いた夕日を眺める。ベッキーに事情を説明したときはやはり悲しんでいたが、玲があの写真を見せると途端に元気になった。
『これでやっと教授の弱みを握れた』と大喜びもしていた。
そんなことを思い出していると、手元で小さな身体が少し動いた。起きてしまったかと慌てるが、どうやらそうではないらしい。
今も一条の妹は静かに寝音を立てている。
一条が病院に運ばれる際、一緒に連れて行ける状態ではなかったので、家が近い(雅と同じ小学校に通う妹がいるのだから
そうなのだろう)犬神が送ってってやれといわれて仕方なく今もまだ抱いているのだ。
そんな犬神に、横から声がかかる。
玲「ねぇ、ひとつ答えてくれるかしら」
先程から気配は感じていたので、大して驚きはしない。
犬神「・・・なんだ?」
玲「・・・どうして、あそこまでしたの?何が起きてるかわかったら、
  先生を呼んでくるだけでも終わったのに」
犬神「・・・橘は、その方が良かったと思ってるのか?」
玲「まぁ、それがやむ終えない状況なら」
犬神「・・・私はそうは思わない」
玲「・・・どういうこと?実益重視のあなたなら、今日みたいな手は使わないと思うけど?」
犬神「・・・だが、それでは日常が崩れてしまうだろう?・・・私は、それが耐えられないんだ」
玲「ふ〜ん・・・意外ね。あなたがそんなことに執着を持つなんて」
犬神「自分でも不利益なことだとは解っている。・・・おかげでこんな役回りまで押し付けられる破目になってしまったしな」
玲「・・・お似合いよ?」
犬神「・・・やめてくれ・・・」
玲「あなたの言う日常には、何か意味があるの?」
犬神「いいや・・・意味はない・・・残念ながらな。だが、それが私なんだ。すまないが、これ以上の説明の言葉は思いつかない」
玲はなんとなく納得できるような気がした。だからD組で、彼はあんななのだろうか。少なくとも、あのクラスでいう日常の基準は
普通と違う。そんな空気に、馴染めていないからなのか。
だが、玲はそれ以上は聞こうとはしなかった。目の前にいるのは、間違いなく、一条や自分を救ってくれた相手なのだ。

93 :36:2006/03/09(木) 18:01:22 ID:???
玲「・・・そう。ありがとう。・・・早く帰った方がいいんじゃない?」
犬神「・・・・・・?」
玲「その子が家に着く前に起きたら、大変でしょ?」
その言葉を聴くと犬神は焦りだす。もし目が覚めてしまったら自分の手に負える相手ではなくなってしまう。
それだけはなんとしても避けたかった。
犬神「・・・・・・!すまない!」
そう一言いうと、早足で向こうに消えていった。
玲(・・・・・・)
今度は玲が一人、立ち尽くす。また明日から日常が戻ってくるのだろう。しばらくは
一条にあえないかもしれないが、それもまたすぐに終わる。それに看病に行って
あげるのもいいかもしれない。そんなことを考えながら、玲もまた、帰路に着いた。

明日に向かって。日常に向かって。


事件後―学校前歩道

修は今、自宅への道を妹兼恋人であるくるみと肩を並べ、手をつなぎながら歩き、考えていた。
修(結局、ラストは名前すらも出なかったな・・・やっぱり地味、うつった・・・?)
しかし、隣にいるくるみの姿を見ると、そんなことはどうでも良くなってしまうのだった。
・・・まぁ・・・いいかな、地味でも。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――

          GOOD(?) END


94 :36 終了:2006/03/09(木) 18:06:13 ID:???
・・・GOOD(?)バージョンは以上です。
・・・長いですorz

少し無理があると思うのですが、そこは大目に見てやってください・・・

BADENDが見たい方も多いようなので、それはまた今度投下したいと思います。
・・・BADは惨殺描写の内容となっていますが・・・

お目汚し失礼いたしました

95 :マロン名無しさん:2006/03/09(木) 18:10:23 ID:???


96 :マロン名無しさん:2006/03/09(木) 18:23:24 ID:???
>>36
犬神が仏に見えるwGJ!!

97 :マロン名無しさん:2006/03/09(木) 19:26:55 ID:???
バッドエンド派の俺だけど、グッドエンドも良いもんだなー
乙です

98 :マロン名無しさん:2006/03/09(木) 19:27:46 ID:???
>>36
是非バットエンドも見てみたい

99 :マロン名無しさん:2006/03/09(木) 21:07:17 ID:ZYiEdmHq
GOOD END乙
ただ気になったのは所々キャラの話し方が違うところだな
最後の玲と犬神が話すところとか違和感ががが

100 :マロン名無しさん:2006/03/09(木) 21:27:43 ID:???
乙です。
レス取得したら一気に大量に来たから驚いたw

101 :57:2006/03/09(木) 22:55:45 ID:???
活気の無いスレに新作投入したのに、都ネタに全て持っていかれた件について
これが地味ということか・・・次頑張ります。

102 :マロン名無しさん:2006/03/09(木) 23:00:01 ID:???
桃月学園殺人事件
出典: フリー百科事典『ベキペディア』

桃月学園殺人事件(ももつきがくえんさつじんじけん)とは、昭和66年12月に東京都で発生した連続殺人事件である。
被害者と加害者が全員私立桃月学園の関係者だった事からこう呼ばれる。
同じ高校の生徒による犯行、猟奇趣味、インターネット上での報道、探偵の活躍など近年稀に見る事件であったが、当時11歳の探偵が返り討ちにあって死亡した事は社会に特に大きな衝撃を与えた。


事件の経緯

12月20日6時頃、宮田晶が大田区の公園で死亡しているのをラジオ体操の準備に来た主婦によって発見された。
死因は右太股に注射されたトリカブト毒。遺体はブランコに縛りつけられており、血液が抜き取られて真っ白になっていた。

12月20日23時30分頃、メディアが品川区の寺院の境内で死亡しているのを僧侶が発見した。死因は心臓破裂及び肺破裂による機能障害。
開胸されており、破裂した臓器や骨が見える凄惨な状態であった。

12月22日21時20分頃、ベホイミの遺体を港区内の公園でデート中のアベックが発見。
ケンケン遊び用の丸の上で死亡していたが、被害者から脱がせた靴にペンキを付けてスタンプのように捺した足跡は、遺体が倒れていた二歩先の丸まで付けられていた。
死因は左太股切断によるショック死。
左脚の代わりに当時人気だった魔法少女アニメの変身ステッキが脚と同じ長さになるように刺されており、これをきっかけにこのアニメは放送中止となった。

103 :マロン名無しさん:2006/03/09(木) 23:01:33 ID:???
>>57
嫌々おまいさんのも良かったぜ!GJ!!
お世辞じゃねぇからな。俺はお世辞言わねーから。自信もて。

104 :マロン名無しさん:2006/03/09(木) 23:04:29 ID:???
12月23日9時頃、芹沢茜が大田区の石油貯蔵タンクの中で全裸で死亡しているのが、タンク内の異常が感知されたので点検した係員によって発見される。
死因はトリカブト毒の注射で、死後右腕を切り落とされ、また首から下の毛が全て剃り落とされていた。

12月23日15時頃、港区内の南条食品の冷凍倉庫内で北嶋由香が死亡しているのが職員によって発見される。
死因は首を刎ねられたことによるショック死。首は切断した後横向きに固定されて口をガムテープで塞がれていた。死後2日ほど経過しており遺体は凍結していた。

12月24日0時頃、中央区の南条ビル最上階展望室で南条操が全裸で死亡しているのが清掃員によって発見された。
死因は左橈骨動脈からの出血による失血死。橈骨動脈の切断では死に至る事は少ないが、血液凝固防止剤を投与されており出血量が致死量に達したと見られる。
遺体は彼女が宝石箱のようだと好んでいた夜景を背景に展望窓に磔にされており、床には彼女自身の血液で彼女の好きだった動物の絵が描かれていた。

12月25日3時頃、江東区の南条製糖の倉庫で佐藤千夏が死亡しているのが警備員に発見された。
死因は臀部へのトリカブト毒の注射。腹部が切開され、取り出された内臓の代わりに砂糖が大量に詰め込まれていた。

12月26日、都内のマスコミ各社に犯行が完成したとの声明文が届く。

12月28日8時、独自捜査を進めていた少女探偵宮本レベッカが桃月学園会議室に少女Qを呼び出し推理を披露したところ、Qは犯行を認めた。
Qは隠し持っていたトリカブト毒で自殺しようとしたが、宮本に『自殺はお前自身を殺す殺人だ!』と説得されたため宮本を撲殺。
暖房用の灯油を撒いて火をつけた後9時50分頃改めて自殺した。
なお、この火災はスプリンクラーや火災報知機の作動で小火で済み、火災による死者は出なかった。

事件の特異性からマスコミでは報道規制を敷いていたが、
桃月学園生徒会諜報部および新聞部の取材やクラッキングなどにより
インターネット上では遺体写真や捜査資料、加害少女の身元や顔写真に至るまで詳細な情報が流れており、
一部新聞社ではインターネット上の情報を元に記事を書いていた。

105 :マロン名無しさん:2006/03/09(木) 23:10:59 ID:???
事件の影響

桃月学園は生徒数が激減し、昭和68年に閉校した。

宮本の「自殺は殺人」は流行語となったが年末年始であった事や不謹慎だという意見などから流行語大賞に選ばれるには至らなかった。

プリンセスカイザーは当時桃月学園に在学しており、被害者や加害者とも親しかった(同じクラスに在籍していた事もある)。
大日本マンガ大賞を受賞した『Pfirsche Luna』はこの事件をもとにして書かれたものである。


この項目「桃月学園殺人事件」は、調べものの参考にはなる可能性がありますが、まだ書きかけの項目です。
加筆、訂正などをして下さる協力者を求めています。

106 :マロン名無しさん:2006/03/09(木) 23:28:02 ID:???
何この投下の嵐



まぁ、非常に喜ばしいことなのだが・・・
皆さん乙

107 :マロン名無しさん:2006/03/09(木) 23:59:09 ID:???
見立てたのは『ムーンライト・ラブ』です。見立てと読み取れるように書けていれば幸いです。

基本的に自分のパートの歌詞で殺しましたが、宮田は独唱パートにいい歌詞がなかったので斉唱パートから持ってきました。
逆に南条さんはいいのがあり過ぎでしたが、3、3、1と均等に殺したかった事や見栄えからこうしました。
聞きながら書きましたがパートの間違いがありましたらごめんなさい。

発見順は由香が遅くなっていますが殺害順は歌詞の流れの通りです。発見順が前後して混乱するというのは王道なので入れてみました。
千夏が最後なのは『甘くて→砂糖→佐藤』

ちょうど七人という事で発売日が同じだった田村ゆかり『Cutie♥Cutie』の七つの宝石を持たせようかとも思いましたが膨らませ過ぎるとぼやけるので自粛。

探偵役のベッキーが返り討ちにあったり自殺を阻止できないのは金田一少年とコナンを読んでて思いついたもの。

ベホイミの脚に刺さってたのはレイジングハート(エクセリオンモード)を想定してました。
子供用玩具にしてもなお長くて刺しやすそうだったので。リアルであの長さだったら肩突き抜けますがそれはそれで。

『プリンセスカイザー』は桐=Kaiserbaum(皇帝の木)で片桐姫子、Pfirsche Lunaはそれぞれ桃と月です。

108 :マロン名無しさん:2006/03/10(金) 00:05:45 ID:???
>>107
その発想は無かったわ

109 :マロン名無しさん:2006/03/10(金) 01:13:13 ID:???
少女Qが誰だか分からん……

110 :マロン名無しさん:2006/03/10(金) 04:45:04 ID:???
こんな時間に感動して目頭が熱くなるなんて・・・

111 :マロン名無しさん:2006/03/10(金) 14:55:52 ID:???
なんとなく好きだった千夏が死んだのはショックだった

112 :36:2006/03/10(金) 20:21:10 ID:???
>>57
申し訳ないです><
自分もかなり笑わせてもらいましたよw

>>99
言われてから気づきましたorz
あの部分はかな〜り眠くなりながら(てか寝ながら)書いてたので・・・と、まぁ言い訳w


ではBADEND、投下いたします(何度も言いますが・・・殺戮です)

113 :36:2006/03/10(金) 20:25:41 ID:???
>>74より

−BADEND Ver.−

ドスッ!
重く、鈍い音がした。直後、綿貫がその場に倒れこむ。それから起き上がる気配が無いところから、恐らく失神しているのだろう。
そのすぐ隣で、くるみが何も言わずに鉄パイプを握っていた。だが、その姿にいつものくるみの面影はどこにもない。
修「・・・お、おい・・・くるみ?・・・冗談だろ?」
少なくとも修の知るくるみは、鉄パイプで人を殴ったりはしない。・・・恐らく、自分が虐めの対象になっているときでもだ。
だが、目の前のくるみは、それをことごとく覆して見せた。綿貫を、鉄パイプで殴ったのだ。
くるみは次なる標的を見据えると、静かに歩き出す。その目は、獰猛で、猟奇的だった。
玲「おい!都!スタンガンだ!くるみを止めろ!」
いち早く、玲が状況を把握する。葛藤によってくるみの自我が崩壊し、壊れたのだ。普通ならありえないことだが、今は当然普通の
状態ではない。まさに、最悪の"奇跡"が起きた瞬間だった。・・・しかも今、誰も対処できない状態で、くるみは最悪な人格となり、
其処に存在している。
もう、これは都の"遊び"どころでは済まない。
都「ぇ・・・ぃゃ・・・ぁ・・・ぃゃぁ・・・!!」
しかし、くるみに見据えられた都は、身体が震えて動けなかった。予想外の出来事に、先程まで保持していた威勢はなりを潜め、
力なくスタンガンを前に持ち上げる。それがいけなかった。
バキッ・・・!
都「きゃぁぁっ!!」
都の腕が折れた音がする。勿論その手にスタンガンは握られていない。あまりの痛さに、都はその場に膝を着き、涙を流した。


114 :36:2006/03/10(金) 20:27:36 ID:???
だが、くるみの逆襲劇はこんなことで終わるはずがない。都の位置が自分より随分と低いところに下がったのをいいことに、
その頭に鉄パイプを振り下ろしたのだ。
ガツッ!
都もまた、意識を失ったのだろうか。仰向けに倒れると、それ以降起き上がる素振りも痛がる素振りも見せない。
しかし、くるみは止めなかった。
くるみ「あははっ!あははははっ!」
ガツッ!ガツッ!ガツッ!ガツッ!
笑いながら、何度も、何度も振り下ろす。途中で修がおさえかかるが、それすらも気にせず振り下ろし続けた。
勿論振り回した鉄パイプは修をも巻き込み、くるみの足元に崩れ落ちる。
だがそれすらも構わない。
ガツッ!ガツッ!ガツッ!ギャチュッ!ギャチュッ!グチャッ!ペチャッ!
徐々に徐々に硬い物を殴る音から液体状の物を殴る音に変わっていった。気付けば、くるみの足元には
血の水溜りと、粉々の眼鏡。おでこの見る影もなくなった元人間の頭部からあらゆるモノがはみ出て転がっている。
玲も一条も、恐怖で声すら上げられなかった。何しろ、目の前で人間の頭部がひとつミンチにされたのだ。
常人ならこの時点で戻してしまうだろう。
くるみ「あははっ!ごめんね、都。でも、都が悪いんだからね。私に、嫌なことばっかするから・・・」
既に息絶えた人間に対して話しかけるさまは、とても不気味だった。そんなくるみに、2人は目が釘付けなっていた。
くるみ「あれ・・・?何で2人ともそんな顔するの・・・?私が悪いの?ねぇ?そう思ってるんでしょ?」
カラカラカラという鉄パイプの引きずられる音が響き、それは一条の前まで来ると止まる。
一条「・・・くるみさん、目を覚ましてください」
一条が、恐怖と痛みの中から、何とか言葉を搾り出す。だが、そんな言葉は完全に壊れたくるみの耳には届かない。
くるみ「一条さんも、都と同じなの?私をいじめるの?・・・だったら、おしおきしなくちゃね・・・」


115 :36:2006/03/10(金) 20:29:31 ID:???
玲「・・・・・・!一条!!!」
また、鉄パイプが振り下ろされた。だが今度は都ではなく、一条の背中に。
ドカッ!ドッ!ドッ!ドカッ!
一条「あっ・・・!くはぁ・・・!ぁあっ・・・!がぁっ・・・!」
鈍い音とうずくまる一条の声が、ほぼ同時に響き始める。異常なほどの力で殴ると、時折一際大きな音を立てては
アバラの折れていく感触をくるみは感じていた。だが、それでも都の時と同じように、止めない。
一条「ッ・・・!ぁうっ・・・!はぁっ・・・!ぅぅっ・・・!」
ここで一度、くるみは攻撃の手を止め、その手を、鉄パイプを高々と掲げる。
そして勢い良く振り下ろした。
一条「ぐげっ・・・!」
くるみは背中を狙ったつもりだったのだが、しかしそれは一切抵抗することの出来ない一条の首を
後ろからうちつけ、折った。
今度は息絶えた後の相手を殴るようなことも、話しかけることもしない。次の獲物を求め、視線を動かす。
玲は半ば諦めたような目で、くるみの動きの一つ一つを追っていた。もう次は自分なのだろうと、本能が察し、もう声を出そうとも思わなかった。
しかし、くるみの耳に、また一つ耳障りな雑音が届く。振り向くと、姫子が泣き喚きながら鉄製のドアの鍵を外そうとしていた。
姫子「あぁ・・・・ぁぁああああぁ・・・」
もはや、恐怖で言葉をなしていない。
くるみ「そんなにわたしから逃げたいの?姫子?そんなに私が嫌い?」
見当違いな台詞を吐くと、その鉄パイプを投げつける。鉄パイプはかなりの勢いを保ち回転しながら、姫子の背中へと軌道を合わせていく。
グジャッ・・・!
音と共に、姫子の喚く声も聞こえなくなった。くるみは無表情で扉にもたれるような格好で事切れている姫子に歩み寄ると、後頭部から
頭の中ほどまで突き刺さった鉄パイプを引き抜く。鉄パイプは、殴った部分だけではなく姫子の血を受けて反対側からも液体が滴っていた。

116 :36:2006/03/10(金) 20:30:45 ID:???
グジャッ・・・!グジャッ・・・!
もう一度、今度は自らの手で突き刺す。引き抜く。
グジャッ・・・!グジャッ・・・!グジャッ・・・!グジャッ・・・!
突き刺す。引き抜く。突き刺す、引き抜く。
その度に姫子の頭はその形を歪めていき、後頭部から脳髄が漏れて姫子の背中に滴り、広がっていった。
一体くるみはそのどこが楽しいのかはわからない。だが、ただそれを延々と繰り返す。
そんな姿を目を反らせずに見ていた玲は、そこで吐いた。今まで我慢していたのが不思議なくらいだったが、
ここが限界だった。
玲「おぇっ・・・・!うげっぉぇ・・・・!」
椅子に縛り付けられているので、それは全て膝の上に出された。胃液のツンとする独特の臭いが玲の周りに充満する。
やっと落ち着いた玲は、だが、顔をあげて戦慄する。くるみが目の前に、血と脳髄でぐちゃぐちゃになった
鉄パイプを握り締め、表情も無しに立っていたのだ。普通に考えれば(状況は普通ではないが)次に自分の番が
来ることくらい解らなければならないが、解ってはいても、この惨劇を全て目の当たりにした後に自分の番というのは、
かつて感じたことのない恐怖を感じた。自分も、失神させられた後に脳髄をぶちまけられるのだろうか?
玲は、一縷の望みに賭けて、震える声でくるみに話しかける。
玲「・・・なぁ・・・・くるみ・・・」
くるみ「・・・うるさい」
だが、その望みは言葉どおり砕け散る。次の瞬間には、もう玲の意識はなかったからだ。
倉庫の中には、しばらく何かがつぶれるような音が響いていたが、やがてそれすらも聞こえなくなった。




117 :36:2006/03/10(金) 20:38:42 ID:???



倉庫から十数メートル離れた木の上で、002こと宮田晶と003こと来栖柚子は、不安を感じていた。
綿貫から30分に一度入れるといわれた定期連絡が来ないのだ。しかもそれからさらに30分は経っている。
来栖「ねぇ、晶ちゃん・・・」
晶「はぃ?」
来栖「・・・連絡、来ないね・・・」
晶「はぃぃ〜・・・心配ですぅ〜」
来栖「・・・ねぇ、晶ちゃん?」
晶「・・はぃぃ〜?」
来栖「ちょっと様子、見てきた方がいいかもしれない・・・」
晶「えぇ〜、でも、響さんからは絶対に何やってるかは見に来るなって言われてますよねぇ?」
来栖「でも、もしかしたら危険な目に合わされてるとか・・・」
晶「はぅぅ〜、しんぱいですぅ〜」
来栖「じゃぁ、ちょっと見てくるね」
晶「あぅ〜、私も行きますぅ」
そうして2人は、窓がない正面から裏側に回りこむべく、木から降りて歩き出した。



118 :36:2006/03/10(金) 20:39:42 ID:???



ベキ「はぁ〜・・・だるぃ〜・・・」
早乙女「そんなこと言ってないで、しゃきっとして下さいよ、しゃきっと!」
ベキ「うるせー早乙女ー!」
そんなことを宮本先生と話していたら、A組の来栖とD組の宮田が、泣きべそをかきながら
走り寄ってくるのが見えた。
早乙女「お、おい、どうした?」
来栖「サ・・・・メ・・・・・いっ!・・・そ・・・こで・・・・びき・・・ん・・がっ!」
晶「ち・・・・・てっ、・・・・で・・・・んで・・・るん・・・です・・・!」
早乙女「とりあえず、落ち着け、な?」
何とか落ち着かせようとするが、どれだけなだめても2人は泣き止まない。結局言葉で
伝えるのは無理みたいなので2人が"何か”がある場所まで連れて行くということになった。
そしてついたのが、ここだ。敷地内の隅っこの、それほど大きくない倉庫。
とりあえず、この中に何かがあることだけは解った。
早乙女(いくしかない・・・か。)
意を決して正面の鉄の扉を、開く。すると突然、足元に何かが転がり出て来た。そして次の瞬間、
むっとするような血の臭い。見るも無残な姿になれ果てたそれは、背格好から片桐だと察しがつく。
恐怖を感じながらも倉庫内を見回すと、そこはまるで地獄絵か何かのようだった。
片桐のほかに、頭のつぶれた死体が一体。首があらぬ方向に折れ曲がった死体が一体。
椅子に縛り付けられ体中に穴を開けられた死体が一体。目立った外傷のない、気絶した生徒が3人。
そのうちの一人は、返り血を浴びて全身が真っ赤に染まっていた。
早乙女(こりゃ宮本先生を連れてこなくて・・・正解だったな・・・)
早乙女は、目の前の光景に愕然とし、血の海という表現が相応しい惨状から目を背ける。
突如に吐き気が襲ってきたが、口を押さえて何とか堪えた。生徒の前で自分が吐いてしまうのは、
このような状況であっても避けたい。
外を見ると、来栖と宮田が、お互い抱き合うようにして泣き崩れていた。


119 :36:2006/03/10(金) 20:40:38 ID:???

翌日の新聞(一面記事)
昨日午後、都内私立桃月学園で惨殺事件が起こった。
重傷者2名、死者は4名(一条さん(15)・上原都さん(15)・片桐姫子さん(15)・橘玲さん(15))
にものぼり、事件の舞台となった倉庫一面に残る血の染みは、事件の凄惨さを物語っている。重傷者は2名とも
意識不明の重態。加害者と見られる女子(15)は、発見時には既に意識はなく、病院に搬送された現在も意識不明。
だが、外傷はほとんど見られず、医師は「精神的なもの」と判断する。事件に関して判明しない点は多く、
事件から一夜明けた今も、未だに大部分が謎のままである。
―――――――――


4日後の新聞(三面記事)
昨日未明、都内の病院で自殺死体が発見された。死亡したのは私立桃月学園に通う修さん(15)で、
桃月惨殺事件の被害者の一人であり、加害者の双子の兄である人物だった。数少ない参考人として
期待していた関係者たちは今回の事件にショックを隠しきれない。遺書などは確認されておらず、
目撃者もいない。修さんは一昨日の夜に意識を取り戻したばかりで、昨日の午後に事情聴取が行われる予定であった。
―――――――――


11日後の新聞(三面記事)
事件から10日が経過した昨日、警察は、事件に関する捜査状況を公表した。それによると、
桃月惨殺事件の加害者である女子(15)の意識は未だ戻る見込みがなく、捜査は非常に
難航しているとのことだ。なお、被害者の一人である女子(15)は、5日前には意識を
取り戻し、今日、無事に退院する。しかし、事件当日のことは何一つ覚えていないようで、
事件解決の兆しは見えてこない状況に、被害者の家族も苛立ちを隠せない。
―――――――――


彼女らに、もう2度と日常が戻ってくることはない。

そしてこの後、くるみの意識も2度と戻ることはなかった。


120 :マロン名無しさん:2006/03/10(金) 20:46:01 ID:???
>>36
乙でした
読んでてニヤニヤしてしまった…

121 :36:2006/03/10(金) 20:46:16 ID:???
・・・以上です・・・
元からの内容が悪い上に、更なる悲劇が・・・
・・・細かいところを書き直したファイルとその前のファイルを開き間違えたorz
その為、BAD開始から玲の意識が途切れるところまで細かいところが
不十分だと思います(元から不十分だけど)

本当に申し訳ございません><

個人的には、内容はGOODの方がうまくかけたと思っているので、
BADはスルーして下さってもかまいません。
・・・もう投下し終わってしまいましたが・・・

もしもここまで目を通してくださった方、感謝感激雨霰です。
次からはこのような不注意やあのような不注意は無いように頑張ります(次があればだけど)

122 :マロン名無しさん:2006/03/10(金) 21:25:31 ID:???
>>36
乙でした
次回も期待しています

123 :マロン名無しさん:2006/03/10(金) 22:47:30 ID:???
>>36
うぉーーー!すごいぞ、楽しかったぞ。GJ!!

124 :マロン名無しさん:2006/03/11(土) 00:32:50 ID:cNLTt9cU
乙!面白かったッス
またこういうの書いてください!
BADEND大好きなんスよぉ

125 :マロン名無しさん:2006/03/11(土) 00:54:51 ID:???
くるみ恐ぇ〜…
でもGJ杉!

126 :マロン名無しさん:2006/03/11(土) 02:38:57 ID:???
乙です
救いようねえなあ…けどこういうの大好き

127 :マロン名無しさん:2006/03/11(土) 05:26:02 ID:???
うむバッドエンドはハッピーエンドの後に見るに限る!

128 :マロン名無しさん:2006/03/11(土) 08:28:21 ID:???
ttp://w2.gazoubbs.com/2ji/img/1121551678/102.jpg

129 :マロン名無しさん:2006/03/11(土) 09:56:45 ID:???
出来はいいんだけどさあ、グロスレにしないでくれ。
玲と同じ所で吐きそうになった。
もっと精神的ないじめがいいです。はい。
出来はいいと思うけど。うぇ…

130 :マロン名無しさん:2006/03/11(土) 11:41:00 ID:???
―――――――――
TXニュース速報
―――――――――
東京都大田区の桃月学園で多数の生徒の変死体が発見される。
 
―――――――――――
TXニュース速報/終
―――――――――――

131 :マロン名無しさん:2006/03/11(土) 21:45:10 ID:BVsU+CCB
文章は上手かったんだけど
行きすぎかな、悪魔で学級崩壊であるわけだし
どう見ても人生崩壊です。本当にありがとうございました

132 :マロン名無しさん:2006/03/11(土) 21:58:36 ID:du76LUeu
129に同意かな
前スレの初めの方の姫子やら鈴音、それぞれの親友からの精神的ないじめが見たい
ほら、もともといじめ主体の学級崩壊だろ?
学級崩壊の域を越してるしさ・・・。鉄パイプだのスタンガンだの。
出来は素晴らしいけどね

133 :マロン名無しさん:2006/03/11(土) 22:35:09 ID:???
うまけりゃいいんだよ、と思ってしまう俺マルコメ

134 :マロン名無しさん:2006/03/12(日) 02:13:21 ID:???
まてとか言って「?」が出てきたとき藤巻かと思った

135 :マロン名無しさん:2006/03/12(日) 12:25:04 ID:???
俺はこういう方向性のBADENDでも文句は無いな
好き嫌いなんて人によって違うんだから、どうしようもないけど

それはそうと藤巻はもういい

136 :マロン名無しさん:2006/03/12(日) 15:30:09 ID:SKLz1EwU
【あずぽにレッスルマニア26】どこよりも早く試合結果発表!!

メイン戦:あずぽに王座戦              ○桃瀬くるみVS榊●(くるみが新王座に戴冠)

第9試合:IC王座戦                ○芹沢茜VS来栖柚子●(芹沢が王座防衛)

第8試合:ヘル・イン・ア・セル戦          ○べホイミ&メディアVS滝野智&神楽●

第7試合:棺桶戦                  ○秋山乙女VS白鳥鈴音●

第6試合:シングル戦                ○ズーラVS水原暦●

第5試合:ラストマンスタンディング戦        ○一条VS犬神つるぎ●

第4試合:シングル戦                ○黒沢みなもVS木村●

第3試合:タッグ王座戦               ○片桐姫子&橘玲VS綿貫響&宮田晶●(姫子&玲が王座防衛)

第2試合:シングル戦                ○6号VS柏木優麻●

第1試合:シングル戦                ○春日歩VSかおりん●

137 :マロン名無しさん:2006/03/12(日) 15:57:40 ID:v6W9UAxE
それはもういい

138 :マロン名無しさん:2006/03/12(日) 18:26:31 ID:???
アマチュア無線の試験が終わったから、また書き始めるか。
今のところ、くるみ、姫子、玲、都、一条、修がメインになってるから
柏木姉妹か鈴音・乙女を主役にしてやってみたいと思う。
それで弾みがついたら演劇部と映研の抗争とかにも手を出したい。
しかし、くるみはこのスレの住人に愛されているんだな・・・・

139 :マロン名無しさん:2006/03/12(日) 18:38:06 ID:GaIka6ID
柏木優奈サンをお願いします(虐められる側で)
姉からも修からもシカトされるのとか見たいっす.

140 :マロン名無しさん:2006/03/12(日) 19:15:10 ID:2wQ9erni
逆に俺は姉の方を希望

141 :マロン名無しさん:2006/03/12(日) 20:17:51 ID:???
乙女も捨てがたいなぁ…

142 :マロン名無しさん:2006/03/12(日) 20:38:32 ID:???
乙女を精神的にイジメたらかなり面白そう。

143 :マロン名無しさん:2006/03/12(日) 20:41:37 ID:LheCs/8H
それよりアマチュア無線が気になる

144 :138:2006/03/12(日) 21:12:53 ID:???
思いついたネタ
A優奈がいじめられる話
 ツバサとマカポンが優奈に少し過激に当たりすぎて優奈が修に泣きつく
 それ見てムカついた優麻がツバサとマカポンを抱き込んで優奈いじめを開始

B優麻がいじめられる話
 優麻が優奈のふりしてツバサとマカポンをからかったが冗談が通じず本気でやり返される
 普段が普段なので誰に助けを求めてもネタ扱いされ助けてもらえず苦しむ

C鈴音がいじめられる話
 乙女に日ごろの復讐される、もしくはいつもハイテンションなので、
 くるみや都といった悩み多き女生徒達に逆恨みされて袋叩きにされる

D乙女がいじめられる話
 持ち前の口の悪さが災いし、鈴音や落第組、ベッキーと疎遠になってしまう。
 性格上謝れなくて、負のスパイラルが極まり学年中に無視、もしくは袋叩き

145 :マロン名無しさん:2006/03/12(日) 21:15:31 ID:???
Cを希望

146 :マロン名無しさん:2006/03/12(日) 21:18:47 ID:???
鈴音が乙女にキレられて豊満な体を「豚!!」だの「ドム!!」だの罵られて落ち込んでおとなしくなって
いい気になった乙女の「家来」になる話。「奴隷」じゃなくて「家来」なのがポイント。

147 :マロン名無しさん:2006/03/12(日) 21:41:48 ID:???
Cが見てみたい

148 :マロン名無しさん:2006/03/12(日) 21:56:09 ID:???
いやいやDも捨てがたい!

149 :マロン名無しさん:2006/03/12(日) 22:16:25 ID:???
乙女がいじめられるSSとか読んだら泣いちゃうかもしれん・・・

150 :マロン名無しさん:2006/03/12(日) 22:30:00 ID:???
Cが見たいカナ?

>>129に同意で、無視されるみたいな精神的ないじめでお願いしますお

151 :マロン名無しさん:2006/03/12(日) 23:22:07 ID:v6W9UAxE
個人的に
1、C
2、A
3、D
4、B
    カナ?
とにかくCがいい感じに期待しとく

152 :マロン名無しさん:2006/03/12(日) 23:25:13 ID:/wx+ASrg
いつもの日常か・・・
平和な日常もあれば荒んだ日常もあるんだろうな・・・

153 :マロン名無しさん:2006/03/12(日) 23:40:03 ID:???
一方的に相手が悪いいじめよりも
自分がうっかり相手を傷つけて「最低!!」といわれて全員から村八分のほうがきつい

154 :マロン名無しさん:2006/03/13(月) 02:34:16 ID:???
「おっす愚民どもー。授業はじめるぞー」
「……………」
「な、みんなどうしたんだ?なんかあったのか?」
「なーくるみー。今日セガールめずらしく遅刻か?」

155 :マロン名無しさん:2006/03/13(月) 03:05:28 ID:???
「何言ってんのよ玲」
「み、都…… そうだよな、やっぱり」
「ちゃんと長谷川先生って呼ばなきゃ」
「でも長谷川先生はあだ名で呼んで大丈夫オブジイヤーです」
「セガールはフランクカナー。フランクフルトは丸焼きナノカナー」

156 :マロン名無しさん:2006/03/13(月) 03:53:10 ID:???
>>154-155
GJ
こういう短編も良いな

157 :マロン名無しさん:2006/03/13(月) 05:14:36 ID:???
うはw 続けたやつ乙

158 :マロン名無しさん:2006/03/13(月) 10:25:37 ID:???
やはり万人の支持を得るのは難しいか・・・
でもやっぱり個人の好き嫌いはあるからある程度は仕方がないか

ってことで、思いつきで書いた南条さんが精神的に追い込まれていくお話投下します

1年D組教室

今は授業中。現国の教師が黒板に白い文字を刻んでいく音と、生徒たちのノートをとる音が教室内を包み、
時折それに教師の説明の声が入る。至って普通の、授業風景。
ほとんどの生徒が教科書なり黒板なりに注意を向ける中、窓の外を眺める少女が一人。
南条「・・・・・・」
彼女のノートをとる手は途中で止まっていた。そのノートの前のほうのページをめくれば、赤や青のアンダーラインや自分なりに
要点をまとめたスペース、文字にしても実に様々な色が使い分けられ、その鮮やかさは彼女の授業への熱心さを物語っている。
だが、そのノートもあるページから黒と白の単調な物に変わり、ページによっては全て書ききらないで終わっているところもあった。
なぜなら、彼女の生活はその日から全く変わってしまったから。

今から1ヶ月ほど前の事だ。南条の父親が社長を勤める、南条商事が倒産した。色々と不正を働いていたそうだ。
南条は良くは分からなかったが、良く分かる前に多大な借金を残したまま両親が自殺してしまった。
身の回りの物はすぐに差し押さえられ、残ったのは数着の制服だけだ。
今は施設に入り、何とか学校に通えている。

あれから、もう誰ともまともな会話をした覚えがない。もともと近寄りにくいオーラをもっていた彼女は、そのオーラがなくなってもなお、
近寄る理由を与えなかった。声をかけようにも、どうかけていいか解らない人もいれば、前々からのお嬢様的な行動が気に食わず、
声をかけようとも思わない人もいる。教師に至っては、ほとんどが前者だ。
そして彼女自身も、誰かと話す気にはなれなかった。彼に話しかけられるまでは。


159 :158:2006/03/13(月) 10:28:19 ID:???
キーンコーンカーンコーン

授業終了のチャイムが学校中に響き渡る。結局ノートは全て書ききらずに、南条はまだ窓の外を眺め続けている。
そこに、不意に前の席から声がかかった。
?「・・・南条、ちょっといいか」
突然の出来事に、向こうに行きかかっていた意識が呼び戻される。前を見ると椅子に座った犬神が、身体半分だけ
向けて南条のほうをむいていた。
南条「・・・!・・・ど、どうしましたの?犬神くん」
久しぶりに人とまともに話したおかげで、少し噛みながらの返事をする。
犬神「・・・元気がないみたいじゃないか」
南条「・・・そ、そんなことはなくってよ。わたくしはいつもどおり・・・」
犬神「無理はしなくていい」
南条「・・・・・・」
犬神「・・・色々辛いと思うが・・・私にはその辛さが、すまないが解らない。だが、南条に元気になって
   欲しいとは思っている」
犬神と言葉を交わしているときは、なんとなく嫌ではなかった。だから、無理矢理にでも笑顔を作る。
南条「あら、そんな心配は無用ですわよ」
犬神「そうか・・・・・・もし相談したいことがあるようなら、いつでも相談に乗るが。私で嫌なら、
   宮本先生にでも相談してみたらどうだ?」
南条「そうですわね・・・でも犬神くんに相談に乗ってもらうようなことはなにもなくてよ」
犬神に相談に乗ってもらうのがいやな訳が無かったが、それは彼女のプライドが許さない。
犬神「・・・なら、安心だな」
南条「全く・・・犬神くんも心配性ですわね」
南条は嬉しさで今にも泣きだしそうだったが、そこは犬神の手前、何とか堪える。だが、
彼女はここでやっと、心から笑うことができたのだった。

職員室

じじい「・・・すまんのぉ、犬神。手間をかけさせてしもうて」
犬神「・・・今回だけです」

160 :158:2006/03/13(月) 10:30:13 ID:???
じじい「めずらしいのぅ、犬神が頼みを聞いてくれるなんてなぁ」
犬神「成績を下げられると言われればやらざるを得ないでしょう」
じじい「それだけかのぅ?」
犬神「・・・は?」
じじい「いや、南条に本当に元気になってもらいたいとは、思っていないのかとな」
犬神「頼まれたのは南条に声をかけてあげることだけです。・・・それでは失礼します」
犬神は、じじいが次に喋る前に職員室を後にし、心の中だけで質問に答える。
犬神(・・・それだけですよ。・・・南条がどうなろうと私の知ったところではありませんから)

宮本研究室

犬神と会話をしたことで多少気分が軽くなった南条は、今、宮本研究室の扉の前に立っている。
やはり、相談相手が欲しかった。気を紛らわす為にも、人と接していたい。
犬神に声をかけられたことで、自分の心境を知ることができたのだ。
意を決し、研究室の扉を叩く。他人に相談に乗ってもらうというのは、生まれて初めてだ。
ベキ「ん〜?誰だ〜?開いてるぞー」
南条「・・・失礼しますわ・・・」
研究室の中には、当然ベッキーと、隅の椅子には玲が座って本を読んでいた。ベッキーが一瞬驚きの表情を浮かべる。
ベキ「お、南条か・・・めずらしいな」
南条「・・・ええ、まぁ」
ベキ「まぁ・・とりあえず座れよ・・・」
南条「・・・あの・・・今日は相談したいことがあって・・・」
ベキ「・・・あぁ、解ってるよ・・・」
南条「・・・・・・」
ベキ「・・・・・・」
南条もベッキーも、なにを相談したくてなにを相談されるのかは解っているが、なかなか話しに切り出せない。
しばらくしてから、南条のほうから口を開いた。


161 :158:2006/03/13(月) 10:33:28 ID:???
南条「・・・もぅ・・・わたくし、どうしていいか・・・」
ベキ「う〜ん・・・・・・そうだな・・・」
南条「・・・・・・」
ベキ「わたしは、南条が今どういった辛さを味わってるのかはわからないよ。でも、辛さを取り除いてあげたいとは思う。
   それはみんなだって同じだと思うぞ」
南条「・・・・・・」
ベキ「だから、もっとみんなと話してみたらいいんじゃないか?ほら、南条は気付いてないかもしれないけど、なんとなく
   今の南条には近寄りにくい感じがするぞ。それはもうしょうがないことだと思う。けど、南条から声をかければ、
   みんなも遠慮しなくていいし、話しやすくなるんじゃないか?そうすれば、色々と気晴らしもできるだろうし・・・」
ベッキーの言葉は全く遠慮がなかったが、それが帰って今の南条にはありがたかった。
南条「・・・そうですわよね。わたしが元気を出さなくては始まりませんわよね」
ベキ「けど、ムリだけはするなよ」
南条「当然ですわ」
ベキ「また相談したいことがあれば来ていいからな」
南条は一度にっこりと笑って見せ、部屋を出るべく扉へと向かう。

また少し気分が軽くなった南条は、部屋を出てから『ありがとう』といっていないことに気付いた。今まで南条は
礼の言葉というのをあまり使ったことはなかったが、今は本当に感謝していたので、わざわざ部屋に戻ろうと廊下を引き返す。
しかし、再びドアノブに手をかけたところで南条の動きは止まった。扉越しに中から会話が聞こえてきたからだ。
立ち聞きは悪いと思いながらも、ついつい耳をそば立ててしまう。その選択が、自分にとって間違っていることも気付かずに。
玲『なぁ、ベッキー。どう思う、あれ』
ベキ『ん?あぁ、南条のことか・・・ハッキリ言って、ちょっとウザイかな』
玲『・・・ほんとにちょっとか?』
ベキ『・・・そういうことは教師に聞くな。ケド、南条はもう金持ちじゃないんだろ?なのにあのお嬢様言葉はな・・・』
玲『ああ、確かにそれはウザイな。しかもベッキーに励ましてもらってその気になっちゃってるしなー。
  いい加減ウザがられてることに気付かないのか?』


162 :158:2006/03/13(月) 10:34:51 ID:???
ベキ『ちょっと言い過ぎじゃないか?』
玲『いいんだよ。大体今いないんだしさ。ベッキーも本音言ってみたら?』
ベキ『だからそういうことは教師に言うなって・・・まぁ、確かに玲の言う通りだけどさ・・・』
玲『それに、ここにきたってことは犬神に言われてきたんだろ?』
ベキ『あれ?何で知ってるんだ?』
玲『ふふふ・・・新聞部の秘密』
ベキ『・・・。まぁ、じじいに頼まれたんじゃなー』
玲『犬神もベッキーも災難だな』
南条は愕然とする。この2人はまだしも、犬神が頼まれて自分に声をかけてきたということが、何よりショックだった。
南条は結局ドアノブから手を離し、1人ふらふらと歩き出す。今のやり取りを聞いたおかげで、
やっと取り戻せつつあった調子が、一気にどん底までつき落とされたようだ。
ただただ、うつむきながら歩いていた。

元南条宅前

気付けば、足は勝手に家の前に向いていた。しかし、そこには『南条』の表札はかかっておらず、
代わりに『売家』の札が下げられている。何故ここに来てしまったのかは解らないが、そこで南条は
しばらく呆然としていた。もう、ここは自分の家ではないのだ。
?「ミャ〜・・・」
不意に意識が引き戻される。それはまるで犬神に声をかけられたときの繰り返しのようだった。
南条「・・・ネコ・・・太・・・?」
そこには、一匹のネコがいた。それも、南条が知っているネコだ。かつては豪邸のあらゆる
ところにいた動物たちも、家具やなにやらと一緒に持っていかれてしまっている。その中から逃げ出してきたのだろうか?
ネコ「ミャ〜・・・!」
南条「やっぱりネコ太ね・・・」
声をかけると、しゃがんだ南条の膝に飛び乗ってきた。目の前にいるのは、紛れもない、自分のネコだ。
久しぶりの飼い主との再会に喜んでいるのか、ネコ太は南条の膝の上で転がりまくっている。
南条「あなたも・・・ひとりだったのね・・・?」
ネコ「ミャ〜・・・?」
南条「・・・よかった・・・わたくしもひとりでしたの・・・」
いまだじゃれつこうとするネコ太を、南条は両手で離さないよう抱きしめる。ネコ太の額に、涙が落ちた。

163 :158:2006/03/13(月) 10:36:48 ID:???
桃月町

街中の、大して広くも狭くもない道を、胸にネコ太を抱えながら、南条は目的もなく歩いている。
南条の頭の中は今、真っ白だった。ただ、ネコ太のぬくもりを感じながら足を動かす。そこに理由などは存在しない。それがまた、南条を悲しくさせた。
目に映るのは、一ヶ月よりも前となんら変わらない日常。風景。変わってしまったのは南条だけだ。
ほとんど人通りがない中、南条の視野にこちらに向かって走ってくる男性が入って来た。
見たこともない人だったのもあり、南条は特に意識を向けることはなく視線をはずす。
次の瞬間、突然の衝撃。
南条「・・・・・・?」
南条は自分の身に何が起きたのか解らなかった。前を見れば、走ってきた男性が凄い形相で何かを叫んでいる。
?「おまえの父親さえいなければな!オレの家族も路頭に迷わずに住んだんだよ!!」
だが、南条の耳にはなんと言っているのかも届かない。自分の両手が、胸が、真っ赤に染まっていたからだ。
南条「・・・え?」
数十秒かかった。そこで初めて自分の身に起きた事を理解し、男性に注意を向ける。しかしその人は既に
どこかに走り去ってしまった後だった。
南条は、あまりのショックに膝から崩れ落ちる。
後に残ったのは、足元に落ちた紅い血で染まったナイフと、腹部からとめどなく血を流し続けるネコ太だけ。
今度こそ本当に、南条はひとりになってしまった。



164 :158:2006/03/13(月) 10:38:47 ID:???
桃月町河川

夕日を背に受けて、1人の少女が川原にたたずんでいた。彼女―南条の制服は、息絶えたネコ太をいまだかかえ
続けているおかげで、スカート部分まで血に染まっている。それが南条の制服の白とひどく対照的で、狂的な美しさすら感じられた。
しっかりと胸にネコ太を抱えたまま、ゆっくりと、しかし何の躊躇いもなく、深いところでは身長を越える水位にもなる河に入っていく。
この時間帯、川沿いの道を通る人は少なく、それを見る人もいなければ止める人もいない。
南条「・・・わたくし・・・本当にひとりになってしまいましたわ・・・」
そしてその呟きを聞く相手も、今は誰もいなかった。
南条「だから・・・ネコ太、あなたと同じところに連れていってくださるかしら・・・?」
南条はもう腰まで水に浸かっている。
しかし南条はやめない。徐々に腹、胸まで浸かる。ネコ太は既に完全に浸かりきっており、いまだ流れ出る血が
河を紅く染めては、同じ透明に戻していた。
南条「・・・犬神くんも・・・わたくしのこと、きっと憶えていてくれますわよね」
もう、首まで浸かってしまった。そろそろ言葉も使えなくなる頃だ。だが、不思議と冷たさは感じない。
南条「ネコ太・・・あなただけは、もう絶対に離しませんことよ・・・だから・・・ひとりにしないで・・・」
鼻まで浸かった。もう息はできない。南条はここでネコ太をギュッと抱く。言葉どおり、もうひとりにならないように・・・。
それからほとんど時間はたたずに、人影はどこからも見えなくなった。河は何事もなかったかのように、いつまでも静寂を保っている。


それから数日して、そこより数km下流で女性と思われる水死体が発見された。衣服に多量の血痕が発見されたが、
それは女性のものではなく、自殺と判断された。
何かを必死に抱えるような形で発見されたが、その腕には何も抱えられていなかったという・・・。


165 :158 終了:2006/03/13(月) 10:41:12 ID:???
以上です・・・話の展開が突飛過ぎるかもしれませんが、南条さんなら精神脆そうなので、
あっさり自殺しちゃうかもなと・・・
それと、このお話は前レスからヒントを得てたり得てなかったり・・・

やっぱり・・・人死には駄目カナ?

166 :マロン名無しさん:2006/03/13(月) 10:48:46 ID:???
>>165
乙です。
コピペスレで見掛けて以来続きを楽しみにしてました。

167 :マロン名無しさん:2006/03/13(月) 12:42:59 ID:???
>>165
GJです
人死ぬのは大丈夫だと思います。
また書いてください。

168 :マロン名無しさん:2006/03/13(月) 12:52:55 ID:???
>>165
乙!楽しかったぞ。

169 :マロン名無しさん:2006/03/13(月) 17:54:47 ID:???
なんか最近学級崩壊じゃなくてただの人生崩壊スレになってる気がしてならない

170 :マロン名無しさん:2006/03/13(月) 18:05:16 ID:BLxjbU9D
未来に放送予定の【あずぽにレッスルマニア27】なんとここだけど、全試合の詳細を教えちゃいます!!


☆あずぽに王座戦(I Quit形式)        (王座)桃瀬くるみVS橘玲

☆鈴音復帰試合、生き埋め戦               白鳥鈴音VS秋山乙女

☆叶わぬ愛の憎悪・・シングル戦             榊VSかおりん

☆史上初の挑戦状!シングル戦              一条VS神楽

☆最強の親友の最後の大一番、シングル戦         谷崎ゆかりVS黒沢みなも

☆諜報部VSあず軍団、6人タッグ戦           綿貫響&宮田晶&来栖柚子VS大阪&水原暦&滝野智

☆IC王座戦                     (王座) 柏木優麻VS片桐姫子

☆タッグ王座戦                    (王座) べホイミ&メディアVS芹沢茜&南条操

☆シングル戦                     6号VS柏木優奈

171 :マロン名無しさん:2006/03/13(月) 18:15:47 ID:???
やっぱ乙女をイジメたいな。
>>51が書いてくれた小説の中に乙女が暴言を言ってるシーンもあったから乙女にも焼きを入れとく必要が
あるような・・・

172 :マロン名無しさん:2006/03/13(月) 18:56:49 ID:DIDnAcQA
ああもうグダグダだから以下まとめとして

169がいうとおり血だのスタンガンはたまた鉄パイプだの学級崩壊とは
かけ離れている 
やはり精神的なものがいいと思う
前スレの中盤辺りの流れでさ。  
初心にもどり144のネタみたいな感じがいいと思う


あとあずぽにロワイヤルはここにかくな
別にスレ建ててやれ
はっきりいって邪魔以外のなんでもない


173 :マロン名無しさん:2006/03/13(月) 19:10:15 ID:???
>>172
言い過ぎ
まず学級崩壊限定にしたら書く内容が限られる。
そもそも学級崩壊といじめは同じではないと思う。
とりあえず私は流血しようが人死のうが読む。
嫌なら読まなければいい。

174 :マロン名無しさん:2006/03/13(月) 20:15:51 ID:???
学級崩壊っていうより、ぱにぽにの世界が崩壊するなら何でもいいだろう

175 :マロン名無しさん:2006/03/13(月) 20:43:48 ID:???
>>174
別に暴力的なものでもいいけど生死が関わると学級崩壊じゃすまないだろって思う

>>174
それだと極論になるが巨大化した一条さんの妹にみんな踏み殺されるみたいな話でもいいと?

死ぬ寸前まで追い詰める→色々あって何とかとどまるみたいな流れを繰り返すのが一番だと思う

176 :マロン名無しさん:2006/03/13(月) 20:59:51 ID:???
……すまん。
南条財閥が某国相手に密輸出してた核爆弾が
社会科見学で見に行った由香千夏のコンビネーションで起動キー回され、
玲が目標設定コードを見つけちゃって姫子が目標を桃月学園に変更、
ベッキーが押しちゃったせいで桃月学園壊滅。

非核三原則違反やらで糾弾されて南条財閥も倒産して南条さんリンチされる話を書こうとしてた。

177 :マロン名無しさん:2006/03/13(月) 21:03:43 ID:???
>>176は想像力豊か杉

178 :マロン名無しさん:2006/03/13(月) 21:51:07 ID:???
>>175
いや…だからその、なんていうか…
そういう崩壊じゃなくて ぱにぽにのほのぼのとした空気が崩壊するっていうか
「ほのぼのしてる裏にはこういう世界もある」っていうか…
ぱにぽにに対する自分自身のイメージが崩壊するみたいな
ああ、書いててワケわかんねえや ゴメン

179 :マロン名無しさん:2006/03/13(月) 21:53:33 ID:???
>>178
用は姫子みたいな奴がみんなにシカトされて陰口叩かれるみたいな感じの事か?
俺も美味くは言えないが

180 :マロン名無しさん:2006/03/13(月) 21:58:55 ID:???
嫌なら読まなきゃいいってのはわかるが、グロがどこまで行ってるのかわからんし…
グロ入れるときはグロありと伝えてくれればいいけど
そうしてくれれば最初から読まない


181 :マロン名無しさん:2006/03/13(月) 22:04:58 ID:???
前スレが立った時には「学級崩壊」だっただろうし、このスレもスレタイを継承したけど、前スレの時点で流血・人死に含むスレだったんじゃないか?

182 :172:2006/03/13(月) 22:22:40 ID:DIDnAcQA
なんか勘違い

183 :172:2006/03/13(月) 22:24:24 ID:DIDnAcQA
>>173
なんか勘違いしているようだが俺が邪魔、別スレ建ててやれといったのはあずぽにロワイヤルだぞ?
文をよく読んでくれ

184 :マロン名無しさん:2006/03/13(月) 22:28:23 ID:???
めっちゃグロくてもみんなが面白いと思えたらOKだと思う。
人死にって言ったって、自殺、又はリンチだから学級崩壊じゃん。

185 :マロン名無しさん:2006/03/13(月) 22:39:57 ID:???
いちいち変な定義してたら書きづらいと思う
書くやつも読むやつも各々の判断でいいんじゃないか

186 :マロン名無しさん:2006/03/13(月) 23:13:48 ID:???
つまり!!

藤巻は俺たちのHEROだったんだよ!!

187 :マロン名無しさん:2006/03/13(月) 23:16:00 ID:???
>>172
つまりお前が流れを変えるSSを投下してくれるということか?

188 :172:2006/03/13(月) 23:53:00 ID:DIDnAcQA
>>187
ああ、悪いな・・俺にそこまでの文才は無い。
つーか結局職人まかせの俺がどうこう言える問題じゃないしな。
でしゃばってスマンorz

ただ前スレの
78から99 姫子ハブられるの巻
148から154 鈴音、乙女に絶交される、仕込みで、の巻
を書いた人はほんとに文才あるなと思った。



189 :マロン名無しさん:2006/03/14(火) 00:19:37 ID:???
>>186
ま た 藤 巻 君 か w

190 :マロン名無しさん:2006/03/14(火) 02:28:18 ID:???
なんつーか学校でリアルに行われてそうないじめものがいいんだろ?
おれもだ

191 :マロン名無しさん:2006/03/14(火) 02:44:20 ID:???
人死はOK、グロ描写は事前に書いておく
このあたりがルール?
それともグロなしにする?

192 :マロン名無しさん:2006/03/14(火) 02:55:39 ID:???
グロの有無を書くだけでいいだろ。
俺はグロ好きだよ。
>>1に書いてあるけど内容に制限ないし。

193 :マロン名無しさん:2006/03/14(火) 03:02:55 ID:???
寝る前にこのスレを読んで鬱になりながら寝ると気持ちいい・・・

194 :マロン名無しさん:2006/03/14(火) 03:51:01 ID:???
>>189
危なくなったらギターピックで助けてくれるよ!!

人死の有無も書いてほしいな

195 :144:2006/03/14(火) 03:58:40 ID:???
Cの鈴音をいじめるネタが前振りまで書けたので書き込みます。
当初はくるみと都が結託して鈴音をいじめる予定だったのですが、
本編を読めばわかるとおり別のキャラも加入しました。
これは書いているうちに自然とそういう流れになってしまったのです。
今後の展開で流血はありえますが、人死に・グロ描写はないはずです。

196 :鈴音いじめ:2006/03/14(火) 03:59:42 ID:???
「これが先週までの兄貴のノートのコピーね」
「・・いつも悪いわね、くるみ」
 1−C教室にて、くるみと都が話をしている。
都がくるみを通して、修から授業の内容を見せてもらっているのだ。
これは、都が教授と世界を転々とするようになってからは、お決まりの光景である。
「今回もお疲れ様です。都さん」
「次はアンタも来なさいよ、メディア。荷物は頭数が増えれば増えるほど軽くなるんだから」
「安全地帯でしたら、喜んでお供させていただきます」
「アンタで安全じゃないんなら私はとっくに死んでるっつーの」
「いえ、南米や中東には敵が多いもので・・・、私がいるとかえって危険に・・・
 以前旧アステカ地域で武装赤色ゲリラに教授が誘拐されたときはもう・・大変で」
「い、いやその・・・そういうことなら別にもう・・・いいわ。ね?くるみ」
「あはは、別世界の話だね・・・」
「ところで・・・一つお聞きになってもよろしいでしょうか?」
「どうぞ」
「どうしていつもくるみさんを通して修さんからノートをお借りしているのですか?
 このクラスには玲さんもいますし、直接借りに行かれてもよろしいのでは?」
「玲はダメよ・・・・商魂たくましいから」
「いつもテスト前になると予想問題集作って売りさばいてるし、ノートを借りるなら有料だもんね」
「くるみの兄貴が、私が楽に借りられる範囲で一番綺麗にノートを取ってるのよ」
「なるほど・・・」
「で、直接借りに行かないのは・・・」

「わー!よせよデカ女〜」
「うりゃうりゃ〜!背が伸びなくなるツボー!!」
「・・・・今日も仲がいいな」
「よくねーよ!」

「学園内じゃいつも誰かの相手をしてるんで、忙しそうだから気が引けちゃってね・・・」
「大抵は双子か凸凹の相手をしてるからな、最近の兄貴は」

197 :鈴音いじめ:2006/03/14(火) 04:00:46 ID:???
 廊下には、修、乙女、鈴音の3人がいた。
「そういや来週、またテストがあるよな」
「お前はまた罰ゲーム受けるのか?こないだは一条さんに助けられてたが・・・」
「うっせーな。てめーこそ馬鹿じゃねーのに一回補習になったろ!」
「いやそれ、自分で自分を馬鹿って言ってるのと同じ理屈だぞ」
「!!!私は馬鹿じゃねー!!」
「おかしいよね?なんで補習になんてなるのかな?」
 不意に鈴音が言った。

「「は?」」
 2人は同時に反応した。
「いや、勉強不足だからだろ?こいつの場合。どう見ても授業を聞かないし家では勉強しないタイプだ」
「え?家で勉強なんてするの?」
「い、いや、するだろ。普通は・・・」
「・・・だ、だよな?こいつ授業中よく寝てるし」
「ノート提出のときに響ちゃんから借りて写してるけど、それだけで覚えちゃうよ?」

「「は?」」
 2人は2度目も同時に反応した。
「お前確か学年16位とかだよな?いつも・・・」
「あれ?そーだっけ?きょーみ無いから覚えてないや」
「日本史、『欧州の天地は複雑怪奇』と言って総辞職した内閣は?」
「平沼騏一郎内閣」
「現国、上田敏訳『海潮音』収録、落葉の作者は?」
「ランボー」
 これまた不意に現れたベホイミが、言った。
「いや、ベホ子、桃瀬はお前にゃ聞いてないと思うぞ?」
「ヴェルレエヌでしょ?」

「どっちも正解だ・・・」
「やるじゃねーか鈴音」

198 :鈴音いじめ:2006/03/14(火) 04:08:03 ID:???
「1度書いただけで覚えられるって、白鳥も天才の部類に入るんじゃないか?」
「その上でけーし馬力があるからな・・・ベキ子よりもすげーんじゃねーか?」
「わーい褒められたー、うれしいー」

 1−C教室
「・・・・鈴音、私より成績上なのに勉強してないっていうの・・・?頭に来るわね・・・」
「そのうえ背から胸まで大きくて目立つなんて・・・くやしい・・・
 兄貴にまで褒められてるし・・・私だって兄貴に褒められるなんて滅多に無いのに!」
「くるみさんは少し怒りのベクトルが逸れていませんか?」

「白鳥さんは言葉に嫌味が無くていいっスね・・・私なんかよりもよっぽど癒し系っス
 ・・・・何だか、うらやましいっスよ・・・・本当に・・・」
「ベホイミちゃん元気出してよー、ほらほらー」
 そのままベホイミをお姫様だっこして回転する鈴音。
「恥かしいっスよ〜やめて欲しいっス〜」
「珍しくベホイミが幸せそうだな」
「普段は抑えてるっぽいとこがあるからなー」

「・・・・なんか寒くない?」
「うん。私達頭に血が上ってたはずなのに・・・?って・・・・メディア?」
「なんでしょうか?私は特に何の問題もありませんが・・・?」
 いつの間にか戸口まで移動していたメディアが、廊下を見たまま答える。
少し声を聞いただけであっても、くるみと都には自分達の震えの原因が彼女であると察せられた。

 メディアは、自分にしか聴こえない声で、詩を暗唱するかのように何かつぶやいていた。
「あのーメディアさん?」
「メディア・・・本気で私ら怖いんだけど?おーい帰って来て〜」
 2人の呼びかけに応じて、メディアは振り返る。
「いえ・・・何でもありませんよ?それより・・・・お2人は鈴音、さんに敵意を・・・
 持っておられるようですね?・・・やるなら微力ながらお手伝いいたしますよ?報復を」
 いつの間にか、3人は右手を重ね合わせていた。一番上は、メディアの手であった。

199 :マロン名無しさん:2006/03/14(火) 05:59:35 ID:???
メディアが怒った理由がわからないがGJ
なんか良作の予感!!

200 :マロン名無しさん:2006/03/14(火) 09:08:40 ID:IwoFQH1Z
GJ!
精神的ないじめは他に任せます
自分には人死に書くしか能がないかもしれん・・・

ちなみに>>165
>それと、このお話は『前レス』からヒントを得てたり得てなかったり・・・
『前スレ』の間違い・・・


201 :早乙女をいじめる:2006/03/14(火) 11:13:56 ID:???
「不幸ですか?」
黒い着物を着た少女が、早乙女の肩を叩いて質問してきた。
「いや、幸せだけど?」
確か桃瀬妹の知り合いだったかな、と思いつつ、一応答える早乙女。
「悪いな、これから林間学校で行かなきゃならんから・・・これで」
忙しいからか、早乙女は妙子を適当にあしらって立ち去る。
「クス・・クスクス・・・りんかんがっこう・・・不幸・・・」

「今回もB組は特に問題なく着けたなー」
「ああ、あとは全員分の荷物を今日泊るとこに預けるだけだ。秋山、手伝ってくれ」
早乙女と乙女は、2人で荷降ろしを始める。
ふと、数冊の本が誰かのバッグの半開きになった口から落ち、乙女が見とがめる。
「・・・・あ、あの、早乙女、これ、お前の、バッグ、だよな?」
「ああ」と答えた早乙女に、乙女は本を手にして見せ付ける。
早乙女はそれを見た瞬間凍りついたが、乙女はさらにタイトルを声に出して読み始める。
「輪姦学校絶倫体育教師。バスケット少女いけない関係。元気少女3Pちゃん。
理系強気教師も夜はツンデレ・・、てっ、て、てめー!!なんてもの読んでやがんだー!!」
「俺だってこんな物知るかーーーーーーー!!!!」
「近づくな!!・・・近づかな・・・・いで・・・グス・・もう・・やだーーーーー!!!」
こういうものに免疫の無い乙女は、錯乱して泣き出してしまった。
「ちょっとー、早乙女君。何騒いでんのよー?」
 、_(o)_,:  _(o)_, | < うわああぁああぁあ!!人生オワタ\(^o^)/

戦前からある、隙間風の吹くような懲罰室で、早乙女は夜を過ごす。
「不幸ですか?」
「ああ・・・・不幸だよ。今度は嘘じゃない・・・・・・・・」
早乙女は突如現れた少女にも動じず、悟ったような目をして淡々と答えた。

その後、くるみの証言により、問題の本はエトワール店長の所有物であることがわかり、
妙子が猫神様とくるみに諭され早乙女へ謝罪、本はその場で焼却処分され、早乙女は救われた。

202 :マロン名無しさん:2006/03/14(火) 11:45:03 ID:Wrv3yn1p
>>198
GJ
続き楽しみだ
>>200
人死にでいいので書いてほしい。
>>201
GJ
短くまとめてあってオモシロイ

203 :マロン名無しさん:2006/03/14(火) 11:56:42 ID:???
>>198
wktk(・∀・)楽しみ
>>200
激しく見たいので書いて欲しいな。
>>201
早乙女カワイソスww

204 :マロン名無しさん:2006/03/14(火) 12:28:56 ID:I+Mpbqd1
>>198
GJ!!なんだかwktk
>>201
輪姦学校絶倫体育教師。バスケット少女いけない関係。元気少女3Pちゃん。

ワロスwwwwwwww

205 :200:2006/03/14(火) 14:13:58 ID:???
〉〉202〉〉203
確かに短めのやつでネタはあるんだけど、なんか人死に出す為に書いたような内容になっちゃってるから、少しおいとく。
だから今回は、暴力も人死にも無い話書いてみようかと思ってるんだがどうだろうか…

簡単なあらすじとしては芹沢がいろいろあって来栖をいじめなきゃならなくなる話。


てか精神的ないじめを考えるのは難しい…
気を抜くとすぐに人生崩壊書きそうになる俺って何?

206 :マロン名無しさん:2006/03/14(火) 16:11:55 ID:???
wktkってどういう意味?

207 :マロン名無しさん:2006/03/14(火) 16:27:44 ID:???
wakuteka

208 :マロン名無しさん:2006/03/14(火) 16:28:47 ID:???
Sっ気が強そうな>>205タン頑張ってくれ

209 :マロン名無しさん:2006/03/14(火) 17:50:47 ID:???
まだ出てないいじめ方とか見たいかも
本当はしたくないのに脅されて誰かを苛める→苛めてるほうも苛められてるほうも辛いとか
俺には文才ないから誰か頼む

210 :マロン名無しさん:2006/03/14(火) 18:06:39 ID:???
姫子がクラスの連中からいじめられる
 ↓
ベッキーだけは姫子を守ってくれて、姫子の唯一の心のよりどころになる
 ↓
それを快く思わない玲たちがいじめの対象をベキ子に変更
 ↓
やめてと懇願する姫子
 ↓
姫子がベッキーをいじめるなら、ベッキーいじめを止めてやるといわれ、ベッキーをいじめる姫子

みたいな展開で漫画描こうとしてた事もあった。

211 :マロン名無しさん:2006/03/14(火) 18:15:31 ID:???
>>210
何故描いてくれなかったんだ!

212 :マロン名無しさん:2006/03/14(火) 18:35:30 ID:???
6号がトイレで頑張っていると、ドアの外から何やらヒソヒソ話が聞こえてきた。
「なんでしょうか・・・」
6号はふとそんなことを考えていると、いきなり頭上から大量の水が降ってきた。当然ずぶぬれになる6号
あわてて外にでると、そこにはC組の全員の姿が・・・
「やば・・見つかった・・」
くるみが6号に顔を見られて少し焦る。
「大丈夫だ、コイツが先生にチクルわけがないだろ」
いつものように玲は慌てる様子もなくずぶ濡れの6号を見下して言う。
「皆さん・・・どうして・・・」
6号は目に涙を浮かべながら5人を見つめる。
「別に理由はないです。・・・ただ、正直ムカつくだけなんですよ。」
6号に聞かれて一条が即座に答えた。
「そうそう、なんか知らないけどムカつくのよね。」
一条に同意するように都も言った。
「あえて理由を言うならストレスカモ〜」
今にもボロ泣きしそうになる6号に姫子はのんきに答える。
「・・・ストレス?」
6号は姫子の顔を見て言った。
「・・姫子の言う通りかもな。人間誰でもそうだが、ストレスって溜まる物だろ?
そしてストレスの溜まってる奴は何かしらの形でそれを発散したがる。
発散の仕方で最も多いのは自分よりも弱い人間を虐める事・・
私等もそれを普通にしているだけだ、自分等より弱い、虐めがいのあるお前を使ってな。」
姫子の意見に玲は説明つきで6号に言った。
「鈴木さんほど虐めるのが楽しい人はいません、よかったですね。」
6号が思ってもいない事を一条は言う。
「・・・自分のストレスを発散する為だけに・・私をいじめてるんですか?」
大粒の涙をこぼしながら6号はゆっくりと立ち上がろうとする。
「だからさっきからそう言ってるじゃんか!」
くるみはそう言うと、立ち上がろうとする6号を再び床に突き倒した。
「・・というわけだ、これからもよろしくな6号。」
玲がそう言うと、5人は6号を置いてトイレから出て行った。
6号はしばらくその場から動こうとせずに涙を流しながらススリ泣くのだった・・

213 :212:2006/03/14(火) 18:38:53 ID:???
一応、自分なりの6号虐めのプロローグ書いた。
希望があれば第1章書くけど、無理かな・・

214 :212:2006/03/14(火) 18:50:35 ID:???
これからのストーリー内容はC組の5人がそれぞれの手段で6号を虐める展開にしたい。

第1章:姫子
第2章:都
第3章:一条
第4章:玲
第5章:くるみ

これまでこのスレで書かれたことがない手段で虐める手はず・・

215 :マロン名無しさん:2006/03/14(火) 18:51:49 ID:???
>>212
ごく普通の内容だが、こういうシンプルなのは面白いな
ぜひ、続きを

216 :マロン名無しさん:2006/03/14(火) 19:05:54 ID:???
>>214
どんな手段なんだろう
頑張れ

217 :205:2006/03/14(火) 19:06:32 ID:???
〉〉212
是非!頑張ってくれ!

〉〉209
そんな感じのだからもちょっと待ってください

218 :マロン名無しさん:2006/03/14(火) 19:54:12 ID:???
第1章:姫子

「どうやって6号さんをいじめようか・・玲ちゃん?」
放課後の教室、姫子と玲が密談をしていた。
「そうだな・・まさか6号が虐められているのを他人にチクル勇気はないだろうが、念には念を入れとこう。」
「マホ・・どういうこと?」
玲の話に姫子は頭を傾げた。
「万が一、6号が私等の虐めに耐えられなくて人にちくったりする事を考えて、ベッキーを潰しとこう・・」
玲の言葉に姫子はびっくりして
「つ・・潰す!?ダメだよ、玲ちゃん〜〜!ベッキーを殺すなんて〜〜!!」
「バ・・バカ!そういう意味じゃない。6号の唯一の望みであるベッキーに不信感を持たせるって事だ。」
うろたえる姫子に慌てて玲は説明した。
「ま・・まだよく分からないんだけど・・・」
ようやく落ち着きを取り戻した姫子が玲に尋ねた。
「お前はベッキーが好きだろ、どうせ夜になるとオカズにでも使ってるだろうし。」
まるで姫子の私生活を見透かしてるような発言をした玲に姫子は慌てる。
「え・・・なんで知ってるの!?マホ・・・時々、玲ちゃんでも・・してるよ。」
「・・ぇえ!?」
顔を赤らめながら想像もしていない爆弾発言をした姫子にさすがの玲もびっくりした。
「え・・・えーと、今から作戦を言うぞ、まず・・・」
姫子が発した、あの発言の真意を避けるように玲は姫子に作戦を話した。

219 :マロン名無しさん:2006/03/14(火) 20:14:23 ID:???
次の日の放課後、姫子が教室でデジカメを持って6号を待っていた。
「・・ベッキーには悪いけど・・・マホ〜〜ちょっといいカモ〜♪」
玲の作戦を思い出し、姫子は想像を膨らませていた。
「お待たせしました・・・・」
6号は元気なくやって来た。
「あ、6号さん!さっそく今から言うことをやってほしいんだけど?」
姫子はそう言うと、持っていたデジカメを6号に手渡した。
「あ・・あの、これは・・・」
てっきり前みたいに虐められると思った6号はびっくりして尋ねた。
6号に聞かれ、作戦を思い出したのか姫子は顔を赤らめた。
しばらく言いづらそうにしていた姫子はようやく口を開いた。
「6号さんには今から研究室にいるベッキーのヌード写真を撮ってきてほしいんだ!」
姫子は6号に作戦を話した。
「は・・はあ?・・・なんで宮本先生の裸の写真を・・・・?」
姫子の作戦に6号はある意味驚く、確かにやりにくい事ではあるが、6号自身が傷つく事ではない。
「だって玲ちゃんが、6号さんを虐めて、なおかつ私が喜ぶ作戦だって言うから・・」
姫子も昨日、玲に作戦を教えてもらったにも関わらず、いまだに本当の理由がわからないでいる。
「もしやらなかったら、その作戦以上にひどい目にあわすって玲ちゃんが言ってたよ。」
姫子にそう言われると6号も仕方なく作戦に応じた。

220 :マロン名無しさん:2006/03/14(火) 20:50:14 ID:???
ワクテカってどういう意味?

221 :マロン名無しさん:2006/03/14(火) 20:51:32 ID:???
宮本研究室に6号はやって来た。
「・・・・先生」
机で何やら勉強をしているベッキーを6号は呼びかけた。
「ん?なんだ、6号か・・・どうかしたか?」
ベッキーは6号の方を向いた。
「えっと・・・・実は・・」
前の水をかけられるのに比べるとたいしたイジメじゃないのに、さすがに本人が前にいると言い辛い。
「なんだよ、言いたい事があるなら言えよ。」
ベッキーは6号を軽く睨んで言った。ベッキーに言われて決心がついたのか、6号は覚悟を決めて軽く深呼吸した。そして・・
「先生の・・・先生の裸の写真を取らせてください!!」
研究室内は一瞬沈黙の状態になった。しかし3秒後、天才の頭は6号の発言を適応させた。
「なっ・・・いきなりなんだよ、お前!?そんなのダメに決まってるだろ!?」
ベッキーは驚いて6号から少し距離を開けて叫んだ。
「やっぱりですか・・・でも、やらないと私が虐められるんです・・・」
6号はボソッ自分に言い聞かせると、ベッキーの腕を掴んだ。
「な・・・や・・やめろ、離せ〜先生だぞ〜〜〜〜〜!!」
ベッキーの聞きなれたこのセリフも今回は本気で言っていたのかもしれない。
「すみません!すみません〜!」
6号は涙を流し、謝りながらベッキーの服を強引に脱がせようとする。
「あ・・謝るならやめろよ!!」
ベッキーも泣きながら6号に訴える。
「それはできません!やらないといけないんです!!」6号は首を激しく振って、ベッキーの服を乱暴に引き裂いた。
ビリビリと音を立ててベッキーの服は破ける。ベッキーも激しく抵抗するが、相手は6号とはいえ子供の力では適わない。
ベッキーの抵抗はずっと続いていたが、ついに下着も全て剥ぎ取られてしまった。
「お・・・お前!!」ベッキーは部屋の隅で両手で体を覆いながら6号を強く睨みつけた。
6号は手を震わせながら、持っていたデジカメをベッキーに構える。
「ば・・・バカ!よせ〜〜〜!!」
ベッキーは6号に訴えたが、6号はシャッターを切った。
「や・・やめろ・・・やめろ〜!!」
ベッキーはこうなっては何もできずにただ泣きながらその場にしゃがみ込む。
「・・・すみません、先生・・・」
数十枚の写真を撮った6号は涙を流してベッキーに謝ると、逃げるように研究室から立ち去った。

222 :マロン名無しさん:2006/03/14(火) 20:54:22 ID:???
ワクワクテカテカ

223 :マロン名無しさん:2006/03/14(火) 20:56:01 ID:???
わくわくして待機

224 :マロン名無しさん:2006/03/14(火) 20:58:03 ID:???
教室に戻ると、そこには姫子と玲の2人がいた。
「これ・・・約束の写真です・・・・・」6号はそう言うと姫子にデジカメを差し出す。
「マホ〜〜〜い!さっそく現像してくる〜〜〜〜♪」
デジカメを受け取った姫子は嬉しそうにその場から去っていった。教室には玲と6号が残った。
「ベッキーのヌード写真で姫子はストレスが解消・・・素晴らしい方法だろ?」
玲は6号に言った。続けて玲は
「けど、正直姫子のストレスの解消なんてついでだ。本当の理由はお前の希望を断つ為・・
プライドの高いベッキーがあんなことされて傷つかないわけがないよな。
当然、明日からお前はベッキーからも見放される。一生話かけられないかもしれない。
お前はC組にもう仲間はいない、これからが本当の絶望の始まりなんだよ!」
6号に悪魔のような予告をして玲は教室から立ち去った。
6号はこれから始まる本当の孤独と絶望を想像し、言葉を失ってしまった。


225 :212:2006/03/14(火) 21:00:38 ID:???
第1章終了。
どこがいいか悪いかを言ってもらえれば次から反省できるのでアドバイス募集。
第2章は都を主体に6号を虐める話を書こうと思う。時間があれば今日の夜に・・

226 :マロン名無しさん:2006/03/14(火) 21:13:06 ID:???
>>212
GJGJGJ!!こんな物語を待ってました!

227 :マロン名無しさん:2006/03/14(火) 21:16:41 ID:???
>>225
一人一人の話があるのはいいアイディアだと思う。
全員分頑張れ

228 :マロン名無しさん:2006/03/14(火) 21:19:12 ID:???
GJ
やっぱり読みながらにやけてしまった

229 :マロン名無しさん:2006/03/14(火) 21:19:26 ID:???
>>225
「唯一の味方を自分の手で敵にまわす」ってのが今までに無い感じで面白い
ただ、〇〇した ××した みたいに過去系?の文体が多いような気がする。
これからも頑張って下さい

230 :212:2006/03/14(火) 22:02:09 ID:???
>>229
過去形なのには訳がある・・それはいずれわかるからその時のお楽しみに・・

他の人の意見をありがとう

231 :Le Nozze di Rei:2006/03/14(火) 22:04:31 ID:???
人死にあり。グロはないと思いますが精神的にヤバいかも。


 大安祝日の日曜日。青く澄み渡った空に白い雲が二つ三つ浮かんでいる。まさに絶好の結婚式日和といえるだろう。
 開式までしばらくあるが、C組のメンバーは既に集まり、花嫁との独身最後の歓談に花咲かせていた。
「しかし、驚いたよなー」
「本当よね…… 学校辞めても元気でね?」
「まったく、私の生徒は油断ならないよ。赴任一年目なのに、こんな事ジイさんだって経験ないって言ってたぞ?」
「ですです」
 女三人寄れば姦しいというがその倍、しかも結婚式とくれば会話ははずむばかりだが、時計を見ての姫子の言葉がそれに終止符を打った。
「……ゴメンネみんな、出てって欲しいカナー。花嫁さんはおめかしタイムダヨー」
 姫子の言葉に、都にくるみ、ベッキーが次々と控室を後にする。
 残ったのは姫子と、そして。
「おめでとーカナ、玲ちゃん」
「ああ……ありがとな。姫子。お前が祝福してくれて……うれしいよ」

 玲は桃月飯店に客としてきていた男との間に子供ができ、そして、結婚する事となった。
 クラスのみんなは驚いていたが、本人の意思が固い事を知り、また式の準備が進んでいくと次第に容認ムードが広がって行った。
 そんな中で最後まで反対していたのは姫子だったのだが、その姫子も玲の熱意の前に折れた。

 それからというもの、姫子は先頭に立って玲の式の準備をするようになった。
 このドレスは姫子が作った。柏木姉妹も意欲を示していたが、姫子の熱意に押される形になった。
 だが、姫子の技術は柏木姉妹に見劣りしていない。むしろ、コスプレで鍛えた腕は非日常的なドレスにはうってつけで柏木姉妹も感嘆の息を漏らすほどだった。
 玲の希望をほとんど取り入れた想像をはるかに上回る見事なドレスで、膨らみはじめた腹部も知っていてもそれとはまったくわからない。

232 :Le Nozze di Rei:2006/03/14(火) 22:05:52 ID:???
「それじゃー、髪まとめるねー」
 ドレスを着せ終えた姫子は今度は器用に手際よく玲の髪をアップにまとめ上げていく。
「玲ちゃんの髪はサラサラで羨ましいねー。私くせっ毛だからさー」
 姫子は少し寂しそうな笑顔で作業を行っていたが、玲の目が後ろ向きにも付いていれば、姫子の目は笑っていない事に気付いたかもしれない。
 また、メイク用品と一緒に堂々と置かれたそれに気付く事もできたかもしれない。
 あくまでも、目の前に迫ったセレモニーに浮かれていなければ、の話だが。
 髪をまとめる時にクリップやヘアピンが首筋に触れるのはあたりまえの事で、それについても気に留めることはなかった。
 チクリという痛みとともに、冷たい物が流れ込む。
「姫子、もう少し優しくしてくれないかな」
「ゴメンネ玲ちゃん。ちょっと痛かったカナー? 激痛で涙ちょちょぎれちゃったのカナー?」
 身体を動かそうとしたが、思うように動かなかった。声を出そうとした玲に、姫子は冷たい声で言った。
「でも大丈夫だよ。すぐに楽になるから」
「ら……なひ……って……(楽? 何を言って……)」
 舌が回らない玲の耳元で姫子は囁いた。
 ベッキーの研究室から持ち出した、とびっきりの毒の名前を。

 二人きりの部屋で、姫子の作った服を着せられ、有利な位置を姫子に取られている。これまでとは逆に、玲が姫子に手も足も出ない。 玲の心を絶望が支配していった。
「チェックメイトだよ玲ちゃん。これから処置しても間に合わない。もし今この瞬間に気付かれたとしても、扉を破った頃には手遅れだ」
 更衣室に鍵がかかるのは当然のことで、南条が手配してくれた式場は控室に至るまで分厚い扉を使った贅を尽くした物だ。
「私と玲ちゃんは親友だと思ってた……少なくとも私はそう思っていた……それなのに」
 姫子の瞳が暗黒の輝きに満ちる。
「裏切り者。裏切り者。裏切り者。裏切り者。……裏切り者!」
 姫子は穏やかに、激しく、冷たく、優しく、何度も何度もアホ毛を震わせて玲に語った。
 玲の死体に向かって、アホ毛を震わせて呟く。何度も。何度も。愛憎を綯い交ぜにしたものをたっぷりと込めて。

233 :Le Nozze di Rei:2006/03/14(火) 22:08:21 ID:???
 玲が妊娠して出産するのは別の生き物になってしまうように感じたし、結婚して名字が変わるのは別の人間になってしまうように感じた。
「玲ちゃんは……玲ちゃんだもん…… 他の何物でもないもん」
 玲の意思が固く、結婚を阻止できないと知った姫子は強行手段に出る事にした。式の準備に協力するように見えたのは、犯行をやりやすくするための仕込みをしていたにすぎない。
 ウェディングドレスも犯行時に玲の動きを束縛するための拘束衣になるように仕立て、着付けとメイクを自分が担当する事で二人きりになるチャンスを作った。
 あとは呆気ない程簡単だった。
「玲ちゃんは誰にも渡さないよ。渡すくらいなら私の手で誰の手も届かないところへ送ってあげようって、そう思ったんだ」
 しかし玲の答えはない。既に呼吸が止まっていた。
「……さようなら、玲ちゃん」

 玲の死体を床に優しく恭しく下ろし、姫子は鏡台に向かった。本当ならお互いに化粧でもしたいところだが、残念ながら時間がなく髪を梳かして整えるくらいしかできない。
「玲ちゃんを殺して私も死ぬ……か」
 衝撃の事実を聞かされて混乱した状態で呟いた言葉。
 もしかしたら、覚えているのは自分だけかもしれない。押さえ付けたくるみや6号さんも忘れてしまっているかもしれない。自分でも忘れかけていたくらいだ。
 まさか実行する事になるとは思っていなかったが、そういえばスペースが寂しくてコマの片隅に描いた落書きや、適当に入れたセリフがのちのち後付け設定や強引な展開のために役立った事があった。

234 :Le Nozze di Rei:2006/03/14(火) 22:09:30 ID:???
(みんなゴメンネ)
 新郎に対する気持ちは憎しみと怒りくらいしかないけれど、ベッキーやクラスのみんなに対しては申し訳ない気持ちで一杯だった。
(きっと楽しみにしてたんだろうな…… 披露宴の料理もカニとか出たのカナ)
 そういえば、カニをお腹一杯食べるという夢は結局かなわないままだ。
 右手をチョキ……カニのハサミの形にして、チョキンと玲の首を切るふりをする。
(南条さんも)
 南条は親の会社の持ち物とはいえ最高の会場を最高の日時で押さえ、さらに会場費を出世払いで肩代わりしてくれた。
 しかしこの事件が公になればここを使おうというカップルも激減する事請け合いだ。

 身支度を終えて姫子は玲の死体の上に覆い被さるように自分も仰向けに寝転んだ。
 アンプル越しの蛍光灯は綺麗に煌めいていた。

 玲に使った注射器にいっぱい吸い込んで二の腕に刺し、
 『玲ちゃんB型なの? 私も同じーおそろいおそろいー』
 一気にピストンを押し込んで、
「ごめんね、玲ちゃん」
 目を閉じた。

「……マホ」

235 :Il Barbiere di Ahoge:2006/03/14(火) 22:14:04 ID:???
「……ん」
「あー、まだ起きちゃダメダヨー」

 貴重な昼休みの時間を教室でうたた寝してしまったのか。目覚めた玲は大きく伸びをする。
「……ふわ…… 姫子、お前なにやってるんだ?」
「玲ちゃんの寝顔がオメガきれいだったから絵を描いてたんダヨ」
 姫子が広げたスケッチブックには、玲の寝顔が描かれていた。
 いつものマンガチックな表現とは異なり、西洋画の技法に則って描かれている。
 小学校の時に自分で描いた、いや描かされた自画像とはまるで違う、美しい自分が紙の中にいた。

「……なあ」
「ん? ナニカナー?」
「お前…… いや、なんでもない」
 夢の中で見た事を確かめてみたいという欲望は喉まで来たけれど、それを口にしたら、この世界が壊れてしまいそうな気がした。

236 :Il Barbiere di Ahoge:2006/03/14(火) 22:15:29 ID:???
 かぶりを振って打ち消し、姫子に訊く。
「それ……見せてもらっていいか?」
「うん、いいよーイイヨー、じゃんじゃん見ちゃっていいよー」
 姫子はマホマホと笑ってスケッチブックを玲に手渡し、玲がめくるのを楽しそうに見ていたが、ふと首をかしげてハッとしてアホ毛を震わせる。
「あ、玲ちゃんちょっと待ってやっぱ今のナシ!」
「一度いいって言ったろうが! 唇から出た言葉は引っ込められないぞ!」
「ダメー! ダメなのー!」
 姫子は半泣きで制止するが、それが却って玲の加虐心をそそってしまう。
 ギャルゲーのヒロインの水着イラスト、ロボ子VSメカドジラ、メソウサを抱いた南条さん、
 東京タワーを振り回し地球で野球をする乙女、桃月学園の女子制服を着た週刊少年誌の美形悪役(男)……
 姫子のスケッチブックには色々なイラストが百花繚乱だ。
「あー!」
 二枚目……最初のページはかすれを嫌って白紙のままなので使いはじめのページには、都、6号、一条、くるみ、ベッキー、そして玲と姫子が描かれていた。
「見るなー! 見ないでー!」
 みんな溢れるような笑顔で笑っている。
「オメガ恥ずかしいー! 顔からメルトン出るー!」
 その下には絵とは対照的に下手くそな筆記体で書かれていた。

 My Best Friend!

237 :マロン名無しさん:2006/03/14(火) 22:51:52 ID:???
>>231
GJ
凄い心にしみる話だった

238 :マロン名無しさん:2006/03/14(火) 22:58:03 ID:???
>>231
これは珍しい感動系ですね。
楽しかった。

239 :マロン名無しさん:2006/03/14(火) 23:04:44 ID:???
>>231
感動系というか軽いホラーだな。
最後の一文でガクブル

240 :Finale(Rei,Himeko):2006/03/14(火) 23:11:21 ID:???
異常です。じゃなかった以上です。

『日本中を震えあがらせた恐怖の毒薬犯罪99の事件簿』Iに載ってた
妊婦の妹15歳にクレゾールを注射した看護婦姉の話をヒントに書きました。
この事件では姉もクレゾールを飲んで後を追おうとするも吐いてしまい失敗したらしいですが……
検索するも見つからず。当時の新聞記事とか読みたい……

そんなわけで最初は麻生姉妹の話で考えていましたが、都の中の人の某曲を聞いて思いつきこういう話に。

タイトルは『フィガロの結婚』と『セヴィリアの理髪師』から。
あとがきのタイトルは三部作の最後『罪の母』にしたかったんですが私の検索技能では見つかりませんでした……

C組でマジになったら一番怖いのは姫子だと思うのです。

241 :マロン名無しさん:2006/03/14(火) 23:42:43 ID:???
マジになったら怖そうな面々
姫子 6号 メディア 麻生姉妹

即反応するから本気にまで達しそうに無い面々
五十嵐 乙女 円 くるみ 都 ベッキー

ぶち切れてもしょぼそうな面々
宮田 メソウサ タヌキ みのり

前スレから通してここまで読んできたが、
A、快楽主義・サド的犯行・・・・・玲やC組
B、怨恨から来る犯行・・・・くるみ、メソウサ
C、突然変異的犯行・・・・6号、姫子
D、不条理の被害者・・・・早乙女、南条、玲

この4つに大体分類できる。
しかし玲やC組は登場率が高い。動かしやすいんだな。

242 :マロン名無しさん:2006/03/14(火) 23:50:43 ID:???
第2章:都

「じゃあ、今日はここまで・・」
授業時間が終わり、ベッキーがさっさと教室を出て行く。
「あ、宮本先生・・・・」
教室から去るベッキーを呼び止めようとする6号。
しかし、ベッキーはまるで異常者を見るかのような視線で6号を一瞥すると、話を聞かずに去ってしまった。
「・・・・・」
謝れば許してもらえると思ったけど、全く取り合ってくれなかったベッキーの背中を6号は黙って見送る
玲の言った事は事実だった、あの事件以降6号の仲間はC組にいない。
いつも同じ人達と行動し、他の人とはあまり喋らなかったので他に友達はいない。
C組以外の人達ともほとんど喋ったことがないので相談できる相手がいない。
今の6号はまさに孤立していた。
諦めて帰りの支度をする6号に都が話しかけてきた。
「6号、今日は私に付き合いなさい。これは頼みじゃなくて、命令よ。」
「・・・わかりました・・・」
都の呼びかけに6号は力なく答えた。

帰り道、都と6号が歩いている。
いつもなら楽しい会話をしながら下校を楽しんでいるはずだが、今では明るい話などするわけもない。
いつもの違う友達との下校に6号の心は重苦しいものに包まれた。
すると都が6号に喋りかけた。
「あんたさぁ、今まで自分がパシられてる事に気づいてた?」
「・・・・え?」
都の言葉に6号は今までのことを思い出す。
本格的に虐められる以前からも友達から毎日パシリとして使われていた。
購買のパンを買いに行かされたり、他のクラスのお使いにいかされたり・・・
最初はそんなこと気にしてなかった、それ以前に自分がみんなからパシられてることにすら気づいてなかった。
今になって自分がその時からいいように利用されていたという事を考えると6号の表情は一段と曇る。
「だから今日もあんたをパシリとして使ってあげるわ、慣れてるでしょ?」
都の言葉に6号は返事なく頷いた・・

243 :マロン名無しさん:2006/03/15(水) 00:07:16 ID:???
6号と都は本屋にやって来た。
「・・・本屋ですか?」
「見ればわかるでしょ?」
6号の問に都は即座に答える。
「あの本屋に売ってる歴史の参考書が欲しいのよ、でも今お金がないから・・」
都はそう言いながら6号の方を見る。
「・・・・私が・・買ってくればいいんですね・・・」
最後まで聞かなくても都の言うことはわかった。
「わかってるじゃん、私は外で待ってるから・・」
都にそう言われて、本屋へ入ろうとした6号だったが・・・
「・・・ちょっと待ちなさいよ!」
都が襟元を捕まれて6号を引き戻す。
「あ・・あの、何ですか・・・・」
6号は脅えた表情で都に尋ねる。
「まさか普通に買いに行くつもりだったわけ?」
都がそう言うと、6号のポケットから財布を抜き取る。
「あ・・・あの、それがないと買いに・・・・」
6号は都に言うが都はバカにしたように6号を鼻で笑いながら
「財布なら後でちゃんと返してやるわよ、あんたにやってもらいたいのは本を盗んで来る事よ」
都の言葉に6号は絶句した。
「・・・ぇ・・・ぬ・・盗む?」
都の発言を確認するような口調で6号は尋ねる。
「そうよ、万引きして来いって言ってるのよ!」
都のその発言で6号の心を完全に奈落の底に突き落とす。
「そ・・そんなの・・・無理です・・・」
6号は泣きながら都に許しを乞おうとする。
しかし都は6号の肩を突き放し
「やって来ないと、私たちがこれ以上にひどい目にあわせるわよ?
大丈夫、あんた良い子そうだから誰も気づかないわよ。」
6号はしばらくその場に立ち尽くすが、これ以上いやな目に会うのはイヤだった・・
「わかり・・・ました・・・」
そういうと6号は意を決して本屋に入った。

244 :マロン名無しさん:2006/03/15(水) 00:10:06 ID:???
>>201
これで妙子と店長が出たからあと出てないのはタヌキくらいか?

245 :マロン名無しさん:2006/03/15(水) 00:19:30 ID:???
本屋は割りとにぎわっており、客が大勢いる。
この時間は特に下校時間ということもあり、高校生や中学生がワイワイ騒ぎながら話をする姿も見える。
6号は重い足取りで周囲を気にする。
自分が今からここで万引きをする事を意識すると人目を気にせざるを得ない。
ようやく参考書のコーナーにたどり着いて、都に頼まれた歴史の参考書を手に取った。
6号はふと辺りを見渡すとそこには誰もいない。
「・・・今なら誰もいない・・・やるなら今しか・・・・」
6号は心の中で自分に言い聞かせると、あらかじめ開けておいた鞄の中にすっと入れようとした。
参考書コーナーの近くに学生がやって来た。
「・・・・!!」
その気配を感じ取った6号は鞄に本を入れるのをやめて、元あった場所に返した。
学生は6号の後ろを通り過ぎて、別のコーナーへと移動する。
「・・・よかった・・・気づかれてない・・・」
6号は安堵の息を吐くとコーナー付近にはまたお客はいなくなった。
「・・・・今度こそ・・・・」
6号は震える手で参考書を手にとって、鞄にスッと入れた。
「・・・後はここから立ち去るだけ・・・・・・」
6号はまた辺りを気にしながら本屋を出ようとした。
しかし、出口付近に差し掛かると大きいブザー音が鳴り響いた。
「・・・・・!!」
6号はこのブザー音が何を意味するかわかっていた。
次の瞬間、6号は無意識に走り出した。
「こらっ!そこの娘、待ちなさい!!」
係りの人らしき人が逃げる6号を追いかける、6号は必死になって逃げる。
「こ・・・万引きしたのがばれたら・・・わたし・・・・・・いや〜〜〜〜〜〜!!」
6号は目に涙を浮かべて死に物狂いに走り続けた。

246 :マロン名無しさん:2006/03/15(水) 00:25:12 ID:???
何とか逃げ切った6号はフラフラになりながら都の家にやって来る。
呼び鈴を鳴らすと、都が出てくる。
「あ、本当にやったんだ。」
都は以外にも勇気のある6号に少し驚く。
「ほら、約束通り財布を返してやるよ。」
都は持っていた財布を6号に手渡した。すると都は
「でもあれね・・・幼女暴行の次は万引きなんて・・・アンタは良い子から犯罪者に成り下がったってわけだ。」
都の見下したような発言に6号は息を切らせながら泣き出す。
「じゃあね犯罪者、また明日〜」
都はそう言うと家に入り扉を閉める。
6号はしばらくその場で自分の犯してしまった行為に絶望するのだった・・

247 :212:2006/03/15(水) 00:27:08 ID:???
第2章終了。
次は第3章の一条編だけど、実はまだストーリーが浮かんでない・・
時間はかかるけど、書こうとは思うので少しお待ちを・・

248 :マロン名無しさん:2006/03/15(水) 00:43:59 ID:???
>>247

ゆっくりでいいから続きも頑張って下さい

249 :マロン名無しさん:2006/03/15(水) 01:13:13 ID:???
>>247
GJ!むちゃくちゃ面白い!
どんどんイジメが酷くなるのか・・・玲やくるみの話はどうなるのか・・
でもとりあえず一条編に期待

250 :マロン名無しさん:2006/03/15(水) 02:09:45 ID:???
>>247
GJ
一条のイジメはすごそうだ
楽しみにしてるから頑張れ

251 :マロン名無しさん:2006/03/15(水) 04:25:06 ID:???
>>247
読み応えあったぜ
一条さんのイジメとかなんか想像つかないな・・・シュール?不条理?

252 :マロン名無しさん:2006/03/15(水) 05:11:58 ID:???
一条さんはこんな感じだな
一条さん「くもを掴んで下さい。」
6号「え…、あ、はい…
き…気持ち悪いです…」
一条さん「蜘蛛ではなく、雲です。」
6号「えー」

253 :マロン名無しさん:2006/03/15(水) 09:37:51 ID:???
>>247
GJ!!
6号がかわいそ過ぎていい!

>>252
一条さんならやりかねないなww

254 :マロン名無しさん:2006/03/15(水) 12:51:21 ID:???
第3章:一条

「じゃあ、またな。」
HRが終わるとベッキーはすぐに教室を出て行く。
「・・・・あ」
去っていくベッキーに6号は話しかけることができなかった。
万引きの事件以来、5人の6号イジメはますますエスカレートした。
都に関してはみんなの前で6号を犯罪者呼ばわりする。
その話はC組だけでなく他のクラスにも広まり、良い子で有名な6号が犯罪者であるという噂が所々で流れた。
しかし、具体的に何の犯罪を犯したかまではあの5人以外知らない、いやあえて言いふらしてないのだ。
おかげで薬をしているとか援助交際をしているとかありもしない噂まで流れ、行くところで6号は冷たい視線を浴びたのだった。
しかしそんな6号にも優しく声を掛けてくれるクラスメイトがいる。
いつも元気のない6号を気遣ってくれた優しいクラスメイト・・
今まで6号は姫子等以外のクラスメイトと喋ったことがなかったが、これを期に6号は新しい友達ができて少しずつ元気を取り戻し始めた。
それを影で一条が見ていた。
「・・・・・笑ってますね・・・・面白くないです。」
一条は楽しそうにする6号を詰まらなさそうにじっと見ていた・・

255 :マロン名無しさん:2006/03/15(水) 13:23:07 ID:???
放課後、一条に呼び出された6号が教室にやって来た。
「・・・待ってましたよ、鈴木さん。」
一条は机から立ち上がり6号に近づく。
「・・・一条さんも私を虐めるんですか・・・・・」
6号がそう聞くと、一条は黙って頷く。
思えば6号と一条は以前からそれほど仲がいいわけではなかった。
友達ではあったけどそれほど喋った事がなかったし、一緒に遊びに行ったこともなかった。
6号も一条が普段何を考えているのかわからず、どう接していいのかわからないでいた。
「・・・正直意外でした・・・一条さんでもストレスを感じて人を虐めるなんて・・・・」
「・・・私が無神経だからストレスなんて感じないってことでしょうか?」
6号の質問に一条は少し機嫌を損ねたのか、いつもより声を高くして返した。
「い・・いえ、そういう意味じゃなくて・・・・」
今から虐められるのに相手を怒らせてしまったことに6号は焦る、でも実際一条の表情は普段と変わらないでいる。
「・・・最近は新しい友達ができたみたいですね・・その娘達といる時は凄く嬉しそうですし・・」
急に友達の話を始めた一条に6号は何が言いたいのかわからず首を傾げながら
「・・・犯罪者呼ばわりされてる私なんかと仲良くしてくれるから・・・凄く嬉しくて・・」
6号は新しい友達の事を考えて少し笑顔を作った。
すると一条は
「・・・・その顔が憎いんです。」
と吐き捨てると、隠し持っていた鉄パイプで6号の腕を思いっきり殴った。

256 :マロン名無しさん:2006/03/15(水) 13:50:08 ID:???
「いぎっ・・・!!」
6号は顔を歪めて腕を押さえる。
6号はそっと一条の顔を見ると、一条の目から涙がこぼれていた。
「・・・一条さん?」
一条の涙を初めて見た6号は驚いた。
「・・私たちからあれだけ虐められてるのに、あなたはどうして笑っていられるのですか?
新しい友達ができてそんなに嬉しかったですか?私達の存在よりもそんなにあなたにとって友達は大きいのですか?」
口数の少ない一条が涙を拭うと自分の思いを6号にさらけ出す。
「小さい頃から私はずっと無表情・・笑ったり、怒ったりする事なんてほとんどありませんでした・・
その表情のせいで周りの人から人形みたいって言われて、中学校まで友達なんて1人もいませんでした。
無理もありません、何を考えているかわからない娘と一緒に付き合う友達なんていないでしょうから・・・
でも高校に入学して、ようやく私は友達ができました。姫子さんや玲さん・・・くるみさんに都さん・・・そして、鈴木さん・・・・・」
一条の本音に6号は驚いた。
「特に鈴木さんは私と凄く似ていたからずっと仲良くしたいって思っていました・・
入学当初の鈴木さんも凄く無表情で何を考えているのか分かりませんでした・・
だからきっと鈴木さんとは他の誰よりもうまくやっていけると思ったんです。」
まさか自分と一番仲良くしたかったなんて・・一条の話は驚きの連続だった。
「でも、それは違いました・・・実際の鈴木さんは表情も豊かで怒ることはないけど、笑うときはちゃんと笑えます・・
その時、思いました。あなたに裏切られたって・・・自分の勝手な解釈かもしれませんが、許せなかったんです・・・
私は自然に笑うことができないのに鈴木さんは自然に笑うことができる、虐められていても1つの希望で笑うことができる!
私にはできない事を鈴木さんは平気にやってしまう!それが凄く憎いんです!!」
一条は必死に自分の思いを押し出すように喋ると、また持っていた鉄パイプで6号の肩を殴った。
「グッ・・ううう・・・」
6号は殴られた肩を痛そうに顔を歪めて抑える。
「でも・・・私が自然と笑える方法が1つだけ見つかったんです・・・
それは人が痛がる姿を観察することです・・・・・」
そう言うと一条はまた6号の体を鉄パイプで殴りつけた

257 :マロン名無しさん:2006/03/15(水) 14:17:19 ID:???
話を終えた一条は6号の体を鉄パイプで思いっきり痛めつける。
「い・・痛い!やめて・・グッ・・・ください・・・い・・・アッ・・・一条さん・・」
6号の要求を無視して一条は何度も鉄パイプで思いっきり6号の体を殴りまくる。
殴られている6号はゆっくり一条の顔を見るとびっくりした。
無表情な普段の一条の顔とは打って変わり、6号を殴るたびに一条は不気味に笑みを浮かべている。
「フフフ・・・鈴木さん、凄く楽しいです・・・・私、笑えてますか?笑えてるかもしれませんね
これをやってる時が一番笑える・・・私が唯一笑える瞬間・・・至福の時間・・・・」
話してる最中も一条は6号の体を鉄パイプで殴り続ける。
「そろそろ鉄パイプも飽きました・・・次はコッチです。」
持っていた鉄パイプを床に投げ捨てると、今度はポケットからカッターナイフを取り出した。
「い・・・いやぁ!それはダメ・・・ダメです〜!!」
6号は泣きながら一条から逃げようとするがすぐに捕まってしまう。
「フフフ・・・大人しくしてくださいね・・・・深く刺さったら傷が残っちゃいますから・・・・」
一条はそう言うと6号の腕を掴み、掌にカッターナイフを刺していく。
「い・・いやぁ・・・い・・痛い・・・痛いよ〜〜〜!!」
「痛いですか・・・当然ですよ、でもあなたの苦痛に歪む顔は凄く素敵です・・」
一条は不気味に笑いながら、掌に刺さったカッターナイフをえぐりながら傷を広げていく。
「・・・・・・・っっつ!!」
気が付くと刺さったカッターナイフは6号の掌を貫通して手の甲から刃が抜け出していた。
「ああ・・・・あああ・・・・・・・」
あまりにも悲惨な光景に6号は痛みも忘れて言葉がでなくなる。
「その顔・・・フフ・・・素敵です・・・・私はそういう顔が普段から見たいんですよ、鈴木さん。」
一条は6号の手から大量に流れる血を見て息を荒げて興奮しながら笑った。
「大丈夫ですよ・・・そこは神経が通っていないから・・・・でも、早く治療した方がいいですね・・フフ・・」
一条は6号の掴んでいた腕を離して立ち上がる。そして・・
「今日の鈴木さんの表情は素敵でした・・・またやりましょう・・フフ・・・あはははははっ!!」
一条は高らかに笑うと教室から出て行った。

258 :マロン名無しさん:2006/03/15(水) 14:19:25 ID:???
6号は保健室に来ると保健の先生は驚くことなく、治療をする。
何も驚かない保険医に不思議を感じた6号だったが・・
「鈴木さん・・・だったっけ?・・・・一度カウンセリングを受ける事を進めるよ・・」
治療を施しそれだけ言うと、保健の先生は6号にプリントを渡した。
「・・・そうか・・・この人・・・この人も私を変な目で見てるんだ・・・・」
もはや6号の噂は生徒だけでなく、先生にも伝わっていたのだ。
6号は保健室を出ると、痛む腕をかばいながら学校を後にした・・もうここには敵しかいない・・

259 :マロン名無しさん:2006/03/15(水) 14:21:10 ID:???
第3章終了
今回の話はゴチャゴチャしているし、文脈も変だから今までで最悪かも・・
時間があれば今日の夜には第4章、玲編を書こうと思う

260 :マロン名無しさん:2006/03/15(水) 16:40:12 ID:???
GJ!
おもしろかったぜ!6号最高。
そして一条はどこかおかしいのか?
一緒に見ている友達は「すごいね・・・.」と一言.
一条怖ー.

261 :マロン名無しさん:2006/03/15(水) 16:46:45 ID:???
>>260
???ってなんだ

262 :マロン名無しさん:2006/03/15(水) 16:46:47 ID:???
>>259
凄く楽しいぞ!夜の玲編にwktk
楽しみだな〜

263 :マロン名無しさん:2006/03/15(水) 18:29:43 ID:???
>>259
玲の話が楽しみだ
一条恐いよ…
だがGJ

264 :鈴音いじめ作者:2006/03/15(水) 19:22:53 ID:???
>>259
これは6号さんが厳しい状況に置かれたもんだ。
さて俺も負けじと鈴音いじめを書き上げるか。
デスノートや浦沢漫画並みにごたくと前振りが長くてなかなか本描写に入れない。

265 :マロン名無しさん:2006/03/15(水) 21:05:16 ID:???
>>264
頑張れ
期待してるぞ

266 :マロン名無しさん:2006/03/15(水) 22:15:53 ID:???
誰でもいいからいじめられて、いじめた相手にそれぞれ恨みを晴らすため仕置していくセルフ必殺ぱにぽに人が読みたい

267 :マロン名無しさん:2006/03/15(水) 22:46:24 ID:???
>>264
ガンガレ!楽しみに待ってる

268 :マロン名無しさん:2006/03/15(水) 22:54:58 ID:???
6巻で熊に望ベッキー雅が殺されていたらと、今日のニュースを見ながら考えた。

2005年4月18日に児童3人が死亡する殺傷事件が起きた桃月第三小学校で15日、当時5年生だった児童の卒業式があり、亡くなった3人の女児に代わって同級生が卒業証書を受け取った。
3人は遺族の希望で学籍が残されていた。在校生や卒業生の保護者ら約600人が出席。「3人をいつまでも心の友に」と誓い合った。
体育館で午前9時から行われた卒業式には1遺族が出席。卒業証書は式典の後に渡された。また2遺族が同日中に学校を訪れて証書を受け取るという。
式では、あどけない3人の写真を抱いた同級生ら62人が入場。卒業証書の授与で3人の名前が呼ばれると、それぞれ仲の良かった友人が「はい」と答えて壇上に上がり、証書を丁寧に受けた。
日影たづ校長が「事件の悲しみを乗り越えて頑張ってこられたのは、周囲の援助と皆さん自身の努力があってのこと。3人をいつまでも心の友達として、大切に思ってくれることを願ってやみません」とはなむけの言葉を贈った。
卒業生を代表して斉藤豊さんがあいさつに立ち、「僕たちは、事件から命の切なさと尊さを実感しました。ともに学んだ友人たち、残念ながら失ってしまった3人の同級生の存在は、これからも絶対に忘れることはないでしょう」と述べた。

269 :マロン名無しさん:2006/03/16(木) 02:05:58 ID:???
飛び込みスマソ
268>えらくリアルだな…乙

270 :マロン名無しさん:2006/03/16(木) 04:31:58 ID:???
KTKRってどういう意味?

271 :マロン名無しさん:2006/03/16(木) 04:38:49 ID:???
>>270
スレ違いどころか板違い
初心者板行けよカス

272 :マロン名無しさん:2006/03/16(木) 04:45:10 ID:???
>>271
すいませんでした。
あっちの方で聞いて来ます。

273 :マロン名無しさん:2006/03/16(木) 05:06:14 ID:???
うむ。いさぎよい

274 :マロン名無しさん:2006/03/16(木) 13:55:12 ID:???
wktk

275 :マロン名無しさん:2006/03/16(木) 13:58:44 ID:???
第4章:玲

「じゃあ、今日はここまで・・」
HRが終わりベッキーがさっさと帰っていく。
6号はもうベッキーと仲直りすることを諦めており、何も言わずに去るベッキーを見送った。
「鈴木さん〜帰ろう!」
最近仲良くなったクラスの友達に呼びかけられた。
「あ、はい!」
6号はその友達に微笑むと、帰りの支度を始めた。
「ねぇ・・その腕大丈夫?」
朝にも一度聞かれたが、友達は6号の怪我の心配をした。
「は・・はい、大丈夫ですよ〜」
昨日、一条に傷つけられた手の痛みはまだ消えていないが、心配をかけたくない6号は平静を装う。
「そう・・・じゃあ、帰ろう!」
帰りの準備を済ませた6号と一緒に教室を出ようとした・・

「ちょっとみんな、まだ帰らないでくれ!」
帰ろうとするクラスメイト全員に玲が呼びかけた。
「今から面白いショーをみせたいから、みんな机を後ろに下げてくれ!」
玲の言葉にクラス全員がざわつきながら、言われたとおりに机を後ろに下げる。
教室の開いた空間にクラスメイト全員が輪になって集まる、玲はその輪の中央にイスを1つ置いた。そして・・
「6号、ここに来い。」
玲は6号を呼ぶ。
「・・・・・はい。」
6号は言われた通りにクラスメイトの輪の中に入り、玲の前に立った。
「まさか・・・また虐めるの・・・でも、まさか玲さんがみんなの前でそんなこと・・・」
6号はそんなことを考えながら玲を見つめた。

276 :マロン名無しさん:2006/03/16(木) 14:29:23 ID:???
C組生徒全員が今から何が起こるのかを期待しながらざわつく。
「・・・今では懐かしい事だが・・私が1年C組の魔女って呼ばれていたのは知ってるよな?」
いきなり玲が自分の事を語りだす。
確かにベッキーが来た当初、玲は魔女という異名をとっていた、今ではもう誰も言わなくなったが・・
「または女王様って言われることも・・・響きがいいから私が女王と仮定しよう。」
玲はそう言ってイスに腰を下ろす。
「でも、それがわからない・・・私は実際に女王様らしい行動を起こした事がない・・・なのにそう呼ばれるのは変だと思わないか?」
玲は6号に確認するように尋ねた。
「はぁ・・・そうですね・・」
6号は玲に曖昧な返事で答える。
「・・・だから私も実際に女王様気分を味わってみたくなったんだ。私が女王で、お前は奴隷だ・・
奴隷は女王様の言うことをなんでも聞かなくちゃいけない・・・・・・そこでだ、私の前で膝まづけ。」
玲に言われて、ためらいながらも言われた通りに6号は膝まづいた。
すると玲はストッキングを脱ぎだす、その瞬間、男子生徒達の輪から歓喜があがる。そして、玲は・・
「今この場で・・・私の足をなめろ。」
そのセリフを聞いた6号だけでなく、クラス全体に衝撃が広がった。

277 :マロン名無しさん:2006/03/16(木) 14:30:31 ID:???
「ちょ・・ちょっと玲!それはまずいよ!!」
玲のあまりにも大胆な6号イジメにくるみは慌てて止めようとする。
「そ・・そうよ、6号が喋らなくてもこの事を誰かに言いふらされたら、下手すれば停学よ!」
都も玲の行為を止めようとする。
実際、クラスの中で「すげー」や「見たい」という声もあれば「やだー」や「最低ー」という非難の声もある。
「ちょっと、橘さん!鈴木さんにそんなことしたら許さないよ!!」
6号を虐めようとする玲を友達は大批判する。すると玲は
「・・・別に喋っても構わないぞ。」
と大胆なことを言い出した。
「ちょっと、玲!そうなったら一緒に虐めてる私等まで・・」
くるみは玲につめよるが玲はいたって冷静だった。
「・・・別に言ってもいいが、もし私がその事でなんらかの処分を受ける事になったら・・・
そしたら今度は私なりの手段で復讐する・・・喋った奴だけじゃなく、お前等全員にな!」
その言葉で、非難していた生徒達も急に黙り始めた。6号の友達もそれ以上玲に悪口を言わなくなってしまう。
玲の恐ろしさはクラス全員が知っている、決して逆らったり敵に廻したらいけないという事実を・・
「そういうことだ・・所詮、誰も私には逆らえない・・・6号、さっさとなめろ!」
玲は足を組んで、ひざまづく6号の前に右足をつきだした。
「は・・・・はい・・・・・」
震えて涙を流しながら6号は素直に玲の命令を受け入れた・・

278 :マロン名無しさん:2006/03/16(木) 14:52:37 ID:???
玲の右足を手に持ち、6号はためらいながらしゃぶり始めた。
「ん・・・チュパ、チュパ・・・・んん・・・」
6号は玲の右足の親指の部分を口の中でしゃぶりつく。
「惨めだな、6号・・・・他の連中を見てみろよ。」
玲は微笑しながら6号に言う。
玲に言われた通り6号は足をしゃぶりながら周りを見ると、クラスメイト達から冷ややかな目で見られる。
「何、アイツ・・キモ・・・」「きたねー」「やだー」
あらゆる罵声が6号の心を突き刺した。
「みんなが・・・みんなが私を見てる・・・・・変な目で私を・・・・・いやぁ・・・」
心の中で6号は自分の今の姿に羞恥心を感じ、涙をボロボロ落とした。
「いつもまで同じところなめてるんだよ!満遍なくやれ!!」
玲は6号の顔を足蹴りする。
「きゃ!!」
6号は蹴られた顔を抑えてながら震えると、玲の足を再び舐めはじめた。
「ん・・・・・クチュ・・クチュ・・・・・んん・・・」
6号は玲の右足の指を満遍なくしゃぶる。
6号の心臓は張り裂けそうになるほど息苦しく、クラスメイトの軽蔑の眼差しや罵声がさらに6号を苦しめる。
そんな6号の姿に友達は耐えられなくなったのか、目を逸らしながら教室を出て行こうとした。
「あれ、楽しいのに見ないの?」
帰ろうとする友達にくるみは扉の前に立ちはだかり、バカにしたように笑って話す。
「こんなの・・・かわいそうだよ・・・・鈴木さん・・・・」
友達は6号の哀れな姿に耐え切れなくなり、くるみの前で泣き崩れるようにしゃがみ込む。
「6号なんか見捨てたら?・・さもないとアンタまで虐められるわよ。」
友達の顎をしゃくり上げてくるみは冷酷に笑った。
そのくるみの言葉で友達は何かしらの葛藤に頭を抑えながら困りこんだ・・・
一方、6号は玲の右足首を舌で舐める。
「右はこれでいい・・・・次は左だ!」
玲はそう言って足を組みなおすと、今度は左足を6号の前に差し出した・・

279 :マロン名無しさん:2006/03/16(木) 15:13:24 ID:???
玲の左足を6号は同じようにしゃぶり始めた。
「・・・んん・・・・ニュパ・・・チュパ・・・・」
6号は涙を流しながら苦しそうに玲の足をなめる。
「なんだ、私の足は匂うか?だったら運が悪かったかもな。」
玲は6号を上から見下すように話す。
「・・・・玲さんもなかなかやりますね・・・・」
クラスの輪の中、一条は玲と6号の行為を見ている。
「うう・・・・私も玲ちゃんの足、なめたいカモ・・・・」
「・・・・・・」
姫子の話を聞き流したのか、興味がないのか一条は無言でスルーし、再び玲達の方を見る。
右足もそうだったが、玲の左足は6号の唾液でベチョベチョに濡れている。
6号はもう羞恥心も忘れて、必死に玲の足をしゃぶり続けた。
「OK・・・もういい・・・」
玲はそう言うと、6号の顔を再び足蹴りする。
「クッ・・・!」
6号は地べたに倒れこんで体を震わせながら起き上がらない。
「みんな、これで楽しいショーは終わりだ。もう帰っていいぞ!」
玲の言葉でC組の生徒達は6号を一瞥しながら次々と教室を後にしていく。
教室に残ったのは6号と他の5人・・
「おつかれさまです・・・・」
一条は玲にタオルを渡す。
「・・・サンキュー」
タオルを受け取った玲は6号の唾だらけの足をタオルで拭きだす。
「しかし、あんたがあんな大胆な行動に出るなんて思わなかったわ〜」
都が玲に話しかける。
「そうか?一条の方がよっほど残酷だろ・・・まさか本当に傷つけるなんてな。」
「恐縮です・・・」
笑いながら話す玲に一条は頭を下げて言う。
「よし、今日は玲ちゃんのおごりで何か食べに行こう〜!」
「なんでだよ!!」
姫子のセリフに玲はつっこみを入れながら、楽しそうに教室を去った。
教室には6号だけが残り、誰もいない教室での孤独感と羞恥心で心を完全に引き裂かれてしまった・・

280 :マロン名無しさん:2006/03/16(木) 15:17:02 ID:???
第4章終了
6号の生きていく希望をも完全に失いそうな話になってればいいが・・
長かったが、そろそろ物語のクライマックスだ。といってもまた虐めるのだが
第5章、くるみ編は時間があれば今日の夜に

281 :マロン名無しさん:2006/03/16(木) 15:48:16 ID:???
>>280
GJ、今までで一番面白かった!
オレから見ればどんどんイジメが酷くなってるから、くるみは玲以上ってことか?
楽しみだ

282 :マロン名無しさん:2006/03/16(木) 18:19:43 ID:???
くるみだからな。
いじめ方も地味なんじゃねえの?
靴に画鋲を入れるとか、額に肉と書くとか。

283 :マロン名無しさん:2006/03/16(木) 18:35:47 ID:???
>>282
第1章から4までの流れからいってまずないだろ・・ありえそうだけど

>>280
GJ、くるみ編も期待してるぜ

284 :マロン名無しさん:2006/03/16(木) 20:33:10 ID:???
あぁ・・・見るのがつらい・・・
でも見てしまう俺はS?M?

285 :鈴音いじめ:2006/03/16(木) 22:05:20 ID:???
 あれから1週間が経ったが、未だ鈴音いじめは開幕していなかった。
「タヌキさん、では協力していただけるということで・・・?」
「いいでヤンス。ちゃんと秘密も守るでヤンス」
「では、お礼として今のうちに私の手作りの油揚げを差し上げます」
「・・・それはキツネの好物でヤンスよ。きっとおいしいからいいでヤンスけども」

「ずいぶんと手の込んだことをするんだね・・・メディア」
「う〜ん、私も教授の次くらいに付き合いが長いと思うんだけど・・・
 メディアの性格は今ひとつ掴めてないのよね〜」

「人の幸福は人それぞれです。でしたら、人の不幸も人それぞれのはずです。
 だから、相手に合わせた下準備をしなくちゃいけません」
「・・・・とか言ってたけど、あれってどういう・・・・・?」
「聞きたいですか?」
「いきなり後ろに立つのはやめて・・・」
「今日の鈴木さん、元気がなかったでしょう?」
「確かにいつもより元気が無かったけど、アンタ、何かやったの?」
「心理作戦は久しぶりですから、効果のほどを実験させていただきました」
「ちょっと!6号は鈴音と関係ないじゃん!よしてよ!」
「ああ、それならご心配には及びません。明日からは元気になるはずです」
「・・・・また私達にはわからない世界の話のようだから、とっとと説明しちゃってよ」
「では。私も例外ではありませんが、人はパンのみにて生きるにはあらず、日々の生活に、
 連帯感、達成感、挫折感、葛藤、苦しみ、といった感動が無ければ、魂は輝きを無くして腑抜けになります。
 つまり、周囲の環境が変わるだけで、人はたやすく追い詰められる、ということです」

「いや、それもわかりづらいわ。もーっと、わかりやすく」
「直接暴力を振るわなくても、人をいじめることはできるということです。
 というよりも、暴力の使用は表立って行動しなければならないだけ下策といえるでしょう。
 どんなに隠蔽しても、本人に傷は残りますし、反撃してくることも考えられます。
 とくに、今回相手にする鈴音さんに正面切って攻撃をしかけるのは危険です」
「それもそうね・・・玲ならともかく私とくるみはチョップ食らってやられるのがオチだわ」

286 :鈴音いじめ:2006/03/16(木) 22:06:21 ID:???
「そこで、心理的に追い詰めるという手を使うわけです。
 こちらも直接的攻撃手法としては、言葉攻めや風評加害、無視などがありますが、
 これも相手によっては逆効果です」
「ああ、玲やベッキーなら絶対に元を探って何倍もやり返してくるわね」
「また、工作活動が露呈したときには、加害側が完全に悪者になってしまいますし、
 悪い噂を流したり、1人を無視するグループはそれ自体がいかがわしく、
 端から見ていい気はしません。たとえ、自身がその尻馬に乗っていじめに加担していたとしても、
 一度加害の輪から外れれば、『あいつらはひどい奴だが自分は違う。楽しいから付き合ってやってるだけ』
 などと自己弁護をはじめ、問題になったときには、『自分は始めから悪いと思っていた』
 『強要されてやむなくやったんだ!』と正義、糾弾の側に回り始めます。
 そんな第3者の方に振り回されないためにも、いじめはこっそりやった方が良いというわけです」

「要するに、人を呪わば穴3つ、放火して自分も焼け死ぬような真似はしない、
 リスクを共有してない他人を当てにしない、そういうこと?」
「さすが理解が早いですね。そう思ってもらって問題ありません」
「じゃ、6号に何をしたのか教えてよ」
「ここ1週間、彼女より先回りして、あらゆる雑用を片付けておきました」
「え?それで何で6号が落ち込んでんの?パシられないならむしろ元気に・・・・?」
「それは、パシられることが彼女の性質に合っているからです。
 考えてみてください。彼女は桃月学園入学以来C組で使い走りをやらされていますが、
 未だ不満の色を見せもしません。これは彼女も楽しんでやっていると解釈してよいと思います」
「確かに都なら、4回行かせたらお前が行け!とか言い返しそう」
「あんたもね」

「思うに鈴木さんの生きがいは「奉仕」「共感」なのでしょう。
 人のために尽くし、人の喜びを我が喜びとし、その反面1人ではいられない。
 自分のためだけに何かをしようという意欲に乏しいために、人から頼られないと、
 無感動で、他との連帯も無く、人生が無価値に感じられてくる」
「あ、噂をすれば影って奴ね。6号がこっちに来るわ」

287 :鈴音いじめ:2006/03/16(木) 22:07:19 ID:???
「鈴木さーん、こっちですよー!ちょっと来てくださーい!」
「ちょ・・・メディア?今なんで呼ぶのよ?」
 メディアが呼んでいる事に気付いた6号は、駆け足で声のするほうへ向かった。

「え?6号・・・足、速・・・・・」
「何か御用ですかメディアさん!」
 6号の眼は輝いていた。それこそ、見ている側の目がくらむほどである。
「これで桃月駅前のエトワールさんから、紅茶の葉、ダージリンをもらってきてください」
 紫式部のお札を数枚差し出して、メディアは言った。
「はい、了解です!」
「あの・・・メディア?うちの店のなら私が取ってきてもいいんだよ?別に6号に・・・!?」
 くるみは途中で言葉に詰まった。
6号のせいである。6号が、とても6号とは思えぬ眼光で、くるみを睨みつけているのだ。

「・…くるみなの?私に嫌がらせ、してたの・・・・」
「え、ちょっと6号・・・急に何言い出してんの?」
 いつも礼儀正しい6号が、語気荒く、しかも自分にタメ口を利いているのに、くるみは驚いた。
「だって急に誰も私に頼らなくなって、それでやっとメディアさんが!なのに邪魔して!ひどい!」
「いや、面倒かと思ったんで・・・でも、気を悪くしたんなら、謝るし・・・ごめん、6号」
「・・・ならいいんだけど。じゃメディアさん、行ってきます。なるべく早く戻ります」

「何なの・・・何なの?心臓が止まるかと思った・・・・」
「心の余裕の無さは、人を荒ませます。1週間ぶりの光明を邪魔されたと思ったのでしょう。
 今までの自分の苦しみの原因が、くるみさんにあると早合点してするのも無理はありません」
「それで、別人のようになっちゃったってわけね・・・・」
「これからは私だけ6号とタメ口で話すの?友達だから別にいいけどさ」
「彼女が戻ってきたら私がフォローをしますから大丈夫ですよ」

 その頃エトワールでは、店長と棟梁が「くるみが地味な件について」談笑をしていたが、
その後、突然くるみの級友6号が汗だくになって飛び込んできたため、大いにあわてることになる。
また、そのとき6号に貸した汗拭き用のタオルを吸引しているところを魔法少女猫に見つかり、家出される。

288 :鈴音いじめ:2006/03/16(木) 22:08:24 ID:???
 メディアたちは6号の持ってきた紅茶の葉で、ダージリン茶を入れ始めた。
店長がお菓子類をサービスしてくれたので、それをつまみながら作戦会議を続ける。

「さて、直接鈴音さんに恨みの無い6号さんには少し外してもらっているので、
 早々に打ち合わせを済ませてしまいましょう。」
「えーと、五十嵐先生には先週ヤラセの福引でお酒を大量に渡した。
 修が昼寝するたびに、『デコは広いねー、日差しもきついし、このままハゲて
 しまうかもしれないねー by立松和平』とメモを残し、デコに肉と書いて立ち去った。
 一条さんの妹を犬神より先に世話し、南条さんと私達が軽い世間話をした。
 桃組公式HPに名前と文体とPCを変えて、ネットカフェから応援メッセージを書き込んだ。
 衣装部着替え室に、盗撮カメラのレプリカを仕掛けた。玲の中華料理屋で3人食べ放題をした」
 都が原稿を読み上げる。
「これもメディアの策では、鈴音を追い詰めるようになってるんだよね?」
「そうですが、今は説明を省略します。後々ネタばらしをした方が大物っぽいでしょう?」
「はいはいゴイスー」

 こうして作戦会議が終わったので、場は急遽、6号を加えたお茶会になった。
「都さん、新しいコーヒーが入りましたよ」
「サンキュ、6号」
 6号は、自分が飲むよりも人の世話を焼くのに集中していた。
だが、メディアが処置をするのを忘れたため、少し心に歪みが生じてしまった。
「6号、落花生の皮むいてくんない?」
「はぁ・・・こういう地味な作業はくるみの方が向いてるでしょ?自分でやったら?」
 6号は、くるみに対しては奉仕の精神を発揮しなくなっていた。
「くるみ〜、胡桃割って〜、ほらほら、これがホントのくるみ割り人形ですよぅ。
 まさしく、くるみオブジイヤー!ガッチンガッチン、ガッチンガッチン!」
 6号は、くるみの歯に胡桃を合わせて、くるみのアゴを手動で上げ下げし始めた。

「今なお鈴音がいじめられずに私がいじめられ始めた件について」

289 :鈴音いじめ:2006/03/16(木) 22:14:05 ID:???
これでようやく前振りが終了というところです。
長くなって申し訳ありません。
メディアを首謀者とする以上、キャラ的に正面切ってのいじめはやらないだろうな、と
個人的に思っていたため、水面下の工作をしている描写を描かずにはいられませんでした。
この後はキャラが変わった6号も加入して、本題の鈴音いじめに入ります。

290 :右下に置いて最強装備:2006/03/16(木) 22:30:35 ID:???
今日はFFの発売日……
徹夜ゲーマーのベッキーがふとした拍子にラスボスとかイベントとかネタバレしちゃって、深夜アニメやマンガのチェックに原稿で忙しくてまだ辿り着いてない姫子の恨みを買うとか想像した。


 靴を履いて昇降口に降り立った途端、ベッキーの足に鋭い痛みが走った。あわてて脱ごうとして突っ込んだ指にも痛みが走る。
「ぎにゃぁぁぁあぁぁ!」
 靴には一定以上の体重がかかると靴底に仕込まれた針が足裏を貫くように細工が施されていた。そして脱ごうとすると踵部分に仕込まれた刃が指先を切り裂く二段構えなのだ。
 塗りたくられた唐辛子エキスがベッキーのからだを灼いていく。
「うわあああ! いたい! いたいよおおおおお! うぼあー! ぎゃああああむ!」
 ベッキーは年相応、あるいはそれよりも幼い叫びをあげてのたうち回った。
 桃月学園に於いて唯一の小学生年齢であるベッキーの声は非常に目立ち、あっと言う間に野次馬が集まってきた。
 その野次馬の中に、二つのカメラレンズがあった。一つは諜報部の綿貫響、一つは……

291 :心付けの請求は南条さんまで:2006/03/16(木) 22:32:55 ID:???
「ねえ、どうしたの? なにやらちびっこ先生が喚いているようだけれど……」
 校庭のベンチで木々の季節の移ろいと野鳥のさえずりを楽しみながら、キエフ風チキンカツとピロシキ、冷やしたボルシチにビニグレット、
 デザートとしてスメタナのブリンを付けた弁当を楽しんで校舎に戻ってきた南条が、クラスメイトの一人に尋ねた。全くもってD組生徒はすぐにそれとわかる人間が多い。
「わからない……ピコ。……人波にはばまれてよく見えない……ピコ」
(そのロボット着ぐるみのせいなのではなくて?)
 おじいちゃん先生の命で被せられた経験のある南条はそう思ったが、今はそれを芹沢に指摘するよりも騒ぎについて知りたかった。
「あらそう……でしたらNASAの電波を傍受しなさいな」
「(てめ……無茶言うな)・・・・・・アクセスしています……ピコ」
 きょろきょろと見回すとデジカメが見えた。
(諜報部かしら……新聞部?)「ね」
 声をかけようとした南条の背中に悪寒が走った。
 デジカメを構えた少女からは人間の感情という物がまるで感じられなかった。機械の如き正確さで、ベッキーの醜態をえぐり取っていた。
 そのアホ毛からは炎のようにオーラが立ち上っているように見えた。

「・・・・・・処理はタイムアウトになりました……ピコ」

292 :マロン名無しさん:2006/03/17(金) 00:03:11 ID:???
>>280
くるみ編楽しみ(・∀・)
>>285
6号がくるみに対して態度激変ワロタw
>>290
カメラレンズw( ´,_ゝ`)

293 :マロン名無しさん:2006/03/17(金) 01:30:17 ID:Fwud4ffu
くるみカワイソス

294 :マロン名無しさん:2006/03/17(金) 04:03:01 ID:???
ガッチンガッチンバロスwwwwwwwwwww

295 :マロン名無しさん:2006/03/17(金) 13:26:59 ID:VEVSJfFe
>>285
GJ!!
鈴音にカナリ期待

296 :マロン名無しさん:2006/03/17(金) 16:19:03 ID:???
第5章:くるみ

放課後、6号は1人学校の屋上にいた。
6号は酷く疲れきった顔でフラっとフェンス越しに一階下の地面を眺める。
「・・・・・ここから落ちて死んだら・・・楽になるかな・・・・」
6号は完全に生きていく気力を奪いつくされていた。
玲のイジメが原因で、6号はクラスから完全に孤立してしまう。
新しくできた友達も自分が虐められたら嫌なのか、6号にはもう喋りかけなくなってしまった。
「・・・虐められるくらいなら・・・ここから落ちた方が楽になれる・・・楽に・・・楽に・・・」
6号の心の中で次第に自殺願望が高まっていった。
そして、6号はフェンスをまたいでわずか数十センチの足場に立ち、ボーッと下を見つめた。
「何をやっているんだ!?」
ふと、飛び降りようとする6号に大声で呼びかけた。6号は声のした方にゆっくりと振り返る・・
「・・・桃瀬さん・・・」
そこにはくるみの双子の兄、桃瀬修の姿があった。

297 :マロン名無しさん:2006/03/17(金) 16:30:17 ID:???
「いったい何があったの?」
修は飛び降りようとした6号に話しかける。
「・・・・別になんでもありません・・」
「なんでもないって事ないだろ?そこから飛び降りようとしてたじゃないか・・」
元気なく答える6号に修は優しく慰めるように話す。
修の優しさに6号も次第にときめく
「・・・この人優しい・・・この人に全部話したら楽になるかな・・・・・」
もう自分の仲間はいないと思っていた・・・でも、こうして自分の事を気遣ってくれる人はまだいる・・
6号はしばらく考え込むと、今まであった事を修に全て語る。

「・・・・まさかくるみがそんな酷い事を・・・」
自分の妹が6号イジメに加担していた事を知った修は思いつめたような顔をした。
「その・・・ごめんな・・・」
修は6号に謝る。
「そんな・・・・桃瀬さんの責任じゃないです・・・・・・」
自分の事をやっと話せて、ホッとする6号・・・そこに
「ちょっと、6号!!」
その声に6号と修が振り返ると、そこにはくるみの姿があった。

298 :マロン名無しさん:2006/03/17(金) 16:49:06 ID:???
放課後、学校の屋上。6号と修、そしてくるみの3人が対峙していた・・
「くるみ・・・6号ちゃんを虐めてたって・・・本当か・・」
修はくるみに確認するように尋ねた。
「・・・・・・私は別に・・」
くるみは目を逸らして答える。
「・・・6号ちゃんはお前の友達だろ・・・なんでそんなこと・・・」
くるみの目で修は事実を知ってのか、くるみに問い詰める。
「・・・楽しいからよ・・・コイツを虐めるのが、凄く楽しいからよ!!」
もう言い訳をするつもりはないのか、くるみは正直に今の気持ちを答えた。
そんなくるみに修は歩み寄り、平手打ちを食らわす。
「・・ッつ!!」
屋上中乾いた音が響き渡り、修に張られたほっぺをくるみは痛そうに抑える。
「・・・まさか、お前がそんな冷酷な奴だったなんて思わなかったよ・・・・」
修はそれだけ言うと、逃げるようにその場を去った。
屋上にはくるみと6号の2人が残る・・
くるみは大好きな兄に失望されたことにショックを感じて、泣き出してしまう。
「・・あの、くるみさん・・・」
6号はくるみに話しかける、するとくるみは涙目で6号を睨みつけた。
「・・・アンタ・・・よくも兄貴に喋ってくれたわね・・・・・」
くるみは体を震わせて怒りを噛み締める。そんなくるみを見て、6号は
「私は・・・・・もう皆さんに苦しめられるのは嫌なんです・・・・だから、相談しただけで・・・」
6号はくるみの機嫌を伺うように言う。しかし、くるみは6号の腹を思いっきり蹴りつけた。
「・・グッ!!うう・・・」
お腹を苦しそうに押さえる6号・・
「許さない・・・許さないわ・・・あんただけは・・・・私の生活を潰そうとした・・・
そういえば、まだ私だけアンタに個別で虐めてなかったよね・・・・」
くるみは怒りに体を震わせながら喋り始める。
「・・・玲のイジメは凄かった・・・・私にはあんな大胆な事はできない・・・・
でもね、私は玲以上の事をやろうと思えばできるのよ・・・・
今日の夜・・・・3丁目の公園に来なさい・・・・・・今度こそ、アンタを本当に人間不信にしてやる!!」
くるみは6号にそう告げると、物に当たりながら屋上を後にした。
6号は一人屋上でしばらく立ち尽くしていた・・・

299 :マロン名無しさん:2006/03/17(金) 16:49:52 ID:???
第5章は少し長いから、プロローグだけ・・
本編はまた後で書くことにする

300 :マロン名無しさん:2006/03/17(金) 16:51:48 ID:???


301 :マロン名無しさん:2006/03/17(金) 17:10:23 ID:???
乙乙待ってました

302 :マロン名無しさん:2006/03/17(金) 19:22:30 ID:???
どっかにまとめはないかね?
前スレのdatが見れなくて・・

303 :マロン名無しさん:2006/03/17(金) 21:30:12 ID:???
>>299
おもしれえええ!続きも頑張って下さい
>>302
datが無いと不平を言うくらいならまとめを作ればいいじゃないのよ〜♪
…質問の答えになってないな。まとめはまだ無いよ

304 :マロン名無しさん:2006/03/17(金) 22:15:41 ID:???
私も過去の作品読みたいから誰かまとめ作ってください。

305 :マロン名無しさん:2006/03/17(金) 22:34:16 ID:???
>>292
人込みの中でカメラのレンズ部分が煌めいていたって意味で書きましたが……変な言い回しでしたか?

306 :マロン名無しさん:2006/03/18(土) 00:01:05 ID:???
第5章:くるみ

時刻は夜の9時・・・6号はくるみに言われたとおりに公園にやってきた。
この公園にはほとんど街灯はなく、あたりは不気味な闇に包まれている。
公園内で唯一街灯の明かりが灯る下のベンチにくるみは腰を下ろして待っていた。
「・・・来たわね。」
くるみは6号の顔を睨むとゆっくりと立ち上がった。
「・・・くるみさん・・・修さんの件は悪かったと思ってます・・・」
修の事でまだ怒っているくるみに6号は頭を下げて謝る。
「・・・悪かった?あの後、家に帰っても兄貴は私の事を白い目で見てきた・・」
くるみは6号にゆっくり近づき話す。
「全部・・・全部あんたが喋るから・・・あんたのせいよ・・・」
くるみはそう言って6号の襟元を掴み大声で6号に訴える。
「どうしてくれるのよ!私はもう兄貴と今までのように暮らしていけない!!
好きだったのに・・・私は兄貴の事好きだったのに・・・・あんたのなんかのせいで嫌われるなんて!!」
くるみは涙を流しながら6号の体を揺さぶる。
「・・・自業自得じゃないんですか・・・・元はといえばくるみさん達が私を虐めるから・・・」
6号の言葉にくるみはピックと反応する。
「・・・自業自得ですって?」
くるみは6号の顔を強く睨みつけた。
「私・・・考えたんです・・・・もうくるみさん達の言いなりになんかならない・・・・
虐められてもちゃんと注意しようって考えたんです・・・・修さんに慰めてもらってわかりました・・・
私の周りには敵だけだと思っていたけど、修さんみたいに今でも私を助けてくれる人がいます!
それに修さんはこうも言ってくれました・・・いつでもオレに相談してくれって・・・いつでも力になるからって・・
だから今度虐められたら、全部修さんに喋るつもりです・・・私には頼れる人ができたからです・・・」
6号がそう言った瞬間、くるみは6号を思いっきり突き飛ばす。
「あんた・・・私の兄貴に惚れたようね・・・・・そんなの妹の私が許すとでも思った?
言ったでしょ・・・私はアンタを本当の人間不信にしてやるって・・・
教えてやるわ・・・・私を怒らせたらどうなるかってね!!」

307 :マロン名無しさん:2006/03/18(土) 00:28:21 ID:???
くるみのバイト先の店長がゆっくりと2人の前に現れる。
「・・・くるみちゃん・・・本当にいいのかい?」
店長は何やら興奮した様子でくるみに何か最終確認をしている。
「いいわよ・・・そのかわり、次から給料を上げてよね。」
くるみが店長にそう言うと、店長はじわりじわりと6号に近づいていく。
「あ・・・あの・・・いったい何を・・・」
暗くてわからないが、不気味に近づいてくる店長に6号はちょっとずつ後ずさりしていく。
「わからないの?・・・・夜の公園、女子高生に言い寄る変態っていうシュチュエーション・・・もう1つしかないでしょ。」
くるみがフッと冷たく笑った瞬間、店長は6号に襲い掛かって来た。
「え・・・きゃ!やめてください!!」体に抱き付いて来る店長に6号は必死で抵抗する。
「だって・・・くるみちゃんがやってもいいからって・・・」
6号の耳元で息を荒げながら、6号の胸を揉みしだく店長。
「きゃあ〜!・・い・・・・・いやぁ・・やめて!!」6号は店長を突き飛ばすと、店長は後ろに転げ落ちる。
それを確認した6号は泣きながら公園から逃げようと出口に向かった。

308 :マロン名無しさん:2006/03/18(土) 00:29:44 ID:???
しかし、公園の出口には3人のおじさんが立っており、6号を捕まえる。
「・・・!だ・・・誰!?離して・・・離してください!!」
6号の訴えも聞かずにおじさん達はくるみの所まで担ぎ上げて戻す。
「くるみちゃん・・本当にやっちゃってもいいのか?」
おじさんの1人がくるみに尋ねる。
「ええ、好きなだけどうぞ〜・・・あ、そのかわり、パチンコ屋の出入り禁止を解除してよね!」
くるみがそう言うと、パチンコ屋の従業員らしきおじさん3人が6号を地べたに押し倒して、襲い掛かる。
「いや・・・いや〜〜!やめて・・・・やめてください!!」
6号は激しく抵抗するが、店長も含めて4人の男達の力には到底かなわない。
「言ったでしょ、私を怒らせたら玲より怖いって・・・・
ここの公園はね、奥に森があるの。そこに連れ込めば、どんなに叫んでも誰も助けに来ないし、全方向の死角に入るから誰も気づかない・・
レイプには最高って事ね・・・・ほら、6号をそこに連れて行ってたっぷり犯していいわよ。」
くるみがそう命じると、男達は6号を担ぎ上げて森の奥へと運んでいく。
「イヤ!やめて・・・・誰か・・・誰か助けてください!!・・・助けて〜〜〜〜〜〜〜!!」
6号の叫び声も空しく、男達によりさらに闇の奥へと引きづり込まれて行った・・・

309 :マロン名無しさん:2006/03/18(土) 00:43:59 ID:???
暗い森に奥に海中電灯の明かりが灯る。
「いいなぁ・・・最近の若い娘は〜」
店長はニヤニヤしながら、6号の体のあちこちを撫で回す。
「胸はあんまりないが・・・・それがまたいい!」
男は6号の胸を鷲づかみにして揉み始めた。
「い・・・ん・・いやぁ・・はぁ・・・・・痛い・・・いたいですぅ・・・・」
6号は涙を流して男に訴える。
「あんまり強く責めてあげないでよ、コイツ処女なんだからさ!でも人の足を平気で舐める変態だけどね〜!」
6号が犯される少し離れた所で、くるみは後ろの木にもたれながら冷笑する。
「おい・・マジかよ!?こんな純情そうなのに・・すげー変態だな!!」
男はそう言って6号をバカにすると、6号のスカートの中に手を侵入させる。
「あ・・・ぁう・・・いやぁ・・・そこは・・ハァハァ・・・・あぁうん・・・・ダメ・・です・・・」
6号は顔を紅潮させて股を強く閉ざす。
「恥ずかしがるなよ、変態のくせに!!」
男はそう言うと、6号の股を強引に開き上げると、下着の中にまで手を侵入させていった。
「あ・・・だめぇ・・そこは・・ダメ〜!」
6号は男の手を掴んで必死で抜こうとするが男の力に叶わない。
「おいおい・・・もう濡れてるぜ!処女の癖に本当にエロい体だな〜!」
「そ・・・そんな・・・いやぁ!!」
6号は必死で頭を振って抵抗する。
「6号ちゃん・・・君の口でぼくのを慰めてくれ!」
店長はいきなり叫ぶと、ズボンを脱ぎ捨て下半身裸に・・・汚臭を放つ肉棒を6号の口に無理矢理押し込んだ。
「うぐぅ!・・・んんん〜〜〜〜!!」
6号は目を強く閉ざして泣きながら店長の肉棒を口の中に押し込まれた。

310 :マロン名無しさん:2006/03/18(土) 00:56:48 ID:???
「6号ちゃん・・・しゃぶってくれよ・・・・・君が嫌がるなら、ぼくが!」
店長はそう言うと、自分で6号の口の中を肉棒で突きまくった。
「うぐぅう・・・!!ん・・・・うぐ・・・んんん!!」
どんどん大きくなっていく店長のモノは6号の口を激しく責めたて、苦しめていく。
「やりますね・・・ならオレはこっちを!」
男はそう言うと、十分に濡れている6号の秘所に自分の肉棒を導き挿れた。
「ひぃ!んんんん・・・あぁんんん・・んぐぐ!!」
初めての挿入に6号の体中に激痛が走る、そのたびに抵抗するがビクともしない。
「う〜〜オレもやらせろ!開いてる所は・・・・・ケツの穴か!!」
男はいきなり6号の腰を持ち上げると、一気にア○ルに自分のモノを突き刺した。
「・・・ひぎぃ!!」
6号の体はビックと震えた。
「すご・・・初めてなのにココまでするなんて大胆ね・・6号はマジ苦しそう〜〜」
近くで観察するくるみは6号の顔に懐中電灯を当てて照らし、感想を述べる。
「まあいいか・・・処女でも無理すりゃ全部の穴、使えるってわかったし・・私はゴメンだけどね〜
せっかくだし雑談でもしようか、6号イジメのきっかけってやつ。」
くるみはそう言うと6号は涙目でくるみの顔を横目で見た。

311 :マロン名無しさん:2006/03/18(土) 01:17:00 ID:???
闇の森の中・・6号は4人の男達から輪姦されていた。
「あぐぅ・・・んん・・・ぐぅん・・・・」
ボロボロに泣いている6号を強引に責める男達、くるみはそんな6号に聞こえるように語り始める。
「6号イジメ・・・・最初にやろうって言い出したのは私なんだよね。
マジでイライラしててさ・・・誰かを虐めてウサ晴らししようって考えたのよ。
でも、一人で虐めるのも気が進まなかったから、6号を虐める仲間を探した・・・玲を仲間に入れば、後はみんな
どんどん仲間になってくれたわ。クス・・・本当・・・人間って弱いと思わない?」
くるみは腕を組んで木にもたれながら6号に話す。
「仲間がいないと何もできない・・・所詮、人間ってのは一人じゃ生きていけない弱い生物なのよ。
だから人間ってのは弱い生物を虐めて、自分が生き残ろうと必死になる・・・それは私も同じ・・・私も弱い人間なのよ。」
「6号ちゃん・・・そろそろイキそう・・・」
くるみの話中も男達の行為が進んでおり、店長が6号の顔に盛大に白濁をぶっ放した。
「あ!・・・あつぅい!・・・いやぁ〜!!」
6号の顔は店長の精液で汚れる。
他の男達も耐えられなくなったのか6号の体中に精液を大放出、6号の体はベタベタに汚された。
「ハァ・・・ハァ・・・」
6号は息をきらせながら涙を流して体を震わした。するとくるみが6号の前に歩み寄る。
「アンタは自分の今の姿を不幸だと思ってるかもしれないけど・・・私のほうがアンタよりももっと不幸なんだよ!
悲劇のヒロインぶってるんじゃねぇよ!!」
くるみは精液まみれの6号に怒鳴る、すると6号はくるみを睨みつけた・・
「あなたが不幸?・・・冗談じゃない・・・・私の今の姿は無様だけど・・・くるみさんの性格はもっと歪んでて無様です!」
6号が他人の悪口の言うのはおそらく初めてだろう、それほど、くるみ達に対するイジメ行為に相当頭にきていた。
「・・・コイツ!!」
くるみは地べたに倒れて木にもたれ掛かる6号を足蹴りする。
「グッ・・・!!」
6号は目を閉ざし眉を潜めながら苦しそうに悶絶した。

312 :マロン名無しさん:2006/03/18(土) 01:29:49 ID:???
「どうやら私の事をまだ恐れてないようね・・・まだ地味だとバカにでもしてるわけ!?
なら教えてやるよ・・・私がどれだけ世間に顔が立ってるか・・・」
そう言うとくるみは携帯を取り出しどこかに電話を始めた。
その様子を6号はくるみに蹴られたお腹を抑えて潤んだ目で見つめる。
「もしもし・・くるみです〜・・・ええ・・・いやだなぁ〜貸しなんかいらないよ!
おじさんも奥さんとマンネリでしょ、今なら女子高生とヤレるよ〜じゃあ、3丁目の公園ね!」
くるみは電話を終えて切ると、また同じように電話を始める。
何件も何件も電話をかけて行く。
数十分間電話をあらゆるところに掛けつづけたくるみはようやく電話をやめた。
「あの・・・もしかして・・・」
6号は脅えた目つきでくるみに話しかける。
「・・よく分かってるね、アンタも知ってるでしょ?私が社交的で老若男女問わず、友達が多いの
ざっと20件・・・もうすぐセックスの相手が来てくれるわよ、沢山・・・飽きないほどにね!」
くるみは6号を見下すように冷酷に笑った。
「いやぁ・・・あれだけでも・・苦しかったのに・・・そんなに沢山・・・いやぁぁぁぁあ!!」
6号は頭を押さえて絶望の悲鳴をあげる。
「私を怒らせるからよ・・・・もう10時か・・私はもう帰るけど、アンタは一晩中、男達の相手をすることね!
店長・・・あとは好きにしていいわよ。」
それだけ言うとくるみは帰っていった。
「待ってください!・・・許して・・・許してください!!」
6号は必死にくるみを呼びかけたが、相手にされなかった・・・
「さぁ・・・6号ちゃん・・・続きをしようね・・」
「いや・・・いやぁーーーーーーーーーーーーーー!!」

その後6号は一晩中、男達の欲望を満たす道具と化した・・・

313 :マロン名無しさん:2006/03/18(土) 01:42:40 ID:???
次の日の朝、くるみが再び公園を訪れた。
すると、男達の何人かが森の奥から現れてきた。
「あ・・まだやってたんだ・・・・頑張ったわね〜」
「サンキューくるみちゃん!現役女子高生を一晩中犯せるなんて夢のようだったよ〜」
「で、6号は?」
「昨日は一晩中犯したからな、疲れきってて悪いからそのままで放置しといた。」
「そう、じゃあまたね!」
話を終えると男達は帰っていく、くるみは1人6号の元へと向かった。
6号は服は完全に引き裂かれ、体中男の精液で汚れており、ゴミのように捨てられた状態でいた。
6号は木にもたれ掛かるように倒れており、死んだような目で一点をジッと見つめている。
「これでわかったでしょ?私等に逆らったらどうなるか。」
くるみは死体のような状態の6号に笑いながら言う、すると6号はボソッと小さな声で
「・・・・私は・・・・・これからも虐められるの?」と尋ねた。
「当たり前でしょ、卒業まで私等を楽しませる事ね!それよりももうすぐ学校の時間よ〜
まあ、そんなかっこじゃあ学校にはこれないだろうけどね、アハハハ!・・・じゃあね!!」
くるみはバカにするように笑いながら学校に行った。

森の中で一人、6号はゴミのように佇む。
「冗談じゃない・・・・・・・・・・・あなた達の役に立つくらいなら・・・・・・
死んでやる・・・・・死んでやる・・・・・もう誰も信用できない・・・・・・人間は敵だ・・・・・」
フラっと立ち上がった6号は何度もそう呟きながら天を見上げるのだった・・

314 :マロン名無しさん:2006/03/18(土) 01:45:52 ID:???
第5章終了
長すぎた・・・ついに次回この物語は終了
第6章(最終章)をお楽しみに・・・

315 :マロン名無しさん:2006/03/18(土) 01:51:22 ID:???
>>314
マジオモシロイ
GJ
どうゆう最後になるのかが楽しみだ。
最後まで頑張れ

316 :マロン名無しさん:2006/03/18(土) 01:55:32 ID:???
>>314
あ ん た 天 才 だ わ ! !
おもしろかった。乙

317 :マロン名無しさん:2006/03/18(土) 02:04:43 ID:???
もう・・・やめてくれ・・・よ・・・
本気で鬱になりそうだよ・・・

だがGJ

318 :マロン名無しさん:2006/03/18(土) 02:35:05 ID:???
テラエロス
そしてテラオモシロス

319 :マロン名無しさん:2006/03/18(土) 03:57:48 ID:???
ここ見て軽く鬱になって
その後ぱにぽに読んでホッとするのがなんかイイ

320 :マロン名無しさん:2006/03/18(土) 06:11:13 ID:???
俺はこっちの方が本編の様な錯覚までしてきた…ヤバス。

321 :マロン名無しさん:2006/03/18(土) 06:49:53 ID:???
泣きながら勃起した

322 :マロン名無しさん:2006/03/18(土) 07:43:41 ID:???
>>314
GJだ
最終章か・・・やはり6号暴走なのか・・・ま!期待大だ!

323 :マロン名無しさん:2006/03/18(土) 10:28:11 ID:???
可能なら仕返しキボン

324 :マロン名無しさん:2006/03/18(土) 10:31:05 ID:???
報復はしてほしいな
もしくは何らかの罰を

325 :マロン名無しさん:2006/03/18(土) 11:04:34 ID:???
最終章もがんがって下さい.


326 :マロン名無しさん:2006/03/18(土) 12:10:38 ID:???
ここまでくればくるみは地味じゃなくて悪魔だな・・・

327 :マロン名無しさん:2006/03/18(土) 15:22:24 ID:???
>>314
6号がかわいそすぎる・・・けど、何か役としてはぴったりだとも思ってしまう
てかくるみはなんでもさせられるなw

ってことで芹沢が来栖をいじめなくちゃならない話投下
グロなし人死になし
他と比べてあまり酷くないです。そして他と比べて文才ないです。
よろしければお付き合い下さい。

328 :327:2006/03/18(土) 15:23:32 ID:???
映研&演劇部合同作品撮影中

それほど広くはない部屋の中にベッキーがロープで吊るされ、そのまわりに何人かの生徒が集まっていた。
しかし決して怪しい事をしているわけではない。吊るされる、と言ってもそれは妖精という設定での作品を
作るにあたって、合成用の映像を取る為に宙吊りにし、それを映研がカメラで撮影している。
篠原「あははは、かわいいっスよ、先生」
ベキ「コロシテクレ・・・かわいいっていうなぁ・・・」
とても和やかな撮影風景の中、とても穏やかでない人物が1人。
円「・・・!なんでわたしがこんな撮影に立ち会わなくちゃいけないのよー!!」
高瀬「・・・。部長、思った事をそのまま口に出さないで下さい・・・。それに、部長なんですから撮影に
   立ち会うのは当然でしょう?」
円は八つ当たりに高瀬をポカポカ殴るが、高瀬はベッキーを吊っているロープを握っているのでそれに対応できない。
それでも、後で仕返しをしない所が高瀬の優しさか、はたまたする気力もないのか・・・
高瀬「部長・・・痛いです」
円「うっさいハゲ!」
高瀬「・・・ハゲ・・・」
円「そもそも、ひとつの学校に二つも同じような部活はいらないのよ!どうにかして映研をぶっ潰せないかしら!」
映研が目の前にいるというのに、構わず円は叫び続ける。
高瀬「・・・部長、言っていることが支離死滅です。そもそも、演劇部と映研ではもともとの趣向が違うのであって・・・」
円「うっさいバカキザ!」
高瀬「・・・バカキザ・・・」
1人落ち込む高瀬をよそに、円は1人誓うのだった。
円(絶っ対!絶対絶対絶っ対、映研なんてぶっ潰してやるんだから!!)


329 :327:2006/03/18(土) 15:24:46 ID:???
放課後―演劇部部室

窓の外をなんとなく眺める円に、後ろから声がかかる。
高瀬「部長、例のモノ、できましたよ」
円「おっそーい!何日経ったと思ってるのよっ?」
怒鳴られながらも、高瀬は手に持つ小冊子を円に渡す。円はそれを奪い取るように掴むと、パラパラと紙を捲り始めた。
高瀬「顔写真だけでも集めるのに苦労したんですから・・・」
円「へー、良く出来てるわねー」
ハルカ「円、なにそれ?」
珍しく素直に感心する円にいままで本を読んでいたハルカが質問すると、円は何故か得意げになって説明を始める。
円「へっへーん!映研をぶっ潰す為の秘密兵器よ!」
ただの小冊子を秘密兵器と呼ぶところがいかにも子供っぽい。
円「いい!?これは戦争よ!この学園でのそんぼうを賭けた戦いなの!」
高瀬「部長、それは言い過ぎです・・・」
円「うっさいネカマ!」
高瀬「・・・ネカマ・・・」
ハルカ「・・・・・・」
円「戦争と言ったらいまやじょうほうせんよ!・・・って、ハルカ、聞いてる!!?」
呆れたハルカは再び読書に集中しなおそうとするが、それは円が許さない。
ハルカ「はぁ〜。はいはい・・・」
ハルカは本を読むのを断念し、再び円の説明に耳を傾け始める。
円「そこで、この映研部員の個人じょうほうがのった秘密兵器が役に立つの!部員の弱みを握って、下っ端から
  引き抜いていけば、映研なんてすったんぎたんのぼっこぼこよ!」
高瀬「弱みって言ったって・・・ただの顔写真とか生年月日とかの基本情報しか載せてませんよ・・・?」
円「うっさい・・・・・・!あーもーどうでもいいわよ!」
高瀬「・・・・・・」
もう悪口でも名前を呼ばれなくなった高瀬は更に落ち込むが、そんなことも円は気にせず、
ページを捲りながら喋り続けた。
円「そーゆーことなの。わかった、ハルカ?」
と、そこで何かを見つけたのか、突然円の声の調子が落ちた。適当に聞いていたハルカが目を向けると、
秘密兵器―小冊子にじっと目を凝らしている。


330 :327:2006/03/18(土) 15:27:55 ID:???
円「・・・って、ねぇこれ、芹ちゃんが仲良くしてる子じゃない・・・!?」
ハルカ「どれどれ・・・そういえばよく一緒にいるわね」
円の捲る小冊子の中には、確かに映研1年来栖柚子の写真が張ってあり、確認が済むと円は再び声の調子を荒げていた。
円「えー!芹ちゃんは裏切り者なのー!?」
高瀬「違いますよ、部長。芹沢は彼女が映研だとは知りません。・・・それに、ドジラだってことも」
ハルカ「へぇ・・・って、なんで高瀬がそんなこと知ってるのよ」
高瀬は、来栖に以前協力したことがあるからと言いそうになったが、そんなことを円の前で喋ればなんと言われるか
解らないので、適当に誤魔化す。
高瀬「え、えーと・・・ちゃんと調べましたよ?」
円に突っ込まれないかと冷や冷やしたが、そんな心配は無用だった。円の頭には今、彼女にとっての"いい考え"が
渦巻いていたのだ。
とりあえず何も突っ込んでこないことに高瀬は胸をなでおろすが、その安心は数十秒としないうちに吹き飛んで
しまうことを、高瀬はまだ知らない。



331 :327:2006/03/18(土) 15:28:59 ID:???
ガラガラッ
演劇部部室の扉が音を立てて開く。そこから現れたのは
芹沢「すいませーん、遅くなっちゃって」
演劇部1年芹沢茜だった。それの姿を確認した円は芹沢の元にいち早く駆けつけると"秘密兵器"を突きつける。
円「ねー芹ちゃん、ちょっとこれみて!」
芹沢「何ですかいきなり・・・あれ?これって来栖ちゃんじゃぁ・・・」
円「よ〜くみるのよ、ビックリするから!」
高瀬「・・・部長!駄目です!」
やっと円のたくらみを理解した高瀬は叫んでいた。出来れば部員の士気を下げるようなことはしたくない。
円「あー!もー!うっさいのよー!!」
しかしそれで円が止めるはずもなく、小冊子を芹沢に無理矢理持たせると高瀬に飛びかかり、円が高瀬の
マウントポジションを取る形で押し倒した。
高瀬「部長・・・痛いです・・・」
円「はははー!おもいしったかー!」
高瀬は諦め、円はその上で笑ってる。ハルカはというと、もう本に目を戻していた。そして芹沢は・・・
芹沢「これ・・・本当ですか、部長・・・」
小冊子を握り締め、愕然としていた。
円「そーよー!芹ちゃんの天敵は友達だったのよ!」
高瀬「・・・はぁ・・・」
溜息をつく高瀬の上に、円はまだ乗ったままだ。
芹沢「・・・そんな・・・」
円「だから、わたしにいい考えがあるの!」
その円の言葉に、肩を落としていた芹沢の顔が少し明るくなる。
芹沢「なんとか・・・って言い方もおかしいですけど、してくれるんですか!?」
円「もちろんっ!だから、芹ちゃんにも協力してもらうわよー」
芹沢「えーと・・・出来るかぎりはやりますけど・・・」
そこで円は一呼吸おき、更に一度ニパッと笑ってから口を開く。
円「芹ちゃんは、その子をいじめて!ほら、絶交みたいに」


332 :327:2006/03/18(土) 15:30:31 ID:???
芹沢「は・・・?そ、そんなこと出来ませんよ!」
芹沢はじめ、その場にいる全員が当然円の言った事を理解できないでいたが、円はそんなことも構わずに続ける。
円「いい、その子をいじめて、私は嫌いですってことをみせつけるのよ!それで、その子は嫌われるのは自分が映研
  だからって気づかせれば、芹ちゃんのことが好きなら映研をやめるでしょ!?そしたら演劇部に入ってもらえばいいじゃない」
来栖が同じ部活に入ってくるかもしれないと言う言葉に、芹沢は心が揺れる。しかし、それを実行するとなると来栖の悲しむ顔を
見なければならなくなるし、それ以前に来栖にこのことを内緒にし続けると言う手もあるのだ。
だが、次の円の一言で芹沢の選択肢は一つしかなくなることとなった。
円「いやなら、芹ちゃんは演劇部をやめるのね?」
芹沢「え?」
ハルカ「ちょっと円、言いすぎじゃないの?」
いつの間にか読書を中断していたハルカが言うが、それでも円は続ける。
円「だって、友達と演劇どっちが大切なの!?」
その言葉に芹沢は戸惑った。もちろん来栖は大事だったが、演劇はそう簡単に捨てられるものでもない。現に、
一日の大半を着ぐるみで過ごすほどの気合があるのは確かなのだ。
芹沢「・・・両方・・・大切ですけど・・・」
円「じゃぁ、やるしかないじゃない!成功すれば、一緒に部活が出来るかもしれないのよ?」
仕方がなかった。ここまで言われては、もう断るわけにはいかない。
芹沢「・・・私が、いじめれば、いいんですね?」
円「そーよ!とことん追い詰めてやっちゃって!後はこっちで何とかするから!」
芹沢「・・・わかりました・・・」
どーんと胸を叩く円に、芹沢は渋々了承する。ハルカは飽きれたように肩をすくめた。高瀬はというと・・・
高瀬「部長、重いです・・・」
いまだ円の下敷きになりながら、1人考える。
高瀬(まぁ・・・こういう展開も面白いかもな・・・好きにやらせるか)



333 :327:2006/03/18(土) 15:33:32 ID:???


ハルカ「ところでさ、あの情報戦ってやつ、円が考えたの?」
円「え?この前テレビでやってたのよ、そんなやつを」
ハルカ「・・・・・・」
再び飽きれるハルカと、1人ニコニコ笑っている円。
しかし、円は、忘れていた。こっちで何とかするとはいっていたが、実際の方法は全く考えていなかったのだ。
・・・というより、もう作戦が成功したような気になっていた。そしてそのことが、どれだけ芹沢を後悔させるか知る由もない・・・

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

とりあえず前フリのここまで・・・
そこまで酷いことはしませんので、あまり楽しめないかもしれないですが・・・



334 :327 前フリ追加分:2006/03/18(土) 15:37:27 ID:???
投下し忘れたorz
ってことで前フリ追加

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

同時刻―桃月学園屋上

玲「よし・・・これで設定完了か・・・」
玲は1人、小型の機械のようなものを操作していた。それを胸ポケットにしまうと、
そこから伸びるイヤホンを右耳にはめる。
玲が手にしていた物は諜報部から借りた盗聴器であり、今は試し聞きの真っ最中。
玲「おっ、さすがに感度いいな・・・」
音量を調節する玲の耳に届いているのは演劇部部室の喧騒だった。
なぜ演劇部部室なのかと言うと屋上に行く際に通りかかったからで、特に意図的なものではない。
その階には他の部室もあったが、学校中の部活を把握する玲はその日の活動があるのは演劇部だけだと
知っていたので、そこに取り付けたまでだ。
そして案の定、盗聴器からは電源を入れてから試し聞きには申し分ない会話量が流れてきている。
そのうちに、玲の顔が徐々ににやけ始めた。原因は流れてくる会話のせいだ。だが、決して
話している内容が笑えるものだった訳ではなく、その内容に快楽の匂いを嗅ぎつけたからであろう。
しばらくそうして聞いていたが、聞こえてくる会話に一区切りがついたところで盗聴器の電源を切るが、
玲はいまだにやついていた。そして1人考える。
玲(へぇ、おもしろそうだな・・・私も少し動いてみるか・・・)


335 :マロン名無しさん:2006/03/18(土) 16:53:04 ID:???
>>334
前フリGJです。
続き楽しみです。
ガンバレ

336 :マロン名無しさん:2006/03/18(土) 17:27:53 ID:???
>>334
GJガソバ

337 :マロン名無しさん:2006/03/18(土) 17:53:24 ID:???
結局玲は参戦するのか・・・w

338 :マロン名無しさん:2006/03/18(土) 18:37:00 ID:???
グロ無し人死に無しって事は精神的なイジメか…期待
頑張れ

339 :マロン名無しさん:2006/03/18(土) 23:22:46 ID:???
最終章:6号

時刻は朝の8時10分・・・
姫子と玲は2人で学校へと向かっていた。
「ねぇ〜玲ちゃん、6号さんはもう2日も学校休んでるよね〜」
「ああ、そうだな。くるみのイジメにさすがに堪えたか・・・・イジメられてても、今までは学校に来てたし
案外心は強い奴なんだな・・・・でも、またしばらくたてば来るさ。その時はまたボロボロにしてやろう。」
そんな会話をしながら6号の事を笑う2人。
「・・・マホ?」
姫子が何かに気づき立ち止まる。
前方には私服姿の6号がうつむいた状態で佇んでいる。
「あぁ、6号か?そんな所で何やってんだよ、学校行く気ならさっさと制服に着替えろ。そしたらまた虐めてやるよ。」
玲は6号をバカにしながら通り過ぎようとした。
「・・・・・グ・・・ハッ・・・・・」
「・・・姫子?」
隣にいた姫子が変な声を上げたのに玲は気づいて振り向くと、姫子が玲にもたれ掛かって来る。
「おいおい・・・何のマネだよ・・・」
玲は呆れて姫子を離れさせようとするが、姫子はそのまま玲の体をズリ落ちるように地面に倒れこんだ。
「・・姫子?・・・おい、どうした!?」
倒れる姫子の体からはおびただしい出血・・玲の制服は姫子の鮮血で赤く染まった。
「おい!姫子!!」
冷静な玲もさすがに何が起こったか理解できず、倒れる姫子の体を何度も揺さぶった。
「あ・・・・ぁあ・・・・し・・・死んでる?・・・ひ・・ひめこ・・・」
玲は分厚いメガネの奥からいきなりの友人の死に涙を零す。
玲は6号の方を振り向くと、そこには姫子の血がついたナイフを持った6号の姿・・
「お・・・おまえ・・・・・」
「・・・次は玲さんですよ・・・・すぐに姫子さんのところまで送ってあげますからね・・・・」

その時また1つの生命が消滅した・・・

340 :マロン名無しさん:2006/03/18(土) 23:32:14 ID:???
仕置人6号キタコレ

341 :マロン名無しさん:2006/03/18(土) 23:34:35 ID:???
時刻は朝8時30分、朝のHRの時間・・
「おはよ・・凡人共〜今日も出席を取るぞ〜・・・一条!」
「・・・はい」
一条から始まり、ベッキーはいつもと同じように出席を取っていく。
「・・あれ・・・姫子・・玲・・くるみ・・都・・・6号・・・あいつ等欠席か?」
出席を取り終わったベッキーは4人が休んでることに疑問を感じる。
「おい、一条!何か聞いてないか?」
「・・いえ、知りません・・」
ベッキーは一条に尋ねるが、一条は休みの理由がわからない。
「う〜ん・・・あいつらがズルするなんて思わないし・・・後でご両親に確認するか・・・」
ベッキーはそう言うと、1時間目の準備の為に教室を出て行った。
それと同時に、一条の持っている携帯電話が鳴る。
「・・・・・・・・鈴木さん?」
6号をいつでも虐めれる様にくるみから持たされた携帯・・一条からかける事はあっても6号からの着信は初めてだった。
「・・・・今すぐ理科準備室に来てください・・・休んでないのですか・・・学級委員として厳しく罰を与えないといけませんね。」
一条は立ち上がると言われた通りに理科準備室へと向かった。

待ち合わせの場所に来た一条は警戒なく部屋に入る。
「・・・鈴木さん・・・・学級委員の一条です・・・・何か様ですか?それとも虐めてほしいのですか?」
一条はゆっくりと部屋の中に入ろうとするが
「・・・・・ヒッ!」
一条の背中に何か激痛の走る、一条はあまりの痛さに地面に片膝をついた。
痛がる一条の前にナイフを持った6号がゆっくりと現れた。

342 :マロン名無しさん:2006/03/19(日) 00:01:52 ID:???
やはり6号暴走か・・・悪い事はしちゃいけないって事だな

343 :マロン名無しさん:2006/03/19(日) 00:03:42 ID:???
「す・・・鈴木さん・・・・」
背中に感じる痛みを堪えながら、一条は6号の顔を見つめる。
「一条さん・・・・前は私にいっぱいアザや傷をつけてくれましたよね・・・
一条さんは痛がる姿を見ると笑えるって言ってたけど・・・・私もそれは同じです・・・
絶対無敵の一条さんが死んでいく姿を見てみたいんです・・・・・私を楽しませてくれますよね?」
6号は不気味に一条に笑いかける。
「・・・・!!・・・まさか・・・姫子さん達を・・・・」一条の勘は見事に的中していた。
「そうです・・・あの4人、みんな殺しました・・・最初は姫子さんだった・・・心臓一突きであっという間に死んじゃった・・・
正直物足りなかったです・・・・・次は玲さん・・・・・姫子さんの死を間じかに見て脅えてました・・・
あの玲さんが私に恐れをなして、命乞いして来たんですよ・・・・あの美しい顔をまずは切り裂いて無茶苦茶にして・・・フフ・・・」
滅多な事では動揺しない一条が今の6号だけはまるで自分でさえも手に負えない怪物を見るかのような視線で脅え始める。
「次は都さん・・・一緒にいたくるみさんの目の前で首の頚動脈を切り裂いてやった・・・いっぱい血が吹き出て・・・楽しかったです・・・・
それを見たくるみさんは必死で逃げてました、当然私は私を最も苦しめた悪魔を追いました・・・・あの悪魔は悲鳴を上げながら必死で逃げてたけど、道に落ちてた石でつまずいてコケて・・・
死ぬときお兄さんの名前を言いながら死んだ・・・本当に最後まで地味な人でしたね!」
6号は大笑いしながら、一条に自分の殺しを事細かに話す。
「・・・あとは一条さんだけです・・・・・すぐに死なないでくださいね・・・楽しませてくださいよ・・・」

344 :マロン名無しさん:2006/03/19(日) 00:05:02 ID:???
6号はゆっくりと一条に近づく
「いやぁ・・・許してください・・・・・・」
「すごい・・・あの一条さんが私に命乞いなんて・・・・でも、玲さんと同じでツマらない・・・・もっと楽しませてよ・・」
6号はそう言うと、一条の眼球にナイフを突き刺す。
「ぎゃー!!痛い!!・・・・いたぁい!!」一条が右目を抑えながら悶え苦しむ。
「すごい・・・一条さんが痛がってる・・・泣いてる・・・・叫んでる・・・・すごぃ・・・・」
6号は興奮しながら、さらに一条の太ももにナイフを突き刺す。
「いやぁーーーーーーーーーーーー!!」
一条のつぶれてない片方の目は痛みと恐怖でひきつっていた。
「一条さん・・・・・あなただけ特別に苦しみながら殺してあげる・・・・」
6号はそう言うと、一条の体のあちこちに切り傷を刻んでいく・・・・致命傷を与えることなく・・
全身傷だらけの一条は苦しみながら息を引き取った・・・
「死んだ・・・・みんな私が殺した・・・・・フフフ・・・・アハハハ!!」
6号の笑い声は徘徊の先生に取り押さえられてもまだ続いていたという・・・

345 :マロン名無しさん:2006/03/19(日) 00:11:12 ID:???
>>345
GJ!
でもこれで勃起して濡れてしまう俺は変態なんだろうな・・・

346 :マロン名無しさん:2006/03/19(日) 00:17:55 ID:???
>>344
GJだ
後日談とかは・・・無い方が良いな
もう辛くなってきたから・・・

347 :マロン名無しさん:2006/03/19(日) 00:20:31 ID:???
最終章:6号(パート2)

6号は気が付くと1人、とあるマンションの屋上にいた・・・
6号は屋上から下の地面をじっと眺める。
「・・・・・死んでやる・・・・これ以上苦しむのはゴメンよ・・・」
6号は飛び降りようとした・・・・その時、ベッキーの顔がふと過ぎった・・
「・・・宮本先生・・・・あの時の事・・謝らずに死んでしまう事を許してください・・・・」
6号は涙を流しながら、頭についたデカリボンをほどいて、じっと見つめる。
「そうだ・・・これ、姫子さんからもらったんでした・・・・・私が暗いのを気にして・・・・」
今はもう過去の事・・・・姫子は6号イジメの1人に加わってしまっている・・
6号はリボンを転落防止用の手すりに結びつけた・・・今度こそ、本当に飛び降りよう・・すると仲間達の事が次から次へとよぎる。
「玲さん・・・・私が宿題を忘れた時に見せてくれた・・・・・・くるみさん・・・・私が落ち込んでるときに
バイトの先のコーヒーを奢ってくれた・・・・・・一条さん・・・・私がパシリとして使われてることを一番最初に指摘してくれた・・・
都さん・・・・・厳しかったけど、私に一番優しかった・・・・・
どうして・・・・・あれだけ虐められてたのに・・・・どうして皆さんのいい所ばかり思い出すんですか・・・・どうして!!」
6号は頭を抱えながら両膝をついて泣き出した。
「・・・・でも・・・・でも、もうあの時のようには戻れない・・・・もう戻れない・・・・いやぁ・・・」
昔仲良かったみんなとの思い出・・・6号はその時に戻れないことに強い悔しさを感じた。
「・・・・・・死ぬ前に・・・・・あの時の事を皆さんにも思い出して欲しい・・・・・」
6号はそう考えると、持っていた鞄からノートとペンを取り出して何かを書き始めた。

「・・・・これでいいです・・・・・これで・・・・・」
6号は涙を流しながら、そっとノートを閉じて鞄に入れると再び立ち上がった。
「・・・・・さようなら・・・・皆さん・・・」
6号は最後にそれだけ言うとマンションの屋上から飛び降りた・・・

348 :マロン名無しさん:2006/03/19(日) 00:29:10 ID:???
1週間後、6号の机には花が置かれていた・・・
当然、これはイジメなどではなかった。
教室には姫子等とベッキー、6人の姿があった。
「・・・・・6号・・・死んじゃった・・・・・どうしてだ・・・どうして・・・」
ベッキーはボロボロ涙を零しながら悔しがる。
そんなベッキーの姿を見る5人・・・・当然理由は自分等のイジメであることを知っていた。
「あ・・・あのさぁ・・・ベッキー」
姫子は言いにくそうにベッキーに全てを話そうとする。
「ちょ・・・ちょっと!」
くるみは姫子を止めようとする・・・
「くるみちゃん・・・・もう隠すのやめようよ・・・・死んじゃったんだよ・・・6号さん・・・」
姫子の目から涙が落ちる・・・それにつられたのか、くるみも一緒に泣き出してしまう。
「姫子・・・くるみ・・・・」
そんな2人を見た都の心もぐらつく・・・玲も一条もそれは同じだった・・・
「これ・・・・6号の鞄に入ってたノート・・・・本当は警察に保管されるんだけど、特別に借りてきた・・」
ベッキーは持っていたノートを広げた。

349 :マロン名無しさん:2006/03/19(日) 00:40:58 ID:???
そうか・・・バージョン2があるのか・・・

350 :マロン名無しさん:2006/03/19(日) 00:50:33 ID:???
「みなさん・・・これを読んでるときは・・・私はもうこの世にいないでしょう・・・
私はこの15年間凄く楽しいこともあるし、辛いこともありました・・・・
最後は正直辛いことばっかりで・・・もうこれ以上苦しむのはいやですから、死を選びました・・・・
宮本先生、お元気ですか?・・・あの時は本当にすみませんでした・・・・面と向かって謝れなかったのは失礼ですが
こういう謝り方をする私を許してくださいね・・・」
「・・・・6号」ベッキーはあの時、6号に全裸の写真を撮られたことを思い出す。
「違うの、ベッキー!あれは私が頼んでやってもらったことなの!6号さんは悪くないの・・・」
姫子は泣きながらベッキーに謝った。
「姫子・・・お前等6号を虐めてたんだな・・・・・虐めることは許せない・・・でも、それに気づかなかった私も最低だ・・・」
ベッキーが姫子を叱ると同時に、自分の不甲斐なさにも反省する。そして続きを読み始めた。
そこには今までの皆との楽しい思い出が事細かに記されており、自分が虐められていた事については全く触れられていなかった・・・
そして最後に・・・
「皆さん・・・・・さようなら・・・お元気で・・・・」
これで6号の遺書は終わっていた。

351 :マロン名無しさん:2006/03/19(日) 00:51:21 ID:???
「何だよ・・あいつ・・・私等に虐められてた事を書かないで・・・楽しい思い出ばかり・・・・・
あれだけ酷いことしたのに・・・・・どうしてこんな死ぬときまで優しくいられるんだよ!!」
玲は涙を流しながら、必死で思いを押し出した。
「これが・・・6号の幸せだったんだね・・・・私等なんかと・・・楽しくするのが・・・夢だったんだね・・・」
くるみは頭を抱えながらボロ泣きする。
「鈴木さん・・・・死ぬときは絶望なんか感じてなかったんですね・・・・きっと・・私達との楽しい思い出を胸に・・」
一条の目からも涙が零れ落ちる。
「どうして・・・どうして私達あんな酷い事・・・・どうしてよーーーーーーー!!」
都は6号の事を思い出しながら、泣き崩れた・・
その後もベッキー等、6人は教室で泣き続けた。
姫子、玲、くるみ、一条、都・・・5人は忘れていた6号に対する友情の気持ちを思い出した。
死ぬことは決していい選択ではなかったかもしれないが、5人の気持ちを元に戻した、6号はもしかしたら天国で満足に見つめているかもしれない・・・

352 :マロン名無しさん:2006/03/19(日) 01:03:02 ID:???
最終章:6号(パート3)

晴れた学校の屋上・・・季節は春、ポカポカと暖かい陽気が屋上を包む。
時刻は放課後・・・あまりの気持ちよさに6号は気持ちよさそうに眠っていた。
「マホ!6号さん〜〜何やってるの〜〜?」
「・・バカ!お前の声は大きいから起きちゃうだろうが!!」
姫子の口を塞ぎながら玲は姫子を叱る。
「気持ちよさそうに寝てますね・・・・」
一条がそっと6号の顔を覗き込みながら微笑んだ。
「かわいい寝顔・・・やわらかそうなほっぺ・・突きたくなるな〜」
「やめなさいよ・・・」
6号の寝顔をドキドキしながら見るくるみに都は止める。
「マホ・・・授業が終わったら、一緒にアイス食べに行く約束だったのに〜」
「まあいいじゃないか・・・そのままにしといてやろう・・起こすのはかわいそうだ・・・」
「それでは鈴木さん・・・明日も学校で会いましょう・・・」
「じゃあね、6号〜」
5人は6号を残し、そっと屋上を後にした。
「あれ・・・皆さんの声が聞こえたような・・・・・」
6号はゆっくり体を起こして、周りを見るが誰もいない・・・
「いい天気ですね〜・・・ふわぁ〜・・・まだ眠いです・・・・」
6号はそう言うと、再び目を閉ざした。
「こんな幸せな気持ちはありません・・・・お休みなさい・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
6号はそのまま気持ちよさそうに再び眠りについた・・

353 :6号虐め、終了:2006/03/19(日) 01:08:40 ID:???
以上で長かった6号いじめの話を終了・・

最終章は3つの終了パターンを用意した。
1.6号の復讐
2.みんなとの楽しい思い出を胸に自殺した6号の話
・・・そして、3つ目は考えようによっては色々な解釈ができる。
虐めは全てなかった、6号の理想の世界、仲間との楽しいひと時・・など色々・・

今まで長いこと、オレのSSを呼んでくれた人には感謝する。
長かったけど、これで物語りは終了だ・・・それではまたいつか・・・

あと、最後に第1章から第6章までどれが一番面白かったかを教えてもらえれば幸いだ、それじゃあまた・・

354 :マロン名無しさん:2006/03/19(日) 01:12:04 ID:???
GJ
6章のPART2が一番面白かった

355 :マロン名無しさん:2006/03/19(日) 01:24:44 ID:???
最終章の1番目がよかった。

356 :マロン名無しさん:2006/03/19(日) 01:33:05 ID:???
最終章のパート1がイイと思う
パート3はどうゆう意味?

357 :マロン名無しさん:2006/03/19(日) 01:56:02 ID:???
>>353
GJ
最高だったぜ。俺は最終章のパート3が良かったな。
結局6号の悪夢で6号自身も夢の内容は思い出せないで翌日もみんなと楽しい日々をこれからも
送るって解釈を俺の中ではした。
それと>>353今までお疲れさん!

358 :マロン名無しさん:2006/03/19(日) 02:44:50 ID:???
超乙です
パート2が好きだ

359 :マロン名無しさん:2006/03/19(日) 03:01:57 ID:???
>>353
お疲れさまです。
見ていて暗くなる作品でしたが続きが気になり、最後まで気が抜けませんでした。
自分はハッピーエンドが好きなので、3の真偽がはっきりしない終わりが好きです。

360 :マロン名無しさん:2006/03/19(日) 03:27:54 ID:???
>>353
俺はパート3をこう解釈した
絶望にうちひしがれながら死んだ6号は最後に幸せな夢を見ながら死んでゆく…
…そう。死因は睡眠薬だったのです。

361 :マロン名無しさん:2006/03/19(日) 08:52:11 ID:???
>>353
GJだ。否!スーパーGJだ!
アンタ凄すぎ・・・
パート3はパラレルワールドって俺的解釈をしました

362 :マロン名無しさん:2006/03/19(日) 09:03:43 ID:???
>>353
むちゃくちゃ面白くって、何度も読み返した
みんなは第6章がおもしろかったって言ってるな・・
一番面白かったもの・・オレはあえて第5章にする

363 :マロン名無しさん:2006/03/19(日) 09:36:48 ID:???
>353とっても良かったよ もし俺が5章の男の1人なら帰ろうとしたくるみを捕まえて携帯からC組のメンツを呼んで集まった所を皆まとめて頂くが そんな考えは俺だけかな?

364 :マロン名無しさん:2006/03/19(日) 10:20:28 ID:???
おもしろかったよー。
どの終わり方にしてもすっきり終わってて、読みやすかった−。
アタシ的には玲の話が一番オモ。

365 :マロン名無しさん:2006/03/19(日) 12:55:33 ID:???
目潰しイヤー!

366 :マロン名無しさん:2006/03/19(日) 14:41:41 ID:oOIBrQRz
>>353
すごかった。3つのラストそれぞれに感動しました。
自分としては・・・最終章のパート1かな・・・

では>>327の続きからです↓


367 :327 下げ忘れスマソ:2006/03/19(日) 14:45:24 ID:???
朝―通学路

芹沢は1人、重い気分で学校への道を歩いていた。いつもならこの辺りで来栖と合流して一緒に
学校に行っているが今日は、いや、しばらくはそれが出来ないうえに、学校でもまともな会話も
できないのだろう。心積もりは一応してきたのだが、気分が重いことには変わりはなかった。
芹沢「・・・はぁ・・・」
大きな溜息を、ひとつ。と、それと同時に後ろから自分を追いかける足音が聞こえた。聞きなれた足音、
間違いなく来栖のものだ。芹沢は笑顔で振り向きたい衝動に駆られたが、ここはグッと我慢する。
来栖「芹沢さん、おはようございます〜!」
芹沢「・・・・・・」
いつもの様に挨拶をしてくる来栖。しかし芹沢はそれを無視して振り切るように早足になると、
芹沢の肩を叩こうとしていた来栖の腕が虚しく空をさまよう。
来栖との距離を開いていきながら、戸惑っている来栖の様子が背中越しにも良くわかる。
芹沢は罪悪感にとらわれ、歩調を更に速めていった。呆然とたたずむ来栖だけを残して。


昼休み―食堂

来栖は、戸惑っていた。それこそ今日午前中ずっと、芹沢の身になにがあったのかを考えていたほどだ。
そこで来栖は、4時間目も終わりかという頃にやっとある結論にたどり着く。
来栖(芹沢さん、身体の具合が悪いのかな・・・?)
これなら有り得る。そうであれば朝反応をしてくれなかったのは気付かなかったからではないかとも思えた。
そう考えると思い込みの激しい来栖の中で、今度は別の不安が沸き始めた。もし身体を壊しているのなら、
なんとか楽になって欲しいと思う。
そんな事を考えながら昼食を取るべく食堂へ向かうと、ラッキーなことに芹沢が座ってうどんを食べて
いるのが見えたので、ここぞとばかりに来栖は芹沢の隣に腰掛けて声をかけた。
来栖「芹沢さん、お体の具合でも悪いんですか?」
芹沢はうつむいていて答えない。よっぽど悪いのだろうかと思い、再び声をかける。
来栖「もし辛かったら、一緒に保健室に・・・」
そこまで言うと、芹沢はおもむろに立ち上がった。



368 :327:2006/03/19(日) 14:47:41 ID:???
芹沢は、来栖に表情を悟られないようにうつむきながら、手元のうどんを持って席を立つと、
またしても呆然としている来栖をよそに別の席に移動し始めた。
芹沢(来栖ちゃん、ごめん・・・)
芹沢は心の中だけで呟く。何か拒絶の一言でも言った方が良かったのかもしれないが、
芹沢はそれには耐えられなかった。なので出来る限り楽に、無視やシカトで拒絶の意を示す。
今も呆然としている来栖が自分の事を心配してくれているということが、何よりも芹沢の心を締め付ける。
まさか、こんなにも辛いものだったとは。だが、自分の辛さよりそれを受けた来栖の辛さを考えると更に泣きそうになるのだ。
きっと来栖の辛さは自分の比ではないのだろうから。

来栖は、愕然とした。今度こそは意図的に、芹沢が自分を避けたのがわかったからだ。
そして拒絶の言葉さえかけてもらえないということが、来栖を更に落ち込ませる。
芹沢は楽にと無視を選んだが、やられる方としてはそれが一番キツく、それが今まで
親しかった相手ともなればなおさらだ。
来栖は、もうどうしていいのか分からなかった。

朝(翌日)―1年A組教室

来栖は結局、昨日の夜は眠れなかった。芹沢がどうして自分の事を拒絶しだしたのか
考え続けていたら朝が来てしまい、昨晩は一睡もしていない。
本当ならここで来栖は拒絶の理由が映研だからだと円の手によって知らされなければならないのだが、
当の本人はそんなことは忘れてしまっている。
考えても考えても答えが出ない疑問に、来栖は今も悩まされ続けていた。



369 :327:2006/03/19(日) 14:50:00 ID:???
同時刻―1年A組前廊下

玲「ってことで気晴らしにでも、来栖の奴をいじめてみないか?」
朝から随分と不健全な会話をしているのは、玲と柏木姉妹だ。
優麻「あれって、橘さんが1人でやったの・・・?」
優麻が教室の中で1人うなだれている来栖を指差していう。
玲「いや、一人じゃない。まだ何人かいる」
もちろん来栖が落ち込んでいるのは玲のせいでもなく、はたまた原因となっているのはたった
1人だけだったが、何も知らない2人にしてみれば来栖のあの落ち込みようには納得せざるをえなかった。
玲「だけど、A組には誰も協力してくれる人がいないんだよ」
A組どころか協力者などどこにもいないが、それでも玲は平然と嘘を付く。
優奈「え、でもそれはあんまりじゃ・・・」
そう普通に断ろうとする優奈に、優麻が強引に割って入った。
優麻「解ったわ。私たちもたまにはそういうストレス発散してみたいし、協力させてもらうわ」
玲「お、ほんとか。助かるよ」
驚くほどすんなり承諾した優麻だが、玲はそれにはさして驚かない。
と、ここで優麻に疑問を抱いた優奈が優麻にだけ聞こえる声で話しかける。
優奈『ねぇ、優麻ちゃん。なんでそんなことするの?あんまりこういうことには関わらない方が・・・』
優麻『もう、優奈ちゃんはホントにお人よしなんだから・・・』
優奈『じゃぁ、優麻ちゃんはこういうことやりたいの?』
優麻『・・・いい?現に橘さんは何人も抱きこんで来栖ちゃんをいじめてるのよ?
   たった一日であんなんになっちゃってるし・・・。それをわたしたちが断ったらどうなると思う?』
優奈『えっ?それって・・・もしかして・・・』
優麻『そう!わたしたちも標的にされるってワケよ』
優奈『ふえぇぇ〜・・・!それは嫌だよぉ〜』
優麻『でしょ?だからここはとりあえずうんって言っとけば・・・』
玲「なぁ、取り込み中のところ悪いんだが」
突然玲が2人の間に割り込んできたので優麻は焦る。今の会話は聞かれてしまっただろうか?
だが、次に玲が発した言葉は2人に更なる驚きを与えた。


370 :327:2006/03/19(日) 14:51:50 ID:???
玲「来栖をいじめるんだから、A組に盗聴器仕掛けさせてくれるか?」
優麻・優奈「「・・・えっ!?」」
玲「ほら、やっぱりいじめる側としてはどうやっていじめられてるのか知りたいんだよ」
それは直接、もう2人は逃げられないことを意味していた。了解はしつつ、直接いじめにかかわろうとは
思っていなかった優麻は愕然とする。
結局、2人はまんまと玲の口車に乗せられ、全面協力を強いられることとなったのだ。

休み時間―1年A組教室

3時間目が終わって、先生が教室から出て行った直後、教室内に小さな喧騒が巻き起こる。
ヒソヒソ・・・ヒソヒソ・・・
それらの話し声は全て、来栖ただ1人に向けられていた。ある者は陰口として言ったものが漏れたものが、
ある者は意図的に聞こえるようにした言葉が、来栖の胸を締め付ける。
この状態は1時間目が終わった辺りから続いていて、最初は柏木姉妹が意図的に来栖に聞こえるように言った悪口がきっかけだった。
2人の中でも特に優麻はA組のトレードマークとも言える存在で、その先頭に立つものが向きを変えれば、自然と後ろもついてくるものだ。
今は全くといっていいほど気力のない来栖が反論しないのをいいことに、最初は少しだったいじめの加担者もは徐々に増えていき、今は教室の8割方を占めている。
そのなかでも、やはりこの2人の会話は目立つ。他に知るものはいないが、盗聴器に音声が入るように喋っているのだから当然だ。
優麻「ホント、来栖ちゃんには嫌になるわよね・・・」
優奈「ぅ、うん・・・先生がいる時も、いかにもいじめられてますって感じだったし・・・」
優麻「あー・・・それウザイわよね〜。それに気付いてないのかしらね」
優奈「・・・いい加減にして欲しいよね・・・」
優麻「ほら、今にも泣き出しそうだし。・・・きっと先生にチクるわよ。けど、五十嵐先生にも相手にしてもらえないかもね〜・・・」
来栖は混乱していたが、それでも耐える。なぜ自分がいじめられるのかが疑問ではあるが、芹沢に無視をされたときのショックに比べれば
まだマシだと思っていた。しかしそれを考えると、今度はそちらを悩んでしまい、結局2つの問題に意識を向けなければならなくなるのだ。
なぜ芹沢が、なぜクラスメイトが、私をいじめるのか?だが、その真の理由を来栖が知る由もない。


371 :327:2006/03/19(日) 14:55:08 ID:???
昼休み―桃月学園屋上

朝A組の教室を通りがかった時、芹沢は来栖の姿を見て愕然とした。あの落ち込みようには、自分がやったというものの信じられなかったのだ。
その時は罪悪感に耐えられずに、気付くとその場から逃げ出していた。それから今日は一度も来栖の姿を見ていない。
周囲から見れば確実に来栖を避けているように見えただろうが、そのことにまったく芹沢は気づいていなかった。
現に、今も食堂で昼食を取らずにわざわざ購買部でパンを買って屋上に来ている。しかしこの無意識を自分のことで
一杯一杯の芹沢は全く気付けないでいるうえに、そしてその行動が更に来栖を傷つけているのだ
芹沢は昼食のパンに手をつける事無く呆然と空を眺めているとそこに、不意に声がかかった。
?「・・・なぁ、芹沢」
意識を現実に引き戻された芹沢は声の聞こえた方に振り向く。そこには―――

弁当を食べる為に、いつもの様に屋上へと向かう階段を上る。以前までは教室で食べていたのだが、最近は色々と
考え事が多くなったので1人になれる場所として屋上を選んだのだ。
階段を上りきると、意外なことに先客がいた。しかし、悪い気はしない。なぜなら、次の瞬間には更なる"良案"が浮かんでいたから。

芹沢「・・・橘か?なに?」
弁当片手に歩み寄る玲の顔に微笑が浮かんでいることに、芹沢は気付く余裕もない。
玲「あのさ、私演劇部の先輩に頼まれてることがあるんだよ」
芹沢「え?・・・なにを・・・?っていうか、どの先輩?」
訝しむ芹沢。しかし玲はその質問に戸惑うこともなく、サラリと答える。
玲「高瀬先輩だ」
玲のいう嘘には全く迷いがなく、自信を持っているようにすら見えた。
玲「来栖を引き抜くんだろう?」
芹沢「・・・・・・!なんでしってるんだよ・・・」
玲「だから、頼まれたんだよ。色々手を回してくれってさ」
今度こそ芹沢は信じるほかなくなった。先輩の名前を知っている人間はいても、本当なら来栖の事を知っているのは
芹沢と、何人かの先輩しかいないのだ。
その話題に触れられると芹沢はうなだれるが、玲は更に続けた。


372 :327:2006/03/19(日) 14:56:11 ID:???
芹沢「・・・それで?」
玲「まださ、あれじゃ全然いじめ足りないぞ」
芹沢「・・・なっ!」
今の言葉はさすがに聞き捨てならない。芹沢から来栖は、今まで見たことがないほどに落ち込んでいているように見え、
そしてそれは実際そうなのだから。だが玲が怯むことはなかった。
玲「・・・芹沢、来栖のことさ、好きだろ?」
芹沢「ぅ・・・ま、まぁ、な・・・」
いろいろな意味で、それは当たっている。
玲「だからちょっと大げさに見えてるんじゃないか?」
芹沢「・・・え?そ、そうなの?」
玲「まぁ、わたしの目から見ればそう見えるが?」
これも勿論嘘だ。それも芹沢の心理を逆手に取った卑劣な嘘だ。
もし来栖がそれほど苦しんでいないと言われればそれを信じたくもなるし、特に今の芹沢はそのことに疑問を感じる余裕もない。
玲「少し観察していたが、来栖の様子がそんなに変わったとは思えないぞ」
芹沢「へ、へぇ・・・」
騙されているとはいえ少し気の楽になった芹沢だが、そうなると別の問題が起きることに気づいていた。
玲「・・・というより、このままだといろいろやりづらいんだ。だから、もっとキツめにやってくれないか?」
芹沢「・・・やっぱりやらないと駄目か・・・?」
そう、部長にはとことんやれと言われたのだ。それに玲が言うならそうなのだろうと思ってしまう。
玲「そうだな。私はそれでも構わないが、それだといろいろ困るんだろ?・・・それに、来栖と一緒に部活もできなくなるかもな」
芹沢「・・・わかったよ・・・」
あくまで自分は関係ないといったようなふうに喋る玲だが、それこそが玲の罠だった。そしてそれに、
いとも簡単に引っかかる芹沢。全てが玲の計算どおりだ。
玲「じゃぁ、頼んだぞ。そっちでやってくれれば私の方でも動いてみるから」
芹沢「・・・あぁ」
玲はそれだけ言うと芹沢の反対側へと屋上の上を移動していく。そして今度こそ、誰から見てもわかるような
笑みを浮かべた。楽しさと嘲りを浮かべた笑みを・・・


373 :327 ひとくぎり:2006/03/19(日) 14:58:49 ID:???
今回はここまで投下。結構長いです・・・
ここまでいって半分いってないので、後数回に分けた投下をしていきたいと思います。


374 :マロン名無しさん:2006/03/19(日) 15:03:00 ID:???
乙です

375 :マロン名無しさん:2006/03/19(日) 15:13:52 ID:???
新たなる神が降臨したな。乙

376 :マロン名無しさん:2006/03/19(日) 16:56:53 ID:???
気のせいだろうか・・・このスレからびんちょうタンの声がきこえたような?

377 :鈴音いじめ:2006/03/19(日) 23:24:32 ID:???
 いよいよ、鈴音いじめ決行の日が来た。
メディアは、ただ平静に、この日の朝を迎えていた。

 校門前、他の実行犯と合流する直前、彼女はレベッカ宮本に声をかけられた。
「おはようメディア。今朝教授から連絡があってな、実は今日本に居るらしく
 これから桃月学園まで顔見せに来るらしい。午後…だったかな。
 お前をおどかしてやりたかったみたいだけど私には関係ないからばらす事にした。それじゃ」
 メソウサとともに歩み去る少女の背を見つめたまま、メディアはつぶやく。
「……教授に、事前に居場所の確認を取っておかなかったのは、失敗だったかもしれません」

 1−C教室では、少し関係の変わった6号とくるみが話をしていた。
「ねえ、くるみ〜、バイトしてるんだよねぇ?くるみがやれるバイトなら
 きっと私にも出来るだろうから、あそこの店長に紹介してよぅ」
(…メディアの嘘つき、日を追って6号が私に対してえらそうになってるよ…
 どう考えてもアヤシイっつーの!目立つっつーの!裏工作の意味が無いっしょ!)
 事実では、「やっぱりパシリの鈴木は腹黒だったんだな」「地味だと思ってたらパシリの舎弟かよ」
程度の認識しかなされず、2人は5分で注目を解かれる存在に過ぎないが、注目に慣れていないくるみは焦っていた。
「ん、メディアからメールだ…なになに、本日の活動について緊急連絡?」
「ついにやるのか」
「ちょ…玲!?」
「見張りの都なら、向こうで一条が話してる。妹の世話をしてくれたお礼だそうだ」
(ヤバ・・・、玲なら気づいてても不思議は無いよ?)
「食べ放題、また来てくれよな?常連さんは店の奥さんが倒れて以来、
 食べ放題をしてくれないんだ。腕の見せ所が無いと私が困る」
「え?」
 予期しない発言に、くるみは戸惑う。
「え?え?知ってるのに…あれれ?」
「私が鈴音を助けて何の得がある?乙女ならともかく」
 乙女ならともかく、に本来は突っ込むべきなのだが、焦るくるみは目を白黒させるだけだった。
「それより、6号を止めた方がいいぞ」
 6号は、自分を構ってくれないくるみに対する報復として、勝手にくるみの弁当の中身をかきまぜていた。
「うわー地味に嫌なイジメですね」

378 :鈴音いじめ:2006/03/19(日) 23:25:59 ID:???
 旧校舎裏で、メディアがタヌキに天ぷらを差し入れしつつ話をしていた。
「それでは、放課後に実行するという事で変わりないのでヤンスね?」
「ええ、何も問題はありません」
「本当に良いんでヤンスか?」
「…………」
「オイラ、まだ修行中の身でヤンスが、化けて化かすのが仕事でヤンスから・・」
「人が取り繕っている事や、その本心を察する事が並以上にできるのでしょう?
 でしたら、そこから先を言わない方が自分のためだという事がわかりますよね?
 今、私が自分を偽るのをやめつつある事、既に理解しているはずだ、・・でしょう?」
「…ほんじゃ、また放課後に、不用意な事を、言いたくないでヤンスんで」
「利口・・ですね。さすがは生まれが野生なだけの事はあります」
(実を言うと、降りたくなったでヤンスが、後ろ手で刃物を持っている人には言えないでヤンス)

 そのころ校内では、ベホイミが衣装部、演劇部、映像研究会らに取り囲まれていた。
「本当なのよ!盗察カメラが更衣室に!」
「う〜ん、専門の器具がどういうわけか無くなってて・・・」
「じゃあ、お代は出すから揃えてきてよ!」
「ノートは私が取っておいてやるから、頼むよ、ベホちゃん」
「・・・わかったっス。でもお願いがもう一つ。
 メディアから、目を離さないで欲しいっス。何か嫌な予感がするっス」
ベホイミは、本能では学園から離れられる事を喜んでいたが、心中では、自分が去った後の心配をしていた。

1−D教室、犬神と南条がいる。
(先週から、どうも私は精神的に不安定になっている気がする。
 一条の妹が私ではなく上原やメディアと親しくしていただけだというのに…
 まさか私はあの子の世話をすることによって癒されていた、とでもいうのか、いや、そんな)
「犬神君、いつものあなたらしくありませんわよ。悩んでいるなら私でよければ聞いて差し上げてよ」
 南条は、メディアによって無意識に積極的な性格になるよう仕込まれていた。
「…こんなことを南条に話すのもおかしいが、今日の私は揺らいでいる、許せ。
 実は幼い少女に心を乱されていて、何も手につかない状況なんだ…情けない…」

 ローマ帝国を思わせる、荘厳な建物の中で、操脳内会議が開かれた。会議は踊る、されど進まず。

379 :鈴音いじめ:2006/03/19(日) 23:27:00 ID:???
 放課後―
A組では、五十嵐先生の悪酔いがいつもに増して酷かったうえ、
衣裳部盗撮問題に悩む柏木姉妹、デコ落書きに悩む修は、いずれも微妙な空気の変化に気づけずにいた。
C組では、玲、一条が傍観者に徹すると言い出し、残り3人はメディアの協力者だから問題なく、
ここ一週間の異変を察しているベッキ―も、早熟の天才ゆえに何が起こるのかわからずにいた。
D組では、南条が泣き出したため実質学級崩壊が起き、メディアどころではなく、
毒気にはカナリア並に敏感な宮田が、保健室へ行ったくらいしか問題は無かった。
そして、B組では、綿貫が頭を抱えていた。

(助けるべきなの?私は…)
(確実に私の勝てない相手に、鈴音は狙われている…)
(おそらくは、怨恨、ここまで手の込んだやり方をするからには絶対の自信を持ってやっている)
(玲、一条に手を出させないように工作したのに、私はスルー…)
(悔しいけど、そのやり口は当たり、部長ならともかく、私じゃ大した妨害も出来ないしね)
(でも…鈴音は、どうなるの?やれるだけ調べて、C組が動いてる事は分かったけど、
 裏で手を引いてる人間が誰かまでは・・・隠蔽とムダ情報のばらまきが見事すぎて、一週間じゃわからない・・)

「鈴音さ〜ん、遊びましょ〜」
 深く沈思していた綿貫は、このメディアの声を聞き流してしまった。致命的な、ミスであった。
「遊ぶ遊ぶ〜、なんか今日は気が滅入っちゃってね〜、みんな暗いんだも〜ん」
「あー、私も付き合うぜ。教室が早乙女のせいで酒くせ―んだ。気分転換したいよ」
そして、3人は教室を出てゆき、綿貫だけが残される。
(よし!まずは大丈夫そうな範囲で鈴音を助けよう!それくらいなら…)
「って誰もいねー!!」

「どこで遊ぼっか?」
「旧校舎、がいいのではないでしょうか?今日は私も派手に遊びたいので…」
「じゃ、行こーぜ!」
 こうして、旧校舎の扉が開かれた。

380 :鈴音いじめ:2006/03/19(日) 23:28:05 ID:???
 一足早く旧校舎に潜んでいた都とくるみは、メディアの行動に面食らっていた。
メディアは、旧体育館に着いて早々、連れて来た2人に攻撃を開始、
一分と持たずに乙女は手首足首を縛られ、地面に転がされてしまった。
鈴音は、ただぽかんと口を開けてその様を見ているだけだった。
「ちょっと!悟られずにやるのが今回の作戦のキモだったんじゃないの?」
「…」
 メディアは答えない。
「…うぅ…っく、…あぅう……」
 乙女は、自分でも気づかないうちに軽い麻酔を刺されており、身動きが取れずにいた。
「メディア!」
 当初の作戦内容から逸脱し、悪趣味な人質の捕らえ方をするメディアに、
同志の2人さえ態度を硬化させるも、なおメディアは答えない。
「乙女を縛って転がすのが遊びなんて私は嫌だよ!ほどいてあげて!」
 鈴音も方向性は違えど、確かに怒っていた。

「帰っても、よろしいですよ?都さんとくるみさんは」
「!?」
「え?2人も一緒に遊ぶ予定だったの?」
 メディアから、実質上の同盟破棄が言い渡された。
「えーと、つまり、私たちはもう用済みで、ここからはあんたが1人、鈴音で遊ぶ、と。
 そういうこと?ま、何かおかしいなーとは思っていたんだけど」
「なかなか理解が早いですね。さすがは教授に指導を受けている上原都さんです」
「何よ?私にもわかるように説明しろっつーの!」
「あんたは帰りなさい…、上手く言えないけど、怖いから」
「だからその意味が…」
「メディアは、私たちを利用してて、話してた計画にも嘘と本当がごちゃ混ぜになってる。たぶん。
 でも、こいつの復讐心は、それだけは、きっと本物よ。このまま帰ったら鈴音の人生は終わるでしょうね」
「終わる?私の人生が?」
 鈴音も自分の話題になったからか、会話に割り込んできた。
「メディアなら、それだけの落とし前をつけてくれちゃうのよ。あんたにね」
 そのころ、人影がいくつか、旧校舎へと近づいて来ていた。その足取りはふらついている。

381 :マロン名無しさん:2006/03/19(日) 23:45:18 ID:iM4zsVrM
鈴音いじめ




・・・・・・・オモシレー!!!
いや普通にご飯3杯いけちゃうよ

382 :マロン名無しさん:2006/03/20(月) 00:40:23 ID:???
この中で読んでみたいSS投票〜
殺し合いの喧嘩、どちらかが死ぬまで永遠に殺しあわなくてはならない戦い

A.桃瀬くるみVS桃瀬修(抗争内容:兄妹喧嘩)
B.片桐姫子VS橘玲(抗争内容:親友の名にヒビが入った)
C.柏木優麻VS柏木優奈(抗争理由:姉妹喧嘩)
D.べホイミVSメディア(抗争理由:お互いの存在に嫌気がさす)
E.一条(漫画)VS南条操(抗争理由:犬神争奪)
F.芹沢茜VS来栖柚子(抗争理由:ロボ子、ドジラそれぞれ正体を知ってしまう)
G.秋山乙女VS白鳥鈴音(抗争理由:親友という名にヒビが入った)
H.橘玲VS綿貫響(抗争理由:お互いの存在に嫌気がさした)
I.南条操VS犬神つるぎ(抗争理由:お互いの存在に嫌気がさした)
J.桃瀬くるみVS芹沢茜(抗争理由:地味を定着された恨み)
K.レベッカ宮本VS早乙女(抗争理由:お互いの存在に嫌気がさした)
L.その他

383 :鈴音いじめ:2006/03/20(月) 00:50:38 ID:???
>>382
> F.芹沢茜VS来栖柚子(抗争理由:ロボ子、ドジラそれぞれ正体を知ってしまう)
> J.桃瀬くるみVS芹沢茜(抗争理由:地味を定着された恨み)
これは既出だから書くならネタが被らないようにしないといかんえ。
> H.橘玲VS綿貫響(抗争理由:お互いの存在に嫌気がさした)
綿貫をジョジョ理論で勝たせたら面白いかもな。



384 :マロン名無しさん:2006/03/20(月) 01:07:03 ID:???
>>382からはあずぽにタッグマッチ臭がするんだけど…気のせいかな

>鈴音イジメ氏
滅茶苦茶面白いっす。続きに超期待

385 :マロン名無しさん:2006/03/20(月) 02:09:09 ID:???
>>382
BかHを書いてほしい。

386 :マロン名無しさん:2006/03/20(月) 03:07:07 ID:???
>>382
永遠に殺しあうってあずぽにか?w

>>385
玲最強説浮上

387 :マロン名無しさん:2006/03/20(月) 03:23:34 ID:???
個人的にはAかBがいいです

388 :マロン名無しさん:2006/03/20(月) 03:56:14 ID:???
玲ちゃんとか鈴音とかはエローいいじめが良いな
せっかくのあの体なんだし
板違いになるけど

389 :鈴音いじめ:2006/03/20(月) 04:58:41 ID:???
 メディアが語り始めた。
「本当はね?今日の朝までは、あなた方と一緒に決行をするつもりだったのですよ?
 ですが、事態が変わりました。教授が今、桃月学園にいらしています」
「旧校舎なら、人払いをして置けば誰にも気づかれない、って皆で決めたでしょーが!」
「そうじゃありません。方法論の話、ばれるばれないの問題ではないのです。
 私の、内面の問題です。私は、少なからず、今回の件であなた方を誘ったことについて
 やましさを感じていたのです。だってそうでしょう?あなた方は鈴音さんに多少の怨恨の感情こそあれ、
 計画を練ってまでのいじめなど、やるつもりは無かった。きっかけを与えたのはこの私です。
 私が威圧感を与えて、あなた達を参加させた。私が鈴音さんをいじめる理由だって、
 ベホイミちゃんに馴れ馴れしくしすぎる、と一時頭に来ただけのことでしたし。軽率に過ぎます。
 でも、鈴音さんを軽く縛って、脅しをかけてやれば、自分の心に区切りをつけてさえやれば、
 このやましさから逃れられると思った」

「何…言ってるの?」
「シッ!今は時間を稼ぐのよ!」
「でも、気づいてしまった。自分の本心、本性に。
 本当なら、教授が来ると聞いた時に、この計画自体を無しにしてしまえた。
 しかし、その時私の心に浮かんだ考えは、『教授に邪魔をされる』というものでした。
 失敗した、と思ったのです。事前に連絡を取っておくべきだった、と」
「つまり、本当は楽しみで仕方がなかったんだね?私をいじめるのが。怖いねー」
「はい、その通りです。私はベホイミちゃんが思っていた通りの人間です。
 今でこそ、仲良くお付き合いを出来ていますが、再会した当初のように、警戒されて、
 距離を置かれて当然の存在なんですよ」

「でも、それは、心配のし過ぎじゃないの?メディアちゃん」
 扉を開けて、柏木姉妹、来栖、芹沢、南条、一条、玲が入ってきた。
「もー、散々だったわよ。あの偽カメラ、メディアちゃんの仕業なんでしょ?」
「危うく映研と演劇部の間で、抗争が起きそうになったぜ」
「ふう、乱暴ですこと」
「都さん、定時メールが途絶えましたので、お助けに上がりました」
「一条さん!助かったわ!でもそれ以外はどうして?」

390 :鈴音いじめ:2006/03/20(月) 05:00:58 ID:???
「演劇部の藤宮さんが麻生さんに掴み掛かった所で、急に皆、体調を崩しだして…」
「たまたま通りかかった来栖ちゃん、災難だったな」
「え、ええ…(やばかった…)」
「鈴音テレパシー!今回は通じたんだね!やったー」
「お前の仕業だったのか…、姫子が『旧校舎が見える!マイクロウェーブ、来る!』とか叫びだしてな。
 それからも紆余曲折あって、桃瀬兄と犬神は後始末に回ってるが、私たちはふらつきながらも
 旧校舎まで様子を見に出て、途中で一条に出くわしたんだ」
「私は都さんからの頼みごと、『放課後、30分おきにメールを送る。もし途絶えたら
 助けにきて欲しい』というのを実行しに来ました。学級委員ですから」

「さて、メディア、私としてはもう、辞めにして欲しいんだが…どうかな?
 話の流れ上、ここで鈴音達を置いて帰ったらさすがに極悪人だ。
 しかも妙なテレパシーで体調まで悪くされるしな」
「…ベホイミちゃんは?教授は?」
「あの2人なら、ベッキーの部屋で何かやってるよ。
 きっとお前を信じているんだよ。だから、事の収拾も私たちだけに任せた。
 あの3人が何も気づいていないなんて、お前も思ってないはずだろ?」
「ふふふ…、そうですか。では終わりですね…」
「…ふー、終わりか〜、しっかし胃が痛かったわ〜」
「さーて、それじゃ6号の性格も元に戻してもらおうかな〜」
 2人は、メディアへの緊張感を解き、彼女に背を向けた。
「そう、終わりです。あなたたちが…ね」
 メディアが、桃月に来て、いや、軍隊を出て以来始めて、目を開けた。

「…どうしたの?みんな?」
 鈴音がまず途中参加組の異変に気づいた。
「メ、メディア…、何をした…」
「体が、足が、力が…」
「最後に、昔話をしてあげましょう。ある少女の物語です。
 物心ついた頃には、軍の施設で生活をしていて、二次性徴を終えた頃、
 目の手術を受けさせられました。ハイパースペクトル…、まあこれは省略ですね。
 とにかく目を瞑っていても物が見える。いえ、物が出す光のスペクトルを感じられる、と言うべきでしょうか」

391 :鈴音いじめ:2006/03/20(月) 05:02:29 ID:???
「そして、その少女は何年か調整と訓練を受けた後に、アマゾン河流域、中央アフリカ、
 イスラエル、と生還を至上命令として受け、転戦してきました。
 その過程で、大抵は敵でしたが、何度かある少女に出会って、互いを認め合いました。
 そして、バルカン半島へ向かうためにギリシャに立ち寄った際、そこで再度の手術を受けました。
 彼らは、『ゴルゴンの眼』と呼んでいましたが、それは発掘されたオーパーツだったようで、
 信じられない威力を発揮しました。視界に入った相手の神経系統を麻痺させる事が出来るのです。
 しかし、これは一介の実験用兵士に与えるには過ぎた力でした。適合者の3人は、
 もはや軍務にもつけず、完全な生ける機密資材として縛られる事となったのです」
「………」
 メディアの話を、その場にいた全員が熱心に聞いていた。
「…ここまで話せば、もう、おわかりですね?」
「…その後、お前だけは何とか逃げ延びて、どういうわけか教授に拾われて、メイドになった、と」
「端折ればそういうことになります。しかし、今重要なのは、私の境遇ではなく、能力です」
「バカ!どう考えても境遇じゃないの!何で急にそんな話を!」
「ああ、長生きしたかったら、そのままこっちを見ないで下さいね。
 もし私と眼を合わせたら、すでにご覧になっているような状況に陥りますので」
「…ハァ、…ハァ…苦し…」
「く、そ…、そんな月刊マーに載ってるような物が実際に…」
「そうです。自分の身をもって知れば、それこそ身に染みて理解できるのですよ…
 私は、教授に救われた、そう思っていました。これからは過ぎた力は封印して、
 ごく平凡な武闘派メイドとしての人生を送れるのだと、笑顔を絶やさずに生きてゆこうと。
 でも、それは叶わぬ夢でした。どんなに取り繕っても、隠せない本性が、生まれの暗さがあるのだと、
 今朝、確信したのです。メイドもこれで廃業ですね。だから皆さん相手にこんな話をしました。
 え〜と、日本では死に逝く者に手向けとして送る言葉を何と言いましたっけ?」
 メディアは、メイド服と手袋を脱ぎ捨て、スパッツと防弾チョッキ姿になった。
 
「…冥土の土産、って言うのよ。これを覚えて、これからも生き続けなさい…」
 都は振り返らず、肩を震わせながら答えた。

392 :鈴音いじめ:2006/03/20(月) 05:04:45 ID:???
「何を言っているんですか?あなたも死んじゃうのに…」
「!?」
「まさか…爆弾……?」
 いち早く反応したのはなぜか優奈だった。

「いえいえ、死ぬというのは語弊がありましたね。
 殺しあうんですよ。これから、皆さんが…」
「は!?」
 今のメディアなら、全員をたやすく殺す事も出来るだろう、
ほぼ全員がそう考えるほど絶望的な状況ではあったが、殺しあう、というのは考えられなかった。

「まさか、殺し合いの時だけ何人かを自由にして、生き残った最後の1人だけ助けるとか言う気か!?」
「いいえ、脳の感情を抑制する物質を出す細胞と神経を麻痺させるんですよ。
 そうすれば、普段は抑えられる程度の感情も抑えきれず、字義通り収拾がつかなくなるでしょうね。
 ねえ都さん、くるみさん、私たちは、少し気に入らないというだけで、鈴音さんをいじめようとしました、
 もし、道徳とか、倫理とか、信条とかの垣根を取っ払ってしまって、各人に武器を渡したら、どうなるでしょうね?」
「悪魔!あんたは悪魔よ!」
「………………」
 くるみが、はるか後ろにいるメディアを罵倒したその瞬間、メディアの視線が鋭さを増した。
「いゃやゃあぁぁぁああ!!!」
「グ…」「くっ…!!」「痛い!痛い!痛い!!芹沢さん!!だれか助けて!!」
 メディアの開眼時の能力は、神経を麻痺させる、というのは方便で、
実際には、神経を暴走させて肉離れを起こさせる事も、痛みに過敏に反応させることも出来るのだ。
「アハハハ…だから、言ったでしょう?
 私は自分で自分に絶望してしまうほど、ひどい人間…なんですよ?
 自分が死ぬ前に、誰かが血反吐を吐き、殺し合い、のたうちまわって死ぬのを見てみたい!
 最初は鈴音さんと乙女さんだけで楽しんで、私も死のうと思っていましたが、
 こうして集まってくださったんですから、多ければ多いほど良いと、楽しめると!
 そう思ったんですよ!まさしく悪魔です!犬畜生にも劣る存在です!
 あはははははっはははっはははっははっはははっはっはっは………」

 かつて無いほどに笑い続けるメディアだが、眼は笑っていなかった。

393 :鈴音いじめ作者:2006/03/20(月) 05:13:21 ID:???
ちょうどいい具合に区切りがついたのでここで中断します。
俺はハッピーエンドにするつもりですが、この状況ならグロいバッドエンドも書けそうなので、
たぶん、希望者がいるだろうと期待して、ここを分岐点にしてバッド→ハッピーの順に書きます。
結局鈴音いじめではなく、メディアのトラウマ話へと変質してしまいました。
鈴音に関しては、今後、別の話で鈴音テレパシー被害者の会から呼び出されるという設定で
改めていじめたいと思います。勢いに流されやすい作者をお許しください。

394 :マロン名無しさん:2006/03/20(月) 06:02:45 ID:???
ハッピーもあるのか、よかったwwww
いじめの後に救いのある話が好きな俺としては嬉しい。頑張れ!

395 :マロン名無しさん:2006/03/20(月) 07:43:01 ID:???
スゲェ・・・なんかもう展開についていけない・・・
でも、楽しみだ!!

396 :マロン名無しさん:2006/03/20(月) 12:52:48 ID:???
いじめというか……

397 :マロン名無しさん:2006/03/20(月) 12:54:02 ID:???
>>393
GJガソガレ!!

398 :327 :2006/03/20(月) 15:39:42 ID:???
>>393
多々の要素が面白い!
マイクロウェーブ、きます

>>372の続き、投下いたしますよ↓

399 :マロン名無しさん:2006/03/20(月) 15:40:51 ID:???
なーんか方向性が怪しくなってきたな

400 :327 :2006/03/20(月) 15:47:03 ID:???
休み時間(翌日)―女子トイレ

あの後、芹沢は来栖に会うことはなかった。無意識のうちに避けていただけなのだが、それに気づかない本人は
会わないことにホッとしていた。だが、それはただ実行までの時間を少し延ばしただけということに気づいてはいる。
芹沢「・・・はぁ・・・」
ひとり、手を洗いながら溜め息をつく。やはり、やらなければならないのだ。
その時、ガチャッという音とともに突如女子トイレの扉が開かれ、そこに立っていた人物に驚く。
来栖「・・・・・・」
芹沢「・・・・・・」
そこにいたのは来栖だった。その場を包む沈黙。不安の表情を浮かべる来栖から目を逸らしながら、芹沢は心の中でつぶやいた。
芹沢(・・・ちょっと・・早過ぎだって・・・)

驚いた。昨日から一度も見ていなかった芹沢が、今目の前にいる。
来栖はまだ芹沢の事を気にかけていた。自分が何か嫌われることをしてしまったのだろうか?体の調子がかなり
悪いのではないか?はたまた、誰かからいじめられて、落ち込んでいるのではないか?という考えしか出来ない。
どうしても芹沢のほうに非があるとは思えなかったのだ。そして今もまだ、芹沢のことを信じている。
だから、芹沢に聞いてみることにした。疑うこともせずに。
来栖「・・・芹沢さん・・・」
芹沢「・・・・・・」
芹沢はうつむいたまま答えず、その表情は見えない。
来栖「あの・・・なにかあったんですか?それとも・・・私が嫌がることしちゃったとか・・・」
芹沢「・・・・・・」
来栖「だとしたら・・・教えてほしいです。私、鈍感だから・・・。もしかして、
   お体がどこか具合が悪かったりしますか・・・?」
芹沢「・・・・・・」
芹沢は全く反応を示さないが、それでも来栖は続けた。芹沢の辛さを取り除いてあげたいという一心で。
来栖「お願いです。芹沢さん本当に辛そうだから・・・」
芹沢「・・・ねぇ」
来栖「ぇ?・・あ、はい」
ここでやっと口を開いた芹沢に、答えを求めて喋り続けていたにも関わらずどもってしまう。
しかし、次に芹沢が発したのは来栖の想像を絶するものだった。


401 :327 :2006/03/20(月) 15:49:14 ID:???

何も言えないでいる芹沢の前で、来栖は必死に喋っている。それだけで芹沢は心が締め付けられる
思いだったが、やるなら今しかない。
そこで、芹沢は役になりきることにした。素のままで来栖をいじめるというのは、
とても耐えられるものではなかったからだ。
うつむきながら、静かに目を閉じ精神集中する。
時折、来栖の言葉が耳に入っては引き戻されそうになったがなんとか意識を持たせた。
部活のため、何より来栖とともに部活をするためにと信じて。そのために、役をつくっていく。
だがいつもならこれで役に入れるはずだったが、来栖の言葉がそれに歯止めをかけていた。
しかしここでやめてしまう訳にはいかず、自分をさらに役に引き入れる。そう、どんな酷い事でも
躊躇いなくやってのける、最悪の人格に。
芹沢(私は・・・そうだ・・橘玲になろう・・・)
冷徹な性格として芹沢が選んだのは、玲だった。役のイメージを作り上げ、自分にそれを当てはめていく。
そして次に芹沢が開いた目には、元の暖かさは微塵もなかった。

芹沢「・・・ねぇ」
来栖「ぇ?・・あ、はい」
来栖からはうつむく芹沢の表情は見えず、そして芹沢からも来栖の表情が見えない。
芹沢「・・・さっきから、ウザいんだけど・・・?」
来栖「・・・ぇ・・・?」
ここで芹沢は顔を上げた。そして芹沢は不安に震える来栖の表情を、来栖は全てを見下す
ような芹沢の表情をそこに見る。
芹沢「・・・視界に入ってくるだけでもウザイって言ったんだけど・・・聞こえなかったか?」
もう、芹沢に歯止めは聞かない。今はただ、来栖を罵るためだけの人格としてここに存在しているのだから。
来栖「・・ゎ、私、嫌われるような・・こと・・・しちゃいましたか・・・?」
芹沢「・・・それがウザイんだよ・・・!!」
来栖「・・・・・・!」
この期に及んでも芹沢を疑うことをしない来栖に、芹沢が怒鳴りつける。
芹沢「自分だけ良い子気取りかよ・・・いい加減にしてくれない?」

402 :327 :2006/03/20(月) 15:51:08 ID:???
来栖「そんな・・・」
いまだに芹沢の態度が信じられない来栖は、その場に凍り付いて動けない。
芹沢「・・・消えろよ・・・」
来栖「・・・・・・?」
芹沢「・・・消えろっていってんだよ!!」
来栖「・・・・・・!」
言葉と同時に芹沢は来栖を突き飛ばした。来栖はその場にしりもちをついたが、何も言うことが出来ない。
芹沢「あぁ、イライラする・・・お前が消えないなら私が消してやろうか!?」
来栖「・・・・・・っ!!」
来栖は恐怖とショックでその場から駆け出した。うつむく芹沢から来栖が見えなくなった後、
扉が閉まる音が狭い空間に響く。
芹沢はその後ろ姿を見送って立っていたが、しばらくすると洗面器に突っ伏して、一人涙を流し始めた。

休み時間―桃月学園屋上

玲はほかに誰もいない屋上で、イヤホンから流れてくる芹沢と来栖の会話に聞き入っていた。
玲「・・・ふふっ・・ふふふっ・・・」
その内容があまりにも愉快で、たまらず笑ってしまう。
玲「・・・あははっ・・・あははははっ!」
徐々に大きくなる笑い声。そのさまは、まさに”魔女”を連想させるような不気味なものだったが、
それを聞く者はこの場にはいない。
やがてイヤホンから芹沢の泣き声さえも流れてこなくなると、更なる”快感”を手に入れるために別の
チューニングにあわせ始める。しかし、今回は玲は直接手を下してはいない。それを促して楽しんではいたが、
それで得られる”快感”にもそろそろ限界がくるだろうことは気づいていた。
玲はA組の喧騒に耳を傾けながらひとり呟く。
玲「・・・そろそろ、私も楽しませてもらおうか・・・」



403 :327 :2006/03/20(月) 15:53:07 ID:???
休み時間―廊下〜A組教室

来栖は、どうしても信じられなかった。芹沢が自分のことが嫌いだと、消えてほしいという。
こんなことは信じたくなかった。と、ふらふらと歩く来栖に声がかかる。
鈴音「あー!来栖ちゃん、ハロー」
玲が1年のほとんどの生徒に干渉したおかげで来栖に声をかけてくる人はほぼ皆無で、
ましてや挨拶をしてくる人など稀だった。来栖ははっとして顔を上げる。
来栖「ぁ・・こんに・・・ち・・わ・・・」
だが、挨拶を交わされた来栖が返事をしたときは鈴音はもう少し離れた場所にいる
乙女のところまでいってしまった後だった。そこで大きな声で何かを話しているようで、
その会話は来栖の耳にも当然届く。
鈴音「あははー。あいさつしてきちゃったー」
乙女「あははじゃねえよデカ女!いいんだよ、あんな奴ほっとけば」
鈴音「でもさー、ほら、スリルだよスリル。乙女も挨拶してきたらー?」
乙女「バカ・・・誰がやるか・・・」
自然とそちらに注意を向けていた来栖に、乙女は険のある視線を向けてくる。
辛くなった来栖はそれから目を逸らすと、そのまま自分の教室であるA組へと入っていった。
だが自分の机を見た瞬間、来栖は言葉を失った。
来栖「ぇ・・・・・?」
教科書、ノート、プリント、机と鞄にしまってあるハズのあらゆるものが、机の上に散乱していたのだ。
文字通り、散乱だ。教科書などの紙類は、ほとんどが切り刻まれてばら撒かれていた。
おそらく、教室のあちこちから聞こえてきた笑い声のようなものは、来栖の聞き間違いではないだろう。
それは同時に、自分のクラスメイトがやったことだということを確定していた。
だが来栖は泣かない。いや、泣けないのだ。ここで泣けば、さらにいじめはエスカレートすることを知っていたから。
身も心だけでなく全てがボロボロになってしまった来栖は、それでも散乱した教科書類を片付け始めていた。


404 :327 :2006/03/20(月) 15:55:23 ID:???
授業中―1年A組教室

今は授業中だが、来栖は机の上に出せるものがなかった。そんな来栖に向かって、
時折小さな嘲笑が聞こえてくる。しかし、それには耳が遠い教師―じじいは気づかない。
じじい「では、78ページを・・・来栖、読んでくれるか?」
不幸なことに、じじいは来栖を指名した。来栖はうつむいたまま立ち上がると、嘲笑が一際大きくなる。
来栖「・・・・・・」
じじい「・・・?どうかしたかの?」
来栖「・・・すい・・・ません・・・。教科書を・・・忘れて・・・」
今度こそ来栖は泣いていた。もう耐えられなかった。それを見たじじいは慌ててなだめ始める。
じじい「・・・う、うむ・・・失敗は誰にもある。そう・・・気にすることでもないぞい・・・」
来栖「ごめん・・なさい・・・」
席に着いた後も、来栖の涙は止まらない。だめだ、このままだとまたいじめられる。
そうわかっていても、次から次から涙がこぼれた。
じじい「・・・で、では柏木優麻。かわりに読んでみなさい」
優麻「あ・・・すいません、私も教科書忘れちゃいました〜!」
今度は普通の笑い声が教室を包む。
じじい「うむ、けしからんぞい!反省している来栖を見習ったらどうじゃ?」
じじいはそれで来栖をフォローしたつもりだったが、その瞬間来栖に冷たい視線が
集中したことには気づかなかった。
優麻「・・・・・・。あはは、ごめんなさい〜!」
優麻の一言で再び普通の授業の雰囲気に戻るが、来栖だけは一人泣き続けるのだった。


405 :327 :2006/03/20(月) 15:56:36 ID:???
授業終了後―1年A組教室

やっと泣き止んだ来栖の周りに、小さな人だかりが出来ていた。その中からリーダー格である2人が前に出る。
優麻「ねぇ・・・さっきはよくも恥をかかせてくれたわね・・・?」
来栖「ぇ?・・・でも、あれは・・・」
優奈「優麻ちゃん、すっごい恥ずかしがってたよ?来栖ちゃんのせいで・・・」
来栖の精一杯の反抗も、ここでは意味を成さない。
優麻「あなたさ、先生の前で泣いちゃって楽しい?わたしが笑われてうれしい?」
来栖「そんなわけ・・・」
優奈「じゃぁ、何で泣き止んでくれなかったの?」
来栖「だって・・・みんなが教科書を・・・」
その言葉を聞くと、優麻はいきり立って来栖を突き飛ばした。来栖は周囲の机を巻き込んで転んだが、
芹沢に突き飛ばされたときよりも全然楽ではあったのでたいした反応はしない。だが、この場では
それがかえって優麻たちを過激にさせてしまう。
優麻「何?人のせいにするわけ?・・・あんたって最低よね・・・」
優奈「私たちだってあんなのしらないのに・・・ひどい・・・」
来栖「・・・・・・」
言い返す気力もない来栖に優麻が歩み寄る。また突き飛ばされるのかと来栖は身構えたが、それは無用だった。
優麻「放課後、校舎裏で待ってるから。許してほしかったら来た方がいいと思うわよ
   ・・・もしこなかったら・・・」
そう来栖にだけ聞こえるくらいの声でそこまで言うと優奈と廊下に出て行ってしまい、ほかの生徒も次第にバラけ始める。
やはり、来栖だけがいつまでもそこでうつむいていた。

406 :327 :2006/03/20(月) 15:57:32 ID:???
放課後―校舎裏

来栖は、言われたとおり校舎裏に向かう。何度もそのまま帰ってしまおうかと思ったが、これ以上過激ないじめを
受けるのは嫌だった。いつもの来栖なら少しの根性をフルにつかってそれを無視するなり、誰かに相談することも
出来ただろうが、今の来栖はそんな余裕もなければ相談に乗ってくれる相手もいない。いまや、周りの人間が全て敵だ。
しかし、校舎裏についても優麻や優奈といった予想していた人物は一人も見当たらず、代わりに玲と芹沢だけが
いることに驚く。その上でやはり芹沢が自分のことを嫌いなのだと自覚することができた。
玲「・・・遅かったな・・・」
来栖「・・・なんで、橘さんがここにいるんですか・・・?」
素直な疑問を述べる来栖。確かに玲こそがいじめの根源ではあったが、実際にいじめを実行しているのは柏木優麻、
優奈などの来栖に普段から関わりのある人たちであって、玲にいじめられているという感覚は来栖にはなかったのだ。
だが、次の瞬間疑問は絶望へと変わる。
玲「来栖に文句があるのは、私じゃなくて芹沢なんだ」
芹沢が自分のことが嫌い。もうわかっていたことだとしても、それを自覚するのは辛かった。


407 :327 :2006/03/20(月) 15:59:43 ID:???
今回はここまで。どうでしょうか?
あと1回か2回くらいで終わると思います・・・

締めくくり方が・・・ムズイ・・・

408 :マロン名無しさん:2006/03/20(月) 16:16:53 ID:???
>>327
楽しかったGJ
最後がテラ楽しみ(・∀・)

409 :マロン名無しさん:2006/03/20(月) 16:17:11 ID:???
>>407
GJ
すごいよく書けてる。
最後まで頑張れ。

410 :マロン名無しさん:2006/03/20(月) 17:02:37 ID:???
五十嵐先生がイジメられるSSを書いてみたいな。五十嵐先生の時だけ生徒達が態度全然違うとか。

411 :マロン名無しさん:2006/03/20(月) 17:26:56 ID:???
書きなよ

412 :マロン名無しさん:2006/03/20(月) 17:37:52 ID:???
>>411
俺かなり文才無いよ。
今までの人達クオリティー高すぎるよ。
頑張ってみようと思う。
みんななんかいい案ない?

413 :マロン名無しさん:2006/03/20(月) 17:41:49 ID:???
>>410
本題キタコレ

414 :鈴音いじめ作者:2006/03/20(月) 18:06:44 ID:???
>>412
俺なんか途中で話の筋がボロボロになってオリジナル設定まで入れてるから
文句は言えない立場だ。まずは書こう。
大まかなあらすじを自分で書いてから、本文を書くようにすると失敗しないアルよ。

415 :マロン名無しさん:2006/03/20(月) 18:28:55 ID:???
ここで投票〜

前スレ(知らない人はこのスレだけで・・)を含めて個人的に一番面白かったSSは!?

416 :マロン名無しさん:2006/03/20(月) 18:34:05 ID:???
>>414
長期戦になりそうだけど頑張ってみる

417 :マロン名無しさん:2006/03/20(月) 18:43:40 ID:???
>>415
そういうことすると荒れそうだからやめとこ

418 :マロン名無しさん:2006/03/20(月) 19:12:06 ID:3d/kxYpo
>>414
オリジナル設定=藤巻?w
誰か藤巻復活キボン

419 :マロン名無しさん:2006/03/20(月) 21:44:13 ID:???
藤巻wwwwwwwwwwwwwwwwww

420 :マロン名無しさん:2006/03/20(月) 21:44:35 ID:???
っていうか藤巻って誰よ。

421 :マロン名無しさん:2006/03/20(月) 22:00:09 ID:???
ピック投げの達人

422 :マロン名無しさん:2006/03/20(月) 22:27:19 ID:???
藤巻
趣味:ギターを弾く
特技:ピック投げ(威力:スチール缶を貫く)

423 :マロン名無しさん:2006/03/20(月) 23:34:57 ID:???
前スレのヒーロー

424 :マロン名無しさん:2006/03/21(火) 00:05:33 ID:fZU4UJTb
>>422
違うぜ趣味は写真を撮ることwwwwwwwww

425 :マロン名無しさん:2006/03/21(火) 00:09:32 ID:???
>>424
そうか!そっちか!

426 :マロン名無しさん:2006/03/21(火) 00:51:08 ID:???
私も 藤巻を思っていたが...

何か 不思議だ

427 :マロン名無しさん:2006/03/21(火) 00:54:49 ID:???
なんだよ
みんな藤巻が出たときは叩いてたくせに

このツンデレめw

428 :マロン名無しさん:2006/03/21(火) 02:08:35 ID:???
冷静になったらかなりツボネタだからな藤巻wwww面白すぎ

429 :マロン名無しさん:2006/03/21(火) 02:54:09 ID:???
「藤巻」で検索してるのかと思ったぐらい、藤巻の話題ばかりで笑った

430 :マロン名無しさん:2006/03/21(火) 09:29:27 ID:???
藤巻を普通に楽しめた俺は勝ち組

431 :マロン名無しさん:2006/03/21(火) 10:25:56 ID:???
>422ピック投げの元ネタはBOYかな?

432 :マロン名無しさん:2006/03/21(火) 13:03:29 ID:???
>431
やっぱりそうだよな?
だれだっけ?ピック投げるヤツ?

433 :マロン名無しさん:2006/03/21(火) 14:08:12 ID:???
藤巻は姫子にベタ惚れw

434 :マロン名無しさん:2006/03/21(火) 15:45:17 ID:???
ヒント つ書いた奴のハンドル名

435 :マロン名無しさん:2006/03/21(火) 19:15:07 ID:???
全ての作品に期待

436 :マロン名無しさん:2006/03/21(火) 20:49:04 ID:???
>>435
ありがとう……
ご期待に添えるかどうかはわからないが、がんばって書くよ。

437 :マロン名無しさん:2006/03/21(火) 21:06:31 ID:???
>>436
wktk

438 :マロン名無しさん:2006/03/21(火) 21:53:24 ID:???
保管庫ないの?

439 :マロン名無しさん:2006/03/21(火) 22:13:20 ID:???
ないよ

440 :マロン名無しさん:2006/03/21(火) 22:42:25 ID:???
ないのか・・・

441 :マロン名無しさん:2006/03/21(火) 22:44:38 ID:???
>432
ロックギタリストの一条です

442 :マロン名無しさん:2006/03/21(火) 22:45:21 ID:???
丸目加奈(雌豚みたいになってるバージョン)と桃月学園の生徒達が壮絶な戦いを繰り広げる。
そんなSSを投下してみたい。
結構本編のストーリーと違う部分あったりするけど。

443 :マロン名無しさん:2006/03/21(火) 22:50:25 ID:???
>>442
人死にあり?

444 :マロン名無しさん:2006/03/21(火) 22:52:25 ID:???
校舎爆発オチで全員死にます^^

445 :マロン名無しさん:2006/03/21(火) 22:54:23 ID:???
妙子「どうですか?」
黒猫神「これはやりすぎ・・・」
妙子「えーーーー!!?」

446 :マロン名無しさん:2006/03/21(火) 23:00:22 ID:???
よし、とりあえず投下するんだ

447 :442:2006/03/21(火) 23:03:11 ID:???
>>443
ありです。加奈にボコボコにやられます。でもイジメなどでは無く未知の生物に桃月学園の生徒達が立ち向かう話しです。
あと生徒達もかなり強いです。
>>444
爆弾以上に恐ろしい物を設定してます。

448 :マロン名無しさん:2006/03/21(火) 23:04:49 ID:???
>>447
wktk
エイリアンとかバイオハザード的な物を期待してる

449 :442:2006/03/21(火) 23:08:31 ID:???
題名 諜報部!綿貫響の日記

丸目加奈が引き起こしたバイオハザードのせいでウチの学校、一ヵ月閉鎖になったのよ。
ちなみにマスコミ関係が結構来てたわ。
一番熱心に取材していたのは東スポだったよ。
そして、その日は一月ぶりの登校日だった。
普通に登校していた時はかったるかったけど、さすがに久しぶりなんで、何となく嬉しかったよ。みんな教室で再会を喜びあっていた。
みんな明るい表情だ。
原因はわかっている。
奴がまだ登校していないからだ。
教室に先生が入ってきた。
そしてクラスを見渡し、皆が元気そうな顔を確認(+奴がいない事を確認)すると宮本先生はあまりの嬉しさに泣きそうになっていたよ。
何人かの女子も、もらい泣きしていたんよ。
そして一月ぶりに授業が始まった。
姫子が閉鎖中に出された宿題を(お約束で)忘れても、姫子が授業中にふざけて冗談を言っても宮本先生は今日は全然怒らなかった。
宮本先生はずっと機嫌がよかった。
みんなも楽しそうだった。
授業中に笑いが起きるなんて殆ど無い事だったよ。
でもそれも長続きしなかったよ・・・
一時限目が終わり二時限目の半ば、ついに奴が来てしまった!!

450 :諜報部!綿貫響の日記:2006/03/21(火) 23:40:54 ID:???
正確には、奴が学校に入った瞬間、奴の気配(正に妖気)が学校を包み込んだんだ。
教室のなかの空気が一変正に一変したよ。
さっきまでの明るい教室が嘘のようだよ。
みんな、顔面蒼白になったり、泣きだしたり、震えたりしていた。
そして、教室の外からもわかる「ばっすぅぅぅぅぅぅん」と大音響をかましながら屁をぶちかましていたよ。
悲しいかな、全く衰えていない。
加奈は悪臭の固まりだ。屁だけでなく体臭、口臭、足の匂い、さらにワキガもすごいらしい。
昔、大型の手漕き船「ガレー船」は手漕ぎ役の奴隷の汚物は垂れ流しだった為、汚臭で近ずくのがわかったらしい。
加奈は一人でソレをやってのけているわけだ。
人間じゃねー。
そして加奈は教室のドアを勢い良く開けると(ドアは粉々)パンツの中に手を突っ込んでボリボリ掻きながら一言叫びやがった。
「おっ!!ギリギリセーフ!!なんとか遅刻しなかったわっガハハハハハハハハハハハハハッ!!」

451 :マロン名無しさん:2006/03/21(火) 23:43:51 ID:???
>>450
もしかして書きながら投下してる?
それなら、まとめてテキストファイルとかに書いておいて
まとめて投下したほうがいいぞ

長くなりそうならきりがいい所までとかで区切ってさ

452 :諜報部!綿貫響の日記:2006/03/21(火) 23:48:42 ID:???
>>451
テキストファイルにまとめてるよ。
ただ誤字とかないかちゃんとチェックして1つ1つ投下しようとしてた。
要領悪くてスマソ_| ̄|○

453 :マロン名無しさん:2006/03/21(火) 23:49:58 ID:???
>>452
そうか、大きなお世話だったな
すまんかった

454 :マロン名無しさん:2006/03/21(火) 23:58:28 ID:???
>>452
まあ 頑張ってくれ!応援してるぞ!

455 :マロン名無しさん:2006/03/22(水) 00:38:16 ID:???
>>450
ん?このSSどっかで見たことあるような…
エロパロ板のい、磯野くぅ〜ん! ってスレで見たような気が

456 :マロン名無しさん:2006/03/22(水) 01:39:08 ID:???
>>455
俺も見たことある
花沢さんのやつだろ?丸パクリじゃんこれ

457 :鈴音いじめバッドルート:2006/03/22(水) 03:05:15 ID:???
 メディアが、メディアの方を向いている全員の脳に干渉を開始し始めた。
「さ、皆さん、互いに憎み合って、自滅してくださ〜い」
 最初にその影響の表れを見せたのは、柏木姉妹だった。
「…優麻ちゃんが、こんなところに来ようなんて言うから…」
「金魚のフンみたいに、勝手についてきたのは優奈ちゃんじゃない!」
「おい!よせ2人とも」
 これを契機に、全員が心を乱し、いさかいを始めた。
「お姉さんが、妹に冷たくしてはいけませんよ」
「何よ一条!説教垂れる気!?学級委員つってもC組のでしょ!?でしゃばんないでよ!」
「おい、だからよせって!メディアの策に乗るな!何も考えないようにしろ!」
「…いいよな玲は、そうやって利口なやり方がすぐわかるんだからさ…
 私たちは不安なんだよ!追試常習の私の事なんか、バカにしてるだろ!?なぁ!?」
「そんな事はどうだっていいだろ!このままじゃ一触即発だぞ!」
「芹沢さんの話を流しましたね!橘さん!あなたはひどい人です!」
「本当に冷静で、いつも毅然としていて、羨ましいくらいですわ…、
 私も、あなたのように強くなれたら、どんなにいいか…」
 南条が口を開くと、玲から冷静さが消えた。
「金持ちのお前が何を言うんだよ!お前の言う羨ましい、強い性格は!
 小さい頃から貧乏を、苦労をして出来たものだ!羨ましいなんて言われたくないね!黙れよ!」

「このままじゃ…、ダメだよ…まだ影響を受けてない私たちが何とかしないと…
 都、鈴音…、そうだ…もう1回鈴音がテレパシーをしたら…」
「バカ…同じ手を二度も食うメディアじゃないわよ。
 うかつに動いたら、袋叩きにされるわよ。あいつらに…」
 すでに、各人が、ペンチやマイナスドライバー、カッターナイフなど、下準備の際に
使われてそのままになっていた工具類のうち、凶器になりそうな物を手にし始めていた。
「すっごい怖い顔になってるねー、みんな」
「でも…、何とかしないと…」

 不用意に辺りを見回したくるみは、一条と目を合わせてしまった。

458 :鈴音いじめバッドルート:2006/03/22(水) 03:07:25 ID:???
「くるみさん…、あなた、自分が地味だと、悩んでいますね?今も」
「ええ…、そう、だけど…?」
「地味というのは、いけないことなのですか?
 私には、年の離れた妹が2人います。私は、お姉さんですから、
 妹の世話をしなければなりません。物心ついたころには望の、
 中学校に入るころには末の妹の世話もしていました。
 幼稚園まで迎えに行ったり、朝は先に起きたり、
 お弁当を作ってあげたり、間違いを犯したときは、一緒に謝りに行きました。
 これらの事は、姉として当然の事ではありますが、特別のことではありません。
 私は、母が好きです。けして華のある方ではありませんが、
 家庭的で、私もあんな風になりたい、と思っています。ですが…あなたは、
 そんな人生を否定するような事をいつも言っていた!」
「…そんなの、言いがかりだよ!」
 語気を荒くしてくる一条に、くるみはかつて無い恐怖を覚えた。
「だから、鈴木さんとも対等になりたくないのでしょう?
 とっくに知られていますから、そこの陰から出てきなさい、鈴木さん」
 
 一条の視線の先の、扉の陰から、6号が現れる。
「6号…」
「あなたは、何度もメディアさんに、『6号を元に戻して欲しい』と呼びかけていましたね?
 ここ最近の活動によって、鈴木さんはあなたに対してだけは、対等の相手として
 お付き合いをするようになっていた。ですが、あなたはそれが嫌なのでしょう?
 自分が地味なのが嫌だから、同様に地味な他人も嫌なのでしょう?
 対等なんかじゃないと…、あんなのと一緒は嫌だって、思っているのでしょう?」
「そんな事…思ってないよ…」
「ずいぶんと弱気だな、くるみ、威勢だけはいつも良いくせによ」
「桃瀬君にお弁当を作ってもらってたりしてたよね…、自立してない証拠」
「無免許運転で事故ったりしてたな…、で、今はその事件現場の店でバイトしてる…」
 各人、心の抑制が効かなくなっているため、思った事は問答無用で口に出てしまう。
普段は言えないような、心の奥底に積もった汚泥のごとき暴言も口に出来る。
だが、6号は、まだ影響が薄いとはいえ、空気に流されなかった。
「くるみに、ひどいこと言わないで下さい!」

459 :鈴音いじめバッドルート:2006/03/22(水) 03:08:32 ID:???
「私だって、くるみの全てが好きなわけじゃありません!
 お弁当くらい自分で作ったらいいのに、って思って、中身をかきまぜてやった
 事もあります!でも、完全に好きになれないからって、人を攻撃するのは
 間違っています!いじめたくなるくらい嫌える相手なら、きっと好きになること
 だって出来ます!つながっているんですから!メディアさんが何に絶望したかは
 わかりませんが、絶望が深いなら希望だって大きかったはずです!
 今からでも、やめに出来ませんか!?」
 6号は、一条に背を向けて、メディアの目を見据えながら、啖呵を切った。
「あの時、教授かベホイミちゃんが止めに入っていれば、
 あるいは止められたかもしれません。しかし、もう止められませんよ」
 メディアが、力を一条へと強く差し向ける。

「くるみさん…突然ですが、もう我慢がなりません。死んで頂きます」
 一条は、手にしたカッターナイフで、くるみに切りかかった。
「い、いや…」
 くるみは怯え切っていて、無意味に腕を額の前に出して防御する事しか出来なかった。
「か…はぅ…」
「…?って、6号…?」
 6号が、とっさにくるみをかばっていた。
6号は、首にカッターナイフを刺されたまま、くるみの方を見て笑い、
少し口元を動かしてから、口から血を垂らし、そのまま動かなくなった。
メディア以外の全員が、その少女の名を叫んだ。
「……あ、あ…、あ…」
 一条は、激しい殺意を急激に冷まされ、自分のした事を静かに思い知らされた。
「あははは、殺すのはくるみさんだったのではないのですか?一条お姉さん?
 手をよ〜くご覧になってください。いずれも血でべっとりしていますね〜。お姉ちゃん?
 妹さんの頭を撫でてあげていたのはどちらの手ですか?ご飯をよそってあげたのは?
 幼稚園から連れて帰るまでの間に、握ってあげたのは?大丈夫、大丈夫ですよ。
 石鹸で手を洗えば、そんな汚れすぐに落ちます。妹さんは一人で手を洗えますか?
 お風呂で頭は?まあ、しばしのお別れでしょうが、きっと大丈夫ですよね?」
「お、別れ?」
「お姉ちゃんなら知っておかなくちゃ、これは立派な殺人罪ですよ。刑期があるでしょ?」

460 :鈴音いじめバッドルート:2006/03/22(水) 03:12:17 ID:???
「け、い、き?」
「そうそう、ああ、お誕生日のケーキと紛らわしいから、懲役と言いましょうか?
 年の離れた妹さんは今年でおいくつに?次からは、お姉さん抜きのお誕生会ですね。
 でも、こんなに妹思いのお姉さんですもの、たとえ殺人犯でも、よい子の級友を
 殺すような方でも、愛してくださいますよ。妹さんは、きっと刑期が終わる日に、
 迎えに来てくださいます。その時は、抱きしめてあげて下さい」
「私は…殺人犯…?妹は…?」
「ま、被害者ならともかく、加害者ですから名前は出ないでしょう、一条さんは。
 まあ、急に1人退学者が出たら桃月界隈ではバレバレですから、家族の方は新天地で、
 お姉さんのお帰りを待つという事になるのでしょう」

「よ…よせ!メディア!」
 メディアが何を言わんとしているのか、一条に何をさせるつもりなのか察した玲は、
とっさに叫んだ。しかし、理性を封じられているため、言葉を選べなかった。
「一条!自殺なんて考えるな!妹のためでも、お前が自殺して解決なんてダメだ!」
「じさつ…私が…?」
「ああ、そうだ!お前が自殺すれば、少なくともお前の家族が非難されることは、
 世論の感情からして起こりえなくなる!でも、自殺なんて、これ以上死人を増やすな!」
「私が…自殺すれば…」
「妹さん達は守られるようですね…世間の、好奇の目から…」
 玲が言った言葉は、完全に裏目に出た。

「ごめんね…お姉ちゃん、もう、帰れない…」
 一条は、さっきまでの動揺を消し去り、安らかな顔で、6号の首からカッターナイフを引き抜いた。
「よせー!一条!」
 一条は自分の喉にカッターナイフを突き刺し、数分すすり泣き、もがいて、息絶えた。

「玲さんが良い事を教えてあげたおかげで、一条さんのご家族は救われましたね。
 さすがは新聞部の重鎮、諜報部を凌ぐ情報網を持つお方、人情の機微をわかっておられますね」
「あ…私は…、そんな…、つもり、じゃ…」
 玲は泣いていた。伊達メガネも、涙で曇ってしまっている。
 そして、玲の肩に、誰かの手が掛かる。強く、下へ、押し付けられる。

461 :マロン名無しさん:2006/03/22(水) 03:49:57 ID:???
メディアさん・・・素敵です!

462 :マロン名無しさん:2006/03/22(水) 03:56:35 ID:???
GJ
一条さんが…一条さんがァッ!

463 :327 :2006/03/22(水) 10:40:36 ID:???
>>460
GJ
・・・涙が出てくる・・・6ごぉ〜・・・

>>406
では続き投下しましょ↓

464 :327 :2006/03/22(水) 10:42:14 ID:???
十数分前―校舎内

玲「おぃ、芹沢」
部活にいくために廊下を歩いていた芹沢に、後ろから声がかかる。
芹沢「・・・橘、か・・・」
芹沢の顔色はずいぶんと悪かった。もちろん玲はその理由を知っていたが、それには気遣うそぶりも見せない。
玲「・・・ちょっと付き合ってもらえるか?」
芹沢「・・・あ?」
玲「今回の件の、仕上げをしたいんだ」
まだやらなければならないのかと芹沢は思ったが、そんなことを口に出す気力はすでに尽き果ててしまっている。
芹沢「・・・仕上げって・・なに・・・?」
玲「仕上げは仕上げだ。来栖を引き抜くための、な」
一応聞いてはみたものの、芹沢は大体の予想はついていた。そしておそらくはその予想通りなのだろう。
芹沢「・・・あぁ、わかった・・・」
玲「なら、ついてきてくれ。行けばわかるだろうし、私の指示に従ってくれれば良い」
行かなくて良いのなら絶対行きたくないが、今は行かなくてよい状況ではない。芹沢は玲に従うほか無かった。
玲「そうすれば、芹沢の願いもかなえてやれるさ・・・」
ニヤリと笑みを浮かべる玲に、うなだれる芹沢が気づくことは無かった。

続・放課後―校舎裏

芹沢「・・・・・・」
来栖を前にして芹沢はさすがに何もいえない。また役になりきるという手もあるが、それでも感じる痛みは
変わらないのだ。これ以上はさすがに限界だった。
玲「・・・芹沢は、来栖と話すこと自体嫌なみたいだな。いったいどうしたらこれだけ嫌われるんだろうな?」
来栖「・・・わたしも・・・わかりません、けど・・・」
むしろなぜ芹沢に嫌われているのか教えてほしいほどだったが、玲にその理由を教える気は無い。
玲「そうか。・・・芹沢もかわいそうだな、今まで信じてた相手にもわかってもらえないなんてな」
来栖「・・・・・・」
自分にも責任があると信じていた来栖は何もいえなかった。


465 :327:2006/03/22(水) 10:44:53 ID:???
玲「おぃ・・・なんか言えよ・・・」
来栖「・・・ごめん・・・なさい・・・」
しかし謝られても玲は容赦をしない。それが芹沢の見ている前でもだ。
玲「・・・そうだな。・・・土下座しろ」
来栖「・・・・・・ぇ?」
玲「芹沢に、土下座しろっていってるんだよ。聞こえなかったのか?」
さすがにその言葉には芹沢のほうがうろたえた。玲に小さく耳打ちをする。
芹沢『・・・ちょっと・・・やりすぎじゃないの・・?』
玲『・・・いや、私にも考えがあるんだ。任せてくれないか?』
芹沢『でも・・・』
玲『なら、別に中止にしてもいいんだぞ?』
芹沢『・・・・・・わかった』
しぶしぶ頷く芹沢。今この場で、芹沢に否定を述べる権利は無かった。たとえ玲のいったことがただの
でまかせだったとしても。
玲「おぃ、来栖。私に何度も言わせるのか?」
来栖「・・・・・・」
来栖は自分がなぜ悪いのかを知らされていないし、その理由さえも無いのだが、これ以上反抗すると
いじめがひどくなることは理解できた。だから、地面に膝をつき頭を下げる。
来栖「・・・ごめんなさい、芹沢さん・・・」
震える声で対象の無い謝罪を述べる来栖をみると、玲は満足といった様子で芹沢に指示を出すための耳打ちをする。
玲『芹沢、ちょっと裏に行っててもらえるか?これから説得するんだが、あまり見ているのも辛いだろ』
芹沢『ぇ・・・?いいのか・・・?』
いかにも芹沢のことを思ってというように言う玲。それにありがたささえ感じる芹沢は、なぜ今まで自分が
ここにいる必要があったのか疑問にも思わずに、逃げるように歩いていった。
芹沢が見えなくなったことを確認すると、玲は土下座のままうつむいている来栖のほうに向き直る。
玲「・・・芹沢は、もうお前の顔も見たくないそうだ。本当に何やったんだ、来栖?」
来栖「・・・わからない・・・です・・・」
来栖は芹沢に本当嫌われてしまったことに震えながら、答える。


466 :マロン名無しさん:2006/03/22(水) 10:46:57 ID:???
乙!犠牲者がさらに出そうなヨカーン。
SSを徹夜で書いたのに保存を忘れた俺ガイル・・・死にたい('A`)

467 :327:2006/03/22(水) 10:47:58 ID:???
玲「・・・ふふふっ・・・無様だぞ、その格好」
来栖「・・・これで・・許してもらえますか?」
玲「・・・?自分が何をしたかわからないのに許してもらえるとでも思ってるのか?都合のいいやつだな」
来栖「・・・・・・!」
玲「教えてほしいか?芹沢が、いや、何でみんながお前のことをいじめるのか」
来栖「・・・教えてほしい・・です・・・」
玲はそれを聞くと、今度は隠しもせずに笑みを浮かべた。
玲「じゃぁさ、頼みごとするんだから頭を下げろよ?当然だろ?」
来栖「・・・わかりました・・・」
なぜ自分がいじめられなければならないのか、芹沢に嫌われなければならないのかを知りたかった来栖は、
すがるように頭を下げる。
来栖「・・・教えて、下さい・・・」
しかし、それさえも玲は踏みにじった。来栖の土下座をしている頭を、上から踏みつけたのだ。当然来栖の
額は土に触れ、体重を乗せられるほどにそこから血が滲み出すのを感じた。
来栖「ぃっ・・・!」
玲「ははっ!ほんとに無様だな!そんなに教えてほしいのか?」
来栖「・・・・・・」
玲「理由なんてあるわけ無いだろ?ただ単にお前が嫌いなだけなんだよ!みんなも、私も、もちろん
  芹沢だってそうだ!」
来栖「・・・ぇ・・・?」
来栖は戸惑う。いじめなんてそんなものだとは思っていたが、芹沢が理由も無く自分のことを嫌いに
なったのだとしたら、それはどうしようもなく悲しかった。今までは自分に非があり、芹沢を怒らせて
しまったのだと思ったが、ただ単に嫌いなだけ、それだけだというのだ。
玲「大体ウザイんだよ。なに良い子ぶってるんだ、お前?」
まだ来栖の頭を踏みつけながら、玲は罵倒し続ける。
来栖「・・・やめてください・・・」
必死に抵抗する来栖の頬には、辛さと悲しさで涙が流れていた。
玲「やめてくれと言われてやめる奴がいると思うか?・・・でもまぁ、そのまま謝り続けるんなら考えて
  やらないでもないが?」

468 :327:2006/03/22(水) 10:48:50 ID:???
来栖「・・・・・!」
玲「それともまだこのままいじめ続けられたいか?」
来栖「・・・・・・。・・・ごめんなさい」
玲「・・・聞こえないな」
来栖「・・・・・・ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・・・・」
涙をボロボロ流しながらただただ謝り続ける。しかし、玲は踏みつけることすらやめずに、そのまま頭を
蹴り飛ばした。今度は仰向けに転がりしりもちをつく。
来栖「ぃゃっ・・・!」
やっと地面から頭を離すことが出来た来栖の顔は泥と涙でぐちゃぐちゃになっていた。それを、何度も玲は蹴りつける。
玲「ふふふっ・・・ははっ・・はははっ・・・!」
来栖「ぅぁ・・・っ・・・ぃぁっ・・・!」
蹴って痛みを与えるのではなく、足の裏で辛さを与えるようにぐいぐい踏みつけると、その度に小さな悲鳴をあげ、
涙を流し続ける来栖。
玲「・・・はははっ・・・そんなに許してほしいのか。・・・なら芹沢に聞いてみるか」
来栖「・・・ぇ?」
蹴りからやっと解放された来栖が顔を上げると、玲が髪をつかんだ。ものすごい握力でつかんでいるため、
いつもつけているリボンが解け、頭皮に激痛が走る。
来栖「・・・・・・っ!」
いったい何をされるのかと来栖は恐怖で目を瞑るが、なんと玲はハンカチで来栖の顔の涙と泥を
ふき取っていた。ただし、とても丁寧とはいえなかったが。
玲「それでいいだろ?一番お前に怒ってるのは芹沢なんだ。私が聞いて聞いてきてやるよ。
  芹沢を連れてくるまでそのままでいろよ?」
玲はそう言うとくるりと向きを変え、その場を一時後にする。来栖は、解けたリボンを握り締めた。


469 :マロン名無しさん:2006/03/22(水) 10:49:58 ID:???
>>327もキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
wktk

470 :327:2006/03/22(水) 10:50:28 ID:???
芹沢はひとり、頭を抱えていた。来栖の土下座姿がどうしても頭から離れないのだ。
来栖にあんな姿をさせてしまったのはある意味自分のせいであり、そんな姿を見るのは、何よりも辛い。
ここまで2人の話し声が聞こえてこないのが、何よりも救いだと感じた。きっと、その場から外させたのはそれだけ自分にとって
精神的に辛いものなのだろうと芹沢は思う。それが芹沢が止めに入らないようにと玲が仕組んだことだとは微塵も思わなかった。
だが、そろそろいったい何を話しているのか心配になってきくる。そんな芹沢に声がかかったのは、こっそり覗いてしまおうかと
顔を上げたときだった。
玲「・・・なぁ、芹沢・・・」
芹沢「・・・?どうかした・・・?」
明らかに気まずそうな表情の玲に、芹沢は不安になる。
玲「あぁ、ちょっときわどいんだよ・・・」
芹沢「ぇ?何か・・・あった・・・?」
玲「来栖が、どうしても芹沢が怒ってるって信じないんだ。部活が違うくらいで芹沢さんは怒ったりしないってな」
芹沢「・・・そう・・なのか・・・」
さらに心が痛む芹沢。確かに怒っているわけが無かったが、そう思わせて利用させようとしている自分がいるのだ。
玲「それでな、非常に言いにくいんだが・・・」
芹沢「・・・なにするんだ、私は・・・?」
玲「・・・来栖を殴ってほしいんだ。決定的な確証を与えるためにさ」
芹沢「・・・・・・!」
芹沢は玲からの突然の要望にうなだれる。確かに、一発殴りでもすれば拒絶の意は確実に伝わるだろう。だが、それを実行
するのはやはり辛い。嫌いでもない相手に嫌いだと伝えるために、殴りたくも無い相手を殴るのだ。それが楽しいわけが無かった。
玲「それだけでいいんだ。・・・後はまた私が説得するよ」
玲はいかにも辛そうにそう言うと、芹沢には有無を言わさず歩き出す。芹沢はそれについていくしかなかった。


471 :327:2006/03/22(水) 10:53:34 ID:???
玲は絶対表には出さないが、心の中で高らかな笑い声をあげていた。実際、いとも容易く言うことを聞く芹沢と思い通りに傷ついて
いく来栖を見ていると、愉快で愉快でたまらないのだ。
しかし今は冷静に、頭の中でプランを反復する。部活のためにと結局芹沢は来栖のことを殴り、来栖はそれを自分を許してくれない
のだと思い込む。殴ったことに罪悪感を覚える芹沢と絶望する来栖を見て十分楽しんだ後、明日からいじめの対象を来栖1人から
芹沢を加えた2人にすれば当分はまだ楽しめるだろう。もうそこまでやれば、芹沢に協力していたことが嘘だったとバレても
どうでもいい。それがどうしたと開き直るまでだ。
そんなことを考えていると、自然と笑みがこぼれそうになってしまうがここはこらえる。目の前で笑いながら2人をいじめることの
出来る日は、そう遠くは無いのだから。

来栖に外傷は無く、ちゃんと玲が説得だけをしてくれていたことに芹沢はひとまずホッとした。そして葛藤する。この来栖を、
自分が直接傷つけなければならないのかと。しかし、玲が言うにはそれをやらなければ部長の命令もを守ることも、来栖とともに
部活をすることも叶わないのだ。
玲「・・・ほら、芹沢」
玲が、2人に対して2つの意味合いを持たせた言葉をつぶやく。来栖はうつむき、芹沢は覚悟を決めた。
芹沢(・・・ごめん、来栖ちゃん・・・)
心の中で芹沢がつぶやく。その言葉は来栖にも玲にも聞こえず、その言葉の持つ、芹沢の真意を判るわけがなかった。
芹沢「・・・玲・・・」
玲「・・・?何だ、芹沢」
芹沢「・・・やっぱり、間違ってるよ・・・」
玲「・・・は?」
芹沢「・・・私が間違ってた」
玲「・・・・・・!」
来栖「・・・・・・!」
玲も来栖も、今の芹沢の言葉に耳を疑った。
芹沢「ごめんな、来栖ちゃん・・・」
来栖「ぇ・・・?なん・・で・・・?」
芹沢「来栖ちゃんを辛い目にあわせたのは、私のわがままのせいなんだ・・・」
来栖「・・・・・・」
芹沢「・・・みんな、私が悪かったんだ。許してもらえなくていい・・・だけど・・・ごめん」

472 :327:2006/03/22(水) 10:55:10 ID:???
来栖「・・・うぅっ・・・」
芹沢「え、あ、本当にごめん!辛かっただろ?だけど、私が言ったことは全部嘘だから・・・」
泣き出してしまった来栖に、必死に謝る芹沢。これで許してもらえるとは思えなかったが、今は謝ることしか出来ない。
来栖「・・・ぃっ・・いいんです・・・芹沢さん・・・」
芹沢「・・・えっ?」
芹沢が、自分のことを嫌いにならないでくれた。それが今はうれしくてうれしくて、来栖はぼろぼろと涙を流す。その思いを口で
伝えようとしたその時、その場の空気を元に戻してしまう言葉がつぶやかれた。
玲「・・・いいわけないだろう、芹沢・・・」
芹沢「・・・・・・!?」
次は芹沢が驚かされる番だった。玲が、芹沢の胸倉につかみかかってきたのだ。
玲「・・・なぁ、なんだよ、それ?」
芹沢「・・・どうした、橘?」
来栖「・・・玲さん、やめて下さい・・・!」
しかし玲は質問も懇願も無視する。
玲「・・・自分だけいい奴気取りか?お前も最悪だな、芹沢」
芹沢「・・・なぁっ!!」
何とか束縛を解こうとする芹沢だが、抵抗も虚しく突き飛ばされてしまった。運動神経には自信があったが、餓えを満たそうと
する玲の前では力を引き出す根源の部分に違いがありすぎる。
玲「・・・おまえ、相変わらずバカだよな。私が本当に協力してやってたとでも思ってるのか?」
芹沢「・・・・・・!・・・じゃぁ・・・」
芹沢は愕然とした。今まで、自分はいいように使われていただけだというのか?だとしたら、当然必要以上に来栖を
いじめてしまったことになる。胸が罪悪感で一杯になった。
玲「まぁ、それでもいいんだが・・・どちらにしろ、こうする予定だったからな。・・・おい、お前ら」
来栖「・・・ぇ?」
芹沢「お前・・ら・・・?」
状況が理解できず固まっている2人の目の前で、数人の女子―柏木優麻やくるみ、乙女などの周りに"流された"
人たちが続々と物陰から現れた。
玲「結局、計画通りには行かなかったが、用意しておいてよかったよ」


473 :327:2006/03/22(水) 10:56:26 ID:???

地面に手をついたまま動けない2人に、隠れていた女子たちがじりじりと近寄り始める。
優麻「・・・ほんとにやっちゃっていいの?」
くるみ「いいんじゃない?ストレス発散だと思えば」
玲「あぁ、頼むよ。芹沢にはちょっと痛い思いをしてもらわなきゃな・・・。あれ?一人足りなくないか?」
乙女「そーなんだよ。鈴音の奴、どっかいっちゃってさ・・・」
玲「ふーん・・・そうか・・・」
この2人に飽きたら白鳥でもいじめるかと考えている玲に、突然怒鳴り声が浴びせられた。
芹沢「どういうことだ、橘!私たちに何するつもりだ・・!」
驚きや怒り、恐怖といったものが混在する芹沢の瞳が玲を睨みつけるが、玲はそれを冷たい視線で受け流す。
玲「・・・裏切ったのはおまえだろ、芹沢?だったら、罰を与えなくちゃな・・・来栖みたいにさ」
芹沢「・・・・・・!」
来栖「・・・お願い・・・やめてください・・・!」
懇願し続ける来栖をまたもや無視し、芹沢を突き飛ばす。芹沢は声さえあげないが、反抗も
出来そうにない状態に参っていた。
芹沢「・・・なんでだよ・・・」
玲「元はといえばおまえが悪いんだぞ?自分のために人を傷つける。やってることは私と大して変わらないじゃないか」
芹沢「・・・・・・」
芹沢は何も言えなかった。たしかに、自分は今まで来栖を利用しようとしていたのだ。
玲「じゃぁ、とっととやっちゃおうか。1人は逃げないように来栖を見張っておいてくれ」
乙女「へーぃ・・・」
あっという間に地べたに座らされたまま囲まれる芹沢。必死に来栖はもがいたが、乙女に押さえ
つけられていては無力だった。
芹沢「・・・・・・っ!」
芹沢は次に自分の身に起きることを予想して目を瞑る。そして―――
?「こらー!やめなさい!」
玲「・・・!?」
突然、聞き覚えのある声がその場に響き渡る。それと同時に、玲たちの動きも止まった。
芹沢「・・・・・・!部長・・・?」
円「芹ちゃん、助けにきてあげたわよ!」
再び目を開けた芹沢の瞳には、演劇部の部長である円の姿が映っていた。


474 :327 ひとくぎり:2006/03/22(水) 11:00:46 ID:???
今回はここまで。
かな〜り長いですが、次でラストにする予定(飽く迄予定)です。だらだら続けて申し訳ない。

メディアの方などと比べて緊迫感その他が全然足りない仕様になっていますが、そこはご容赦下さい

ちなみに、円は二人を助けられません。
円に藤巻は大役ですからww


475 :マロン名無しさん:2006/03/22(水) 11:11:04 ID:???
>>327
そんな事無いぞ。メッチャ楽しいGJ!

476 :マロン名無しさん:2006/03/22(水) 13:43:23 ID:???
>>327
いやー面白い

477 :鈴音いじめバッドルート:2006/03/22(水) 14:32:35 ID:???
「死ねよ。玲」
 芹沢だった。小柄な芹沢でも、打ちひしがれた玲の肩を押さえつけるくらいは出来る。
そして、手にしたペンチを玲の右側頭部へと、ダルマ落としのごとき手振りで振るった。
「ぅあ!痛い、何する、やめてくれ、芹沢…」
 玲は、冷静さを失ったまま、周囲へ助けを求めるように見渡したが、慄然とした。
「言論のテロですわね」
「ひどい、人です!」
「助ける気、無かったんでしょ?」
「顔だけのアイドル女優だって、あんな猿芝居、しないよ?」
 6号の死体に取りすがっているくるみと都、未だ目を覚まさない乙女、
また、呆然と場の成り行きを見守る鈴音以外から、玲へのバッシングが起こっていたのだ。

「死ね!」「死ね!」「死ね!」「死ね!」「死ね!」
 それこそ死んでいった2人への念仏かのように、5人は言葉を繰り返す。
いつしか玲は、全身から力が抜け切り、その場に伏し、泣きわめいていた。
「だって!私が死んだら、私の家は、お母さんは、お父さんは、どうなるんだ?
 私がバイトしてるのは、学費のためだけじゃない!家計だって支えてるんだ!」
「一条を自殺に追い込んで、言う事がそれか?ホント人間のクズだな」
 玲の肩を押さえ、馬乗りになったまま、芹沢が毒づく。
「これだから貧乏人は嫌なんですわ…」
 南条は何気なくこぼしただけの言葉なのだが、玲の心に破滅的な炎が灯った。
「…お前が死ね!南条!いや、指を咥えて見てるだけで、一条を助けようともしなかったくせに、
 私を馬鹿にする奴、全員が、死ね、死ぬべきだ!そうだ、殺してやってもいいぐらいだ。
 私のことを守銭奴、魔女、銭ゲバ呼ばわりする奴は、本当の貧乏を知らないから死ぬべきだ!」
 玲がそう言ったのを、芹沢は理解できなかった。既に、芹沢の世界は終わっていた。
玲の後頭部が芹沢の顔面に直撃し、鼻を砕き、その衝撃で床へ頭から叩きつけられたためだ。
「…芹沢さん?」
 来栖の顔から血の気が引き、玲への殺意の代わりに吐き気がこみ上げてきた。
「…ぅうっく、…ゲボ…」
 その醜悪な音が、玲の神経に触り、次なる標的へと玲を向かわせる。
玲は、嘔吐物に気も留めず、正面から来栖の腹を蹴り上げ、拳も入れた。
後には、茶色と赤色の入り混じった嘔吐物に顔をうずめた、来栖の死体が残った。

478 :鈴音いじめバッドルート:2006/03/22(水) 14:34:53 ID:???
「なあ、南条?操?」
 玲が、汚れた手足に構いもせず、静かな声で南条の名を呼ぶ。
「ああ、はわわわ…」
「う、ううう、優奈ちゃん」
 呼ばれてもいないのに、優麻は怯え、手を強く握られた優奈は、目の焦点が合っていなかった。

「お前、犬神に惚れてるんだよな?」
「え…?」
「正直に答えろよ、でないと…」
 玲は、南条へと歩を進めるようなそぶりを見せる。
「ハイ!ハイハーイ!操は犬神くんが大好きです!もっと優しくして欲しいです!」
「そうか、そりゃそうだよな。悪かった。分かりきった事を聞いちまった」
「?」
「毎晩毎晩獣のように、犬神の名前を呼びながら、無い乳さすって、
 股いじりに励んでいるもんな。好きじゃないわけが無い。」
「……………!!!」
 南条は何も考えられなくなって、イヤイヤをするように頭を振る。
その過程で、興味の無さそうな優麻の顔を視界の端に認め、ようやく立ち直った。
(ゴシップ好きそうな柏木さんが興味無いなら、誰にも知られない…)
 
「恥ずかしがるなよ。同じ女なんだ、清純そうな6号だって、学級委員の一条だって、
 お前がやったような事はやってるさ。かく言う私も…メディア、お前は?」
「私は、ベホイミちゃんや教授を思い浮かべて、します」
「具体的に過ぎるな…まあいいや。なあ、恥ずかしがらなくても、いいんだ。
 ところで、女がこうなら、男だって、やることはやってるはずだよな?」
「え…?」
「お前は察しが悪いな…、犬神が、どこのダレ子さんを思って股をいじっているか、
 お前が知ったら驚くだろうな〜、お前のよ〜く知ってる女だから」
「え…?え…?」
 南条は、期待に顔を緩ませていた。犬神の想い人、知りたくないはずがない。
(え?アレ?もしかして、犬神君も…私の事を…?)
 南条操は、自分が死地にある事を忘れ、胸をときめかせて、玲の言葉を待つ。

479 :鈴音いじめバッドルート:2006/03/22(水) 14:37:55 ID:???
「うっそぴょ〜ん。嘘だよ〜ん。私も調べたが、犬神は手淫行為をしないんだ。
 今時珍しい剛の者だよ、あいつは。夢精はしちゃうけどね〜」
 玲は、姫子の物真似をするようにおどけていた。
「……」
 南条は、ポカーンという擬音を当てるに相応しいほどきれいに、固まっていた。
「それでもね〜、夢精をしちゃった後の音声を暇潰しに何回か聞いたんだケド〜」
 南条は、ここまで聞いて聴覚だけを研ぎ澄まし始めた。
「ある女の子の名前をつぶやいて…たんダヨ〜」
「!!」
「それは…」
「ゴクリ」
「南条…」
「!?」
「…に見殺しにされた、学級委員の一条さんダヨ〜!あっははははは!
 バッカで〜、何期待してんだよ?このエロお嬢さまが〜、ハッハ〜!!
 『一条の夢で私は…何と破廉恥な…恥ずかしい…急いで下着の始末をせねば…』
 なんてさ〜、あいつ、珍しく焦った声出してやんの!あっははははははは!!」
「…くぅ…!!」
「なんだよ、その目は?私を殺しちゃうつもりカナ?あはは!
 傑作だから、もうひとつ良い事教えてやるよ、あいつ、犬神な?
 家に帰ってすぐ、毎日飽きもせず制服の手入れ、軽い汚れや毛玉を落としているんだが、
 機嫌が悪い時な?金髪の長い髪の毛が着いていたら舌打ちするんだよ!あはは!
 お前かな?メディアかな?ベッキ―かな?嫌われちゃってるカモ〜!
 そのくせ栗色の、一条色の髪の毛だったら、口元緩めやがんの!あの一条とは
 滅多に近づきあわないから、きっと、妹のだな。ロリコン様、幼女趣味かっつーの!」
 玲を知る者が見れば、たじろぐであろうほど、今の玲は乱れていた。
「おい、聞いているのか?南条操?」

 南条は、操脳内会議を開いていた。口元に笑みを、目には涙を浮かべながら。
そして力なく前に崩れ落ちると、唾液を垂らしながら、なにやら小声でつぶやき出した。
この会議は、もう終わる事は無いと思われる。現実が、彼女に厳しいからだ。

480 :マロン名無しさん:2006/03/22(水) 18:06:09 ID:???
スゲェ展開・・・
>>327も凄いことに・・・こりゃあ>>327と鈴音いじめのダブルパンチか?

481 :鈴音いじめバッドルート:2006/03/22(水) 18:31:11 ID:???
「やれやれ、犬神とはまだ友達として付き合っていけるだろうし、
 動物たちもいる。何も心を閉ざしてしまわなくても良かったのに…なあ、柏木姉妹よぅ?」
「………!」
 優麻は、来た、と思った。そして、自分のなすべき事はもう決めてある。

(優奈ちゃんを、守らなきゃ…)
 優麻には、妹のためだとそそのかされ、命を絶った一条の気持ちがよくわかっていた。
自分も、双子とはいえ姉なのだから、妹のためなら死ねる。
たとえ、狂った世界にいようとも、お互い妹を思う気持ちに違いは無いのだと、信じていた。
玲が何を仕掛けてこようと、相打ち覚悟で挑めば優奈を逃がすだけの隙は作れる。
芹沢と来栖を瞬殺し、南条の精神を破綻させた悪魔的能力、それを目の当たりにしても、
優麻は自分の成功を信じていた。いや、正しくはその幻想にすがるしかなかった。
(誰の助けも、もう期待できない…)
南条と玲が話している折、生き残っている面々を見渡した優麻は、そう結論付けていた。
(鈴音は呆けてるし、乙女はグッスリ…C組は、泣き崩れてる…都も、くるみも……!?
 何で?何でここで桃瀬くんの顔が浮かぶの?くるみの双子の兄だから………?
 無理よ、無駄よ、彼は今ごろ、妹の身の危険も知らずに、どこかぶらついてるに違いないわ。
 いつもみたいに、飄々として、だから、助けになんて来てくれるわけが無い…。
 これは、現実なのよ?どうしてそんな物語のお姫様のような夢を今見るの・・・?
 ああ、昔、優奈が、絵本のお姫様に憧れてて、それで私は服飾関係に興味を持ったんだっけ…。
 ダメ…!現実を見なきゃ!今は玲の攻撃から身を守る術を探さないと…)

「柏木姉妹、逃がしてやろうか?」
 意表を突く言葉を、玲は投げかける。
「!?」
「取引だよ…、メディアも、楽しませてくれるなら、この2人を殺さないで、
 逃がすくらいの事はするだろ?な?」
 玲はメディアにウインクする。
「それは…検討に値しますね…。もう随分と死出のお供は増えましたし…」
(助かる…?私も、優奈も…?)
 降って沸いた希望に、優麻は取りすがり、自力で突破口を考える事をやめた。
「楽しませるって…何をすればいいの?」

482 :鈴音いじめバッドルート:2006/03/22(水) 18:56:05 ID:???
「鈴音に教えてやって欲しいんだ。鈴音は、私たちとは違って知らないからさ…、
 性欲処理の方法を…、新聞部でも諜報部でも、鈴音がナニをしてるのは確認できないでいる」
「…え!?」
「2人のうち、どっちでもいいからさ。見せてやれよ。
 あんな気持ちいい事を知らないまま死んで行くなんて、鈴音がかわいそうだろ?」
(…下手な受け答えをしたら、殺されかねない…手段は選べない…)
「わかった…私がやるわ…」
「ああ、私も見せてもらうぞ…、ちゃんと伝わってるかどうか確かめたい。
 伝えたい事が伝わらないって、悲しい事だろ?」
 優麻は、そのまま黙って上下の下着を脱ぎ捨て、ナニの準備に入った。
鈴音は、相変わらず呆けたまま、それを見ていた。くるみと都は、気を使ってか、目を背けていた。

「それじゃ、始めるわ…よく見てね、鈴音ちゃん…」
「ところで優麻、お前は誰を思い浮かべてするんだ?」
「私わぁ、優麻ちゃんでしょお〜、それからぁ〜、ツバサちゃんに、可愛い方のマカポ〜ン♪」
「お前には聞いてない」
「……桃瀬くんよ、いつも、そう、優しくしてくれそうだから…」
「正直に答えすぎだな…アイドルの名前で誤魔化してもよかったのに…」
「………」
 優麻は、視線こそ厳しくしたが、玲には敵意を見せないように努めた。
「くるみ、どう思うよ?お前の兄貴は愛されてるぞ?」
「今は私だけで十分でしょ!?くるみは関係ない!」
「まあ、約束だからな…くるみも優麻も悪かったよ…」
 くるみは、耳さえふさぎ始めていた。
そして、優麻の時間が始まった。優麻が絶頂に達するまで、とても長い時間に感じられた。
「ようし、後で鈴音には時間をやるとして、優麻、優奈を連れて帰って良いぞ」
「…はぁはぁ、約束が本当で、よかったわ…、それだけが、救い…」
 やった。恥は晒したが、生きて帰れるならそれでいい。どうせこの状況では、
誰も問題にはすまい、そもそも、自分たち姉妹以外は生きて戻れる保証さえないのだ。
「じゃあ、私とお前らはこれでお別れだが、ネット上の桃組ファンたちによろしくな」
「…どういう、こと?」
「このデジカメに今の映像はばっちり保存しますた。もうすぐ私の家のサーバーからnyで流れるだろうな」

483 :鈴音いじめバッドルート:2006/03/22(水) 18:56:57 ID:???
「何よ…そのエヌワイって…?」
「私もよくは知らないんだが、映像データを不特定多数の人間に流出できる仕組みらしい。
 桃組のYUNAと言えば、今売り出し中のアイドルだろ?エロ動画、先物買いしようと
 お前に、双子の姉の方がレア度が高いかなーっと思って、ナニしてる動画をこれに保存したわけよ。
 いくら守銭奴の私でも、あの世までマネーは持ち込めないからな。無料配布してやった。
 まあ、生きて帰れるんだ。これくらいの代償は払ってもいいんじゃないカナ〜?
 いや、この事件を契機に、一躍人気アイドルになれるかもな。世の中はわからんぞ?」
「…つまり、こういうこと?いま、わたしが、すずねにやってみせたのが、
 インターネットで、だれでも、みられるって、そうゆうことなのね?」
 一年生でも優秀な部類に属する優麻の頭脳は、正常に動かなくなり始めた。
「ああ、しかもタダだ。桃月学園内でも、あ!桃瀬修も見るかもしれないな〜」
「みんなに、わたしが、ゆうなちゃんと、おなじかおの、わたしのが、みられちゃう?」
「…ぽえ〜?どうしたの、優麻ちゃん?帰れるんでしょ?これはきっとドッキリだよ?
 帰って一晩寝たら、茜ちゃんも、柚子ちゃんにも、ちゃあんと会えるってば」
「ゆうなちゃん…」
「え…苦しいよ、優麻ちゃん。そんなに強くされたら、痛いよ…」
 優麻は、優奈の首を締めていた。
「かわいそうな、ゆうなちゃん、いまは、そうやってぽえ〜んとたいへいらくをきめこんで
 いられるけれど、あしたになって、めがさめたら、きっと、ないちゃうね?いままででいちばん、
 ないちゃうね?かわいそう、ぽえ〜んとしたまま、しんじゃったほうが、きっと、しあわせだよ?
 だいじょうぶ、ゆうまちゃんが、あとしまつ、してあげるから、ね?」
「きゅぅ…」
 優奈は、優麻に笑いかけるように目を閉じ、そのまま、二度と、目を開く事が出来なくなった。
そして、優麻は、ゆっくりと、玲に向き直った。

「ころしてやる…たちばな、れいちゃん、あなたは、ゆるさない…」
「おいおい、私を殺して映像の流出を止めるんなら、優奈を殺す必要なかったろ?
 お前、ば〜〜〜〜〜〜〜っかじゃねぇの?ムチャクチャが過ぎるぞ?」
「やだ!ころすの!ゆうながしんで、あなたがいきてるなんておかしいもん」

484 :マロン名無しさん:2006/03/22(水) 19:36:10 ID:???
バッドルートおもしれえええええええ!

485 :マロン名無しさん:2006/03/22(水) 21:11:30 ID:???
ヤッベェ・・・目が離せない展開だ

486 :マロン名無しさん:2006/03/22(水) 22:15:38 ID:???
正直殺し合いばかりになりそうで心配してます

487 :マロン名無しさん:2006/03/22(水) 22:28:53 ID:???
>>486
うん
殺し合いよりは精神的な虐めを見たいな

488 :マロン名無しさん:2006/03/22(水) 22:31:50 ID:???
>487
まぁそれはグッドルートに期待で・・・

489 :鈴音いじめバッドルート:2006/03/23(木) 00:59:54 ID:???
 優麻は、前もって手繰り寄せていたスパナを、両手に1つずつ持ち、構えた。
「さあ、もう、ゆるさないよ?しんじゃえ」
 玲は、鉄製の定規を両手持ちし、優麻の攻撃に備える。
「イカレちまった割には、いい構えをする。まーた猫かぶりか?」
「な、何やってんのよ!?2人とも…って、優奈まで…?」
「…まだ、続けるっていうの…?おかしい、狂ってるよ…」
 優麻の痴態を見まいとしていた2人は、優奈の死を今知った。
「何で?何で優奈が倒れて…死んでる…の?」
「それはね?れいちゃんちのいんたーねっとで、さっきのえいぞうをながすって
 いじわるするからだよ。だから、ゆうなはここにいられなくなっちゃった」
優麻は、鈴音のような天真爛漫な笑みをもって答えた。
「え?玲の家のインターネット…?」
「だからね…?もう、やめらんないの!!」
 先に仕掛けたのは優麻だった。だが、動きがあまりに一直線すぎた。
「…終わりだな。さよなら、柏木姉妹…」
 玲は重さに任せて鉄製定規を振り下ろす。
「…なに?」
 だが、優麻が怯えの様子も見せず全速で近づいてきたのは、予想外だった。
玲の攻撃は、優麻の左肩に命中したが、もう、優麻の攻撃をかわす事はできない。
優麻は、動かなくなった左手の代わりに、右手のスパナで玲の顔面を殴りつける。
「………!?」
 玲は、ガラスの割れる音を聞いた。そう、伊達メガネのそれである。
その破片が目に入り、玲の視力は失われた。
「ど、どこだ!?」
 玲は、自分の手中から鉄製定規が失われている事に気づき、自分の死を確信した。

「もう訳がわかんないよ!これ以上人を殺さないでよ!優麻!」
「だめよ。あんなはずかしいものを、しらないひとまでにみられたら、わたしも、
 ゆうなちゃんも、いきてらんない。その、あとしまつ、しなきゃあぁぁぁあ!!」
「玲の家には、ネットの回線どころかパソコンも無いし、
 そもそも、玲の持ってるちゃっちいデジカメじゃ、転送なんて出来ないのよ!」

490 :鈴音いじめバッドルート:2006/03/23(木) 01:01:02 ID:???
「え?」
 優麻は、玲の顔面に振り下ろそうとした鉄製定規を握る手を緩めた。
「…うっ!!」
 顔面からはそれたものの、すっぽ抜けた凶器は、玲の腹部に大きな傷を刻みつけた。
「れい、あれは、うそ、だったの?」
「…気づかなかったのかよ?よく知らない、とか、仕込みをしてる人間の言う事じゃないだろ?マヌケちゃん」
「なんで…なんで…?そんなくだらないうそ、ついたの?
 わたし、ゆうなちゃんを…そうだ!ゆうなちゃんを!あああああああ!!!」
 優麻は、今になって優奈を殺した手の感触を思い出した。
「いいや、でも、優麻、お前が一条以上に、妹思いのお姉ちゃんだってこと、よくわかった。
 なんせ…ゲホッ…、妹が自分のエロ動画がネット上で流されてるって知ったら悲しむから、
 知らないままでいられるように、殺してあげちゃうんだもんな」
「いや…、うそ…、うそ…、そんなのみとめない!」
「簡単に騙されちゃうような、お間抜けなお姉ちゃんでも、優奈は幸せだったと思うぞ?
 まさしく、殺したいほど愛されていたんだからな!あははははははは………!!!」
「わたしはだまされてなんかない!もーしゃべんないでよぅ…ヒック…」
 優麻はついに泣き出し、そして、足元に散乱している工具を取り分け始めた。

「優麻!あんたも一条と同じに自殺を!?よしなさいよ!」
「あんたたちが…くだらないこと、はじめなきゃ…グス…
 だれもしなないですんだのよ…?えらそうにさしずしないで!!!」
「そうだ…責任を取らなきゃ、私たちが、鈴音をいじめようなんて思わなきゃ、こんなことには…」
 くるみが駆け出した。
「こ、こないで!」
 優麻は、慌てて凶器を探したが、涙にかすむ目には、何も見つけられなかった。
そして、くるみは優麻を取り押さえる事に成功した。
「もう誰も、死なせたりなんかしない…もう、兄貴を待つのはやめる」
「しゅう、くん?」
「そう、笑ってくれて良いよ、優麻、私、ここに居もしない兄貴の事、待ってた。
 助けに来てくれるんだって、甘えてたの。妹だからって…」
「くるみ…」
 優麻の目に、かすかに輝きが戻った。

491 :鈴音いじめバッドルート:2006/03/23(木) 01:02:28 ID:???
「1つだけ、もう死ぬなんて言わないって、約束して」
 くるみの言葉に、優麻はうなずき、フッと倒れこんだ。

「ふむ、1人死にそこねましたね?」
「…都、私がメディアの目を引き付けるから、ベッキ―の研究室まで走って…」
「…わかったわ」
 本来は「死ぬつもり?」と聞き返すべきなのだが、くるみの視線は真っ直ぐに過ぎた。
「じゃ、私が走り出したら、それが合図ね。またね、都」
 都は、くるみに背を向けると、地面を蹴る音を聞いて駆け出した。
「ムダですよ。私の力をお忘れですか?」
「短距離走をするときに、いちいち理屈つけて走ってる奴なんかいないってのよー!!」
 メディアは背中からナイフを抜き取り、構えようとしたが、くるみはあまりに早すぎた。
「くっ…まさか、神経系統が暴走して、通常以上に足が速まってる…?」
 メディアはくるみにそのまま押し倒され、ナイフもどこか遠くへ跳ね飛ばされた。

 ベッキ―の研究室、息も絶え絶えな都が扉を開く。
「都くんか。その分だと失敗だったようじゃな…助けも行かんかったか」
 都は、知っていてやらせていた教授に怒りを煮えたぎらせていたが、
今は、残してきたくるみ、南条、優麻、玲、乙女、鈴音を助ける事の方を優先させた。
「何人かは、まだ生きてる。中の状況が知りたかったら何でも話すから、皆を助けて!」
「教授…どういう事ですか?話が違うんじゃありませんか?
 メディアの溜め込んでいたものを発散させるためのレクリレーションをするとしか
 私は聞いてませんよ!?それが都の風体を見る限りではとんでもない事に…」
 ベッキ―が教授に食って掛かる。
「これ以上揉め事を起こさないでよ!今はもう犠牲を出さないのが先決でしょ!」
「犠牲…?」
 都から、大まかな事の進展を聞き、ベッキ―は顔を青くした。
そして、即席の救出作戦の立案が終了した頃、銃声が鳴った。

「……ベホイミくんか」
教授は、漆黒のサングラスの向こう側から、旧校舎の方へと目をやった。

492 :327 :2006/03/23(木) 11:46:06 ID:???
>>491
スゴイ・・・本当に鬱になる・・・

>>473
続き投下です・・・ラストいきます↓
ってか比べもんにならんなorz

493 :327 :2006/03/23(木) 11:46:46 ID:???
十数分前―演劇部部室

円「もー・・・!芹ちゃん遅いわねー!」
いつものように高瀬の肩に乗りながら思ったことをそのまま口にする円。
高瀬「・・・あの、先輩・・ちょっといいですか?」
もう文句も言わなくなった高瀬の面持ちは、意外なことに何かを心配するようだった。
円「なに?なんか文句でもあるの?」
高瀬「・・・いや、そうじゃなくて・・・」
円「もー、なに?なんかあるならはっきりしなさいよ!!」
高瀬「・・・部長、痛いです」
高瀬の頭をぽかぽか殴る円だが、痛いと言われてやめるわけがない。諦めた高瀬は、再び元の表情に戻る。
円「で、なに?」
高瀬「芹沢のことなんですが―――」
高瀬は、普段の観察による事実と予想を円に喋り始めた。

円「えぇー!じゃぁ・・・」
高瀬「そうです。芹沢がもしかしたらいじめられてるかもしれないんですよ、部長のおかげで・・・って、部長!」
円「わたしちょっと見て回ってくる!」
高瀬「ちょっと待ってください・・・!」
円は高瀬の肩から飛び降りると、演劇部部室を飛び出した。高瀬が呼び止めるが、それに反応することなく部室の扉が閉まってしまう。
高瀬「はぁ・・・しょうがない・・・」
高瀬もまた走り出し、再び部室に扉の閉まる音が響いた。

続・放課後―校舎裏

玲「・・・なんのようですか、先輩」
円「ぇ、演劇部の大切なスーツアクターをいじめるんじゃないわよ!」
玲は冷たい視線のままで尋ねると、威圧感に押し負けそうになりながらも円は言う。
玲「へぇ・・・それが部員にほかの部活の人間をいじめさせた人の言うことですか・・・?」
しかし決して玲が引くことはなく、一歩一歩円に歩み寄る。その冷酷な表情は、円だけではなく優麻やくるみさえも恐怖を感じた。


494 :327 :2006/03/23(木) 11:47:40 ID:???
円「な、なによ・・・!」
玲「残念でしたね。先輩1人の力で何とかなるとでも思ったんですか?」
目の前に立ちふさがる玲に、円は身長差や威圧感などの全てで負けていた。そしてここにきてやっと気づかされる。
円は玲に、たとえ先輩であろうとも絶対に勝てないということを。
円「ひっ・・・!」
芹沢「部長っ!」
だが、気づいたとしてもすでに手遅れだった。玲は一度芹沢を睨みつけた後、固まって動けない円の腕を
つかみ上げた。円は恐怖と食い込んだ爪の痛みで小さな悲鳴を上げる。
玲「先輩も、芹沢たちと一緒に、私を、楽しませて、くれますか?」
それを言う玲の瞳は、飢餓状態の人間が食料に対して持つ狂的な執念の光と同じものを帯びていた。
助けに来たというのに円は恐怖で動けず、涙を流さないように我慢するので精一杯だ。
円「・・・いゃっ!」
玲はそのまま円の腕をひねりあげ、その悲鳴を聞くと満足といったような笑みを浮かべる。玲にとっての
円は救世主でもなんでもなく、自分の飢えを満たしてくれる思わぬ拾い物に過ぎない。
芹沢「橘・・・!」
玲「そうか、芹沢もそんなに遊んでほしいんだな?・・・なら一緒に楽しませてもらうとするか」
円を引きずりながら囲まれた芹沢のほうに歩いていくと、そのまま円を突き飛ばす。
円「・・・・・・っ!」
来栖「玲さん・・・やめてください・・・」
玲「来栖はそこでおとなしく見ておけよ。その後にでも遊んでやるからさ」
拳を振り上げる玲。来栖が息を呑む中、しかし、その拳が振り下ろされることがなかった。しかも、玲の反意図的に。
玲「・・・なっ!?」
今度こそ、本当に玲の動きは止まる。その腕をつかんでいたのは、
高瀬「ぁ・・・はぁ・・・部長・・張り切りすぎです・・・」
肩で息をする、演劇部の高瀬だった。


495 :327 :2006/03/23(木) 11:49:16 ID:???


玲「くそっ・・・!」
玲は快感に溺れていた自分を呪った。だが、決して自分のやった行為自体が悪いなどとは思っていない。いじめに
夢中になるがあまり、ほかの先輩が来ることに気づかなかったことに対してだ。いつもの冷静な玲なら、円が来た
時点でこのくらいのことは普通に予測できただろう。そうすればこの場は抑えて、明日からまた楽しむことが出来ただろうに。
高瀬「部長・・これで少しは・・・反省しましたか・・・?」
円「・・・・・・!も〜!来るのが遅いのよ〜!」
学校中、円を探し回ったおかげで高瀬の額には汗が浮かんでいる。対して円は緊張が解けたことで、頬に涙が伝っていた。
そういうところもいかにも子供っぽい。
高瀬「・・・ふぅ・・・つれて帰っても問題ないかな?」
玲「・・・・・・!」
玲は自分が高瀬に嘗められていることに憤慨していたが、ここは何とか抑えるしかなかった。
高瀬「大丈夫か、芹沢」
芹沢「はぃ・・・大丈夫、です・・・」
めまぐるしく変化する現状と全く意外な人物の登場に、芹沢は放心状態だ。円が来たときはそうでもなかったのは、逆に
心配で放心する暇などなかったからなのだが。
高瀬はそんな芹沢の腕をつかむと、ゆっくりと立ちあがらせる。
円「こら〜!先輩を優先しなさいよ〜!このあんぽんたん!」
高瀬「・・・あんぽんたん・・・」
落ち込みながらもきちんと円を立ち上がらせる所は高瀬の優しさか、はたまた諦めか。
芹沢「・・・来栖ちゃん、大丈夫・・・?」
来栖「ぁ、はぃ・・・わたしはぜんぜん」
先程まで酷い仕打ちを受けてはいたが、それでも来栖は芹沢に対して普通に振舞う。それは芹沢が自分のことを嫌いでは
ないことがわかった嬉しさからきた誤魔化しだったが、それがあまりにも無理をしているようで、芹沢は胸が痛んだ。
全ての原因は、自分にあるのだ。

496 :327 :2006/03/23(木) 11:51:04 ID:???
高瀬「・・・芹沢」
芹沢「ぁ、はぃ?」
いきなり名前を呼ばれたことで、間抜けな声が出る。
高瀬「今日は、部活に来なくていいぞ・・・。それと・・・映研の方にも篠原にでも伝えといてやるから」
映研の方、というのは来栖が休むことを伝えるということだった。その言葉に2人は戸惑う。
芹沢「・・・いいんですか、先輩?映研とは・・・あまり関わりたくないんじゃ・・・」
高瀬「この場合はどうであっても仕方ないだろ。それに・・・」
芹沢「・・・・・・?」
高瀬「・・・いや、いいから今日は帰れ。明日から部活に出れるようにな」
芹沢「ぁ・・はぃ・・・」
最後まで間抜けな返事しか出来ない芹沢を一度見やり、そのまま円を連れて帰ろうとする高瀬に玲がすれ違いざま声をかける。
玲「・・・このまま、帰っていいんですか・・・?私たちはもう一度この2人をいじめるかもしれませんよ・・・?」
その声は、怒りを抑えているがあまりに震えていた。
高瀬「・・・問題ないだろ。いじめたいならまたいじめればいい。・・・君はその行為がどれだけ不利益かは
   わかっているんだろうしな」
玲「・・・・・・っ!」
玲は声にならない声を食いしばった歯の間から漏らす。確かに、芹沢の先輩である高瀬にいじめを知られてしまったからには、
これ以上続けるのは危険すぎる。後輩がいじめられて黙っている先輩でないことは助けに来たことから明らかだし、玲なら
1人の先輩を黙らせることは出来たとしても、その先輩とつながりを持つ人によって逆に自分が追い詰められてしまう可能性も
あった。玲が興味があるのは自分に関わる可能性のある、具体的に言えば快感を得るための情報であって、先輩たちの人間関係は
把握していない。そのため、どこでどういう人間のつながりがあるのかわからないのだ。
玲はその見えない敵がどれだけの恐怖か知っているし、今までその方法を使ってきた。そしてその方法を使われるとどれだけ自分が
追い込まれてしまうかも知っている。
高瀬「部長、早くしてください・・・」
円「あ〜も〜!もうちょっと気遣いなさいよ!わたしががどんな思いをしたかわかってるの!?」
高瀬「・・・それは自業自得です、部長・・・」
高瀬はそのまま玲の反応を待たずして立ち去った。円に文句を言われ続けながら。

497 :327 :2006/03/23(木) 11:52:24 ID:???


玲は怒りに震えていた。全ての計画が、演劇部のおかげで台無しになってしまったのだ。
本当ならこの怒りでさえも目の前にいる2人で晴らせただろうに、それさえも今はかなわない。
しかし、このままいつまでも怒っているわけにも行かないのだ。冷静になった玲はポツリと呟く。
玲「・・・あぁもうやめだ、やめ」
くるみ「ぇ・・・?」
玲「飽きたんだよ、このいじめに」
優麻「ちょっと・・・」
くるみや優麻は明らかに戸惑っているが、それには気にかけることはなく芹沢と来栖の下へ歩み寄る。
芹沢「・・・っ!」
案の定、芹沢は警戒の目で玲を見据えてきた。それがどうしようもなく癪に障ったが、今は抑える
ほかない。今から起こす”最悪の”行動も、これからの行動のためにはどうしても必要なのだ。
玲「・・・2人とも・・・すまない・・・」
芹沢「・・・へ?」
来栖「え?」
玲は二人に謝っていた。屈辱であったが、これも仕方が無いことだ。
まだこれから高校生活は長い。ここで先輩に目をつけられてしまうよりは、引いたほうが得策だと
いうことは先程からわかっていたし、まだまだ快感を手に入れることの出来るチャンスはあるだろう。
それらをまた物にするには、身の回りの人間に不信感を抱かせたまま放置するのは危険だった。
また引き入れた人間に裏切られてしまっては、今回の二の舞を踏むことになりかねない。
あまりにも意外な行動に呆然とする2人に、玲はさらに一言付け加える。
玲「今回は私が悪かったよ・・・反省してる・・・じゃぁ・・・」
そう言うと、返事を待たずに歩き去る。そそくさとその場を後にしたのは、本意ではないことを
することに対しての屈辱の表情を見られたくないのではなく、いずれ来るであろう更なる計画を
考えると思わず笑ってしまいそうになったからだ。
それに、今回は収穫が多かったと考えたほうがいいだろう。あの情報操作は効果があることが
証明されたし、一定の流れを作ってやればまた利用することも出来る。まだまだこれからだ。
しばらく歩いて後ろが見えなくなると、今度こそ笑みがこぼれてきた。
玲「ふふふっ・・・ふふっ・・ははっ・・・はははっ・・・!」
高らかに笑う彼女は、単なる”いじめっ子”などではなく、飽くまで”魔女”なのだ。


498 :327 :2006/03/23(木) 11:55:37 ID:???


くるみと優麻、乙女は玲が去った直後に散っていってしまったので、今は芹沢と来栖だけがその場に取り残された。
そして気づく。2人が普通に接することが出来たのは実に3日ぶりだ。
めまぐるしく動いていた状況の余韻からかしばらく呆然としていたなかで、最初に口を開いたのは芹沢だった。
芹沢「・・・ごめんな、来栖ちゃん・・・私のせいでさ・・・こんな目に遭わせちゃって・・・」
思い出したようにこみ上げてくる申し訳なさで、芹沢は来栖の顔が見れなかった。だがそんな芹沢に、来栖は
優しく微笑みかける。
来栖「そんなことないですよ、芹沢さん・・・顔を上げてください」
芹沢「でも・・・!」
来栖「言うこと聞いてくれないと嫌いになっちゃいますよ・・・?」
芹沢「・・・ぇ?」
さすがに驚き顔を上げる芹沢。そこで見た来栖の表情に、負の感情は微塵も含まれておらず、代わりに
いたずらな笑みが浮かんでいる。
来栖「でも、どうしてこうなったかは教えてくれませんか?わたしずっと気になってて・・・」
芹沢「ぁ・・・それは・・その・・・」
来栖「・・・?」
芹沢「・・・来栖ちゃんが映研だってわかって・・・部長が・・・って、あれ?」
来栖「・・・?どうかしましたか?」
芹沢「来栖ちゃんって・・・私が演劇部だって・・・知ってたの?」
そう、今回の騒動は部活間の抗争こそが大本で、来栖も芹沢もお互いが違う部活に入っていることを
知らなかったのが発端だったのだ。しかも、演劇部の部長である円や先輩の高瀬が助けに来たことで、
既に芹沢が演劇部だということはバレている筈だった。それなのに来栖は先程から何も触れてこない。
来栖「はい・・・ハルカ先輩にこの前教えてもらいました」
芹沢「・・・ロボ子だってことも・・・?」
来栖「えぇ、そうですよ」
こうなるとさらに疑問だった。自分達は今まで直接戦っていたのにも関わらず、目の前の来栖は平然
としているのだ。
芹沢「それで・・・なんともないの?」
来栖「最初は少し戸惑いましたよ?・・・でも、やっぱり芹沢さんは芹沢さんだし、それを嫌いに
   なんてなれないです」


499 :327 :2006/03/23(木) 11:57:15 ID:???
芹沢は反省する。今まで自分はこんなことのためにいじめなどをやっていたのかと。そして同時に
喜びを感じる。来栖は、芹沢がたとえ敵の立場にあっても普通に接してくれることが何よりも嬉しかった。
芹沢「・・・ごめん・・・来栖ちゃん・・・ほんとに・・・」
来栖「ぇっ?あっ、わたし、何かつらくなること言っちゃいましたか・・・!?」
今度は来栖が慌てる番だった。芹沢が目の前で涙を流し始めたのだ。しかしその涙は決して悲しみの
涙ではなく、嬉しさから来る涙だ。
そんな芹沢の頬を、来栖は優しくハンカチで拭う。
芹沢「ありがと・・・ごめん・・・」
来栖「もう、謝らないでください。・・・それよりわたし、おなかすいちゃいました。
   何か甘いものでも食べに行きませんか・・・?」
何をしても来栖は笑顔だった。そんな来栖に、芹沢も涙目の笑顔で答える。
芹沢「いいね、一緒にいこか?・・・と、その前に・・・」
来栖「ぁ・・・」
そう言い、ほどけていた来栖のリボンを丁寧に来栖の頭にくくりつける。来栖は照れたように微笑み、
それにつられて芹沢もニカッと微笑む。
芹沢「じゃ、いこいこ!」
来栖「・・・はい!」
2人は仲良く歩き出す。お互いに手を離さないようにとしっかり握り合いながら。

続・放課後―演劇部部室

高瀬「ちょっとベタすぎな展開ですか?」
高瀬は部室の窓から手をつないで校門をくぐっていく2人を見ながら呟いた。その姿が夕日に照らされて
いて、いかにもそれっぽい。
円「なに?なんか言った?」
高瀬「・・・いえ、何でもないですよ」
ハルカ「なに?なんの話してるの?」
台本の原稿を書いていた筈のハルカが、いつの間にかすぐそばで訊ねてきている。
円「ねぇ、聞いてよハルカ〜!この前の芹ちゃんの計画、失敗しちゃったのよー!」
ハルカ「へぇ、まだやってたんだあの計画。とっくに終わっちゃってるかと思った」
その言葉に高瀬は疑問を覚える。その口調は計画が自然消滅したことを予想しているのではなく、
なるべくして失敗したということを言っているように思えたからだ。

500 :327 :2006/03/23(木) 11:58:15 ID:???
高瀬「・・・先輩、それってどういう・・・」
ハルカ「あぁ、この前ね、あの来栖って子に教えたわけよ。茜ちゃんがロボ子だってことを」
高瀬「・・・それで、どうしたんですか?」
ハルカ「少し悩んでたみたいだけど、なんか『それでもわたしはジュリエットをやります!』とか
    言ってたから大丈夫だとは思うんだけどね」
高瀬「・・・・・・」
全くもって意味がわからなかったが、相手はそれほどショックを受けていないことをとりあえず
よしとする。だが、高瀬にはもうひとつ疑問があった。
高瀬「・・・それで、先輩はいじめの計画については何も言ってないんですか?」
ハルカ「別に、言ってないけど?」
高瀬「・・・なぜですか?」
そう、この計画を喋られていれば即座に失敗していたはずなのだ。だがその質問に対しても
ハルカはさらりと答える。
ハルカ「・・・だって、面白そうだったし」
高瀬「・・・・・・」
高瀬は1人、もう一度窓の外に視線を移しながら心の中でため息をついた。
高瀬(・・・はぁ・・・上には上がいるもんだな・・・)

その後―芹沢と来栖

玲につられて優麻や乙女などがやめると、それにつられて徐々に来栖いじめは減っていき、
数日経った今は元の生活に戻っていた。
玲はまだおとなしくしているし、A組では優麻と優奈が来栖に謝ったことで収まりがついている。
演劇部と映研では次なる合同作品の制作が進んでおり、それは成り行き上『ロミオとジュリエット』
をやることになっていた。もちろんロミオ役は芹沢、ジュリエット役は来栖。
円だけはファンタジックな要素がないことに腹を立てていたが、練習中の芹沢と来栖の迫真の演技を
見せつけられると文句も言わなくなった。芹沢が始めて人の格好をして出られるということで
張り切っていたせいもあるが、演技力の源はもっと別のところにあるのだろうことを知っているのは、
演劇部のわずかな人間だけだ。


501 :327 :2006/03/23(木) 11:59:09 ID:???
そして最近の芹沢と来栖は、いつも以上に忙しい。
芹沢「大滝先輩、道具、ここ置いておきますね」
大滝「あ、ごめんねー。重かったでしょー」
芹沢は演技の練習以外の時間を使って、作業を進める先輩の手伝いをしている。ただし演劇部だけではなく
共に作業を進める映研の手伝いもしていた。こんな光景は今まで見られなかったことだ。
来栖「お茶をどうぞ、ハルカ先輩」
来栖はといえば休憩の時間などにお茶配りなどの雑用を進んでやっていた。
ハルカ「ありがと。でも、いいの?主役がこんなお茶配りなんかしてて」
来栖「主役って言っても、わたしまだまだ1年ですから。それに、演劇部の人とも仲良くなりたいし・・・」
そう、この2人は今まで仲の悪かった演劇部と映研の仲をとりもとうとしているのだ。実際、合同作品とも
なると部活間の対立のためにいつも緊張していた現場が、いまでは幾分か和やかになっている。それも
これも、芹沢と来栖が奔走しているおかげだ。
芹沢「来栖ちゃん、私達もがんばろっか」
来栖「はい!最高の作品にしましょう!」
たとえ同じ部活で活動するという芹沢の願いがかなわなくとも、2人はとても幸せだった。信頼から成り立つ
絶対的な心の支えが、今の2人にはあったから・・・・・・

END


502 :327 終了:2006/03/23(木) 12:04:15 ID:???
以上でした。だらだらと長くてゴメンナサイ・・・
もっと鬱になれればよかったのですが、なんだかそこまで酷くない結果に・・・

反省点としてはつじつまを合わせたいが為にあまり派手なことが出来なかったのが
少し残念だと思います
やっぱり精神的ないじめだけで通すのは難しかった・・・

かなり退屈なSSではあったと思いますが、採点、評価、感想などいただけたら嬉しいです
(ちなみにロミオとジュリエットは今月のGFから・・・)

503 :マロン名無しさん:2006/03/23(木) 12:35:56 ID:???
もうGJですよ!
高瀬かっこいいよ高瀬

504 :マロン名無しさん:2006/03/23(木) 14:10:08 ID:???


505 :マロン名無しさん:2006/03/23(木) 14:21:39 ID:???
そうか・・・藤巻は実は高瀬だったんだ!

506 :マロン名無しさん:2006/03/23(木) 14:34:42 ID:???
目からウランがもれてきた

507 :マロン名無しさん:2006/03/23(木) 15:37:14 ID:???
>>327
GJGJ!最高だった。
最終的に高瀬がいいとこ持ってたな。

508 :マロン名無しさん:2006/03/23(木) 17:25:46 ID:???
>>505
馬鹿野郎!藤巻はもっとカッコイイヨ!!
高瀬なんかが藤巻になろうなんて無理wwww

509 :マロン名無しさん:2006/03/23(木) 17:32:46 ID:???
やっぱり権力の強い人間が現れたらほっとするなー
いやー良かった。乙です

510 :鈴音いじめ作者:2006/03/23(木) 18:32:52 ID:???
>>502

> やっぱり精神的ないじめだけで通すのは難しかった・・・
> かなり退屈なSSではあったと思いますが、
いやいや、あなたはちゃんとやり遂げていますがな
この私が嫉妬心を抱くほど、立派に。
ちゃんとまとめられるだけでも、すごい事だと思いますよ。
当方どうしても何人か殺さないと衝撃感を出せないんで、収拾つかなそうだし、
レス見るたびに「また殺人か…いじめは?」と言われないかハラハラしています。
とりあえずバッド編の完結だけでも急ぎたいと思ってます。

511 :マロン名無しさん:2006/03/23(木) 19:41:21 ID:1cljFFXi
>>510
また殺人か・・・いじめは?

512 :マロン名無しさん:2006/03/23(木) 20:48:17 ID:???
>510
心配するな
「学級崩壊」だから殺人フラグは立ってイイ

513 :マロン名無しさん:2006/03/23(木) 23:22:20 ID:???
ドサクサにまぎれて黒修や藤巻出したりしたら神だな。

514 :マロン名無しさん:2006/03/24(金) 00:00:37 ID:???
>>鈴音いじめ氏
玲がパソコン持ってるとは思えない……と思っていたらそう来たか!

515 :鈴音いじめバッドルート:2006/03/24(金) 04:16:03 ID:???
「あらあら、ベホイミちゃん、今になって登場ですか?
 愛と正義の魔法少女でしょう?もう何人も死んでいます。
 今からじゃ、アメコミのダークヒーローにしかなれませんよ」
 メディアが、くるみの攻勢を凌ぎ切り、組み伏せたとき、ベホイミが現れた。
制服は地味ベホのそれだが、髪は結っていないし、メガネも外している。

「お前を、信じていた…だから…」
 ベホイミは、何かが一杯に詰まった手さげバッグを持ち込んでいた。
「火薬の匂いが漏れていますよ…殺す気で来た、そういうわけですか…」
「それだけじゃないさ…」
 ベホイミは、ポケットから取り出したリモコンのスイッチを入れた。
「ああ、私の能力を無効化する装置を、教授から借りてきた、そういうわけですか…
 ですが、それだけじゃ勝てませんよ…ほら」
 メディアは、満身創痍で倒れているくるみの首を軽く踏んだ。
「へし折っちゃいますよ?この首…」
「………」
 ベホイミは、無言で歩を進めた。
「ほ、本気ですよ?」
「………」
 ベホイミは、答えない。
ついに、メディアの眼前にまで迫った。
「本気ですって言ってるでしょう!?くるみさんが死んでもいいんですか!?」
「死ぬんじゃないだろ?殺されるんだ、お前に…」
「!?」
 メディアは、くるみの首から足を避け、足元をふらつかせ始めた。
「私は桃月学園のメディアを信じていたし、今も、信じている…、
 今のお前は、人を自分で殺せるような奴じゃない…
 人が死ぬのには耐えられても、自分で殺すことは出来ない」
「…うう」
 メディアは、ここへ来て、初めて弱気の顔を見せた。
今まで、異常能力と話術で、玲たちを同士討ちさせてきた悪魔の姿は、見る影も無くなっていた。

516 :鈴音いじめバッドルート:2006/03/24(金) 04:17:50 ID:???
「…だからあれだけの力を持ちながら、自分が手を下さずに、
 私たちが殺し合うように仕向けたのか。
 自分が恐ろしくて、全て終わりにしよう、とか言い出したくせに、
 肝心のところではビビリだったんだな、まあ、結局2人殺した私が、
 笑えた事じゃないけどな」
 玲が、耳だけを頼りに、今の状況を把握して、発言をする。

「玲さん…私は…」
「おいおい、勘違いするなよ?ベホイミ…、私の殺意は本物だった。
 私は断じて、後悔してないからな…、許せなかった…、
 直接殺した芹沢も来栖も、心を壊してやった南条、優麻、優奈も、
 みんな、私は大嫌いだ…嫌いになった…」
「…それは」
「メディアの能力で、精神が異常になっていたからって、とっさの悪口だって、
 許せない事は許せないんだ。私の家は、今でこそ、悪くない生活をしているが、
 私が小さいころはひどいもんだった。
 だから私は、昔からウスノロな奴は食い物にしてきた。
 そういう奴は、ちょっと巻き上げたぐらいじゃ、どうってことない恵まれた奴らばかりだったからな。
 みんなが私を魔女って呼ぶのも、分かる。私だって自覚してる。そうして生きてきた。
 いつも、気を張り詰めてな。私が自分のことは自分で出来るようになればなるほど、
 家の負担は減るんだって、そう信じてたし、その通りに実現した。
 だから、私は、何もしないくせに愚痴だけは垂れる奴が許せない…、
 一条が自殺したのは確かに私の不用意な発言が招いたミスだった、でも、
 私に罵声を浴びせたあいつらは、何かしたのか?一条を助けるために!
 ミスをした私だけが悪くて、何もしなかったあいつらが正しいなんて道理があるか!」
「玲、さん…」
「だから、ムチャクチャにしてやったんだ…あいつらの人生を…」
「玲さん、涙…」
「ああ、目にガラスが入ったからな、これで本物のメガネが必要かな…?
 あ〜あ…しばらくはムショ暮らしだろうし…近視用レンズ代は、痛いな…」
「声、震えているっスよ…」

517 :鈴音いじめバッドルート:2006/03/24(金) 04:18:43 ID:???
「玲さん、私は、ヤケを起こして、とんでもない事を…」
「謝るな!」
「…」
「ああわかるよ!お前の気持ち!自由ゼロから、教授に助けられて、広い世の中を見て!
 ベッキ―を守るために桃月学園まで来たら、自分の大事な人がどんどん増えていって!
 その全員に好かれたい、距離感をゼロにして、付き合いたいって思ったんだろ!?
 でも、そんなのは無理だって、今までの経験が言ってる!自分が、ろくな人生歩んでないから、
 生まれつき暖かい環境に育ってる人間とは距離がありすぎる!
 そのくせそんな連中にも、それぞれ悩みがあるから、完全に羨み尽くす事も出来ない!
 だから、気が狂いそうなくらい、悩ましくなる!で、お前は狂っちまったわけだ!
 私も、一条と同じように、くるみが癪に障ってたよ…
 地味だって言う事は、無難な人生送ってるってことだ。
 私が手に入れたくて足掻いて来たものを、あいつは持て余していた」
「………」
「それでも、どんな過去があったって、周囲の他人には関係ないことだ。
 他人の過去が私に関係ないように、私の過去も他人にはどうでもいいことだろうからな。
 やってしまった事は、取り返しがつかない。無かった事になんて、出来ない。
 罪は、償わなきゃいけない…、メディア、お前も…」

「いや、メディアにはここで死んでもらう、もう決めた事だから」
 そう言うと、ベホイミは、持ち込んだ荷物を取り出した。
「爆弾、だ。小さいが、人2人を吹き飛ばすには十分すぎる威力を与えた」
「…お前も、死ぬ気なのか」
 玲は、特に驚かなかった。
「事件の収拾をつけるために、手は打ってあるっス。でも、玲さんの言うとおり、
 罪は、償わなきゃいけない、生まれた時から兵士の私たちは、戸籍が無いっスから、
 こんな形でしか、罪滅ぼしが出来ないっス」
 そう言うと、ベホイミはメディアを連れて、体育館の用具室へと入り、扉を閉めた。
玲が、大きな衝撃音を聞くのは、その数10秒後だった。

「終わったのだな…全て…」
ふと気がつくと、教授がそこに居た。都とベッキ―は、姿を見せない。

518 :鈴音いじめバッドルート:2006/03/24(金) 04:20:47 ID:???
 事件の関係者のうち、生存者は、鈴音、乙女、優麻、南条、都、くるみ、玲の6名だった。
その後、教授は人知れず姿を消した。ベッキーと、都からは、絶縁されていた。
事件の真相は、教授やメディア、ベホイミの関係する組織によって、
テロリストの起こした事件と言う事になり、鉄砲玉の何人かが、全ての罪を背負って逮捕された。
玲は、芹沢、来栖を、優麻は、優奈を、それぞれ殺害していたが、これも免責となった。
一条が6号を殺害した事も、これによって闇に葬られた。

 心を病んだ南条、優麻、そして、全身の筋肉を酷使したくるみ、目を傷つけた玲は入院し、
途中からカヤの外になったものの、自分をいじめるための作戦で、多くの友達を失った鈴音は、
精神的負担が強く圧し掛かり、カウンセラーに通う事になった。
眠り続けていた乙女は、夢に犠牲者全員の死に様が現れるという怪奇現象に襲われ、不眠症になった。
唯一、心身ともに無傷で帰還した都は、自身が、無傷であるが故の罪悪感と戦わねばならなかったし、
同じ被害者とはいえ無傷なのは許せないという、映研や演劇部など、死者達の関係筋からの逆恨みを、一心に受ける事になった。

 事件に直接の関係がなくとも、昨日まで当然のごとく、そこに居た人がいない、
それだけで、桃月学園の関係者はみな、気分が落ち込み、救われない気持ちになった。

全ての関係者の胸のうちに、こんな言葉が去来した。
「どこで何を間違って、こんな事になってしまったのだろう…?」
「自分たちが、何かを見落としていなければ、起こり得なかった事ではないのか…?」

これらの問いに答えを出すためには、時間が必要である。
そして、過ぎ去った時は二度と戻らない。
答えが出たとしても、死んだ人間は生き返らない。
この失敗を未来に活かし、次は失敗しなかったとしても、忌まわしき過去を取り消すことは出来ない。
過去を平気で忘れてしまえるような人間に、本当の悲しみも喜びも幸福も訪れ得ないがゆえに、
少なくとも、くるみや鈴音、都らの苦しみは、生きている限り続くだろう。
そして、死に逃げる事は、メディアと同じ過ちを繰り返す事と同じである。

シナリオ 鈴音いじめ編バッドルート 完

519 :マロン名無しさん:2006/03/24(金) 04:26:36 ID:???
>>518
乙です
最後ちょっとひぐらしを思い出した
グッドエンドも期待しとります

520 :鈴音いじめ作者:2006/03/24(金) 04:29:21 ID:???
これでバッドルートは終了です。
最初から数えてムチャクチャ長いので、オナニー小説になっていないか心配です。
ベッキ―が望に絶交される後日談まで続けようか考えましたが、
今の精神状態で書くと、見るに耐えなくなりそうなのでやめました。
しばらく休んでから、グッドルートを書き上げます。
自分で書いてて鬱になるなんて、めでてーな俺は。

521 :マロン名無しさん:2006/03/24(金) 09:39:37 ID:i5owZEse
>>520
鈴音が途中から消えてたような感じだけどいい感じで仕上がってる。
個人的にはグッドルートも期待してるよ
うん、さかいさんに見しても星3つダヨ

あと、
グッドエンドに藤巻キボンヌ

522 :マロン名無しさん:2006/03/24(金) 09:54:33 ID:???
藤巻の性格はどんなんだっけ?あと他のキャラとの交友関係も知りたいな オリキャラだから そこまで考えて無いのかもしれないが

523 :マロン名無しさん:2006/03/24(金) 10:53:55 ID:???
藤巻の基本アイデンティティーは演劇の高瀬くらいで・・・
それに少しキザ度と曲者度をUPしたのが藤巻・・・カナ?

524 :マロン名無しさん:2006/03/24(金) 11:03:33 ID:???
藤巻
身長:178cm
体重:68kg
一応1−C組生徒
ヘアスタイル:ロンゲのオールバック
・・・ダメカナ?

525 :マロン名無しさん:2006/03/24(金) 11:41:32 ID:???
藤巻
身長:170cm
体重:71s
ヘアスタイル:坊主

・・・こっちの方がある意味面白い

526 :マロン名無しさん:2006/03/24(金) 11:57:06 ID:???
藤巻
身長:210cm
体重:117kg
ヘアスタイル:スキンヘッド

・・・実は俺不良なんだよ、みたいな仕様で

527 :マロン名無しさん:2006/03/24(金) 12:07:32 ID:hqUYknoj
性格的には桃瀬兄みたいな感じじゃね?
んで姫子とメイクラブして付き合ってる、と
特技はギターピックによる攻撃。身長体重も平均的男子って感じでいいと思う
髪型もその辺の高校生っぽくでいいんじゃね?

528 :マロン名無しさん:2006/03/24(金) 12:07:59 ID:???
藤巻
身長:189cm
体重:124kg
ヘアスタイル:昼・シャギー 夜・オールバック

・・・昼はエリート特待生、夜は暴走族のヘッドという二足わらじ生活

529 :マロン名無しさん:2006/03/24(金) 12:10:29 ID:???
>527
じゃあそんな感じで・・・

530 :マロン名無しさん:2006/03/24(金) 12:13:38 ID:???
平均的男子の体格ってどん位?
最近の高1って結構でかいンだよな・・・

531 :マロン名無しさん:2006/03/24(金) 12:17:45 ID:???
   彡川川川三三三ミ〜  プウゥ〜ン
   川|川/  \|〜 ポワ〜ン    ________
  ‖|‖ ◎---◎|〜        /
  川川‖    3  ヽ〜      <姫子ちゃん!今助けるよ!
  川川   ∴)д(∴)〜       \________
  川川      〜 /〜 カタカタカタ
  川川‖    〜 /‖ _____
 川川川川___/‖  |  | ̄ ̄\ \
   /       \__|  |    | ̄ ̄|
  /  \○○命_     |  |    |__|
  | \      |つ   |__|__/ /
  / ドキュソ氏ね | ̄ ̄ ̄ ̄|  〔 ̄ ̄〕
これが藤巻でいいんじゃね?

532 :マロン名無しさん:2006/03/24(金) 12:19:55 ID:???
>>531
それでどうやって姫子を助けたのか知りたいよ・・・

533 :マロン名無しさん:2006/03/24(金) 12:29:54 ID:???
>>532
その辺が藤巻クオリティってことで

534 :マロン名無しさん:2006/03/24(金) 12:32:13 ID:???
>>520
うん、存分に鬱を味わいました。GJです。

俺はアズポニロワイヤルを思い出したな・・・

535 :マロン名無しさん:2006/03/24(金) 12:35:26 ID:???
>>533
嫌なクオリティだな・・・それでホレた姫子も姫子だが・・・

536 :マロン名無しさん:2006/03/24(金) 12:49:22 ID:???
藤巻は姫子の嘘(アニメ)で出ていたアンソニー
の病気無バージョンの気がしてならないのは私だけ?

537 :マロン名無しさん:2006/03/24(金) 12:54:19 ID:???
>536
あれが藤巻だとすると・・・「アンソニー藤巻」ってこと?

538 :マロン名無しさん:2006/03/24(金) 13:23:48 ID:???
>537
ってことはハーフ?
ベッキーもハーフで藤巻もハーフだから姫子はホレたのか?

539 :マロン名無しさん:2006/03/24(金) 14:10:50 ID:???
藤巻はジャックナイフアメリカンスクール日本校に在籍していた経験あり。
親友はジゲヨサン
愛用シャツはマイアミバイス

540 :マロン名無しさん:2006/03/24(金) 14:12:29 ID:???
ってことは彼か

541 :マロン名無しさん:2006/03/24(金) 15:29:43 ID:usl/IRXF
藤巻を臭作に次ぐ鬼畜伽羅に認定

542 :マロン名無しさん:2006/03/24(金) 19:01:20 ID:???
富士 真樹
↑   ↑
名字  名前

543 :マロン名無しさん:2006/03/24(金) 19:24:55 ID:???
結論:藤巻はあなたの心の中に

身長、体重とか決めないで台詞の言い回し気をつけて書けばよくね?
もしくはこのまま書こうとせず、伝説として残すか
正直設定増えて藤巻が変わるのは悲しいぜ

544 :マロン名無しさん:2006/03/24(金) 21:21:44 ID:???

       -―-
     〃      ヽ
     i   ノノノ))) ))   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
.    i i ( 'l_] l]〈リノ < ひつじが好きなんですか?
     ヽヽ >  />    \_____
     Y/ヽ!ェl〉        /ヽ/ヽ
      !! l卯 l         / // /
      i ll8| !       / // /
.       l l「| l       , ´-‐ ‐- ヽ
        /!_」l|_j、    {   l ,,  } ぅん
.      / /゙´l"ヽ >   ゝ. ‐  ノ
     'ーr‐ r r ´       l !
.       l  l. |           | |
.       |  ! |           l. |

       -―-
     〃      ヽ
     i   ノノノ))) ))   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
.    i i ( 'l_] l]〈リノ < めー めー
     ヽヽ > n/>    \_____
     Y/ヽ!ェl〉        /ヽ/ヽ
      !! l卯 l         / // /
      i ll8| !       / // /
.       l l「| l       , ´-‐ ‐- ヽ
        /!_」l|_j、    {   l   U } ……
.      / /゙´l"ヽ >   ゝ. っ  ノ
     'ーr‐ r r ´     ⊂ニl !
.       l  l. |        | |
.       |  ! |        l. |


545 :マロン名無しさん:2006/03/24(金) 21:30:58 ID:???
>>543
良い事言った!

546 :今月のGFを読んで:2006/03/25(土) 00:01:00 ID:???
 踵を踏みつけながら急ぎ下足に履き替えた芹沢茜は、着ぐるみを日常的に着る事で鍛えられた身体能力を全開で発揮して待ち合わせ場所に向かった。
(待ってるかな? ごめんね…… でも南条から駅前のケーキ屋のタダ券3000円分せしめたから許して)
 来栖は中庭のベンチで桃月ウォーカーを読みながら待っていた。
 少し物憂げな表情が夕日に映えて綺麗で、しばし見とれたが、はっと気付いて大きく手を振りながら来栖の元に駆け寄る。
「おーい来栖ちゃん」
「……芹沢さん」
 寂しそうに笑ったのは、やはり遅くなってしまった自分に怒っているからだろうか? 心底反省しながら加速して、来栖の前で最敬礼する。
「待った? ごめんね、遅くなっちゃって…… お詫びに」
「ごめんなさい」
 立ち上がった来栖は桃月ウォーカーの陰に隠していたナイフに全体重をあずけて、前を向き直った芹沢の腹に飛び込んだ。
「……え……?」
 ひねりながらさらに深く刺す。人間の肉は結構固いものなのだと思った。
「来栖ちゃ……どゆ……こ……と」
「芹沢さんがロボ子なんですね……? 私がドジラだったんです」
 右側に抜けるようにして引き抜くと、傷口から血液がこんこんと湧き出した。
「ごめんなさい芹沢さん。私……映研のためにあなたを倒さなくちゃいけないんです……
 本当にごめんなさい。私も……すぐ逝きますから……!」
 そう言って来栖は自らの喉を突いた。来栖を止めようとした芹沢だが、腹部の激痛がそれを許さなかった。
 動けない芹沢の前で、来栖はまるでスローモーションのようにゆっくりと地に倒れた。
「く……るすちゃ……ん!」
 腹を押さえながら立ち尽くした芹沢の意識は、事態を把握し理解し終える前に途切れた。

 昇降口で偶然出会って一緒に下校する事になった麻里亜、円、ハルカが発見した時には、二人はお互いの血液が混じり合った血溜まりの中で重なり合って絶命していた。
 その側には凶器のナイフが、夕日と灯りはじめた電燈の灯を反射して煌めいていた。

547 :マロン名無しさん:2006/03/25(土) 00:45:33 ID:???
>>546

短編でまとめられる才能はうらやましいぜ

548 :マロン名無しさん:2006/03/25(土) 01:01:18 ID:???
藤巻、黒修ときたら暴走犬神(兄)か?

549 :マロン名無しさん:2006/03/25(土) 01:13:53 ID:???
犬神「ケロ…」
雅「お兄ちゃん…!」

550 :マロン名無しさん:2006/03/25(土) 12:07:43 ID:???
犬神が暴走したら妹の倍凄い事に。
暴走時間は6時間・・・

551 :マロン名無しさん:2006/03/25(土) 13:59:32 ID:???
>550
いや、ココは例によって3倍の9時間で・・・

552 :マロン名無しさん:2006/03/25(土) 14:02:16 ID:???
グロあり、人死になし。時期外れのネタですが……

「あのさ……来栖ちゃん!」
 A組の扉を力強く叩き、芹沢は威風堂々と来栖の元に歩み寄った。
「はい、なんですか、芹沢さん」
 芹沢のまなざしは真剣で、やや気押される。
「これ……いつもお世話になってるからさ。よかったら食べて!」
 演劇部ゆえの大音声とともに、デフォルメされた魚が市松模様に並んだ紙袋を両手で差し出す。
「私に!? ありがとうございます!」
 中には透明な袋が入っており、その中には球形のチョコレートが6個入っていた。
「南条に教えてもらった通りに作ったから、そんなにまずくはないと……思うんだけど」
「……美味しいです!」
 恭しく口に入れた来栖は満面の笑みで返す。
 形は少しいびつで、舌触りもぼそぼそしていたけれど、味はお世辞抜きでよかった。それに、芹沢がくれたという事が何よりもうれしい。
「実は、私も…… 買って来たもので恐縮なんですけど」
 飲み込み、アップルジュースで口を洗った来栖は、渡しに行く思い切りが付かずにいたら芹沢の方から来てくれた僥倖に感謝して、薔薇柄の包装紙に包まれた紙箱を机の中から取り出し、頬を染めて机の上を芹沢の方に押しやる。
「え? これって確か800円くらいする奴じゃん!」
 包装紙の下から出てきた仰々しい紙箱は、先日一緒に帰った時に冷やかしたセールで見掛けた覚えがあった。
「でも……美味しそうだったから、芹沢さんに食べてもらいたくて」
「ありがとう。……うまい!」
 芹沢はネコミミ髪を揺らしてにっこりと笑った。来栖の頬が一段と赤くなった。

「……入りづらいねー」
「入りづらいわね」
 芹沢が開けたままの扉から中を覗き込み、学食帰りの柏木姉妹は頷きあった。

553 :マロン名無しさん:2006/03/25(土) 14:02:56 ID:???
「おい鈴音!」
 鈴音が大盛りのB定食を綺麗さっぱり平らげて汁椀を置いたのを見計らい、乙女は隠し持っていたペーパーバッグを取り出して鈴音に押しつけた。
「ん?」
「……今日はバレンタインだからな…… 食え」
「おー、乙女ちゃんの手作りチョコだあ」
「は、早起きして作ったんだ……」
「ありがとー、いっただっきまーす」
 少し形が悪いが、乙女が勇気に茶化されながらも一生懸命作った、愛情のこもったガナッシュを鈴音は勢いよく口に放り込んだ。
「よかったらあの……感想聞かせてくれよな」
 乙女は視線をそらしながら言ったが、その感想は明らかな形で学食中に伝えられた。

554 :マロン名無しさん:2006/03/25(土) 14:04:15 ID:IRE7j6yb
 一口食べた途端、脳天から爪先まで震えが走った。骨の一本一本を寒気が包んでいく。
 口から肛門までの長い一本道に、嫌悪感が充満する。これは、一秒たりとも体内に留め置いてはならないものだ……
 全ての細胞が悲鳴を上げた。全身の経絡に激痛が走る。鈴音の世界が一瞬五感の無いモノクロのものになる。
「おと……め?」
 鈴音の巨体が机や椅子を倒しながらどうと地に倒れた。
「鈴音……?」
 からだが大きく痙攣したかと思うと、口元から赤茶色いものがゴボゴボと音を立てて勢いよく広がる。スカートのあたりからも茶色い物が悪臭を放ちながら流れ出ていく。
「す、鈴音っ!」
 汚いものを避けながら引き起こした鈴音の顔は、これまで乙女が見た事もないようなものすごい顔色だった。およそ生きた人間のそれではない。
 意識が無いために表情には知性がなく、からだも鉛のように重い。
 白目を剥き、口からは次々といやなものが噴水のように噴き出す。鼻血も一緒になって嫌らしいコントラストを描き出し、毛穴から出る汗は膿が混じって薄汚い緑色をしている。
「うわあぁぁぁ! 誰か! 誰か助けてくれ! 鈴音が! 鈴音があああ!」
 乙女が半狂乱で叫ぶまでもなく、その辺にいた生徒達がすでに保健室に駆け込んでいたし、携帯電話で救急車を呼ぶ生徒もいた。中には時報や天気予報を聞いた生徒もいたりする。
「都ちゃん、午後1時3分50秒をお知らせするカモ! あ、4分カナー?」
「食中毒……Food Poisoning」
「操ー脳内会議ー」
「ベホイミちゃん、今こそ癒し系魔法少女の出番ですよ」
「札幌は雨ですか? 雨かもしれません」
「ベッキー天才だろ? なんとかしろ」
「はうはうはうはうはう」
 鈴音の放つ悪臭で薄れゆく意識の中で乙女が腕の中に見た鈴音は、信じられない程小さく儚かった。

 その後、鈴音はなんとか一命を取り留めた。
 この事件で身体中の毒素を出してしまったのか、前より元気に学校に通っている。もちろん、乙女との友情も変わらずだ。
 しかしそのかわり、乙女は厨房からさらに遠ざかってしまったのだった。

555 :マロン名無しさん:2006/03/25(土) 14:18:37 ID:???
>554
なかなか良かった!GJ!
それにしてもやはり、乙女にはポイズンクッキーのスキルがあったのか・・・
となると宮田やベッキーも・・・!

556 :マロン名無しさん:2006/03/25(土) 15:02:58 ID:???
>>552-554は乙女スレの『乙女の料理を食いたいか?』という話題を読んで思いつきました。
乙女スレに書こうかと思ったけど、書き上がってみたらこのスレ向きかなと……
日付は変えようがなかったので、前後が逆ですが時間で。
ちなみにこのスレの連投規制は30秒でした。

前半の芹沢×来栖は>>546の埋め合わせも兼ねて。
来栖はまず麻里亜に相談しようとしたけれど、麻里亜は生徒会の会合があってすれ違い……
あのナイフも「リアル志向で!」とか言い出して麻里亜が持ってきた。
なんて裏設定も考えてたり。
今月のGFは漫研(姫子)が同人誌作ってるという私の妄想が現実でうれしかったです。

557 :マロン名無しさん:2006/03/25(土) 15:32:51 ID:???
>556
そこまで考えてたとは・・・流石だな

558 :マロン名無しさん:2006/03/25(土) 17:59:38 ID:???
良スレ認定クマ(ノ・(ェ)・)

559 :マロン名無しさん:2006/03/25(土) 22:40:10 ID:???
ぱにぽにの鳴く頃に
一条祭り編・オブジイヤー殺し編・マホ流し編・・・。














やりません。てか創造しようと思ったが無理だった・・・。

560 :マロン名無しさん:2006/03/25(土) 22:49:19 ID:???
>559
ソレはかなり文才が必要だ・・・難易度SSってとこか?

561 :マロン名無しさん:2006/03/25(土) 23:03:13 ID:???
元ネタもいまだに全然ワカラン俺がいるのに
ぱにぽにでそれを作るとなると・・・俺は絶対無理。
修がバットを持つようになる?
姫子はカレーが大好きでw
俺にはこれが限界

562 :マロン名無しさん:2006/03/26(日) 00:21:21 ID:???
芹沢が自分の事を振り向いてくれないので常軌を鋳した来栖が包丁を持って…

563 :マロン名無しさん:2006/03/26(日) 00:24:29 ID:???
>>559
超A級だな。

564 :マロン名無しさん:2006/03/26(日) 00:51:59 ID:???
江戸川乱歩や横溝正史のぱにぽにも読んでみたい……
というわけで書いてみる。


部屋のかべが、ゆらゆらと動いているのです。
レベッカ怪人の魔法にかかっているのでしょうか?
いや、目を近づけてよく見ると、そうではありません。
なにか小さなものが、数しれずひしめきあっているのです。
「あっ、カニだっ」姫子さんはさけびました。

565 :マロン名無しさん:2006/03/26(日) 09:24:38 ID:???
あずまんがでもあったが漂流教室とかもネタにすると面白いかも かなり鬱展開になりそうだけど

566 :マロン名無しさん:2006/03/26(日) 09:46:55 ID:???
鬱展開大歓迎

567 :マロン名無しさん:2006/03/26(日) 12:11:23 ID:???
ぱにぽに漂流教室なるものを書いてみようと思ったことがあったが
どうしてもあず漂のインスパイアになってしまうから諦めた

568 :マロン名無しさん:2006/03/26(日) 12:54:57 ID:???
よーし、俺がぱにぽにのなく頃にを創造するぞ!
でも無理だったらごめんなさい。

569 :マロン名無しさん:2006/03/26(日) 15:58:33 ID:???
>568
頑張れよ・・・でも無理はするな

570 :マロン名無しさん:2006/03/27(月) 01:31:07 ID:RZemyyrx
とりあえず上げとくぞ・・・
最近誰も来ないのは皆作品を鋭意制作中だからか・・・
頑張れ・・・

571 :マロン名無しさん:2006/03/27(月) 09:19:21 ID:???
まぁ、ちょっと待ってくれw

572 :マロン名無しさん:2006/03/27(月) 12:46:26 ID:???
姫子がベッキー達から、粋なお誕生日祝いとして
蟹鍋パーティに誘われるも、調理直前の蟹と頭をぶつけて
中身が入れ替わり、食べられてしまうSSを思いついた(・ω・)
当然みんなは気づかない・・・・

573 :マロン名無しさん:2006/03/27(月) 14:03:20 ID:???
>572
実は夢オチで
それ以降姫子はカニを食わなくなったとさ・・・チャンチャン♪

574 :マロン名無しさん:2006/03/27(月) 15:40:37 ID:???
グロはいやーーーー!!

575 :マロン名無しさん:2006/03/27(月) 16:01:33 ID:???
カラダは姫子 心は蟹

いいじゃない

576 :マロン名無しさん:2006/03/27(月) 16:03:53 ID:???
その蟹を食べるとアホ毛が生えてマホというようになる・・・カナ?

577 :マロン名無しさん:2006/03/27(月) 17:58:29 ID:???
新小説、生き残るのは1人・・・・C組サバイバル小説計画中!

>ストーリー
とある島に訪れたベッキーを含むC組の7人はそこを巣くう悪者達によって囚われてしまう。
助かる方法は1つ、C組の7人による生き残りを賭けた殺し合い。
覚えるベッキー等だが、悪者達は殺し合いをタダの娯楽にしか考えていなかった。
悪者達はこの残酷な殺し合いをショーに見立て、勝ち抜き形式のトーナメントにしてしまう。

果たして生き残るのは誰なのか・・・・そして悲劇の結末はいかに!?

★トーナメント組み合わせ(初戦のみ、後は勝ち抜き)

姫子VS6号(勝者はくるみVS都戦の勝者と対戦)

くるみVS都(勝者は姫子VS6号戦の勝者と対戦)

玲VS一条(勝者はベッキーと対戦)

ベッキー(1回戦免除、勝者は玲VS一条戦の勝者と対戦)



希望なら書くけど?

578 :マロン名無しさん:2006/03/27(月) 18:00:16 ID:???
断る

579 :マロン名無しさん:2006/03/27(月) 18:07:02 ID:???
サバイバル小説というより
あずぽにな気がするのだが・・・。

まあいい、とりあえず書いてもらおうか。がんがれ。

580 :マロン名無しさん:2006/03/27(月) 18:14:16 ID:???
>パート2 ぱにぽにキャラクター全員による殺し合い
ストーリーは上と一緒でCだけでなく全クラスの生徒含める。

組み合わせ

Aブロック
1回戦:芹沢茜VS綿貫響
2回戦:来栖柚子VS宮田晶
3回戦:片桐姫子VS橘玲
4回戦:一条VS6号
Bブロック
1回戦:白鳥鈴音VS秋山乙女
2回戦:べホイミVSメディア
3回戦:犬神つるぎVS南条操
4回戦:早乙女VS五十嵐美由紀
Cブロック
1回戦:桃瀬くるみVS二階堂光
2回戦:桃瀬修VSヤンキー
3回戦:レベッカ宮本VSメソウサ
4回戦:早乙女VS五十嵐美由紀
5回戦:上原都VSズーラ

581 :マロン名無しさん:2006/03/27(月) 18:22:31 ID:???
やっぱり書く気なくしたから結果だけ発表〜

≪パート1の方≫
1回戦:姫子VS6号  どちらも親友である事を忘れ必死で殺し合う、結果は姫子の勝ち
   :くるみVS都  こちらも前の試合同様殺し合い、運動神経のいいくるみが余裕で勝ち
   :玲VS一条   玲のみ狂ってしまう、一条が必死で説得するが最後は一条がしかたなく玲を殺し勝利

2回戦:姫子VSくるみ  最初はくるみが優勢だったが、姫子が突如とてつもない力を発揮してくるみを殺してしまう
   :ベッキーVS一条 玲を殺してしまった一条は生きていく資格がないとして、自害。ベッキーの不戦勝

決勝戦:ベッキーVS姫子 結果だけ、ベッキーの勝利!

582 :マロン名無しさん:2006/03/27(月) 18:34:23 ID:???
≪パート2≫

Aブロック
1回戦:芹沢茜VS綿貫響     勝者、芹沢茜
2回戦:来栖柚子VS宮田晶    勝者、来栖柚子
3回戦:片桐姫子VS橘玲     どっちも死亡
4回戦:一条VS6号       勝者、一条
Bブロック
1回戦:白鳥鈴音VS秋山乙女   勝者、秋山乙女
2回戦:べホイミVSメディア   勝者、べホイミ
3回戦:犬神つるぎVS南条操   勝者、犬神つるぎ
4回戦:早乙女VS五十嵐美由紀  勝者、早乙女
Cブロック
1回戦:桃瀬くるみVS二階堂光  勝者、桃瀬くるみ
2回戦:桃瀬修VSヤンキー    勝者、ヤンキー
3回戦:ベッキーVSメソウサ   勝者、ベッキー
4回戦:上原都VSズーラ     勝者、ズーラ
Aブロック
5回戦:芹沢茜VS来栖柚子    どっちも死亡     Aブロック勝者、一条
Bブロック
5回戦:秋山乙女VSべホイミ   勝者、秋山乙女
6回戦:犬神つるぎVS早乙女   勝者、早乙女
7回戦:秋山乙女VS早乙女    どっちも死亡     Bブロック勝者なし
Cブロック
5回戦:桃瀬くるみVSヤンキー  勝者、ヤンキー
6回戦:ベッキーVSズーラ    勝者、ズーラ
7回戦:ヤンキーVSズーラ    勝者、ヤンキー    Cブロック勝者、ヤンキー

決勝戦:一条VSヤンキー     優勝、ヤンキー!

ヤンキーの優勝で島を脱出!!

583 :マロン名無しさん:2006/03/27(月) 18:43:11 ID:???
宇宙船レッドドワーフ号みたいな人死にありグロありだがギャグ満載のブラックコメディーも見てみたいな

584 :マロン名無しさん:2006/03/27(月) 20:46:12 ID:???
>>575
中身が入れ替わっても変化無さそうだけどなw

585 :マロン名無しさん:2006/03/27(月) 20:46:42 ID:???
あずぽにではなく純粋にぱにぽにキャラだけでバトロワさせたいんだがどうだろうか
需要なかったらやめるが、意見求む

586 :マロン名無しさん:2006/03/27(月) 21:00:31 ID:???
>>585
むしろそっちの方がいい

587 :マロン名無しさん:2006/03/27(月) 21:02:14 ID:???
>>585
そうか
とりあえず一人じゃ参考にならないのでもう少し熟してからまた見に来ることにする
もし書くのだったらバトロワなりにかなり長くなりそうだが・・・

588 :マロン名無しさん:2006/03/27(月) 21:04:51 ID:???
一人だけが生き残るみたいなやつはさ
結局誰を残すか、ですごい変わると思うし好きなキャラが残れなかったりすると悲しいぜ
普通にいじめる系のがいいと思います><

589 :マロン名無しさん:2006/03/27(月) 22:01:44 ID:???
確かに、皆殺し系はちょっと・・・
あと、レスリングっぽい対決物はもう別にスレを作った方が良いのでは?

590 :マロン名無しさん:2006/03/27(月) 22:49:46 ID:???
確かになー。
初心に返っていじめを書いたほうがいいか…

591 :マロン名無しさん:2006/03/27(月) 23:03:31 ID:???
需要無視で書こうと思ったが結構全滅は嫌だ、という意見が多そうなので
今回は止めます、またの機会にでも

592 :マロン名無しさん:2006/03/27(月) 23:37:52 ID:???
いじめか・・・バッド編とグッド編に分けた方が良いのかな?

593 :マロン名無しさん:2006/03/27(月) 23:46:10 ID:???
個人的にはバッド編だけでも…

594 :マロン名無しさん:2006/03/28(火) 00:00:45 ID:tl/AMkGL
>>585
私としては是非書いてほしいのだが

595 :マロン名無しさん:2006/03/28(火) 01:17:05 ID:???
元々内容に制限はなかったんだしひと思いに書いてくれよ

596 :マロン名無しさん:2006/03/28(火) 06:07:27 ID:???
また殺し合いとかこの流れか・・・
学級崩壊らしようよ・・・・・・・・・

597 :マロン名無しさん:2006/03/28(火) 07:15:47 ID:???
正直殺しは別スレ立ててくれ
ニーズが違う
エローいいじめは大歓迎

598 :マロン名無しさん:2006/03/28(火) 07:35:13 ID:???
>597エロもスレ違いになるけどね でも出すなら犬神のプライドをボロボロにし涙目になるまでエロくいじめるのが見たい

599 :マロン名無しさん:2006/03/28(火) 07:47:45 ID:???
(*´Д`)ハァハァ…ウッ

600 :マロン名無しさん:2006/03/28(火) 12:36:24 ID:???
猟奇系SSぐらい許容してケロ

601 :マロン名無しさん:2006/03/28(火) 13:01:07 ID:???
バトロワやらレスリング書こうって奴に言いたいんだが
あくまでこのスレは学級崩壊だろ?学校生活が関わらないのってどうかと思うんよ


602 :マロン名無しさん:2006/03/28(火) 13:22:03 ID:???
>>601
多分同一人物だから無視しときゃ大丈夫だよ

603 :マロン名無しさん:2006/03/28(火) 14:09:59 ID:???
猟奇系もいいんだが、そればっかだとさすがに食傷気味になるんじゃないかな。

604 :マロン名無しさん:2006/03/28(火) 14:44:37 ID:???
たまには人死になしグロなしエロなしのほのぼのしたストーリーも良いかもね スレ違いと言われるかも知れないが あまり制限するとSSが書きにくくなるし

605 :マロン名無しさん:2006/03/28(火) 15:46:10 ID:???
>>604
そうだな、自分で考えたぱにぽにのオリジナルストーリーならなんでも
OK的な感じにな。でもここだとやっぱスレ違いなんで
新しくスレ立てるか・・・?

606 :マロン名無しさん:2006/03/28(火) 16:05:10 ID:???
>605あまり複数立てても需要があるかわからんし これ1つで十分じゃね?

607 :マロン名無しさん:2006/03/28(火) 16:06:05 ID:???
>>604
人死無し、グロ無し、エロ無しでもいいが学級崩壊が必要だぜ?w
普通のお話になるとやっぱスレ違いになっちゃうかなって思う


608 :マロン名無しさん:2006/03/28(火) 16:10:45 ID:???
つーか、エロはスレ違いな気がするがどうか。
一応エロパロスレはあるわけだし。

609 :マロン名無しさん:2006/03/28(火) 16:22:43 ID:???
ルールを決めすぎたらだれも書かなくなる

610 :マロン名無しさん:2006/03/28(火) 16:30:51 ID:???
スレ違いと言うがグロなしエロなしのSSを書くスレなんて有るの?なければここだけで良くね?いくつも立てるのも面倒だし

611 :マロン名無しさん:2006/03/28(火) 16:39:22 ID:???
ここだけでいいだろ。
っていうか冒頭に人死とグロの有無を書くって事で決着した話じゃないか?

612 :マロン名無しさん:2006/03/28(火) 20:11:59 ID:???
バトルロワイヤルもクラスメート同士で殺し合うのだから学級崩壊だと思う
だからこのスレでいいのではないだろうか

613 :マロン名無しさん:2006/03/28(火) 20:23:57 ID:???
なんというか・・・ある意味贅沢な悩みですね。



by職人さん不在の過疎スレ住人兼任

614 :マロン名無しさん:2006/03/28(火) 20:44:53 ID:???
このスレ有能な職人さんが溢れてるからなあ

615 :マロン名無しさん:2006/03/28(火) 21:11:43 ID:???
>>601
レスリングの人と私は別物です、とりあえず
バトロワはこの状況を見るとやっぱり賛成派と反対派に二分されちゃってるみたいなので・・・

616 :マロン名無しさん:2006/03/28(火) 23:43:12 ID:???
>1の注意書きより抜粋
「このスレはいじめやエログロなど、ぱにぽにのダークな話をするスレッドです。 」

617 :マロン名無しさん:2006/03/29(水) 00:59:06 ID:???
>>615
この際書いてみたら?

618 :マロン名無しさん:2006/03/29(水) 01:12:27 ID:???
作者のオネイニーにならなけりゃなんでもいいよ

619 :マロン名無しさん:2006/03/29(水) 01:34:27 ID:???
スレタイが学級崩壊である以上やっぱり学校生活挟んで欲しいって奴は俺だけなのかな・・・orz

620 :マロン名無しさん:2006/03/29(水) 01:45:44 ID:???
うーん・・・、ビッミョ−なとこですなぁ
けっこー意見分かれてるし

621 :マロン名無しさん:2006/03/29(水) 02:20:02 ID:???
学級崩壊ってそんな厳密な意味で付けたわけじゃないだろ
あくまでほのぼのなぱにぽに世界をダークにするのがこのスレ趣旨じゃないこ

622 :マロン名無しさん:2006/03/29(水) 03:50:03 ID:???
いつもいじめ役の玲が崩壊するSSが読みたいな
前スレのメガネコジキの話とか良かった

623 :桃月惨劇クッキング:2006/03/29(水) 05:27:54 ID:???
「やはり、ヤブヘビだったか…」
犬神は、ここへ来る前に感じた、嫌な予感が的中し、一条に捕縛されていた。
ここを偵察するよう彼を誘った友人、桃瀬修は、とうに逃げてしまっている。
「では、準備が整っているようですので、どうぞ、ごゆるりと」
「…帰りたい」
彼は今、調理室にいる。
多くの女子に見られた手前、もう逃げられない。

「それではこれをどうぞー」
 ダメチーム筆頭の宮田晶が、マーボー風の料理の皿を持って来た。
犬神は宮田の歩いて来た方向に目をやる。
乙女は2gのペットボトルをがぶ飲みし、鈴音からは笑みが消え目がうつろに、
ベッキ―は食事中なのにイソジンをして、メソウサと猫神は倒れ伏し、「体温、体温」とうなされていた。
(明らかにおかしい…)
 犬神でなくとも気づける範囲で、この皿に盛ってある物の異常さが露呈していた。
(今からでも、逃げられるか?)
 そう思った刹那、視線を感じた。

「逃がさん、お前だけは…」そう言っている気がした。
 上原都と桃瀬くるみが、訴えるというより脅迫するような視線を向けていた。
(なるほど、仮にも授業である以上、不味くても捨てる事など許されまい…、
 だとすれば、そういった不人気な物は、仲間内だけででも、消費しきらねばならんか…)
どうやら、修と犬神が来る事を見越して、自分たちに順番が回らないように、時間稼ぎをしていたようだ。
そういえば、修はくるみが朝から熱心に調理実習の話をしていたから行くと言っていた。
「…くっ!」
 すでに料理を運んできた晶の顔からは笑みが消え、不安な表情になってきている。
もう、犬神は後には引けない。ここで引いては女子からどんな仕打ちを受けるだろうか。
「…ええい、ままよ」
意を決した犬神は、一気にその料理をかき込んだ。
「い、犬神くん、いけなくてよ…そんな、乱暴な…」
南条が突っ込みを入れるほど、犬神にしては乱雑な食べっぷりだったが、
犬神には、もはや、その声は届いてはいなかった。

624 :桃月惨劇クッキング:2006/03/29(水) 05:30:01 ID:???
「犬神…?」
「犬神、くん?」
 犬神は、ベッキ―・乙女・晶共同制作の料理(おそらく玲から教わったマーボー)を、
1回飲み込んだところで、固まっていた。
「………」
 こういうとき、顔は青くなるものだが、犬神の場合は、違った。
「あ、都ちゃんが怒ったときみたいカモー、耳まで真っ赤」
 姫子が言ったそばから、犬神は、南条の方へ走り出していた。
「え…?」
 これほど急な速度で犬神に迫られるのが始めての南条も赤くなった。
が、次の瞬間、南条だけは青くなった。
犬神が来ると、くるみと都が話しているのを聞いた南条は、彼のために
おいしいスープを作っていたのだが、それを瞬く間に飲み干されてしまったのだ。
見事にスープだけ飲まれ、鍋には色とりどりの野菜が残った。
そして、床には、赤くなったまま目を回している犬神が残った。

 南条の中の理想的な犬神像が崩れ落ちていった。
南条は、やりようの無い感情を爆発させ、晶へぶつける事にした。
「…ドジっ子のバカー!」
「キャー!!」
 南条が振りかぶり、平手で晶の頬を張ろうとする。
ぺち、ぺちぺち…
「…い、痛くない」
「この、このこの!」
 南条は、顔を真っ赤にして晶の頬を張り続けているが、
当たる寸前に激しく減速させているので、メソウサでも屁とも思わないであろう威力になっている。
「おい南条…怒ってるなら本気で殴れよ…怒ってるよな?」
 乙女が呆れている。
「怒ってるわよ!でも、本気でやったら痛いじゃないの!可哀想でしょ!?」
「や、やめてくださ〜い…」
 晶も手を回したりして抵抗するが、どう見ても子どものケンカ以下の光景であった。
「ダメだこりゃ…」ベッキーも呆れている。

625 :桃月惨劇クッキング:2006/03/29(水) 05:53:49 ID:???
「収拾つけた方がよくねーか?ベキ子…」
「やだよ、バカバカしい…」
「ここは私にお任せください」
「一条か…嫌な予感がするけど、今のグダグダよりはいーだろ…やってくれ」

 一条が晶の耳に口を寄せた。
「南条さんが、『宮田さんは体つきがいやらしいから、
 料理が下手でも男が吊れるだろうからいいですわね』と言っていましたよ」
 続いて、南条の耳へと口を寄せる。
「宮田さんが、『南条さんは家庭的で羨ましいな〜、料理以外も得意なんでしょ?
 胸からして洗濯板だし』と言っていましたよ」

「完璧です」
 南条は、顔を真っ赤にして、右手を振り上げて力いっぱい握り締めており、
晶は、中華なべ用のお玉を手にしていた。その目は、かつてないほどに鋭くなっていた。
「お前何吹き込んだー!?」
「いえ、汗を流した後に取る食事は格別ですので」
「意味がわからねー!!」
 パシンと、音がした。
 先に仕掛けたのは南条であり、今度こそ、晶の頬は赤くなっていた。
「あらドジっ子…その手にしたお玉は何かしら?いきなり武器を持つなんて…」
「違うよ。これは殴るための道具じゃないよ」
 晶の声には迷いが無く、透き通って良く通る響きだった。
そして、お玉が振り上げられた。
「ギャー!」
 最初の被害者は綿貫響だった。
「熱い…つーか、痛い、痛いよ、これは、し、しみ…ギャー!」
「外しちゃったか。私はつくづくドジだな」
 左手に北京鍋を、右手にお玉を握った晶は、
先ほど犬神を撃沈せしめた特製マーボーを、鍋からすくって投げつけるという荒業を使っていた。
「「死人が出かねないぞ!逃げろー!!」」
この対人兵器の共同開発者である乙女とベッキーは、とっさに叫んでいた。

626 :マロン名無しさん:2006/03/29(水) 12:47:15 ID:???
このくらいのジャブSSも大歓迎www
いいよーいいよー

627 :マロン名無しさん:2006/03/29(水) 14:19:39 ID:???
>>625
GJ!笑えるw

人死になしかありかとかについてだが・・・
別スレ立てるとしたら、精神的いじめを書ける方が少ない今、
このスレが過疎ってしまう可能性があると見たんだが・・・
ってことで、何でもありでいいんじゃね?
結果としてこのスレも色んな意味で盛り上がってるわけだしw

・・・とまぁ自分勝手でスマン

628 :マロン名無しさん:2006/03/29(水) 14:29:23 ID:???
>>627
俺も何でもありでいいと思うが・・・他の住人の方々の意見もあるからな・・・。

629 :マロン名無しさん:2006/03/29(水) 14:46:55 ID:???
まあ全ての意見を取り入れるのは難しいし ありきたりだが嫌なら見なければ良いじゃないか 前もってグロありとか書いておけば 見ずに済むし

630 :マロン名無しさん:2006/03/29(水) 14:55:43 ID:???
今までそのつもりだったが、それでもしっかりとしたルールを決めないと、また同じような議論が起こるのでは?と、俺は思う。
議論が起こるのはいいんだが、それで書き手の士気が下がるのは確かだ。
俺も何度か書こうか悩まされたこともあったし・・・結果的には書いたけどw

いい機会だと思うし、ルール決めた方がいいんでね?

631 :マロン名無しさん:2006/03/29(水) 15:00:27 ID:???
そうだな。しっかりとしたルールを改めて決めましょうか。
それともやっぱり別スレ立てるか?

632 :マロン名無しさん:2006/03/29(水) 16:40:41 ID:???
別スレ立てたら絶対過疎る
ダークな話なら何でもOKでいいだろ
てか何で文句言い出すのかわからん

633 :マロン名無しさん:2006/03/29(水) 17:00:06 ID:???
次スレからぱにぽにSSスレに変更だな。

634 :マロン名無しさん:2006/03/29(水) 17:06:16 ID:???
>>633
ここはダークを入れてぱにぽにダークSSスレに

ぱにぽにの普通のSSスレってあるの?

635 :マロン名無しさん:2006/03/29(水) 17:13:08 ID:???
せめてダークな話っていう設定は残しておきたい

636 :マロン名無しさん:2006/03/29(水) 17:15:35 ID:???
俺はこのスレタイでいいと思うけどな。

ダークだとストレート過ぎないか?これくらい婉曲的なほうがいいと思う。

637 :マロン名無しさん:2006/03/29(水) 18:05:25 ID:???
バトロワとりあえず近日中に投下します

それとこのスレタイでOKだと思います。
学級崩壊というスレタイはあくまでもダークな形を連想させる為って考えて納得してる俺

638 :マロン名無しさん:2006/03/29(水) 18:08:45 ID:???
 

639 :マロン名無しさん:2006/03/29(水) 18:35:38 ID:???
>>636
婉曲的だと分かりづらく無いか? スレ覗きゃ1で一発だけど。
これまでの作品を見るにつけ学級崩壊というよりもダークの方がすっきるする気がするが。
スレタイに引っ張られるって心配はなさそうだからいいか。
ぱにぽにSSを統括する場所がほしいな。

640 :マロン名無しさん:2006/03/29(水) 18:52:32 ID:???
ルールとしては投下する前に人死に、グロ、エロの有無を書くくらいでいいんじゃないかな?
スレタイもこれがすっきりしてていいと思う

641 :マロン名無しさん:2006/03/29(水) 20:40:24 ID:???
姫子解剖SSの需要はありまつか?w

642 :マロン名無しさん:2006/03/29(水) 20:42:50 ID:???
俺はスレタイは現行、人死にエログロの有無を書くルールでいいと思う。

643 :マロン名無しさん:2006/03/29(水) 20:48:32 ID:???
SS面白いから一気に読んじゃったよ。

644 :マロン名無しさん:2006/03/29(水) 21:14:32 ID:???
何かぱにぽにらしいダークな意味合いの言葉は無いものか

645 :マロン名無しさん:2006/03/29(水) 21:29:16 ID:???
>>644
ジェイソンオヅマ

646 :マロン名無しさん:2006/03/29(水) 21:54:03 ID:???
学級崩壊をそのままの意味で考える奴がいるから荒れるんだよな。
でもこのスレタイはピッタリだと思うからテンプレにダークな話なら
何でもありみたいな事入れとけばいいんじゃない?

647 :マロン名無しさん:2006/03/29(水) 22:41:57 ID:???
そういえば・・・鈴音グッドエンドルートはどうなったんだ?

648 :マロン名無しさん:2006/03/29(水) 23:01:50 ID:???
>>647
二週目で好感度あげてるんだろ

649 :マロン名無しさん:2006/03/29(水) 23:51:51 ID:???
>>648
・・・誰が?

650 :マロン名無しさん:2006/03/29(水) 23:57:51 ID:???
>>644
学級崩壊でいいんでないの
俺は>>642>>646に全面的に賛成しよう

651 :鈴音いじめ作者:2006/03/30(木) 00:05:28 ID:???
>>647
グッドではちゃんと鈴音がいじめられるように調整中です。
正史と藤巻登場編をどう分けるかも迷っております。
前スレのdatファイルを持っているので、まとめサイトを作ろうかなーとも思っています。
あちこち手を出しすぎてどうにもならん状態です。
4月3日までは実家にいるので、まとめサイト作成はそれ以降になりそうです。

652 :マロン名無しさん:2006/03/30(木) 00:10:01 ID:???
>>651
アンタ・・・凄すぎ
尊敬するわ・・・

653 :マロン名無しさん:2006/03/30(木) 15:28:23 ID:???
>>651ガンガレ
今度は俺が嫉妬する番だなw

そろそろ何か書き始めたいなぁ・・・

654 :マロン名無しさん:2006/03/30(木) 17:18:27 ID:???
>>651
気負うなよ。出来ることから少しずつだ。

655 :マロン名無しさん:2006/03/30(木) 17:26:30 ID:???
>>651
マジ期待してるで

656 :マロン名無しさん:2006/03/30(木) 22:27:47 ID:???
>>625
このあと
実は南条の作ったスープにこっそり一条がDCSを仕込んでて
犬神が暴走、周囲をゴシカァンしまくる展開なんだろ?

657 :マロン名無しさん:2006/03/30(木) 23:34:08 ID:???
懐かしいなDCS祭り…

658 :マロン名無しさん:2006/03/31(金) 00:43:41 ID:???
ちょwwwアズぱわこいつVIPPERだぜwwwwww

659 :マロン名無しさん:2006/03/31(金) 00:56:17 ID:???
>>658
VIPPERの誤爆です
VIPが迷惑をかけてすみませんでした

660 :マロン名無しさん:2006/03/31(金) 03:05:03 ID:???
いえいえ

661 :マロン名無しさん:2006/03/31(金) 20:46:23 ID:???
保守

662 :マロン名無しさん:2006/03/31(金) 21:56:51 ID:???
ホントにココは凄いよな・・・
優秀な人材が溢れてる

663 :マロン名無しさん:2006/03/31(金) 22:12:00 ID:???
正史とあったから横溝正史風のぱにぽにが来るのかと今日一日期待してしまった私……ちょうど画像スレで犬神の話題が出ていたし。
というわけで空気を読まずに江戸川乱歩作品をぱにぽにキャラに当てはめてみる。
理由説明をしようかとも思ったけれど、したらネタバレになってしまう事に気付いたのでやめておきます。
でも字面を見るだけで萌え……るのは俺くらいかな……

ベッキー     悪魔の紋章
片桐姫子     妖星人R
橘玲       黒蜥蜴
上原都      妖虫
桃瀬くるみ    透明怪人
6号さん     魔法人形
一条さん     化人幻戯  
ベホイミメディア 二銭銅貨
南条操      人間豹
芹沢茜      電人M
宮田晶      鉄塔の怪人
由香千夏     大暗室
麻生真尋     幽鬼の塔
麻生麻里亜    パノラマ島奇譚
柏木優麻優奈   三角館の恐怖
来栖柚子     吸血鬼  
二階堂光     黄金仮面
白鳥鈴音     灰色の巨人
秋山乙女     奇面城の秘密
綿貫響      地獄の道化師

664 :マロン名無しさん:2006/03/31(金) 22:57:18 ID:???
>>663
懐かしい作品がいくつか
>芹沢茜      電人M
ワロスw

665 :マロン名無しさん:2006/03/31(金) 22:57:48 ID:???
ワロス

666 :マロン名無しさん:2006/03/31(金) 23:44:13 ID:???
>>664-665
わかる方がいてよかった……(つД`)
パノラマ島奇譚以外は旧版のポプラ社版に収録されてるので、学校の図書室などで読まれた方もいらっしゃるかも。
芹沢は二十面相(四十面相)先生にしようかとも思ったけれど、インパクトから電人Mにしました。
なお、最初に思いついてかつ一番ハマっていると思うのは南条さんです。ごめんなさい。次いで真尋さんと姫子。

↓ポプラ社版タイトル対照表
悪魔の紋章(呪いの指紋)
妖星人R(空飛ぶ二十面相)
黒蜥蜴(黒い魔女)
妖虫(赤い妖虫)
魔法人形(悪魔人形)
化人幻戯(白い羽根の謎)  
鉄塔の怪人(恐怖の鉄塔王国)
吸血鬼(地獄の仮面)
※二銭銅貨は『暗黒星』に収録

思い描いたものをイメージ通りに文にできません。乱歩先生の筆力が羨ましい。
好きこそ物のとはいうけれど……

667 :エイプリル・フール:2006/03/32(土) 00:01:00 ID:???
一本かけたので投下します。
エロやグロは無いです。

668 :(0/3) ◆oznDORkUL6 :2006/03/32(土) 00:01:57 ID:???
ベッキー「松本孝弘」
松本「はい」
ベッキー「やじきたかじん」
やじき「はい」
くるみ「ベッキー、あたしは?」
ベッキー「? ……矢沢栄吉」
くるみ「地味で気付かないを通り越していじめじゃない! HR終わるまで黒板に落書きし続けてやる!」
玲「地味な仕返し方だな」
くるみ「玲からも何か言ってやってよ!」
玲「はて、どこからか声が聞こえた気がするが誰か何か言ったか?」
くるみ「玲! ちょっと!」
一条「玲さんたち。『HR中は静かに』です。」
玲「ああ、そうだな。誰だか知らんが静かにな。で、一条、今日の議題は何だ?」
くるみ「(何よ玲もグル?)」
一条「来週のスキー教室の班分けです。」
くるみ「(うるさくすれば一条さんが注意してくれるわね)ららるーららるーじぶんーにー」
一条「では黒板にくじ引きを作ったので皆さん好きなように線を引いてください」
くるみ「(ガン無視……しかもこれじゃ落書きしても意味が無いじゃない。ってか絶対落書きするやつ出てくるし。ってそういうレベルの問題じゃないよもう)あのさぁ……」
一条「では線引き開始です」
1年C組生徒(くるみ除く)「(黒板へダッシュしつつ)ワー」
くるみ「(何なの? こんなの……)いいわよ、もう……」


669 :(2/3) ◆oznDORkUL6 :2006/03/32(土) 00:02:49 ID:???
ベッキー「それじゃあくじ引きは……くるみ! お前からだ! ってあれ?」
姫子「くるみちゃんならさっき出てっちゃったよ? ベッキーが無視しろっていうから無視しちゃったけど。」
玲「エイプリル・フールのネタに散々無視しておどかそうって言ったのはベッキーだぞ。どうするんだ?」
都「大体なんで4月1日に学校があって翌週いきなりスキー教室で進級も無しなのよあたしたち!」
6号「都さん、それじゃ細かいこと気にする子オブ・ジ・イヤーですよ。今はそれどころじゃないです」
一条「残念ですが漫画キャラの宿命です。」
都「それじゃ勉強したって意味無いじゃない! えーい氷川へ○る! 出て来い!」
玲「いやこれはFFだから文句を言うなら作者のに言うべきだろう。本編じゃまだまだ進級までいかなそうだし」
都「殺してこの呪縛から解き放たれてやるわ! ムキー!」
6号「都さん怖い人オブジイヤーです……ぅう」
ベッキー「さすがにいたずらがすぎたか。不味いな。」

くるみ「あたし地味でもいい! けど、みんなと一緒に笑っていたい! それなのになんなのよ……うっ。地味と無視じゃぜんぜん違うじゃない。無視されたら一緒に笑っていられないじゃない。」
メソウサ「あのーくるみさん。実は……」
くるみ「なによ。」


670 :(3/3) ◆oznDORkUL6 :2006/03/32(土) 00:03:27 ID:???
ベッキー「くるみどこいったんだよ。見つからなきゃ謝れないよ。」
くるみ「ベッキー。」
ベッキー「くるみ? ナイフ!」
くるみ「私、寂しかったんだからね! こうすればもう無視は出来ないでしょ!?」
ベッキー「まてくるみ、話を……」
くるみ「えーい!」
ベッキー「痛ー! ……くない?」
くるみ「ちょうどメソウサが持ってたジョークグッズの伸縮ナイフよ。」
ベッキー「はぅはぅ」
くるみ「これでベッキーとはお相子ね。」
べっきー「なんだよー先生だぞー。……ごめん」

都「ベッキー!」
くるみ「ふふふ……」
玲「な、くるみ、待て!」
6号「……! 頚動脈切断自殺者オブ・ジ・イヤーなんてなっちゃ駄目です!」
一条「擬刀ですね」
くるみ「さすがに一条さんはだませなかったわ。よく出来てると思ったんだけどなぁ。」
玲「何だ……お相子だってわけか。」
くるみ「わたしだって本当に嫌われたかと思ったんだからね。」

ベッキー「四月バカなんてやるもんじゃないな。」
くるみ「だまされたら傷つくだけだもんね」


671 : ◆oznDORkUL6 :2006/03/32(土) 00:05:43 ID:???
初めて書いたのでつたない部分も有ります。すいません。
ネタ晴らしがどれも早すぎてどきどきしませんねこれ。

訂正です。
(2/3)八行目
× 作者のに ○ 作者に

672 :マロン名無しさん:2006/03/32(土) 00:10:50 ID:???
なかなかのものですよ。これからも精進してくださいな。

673 :ぱにぽにバトルロワイヤル:2006/03/32(土) 01:55:49 ID:???
とりあえず今から投下します。ある程度話が出来上がってきたので。
エイプリルフールなのに冗談とか無くて場違いですが了承ください。
それと、結構長くなりそうです。なので少しずつ投稿していきたいと思います。

674 :ぱにぽにバトルロワイヤル:2006/03/32(土) 01:58:41 ID:???
島全体図
http://uploader.fam.cx/data/u4292.gif
ペンタブとかそういうの無いので、汚いです。誰か線をきれいに書いてくれる方がいたらお願いします


675 :ぱにぽにバトルロワイヤル:2006/03/32(土) 01:59:48 ID:???
バトルロワイヤル参加者名簿

1.五十嵐先生
2.柏木優奈  
3.柏木優麻  
4.来栖柚子     
5.二階堂光     
6.桃瀬修
7.早乙女先生    
8.秋山乙女     
9.伊藤さん     
10.白鳥鈴音  
11.ズーラ    
12.ヤンキー    
13.綿貫響    
14.レベッカ宮本  
15.一条さん     

676 :ぱにぽにバトルロワイヤル:2006/03/32(土) 02:00:20 ID:???
16.上原都      
17.片桐姫子     
18.鈴木さやか(6号)
19.橘玲
20.桃瀬くるみ 
21.ジジイ  
22.磯部       
23.犬神つるぎ
24.北島由香   
25.佐藤千夏   
26.芹沢茜      
27.南条操      
28.伴
29.ベホイミ     
30.メディア     
31.宮田晶

↓から始まります。多少の誤字脱字、言葉の誤用があっても勘弁してください     

677 :マロン名無しさん:2006/03/32(土) 02:01:40 ID:???
>>671面白かったっス!

678 :ぱにぽにバトルロワイヤル:2006/03/32(土) 02:04:40 ID:???
「今日は修学旅行カナ〜!」
「そうですね、修学旅行です」
C組のオメガバカこと片桐姫子は、いつも無駄に元気なのにも増して無駄に元気である。
もう一人の声の主は、一条さんである。吸い込まれそうな黒い瞳と、どことなく不思議な雰囲気を持ち合わせている。このクラスの学級委員も務めている。
姫子は教室の中を楽しそうに一人で飛び回っている。
この前の修学旅行の後なのだが間を大しておかず、また修学旅行があるのである。
「玲ちゃん〜今日は修学旅行だよ!?修・学・旅・行!!!もうちょっとテンション高くても良いと思うよ!」
姫子のハイテンションな問いかけにも、C組の魔女、橘玲はいつもの落ち着いた表情でさらりと答える。
「あのなぁ、修学旅行だからってギャーギャー騒ぐものでもないだろ。もう少し落ち着け」
「姫子さんは元気オブジイヤーです♪」
C組の中では影が薄いがとってもいい子、通称6号こと鈴木さやかが言う。
「マウ〜・・・そんな事ないよー・・・」
「姫子、少し静かにしろ〜私も落ち着いて良いと思うぞ。」
ちびっ子先生のお出ましである。レベッカ宮本、アメリカ人と日本人のハーフ、青い目にド金髪の天才である。今ではすっかりベッキーというあだ名が定着してしまっている。
「ベッキーまで・・・酷いよー・・・」
この頃は教授にあちこちに連れまわされたり、何かと忙しいガリ勉女、上原都である。
「うるさいわねー・・・全く」
「まぁそんなわけで少し静かにしろ、ホームルーム始めるぞ」
ホームルームもいつもと変わらず終わり、皆バスに乗り込む。
バスの中は目的地のことなどは忘れているかのように姫子がマイクを持って騒ぎまくり、楽しい一時が過ぎていくはずだった。

679 :ぱにぽにバトルロワイヤル:2006/03/32(土) 02:07:22 ID:???
一.
「私の席乙女の隣じゃん〜♪やったー♪♪♪」
どこか抜けたような声、この何もかも巨大な娘は白鳥鈴音である。
「何でお前の隣なんかになるんだよー!この前の修学旅行の時だってな、バスの中ではいじくりまわされて、目的地についてからも夜寝るのまで邪魔されて一睡もできなかったってのに・・・」
鈴音とは対照的に、年に合わず小さいのは秋山乙女である。鈴音とよく行動を共にしている。
「え〜あの時の乙女は可愛かったよ〜、夜なんて特に可愛かったよー♪乙女は可愛いな〜、ツボ押しちゃうゾ!?」
「や、やめろよ!な、だから・・・あ、あうっ・・・」
「そろそろやめてあげなさいよ。乙女も嫌がってるでしょ」
お菓子を食べながら、鈴音に諭すのは諜報部の綿貫響である。
「ハハハ・・・少し静かにしろよー、鈴音」
笑いながら乙女と鈴音を見ているのはB組をまとめる早乙女先生である。
「え〜、だって乙女も喜んでるしー・・・」
「わ、笑うな!喜んでなんかない!もー、全く・・・」

二.
D組のバスではジジイが大声を張り上げて、話しかけている。
「修学旅行というのは・・・!お前ら、聞く気はないのかっ!」
ジジイの大声には誰にも耳を傾けないが、その目の前でドジっ子宮田晶が前のめりに転ぶ。
「へうー、痛いですー」
「大丈夫かしら?宮田さん?・・・あら?私の隣は犬神君ですわ」
この声の主は金髪のロールでお嬢様(?)の南条操。
「あ、ああ」
何かボーっとしているのは犬神つるぎである。成績優秀、スポーツ万能の完璧超人の男だ。
「犬神ー、なんかあったのか?」
演劇部、芹沢茜が話しかける。
「そんな顔なさらないで、せっかくの修学旅行ですし楽しみましょう」
「あ、ちょっと考え事をしていただけだ。そうだな。(・・・修学旅行が大した期間を置かずにまたあるんだ?何か予定変更でもあったのか?思い過ごしかもしれないな・・・)」
D組のバスの後ろでは眼鏡をかけた地味な少女、ベホイミが気難しそうな顔をして考え事をしているようだった。
「お前は何にも思わないのか?」
「え?何をですか?ベホちゃん?」
「お前はなー・・・だから修学旅行ッスよ」
「あ!別に何にも思いませんよ♪楽しいですよね♪」

680 :ぱにぽにバトルロワイヤル:2006/03/32(土) 02:09:37 ID:???
>>678
一話・日常
>>679
二話・予感 です。

メイド服がよく目立つ、メディアがペカ、と笑顔を見せた。
「お前は何にも分かっちゃいないなー、こういうときこそ警戒するべきなんだろうが!」
ベホイミがメディアの顔にグリグリと拳を当てる。
「ひー、すみませんー」
「分かったならいいから、ちゃんと警戒しておけよ」

三.
A組のバスはクラスをまとめるべき人物が酔っているのだ。
「あーうるさいうるさい、私に話しかけないで〜」
酒豪、五十嵐先生は酒の飲みすぎで二日酔いである。そのせいだか、いつもより一段と荒れている。
「先生、ちゃんとしてくださいよ。お願いします」
横についているのは桃瀬修。C組桃瀬くるみの兄でもあり、何でもこなす頼れる兄だ。五十嵐先生の機嫌をとっているが、当の本人は聞く

耳も持つはずもない。今のA組をまとめるのは、実際修なのである。
「五十嵐先生ったらだらしない〜、いったいどんな生活してるのよ」
「ゆ、優麻ちゃん!そ、そんなこと言っちゃダメだよ!」
双子の姉妹、柏木優麻、優奈だ。衣装部に所属しており、双子でそっくりではありながらも性格は正反対である。
「うるさいわね〜、どうでもいいじゃないのよ。頭痛い〜」
容態を心配したのか、来栖柚子が話しかける。
「先生、大丈夫ですか?」
「あ、ああ、大丈夫よ。なんで修学旅行なんかがあるのよ〜もう嫌だわ〜」

681 :ぱにぽにバトルロワイヤル:2006/03/32(土) 02:11:56 ID:???
三話・計画の進行

「こっちは何ともないぞ、大丈夫だ」
C組のバスの運転手が無線を持って言う。
「こちらB組、問題無しです」
聞こえてくる声はB組の運転手である。
「こちらA組、問題無し」
同じくA組の運転手である」
「こちらD組、問題はありませんが・・・」
「どうした、全て報告しろ」
「計画のことについては誰も気づいていないようですが、不信感を抱いていると思われる生徒2名がいます。」
「ん・・・?名前を挙げろ」
「はい、犬神つるぎ、そしてベホイミです。」
「優秀なのが多い、と見ていいのか分からないがその程度なら問題はないだろう。とりあえずその二人のデータは確認しておこう」
横にあるパソコンを起動し、データを見る。
「犬神つるぎ・・・成績優秀、スポーツ万能か。コイツは期待できそうだ。ベホイミ・・・データがない・・・?、よくわからないな、とそれより・・・」
バスガイドを呼び出した。
「なんでしょうか・・・?」
「そろそろだ、準備をしておけ、分かっているな?」
「分かりました、準備は出来ています」
「他のバスも準備は既に出来ているようだ、計画実行まであと数分もない。失敗は許されないぞ」
運転手ならぬ運転手が不気味な笑みを浮かべた。計画は確実に進んでいるのである。

682 :ぱにぽにバトルロワイヤル:2006/03/32(土) 02:16:23 ID:???
四話・崩壊

C組のバスの中は姫子が大声で歌うので騒がしいのだ。決して下手ではなく、上手い部類に入るのだろうがとにかく騒がしいのである。
「もう一曲歌っちゃおうカナ〜!」
「姫子〜!もうやめてくれー。疲れないのか?」
ダルそうな表情をしたベッキーが聞く。
「そんなことないよ〜!まだまだ歌えちゃいそうカナ!」
玲は読書に耽っているので、そんな事気にかけてもいない。独り言のようにつぶやく。
「ハァ・・・修学旅行だからって少し落ち着いてもいいと思うがな・・・」
「姫子さん。一曲お願いします」
横からすました顔で一条さんが言う。こういうときの一条さんは大概狙っているのである。
「余計なこと言わないでよ〜・・・一条さん・・・」
都が呆れたようにさりげなく突っ込む。
「ん・・・?なんか・・・眠くなってきちゃったカナ・・・?」
バタッ・・・、突然姫子が倒れたのである。
「ひ、姫子!?催眠ガスだ!どういうことなんだよ・・・!もうダメ・・・」
バスは止まり、運転席から運転手が立ち上がった。
「成功のようだ。」
バスガイドがそっけなく答える。
「ええ・・・、他のバスは上手くいっているのですか?」
運転手が無線で確認を取る。
「こちらC組だが、成功した。報告を頼む」
「こちらA組、成功しました」
「B組、問題ありません」
「こちらD組、一時は危なかったですが問題はありません」
「む・・・?どうした、犬神つるぎか?」
「いえ、違います。ベホイミとメディアの二人です。催眠ガスが効かなくなる所でした」
「どういうことだ?説明しろ」


683 :マロン名無しさん:2006/03/32(土) 02:18:22 ID:???
wktk

684 :ぱにぽにバトルロワイヤル:2006/03/32(土) 02:18:49 ID:???
  ・
    ・
    ・
――時を同じくしてD組のバスの中、C組程ではないがこちらもうるさいことには大差ないようだ。
「催眠ガス、行きます」
「了解」
瞬く間にバスの中に催眠ガスが充満した。
「成功・・・ですね」
「成功?何が成功したんだ?」
「誰だ!?」
ガスの霧から微かに見えたのはマスクをつけたベホイミとメディアだった。
ベホイミが言う。
「マスクを用意しておいて正解だった。修学旅行なんて何の計画だか知らないけど、計画を成功させるために用意したんだろ。目的は何だ・・・?言え」
「ふん、そうか。じゃあお前たちにはココで死んでもらおうか」
運転手は服の中に手を入れると、銃を取り出しベホイミとメディアに構えた。
「ベホイミちゃん、銃じゃあ勝ち目はありませんよ。どうします?」
小声でメディアの問いに対して答える。
「い、いや・・・そのー、マジでヤバいかもしれない・・・」
運転手が勝ち誇ったような表情で二人を見つめて言った。
「マスクを外せ。今ならまだ殺さないでも済むのだがな。どうする?」
「くっ・・・分かったよ」
二人は素直にマスクを外した・・・。
    ・
    ・
    ・
「というわけです」
「そうか・・・なかなか期待できそうじゃないか。各自次のステップに移れ」
「了解」

と今日はここまで。

685 :ぱにぽにバトルロワイヤル:2006/03/32(土) 02:20:35 ID:???
前置きだけで、長くなってしまいました。
これから殺し合いをさせるので、3話ずつぐらい投下したいと思います。
そろそろダウンしそうなので今日はここまでで。

686 :マロン名無しさん:2006/03/32(土) 02:28:06 ID:???
乙です

687 :マロン名無しさん:2006/03/32(土) 02:56:01 ID:???
>>685
頑張れ
続き期待してるから

688 :マロン名無しさん:2006/03/32(土) 08:48:48 ID:???
あ〜〜〜〜〜とりあえず1つだけ不満

オレの好きなくるみはまた空気扱いですか?

689 :ぱにぽにバトルロワイヤル:2006/03/32(土) 13:51:20 ID:???
>>688
まだ空気ですけど中盤から出てくるので大丈夫です。
それと全ての人を満足させることはできないと思います。
やっぱりバトロワだと死ななきゃいけないキャラが出てくるので。
それでは↓から5話投下です。

690 :ぱにぽにバトルロワイヤル:2006/03/32(土) 13:58:01 ID:???
ベッキーが気づいた頃には全く見覚えの無い所にいた。部屋が少し薄暗くて、何がどうなっているのかもよく分からない。
「こ、ここは何処だ・・・?」
周りには自分の生徒が倒れている。何者かの足音がベッキーに近づいてくる。
「だ、誰だ!?」
「やあ、宮本君。やっと起きたかね」
「私は・・・バスに乗っていて・・・そうだ!催眠ガスにやられたのか」
「やっと思い出してくれたか。周りのお友だちは死んではいないよ。もうじき起きるから少し待っていてくれ」
「ど、どういうことだ!?お前は誰なんだ?」
「少し黙っていてくれないかな」
スーツ姿の男が指を鳴らすと、暗がりの中から銃を持った人が二人出てきた。
「ベッキー、少し落ち着け。ココでやられたらお終いだろ」
はうはうが止まらないベッキーを玲が落ち着かせる。徐々に周りの人達も目覚め始めた。
「皆さん、そろそろお目覚めのようで。今からルールを説明する」
「ルール?何のルールだ?」
玲がいつもと変わらぬ表情でたずねる。こんな時でも全く動揺を見せないところは、流石C組の魔女と呼ばれただけはあるのだろうか。
「ああ、君たちには説明をしていなかったな。君たちには殺し合いをしてもらう」
皆が騒然とした。空気が凍りついた。

691 :ぱにぽにバトルロワイヤル:2006/03/32(土) 13:59:19 ID:???
「ちょ、ちょっとどういうことよ!?何で私たちが!?」
くるみが慌てながら聞く。
「殺し合いをするんだ、ここにいる者達で。最後の一人になるまで殺しあってもらう。それだけだ。武器は開始前に皆にバッグを配布する。水はそのバッグの中に一緒に入っているはずだ。それと、なぜ君達が選ばれたのかは私には分からない」
発言したのは犬神つるぎである。
「この首輪はなんだ・・・?」
「ああ・・・。それについてだが、君達がこのゲームを放棄するなど、ルール外の行動をとった場合にいつでも爆発できるようになっている。ちなみに、この島中には監視カメラが取り付けてある。くれぐれも逃げ出そうだなんて考えないことだ」
「な、なんでわし達がこんなことをしなければならないのじゃ!」
ジジイが、いつもでは考えられないほどの大声を上げて怒鳴った。
「うるさいぞ、爺さん」
パンッ
皆が気づいた頃にはジジイは脳漿をぶちまけて、地面に横たわっていた。生徒の中から悲鳴があがっている。
「せ、先生!」
芹沢茜が駆け寄ろうとする・・・が、
「わめくな、動くな。お前もこうなりたいのか?」
「くっ・・・」
「開始までは時間がある。明日の午前9時スタートだ。そしてその三日後の午前9時まで存分に殺し合ってもらう。死亡者の報告は6時間ごとにする。それと・・・ココを出る順番は決まっている。一人出たらその10分後にまた一人出発する。それまで体を休めておくのだな。」

21番・ジジイ死亡

692 :ぱにぽにバトルロワイヤル:2006/03/32(土) 14:11:23 ID:???
>>690
また題付けるの忘れました、五話・STARTです
六話・姉妹

2番柏木優奈は一人で森の中をさ迷っていた。何時間歩いただろうか。いつの間にか森に入ったいたのである。
「ゆ、優麻ちゃん!?」
優麻を見つけた優奈は優麻に呼びかける。しかし、このような状況と元々か細い声なので優麻には聞こえていないようだ。優奈は意を決し、もう一度呼びかける。
「優麻ちゃん!?」
「え?だ、誰!?」
優麻はすかさず銃を構えて引き金に手をかける。警戒心に満ちた目で周りを見渡す。
「優奈だよ!?私!」
「優奈・・・ちゃん?」
「そう、だから銃は・・・銃を下ろして。お願い」
「分かったわ、それより何隠れてるのよ。出てきて」
おどおどと優奈が木の幹の後ろから出てくる。その目は怯えきっている。
「優麻ちゃん・・・生きててよかった・・・」
「な、何言ってるの!?私が死ぬわけないでしょ!それよりバッグの中何入ってた?」
「え・・・?まだ見てないや」
「見なさいよ〜、私なんか凄い銃が入ってたわ〜」
「ゆ、優麻ちゃん!変な事言わないでよ・・・」
優麻に支給された銃はアサルトライフル、大当たりといえる部類だろう。
「エヘヘ、ゴメンゴメン」
優奈がバッグの中から取り出したのは包丁だった。ハズレではないだろう。
「私、殺し合いなんか出来ないよ・・・優麻ちゃん・・・」
包丁をバッグの中にしまってしまう優奈。
「優奈ちゃん・・・私も同じよ、だから元気出して。だから・・・」
優麻はウィンクをすると、地面に文字を書いて見せた。
地面には「盗聴されちゃうと不味いから・・・一緒に脱出する方法を考えよう」と書かれていた。
優麻はもう一度優奈の不安そうな顔を見ると、もう一度ウィンクして見せた。これは、姉である優麻なりの妹に対する気遣いでもあった。
「うん!ありがとう、優麻ちゃん」
ドンッ
その時、銃声が上がった。誰かが放った銃弾は木の幹に当たり木皮が爆ぜた。

693 :ぱにぽにバトルロワイヤル:2006/03/32(土) 14:16:59 ID:???
七話・罠

時を同じくして、4番来栖柚子は一人山の中を歩いていた。誰とも会えないのである。
「はあ〜、誰でもいいから会いたいな・・・芹沢さん・・・大丈夫かな?」
来栖は芹沢のことを心配していた。それなりに芹沢とは仲が良く、来栖も自分の最高の友達だと思っていた。それだからこそ安否を確認できず、会えないのはとても心配だった。
来栖に支給された武器はサバイバルナイフだ。ハズレでもあたりでもないといったところだろう。正直自分でも何をすればいいのか分からないし、できるだけ人は殺したくないと思った。相手が、芹沢だったら尚更である。だけど・・・でも・・・芹沢さんが私のことを・・・
「私は何を考えているの!?そんなことはないです!」
「何がそんなことはないんだ?」
突然茂みの奥から声がした。
「だ、誰です?」
眼鏡がきらりと光り、茂みの奥から姿を現したのは19番橘玲だった。
「橘玲だ」
「橘さんですか・・・」
「単刀直入に言う、芹沢に会いたいんだろ?私はさっき会ったがなあ・・・」
来栖は目を輝かせて玲に聞いた。
「芹沢さんに・・・!?何処でですか!?」
「まぁ、落ち着けよ。私はお前を殺すつもりもないしな。それで、芹沢に関する良い事を教えてやろうか」
「お願いします!教えて欲しいです!」
「私に配給された武器は地図だ。勿論武器も配給されたがな。それでだ、お前にもこの地図を渡そうと思う。村があったからそっちを回ってきた。ラッキーなことに鉛筆と紙があったんで地図を写しておいた。芹沢にも渡してある」
玲は来栖に地図を渡す。飛び上がって喜ぶ来栖。
「あ、ありがとうございます!」
「なぁに、大した事じゃないさ。それでだな、この山を越えたところに小屋があるんだ。ほら?印が付いているだろ?ここだ、ここに芹沢がいるはずだ。殺されていない限りはな」
「じょ、悪い冗談はやめてください!芹沢さん・・・」
「じゃ、また会えるさ」
「橘さん・・・ありがとうございます・・・」
来栖に背を向け立ち去る玲。その顔には魔女にふさわしき不気味な笑みが浮かんでいた。C組の魔女は動き出した。

694 :ぱにぽにバトルロワイヤル:2006/03/32(土) 14:27:48 ID:???
とりあえず7話まで投下
不定期になると思いますが、投下します
では

695 :マロン名無しさん:2006/03/32(土) 16:09:43 ID:???
ベッキー :体力E パワーE スピードD 技術A 知能S 精神力D 冷酷E  総合C
片桐姫子 :体力E パワーD スピードE 技術E 知能E 精神力C 冷酷E  総合D
橘玲   :体力C パワーC スピードC 技術S 知能A 精神力S 冷酷A  総合A
桃瀬くるみ:体力A パワーC スピードA 技術C 知能C 精神力E 冷酷S  総合B
一条さん :体力B パワーD スピードA 技術C 知能C 精神力A 冷酷B  総合A
上原都  :体力D パワーC スピードD 技術B 知能C 精神力C 冷酷C  総合C
6号さん :体力C パワーD スピードC 技術D 知能C 精神力C 冷酷E  総合C
五十嵐先生:体力C パワーC スピードD 技術E 知能C 精神力C 冷酷C  総合C
桃瀬修  :体力C パワーC スピードC 技術C 知能A 精神力B 冷酷E  総合B
柏木優麻 :体力B パワーC スピードA 技術C 知能B 精神力C 冷酷C  総合A
柏木優奈 :体力D パワーC スピードD 技術D 知能D 精神力C 冷酷D  総合D
来栖柚子 :体力D パワーD スピードC 技術E 知能C 精神力D 冷酷D  総合D
早乙女先生:体力S パワーA スピードA 技術D 知能C 精神力A 冷酷E  総合A
白鳥鈴音 :体力C パワーA スピードC 技術E 知能B 精神力D 冷酷B  総合A
秋山乙女 :体力A パワーC スピードA 技術D 知能D 精神力D 冷酷C  総合B
綿貫響  :体力C パワーC スピードC 技術B 知能C 精神力C 冷酷C  総合C
芹沢茜  :体力B パワーC スピードB 技術C 知能D 精神力B 冷酷D  総合B
べホイミ :体力A パワーB スピードB 技術S 知能C 精神力A 冷酷C  総合A
メディア :体力B パワーS スピードC 技術A 知能C 精神力B 冷酷C  総合A
犬神つるぎ:体力C パワーC スピードC 技術S 知能A 精神力S 冷酷S  総合A
南条操  :体力D パワーD スピードC 技術D 知能C 精神力D 冷酷C  総合D
宮田晶  :体力E パワーD スピードE 技術E 知能D 精神力D 冷酷D  総合E

696 :マロン名無しさん:2006/03/32(土) 16:16:05 ID:???
>695
犬神や橘はともかく
くるみの冷酷がSって…コッチが素か?

697 :マロン名無しさん:2006/03/32(土) 16:22:25 ID:???
↑の表について

体力・・・・・そのまま。(男と女の平均値は異なる)
パワー・・・・そのまま。(男と女の平均値は異なる)
スピード・・・そのまま。(男よ女の平均値は異なる)
技術・・・・・罠などを張るうまさ
知能・・・・・そのまま
精神力・・・・平静さを保つ力
冷酷・・・・・殺しに対する抵抗力の逆
(S:情け容赦なく殺す A:少々の情けはあるが殺す B:殺したくない相手は殺せないが基本的に殺す
C:自分の命が危ない時は止む終えず殺す D:必死で思いを押し出さないと人を殺せない E:突発的でない限り人を殺せない)

698 :マロン名無しさん:2006/03/32(土) 18:02:34 ID:???
もう七話まで投下されてから言うのもなんだけど
バトロワは専用スレのがよくないか?
スレ違いとかじゃなくてそれ一つで大きい物語になるから別スレのがいいと思ったんだが

699 :マロン名無しさん:2006/03/32(土) 21:22:25 ID:???
うーん、どうだろう?
スレを分けると過疎りそうな気もするが。
しかし、長そうなので別の作品ともゴチャゴチャしそうでもある。

700 :マロン名無しさん:2006/03/32(土) 21:38:16 ID:???
表のステータスに書き手の主観が入っているな。
他人のキャラクター解釈が垣間見えて非常に興味深い。

701 :マロン名無しさん:2006/03/32(土) 23:24:39 ID:???
宮田…

702 :マロン名無しさん:2006/04/02(日) 01:04:35 ID:???
>>699
確かにゴチャゴチャしそうだな
過疎の件に関して少なくとも俺は毎日見てるよwww

703 :マロン名無しさん:2006/04/02(日) 02:53:28 ID:???
とりあえず玲が知略で勝っちゃうパターンは飽きたな
ここんとこ玲が目立ちすぎだし

704 :マロン名無しさん:2006/04/02(日) 03:32:31 ID:???
>>703
正直玲は使い勝手が良すぎるのよ。
玲なら賢くても悪くても許容範囲が広いから許される。
魔女と恐れられている設定に加えて生徒会お抱えの諜報部より
有能と来たら誰がいじめを始めても把握していそうだからな。
つまり、今必要なのは、新境地開拓だぅ。

1.6号か宮田が実は猫かぶりで無能のふりをしつつも裏の権力持ってる
2.犬神か修が黒くなり、南条や優奈といった弱い者から餌食にし始める
3.アイドルとして波に乗り出した優奈が周囲からいじめられる
  (映研・演劇部とかはアイドルがドラマに出たらムカついてそう)
4.南条のペット持込を嫌がる勢力の陰口を聞いてしまって南条が落ち込む
5.ついに都が成績上位者の闇討ち開始、平成の世に蘇る必殺ぱにぽ人

今は絵の練習に専念したいからスレの確認とネタ振りしかできん。
以前漫画を投下してくれた人のように俺も画像を投下できるようになりたいので修行してる。

705 :マロン名無しさん:2006/04/02(日) 03:45:54 ID:???
>>704
絵とか超ガンガレ!

706 :マロン名無しさん:2006/04/02(日) 12:07:53 ID:???
>>704
1番か、5番が見たいなー(^∀^)

707 :マロン名無しさん:2006/04/02(日) 16:17:57 ID:4rOQ4eHO
っはっはhhさ

708 :マロン名無しさん:2006/04/02(日) 17:12:10 ID:???
ぱにぽにロワイヤルオレ的優勝候補予想

ベッキー:頭脳意外たいしたものを持ってないが運よく優勝
一条さん:バトロワでいう川田みたいな奴、人を巧みに操り冷静に勝ち進んでいく
犬神つるぎ:バトロワでいう桐山みたいな奴、殺しに全く躊躇しない
べホイミ:女子の中では総合的能力が高い、優勝候補

惜しくも優勝できないキャラ

橘玲:冷静沈着、頭脳明晰・・・しかし、キャラ的に死ぬ運命
桃瀬くるみ:運動能力女子の中でトップクラス・・・・しかし、キャラ的に死ぬ運命
早乙女先生:あずぽにの方では優勝したが、キャラ的に花がない為死ぬだろう
メディア:パワーは誰にも負けない・・・しかし、キャラ的に死ぬ運命

後の奴は論外

709 :マロン名無しさん:2006/04/02(日) 20:27:07 ID:???
玲は優勝候補の噛ませだな、間違いない

710 :マロン名無しさん:2006/04/02(日) 21:06:56 ID:???
由香千夏に優勝してもらいたいな。
玲はメソウサに殺されたりして。

711 :ぱにぽにバトルロワイヤル:2006/04/02(日) 22:02:11 ID:???
とりあえず今日のうちには投下できそうに無いです。不定期ですみません。
それとキャラ分析ですが結構私の見解と似ていてびっくりしました。
では、小説の続き書いてきます。

712 :マロン名無しさん:2006/04/03(月) 11:28:11 ID:???
>>711
ガンガレ。
あずぽに並に泣ける展開を希望

>>703
玲は飽きた、か・・・
今、玲が苛める話をまた書いてるんだが、需要なかったりするか・・・?

>>704
5番が見たいな
必殺技はもちろん頭突きだよな?



713 :マロン名無しさん:2006/04/03(月) 12:02:42 ID:???
>>712
玲が攻める話書いてほしい

714 :マロン名無しさん:2006/04/03(月) 13:11:01 ID:???
>>714の詳細をもちょっと書くと・・・

>>327の話の中の>>473
>この2人に飽きたら白鳥でもいじめるかと考えている玲に、
ってところを書いたのを思い出して思いついたネタで、苛めるのは玲と一応乙女、苛められるのはもちろん鈴音。
ちなみに今のところは死人が出るかもしれない。
ジャンル(?)は精神的イジメメインです。

このパターンは前スレで既出だったんで書こうかどうかちょっと迷ったんだけど、一応書き始めてみてる次第。
それでも読みたい人がいれば投下したいと思うんだが・・・
反応待ちますね


715 :マロン名無しさん:2006/04/03(月) 15:35:46 ID:???
>>714
読みたいです

716 :マロン名無しさん:2006/04/03(月) 16:23:20 ID:???

    / ̄ ̄ ̄ ̄\ 
   (  人____)
   ..|ミ/  ー◎-◎-)
   (6     (_ _) )
  _|/ ∴ ノ  3 ノ  ジロジロ見るなよ
 (__/\_____ノ   どんな格好だっていいじゃん
 / (__‖     ||)  人を見た目で判断するな
[]__ | | デスノ命 ヽ  この差別主義者め
|]  | |______)
 \_.(__)三三三[国])
  /(_)\::::::::::::::::::::| 
 |ジャンプ.|:::::::::/:::::/ 
 ..|____|::::::/:::::/  
     (___[)__[) 

717 :ぱにぽにバトルロワイヤル:2006/04/03(月) 18:15:45 ID:???
では、8話〜9話投下します。
明日から旅行なので投下できないという・・・最悪の事態。
4月6日には3話ほど投下したいと思いますので。

718 :ぱにぽにバトルロワイヤル:2006/04/03(月) 18:18:47 ID:???
「二階堂光だ」
「ねぇ・・・お願いだから!銃を下ろして・・・」
木の後ろから出て行こうとする優奈を優麻が言葉で制する。
「優奈ちゃん!隠れてて!」
「私はルール通りに動いているだけだ。何がいけない?」
「っ・・・!優奈ちゃん、やるよ」
「優麻ちゃん!それはダメだよ!」
既に5番二階堂光は優麻、優奈のいる木の後ろの手前まで来ていた。
優麻はバッグの中に手を入れ、武器であるアサルトライフルを取り出す・・・が、それはアサルトライフルではなかった。包丁だった。優麻は自分の行動を思い返した。バッグを取る時、双方のバッグを取り違えたのである。
「優奈ちゃん!バッグの中に銃が!それを!」
「え・・・?」
優奈のバッグに入っていたのは、優麻に支給されたアサルトライフルだった。優奈もその事実に気がついた。
「優麻・・・ちゃん・・・私・・・私・・・撃てない・・・私には無理だよ!」
既に二階堂は銃を構え、二人の間に立っていた。
「あ・・・あんた・・・」
包丁を持ち二階堂と対峙する優麻。距離的にココから飛び掛っても、運動神経のいい優麻でも先に撃たれてしまうだろう。
「包丁で飛び掛るなんて馬鹿なことは考えないでよ。それと・・・あっちは銃を撃つ気もないからねぇ・・・慌てなくてもね。まずは」
「・・・!」
優奈は言葉こそ出さなかったが、驚愕した。
「優麻ちゃん!(私が、私が・・・ここで撃たなきゃ優麻ちゃんは・・・優麻ちゃんは・・・)」

719 :ぱにぽにバトルロワイヤル:2006/04/03(月) 18:19:34 ID:???
8話の題はクラスメイトです。

「・・・っ!(し・・・・死んだ・・・かも・・・)」
「いい姉妹愛だ、美しいね、だけど私には・・・迷惑なんだよね、このゲームでは無駄な感情は最も邪魔だからね」
「優麻ちゃん!(私・・・どうすればいいか分からないよ・・・!)」
二階堂がリボルバーの引き金に手をかける。目をつぶって死を覚悟する優麻。
ドンッ、ドンッ
刹那、二階堂が倒れた。
「な、なんで・・・!?撃っ・・・た・・・」
二階堂は胸から血を流し死んでいた。そう、優奈が二階堂より先に引き金を引いたのである。
「優奈ちゃん・・・!ありがとう・・・」
「私・・・人、殺しちゃった・・・クラスメイトを・・・私は・・・」
優奈の手はガタガタと震えていた。その瞬間、銃を落とし優奈は崩れ落ちた。優麻の胸にすがり優奈は泣いた。
「優奈ちゃん・・・ゴメン・・・」
「ひっく・・・優麻ちゃんは悪くないよ・・・ためらってた私が・・・えぐっ・・・」
優麻は優奈を抱きしめた。もう、私は優奈ちゃんを泣かせない、私が守ってこの島から脱出してみせるから。
そんな二人に追い討ちをかけるかのように、雨が降り始めた。

5番 二階堂光死亡

720 :ぱにぽにバトルロワイヤル:2006/04/03(月) 18:24:08 ID:???
九話・天才とバカ

天才、ベッキーこと14番レベッカ宮本は森の中を歩いていた。スタート地点で隠れて姫子と合流したのだが正解なのだか、失敗なのだか
よく分からない。
「姫子ー・・・お前のテンションは変わらないのかー、こんな状況だって言うのに落ち込むとか、静かになるとか、少しぐらいあってもお
かしくないと思うがなぁ・・・」
17番片桐姫子は、あいかわらずこのような状況下に置かれてもテンションが高いことに変わりはないようだ。
「早く皆と会いたいカナ〜!玲ちゃんは何処に行っちゃったのカナ?」
「こんなこと言うのは嫌だけどな、ゲームに乗っている奴もいると思うんだ。だからなるべく大声は出さないほうがいいと思うんだ。いい加減少し静かにしろ、姫子」
ベッキーに配布された武器はボウガンだった。当たりの部類に入るだろう武器である。しかし11歳の少女にはボウガンは重いのである。
「マ〜、分かったよベッキー!」
「や、やめろ、抱きつくなー!ギャピー!」
「そういえばバッグの中見てなかったカナ〜!」
「ん・・・?お前は何が入ってたんだ?」
銃声が鳴り響いた。恐らく二人がいる、同じ森の中だろう。
「ゲームに乗ってる奴がいるって事か・・・警戒しろよ、姫子」
「分かってるよ〜!私の武器はこれだからね〜!」
といって姫子が取り出したのは鎌だった。
「ん〜、ハズレだよなー・・・どうみても・・・」
「ベッキー!見てよ、見てよ。森を抜けたよ!」
「お、アレは村か?・・・下がれ姫子!」

721 :ぱにぽにバトルロワイヤル:2006/04/03(月) 18:27:01 ID:???
村の前では22番磯辺と9番伊藤さんがにらみ合っていた。村には対峙する二人をよそに、銃を構える一つの影があった。
「ここからなら狙えそうね、まだ撃ってないし試し撃ちでもしてみるか」
バンッ、バンッ
二つの銃弾が磯部と伊藤さんの体を貫き、二つの血だまりを作った。
「!?誰だ?狙撃したな・・・?」
「ど、どうしたのカナ!?」
「今はダメだ、ここで待機しろ。私たちまで殺されてしまう」
そう、その姿は16番上原都である。武器はスナイパーライフル、遠距離からの射撃には最適の銃である。
「あっ・・・!」
誰かの声が聞こえたかと思い振り返った頃には、煙が充満していた。
「煙玉・・・?まあ良いわ。フフフ・・・威力は申し分ないわね。村に人も集まってきて雨も降ってきたし、そろそろ移動するかしら」
都は、ゲームに乗った。

9番  伊藤さん
22番 磯辺 死亡  


722 :ぱにぽにバトルロワイヤル:2006/04/03(月) 18:33:48 ID:???
とりあえずここまで。
始めにも書きましたが明日明後日は小説がかけないので、気長にお待ちいただけるとうれしいです。
では。

723 :マロン名無しさん:2006/04/03(月) 19:12:44 ID:???
磯辺うあ゛ぁあ ・゚・(´Д⊂ヽ・゚・ あ゛ぁあぁ゛ああぁぁうあ゛ぁあ゛ぁぁ

724 :マロン名無しさん:2006/04/03(月) 20:11:23 ID:???
やはり桃瀬は七原的存在になって、犬神は桐山的存在になるか…

725 :innocent scooter:2006/04/03(月) 21:21:33 ID:???
グロあり、人死になしです。

「ねえ、今度の日曜にスーパー銭湯行かないカナ? スーパー戦闘はクイックとバイキルトがかかるカナ、あ、マバリアも欲しいカモ」
 本来ならホームルームがもう始まっている時間だが、ベッキーはまだやってこない。姫子はたまらず立ち上がり宣った。
「意味がわからん」
「戦闘はおいといて銭湯はいいわね。私は行きたいな」
 都が言うと6号と一条も同調する。
「みんなでおおきなお風呂に浸かりたいオブジイヤーです」
「良いですね」
「……そういえば、くるみはどうした? 地味だから見えないって訳ではないようだが……」
「そういえば桃瀬くんも見掛けないわね」
 桃瀬とは家が近く、登校中に見掛ける事もあるが今日はそれもない。教室を見回すが、くるみの姿はどこにもなかった。
「兄妹揃っていないとしたら家庭の用事かしら」
「かもな。……お、ベッキー来たぞ」
 扉が開いてベッキーが入ってきた。姫子はいつのまにやら席に着いている。
「静かに。ホームルームをはじめます……」
「先生、桃瀬さんがいませんがおやすみですか?」
 一条が右手を上げて訊ねると、ベッキーはからだをビクリと震わせてうつむき声を絞り出した。

726 :innocent scooter:2006/04/03(月) 21:22:16 ID:???
「あー、みんな知ってるかもしれないけど、昨日桃瀬くるみさんが……事故に遇われました」
 事態が事態だけにフルネームをさん付けで呼ぶが、言い慣れない様子である。
「無免許で原動機つき自転車を運転中、あやまって喫茶店に突っ込んだそうです。ヘルメットをしていなかったため頭蓋骨を骨折し脳挫傷と脳しゅっけ」
「先生! やめてくださいッ!」
 ショッキングな内容にたまらず6号が叫んだ。小柄なからだからとは思えないよく通り響く声で、ベッキーのからだが大きく痙攣した。
「……聞きたくありません」
「ごっごめんなさい!
 もミョせさんはイシュキュがまャデャもデョリャナイチョウジュチュ!
 ニャンジョウニョニョウヒンニュヒャコビュキョミャリェテゲンジャイチュチュチュリョウシュチュニヒャイテルノデミニャシャンモミョシェシャンニョキャイヒュキュヲイノッテアゲテチュダチャイ!
 ミェンカイシャジェチュナニョデョオミャミャイハデキュマシェン! イジョ!
(桃瀬さんは意識がまだ戻らないそうです。
 南条の病院に運び込まれて、現在集中治療室に入っているので、みなさん桃瀬さんの回復を祈ってあげてください。
 面会謝絶なのでお見舞いは出来ません! 以上!)」
 ベッキーは泣きそうになりながら叫んで、教室をまた飛び出して行った。

727 :innocent scooter:2006/04/03(月) 21:27:28 ID:???
 C組は騒然となったが、ジジイが入って授業をはじめると静かになった。
 くるみのことにはまったく触れない、いつも通りの授業だったが、授業に集中している生徒はほとんどいなかった。
 都ですら、仲良しグループの事だけに半ば上の空だった。
 休み時間開けにはまた騒然となったが、そんななか一条が花瓶を持って来て、くるみの机に置いた。
「……一条さん、それはなんですか?」
「お花ですよ。……ああ、花瓶ですか? これは……」
「ふざけないでください!」 6号が詰め寄る。
「机の上に花瓶だなんて……冗談でもして良い事と悪い事があるでしょう!」
 それは一条なりのくるみへの励ましだった。わざと不吉な状況を作る事で、解消するためにくるみが登校してくるようにという祈りだったのだ。説明するべく一条は口を開く。
「くるみさんはまだ死んでいませんものね」
 『くるみさんはまだ死んでいません、まだ終わりではありません。私はくるみさんの生命の灯火が再び赤々と燃え上がり、元気に登校してくる日が来る事を信じています』そう一条は言いたかったのだが、
6号には『まだ死んでいないがいずれ死ぬ。早く死なないかな』と受け止められた。怒りの平手が一条の頬を打ち、乾いた音がC組に響きわたる。
「……ってください…… 出てってください! 今すぐ!」
「鈴木さん、ちが」
「出ていけって言ってるんですッ! はやく! 今すぐ! 消えてっ!」
「……わかりました……学級委員の一条は帰ります……」
 一条は深々と一礼して荷物も持たずそのままで出て行った。
 閉まったドアには6号の手で花瓶が投げつけられようとしたが、それは玲に制止される。
 玲が掴んだ花瓶から抜け落ちた花が、水とともに床に落ちた。

728 :innocent scooter:2006/04/03(月) 21:45:14 ID:???
 6号の気勢にクラス中が呑まれたが、都はいち早く回復した。日常的にテンパっている都は、こういういざという時には慣れのため回復が速いのだ。ぎこちなく周囲を見回すと、姫子が真っ青な顔で震えていた。
「姫子……ちょっと真っ青じゃない! 玲、私姫子を保健室に連れて行くからよろしく!」
「あ、ああ……」
 都と姫子が去った後には、玲と、顔を紅潮させた6号が残された。

 保険医は席を外していた。都は姫子をベッドに座らせ、自分は椅子を持ってきて座る。
「大丈夫? 姫子…… 一条さんも、悪気があったわけじゃないと思う」
「違うんだよ都ちゃん…… 違うんだ……」
 姫子はうつむき、からだを小刻みに震わせながら呟いた。
「なにが?」
「私……くるみちゃんが大変なのに…… ネタが次々に浮かんでくるんだ。止めようとしても止まらない……むしろ歪んで強くなって噴き出て来るんだ。私……くるみちゃんの友達なのに……!」アホ毛が激しく震える。
「姫子……」
「友達をネタにしてもいいんだって思ってた……でも、こんなんじゃない……平和な学園風景をって意味だったんだよ……友達が瀕死になって……そんなんじゃなかったんだ!」
「もういい! もういいよ、姫子!」
 都は叫んだ。保健室では静かになんていい子ちゃんぶった標語はもうどうでもよかった。
「私だって、くるみがいなくなればそれだけ私の順位が上がるって思っちゃってる! 私も……私も同犯なのよ!」
 都は姫子の胸に顔を埋めて泣きはじめた。
「くるみ……くるみいぃっ……! ごめん……ごめんくるみ!」
(泣きむせぶ都ちゃんもすごく萌えるよ…… 不謹慎だな、私は)
 姫子は都の髪をそっと撫でながら、快感と自己嫌悪の狭間にたゆたった。しかし、それもしばらくの間だった。
「都ちゃん……! 都ちゃんは悪くないよ!」
 姫子は都の背中に手を回して抱き寄せた。
 都は驚いた様子だったが、しばらくして眼鏡を外し、畳んで空きベッドの上に置いてから、自分よりも小さな姫子の背中に腕を回して抱き返した。
「……ぅ……うぅ……っ……」
「都ちゃん……いいんだよ……いいんだからね……」
 声を押し殺して泣く都からはアロマの香りが漂っていた。ふたりは香りを共有するほど強く近く抱きあった。

729 :innocent scooter:2006/04/03(月) 21:46:24 ID:???
 それから一週間が経った。
 一条はあの翌日から登校していない。荷物は今のところそのままにしてある。きっといつかまた登校して来ると信じての事だ。
 委員長代理は6号になった。元々気配りの聞く性格だった6号は委員長に適任だった。
 委員長代理になった6号は忙しく、誰もパシリに使おうとはしなくなった。そしていまや彼女を6号とは呼ぶものはいない。彼女が正式に委員長になるのもそう遠い事ではないだろう。
 ベッキーは子供らしく振る舞う事をやめ、淡々と授業している。一条の家を訪ねようとしたが、望にやんわりと断られたのが尾を引いているようだ。
 メソウサは南条が預かって、なかなか良い暮らしをさせてもらっており、Qちゃんも徐々にメソウサを認めているようだ。
 姫子と都は一緒にいる事が多い。何か入り込めないものを感じる。昨日は指を絡ませながら手を繋ぎ下校していた。

 玲は今日も一人、学食で弁当を開いた。冷めても旨いように作ってはいるが、しかしそれでも冷えきった弁当が何かとてつもなく寂しく感じられる。
 6人で、時にはベッキーを交えて他愛もない話をしながら昼食を摂っていた頃がひどく懐かしい。

「ねぇ、桃瀬くん……大丈夫かな」
「やつれてたもんね……」
 聞くとはなしに、食器を置きに向かう柏木姉妹の会話が耳に入った。
「……おい、どういう事だ? 何か知ってるのか?」
 玲が問うと、柏木姉妹は顔を見合わせて相談する仕種を見せたが、やがて姉の方が重い口を開いた。
「……昨日、駅前で桃瀬くんに会ったのよ」
「お母さんはくるみさんに付き添っているから、桃瀬くんが家の事をやっているんだって。なんだかやつれてたわ」
「ヒゲも伸びてたしね。お風呂も入ってないみたい」
「あと……」
 優奈がなにか言いかけたが、「優奈ちゃん」姉に制止されて止める。
「……早く……元気になるといいわね」
「……ああ。本当にそう思うよ……」
「それじゃ……」
「それじゃ」
「ああ」

730 :innocent scooter:2006/04/03(月) 22:00:09 ID:???
(優麻ちゃん……)
 おずおずと姉を見ると、優麻は瞳で語りかけてきた。
(言えないわよ……意識は戻ったけど記憶喪失と人格障害なんて)
(……うん……桃瀬くんの事もわからないなんて……)
 修は優奈の両肩を掴み揺さぶりながら、虚ろな目で顔を引きつらせてはいたが確かにそう言っていた。
 くるみのみならず、修までも人が変わったように見えた。

 学食を出て、玲に見えなくなったところで、優奈の目に涙が浮かぶ。
 優麻は手を握りながら、涙を気付かれないように巧く誤魔化しながらトイレに連れて行ってやった。
「ありがと、優麻ちゃん……」
 姉のハンカチは同じ洗濯機で、同じ洗剤、同じ柔軟剤を使って洗っているけれど、自分のとは違う、姉の匂いがした。
(……双子か……)
 優麻は桃瀬兄妹のことを自分に当てはめて考えかけて、あわてて全力で否定した。
(優奈ちゃん……私の大切な妹……)
 ちょっと引っ込み思案で、少し泣き虫で、ちょっぴり変わったところのある、双子の妹。
(優奈ちゃんがそんな事になるなんて……絶対に嫌だ)
 優奈がいつまでも自分のてのひらの中にいるとも思わないし願わない。
 でも、自分の手の届くところではどんな危害からも守ってあげたい。
 エゴや自己満足かもしれない。でもそれが、姉として生まれた自分のさだめだと思うから。
「優奈ちゃん、もう大丈夫?」
「うん…… 大丈夫!」
「じゃ、バレーやらない? 練習してみんなを驚かせちゃおうよ」
「……うん!」
 柏木姉妹は手を取り合い、笑顔を交わしあってトイレから廊下へと出て行った。

731 :innocent scooter:2006/04/03(月) 22:45:31 ID:???
以上です。
まろまゆ読んで思いつきました。
学級崩壊させてみようと思って書いたのですが、ちゃんと崩壊していましたでしょうか。

お互いをちゃんで呼ぶ柏木姉妹の仲のよさが好きです。
アニメ18話で優奈を慰める優麻はたまりませんでした。
最初は修からの伝聞でくるみの容体を紹介する係だったのですが、同じ双子で対比になるという事でまとめもしてもらいました。
姫子は玲とカップリングされる事が多いように思いますが、都も良いのではないかという事で……

タイトルは5秒で考えました。カタカナにしてクをタに変えてください。

732 :マロン名無しさん:2006/04/03(月) 22:56:49 ID:???


733 :マロン名無しさん:2006/04/03(月) 23:00:59 ID:???



            最          高

734 :マロン名無しさん:2006/04/03(月) 23:09:18 ID:???
あっぱれ

735 :マロン名無しさん:2006/04/03(月) 23:11:14 ID:???
>731
流石…としか言い様がない…GJ!

736 :マロン名無しさん:2006/04/04(火) 02:04:25 ID:???
みんなでお見舞い行って記憶戻る、かと思った。面白かったです

737 :マロン名無しさん:2006/04/04(火) 11:35:01 ID:???
くるみをめぐる話の筈なのにくるみに出番がないところがまた良し

まぁあれだ
GJ!!

738 :マロン名無しさん:2006/04/04(火) 15:04:25 ID:???
web.hpt.jp/oppai/0a.html

739 :マロン名無しさん:2006/04/04(火) 15:38:18 ID:???
うん、面白かったよ。
つか、これで終わりなのかな?それともまだ続く?

740 :マロン名無しさん:2006/04/04(火) 18:13:48 ID:???
何も解決しないまま、その後も描かれずに終わり ってのが良いな
読者が結末をいろいろ考えられるし

741 :マロン名無しさん:2006/04/04(火) 20:04:08 ID:???
悪く言えば投げっぱなし

742 :マロン名無しさん:2006/04/04(火) 22:48:58 ID:???
まあ良くも悪くもGJって事で…じゃあ次行ってみよっ!

743 :マロン名無しさん:2006/04/05(水) 15:01:08 ID:???
>>742
次って?

744 :マロン名無しさん:2006/04/05(水) 16:00:33 ID:???
>>731
余韻が頭の中に広がる・・・・・GJやぁ・・・・・

745 :マロン名無しさん:2006/04/05(水) 21:14:11 ID:???
新作投下まだー?

746 :マロン名無しさん:2006/04/06(木) 10:20:23 ID:???
俺、ぱにぽにが大好きです。それでいて変身ヒロインとかも好きだったりする。
だからぱにぽにのキャラ使った変身物というパラレルワールド的な作品を考えているのですが、
ここは完成しだい投下しても大丈夫でしょうか?
ちなみに人死あり・グロあり・エロ微妙?です。いきなりクライマックス突入なんで。
あとキャラを使っただけで性格とか微妙に変わっていたりもします。

747 :746:2006/04/06(木) 10:53:21 ID:Abdzv+L/
あ〜すいません。もし投下おkでも昨日急に考え出したので
投下はけっこう先になるかもしれないです。

748 :マロン名無しさん:2006/04/06(木) 11:24:56 ID:???
>>746
とりあえず頑張れ

749 :ぱにぽにバトルロワイヤル:2006/04/06(木) 13:40:08 ID:???
お待たせしました
では、今から三話分投下します


750 :ぱにぽにバトルロワイヤル:2006/04/06(木) 13:41:53 ID:???
十話・信頼と裏切り

一.
26番芹沢茜は、玲に言われたとおりに山を越えたところにある小屋を目指していた。来栖に会えるというのである。日も沈みかけ、雨が降ってきて歩きにくい。
来栖ちゃんは自分の最高の友達だと思うし、それにとても会いたいと思う。玲も、何も危害を加えなかったから怪しいとは思わないのだが、このまま動いていいのだろうか。本当に来栖がいるのかどうか分からないのである。そう思いながらも、足は止まらない。
「来栖ちゃん、待っててくれよー・・・」
芹沢に配給された武器は麻酔銃と果物ナイフである。果物ナイフは腰に携帯している。麻酔銃は必要な時がいつか来るだろうと、バッグの中にしまっておいてある。
「暗くなってきたな・・・今日はそろそろやめるべきか・・・?もし、仮に私がここで寝てしまったら来栖ちゃんに迷惑がかかるかもしれない」
芹沢は歩き続ける。来栖に会うために。

751 :ぱにぽにバトルロワイヤル:2006/04/06(木) 13:42:51 ID:???
二.
ベッキーと姫子は村に入っていた。何者かの狙撃に怯えながらもなんとか侵入したのである。
「ここは、人が集まりやすいと思うから夜のうちに移動したいな。死亡者報告を聞く限りは、午後3時の時点ではまだ一名しかいないみたいだが。大きな動きはないようだな」
チョコを頬張りながらベッキーが言う。村には幸いなことに食料や薬があった。その中から必要な分だけを貰っていくことにした。
「え〜、島の中ではココは快適だし動きたくないよー、って寝ないの?ベッキー!」
「死ぬかもしれないんだぞ。それでもいいのか?」
「そ、それは嫌カナー!」
「じゃあ決まりだ。時間は分からない、私が出発するといったら出発するぞ。それと・・・パソコンを村のある家から発見した。これで何とかしようと思う。この首輪も厄介だしな」
「おー!さっすがベッキー!これで〜玲ちゃんもいれば完璧!」
「あんまり興奮するな、静かにしないとな」
コンコン
誰かがドアをノックしたのである。この扉の反対側の人物がゲームに乗っていたら、自分達は絶体絶命であるのだ。
「だ、誰だ?」
「一条です」
「い、一条さんなのカナ!?」
部屋に入ってきたのは、15番の一条さんである。
「部屋に入れてくれて有難うございます」
「一条か・・・良かった・・・」
緊張から開放されたのか、床にしゃがみこむベッキー。
「早速ですが、言わなければならないことがあります」
「何カナ?気になるカナ〜?」
一条は言うのをためらいながらも、一気に言う。
「都さんはゲームに乗っています」
ベッキーと姫子は、一瞬耳を疑った。

752 :ぱにぽにバトルロワイヤル:2006/04/06(木) 13:50:12 ID:???
十一話・凹凸

乙女は思った。なんであそこでこいつと会ってしまったのか。スタート地点を出たら、後ろから追いかけてきたのである。
森の中を、手に木刀を持ちながら歩く乙女。乙女としては軽くてそれなりに使えそうな武器だとは思った。
一方の鈴音はグレネードランチャー。ベッキーや乙女なんかに当たっていたら持ち運びできるか怪しい所であるが、鈴音だからこそ軽々と持ち歩いている。破壊力は抜群で、勿論大当たりの部類に入ると思われる武器である。
日も沈みかけていて、乙女は嫌な予感がした。乙女は暗いのは苦手なのである。
「何でお前は付いて来るんだよ!」
「ぽぇ?いいじゃん、いいじゃん。私は乙女と行動したいのー♪」
そう言うと、乙女の首に手を回してくる鈴音。こういう事は、暗い時には安心するが女でもドキドキするのでやめて欲しいと思う乙女。
「え、えうっ・・・や、やめろ〜!お前は状況って物がわかってるのか!?」
「分かってるよ〜、乙女と私が二人っきりだよねー」
そういわれると顔を真っ赤にする乙女。
「顔を真っ赤にしてる乙女ちゃんも可愛いよー♪」
「だからやめろって!訳の分からないこと言うな!」
「むー、しょうがないなー。楽しいのになー。こんな乙女ちゃんにはお化けが出てきちゃうかもしれないよ!?」
乙女はこんな無愛想な反応を鈴音に返してしまっているが、実の所本当に楽しいと思っていた。こんな日々が続けばいいなと思っていた。
だけど、今はそういうわけにはいかないんだと思う。クラスメイトと殺しあう。もし、私が鈴音のことを殺してしまう事だって・・・自然に涙がこぼれてきていた。
「乙女?泣いてるの〜?お化けが怖かったの?泣いてる乙女も可愛い〜♪」
「ち、違う!勘違いするな!私はお前の事を・・・」
「ん・・・?私がどうかしたの?・・・ってやっと森を抜けたみたいだよー」
「どうもしない!それより小屋があるから入って休もう」
「休むの?やったー♪」

753 :ぱにぽにバトルロワイヤル:2006/04/06(木) 13:51:39 ID:???
「これまでの死亡者を発表する。

5番  二階堂光
9番  伊藤さん
22番 磯部

以上だ。まぁまぁといった所だな。存分に殺しあってくれ。」

序盤戦終了

754 :ぱにぽにバトルロワイヤル:2006/04/06(木) 13:52:40 ID:???
とりあえずここまでです。序盤戦が終わるの早すぎた感じですが中盤を長くして埋めたいと思います・・・
では

755 :マロン名無しさん:2006/04/06(木) 15:41:57 ID:???
これからどうなるかwktk
個人的に犬神の動向がきになるな・・・

756 :マロン名無しさん:2006/04/06(木) 15:43:36 ID:???
>>754
GJ
頑張って

757 :マロン名無しさん:2006/04/06(木) 16:54:29 ID:???
>>746
投下しろバカ!

758 :マロン名無しさん:2006/04/06(木) 17:09:03 ID:z6Go33G/
気になるなー

759 :名無しんぼ@お腹いっぱい:2006/04/06(木) 17:21:57 ID:UUI/+igO
死ね

760 :マロン名無しさん:2006/04/06(木) 21:08:14 ID:???
>>746
>俺、ぱにぽにが大好きです。

泣かせるな。
俺も大好きだ。その大好きを込めてくれればきっといい話になると思うよ。

761 :マロン名無しさん:2006/04/06(木) 21:28:21 ID:???
一条さんが生き残りますように…

762 :マロン名無しさん:2006/04/06(木) 21:47:41 ID:???
>>746
いったい誰が変身するんだろう?べホイミじゃありきたりか。
まあ無理すんなよ。

763 :マロン名無しさん:2006/04/06(木) 22:10:39 ID:???
一条さん…死にそうだな…誰かをかばって

764 :マロン名無しさん:2006/04/06(木) 22:18:10 ID:???
これがミステリなら柏木姉妹は入れ替わるんだろうな。
顔が損傷した状態で優奈の死体が見つかったら優麻だと思って間違いない。逆もまたしかりだ。
まったく、指紋だ歯形だDNAだって世知辛い世の中だぜ ・゚・(ノД`)・゚・

そしてこれが麻生姉妹でも可能な事に気付いた。

過失で麻里亜を殺してしまう円(かハルカ)
しかし翌日(真尋が化けた)麻里亜は元気に登校してきて半狂乱に。
罪の呵責などに苛まれて円(ハルカ)は自殺……なんて。

765 :マロン名無しさん:2006/04/06(木) 22:33:27 ID:???
オオ…まさにカオス!

766 :マロン名無しさん:2006/04/06(木) 22:34:43 ID:???
妄想の1シーン書いて見たい…
でも文才が無い…

767 :マロン名無しさん:2006/04/06(木) 23:29:44 ID:???
別に文才なんて気にしない

768 :姫子博士の首:2006/04/06(木) 23:35:57 ID:???
小ネタです。グロあり(?)人死になし。

 ベッキーはまたゲームをやり過ぎたのか、今日の授業を小テストにして教壇にもたれて寝てしまっている。
 姫子は投げ、玲は解答を終えているという違いはあるが、二人とも暇を持て余しているのに変わりはない。
「お前さー、一応テストなんだから、前見ろよ、前!!」
「つまんなーい」
「……」
 玲の目の前で、姫子のアホ毛がぴくぴくと動いている。何の気なしに目の前をうごめくアホ毛を摘んで引っ張ってみた。

 すぽりというような音とともに、姫子の首が抜けた。
「はうあ!」
 驚きのあまり変な声を発してしまい、都に睨まれた。
(首が首が姫子どうしてなぜなになんで頼むお願いこっち向くな)
 しかしアホ毛がねじれていたのか、願い虚しく姫子の首は回転して玲の方を向く。
「お…おい姫子…なんだよ…これ…」
「いや……その、髪切りに行ったら顔剃り中に理容師さんの手が滑っちゃって……」
 どうやら姫子のアホ毛はちょうど重心のところに生えているようで、真正面、つまり玲の方向を向いて、血管やリンパ管をぶら下がらせた姫子は恥ずかしそうに言った。
「そ、そうなのか……それは災難だったな……」

769 :姫子博士の首:2006/04/06(木) 23:37:43 ID:???
「そういえばさー、芹沢さんは猫で南条さんは九尾の狐でしょ? 由香さん千夏さんはなんなのカナー? カイロウドウケツかな?」
「なにって……動物占いか?」
「違うヨー、髪型ダヨー。あーそういえばさー、首提灯ってあるじゃない? あれって下から支えるの? ちょんまげを掴んでぶら下げるの?」
「いや、その首提灯がなんなのかわからん……」
「6号さんは持ちやすそうだよねー。でも両方持って振り回したら目が回っちゃうよねー。都ちゃんは短いからちょっと持ちづらいカナ?
 玲ちゃんは長いからねー、地面ついちゃうかもねー。引きずられたら痛くて涙出ちゃうのカナー」
「くるみも入れ……」
「そうだこの際だから他の肉体にくっついてみたいカナー。玲ちゃんのぼでぃはスタイルよくて羨ましいなー。とっかえて」
「なに言ってるんだ、お前は……」
「おい! うるさいぞ姫子、玲! バケツ持って廊下に立ってろ!」
 教壇からベッキーがものすごい表情で睨んでいた。
 眠さを堪えてレベルアップ作業に勤しんでいたら、ふとうとうとしていた間に全滅して全てが水泡に帰してしまい、仕方なく寝たのだが、
 寝足りず、しかし悔しさ虚しさは心にしっかりと残っており、今日のベッキーは特に機嫌が悪い。

770 :姫子博士の首:2006/04/06(木) 23:39:04 ID:???
「ねえベッキー、首はどうすればいいのカナ? バケツ持ったら首が持てないヨ?」
「机の上に置いてけ」
「うんわかったー。だってさ玲ちゃん」
 姫子は元気に返事をして、廊下に向かった。
 なにしろ脳は頭部ごと分離しているので、バケツを持って立っていても疲れる事はない。
 さらに、首がないので個人を判別するのが困難となり、罰の意味合いはほとんどないと言っていいだろう。
 それにひきかえ玲はしっかりさらし者になり、疲れた腕は中華鍋を振る事も岡持を持つ事も出来ず、その日はバイトを休む羽目になったのだった。

 数日後。
 姫子の答案用紙は首から流れ出た血液で染まり、判別不能になっていた。
「……仕方ない、満点にするか」
 机の上に置けと言ったのはほかならぬベッキー自身である。ベッキーはため息をついて姫子の答案用紙に100点と花丸を書いた。
 姫子が高校に入ってはじめて獲得した100点だった。

771 :姫子博士の首:2006/04/06(木) 23:54:19 ID:???
以上です。
タイトルはアラビアンナイトの『ドゥバーン博士の首』から。
生首の描写は『病院坂の首縊りの家』を参考にしました。

元ネタはむかし聞いた昔話。
敏感肌の将軍がおり「顔剃り時に顔に傷をつけたら殺すぞ」と言っていて、散髪時にも刀を手放さない。
みな恐る恐る剃っていたところ、若いいなせな床屋が手早く綺麗に剃るので、
将軍感心して「お前はワシが怖くないのか?」と訊ねる。
床屋答えて「傷をつけたら閣下が刀を抜く前に、私が首を掻き切るつもりでした」

これ以来、床屋で髭や襟足を剃る時に恐怖を覚える私です。

772 :まとめサイト作成中:2006/04/07(金) 02:23:03 ID:???
>>771
お疲れさまです。
現在まとめサイトをある程度まで作成し終わったのですが
ドメイン取得やレンタルサーバの手続きに手間取っており、
もうしばらくかかりそうです。

773 :ぱにぽにバトルロワイヤル:2006/04/07(金) 12:22:09 ID:???
>>753
序盤戦終了、というのはミスです。無かった事にしていただけるとうれしいです。
脳内変換お願いします・・・ミス多くてすみません・・・
第二回死亡者報告のときに序盤戦が終了します。

>>772
まとめサイト、期待しております。楽しみです。
では、今から2話投下したいと思います。


774 :マロン名無しさん:2006/04/07(金) 12:26:33 ID:vUx7IceS
十二話・嘘

玲は町役場の近くを歩いていた。片手には配給された武器であるマグナムを持ち、腰に地図を挿している。玲が森林のほうに向かっていると、森林のほうから出てきたのは31番宮田晶と25番佐藤千夏である。
「た、橘さん?へう〜助けてください〜」
「や、やっと人に会えた・・・」
ドンッドンッ
「な・・・なんで・・・!?なんでですか・・・!」
玲は晶を問答無用で撃った。首から鮮血が飛び散り、千夏は崩れ落ちた。即死であった。胸の部分に着弾した宮田はかろうじて生きていた。
「た、橘さん・・・なんで・・・撃ったん・・・!?」
ドンッドンッドンッ
玲は宮田の問いかけを無視し、引き金を引いた。死体に近づくと武器を確認した。
「鎌とフォークか、運がない奴らだ・・・」
町役場のほうに戻っていく途中で、前から二人の影が見えた。
「誰だ・・・?」
木の後ろに隠れる玲。それに応答する二人。
「24番の北島由香だ、戦う気はない」
その言葉を聞き、木の後ろで魔女たる笑みを浮べる玲。
クククッ・・・甘いんだよ。魔女の名も捨てたもんじゃないな・・・。
「本当だな・・・?とりあえず銃など遠距離から撃てるものは地面においてくれ」
「分かった・・・」
お互いに武器を持っていない状態になる玲と由香が向き合う。

775 :マロン名無しさん:2006/04/07(金) 12:27:43 ID:vUx7IceS
「そういえば・・・お前ら、D組だよな?」
疑問に思った由香が聞く。
「そうですがどうかしたんですか?」
「宮田と佐藤が殺された」
由香が慌てて聞き返す。
「な、何いってるんですか!?冗談やめてくださいよ!?嘘ですよね?」
「嘘なんか言わない、すぐそこに死んでいる。ベホイミとメディアが殺った」
玲の指差した方向に走った由香が見たものは、亡骸となった宮田と千夏の姿であった。
「宮田さん、千夏・・・!」
由香は千夏の死体にすがりつき、泣いた。
「ベホイミとメディアはこの森を越えた先の廃村にいるはずだ。済まないが私にもやらなければならないことがある。協力はできないが、せめてもの情報だ」
「ありがとう、橘さん・・・」
「礼にも及ばないさ、お互いここから脱出できるように頑張ろう」
「ええ・・・」
「アハハハハハ・・・!計画通り、計画通りだ。D組同士で潰し合えばいい・・・、二人が小屋についてしまう。時間がないな・・・これからが本当のお楽しみなのになぁ・・・急ぐか。」
二人は別の道を行く。一人は魔女の引いた道を確実に辿りながらも。

25番 佐藤千夏
31番 宮田晶 死亡

776 :ぱにぽにバトルロワイヤル:2006/04/07(金) 12:33:15 ID:???
桃瀬くるみの兄、6番桃瀬修は双子の妹を探していた。森林を横に突っ切り、歩いていた。もう大分歩いただろう。
修が手に持つ武器は大きい小型ハンマーである。日曜大工が趣味の人が持ってそうな武器であった。ハズレの部類に入るのだろうが、鉄のハンマーの割には軽く使い勝手がよさそうである。
「くるみー・・・、我が愚妹よー・・・出てきてくれー」
修が歩いていると、銃声が聞こえてきた。しかもマシンガンのような銃の連射音である。
「誰だ・・・?」
修が木の後ろから顔を覗かせると其処にいたのは五十嵐先生であった。そのすぐ近くにはヤンキーとズーラが横たわっていた。体に返り血を浴び、手にはサブマシンガンを提げている。
五十嵐先生の足元には大きなドスが落ちているが、恐らくあれも彼女のものだろうと修は推測した。
修は、今まさに地獄絵図を見ていた。恐怖で体が動かない、足が震えて歩けない。五十嵐先生は一歩一歩修に近づいてくるのだ。
「あっ・・・!」
修は我に帰った。しかし声を漏らしてしまったのである。
「ん?誰か見てるのぉ?出てきなさいよ。」
不味い・・・、自分がこの位置から動いて逃げ出せば確実に撃たれてしまうだろう。そのためには・・・
修は木の後ろから飛び出し、五十嵐先生のサブマシンガンを持つ手を蹴り上げた。サブマシンガンは彼女の手を離れ、地面に転がった。
「あら・・・桃瀬じゃないの。やる気?」
修は、彼女と目を離さずに聞いた。
「先生は・・・ゲームに乗ったのですか?」
「何聞いてるの?当たり前のことを聞かないで頂戴、それより・・・やる気ならこちらから行かせてもらうわよ!」
彼女は手を後ろにやると、素早くドスを取り出し飛び掛ってきた。体を横にずらし回避したが、修のわき腹を彼女の刺突したドスがわずかに掠める。
「っ・・・!先生!やる気はありません!だから・・・」
「だから・・・?どうしたって言うのよ?」
間髪いれず体を回転させ、強烈なハイキックが修を襲う。修はあまりの痛みにバランスを崩し、転んでしまった。
「殺す」
地面に倒れる修の胸に、彼女のドスが迫る。その大振りになった隙を利用し、修は彼女の腹を力いっぱい蹴り上げた。
「うぐっ・・・!」
急いで立ち上がる修、腹を抑えながら立つ五十嵐先生が再び対峙した。

777 :ぱにぽにバトルロワイヤル:2006/04/07(金) 12:34:21 ID:???
>>776
十三話・殺人鬼 です

現時点の距離的に、ダッシュで銃を取りに行っても間に合わないだろう。先生はもう、言葉では止まらないのだと思う・・・攻撃を食らっ

ても武器を放さなかったのは正解だったな・・・なら・・・
修は素早く五十嵐先生に近づき小型ハンマーを振り上げ、彼女のドスを持っている右肩を狙って振り下ろした。
しかし、小型ハンマーは空を切った。彼女は小型ハンマーの軌道を読み、足を一歩引いたのである。
「あら?コレでお終い?桃瀬君・・・つまらないわね・・・」
時がゆっくりと流れた。修が見た五十嵐先生はドスを突き出し、ニヤリと笑って見せた。修は死を覚悟した。
小型ハンマーを振り下ろした隙を彼女は見逃さなかった。ドスを修の胸に突き刺した。
「が・・・は・・・先・・・生・・・!」
ドスを抜くと五十嵐先生は修に向けて言った。
「まだ言ってるの?私はこのゲームに乗る。理由なんてない。私は、標的が誰であろうと容赦しないわ」
修は、薄れ行く意識の中で自分にはもう時間がないのだろうということが分かった。もう、体は動かない。指がわずかに動くぐらいだ。急

所をやられている。血が止まらない。
すまない・・・くるみ・・・俺はお前のことを助けてやれそうにない・・・兄貴失格だぜ・・・ハハハ・・・犬神、俺はここで終わりか・・・お前とも・・・会いたかったぜ・・・
「犬神・・・!くるみ・・・!」
「ん?まだ生きてたの?楽にしてあげるから安心しなさい」
微かに見えた視界の中には、サブマシンガンを自分に向けている五十嵐先生の姿だった。その後、自分がもうダメだと分かるのに時間はか

からなかった。
ぱらららららららら
修の体を無数の銃弾が貫いた。わずかに残っていた命の灯が尽き果てた。
6番桃瀬修は、絶命した。

6番 桃瀬修
11番 ズーラ
12番 ヤンキー 死亡

778 :ぱにぽにバトルロワイヤル:2006/04/07(金) 12:35:34 ID:???
とりあえずココまでです。
では

779 :マロン名無しさん:2006/04/07(金) 13:20:27 ID:???
>>778
相変わらずGJ


780 :マロン名無しさん:2006/04/07(金) 15:39:42 ID:???
宮田…

781 :マロン名無しさん:2006/04/07(金) 16:02:21 ID:???
そろそろ別スレにしないか? 長編になりそうだし。
どこの板が良いだろう?

782 :マロン名無しさん:2006/04/07(金) 16:03:44 ID:???
またその話か…
そろそろの意味がわからん
ていうか釣りにしか見えん

783 :マロン名無しさん:2006/04/07(金) 16:12:05 ID:???
>>782
見えない人には話しかけない。
このスレがバトロワスレにでもならない限り問題なかろう。
もうすぐまとめサイトもできるようだしそうなれば視認性も良くなるだろうし。

俺はそれよりもっとまとめて投下してほしいカナー?

784 :マロン名無しさん:2006/04/07(金) 17:07:25 ID:???
修逝っちゃった・・・
先が読めなくてはらはらするぜ!

785 :ぱにぽにバトルロワイヤル:2006/04/07(金) 17:36:14 ID:???
>>779-784
意見ありがとうございます。
参考にさせていただきます。もっとまとめて投下しようかと思います。
それとー・・・やっぱり専用スレあったほうがいいのでしょうか・・・?

786 :マロン名無しさん:2006/04/07(金) 17:52:48 ID:???
専用スレ立てたら間違いなく過疎る
立てるくらいなら、自分でサイト作ってそこで書け
俺はここでいいと思うよ

787 :マロン名無しさん:2006/04/07(金) 18:02:55 ID:???
専用スレ立てるとどちらかが過疎りそうだしこのままでいいんじゃね?

788 :マロン名無しさん:2006/04/07(金) 20:32:55 ID:???
もうその話はやめよう
しかしマシンガンの音が「ぱらららら」だったのにはちょっと笑った。原作見てるね?

789 :マロン名無しさん:2006/04/07(金) 20:45:04 ID:???
俺元ネタが全く分からないんだが首輪は何なんだ?何のためにあるの?

790 :マロン名無しさん:2006/04/07(金) 20:49:14 ID:???
首輪は爆発するんだよ
約束破ると

791 :マロン名無しさん:2006/04/07(金) 21:01:19 ID:???
>>691
ここに首輪の説明あるね。

792 :マロン名無しさん:2006/04/07(金) 21:01:31 ID:???
原作での首輪「ガダルカナル22号」の役割
1・盗聴機能(参加者が何を言ってるのか本部連中が聞くため)
2・マーカー(位置把握のため)
3・爆破(無理矢理外そうとしたり禁止エリアに入ると爆発)
…原作だとこんな感じ
ぱにバトではどうなるか分からないけど…

793 :マロン名無しさん:2006/04/07(金) 21:03:33 ID:???
>>792
>>691の説明+そんなんでイイんじゃないかな?

794 :789:2006/04/07(金) 21:18:25 ID:???
みんなありがd
優しいんだね

795 :マロン名無しさん:2006/04/07(金) 22:02:50 ID:???
是非とも犬神VS五十嵐の死闘が見たい!!

796 :マロン名無しさん:2006/04/07(金) 22:16:31 ID:???
千夏が・・・

797 :マロン名無しさん:2006/04/07(金) 23:32:23 ID:???
ベホイミ妊娠エンド

→磯部ホイミ

798 :マロン名無しさん:2006/04/08(土) 00:07:30 ID:???
>>789
蛇足かも知れないが一応。
>>792の機能で3は教えられてる、
2は言ったか言ってないが覚えてないが少なくともちょっと考えれば解るようには言ってた
1はヒントもなし、殆どの参加者の想定外

799 :マロン名無しさん:2006/04/08(土) 00:18:53 ID:???
でも普通に考えればわかるだろ。
爆弾が仕込めるなら盗聴器を仕込めないわけがない。

800 :マロン名無しさん:2006/04/08(土) 00:45:54 ID:???
その理屈はおかしい

801 :マロン名無しさん:2006/04/08(土) 00:51:16 ID:???
いや?

802 :マロン名無しさん:2006/04/08(土) 03:23:40 ID:???
こんな状況で普通に考えられるような人間は相当少ないと思うがその辺どうよ

803 :マロン名無しさん:2006/04/08(土) 04:03:31 ID:???
>>802
確かにちょっと皆冷静すぎるな
もうちょいパニクってるキャラが居てもいいんじゃないか

804 :マロン名無しさん:2006/04/08(土) 13:39:32 ID:???
修の死体を見てケロケロいいながら壊れる犬神が見てみたい・・・


805 :マロン名無しさん:2006/04/08(土) 14:44:32 ID:???
天才ベッキーならすごい密室を思いつくんじゃないかと思った。
360度からカメラと肉眼が監視し、半径1km以内に立ち入るには許可が必要で立ち入った記録が残り、
周囲には警備員が常駐している、完全に密閉されていて空気も出入りしない、
中には全裸(服に凶器が隠れないように)の被害者の他には家具も調度品も凶器もなにもない無色透明な球体の中で、
八つ裂きにされて殺害されるとか。

806 :マロン名無しさん:2006/04/08(土) 14:52:53 ID:???
だがそのトリックを考えるのは作者だぞ。

807 :( ´∀`)さん:2006/04/08(土) 16:43:53 ID:???
原作のベッキーが天才ぶりを発揮したことは一度も無いモナ( ´∀`)

808 :マロン名無しさん:2006/04/08(土) 16:59:53 ID:???
天才じゃない人に天才は描けません

809 :マロン名無しさん:2006/04/08(土) 19:49:35 ID:???
優勝者予想!!(◎優勝確実 ○優勝候補 △おしくも死亡 ▲普通に死亡 ×優勝にかすりもしない)

レベッカ宮本◎ 片桐姫子× 橘玲○ 桃瀬くるみ△ 一条○ 上原都▲ 6号▲
五十嵐先生▲ 柏木優麻× 柏木優奈× 来栖柚子×
早乙女先生▲ 白鳥鈴音△ 秋山乙女△ 綿貫響× ズーラ○
芹沢茜▲ べホイミ○ メディア△ 犬神つるぎ○ 南条操▲

810 :マロン名無しさん:2006/04/08(土) 20:26:39 ID:???
芹沢が普通に死亡だとー?






まぁそうなるか。

811 :マロン名無しさん:2006/04/08(土) 20:56:32 ID:???
ズーラ既に死んでる件

812 :ぱにぽにバトルロワイヤル:2006/04/08(土) 21:55:32 ID:???
今日は残念ながら投下できそうにありません、すみません
それと色々な意見ありがとうございます。そのとおり作者は原作読んでたりします

813 :マロン名無しさん:2006/04/08(土) 22:35:21 ID:???
姫子なめんな

814 :マロン名無しさん:2006/04/08(土) 23:31:46 ID:???
姫子は実はダークホース?

815 :マロン名無しさん:2006/04/08(土) 23:33:12 ID:???
みんなフルネームのわりに一条さんが呼び捨てとはどういう事だ

816 :マロン名無しさん:2006/04/08(土) 23:34:19 ID:???
>>815
たまにでいいから6号さんの本名も思い出して挙げて下さい

817 :マロン名無しさん:2006/04/08(土) 23:46:05 ID:???
鮎川ひなたですよね><

818 :マロン名無しさん:2006/04/08(土) 23:55:11 ID:???
6号の本名=鈴木さやか…で、良いんだよな?

819 :マロン名無しさん:2006/04/09(日) 02:19:33 ID:???
肯定

820 :マロン名無しさん:2006/04/09(日) 04:03:13 ID:???
春日歩じゃなかったっけ

821 :マロン名無しさん:2006/04/09(日) 08:18:56 ID:???
花山 薫だったような

822 :マロン名無しさん:2006/04/09(日) 12:42:43 ID:???
>>815
フルネームが分からないし

823 :マロン名無しさん:2006/04/09(日) 13:26:54 ID:???
いい加減6号さんの名前思い出してあげないと、ショックのあまりろくごうの駅で死んじゃうよ?
                                 (前スレ参照)

824 :マロン名無しさん:2006/04/09(日) 13:47:20 ID:???
6号の本名は>>821が正解…冗談だ

825 :マロン名無しさん:2006/04/09(日) 13:53:32 ID:???
鈴木さやか、であってるよな?

826 :マロン名無しさん:2006/04/09(日) 14:14:02 ID:???
鈴木さやか、それがマジで正解

827 :マロン名無しさん:2006/04/09(日) 21:27:49 ID:???
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:  /:   / /::  /  :/::l|::  |:ト、  l .::|:: !   |::
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 ∧::  |l: ‖  ハィ=ミ、ハ::.  |ィ==ミ∨:: |::  !|::.
://∧: |l:: |ト┬{ ilj,::::_!i \j_j |ij ;::_li. Y:: .|::. /リ:
:〃 /\j\_j乂! i K:::(_jj     .K:::(_jレ厶斗r!' |::
:l:: |    |:: ∧""     ,     "" /:   l  |::
:|: l _____|:. lハ.      、_ ,    /|::   |⌒!::.      新作うpまだー?
ll: |/    |:  | `  、  _  , イ   |::  | /:::.
l| l      l::. |  ___7´:: :: :`ヽ, -、 |::.   l \_jノ
jl__j      |::. j / --<:: :: 0。r─ ヽ.\  |
  |  ,    \ハ./ ニニニ⊃:: :⊂ニニ二_ /ヽヽ/
  | ,'     〈/ ̄ ̄`ヽ:: :/     \. \
  ∨_     , '       ∨     /  '.  \
  h_ .二 /    i       | ',   '   ,   ヽ
  亅 ⌒ヽ/            |         ',   `
  〈.     /           |           i


828 :マロン名無しさん:2006/04/09(日) 21:31:57 ID:???
だぁ〜!!いくら作ってもヤバイ展開になどならねぇ!!
ほのぼのした感じで止まる!!参ったなぁ・・・。

829 :マロン名無しさん:2006/04/09(日) 21:44:35 ID:???
ほのぼのしたいじめも面白い

830 :マロン名無しさん:2006/04/09(日) 21:45:34 ID:???
いやいじめまで発展しないです。
いつもどおりのぱにぽにワールドです・・・。
ここじゃ発表出来ない・・・。

831 :マロン名無しさん:2006/04/10(月) 00:57:58 ID:???
それでもいい

832 :マロン名無しさん:2006/04/10(月) 08:10:59 ID:???
だがそれがいい

833 :マロン名無しさん:2006/04/10(月) 08:15:03 ID:???
今北。どう見てもクソスレにしか見えなかったこのスレが2日目とは・・・分からないものだ。

834 :マロン名無しさん:2006/04/10(月) 15:50:58 ID:???
優秀な職人さんのおかげだな。

835 :マロン名無しさん:2006/04/10(月) 16:02:04 ID:???
ただのネタスレでも職人次第で良スレになるのはよくある事じゃん

836 :マロン名無しさん:2006/04/10(月) 16:55:43 ID:???
>>830
ここで発表しても大丈夫だろ。
てか、書いてくれよあー。

837 :マロン名無しさん:2006/04/10(月) 22:47:49 ID:???
このスレの小説を読んでストレスを発散させれば日本から犯罪はなくなると思う

838 :ぱにぽにバトルロワイヤル:2006/04/10(月) 23:43:40 ID:???
すみません、遅れました
今から投下いたします

839 :ぱにぽにバトルロワイヤル:2006/04/10(月) 23:58:23 ID:???
十四話・目撃

一.
ヘルメットを被っているこの人物は13番綿貫響である。ヘルメットは配給された武器で何の役に立つか分からないが、頭をガードするぐらいには使えると思った。相手に姿もばれなくてすむという利点もある。
綿貫は、五十嵐先生が修と、ヤンキーと、ズーラを殺す一部始終を見てしまった。いつもの先生からは想像できなかった。ましてや修を殺すなんてことは絶対にありえないと思ったのだが、なんのためらいもなく刺した。
木の上に上り、しっかりとその姿を確認した。3人の死体と一人の先生。今まさに殺人鬼が自分のいる木の下を通過するところなのだ。暗闇の中に地を滴らせたドスを光らせて歩く五十嵐先生が自分の真下にいる。
勿論見つかるわけにもいかないし、万が一見つかったら待っているのは死であろう。綿貫の心臓の鼓動が早くなってくる。
「誰かいないのー?酒が飲みたいわー・・・」
足音はだんだんと遠くなり、遠くに行ったようだ。
「ゲームに乗っている人もいるってことね・・・うかつに信用できないかもしれない・・・」
下に下りると修の横にあるハンマーを取り、綿貫は言う。
「武器は借りていく。助けられなくてゴメンね・・・」

二.
そのころベホイミとメディアは、島の西の村に来ていた。一つの家に入り休息を取っている。
ベホイミが手に持つのは手榴弾。栓を抜いて投げると爆発する仕組みになっている。相手の聴覚を麻痺させることもできるので、それなりに効果的な武器でもある。
一方のメディアが持つのはショットガンである。大当たりといえる武器だ。正確に狙いを定めなくても銃弾が散弾するので、射程は短いが命中率はかなり高い。
「やっぱりもっと警戒しておくべきだったッスよ・・・私が甘かったッス・・・」
あの時、計画を止められなかったことを気にしているベホイミを気遣うメディア。
「落ち込まないでください・・・ベホちゃん・・・」
「私は絶対脱出してみせるッス、宮本先生なら何か知ってそうッスよね」
「そうですね〜、どうにかして会いたいです」
「ホントに・・・済まないッス・・・」
「ベホちゃん!元気だして!私だって何もできなかったんですから!ね?」
「分かったッス、そろそろここを出たいんだが」
ドンッ
ベホイミの目先を、銃弾が空を切った。

840 :ぱにぽにバトルロワイヤル:2006/04/10(月) 23:58:57 ID:???
少しずつしか投下できそうにありません、すみません
これからも不定期になりそうです

841 :マロン名無しさん:2006/04/11(火) 02:58:25 ID:???
ついにベホイミ×メディアきたこれ!

842 :マロン名無しさん:2006/04/11(火) 04:13:01 ID:???
ちょwwwwwwwwwwwwwww続き気になるwwwwwwwwwwww

843 :マロン名無しさん:2006/04/11(火) 16:57:24 ID:???
ベホイミかメディア、どちらか死にそうだな…

844 :マロン名無しさん:2006/04/11(火) 16:59:34 ID:nvJn8Bj4
続き気になるー。
寝れなくなりそう。

845 :マロン名無しさん:2006/04/11(火) 18:04:22 ID:???
むしろ寝ろ魔神

846 :マロン名無しさん:2006/04/11(火) 18:09:46 ID:???
藤巻の出番まだ〜?

847 :マロン名無しさん:2006/04/11(火) 20:47:41 ID:???
>>841
×で表記されたから

「ベホちゃん! なんで……なんでこんな事するんですか?」
 飲料水代わりに差し出された尿から顔を背けメディアは叫んだ。
 メディアはベホイミのトラップにかかり、天井から吊るされている。両手両足の腱を切られており必殺の折りも使えない。
「飲まないのか? 品質はお前自身が一番よく知っているだろう?」
 メディアの頬が赤く染まる。ベホイミは竹竿を放り捨て、喉を鳴らしながらコーラを飲み干した。
「うまいっスよ」
 空瓶をメディアの左膝に投げつけ、杖を手に取る。
 魔法少女が杖でライバルを打擲する音が体育館に響きわたる。
「私……ベホイミちゃんとお友達になれたと思ってたのに! なんでこんなひどい事……」
「決まってるだろ」
 杖をなめながらベホイミはくちびるを愉悦に歪めた。
「お前が好きだからだよ」

848 :マロン名無しさん:2006/04/11(火) 20:48:31 ID:???
または

(芹沢さんも大変っスねー)
 ロボ子が街中を歩いている。役作りのために日常的に着込んでいるのだろうか?
 だが芹沢にしてはどこか着慣れない感じだ。体型も違うような気がするが、未知の人物というわけではなくどこかで見たような体型だ。
「……メディア?」
 思わず口走ってしまった言葉が聞こえたのか、ロボ子は逃げ出した。
 しかしやはり着慣れないようで、すぐに追ったベホイミが追いつくまでにさほど時間はかからなかった。
「なぜ逃げるメディア! どうしてお前がその着ぐるみを着ているんだ!」
 ロボ子の頭の下から出てきたのは、黒とまだらになった金髪だった。メディアはロボ子の手で顔を隠す。
「……生活指導の先生に……髪を染めろって言われて染められました…… 洗髪料が足りなかったみたいで、後は家でやってこいって。
 メイド服も禁止だから没収されました…… 芹沢さんには悪いと思いましたが、黙ってお借りして……」
 メディアの目から涙が流れていた。男女もない戦場で自らを女たらしめていた、そして心の拠り所でもあった金髪はいまや薄汚れてしまっている。
 ベホイミは無言で頭部を被せてやり、メディアをそっと抱きしめた。

という展開を想像した。

849 :マロン名無しさん:2006/04/11(火) 21:27:16 ID:???
>>847-848
どっちも続き希望

850 :マロン名無しさん:2006/04/11(火) 22:18:57 ID:???
ブックオフで100円で「人間はどこまで残虐になれるか」という本を買ったら
ソ連で開発された洗脳の方法というのが載っていたのでそれにインスパイヤされて
五十嵐先生がクビにならない代わりに生徒会によって模範教師へと人格改造されるまでを書く気になった。
今週中には投下するんで、設定等はムチャクチャだと思うがバトロワの余興とでも思って読んでくれ。

851 :マロン名無しさん:2006/04/11(火) 23:41:22 ID:???
おk

852 :マロン名無しさん:2006/04/12(水) 03:59:32 ID:???
>>847が普通にバトルロワイアルの続きだと思って見てた
気付かなかったぜ

853 :マロン名無しさん:2006/04/12(水) 15:17:08 ID:???
>>848の方はわりと新鮮な感じが。
メdィアって強いイメージがあるし。

854 :マロン名無しさん:2006/04/12(水) 17:10:38 ID:j62hJAlT
メディアとか玲みたいな強そうなキャラのほうがいじめて楽しい。
ギャップがそそる。

855 :マロン名無しさん:2006/04/12(水) 18:38:00 ID:???
だがその分いじめるのも難しいけどな

856 :マロン名無しさん:2006/04/13(木) 16:01:19 ID:???
ぱにらじktkr

>[第17回]  「ちょっと千和ちゃん泣かないでよ(笑)」 2006年4月13日放送
>ゲスト:広橋 涼さん(白鳥鈴音役)
>今回は初の試みとして、通常授業をお休みして学 級 崩 壊の模様を…
>いや、そんなダークな内容ではありませんが(笑)、
>どんな大変な状況でも生徒と本気で向き合い、正面からぶつかっていく千和先生。
>その結果、ぱにらじ史上最長の授業時間に! けれど、いつもとOA時間に大差が無いというミステリー!!
>皆さんの体感ではほんの20秒程度に聞こえたかもしれませんが、それは文明と科学の力によって時空が歪んでいるからです(笑)。
>まあ、ここまでぶっちゃけた話が出来る程仲良しって事ですね、そんな広橋さんが今日のゲストです。

学 級 崩 壊の模様を…

857 :マロン名無しさん:2006/04/13(木) 20:45:33 ID:???
崩壊は特にしてにないような。テンションたけーって感じはしたが。

858 :マロン名無しさん:2006/04/14(金) 11:56:58 ID:???
学級崩壊がダークだって思考からここを思い出してしまった俺乙。
ラジオ聞いたら仕事行かなくちゃorz

859 :マロン名無しさん:2006/04/14(金) 18:34:37 ID:???
俺は仕事探さなくちゃorz

860 :ぱにぽにバトルロワイヤル:2006/04/15(土) 18:34:58 ID:???
色々ありまして数日間パソコンが使えなくなってしましました
過疎です・・・今から一話投下します。

861 :ぱにぽにバトルロワイヤル:2006/04/15(土) 18:36:47 ID:???
第二回死亡報告

「これまでの死亡者を発表する

6番  桃瀬修
11番 ズーラ
12番 ヤンキー
25番 佐藤千夏
31番 宮田晶


以上だ。悪いペースではないな。引き続き頑張ってくれ」

序盤戦終了

862 :ぱにぽにバトルロワイヤル:2006/04/15(土) 18:39:50 ID:???
一.
20番桃瀬くるみも同じく探知機を手に持ち、修を探していた。しかしその目的は今、果たせなくなった。
くるみは放送を聞いて愕然とした。兄貴が死んだのである。双子の兄、桃瀬修が。初めは耳を疑ったが、夢ではなかった。
今は無き兄に呼びかけるくるみ。
「う、嘘でしょ兄貴・・・ハハハ・・・冗談よしてほしいよ・・・ねぇ・・・兄貴!」
思い返してみれば兄貴にはいつも迷惑ばかりかけていた。私のために毎日弁当を作ってくれて、勉強だって分からないところは兄貴に教え

てもらっていた。だから・・・こんなときこそ兄貴のそばにいなくちゃって・・・探しても探しても兄貴は見つからなかった。そして今、

兄貴が死んだことが確認された。こんなゲームが終わったら、兄貴に料理作ってあげたかった。バイトのおかげで料理ぐらい作れるように

なったんだよ、って見せてあげたかった。兄貴に少しはいい所見せてやりたいと思っていた。
くるみは泥で汚れた手で立ち上がり涙を拭うと、歩き出した。
「兄貴・・・私が絶対敵はとるから。見ていてくれるかな」
修を殺した奴に復讐するのである。漆黒の空を見上げながら、決心を固めたくるみは呟いた。

863 :ぱにぽにバトルロワイヤル:2006/04/15(土) 18:43:06 ID:???
二.
優麻と優奈は森林を出て、町役場の方向に向かって歩いていた。
「優麻ちゃん・・・まだ休憩しないのー?」
「何言ってんの、今休憩しちゃったらダメよ。行動してる人が少ない時を狙って私達は動いてるのよ」
「・・・疲れたよー・・・」
「ちょっと待って・・・隠れて、優奈ちゃん」
「え・・・?」
町役場と森林の間の一帯は、隠れられるような大きな木などはほとんど存在せず少しばかり背丈の高い草ばかりである。
「優奈ちゃんはその木に隠れて。一人だけしか隠れられないから」
「優麻ちゃん・・・」
「心配しないの、私が死ぬわけないでしょ。運動神経はこう見えてもいいほうなんだから」
優麻は周りを見渡すと、隠れられる木は一つ。それには優奈が隠れている。それ以外は障害物は何もなく、それなりに背丈の高い木が生え
ているだけである。優麻はアサルトライフルを構え、戦闘体勢を取った。
草むらの奥から現れたのは五十嵐先生だった。顔や服は血でベットリで、サブマシンガンを持って、ドスを腰に挿している。
「あら、バカ姉妹じゃないの。姉のほうね。私ったらついてないわ〜教え子に2回も会うなんて」
「五十嵐先生・・・」
木の後ろに隠れていた優奈は愕然とした。桃瀬君を殺したのは・・・先生・・・?
「あの桃瀬はバカよねー・・・私はゲームに乗ってるのに、止めようとしたわ。妥協するから死ぬのよ。勿論あなた達も私を止めようだなんて思わないでよね?」
優奈の目から涙が零れた。
「桃瀬君・・・」

864 :ぱにぽにバトルロワイヤル:2006/04/15(土) 18:45:28 ID:???
ぱらららららららら
サブマシンガンが火を噴いた。先手を仕掛けたのは五十嵐先生だった。しかし優麻は彼女が引き金に手をかけて引く寸前に走り出していた
。小雨が降る夜の闇に、銃声とともに、草が舞い散る。
優麻は走りながらアサルトライフルを連射する。だが草むらや夜という条件が重なって、相手の位置が正確に把握できない。優麻の運動能
力は優秀だが、大人の五十嵐先生には劣るだろう。視界を遮るものは、逆に自分に有利でもあるということなのだ。
しかし、あの木には先生を近づけては、優奈ちゃんの命が危なくなる。優麻は銃で牽制をしながら、木との距離を少し遠ざけた。その時、
優麻の足をサブマシンガンの銃弾が掠めた。
「っ・・・!」
掠った割には出血がひどい。痛みからくる声を必死に堪え、動かず気配を消す。
「何処に行ったのよ?出てきなさい」
止めることなく彼女はサブマシンガンを連射する。
優麻の狙いはそれだった。マガジンが切れたときが勝負である。マガジンが切れれば確実に五十嵐先生はすぐにでも新しいマガジンをセッ
トするだろう。こちらのマガジンはまだ持つ。その時をじっと待て。
ぱらららららら
マガジンが切れたと、優麻は確信した。その隙を突いて一気に走った。

865 :ぱにぽにバトルロワイヤル:2006/04/15(土) 18:51:22 ID:???
とりあえず15話まで終わりました。中盤戦はバトルがメインになりそうです。
これからの展開はどうしようかと、乙女と鈴音もどう動かそうか悩んでます。
意見、感想、などくれたりするとこっちもやる気が出たりしますwww
では

866 :マロン名無しさん:2006/04/15(土) 19:18:36 ID:???
>>860-865
GJだ!
それにしても…今度は五十嵐先生VS柏木姉妹か…
案外ショートバトルで終わりそうだな

867 :マロン名無しさん:2006/04/15(土) 19:44:10 ID:???
>>865
今すぐ宮田を生き返らせるんだm9(´・ω・`)

868 :マロン名無しさん:2006/04/15(土) 20:36:20 ID:???
ドラゴンボールでもなきゃ生き返らせるのは無理。

五十嵐先生、このままいくと教え子全殺しか?

869 :マロン名無しさん:2006/04/15(土) 20:50:37 ID:???
まだ来栖がいるぞ

870 :マロン名無しさん:2006/04/15(土) 21:25:44 ID:???
いや、残りの奴も殺すのかなぁと思っただけさ。

871 :マロン名無しさん:2006/04/15(土) 22:19:37 ID:???
ぱにぽにの父「いまより君は、ベッキーだ」
ベッキーメビウス「ベッキー・・・?」
ぱにぽにの父「あの学園では、我々はそう呼ばれている。聞いているだろう?」


872 :マロン名無しさん:2006/04/15(土) 22:30:24 ID:???
ぱにぽにの父ってようはへっきーだろ?

873 :マロン名無しさん:2006/04/16(日) 00:04:36 ID:???
>>870
するってぇと…五十嵐先生が桐山的ポジションになるのか?

874 :マロン名無しさん:2006/04/16(日) 00:17:07 ID:???
ttp://www.pphoukai-matome.com/
ようやくまとめサイトが動き始めました。
これでもう過去ログが読めないとかの心配アルナイヨー。

875 :マロン名無しさん:2006/04/16(日) 00:40:35 ID:???
>>874
GJ!てか超GJ!!!!!
…そしてもう一言…心配あるのか?心配ないのか?どっちなんだ?

876 :マロン名無しさん:2006/04/16(日) 01:01:41 ID:???
>>874
GJ!
昔の読むと恥ずかしいな……

877 :マロン名無しさん:2006/04/16(日) 10:56:53 ID:???
>>874
GJ!GJ!マジ乙ッス!
前スレ保存してたのに最新150のデータで上書きして見れなくなった自分には救いの手が差し伸べられたようですw

そして>>876に激しく同意ww

878 :マロン名無しさん:2006/04/16(日) 12:29:47 ID:???
>>874
マジで乙。
これでスレが活気付くといいな

879 :マロン名無しさん:2006/04/16(日) 19:10:07 ID:???
>>874
藤巻の、ちゃんと保存されてるのねw

880 :マロン名無しさん:2006/04/16(日) 19:27:45 ID:???
このスレのヒーローである藤巻が保存されないわけないだろうが!www

881 :マロン名無しさん:2006/04/16(日) 20:44:32 ID:???
藤巻再登場きぼんぬ、と。

882 :マロン名無しさん:2006/04/16(日) 21:47:20 ID:???
笑い死ぬからヤメロWWW

883 :マロン名無しさん:2006/04/16(日) 23:41:59 ID:???
藤巻再降臨はいいとしても
再降臨した藤巻の話が少しでもカスだったら俺はぶちきれれれれれれるぞ

884 :五十嵐美由紀人格改造マニュアル:2006/04/17(月) 01:02:23 ID:???
 諜報部 簡易報告
 五十嵐美由紀教諭の勤務態度についての調査

1.酩酊した状態でHRを開始することが常態化している
2.1−A学級の管理運営は実質的に学級委員の桃瀬修が担っている
3.過激な発言、問題行動などが目立つ

 上記の3項目については、別紙において詳細に報告する。


「そして、詳細報告がこれです。…現場の写真や録音テープからの書き起こしを
 含めて結構な量になっておりますが、読んでいただけたでしょうか?」
「ええ、既に目を通してあります。お疲れ様、綿貫さん。
 じゃ、ここから先は委員長委員会メンバーのみの会合になるから、
 もう帰っても良いわよ」
 瀬奈雪絵が、報告を終えた綿貫響に対し、退席を促す。
「というか、帰ってもらわないと困るんだけどね…」
 露骨に言ってのけたのは、朝比奈英理子であった。
「…では、私はこれで…」
「あの…待ってください」
 仕事を終え、自らの部室へと戻ろうとする響を、大森みのりが呼び止める。
「みのり先輩?」
「今説明してくれて前にもらってある資料なんだけど、
 1−D教室の近くを通ったときにヤギさんに食べられてしまったのでもう一枚ください」
「もー」
 場の空気がしばし緩んだ。
彼女は、1−Dのコスプレ魔法少女とは異なり、真正の癒し系だった。

「さて、今度こそ綿貫さんは帰って、メンバー以外はいなくなったわけだから、
 本題に入りましょうか…五十嵐先生の処遇について…」

885 :五十嵐美由紀人格改造マニュアル:2006/04/17(月) 01:06:30 ID:???
「私、瀬奈雪絵の考案した、不良教師職務改善用実習プログラムの内容は以上です。
 なお、学園側とは既に交渉が終了しており、五十嵐教諭がこれを受け入れない場合、
 最高で停職処分、うまく立ち回っても減給処分は免れないことになります」
「ま、ウチは私立だし、問題教師には、これぐらいの処置を取らないと、示しがつかないわよね」
「五十嵐、がめつそうだし、多分この条件飲むよね〜」
 1−Dのユカが、なぜか毒気づいた。

「ちょ、ちょっと待った」
「発言するときは挙手くらいしてくれないかしら?桃瀬君」
「そんなことはどうでもいいでしょう!?
 こんなの、ひどすぎですよ!いくら処罰の対象だからって、これでは…」
「数週間の身柄拘束、職務姿勢改善のための特殊環境下への投入、
 まあ確かに精神的にも肉体的にも厳しい環境に置かれるけど、
 あの人も英理子と同じタイプで、実はとんでも無いほどのドMだったりするかも
 しれないし、むしろ喜んだりするんじゃない?」
「だーかーら、私に勝手な設定つけるなっての!」
「SとかMとか関係無しに、この措置は酷いって話をしてるんですが…?」
「途中でギブアップもできるし、生活習慣も正される予定だから、良いんじゃないかしら?」

「一条さんも、やりすぎだって、そう思うだろ?」
 修は、1人ではどうにもならないと察し、助け舟を求めた。
「正直、どうでもいいです」
「い、一条さん…?」
「別に私は特別五十嵐先生と親しくしているわけでもありませんし、
 私は学級委員として委員長委員会の決定に従うのみです」
「で、でもさ…?」
「そもそも、非は問題を起こした五十嵐先生にあるのであって、
 修さんにも私にも、その他の会議のメンバーの方にも、
 何ら、かばい立てをしなければならない道理はありません」
 一条は、にべも無かった。
早く帰りたい彼女にとって、これ以上の遅延は避けたいところなのだった。

886 :五十嵐美由紀人格改造マニュアル:2006/04/17(月) 01:07:58 ID:???
「お、俺がサポートして、今のところはうまくやっているんだ。
 だから、それで良しって事にはならないかな?」
「あなた、いつも人の世話ばかり焼いているわね」
 不意に英理子が会話に割って入ってきた。
「まあ、学級委員としては優秀なのかもしれないけど、
 そんな事ばかりしてたって、あなたは報われないのよ?」
「そんなの…俺が好きでやってる事なんですから…」
「本当によくできた子よね〜、桃瀬君は、でも、妹さんはどうかしら?」

(このタイミングでくるみの話題を振ってくる、まずいな…)
 修は悪い予感がしていた。
「あなたが綿貫さんに話をつけて、妹さんの事故について、
 諜報部の力で秘密裏に処理したってくらいは知ってるのよ?私たち」
「原動機付き自転車で事故を起こし、とある喫茶店に突っ込み、
 その店の店長には頭部に大怪我をさせ、現在は弁償のためバイト中、と」
「私も自転車でよく転びそうになるから気をつけないと…」
「生徒のバイトの件に関しては、新聞部との秘密協定があって全員不問になってるけど、
 さすがにね、事故、それも人身事故を揉み消してるとなったら問題あるんじゃないかな?」
 みのりの発言を流して、雪絵は修に詰め寄る。
「どうするの?私は別にあなたが抜けることになっても構わないのだけれど…」
 英理子も修に詰め寄る。
委員長委員会の重鎮である2人がなぜわざわざ修の意見を潰そうとしているのかというと、
修はヒラの学級委員でありながら、甲斐甲斐しく人の世話を焼いているため、
諜報部や新聞部といった各方面とのつながりが強く、無視できない影響力を持っているためである。
「…わかりました。以後は計画通りに従います」
 これが、五十嵐の運命の分岐点であった。
実質、修はくるみの起こした事件以外に弱みを持っておらず、
もし仮にくるみ以外の、鈴音や柏木姉妹といった面々の関わる弱みであれば、
まだ駆け引きをする余地もあったのだが、大切な妹であるくるみを博打のチップには出来なかった。
これより先も修は、出来るだけ軽い措置になるよう尽力するだろうが、
措置自体を無くす事はもはや出来なくなってしまった。
そして、修以外の五十嵐の味方になりうる者は、6号、体育教師、と権力面で当てに出来ない者ばかりであった。

887 :五十嵐美由紀人格改造マニュアル:2006/04/17(月) 01:16:34 ID:???
これにて前フリは終わりです。
ここから先は五十嵐先生が肉体的にも精神的にも苦しめられます。
死ぬほど蒸し暑い部屋から霜の張るような寒い部屋へと移される、
あられもない姿にされて複数の他人に視姦される、
意味の無い供述を長時間やらされ瑣末なことを問いただされる、
などの旧共産圏の拷問のノウハウを活かした教育措置を施されます。
最終的に五十嵐先生は模範教師へと人格改造され、
桃月学園としてはグッドエンドになりますが、
ぱにぽにとしてはバッドエンドになる予定です。
意外な人物が想像を絶するほどのドSかもしれません。

888 :マロン名無しさん:2006/04/17(月) 02:41:23 ID:???
>>887
GJ
続きに期待
頑張れ

889 :マロン名無しさん:2006/04/17(月) 02:46:29 ID:???
ギリギリだけど本当に今週中に投下されたなwwww


890 :マロン名無しさん:2006/04/17(月) 10:45:45 ID:???
かなりよさげな雰囲気。期待できそう

891 :マロン名無しさん:2006/04/17(月) 15:03:27 ID:???
前フリ、すげ〜。
こりゃ期待できるな。

892 :マロン名無しさん:2006/04/17(月) 19:54:06 ID:???
wktk

893 :マロン名無しさん:2006/04/17(月) 21:35:30 ID:???
      /ソ::::::ix|::::\::::::::::::::::::::::/:::::iX|:::::::丶
      /メ::::::::K|:::::,..へ、_;;;;;_,..へ;::::::::Kl::::::::::::i
     Ki:::::::::::じ:/,,,,,,,,、`´´ ,,,,,,,,,,ヾ;;:じ::::::::::::l
     ゞハ::::::::::/ノ ,二、ヽ ' ,二,ゝヽ:::::::::::::ノ
      ヾ:_:::{  < (;;),> } :{ <,(;;)_>  ヾ::::/
        }ヾ.   二´ノ ヽ `二   リイ
        lノ     /r.、_n丶    しj  /⌒) _ i⌒ーヽ f_ヽ、,、           /7
        ひ    i  _,,,,,,_  i    ト'┌-`‐   ̄ノノ /7. 〉 {, ヽj/ ! r--┐r‐‐―┐ / /
         ヽ、  .|lF-―-ヵl|   :/ └ー7 ./ ̄ し"/ /  `/ /  r三 |└‐―┘/_/
          .ヾ   {.ト、_ノ} i   .:/    //    ヽ_/  {_ ノ.  匚_」     ◇
        _ ハ  ヾ┴┴'ソ   イ _
      /ヽ\ヽヽ  ` ニ ´ ノ  ノ )  \


894 :マロン名無しさん:2006/04/17(月) 23:14:49 ID:???
>>887
成る程…すると五十嵐先生は「女王の教室」の阿久津先生みたくなるのか…

895 :マロン名無しさん:2006/04/18(火) 04:11:29 ID:???
期待期待

896 :マロン名無しさん:2006/04/18(火) 10:40:48 ID:???
まとめサイト見た
面接何十万社落ちたって奴やっぱすごい好きだわw
あとぱにめたるじぇけっとの続きが読みたい

897 :マロン名無しさん:2006/04/18(火) 18:28:38 ID:???
まとめサイトって何処にあるんですか?
私も昔の小説読みたいオブジイヤーですぅ…。

898 :マロン名無しさん:2006/04/18(火) 18:31:19 ID:???
>>874を参照オブジイヤー


899 :マロン名無しさん:2006/04/18(火) 18:39:58 ID:???
>>897
普通に874を見ればいいのでは?

900 :マロン名無しさん:2006/04/18(火) 20:25:07 ID:???
>>874
このスレからの新参なので見てみた。
( ゚д゚ )
藤巻Sugeeeeeee!

901 :マロン名無しさん:2006/04/18(火) 20:32:45 ID:???
藤巻はみんなのヒーロー

902 :マロン名無しさん:2006/04/18(火) 20:37:09 ID:???
藤巻の小説おもろいな
当時は罵倒の嵐だったのに

903 :マロン名無しさん:2006/04/18(火) 20:38:56 ID:???
無差別短編集の妙子の話もなかなか。短くまとまってて好印象

904 :マロン名無しさん:2006/04/18(火) 21:15:54 ID:???
どれも面白かったよな。
最初は一部キャラが分からなかったが。

905 :マロン名無しさん:2006/04/18(火) 21:22:03 ID:???
自分が書いたのが載ってるとちょっと恥ずかしいな。不出来なところも日を置いてみると目立つし。
なんで台詞のみで作品作ろうとしたんだろう。今度もっとわかりやすいように書き直そう。

906 :マロン名無しさん:2006/04/18(火) 21:42:13 ID:???
しかし書いてる人は同じみたいなのに中途半端な作品が多いな。

907 :マロン名無しさん:2006/04/18(火) 22:03:33 ID:???
前スレって結構明るい話もあったのね。ぶっ飛んでるともいえるけど。
リアルに何度かお茶を噴出した。

908 :マロン名無しさん:2006/04/18(火) 22:39:41 ID:???
>>906
例えば?

909 :マロン名無しさん:2006/04/19(水) 00:06:17 ID:???
>>908
復讐者メソウサ!の巻とかこのへんの

910 :マロン名無しさん:2006/04/19(水) 17:50:08 ID:???
邪眼オチワロスだったな。確か全スレにあったはず。

911 :マロン名無しさん:2006/04/19(水) 23:06:01 ID:???
このスレにおけるキャラ考察

ベッキー:攻・立場上ほとんど傍観者である。受・巻き添えを食らうぐらいしかない。
玲:攻・首謀者であることが多い。受・攻めの時とは裏腹に結構もろい。
姫子:攻・暴走経験アリ。受・性格とは裏腹に思いつめるタイプ
くるみ:攻・キレたら一番えげつない。受・慣れてるせいか我慢強い。
都:攻・キレながらも結構策を練っている。受・巻き添えを食らうぐらいしかない。
一条:攻・武器を用いることが多い。受・アニメ型と原作型で違いがある。
6号:攻・キレたらやばい。受・よい子なせいか我慢強い
修:攻・相手が相手なので経験なし。受・性格からか、度々あり。
柏木姉妹:攻・そそのかされてするタイプ。受・かなりもろい
来栖:攻・思い込みでやっちゃうタイプ。受・性格からか辛抱強い
乙女:攻・そそのかされてするタイプ。受・巻き添えを食らうぐらいしかない。
鈴音:攻・無邪気な性格からか、経験なし。受・性格からかメンタル面が弱い
綿貫:攻・そそのかされてするタイプ。受・巻き添えを食らうぐらいしかない
芹沢:攻・経験なし。受・恨みや確執を持たれている為、やられること多し
南条:攻・喧嘩をするぐらい。受・性格上対象にされることが度々あり。
宮田:攻・喧嘩をするぐらい。受・小動物的な性格からか、経験なし
犬神:事態の収拾を行うことが多い
ベホイミ:事態の収拾を行うことが多い
メディア:攻・慎重かつえげつない。受・巻き添えを食らうぐらいしかない

とこんな感じだけどダメカナ?

912 :マロン名無しさん:2006/04/19(水) 23:09:36 ID:???
次スレのテンプレはこんな感じでいいかな?


このスレはいじめやエログロなど、ぱにぽに及び関連作品のダークな話をするスレッドです。
ぱにぽにのダークな話であれば内容に制限はありません。必ずしも学級崩壊にこだわらなくても結構です。
不快感を覚えたり、キャラクターのイメージを損なう表現がある可能性がありますが、ご了解の上でご覧下さい。

SSやネタを書き込まれる際は、メモ帳などで書き上げてからの書き込みを推奨します。
最初に「人死に・グロ・エロ」の有無を書いておくと喜ばれるかもしれません。
自分以外が読んだらどう思うかという気づかいはあって損はしないでしょう。通常の書き込みや批評でも同じです。

職人さんの執筆ペースはさまざまです。それぞれの事情もあります。気長に待ってください。
職人さんも、楽しみに待っている読者さんのためにも予告したらなるべく早く投下してあげてください。

【まとめサイト】
ttp://www.pphoukai-matome.com/

【前スレ】
(o^v^o) ぱにぽに de 学級崩壊 (*゚∀゚*)2日目
http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1141492696/

【関連スレ】(21禁です)
ぱにぽにエロパロスレッド4時間目
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1143560890/

913 :マロン名無しさん:2006/04/19(水) 23:28:47 ID:???
テンプレにあんまり文章増やしすぎると近寄りがたい雰囲気になりそうな悪寒
俺個人としてはこのスレのテンプレにまとめサイトを貼るくらいでいいと思う

914 :マロン名無しさん:2006/04/19(水) 23:31:42 ID:???
>>911
各キャラの殺害数と死亡回数をまとめてみたら傾向が見えてくるかもね。
時間と手間がかかりそうだけど。

915 :マロン名無しさん:2006/04/19(水) 23:39:37 ID:???
このスレで一括りにしての傾向とかそういうのは要らないと思う
書き手には好きなように書いてもらいたい

916 :マロン名無しさん:2006/04/19(水) 23:41:28 ID:???
>>912
全部繋げた文にしなくてもいいんジャマイカ

917 :マロン名無しさん:2006/04/20(木) 00:15:33 ID:???
「学級崩壊じゃない→ダークならなんでも可」
「人死にやグロがある場合は書いてほしい」
という意見が何度か出てたので入れてみたけど、確かに長いか……

918 :マロン名無しさん:2006/04/20(木) 00:28:21 ID:???
ちょっと変えてみた
といっても短くしただけ

このスレはいじめやエログロなど、ぱにぽに及び関連作品のダークな話をするスレッドです。
ぱにぽにのダークな話であれば内容に制限はありません。必ずしも学級崩壊にこだわらなくても結構です。
不快感を覚えたり、キャラクターのイメージを損なう表現がある可能性がありますが、ご了解の上でご覧下さい。
最初に「人死に・グロ・エロ」の有無を書いておくと喜ばれます。

【まとめサイト】
ttp://www.pphoukai-matome.com/

【前スレ】
(o^v^o) ぱにぽに de 学級崩壊 (*゚∀゚*)2日目
http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1141492696/

【関連スレ】(21禁です)
ぱにぽにエロパロスレッド3時間目
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1133189321/

919 :マロン名無しさん:2006/04/20(木) 14:04:00 ID:???
>>898 >>899 
アドレスは出ているのですが、見れないんですけど…。どうしたらよいですか?
それともウチのパソコンじゃ見れないサイトだとでもいうんですか?

920 :マロン名無しさん:2006/04/20(木) 14:24:58 ID:???
>>919
そかそか^^
死ねばいいと思うよ^^

921 :マロン名無しさん:2006/04/20(木) 15:48:38 ID:???
>>918
これでいいんじゃない?

>>919
今見てみたが普通に行けるぞ?

922 :マロン名無しさん:2006/04/20(木) 18:35:05 ID:???
>>918
おk。ナイスな感じ
>>919
厨乙。
氏ね

923 :マロン名無しさん:2006/04/20(木) 22:34:07 ID:???
>>918
これ位の方がシンプルでいいな。
>>912のもいいんだけどちょっと長いし。
立てるのは>>950でおk?

924 :919です:2006/04/21(金) 14:04:42 ID:???
アドレスからではなく、
ぱにぽにde学級崩壊まとめで探してみたらありました。
ご迷惑な事を書きこんでごめんなさいでした。

925 :マロン名無しさん:2006/04/21(金) 14:08:43 ID:???
気にすんな
あとsageでお願いね

926 :マロン名無しさん:2006/04/21(金) 14:25:28 ID:???
なぜアドレスから行けなかったのかは気になるな。

>>923
950でいいんじゃない?

927 :マロン名無しさん:2006/04/21(金) 18:50:54 ID:???
携帯とかのフレームに対応してないブラウザのことも思い出してやってください。

928 :マロン名無しさん:2006/04/21(金) 20:21:52 ID:???
鈴音が仕込みではぶられる話続きが気になる

929 :マロン名無しさん:2006/04/21(金) 23:22:07 ID:???
いじめられて鈴音がキレたら教室に血の雨が降りそうな気がする

930 :マロン名無しさん:2006/04/21(金) 23:39:55 ID:???
まさに暴力教室

931 :マロン名無しさん:2006/04/22(土) 10:34:57 ID:???
928に禿同
かなり気になる所
職人さん書いてくれるのかな・・

932 :マロン名無しさん:2006/04/22(土) 13:45:18 ID:???
>>927
スレ違いですまぬがファイルシーク通せば桶
ttp://p01.fileseek.net/cgi-bin/p.cgi?uR=www.pphoukai-matome.com%2F

933 :ぱにぽにバトルロワイヤル:2006/04/22(土) 15:07:28 ID:???
2スレ目も終了に近いですが、今から2話ほど投下しようと思います
執筆速度が上がらないです・・・

934 :ぱにぽにバトルロワイヤル:2006/04/22(土) 15:52:00 ID:???
7番早乙女先生はこのゲームがスタートしてから誰とも会わずに歩き続けてきた。B組の生徒を探しているのだが、一向に見つからない。
おそらく乙女は鈴音と一緒に行動しているはずだ。綿貫はどうなのだろうか・・・
「誰もいないな・・・見つかるのか本当に」
森林の中をひたすら歩く早乙女に見えたのは23番犬神つるぎの姿だった。
「ち、近づかないでくださいっ!!!」
その時だった。犬神は目の前にいる18番鈴木さやか(6号)を斬った。6号の体を刃が切り裂き、6号は崩れ落ちた。右肩から左わき腹に
かけて一線に斬られた。即死である。
早乙女が様子を見ていると、早乙女の隠れていた木が倒れた。犬神が横一線に斬ったのだ。
「誰ですか、隠れてないで出てきてくださいよ」
「・・・お前が殺したのか?」
「早乙女先生ですか・・・はい、そうです。やむを得なく殺しました」
「どういうことだ?」
「私は無駄に殺す気は無いのですが、あっちが僕を殺す気でした。殺らなかったら僕が殺されていたかもしれません」
早乙女と視線を逸らす犬神。
「そうか、分かった」
「では・・・私は行きます」
「ちょ・・・待ってく・・・」
早乙女の言葉に耳を傾ける事も無く、犬神は森の奥へ消えていった。もう早乙女は何も言えなかった。しかし、今の犬神を見ていて分かっ
たのだ。抜け殻のようだった。
―――僕は何をすればいいのだろう。脱出なんて到底不可能だろうし、明確な目的を持っているわけでもない。南条・・・あいつは無事なのだろうか・・・クラスメイトの皆も・・・見つけたところで何になるのだろうか。
修も、僕の事を置いて死んでいってしまった。修のことだ、くるみのことを心配して探していたのだろう。そうかもしれない。
犬神は、目的を失った。

18番 鈴木さやか 死亡

935 :ぱにぽにバトルロワイヤル:2006/04/22(土) 16:03:55 ID:???
>>934
十七話・目的

十八話・最期

優麻は全速力で走った。足が出血でズキズキと痛むが、気にしていられない。マガジンを代える五十嵐先生の姿を確認し銃を構え、心臓を目掛けて撃った。
ドンッドンッドンッドンッ
確実に手ごたえはあったはず、優麻は五十嵐先生の死体に近づいた。五十嵐先生の足が動いたのである。素早く彼女は立ち上がると優麻の首を腕でつかみ、突き倒した。
「うぐっ・・・!んっ・・・!」
気づいたときには、自分の首を絞め片手にドスを握った五十嵐先生が居た。
「甘いわ。マガジンを代える隙を狙えば良いと思ったの?」
首を絞める力がさらに強くなる。視界がぼやけてきた。
「首を絞めても殺せるけど、あなたの事はあの修を殺したこのドスで殺してあげる」
「んっ・・・!んぐっ・・・!」
薄れ行く意識の中で優麻は思い返した。自分にミスは無かったはずである。銃弾が五十嵐先生の体を貫いたはずだ。確かにあの位置から連射したのならば、当たって即死のはずである。しかし、無傷だった。
必死に抵抗する優麻、流石に大人の力には敵わない。五十嵐先生がドスを振り上げたのが見えた。自分にドスが突き刺さったのを感じた、まさにその時だった。
ドンッドンッドンッ
優麻の上にいる五十嵐先生が横に吹っ飛んだ。銃弾が腕の皮膚を掠めた。草むらの向こうに立つのは、目に涙を溜めながらアサルトライフルを構えた優奈だった。
「優麻ちゃんは・・・一人じゃないよ。私だっているんだから!双子なんだよ!私だって・・・!少しは頼ってほしい!」
「優奈ちゃん・・・」
優麻は自分でも分かった。出血が酷い。体の中から血がドクドクと溢れ出してくるのが自分でも分かる。視界が霞む。しかしその中で優麻はしっかりと見た。体に当たった銃弾は体を貫通せず跳ね返ったが、腕に当たった銃弾は、皮膚を掠めて血と服の布切れが飛散した。
「防弾チョッキ・・・!」

936 :ぱにぽにバトルロワイヤル:2006/04/22(土) 16:06:06 ID:???
息絶え絶えになりながらも、優麻が声を振り絞って言う。
「今頃気づいたのかしら。やっぱり・・・痛いわねぇ・・・防弾チョッキは着ていてもダメだわ」
五十嵐先生が気づいた頃には、優奈は射程距離内まで迫ってきていた。
「桃瀬君・・・桃瀬君を・・・!優麻ちゃんを・・・私は許さない!」
優奈は勿論彼女が防弾チョッキを着ていることなどは知らない。彼女の体目掛けて、銃弾を打ち込む。彼女の体が吹っ飛ぶ。しかし優奈は
攻撃の手を休めるようとはしない。あふれ出る涙を必死にこらえながら、五十嵐先生の吹っ飛んだ方向に撃ち続ける。その時、銃弾が切れた。次見たそ
こには五十嵐先生の姿は既に無かった。逃げられたのである。
優奈は我に返ったのか、優麻の元へと駆け寄る。
「優麻ちゃん!しっかりしてよ!ねぇ!」
優奈が優麻を揺さぶる。優奈の目から、血に染まった優麻の体へと涙が零れ落ちる。
「ハハハ・・・情けないわ・・・私がこんな目に遭う・・・なんて・・・姉とし・・・て失格だ・・・よね・・・」
痛みに耐えながら言う優麻に優奈が言う。
「もう・・・喋っちゃダメ!優麻ちゃん・・・これ以上喋ったら・・・」
「優奈ちゃん・・・さっきの優奈ちゃん・・・なら・・・一人でも大丈夫・・・。一緒に脱出するっ・・・て約束守れ・・・なか・・・っ
た・・・、優奈ちゃ・・・んのこと・・・絶対泣かせ・・・ないって誓ったの・・・に・・・、ゴ・・・メンね」
優麻はお得意のウィンクをしてみせたが最後、動かなくなった。
「優麻ちゃん!!!優麻ちゃん!!!ゆ・・・えぐっ・・・」

3番 柏木優麻 死亡

937 :ぱにぽにバトルロワイヤル:2006/04/22(土) 16:08:16 ID:???
とりあえず十八話まで
どうしてもバトルになると話が長くなりがちです
これからもノロノロダラダラと書いていくことになりそうです

938 :マロン名無しさん:2006/04/22(土) 16:25:15 ID:???
鈴木さやか見せ場無しか…

ノロノロダラダラでもまぁいいんじゃない。
最後まで書いてもらえれば。

939 :マロン名無しさん:2006/04/22(土) 16:50:54 ID:???
GJ!長くても面白ければよしw

個人的には犬神の動きに期待

940 :マロン名無しさん:2006/04/22(土) 22:02:15 ID:???
千夏といい6号さんといい、俺が好きなキャラは特に見せ場もなく死んでいくな……

941 :マロン名無しさん:2006/04/23(日) 20:20:19 ID:???
丸一日カキコ無しぽー

942 :マロン名無しさん:2006/04/23(日) 22:10:50 ID:???
そんな日もある

943 :マロン名無しさん:2006/04/23(日) 22:16:27 ID:???
一時間書き込みがなかったら都は八つ裂き

944 :マロン名無しさん:2006/04/23(日) 22:33:53 ID:???
dv

945 :”管理”人:2006/04/24(月) 11:45:23 ID:???
今日は大学が休みなのでまとめサイトを更新しています。
このスレまでの内容はほぼ網羅できたはずです。
要望があったのでフレーム無しのを作って携帯でも見られるようにしました。
少なくとも俺の携帯では見られます。
もし不具合があったらどしどし報告するようにしてけろ。

946 :マロン名無しさん:2006/04/24(月) 16:04:44 ID:???
オッケー、性欲を持て余す

947 :マロン名無しさん:2006/04/24(月) 20:20:00 ID:???
そろそろ次スレ?

948 :マロン名無しさん:2006/04/24(月) 21:27:17 ID:???
作品リストは左フレームに置いた方が読みやすいと思う。

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