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【2次】漫画SS総合スレへようこそpart19【創作】

1 :作者の都合により名無しです:04/10/20 07:43:05 ID:pCJhGlvk
元ネタはバキ・男塾・JOJOなどの熱い漢系漫画から
ドラえもんやドラゴンボールなど国民的有名漫画まで
「なんでもあり」です。

元々は「バキ死刑囚編」ネタから始まったこのスレですが、
現在は漫画ネタ全般を扱うSS総合スレになっています。
色々なキャラクターの新しい話を、みんなで創り上げていきませんか?

◇◇◇新しいネタ・SS職人は随時募集中!!◇◇◇
SS職人さんは常時、大歓迎です。
普段想像しているものを、思う存分表現してください。

過去スレや現在の連載作品は>>2以降テンプレで

前スレ
【2次】漫画SS総合スレへようこそpart18【創作】
http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/ymag/1095596371/
まとめサイト  
http://www1.u-netsurf.ne.jp/~hinomoto/baki/index.htm


2 :過去ログなど:04/10/20 07:44:03 ID:pCJhGlvk
俺達で「バキ死刑囚編」をつくろうぜ
http://page.freett.com/dat2ch12/030718-1040997079.html
俺達で「バキ死刑囚編」をつくろうぜ 2
http://www1.u-netsurf.ne.jp/~hinomoto/baki/kakorogu/02.html
俺達で「バキ死刑囚編」をつくろうぜ 3
http://www1.u-netsurf.ne.jp/~hinomoto/baki/kakorogu/03.htm
俺たちでオリジナルストーリーをつくろうぜ
http://1983.rocketspace.net/html/20030806/44/1054870798.html
「バキ」等の漫画SSスレPart 5
http://comic.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1057568892/
バキスレだよ!! SS集合! Part 6
http://comic.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1060014208/
バキ小説スレ Part7
http://comic.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1061813099/
【総合】バキスレへようこそ Part 8【SSスレ】
http://www1.u-netsurf.ne.jp/~hinomoto/baki/kakorogu/08.htm





3 :過去ログなど:04/10/20 07:44:46 ID:pCJhGlvk
【バキ】漫画SSスレへようこそpart9【スレ】 (「少年漫画板」移転)
http://comic3.2ch.net/test/read.cgi/ymag/1065104594/
【バキ】漫画SSスレへようこそpart10【スレ】
http://comic3.2ch.net/test/read.cgi/ymag/1068742694/l50
【バキ】漫画SSスレへようこそpart11【スレ】
http://comic3.2ch.net/test/read.cgi/ymag/1072026298/l50
【バキ】漫画SSスレへようこそpart12【スレ】
http://comic3.2ch.net/test/read.cgi/ymag/1075538328/l50
【総合】漫画SSスレへいらっしゃいpart13【SS】
http://comic4.2ch.net/test/read.cgi/ymag/1079281359/l50
【総合】漫画SSスレへいらっしゃいpart14【SS】
http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/ymag/1084370711/
【バキ】漫画ネタ2次創作SS総合スレP-15【ドラえもん】
http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/ymag/1088986819/
【2次】漫画ネタSS総合スレ16【創作】
http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/ymag/1091431809/
【総合】漫画SSスレへようこそpart17【SSスレ】
http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/ymag/1093994320





4 :連載作品など:04/10/20 07:46:09 ID:pCJhGlvk
現在、連載中のSS目次
※ほぼ連載開始・復活順 ( )内は作者名 リンク先は第一話がほとんど

ドラえもんの麻雀教室(VS氏)
 http://park14.wakwak.com/~usobare/dora/gateway.html
ドラえもん のび太の地底出来杉帝国(うみにん氏)
 http://www1.u-netsurf.ne.jp/~hinomoto/baki/ss-long/dekisugi/01.htm
4×5(ユル氏)
 http://www1.u-netsurf.ne.jp/~hinomoto/baki/ss-long/4x5/1-1.htm
ラーメンマン青年記(パオ氏)
 http://www1.u-netsurf.ne.jp/~hinomoto/baki/ss-short/ra-men/01.htm
ザク(ザク氏)
 http://www1.u-netsurf.ne.jp/~hinomoto/baki/ss-long/zaku/01-raou.htm
超格闘士大戦(ブラックキング氏)
 http://www1.u-netsurf.ne.jp/~hinomoto/baki/ss-long/tyo-kakuto/01.htm
AnotherAttraction BC (NB氏)
 http://www1.u-netsurf.ne.jp/~hinomoto/baki/ss-long/aabc/1-1.htm
ドラえもん のび太の神界大活劇(サマサ氏)
 http://www1.u-netsurf.ne.jp/~hinomoto/baki/ss-long/sinkai/01.htm



5 :作者の都合により名無しです:04/10/20 07:48:34 ID:pCJhGlvk
リ・バース(フンコロガシ氏)
 http://www1.u-netsurf.ne.jp/~hinomoto/baki/ss-short/hun/01.htm
AoB(仮)(ユル氏)
 http://www1.u-netsurf.ne.jp/~hinomoto/baki/ss-short/yuru/03-1.htm
ディオの世界(殺助氏)
 http://www1.u-netsurf.ne.jp/~hinomoto/baki/ss-long/dio/2-01.htm 
アナスイの奇妙な(ぽん氏)
 http://www1.u-netsurf.ne.jp/~hinomoto/baki/ss-short/pon/04-1.htm
マルチメディアinユーラシア(名無し氏)
 http://www1.u-netsurf.ne.jp/~hinomoto/baki/ss-short/multi/01.htm
空手小公子愚地克己(メカタラちゃん氏)
 http://www1.u-netsurf.ne.jp/~hinomoto/baki/ss-short/mekatara/01.htm
スチール・ボール・ラン 1st stage(名無し氏)
 http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/ymag/1095596371/453
輪廻転生(名無し氏)
 http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/ymag/1095596371/504
のび太と大ローマ(名無し氏)
 http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/ymag/1095596371/566
作品名不明・ヤムチャSS(名無し氏)
 http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/ymag/1095596371/600

6 :作者の都合により名無しです:04/10/20 07:49:53 ID:pCJhGlvk
立てました。
間違いがあったらどうか御指摘お願いします。

7 :輪廻転生 9:04/10/20 08:34:47 ID:BstBVzs5
虹村慶兆は5つの部隊を作っていた。彼の前方に2つ、後方に一つ、斜め前に2つ。
全方位から攻撃が可能だったはずだった。そして、銃口は火を噴いた。が、肝心のヤムチャがそこにいなかった。
慶兆はヤムチャの体が完全に吹き飛んだものと錯覚していた。が、彼は直後背中に鈍器で殴られたような衝撃を覚えた。
「このくらいの事は時を止めなくてもできる。瞬間移動を使わなくてもな。」もともとヤムチャは地球人の中では強いほうだ。ただ彼のいた世界では他に強い人間がいっぱいいて
彼はただの脇役でしかなかったという事だ。純粋な地球人限定の格闘大会を開いたらたぶんヤムチャはいいところまでいけるだろう。

 ヤムチャの右回し蹴りが上段、中断、下段とヒットする。続いて今度は左。骨にヒビが入る音が響き、慶兆は意識がめまいがしてきていた。
そして、踵落とし。慶弔の左肩にヒットし、彼の左腕はもう使い物にならなくなった。「なぜ、お前をすぐに殺さないかわかるか?お前達がいままで痛めつけてきた弱者の苦しみをお前に味わわせるためさ。」
傍から見ればただなぶっている様にしか見えない攻撃だった。しかも、パワーとスピードを兼ね備えた攻撃だから、むごいとしかいいようがない。慶兆は部隊をヤムチャの後に集結させた。「バッド・カンパニー!!」
慶兆の後ろから部隊が攻撃を仕掛ける。一秒遅れてヤムチャの後ろからも攻撃が加わる。そしてヤムチャの斜め、上空、左右からも攻撃が加えられた。が、ヤムチャは高速で床を突き破り屋敷の中へと逃げた。
「何っ!」慶兆は自分のスタンドが撃った銃弾に体中を貫かれた。そして、彼は落下し、二度とさめぬ眠りへとついた。



8 :作者の都合により名無しです:04/10/20 09:54:04 ID:WkTAhryi
>1様
お疲れ様です。作品数本当に凄いなあ。17本もあるのか。
ちなみに最後の「作品名不明・ヤムチャSS(名無し氏)」は、
コピペの荒らしSSですよ。ヤムスレにも同じの張られてました。
他は間違いないと思います。グッジョブ!

>輪廻転生
一般人には強いなヤムチャwひょっとしてこの世界ならヤムチャは
最強か。時間も止められるし。慶兆クラスでは相手になりませんね。
キラークイーンとの戦いは出てくるんでしょうか?



9 :ドラえもん のび太の神界大活劇 101:04/10/20 14:11:31 ID:pCJhGlvk
前スレ475より
「く・・くそ!近寄るな、ガキどもが!こいつを殺されてもいいのか!?」
グロキシニアは手に魔力を集中させて、魔王に近づける。ドラえもんたちもさすがにこれ以上は近づけなかった。
「ど・・・どうする、ドラえもん!?」
「魔王さんを人質に取られてるんじゃ、どうにもこうにも・・・」
ドラえもんもいい作戦が思いつかずに立ち往生してしまう。魔王はそんな彼らを見て言った。
「うーん・・・。この状況は良くないなあ。ここは一つ、月並みだが言ってみるよ。
―――私には構わずに、グロキシニアを倒すんだ」
「そんな・・・。魔王さんを見捨てるなんて、嫌だ!」
のび太は叫ぶが、今の状況は確かにそれぐらいしか取るべき方法は無い。せめて―――
せめて、相手になにかの隙ができれば。
しかし、グロキシニアが身動きの取れない一同に対し、苦し紛れに言った一言が、状況を変える。
「ふ・・・ふふふ、魔王を助けたかろう?助けたいのなら、貴様らの誰か一人が代わりに死ね!」
「なんだと!?てめえ、メチャクチャなこと言ってんじゃ・・・」
「ジャイアン、待って!」
ドラえもんがジャイアンを制した。文句をつけようとしたジャイアンだったが、ドラえもんの目は
こう言っていた―――<いい考えがあるから、ここは任せて>と。
仲間たちもそんなドラえもんに気付き、状況を見守ることにした。そしてドラえもんは言った。
「分かった・・・。ぼくが誰か一人殺す。それで魔王さんを離してくれるんだね?」
「お、おい・・・。ドラえもん!」
さすがに稟が声を上げたが、その直後ドラえもんが取り出した道具を見て、
ドラえもんが何を考えているのか理解した。もちろん、他のみんなもだ。
その道具は―――刀の形をしている。

10 :ドラえもん のび太の神界大活劇 102:04/10/20 14:12:27 ID:pCJhGlvk
「ほう・・・。その刀で仲間を殺す、というのか?」
「ああ・・・。魔王さんを助けるためだからね、仕方ないよ。・・・のび太くん、悪いけど、
ここで死んでよ。キミが一番殺しやすそうだからね」
「ええっ!?そ、そんなあ、な、なんで僕があっ!?(棒読み)」
「待て、ドラえもん!それなら・・・俺を殺すんだ!」
「稟さんか・・・。いいよ、それでいいんなら」
はたから冷静に見ると恐ろしく不自然なやり取りであったが(第一のび太のセリフはとんでもない棒読みだった!)、
冷静さを失っているグロキシニアにはその辺りの不自然さが理解出来なかった。
そしてドラえもんは斬られやすいように自らしゃがみ込んだ稟の首に向けて刀を振るった。
稟の首が―――ごろりと落ちる。それはグロキシニアの足元に転がっていった・・・。

「は・・・ははははは!ば、馬鹿が!ほ、本当に仲間を殺しおったわ!ははははは・・・」
哄笑するグロキシニアであったが―――次の瞬間、肝を潰した。
稟の生首が、大声を上げたのだ!
「うああっ!?」
そして彼が怯んだその隙に、ジャイアンが殴りかかる。必殺の顔面めり込みパンチをまともに喰らい、
部屋の隅へと派手に吹っ飛ぶ。
そして無事に魔王の縛めは解かれた。
「おじさん・・・大丈夫ですか?」
と、首をくっつけた稟が声をかける。
「ああ、私は全然平気さ、稟ちゃん。しかし、ここまで来てくれるとは思わなかったよ・・・。ありがとう」
「なんにせよ魔王さんが無事で良かったよ。・・・しかしドラえもんもよく思いついたね。
<チャンバラ刀>で殺したふりをするなんて」
そう。ドラえもんが出したのは<チャンバラ刀>。ここにいる仲間は全員、海でその効果の程を目撃している。
だからこそ、咄嗟にドラえもんの行動が理解できたのだ。
「けどさあ・・・。あれ、演技にしては熱が入りすぎてたんじゃないのか?」
「ははは・・・。やだなあ、稟さん。100%演技に決まってるじゃないか」
笑うドラえもんであったが、目が笑っていないのがちょっと怖かった―――稟はのちにそう語ったという。
しかし次の瞬間、全員に緊張が走る。
「お・・・おのれぇっ!馬鹿にしおって!かくなる上は、全員爆死させてやる!」
グロキシニアがゾンビのように立ち上がり―――両手に魔力を込めていた。

11 :ドラえもん のび太の神界大活劇 103:04/10/20 14:13:14 ID:pCJhGlvk
「あ―――危ない!」
ドラえもんたちは身構えたが―――不意に、ガツンという音と共にグロキシニアの身体がぐらりと揺れて、再び地面に倒れこむ。
その背後にはどこから調達したのか、角材を持ったしずかと亜沙が立っていた。
「ふ・・・二人が、やったのか・・・?」
稟が聞くと、しずかは頬を赤らめ、亜沙はにこっと笑ってみせる。
「や、やだ、あたしたちったら何てこと・・・」
「へへ・・・。いいじゃない、散々いやな目に会わされたんだから、このくらい」
「・・・・・・」
稟はこの二人を将来お嫁に貰う男に同情したのだった(その男の一人が自分のすぐそばにいる少年だとは
さすがに知らなかったが)。

「ぐ、ぐうう・・・」
うめきながら立ち上がるグロキシニアだったが、既に彼はドラえもんたちに追い詰められていた。
「もうここまでだ。プリムラの居場所も教えてもらうぞ!」
「くっ・・・」
「よし、じゃあぼくの<ジャストホンネ>を・・・」
そう言いかけた時だった。

12 :ドラえもん のび太の神界大活劇 104:04/10/20 14:13:46 ID:pCJhGlvk
「残念ですが―――あなたたちの活躍も、ここで終わりです」
突如、上への階段の方から氷のように冷たい声が響いた。ぎょっとして振り向くと―――
そこにはいつの間に現れたのか、アザミが立っていた。
彼女はいつもの白衣姿ではなく、血のように真っ赤な服を着込んでいる。その手には、細長い棒のようなもの―――
棍が握られている。
「おお、アザミか!いいところに来た!」
「やれやれ、油断しすぎですよ、グロキシニア。とにかく、あなたはこの場から離れたほうがいいですね
・・・人払いは、私がやってあげましょう」
そう言ってアザミはドラえもんたちへと棍を振りかざして飛び込む。それはまるで本気を出していない攻撃だったが、
突然のことに一同はなんとか身をかわすだけで精一杯だった。
その隙にグロキシニアは逃げていってしまう。
「よし、でかしたぞ!アザミ、後はお前に任せる!」
「はい、それではあなたは一足早くお帰りください」
そして彼は階段を駆け上がり、その場から消える。後にはドラえもんたちと、アザミが残された。
「・・・あなたたちも、よくやってくれたものです。不確定要素もここまでいくといっそ清々しいくらいですよ」
「うるせえ!なにがよくやってくれた、だ!そっちが仕掛けたケンカじゃねえか!」
ジャイアンが噛み付くような勢いで言ったが、アザミはまるで意に介していないようだった。
「ここまで私の計画を引っ掻き回してくれるとは・・・。本当に本当に本当に本当に本当に本当に本当に本当に本当に
本当に本当に本当に本当に本当に本当に本当に本当に本当に人間もそれに組する者も救いがたい。
ふふふ・・・。けれどね、悪くない気分ですよ、意外に。このような形で<好敵手>が現れるというのも・・・」
アザミはくっくっと肩を震わせ―――

13 :ドラえもん のび太の神界大活劇 105:04/10/20 14:14:24 ID:pCJhGlvk
「ああーーーはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!」
力の限り、哄笑した。それはもう本当に楽しくてしょうがない、とでもいうように。
「素晴らしい!あなたたちは本当に素晴らしい!よくぞ私を楽しませてくれました!見事、見事ですよ。
ここまで楽しい人たちは初めてです!」
笑い続けるアザミの発する異様な迫力に気圧されたように、一同は一歩後ずさる。
「さあ、来なさい。オセロのように白黒はっきりつけましょう。私とあなたたちは敵同士。遠慮はまるで要りません。
私の全身全霊を込めて相手になってあげましょう」
アザミはピタリと笑うのを止めて、棍を構えなおした。その構えを見たドラえもんたちは低くうめく。
彼女の構えは素人の彼らが見ても分かるほどに完璧だったのだ。
「くっ・・・なにかいい道具は・・・。よし、<名刀電光丸>!これは持っているだけで身体が勝手に動き、
電光のように相手の隙を突く・・・」
「説明はいいから早く!」
「よし、三本あるから、誰が行くか・・・」
「俺が行くぜ!あの女、ぶっ飛ばさなきゃ気が済まねえ!」
「俺も行く。俺の手で、彼女を倒す!」
「・・・僕も行くよ!」
「よし!任せたよ、ジャイアン、稟さん、のび太くん!」
三人は電光丸を受け取り、アザミと対峙する。アザミはふん、と鼻を鳴らした。
「ふうん・・・。そんなもので、私に勝つつもりでいるのですか?それは実に思い上がりです。
そんなもの、ただのおもちゃに過ぎません。三人揃ったところで、そんなおもちゃに頼っていては
私を圧倒することなど不可能です」
「うるせえ!ごちゃごちゃ言ってねえでかかってこい!」
ジャイアンは声を荒げる。アザミはすうっと目を細め、棍をくるくると回した。
「いいでしょう。お話の時間はここまでです」
そしてアザミは―――平然と三人の間合いに入った。
「それでは地獄を始めましょう」

14 :サマサ ◆2NA38J2XJM :04/10/20 14:19:51 ID:pCJhGlvk
ID見れば分かるように新スレ立てたのは僕だったりします。緊張した〜(笑)。
今回は西尾維新ネタを使いすぎました(知ってる人いるだろうか?)。
「それでは地獄を〜〜〜」とか、元ネタとはちょっと変えておりますが、大体そのまんまで使ってます。
ちなみにアザミのキャラクター設定も西尾氏の小説の人物をベースにしてたりしますので、
そういう意味では完全なオリキャラというわけではないかも・・・。


15 :トモ:04/10/20 18:54:28 ID:iUVp/nFq
やっと退院出来ました。今まですいませんでした。
頑張ります。

16 :作者の都合により名無しです:04/10/20 19:21:32 ID:rv/sJe8k
>>15
誰だっけ・・?

17 :作者の都合により名無しです:04/10/20 21:29:00 ID:ujjN3mm6
サマサ氏、新スレスレ立て乙!現スレもがんばってね。

・ドラえもん のび太の神界大活劇
ドラえもんもしずかちゃんもどこか黒いなあw
いよいよ強敵アザミの登場ですか。ラスボス?
グロキシニアがイマイチ情けなかっただけに、
どう絶望的な強さを見せてくれるか楽しみ。
まだまだ物語はいろいろ展開しそうですね。

18 :作者の都合により名無しです:04/10/20 22:50:37 ID:WkTAhryi
サマサさん乙華麗。アザミが遂にその力を現す感じですね。
ドラチームは強大な敵にどう対抗するのか楽しみ。
あと、スレ立てもお疲れです。

>>16
バキスレ初期にいた職人さんです。
長編カテゴリに作品移行した後、なぜか消えちゃったけども。
ただ、>>15はほぼ間違いなく騙りでしょう。


19 :のび太と大ローマ 場面1−3 空き地:04/10/21 00:36:20 ID:3MpJdxeD
先ほどと同じく、ジャイアンとスネ夫が剣闘士ごっこをやっている。スネ夫、ジャイアン
の相手が大変そう。ジャイアンの繰り出す剣戟を必死で受けながら汗をかいている。
のび太、やって来る。

のび太:「ジャイアヌス、決闘を申し込む!」
ジャイアンとスネ夫、剣闘士ごっこを休止し、のび太の方へ向く。のび太の格好は
右手に剣、左手に丸い盾、頭、胴にはそれぞれオーソドックスなタイプの兜と鎧を
装着している。
スネ夫:「あ、のび太。なんだ、その格好?」
のび太:「雑兵に用は無い、ジャイアヌスに決闘を申し込む!」
スネ夫:「フン、のび太が生意気な〜」
スネ夫、のび太に木の棒で打ちかかる。が、のび太、それをひらりとかわして、
スネ夫に一撃。スネ夫バッタリと倒れる。
スネ夫:「ぎゃ〜」
ジャイアン:「のび太、またドラえもんに道具を借りてきたな!よし、スネ夫、二人で
     かかるぞ!」
スネ夫、ヘロヘロながらも立ち上がる。二人、のび太に襲い掛かる。しかし、のび太、
二人がかかりの攻撃を簡単に盾で受け止め、剣で弾き返す。ジャイアンとスネ夫
ふっとぶ。
ジャイアン:「の・び・た〜」
弾き返されたジャイアンは激昂。真っ赤になって再び、のび太に襲い掛かる。


20 :のび太と大ローマ 場面1−3 空き地:04/10/21 00:37:39 ID:3MpJdxeD
「ガン!」

ヒュ〜っと木枯らしが二人の足元を吹きぬける。暫らくして、ジャイアンがゆらりと
倒れる。倒れたジャイアンの頭の兜(鍋)に大きな凹み。その凹みがのび太の攻撃の
凄さを物語る。
スネ夫:「くそ〜、のび太、覚えてろ〜!」
スネ夫、ジャイアンを背負い逃走。のび太、それを見ながら笑う。
のび太:「アッハッハッ!わ〜、この道具って凄いや。ジャイアンとスネ夫を簡単
      にやっつけちゃった。これなら本物の剣闘士と戦っても負ける気がしないや。
      ・・・そうだ、静香ちゃんを誘ってタイムマシンでローマに行ってみよう!闘技場
      で僕が剣闘士に勝つところを見せたら、きっと静香ちゃんは・・・ムフフ。
      (「のび太さん素敵」と静香ちゃんに言われるシーンを妄想)」


21 :のび太と大ローマ 場面1−4 静家前:04/10/21 00:39:40 ID:3MpJdxeD
出来杉くんと静香ちゃんが家の前で話をしている。そこへニコニコ顔ののび太が
剣闘士の装いのまま登場。

のび太:「静香ちゃ〜ん」
静香:「あ、のび太さん。・・・どうしたのその格好?」
出来杉:「へえ、随分と勇ましい格好だなあ」
のび太:「やあ、出来杉君。へへ〜、凄いでしょ。これはね、ローマ剣闘士の
      装備なんだよ(みせびらかしながら)」
静香:「剣闘士?」
のび太:「(ちょっと物知り気に)うんとね、剣闘士というのは昔のローマの兵隊で
      毎日マグネシウムで戦っていた男の中の男なんだ」
出来杉:「野比君、それを言うならコロッセウムじゃないのかな」
のび太:「(ばつが悪そうに)う、うん、そうとも言うね。ねえねえ、二人ともこれから
      古代ローマに行ってみない?」
静香、出来杉:「え、ローマ?」
のび太:「うん。この装備を付ければ、誰でもとても強くなれるんだ。ローマに行って
      剣闘士のチャンピオンになれば、きっとローマの英雄になれるよ」
静香:「う〜ん、私は戦うのは好きじゃないけど、確かローマって大きなお風呂が
     あったはずよね」
出来杉:「うん、ローマ人のお風呂好きは有名だよ。遺跡からは風呂の跡が良く発見
      されるし、『風呂がローマを滅ぼした』なんて言われちゃう程大きな風呂を
      作った皇帝もいたらしい」
静香:「(輝いた表情で)じゃあ、私行くわ、ローマに!出来杉さんは?」
出来杉:「僕はこれから塾があるので遠慮させてもらうよ、とても残念なんだけど」
のび太:「そっか〜、それじゃあ仕様が無いね。じゃあ、静香ちゃん行こう!」
出来杉:「あ、それと野比君、剣闘士というのは正規の兵隊ではなくて、剣奴と
      呼ばれる奴隷・・・」
のび太、静香、すでに出来杉の声が聞こえない所まで行ってしまっている。
出来杉:「(心配そうな顔で)大丈夫かなあ、変なことにならなければ良いのだけど・・・」


22 :ローマ:04/10/21 00:44:26 ID:3MpJdxeD
読んでくれて感想をくれた方々、ありがとうございます。

頂いたレスのなかで「コピペだ」というものがありましたが、
あれは以前、別のスレッドで僕自身が投稿していたのものです。
スレッド自体が消えうせてしまったので、今回、改めてこちらに
投稿させてもらってます。ご留意の程を。

23 :作者の都合により名無しです:04/10/21 00:55:55 ID:EHJQaFeQ
>>サマサ参
西尾作品好きだから思わずニヤリとしてしまったw
アザミが哄笑するところはりすかから引用したのかな?
とにかくスレたて&作品乙

24 :マルチメディアinユーラシア:04/10/21 01:25:56 ID:R75PGhVa
十七条拳法。空手から全ての打撃技を取り去ったような格闘技。
現在、使える者は聖徳太子しかいないとされている。
 「夜神君、やはり君から来るかね?」
 「当然だ。アナタには腕を折られた借りがあるからね」
月がノートを取り出す。
 「その技は既に見切っている!」
聖徳太子が鞭のような回し蹴りを放った。
しかし、直後に聖徳太子が倒れた。心臓麻痺が起こったのだ。
 「バカな、早すぎる! ヤツがフルネームを書く速度が、太子の蹴り以上だなんて!」
驚愕する兵士に、独歩がフリップを用いて説明する。
 「分かっちゃいねぇな…。以前の戦いで月は“聖徳太了”まで書けてたんだよ……。
  つまり、あとは“一”を足すだけだったワケだ」
 「なるほど! 要チェックや!!」
一時は苦しむ聖徳太子だったが、どうにか立ち直った。
死ぬ直前に自分の心臓をマッサージし、息を吹き返したのだ。恐るべき生命力。
 「だが…やはり不完全………ッッ」

聖徳太子は反撃に移ろうとしたが、背後から来た男に止められた。
 「止めろ、聖徳太子」
止めたのは聖帝サウザーだった。
 「貴様、なぜ止める!?」
 「たった今、聖帝十字陵が百万個完成した。一緒に入ろう」
 「フッ、よかろう」
サウザーは聖徳太子の息の根を止め、自らも毒薬を飲んで果てた。
それを見た月は泣いていた。
 「これも愛ゆえか…。キラめ、許さない!!」
二人の死は全てキラのせいになった。

25 :マルチメディアinユーラシア:04/10/21 01:26:52 ID:R75PGhVa
SOUKYOKUは全て業者に引き取ってもらい、シルクロードの旅路は続く。
しかし、ルフィらは聖徳太子の最期の言葉が気になっていた。
 「よくぞ私を倒した…。しかし、国王陛下の駒は何もフランス軍だけではない。
  ルイ14世は巨大財閥ライブドアと楽天に貴様らの殺害を依頼したのだ。
  奴らは質こそ劣るが、金に糸目は付けん。死ぬのが少し遅くなっただけだ…!」
気がつくと、麦わら海賊団は大軍勢に囲まれていた。
装備からしてフランス軍ではない。これはライブドア軍である。
 「うわっ!」
上空には無数の天津飯が待機し、地上にはこれまた無数の旧式カノン砲が用意してある。
ライブドア軍司令官、伊能忠敬が命令する。
 「発射!!」
気功砲とカノン砲による一斉砲撃が始まった。地上と上空からの同時攻撃。
苦戦するルフィらだが、ここは独歩が空手を魅せた。
回し受けで気功砲とカノン砲を全て弾き飛ばしている。
 「流石は武神ですね」
 「オウよ。これくらいは朝飯前よ」
しかし、カイジの長年の勘は警鐘を鳴らしていた。
 「何か違和感……不自然っ……!」
次々に天津飯が墜落している。気功砲で力尽きた天津飯が地面に落下しているのだ。
その数は次第に増え、辺り一面は天津飯の死体だらけになっていた。
ここで、月がようやく敵の策略に気づく。
 「そうか! 敵の真の狙いは、天津飯で僕らを圧死させることだったんだ!!」
伊能忠敬は不敵に笑う。
 「ククク、よくぞ見抜いた。だが、もう遅いわ……!」

26 :マルチメディアinユーラシア:04/10/21 01:27:50 ID:R75PGhVa
上空から雨のように降り注ぐ天津飯。このままでは全滅する。
そこで、月はセルにある提案をした。
 「アナタ、瞬間移動を使えただろう?」
 「確かに使えるが……しかし、それでどうしろと?」
 「瞬間移動を使って、天津飯を宇宙に捨ててきてくれ!」
 「なるほど」
セルは両手一杯に天津飯を担ぎ、瞬間移動で宇宙に捨ててきた。
これを何度も繰り返すが、天津飯が落ちてくる数が圧倒的に上回っていた。
若干息を切らしたセルが、月に言ってみた。
 「私が皆を連れて、瞬間移動でここから脱出した方がいいのでは?」
 「ダメだ! そんなことは許さないぞ竜崎! 僕が正しいんだ!!」
 「すまん……」
セルは謝った。すると、カイジがいよいよ圧死寸前となってしまった。
 「何て圧力だっ……! 死ぬっ………!」
さらに独歩も危ない。見かねたルフィが、ついに動いた。
 「ゴムゴムの脱出!!」
この技によって、麦わら一味は天津飯地獄を抜け出すことが出来た。
悔しがる伊能忠敬。
 「まさか、そんな技があったとはな。しかし、まだ負けたわけではない」

27 :マルチメディアinユーラシア:04/10/21 01:28:50 ID:R75PGhVa
伊能忠敬は魔法で、グリフォンと南倍南を召喚した。
 「グリグリグリグリフォンフォンフォンフォンフォン!!!」
 「やれやれ、玄人である俺の出番か……」
伝説上の怪物と玄人。放たれるオーラが、これまでの敵とは比べ物にならない。
敵の迫力に耐えかねた独歩が、無謀にも南に飛び掛かってしまう。南は呆れた表情で言った。
 「フン、ど素人だな…。俺くらいの玄人は、どんな危機でも冷静さは失わないもんだ」
正拳突きを喰らい、南は死んだ。
突きを避けられないと判断した南だったが、最後まで冷静さを保っていた。
 「グリフォーーーーーーーン!!!」
今日の晩飯にするはずだった南が殺され、グリフォンが激怒した。
グリフォンスマッシュ、グリフォンドリル、グリフォンボムと、次々に奥義を連発する。
あっという間にルフィらは瀕死になった。
しかし、あと一歩というところでグリフォンは死んだ。老衰であった。
すると、伊能忠敬も消滅してしまった。きっとグリフォンが本体だったのだろう。

28 :マルチメディアinユーラシア:04/10/21 01:32:51 ID:R75PGhVa
聖徳太子の最期〜対決ライブドア軍まで。
新スレ乙です。

29 :スチール・ボール・ラン 1st stage:04/10/21 02:12:09 ID:tK3cxomM
〜前スレのあらすじ〜
主人公・伊藤開司は、膨大な借金を返すため、莫大な優勝賞金と幻の優勝賞品が与えられるという
前人未到のバーリトゥードレース「スチール・ボール・ラン」への参加を決意する。
そんな彼に、謎の男・赤木しげるが接近。レースの勝利のため、カイジは半ば強引に彼とチームを組む事になる・・・
レースはスタート直後から選手同士が潰し合う白熱の展開。
そんな中、アカギは「近道」と称し、過酷な雪山への突入を決意する。
しかし、彼らを待ち受けていたのは、突然変異で異常なまでに巨大に成長した熊と、人間すらも食い殺す獰猛な白イタチだった。
カイジ達は窮地に追い込まれるが、「地上最強の生物」範馬勇次郎により熊達は一蹴される。
底知れぬアカギに魅了された勇次郎は、カイジ達と行動を共にする事になった。
一方、レースには遅れてやってきていたエルリック兄弟が合流。レースは中盤戦へと突入する。

〜登場人物紹介〜
カイジ(伊藤開司)・・・本編の主人公。ギャンブルにおいて驚異的な才能を秘めているが、このレースでは未だ発揮されていない。
アカギ(赤木しげる)・・・カイジと行動を共にする男。自らに絶対的な自信を持っている。
エドワード・エルリック・・・「鋼」の銘を持つ国家錬金術師。弟とともにレースに参加する。
アルフォンス・エルリック・・・エドワード・エルリックの弟、全身鎧。兄とともに元の体に戻る方法を模索している。
範馬勇次郎・・・地上最強を実践する超絶的な漢。アカギに惚れ込み、カイジ達についてくる。
スティール氏・・・「スチール・ボール・ラン」の主催者。

30 :スチール・ボール・ラン 1st stage:04/10/21 02:23:55 ID:tK3cxomM
「どう解釈すべきだろうね」

ここは砂漠のド真ん中。主催者・スティール氏が、そこで信じられない光景を目にしていた。

おびただしい数の・・・・・・死体。
しかも、その死体のほとんど全てが、アニメ・漫画界における、いわゆる「美少女キャラ」で占められていたのだ。

「一体誰の仕業だと言うのだッ!」
激昂するスティール氏。部下とおぼしき男は、こう解釈する。
「これはいわゆる、『テニスの王子様』とか『最遊記』とか・・・そこらへんの関係者、あるいはファンの仕業ではないでしょうか。
 奴らにとっては美少女キャラは敵もしくはウザい存在でしかありませんから」

スティール氏は、倒れている集団に近づく。
「彼女達は?」
「それぞれ、ミルフィーユ・桜庭、蘭花・フランヴォワーズ、ミント・ブラマンシュ、ヴァニラ・アッシュ、烏丸ちとせ・・・
 トランスバール皇国軍、エンジェル隊所属の者達と思われます」
「ちょっとアナタ達失礼ですね、ヴァニラさんをこんな下衆な奴らと一緒にするなんて」
「これは?」
「ハッ、ノーマッドとかいうぬいぐるみです。恐らくヴァニラ選手の持ち物かと」
「どこまでも失礼な人達だ・・・・・・私は一万ギガヘルツのCPUを備えた・・・」

ノーマッドの抗議は、サラリと無視される。
その時、スティール氏らが乗る飛行船から、一人の男が降りてきた。
彼の名は間黒男。「ブラック・ジャック」の異名を持つ、無免許ながら凄腕の医者である。

「今彼女達のリーダーであるクランケ『フォルテ・シュトーレン』を見てみたが・・・・・・
 外傷はまるで見受けられない。念のため、開いて見てみたが・・・・・・」

彼の出した答えは「心臓麻痺」だった。

31 :スチール・ボール・ラン 1st stage:04/10/21 02:36:45 ID:tK3cxomM
「おそらくここに倒れている全員がそうだろう。さっきチラッと見てみたが、ほぼ全員外傷らしい外傷は見られなかった」
ブラック・ジャックの診断に、スティール氏は納得がいかなかった。
「これほどの人間、しかも、美少女ばかりが、こうも揃って心臓麻痺になるものかね?」
「そうそうありえる話じゃない・・・が、現実に起こってしまっているからな・・・・・・」
さすがに、ブラック・ジャックにもお手上げのようだ。

「アームストロング少佐! アームストロング少佐はいるかね!」
「ハッ、スティール殿、お呼びですかな」

スティールの号令に、軍服を着た筋肉隆々な男が現れた。
アレックス・ルイ・アームストロング。今回のレースにおいて、スティールの護衛を任された人物である。

「確かもう一ヶ所、大量に死者が出ている区域があったな・・・あそこはどうなった」
「ハッ!」
ブチィィィィィッ!
アームストロングが力を入れるとともに、彼の服が破れ、鍛え上げられた肉体が姿を現す。
「ただいま軍の部隊が向かっておりますが、おそらく関係が無いものと思われます。あそこの死者は全員傷が深いのでッ!」
「服を着たまえ・・・いちいち筋肉を見せびらかさんでよろしい」
自らの肉体美を見せつけるアームストロングを無視し、スティール氏はスポンサーの待つロビーへと向かった。

「ネテロ氏! ネテロ氏はいますかな」
スティール氏に呼び出され、ハンター協会会長・ネテロが向かう。
「どうなされたかの、スティール殿」
「私はこれから出かけてきます・・・あなたには私の代理としてしばらくこのレースをおまかせしたい」
「はて、どこへ行かれますかのう」
「少し、探偵に会ってきます・・・世界一の探偵と噂される『彼』に」

こうして、スティール氏は、世界一の探偵が現在滞在しているという日本に向かった。

32 :スチール・ボール・ラン 1st stage:04/10/21 02:50:35 ID:tK3cxomM
一方、所変わって・・・・・・とある飛行物体の中。
UFOの形をしてはいるが・・・どこか、猫のようにも見える。

「すごいにょ! これでまたライバルが消えたにょ!」
「ああ、そうやって名前を書いてけば、自動的にそいつは死ぬ・・・・・・クククク」

その「主」は、黒いノートに、出場者・・・主に、美少女キャラの名前を書いていた。
「こうして目障りな奴の名前を書いていけば、自動的にこの(ピー)様がナンバーワン美少女にょ!」
「なぁ、リンゴ・・・」
「チッ、うるさい奴にょ・・・そこの冷蔵庫の中に入ってるから適当に食うにょ」
「お前絶対俺のデスノートに名前書いて殺してやるからな、覚えとけよ・・・あーうまい・・・ムシャムシャ、ゲップ」

死神・リューク。
彼の持つデスノートこそが、今回のレースにおける美少女キャラ大量虐殺の原因であった。
そして、彼の所持するデスノートは・・・・・・今、一人の少女の手にあった。

「このレースの優勝は(ピー)様のものにょ!
 そして、優勝賞金と優勝賞品・・・ナンバーワン美少女の座は、全てこの(ピー)様が手に入れるにょ!」
「クククククク・・・・・・人間って・・・面白ッ!」

死神と少女は、そのUFOの中で、笑い続けた。

「にょーっほっほっほっほっほっほっほっ!」
「・・・・・・つかコイツ・・・人間?」

少女のネコ耳とシッポに、リュークは改めて彼女の存在に疑問を持たざるを得なかった。

33 :スチール・ボール・ラン 1st stage:04/10/21 03:01:31 ID:tK3cxomM
雪山を脱出したカイジとアカギは、海岸に辿り着いていた。

「さて・・・・・・問題はここからだな」
アカギはオラクルベルを操作し、順位をチェックしていた。
「クク・・・・・・道草を食った割には、結構順位は上に来てるな」
「やっぱ、アレ、近道だったのか?」
「まぁ、それもそうだが・・・・・・お前も見てみな」

カイジはアカギに促されるまま、オラクルベルで自分達の順位をチェックしてみる。

「な・・・・・・ッ・・・・・・!」
「だいぶリタイアしてるだろ? この中の半分以上が、もう死んじまったらしい・・・
 一歩間違えば俺達もこの仲間入りだったってわけだ・・・・・・ククク・・・」
「笑い事じゃないだろ・・・」

順位が上がったとはいえ、未だ彼らが優勝に遠い位置にいる事には変わらない。
さらにこちらは、どこから見ているかもわからない、「範馬勇次郎」という爆弾を抱えているのだ。

「トップはもう第一のチェックポイントを通過しているらしい・・・俺達も海を渡るぜ」
「でも・・・どうやって・・・」
「あそこにあるじゃねぇか・・・いいものが、な・・・」

アカギが指差す先には・・・・・・

「て、手漕ぎボートォ!?」
「何も無いよりゃマシだろ? 先に誰かに取られないウチに、行くぜ?」
「あ、ああ・・・・・・」

しかし、彼らの目指すボートには・・・・・・既に、先客が来ようとしていた。

34 :スチール・ボール・ラン 1st stage:04/10/21 03:13:56 ID:tK3cxomM
少年は、誰かを待っていた。そわそわする気持ちを、抑えようともせず。

・・・・・・チリン・・・チリン・・・

鈴の音に、少年は振り向く。一瞬満面の笑みを見せるが・・・慌てて表情を戻し、やわらかな笑みに変える。

「・・・・・・ただいま、兄さん・・・」
「・・・・・・おかえり、音夢」

朝倉純一は、久々に帰ってきた義妹・音夢に走り寄ってゆく。
音夢は勢い良く純一に駆け寄っていき・・・・・・彼の胸に、飛び込む。
「ちょ、ちょっ・・・・・・人が見てるって」
「いいもん・・・・・・会いたかった・・・兄さん・・・」
恥ずかしそうにしながらも彼女を抱く純一とは対照的に、音夢は義兄の胸で、安らかな笑みを浮かべていた。

「お前が帰るのも久しぶりだもんな。どうだった、看護学校は?」
「楽しかったよ、友達もできたし・・・でも・・・兄さんに会えなくて・・・寂しかったな・・・・・・」
「・・・馬鹿・・・何言ってんだよ・・・あー、かったりぃ」
義妹を相手に照れまくる純一。
彼らは海岸にやってきて・・・そして、ボートに手をかける。
「ほら、早く乗れよ。俺が漕いでやるから、さ・・・」
「うん・・・・・・」
あたりをやわらかな空気が包む中、二人はボートに乗ろうとする。そこへ・・・・・・

「・・・・・・あ・・・・・・」
「・・・・・・あ・・・・・・」

ボートをめぐり、純一・音夢兄妹と、カイジ・アカギが、鉢合わせした。

35 :スチール・ボール・ラン 1st stage:04/10/21 03:22:52 ID:tK3cxomM
「ギリギリセーフってとこだな・・・・・・ボートが4人乗りで、助かった・・・」
「あ・・・ああ・・・・・・」
「ん? どうした、カイジ・・・」
「い・・・いや・・・その、なんとなく・・・・・・な・・・」

アカギの手の負傷のため、純一とともにボートを漕ぐカイジ。
彼は、そこで、異様な殺気を感じていた。
しかも、その殺気は・・・・・・事もあろうに、同乗している少女から発せられていた。

「な、なぁ、アカギ・・・・・・そういえば、奴は・・・どうなったんだ・・・?」
気まずくなったカイジは、純一と音夢に聞こえない小さな声で、アカギに勇次郎の事を問う。
「奴なら、近くにいるぜ・・・・・・近くで、俺達に向けて・・・殺気を放ってる・・・・・・
 まぁ、あの二人はもちろん、お前にも感じないだろうがな・・・安心しな、この雰囲気だ、この場に出てくる事は無いだろう」
「あ、ああ・・・」
「それより、見えてきたぜ・・・・・・第一のチェックポイントだ」


こうして、思わぬ同乗者とともに、カイジとアカギは到達する・・・・・・
第一のチェックポイント、「初音島」に・・・・・・

36 :off:04/10/21 03:33:55 ID:tK3cxomM
新スレ乙でつ。
新スレ突入ということで、単行本にありがちな「前巻のあらすじ」みたいなものを作ってみますたw
デスノの犯人は一応伏字にしましたが、バレバレでつw
今回ダカーポの朝倉兄妹が登場しましたが、彼らは選手というわけではありませんが、後々の展開の鍵を握るなにげに重要なキャラになりそうな予感。
次回はいよいよ「もう一組の主役」が活躍? 少しばかりスケールのでかい闘いを起こします。

そういえば、よくよく見ると誤字だらけ・・・ミルフィーユ「桜葉」とか、頭皮とか・・・・・・_| ̄|○

>前スレ604
グラップラー時代と現「バキ」の違いはあんま意識してなかったですけど。なにげに「バキ」の勇次郎の蛮勇ぶりに惚れてるのかも。
舞台裏ではきっと朝倉兄妹に「飽くまで食らえ 飽き果てるまで食らえッッ」とか説教してんじゃないんですかw

まぁ萌えアニメのキャラが出てくる作品なんてスチール・ボール・ランくらいだろうなw

37 :輪廻転生 10:04/10/21 05:07:32 ID:5s6//dCJ
虹村慶兆が死んだ後、彼の弟、億安となぜか意気投合した丈助は広瀬康一とともに杜王町に潜むスタンド使いたちを倒していった。
その中には改心したものもいたり、友好的な態度をとるものもいた。一口にスタンド使いといっても彼らのすべてが悪人であるわけではない。中には料理にスタンドを混ぜて、食った者の病気を治すスタンド使いもいるのだ。
そして、彼は非常に面白いスタンド使いと出会った。彼はそいつのあだ名を「重ちー」と名づけた。彼のスタンドは集団であり、周囲数百KM以内にある小さなものを見つけてくる能力を持っていた。
本人はそれで小銭を集めていたが。宝くじを見つけてその金を山分けしたりもした。傍から見れば不良に小柄な子がパシられてる様にしか見えたかもしれないが、彼らは仲間だった。


 その悲劇は突然訪れた。重ちーが突然誰かに殺されたのだ。体を吹き飛ばされて、証拠は残らなかった。だが彼のスタンドの最後の一匹が丈助たちに犯人が着ていた上着についていたボタンを渡してきた。
承太郎達は服屋を訪れたが手がかりとなる情報は見つからなかった。そんな中、康一が岸部露伴によるスタンド攻撃を受ける事件が発生。丈助と億安が様子を見に行き、丈助は自分の髪型をバカにされた事について逆上し、
露伴を壮絶にボコにし、漫画家生命が終わるのではと思えるほどの打撃を食らわした。その後、康一と露伴は杉本麗美という幽霊に出会う。彼女は15年前に、「吉良義景」という殺人鬼に殺害された人間であり、露伴の命の恩人でも会った。
彼女は「キラ」が重ちーを殺した犯人なのではないかとにらみ、承太郎達にキラを探すよう促す。

ヤムチャはもう杜王町を去るつもりでいった。慶兆戦で丈助を突き飛ばしたときに、偶然手の甲と丈助の手の甲が触れた。ヤムチャは触れた相手の能力をコピーする事ができるようになった。
彼の判断力はジョースター家の血統を引く者に見られる特徴らしい。ヤムチャはイタリアにもジョースター家の血統の気を感じたので、すぐにイタリアに向かうつもりでいたのだ。
そこに、吉良善影による殺人事件である。最凶の殺人鬼の存在を知っておきながら、みすみす離れるわけには行かなかった。相手のスタンド能力は「触れたものを爆弾に変える」事だと知ったヤムチャは、遠距離攻撃の作戦を考え付いていた。
それと同時に、犯人を捜す方法を考えていた。15年間、殺人を続けておき、しかも証拠を一切残さず行き続けるということは、普段は目立たない存在であるに違いない。ヤムチャは町で一番多くの人が利用する所はどこか考えた。
そして思った。駅だ。

38 :作者の都合により名無しです:04/10/21 08:23:40 ID:bO90GCD4
輪廻転生の作者さんに少し言いたい。
投下し終わったら投下終了の書き込みをしてくれないと、感想もつけづらいし、
次の作品も投下しにくい。それと一レス分だけ投下するのもどうかと思う。
もうちょい書き溜めてから投下したらどうでしょうか?
その辺考えて欲しいです。
感想を書くと、ヤムチャとジョジョの組み合わせはいいと思う。
へタレじゃないヤムチャの活躍が楽しみになる。

>サマサさん
西尾作品好きなのか!最後のアザミのセリフは双識兄さんですな。
アザミの元ネタキャラは性格的には逆島あやめあたりか?
しかしグロキシニアは明らかにカマセだったなwそしてスレ立て乙!

>マルチメディアさん
文句のつけようの無いパワーを感じる。ライブドアと楽天が出てくるとはw
聖徳太子があっさり死んだのにもワロタw

>スチールさん
で○こがデスノート所持者かよ!しかもエンジェル隊全滅かよ!
二人の甘いムードに割り込んだアカギ&カイジは馬に蹴られて死んでしまえ(笑)




39 :草薙京:04/10/21 08:40:33 ID:5s6//dCJ
ども。輪廻転生を書いている者です。
>38の方
わかりました。気をつけます。

40 :草薙京:04/10/21 08:57:40 ID:5s6//dCJ
ども。輪廻転生を書いている者です。私の稚拙な文章を読んでくださる方々に感謝しています。

>38 わかりました。これから気をつけます。

41 :草薙京:04/10/21 09:08:16 ID:5s6//dCJ
重複すみませんでした。

42 :草薙京:04/10/21 09:13:50 ID:5s6//dCJ
あと数時間後に投下します。

43 :DIOの世界:04/10/21 11:51:17 ID:tOijsHaY
http://www1.u-netsurf.ne.jp/~hinomoto/baki/ss-long/dio/2-05.htmの続き

老婆が去った後、おれはしばらくその場所にうずくまったまま呆然としていた。
おれが「動けなく」なるのは別にその時が初めてではない。いつもの事だ。
母親から悪罵を浴びせられた時、悪ガキに屈辱的な行為を強制された時。
おれはいつも「動けなく」なる。

身が強張るのは、いわば逃避行動のひとつだ。
ありのままの現実を、ありのまま受け入れる事が出来ずに、肉体が拒絶する。
精神の脆弱さと存在の軽佻浮薄さに、肉体がせめてもの抵抗をしているのだ。
だがその抵抗は、いつも徒労に終わる。
外部からの刺激が余りにも強過ぎて、ほんのひと時の肉体反射で終わるからだ。

が、その時は違った。「動けなく」なったのは、恐怖や諦観ではない。別の刺激からだ。
歓喜。
おれの人生に初めて鳴り響いた福音に、肉体が喜びを感じ、動きを刹那忘れたからだ。
おれは感じていた。おれの肉体は分かっていたのだ。
おれの肉体と精神は、老婆の「試験」を総て潜り抜け、見事合格した、という事に。

力を感じる。
精神の奥底から、丹田の中心から、まるでマグマのように沸々と沸騰する物を感じる。
おれの肉体に変化はない。相変わらずひ弱なまま、目は盲いたままだ。
が、おれは確信に満ちている。無敵に近い能力を手に入れた、と。

イメージが脳裏に閃く。ドラゴンのイメージだ。
西洋のずんぐりした地を張っているドラゴンではない。云わば東洋の龍のイメージ。
細長い体に宝珠を持ち、鱗を輝かせながら天まで駆け巡るような神秘の龍だ。
そしてその龍は、水で出来ていた。透き通った液体で出来た無敵の龍。
おれは確信する。おれの能力は、水だと。生命の源である水が、おれの能力だと。

そしてその水の能力は、矮小な存在のおれを正に龍に変えるような力を持つ、と。


44 :DIOの世界:04/10/21 11:52:02 ID:tOijsHaY
おれは笑い出す。大きな声で、天に響くように。
愉快だ。生まれてきてこの方、こんなに愉快に笑った事は一度も無い。
おれは確かに生まれ変わった。否、今日おれは誕生したのだ。
生き長らえる為にケツの穴すら差し出した昨日までの自分を、おれは今殺した。

あまりの哄笑に、日頃凶事に慣れているこの街のダニどもも怪訝におれを見る。
頭に人指し指を当て、クルクルと回して下衆な笑みをおれに向けている。
が、その行為すら今は愉快で堪らない。もう、雑魚とは別の存在になったからだ。
サルに笑われ本気で怒るヒトが何処にいよう。

おれは意気揚々と歩き出そうとした。戦勝を挙げて帰還した将軍のように、堂々と。
が、背後からの声がおれを引き止めた。タマを潰された悪ガキのボスの、子分どもだった。
「てめえ、あのクソ婆あとツルんでやがったな? お陰でボスは一生女を抱けねえ。
 おれたちはてめえを売春宿へ売り飛ばしてやる。それでボスの件は勘弁してやらぁ」

嘘をつけ。お前たちに信頼関係などないだろう。あるのは、上下関係と損得勘定のみ。
実際は喜んでいるはずだ。
一番力のある悪ガキが潰れた事で、自分がトップになれるチャンスが舞い込んできた事に。
しょせんガキの集まりとはいえ、その辺りの戒律はマフィアをしっかり真似している。
一番に力のある者が一番に美味いところを得るのだ。
それを子分とはいえ虎視眈々と狙っている。一見仲良く一緒に悪さをしているようでも、
実際は寝首の狙い合いなのだ。この腐った街では。

その悪ガキどもが、牙を剥きながら本気でおれを狙っている。
今までのようなおもちゃ扱いではなく、おれを利用して力を誇示しようとしているのだ。
愚かな事だ。おれは矢を撃たれた瞬間に、貴様らのいる場所など遥かに超越したのだ。

おれは胸を張って奴らの前に立つ。ぼんやりと気配を感じる。2人、か。
確信した力を奴らに向けて放とうとする。だがその瞬間、鼻に激しい痛みを感じた。


45 :DIOの世界:04/10/21 11:52:47 ID:tOijsHaY
え……? おれは今起こった出来事を呑み込めず、また「動けなく」なった。

悪ガキどもは下卑た凶悪さを振り撒きながら、威圧的に喚き散らした。
「てめえが俺らの前に何立ち塞がってんだよ! 家畜らしく這いつくばれやッ」
衝撃を下半身に感じ、おれは転がって地を舐める。ローキックが入ったらしい。
奴らのご希望通り這いつくばったおれに、情け容赦無く蹴りが浴びせられる。
おれは昔からの習性通り、頭を守りながら亀のような体勢で必死に身を守る。

何故だ……? おれは、力を手に入れたはずじゃ……?
先程までの傲慢なまでの自信が、風に吹かれた砂のように霧散していく。
肉体的な恐怖の前では、そんな自信など無に等しかった。
錯覚? ……おれの中で、そんな疑問が浮かび上がる。
その疑問を受け入れる事はおれにとって死にも勝る恐怖だ。人生を諦めるに等しい程の。

おれは足掻く。錯覚などではない。
少なくとも、あの異様な老婆の不気味な矢で射抜かれたのは、錯覚ではない。
老婆の顔が思い浮かぶ。醜悪で不吉な、しかしおれにとっての女神。
そしてその老婆の顔を思い浮かべた時、一緒に恐怖も呼び起こされた。
こんな奴らのチャチな暴力とは、段違いの恐怖。生物の感じる原始の恐怖。

すっと支えが取れたように、精神が澄み渡った。そしておれの脳裏にまた浮かび上がった。
水で出来た、クリスタルのような輝きを持つ龍のイメージが。


46 :DIOの世界:04/10/21 11:53:28 ID:tOijsHaY
血が滴り落ちる音が聞こえる。おれの鼻から、全身から、ぽつぽつと。
急に目の前に視界が開けた気がした。無論、おれの脳が作り出したイメージだ。
おれが流す血が、悪ガキのボスがペニスをむしられた時に垂れ流した血と尿が、
意志を持つように屹立し始めた。そう、まるで小さな龍のようにだ。

おれは蹴られながらその液体たちに命じ、イメージを操作した。
小さな龍はあぎとを開け、鋭い牙を光らせながら獲物を食い千切ろうとする。
おれの脳内のイメージだ。だが、それは現実とリンクする。その証拠に悲鳴が響き渡った。
「ぎゃあああああ」

おれの脳に、おれが操る龍が奴らの足の動脈を食い千切っているイメージが浮かぶ。
耳に届く、奴らの喚き声。何が起こったか、どうして痛みが走るのか分からないのだろう。
「ヘ、蛇か? 蛇に噛まれたのか?」   
「わからねえ、でも足首がヤベえ、この出血が続いたら死んじまうっ」
そう叫びながら、2人は去って行った。生まれて初めての達成感をおれは感じていた。

奇妙な快感を感じながら、おれは家路に着く。母親の待つ家に。
おれはギイ、と古惚けたドアを開けて家に入った。おれの顔は明るかったのだろう。
思いも掛けなかった事に、母親がおれに抱きついて来た。顔を真っ赤にするおれ。


47 :DIOの世界:04/10/21 11:55:29 ID:tOijsHaY
今日は、なんという素晴らしい日なのだろう。
誰にも負けない力を手に入れ、生まれて初めて母親に抱き締められた。神は、いる。

愚かにも、まだおれはそんな甘ったるい夢想をしてしまった。
神は、確かにいる。だがそいつは残酷で、人間などなんとも思っちゃいない。
そう信じていたはずなのに、おれは一瞬とはいえ神に感謝してしまったのだ。
母親はおれの唇にキスをしてきた。強引に舌が捻じ込まれた。戸惑うおれ。
舌がおれの咥内でヒルのように動き、唾液を貪り始める。母子のキスではない。

母親の右手は、おれのペニスを怪しく摩り始めた。そしてズボンのジッパーを下ろした。
呆然として「動けなく」なるおれ。次第に光すら感じない瞳に、涙が浮かび始める。
母親は立ったまま金縛りにあうおれの前に屈み、おれのペニスを口に含んでしごき始めた。
じゅぽじゅぽと濃厚なフェラチオが続く。おれは確信した。

遂にどん詰まりになったのだ。ヤクを打ちながらするセックスの快楽に、完全に壊れた。
だがもはや母親を買う男はいない。ヤクで干乾びた中年女を買う好事家などいないのだ。
最近の母親は安物のヤクを打ちながら、自慰に耽っていた。 …そして、遂に、壊れた。

「ああ、欲しくて欲しくて狂いそう。早くちょうだい。おまんこに、ちょうだいっ」


48 :DIOの世界:04/10/21 11:56:31 ID:tOijsHaY
母親は叫んでおれを床に押し倒した。怒張したおれの上に跨ろうとする。
無力感がおれを苛めた。新しく得た能力で、母親に楽をさせてやりたかったのに……。
母親の性器がおれのペニスを深く呑み込んだ。この街に禁忌などは無い。
だが、やはりその出来事は衝撃的だった。おれの初めての相手は、母親なのだ。

狂ったように母親が腰を振る度に、おれのこころから愛情が死んでいく。
津波のような快感でさえも、内から怒涛のように沸き起こる感情に掻き消されていった。
憎悪。母親に対してだけではない。この世に存在する物総てに対しての、憎悪。

不意に、脳裏にイメージが浮かんだ。あの老婆だ。まるで優しく諭すようにおれに言った。
「キッヒッヒッヒ。いかんなあ。スタンドは心より生まれいずる能力じゃ。
それほど心が揺れては、本来の力を出せやせぬ。凍らせるのじゃ、心を。
そして殺すのじゃ、目の前の母親を。そうした時、お前は超越者になれる」

おれは上に跨る母親を突き飛ばし、勢い良く立ち上がった。
母親がいつも隠している場所からヤクを抜き取り、母親の顔に叩きつける。
僅かな白い粉が母親の顔に掛かった。母親は勿体無いと喚きながら、ベロベロ嘗め回す。
おれは、コップに水を汲み、それを母親にブチ撒けた。次の瞬間、水は龍となった。

水は母親の首に纏わりつき、一瞬で頚動脈を断ち切った。大量に流れる血。
母親は一瞬きょとんとした顔でおれを見て、正気が戻ったようにはっきりとこう言った。
「やっぱり、生むんじゃ、なかった、おまえ、なんか。客相手に、失敗、した」 

おれの中で心が死に、そして凍り付いた。そしておれは「動けない」まま唄を口ずさんだ。
「ハッピバースディ、ンドゥール」 ……と。


49 :殺助:04/10/21 12:51:31 ID:tOijsHaY
サマサさん、スレ立てお疲れ様です。

新スレになっても活況で宜しき事ですね。
バレさんとうみにんさんが少し心配だけど。
サイトももうすぐ10万ヒットか。

あと、投稿規制うざいな。

50 :作者の都合により名無しです:04/10/21 14:38:17 ID:+0Ou+8ES
殺助氏、お疲れ様です。
母親殺害までの流れが相変わらずダークな感じでいい。
ディオとの邂逅はどうなるのかな?

>バレさんとうみにんさんが少し心配だけど
バレ氏は一週間位で復帰するみたいだけど、
うみにん氏20日以上来てないね。確かに心配。

51 :ふら〜り:04/10/21 19:53:24 ID:5YC9UqDU
>>1さん=サマサさん
パオさんが一歩、踏み出して始まったバキスレの歩み、十九歩目はサマサさんが
刻まれましたか。おつ華麗様です。それにしても十九歩。次で二十。……バキスレの
第一印象、その後の変遷と今の思い、などを考えると……思えば遠くへ来たもんだ、と。

>>ランさん
これだけいろいろなことが起こっているのに、アカギが全然戦っていないのに大感心。
私なら、ついアカギ(主人公)を目立たせてしまうところです。もそもそ着いてきてる
らしい勇次郎、腹黒く虐殺する猫耳プリンセス……楽しみな要素、盛りだくさんですっ。

>>ローマさん
い、いきなりノリも文体も書き方も激変しましたね。そこにコケつつ呼んでいたら、
>ベロが出ていて凄くもの欲しそう
芸細っ! というか何というか。確かにそういう顔、よくしますよねのび太。実際には、
絶対しない顔なのに。一同ローマに移動して、本編開始ですかね? さて、どうなる?

>>草薙さん(←懐かしいなぁ京サマ)
まあ、これぐらいの強さはあるでしょうヤムチャ。本人も言ってますが、この程度なら
特殊能力なしでもいけるはず。って、ジョジョコンビはともかく、このヤムチャと
いい勝負できる敵は? 正直、原作通りの吉良では実力的に不安……戦えるか、吉良?

52 :ふら〜り:04/10/21 19:53:57 ID:5YC9UqDU
>>サマサさん
>必殺の顔面めり込みパンチ
これ、良過ぎ。大ヒットです。しかもしっかり高威力。さすがはジャイアン、ガキ大将♪
そして、第一段階ラスボスと目されるアザミ嬢の登場。喋り方が妙に清々しいというか、
快かったです。元ネタ小説は知りませんが、充分魅力的でよろしいかと。三対一、開戦!

>>マルチメディアさん
十七条拳法、中野予備校のとは違いましたか。でサウザーと心中。まあ本人が幸せなら。
天津飯で圧死、という発想がまた凄し。その無数天津飯軍団をどこから持ってきたのか
という疑問を押し流すほど。伊能忠敬は「風雲児たち」で結構好きでしたが……合掌。

>>殺助さん
毎回、エグさの新記録樹立してる気がします。おかげで目が放せませぬ。エグいもの
見たさで。矢に射られた後、一旦落ち込んでから浮かび上がるとこ、一種のカタルシス
ですねこれも。で最後に最大のエグさをかましてバースデー。そろそろDIOでしょうか?


53 :スチール・ボール・ラン 1st stage:04/10/22 00:04:44 ID:uvmrus3d
カイジ達にやや遅れ、もう一組、海を渡ろうとする者達が現れた。

「ふー、遅刻した割には順調にここまで来れたな」
「そうだね兄さん。ここに来るまでに何組か抜かしたし、集団から外れてたから順位争いにも巻き込まれなかったし」

エドワード・エルリック、そして、アルフォンス・エルリック。
若くして「鋼」の銘を持つ国家錬金術師になった少年と、全身鎧姿のその弟である。
彼らは本来旅の身であるせいか、今回のレースにおいて痛恨の出遅れを喫してしまったが、
錬金術を使い練成した超高性能マシンで瞬く間にその遅れを取り戻しつつあった。

「でもここから『初音島』に向かうにはどうすればいいのかなぁ・・・
 この『オラクルベル』っての見てもイマイチよくわかんないし・・・船とか出てるといいんだけど」
「フッフッフッ・・・アルよ、俺にいい考えがある」
「ええっ!本当? さすがは兄さん!」
「まーかせとけって! この史上最年少国家錬金術師、エドワード・エルリック様にかかれば、こんなもん!」

エドは早速、大きめのスケッチブックを用意した。
そして彼は極太のペンでスケッチブックの1ページに「初音島」と書き、
それを頭上に掲げ、親指を天に向けた――――――

「―――ってそれただのヒッチハイクじゃん!」
すかさずアルがツッコミを入れる。
「うっせーなぁ、細かい事ガタガタ言うなよー、ひょっとしたらでけー船持ってる奴とか空飛ぶのとか通るかもしれないじゃんか」
「ただでさえもうみんな海に出てるのにそうそう通るわけないよ! 真面目に船とか練成しようよ!」
「わかんねーぞ、巨大ロボットだって通るかもしれねーじゃん」
「通んないよ!」

エドとアルが口論してるところに・・・・・・巨大ロボットに乗った、少年が現れた。
「どうしましたー? あなたがたもレース参加者ですかー?」
「おー! な、通っただろ?」
「ウソ・・・・・・・・・・・・」
アルは呆れてモノも言えなかった。

54 :スチール・ボール・ラン 1st stage:04/10/22 00:17:42 ID:uvmrus3d
一方、ここはスポンサーやスタッフ達が乗る、ハンター協会提供の飛行船。
主催者・スティール氏の留守を、代理を申しつけられたネテロ氏を始め、スポンサー達が守っていた。

「どうやら落ち着いてきたようじゃな」
二ヶ所で起こっていた大規模な虐殺も、現在はどうやら小康状態に入ってきたらしい。
「・・・しかし・・・何故このような虐殺が起こっているのじゃろうのう」
徳川グループ当主・徳川光成が、事態をいぶかしむ。
「それがわからないから、スティール氏はあの『L』とかいうどこの馬の骨かもわからん探偵を呼びに行ったんじゃろう・・・
 だいいち、こういう流血沙汰はアンタの好きなジャンルじゃないのかえ? 徳川さん」
「馬鹿を言わんでくれ。ワシはグラップラーが己の肉体同士でぶつかり合うのが好きなんじゃ。
 こんな殺戮ショーなんて見てたって面白くもなんともないですわい」
「やれやれ・・・・・・ゴルドバ殿、アンタのその『グレートスピリッツ』とやらで犯人の手がかりでも掴めんのかね?」

ゴルドバはずっと、室内に炊かれた火を見つめていた。そして、押し黙っていた彼は、ポツリと呟く・・・
「・・・・・・このレース・・・海に・・・大いなる災厄が近づいておる・・・・・・」
「・・・・・・何?」
ネテロ、そして光成は、その言葉を聞き逃さなかった。

「大変です!」
スタッフの一人が、血相を変えてメインルームに駆け込んでくる。
「なんじゃ!?」
「ハッ・・・近海で、地球連合とザフト軍が戦闘を開始しました!」
「何!」

「血のヴァレンタイン」事件以来続く、純粋な人類・ナチュラルと、遺伝子操作で生まれた強化人間・コーディネイターの戦い。
ここ数日大した小競り合いは無かったものの、戦争はまだ、終わっていないのだ。

55 :スチール・ボール・ラン 1st stage:04/10/22 00:32:36 ID:uvmrus3d
「まったく、スティール氏にも呆れるわい。せめて戦争が終わってからレースを開催しようとは思わんかったんか」
「今はそんな事を言ってる場合じゃなかろう・・・ネテロ氏、指揮をお願いしますぞ」
「やれやれ」
ネテロはスタッフにコンピュータを操作させ、地球軍とザフト軍の戦闘シミュレーションを割り出させる。
「どうじゃ? レースへの影響は?」
「ハッ・・・モビルスーツ等の数を計算しましても、この規模ならレースへの影響は微小と思われます。ただ・・・」
「・・・・・・ただ?」
「・・・約3名ほど、危険海域にいる選手がいる模様」
「何!一体誰じゃい」
「ハ・・・・・・エドワード・エルリック、アルフォンス・エルリック・・・そして、金田正太郎の3名です」


そんな事とは露知らず、エド・アル達は巨大ロボットに乗り海の上を飛んでいた。

「ヒャッホー!このスピードなら、初音島もすぐだぜ!」
「ありがとうございます! 同じレース出場者なのに、助けてもらって・・・」
「いえ・・・困った時にはお互い様ですから」

エドとアルは、ロボットに乗っていた少年とすっかり意気投合していた。
「僕は金田正太郎といいます。あなた方は?」
「ああ、俺はエドワード・エルリック。こっちは弟のアルフォンス・エルリックだ」
「ええっ・・・・・・こ・・・こっちが、弟・・・さん?」
エドとアルを見比べ・・・正太郎は、驚きの表情を隠せなかった。
「・・・・・・何か言いたげだなァ・・・正太郎くん・・・・・・」
「に、兄さん抑えて! せっかく乗せてくれたんだから!」
「あ・・・す、すいません、と、とにかく、よろしくお願いします、エドワードさん!」
「エドでいいよ。それより正太郎君、エルリック兄弟って聞いた事ないかい?」
「ア、ハ、ハイ! 聞いた事あります! 確か、『鋼の錬金術師』って異名を持つ立派な方だとか!
 いやぁ、さすがに威厳がありますねぇ! この立派な鎧姿、まさしく『鋼』って感じですね!」
正太郎は、アルを見てすっかり感心していた。すっかり、アルのほうを「鋼の錬金術師」と勘違いしているようだ。
「に・・・兄さん・・・・・・」
「・・・・・・いいさいいさ・・・もう・・・慣れたよ・・・・・・」

56 :スチール・ボール・ラン 1st stage:04/10/22 00:46:23 ID:uvmrus3d
すっかり落ち込むエド・・・・・・気まずい雰囲気を感じた正太郎は、エドに話かけてきた。
「あ・・・あの・・・・・・」
「いいよいいよ・・・どうせアンタも俺の事を『豆』とか何とか言うんだろう・・・?」
「あ、いや・・・でも・・・僕のほうが背は低いですし・・・・・・」
エドはすぐさま立ち上がり、正太郎と身長を比べてみる。わずかながら、エドのほうがやや背は高いようだ。
「ありがとう正太郎君、君はイマドキ珍しい優しい少年だ」
「は、はぁ・・・・・・」
「・・・・・・ふぅ・・・・・・」
11歳相手にムキになる兄(15歳)に対しため息をつくアル。彼の頭の中に「ドングリの背比べ」という諺が浮かんだが、アルはすぐさまそれを忘れる事にした。

「ところで、エドさん達は、どうしてこのレースに参加したんですか? やっぱり、あの莫大な賞金のため、ですか?」
正太郎は、エド達にレース出場の目的を尋ねる。
彼が悪い人間ではない事を察知したのか、エド達はその目的を正直に説明する事にした。
「いえ、僕達は賞金目当てじゃありません。兄さんは国家錬金術師だから、お金なら結構あるし」
「俺達はむしろその副賞・・・・・・『賢者の石』ってのが目的なんだ」

エドは服をずらし、右腕と左脚をチラつかせる。アルは兜を外し、鎧の中身を見せる。
エドの右腕と左脚はそれぞれ「機械鎧(オートメイル)」と呼ばれる義手・義足であり、アルの中身は・・・空洞だった。絶句する正太郎。
「昔、人間を練成しようっていう、バカなマネしちまってな・・・その反動で、このザマさ・・・」
「でも・・・『賢者の石』があれば・・・僕も兄さんも、元に戻れるかもしれない・・・そのために、僕達は旅をしているんです・・・」
「・・・・・・そう・・・なんですか・・・・・・」
(悪い事聞いちゃったかな・・・)
正太郎は、深く反省した。

57 :作者の都合により名無しです:04/10/22 00:55:19 ID:UJYPI6Eh
>ディオの世界
暗い・エグイ・痛いの3重奏だな。
ンドールが覚醒するまでの痛みがよく表現できてて面白い。
弱者のンドールが帝王のディオにどう心酔していくのかが見物だ。

>スチール・ボール・ラン 1st stage
鋼の錬金術師とシャーマンキングって合うよね。漫画の雰囲気が。
賢者の石を巡るのならば、エドも本気で優勝を狙ってくるはず。
アカギVSエドの天才対決があるのかな?


58 :スチール・ボール・ラン 1st stage:04/10/22 00:59:03 ID:uvmrus3d
「・・・そういうアンタは、なんでこのレースに参加してるんだ? アンタも金目当てとは、到底思えないけどな」
今度はエドが正太郎に聞き返す。
「・・・僕は・・・・・・鉄人を、もう、戦わせないためです」
「鉄人? このロボットの事か?」
「はい・・・これは『鉄人28号』・・・・・・父が造った・・・『もう一人の僕』です」

正太郎はそのまま、鉄人とのいきさつを語りだした。
科学者であり、戦争中に亡くなった父親が、「もう一人の金田正太郎」として、鉄人28号を造った事。
そして、正太郎は、鉄人を駆り数多くの難事件を解決してきた事。そして・・・

「鉄人は、もともと溶鉱炉で溶かされて、廃棄処分されるはずでした・・・でも、生き残ったんです・・・
 それで、上の人達の計らいで、僕と鉄人がこのレースに優勝すれば・・・鉄人は、博物館に飾られる事になったんです・・・
 そうすれば、鉄人はもう、戦わなくて済むんです・・・廃棄処分にされる事もなく・・・」

「・・・ちょっと待った」
エドは話に割り込む。
「アンタにとって、この『鉄人28号』ってのは、家族に等しいものなんだろう?
 そんでもって、アンタはコイツを、平和のために使ってきた・・・そうだよな?」
「・・・・・・ハイ」
「だったら、なんで廃棄処分にされる必要があるんだ?
 アンタの手元にあれば、問題はないハズだろ? いざとなりゃ、そのリモコンぶっ壊して動けなくしちまえばいい。違うか?」
「・・・それは・・・」
正太郎は、そこから先を言う事がなかなかできなかった。
・・・辛そうな正太郎を見たエドは、気まずくなって正太郎から目をそらす・・・

と、その時!

ズドォォォォォォォン!!
「!!!」

鉄人28号は、どこからか砲撃を受けた!

59 :スチール・ボール・ラン 1st stage:04/10/22 01:13:57 ID:uvmrus3d
ようやく本格的に始動したエルリック兄弟。
鉄人に乗って初音島へ、と思いきや、なんと地球連合とザフト軍の闘いの巻き添え!?
次回、種VS鋼の土曜6時対決勃発か!? 鉄人28号はどう動く?
・・・本当はこのエピソードも今日一日で終わりにしたかったんですけど、これからアニメ見るので、ここで今日は打ち切りです。なんてふざけた理由!

>38
ああ、やっぱりバレバレw
別にエンジェル隊は嫌いなワケじゃないです(;^^) GAという作品を知ってれば、この後の展開は予想つくハズ・・・と言っときましょう。
・・・もし38氏がダカポ好きだと・・・この後の展開によっては、38氏の激怒する姿が目に浮かぶ(;^^9

>51(ふら〜り氏)
そもそもアカギが戦ってる姿が想像し難いですね。ガラス牌でも投げさせますかw
楽しみ要素出しときながら、その全てを今回無視してますが、新たな要素見つかるとコレ幸い。
ってか・・・・・・俺カイジが主役のつもりで書いてるんですが_| ̄|○ 今後彼に主役らしい活躍はあるんだろうか・・・

>57
マンキンはあんまり関わってくる予定は今の所無いかも。気分次第で関わらせるかもですが(;^^)
一応「もう一組の主役」と銘打ってるだけあって、カイジ達とエルリック兄弟は後々交差します。敵にするか味方にするか、正直まだ悩み所。

マルチメディアinユーラシアおもしれーw
スチールボールランに出てるキャラ、だいたい先に出されてますね。しかも、みんなこっちよりカッコいいw
天津飯に潰されるカイジ、「ボボボーボ・ボーボボ」でコック達に潰されるビュティ達を思い出しました。
他作品の感想も追々書いていきます。

60 :アナスイの奇妙な:04/10/22 01:22:10 ID:Ml/lV/g6
「絶対に、親父のディスクを取り返す」
空条徐倫はまた呟いた。
彼女は暇さえあればこうして自分に言い聞かせている。
でなければ、不可能なのではないかとの思いが頭をよぎるからだ。
この水族館に来てからというもの妙な出来事の連続で、
段々心身ともにこの奇妙な世界に慣れてきてしまっているとはいえ
何をどうすれば元の平穏な日々に戻れるのか分からない。
この常識からかけ離れた世界でどんな行動を取ればいいのか分からない。

だから、徐倫はたった一つだけ分かることに向けて突き進むことに決めた。
―――親父を助けなければならない。
彼女の父親が今の状態にあるのは彼女の稚気が引き起こしたことなのだ。
徐倫がもっと大人ならば、父親が彼女のためにあんな目に遭うことはなかったはずだ。
だから絶対に父親を助けてそして、
―――殴ってやる。



61 :アナスイの奇妙な:04/10/22 01:22:53 ID:Ml/lV/g6
確かに今の事態は徐倫の咎だけれど、父親もいけないのだ。
海洋学者らしいけど、父親の役割を果たしたことは一回も無かったと思う。
今までの分の恨みを込めてちょっとくらい殴ってもいいはずだ。
まず徐倫が幼い時病気で死に掛けても連絡すら取れなかったから一発。
徐倫が昔補導されても連絡取れなかったから一発。
それにほとんど家に寄り付かず母に寂しい思いをさせたから三発くらい。
あと、今更になって大切に思っていたなんて言ったから一発。それからええと―――、
……つまりまあ、ボコボコにする気なのである。

父親は昔なんとかという敵と壮絶な戦いを繰り広げてとてつもなく強かった、
と母から聞いたことがあるけれど眉唾だと徐倫は思っている。
確かに弱くはなさそうだけれど、研究と称して世界を飛び回っている学者馬鹿よりも
若い徐倫の方が強いに違いない。きっとそうだ。
よしんば父親が予想より強くても、あの帽子を―――常に手放さないあの帽子を奪い取って
マスタードまみれにでもしてやれば隙が出来そうな気がする。
わりと盛大な親子喧嘩が出来そうだ。
別に隣のジェニーのように休日には親子水入らずで外食、なんて望んでいない。
せめて親子喧嘩くらいはしてくれてもいいだろう、と徐倫は思う。
たまには父親の役割を果たして貰おう。


62 :アナスイの奇妙な:04/10/22 01:23:31 ID:Ml/lV/g6
だから。
徐倫はまず自分の責任を、自分の役割を果たすのだ。
父親をあんな目に遭わせた責任と。
娘として父親を助けるという役割と。

幸い、徐倫は仲間に恵まれた。
エルメスは頼れるし、FFはちょっと人間としての常識には欠けるが徐倫を慕ってくれるし、
ウェザーは落ち着きがあって信頼できるし―――、
それからFFが連れてきたナルシソ・アナスイというのもいるのだが、
彼については良く分からない。
なんだか殺人鬼だというけれど、あまりそうは見えない。
頭は良さそうだし強そうではあるのだが、初対面なのに徐倫にやたらと興味を示したりして
何を考えているのか分からない。ただのアホなのかもしれないと思ったりもする。
いや、いきなりプロポーズしてくるあたりアホなのだろう。
とりあえず悪い奴ではなさそうである。むしろ良い奴っぽいような気がしなくもない。
刑務所に入っている人間に良い奴も何もないけれど。


刺客と睨み合っているとき、そのアナスイが声を掛けてきた。
彼の宣言が少し嬉しかったから礼を返したら何故か顔が近づいてきたから
とりあえず思い切り左アッパーをかましておいた。
―――ちなみに、右は父親のために取っておく予定である。

63 :アナスイの奇妙な:04/10/22 01:28:37 ID:Ml/lV/g6
あ、すみません、前スレ551からの続きで、今回は四話目です。

あやうくスチールさんとかぶるところでした。
投下前に確認してよかったです。
今回はちょっと趣向を変えてジョリーンサイドから書いてみました。


64 :のび太と大ローマ 場面1−5 のび太の部屋:04/10/22 02:19:59 ID:5pBHykAx
>>21からの続き

のび太の部屋。ドラえもんが心配そうな表情で部屋内をウロウロしている。

ドラエモン:「う〜ん、道具を出したはいいけど、のび太君、大丈夫かなあ。調子に
      乗ってまた何をやっていることやら。・・・やっぱり心配だ。ちょっと様子を
      見に行こう」
ドラえもん、タケコプターで二階の窓から出て行く。画面下、玄関に入れ違いで
のび太、静香が到着する。両者、のび太の部屋へ。
のび太:「ドラえも〜ん・・・あれ、いないのか」
静香:「あれ、ドラちゃんいないの?」
静香、少し心配そうな表情になる。のび太、努めて明るい顔をしながら、
のび太:「大丈夫だよ、スペアポケットがあるから。えと、確かこの辺に・・・(押入れ
      を開け、蒲団の下をごそごそやる)」
のび太:「よし、あった。とりあえず、要りそうなものはと・・・、『着せ替えカメラ』
      と『翻訳こんにゃく』ぐらいかな?(のび太、ポケットより各道具を取り
      出す)」
のび太:「よし、準備OK、行こう静香ちゃん」
のび太、机の引き出しよりタイムマシンへ。が、静香は少しの間、部屋に留まる。
静香:「のび太さんだけだと心配だから・・・」
静香、スペアポケットに手を入れる。出てきたのは何かのシール。静香は「?」
の表情。
のび太:「静香ちゃん、早く〜」
静香:「あ、今行くわ〜」
静香、出てきたシールをポケットに入れ、のび太の所へ。

65 :作者の都合により名無しです:04/10/22 02:20:17 ID:DLqECvwu
スチールおもろい!でもいきなりガンダム種ですかw
モビルスーツと鉄人の戦いになるのか?期待してますw

66 :のび太と大ローマ 場面1−6 タイムマシン(引き出し内):04/10/22 02:23:07 ID:5pBHykAx
のび太、静香タイムマシンに搭乗。行き先指定のディスプレイを覗く。

のび太:「え〜とローマ時代はと・・・」
のび太、ボタンを慣れた手つきで押す。ディスプレイには「ローマ時代」とタイトル
が出ており、BC509年からAD476年までの年代がその指定範囲として表示されている。

(※伝説によればローマ建国はBC753年だが、ここでは共和制が始まるBC509年
から西ローマ帝国滅亡期のAD476までを古代ローマ時代として扱う)

のび太:「へえ〜、ローマって随分長い間続いていたんだな〜。でもこんなに範囲が
      広いとどの時代にいったら良いか迷っちゃう。静香ちゃん、どうしようか?」
静香:「う〜ん、詳しいことは知らないけど、大体半分ぐらいの時代に行けば良いん
    じゃない?あんまり始めのころに行くとお風呂が出来ていないかもしれないし、
    終わりの方でもお風呂がなくなっていたらやっぱり困るし」
のび太:「そうだね。じゃあ、適当に半分くらいの時代にセットするよ」
のび太、目盛りを調節して目安半分ぐらいのところへ矢印を合わす。
のび太:「よし、これで大丈夫。では、いざローマへ向けて出発進行!」(と、手をあげる)
静香:「しゅぱ〜つ!」(同じく手をあげながら。ノリが良い)

元気な二人を他所に画面はタイムマシンのディスプレイをクローズアップ。ディスプレイ
には「BC73」の表示が赤色で不気味に点滅している。

67 :ローマ:04/10/22 02:27:51 ID:5pBHykAx
今回の投稿終了。

68 :輪廻転生 11:04/10/22 05:42:19 ID:3TK78llR
 ヤムチャは承太郎、康一と行動を共にしていた。三人はボタンがついていた上着の持ち主を探すために服屋によったりしていた。
だが、手がかりは一向に見つからなかった。城太郎は修理屋にいって聞き込みをすることにした。偶然にもボタンがついていた上着をとある人がこの店に修理に持ち寄ったらしい。
が、突然店の主人が殺害された。髑髏の顔がかいてあるラジコンのような戦車によって。承太郎はスタンド攻撃だと認識し、康一に動くなと命令した。が、康一はそれに従わず、部屋を抜け出し敵スタンドの能力「熱源に向かっていき、爆破する」能力を
を逆手にとろうとして、キッチンにあったコンロの電源を入れた。だがコンロは温まらなかった。承太郎は彼のスタンド「スタープラチナ」で時を止め、そばにあったストーブを破壊、体温よりも温度の高い熱源を作り出した。
さらに、康一は彼のスタンド「エコーズ・ACT2」の能力で敵スタンドを追い払おうと試みた。

69 :輪廻転生 12:04/10/22 06:01:04 ID:3TK78llR
が、偶然にも不幸な出来事が彼らを襲った。故障していると思われていたコンロの温度が上がり始めたのだ。
当然敵スタンドは温度が高い方向に向かう。そして、コンロのそばにいたのは康一だった。「康一君!」承太郎は時を止め、敵スタンドにラッシュを叩き込んだ。承太郎の手から血が滴るほどに。
が、壊れない。殴っても殴っても壊れない。すでに何十発と殴ったのかわからなくなるほど殴ったというのに。「これ以上なぐったら俺の自信というのが壊れちまいそうだぜ。」
承太郎は再度周りにあったものを破壊した。が、温度はさほど高くはなかった。承太郎は康一を守ろうと康一の前に立った。直後、敵スタンドが爆発、承太郎は衝撃を防ぎきれず、吹き飛ばされ、瀕死の重傷を負った。
康一はヤムチャに頼んで承太郎を外に連れ出した。だが、敵スタンドに追いつかれてしまった。
康一が死を覚悟した時、彼のスタンドはエコーズ ACT3に進化した。

70 :輪廻転生 13:04/10/22 06:23:05 ID:3TK78llR
自分のスタンドが重力を操る能力を持っているという事を理解した康一は射程5メートル以内まで近づき、敵スタンドの動きを止める事に成功した。
ヤムチャは承太郎を治せないことに腹を立てていた。正確には治してはいけないことについてだったが。ヤムチャは触れた相手の能力をコピーする能力をもっている。
現在彼は時止め能力と壊れたものを元に戻す能力を身に着けている。だが、今この世界で能力を使えば怪しまれる。だからヤムチャは承太郎の体に少しずつ気を送っていた。瞬時に回復とまではいかないが、少なくとも丈助達が来るまでに彼を生きながらえさせる事はできるだろう。
敵スタンドは完全に動きが止まっていた。そして、スタンドがダメージを受けると、本体にもダメージが行く場合がある。今回の場合はそうだった。
修理やから5分程はなれた所にあるカフェ「ドゥ・マゴ」で吉良吉影はゆっくり昼食をとっていた。
が、左手に異常な重みを感じた吉影は場所の特定を急いだ。
「ヤムチャさん、あいつが来たら遠距離攻撃でお願いします。やつの体には触れないでください。」「了解。」
康一は丈助達に連絡をした。直後、吉影はその場に現れた。

 「私の左手にこんな事をしているのは君かね?邪魔な存在だ。消えてもらう。途中ひどい目にあったのでね、私を見習って這い蹲っても情けない声を上げてくれるなよ。」
康一はあせっていた。彼のスタンド能力で封じられるのは、一回につき一人だけなのだ。 ついに「シアーハートアタック」は自由になった。そして康一はボコボコにされた。
「おいおい、靴下を裏返しにはいているぞ。ちゃんとはけよ。」康一を持ち上げながら吉影はぼやいた。「お前の名前は吉良吉影だ。」康一が呟いた。「まだしゃべる気力が残っていたのか。だがこれから死ぬ君が何をいっても無駄だと思うが?」
「さっき、お前の手帳を盗んだんだ。お前はこんなちっぽけなクソガキなんかに正体がばれてしまったんだ。お前はバカ丸出しだ!あの世でお前が来るのを待っているぜ!」いい終わった直後、キラークイーンが康一の腹をぶち抜いた。
「かっ!」ヤムチャは逆上し、まだ慣れていないコピーした能力すなわちスタンドで攻撃した。が、スタンドの腕をキラークイーンにつかまれた。
「ド素人のようだな。スタンドの戦闘スキルなら彼のほうがマシだったよ。・・・そしてくたばれ。」スタンドが爆破され、ヤムチャの体も爆発した。

「君はその男に精神的には勝っていたぞ。康一君。」「まだ生きていたのか。その風穴から向こうの景色が見えそうだぞ。承太郎。

今、生死を賭けた激闘が始まろうとしていた。

71 :輪廻転生の作者:04/10/22 06:33:43 ID:3TK78llR
お昼ごろにまた投稿します。

72 :輪廻転生14:04/10/22 12:43:27 ID:3TK78llR
承太郎はスタンドで攻撃を仕掛けた。だが吉影はその攻撃を軽く受け流す。ついに承太郎は片膝をついてしまった。ヤムチャが少しずつ気を送っていたとはいえ、傷は深いのだ。
「承太郎、さっきの君の攻撃、まるでのれんのように軽く受け流せたぞ。そんなにパワーが弱くて大丈夫なのか?まあ、ほっといても死ぬから私は君をここにおいていくがね。」
突如、吉影の頬に衝撃が走った。「オラオラオラオラオラオラ!!」「このスピードとパワー・・・」そして承太郎は意識を失った。直後、丈助と億安が到着した。


73 :輪廻転生14:04/10/22 12:45:52 ID:3TK78llR
「康一!承太郎さん!よかった。まだ生きてる!治すぞ!」吉影は意識が回復した。丈助と億安が康一達に駆け寄り、彼らを治している姿が見えた。
治してもらわなければ。そう思った時はもうすでに丈助と億安が彼を見下ろしていた。「余計な動きはするなよ。」「治してくれ。お願いだ。骨が折れたみたいなんだ!」
「ほーぉ、この俺が立派な医者に見えるってのかい。こんなチンピラっぽい奴がよぉ。このなりじゃパチンコ屋にも入れねぇで苦労してるってのによぉ。」
焦りすぎた!吉影は後悔していた。正直、絶望の二文字が頭をかすめた。「と、いうことは敵だ。相討ちになったんだ。」丈助は確信を得て呟いた。そして彼はクレイジー・Dを出した。


74 :輪廻転生15:04/10/22 12:47:21 ID:3TK78llR
吉影はなんとか立ち上がると、シアーハートアタックを放ち、自分の左手をスタンドで切断した。「お前は自由だ!シアーハートアタック!」丈助はクレイジー・Dでそれを殴り始めた。
丁度その時承太郎が意識を取り戻した。「丈助、奴の遠距離型スタンドは自動操縦型スタンドだ。殴っても意味はないぞ。」「
何言ってるんすか。承太郎さん。俺は治してるんすよ。奴の左手にね。」
吉影はすでにその場から逃げ出していた。シアーハートアタックから左手へと”戻った”左手は吉影へと戻る。丈助達はそれを追跡する事にした。
もちろんヤムチャの事は忘れてである。

吉良吉影を道端で見かけたOLと会社員によれば彼は左手首が血まみれで、左手がなくなっていたという。
にもかかわらず、彼は元の中間達に「やあ、君たち。僕は誰よりも平穏な人生を歩んでみせるよ。」と話したと

75 :作者の都合により名無しです:04/10/22 16:23:00 ID:UJYPI6Eh
>アナスイの奇妙な
なるほど。ジョリーンサイドとアナスイサイドの2面から話が進む訳か。
しかしジョリーンはまったくアナスイの事を現段階では意識していないんだな。
ここからどうラブコメwになっていくのか期待します。
>のび太と大ローマ
シナリオ調で進んでますね。今回は大いなる冒険の序章といったところか。
のんびりしたドラ達をタイムトラベル先では、大トラブルが待ってるんでしょうな。
しずかちゃんのお風呂を基準にする所に笑ったw
>輪廻転生
承太郎チームと吉良の激突か。現在はまったくヤムチャが役に立っていないなw
原作で無敵を誇ったスタープラチナを更に上回る防御力を見せたシアーハートアタック。
それをヤムチャがどう攻略していくのか?ところで、最後の行が切れてるね。


新人さんたち大活躍だけど、更新ペースが早過ぎて逆に大丈夫かと思う。
特に輪廻転生作者氏とスチールボールラン作者氏。こんなペースじゃ疲れないか?
杞憂で済めばそれに越した事は無いんですが。最後まで自分のペースで頑張ってね。



76 :作者の都合により名無しです:04/10/22 17:04:45 ID:7DzzZP2g
輪廻転生作者ってもしかして青龍刀の人?
ダイジェストってところが似てる。

77 :作者の都合により名無しです:04/10/22 17:06:50 ID:7DzzZP2g
っと、IDがなかなか。

78 :作者の都合により名無しです:04/10/22 18:21:16 ID:MOzIe6PE
>スチール氏
いつも楽しく読ませてもらってるが、できればメモ帳とかに書いてから一気にアップした方がいい
でないと、途中で感想や他作品が挟まったりして少し読みづらい

79 :輪廻転生15:04/10/22 20:35:39 ID:3TK78llR
承太郎達が吉影を追いかけている頃、ヤムチャの肉体−正確にはヤムチャの体の肉片はイタリアになった。

80 :作者の都合により名無しです:04/10/22 20:58:23 ID:EbLjnXkc
>輪廻転生
一レス分で済む文をわざわざ数レスに分けなくていいんじゃないのか?
>38さんの言ったことを誤解してるのか?

81 :作者の都合により名無しです:04/10/22 21:14:13 ID:7DzzZP2g
>>79は騙り&荒らしかと思ったんだが、本物なんだな。
何考えてんだろ

82 :ドクターゲロのほんのお遊び:04/10/22 21:41:02 ID:4+rO/a2T
 ドクターゲロは考えていた。誰もいない、秘密の研究所でひとり、考えていた。
孫悟空とその仲間達の成長力には空恐ろしいものがある。幾らこちらが、研究
研鑽を重ね、より強力な人造人間を作り上げていったところで、それが彼らを打
ち倒す保証などはありはしない。仕様からして、人造人間には余り度を過ぎた力
を与えることは出来ない。言うまでもなくそれは、何らかのアクシデントでこちら(
開発側)に牙を剥いてきた場合、対応する術がなくなること。そして、それを制御
するためのシステムを組み入れることによって、結果的に力が制限されるように
作られていること――
 そこで、彼はすっぱり諦めたのだ。もし、彼の回りに部下というものがあったとし
たら、いきなりの豹変振りに訝しげに見つめることになるだろう。なにせ、ドクター
ゲロは、世界屈指の天才科学者であり、また、それと同時に世界屈指のマッドサ
イエンティストでもあったのだから。多くの危険人物と同じように、彼もまた執着が
強い男であった。一度敵(研究なら目標)を設定すれば、その存在を消し潰すまで
は諦めることはしないタイプであり、事実、今までも何人もの自分に逆らう人物を暗
に始末してきた。それが、である。
 ゲロは、初めて『己の人生』を机に肘掛け、振り返っていた。止まることを知らず、
否――1度止まると、再び前と同じ速さで動き出すことが出来るか怖かったから、止
まらずに動き続けていたのだ。だが、気付けば世間ではもう初老といわれる年齢に
達し、いささか疲れた。一度、止まる時期に来たのかもしれない。今動いているプロ
ジェクト(無論、孫悟空抹殺も含めて)を全て投げ、自分の知的興味の赴くままに、し
ばらくのんべんだらりと生きてみるのも悪くはないかもしれない――


83 :ドクターゲロのほんのお遊び:04/10/22 21:41:40 ID:4+rO/a2T

 研究所のシステムの停止を始めたゲロの目に、消そうと思った偵察カメラの映像が、
あるひとりの人間を捉えた。汚い身なりで、頬に十字傷がある、相当に力を持っているが
孫などと比べると小粒感が否めない男――ヤムチャ。ゲロの明晰な頭脳に、宇宙からの
声が落ちてきた。想像は加速し、どんどんと進展する。さらに段々と肉感をもち始め、かた
ちが顕になってくる。あれをこうして、そしてこれをこう――ゲロは急に大声で笑い、これだ、
と呟いた。

 翌日――地球が一瞬の闇に包まれ、再び明るくなった時、人類は皆ヤムチャになっていた。
そう、ドクターゲロを除いて――ゲロは、再び研究所のシステムを復帰させ、偵察カメラを全機
起動させた。一機をオリジナルのヤムチャに、そして、他の偵察機は地球全体に満遍なく振り
分ける。そして、当のゲロは片手に淹れたてのブラック・コーヒーをもち、その香しい香りを楽し
みながら、ただ、ただ映像に見入るのみであった。何も手を加えるわけでなく、何も干渉すること
なく、ただ見ているだけ。それだけなのに、彼はとても愉しかった。昔から興味があったのだ。全
てが全く同一の人間をひとつの箱庭に結集させると、彼ら一人一人はどう行動するのか。興味が
あった。そして、それをただ実行した。そんな、子供に帰ったかのような自分が楽しく、今目の前に
ある、何かが起きそうなこの感じが、とても愉しみで仕方がなかったのだ。子供の頃、蟻の巣に大
量の水を流した時に似ているなと、ゲロは思った。ゲロは、少し冷めて飲み頃になったコーヒーを
軽く口に含み、のどに流したところで、溜まった息を外に放出した。

 これから我が眼前で展開されるは、混沌に満ちた世界の推移――そして、破滅。

84 :ドクターゲロのほんのお遊び:04/10/22 21:42:44 ID:4+rO/a2T
つーわけで始まりました。これからしばらく厄介になります。よろしくです。
バキスレの場合、本当はこの倍のボリュームで更新した方がいいんだろうけど、俺はあまり一杯書けないんで
こんなもんで勘弁して下さい。更新スピードも(多分)遅いです。1週間更新を目指したいトコだけど、実際
ここしばらくの激務から考えると2週に1更新が関の山かなあ……でも、やれるだけやって出来るだけ短く終らせます。

85 :ミドリ ◆5k4Bd86fvo :04/10/23 04:50:49 ID:Me+o1/gB
私立リリアン女学園。
明治34年創立のこの学園は、元は華族の令嬢のためにつくられたという伝統あるカトリック系のお嬢様学校である。
東京都下、緑の多く残るこの武蔵野の地で幼稚舎から大学までの一貫教育が受けられる乙女の園。
平成の今日でさえ、18年間通えば温室育ちの純粋培養お嬢様が箱入りで出荷される、という仕組みが未だ残って
いる貴重な学園である。

4月初旬。早朝。
高等部の背の高い校門をくぐり抜け校舎へと向かう小径は、本来ならば「ごきげんよう」という少女達の挨拶がこだ
ましているのだが、現在、人影は全く見あたらない。
――いや。一人、いる。
小さな池と茂みに囲まれた白いマリア様像の前。
新学年が始まる始業式を明日に控えた本日。
本年度の入学式に在校生の代表として出席するために登校した少女は、小雨の中、傘を差しながらもいつものように
マリア様像の前で手を合わせていた。
リリアン女学園高等部生徒会――通称“山百合会”――の幹部の一人。
今日から“紅薔薇さま(ロサ・キネンシス)”と呼ばれる高等部3年生、福沢祐巳。
ツインテールに結った髪をわずかに揺らしながら、祐巳はおもむろに顔を上げた。
キュっと唇を結び、数秒ほどマリア様と見つめ合う。
…かつて、彼女のお姉様がそうしていたように。
ふ、と表情を緩めた祐巳は、マリア様に向かってにこりと微笑んだ。
お気に入りの青い傘をくるりと回す。
祐巳はしっかりとした足取りで薔薇の館へと向かっていった。

86 :ミドリ ◆5k4Bd86fvo :04/10/23 04:51:29 ID:Me+o1/gB
高等部の生徒会室…通称“薔薇の館”へ着き、二階の会議室のビスケット扉を開くと、すでに一人の先客がいた。
白薔薇のつぼみ(ロサ・ギガンティア・アン・ブゥトン)・二条乃梨子。
市松人形を思わせる風貌の少女は、祐巳に微笑んだ。
「ごきげんよう。祐巳様。随分お早いのですね」
リリアン女学園の挨拶は「ごきげんよう」である。
「おはよう」も「こんにちは」も全てこれで済んでしまうのだから便利なものだ。
ちなみに、リリアンでは名字ではなく名前で呼ぶのが一般的。
同級生には名前プラス「さん」。
上級生には名前プラス「様」。
高等部からリリアンに入った乃梨子はこの習慣に慣れるのに時間がかかったようだったが、今ではすっかりリリアン
の生徒らしくなった。
「ごきげんよう、乃梨子ちゃん。なんだか早く目が覚めちゃって…緊張してるのかな」
苦笑する祐巳に、乃梨子は静かに笑顔を返した。
今日、入学式は祐巳が“紅薔薇さま”として新入生の前に立つ、いわばデビュー日なのだ。
乃梨子の入れてくれた紅茶のカップを両手に包み、祐巳は小さくため息をついた。

リリアン女学園高等部には、いくつかの独特な習慣がある。
“姉妹制度(スールシステム)”はその一つだ。
姉(グラン・スール)である先輩が妹(プティ・スール)である後輩を指導するという、清く正しい学園生活を送るための
自主運営システムであり、ロザリオの授受によって姉妹関係は成立する。
一人のお姉様に対して妹になれるのは一人きり。
つまり、ロザリオの授受…姉妹の契りを交わしたその二人は、個人的に深く結びついた関係だと周囲に認められる。
そして“山百合会”。
「紅薔薇さま(ロサ・キネンシス)」、「黄薔薇さま(ロサ・フェティダ)」、「白薔薇さま(ロサ・ギガンティア)」と
呼ばれる三人の幹部で構成される高等部の生徒会のことであり、「つぼみ(ブゥトン)」と呼ばれる薔薇さま達の妹達が
補佐を務めている。
祐巳は、前紅薔薇さまであったお姉様・小笠原祥子様の跡を継ぎ、本年度の紅薔薇さまとなったのだ。


87 :ミドリ ◆5k4Bd86fvo :04/10/23 04:53:39 ID:Me+o1/gB
「やっぱり、髪、下ろしてくれば良かったかなぁ」
ツインテールにしても肩よりも長くなった髪をいじりながら、祐巳は小さくつぶやいた。
…18歳にもなってこの髪型は、子供っぽい気がする。
お姉様のようなサラサラのロングヘアに憧れるけど、今朝は起きたときにはもう雨が降っていたのだ。
湿気を含むと言うことを聞かなくなる髪質を恨みながら、いつもの髪型にしてきたのだけれど。
“紅薔薇さま”としての威厳も何もないよなぁ…。
眉間にしわを寄せる祐巳に、乃梨子が言葉を発しようとしたとき、軽快に階段を上る足音が聞こえた。
勢いよくビスケット扉が開く。
「ごきげんよう!…って、お姉様!?」
早朝であることを感じさせないハイテンション。
今時古風な縦ロールをツインテールにした少女が、驚いた顔で祐巳を見た。
「ごきげんよう。瞳子」
祐巳は苦笑しながら、少女に椅子を勧めた。
「どうしたんですの?!随分お早くありません?」
祐巳の妹であり、本日から“紅薔薇のつぼみ(ロサ・キネンシス・アン・ブゥトン)”となった松平瞳子は、椅子に
腰掛けるやいなや祐巳に詰め寄った。
相変わらず勢いのある妹に、祐巳は思わず笑ってしまう。
「ちょっと緊張しちゃってたんだけど…。瞳子の顔見たら元気出た」
“天使の笑顔”と評判の大好きな姉の笑顔に、瞳子がわずかに頬を染める。
「…それは、よかったですこと」
わざとそっけない返事をするときは瞳子が照れている時なのだ。
それを知っている祐巳は、クスクスと笑い声をたてた。
その余裕の態度が何となく癪に障り、瞳子は祐巳に
「それよりもお姉様!お早く登校されるのなら一言教えてくださいませんと!瞳子にも妹としての立場があるのですから!」
しかめっつらを作って文句を言う。
「そうだね」
更にクスクス笑いながら返す祐巳に、ますますムキになった瞳子が詰め寄っていく。

88 :ミドリ ◆5k4Bd86fvo :04/10/23 04:54:38 ID:Me+o1/gB
相変わらずの紅薔薇姉妹を眺めながら、乃梨子は微笑んだ。
「ごきげんよう」
ビスケット扉が開き、次に現れたのは“白薔薇さま(ロサ・ギガンティア)”・藤堂志摩子だった。
「ごきげんよう。白薔薇さま」
「ごきげんよう。お姉様」
乃梨子が立ち上がって姉を迎える。
妹に向かってにっこりと微笑んだ志摩子は、室内を見渡した。
「後、来ていないのは由乃さんだけなのね」
優雅な動作で腰掛け、紅茶を入れてくれた妹にお礼を言った志摩子は、祐巳にそう確認した。
「うん。…『あっと驚くようなこと』ってなんだろうね」
今月の初め、入学式の準備のために山百合会のメンバーが集まったとき、“黄薔薇さま(ロサ・フェティダ)”・
島津由乃は皆に向かって「次に会うときに、『あっと驚くようなこと』をするから楽しみにしていて」と宣言した
のだ。
「…いきなり、妹を紹介されたりして」
由乃には、未だに妹がいない。
妹を作ろうと努力していた時期もあったようだが、結局は由乃のお姉様であり実の従兄弟でもある支倉令様がご卒業
されても妹は出来ず、現在の所、由乃は独り身なのである。
「そうだったら、嬉しいのだけれど」
静かにカップに口を付けながら、志摩子が祐巳に答えた。
「由乃様がいらっしゃったようです」
薔薇の館のドアが開く音を聞きつけた乃梨子が、二人の上級生に教えた。
タッタッタッと軽快な足音が階段を昇ってくる。
二年前まで病弱な体に苦しんでいたとは思えないくらい、由乃は元気になった。
足音がビスケット扉の前で止まる。
室内にいるメンバーは、思わず固唾をのんでゆっくりと開く扉を見つめた。

89 :ミドリ ◆5k4Bd86fvo :04/10/23 04:56:31 ID:Me+o1/gB
「ごきげんよう!皆様」
ジャーンという効果音付きで現れた由乃に、全員が息を呑んだ。
「由乃…!髪…!」
驚きの余り立ち上がった祐巳が、由乃に近づき、彼女の首筋に触れる。
いつもおさげに結われていた腰まであった由乃の髪は、ばっさりとショートカットにされていた。
前黄薔薇さま・令様を彷彿とさせるその髪型は、まるであつらえたように由乃に似合っている。
「随分、思い切られましたね…由乃様…」
普段あまり表情を崩すことのない乃梨子までが、驚いて由乃を見やる。
「ふふふ。いつかやりたいと思っていたのよ」
メンバーが思惑通りに驚いたことに気をよくした由乃は、にやりと笑った。
得意そうなその笑顔が、令様を挟んで由乃とライバル関係にあった令様のお姉様・鳥居江利子様を思い出させて、
祐巳は思わず笑ってしまった。

90 :ミドリ ◆5k4Bd86fvo :04/10/23 04:57:03 ID:Me+o1/gB



薔薇の館から、全員で第一体育館へと向かう途中。
祐巳は、ふと中庭に目をやった。
雨はすっかりあがり、春らしい暖かい日差しが差し込んできている。
花弁を舞わせる桜の木の下に、祐巳は一人の少女の姿を見つけた。
桜を見つめながら亜麻色の髪をなびかせている。
花弁が祝福するように彼女を取り巻きながら舞い踊る。
そして何より。
そこの空間だけを違う空気にしてしまっているその存在感がこの世のものとは思えなくて、祐巳は思わず息をのんだ。
無意識に足を止めていた祐巳に、瞳子が声をかけた。
「どうされたんですの?お姉様」
「あそこに…」
「まぁ!虹!」
祐巳が一瞬目を離した隙に、その少女は影も形も見えなくなっていた。
変わりに現れたのは。
「綺麗…」
桜の木の上にかかる、見事な七色のアーチ。
瞳子の声に全員が足を止め、しばし虹を眺める。
(虹の精だったのかな…なんて)
本当に虹の精だったら、リリアンの制服を着ているわけがないのだけれど。



91 :輪廻転生15:04/10/23 05:02:13 ID:Q165eUp/
↑イタリアにあった。
吉良吉影にスタンドを爆破された直後、奇跡的に肉片が無傷で残っていたのだ。今のヤムチャは再生能力のある不老不死の能力を持っている。
すなわち、無傷の肉体の破片すらあれば即座に再生できる。つまり肉片になってもヤムチャは意識があるということになる。彼は肉片の状態のまま、とあるマフィアの組員のそばにいた。
その組員は周りの空気を冷却し、絶対零度まで下げることができる特殊能力を持っていた。
 シアーハートアタックは温度が高いモノに向かっていき、爆破する。昔見た映画であった。サーモグラフィーの視覚を持つエイリアンが地球に襲来、とある軍隊のチームが何人もの犠牲を出しながらこれを撃退、地球は救われたという話だ。
近い内に「エイリアンVSプレデター」が上映されるという噂は聞いたことがある。
 彼の体に触れれば彼の能力はコピーできる。だが彼の能力が発動している内は駄目だ。再生能力を持つ不老不死といえども冷凍されれば細胞が死滅するからだ。

92 :輪廻転生16:04/10/23 05:15:32 ID:Q165eUp/
マフィア、「パッショーネ」の幹部、リゼット・ネェロは何人かの部下をもっていた。
その中には彼のボスが下衆だと思うような人物もいたが。今日新しく入った新入りは回りを凍らせる能力をもっているらしい。
最初の仕事は簡単だったが、そろそろ彼にもランクCの任務を任せてみようという時期になった。内容は対立組織のアジトの特定だ。
最近は目立った行動はしていないが、実力があるのでいままで警戒してきたのだが、最近とある女がスパイ容疑を賭けられたのだ。
女の名はブラ。特徴は赤いキャミソールに赤いミニスカート、赤いブーツらしい。彼を尾行していたヤムチャはどこの世界にも似たような人間が
いるものなのだなと思った。
 男は発信機を受け取ると、女を捜した。そして通りで見つけるとすれ違い様に彼女の服に発信機をつけた。後はこれをたどっていけばいい。

93 :作者の都合により名無しです:04/10/23 07:26:57 ID:k/bqYAj/
>ドクターゲロのほんのお遊び
新連載乙。ご自分のペースでいいと思いますよ。
ゲロが世界崩壊を望む話ですかな。18号は出るのかな?
>ミドリ氏
「マリア様がみてる」かw最初バキスレにそぐわないので
何かと思った。由乃が優雅に髪を切り、虹の精で締めか。
男臭いバキスレでこんなのが読めるとは思わなかった。続くのかな?
>輪廻転生
表題の輪廻転生はブラの転生を表しているのかな。
うーん、更新回数多いのは嬉しいが、出来れば毎日でなくともいいから
4、5レス位まとめてうぷして欲しいのだけど。青竜刀さん?

94 :輪廻転生16:04/10/23 08:26:36 ID:Q165eUp/
女は人気のない道を通っていく。そして彼女はとある港の倉庫の中に入っていった。
尾行していた男もその中に入っていく。足音をたてずに、コンテナにそって移動する。が、突然男は股間に奇妙な感覚を覚えた。
無機質な手で触れているという感覚。愛撫というよりマッサージに近かったが。股間のマッサージなんて聞いたことはないが。
「かかったわね。だいぶ前から気づいていたのよ。これが私のスタンド、「MOONLIT LOVERS」人間のツボを押して快感を与えるスタンドなの。私は生まれは中国だから人体の構造を知っているわ。
知ってる?東洋医学では西洋医学と違って人間の体を切り離せない一つの固体として認めるの。西洋医学の薬に頼る方法とは違うの。瀕死のツボなんてモノは存在しないから。」
男は快感が徐々に強くなってきているのを感じていた。
「君は・・・スパイなのか?」「違うわ。味方よ。私の任務はライバル組織の情報収集だから。たぶん、あいつらの車に乗った所を見て誤解した人がいるのね。ま、今回は特別にサービスしといてあげるわ。」
彼女のスタンドが男のズボンを下げる。もちろん下着もだ。むき出しになった性器をスタンドが愛撫を加える。亀頭から玉袋、そして尿道。あらゆる所にやさしい愛撫が加えられた。最後に、彼女は男のチンポに
キスをするとその場から出てった。

95 :輪廻転生17:04/10/23 08:40:44 ID:Q165eUp/
男は快感の果てに射精していた。ヤムチャは再生能力で肉片から自分の体を再生した後、作業員になりすまし、
男へと歩み寄った。ヤムチャにとってそれは非常に不快感を催す行動だったが。そしてヤムチャは男を助け起こし無事を確認すると
瞬間移動で丈助達のいる杜王町へと戻った。

時間は前後するが丈助達はキラを追いかけて辻あやの所までたどり着いていた。
ドアを開けると一人の男がいすに座った状態で死んでおり、辻あやも仰向けに倒れていた。キラは顔と指紋を一人の男と交換したらしい。
直後、辻あやは爆死、キラは丈助達から逃げ切った。

丈助は言った。「俺、ヤムチャさんから手紙でよ。「駅で探せ」って言われたんだ。」
「恐らく駅が一番人が利用する所だからだ。写真を撮って写った人間を片っ端から調べるしかないな。」
承太郎が納得した感じで言った。
 
 その後、丈助達はスタンド使いとなったキラの父親の幽霊と遭遇。大ピンチに陥るがこれを撃退。が、逃げられてしまう。
そして鉄塔の上に住んでいたスタンド使いの男から康一が別のスタンド使いによって始末されたという事を聞き、
嗅覚が並みの人間の数億倍の「ハイウェイスター」
を使う男に頼んで、康一の居場所を突き止めようとした。

96 :作者の都合により名無しです:04/10/23 10:24:53 ID:Fe9wGqGr
バキスレは今カンブリア紀だな。
ろくに感想も挟まれずに作品が連続するなんて今まで無かったんじゃないかな。

97 :作者の都合により名無しです:04/10/23 10:58:53 ID:o7Z8d/5U
新人さん大豊作だな。ベテラン職人さんたちも頑張れ!
・スチールボールラン
錬金術対鉄人かよ!いよいよ無国籍染みてきたな。でも果たして収拾つくのかなw
・アナスイの奇妙
徐倫視点の書き方が新鮮で良かった。どう2人が近付いて、恋愛物になっていくか。
・のび太と大ローマ
細かい薀蓄もはさんで、いよいよローマ時代へGOだな!大冒険の始まりだ。楽しみ。
ドクターゲロのほんのお遊び
意外と優雅なゲロの風景だな。ここから殺戮が生まれていくのか。新連載頑張れ。
・ミドリ(氏)
まさか「マリみて」とはwこのスレにそぐわない上品さが漂ってるwこれ続くのかな?
・輪廻転生
内容は結構好きだけど、ほんの少しだけ投下時に気を配って欲しいな。もう少し纏めるとか。

新人さんたちが豊作なのはいいけど、バレさんやふらーりさんは大変だろうなw


98 :ミドリ ◆5k4Bd86fvo :04/10/23 11:21:31 ID:Me+o1/gB
――朝。
リリアン女学園の校門の前に黒塗りの高級車が並ぶのは、そう珍しい光景ではない。
程度の差はあれ、お嬢様が通う学校である。
だが、入学式から3日。
珍しくない光景は今年は珍しい光景に変わっていた。
バスを降りた祐巳の視界に最初に入ったのは、黒塗りの大きな車だった。
それ自体は珍しくはないのだが、その車から降りた人物に、祐巳は目を奪われた。
180pは超していると思われる高い背に長い金髪。
見たこともないほどに整った顔。
(…男の人、だよね?)
あまりにも整いすぎていて、性別の判断がしづらい。
その高い背や体格から男の人だと思うのだけれど…。
その人を遠巻きに見つめながら頬を染めている女生徒は一人や二人ではない。
そんな周囲の視線を全く気にせず、その人物は、優雅な動作で後部座席のドアを開いた。
手を取られ車から降り立ったのは、これまた見たこともないような美少女だった。
祥子様を初めとして美人は見慣れていたはずの祐巳ですら、一瞬にして視線を釘付けにされてしまう。
亜麻色の髪に、くっきりとした顔立ち。
意志の強そうな大きな瞳は幸せそうに輝いている。
そして何よりも、周囲の視線を引きつけて放さない圧倒的な存在感。
手を取る彼の人に微笑みかける様は、まるで一枚の絵画のようであった。
(…車から校舎まで、赤い絨毯がひかれていそう…)
祐巳が至って庶民的な感想を持ったとき、
「あれが城戸沙織か」
感心したような声が背後から聞こえ、祐巳は驚いて振り返った。
「ごきげんよう。祐巳…じゃなかった。“紅薔薇さま”」
そこには遠慮なく“絵画”を見つめたままの由乃がいた。

99 :ミドリ ◆5k4Bd86fvo :04/10/23 11:22:16 ID:Me+o1/gB
「ごきげんよう。……“黄薔薇さま”」
“紅薔薇さま”。
“黄薔薇さま”。
お互いをそう呼ぶのは、妙に気恥ずかしい気がする。
この呼び名はつい一ヶ月ほど前まで自分たちのお姉様のものだったのだ。
なんだか自分の事じゃないようで、まだ“紅薔薇さま”と呼ばれるのに慣れていない。
“三薔薇さま”の残りの一人、志摩子さんはお姉様である佐藤聖様が二学年上だったために、昨年から“白薔薇さま”と
呼ばれているから違和感はないのだけど…。
気恥ずかしさを誤魔化すように、祐巳は由乃に話しかけた。
「城戸沙織ってあの…」
「そう。あのグラード財団の若き総帥。まぁ、日本一の金持ち少女ね」
グラード財団。
祐巳ですらその名を知っている。
たしか、あらゆる事業に手を出している世界屈指の財団だったはずだ。
その総帥である少女がリリアン女学園に入学するという噂は聞いていたけど…。
「へぇ…彼女が…」
大金持ちな上に、控えめに描写しても類を見ない程の美少女。
天は二物を与えるものなんだなぁ…。
祐巳が視線を戻したとき、城戸沙織はすでにその場にはいなかった。
もう校門をくぐってしまったのだろう。
新米の薔薇さま二人に挨拶をする下級生達に笑顔を向けながら、祐巳と由乃は並んで歩き出した。
「なんて言うか…空気が違うって言うか、目立つわよね。彼女」
「そうだね。すごい綺麗な子だね」
「見た目はね。でも中身はものすんっごいかもしれないわよ〜。何せ、お付きの女の子が一緒に転校してくるくらいだし」
ひとりでうんうんと頷く由乃に苦笑し、祐巳はマリア様像の前で足を止めた。
いつものように、手を合わせる。
(…マリア様。今日も、みんなにとって幸せな一日でありますように)
お祈りを終え再び歩き出した祐巳に、由乃が会話を再開する。
「そのお付きの子って、瞳子ちゃんと同じクラスなんでしょう?」
「そうらしいよ。瞳子が騒いでた」
始業式の後、薔薇の館で会った妹の騒ぎっぷりを思いだした祐巳は苦笑した。

100 :ミドリ ◆5k4Bd86fvo :04/10/23 11:22:54 ID:Me+o1/gB
『お姉様!聞いてください!!』
薔薇の館に飛び込んで来るなり挨拶を省略しそう叫んだ妹に、祐巳は驚いて思わず持っていたカップを落としそうになった。
『瞳子、こんな屈辱を受けたのは初めてです!』
涙を目にためながらそう言う瞳子に、とりあえず椅子を勧める。
『一体どうしたの?』
感情の上下運動が激しい妹をなだめ、祐巳は話を促した。
瞳子の話によると、同じクラスに転入生が来たのだそうだ。
しかも金髪の外人さん。
リリアン女学園は、基本的に転入を認めていない。
何かよほどの事情があるのだろう。
好奇心を抑えられなかった瞳子は、臆することなく彼女に話しかけた。
『ごきげんよう、ジュネさん。私は瞳子といいます。少しお話ししたいのだけれどいいかしら?』
笑顔の瞳子と、興味深げに成り行きを見守るクラスメイトとは対照的に、彼女は無表情で即答したそうだ。
『お断りします』
と。
あっけに取られる瞳子と周囲を尻目に、彼女はさっさと教室を去っていったという。
そのジュネさんが城戸沙織の“お付きの人”だということは、“紅薔薇のつぼみ”が無下に扱われたという情報と
共にその日のうちに高等部中に知れ渡った。
そこまでを一気に語り終えた瞳子は、おもむろに椅子から立ち上がった。
『…このままでは終わらせませんわ!!』
握り拳を振り上げ、瞳子は高らかに宣言した。
『瞳子は必ず、彼女と仲良くなってみせます!!』

101 :ミドリ ◆5k4Bd86fvo :04/10/23 11:26:27 ID:Me+o1/gB

「…ものすっごく、瞳子ちゃんらしいね」
「ほんとに…。あのパワーはどこから来るんだろうなぁ」
ちょうど一年前にはその勢いで、人付き合いの良くなかった乃梨子とちゃっかり友達になったのだ。
我が妹ながら、本当に感心させられる。
「お姉様としては心配?」
茶化すような由乃の声に、祐巳はすました声を作って答えた。
「全然。瞳子を信じてるもん」
「…姉の貫禄ね」
「由乃も妹を持てばわかるよ」
今度は作り声ではなくて本音の声。
『妹は支えなの』
祐巳がまだ一年生の時、祥子様のお姉様・水野蓉子様はそう教えてくれた。
『だから、あなたはそのままでいなさい』と。
その言葉の意味が、今ならよくわかる。
変わらずに自分を信じてくれる妹がいるから、自分はこうして真っ直ぐ立っていられるのだ。
彼女をとても愛しいと思う。守りたいと思う。
その気持ちが、自分を強くするのだ。
瞳子という妹を迎えたことで、祐巳は自分が以前よりも成長したと思えるようになった。
できれば、親友といえる由乃にも、この幸せを味わって欲しい。
祐巳のそんな思いは由乃にはとっくに伝わっていると思う。
「…そうね」
そう返事をした由乃の声は、本音の声だったから。




102 :ミドリ ◆5k4Bd86fvo :04/10/23 11:27:44 ID:Me+o1/gB
3年松組の教室の前で由乃と別れた祐巳は、窓際最前列の自分の席に腰掛けた。
去年同じクラスだった由乃とも、一年生の時に同じクラスだった志摩子さんとも今年は離れてしまった。
祐巳は松組。
由乃は椿組。
志摩子さんは桃組で。
ちなみに薔薇さま3人とは対照的に、つぼみの2人は去年に続いて今年も同じ菊組だそうだ。
「ごきげんよう、祐巳さん…じゃなくて“紅薔薇さま”」
祐巳の前の席に座っている眼鏡の少女が、カメラのファインダー越しに祐巳に笑いかけた。
「ごきげんよう、蔦子さん」
今年めでたく写真部長となった武嶋蔦子さん。
祐巳とは高等部3年間同じクラスとなった。
写真好きが高じて盗撮まがいのことをすることもあるけれど、祐巳が困っているときに冷静なアドバイスをくれる大切な友人だ。
「祐巳さ…紅薔薇さまとまた同じクラスだなんて、ついてるわ」
そう言いながらシャッターを切る蔦子さんに、祐巳は苦笑を返した。
「“祐巳さん”でいいよ。…紅薔薇さまって呼ばれるの、慣れないし」
「まぁ、まだそうかもね。でもだったら余計に“紅薔薇さま”って周囲から呼ばれた方が早く慣れるんじゃない?」
「……それはそうなんだけど」
蔦子さんの言うことは正論なのだけれど。
でも…なんとなく、「慣れない」というよりは「あまりそう呼ばないで欲しい」と思ってしまうのだ。
眉間に皺を寄せおなじみの百面相を始めた祐巳に、蔦子さんはやっと顔からカメラを離した。
「ねぇ、祐巳さん見た?例の“城戸沙織”」
さりげなく話題を変えてくれたのだろう。
あまり楽しくなかった思考を中断され、祐巳は少しほっとしながら答えた。
「さっき初めて見た。すっごい美少女で驚いた」
そう。
多分、誰もが一度見たら忘れられないと思うほどに、圧倒的に美しい少女だった。

103 :ミドリ ◆5k4Bd86fvo :04/10/23 11:33:50 ID:Me+o1/gB
「写真が撮れないのよ」
今度は蔦子さんの眉間に皺が寄った。
「登下校の時やお昼休みを狙って撮りに行くんだけど…いつも一瞬目を離した隙にいなくなっちゃうのよね」
…相変わらず、自分の時間のほとんどを写真に使っているんだ。蔦子さん。
「一瞬の隙に…ねぇ…あっ」
そういえば、入学式の日に見た虹と入れ替えに消えた少女。
彼女も、祐巳が一瞬目を離した隙にいなくなってしまっていた。
もしかしてあの少女は城戸沙織だったのだろうか?
「どうかしたの?祐巳さん」
「…ううん。たいしたことじゃない」
「ふぅん?あ、そういえば、城戸沙織のお付きの女の子って祐巳さんの妹と同じクラスなんでしょ?どうなったの?」
やはり、情報通の蔦子さんの耳にはすでに例の噂は届いていたようだ。
「まだ仲良くなってないみたい」
『仲良くなってみせる』と宣言したときの瞳子の気合いを思い出し、顔が自然に笑顔になる。
…瞳子を思い出すだけで、優しい気持ちになれる。
ずっと『お姉様はすごい』と思ってきたけれど、妹も凄い。
その場にいなくてもお姉様を幸せに出来てしまうのだから。
そういえば、蔦子さんも由乃同様妹がいない。
結局お姉様もいないまま三年生になってしまったし、一年生の時に宣言した通り三年間独身で通す気なんだろうか。
「…蔦子さん、やっぱり妹は作らないの?」
蔦子さんが何かを言いかけた時に丁度先生が教室に入ってきてしまったので、祐巳は結局蔦子さんの答えを聞きそびれてしまった。




104 :作者の都合により名無しです:04/10/23 11:41:10 ID:NdlbDcOy
すげー状況だな

105 :作者の都合により名無しです:04/10/23 12:51:13 ID:rFq1kaAG
盛況なのはいいが…いや、何も言うまい。

106 :作者の都合により名無しです:04/10/23 12:53:12 ID:fUFmJVKW
マリア様連載だったのか!しかし聖矢もミックスですかw
出来ればタイトルをつけてくれるとありがたいんですが。
作者氏は女性でしょうか?ごきげんよう。
でも読んでて少しゾゾ気が走ったw良い意味でですよ。
バトル物とかにならずに、この路線突き進んでほしいな。

しかし新人さんたちすごいペースですね。
特に新連載のミドリさんとドクターゲロ作者氏には頑張って欲しい。
もちろん、このスレ自慢の猛者職人の方々もです。
俺は肉スレ住人だったので、特にユル氏とうみにん氏に頑張って欲しいな。



107 :作者の都合により名無しです:04/10/23 13:29:35 ID:Fe9wGqGr
>>105
言っちまいな

108 :作者の都合により名無しです:04/10/23 14:28:15 ID:rFq1kaAG
久々に逝くぜ!
サマサ!サマサ!サマサ!

109 :作者の都合により名無しです:04/10/23 14:53:40 ID:QKrJUH40
マリみて・・・ってw
いよいよもってナンデモアリになってきたな、このスレ

110 :ミドリ ◆5k4Bd86fvo :04/10/23 15:20:01 ID:II8vB6JH
呼んでくださった方、ありがとうございます。
タイトルは「虹のかなた」で。
板違いかとも思いましたが星矢とのクロスオーバーですのでこちらで連載させて
いただきます。
それではごきげんよう。

111 :ミドリ ◆5k4Bd86fvo :04/10/23 15:26:39 ID:II8vB6JH
↑呼んで ×
 読んで ○
です。
無駄なレス消費申し訳ありません。

112 :作者の都合により名無しです:04/10/23 18:19:02 ID:YliBO+d1
マリア様意外と好きだ。原作の中身まったく知らないけど。
なんとなく上品な感じがいい。清純なのにどこかエッチぽいな。
作者のミドリ氏が女性なら、俺は断固支持をする!

ドクターゲロのほんのお遊びもいいな。
ゲロが下界を見下ろしている様とかがいい。まだ内容的には
なんともいえないけど(始まったばかりなので)がんがれ。

サマサさんの神界大活劇の元ネタの漫画本読んだ。(シャッフル)
絵柄が可愛かった。内容は果てしなく薄かったが。
だけどその分、サマサさんの神界が面白くなりそうだからいいか。


113 :ドクターゲロのほんのお遊び:04/10/23 18:50:41 ID:S7wTznv4
 今日もまた陽が昇り、世界は、時差があるもののどこも平等に朝がやって来る。
そんないつもの朝、ただひとつだけ昨日と違うこと。それは――

「あンたー、ゴミ出してきてよ!」
「えー、では、今日は18ページから……」
「この書類は昨日のうちに準備しとけっつったろボケがァ!!」
「マリコ、愛してるよ、マリコ」
「『今日の天気です。今日は朝から関東一帯を温帯低気圧が囲み――』」

 全ての人間がヤムチャである、ということ。



114 :ドクターゲロのほんのお遊び:04/10/23 18:51:21 ID:S7wTznv4

 ゲロは睡眠をとっていなかった。もっとも、彼にとってはさほど珍しいことではない。
彼は何か打ち込む対象が出来た時、集中力が極限にまで達し、寝る事を『忘れて』
しまうのだ。ある部下がタブロイド紙で語ったところによると、「博士は、ある格闘家の
対策を立てていた際、最長で186時間起きておられたことがある」らしい。つまり、今
は彼が『打ち込んでいる』状態にある、ということだ。恐らく、今後しばらく彼が睡眠を
とることはないだろうし、早期に睡眠をとった時は、その対象に対する興味が失せた
ときではないかと考えられる。彼は徹底的にシビアな人間なのだ。今、ゲロの視線を
一身に浴びているのは、3番カメラの送るヤムチャ達の映像。どうやら早速動きがあ
ったらしい。
 
 「お前ら、道を開けろ!」
 あるヤムチャがそう言った「何を言う、お前らが開けるのが道理だろ」と別のヤム
チャが言った「そうだぞ、お前らの方がヤムチャが1人多いじゃないか」また別のヤム
チャが言った「多いほうが譲るのが常識だぞ!」とまた別の――
 多ヤムチャ同士の諍いは、自然と闘いに発展する。私の見たところ、そうなったのはただ
単に論戦で決着をつけるおつむがなかったからと思われる。50ヤムチャVS49ヤムチャ。
せっかく多人数同士の闘いであり、ちょっと頭を使うキャラがいたほうが闘いが面白くなると
いうものだが、残念ながら全員がヤムチャではその路線は望むべくもない。せめて、1人を
何人かで集中攻撃するといった工夫をすればいいものを、何故か全員、タイマンを張ってい
る。1人取り残された相手のいないヤムチャは、大きな岩に座ってただぼうっと空を眺めてい
るのみであった。3番カメラは、その光景を冷徹に、客観に私に送ってくるのだ。だからこそ機
械はいい。機械は大好きだ。機械は人間に干渉しない、意見しない。人間に関わろうとする機
械など、神である私に駆逐されるべき愚物だ。私は機械を愛すが、人間に関わろうとすること
だけは許さない――久しぶりに頭が空いたものだから、うっかりこんな研究に関わらないことを
考えてしまった。引き続きヤムチャウォッチを継続しよう。

115 :ドクターゲロのほんのお遊び:04/10/23 18:59:45 ID:S7wTznv4
「更新は週イチ」とか言っといて連日の更新ですよ、と。
結局のところ、気分によっては体が疲れててもなんとなく書き始めるということですね。
よく分かりました。

>>93
親切な方だ……18号は今のところ出る予定ないです。

>>97
ギャグとシリアスのごった煮になるかもしれません。

>>112
ゲロは原作でかなり不遇なキャラでした。おいしい設定なのに、典型的な子悪党のテンプレ
キャラにさせられてしまっていました。勿体無いんで広げさせてもらいます。

では。

116 :作者の都合により名無しです:04/10/23 19:47:59 ID:sVGDkdf0
いろんな意味で凄いことになってるスレだな。
職人さんたち頑張れ。

117 :輪廻転生18:04/10/23 20:50:13 ID:Q165eUp/
丈助は「ハイウェイ・スター」を使う男と一緒に歩いていた。突如、彼の目の前に降ってわいた様に彼の母親が現れた。
丈助は激怒した。マザコンというわけではないが、母親に手を出されたのだ。そして、彼の目の前に「エニグマの少年」と名乗る少年が現れた。
少年は紙を開いてラーメンや車を出して見せた。どうやら彼は物を本にする事ができるらしい。「そして、人を紙にして保存する場合はそいつが「恐怖」を感じた時にみせる表情を
理解できればいい。」心理戦が始まった。
丈助は奮闘するものの相手の作戦にはまり、紙にされてしまう。残ったのは「ハイウェィスター」を使う男だけだった。
「さらばだ。」エニグマの少年はタクシーを出すと、そのまま逃走しようとした。が、タクシーが動かない。エンストしたわけでもないし、タイヤがパンクしたわけでもない。運転手もきちんと
アクセルを踏み込んでいるし、エンジンもかかっている。何故だ。後ろを振り返った瞬間、彼は信じられないものを見た。

118 :作者の都合により名無しです:04/10/23 20:52:25 ID:k/bqYAj/
会津に住んでるけど地震で揺れて怖かった。
新潟県近隣に住んでいる、このスレの職人&住民さんは大丈夫だろうか。

あと新人職人さんが元気なのは喜ばしいけど、ベテラン職人さんたちも
負けずに頑張って欲しいいなー。

119 :ドラえもん のび太の神界大活劇 106:04/10/23 21:21:53 ID:qwnfV4on
>13から

アザミと三人の戦いは、既に五分が経過しようとしていた。並の相手ならばとてもではないが電光丸を持った三人が
相手では太刀打ちすることはできない―――しかし。
アザミは三本の電光丸を一本の棍だけであっさりと凌いでおきながら、汗一つかいていない。
逆にのび太たち三人のほうが翻弄され、息も絶え絶え、という有様だった。
「ちょ、ちょっとまずいよ、ドラえもん!このままじゃ・・・」
スネ夫の焦った声にドラえもんは頷き、ポケットに手を入れ―――ようとしたところで。
「―――させませんよ」
アザミの声と共にドラえもんの足元に爆音が響き、ドラえもんは思わずのけぞった。
足元を見るとそこには小さな穴ができていた。一同はゴクリ、と唾を飲み込む。
こんなことが、出来るはずがないのだ―――電光丸三本を相手にしつつ、こちらの動向を牽制する―――
それは文字通りの神業だった。
「これじゃあ手出しは無理だね・・・ここは三人になんとかしてもらうしかないな」
魔王は苦い顔で呟き、戦いを静観する。ドラえもんたちも祈るような気持ちで三人を見守るしかなかった。
しかし―――勝機はついに訪れた。アザミの動きが一瞬乱れて、隙ができた。
電光丸に内蔵されているレーダーはそこを見逃すような甘いものではない。
「もらった!」
のび太たちの気勢に満ちた声とともに、三本の電光丸がアザミを襲う。その動きは、まさしく電光のごとき!
だが―――アザミは。
「やはり隙を突いてきますか・・・」
一瞬で後ろに飛びのき、電光丸は空を切る。
「ならばわざと打ち込ませて、そこを薙ぐだけですけどね」
棍が閃き、三本の電光丸は空中に弾かれた。呆然とした三人を、アザミは容赦なく打ち据える。
「うわあああーーーっ!」
絶叫を上げてのび太たちはアザミの前に倒れ伏した。アザミは勝ち誇ることもせず、淡々と答えた。
「隙を突くだけの動きしか出来ないおもちゃ・・・そんなものに頼った結果がこれですよ。所詮、人間の作った物など
これが限界―――さあ、絶望したところで、死になさい」
アザミは棍を振り上げた。

120 :ドラえもん のび太の神界大活劇 107:04/10/23 21:22:29 ID:qwnfV4on
「みんな!」
しずかは皆の制止を振り払って三人の元へと駆け寄った。そんな彼女にもアザミは棍を突き付ける。
だがしずかは恐怖を振り払い、アザミの目を気丈に睨み返した。そして問い掛けた。
「どうして―――なんでこんな酷いことをするの!?」
「酷いこと・・・?馬鹿なことを言うものです。わざわざ私の邪魔をしなければ、こんな痛い思いも怖い思いも
しなくていいのに、しゃしゃり出てきたのはあなたたちですよ」
「だからって―――人間界が征服されるのを、黙って見てろっていうの!?・・・なんであなたたちは、そんな恐ろしいことをするの?」
しずかの問いにアザミは一瞬だけ、顔を曇らせる。まるで―――今にも泣きそうな顔だった。
だがそれは一瞬。すぐに冷徹な顔に戻り、問い掛けに答える。
「―――人間を滅ぼしたいんですよ、私は」
アザミはまるで感情を感じさせない口調で言った。
「人間という人間全て―――老若男女容赦無しに、根こそぎにしたいんです。人間を殺して殺して殺して殺して
殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺し尽くす―――それが私の目的です」
すうっと、彼女は棍を構え直した。
「あなたも―――殺してあげましょう」
だがそこに、三人の少年が立ち上がる。
「や・・・やめろお!しずかちゃんに手を出すな!」
のび太とジャイアン、そして稟は痛みと恐怖を堪えて、アザミの前に立ちふさがる。
それだけではない、ドラえもんたちも全員、アザミの前に立ちはだかったのだ。
「ああ・・・素晴らしいですね、あなたたちは。自分はどうなってもいいから何かを守りたい。そういうことですか?残念です、
あなたたちが人間でさえなければ―――私はあなたたちを好きになっていたかもしれませんね。
まあ、人間じゃない者もいくらか混じっていますけど」
アザミはくっくっと笑い―――
「そんなに死にたいなら、お逝きなさい」
アザミは棍を振り上げた―――ところで。
「おらああああああっっっ!!」
烈火の如き気合とともに、何者かが乱入し―――アザミに蹴りかかる。
さすがのアザミも完全には見切れず、その場から大きく飛びのく。突然の乱入者―――その正体は。
「やあ・・・神ちゃん。いい所を持ってかれちゃったね」
「まー坊か・・・。お互い元気一杯とは言えねえみたいだが、無事で何よりだな」
神王が不敵な笑いとともに、立っていた。

121 :ドラえもん のび太の神界大活劇 108:04/10/23 21:23:08 ID:qwnfV4on
「おっちゃん!無事だったのか!」
ジャイアンが痛みを忘れて神王に駆け寄る。神王はジャイアンににやりと笑ってみせる。
「当然だろ。ちっとはてこずらせてくれたが、あの程度なら俺の敵じゃあねえさ。ドラ助に借りたこいつの
おかげでもあったがな」
そう言って神王はスーパー手袋をひらひらさせた。
「それにしてもお前らも相当ボロボロだな・・・。ガキのくせに、ちぃと頑張り過ぎだぜ。
後は―――俺に任せておけ」
そして神王はアザミに向き直る。
「さて―――俺のダチを随分いたぶってくれたみてえだが、覚悟は出来てんだろうな?」
「ふう・・・いいところで邪魔をしてくれるじゃないですか、神王様?ぐだぐだ言ってないで、その手で
かかってきてはいかがです?来ないなら―――私はあなたを殺しますよ」
アザミは余裕の態度を取りながらも、顔にはいくらかの緊張を浮かべている。そして棍を振りかざし、神王に向かう。
神王はそれを避けずに腕で受け止め、そのままアザミの腹に当身を叩き込む。アザミは間一髪で身をかわし、棍を翻して
神王の足を払った。避けきれずに床に手をついた神王の側頭部に強烈な一撃が叩き込まれる。そして連撃で神王を叩き伏せようと
次々に棍を撃ち込むが、神王は紙一重でそれを避けながら、最後の一撃を掴み取り、アザミごと力ずくで投げ飛ばした。
アザミは空中で体勢を整え、床に叩きつけられるのは防いだが、顔にいくらかの戦慄を浮かべている。
のび太たちはその一瞬の攻防をほうけたように見守ることしか出来なかった。
「さすがはさすが―――神界史上もっとも蛮勇な王と言われるだけはありますね」
「おいおい、この平和主義者を捕まえて、蛮勇はねえだろ?」
平和の方がびっくりするような発言だったが、それに突っ込むほど余裕のある者は残念なことにいなかった。
そしてアザミは―――くるりと神王たちに背を向ける。
「おい―――何をする気だ!」
「逃げる気ですよ」
神王の問いにアザミは堂々と答えた。これにはさすがの神王も虚を突かれたようだった。
「逃げる―――だと?」
「はい。ここで決着を付けてしまってもいいのですが・・・そこにいる皆さんに加え、あなたまで相手にしては、
私が少々不利であることは否めません。私としてはここで無理をする必要はありませんから、逃げるという判断が妥当でしょう?」
アザミはいっそ誇らしげですらあった。逃げるという行為さえも勝利への布石―――とでもいうように。

122 :輪廻転生18:04/10/23 21:23:27 ID:Q165eUp/
一人の人間が車を押さえている。そしてその人間には下半身がなかった。
「そんな手品みたいなモノでこの僕をびびらせる事ができるとでも思っているのか?」
彼はせせら笑いながら車を降りその男に近づいていった。「俺は丈助が紙にされた時にここに着いた。
お前の能力もな。」「ふっ、わかったからどうしたというのだ!知った所でお前には何もできまい!」
「狼牙封封拳!」ヤムチャの肘、手刀、裏拳、正拳が入る。少年は血を吐いた。
なす術もなく相手にやられる姿は正に「ヘタレ」そのものであった。ヤムチャはかつての自分の姿を思い出していた。
エニグマの少年は目を開き、口を半開き、呼吸を荒くしながら後ずさりした。
 ヤムチャの血まみれになった右手が顔の寸前に近づいた直後、彼は意識を失った。
再び目を覚ますと、彼の目の前には丈助とヤムチャが立っていた。「俺には相手の能力をコピーする能力がある。さっきまで君は本になっていたわけだ。
あのまま君を燃やしても良かったんだけどね、先約がいたのでね。彼に君を始末する事を譲った。」
「言ったよなぁ。俺がお前をボコボコにするって事をよぉ。」クレイジー・Dの拳が少年にヒットする。彼の体は一度原子レベルまで分解され、
そしてクレイジー・Dの特殊能力により他の物質と再構成される。
結果、彼の体は本となった。

123 :ドラえもん のび太の神界大活劇 109:04/10/23 21:24:21 ID:qwnfV4on
「俺がてめえを逃がすほど甘いと思ってんのか?」
「思ってますよ―――あなたは優しい御方ですから―――ね!」
アザミは言い終わるやいなや、棍をのび太に向けて投げつける―――それで一瞬。
神王はのび太の前に出て棍を掴み取った―――合わせて二瞬。
そしてアザミの方へ向き直る―――総じて三瞬。
その間にアザミは―――階段まで移動していた。ここからでは、とてももう追い付くことは出来ない。
「それでは―――ごきげんよう」
「ま・・・待て!一つだけ答えろ!」
稟はアザミを呼び止める。
「・・・なんですか?答えられないこと以外なら、答えてあげましょう」
「プリムラは―――今、どうしてるんだ!?」
アザミはそれに対し、意味深に答えた。
「ご心配なく。身体には傷一つ付いていません。健康そのものですよ。身体は、ね」
そして―――アザミは階段を駆け上り、姿を消した。
後には、ドラえもんたちだけが残った。
「くそっ・・・人を舐めやがって!」
ジャイアンは地団駄を踏む。
「けど・・・」
しずかは誰に言うでもなく呟いた。彼女の脳裏には、<なぜこんな恐ろしいことをするのか>とアザミに問い掛けたときに
アザミが一瞬だけ見せた表情が浮かんでいた。
「あの人・・・すごく悲しそうな顔をしてたわ・・・」


124 :サマサ ◆2NA38J2XJM :04/10/23 21:29:53 ID:qwnfV4on
輪廻転生さん、すいません。投下途中だったんですね・・・。
失礼いたしました。
さて、サマサですが、最近バキスレはほんと好調ですね。
感想が作品に追いつかない状況なんて、凄過ぎです。

>23さん
りすかよりは西東天のイメージで。

>38さん
逆島あやめ8割、萩原子荻2割な感じです。

意外に西尾維新知ってる人いるなあ・・・。

125 :輪廻転生18:04/10/23 21:40:28 ID:Q165eUp/
ではまた5時間後に投稿します。

126 :作者の都合により名無しです:04/10/23 21:50:15 ID:fUFmJVKW
>サマサ氏
アザミも心に傷を負ってるみたいですね。
しずかちゃんと心の交流とか出てくるんでしょうか。
あとアザミはオリキャラだからシャッフルの人物紹介に
当然いないけど、やっぱり美形なのかなw
>輪廻転生氏
ヤムチャが珍しくつよーい!狼牙風風拳で敵倒すの初めてみた。
でも、更新ペース異常過ぎない?大丈夫?

127 :作者の都合により名無しです:04/10/23 22:27:48 ID:HputmBkD
輪廻転生は荒らしなのね。ヤムスレでも同じことやってたやつか?

128 :ふら〜り:04/10/23 23:19:34 ID:w9ETxzMx
>>ランさん
巨大ロボットが来るかも、でいきなり最大の大御所が着ましたねぇ……ロボットの
大御所&「ショタコン」の語源。大物コンビ。敵も味方も、文字通り「大きな」戦いに
突入! でアカギや勇次郎たちと出会う時が、出会った時の彼らの反応が楽しみです。

>>ぽんさん
責任と役割、か。なんかカッコいいですね。ぽんさんの文章は内容もさることながら、
全体的に語呂がいいというかテンポよく読めます。歌みたいに。原作はここまで読んで
ないので知りませんが、なんだかんだで条太郎のこともアナスイのことも好き、かと。

>>ローマさん
スペアポケットといい、タイムマシンの操縦法といい……勝手知ったるなんとやら、
ですね。いいのかドラえもん。ここまでやられて。で、旅立ちがのび太と静香ちゃんの
二人とは珍しい。まあ主人公&ヒロインですからある意味当然か。次回、遂にローマ着?

>>草薙さん
ふむ。まだスタンド能力、というかスタンドそのものはうまく使えない。だからエニグマ
の少年みたいなのは直接叩いて圧勝、吉良みたいなタイプには苦戦もあり、と。うまく
組み立ててますねぇ。あと肉片で平然と生きてるというのは……柱の男的だぞヤムチャ。

129 :ふら〜り:04/10/23 23:20:41 ID:w9ETxzMx
>>ドクターさん
人類皆ヤムチャ、ですか。想像するだに恐ろし……くはないけど、何ともかんともな光景。
外見も知力も体力も(多分知識も)同じ、一種の人間で構成される世界とは、確かに興味
深い。本格SFの香りがしますな。あと更新ペースは、「楽しく書く」でひとつよろしく!

>>ミドリさん
ごきげんよう、おいでませ! マシューズやグリーンウッド(男子校が舞台の作品です)
の対極、とは単純に言えない濃密&甘美な空気……とか思ってたら! 沙織っ? 加えて
ジュネとは、密かに渋い。男性陣は入れなさそなこの空気の中、二人の運命やいかにっ。

>>サマサさん
やったぜおっちゃん、ジャイアンと再会! 無事だ元気だ蛮勇王! 気は優しくて力もち、
古式ゆかしきガキ大将! ……と、今回は威勢良くリキ入れて読めましたよ〜。アザミの
華麗さと引き立てあう感じもまた快し。彼女もまだまだ隠し玉がありそうで、楽しみです。

>>にしても
仕事が鬼のように忙しく、昔は足しげく通っていた図書館にも行けない日々。でも、
ここに来ればこうして、これだけのバリエーション富んだ(飛んだ)作品を読める。
ファンレターもどきも、こうして気軽に書ける。……ありがたいことです。感謝。

130 :輪廻転生19:04/10/24 00:01:14 ID:tSBF3PHm
 岸辺露伴は「しゃべるだけで何も背ず、憑りついている相手が他の人間に背中を見せたとき、
宿主の背中をくり貫き、宿主の背中をみた相手の取り付く」スタンドに攻撃を受けた。露伴は康一を呼ぶが
本気にとられず、失敗してしまう。そのため露伴は家を出て、人と背中合わせに通りを歩いたり、壁に背中をこすりつけながら移動するという非常に奇異な行動をとり
ある場所へと向かった。しかし、後一歩とうところで「チープトリック」が動物を呼び寄せた。
が、その時康一がエコーズアクト3で動物たちを威嚇し、ヤムチャが操気弾で追い払う。
露伴は康一に助けを求めるが、攻撃は無意味であることを知る。が、自分達がいる場所が「あの世とこの世の境目」である事に気づいた露伴は背中を康一に向け、「チープトリック」
をあの世に送る事に成功する。

131 :輪廻転生19:04/10/24 01:26:08 ID:tSBF3PHm
吉良吉影は川尻浩作の顔と指紋を手に入れ、彼に化けた。そして川尻浩作の息子、川尻早人は
偶然にも家の中にいる男が自分の父親ではないという事に気づいてしまう。キラは早人を事故に見せかけて殺害するが、発見の危険性を危惧し
矢で自分の体を貫き、パワーアップを果たす。

 キラが新しく身に着けた能力、「バイツ・ザ・ダスト」は時を爆破し、人を殺した後時間を一時間ほど巻き戻す能力なのだ。
早人は何度か朝を往復した後、家の屋根裏部屋にあった奇妙な形をした草を使ってキラを倒そうとする。追い詰めるもキラの胸ポケットに入っていた
時計が盾になりキラは死を免れた。が、早人は丈助に電話をしていたため、丈助は岸部露伴が攻撃を受ける前に
キラと遭遇。防御のためにキラはバイツ・ザ・ダストを解除、キラークイーンでクレイジー・Dの攻撃を防いだ。

 「久しぶりだな。キラ」「スタンドごと爆破したはずなのに。生きていたのか。しぶといやつだな。君がどんな
方法で生き返ったのかはわからないが、今度こそ死んでもらう。」


132 :知ってて損なし〜驚愕の事実:04/10/24 02:56:13 ID:CyBSYSDE
あのブーイングの原点ここにあり!
中国共産党

  「日本解放第二期工作要綱」    

 中央学院大学の西内雅教授(故人)が昭和47年にアジア諸国を歴訪
 した際、偶然、入手した秘密文書。

 内容は中国共産党が革命工作員に指示した陰謀で、当時から現在に至
 る迄、中国の対日謀略は秘密文書の通りに続いているとみられる。

 同年8月、国民新聞社は特集記事を掲載し、更に小冊子を発行したが、
 重要と思われるのでここに再録する。

http://www5f.biglobe.ne.jp/~kokumin-shinbun/S47/4708/470801china.html

133 :作者の都合により名無しです:04/10/24 03:22:53 ID:3dHpckQc
>>輪廻転生
原作とオリジナル要素を上手くマッチさせていますね。
ヤムチャが地味に活躍しててワロタ
キラ戦も期待。

134 :輪廻転生19:04/10/24 03:47:11 ID:tSBF3PHm
クレイジー・Dのパンチが吉良に向けて放たれる。キラークイーンはこれを回避し、反撃で足払いを放つ。
丈助はバランスを崩したが、蹴りを放つ。蹴りがキラの顎にヒットし、吉良の体が吹き飛び影に激突する。
「やってやるぜぇ。」億安のザ・ハンドが攻撃を加えようとする。が、次の瞬間空気が火を噴き、億安の右腰がえぐられた。
「俺は・・・さわらてねぇ。」何が起こったのかわからないまま、億安の体が地に伏した。

「俺は億安が触れたのをみてねぇぞ!!」丈助が億安を治すために駆け寄ろうとする。が、早人がとめた。
「億安さんは爆弾に変えられてる可能性がある。ここ数日間アイツと暮らしてたからピンと来るんだ!そして、今空気弾を
撃って来ない理由は!一度爆弾に変えた物が爆発しないと空気弾を撃てないんだ!」
「どうかな?今私が君たちをあわてて攻撃する理由はない。何より自分でも触れたのかどうかわからないのだよ。
試しにスイッチを入れてみるかい?ま、そこの君がその光弾で攻撃しない
方がいい事だけは確かだがね。」
ヤムチャはあせっていた。自分の行動はこちら側を不利にしただけだ。遠距離攻撃が封じられた今、どうやって倒せばいいのだ?
「わかった。僕が触ればいいんだ!!」早人が億安の体に触れる。直後、早人の体が吹き飛んだ。

135 :輪廻転生20:04/10/24 04:42:50 ID:tSBF3PHm
「早人ぉぉぉ!!」クレイジー・Dが早人の体を修復する。「マジで小学生か?お前、ぶっ飛びすぎだぜ。」
「遊びは・・・終わりだ。」キラークイーンが正しくは、猫草が接触弾を放つ。丈助は道路の石版を割り、それを戻して
盾を作り、これを防いだ。「これならどうかな?」猫草は再び弾を発射する。が、今度は
丈助の作った盾をすり抜け、爆発した。「うっ!」「頭が吹き飛んだと思っていたがまだ生きていたか。次こそ終わりだ。」
「丈助、康一、目をつぶれ!」ヤムチャが叫ぶと、額の上に指を4本乗せた。

136 :輪廻転生21:04/10/24 04:58:31 ID:tSBF3PHm
「太陽拳!」強烈な光が辺りを包んだ。吉良が視力を取り戻した時にはもうすでにヤムチャ達の姿はもうすでにそこにはなかった。
吉良は上司に電話をかけた。「聞き分けのない子供を教育しなければならなくなったので、ハイ、15分ほどですみますのでハイ。」

 丈助達はさっきの場所から少し離れた家の中に逃げ込んでいた。「家の中なら雨も降らないし、霧もねぇ。空気弾の目印になるような事がいっぱい
あるからな。・・・・あと数分で俺が決着をつける。」ヤムチャは特殊能力で上半身と下半身を分離させた。「自己再生能力を応用すればこういった事も可能だ。
俺の下半身がシアーハートアタックをおびき寄せる。そして俺と丈助は共同でキラを倒す。分離した状態だと瞬間移動は使えないんだ。」
ヤムチャの下半身は窓から外へと飛び出していった。ヤムチャは窓を閉めると壁に背中をくっつけた。
その直後に早い人は自分の髪が風に吹かれたような感触を覚えた。「丈助さん!そこだ!」丈助は血を集めてガラスの中に集めた。そしてそれを一つの塊に戻そうとした。
結果、中に血の塊が入ったガラスは吉良の所へ飛んでいく。が、吉影はこれを弾き飛ばした。

137 :輪廻転生21:04/10/24 05:24:54 ID:tSBF3PHm
吉影がガラスを弾き飛ばした時は時間は前後するが、「自動追尾だ!丈助さん!」空気弾は的確に丈助に迫っていた。
「いや、手動だ。ヤツはとどめの爆破を手動で決めるつもりなんだからな。早人、ヤツはどこにいる?」丈助は自分の血を固めてガラスの中に閉じ込め、発射した。
直後、空気弾が超至近距離で爆発、丈助の腹と足に棒が突き刺さった。
 吉影は眼前に奇妙なものをみた。人の下半身。それはキラを挑発するようにたっていた。
「奴らの一人の能力か・・・。行け、シアーハートアタック。」ヤムチャの下半身は逃げ出し、家の中へと入っていた。そしてお風呂場の浴槽に張ってあった水の中に身をうずめた。
周りの空気を凍らせる特殊能力により水の温度はどんどん下がっていく。シアーハートアタックは熱を感知する事ができなくなった。
キラは左手を戻した。その間、2分。丈助が吉良の背中にガラスの破片を打ち込むのには十分すぎる時間だった。

「ぐはぁ!」吉良は吐血した。


138 :作者の都合により名無しです:04/10/24 05:38:19 ID:RnwQupe5
すげー状況だな

139 :のび太と大ローマ 場面2−1 ローマ(タイムマシン前):04/10/24 05:57:56 ID:LyN4bJW3
>>66からの続き

「捕縛」

二人がタイムマシンの出入り口から登場、ローマの町に降り立つ。のび太は剣闘士、
静香ちゃんは着せ替えカメラでローマ市民の格好(トゥニカ、ベルト、サンダル)をしている。
まず、二人はローマの街にかなりの活気があることに驚く。石を敷き詰められた道路には
人の流れが絶えず、そこらにある広場では見世物やら演説やらで人だかりが出来ている。
二人、それらを見て「わ〜」と感嘆の声を上げる。
※(二人にはこれらの人々が皆「ローマ市民」に見えているが、実はその装い、行動に
「貴族」「平民」「奴隷」の違いが如実に表れている。勿論、二人はそんなことに気づかない)

のび太:「へ〜ここがローマか。凄く立派な町だね、静香ちゃん」
静香:「本当、まさかこんなに大きな町だとは思わなかったわ。これなら大きなお風呂も
    ありそうね♪」
のび太:「うん、そうだね。じゃあ、これからどうしようか?」
静香:「私はさっそくお風呂に入りに行きたいわ。のび太さんもどう?」
のび太:「(まるっきり興味の無い表情で)いいえ、お風呂は間に合ってるから結構」
静香:「(不思議そうに)あら、そう?」
のび太「僕はコロシアムを探しに行ってみるよ。そこできっとチャンピオンになって
     みせるからお風呂から出たら早く来てね」
静香:「分かったわ。お風呂を上がったらすぐに行くわ。じゃ、また後で」
のび太:「きっとだよ〜。じゃあ」

のび太、静香、手を振りながらタイムマシン前で別れる。

140 :のび太と大ローマ 場面2−2 公衆浴場:04/10/24 06:00:08 ID:LyN4bJW3
のび太と別れた静香、ローマ市街をのんびりと見物。やがて、浴場らしきものを
見つける。静香、浴場の入り口に向かう。

静香:「ここがお風呂なのかしら?すいませ〜ん」
番頭(?):「何かご用ですか?」
静香:「あの、お風呂に入りたいんですが・・・」
番頭:「市民権を持っておられるなら、入浴料は1クワデュランスです」
静香:「(クワデュランス?いくらぐらいなんだろう?なんにしろ私はローマのお金を
     1円も持っていないのよね・・・そうだ)あの、すいません、私はお金を持って
     いないんですが、これじゃ駄目ですか?ママに二百円で買ってもらったものなん
     ですけど・・・」
静香、頭に留めていた、キャラクター付輪ゴムを差し出す。
番頭「仕方が無いですね、どれどれ・・・。ふ〜ん、随分と珍しい品ですな。良いでしょう、
  この品ならお釣りが来ます。どうぞ、ご入場下さい」
静香「やったあ!ありがとうございます!」
静香、ゴムの髪留めを番頭に渡す(これ以降、静香の髪型が変わる)。

静香が浴場内に入るとそこには体を鍛えるもの、食事を楽しむもの、サウナに
入るもの・・・様々な人間が様々な設備で楽しんでいる様子が目に入る。静香、
浴場設備の壮観さに驚く。
静香:「わあ〜、凄い。これが全部、浴場の施設なのね」
静香、辺りを見回し観察しながらすこし考える表情をする。
静香:「日本の銭湯とは大部違うわね。ジム、サウナ、温浴、冷浴、レストラン・・・どちら
    かといえば、食事の出来るスポーツジムという感じかしら?まあ、いいわ、早速
    サウナから楽しみましょう♪」(と、喜んで服を脱ぎ始める)

少し時間が経過してから、静香が湯船に顔を半分沈めて真っ赤になっているシーン。
しきりに周りを気にしている。
静香:「サウナもお風呂も素晴らしいけど、男女混浴はどうにかして欲しいわ。のぼ
せそう・・・」

141 :のび太と大ローマ 場面2−3 ローマ市内:04/10/24 06:02:50 ID:LyN4bJW3
静香、浴場から出てくる。体からは湯気。ご機嫌の様子。うっとりした様子でタイムマシン
の入り口まで歩いてくる。

静香:「香水まで付けてもらっちゃった♪家のお風呂もあんな風にならないかしら。でも、
     家のお風呂場は狭いし・・・、あ、忘れていた、のび太さんがコロシアムで戦うん
     だった。早く行ってあげないと・・・」
静香、駆け出す。しかしすぐに立ち止まって、
静香:「コロシアムって何処にあるのかしら?・・・あれ?」
静香、通りの向こうから自分と同年代の少女が必死で走ってくるのに気づく。
やがて、息を切らした少女が静香の眼前に。
謎の少女:「ゼェゼェゼェ・・・」
遠くからは気づかなかったが、いざ近づいてみると少女の顔は静香と瓜二つである。
静香が髪留めを外しているので髪型も同じ。ただ、肌の色は謎の少女の方が若干と
浅黒く、顔つきも鋭い。
静香:「な、何ですか?」
自分と瓜二つの少女を前に静香驚く。駆け寄ってきた少女も瞬間驚くが、すぐに気を
取戻して叫ぶ。
少女:「頼む、かくまってくれ!」
静香:「え、あなたは誰!?一体どうしたっていうの?」
少女:「(背後を気にしながら)奴隷が嫌で主人の家から脱走して来た。頼む、何処か
    隠れる場所を!」
静香、困惑した表情ながらも逼迫した事態を察し、手招きしてタイムマシン入り口に少女
を押し入れる。
静香:「事情は良く分らないけど、ここに入っているといいわ!」
静香、タイムマシンの入り口が分らないように近くにあったガラクタでその入り口を隠す。
しばらくすると、凶暴な顔付きの警備兵が少女が来たのと同じ方向から近づいてくる。

142 :のび太と大ローマ 場面2−3 ローマ市内:04/10/24 06:05:10 ID:LyN4bJW3
警備兵:「おい!いたぞ!」
警備兵:「逃げ周りやがって。ようやく観念したか」
警備兵、そう言うなり静香の手を強く掴む。
静香:「いや、何をするの!」
警備兵:「ここまで来てジタバタするな!ウン?(静香の匂いを嗅いで)お前、今まで
      風呂に入っていたのか?まったくいい気なもんだな、こっちは必死で駆けずり
       回っていたというのに」
警備兵、苦笑しながら連れの兵隊に語りかける。
警備兵:「(同じく苦笑しながら)まあ、いいさ、ようやくのことで見つかったんだ。
       早く屋敷に連れて帰ろうぜ」
警備兵達、静香を無理やり引きずって行こうとする。
静香:「やめて、人違いです!」

「ガツン!」

突然、一人の兵隊が静香を殴り飛ばす。
警備兵:「数日逃げ回っただけで、もう自分の身分を忘れちまったか!じゃあ、教えて
      やるよ。お前はローマ随一の富豪、クラッスス様の奴隷さ! 分かったか!」
静香を殴り飛ばした兵隊は倒れた静香を見下ろしながらそう言い放つ。静香の手足に
別の兵が手馴れた様子で錠をかける。付けられた錠の先には重そうな鉄球が。静香は
ショックで声も出ない。しかし、それでも、タイムマシンの入り口が見つけらないかと、しきりに
ガラクタ辺りを気にしている様子。やがて、静香、警備兵達に連行され場面から消えていく。



143 :ローマ:04/10/24 06:10:33 ID:LyN4bJW3
今回の投稿終了。
この辺りからかなりいい加減な知識が頻出するようになります。
厳しいつっこみは御堪忍を。いや、本当に。

144 :作者の都合により名無しです:04/10/24 08:34:02 ID:FreaBAaM
>サマサさん
アザミ強いなあ。ドラえもんチーム+神王・魔王でようやく引き分けに持ち込むのが
やっとか。むしろ第一ラウンドはアザミですね。ラスボスかな、このキャラが?
>草薙さん(輪廻転生)
地味に働くヤムチャに萌え。でもヤムチャって太陽拳出来たっけ?でもなんとなく
よってたかって吉良ボコるのは卑怯なような気がw ま、原作でもそうだったからね。
>ローマさん
演劇調の構成ですね。しずかとそっくりな奴隷が入れ替わった所に、「王子とこじき」を
思い出させます。でも未来の品物を風呂屋の番に渡しちゃって歴史が変わらないかなw

草薙氏、輪廻転生割合好きだけど、出来れば投稿は一日1回にまとめてくれると嬉しいですが。
1レス投稿するのに20分も間が空いて、しかも次回の投稿が2時間後ってのもたまにある。
>>130-137)でも基本的には応援してるよ。完結まで頑張れ。


145 :輪廻転生21:04/10/24 09:45:04 ID:tSBF3PHm
「おのれ、丈助!許さん!これで最後だ!」キラは空気弾を放った。空気弾の目印となるものがなくても肉眼で観察できるぐらいの大きさのものを。
「これで、決着をつけるぜ!」丈助はボロボロになりながらも血を固めてガラスの中に入れた。そして、それを撃った。丈助は言った。「早人、ポケットの所に
ライターがあるから取り出してくれないか。腹に木が刺さっているので抜けないんだ。」隼人にライターを取り出してもらうと、丈助は早人のポケットをあぶり続けた。
「じっとしてろ。・・・お前がいるのを忘れていたぜ。吉良吉影の親父。」空気弾がすぐそこまで迫っていた。そして、丈助の頭に着弾した。
「丈助は・・・3メートル先に逃げている。」キラは携帯電話から聞こえてくる音を頼りに空気弾を操作していた。「もうすこし右に3メートル、
上だ。左だ。そこから2メートル下だ。
そこだ。」そして、空気弾が爆発した。
「ふははははは!ついにやったぞ!丈助を倒したぞぉ!」吉良は狂喜した。
「ああ、派手に吹っ飛んだよ。俺の誘導どおりな。」「何ッ!?」キラは自分の耳を疑った。
ついさっき倒したはずの男の声がなぜ聞こえるのだ?
「まあ、幽霊だったからようやくいけたって所かな?」キラが状況を飲み込むのとキラの背中にガラスがめり込むのとほとんど同時だった。


146 :輪廻転生21:04/10/24 09:46:11 ID:tSBF3PHm
こんな事が・・こんな事があっていいはずがない。植物の様に平穏な人生を望む自分に。
吉良はなんとか立ち上がると前方を見た。彼の目の前には丈助が立っていた。クレイジー・Dがキラークイーンの頭部に連撃を叩き込む。
キラークイーンの頭部にヒビが入った。そして、丈助がとどめを刺そうとした時、異変は起こった。何かがクレイジー・Dの拳がキラの体に届くのを防いだのだ。
「ばかな?これは空気?」猫草が本能的に防いだのだ。丈助は立てひざをついた。「空気を接触弾に変えた。今度こそ終わりだ!」突如、キラの顎を衝撃が襲った。
「にゃにい?」ヤムチャは上半身と下半身をくっつけるとため息をついた。「悪役ならよぉ、少しはガードしろよ。」操気弾を顎に当てたのだ。もうひとつの異変に吉良はきづいていた。
接触弾はどこに消えたのだ?「よぉ、ひさしぶりだな。丈助。」億安であった。「俺、いつも不思議に思うんだよな。俺のザ・ハンドの右手よぉ、さわられた物は何処にいっちまうんだろうなぁって。」
億安は語った。夢を見たこと、そして慶兆に会い、自分が行きたい場所を考えたら杜王町が頭に浮かんだと言う事、そして目が覚めた事。
突如、救急車が道路を走ってきた。運転手が余所見をしていたのだろうか。救急車は一向にスピードを落とさずに向かってきた。そしてキラが救急車にはねられた。
「ヤツの死因は事故死。ヤツは法律では裁けない。だからこういうのが一番いい。」ヤムチャは語った。





輪廻転生 第一部 完

147 :作者の都合により名無しです:04/10/24 11:08:05 ID:Lh87rQva
>輪廻転生
なんかちょっとあっさりしすぎてるような感じもするけど、乙でした。
第二部はジョジョ第五部が舞台ですかね?

148 :作者の都合により名無しです:04/10/24 17:34:24 ID:i89ni2UV
>輪廻転生作者氏
一部完結乙。至上稀に見るハイペースでしたね。世界放浪記氏(懐かしーw)以上かも。
原作では吉良は最後丈太郎がとどめ指したんだっけ?この話ではヤムチャと丈助か。
この世界ではヤムチャはヘタレないスーパーマンだな。
しかしキラというとどうしてもデスノートを連想してしまう。2部も頑張って下さい。



ちょっとだけ、投稿のタイミングの空気読んでね。


149 :ザクUVSデビル勇次郎(五):04/10/24 18:45:01 ID:Lh87rQva
 左右のプラズマクローが放たれ、大地にX状の溝が刻まれる。勇次郎達は散開してそれを避け、すぐ
さま反撃に移る。ザクに飛びかかり、各々が蹴りを、拳を突き出す。
 ザクは数歩後ろに下がりながら右肩についた長方形の盾でこれを弾き、身動きのままならぬ中空に
放り出された勇次郎達に対し、身をひねって左手のプラズマクローを突き出す。
 だが勇次郎達は互いに蹴りを繰り出しぶつけ合い、その反動でプラズマクローをかわす。チームプレイ
ではなく、それぞれが危機を回避するためにベストだと考え起こした行動の結果に過ぎないのだが。
 空中で散らばった勇次郎達は崖に垂直に膝をつき、再びザクに襲いかかろうと力を溜めた。
 そして、今正に飛びかからんとした刹那。
〈頭部にネリチョギをぶちかま――〉〈あの単眼をぶち壊――〉〈関節を破壊す――〉〈後ろにまわり――〉
〈口元のパイプを――〉〈プラズマクローを発生させているあの手を――〉……
 突然ザクの脳裏に十余の『思念』が流れ込んできた。
――なんだ、この感覚は。
 勇次郎軍団が崖を蹴り、弾丸の如き超高速でザクを破壊する。
 ……はずだった。
 ザクは一呼吸早くその場を離脱し、勇次郎軍団の上で滞空していた。自分自身、何が起きたのか理解
できていない。
 否、漠然とは理解していた。
――勇次郎達の考えていることが直接脳に流れてきたんだんだ、と思う。それで奴らの攻撃を事前に
かわすことができたんだ。『機』を読んだんじゃあない。あれだけの数の敵を相手に『機』を読んで動くこと
なんかできない。『機』よりも速い、何かを掴んだんだ。これは一体……
『それがニュータイプ能力ですよ、ザク君』
 ディスティ・ノヴァからの通信が入った。
――ニュータイプ……31年前にあんたが話してた、あれか。
『ニュータイプと呼ばれる人々は他人の思念を感じ取ることができ、戦場においては敵の意思を感受し
攻撃をあらかじめ予測、回避することができると言われています。君は今、ニュータイプとして覚醒したの
ですよ』

150 :ザクUVSデビル勇次郎(五):04/10/24 18:46:09 ID:Lh87rQva
『身体的予兆から相手の動きを読む『機兆』とは違い、相手の考えていることがダイレクトに伝わってくる
のです。この能力に目覚めた今、最早DG細胞から生成されたコピー勇次郎などは敵ではないでしょう』
 それに次ぎ『おいちい!』という言葉が流れてくるが、無視してザクは降下していく。
――そうか、これがニュータイプということか……
 地面に降り立つと同時に、勇次郎の群れがどっと押し寄せてきた。
 ある者はザクの脚を、ある者は崖を蹴って三角跳びをし頭部を狙い、多方向からザクを攻める。
 だがザクはそれら全てを紙一重で避け、隙を見つけると1人の勇次郎の胸をずっ、とプラズマクロー
で刺し、蒸発させる。
――スピードの格差はこの能力で相殺される。ならば、一撃必殺の技を持つ俺の方が有利だ!
『ぬかせ小僧ッッ!!』
 同時に叫ぶと、勇次郎達は両手を掲げて鬼哭拳の構えを取った。
『貴様にはどうやら相手の思考を読み取る能力が備わったらしい。だがな、本能の赴くままに繰り出され
る獣の連撃ならばッッ!!』
 ザクの脳内に流れる勇次郎軍団の思考がストップした。代わりに伝わってくるのは、空白。

 勇次郎達が一斉に襲いかかってきた。



151 :ザクUVSデビル勇次郎(五):04/10/24 18:47:09 ID:Lh87rQva
 シャッフルの四戦士の周囲には20を超える勇次郎の死体が横たわっている。
 首をはねられたもの、腹部を吹き飛ばされたもの。いずれにせよ、それらはシャッフルの戦士達の圧倒
的な強さを物語るものだった。
 そして今、戦士達は10m程の距離をあけて勇次郎軍団と相対していた。
「この分じゃあ30分もあれば勝負がつくじゃろうな」
 郭海皇がこぼすと、それを聞きとっていた東方不敗が勇次郎軍団のはるか後方で高笑いをあげた。
「確かに。貴様らのその程度の実力では30分もあれば勇次郎軍団に押しつぶされようというもの!」
「この期に及んでまだ強気でいられるか、マスターアジアよ!」
 亀仙人が言うが、東方不敗はそれを鼻先で笑う。
「貴様らはDG細胞、つまりデビルガンダム細胞の恐ろしさを真には理解しておらんのだ!見よ!」
 東方不敗は己の真下、コピー勇次郎の生成されているデビルガンダムの下部をビシッと指差した。
「DG細胞三大理論が1つ、自己増殖!さらに!」
 頭部を失い倒れた勇次郎の首から触手が生え、形状を変え、新たな頭部を形成する。同じく、倒された
勇次郎達は次々に損壊した部位を修復し、立ち上がる。
 こうしてシャッフルの戦士達が倒した勇次郎の全てが復活を果たした。
「DG細胞三大理論が2つ、自己再生!そして!」
 勇次郎達に変化が起きた。全身がうろこ状の鋼片に覆われ、目が瞳の無い紅一色となる。『オーガ』の
異名を表すかのような巨大な一本角が額から突き出し、背中から巨大な蝙蝠の翼が開く。
「なんと……」
 シャッフルの戦士達が絶句する。
「DG細胞三大理論が3つ、自己進化!デビル勇次郎達は今、正に悪鬼と化したのだ!」
 東方不敗の勝ち誇ったような笑い声が峡谷にこだました。

152 :ザクUVSデビル勇次郎(五):04/10/24 18:48:37 ID:Lh87rQva
『ちと気にくわねぇな』
 悪魔へと豹変した勇次郎達が己の体を眺め、つぶやく。
『だが、今までは『地上最強の生物』などと言われていたからな……これで俺は地空最強の生物となった
わけだ。悪かぁ無ぇ!』
 悪鬼と化した勇次郎軍団が羽ばたき、空に舞う。それを見上げ、亀仙人は脂汗を流してつぶやく。
「まさしく悪魔、デビル勇次郎じゃ……。今まででも全力を尽くしてきたというのに、これでは――」
 黒い影が不意に奔ったかと思うと、次の瞬間、デビル勇次郎の1人の拳が亀仙人の胸を貫いていた。
 心臓は避けられたものの肺にダメージを受け、亀仙人は喀血する。とどめの一撃が加えられようとした
その時、髑髏の騎士の剣がデビル勇次郎を振り払う。拳が引き抜かれると同時に大量に血液が溢れ
出し、亀仙人は膝をつく。郭海皇、葉隠朧、ガイゼリックは次の襲撃に備え、亀仙人を内に囲い外側を
向く形で円陣を組んだ。
「亀じいや、大丈夫かえ」
 郭海皇が空に目を向けたまま問いかけ、亀仙人がうなずく。
「ま……全く動きが見えんかったわい……。もしあれらが一斉に襲いかかってきたりでもしたら……」
 デビル勇次郎軍団が上空で両手を掲げるのを見て、葉隠朧が言う。
「どうやらそのつもりらしい。彼奴らの実力次第では『あれ』をやらざるを得なくなるかもしれぬが……お前
達、『後継者』はおるのか?」
「我が意思を継ぐべき者には既に目をつけている」
 ガイゼリックが答える。
「わしもじゃよ」「い、一応おるにはおるんじゃが……」
 郭海皇が、亀仙人が答える。
「ならば、いざとなれば『あれ』をやるぞ。だがその前に、あがけるだけあがくのが戦士というもの!」
 郭海皇、葉隠朧、ガイゼリックが身構える。
 と同時に、デビル勇次郎軍団が一斉に急降下してきた。

153 :作者の都合により名無しです:04/10/24 18:49:34 ID:Lh87rQva
今回up分終了。

前回
http://www1.u-netsurf.ne.jp/~hinomoto/baki/ss-long/zaku/n-4.htm


154 :作者の都合により名無しです:04/10/24 19:19:08 ID:i89ni2UV
ザク氏お疲れ様。
さすがSS書きなれてるだけあって、アクションシーンがこなれているな。
髑髏の騎士やシャッフルVS勇次郎軍団白熱してきましたね。
デビルガンダム細胞強いな。週1ペースでも構わないので頑張って下さい。

155 :作者の都合により名無しです:04/10/24 19:43:35 ID:IFxXxZTn
乙華麗!
新人さんたちが頑張っている状況は嬉しいけど、
ザクさんみたいな名職人がやっぱり活躍しないとバキスレじゃないな。
それにしても腐っても裕次郎軍団、反撃に出たか。
対する正義側も秘策あるみたいだな。ますます楽しくなりそうだな!


ところでHP大台カウントダウンなのに、バレさんが帰って来ない。
まさか……!?心配だ。

156 :作者の都合により名無しです:04/10/24 20:00:46 ID:Lh87rQva
>>155
分かってるとは思うけど、一応。

544 名前: バレ 投稿日: 2004/10/18(月) 01:33

先週末より、家の都合でネットが使えない状況のため、更新がしばらく出来なくなります。
期間は一週間から半月位になると思います。


10/18(月)の先週末時点から1週間〜半月となると、残念ながら10万ヒットには間に合わない。
その代わり不測の事態が起きたのではないかという心配も不要だけどね。
・・・とはいえ大変だろうなぁ、半月後にこれだけのSSを保管するのはw

157 :作者の都合により名無しです:04/10/24 21:53:48 ID:X7+zDI9N
「坂本竜馬を守るのだ近藤!」
「ははっ!!」

ダメだろ守っちゃ…近藤さん…

158 :作者の都合により名無しです:04/10/25 01:41:06 ID:+OpbsR8U
>亀仙人「い、一応おるにはおるんじゃが……」
何かものすごーく不安だけど楽しげな予感がw ザク氏のSSにもついにあの男が再登場か!?

159 :作者の都合により名無しです:04/10/25 03:46:27 ID:WJ6JXVeM
すげー状況だな・・・・

160 :作者の都合により名無しです:04/10/25 07:41:04 ID:NFMuLeJq
ザクさんおつかれ〜。
ついに出るのか、亀仙人の後継者のあの男がw
郭の後継者はわからんな。蛮勇か?

あと、10万ヒットおめ。100万までがんがれ。

161 :作者の都合により名無しです:04/10/25 12:32:49 ID:UPtyrNvD
>>159
今日はそうでもないな。
半日ほどSSが来てない。
輪廻転生1部連載時は常時SSがうpされてたし。

あ、10万ヒットおめ。

162 :作者の都合により名無しです:04/10/25 13:54:01 ID:GfaI2rG9
ザクはやっとここで武者修行のときの連中が出てくるのか。長かったな


163 :作者の都合により名無しです:04/10/25 14:53:51 ID:G2WCR8Dn
武者修行といえばラオウも出てたっけ>ザク
奴がどんな役割を果たすかが気になるな

164 :作者の都合により名無しです:04/10/25 17:47:15 ID:/5rTIAaA
>>160
武者修行のことを考えると刃牙っぽいけど、原作を考えるとそれだとあまりにも繋がりがない。
蛮勇はそもそもこのSSに出てないしなぁ。もしかしてもしかしてアレか、「その間実にry」のあの男か?

165 :ドクターゲロのほんのお遊び:04/10/25 18:22:54 ID:PIisXoyB
 当然ながら、全く同じ能力を持つものが全く同じ思考で闘いを続けても、決着が付くはずはない。
前出したように、集団で少数を攻める等すれば問題ないのだが、どうも彼らにはそれをする気はな
いらしい。甚だ理解に苦しむが、まあ、それがいいのだろうからいいのだろう。よく分からない事柄だ
が。

 ((ムッ、足元がお留守だぜ!))あるヤムチャがお留守な足元目がけて足払いを放つ。すると、相手
のヤムチャもまた同じ事をするので、当然相打ちになる。今回の場合、双方の足がぶつかってしまい、
(渾身の力を込めた足払いであったため)勢いが付いた2人は激しく横向きに回転して地面に側頭部か
ら落ちる結果となった。
 


166 :ドクターゲロのほんのお遊び:04/10/25 18:23:45 ID:PIisXoyB

 何故このようなことになるのか――それは、ヤムチャの闘いそのものが極めてシンプルだから、である。
彼は、他の格闘家と比べると頭を使って『闘おうとする』タイプだ(しかし、残念なことに力や考えが足りな
い)。だが、所詮格闘における『理論』など、どれ程のものであろうか。それこそ、歴史に名を残すほどの
大格闘家なら、彼にしか実行できないような突出した『理論』を持っていてもおかしくはない。しかし、少し
酷いかもしれないがヤムチャは並より少し上、という程度である。その理論は、その辺で売っている格闘
入門書のそれと似たり寄ったりのものであり、特異な部位は存在しない――つまり『シンプル』――彼の
闘い方はシンプルゆえに、状況に対応した選択肢というものがない。恋愛ゲームで説明すると、選択肢が
『風呂を覗く』しか選べなくなっているようなもの――。今回のように、相手の下半身に隙が見えた場合は
『足払いにいく』。ある程度距離が離れている場合は『突進』。腕が折られてしまった場合は『失神』。それ
だけである。究極に近いほどに簡略化されたプロセスは、なるほど、まるで出来の悪いアドベンチャーゲ
ームのそれだ。
 ところで、何故2人のヤムチャは同じく『足払い』を選択したのだろうか。考えてみれば、いくら同じ人間が
闘っているといっても、2人の状況までもが全く一緒になる事態など、あり得るのだろうか。今回のように、
2人が全く同じ状況――下半身に隙が出来た、という――に陥り、全く同じ行動をとるに至ったのは、何故
なのだろうか。と思ったが、これはすぐに判断が付いた。以下は何組かの闘いの記録であるのだが、

初撃:右ストレート→弐撃:足払い→双方頭を激しく打ち昏倒(これは、今回取り上げたヤムチャ同士である)

初撃:突進→弐撃:ロウがふうふう件(ヤムチャがこう叫んでいたが、技名だろうか)→参撃:層気弾(これ
も同じく不明)→力を使い果たし倒れる。(何故か笑顔を浮かべていた)



167 :ドクターゲロのほんのお遊び:04/10/25 18:24:46 ID:PIisXoyB

 要するに、初撃が同じになるので、それ以降も全く同じ攻撃方法をとるのだ、ということだ。無論、同じ力で
同じところを狙うのだから、同じダメージになるし、消耗するエネルギーも変わらない。結論から言えば、「た
いした力を持ってない奴同士が闘っても見れたものではない」ということか。少し違うような気もしないでもな
いが、まあよい。正直な話、この全く意外性のない闘いも初めのうちは興味深かったものの、ネタが割れて
しまえば凡百に転がっている程度だ。もう、いい。私は3番モニターの下の赤いスイッチを押した。私が設計
したとおり、3番カメラは一時的に変形し、超密度のエネルギー砲を放つ兵器となる。変形を終えると、画像
が送られなくなり、代わりに画面全体を砂嵐が支配するようになる。これは「変形完了」のサインであり、もう
一度さっきのボタンを押す。私からは見えないが、3番カメラだった兵器が超密度エネルギー砲を放ち、今頃
先程のヤムチャ達は1人残らず姿を消していることだろう。そう、永遠に、だ。
 そういえば、私はこの世界に干渉しないことにしていたのだった。失敗した。だが、まあ、いいだろう、この位は。
だって私は、この世界の神にも等しい存在なのだもの。

 しばらくして、3番モニターが復帰した。画面にはヤムチャ1人映っていなかった。



168 :ドクターゲロのほんのお遊び:04/10/25 18:25:36 ID:PIisXoyB
どうも。なんか今回もごちゃごちゃしてて何が言いたいやら分かりませんが、とりあえず書いてて楽しくはあります。
真面目な話、『狼牙風風拳』なんて口頭で聞いてそのまま漢字で書けないですよね。

>>118
会津は震度5弱ですか……ウチは中通りなんで3だったんですが、同じ県でこんだけ違うってのもなんかすげえ。
そちらは大丈夫でしょうか?

>>129
そういう世界では、大抵『イレギュラー』が出てくる……知ってはならないことを知ってしまうヤムチャ。この作品にも
1人出てきました。はっきりとは書いてないが。


回りの皆様のペースが尋常でないことになっており、こっちまで書きたい気分にさせてくれます。互いが互いを高め
合おうとする現象――ミックスアップと言うのですが――この知識の仕入れ所が『はじめの一歩』じゃなかったらよ
かったのになあ、と。

169 :作者の都合により名無しです:04/10/25 19:25:48 ID:izLz3IMA
お疲れ様。>>168
ヤムチャに足元がお留守はやはり必需品かw
しかし意外と(失礼)論理的に闘いを考察してますね。
主役がゲロだからか。楽しく書いて頑張ってくれ。

でも2つお願い。
出来れば改行をもう少し多くして欲しいのと、
前回の作品レス番までのアンカーをつけて欲しいな。
わがままごめん。

170 :作者の都合により名無しです:04/10/25 20:09:18 ID:vzYEMjv4
>恋愛ゲームで説明すると、選択肢が 『風呂を覗く』しか選べなくなっているようなもの――。
なぜ恋愛ゲームwなぜ風呂を覗くw

>>164
まぁ、核は一言だけバキに対して「いいファイターじゃ(うろ覚え)」と言ってたわけだし。
彼が認めてるのは裕次郎と烈とバキくらいのもんでしょ。

171 :作者の都合により名無しです:04/10/25 21:18:15 ID:V3k+l3oo
>ドクターゲロ
おつ。2レス半だが内容は濃いな。戦いの解析編か。
ゆっくり自分が楽しみながら書いてくれ。
たぶんそれが一番、完結させるコツだと思う。

うみにん氏来ないな。むーん。
投げ出しは無いと思うが、クライマックスなので早く読みたいのだが。
すまぬ、勝手な事ばかり言って>うみにん氏と住民オール

あと、おくばせながら10万ヒットおめでとう。


172 :AnotherAttraction BC:04/10/25 22:01:22 ID:YpCa5Orn
前スレ553から
――何故だ、何故こんな事になった――
――畜生、あちこちから血が出てる――
――クソ! 何だよ、スゲェ痛え!!――
――何で、何でオレがこんな目に会わなきゃいけねぇんだ!!!!――
――何でオレが!! 獲物にこんなにボロボロにされなきゃいけねぇんだ!???――
――いったいオレが………何したってんだ!! 不公平だ!! 畜生!!! クソッタレ!!!!――
ギャンザ=レジックは心で我が身を襲う理不尽(と彼は思っている)に訴えていた。
あの女が近づいて離れると同時に体の何処かが爆発する………既に両足はズタズタだった。
それ故にひざまづく彼を、彼の死神が無慈悲な美女を象ってつまらなそうに、憎々しげに見下ろす。
「……ねえ、楽しい?」
死神――リンスが涙で霞む視界の向こうから問うた。
「…………アタシはね、全然。だって、元々アンタみたく悪趣味じゃないし、殺しなんて滅多にしないもの。
それに、アンタ殺したってこのムカツキが収まる訳じゃないしね」
――だったら見逃せ、とか声を大にして言いたいが、
「でもね、一方でアンタをぶっ殺さなきゃいけない、てのが有る訳で……まあ、恨んでいいわよ」
疲れた様な溜息と共に愛用の銃を取り出し、ギャンザの頭に照準を合わせる。
「じゃあね」
まるで友達に言う様な気軽さでギャンザを撃った。
軽い銃声と一拍置いて落ちる薬莢の音よりなお速く、命を終わらせる約6グラムの鉄片が音速の壁を容易く突破し、
ギャンザの右目に突き刺さる――…かと思いきや、

――――――外れた。それもたった三メートルの距離を。

173 :AnotherAttraction BC:04/10/25 22:02:04 ID:YpCa5Orn
何時の間にか知らないが、リンスの銃を持つ手を第三者の手が掴んでいた。これによって反れたのだ。
それはトレインでもスヴェンでも、ましてやイヴでもない。ギャンザは勿論、女のリンスでさえ息を飲む美女だった。
シックな服装をしていても、そこだけ光り輝いたかの如き美貌がいつ現れたのか、二人はまるで判らない。
「……………リンスレット=ウォーカー。ここは一つ収めて下さい」
水晶の鈴を思わせる澄んだ声だ。並の男ならこれだけで落ちるだろう……が、
「…何様のつもりか知らないけど、邪魔すんじゃ無いわよ。部外者は引っ込んでなさい」
…生憎リンスは女で、おまけに“並”でもなかった。邪魔された事により、怒りは一層加速する。
「今アタシの邪魔したら血を見るわ」
本当は下の句が有ったにもかかわらず、それを言えずリンスは後方に飛んだ。彼女の意思に反して。慌てて態勢を立て直し着地する。
――驚いた。あの女が掴んだ手を振った瞬間、7,8メートルはゆうに飛んでいたのだ。
そしてその事に驚くギャンザの前に、彼女は立った。
「…初めまして、ギャンザ=レジック。貴方に色々訊きたい事が有ります。まず、クリードの居場所は?」

ギャンザは柄にも無く神に感謝した。
何故なら、人質が出来たからだ。この女が何者かは知らないが、あのクソ女から逃げ切る、或いは倒す秘策が
状況に生まれた。そう言う意味ではこの美女は女神に等しかった(事が済んだら弄んで殺すが)。
その上間抜けにも彼の手の届く位置に居る以上、全く以ってお誂え向きの獲物だ。
思考を決定すれば行動は速い。ギャンザは渾身の速度で女に掴み掛かった―――…つい数秒前を忘れて。

巨大なトラバサミを思わせるギャンザの両腕が、しっかりと空を羽交い締めた。
その感触に彼の心も一瞬空に支配される……そして疑問が脳内でようやく形になった瞬間、
「………っぎゃあああぁぁぁぁぁあああ!!!!」
突如起こった激痛にギャンザは絶叫する。
それと同時に驚いた。捕まえる筈だったあの女が右に立ち、散々爆破された足の傷口に靴の爪先をねじ込んでいたのだ。
「もう一度言います………クリード=ディスケンスの居場所は?」
質問を聞く余裕も無ければ、答える余裕も無い。爪先はどんどん深くめり込んでいく。女とは思えない力で。
声は至って平板、本の朗読の様に。しかし一句一句に込められているのは自由の否定、尊厳の剥奪。
この女、人間「ギャンザ=レジック」と言う存在を徹底的に認めていなかった。

174 :マルチメディアinユーラシア:04/10/25 22:02:09 ID:XzpMJvA1
>>27
ライブドア先発隊壊滅は、すぐさま楽天軍勢に知らされた。
将軍が上司である三名の司令官に報告する。
 「ライブドア敗北! 麦わら一味はここへ向かってるとのことです!!
  布陣はいかがいたしましょう?」
三司令官の一人にして楽天株式会社総務部総務課係長、有馬貴臣。
 「スカポンターン! 小生は知らんけんシュタイン」
三司令官の一人にして楽天株式会社文化部副部長、富井富雄。
 「クケケー! お前が何とかせんか!」
三司令官の一人にして楽天株式会社特務機関大佐、ムスカ。
 「人がゴミのようだ!」
すぐさま将軍は三人を殺した。
 「どうやら、俺が指揮を執るしかなさそうだな…」

175 :マルチメディアinユーラシア:04/10/25 22:03:01 ID:XzpMJvA1
将軍は戦車部隊と航空部隊を組織、万全の体勢で待ち受けた。
右手には出撃時に愛娘からもらったペンダントが握られている。
 「待っていろよ…父さんは必ず勝って帰るからな」
一時間後、楽天と麦わら海賊団は交戦状態に突入した。
戦車部隊はわずか五分で全滅、航空部隊も十分で一機残らず撃墜された。
部下からの報告を聞き、将軍は愕然とする。
 「奴ら、ここまで強かったのか…」
 「この基地に攻め込まれるのも時間の問題です」
 「仕方ない、お前らは撤退しろ。俺が立て篭もって時間を稼ぐ」
 「いえ、将軍。我々もお供させて下さい」
 「それはダメだ。こんなフランスに恩を売るためだけの戦で、お前らを死なせられるものか」
 「いえ、将軍。我々の死に場所は戦場以外にあり得ません」
 「……ワカった。楽天のために、最後まで戦おう!」
基地には五万を超す兵力が残っていたが、三分余りで基地は壊滅した。
無数の死体の中には、海賊達によって四肢をバラバラにされた将軍の姿もあった。

176 :マルチメディアinユーラシア:04/10/25 22:03:34 ID:XzpMJvA1
楽天軍を撃滅したルフィらであったが、セルが不調を訴えだした。
 「頭が痛いんだが」
 「“悪い”の間違いだろ」
頭痛の訴えは、月によって一蹴された。
 「あそこで診てもらえよ、セル」
船長ルフィは「鈴木オート」と描かれた看板を指差した。
行ってみると、鈴木オートには子供が一人いるだけであった。
鈴木一平。夕日三丁目からシルクロードに引っ越してきた小学生。
 「おじさん、何か用?」
 「頭痛が痛いんだが、治してくれ」
 「おじさん、頭悪いね」

177 :AnotherAttraction BC:04/10/25 22:03:49 ID:YpCa5Orn
ちょっと休憩。
ユーラシアさんに先を譲ります

178 :マルチメディアinユーラシア:04/10/25 22:04:30 ID:XzpMJvA1
対決楽天軍〜鈴木オート編まで。
次回は弾丸が飛び交います。

179 :AnotherAttraction BC:04/10/25 22:19:30 ID:YpCa5Orn
「あ………があぁっ!!」
痛みを堪え右手を一閃、それもやはり空を斬る――今度は二本貫手がイヴが付けた背中の切り傷を抉る。
「いぎゃああぁぁぁぁぁああああぁぁぁ!!!!!」
いくら道で強化されても切れ目が開いているなら話は別だ。一見たおやかな指は筋繊維を引き裂きながら
傷口を滑っていく。
「クリード=ディスケンスの居場所は?」
言い終える頃には、糸の様な傷は無残にささくれた太い傷跡に変わっていた。

だが、なおもギャンザは無駄な抵抗を諦めない。
怒号を発し、遮二無二腕を振り回しても女には当たらない――ばかりか、体中の傷を更に広げられる。
止めるわけにはいかなかった。今まで女子供には完全な勝利を修めて来たのに、今夜はあろう事か
小娘に命乞いし、あの女に恐怖し、今この女に凌遅刑(責め苛む末に殺す残酷な刑)に晒されている。
もう負ける訳にはいかない。己のアイデンティティの危機なのだ。

……ギャンザにとって永遠と同義の、地獄の数分間が過ぎた。
加減しているのだろう、出血は割と少ない。しかし気絶しそうな痛みが全身を電流よろしく駆け巡る。
「……助けて………何でもしますから……………」
………結局彼の決意などこんな程度だった。だが、屈服させたのは痛みではない、もっと別の物だ。
――――見下ろす女の眼。それは深山の湖か、無垢の氷塊か、兎に角異常に冷え切っていた。クリードに近い冷え具合だ。
そう、クリードの眼。あの自分以外の人間を状況の要素程度にしか捉えていない酷薄の眼。それは己を超える凶眼。
恐ろしかった、とてつもなく。だからこそ星の使徒入りを必死に拒んだのだ。
だからこそこの街で人殺しに逃げていた。
だからこそ、「商談」に乗った………いや、乗せられた。
そして今に至り、「殺人犯ギャンザ=レジック」は完膚なきまでにこの女達に殺されていた。ここに居るのは
最早只の罪深い弱腰の人間の屑だった。

180 :AnotherAttraction BC:04/10/25 22:20:21 ID:YpCa5Orn
「ちょっと、待ちなさいよ!」
それまで置いていかれていたリンスが声を荒げる。
「アンタが何処の誰様か知らないけど、そのデカブツはアタシの獲物よ。勝手に仕切ってんじゃ無いわよ!!!」
「…彼に訊きたい事が有るのです。それまで殺されては叶いません」
振り向きもせず、相変わらず抑揚の無い声が返ってきた。
……撃とうかとも思ったが、「訊きたい事」と云うのも気にかかる。それにどうやら譲ってくれる様でも有るし、
無駄な戦いはしないに越した事は無い。
「……判ったわ。但し、終わったらこっちに寄越しなさい」
「…ご随意に。さて、改めて伺います。クリードディスケンスの居場所は?」
女の問いにギャンザの巨体が電流を通された様に跳ねる。
心当たりは有る、だが言える訳が無い。言えば不機嫌面のあの女にもクリードにも殺される。

「……素直に言えば、殺されぬ様に尽力しますよ」
彼と本人にしか聞こえない声量だった。しかしギャンザにとっては天来の福音そのもの、
まして彼の精神状態は一つの極限に達していた。疑う余地無くその言葉を完全に信じた。
「………ホントですか?」
涙を流してまで女に感謝する。地獄に仏とはこの事だ。
だが地獄にはやはり鬼しか居ないし、仏が出ても救ってくれるとは限らない。
「ですが、嘘は認めません。その際は即殺しますのでお忘れ無く」
青ざめた。救いの女神の機嫌を損ねる訳にはいかない、生まれて初めて他人のために記憶をフル回転させる。
―――因みに、女の一連の会話は初歩的な洗脳「飴と鞭」。嘘を喋らせない為の配慮なのは言うまでも無い。

181 :作者の都合により名無しです:04/10/25 22:20:40 ID:/V31f1tZ
盛況なのはいいが最近はマナーを知らない新人が増えたな

182 :AnotherAttraction BC:04/10/25 22:21:01 ID:YpCa5Orn
……五分程考え込んでいただろうか。
「…そういえば……“この町の一番大きなホテルで待ってる”とか言ってました…………………
………………嘘じゃないです……お願い、です……殺さ…ない………で………死にたくねェ―――ッツッッ!!!!!」
最後は頭を抱えて泣き叫んだ。もう自我崩壊寸前なのだろう、全身を震わせて子供の様に泣きじゃくる。
リンスは嘆息した。もうこの男に殺す程のものなど何一つ残っていない、良くて精神病院辺りか。
「…他には?」
泣き声に掻き消されそうな声だったのだが、ギャンザは耳ざとく聞き取った。慌てて起き上がる。
「そ……そうだ、あ、ああ後、もう、一つ………あいつら、タタタタ道士の……ほ、他にも…………」
震えながらの言葉だが、何か重要な事らしい。「道士の他にも」と言う部分が気に懸かる。
「道士の他にも……何です?」
「そ……それが……」

「契約違反だな、ギャンザ=レジック」

唐突に上から凛としたテノールが降って来た。
全員が上を見上げれば、何かが落ちてくる――――ギャンザに向かって。
「ひいいいいいいぃぃぃぃぃいいいいいいいぃぃぃ!!!!!!!!!!!!!」
それを見上げながら彼は絶叫した。だからと言ってそれの勢いが弱まる訳でもなく、一直線に彼に飛び乗った。
―――――――否、押し潰した。唯一の幸運は、その瞬間発狂した事だろうか。

リンスも女も“それ”を見る。
ギャンザの巨体よりも更に大きい黒い何かだった。まるで夜の塊の様に黒いそれは不思議だが―――笑った気がした。

183 :AnotherAttraction BC:04/10/25 22:30:49 ID:YpCa5Orn
NBです。いや失礼、被ってしまいました。
とにかくこれで第三話終了です。
次回のAnotherAttraction BCは―――

突如現れた謎の美女! そして本編に無い巨大なる怪異!!
クリードの目的は何なのか??!! 
AnotherAttraction BC第四話「思惑」を乞う、ご期待!!

……いやね、時々ぶっ壊れたい時が有るもんで。
しかし、すげえ量だな今のこのスレ。

184 :作者の都合により名無しです:04/10/26 01:08:37 ID:N0+qk72b
ギャンザのキャラの出し方がスゴく読んでて面白かった。
しかし女はコワイ。リョウチ刑はヤダー

185 :のび太と大ローマ 場面2−4 タイムマシン上:04/10/26 01:30:27 ID:SvFHs4Th
>>142からの続き

静香にかくまわれた少女がタイムマシンの上でしきりに外の様子を伺っている。
暫らくの間は警戒し身動き一つしないが、やがて危険が去ったことを知り、改めて
周りを見回す。するとそこには今まで見た事が無いような器具がたくさん。少女、
戸惑いを隠せない。それでもなんとなく計器をいじくっていると偶然出発ボタンに
手がかかり機械が動き出してしまう。少女、急に動き出したタイムマシンに驚き
しがみ付く。やがてまわりは超空間になりタイムマシンはワープに入る。

186 :のび太と大ローマ 場面2−5 ローマ市内:04/10/26 01:33:42 ID:SvFHs4Th
場面はローマ市街の雑踏。のび太が通りすがりの人に質問をしている。

のび太:「あの、すいません。コロシアムってどこにあるんですか?」
ローマ市民:「コロシアム?なんだ、そりゃ。今、ローマには世界中の物が集まって
         きているが、そんなものは聞いた事がないよ。(ローマ市民立ち去る)」
のび太:「あの〜、コロシアムって・・・(と別の人に問いかける)」
ローマ市民:「は?何だそりゃ?(立ち去る)」
のび太:「・・・おかしいなあ、さっきから誰に聞いても場所が分らないぞ。あれ〜、また
      名前を間違えているのかな?オロシアメ、コロシガム・・・違うなあ。なんだった
      け?歴史は名前がややこしいから嫌いだ」
のび太、通りで一人悩む。そこへローマの警備兵が数名やってくる。
警備兵:「おい、お前!そこで何をしている!」
のび太:「は?僕のこと〜?いや、僕はコロシアムを探して・・・」
警備兵:「コロシアム?なんのことだ?それより、お前は訓練所の脱走奴隷だろう。最近、
      カプアで不穏な動きがあると垂れ込みがあり、警備を厳重にしてたんだ」
のび太:「え?奴隷?僕は奴隷じゃないよ、剣闘士だよ」
警備兵:「(ニヤリとして)ふん、自ら剣奴隷と白状したな。よし、こいつを連行しろ!」
警備兵、仲間を数名呼び、のび太に掴みかかる。
のび太:「わ、わ、何をするんだ!?」
のび太、突然襲ってきた事態に驚き、必死に抵抗する。その弾みで掴みかかって来た
警備兵を一撃で吹き飛ばす。

187 :のび太と大ローマ 場面2−5 ローマ市内:04/10/26 01:34:58 ID:SvFHs4Th
警備兵:「グワッ!」
のび太:「(すまなさそうな顔をして)あ、ご免。痛かった?」
警備兵、のび太の強さに吃驚するが、引く様子は全く見られない。警備兵、叫ぶ。
警備兵:「こいつ、子供の癖して手ごわいぞ。心してかかれ!」
のび太に数名の兵隊が覆いかぶさる。流石ののび太もそれには抵抗できず、その場
から逃走する。
のび太:「うわーい!なんだ、なんだ!?」
のび太の背後にはいつの間にやらたくさんの兵隊。「追え!」「逃すな!」の怒号が
聞こえてくる。やがてドラえもんの道具のおかげか、はたまた天性の逃げ足のせいか
警備兵達をまくことに成功する。のび太、ホッと胸をなでおろす。しかしその表情は
不安気。
のび太:「なんだか大変なことになっちゃったみたい。静香ちゃんが心配だ。タイム
     マシンまで戻ろう」
のび太、タイムマシンのあった方向へ歩きだす。その様子を物陰からずるそうな老人が
伺い見ている。老人、「ニヤリ」と笑い雑踏の中へ。


188 :のび太と大ローマ 場面2−6 ローマ(タイムマシンがあった場所):04/10/26 01:37:36 ID:SvFHs4Th
のび太、前にタイムマシンがあった場所に到着。辺りを見回し静香の姿を探すが静香
はいない。

のび太:「静香ちゃんはいないか・・・。そうだよなあ、待ち合わせはコロシアムのはず
      だったもんなあ。コロシアムやお風呂の場所も分からないし、う〜ん、一回
      現代に戻ってドラえもんを呼んで来た方が良いかな?」
のび太、タイムマシンの出入り口があった辺りを見回す。しかし、タイムマシンは
静香似の少女に乗っていかれてしまったのでそこには何も見つけることが出来ない。
のび太、驚愕の表情。
のび太:「あれ、タイムマシンがない!(別の場所も探して)ない!どうしよう、
      現代に帰れない!」
のび太が騒いでいるところへ、先ほどのずるそうな老人が話しかけてくる。
老人:「もし、そこの人。なにをしておられるのかな?」
のび太:「え、タイムマシンを・・・(と言っても分るはずが無いし・・・モゴモゴ)」
老人:「ふむ、先ほどから伺っているとなにやらコロシアムとやらをお探しのようだが?」
のび太:「あ、はい」
老人:「そなたの格好から察するにそれは闘技場のことではござらぬか?剣闘士の
     格好をする場所などここローマではそこぐらいしかないはずじゃぞ」
のび太:「(コロシアムはこの時代には無かったのか・・・。でもそこなら静香ちゃんが
      来ているかも・・・)そうです、僕が探しているのは闘技場です。その場所を
      教えて下さい」
老人:「おお!やはりそうか!安心しなされ、すぐに闘技場まで連れて行ってやるぞい」
のび太、老人に連れられて移動する。

189 :ローマ:04/10/26 01:41:32 ID:SvFHs4Th
今回の投稿終了

190 :作者の都合により名無しです:04/10/26 02:19:29 ID:KYbdxuQP
近いうちに家庭教師リボーンのSSをうpします。
乞うご期待。

191 :作者の都合により名無しです:04/10/26 03:14:49 ID:N0+qk72b
>ローマさん
う〜ん。
題材が面白いだけに、台本っぽい書き方なのが残念。
癖か、文章を書きなれていないのかな。がんがれ。

192 :作者の都合により名無しです:04/10/26 05:30:07 ID:nws3eR8r
>>191
ローマがシナリオ調なのは、元のスレがそういうスレだったから。
書き慣れてないってわけじゃないでしょ。

>マルチメディアinユーラシア
時間帯からして被ったのはしょうがないとしても、謝罪くらいはしてもいいと思うぞ

193 :作者の都合により名無しです:04/10/26 08:14:52 ID:d3nBn5K9
>NBさん
キターーーーーー!この漫画の主役のあのキャラですよね?
でも、なんか原作と違ってずいぶん残酷な気がw
例えるならクリリンの嫁になった18号と未来の18号くらい。
美女軍団揃ったみたいでよかった。でももしかして違うのかな?

>マルチメディアさん
もはや何がなんだか訳わかんねえ・・w楽天軍団が弱いな。
富井はやはり役立たずだったか。お約束だな。
でも「総務部総務課係長、有馬貴臣」これって実在の人物か?
それならちょっと不味いんじゃないか?でも面白いよ。頑張れ。

>ローマさん
俺はこういうシナリオタイプのSS初めて読むから新鮮に感じるよ。
いきなりアクシデントから始まってますね。しずか大丈夫かな。
のび太強いな。怪しい老人につれてかれて、もしかしたらコロシアムで
ファイトとかするのかな?このSSは急展開する事が多いから楽しいな。


投稿量が多いから、バッティングがちょくちょくありますね。
意外と朝とかは狙い目かも。
ハードなブラックキャットとギャグのマルチメディアのカブり、
不意打ちでちょっと笑ったw

194 :作者の都合により名無しです:04/10/26 08:42:55 ID:8oB0RFyz
すげー状況だな

195 :ふら〜り:04/10/26 19:42:33 ID:u/3C+G9A
>>草薙さん
動物追っ払うのに操気弾っておいおい……と思ったりもしましたが。やってくれましたね
ヤムチャ。スウィートホームな上半身人間。マグマックスな下半身人間。それでちゃんと
活躍してるのが凄い。吉良に見せられなかったのが少し惜しいところ。次部での活躍は?

>>ローマさん
お風呂しか頭にない静香ちゃん。らしいですが、今回はそれが発端になった様子。彼女が
トラブルメーカーに、というのは珍しいかも。奴隷に間違われ浚われたヒロイン、何やら
スカウト(?)されたっぽいヒーロー。じわじわ着々、物語が盛り上がっておりますな。

>>ザクさん
ザク自身が、そのものがニュータイプ。そこだけ聞いたら、何が何やらな話。でもそれで
きっちり勇次郎軍団を押し返す。見事だザク。シャッフル軍団の方は、「後継者の存在」
の確認をしてから、ってのが年長者というか彼らの立場独特のカッコ良さ。いいですねぇ。

>>ドクターさん
ふむ。前回の読み通り、SFな空気が濃くなってきたようですな。普通に感情移入する
ドラマではなく、「ゲロと一緒に実験を見ている科学者」な気分になれます。にしても
足払いの完全同時討ち転倒、というのはなかなか笑える光景ですね。ヤムチャなので尚更。

>>NBさん
このところずっと続いている残酷描写目白押し、今回もなかなか……肉体的・精神的に
徹底的ですね。やっているのが二人とも美女、というところがまた、更に味わい深くて。
その閉幕とともに新章突入、次は何が待っているのか? 更なる激痛を楽しみにしてます。

>>マルチメディアさん
しょ、将軍が哀れ過ぎる、と思いましたが。この物語でその程度のことを気にしてはいけ
ませんな。大日自動車株式会社や東西新聞社やラピュタ捜索隊(仮)の面目など、もっと
哀れですし。頭悪いの一言で一蹴されてるセルも哀れ。ほんとならダントツで強いのに。

196 :作者の都合により名無しです:04/10/26 20:22:54 ID:SDhWnW0H
新人さんたちやサマサさん、NBさん、ザクさん頑張ってるけど、
うみにんさん、ユルさん、ブラキンさんどうしたんだろ。
パオさん(殺助さん)VSさんも更新少なくなってるし。
メカタラちゃんやスチールさんも、鬼更新が終わってお休みしてるね。

職人さんが多いと結構心配する事も増えてしまうような。
とにかく、いつもお疲れ様です。毎度楽しませてくれてありがとう。
ま、毎日作品読みたいというのはわがままですね。1ファンの杞憂です。


197 :ブラックキング ◆vI/qld5Tcg :04/10/26 20:31:54 ID:yBsvaDqY
>>196
11時ぐらいにはうぷ出来ると思います。

198 :作者の都合により名無しです:04/10/26 21:26:38 ID:tvuU7k+2
>ブラックキングさん
196じゃないけどうれしいよ。(まさかかたりじゃないよね?)
正直、前回の更新は日数が開いた割に、話が進まなくて不満だった。
(生意気言ってすみません)
このスレの中でも、3本指に入る程好きな作品なので頑張って下さい。
でもその時間帯、作品込み合うかも知れないからカブリに気をつけてね。

>>196
>うみにんさん、ユルさんどうしたんだろ。
同意。ずっと来ないね、お2人。
俺はバキスレと同じ位、最強スレも大好きだったので、お2人がいないと
本当に最強スレが復活せず完全消滅するみたいで寂しい。
バキスレと最強スレは、違うタイプのSSスレの傑作と今でも信じてる。
(鑑賞型SSスレと参加型SSスレの頂点同士みたいな)

作品うぷは無理でも、連絡とかしてくれないかな。>ユル氏・うみにん氏
あと、ペンタゴン氏や山田氏なども出来れば書いてくれないだろうか?
軽い短編でもいいから。とにかく頑張れ、最強スレの職人さんたち。


199 :スチール・ボール・ラン 1st stage(58より):04/10/26 21:38:16 ID:IzCHJ619
ニュートロン・ジャマー・キャンセラーを取り戻し、再び核の力を取り戻した地球軍。
これに対しプラント軍のパトリック・ザラ議長は、最終兵器・ジェネシスを投入。
ナチュラルとコーディネイターとの間に、一気に緊張が高まっていた。
そんな中、戦艦ドミニオン率いる地球軍、クルーゼ率いるプラント軍、それぞれの主力は、再び地上に降下していた。
折しも、大レース「スチール・ボール・ラン」開催中のこの時期に。

「撃てぇ!」
ドミニオン艦長、ナタル・バジルールの号令とともに交戦開始。戦艦、戦闘機、モビルスーツ、モビルアーマー、あらゆる兵器が戦場を駆け抜け、散ってゆく。

「酷いものだ・・・宇宙でもないのに、加減も知らぬ・・・愚かだよ、人間というものは」
戦況を見つめ、一人つぶやくプラント軍の指揮官、ラウ・ル・クルーゼ。

「キラ・ヤマト、フリーダム、行きます!」
「アスラン・ザラ、ジャスティス、出る!」
「ええい、しつこい奴らだっ! 三人を出せっ!」
第3の勢力・エターナルの参戦に、地球軍の統率者・アズラエルは面白くなさそうな態度を見せた。

「エターナル・・・・・・ほう、彼らも地球に降りてきていたか・・・私も出るぞ」
「ク、クルーゼ隊長、どちらへ?」
「新しいオモチャを試してみたくなってな・・・」
自らモビルスーツに乗り込むクルーゼ。
未だ実戦投入されていない機体。後に「プロミデンス」と呼ばれる、その試作型である。

「脆い、脆いな!」
クルーゼの駆るモビルスーツに、成す術無く撃墜されてゆく地球軍の機体。
「む!」
そこで、クルーゼに、ある感覚が襲ってきていた。

「クルーーーゼェェェェェェェェ!」
「ムウ・ラ・フラガかっ!」
クルーゼの機体に急速に近づくモビルスーツ、ストライクガンダム。
「エンデュミオンの鷹」の異名を持つ男、ムウ・ラ・フラガ。クルーゼに対し少なからぬ因縁を持つ彼が、クルーゼに対し迫っていた。

200 :スチール・ボール・ラン 1st stage:04/10/26 21:52:54 ID:IzCHJ619
「そ、そのモビルスーツ・・・」
見た事も無い機体に驚くフラガ。
「気に入ってもらえたか? こいつはまだ試作型だがね、戦力はなかなかのものだよっ!」
「くっ!」
ストライクに襲いかかるモビルスーツ、そして、その装備と思われる、遠隔操作のビーム兵器。多方向からの攻撃に、ストライクはかわすのがやっとだった。

『クルーゼ隊長!』
ストライクと交戦中のクルーゼのもとに、母艦からの緊急連絡が入る。
「なんだ、私は忙しいのだ、後にしてくれたまえ」
『ハッ、それが・・・・・・戦闘区域内に、識別信号の無い機体を発見!』
「チッ、映像を回せっ」

クルーゼのもとに渡された映像・・・・・・そこには、モビルスーツとも呼べない、不恰好なロボットの姿があった。
「おおかた民間機か何かだろう、捨ておけ」

いったん連絡を切ったクルーゼであったが、彼の心中には何か、ひっかかるものがあった。
(あの機体・・・・・・何か、重要なものを見落として・・・・・・)

そして、彼は気付いた。「あのロボットが何であるか」という事に。

その時、ストライクの放ったビームライフルで、クルーゼの機体が被弾する。
「よそ見するとは余裕だな! だが、もうそんなヒマはやらないぜ!」
「邪魔をするなムウ・ラ・フラガ!」
クルーゼの表情が変わる。彼の操縦により、小型ビーム兵器がストライクに集中砲火を浴びせる!
「ちぃぃぃぃッ!」
致命傷こそ食らわないものの、ストライクはその場から動く事ができなくなってしまった。
「そこでじっとしているがいい! この私が、戦争を終わらせるまでなァ!」

フラガのストライクを退けたクルーゼは、戦闘空域の外側へ逃れようとする飛行する巨大ロボットを、全速力で猛追する!
「・・・どうやら私は、見つけたようだな・・・・・・この戦争を終わらせる、『もう一つの鍵』を!」

201 :スチール・ボール・ラン 1st stage:04/10/26 22:06:41 ID:IzCHJ619
一方、追われているとも知らず、戦闘区域の外側を飛行するエド達と鉄人28号。

「大丈夫かアル・・・一体、何だったんだ今の・・・えっと、正太郎、鉄人は大丈夫か?」
「大丈夫です・・・鉄人は頑丈ですから、この程度の攻撃にはビクともしません」
「よし、このままあそこのドンパチから離れよーぜ」
「ん・・・・・・兄さん、あれ!」

戦場から逃れようとする鉄人のもとへ、猛スピードで襲いかかる一機のモビルスーツ!
「全速力だ! 逃げろっ、鉄人っ!」
背中のジェットを最大出力まで上げ、全速力で逃げる鉄人。
しかし、モビルスーツのスピードは速く、奮闘空しく追いつかれ、退路をふさがれてしまう。

「・・・なるほど・・・それが噂に聞く『鉄人28号』か・・・かつて金田博士によって製造された、日本軍の最終兵器・・・」
「だ、誰だてめぇっ! 勝手に人の持ちモン兵器呼ばわりすんじゃねぇ!」
エドが必死の反論を見せるが・・・当の正太郎は、全く反論しようとはしなかった。
「君の事は知らんな・・・ガキは黙っていたまえ」
「誰がチビで豆でクソガキだっ!」
「に、兄さん落ち着いて! 誰もそこまで言ってないよ!」
勝手に怒り出すエドと、それをフォローするアル。

「フ・・・・・・まぁいい。そこの少年が金田正太郎君だね・・・
 単刀直入に言おう! その鉄人28号を、こちらに引き渡したまえ!」
「なっ・・・・・・!」
「い、嫌だ! 誰がお前みたいな奴に!」
鉄人の引渡しを要求され、強硬に拒否する正太郎。
「君ではその鉄人を有効に活用できない・・・・・・だが、私ならそれを正しく扱う事ができる!
 その鉄人・・・いや、鉄人の中にある、『太陽爆弾』をな!」

正太郎の顔色が急変した。

202 :スチール・ボール・ラン 1st stage:04/10/26 22:30:54 ID:IzCHJ619
「私は太陽爆弾の開発者であるビッグファイア博士とはちょっとした知り合いでね・・・
 彼の研究には感服したよ・・・彼の理想とした兵器は、まさに私の理想にピッタリだったのでね!」
「『太陽爆弾』?」
「知らなければ教えてやろう! もっとも、そこにいる正太郎君のほうはよくご存じだとは思うがね!」

下を向きうなだれる正太郎をよそに、クルーゼはエド達に対し、太陽爆弾について語りだした・・・

「かつて金田博士は、そこにいる金田正太郎君の代わりを造るため、「鉄人計画」を打ち立てた・・・
 そして、その計画は28号にして、ようやく完成を見る運びとなったのだ・・・
 そこに、ビッグファイア博士は、鉄人28号を究極の兵器とすべく、鉄人に「太陽爆弾」を埋め込む事を考えた・・・・・・
 現在地球に住む全人類を、瞬時に抹殺できるほどの破壊力を持つ、な!
 そして、その完成形がッ! 今、君達が乗っている、その、鉄人28号だ!」

「・・・・・・な・・・・・・!」
驚愕するエドとアル。しかし、しばらくうつむいていた正太郎は、小声でだがようやくクルーゼへの反論を開始する。

「・・・・・・でも・・・太陽爆弾を起動させるには・・・バギュームが無いと・・・ダメなんだ・・・
 そして・・・・・・その、バギュームは・・・・・・もう、無い! 鉄人はもう・・・兵器じゃ、なくなるんだ!」

「ハッハッハッハッハッハッハッハ! やはり子供だな、君は!」
高笑いをするクルーゼ。
「バギュームが無いから安心だと? ならば、作ればいいではないか!
 我々の技術力を持ってすれば、新たなバギューム、もしくはその代替品を作る事などたやすい事だ!
 私は太陽爆弾の力を持って、人類を裁く! 私こそ唯一、その権利を持った人間なのだ!」
「・・・・・・狂って、やがる・・・・・・!」
呆然とするエド。

「くくくくくく・・・・・・聞いたかお前達! あの太陽爆弾を手に入れれば、忌々しいコーディネイター達を根絶やしにできる!
 あの鉄人28号は、何としても我々地球軍が手に入れる! 部隊を鉄人の位置まで移動させろ!」
「おやめくださいアズラエル理事! 今の話を聞いていなかったのですか、全人類が滅ぶのですよ?」
「それは使い方次第でしょう? うまく使えば、こんな戦争なんてすぐ終わるんですよ?」
ドミニオン艦長・ナタルの制止も聞かず、アズラエルはほぼ全軍を鉄人のもとに集結させつつあった。

203 :スチール・ボール・ラン 1st stage:04/10/26 22:48:45 ID:IzCHJ619
『あの鉄人を、どちらにも渡してはいけません・・・・・・キラ、アスラン、彼らを戦闘空域から離脱させるのです!』
ラクス・クラインの指示により、フリーダムを操るキラもまた、鉄人のもとに向かう。

「やぁぁめろぉぉっ!」
「馬鹿じゃねぇのお前ら? アレが地球軍の手に渡れば、戦争終わるんだぜ? コーディネイターどもを滅ぼしてなァ!」
「させるか! 相手を滅ぼしての平和など、真の平和と呼べるかッ!」
「あ、そっか。お前ら、元はザフト軍だったっけ。調子のいい奴らだなッ!」
キラ、アスラン、ディアッカと、シャニ、クロト、オルガ。ガンダム同士の戦いが、続く。

事態は最悪の方向だった。鉄人は戦争のド真ん中へと投下され、エド達にもはや逃げ場は、ない。

「・・・ダメだ・・・いくらなんでも、これだけの数のロボットに戦闘機・・・鉄人だけじゃ・・・」
「・・・・・・こんなレース、出なきゃ良かったね・・・・・・兄さん・・・僕達、ここで死んじゃうのかな・・・」
アルがその場に座り込み、うつむく。

「諦めるな! 俺達、身体を取り戻すんだろ? 最後の最後まで、諦めるな!」
エドが一人、前に出る。
「む、ムチャです! あれだけ大型ロボットがいるのに、自殺行為です!」

制止する正太郎に・・・・・・エドは冷や汗をかきながらも、笑った。
「そんなに心配するなよ・・・こう見えても俺、結構強いんだぜ?
 せっかく俺には『錬金術』っていう便利な力があるんだ。こういう時に使わないで、いつ使うんだって話だよな」

正太郎は、ハッとした。
そして、何かを思いつめた後、エドを退けて一人前に出る。

「わかった! 鉄人は放棄する!
 だけどその前に、この人達は関係無い! 安全な場所に避難させてくれ!」
「な、何ィッ!?」
「クク、いいだろう・・・・・・我々も無益な殺生をしたい訳ではないからな」
驚くエド達を尻目に、正太郎は降伏を宣言した。

204 :スチール・ボール・ラン 1st stage:04/10/26 23:03:05 ID:IzCHJ619
正太郎は鉄人を操り、近くの岩山にエドとアルを降ろした。

「戦闘はあくまで空域です・・・ここに身を隠していれば、鉄人に乗っているより安全なハズです」
「い、いったいどういう事だよ!? このまま鉄人渡しちまうのか?」
困惑するエド達に、正太郎は、決意の表情を向ける。

「エドさんの言うとおりです・・・正しい事に力を使うのは、決して、間違った事じゃない・・・
 僕と鉄人は、これから、正しい事のために力を使います・・・・・・エドさん達は、生き延びて・・・」
「お、オイ! アンタはどうす・・・・・・」
正太郎は、エド達に悲しそうな笑顔を向け、その場を飛び去った。


「決心はついたかね・・・・・・さぁ、鉄人を渡してもらおう」
鉄人を要求するクルーゼ。
その時正太郎は、レース出場前の事を思い出していた。

〜 回 想 〜

黒部ダムでのブラック・オックス暴走事件。
それを止めるため、鉄人は太陽爆弾を発動させ、溶鉱炉で溶かされた・・・・・・はずだった。
しかし、鉄人は生き残った。溶鉱炉の高熱に耐えきったのである。
だが、太陽爆弾は沈静化し、それ以降鉄人は使用不能のまま保留されていたのである。
そんな中、「鉄人は兵器ではない」という声が一部ながら高まってきた。正太郎と鉄人による、日本への功績も大きい。
そこで、「鉄人を廃棄処分にせず、博物館に飾りながらも厳重に管理しよう」という意見が出た。
そして、「世界規模のレースである『スチール・ボール・ラン』において優勝した場合、廃棄処分を撤回する」という結論にまとまったのである。

「正太郎君、ちょっといいかい?」
金田博士に助力して鉄人の開発に携わった敷島博士が、正太郎を呼び止めた。

205 :スチール・ボール・ラン 1st stage:04/10/26 23:13:17 ID:IzCHJ619
敷島は正太郎に、カプセルを手渡す。表情を曇らせる正太郎。
「・・・・・・これは・・・!」
「ああ・・・・・・正真正銘、バギュームだ」

バギューム。鉄人の内部に内蔵された、太陽爆弾の力を引き出す化学物質。

「黒部の時のが最後だって・・・」
「ああ。だから、これが正真正銘、最後のバギュームだ」
「い、嫌です! こんなもの使わなくても、僕と鉄人はレースに勝ってみせます!」
激昂する正太郎に対し、敷島は彼を抱きしめ、言った。
「いいかい、正太郎君・・・・・・確かに鉄人は大戦の遺物であり、現代には必要のないものかもしれない・・・
 だがしかし、正しい事のために使う力は・・・決して、間違ったものではないと思っている・・・
 このバギュームを使うのも、使わないで捨てるのも、正太郎君の自由だ・・・
 だが・・・君が、本当に鉄人を愛しているなら・・・・・・たとえどんな行動をしようとも、後悔だけはしないで欲しい・・・・・・」

〜 回想 終わり 〜

(敷島博士・・・ありがとう・・・・・・そして、ごめんなさい・・・!)

「・・・・・・ム!?」
クルーゼは気付いた。正太郎の様子がおかしい事に。しかし、もはや手遅れだった。

正太郎は、懐からバギュームを取り出す。
そしてそれを・・・・・・鉄人の心臓部、太陽爆弾に、投げ込んだ!

機体がみるみるうちに赤く変色し、すさまじいエネルギーを放つ、鉄人!!
「行くぞ、鉄人!」

ガオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!

鉄人が、吼えた。

206 :スチール:04/10/26 23:36:12 ID:IzCHJ619
お久しぶりです。
当初はコテを「off」にしようかと思っていたのですが、みんな呼んでくれないので、素直に「スチール」にする事にしますw
で、今回は地球軍・ザフト軍による鉄人争奪戦開始、及び鉄人の太陽爆弾モード覚醒編。
エピソードが膨らみ過ぎて、結局今回でも完結を見る事ができませんでした・・・
次回、鉄人とモビルスーツ軍団との闘い。太陽爆弾が再び起動した鉄人はどうなる? エド、アルの運命は?

なお、今回この「スチール・ボール・ラン」を描くにあたり、元の作品のストーリーの設定を多少拝借・改変してます。

カイジ・・・「欲望の沼」編と「渇望の血」編(現在連載中)の間
アカギ・・・鷲巣戦終了後
鋼・・・第五研究所のエピソード終了後。マスタングは中央復帰を果たしたが、ヒューズはまだ健在。
ダ・カーポ・・・ゲーム本編から2年後、現在「コンプティーク」誌で連載中のエピソードの直前。
         音夢は本校に進学せず、看護学校で学んだ後風見学園の保険医に。純一とは既に結ばれ済。
鉄人・・・こないだ終わったアニメ最新版の最終回後、鉄人は溶鉱炉で溶けず生き残った設定。
種・・・前シリーズの47話と48話の間あたり。最後の地球戦という設定。

>65
太陽爆弾発動した鉄人の強さはハンパではないハズ。さらばキラ、さらばアスラン(ぇ
>78
レスが多い都合上投稿規制を逃れるためとか、リアルタイムで読んで手に汗握ってもらいたいとか色々あるんですけど・・・
他の人とかぶらない時間帯に書いてるつもりなんですがねぇ・・・
>97
次回正真正銘の鉄人対MS編フィナーレ・・・の予定w
>115
GT(黒歴史)ではさらに小悪党のような扱い(ry
>128
なんか出会えるかどうかも微妙になってきましたw 「バンバンキャラ殺す」と宣言させた以上、そろそろ誰か殺さんとあかんよね(ぇ
>196
「スチール何してんだ」って言われる時期見計らってw・・・いや、単にどういう描写にしようかちと悩んでたというのもありますが。

時事ネタも折り込みたいし、そろそろまたやるかな、鬼更新。
このままストックが充分にある初音島編まで突っ走ります。一応「不定期更新」で行きますが。

207 :超格闘士大戦:04/10/26 23:37:34 ID:yBsvaDqY
http://www1.u-netsurf.ne.jp/~hinomoto/baki/ss-long/tyo-kakuto/16.htm
の続き

208 :超格闘士大戦:04/10/26 23:43:54 ID:yBsvaDqY
第17話「勇次郎VS…」

地上へ出ると同時に、右手に持つ巨大な剣を両手持ちし、ハドラーへ突進するバラン。
ドラゴンの騎士のみが持てるという伝説の武器、真魔剛竜剣の威力はすさまじく
両腕を交差させたガードもろとも、ハドラーの心臓を突き破った。
 「ぬうう…バラン…」
自身の胸に刺さる、図太い剣を震える手で掴むハドラー。勝負は明らかにバランの優勢であった。
魔王軍の最高司令官であるハドラー。人間…神…等の種族で言えば、もちろん魔族の類に入る。
彼の、魔族特有の青い身体には大小いくつもの傷が出来ていた。恐らくはバランにつけられたもの。
地上へ出る以前に、両者は戦闘を開始していたのだ。
ハドラーの十八番である呪文攻撃は、竜の騎士特有の能力「竜闘気」(ドラゴニックオーラ)に
遮られて効果がないはず。バランの魔界での戦いぶりを知る浦飯らはわかっていた。
ハドラーに勝機はまるでないということを。
 「終りだ…ハドラー」
剣を持つ手に力を入れるバラン。だが剣はハドラーの身体から抜けない。
心臓を貫かれ、息も絶え絶えのはずのハドラーの両腕の力におさえつけられている。
 「うかつだったなバランよ…とどめの一撃は、脳天にしておけばよかったものを…」
ハドラーがそうつぶやいた後、下をうつむいていたその顔がぐんっと上がり、ぎらついた両目で
バランの顔を睨みつけた。同時に、地獄の爪…ヘルズクローを飛び出させた両手がバランの胸に近づく。
このままでは串刺しにされる。それはバラン自身も、浦飯達もわかっている。しかし、一瞬の不意打ちに
身体が反応出来ない。
 「あぶない!」
ポップがそう叫ぶ。
次の瞬間…一閃の鮮やかな閃光がハドラーの両腕を照らした。
 

209 :作者の都合により名無しです:04/10/26 23:44:57 ID:/oXo12JJ
スチール氏GJ!

なんかスパロボ化してきたなw
D.C.はコミック版がベースか……

210 :超格闘士大戦:04/10/26 23:44:58 ID:yBsvaDqY
朝日にも似たその一筋の閃光。
今にもバランの胸を串刺しにせんとしていたハドラーの両腕を、その閃光が照らす。
直後、閃光に照らされた両腕はスパアンッという勢いのいい音を発して切断された。
「うぎゃああああ!」
わめくハドラー。見事に分断された彼の青白い両腕が、地面にボトリと落ちる。
閃光は消え、そしてその場にいた全員が、閃光の出所に首を向ける。
そこにはアバンが剣を逆手に持って構えていた。
アバン流刀殺法最大の奥技、アバンストラッシュ。ハドラーの腕を切り裂いた閃光の正体はそれだった。
 「貴様…名は…?」  
ハドラーが、血走った眼で丁度剣を鞘に収め終えたアバンに問いかけた。
「アバン…」小さく…しかしややかしこまった感じの声で自分の名を名乗るアバン。
 「アバン…とやら、名は覚えておくぞ…」
しばし視線を合わせあうアバンとハドラー。血なまぐさい魔物の顔から眼をそらすように
アバンがゆっくりとまぶたを閉じる。次の瞬間、ハドラーの身体がバラバラに吹き飛んだ。
胸に突き刺さった真魔剛竜剣から、バランが自らの闘気を解放。
傷だらけのハドラーの身体を砕いたのだ。
体中の様々なパーツがあたりに飛び散り、赤土の地面が魔族の青い血で真っ青に染まった。
 「礼を言う…アバンとやら…ハドラーの心臓は2つあったのだ。私が不覚だった…」
足元に転がるハドラーの残骸を足で取っ払いながら、アバンに礼を言うバラン。
アバンは軽く頭を下げて答えた。
 「おっさん、久しぶりだな」
浦飯がバランに近づき、言葉をかける。
 「幽助、桑原、飛影、蔵馬。お前達も地上に出ていたのか」
魔界では共に戦っていた浦飯達とバラン。再会を喜びあうように、親しげに語りだす。
しばらくして、アバン、ポップ、本部もその輪に混じり、今の魔界の状況や地上の状況を共に語りだした。
 

211 :超格闘士大戦:04/10/26 23:47:34 ID:yBsvaDqY
「地上に出て早々、ハドラーを倒せたのは幸運だった。これで少しばかり地上への被害の拡大を防げる。
  だが…ハドラーのほかにも、名だたる魔界の闘士達が数人…地上へと出ているらしい」
バランの状況報告。それを聞いていたポップが、頭を抱え始めた。
地上はもうおしまいだ…と小声でつぶやくポップの頭を、アバンが優しく撫で下ろす。
 「ザボエラやフレイザード…まさか、ミストバーンもか!?」
幽助がバランに問う。
 「いや、ミストバーンは今だ魔界に留まったままだ。だがザボエラ等の師団長クラスは
 ほとんどが地上に出ていると思っていいだろう。それに、君達に因縁のある妖怪達も
 何人かすでに地上に出ているようだぞ…」
 「俺達に因縁…まさか…」
幽助達の顔が、一斉に曇る。そして、4人同じにバランの顔を見る。
こくっとうなづくバラン。どうやら幽助達の知っている妖怪が数人、地上に出てきているらしい。
もちろん、悪の心を持った敵である。
 「私はこれからやらなければならないことがある…再会早々、別行動になってしまうが…
 あとはよろしく頼むぞ」
その場にいる全員に向けてそう言うと、バランは身につけている首飾りを外して手の平に乗せ、皆に見せ始めた。
 「この聖なるまもりを…アテナに返すのだ…」

同じ頃、共に強者を求めて戦いを続ける2人の漢が、オーストラリア大陸のとある砂漠地帯で出会っていた。
1人は地上最強の生物、範馬勇次郎。
そして対峙するは筋肉操作の能力を持つ、魔界1の豪腕の持ち主。戸愚呂(弟)である。
 「なぁ、そこのあんちゃん、俺と遊んでくれねぇか?」
前を歩く戸愚呂を見つけた勇次郎。山のように盛り上がった戸愚呂の筋肉を、嬉しそうに見つめながら
挑戦状を叩きつける。背中ごしに感じる勇次郎の好戦的な気配に刺激されたのか、戸愚呂が着ている
スーツを脱ぎ捨てて、ピクピクと躍動する筋肉をあらわにした。そしてくるっと振り返る。 
 「やるねぇあんた…地上に出てそうそう、いい戦いが出来そうだよ」
 「邪ッッ!」

212 :超格闘士大戦:04/10/26 23:49:42 ID:yBsvaDqY
今回もあまり話し進みませんでした。
>>198氏すいません。

>>1スレ立て乙かれです。
これからやっと本調子になれそうな気がします。
続く

213 :209:04/10/26 23:51:00 ID:/oXo12JJ
うおっ、割り込んでるorz

スマソ吊ってきまつ

214 :作者の都合により名無しです:04/10/27 07:44:27 ID:XU0IdymS
戸愚呂キター

215 :作者の都合により名無しです:04/10/27 08:25:49 ID:3oj5GQgu
スチール氏、いつも力作お疲れ様。
そしてブラックキング氏、復活おめ。

>スチールボールラン
第三勢力エターナルってwモビルスーツってwもはや原作のスティール、跡形もないな。
でもこういうごちゃまぜの雰囲気好きだ。あとアカギの鷲津戦ってもう終了したの?
>超格闘士大戦
ハドラーごとき相手にアバンに助けられるバランにちょっと違和感だけど、面白かった。
勇次郎の鬼の筋肉と、トグロの異形の肉体のぶつかり合いか。次回はいよいよ本格バトルだな!

>>198
>バキスレと最強スレは、違うタイプのSSスレの傑作と今でも信じてる。
>(鑑賞型SSスレと参加型SSスレの頂点同士みたいな)
同意だが、ひとつ大物SSスレをわすれちゃいないか?w


216 :作者の都合により名無しです:04/10/27 11:17:53 ID:Qm32U0TE
すげー状況だな

217 :作者の都合により名無しです:04/10/27 14:06:48 ID:KwHaxiw9
>>215
そういやかつてあのスレにも「参加型SS」があったな。
誰かバキスレでやってくれんかな、ああいうの。

218 :作者の都合により名無しです:04/10/27 17:46:30 ID:CtGfKh4e
ブラックキング氏が復活してる。マジで嬉しい。
更新回数増えそうだし。とぐろ対勇次郎、期待してますぜ。
スチールボールランも個性的で楽しいな。
まさかレース漫画に鉄人だのモビルスーツだの出てくるとはw

>>215
残念だけど、長官スレはSSが来なくなって久しいぞ。

219 :作者の都合により名無しです:04/10/27 19:16:01 ID:h5byIuAe
>218
>>215の言いたいことはヤムチャスレのことだってりしてw
あと、この微妙にスレ違いだけど肉2世と面白いからくりサーカスが復活して嬉しい限りだ。

220 :作者の都合により名無しです:04/10/27 20:42:01 ID:/nVC8saD
>>216
お前はそれしか言えんのかw

221 :作者の都合により名無しです:04/10/27 21:22:18 ID:OYu2J/61
反動が怖いくらい好調だな。
ザクさん、NBさん、サマサさんたち実力者もどんどん更新してくれるし、
ブラキンさんも復活したし、スチールさんやローマさんをはじめとする
新人さんたちも力作あげてくれるし。一部、ちょっと疎遠な方もいるが…。
少なくとも年内はこの調子で行きそうだな。良い事だ。

遅れたけど10万おめでとう。>バレさん、職人さん、住民さん
でも、ゲームがまだなのがちょっとショックw

>>219 どこが微妙なんだよw

222 :作者の都合により名無しです:04/10/27 22:52:05 ID:BVqZyUqz
一日あたりのヒット数も好調だな。
おれは新作全部好きだが特に
マリアさまが見てるがお気に入り。
なんかバキスレに場違いな所がいいw
かつみんやゲロやアナスイもいいけどな。

とにかく新人さんたち、先輩方を
抜く位の実力者になって下さい。
ここは強豪が多いけどね。



223 :作者の都合により名無しです:04/10/27 23:10:25 ID:s+5gUoMV

./ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| 出木杉帝国に神界にローマ! 身体がいくつあっても足りないよ!
.\
.   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
       / ____ヽ           /  ̄  ̄ ̄ \
       |  | /, −、, -、l           /、          ヽ  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
       | _| -|  ・|< ||           |ヘ |―-、       | < ほんとバキスレ大好調!
   , ―-、 (6  _ー っ-´、}         q -´ 二 ヽ     |  \_________________
   | -⊂) \ ヽ_  ̄ ̄ノノ          ノ_/ー  |     |
    | ̄ ̄|/ (_ ∧ ̄ / 、 \        \     |    /
    ヽ  ` ,.|     ̄  |  |         O=====|
      `− ´ |       | _|        /         |
         |       (t  )       /    /      |




224 :作者の都合により名無しです:04/10/27 23:20:57 ID:BVqZyUqz
現連載陣で、
ドラえもん元にした作品*麻雀・出来杉・神界・ローマ。
ジョジョを元にした作品*ディオの世界・4×5・AoB・アナスイ・スチール。
バキを元にした作品*空手小公子愚地克己

*ザクとか超格闘士大戦などはバキが元ではないのでバキに入れず。
 なんか漏れてたらごめん。


どう考えてもすでに「バキ」スレではないなwま、愛称ですね。


225 :作者の都合により名無しです:04/10/27 23:50:02 ID:GUyucLV4
ここで一発、誰か餓狼伝メインの作品とか誰か書かないかな
ジャンプキャラやドラえもんが暴れる派手なバトル物も好きだが、ふと純粋な格闘が懐かしくもなってくる

226 :作者の都合により名無しです:04/10/28 02:58:10 ID:98nCZs1r
>>223
そのAAって続きがあるんだよね。縁起悪い

―と思ったらドラの顔がいじってある
芸こまかいな

227 :作者の都合により名無しです:04/10/28 07:14:04 ID:g6Q0XVGD
すげー状況だな

228 :作者の都合により名無しです:04/10/28 08:05:55 ID:NQqS0aQB
久しぶりに昨日は作品来なかったか。
でもバレさん復帰したみたいでよかった。

>>227
サマサ!サマサ!サマサ!て言ってた人だろ?w


229 :のび太と大ローマ 場面2−7 ローマ郊外:04/10/28 10:32:01 ID:Cj5C3DLo
>>188からの続き

老人に連れて行かれた場所はなにやらいかがわしい町外れ。

老人:「ここでちょっと待っていて下され」
老人は家の中へ。のび太、あやしいボロ家の前でしばし待たされる。
のび太:「いつの時代、どの場所にもいい人っているもんだなあ(ホロリ」
一方家の中では・・・
家の主人「なんだ、お前か」
老人「ヘヘへ、毎度お世話になっておりやす」
家の主人「今回は一体何を拾ってきた?」
老人「窓の外をご覧に・・・(窓の外ののび太を指さす)、ちょっとした掘り出し物で
    値段は10000で如何でしょうか?」
奴隷商人:「10000!なんて法外な値段だ!」
老人:「(必死でなだめる様子)いえいえいえ、決して御損はさせません。先ほどしかとこの目で
     見ましたが、こいつはローマ兵を一撃でのしたんですぞ。決して高い買い物では
     御座いますまい。名門カプアの訓練場で鍛え上げれば相当な手錬れになります。
     8000では・・・」
奴隷商人:「まさか!こんな子供が兵に勝てるわけなかろう。奴隷の値段は1000から
       6000セステルティウスぐらいが相場だ。しかもこいつはまだ子供。良く
       見れば顔もどこか抜けておる。まあ、装備込みで1500が限度だな」
老人:「そ、そんな、殺生な!」
奴隷商人:「この老いぼれめ、ついに耄碌したか!おい、その腐れかかった眼でよく
       見てみろ!こいつが10000の値打ちもあると思うのか!?(と指をさす)」
老人:「(窓の外にいるぼけ〜っとしたのび太の顔を見ながら)う、うう〜ん・・・」
奴隷商人:「剣奴隷は所詮、使い捨てだ。この値段で気に入らないのなら他をあたれ」
老人:「・・・えい、仕方が無い!その値段で良いです。(いまいましい!折角の掘り出し物
     だと思ったのに・・・ブツブツ)」

230 :のび太と大ローマ 場面2−7 ローマ郊外:04/10/28 10:33:47 ID:Cj5C3DLo
老人、外に出てのび太を家に招き入れる。
老人:「(のび太への興味を失った様子で)おい、この方がお前をカプアの訓練所まで
     連れて行って下さる。よく言うことを聞くようにな」
のび太:「訓練所?闘技場じゃないの?」
老人:「似たようなものだ。ほら挨拶をしろ」
のび太、奴隷商人に向かい頭を下げる。
のび太:「はい。おじさん、よろしくお願いします!」
奴隷商人、下卑た顔を笑わせながら、
奴隷商人:「フフン、なかなかよく躾けられているではないか。おい、外に馬車が出ているから
       そこに行け。すぐに出発だ」
のび太:「は〜い」
奴隷商人:「あ、そうそう。その剣と盾は預かっておくぞ。何かと物騒な御時世だから、お互いに
      気をつけんとな。(意味ありげに笑う)」
のび太:「あ、は〜い」
のび太、剣と盾を奴隷商人に渡す。

231 :のび太と大ローマ 場面2−8 ローマ郊外→アッピア街道:04/10/28 10:36:28 ID:Cj5C3DLo
のび太が奴隷商人に言われた通りに外へ出ると、そこには大きな馬車が一台
停まっており、何人かの奴隷達がその前で列を作っているのが見える。
のび太:「ここに並んでいればいいのかな?」
のび太、列の最後尾に並ぶ。やがて係りの者がやってきて、列を作っている奴隷達の
手足に錠と鎖を次々に付け始める。係りの者の手際はよく、すぐにのび太の番がやって来る。

「ガチャン、ガシャリ」

のび太の手足にも重そうな錠と鎖が付けられる。しかし、のび太は特に疑問を持たず、
されるがままになっている。
御者:「・・・これで全部だな。よし、皆、檻に入れ!」
御者の指示により、奴隷達がノロノロと荷台の檻へと入り込む。大儀そうに
体を動かす奴隷達をいざ見てみれば、奴隷達は皆、屈強で傷だらけな者ばかり。
明らかに普通ではない。しかし、のび太、その光景にも疑問を持てず、ただただ言われた
通り檻に入る。

「ガチーン」

のび太が入ると共に檻が閉められる。

232 :のび太と大ローマ 場面2−8 ローマ郊外→アッピア街道:04/10/28 10:39:02 ID:Cj5C3DLo
「ガタゴトガタ」

馬車はやがて動き出し、ローマの町を抜け、大きな通りに入る。いつの間にやら時刻は夕方。
石畳の道路を夕日が真っ赤に染めている。
のび太:「へえ、大きな道路がすごく遠くまで続いている・・・。これってローマが作った
      のかなあ。ねえねえ、今、どの辺りを馬車は走っているの?」
のび太、自分の対面に座り込み、ボンヤリと赤い空を見上げている強そうな奴隷に
話しかける。
強そうな奴隷:「ん?ローマを出て、アッピア街道に入ったところだ。これから一晩かけて
         訓練所に向かうのさ・・・やれやれ又カプアで訓練の毎日だ(とため息
         をつく)」
のび太:「訓練?ってことはおじさんもひょっとして剣闘士?」
強そうな奴隷:「ひょっとしなくても剣闘士さ。・・・『おじさんも?』まさか、お前もか?」
のび太:「へへ〜、凄いでしょ」
強そうな剣奴隷:「(深刻な顔で)!!その若さでか、なんて惨いことを・・・」
のび太:「(自慢気に)大丈夫だよ、こう見えても僕は凄く強いんだから!」
強そうな剣奴隷:「(激昂して)馬鹿か、お前は!!お前は剣闘士というのが
           どういうものか分かって・・・」
剣闘士が何かを言いかけた時、前方から怒声が入る。
御者:「うるさいぞ!そこの奴隷ども!奴隷は奴隷らしく黙っていろ!」
のび太:「(ムッとして)は?僕が奴隷?僕は奴隷じゃない、剣闘士だよ!」
意外だったのか、のび太の抗議に御者、吃驚する。だが、やがて落ち着きを取戻し、
冷笑を浮かべながら言う。
御者:「あ?『僕は奴隷じゃない』だと?ではお前の手首、足首にはまっているのは
     何だ?錠をかけられ、訓練所に運ばれるお前は剣奴隷以外の一体何だって
     言うんだ?」
のび太:「え?僕が奴隷?」
しばしの沈黙。馬のひづめがカポカポと鳴っている。


233 :のび太と大ローマ 場面2−8 ローマ郊外→アッピア街道:04/10/28 10:41:36 ID:Cj5C3DLo
のび太:「え〜と、手と足には鎖・・・、それに鉄格子・・・?わあ! 僕、捕まっている!?
      だ、だ、出せ〜!(のび太、暴れる)」
御者:「(呆れた表情で)何だ、騙されたことに今頃気づいたのか」
のび太:「これは何かの間違いなんだ!出せ〜!(と暴れている)」
とり乱すのび太を見かねてか、さきほどのび太と会話をしていた剣奴隷がのび太に
語りかける。
強そうな剣奴隷:「諦めろ。お前は剣奴隷の商人に売られたんだよ。行き先は死ぬも
          地獄、生きるも地獄のカプア訓練所だ。せいぜい口をつぐんで体力
          を温存しておくんだな。試合の前に死ぬぞ」
のび太、自分の置かれた状況を把握。青ざめた表情になる。
のび太「剣奴隷!?訓練所!?僕は一体どうなっちゃうんだ・・・、ドラえも〜ん!」
のびた、鉄格子を掴みながら空に叫ぶ。


234 :ローマ:04/10/28 10:45:36 ID:Cj5C3DLo
今回の投稿終了。場面2終。

235 :木村拓哉 ◆IcICQJaxBw :04/10/28 16:06:03 ID:ltC55kgn
このスレ気にいったわ。

236 :作者の都合により名無しです:04/10/28 19:46:30 ID:z9LNEU8S
>>223
ほのぼのした。のび太は男の中の男。

>ローマさん
売られていくのび太、普通ならバックにドナドナでもかかりそうなほど
落ち込むはずなのに、持ち前ののほほんさとIQの低さで危機感が無いなw
しかし、さいごにさすがに気付いたか。射撃ならのび太は一流だけど、剣はねえ?

237 :作者の都合により名無しです:04/10/28 20:55:06 ID:O3geJr3Y
ローマはTRPGのリプレイを読むつもりで挑戦すれば読みやすい。

238 :ふら〜り:04/10/28 23:20:52 ID:NMlyl8m4
>>スチールさん
実際に現地で見てたら、首が痺れるまでぽかぁぁんと見上げて呆然としてそうな。
アニメで見るにしても、さぞかし凄い映像になりそうな。豪勢豪快、鉄の大軍団。
そんなド派手空間の中で、正太郎の悲壮な決意(っぽい)……この事態、終幕は如何にっ。

>>ブラックキングさん
アバンと仲のいい、完全に味方側のバランというのは頼もしい。緊迫感がなくならないか
少々不安なほどに。……てことは、ダイ以外の作品敵キャラとどんどん絡んでくれる、か? 
あと戸愚呂は、善人ぽさ完全無しを希望。厳しく非情に、強さだけ求めて欲しいです。

>>ローマさん(←でいいのでしょうか)
されるがまま、なすがままに流されていくのび太。「素直だなぁ」とか思いもしましたが、
世間一般ではマヌケと言いますな。こういうのは。にしても、これで二人とも奴隷に
なってしまって……特に、武装を取り上げられたのび太が心配。ドラたちはまだかっ!?

>>そういえば
昔、初代四天王時代、職人さんたちの作風を料理に例えてた方がおられましたが。
今の状況は、思いっきり広大な会場の、多国籍料理バイキングですな。
よりどりみどりのツブ揃い、豪華絢爛食べ放題。

239 :作者の都合により名無しです:04/10/28 23:23:30 ID:c6oBOi4R
そうですね。
小説と思って読むと辛いかも。
雰囲気はTRPGの方が近い。

240 :ミドリ ◆5k4Bd86fvo :04/10/29 00:16:12 ID:o9pSpDmB
放課後――。

祐巳は温室にいた。
人気のない古い温室は、見た目はぼろぼろだけど中は整然としていて、薔薇を中心にたくさんの植物が葉を伸ばしている。
本来ならこの時期、山百合会は来月に行われるマリア祭の準備で忙しい。
だが今日は瞳子と由乃は部活に行くと言っていたし、乃梨子は居候先の家主である大叔母様と約束があると言って先に帰っていった。
二人ではあまり作業もはかどらないので、志摩子さんと「今日はお休み」することにしたのだ。
校舎を出て校門へ向かう途中、ふと思いついて祐巳はこの温室に寄った。
この温室には、お姉様との思い出がいっぱいある。
(お姉様…)
ロサ・キネンシスの木に、そっと触れる。四季咲きの紅薔薇はまだ蕾の状態だ。
…お姉様がご卒業されて一ヶ月。
瞳子や山百合会のみんなと忙しくも満たされた日々を送っていると思う。けど。
(やっぱり寂しい…)
祐巳のお姉様である祥子様は、小笠原グループの会長の孫娘で、生粋のお嬢様だ。
整った美しい容姿に優雅な立ち振る舞い。
凛とした瞳と伸ばされた背筋は祥子様の気性そのままで。
とても強くて…でもとても弱いところもある人。
『祐巳』
そう名前を呼ばれてタイを直されるたびにドキドキしていた。
祐巳だけの、大好きなお姉様。
離れていても心は繋がっていると思う。
お姉様と祐巳の絆はそんなに弱いものじゃないと自信はある。
けど、時々こうしてお姉様が恋しくなってしまうのだ。
(…瞳子にはあまり見せたくない姿だよね)
知れば、きっと『私ではかわりにならないのですか』と気にさせてしまう。
祥子様の代わりなんて誰にも出来ない。もちろん、祐巳と瞳子にも代わりなんていない。

241 :ミドリ ◆5k4Bd86fvo :04/10/29 00:18:00 ID:o9pSpDmB
背後でしたキィ…という音に、祐巳は視線をドアに向けた。
誰かが温室に入ってきらしい。…逆光でよく顔が見えない。
祐巳の存在に気が付いた彼女が歩み寄ってくる。
手を伸ばせば届く位置まできて、祐巳は彼女が誰なのかやっと気が付いた。

「ごきげんよう。紅薔薇さま」

華やかに微笑んだ彼女はリリアンの噂の的。
城戸沙織、であった。



そのころ。



242 :ミドリ ◆5k4Bd86fvo :04/10/29 00:19:16 ID:o9pSpDmB
“白薔薇さま”藤堂志摩子は一人、お聖堂にいた。
志摩子はシスターを志すクリスチャンである。
実家がわりと名の通った寺という事実は、信仰に目覚めた志摩子を悩ませていた。
中等部からリリアンに入学して以来ずっと(私はここにいてはいけない)と思い続け、それでも信仰を捨てられずにいた。
『いつでもここから追い出されてもいいように』
そう思いながら作ってきた周囲との壁は、高等部に入り、崩されることになったのだ。
桜の季節にお姉様と出会い、薔薇の館の方々と出会った。
そして、二度目の春に乃梨子と出会った。
彼女たちとの出会いが志摩子を変え、ここにいてもいいのだと教えてくれたのだ。
何かに所属することは足枷だとすら思っていたのに、今はリリアンでの全てが愛おしい。
(マリア様。わたしに素晴らしい時間を与えてくださったことを感謝します…)
瞳を伏せ、静かにマリア様像に祈りを捧げる。
ステンドグラス越しに差し込む夕焼けが志摩子を柔らかく包む。
今日もお聖堂は静寂に包まれていた。
しばらくして伏せていた長いまつげを上げると、志摩子はマリア様像を見つめた。
何百回とお会いしているマリア様は、今日もお美しい。
「…あら…?」
――なにか、おかしい気がする。
少し近付いて目を凝らしてみると、マリア様像の頬が濡れて陽に反射しているのがわかった。
いや、濡れているだけではない。
よく見ると、マリア様の瞳から透明な水がゆっくりと溢れてきているのだ。
「マリア様…」
驚いて息を呑む志摩子の見つめる中、マリア様像は涙を流し続けていた。

243 :ミドリ ◆5k4Bd86fvo :04/10/29 00:22:13 ID:o9pSpDmB

温室――。

「ごっごきげんようっ」
あまりに意外な人物の登場に、思わずどもってしまう。
「敷地の端に小さな建物があると思ったら…温室でしたのね。ここは」
沙織さんは狭い室内を物珍しそうに見渡した。
沙織さん、近くで見ると本当に綺麗。
お肌なんか白くてツルツルで。大きな瞳はまつげびっしりで。
背はあまり祐巳と変わらないけど、タヌキ顔の祐巳に比べてすごく大人びて見える。
でも興味津々といった感じで薔薇を覗き込んでいる様子は年相応で…すごく不思議な雰囲気を持った人だ。
不意に顔を上げた沙織さんと目が合った。
「紅薔薇さまはどうしてここへ?」
「…この花を見に」
そう。お姉様の化身のようなこの花に会いに。
「沙織さんは?」
「私は捜し物を捜しに。…私の名前をご存じなのですね」
「有名だもの」
今日一日だけでも、何度沙織さんの名前を聞いたかわからない。
ふと外に目をやると、こちらへ向かって走ってくるセーラー服が見えた。
『スカートのプリーツは乱さないように、白いセーラーカラーは翻らせないように、ゆっくりと歩くのがここでのたしなみ』
なのだけど、彼女はお構いなしのようだ。
というか、ものすごく早い。
あっという間に温室に辿り着いた彼女は、勢いよくドアを開けた。

244 :ミドリ ◆5k4Bd86fvo :04/10/29 00:23:13 ID:o9pSpDmB
「アテナ!!」
その少女は、綺麗な金色の髪をしていた。
「待ち合わせの場所にいらっしゃらないから捜しましたよ!あまり一人では行動しないでくださいとあれほど」
少女の言葉が唐突に止まった。
すごく驚いた顔でこちらを見ている。
どうやら、今、祐巳の存在に気が付いたようだ。
金髪青眼の美人さん。そしてこの言葉。
きっと、この人がジュネさんだ。
「ごきげんよう」
なぜか硬直してしまっているジュネさんに挨拶をすると、小さな声で「ごきげんよう」と返してくれた。
祐巳とジュネさんの間の微妙な空気を払拭するように、沙織さんが微笑んだ。
「迎えが来たようなので、これで失礼いたします」
困惑したような表情を浮かべているジュネさんを促して、沙織さんはドアを開いた。
足を踏み出す前に振り返る。
「お話が出来て…とても嬉しいです、紅薔薇さま。ごきげんよう」
「ごきげんよう…」
一瞬見惚れずにはいられない微笑みを見せる沙織さんは、やっぱり一枚の絵画のようだった。
(そういえば…)
二人の姿が完全に見えなくなってから、気が付いた。
(…アテナって何?)


245 :ドラえもんの麻雀教室EXTRA:04/10/29 00:39:38 ID:9r4uixSN
「ドラえもーん! 転校生がやって来たよー!」
「ん?」
 ドラえもんは野比家の家計簿から目を上げた。のび太の体には大きな白い蛇
がグルグル巻きになっていた。
「転校生って、その蛇?」
「そんな訳ないだろ! こっちが転校生のムハドくんだよ」
 のび太の隣に立っていたインド人の少年がお辞儀をした。ターバンを頭に巻
いて学校指定のリコーダーを持った、かわいらしい少年だ。
「ムハドくんは、なんと蛇使いなんだぜ! すっごいだろ!」
「ふーん。なんか芸を見せておくれよ」
 ドラえもんに言われて、ムハドはリコーダーを吹いた。蛇の締め付けに力が
入って、のび太の全身の骨は大きな音を立てて砕けた。

「いやービックリした。ムハドくんって手加減しない性格なんだね」
 蛇の代わりに包帯でぐるぐる巻きになった。のび太は松葉杖の先で頭をかい
て笑っている。当のムハドも自分は何一つ悪くないという顔でニコニコしてい
る。ドラえもんが家計簿の改竄を終えて、ムハドに言った。
「のび太くんがズタボロになっただけじゃ、もう一つインパクトにかけるなあ。
他にも持ちネタがあるんでしょ?」
 ムハドはこっくりと頷いてリコーダーを吹いた。とぐろを巻いて休んでいた
蛇の全身が白く輝いて、龍に変化した。厚くたれ込めた雲間から一条の光が差
して、その光に沿うようにして龍は天に昇った。龍が消えると光も再び雲に閉
ざされて、やがて雨が降り出した。龍が泣いているような哀しい雨だった。
「何だよこれ。つまんねーよ」
「龍ってのがありきたり過ぎて全然ダメだね。こんなんで客が喜ぶと思ったら
大間違いなんだよ」
 のび太とドラえもんにこきおろされて、ムハドは不機嫌そうにリコーダーを
吹いた。ふすまが開いて蛇が帰ってきた。
「芸もいいけどさ、それよりちょっと頼まれてくれないかな」

246 :ドラえもんの麻雀教室EXTRA:04/10/29 00:40:28 ID:9r4uixSN
 ドラえもんはそう言って天井を指さした。
「天井裏にネズミが巣を作っちゃってさ、毎晩のようにボクの押し入れに入っ
てきてヒップにキスをしやがるんだよね。その蛇でネズミを血祭りにあげてく
んないかな?」
 ムハドはドンと胸を叩いてリコーダーを吹いた。蛇が大きく伸び上がって、
天板を外して天井裏に潜っていった。しばらくドタバタとやった後、幾つかの
肉の塊が落ちてきた。バラバラになった蛇の死体だった。
「返り討ちじゃねーか」
「結局ネズミに栄養を与えただけじゃねーか。迷惑料払えや」
 毒づくのび太とドラえもんを制して、ムハドは蛇の死体に大きな布をかけた。
リコーダーを吹いて、ワンツースリーのかけ声で勢いよく布を取り払った。
 蛇はバラバラのままだった。
「すげー! 生き返らない!」
「龍にもなれる蛇の癖して生き返らない!」
 ようやく拍手をしてもらって、ムハドは誇らしげに胸を張った。しかし最愛
のパートナーを失ったことに気づいて、すぐに哀しそうな顔になった。
「大丈夫だよムハドくん。あんなクソ蛇だったら、近くの空き地に山ほどいる
からさ。今から行って捕まえてこようぜ」
「さ、パーっと用事を済ませてパーっとインドに帰れこの野郎!」
 三人が捕獲用のナイフとフォークを持って部屋を出たのと入れ違いに、ママ
が部屋に入ってきた。
「のび太にドラちゃん、お昼ごはんの用意ができたわよ」
 ママは無人の部屋の畳の上に、白い肉の塊が転がっているのを発見した。
「あら何これ。イラク問題の爪痕?」
 風刺めいたことをぬかすママの目の前で、肉塊がゆっくりと蠢いた。

247 :作者の都合により名無しです:04/10/29 00:41:09 ID:9r4uixSN
「ただいまー」
 ドラえもんとムハドが帰ってきた。大きな黒い蛇をつれている。のび太の姿
は見えない。
「出しておくれよー。洋服がぜんぶ溶けちゃったよー」
 蛇の膨れた腹の中から、のび太の声が聞こえてきた。どうやら蛇に呑まれて
しまったらしい。
「はいはい。とりあえず一休みしてからにしようね」
 ドラえもんが部屋のふすまを開けると蛇がいた。華麗なる復活を果たした白
い蛇だった。
「ドラちゃんなのー? 私どうなっちゃったのー」
 白い蛇の腹が喋った。ママの声だった。
「なんだ、ママも食べられちゃったのか。親子そろってバカだねー」
 ドラえもんは鼻くそをほじりながら所感を述べた。ムハドもドラえもんの真
似をして鼻くそをほじっている。
「それはそうとママさん、お昼ごはんはまだ?」
「台所に用意してあるわよー。生温かくて気持ちいいわよー」
 ドラえもんとムハドは台所へ向かった。のび太の部屋に残された二匹の蛇は
動かない。倶に天を戴かざる敵であることを直感して、お互い激しく睨み合っ
ている。
「キシャー!」
 先に動いたのは白蛇だった。黒蛇の喉元に噛みついて食い千切ろうとするが、
黒蛇も負けじと白蛇の銅に巻き付いて金剛力で締め上げた。
「シャオー!」
 ムハドの飼い蛇の座を賭けて、白蛇と黒蛇の死闘が始まった。生き残るのは
どっちだ!
「のび太! またテストで0点とったのね!」
「うわーん! 見つかっちゃったよー!」
 白蛇の腹の中のママがテスト用紙を発見した。どうする黒蛇の腹の中ののび
太!




248 :作者の都合により名無しです:04/10/29 01:09:09 ID:32LMae5N
VSさん、1レスくらい空けましょうね。

249 :作者の都合により名無しです:04/10/29 01:22:22 ID:l4VjWtCW
ローマ凝ってるな。乙
ユルさんみたいだ。

250 :作者の都合により名無しです:04/10/29 05:31:21 ID:mnG/KB5a
>ドラえもんの麻雀教室
続くと思わせておいて完・・・実に汚い
VS作品であることを実感させてもらってるよ

251 :草薙京:04/10/29 07:45:29 ID:/nimh1NL
>250
感想を書くのはいい事すが酷評の様に見えるコメントを書くのはよくない事だと
思います。

252 :作者の都合により名無しです:04/10/29 08:25:53 ID:rLtM+c2x
>ミドリさん
優雅だなあ。でも、なんとなく百合族の香りがするw
しかしキリスト教の学校と、ギリシャ神話のアテナってどうなんだろう?
まさか、アテナVSキリストが勃発するのか?w
でもやはり美少女揃いのリリアンの中でも沙織さんは別格なのか。
>VSさん
のび太とドラえもん、芸に対して容赦なく厳しいなwムハドが烈みたいだw
相変わらず台詞の妙がうまいな。このセレクトの仕方は凡人には出来ない。
そして、この残尿感たっぷりの終わり方も流石だ。素晴らしい。
>>251
これ、週間少年漫画板のバキスレ住民なら意味わかるよ。
酷評じゃない、むしろ喝采。つき物のAAが無いけどねw

それにしてもバレさんの神業染みた更新に感動した。

253 :作者の都合により名無しです:04/10/29 13:10:40 ID:MsYkkwzR
>>251
本物かどうかしらんが、荒らしじみたことやってる奴が他人の感想にはケチつけるのか?
すぐ下で言われてるとおりネタなわけだし。

254 :ミドリ ◆5k4Bd86fvo :04/10/29 13:36:27 ID:o9pSpDmB


そのころ。

“黄薔薇さま”島津由乃は体育館にいた。
所属している剣道部に出るためである。
剣道ははっきり言って下手だし弱い。
生まれてから16歳で手術を受けるまで心臓に負担になるようなことは一切してこなかったため、まともに運動など
したことがなかったのだから当然と言えば当然だ。
胴着に着替え、素振りを始めた由乃は、そのうち自分にチラチラと向けられる視線が気になり始めた。
(部活見学の新入生か)
“黄薔薇さま”が物珍しいらしい。
(そんなに見てても何も面白くないったら)
祐巳ならこういう時、にっこりと微笑んで彼女たちに話しかけたりするだろう。
志摩子さんは…きっと視線自体に気がつかない。あの人はちょっと天然なところがあるから。
由乃は生憎、祐巳の様な親しみやすさも、志摩子さんの様なおっとりとした雰囲気も持ち合わせていない。
きゃあきゃあと騒いでいるのなら「うるさい」と追い返すこともできるが、彼女たちはチラチラと由乃を盗み見ているだけである。
非常にうざったい、が。
(気にしない気にしない)
“黄薔薇さま”である以上、こんなことをいちいち気にしていたらきりがない。
由乃が素振りに集中し始めたとき、わずかに聞こえていた新入生達の声がぴたりと止んだ。
そちらへ視線を向けると、サッと波が引くように集団が真っ二つに割れている。
その中心を、臆することなく一人の少女がこちらへ歩いてくる。
由乃より少し長めの黒髪に小柄な体格。
なによりも、顔の真ん中を左右に横切る傷が非常に目立つ。
(確か新入生の…なんていう名前だっけ…。…そうだ。確か、斗貴子。津村斗貴子)

255 :ミドリ ◆5k4Bd86fvo :04/10/29 13:37:28 ID:o9pSpDmB
新聞部部長となった真美さんと今年も同じクラスなのだ。情報には事欠かない。
津村斗貴子は城戸沙織と並んで話題の新入生だった。
ただし城戸沙織が「賞賛」として話題に昇るのに対し、津村斗貴子は「畏怖」。
あの傷もその原因なのだろうけど、それよりも彼女の人を寄せ付けない雰囲気がリリアンではすごく浮いているのだ。
体育館を歩き回る彼女に、剣道部部長が話しかけているのが目に入った。
少しして、部長が肩をすくめながら戻ってくる。
「体育館の見学がしたいそうよ。剣道部じゃなくて」
「それは随分と変わってるわね」
鋭い視線で体育館を眺めて回る斗貴子を見る由乃の瞳は、好奇心で輝いていた。



沙織と一緒に温室から車の待つ校門へ向かうジュネは、不機嫌であった。
「ジュネったら、ここでは私を沙織と呼んでくださいとお願いしていたのに」
沙織のふくれっ面を完全に無視し、ジュネは冷たく答えた。
「アテナが待ち合わせの場所にいらっしゃらなかったから慌てたのです。大体アテナが『普通の高校生をしたい』などと仰った
ために、わたしが護衛として一緒にいるのですから勝手な行動は慎んでくださらないと。アテナに何かあったら教皇にどんな
お叱りを受けるか…」
そこまで言ってジュネは軽く身震いをする。
教皇のお仕置きなんて…命がいくつあっても足りやしない!
そんなジュネの様子を見ていた沙織が、ニヤリと笑った。
「ジュネってば、瞬に会えないからイライラしているのですね」
「……違いますっっ!!」
喉まで出かかった『イライラしている原因はあなたです』という言葉をどうにか飲み込む。
…まったくこの女神は…!!
後先を考えずに、興味を持ったところにふらふらと近寄ってしまう。
ご自分がどれだけ大変な存在か自覚しているのだろうか。
いったいどれだけ心配したと思っているのだ。
それに…イライラしている理由は、自分にある。

256 :ミドリ ◆5k4Bd86fvo :04/10/29 13:38:23 ID:o9pSpDmB
「…気にすることはありませんよ。紅薔薇さまの気配は完全にあの温室と一体化していたのですから。私もドアを開けるまで
中に人がいるなんて気が付きませんでしたし」
サラリと言われた言葉にジュネは目を見張った。
…なぜ、わたしの考えていることがわかったのだろう。
温室で、アテナの側にいた人物を目で確認するまで気付けなかった。
あの距離まで気配どころか存在にすら気付かないなんて…。
相手が敵意を持っていない一般人だからよかったようなものの、あれがアテナに害をなさんとする存在だったら…。
(聖闘士のくせに)
そう思うと、自分への怒りにいたたまれなくなってくる。
唇を噛むジュネを困った表情で見つめた後、沙織は小さな声でつぶやいた。
「“紅薔薇さま”福沢祐巳様…。…不思議な方…」
「え?」
沙織の言葉を聞き取れなかったジュネを無視して、沙織は小径のマリア様像に向かってお祈りを始めた。
(女神アテナがマリア像を拝む…。これってアリなんだろうか…)
ジュネの複雑な心境を知ってか、沙織は手早くお祈りをすると再び歩き出した。
ジュネはマリア像にお祈りなどしない。
自分の信じる神は唯一人、目の前にいるのだからそんな必要はない。
校門をくぐり、車に乗り込む。
柔らかいシートの身をゆだねながら、沙織はジュネに微笑んだ。
「近々、おもしろいことが起こるかもしれませんよ」
…ありがたいはずの女神の微笑みが、ジュネにはなぜか悪魔の微笑みに見えた――。


257 :作者の都合により名無しです:04/10/29 14:21:29 ID:6arIw209
最近の仕切り厨や旧職人優先(?)がウザってぇな。
マジで死んで欲しい。
>>250とか、バキネタ知らなきゃただの荒らしにしか見えんだろーが。

258 :作者の都合により名無しです:04/10/29 17:00:20 ID:y5tSdZmC
すげー状況だな

259 :作者の都合により名無しです:04/10/29 17:20:31 ID:GFDWg4w2
>>251
250のレスは、「バキ外伝」の斗場の台詞のパロで、「実に汚い」の部分も含め、
相手への称賛を込めた言葉として使われています。
週刊少年漫画板ではギャグとしてよく使われているので、その板の常連のVSさんには
むしろピッタリのレスかと。
これからは気をつけなきゃいけないだろうな。バキスレ初期ならともかく、
今はバキ読んでない住人も多いだろうし。

260 :ぽん:04/10/29 17:42:16 ID:mnf2w2Ym
盛況ですばらしい限りですね。

すみませんが自分はしばらく立て込んでおりまして
もう一週くらい書けなさそうです。
申し訳ないです

261 :作者の都合により名無しです:04/10/29 17:51:48 ID:mm7bh53k
>虹のかなた
ミドリさんは女性なんだろうか?本当に気になるw
しかし、高貴な美少女ばかりのリリアンで津村斗貴子ですかw
「ハラワタぶちまけろ」の。トラブルメーカーになりそうな予感。
でもやはりアテナがマリアに祈るのはジュネ違和感ですか。
ダイエーの社員がジャスコカード持っているような物だもんね。
ところで、白鳥麗子とか出ないんでしょうかw

>ぽんさん
連絡乙。ご自分のペースで構いませんよ。一ヶ月開くとかじゃないし。

>住民オール
またーり、のんびり行きましょう。
住民も作品ジャンルも多くなってめでたい事じゃないですか。

262 :作者の都合により名無しです:04/10/29 18:49:33 ID:pJ4HIVAP
VS氏のセリフはほとんど使いまわしですね。

263 :作者の都合により名無しです:04/10/29 19:51:59 ID:H1J8ornn
スクランのサバゲー

「ふっ、追えば追うだけお前が不利になるんだよ」
播磨は15mほど後ろの影の様子を伺いながらつぶやいた。
しかし、その言葉は連射音にかき消され、夜の闇に溶けた。

花井と播磨はいくつもの教室で戦闘を重ねていた。
しかし、戦闘といっても播磨は逃げる一方で勝負をしにこない。
「男なら逃げずに勝負しろ!」
誘い込まれてることは百も承知だったが、さすがに焦らずにはいられなかった。
「このまま、戦闘を続ければ敵陣に直行だ。って、僕がこっちに来るってことは守備が手薄ってことじゃないか!!」
花井はやっとそのことに気づいた。
「くっ、弾ももう少ない。どうする?どうすればいいんだ?」
考えているうちにも、刻一刻と弾は減っていく。
いやな汗が一滴、花井の頬をつたった。

━ダンッ
播磨は教室を飛び出し、廊下へと出た。
花井も播磨を追い廊下に出る。
っと、花井は廊下に出たと同時に、後ろに微かだが足音が聞こえるのに気づいた。
「あ、あれは!」
花井はその姿を確認すると不敵に笑った。
「ここは一旦立て直すか…。あいつも来たことだしな」
花井はチラッと後ろに目を向ける。
その視線の先には花井の15メートルほど後にいる影に向けられていた。
「勝負に勝っても試合に負けては意味はない。あとは君に託す」
黒い影はコクリと頷き同意した。

続く

264 :草薙京:04/10/29 20:19:30 ID:/nimh1NL
輪廻転生の書いている者です。「荒らしじみた事をしている」と言われている理由は
作品を一行書いて投稿した事によるのでしょう。こちらの手違いでした。すいません。

十日後に「輪廻転生外伝」を書きたいと思います。

265 :作者の都合により名無しです:04/10/29 20:44:45 ID:Q2JXMGB9
・ミドリさん
文体が優しくていい感じだな。やっぱり女性?沙織は何を考えているのだろうか。
そしてどうやってトキ子さんはかかわって来るのだろうか?
・VSさん
おれはあなた大のファンです。でも、やはり個性的なギャグを書かれる人は
どうしても過去の作品に似てる部分が出てきてしまいますね。それと、早く本編!
・ぽんさん
待ってますよ。今はゆっくり充電して下さい。
・草薙さん
頑張ってね。しかし、投下タイミングは気をつけてね。

266 :作者の都合により名無しです:04/10/29 21:09:40 ID:pJ4HIVAP
草g剛

267 :サマサ ◆2NA38J2XJM :04/10/29 21:55:57 ID:kVvE/fOe
最近私生活が忙しくてなかなか書けない・・・。
来週末までにはなんとか投下しますので見捨てないで下され(汗)

268 :作者の都合により名無しです:04/10/29 22:22:29 ID:GuFpVIKG
ミドリさんのSSの高貴さとヤクバレさんのデンパさの対比に笑ったw
お二方とも頑張って下さい。

>>263さん
スクランですか。1レス連載はバキスレではきついかなぁ。でもがんがれ。

>サマサさん・ぽんさん
私生活の時間が余った時、書いて下さるので結構っすよ!
こっちは勝手に楽しんで、勝手に期待してるだけです。
だけど職人さんたちにはいつも感謝してますよ。

>草薙さん
作品自体は好きです。2部と外伝も期待してます。
でも、>>265の言うとおり少し投下時に気を使ってくれると嬉しい。

269 :263:04/10/29 22:27:22 ID:H1J8ornn
━ダダダダダッ!!
けたたましい連射音が響く播磨の耳に届いた。
「なっ!?」
━ダンッ!!!
播磨の体は辛うじて反応し、教室へと飛び込んだ。
「花井か?」
今のはさすがに危なかった。
「俺も鈍ったな…」
戦場では一瞬たりとも気を抜いていけない。播磨はそのことを十分承知していたはずだった。
しかし、学校生活というぬるま湯が播磨の感覚を鈍らせていた。
「ふぅ〜」
そのため息は播磨のものではなかった。播磨は教卓を盾に身構えている。
ため息は反対側のロッカーの方から聞こえてきた。
どうやら相手も教室にいるらしい。
………
教室の空気は耐え難いほどの緊張感に包まれていた。
一瞬でも気を抜いたらそこで終わり。
この緊張感こそがさっきまでの播磨に足りなかったものだ。
多量のアドレナリンが播磨の脳内を支配下に治めていく。
播磨は自分の神経が次第に研ぎ澄まされていくのを感じていた。
相手の様子はこの位置からではわからない。
だが、それは相手も同じだ。
「弾はまだ残ってる……殺るか」
数秒の思案の後、覚悟を決めた。
だが、その口元には笑みが浮かんでいた。
今の播磨には、退却、負けの文字はない。
播磨の心にあるのはただひとつ、勝利という文字だけだ。

続く

270 :作者の都合により名無しです:04/10/29 22:41:04 ID:+T5EuIWq
サマサ!サマサ!サマサ!

271 :作者の都合により名無しです:04/10/29 23:32:42 ID:l4VjWtCW
>>270>>303をゲトできない」に3000パオ賭ける

272 :バレ:04/10/30 00:13:29 ID:GDw8USUl
まとめサイトのアドレスが変更になりますので、報告致します。

プロバイダを解約したため、サイトを移転することになりました。
新しいアドレスは下記の通りです。
http://ss-master.sakura.ne.jp/baki/index.htm


しばらく見ないうちに、凄い様変わりしていますね。新作も多く、嬉しい限り。
こっちも急いでゲーム復旧します。

273 :輪廻転生外伝:04/10/30 08:17:00 ID:HmBmRq15
その日は風が強かった。冷え込み始めたのは丁度一週間前になるだろうか?
雪の可能性を考え始めた人々はスノータイヤや鎖などを購入していた。全てが例年と同じ様に過ぎ去ろうとしていた。
・・・・そう、つい数時間前ストリートで人々が他人を襲うという奇妙な事件が起きるまでは・・・。
 ジル=ヴァレンタインは靴を履き替えていた。ハイヒールから動きやすい靴に。そして彼女はまっすぐ警察署へと向かった。
少しでも人々を脅威から遠ざけるために。が、署内にはもうすでに凶暴化した生物が入り込んでいた。彼女には原因がわかっていた。
新種のウイルスだ。彼女は手錠で壁につながれていた黒人の手錠を破壊した。「早く逃げるわよ。」

274 :輪廻転生外伝:04/10/30 08:25:17 ID:HmBmRq15
 ヤムチャは当惑し、体中から汗が噴出していた。丈助達に別れを告げ、イタリアに寄り新たなスタンド使いの能力をコピーした後
この世界に来たのだ。が、彼を待っていたのは奇妙な光景だった。生ける死者が人々を襲っていたのだ。そして噛まれた人々もゾンビになる。
人造人間の様に気を感じる事のできない相手に対してヤムチャは当惑していた。視界に入る敵しか確認できないというのは不便な物だ。
もし背後から集団で襲われたら・・・自分もゾンビになってしまうかもしれない。再生能力のある不老不死の体を持っていても、ゾンビ化は免れられないのではないか?
数分前、操気弾でゾンビ達の頭を吹き飛ばした事でヤムチャは自信がついていた。接近戦は厳禁、遠距離攻撃に変えた方がいい。界王拳を最大に使用した後、かめはめ波で
町ごと消滅させる作戦もあった。が、生存者の可能性を考えるとそういうわけにもいかなかった。
 ヤムチャは生存者と行動を共にする事を考えていた。

275 :輪廻転生外伝:04/10/30 08:25:59 ID:HmBmRq15
今日の投稿はこれで終わりです。

276 :作者の都合により名無しです:04/10/30 10:01:23 ID:l083fzpw
>>272
バキを前面に出さないような名前に変わったね。
昨日の一件から考えれば賢明だ。もはやここはバキスレと呼ぶにはふさわしくないのかもしれん。
でも「SSまとめサイト」はちょっと傲慢かもしれない。このスレ以外にもSSは多数あるわけだし。

277 :作者の都合により名無しです:04/10/30 10:07:21 ID:l083fzpw
っと、スレ取得してから3時間ほど放置してる間にSSが。

>輪廻転生外伝
失礼だけど、前回までより面白い。というかこれも正伝扱いで良いのでは?
ジル=ヴァレンタイン、何のキャラか分からん。バイオハザード?

278 :作者の都合により名無しです:04/10/30 14:04:40 ID:qqBUjB55
すげー状況だな

279 :作者の都合により名無しです:04/10/30 16:45:41 ID:NgwZw3tP
輪廻氏、乙。
確かにバイオっぽいですね。前回のジョジョからは舞台が一転したのでしょうか。
まだ話がどうなるかわかりませんが、期待してますね。

バレ氏は本当に頑張ってくれますね。感謝。


280 :作者の都合により名無しです:04/10/30 17:26:40 ID:5ormbnYh
サマサ!サマサ!サマサ!

281 :作者の都合により名無しです:04/10/30 17:35:06 ID:bRpmL9Ay
うみにん氏…
ユル氏…
連絡くらい下さいよ…

282 :作者の都合により名無しです:04/10/30 17:37:16 ID:71Xj5vyn
うみにん!うみにん!うみにん!

283 :のび太と大ローマ 場面3−1 野比家:04/10/30 17:44:02 ID:tvDfBcMZ
>>233からの続き

「出会い」

ローマ時代から一転して場面は現代ののび太の部屋。ドラえもんがタケコプターで
二階の窓から入ってくる。

ドラエモン:「あ〜あ、全然見つからないや。のび太君、一体何処に行っちゃたんだろう・・・。
      あれ、机の引き出しが開きっ放しになっている?」
ママ:「のび太〜、お友達よ〜」(階下よりママの呼び声)
ドラエモン:「あ、は〜い」
ドラえもん、一階に降りる。ママがフスマの向こうから顔を出して問いかける。
ママ:「あれ、のび太は?」
ドラエモン「まだ、帰っていないみたい」
ママ:「もう、折角お友達が来てくれているのにどこをフラフラと・・・、ドラちゃん、悪いん
    だけどお友達にのび太がいないことを言っておいてちょうだい」
ドラエモン:「うん、分かった」
ドラえもんはママに言われた通り玄関に行く。が、行ってみるとそこには誰もいない。
ドラえもん不思議になって外へ出る。そして辺りを見回す・・・と、突然なにかを
かぶせられる。
ドラエモン:「うわ!真っ暗!だれだ〜(と手を振り回す)」
ドラえもん、後ろから何者かに羽交い絞めにされ、かぶせられたものを外される。
目の前の覆いが取れて、視界が開けてみれば、そこにはボロボロになったジャイアンと
スネ夫が両者、怒った顔をしてドラえもんを睨みつけている。ちなみにドラえもんの頭に
かぶせられていたものは剣闘士ごっこのときのスネ夫のヘルメット。
ジャイアン:「やい、ドラえもん、よくも酷い目に合わせてくれたな!」
ドラえもん:「あ、ジャイアン!スネ夫!一体、何をするんだ!僕が君達に何をしたっていうの!」
突然の仕打ちにドラえもんは抗議の声をあげる。しかし、二人はまったく動じることなく、
ドラえもんに言い返す。

284 :のび太と大ローマ 場面3−1 野比家:04/10/30 17:46:28 ID:tvDfBcMZ
スネ夫:「しらばっくれるな!のび太にまた変な道具を貸しただろう!おかげで俺たちは
      こんな目に会ったんだからな!」
ジャイアン:「そうだ!見ろ、このタンコブ!」
ジャイアンの頭にはプックリと見事なタンコブ。ドラえもんのび太に道具を貸したことに
思い当たりつぶやく。
ドラエモン:「のび太君、また調子に乗ったな・・・」
ジャイアン:「この落とし前は一体どうつけてくれんだよ!」
ジャイアン、スネ夫すごむ。
ドラエモン:「お、落とし前って、ヤクザじゃないんだから・・・」
ジャイアン:「(穏やかな顔になって)そうだ、俺達はヤクザじゃない。ドラえもんの心の友だ」
ドラエモン:「(突然、優しくなったジャイアンの様子に驚いて)へ?」
ジャイアン:「我々は健やかなる時も辛き時も共に一緒に冒険してきた仲間だ」(スネ夫が横で
      ウンウンとうなづいている)」
ジャイアン:「(突然、おっかない顔に戻って)その心の友がだな、ドラえもん道具のせいで
      酷い目に会ったんだ、何か素敵な道具を貸してあげたいとか思わねえのか!」
スネ夫:「そうだ〜!」
ドラエモン:「な、なんて滅茶苦茶な!」
ジャイアンとスネ夫:「こ・こ・ろ・の・友!」(と言ってすごむ)
二人の訳の分らないごり押しにドラえもんついに観念する。
ドラエモン:「分かったよ!のび太君に貸した道具を君らにも貸せばいいんだろ。まったく」
ジャイアン:「おお、友よ!」
ドラえもん、ポケットから剣闘士セットを二つ出す。ジャイアンとスネ夫それを喜んで
受け取る。
ジャイアン:「サンキュー!よし、スネ夫、空き地へ剣闘士ゴッコの続きをやろうぜ!」
スネ夫:「ウン!」
二人、道具さえもらえればもう用はないとばかりに立ち去る。ドラえもんは二人を
困り顔で見送りながら家の中へ。

285 :のび太と大ローマ 場面3−1 野比家:04/10/30 17:47:41 ID:tvDfBcMZ
ドラエモン:「やれやれ、あの二人ときたら・・・」
ママ:「変ねえ・・・」
ドラエモン:「ん?どうしたの?」
ドラえもんが家の中に戻ると、ママが台所でいぶかしげな表情で考え込んでいる。
そのママの前には荒らされた冷蔵庫。食べ物が散乱している。
ドラエモン:「わ!どうしたのこれ!」
ママ:「今覗いてみたら、こんなになっていて・・・。嫌ねえ、空き巣にでも入られたの
     かしら?」
ドラエモン:「いや、でも、今時、食べ物だけ盗んでいく泥棒なんているのかしら?」
ママ:「そうよねえ・・・。ま、考え込んでいても仕方が無いわ。今夜は戸締りをしっかり
     しておくことにしましょう。あ、そうそう、ドラちゃん夕食の材料がこの通りだから、
ちょっとお買い物に行って来て頂戴」
ドラエモン:「ええ〜!」


286 :ローマ:04/10/30 17:57:15 ID:tvDfBcMZ
今回の投稿終了。
・・・う〜ん、結構読みにくいって人がいるみたいですね。
出来るだけ漫画っぽくしたいっていう目論見だったんですが、
スカ気味か。とはいえ、今から変更するのはちと無理っぽいので
この形式のまましばらくお付き合いの程よろしくです。ちなみに
文章が下手なのは仕様です。無論、変更はききません。

>>バレ氏
サイト拝見させてもらいました。自分のSSが乗っていて凄く嬉しかった
です。感謝、多謝、激謝、雨あられ。乙です。

287 :作者の都合により名無しです:04/10/30 20:13:11 ID:ajQcvdE1
>ローマさん
いつも乙かれです。
私はぜんぜん読みにくいなんて思わないですよ。
むしろシナリオタイプなので、場面変換とかわかり易いです。
ジャイアン、ジャイアニズム爆発ですね!
前回と変わって弛緩したムードですが、彼らもいずれのび太を
助けに行くんですよね。ドラチームはやはり5人じゃないと。

長編カテゴリ目指して、これからも頑張って下さい。

288 :作者の都合により名無しです:04/10/30 22:13:58 ID:bRpmL9Ay
ローマさん、内容は楽しいよ。
今回はのびたの日常って感じでほんわかでいいし。
変更する必要は無いって。このままがんばって。

289 :作者の都合により名無しです:04/10/30 22:23:15 ID:GiX2vDGh
>のび大と太ローマ
俺は読みにくくないよ

今回は舞台がローマじゃないけど
舞台がローマだったとき
セリフ主体のあっさりした描写なのに
ローマらしさが目に浮かんで来たよ。

290 :作者の都合により名無しです:04/10/30 22:49:06 ID:1ywL75cn
そろそろ黒猫アナザーや神界のイラスト描いてくれる人いないかな・・・
俺にそのスキルがあれば描くんだが。

291 :作者の都合により名無しです:04/10/30 22:53:57 ID:l083fzpw
何故に黒猫と神界・・・?

292 :作者の都合により名無しです:04/10/30 22:58:34 ID:1ywL75cn
>291
個人的に好きなだけだから。
たわ言なんで聞き流してくれていいよ。

293 :作者の都合により名無しです:04/10/30 23:21:12 ID:l083fzpw
      r;ァ'N;:::::::::::::,ィ/      >::::::::::ヽ
.      〃  ヽル1'´        ∠:::::::::::::::::i
       i′  ___, - ,. = -一   ̄l:::::::::::::::l
.      ! , -==、´r'          l::::::/,ニ.ヽ
      l        _,, -‐''二ゝ  l::::l f゙ヽ |、 ここはお前の日記帳だ
        レー-- 、ヽヾニ-ァ,ニ;=、_   !:::l ) } ト
       ヾ¨'7"ry、`   ー゙='ニ,,,`    }::ヽ(ノ   いくらでもたわ言を垂れ流せ
:ーゝヽ、     !´ " ̄ 'l,;;;;,,,.、       ,i:::::::ミ
::::::::::::::::ヽ.-‐ ト、 r'_{   __)`ニゝ、  ,,iリ::::::::ミ   な! 
::::::::::::::::::::Vi/l:::V'´;ッ`ニ´ー-ッ-,、:::::`"::::::::::::::;゙ ,  
:::::::::::::::::::::::::N. ゙、::::ヾ,.`二ニ´∠,,.i::::::::::::::::::::///
:::::::::::::::::::::::::::::l ヽ;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ /
::::::::::::::::::::::::::::::! :|.\;::::::::::::::::::::::::::::::/ /

294 :作者の都合により名無しです:04/10/30 23:56:44 ID:ROnavLGq
初めてここ来たんですが、数が多すぎて何から読めばいいかわかりません。
まとめサイトに行って読みたいのですが、
どの作品から読めば入りやすいか教えてください。

295 :作者の都合により名無しです:04/10/31 00:14:25 ID:0WqYBeVB
>>294
釣り乙
釣りじゃねえんなら自分で決めろ。人に言われて読むのなんぞ意味なんて無い

296 :作者の都合により名無しです:04/10/31 00:18:09 ID:GU0B7ObY
極論厨降臨

297 :作者の都合により名無しです:04/10/31 00:22:05 ID:WIoT2/3j
>>295
色々見ましたが、別にジャンルが決まってる分けじゃなさそうですね。(恋愛、ギャグ、冒険など)
どの作品が面白いとか、そういうのはありますか?
短編と長編も沢山あるので、迷います

298 :作者の都合により名無しです:04/10/31 01:04:44 ID:bNlyupSP
>>297
完結作品からお薦めを選んでみた。

【格闘】バキ死刑囚編
【恋愛】機械仕掛けの人魚姫
【コメディ】しけい荘物語
【電波】ドラえもんの麻雀教室・第一部
【短編】ありふれたテーブルの上で

あくまで独断なので、好みに合わないかもしれないが。
連載作品については、完結をどう結ぶかで評価がかなり変わるので保留。

299 :作者の都合により名無しです:04/10/31 01:15:10 ID:WIoT2/3j
>>298

ありがとうございます!感謝します。
電波っていうのがわかんなかったですが、宇宙関係の物か電磁波の物?ですかね。
まずはこの5つを読んでみようと思います。他にも楽しいのが多そうですしね。

300 :作者の都合により名無しです:04/10/31 02:38:07 ID:bNlyupSP
>>299
電波というのは「ネジが一本ブッとんだギャグ」と思って下さい。
まあ、読んでもらえば分かるかと。



301 :作者の都合により名無しです:04/10/31 04:27:06 ID:m3Gg+lzd
バレ氏、暇があったらお題スレのまとめにあるSS今のうちに補完しておいてくれないか?
なんかもう管理人にげたっぽい。

302 :作者の都合により名無しです:04/10/31 10:38:27 ID:2t7k8Wio
>>290
10万HIT代のまとめサイトのあるスレとしては珍しく絵師が少ないね、ここ。
うみにん氏がSS職人と絵師を、1985氏がSS職人とFlash職人を兼任してくださってるくらいで。
それと、確かアメコミ風死刑囚を描いてくださったのがユル氏だったか。
絵板があれば描いてくれる人も増えるかも。

303 :作者の都合により名無しです:04/10/31 11:04:20 ID:0WqYBeVB
>>302
>それと、確かアメコミ風死刑囚を描いてくださったのがユル氏だったか。
あれ、HeroMakerだとかなんとかの海外のFLASHでつくったやつだよ

304 :作者の都合により名無しです:04/10/31 11:50:48 ID:2t7k8Wio
>>303
知らんかったよ。サンクス。

つい先ほどスチールボール・ランが長編に移行した模様。早い。

305 :作者の都合により名無しです:04/10/31 14:55:39 ID:sr+NwKDE
2chのネタだけで漫画単行本(300P前後)は作れるのか?

CH-BOXで企画を立ち上げるらしいが・・・
コミックちゃんねる(仮)
http://pwiki.chbox.com/pukiwiki.php?chbox_prj_progress#content_1_6

今のところ、サイトでの紹介だけが目的だが、長く続けば今までの展開だと書籍化は確実。
著作権は一体どうなるのか?
売り上げは?

306 :作者の都合により名無しです:04/10/31 15:04:12 ID:dYfhq9bK
>>302
の言うとおり無理かな・・・

意外と絵師、少ないんだよなぁ
検索かけても2chネタに漫画描いてる奴なんて、あんましいないだけど。(一枚絵・flash含めず)
あっても、2chキャラ漫画ぐらいか・・・


307 :作者の都合により名無しです:04/10/31 15:47:00 ID:2t7k8Wio
>>305
電車男は印税の行方が不明なんだよね。
ひろゆきにある程度金が行ってるらしいということは聞くんだが。
コミック、売り上げは大したことないだろうな、素人の漫画だし。せいぜい2ちゃんねる+くらいの売れ行きか?


投下。

308 :ザクUVSデビル勇次郎(六):04/10/31 15:47:55 ID:2t7k8Wio
>>149-152より

309 :ザクUVSデビル勇次郎(六):04/10/31 15:48:38 ID:2t7k8Wio
 身体能力の格段的な向上に落下速度を加え、さらに速く強力になった鬼哭拳を葉隠朧は左手で流し、
右拳を――
 強化外骨格に覆われた左腕が吹き飛んだ。完全に攻撃のベクトルをそらしたにも関わらず。
 だが、朧はそれを意にも介さず拳をデビル勇次郎の胸に叩きこむ。
「因果!」
 鬼哭拳の威力を丸ごと返す、強烈なカウンターであった。
 しかし。
 朧の右拳が砕けた。デビル勇次郎の鋼の肉体が強化外骨格の硬度を上回ったのだ。両手を失った朧
だったが、それでも微塵も怖気づかず今度は頭突きを繰り出す。
 頭突きが到達するより先に、デビル勇次郎のハンマーパンチが朧を大地に沈めた。

 ガイゼリックの斬撃が突っ込んできた勇次郎を両断する。
――残像。刃は空を切る。デビル勇次郎本体は、ガイゼリックの乗る馬の面前に立っていた。
『気に喰わねぇな、馬なんかに乗りやがってよ』
 ガイゼリックが剣を突き出す。それよりも、速く。
『邪ッッ!!』
 デビル勇次郎の正拳が馬の顔面にめりこんだ。ぐらつく馬上から飛び降りガイゼリックはデビル勇次郎
に斬りかかるが、またもや剣は空を切る。
 デビル勇次郎はガイゼリックの上をとっていた。
 ネリョチャギ一閃。ガイゼリックの頭頂部が大きく陥没する。
 馬とその主が、同時に大地に倒れこんだ。


310 :ザクUVSデビル勇次郎(六):04/10/31 15:49:12 ID:2t7k8Wio
 郭海皇は上からの鬼哭拳を風にたなびく柳枝のようにするりとかわし、右手をデビル勇次郎の右肘に
あて、鬼哭拳の威力を殺さぬままにデビル勇次郎の体を大回転させる。そして唸りをあげながら高速回
転するデビル勇次郎の髪を素早くつかまえると、地面に叩きつける。
 葉隠朧の成し得なかった「敵の大威力をそのままに返す」という理による技を体現したのだ。
 だが直後、郭海皇は右腕を奔る激痛に顔をしかめる。
 デビル勇次郎を捉えた右手が開放骨折していた。黄のまじった白く細い骨が、赤い血肉を破りあちこち
から飛び出している。
 地面に叩きつけられたデビル勇次郎はバネの様に跳ね起き、にやけながら言った。
『惜しい。かなり惜しいぜ。だがな、俺は今、触れたもの全てを破壊する打撃技そのものになったのだ。
例え理によって武を完成させた貴様といえどもッッ!!』
 デビル勇次郎の超神速の前蹴りが郭海皇の胸腹部の肉を斬り、骨を絶ち、臓腑を破った。
『触れれば壊れるだけだッッ!!』

 今まで優勢だったシャッフルの戦士達が、一瞬の間に、たった三人のデビル勇次郎によって戦況を覆
された。葉隠朧は両腕を、ガイゼリックは馬を失い、郭海皇は致命傷を負った。既に戦闘不能状態に陥
っていた亀仙人は、ただただそれを呆然と眺めるばかりだった。
「……こ、これほどの戦力差があろうとは……」
 葉隠朧が、ガイゼリックが、郭海皇がよろけながら立ち上がり、亀仙人の元へと集う。最早その全員が
戦闘不能。立っていることさえままならない。
『せめてもの情けだ』
 地に降り立った三人、あっという間に決着がついてしまったために攻撃を仕掛けることさえできなかった
上空に待機している二百余人のデビル勇次郎が一斉に笑みを浮かべて言う。
『四人一緒に葬ってやるぜ』
 空から圧迫するように、徐々に、徐々にデビル勇次郎群が降下してくる。
 状況は圧倒的不利。逆転の見込みは、皆無。
 にも関わらず、シャッフルの面々は全員が余裕の笑みを浮かべていた。髑髏の騎士ガイゼリックさえ。

311 :ザクUVSデビル勇次郎(六):04/10/31 15:50:13 ID:2t7k8Wio
「真っ向勝負ではもう勝てまい……。だが、わしらにはシャッフルの奥義がある!」
 叫んだ瞬間、郭海皇は大量に吐血した。もう長くはもたないだろう。
 だが、それでもシャッフルの戦士達は重なるように身を寄せ合い、最期の闘気を振り絞る。
 郭海皇の左手の甲に、亀仙人の右手の甲に、ガイゼリックの右手の甲に、葉隠朧の額に、己が持つ
シャッフルの紋章が浮かび上がる。目がくらまんばかりの輝く黄金の闘気が四人から強烈に発せられ、
光の柱が天にまで届く。
「まさか貴様ら!」
 光を遮るよう腕をかざしてこれを見ていた東方不敗が、ここで初めて焦りを見せ叫ぶ。
「命と引き換えにシャッフルの秘奥義、浄化の光を使うつもりかぁぁぁぁぁぁ!!」
 デビル勇次郎達は本能的に危機を察知し、シャッフルの戦士達を襲う。だが、強力な何かが壁のように
それを阻む。
『てめぇらッ!何をするつもりだッッ!!』
 デビル勇次郎達は心の奥底で悟っていた。
 俺は、シャッフルの戦士達に消される。
「我らが魂の炎!」
「極限まで高めれば!!」
「できぬことなどぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
「ないッッ!!」
『我らの拳が真っ赤に燃える!悪を滅せよと轟き叫ぶ!』
 シャッフルの戦士達の声が重なり、光がより眩くなる。
『シャッフルの紋章よ、我らが命と引き換えに悪しきもの、DG細胞を浄化し消し去りたまえ!!』
「馬鹿な!世界の秩序を守ってきたシャッフルの歴史を、ここで絶やすつもりかぁぁぁぁぁぁぁ!!」
『問題無い!』
 光の中でシャッフルの四人がこれに答える。
『我らには、シャッフルの意思を受け継ぐ後継者がいる!』

312 :ザクUVSデビル勇次郎(六):04/10/31 15:51:23 ID:2t7k8Wio
――日本の若き獅子、範馬刃牙よ。
 郭海皇の言葉は、はるか後方でこの光景を見守っている刃牙に確かに伝わった。
「俺に……俺に話しかけているのか……」
――わしの息子を倒したお前に“クイーン・ザ・スペード”の紋章を受け継いでもらう。君は良きファイター
じゃよ。ザクと共に闘い、己が父、範馬勇次郎をデビルガンダムの呪縛より解き放つのじゃ!
 刃牙の頭の中に、戦争の歴史が次々と流れ込んでくる。その中で闘い続けてきた歴代のシャッフルの
戦士達の姿が垣間見えた。
 そして心の中に生じる、強い義務感。
――世を正しい方向に導かねばならない。
「俺が、“クイーン・ザ・スペード”を受け継ぐ……俺が、シャッフルの戦士に……」
 範馬刃牙の右拳に、“クイーン・ザ・スペード”の紋章が浮かんだ。

――覚悟よ。
 朝焼けの中、新宿都庁の天辺に一人立つ葉隠覚悟の脳裏に父の姿が、声がよぎった。
「父上……父上ですね!」
――強化外骨格、零式防衛術に次ぎ、今“クラブ・エース”を継承せん!
 覚悟は刃牙と同じもの――戦争の歴史、シャッフルの闘い――を見た。
 そして右手の甲に浮かぶ、“クラブ・エース”の紋章。
――その3つを以って悪鬼どもを討て!シャッフルの使命を果たすのだ、覚悟!
「父上……」
 覚悟は紋章の浮かぶ右手をすっと額にまで挙げ、敬礼した。
「了解!」


313 :ザクUVSデビル勇次郎(六):04/10/31 16:12:48 ID:2t7k8Wio
――もがく者よ。
 悪霊の最後の一匹を斬り捨てたと同時に、ガッツの頭の中に髑髏の騎士の声が響いた。
 周囲の生い茂った森林を見回し、気配を探る。何者かがいるような気配は無い。
「どうしたん?」
 言いながら鞄の中から出てこようとするパックを、ガッツは押し戻した。
「あんた、一体どこから――」
 言いかけたガッツの脳裏に、シャッフル同盟の、闘いの歴史が流れる。
「シャッフル同盟……噂には聞いたことがあるが、よもやあんたがその一人だったとはな」
――お前にはその運命〈さだめ〉そのものを表す“ブラック・ジョーカー”の紋章を与える。シャッフルの戦
士としての務め、果たして見せよ!
 ガッツの右拳に“ブラック・ジョーカー”の紋章が現れる。ガッツはそれを眺め、「はっ」と短く笑った。
「俺が世界を守る勇者ってガラかよ」

――ええい、悟空が死んだ今、亀仙流最強の男はヤムチャ、お前じゃ!
 荒野のど真ん中でデカい野グソを垂れていたヤムチャに、亀仙人の投げやり気味な念話が届く。
「え、ちょっと、待っ――」
 突然脳裏に浮かんでは消える闘いの歴史、シャッフルの使命。だが、ヤムチャは今それどころではな
かった。内容のほとんどが、頭に残らない。
――不本意ながら、お前の拳に“ジャック・イン・ダイヤ”の紋章を刻むぞい!
「出たー」
 ずるっ、と肛門からうんこの切れ端が現れた。そのまま砂で尻でも拭こうかと右手で地面を撫でた時、
ようやくヤムチャは己の手に“ジャック・イン・ダイヤ”の紋章が刻まれていることに気づいた。
「この紋章は!」
 ヤムチャの表情が真剣なものになる。獣のように鋭い目線が紋章に注がれる。この紋章は……
「うっわ、何これキモっ。なんなんだよーいきなりー」
――これ、わしの最期の言葉なのに……
 亀仙人は、人選を誤ったのではないかと後悔した。……かなり。

314 :作者の都合により名無しです:04/10/31 16:13:39 ID:2t7k8Wio
今回up分終了。初めて連投制限かかった。

315 :作者の都合により名無しです:04/10/31 16:26:22 ID:Zvp/YubL
ザク氏おつかれー。
シャッフルの継承の儀の場面なのに、やはり彼はオチ要員だったのかw
でもヤムチャでなくともっとマシな人材いるだろうにw
ガイゼリックっていうキャラだけがわからんなあ。

316 :作者の都合により名無しです:04/10/31 16:33:18 ID:slrgvNhR
ベルセルクに出てくる骸骨の騎士だよ。

317 :ふら〜り:04/10/31 17:06:24 ID:dpRELK/+
>>ミドリさん
空気が高貴。何だか読んでる間中、バイオリンか何かのBGMが流れてるような気分です。
にしてもジュネ、ちゃんと聖闘士なんですね。まぁこの物語で、本気で闘うようなことは
ない……と思いますけど。最後の「アテナって何?」は少し笑えました。今後の核になる?

>>VSさん
オイオイ人間飲まれてんじゃん、の小坊主は吐き出されましたが、のび太&ママは叶わず。
そういえばのび太のママはよく家計簿つけてますが、うちの母は一切つけてない。何より、
のび太のテストをいつ飲んだのだ白蛇。そして蛇戦の結末は? でも容赦無く完。はぅ。
  
>>263さん
開幕からいきなり緊迫してますね。叫んでいて、銃声もしてるけど、何かこう、重苦しい
沈黙の緊張が感じられます。あと「勝負に勝っても〜」のとこ、よくあるパターンと逆
なのがセンス良。ただ原作未読者(私含む)の為に、もう少し説明下さるとありがたいです。

>>草薙さん
バイオハザードとはまた、凄まじい意表の突き方ですな。1と2しか知らない身としては、
主人公がジルなのは嬉しいです。あと不死身でもゾンビ化は免れない、は「不死身キャラ」
の弱点づけとしてかなりいいアイデアかと。……どこか、よそで使わせて貰おうかな。

>>ザクさん
ファミコンウォーズ戦を思い出す、(デビル)勇次郎の圧倒的一方的虐殺っぷり。何だか、
勇次郎はやはりこうでなくては、って気がします。前回示唆していたシャッフルの面々の、
「継承」は期待通りカッコいいです。約一名、斜め上を行ってましたが。さすが、彼。

318 :作者の都合により名無しです:04/10/31 18:35:50 ID:lTcvTaNs
バキスレは相変わらずいい感じで結構だな。
ザク氏御疲れ。シャッフル軍団、いい味出してたな。
最後にヤムチャに喰われたがw

319 :マルチメディアinユーラシア:04/11/01 00:00:49 ID:qqqF55ps
>>176
激怒したセルは、連続エネルギー弾で辺り一面を破壊した。
すると、地下に埋もれていた闘技場が発見された。
そして、この闘技場にシルクロード中から強者が集まってきた。
 「全選手入場です!」

320 :マルチメディアinユーラシア:04/11/01 00:01:40 ID:qqqF55ps
 「虎殺しは生きていた! 更なる研鑽を積み、人間凶器が蘇った!!
  武神! 愚地独歩だァー!!」
 「相対性理論はすでに私が完成している! 天才アインシュタインだァー!!」
 「出会いしだい逃げまくってやる! モンスター代表メタルスライムだァッ!!」
 「鼻毛の殴り合いなら我々の歴史がものを言う! 鼻毛真拳、ボボボーボ・ボーボボ!!」
 「真の誤診を知らしめたい! ヤブ医者、Dr.ヒルルクだァッ!!」
 「ケンカは楽園高校制覇だが、ロックなら全世界オレのものだ!!
  無敵の男、日々野晴矢!!」
 「マンモス対策は完璧だ! 原始人ギャートルズ!!」
 「全武将のベスト・エネミーは本能寺の中にある! 裏切りの神様が来た!
  明智光秀!!」
 「心理戦なら絶対に敗けん! エリートのケンカ見せたる、東大生夜神月だ!!」
 「バーリ・トードー(藤堂のみあり)ならこいつが怖い! 日本の黒幕、藤堂兵衛!!」
 「駅前から炎の兎が上陸だ!! マスコット、NOVAうさぎ!!」
 「限度の無いバクチがしたいからプータローになったのだ! プロのバクチを見せてやる!
  伊藤開司!!」
 「めい土の土産に学校とはよく言ったもの! 暗黒先生の奥技が今、実戦でバクハツする!
  暗黒エスパー地獄むっちり校長ジゴックだー!!」
 「恐怖の大王こそが地上崩壊の代名詞だ! まさかこの男がきてくれるとはッ!
  ノストラダムスッ!!」
 「はしゃぎたいからここまできた! 言語一切不明!! 日本のバブーファイター、 
  波野イクラだ!!」
 「オレたちは神奈川最強ではない全国で最強なのだ! 御存知バスケット、牧紳一!!」

321 :マルチメディアinユーラシア:04/11/01 00:02:24 ID:qqqF55ps
 「サッカーの本場は今やブラジルにある! オレを驚かせるやつじゃいないのか!!
  ロベルト本郷だ!!」
 「デカアァァァァァイッ、説明不用!! 50m! 20000t!!
  ゴジラだ!!」
 「動物は人間より大事にしてナンボのモン! 生類憐れみの令!!
  本家日本から徳川綱吉の登場だ!!」
 「海賊王はオレのもの、邪魔するやつは思いきり伸び、思いきり殴るだけ!!
  麦わら海賊団船長、モンキー・D・ルフィ!!」
 「未来を直しに現代へきたッ! お世話ロボット、ドラえもん!!」
 「飛天御剣流に更なる磨きをかけ、“人斬り”緋村抜刀斎が帰ってきたァ!!」
 「今の自分に希望はないッ!! 不運の中学生、追手内洋一!!」
 「米国二百年の待ち伏せが今ベールを脱ぐ! アメリカからガイル少佐だ!!」
 「ルーベンスの絵の前でなら、オレはいつでも凍死寸前だ! 凍える少年ネロ・ダース、
  本名で登場だ!!」
 「会社の仕事はどーしたッ! いたずらの炎、未だ消えずッ!!
  泣かす怒らすも思いのまま! かりあげ正太だ!!」
 「特に理由はないッ! 人造人間が強いのは当たりまえ! Dr.ゲロにはないしょだ!!
  完全体! セルがきてくれたー!!」
 「繁華街で磨いた実戦話術! 都会のデンジャラス・セールスマン、喪黒福造だ!!」
 「実戦だったらこの人を外せない! 超E級教師、鬼塚英吉だ!!」
 「超三流警官の超一流の喧嘩だ! 生で拝んでオドロキやがれッ!!
  亀有の鋼鉄人! 両津勘吉!!」
 「エレキテルはこの男が完成させた! 発明界の切り札、平賀源内だ!!」

322 :マルチメディアinユーラシア:04/11/01 00:03:38 ID:qqqF55ps
残すはチャンピオンのみ。会場の熱気は最高潮と化す。
 「若き王者が帰ってきたッ! どこへ行っていたンだ、チャンピオンッッ!!
  俺達は君を待っていたッッッ!! トンパの登場だーッ!!!」
下剤入りジュースを高らかに掲げるトンパ。彼こそまさにヒーローなのだ。

続いて、四名のリザーバー紹介へと移る。
 「カポエイラ、フランシスコ・ザビエル!!」
 「伝統派空手、栗田ゆう子!!」
 「東洋の巨人、マウンテン・ティム!!」
残る一名はまだ到着していない。何はともあれ、最大トーナメント開始である。

323 :マルチメディアinユーラシア:04/11/01 00:06:06 ID:qqqF55ps
今日はここまで。
最大トーナメントinシルクロード
面子だけは豪華に。

324 :作者の都合により名無しです:04/11/01 00:14:11 ID:579xh6o+
乙、トーナメント開始か
でも次回には速効で終わってそうだが

325 :作者の都合により名無しです:04/11/01 05:40:54 ID:Zw057i8C
すげー状況だな

326 :作者の都合により名無しです:04/11/01 08:05:39 ID:SfVbVeFJ
マルチメディアお疲れ様。
栗田ゆう子に笑った。
それより驚いたのは、フランダースの犬のネロって
ネロ・ダースって本名だったこと。

もろ悪役の名前じゃん!


327 :作者の都合により名無しです:04/11/01 11:02:08 ID:lqxHlv4y
ローマ全然おもしろそうじゃないし、読む気もしないよ       
と思ってたけど、読んでみたらめちゃくちゃおもしろいじゃん!

328 :輪廻転生外伝:04/11/01 12:40:51 ID:cljMubeK
人間が一人入るくらいの一つのカプセル以外は殆ど何もない部屋には人一人いなかった。
換気扇が回り、空気は常に綺麗である。無人であるのになぜ空調設備が必要なのか?冷却装置だけではない。
普通の人ならそういう疑問を抱いたであろう。突如風船から空気が抜けるような音がし、カプセルが開いた。
そこから出てきたモノは人間の姿をしていた。その人間は近くにあったキーボードをいじり、ディスプレイに情報を表示させた。
そしてため息をつくと、近くにおいてあった服、財布、時計を身につけると部屋から出て行った。
ゾンビがいるとも知らずに・・・。

 町の出口付近は人で埋め尽くされていた。検問があり、混雑しているのだ。が、突如ゲートは閉じられた。そして威嚇射撃。
幸い負傷者や死人は出なかったものの、市民達はほうほうの体で町内部に逃げていった。つまり、自分たちが今から逃げていった地獄へと。
「逃げた方がいいですよ。娘さんの安否はわかりませんし。生存の確率は限りなく低いですし。」スーツを着た男は慰めるような口調でいった。


329 :輪廻転生外伝:04/11/01 12:56:19 ID:cljMubeK
死の知らせではなくてよかったと男は一安心した。まだわからないのだ。
まだ政権が不安定な状態な国に行き、捕まってしまった日本人がいるというニュースを数日前に聞いたばかりだ。
遺体で発見されたというニュースが流れたが実は別人だったいうニュースは昨日聞いた。男はシステムをハッキングし、カメラを作動させた。
そして彼は娘の居場所を突き止めた。

 「あそこに教会があるわ。逃げ込みましょう。」三人は急いで中に入っていった。ジル=ヴァレンタイン、パーカー=シュトロハイム、
K’である。「手を上げろ!ここは俺だけの場所だ!」「独り占めはよくないぜ。」直後、ジルは奇妙な音を聞いた。何かが這いずり回るような音だ。
そして、彼女は天上に筋肉がむき出しになったような生物を見た。3人とも銃を放つ。パーカーが木のベンチを蹴り飛ばす。ジルへの攻撃は防いだが、彼自身は噛まれてしまった。
K’がハンドガンでもう一匹の頭を吹き飛ばす。「静かになったようね。見回りしてくるわ。」ジルは教会の内部へと侵入した。

 パーカーはあせってはいなかった。何とかなる、そう思っていたのだ。ウイルスがあるという事はワクチンも存在する。この町には幸運にもアンブレラ社の支部がある。そこにいけばある可能性がある。
なかったら頭を銃で撃ちぬくしかあるまい。

330 :輪廻転生外伝:04/11/01 12:58:39 ID:cljMubeK
今日の投稿はこれで終わりです。

331 :サマサ!:04/11/01 14:05:01 ID:tf3hrNoj
サマサ!samasa!303!サマサ!様佐!


332 :作者の都合により名無しです:04/11/01 15:27:19 ID:lK9Rv/Mh
携帯からSSって書けるもんなの?
書いてみようかなっと思って

333 :作者の都合により名無しです:04/11/01 16:34:27 ID:A+IdUq/K
うーん…
かなり根性が無いと厳しいと思いますよ。
通常の1レス打つだけでも、30分はかかるような気が…

1、2レスで終わるショートショートなら可能かも。

334 :ラーメンマン青年記:04/11/01 19:20:42 ID:L2fp9MgF
http://ss-master.sakura.ne.jp/baki/ss-short/ra-men/04.htmの続き
<超人アーリーデイズ   ラーメンマン編 後編1>

名僧・朴念との邂逅は、ラーメンマンの心に確かなる糧を与えたのは間違い無い。
例えば、大いなる自然の中、力み無くあるがままに生きる飄々とした姿。
例えば、己が住処を、他者の道標のかがり火として火を放つ寛広なる心。
例えば、囚われた心を無様と笑い、大いなる宇宙へと想いを馳せる思慮。

生き方、心のあり方、そして考え方。そのどれをとっても若いラーメンマンには
遠く及ばぬ境地に立っていた。あの、朴念という老僧は。
しかし、その名僧の姿がまた、ラーメンマンを袋小路へと追い込んでいるのも事実。
(少なくとも、今の私には朴念師の境地は高すぎて役に立たん。いや……。
 一生掛かっても、あの境地にたどり着けるかどうか?)

暗鬱とした気分がラーメンマンを包み込む。
解決の糸口が見えたと思いきや、更なる深き溝に落ち込んだ気分なのだ。
(しょせん、私など多少武術が得意なだけの、俗物に過ぎんのか)
朴念と別れてから、はや10日が過ぎている。しかしまだ掴めた物は何も無い。
得るのは焦り、そして戸惑いである。ほんの少し諦め始めている自分に気付く。

否。自分は超人拳法を極め、親を殺した外道を叩き伏す目的がある。
弱き心を押し留め、鍛錬に身を焦がすラーメンマン。
技や肉体の鍛錬ではない。彼ほどになると、力の鍛錬はもはや日常と化している。
今磨きしは、心・精神の鍛錬である。立禅と呼ばれる鍛錬法。

ラーメンマンが悩むその頃、巷では不穏な盗賊団の動きが活発化していた。


335 :ラーメンマン青年記:04/11/01 19:21:27 ID:L2fp9MgF
立禅。
肉体を巌と化し、精神を宇宙自然と一体化させる事を目的とする鍛錬法である。
まず直立不動で立ち、そこからヒザを曲げてゆっくり腰を落とす。
背筋をピンと張り、呼吸を規則正しくして、気を頭頂から丹田(ヘソの辺り)、
そして足の指先までまっすぐ通して、静かに目を瞑る。

その体勢のまま、ゆっくりと両腕を前に出す。指は柔らかく広げ、腕のかたちは丸く。
ちょうど、大きなボールや酒ガメを抱えているような形である。
そして全身から力を脱く。が、気は隅々まで通っていなければならない。
この体勢で、納得いくまで不動のまま。ただし、常人なら30分は耐えられない。

太極の思想に通ずるこの丸い腕の形。
即ち、腕の丸みの中にあるのは己が宇宙である。太極が目指すのは宇宙との合一。
黒と白で、丸みを帯びた魚のような形で二分割されている図を見た事があるだろう。
それが「太極図」である。
その太極図は、陰陽の相反するものが無限に変化している事を示している。
正反対のものが無限に変化し万物が生成され、維持されるという太極思想の象徴である。

太極思想を借り、己が宇宙と大宇宙を合一させ、の答えを得ようとするラーメンマン。
だが、答えは出ない。しょせん、自分は中途半端な拳法家に過ぎぬ事がわかっただけだ。


336 :ラーメンマン青年記:04/11/01 19:23:08 ID:L2fp9MgF
「相変わらず意味無きことをしているようじゃな、ラーメンマン」
立禅に励むラーメンマンに、師の陳が声を掛ける。構えを解くラーメンマン。
「朴念があれだけの事を教えてくれたのに、いまだ不動心をつかめぬままか。
 情けない。その調子では、卵から孵ったヒナが天を舞っても悩んだままじゃな」
ラーメンマンは一瞬激し、反論した。
「師とはいえ、悩む弟子に対して余りの言葉。それに朴念師の境地に立っているのは、
 拳法家の中ではあなただけでしょう」

ラーメンマンの怒号が超人拳法道場に響く。だが陳は慌てず、やんわり返した。
「意味無きこと、は嘲りの言葉に非ず。否、意味無きことに真理があることもある。
 それが分からぬとは、やはり未熟、未熟」
莞爾として笑いながら去る陳。だが背中越しで、優しく弟子に声を掛ける。
「朴念の言葉、もう一度よく思い出してみよ。真実はいつもまつげの様なもの、
 近すぎて返って気付かぬだけじゃ」

陳が去った後、呆けたように立ち尽くすラーメンマン。分からない。
そういえば、唯一朴念が不動心について具体的にいった言葉があった。
『不動心とはのう、あれの事じゃ』
朴念はそう言いながら、暴力的に赤々と燃ゆる業火を指差して笑った。それだけだ。

分からない、分からない、分からない、分からない。
懊悩するラーメンマン。涙すら浮かべている。その彼に、背後から声を掛ける者。

全身に傷を負った、幼き少年であった。

337 :パオ ◆oIVyz8LOXE :04/11/01 19:31:02 ID:L2fp9MgF
最近は暗い話題ばかりで嫌になりますなあ・・。
些少ながら私も新潟へ義援金を送らせて頂きました。
電話一回掛けるだけで100円寄付できる番号とかもあるそうです。
2CHでも、義援金送付などの情報を開示しておるみたいですね。
一番上の「新潟ガンバレ」を是非ご参照頂ければと。


338 :作者の都合により名無しです:04/11/01 19:45:05 ID:OTib3j7Q
乙。パオは本当に成長したな。

339 :作者の都合により名無しです:04/11/01 20:23:20 ID:tf3hrNoj
別に当たり前のことだろ。

340 :作者の都合により名無しです:04/11/01 20:41:28 ID:ymmapmX/
DQNから少しマシなDQNになるだけでも大きな成長に見えるんですよ。

341 :作者の都合により名無しです:04/11/01 21:47:29 ID:tf3hrNoj
ユーラシアぶっとびすぎw
今度は誰が出てくるか。

>>バオ


342 :作者の都合により名無しです:04/11/01 22:02:34 ID:762OPRr1
久しぶりのラーメンマンだな。相変わらず禅問答のような感じがいい。
ラーメンマンの未熟がどうやって改善されて答えを出せるか、わからんな。
またーり頑張って下さい。

やらない善よりやる偽善だよな、パオ氏。
うちの学校でも募金を集めて、新潟に義捐金として贈ったよ。俺も出した。


343 :作者の都合により名無しです:04/11/01 22:05:16 ID:OTib3j7Q
ん、なんか俺から煽りみたいな流れになってるが、俺はそのつもりで言ったわけじゃないぞ
普通にそう思ったから言ったまでだ

344 :作者の都合により名無しです:04/11/01 22:10:03 ID:762OPRr1
>>343
いや、君はいいと思うよ。
決して義捐金を送るのは悪いことじゃないしな。


345 :作者の都合により名無しです:04/11/01 22:11:34 ID:OTib3j7Q
>>344
ハァ?SSのことだぞ。
スレタイ読めないの?

346 :作者の都合により名無しです:04/11/01 22:14:27 ID:762OPRr1
もういいよw
これ以上は荒れるから止めようや。

347 :作者の都合により名無しです:04/11/01 22:21:46 ID:OTib3j7Q
そうだな。このまま続けるとID:762OPRr1みたいなのが沸いてきそうだし。

348 :ふら〜り:04/11/01 22:31:37 ID:kfPmSvr9
>>マルチメディアさん
大・爆・笑。今回は今までの本作で一番笑わせて頂きました。いきなり出てくる闘技場、
のっけから独歩がいるし、その後も出るわ出るわ、上下左右斜め手前奥、全方位全次元
からの参加者たち。でも>>324さんの予想通りになりそなとこがまた、楽しくて面白くて。

>>草薙さん
おぉ……冒頭の一段落、これですよ。これこそ正に、『バイオ』。掴んでおられますなぁ。
と思ってたら、いきなり噛まれるパーカー。ゾンビ化は前フリしてますし、これは……
最後の一行の悲壮な決意、実現なるか。このシチュは「クウガ」最終戦を思い出します。

>>パオさん
相変わらず、ラーメンマンの未熟者ぶりがいい味出てます。ドジ踏んだり先走ったり
する訳ではない、むしろスグル王子とかよりはずっと大人、でも周りが周りだけに「未熟、
まだまだ」で本人が悩みつつ登っていく……次回、ステップアップしそうな気配ですね?

349 :作者の都合により名無しです:04/11/01 22:57:35 ID:g0zIKa5J
・パオ氏
ディオの世界やラーメンマン、ちょっと前では人魚姫や死刑囚編。
本当に氏は芸風広いな。でもここ最近はアクションでなく
感情表現を中心の作品に移行してるみたいね>ディオ・ラーメン
ラーメンマン編ということは、ほかの超人のもあるのかな?
なんにせよ頑張って下さい。あと義援金送付えらいな。

350 :作者の都合により名無しです:04/11/01 23:25:57 ID:xqRa+NT3
ユルラーメン乙

351 :作者の都合により名無しです:04/11/01 23:28:03 ID:xqRa+NT3
おっと
パオラーメン乙

352 :作者の都合により名無しです:04/11/01 23:35:14 ID:g0zIKa5J
短編SS見てて思ったが、一気に長編カテゴリ移行作品が増えそうだ。
すでにスチールボールランは移行したしな。
ローマ、輪廻転生、マルチメディアあたりはもう少し見たいだな。
ぽんさんやミドリさんやメカたらちゃん、ゲロ作者さんたちも頑張れ!

353 :スチール・ボール・ラン 1st stage:04/11/02 01:19:28 ID:GGtCrb+X
>205
「・・・・・・素晴らしい・・・・・・」
赤く輝く鉄人を見て、クルーゼは思わず感嘆の声をあげた。

「行け、鉄人!」
正太郎のリモコン操作で、鉄人はクルーゼ機への突撃を開始する!

「あの鉄人をザフトに渡すな! さっさと回収しろ!」
アズラエルの指示により、無数の地球軍のモビルスーツが鉄人を取り囲む! が・・・

バキッ! ガキィン! バキャッ!!

鉄人の鋼鉄の拳が、モビルスーツの大群を一撃で破壊してゆく!

「何をしている! 攻撃して動きを止めろ!」
接近戦用のモビルスーツが鉄人に襲いかかり、援護用のモビルスーツが鉄人を狙い砲撃する。
しかし、鉄人の圧倒的なスピードが、その攻撃の全てをかわし、迫る敵をなぎ払う!
「チッ、チクショ――――――――!! ローエングリン、撃てェェ!」
業を煮やしたアズラエルは、戦艦の主砲・ローエングリンを放つ。
凄まじい破壊力の前に、敵味方問わず消滅してゆく機体たち。しかしそれでも、鉄人をとらえる事はできない。


「・・・す・・・凄い・・・」
「何を感心しているんだキラ! 早く彼らを安全な場所まで退避させるんだ!」
鉄人のあまりの圧倒的な強さの前に思わず目を奪われていたキラだったが、アスランの一喝に気を取り直し、鉄人の援護にまわった。

354 :スチール・ボール・ラン 1st stage:04/11/02 01:36:38 ID:GGtCrb+X
一方こちらは、取り残された形となっているエドとアル。
岩山に残された彼らは、正太郎の思惑通り戦闘の被害をほとんど受けずにいた。まれに撃墜された機体の残骸が海に落下し、水しぶきを浴びる程度である。
彼らもまた、鉄人の闘いに目を釘付けにされていた。

「凄いよ兄さん! 僕達、本当に助かるかも!」
安心感からかはしゃぐアル。
「ああ・・・あのモビルなんたらの残骸を使えば、船を練成してここから脱出できる・・・」
しかし、エドはあくまで複雑な表情を崩さない。

「・・・ただ・・・・・・できれば、ここは・・・3人で抜けたい・・・・・・」
「・・・・・・兄さん・・・・・・」
兄の真意を汲んだアルもまた、複雑な心情を迎えた。

「・・・ええいっ! 悩んでいてもしょうがねぇ!!」
エドはその場で手を叩く。そして、モビルスーツの残骸で、練成を開始した。


「・・・なるほど・・・太陽爆弾を解放せずとも、大きな戦力とはなる、か・・・
 だが、金田正太郎君・・・・・・君は少々やり過ぎだよ!」
しばらく傍観を決め込んでいたクルーゼ、ここでついに動く! が、

「クルーゼェェェェェェェ!!」
クルーゼ機のもとには、ビーム兵器の集中砲火から脱出したストライクが!
「しつこいぞムウ・ラ・フラガ!」
ぶつかり合うビームサーベル! 激しくぶつかり合う、クルーゼとフラガ!
「貴様の勝手な野望に子供まで巻き込む事ァ無いだろ!」
「黙れ! 人類の断罪のために必要なのだよ、鉄人は!!」

355 :スチール・ボール・ラン 1st stage:04/11/02 01:51:26 ID:GGtCrb+X
「クルーゼ様!」
熾烈な戦いを繰り広げる二機のもとに、ザフトの援軍が駆けつける。
「コイツの動きを止めておけ! 私があの鉄人を破壊するまでな!」
クルーゼのモビルスーツは急速にその場を離れる。
追尾にかかるストライクだったが、今度はザフトのモビルスーツ部隊に取り囲まれてしまった。
「チィィッ! 逃げるのか、クルーゼッ!」
「君とはまた後で語らおうじゃないか・・・人類への断罪が終わった後でな!」


太陽爆弾の力を引き出した鉄人は、その圧倒的な強さで次々に敵機体を破壊してゆく。
キラ達の援護もあり、地球軍・ザフト軍とも、大幅に戦力を削られていた。

(・・・もう少しだ・・・もう少しで、あの人達を、逃がせる・・・・・・!)
自らに言い聞かせるように、正太郎は鉄人の驚異的な力を、全神経を集中して制御していた。

「やめろぉぉぉぉぉぉぉぉ!」

突如耳に響いてきた声の方を向く正太郎。その先には、小型の一人用飛行機に乗ったエドの姿が!

「な、何してるんです! ここから逃げてくださいと言ったでしょう!」
「ああ逃げるさ! ただし、お前も一緒だ、正太郎!」
必死でエドは説得にかかる。しかし、正太郎の決意は・・・固い。
「逃げません! 僕はここで、鉄人と一緒に死にます!」
「な・・・・・・!」

356 :スチール・ボール・ラン 1st stage:04/11/02 02:01:19 ID:GGtCrb+X
「・・・僕は、あの黒部で・・・・・・鉄人と一緒に、死ぬはずだったんです・・・・・・
 鉄人は・・・戦争の残した『罪』の象徴・・・そして今また・・・戦争の引き金になろうとしている・・・・・・
 ・・・だから僕は! 鉄人の罪を一緒にかぶります! それが僕の、僕への、『罰』なんです!!」

「バッキャロー!!」
エドの叫びが、戦場にこだまする。
「その鉄人ってのは、お前の親父さんが造ったんだろ! もう一人の『お前』なんだろ!
 お前の親父は、息子を死なせるためにそいつを造ったのかよ! お前を不幸にするために造ったのかよ!!」

・・・・・・ハッ
正太郎に、新たな意識が根付いた。


「・・・クックックッ・・・やはり子供だな・・・ここは戦場なのだよ!」

「エドさん、後ろ!」
エドが振り向いた先・・・・・・そこには、クルーゼの突きつける銃口が!
「鉄人だけを残し、君達だけを焼き尽くす事などワケはないぞ!」
無情にも、クルーゼのビームライフルの引き金は引かれた。その弾道は、エドと正太郎の直線上!

「チィ!」
エドは瞬時に飛行機から、正太郎の乗る鉄人の右手へと飛び移る。
そして、返す刀でさらに、正太郎を抱き抱えて鉄人の右手から飛び立った!
「ああっ! り、リモコンがっ!」
とっさに飛んだ弾みで、正太郎の手元からリモコンが離れる!

クルーゼの放ったビームが、エドの乗っていた飛行機・・・そして、鉄人の右手を、リモコンもろとも吹き飛ばした!

357 :スチール・ボール・ラン 1st stage:04/11/02 02:15:39 ID:GGtCrb+X
「てっ鉄人がっ! 鉄人がっ!!」
「今はそれどころじゃない! 助かる事のほうが先決だ!」
「でも・・・鉄人の装甲が壊されたら、太陽爆弾のエネルギーが・・・!」
「・・・・・・畜生ッ! 祈ってろ!」

間一髪逃れたエドと正太郎。高度数十・・・あるいは、数百メートルの空中に放り出され、落下する。
しかし、クルーゼの興味はもう正太郎達には無い。彼の目的はあくまで、鉄人だった。

「・・・フフ・・・まあいい。
 太陽爆弾が活性化している今の鉄人を撃ち抜けば・・・太陽爆弾のエネルギーが解放され、人類の大半が死滅する!
 考えていたものとはだいぶ違うが・・・私の目的は達成されるわけだ! ハハハハハハハハ!」
鉄人の装甲を破壊すべく、クルーゼはライフルにエネルギーを充填していた。そのエネルギー量たるや、先程エド達を狙ったものとは比較にならない。

「これで私の! 人類への裁きは終わる!! この戦争も終わるのだ! 永久にな!!」
「やぁぁめろォォォォォォォ!!」
クルーゼを止めるべく、全速力で突撃するフリーダム・ジャスティス。しかし、到底間に合いそうには、ない。

「てつじぃぃぃんッッッッ!!!!」
正太郎は涙ながらに、鉄人に向けて叫んだ。

その時・・・・・・コントロールを失ったはずの鉄人が突如、正太郎の叫びに呼応するように、クルーゼ機に向かって猛スピードで向かってゆく!

「何ッ!?」
それは、刹那だった。
鉄人がクルーゼ機に飛びつき、その身動きを止める。
衝撃でクルーゼ機から発射されたビームは、何も射抜く事無くあさっての方向へと飛んでゆく・・・

358 :スチール・ボール・ラン 1st stage:04/11/02 02:28:18 ID:GGtCrb+X
「はっ放せっ、放せぇぇぇっ!」
もがくクルーゼ機だが、鉄人の力は相当に強く、完全に動きを封じられてしまう。

「何をしている! さっさと鉄人をひっぺがせ!」
もはやほとんどまともな戦力が残っていない地球軍。
アズラエルは数少ない兵に命令を出し、鉄人を攻撃させる。
「こぉの旧型がっ! とっとと沈んじゃえよっ!」

地球軍のガンダム3機の砲撃により、鉄人は背中の噴射ジェットに被弾する!
推進力を失った鉄人は、クルーゼのモビルスーツを抱き抱えたまま、海へと降下してゆく・・・・・・


「クソッ! このままじゃ俺達もやべぇっ!」
叫んだ後気を失った正太郎を抱いたまま、高速で落下するエド。
ちょうど落下点は岩山である。この勢いで落ちれば、間違いなく二人とも命は、無い。
「こうなったら、イチかバチかだ!!」
エドは空中で手を叩く。
そしてそのまま、両手から地面に着地する!

「兄さぁぁぁんっ!!」

ドッパァァァァァァァァン!!

エド達の着地と、鉄人の着水はほぼ同時だった。
水面には巨大な爆発のような水しぶきがあがり、離れた岩山にいたアルすらも巻き込まれる・・・・・・

「何をしているんです! さっさと鉄人を回収するんだよっ!!」
「させるかぁぁっ!」
壊滅状態の地球軍・ザフト軍と、キラ達エターナルのモビルスーツ部隊の闘いは、最終局面を迎えようとしていた。

359 :スチール・ボール・ラン 1st stage:04/11/02 02:39:27 ID:GGtCrb+X
・・・・・・交戦は、終わった。
エターナル側勢力を除く地球軍・ザフト軍はともに壊滅的打撃を受け、再び宇宙へと撤退した。

残されたキラ・アスラン達は、エド達の捜索に乗り出していた。
しかし、もうその場には、彼らの姿を見る事は、できない。
「・・・・・・僕はッ・・・・・・また・・・守れなかったのか・・・・・・」
フリーダムのコクピット内で、己の非力さに身を震わせるキラ・ヤマト。親友アスランは、その姿を見守る事しかできなかった。

一方、鉄人の最後の力によってモビルスーツを沈められたクルーゼは、緊急脱出を行い艦に帰還していた。
「・・・太陽爆弾・・・惜しかったがな・・・・・・
 だが、ニュートロンジャマーキャンセラーは地球軍の手に渡り、ジェネシスもプラントに健在・・・
 いずれにせよ・・・人類は断罪されるのだ・・・・・・己の手でな!」

第2次ヤキン・ドゥーエ攻防戦により、ザフトと地球連合の間に停戦条約が締結されるのは、この後まもなくの事である。


(・・・兄さん・・・・・・兄さん・・・・・・!)

「・・・う・・・・・・ん・・・」
エドが目覚めた時・・・そこには、鎧の姿の弟がいた。

360 :スチール・ボール・ラン 1st stage:04/11/02 02:49:44 ID:GGtCrb+X
「・・・アル・・・ここは?」
「船の上だよ・・・親切な海賊さんが助けてくれたんだ」

「あっ! おいルフィ、あいつら起きたぞ!」
「ホントか!? 良かったなー、あんな爆発の中無事で」
「まったく、安全なルート選んでたらとんだ遠回りになっちゃったわね。なんか変な戦争にも巻き込まれるし」
「まぁそれもあるけどよ、お前らも道草ばっかしてたからこんな
「おめーがメシ食うのに時間かけ過ぎなんだよ!」

二頭身のトナカイ、緑の髪と腰に3本の刀を差した剣士、いかした眉毛の金髪、肩にイレズミのある少女、
鼻の長い少年、博学を思わせる女性・・・・・・そして、麦わらをかぶった船長らしき男。

エドは着地の瞬間、岩山の練成を分解の段階で止め、地面を砂の状態にした・・・それがクッションとなり、絶命は避けられた。
そして、衝撃で気を失っていたところを、戦場を通りかかった「麦わらのルフィ」海賊団によって助けられたのである。

「・・・・・・正太郎は・・・?」

アルが差した先には、鉄人が沈んだであろう遠い海を見つめる、正太郎の姿があった。
第一のチェックポイントである初音島は、もう、目の前にまで迫っていた。


  ここに ひとつの鉄の塊がある
  かつて鉄人28号と呼ばれたそれは
  日本の高度成長期を支えた礎のように 姿を変え
  平成と呼ばれる今もなお この暗い海の底に 眠っている


金田正太郎 鉄人28号損失のためリタイア

361 :スチール・ボール・ラン 1st stage:04/11/02 03:00:46 ID:GGtCrb+X
一方、エド・正太郎達がモビルスーツの大群を相手に死闘を繰り広げていた頃。
戦場のはるか上空を飛ぶ、一機のUFOがあった。

「ガハハハハハハハ! 行くだがや! 第一チェックポイントの初音島はもうすぐだがや!
 このレースで優勝して、賞金で地球(ちたま)なんか脱出してやるがや!」
この緑色をした珍妙な生物は、ニコチャン星からやってきたニコチャン大王。頭に尻がある、人類とは明らかに異質な生物だ。

そんなニコチャン大王に、黄色い体色の、サングラスをかけた同種の生物が話しかける。
「大王様・・・」
「あぁ!? なんだがや家来?」
「あのぉ・・・私思ったんですけども、せっかくUFOも手に入った事だし、このまま地球(ちたま)を脱出してはいかがかと・・・」

・・・・・・・・・・・・

「そうだがや! なんで気付かなかったんだがや! もうこんな星になんか用はないがや!」
「ですよねぇ・・・」
「よし! こんなレースリタイヤして、とっとと星に帰るがや!」

その時・・・・・・UFOの下から、高破壊力のビームが飛んできて、UFOの動力部を貫通した!
当然UFOは爆発し、大王と家来は大気圏内に放り出される!

「うぎゃああああああ! また地球(ちたま)に逆戻りですかぁぁぁぁ・・・・・・」
「こんなところでビームなんか撃つながやぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・・」


ニコチャン大王とその家来 クルーゼの撃ったビームにUFOを破壊されリタイア

362 :スチール:04/11/02 03:19:24 ID:GGtCrb+X
また少し間が開きました、スチールです。今回は鉄人VSガンダムSEEDの最終決戦。
確か鉄人の最新のアニメシリーズでは、中盤で「鉄人は海に沈んだ」描写があったものの、
最終話では海とは程遠い黒部ダムで最期をとげ「日本のどこかに眠っている」という描写に変わってたので、
今回は海に沈んだ結末を重視してこういうまとめにしてみました。でも、ダムから流れて海に着いたってオチもあるよなぁ・・・
結果的に鉄人も種キャラもチョイ役の扱いなんですが、実際このエピソード書くのに難儀したせいか、書いてる時のエキサイトぶりも過去最高でした。
今後も戦闘エピソードがあるかと思いますが、ここまでエキサイトした展開にできるかどうか・・・今後の課題です。

バレ氏、まとめサイトへの掲載ありがとうございます。ちゃんとアイツらの絵がついて・・・って、そういえば主役アイツらだったっけ(ぇ
というわけで、次回から初音島編突入。アイツらもやっと再登場します。

>209
コミック版を参考にしたところもあるんですが、やはり私はアニメっ子なので、やっぱアニメのエピソードもあるかな。どうなるやら。
>215
終了してませんが何か。アカギ・・・・・・死なないよね?(ぇ
>218
これってレースものだったんですね。今思い出しました(ぇ
>238 ふら〜りさん
こうなりましたw
まぁド派手空間も今回限りって事で、次回からは虐殺事件の謎解きなのか、それとも初音島だけに甘いエピソードか・・・


・・・ええ、今回特にツッコミ所満載ですよ。自分でもツッコミ入れたい(ぇ

363 :作者の都合により名無しです:04/11/02 08:19:23 ID:QWgCWQrK
>ラーメンマン
哲学的な感じだな。毛色の違う感じでいい。悟りとか、そういう決着になるのかな?
>スチールボールラン
自分の好きなキャラを存分に出してますなwニコチャン大王の最後に笑った。合掌。

364 :作者の都合により名無しです:04/11/02 14:18:33 ID:h9VEmHjQ
鉄人は途中で水中深くで朽ち果ててる描写があっても海底って描写はなかったと思う。

俺の場合は絢爛舞踏祭のEDの影響で水中の鉄人=海底と思いこんでたけど。

365 :ドクターゲロのほんのお遊び:04/11/02 16:42:53 ID:/6GReZu1
>>167から続き

 ゲロ以外の人間が皆ヤムチャ化してから一週間が経過した。その間、地球の人口は
減少の一途を辿っていた。突出した人間が存在しない故に、数こそが絶対の力となり、
法ともなった。数――即ち人数である。ヤムチャの数である。
 同じ人間同士がどう各々をカテゴライズしていったのかは定かではないものの、ヤムチャ
はともかく幾つかのグループを形成し、その枠に入り損ねたヤムチャ達は次々と駆逐され
ていった。人口減少の要因は、飢餓死である。そして、その大半が孤立したヤムチャ達なの
だ。『数』が支配する世界で、ただでさえ『個』の力が意味を成さないこの世界で、孤立すると
いうことは死と同義だ。人類は確実にその数を減らしてゆく――
 
 ゲロは5番モニターを見ていた。



366 :ドクターゲロのほんのお遊び:04/11/02 16:43:34 ID:/6GReZu1
 私は今5番カメラが送っている映像を注視している。このヤムチャ2人は、会話から読み取るに
母子関係と推測される。息子の方と思われるヤムチャが、刃物を握り締め今まさに母の方のヤ
ムチャを刺さんとしているところだ。

 「息子よっ、何故お母さんを殺そうというんだ!?」
 ピンクのエプロンを締めたヤムチャは言った。今さら言うまでもないが、頬には十字傷がある。いや、
何となく言っておきたかっただけだ。
 「……オレの大好きだった母さんは、もういない」
 「何を言うんだ息子ッ!! オレはお前の母さんだぞッ!!」
 「いや、違う。オレの、オレの好きだった母さんは……」
 息子のヤムチャは恐らく、急に男となった母に対応できずにいるのだろう。どちらも見かけは変わらな
いが、息子の方は精神年齢が幼い。不安定な心にプレッシャーを与えると(その強さにもよるが)、幼さ
も手伝って容易に崩壊してしまうだろう。その結果が、私の眼前で展開されているそれである。
 「だから、何が違うと――」
 「母さんは――」
 息子のヤムチャは、視線を床に落とし、独白を始めた。
 「母さんは、キレイで、おっぱいが大きくて、股に僕と同じモノなんて付いてなくて、それに――それに、
とても、深く澄んだ眼をしていたよ。今のアンタのは、濁ってるって程じゃないけど、母さんのと違う」
 そして、自分もそれと寸分違わず同じなのが嫌で仕方がない――独白を終えて直ぐ、息子のヤムチャ
は母のヤムチャを刺し、自分の喉笛も刈った。



367 :ドクターゲロのほんのお遊び:04/11/02 16:44:10 ID:/6GReZu1
 5番カメラに、また違うヤムチャの監視を命じた後、私はすこし考えた。
 自分が、仮にヤムチャとなったと仮定して、今と同じように他者がすべてヤムチャであると仮定して――
他人と自分とを分けて認識するために一番有効なものは、言うまでもなく容姿だ。今回の親子の悲劇は、
同一の容姿となったところから来ている。息子は母の自分とは違うところに惹かれていたのだ(それが危う
い感情かどうかはさておいて)。息子は、憧れの存在だった母に、恐らく裏切られたかのような気持となった
のではないだろうか。どうして、変わってくれた。どうして、醜く変わってしまった、と――
 閑話休題。要するに、人間の認識回路とはそれだけ容姿に依存しているということなのだ。では、私はど
うだろう。私はドクターゲロであり、顔形も他人が見ても「おっ! デンジャラスサイエンティストの天才ドクタ
ーゲロさんじゃねえの!」と思われる程度にオリジナリティのあるものだろう。しかし、急に私がヤムチャの姿
になってしまったとしたら、どうか。中身は私のままであるとしても、それに他人は気付いてくれるか。何かデ
モンストレーションでもして見せたら違うだろうが、ただ私の姿だけ見せて、ゲロだと気付いてくれるか。答え
はノーだろう。
 つまり、容姿とは集団生活していくうえで必要不可欠なものだ。『分ける』ことが出来なくなる以上、どうして
も支障が生じてくる。
 ただ、上記の論はあくまで「外見のみ同一」の場合を想定したものであり、何から何まですべてが同一のこ
の世界では使えない論だ。どうなるか分からない――それゆえに、こんなにも私の心をこの一事が支配する
のだろう。なにせ私は、一週間前から睡眠を一度たりとも摂っていないのだから。

368 :ドクターゲロのほんのお遊び:04/11/02 16:56:08 ID:/6GReZu1
ご無沙汰してました。まあ、第一回更新の時「週一更新がいい」みたいなこと書いた記憶があるんで、
当初はこの位のペースで更新するつもりだったんだなあと(今は2〜4日に一回が理想)。

まあ、そんなことはどうでもいいや。

>>169
レスアンカー付けました。改行は……大して変わってないかな。

>>170
俺のイメージです(実際、その手のゲームはやったことないもんで)。

>>171
力量が圧倒的に不足していて、どうにか必死こいて書いてます。

>>195
そういうのを書こうとしてますが、力が足りません。でも頑張ります。

ていうか、早くもネタギレ気味ですが、考えなしに始めても今までもどうにかなってたんで、多分終わりまで
いけます。では。

369 :作者の都合により名無しです:04/11/02 18:24:17 ID:QWgCWQrK
>ドクターゲロ
お疲れ。週1から倍のペースになったのか。調子が上がってきたね。
ゲロの周りはヤムチャだらけかw嫌な図だな。ゲロは腐ったことするなw
なんとなく1000人ヤムチャ(他スレの昔のSS)を思い出した。


370 :作者の都合により名無しです:04/11/02 19:58:53 ID:xTcIv2eb
すげー状況だな

371 :作者の都合により名無しです:04/11/02 20:35:05 ID:06/ltIQS
訳のわからない展開になってきましたね、ドクターゲロw
なにかいろいろ実験してますね。全員ヤムチャかすごいな。
全員18号とかランチとかなら天国だけど。

アンカー依頼したの俺。対応してくれてありがとう。

372 :作者の都合により名無しです:04/11/02 20:39:48 ID:cBOSs93O
病むスレの作品を

373 :作者の都合により名無しです:04/11/02 20:52:43 ID:06/ltIQS
>>372
ヤムスレはヤムスレ、バキスレはバキスレだよな、372よ。

病的氏の引退後、ヤムスレの作品をバレ氏に保管してくれなんて
伝統ある誇り高きヤムスレ住人がいう訳無い。

そのレス見て一瞬そんなこと思った俺は馬鹿だ。すまん、372よ。
愚かな俺を許してくれ。

374 :作者の都合により名無しです:04/11/02 21:54:01 ID:fNXRaUwX
俺もヤムチャだらけの状況見て「最強への道」思い出した。
ゲロ作者氏が知っているかどうか知らんが。
なんか実験的な小説だな。毎回違う試みしてるね。GJ!

>>372-373
よそはよそ、ここはここ。されど仲良し。もうやめとけ。



375 :作者の都合により名無しです:04/11/02 22:09:59 ID:m5Qj5TvI
ttp://game8.2ch.net/test/read.cgi/poke/1094728516/l50#tag84
    _  ∩
( ゚∀゚)彡 でってう!でってう!
 ⊂彡


こぶしを上に上げて「でっ」

下に振り下ろして「てう!」 だ!


376 :作者の都合により名無しです:04/11/02 22:25:41 ID:tqRHwOcx
↓なぜかスヌーピーに見える
でってう
   ↑なぜかスヌーピーに見えない

377 :AnotherAttraction BC:04/11/02 22:44:53 ID:TFDCIl1c
182から。

大通りの石畳に、間を開けて立つ美女二人。
そして、二人の前に立つのは巨大な漆黒。ヒビと血の花を重ねて咲かせた中心にそいつはいた。
「……何者です?」
謎の女が声に僅かの殺気を滲ませる………俄かには信じ難いが、それには明確な意思を感じる。先刻の声は間違い無く
こいつの声なのだろう。
ふいに、そいつの頂点に白が一つ出現した。

―――顔、だった。
どうやら今まで俯いていたらしい顔は、上半分が前髪に隠れているが端正な顔立ちだった。
と言うより、整い過ぎて幽鬼を思わせる白い細面。しかもそれが体の等身と合っていないのが、何とも不気味この上ない。
――通常、成人男子の平均等身は約七頭身。だがそいつは、たっぷり十二・三頭身はある。そしてようやく気付けば、
その巨体を丈夫そうなマットブラックの手袋一体型ロングコートにきっちりと詰め込んでいた。
以上を総合し、形容すれば「美の中に醜ありき異形」というところか。
スダレの様な前髪の奥からこちらを伺うのが殊更に怖気を強調する。まるでB級ホラーの怪物――とリンスは思った。

場は先刻以上に張り詰める。
怪物が顔を上げただけなのに、二人には飛び掛からんとする猛獣に思えてならない。
自分よりも近くで対峙する女の背中を見ながら、リンスは状況を算段する。
――女には悪いが、イヴを連れて早急に逃げる―――
そう決定した瞬間―――イヴを思い出した。悪いことに彼女を寝かせた位置は……怪物の右後方。
更に悪い事に、ナノマシンの修復が済んだらしく、よろよろと起き上がった。
「イ…………!!!」
途中まで出掛かったが言えなかった。言い切れば怪物の餌食は必至だからだ。
しかし怪物にはその言葉と視線だけで充分、首を右に傾げた。

378 :AnotherAttraction BC:04/11/02 22:45:45 ID:TFDCIl1c
……ようやく体の修復を終え、起き上がる前に状況を整理する。
あの男の巨拳に殴り飛ばされ、あわやと言う所を誰かに助けられ、その後は知らない。そこで全情報をカット
して回復に全力を注いだからだ。
そして感覚を開いた矢先に聞き慣れた声が耳に届いた。
思わず振り向けば、見た事も無い女の後方に見慣れた女の見慣れぬ狼狽。―――そして、視界の端を削る夜以上の漆黒。
恐る恐る目をやれば、御影石の塔を思わせる黒い何かが立っていた。
「え………?」
「イヴちゃん!! 逃げて!!!!」
リンスの絶叫が耳に届いてもイヴは動けなかった。今たぶん、この怪異と目が合っているのだ。
猛獣に睨まれるのはこんな感じかもしれない、言う事を聞かない体に必死に命令を伝達してもただ震えるだけ。はっきり
言って先刻の大量殺人鬼など、こいつの空気に比べれば蚊トンボ以下だ。
殺される―――それだけが「動け」より大きく頭の中で鳴り響いていた。
それを知ってか知らずか怪物は微笑(わら)った。
…真冬の下弦の様に冷たく昏く静かな笑みが、イヴから一層闘争本能を奪い去っていく。
最早一刻の猶予も無い。効くかどうか判らないがリンスは怪物に銃弾を放った―――狙いは言うまでも無く頭。
だが――――、

それより早く怪物が真上に跳んだ。
砲弾並みの凄まじい跳躍で一気にビルの八階辺りまで飛び上がり、両手を壁に突き刺してスルスルと登り、屋上に消えた。
リンスも、イヴも奴の常軌を逸した運動能力に唖然とするより無かった。
「な……何だ、とんだ虚仮威しじゃない」
とりあえず強がってはみたが語尾の震えは隠せない、ついでに言えば引きつる口元も。それらを何とか押しこめて
イヴに駆け寄った。
「…大丈夫、イヴちゃん?」
見れば、服が多少汚れているだけで怪我らしい怪我は概ね癒えていた。しかし先刻の恐怖が抜け切っていないのか
未だ小さな肩が小刻みに震えている。
「ご心配無く。もうアレは行ってしまいましたよ」
いきなり掛けられた声の方向にリンスは慌てて銃を向けるが、例の美女はそれでも泰然自若を崩さない。
むしろ警戒を解く為か柔らかく微笑む。
だがそれこそがリンスの警戒意識を却って突付く。あれだけの事を清々とこなしてこの余裕、疑う余地無く
只者ではない。大体この女が先程見せた動きは明らかに何かの達人の動きだ。

379 :AnotherAttraction BC:04/11/02 22:46:52 ID:TFDCIl1c
「リンスッ!!!」

…声と共に、女を挟む形でトレインとスヴェンが現れた。
何故かトレインの様子がおかしい。酷く切羽詰った貌で女に銃を向けている。
「おい…お前、何して………」
「…リンス…姫っちを連れてこっちに来い………早くだ!!!」
スヴェンがいぶかしむのを完全に無視して叫んだ。
「ちょっとアンタ、遅れといて…」
「訳は後で話す、兎に角その女から離れろ!!!!」
有無を言わさぬ必死さだった。瞬きをしない眼が、酷く重大な状況だと告げている。
「…落ち着きなさいハートネット、粛清するつもりなら既に終えています。ここに居るのは別の件ですよ」
「…信じられるかよ。あんたみたいな規律人間が、オレの名前を知ってるコイツラを殺さない訳無いだろうが」
随分と剣呑な発言に、事情を呑み込めない三人は少なからず驚いた。一体何を言っているのか全く判らない。
判ったのは、この蝶か花かの儚げな女とトレインがかなり危険な知り合いだと言う事だけだ。
「…まさか、クロノスの………」
「言うなスヴェン!! こんな女、見た事も聞いた事も無え!!!」
先の言葉を完全に無視して発言を封じた。それだけにスヴェンの中で疑問が形を成していく。

「嫌われた物ですね、ハートネット」
女がトレイン達に振り向いて歩き出す。一歩一歩を軽やかに。
彼女の眼を見た瞬間、スヴェンは右手を脊髄反射で懐に突っ込んだ―――が、それだけ。銃を抜くでもなくそのまま固まった。
……そればかりか、何も掴んでいない手を抜き出して女に道を開ける始末。
「何してるスヴェン!! 撃て!!!」
「……必要無い。お前こそ銃を下ろせ、彼女に殺り合う気はまるで無いぜ」
相棒の気の無い発言にトレインはますます苛立った。しかし彼も、歩み寄る女に撃つ事が出来ずにいる。
自分は良い、だが仲間に危害が及ぶのは何としても避けたいのだ。
「…確かに貴方達にも用事は有りますが、もっと有意義な用事ですのでご安心を」
彼女は二人を通り過ぎる。まるで臆せず、そこに何も脅かすものは無いとばかりに。
「いい加減肩の力を抜いては如何です? 我々はこれから友好関係を結ぶ事になるのですから」
女の声と足音を背中で受け止めた頃、トレインはようやく銃を収めた。緊張の分の重い溜息が、長々と零れ落ちる。

380 :AnotherAttraction BC:04/11/02 22:47:41 ID:TFDCIl1c
「姐さん、あんたの名前は?」
トレインが慌ててスヴェンに向き直る。
「お前、何を……!!!」
「落ち着け、どうせ訊こうが訊くまいが大して変わらないんだろ? “友好関係”って言うからにはお互いの名前を
知っとかんとな。多分あんたの方はこちらをソラで知ってるんだろうから……判るよな?」
有る意味不遜、とも取れる発言だが、これは相手の反応を見るための話術だ。敢えて逆撫でしそうな台詞を選択する事で
交渉に有利な材料を導き出す―――油断していないからこその言葉だった。
「成る程、道理ですね」
女が一行に振り向いた、と同時に待機していたであろう車のハイビームが視界を白に染める。彼女なりの意趣返しかどうかは
知らないが、全員が目を覆う。

「世界平和維持機構“クロノス”の秘匿戦闘部隊〈時の番人《クロノナンバーズ》〉が一人、セフィリア=アークス。
以後お見知り置きを」

381 :AnotherAttraction BC:04/11/02 22:52:06 ID:TFDCIl1c
NBです。やっと第四話「思惑」始まりです。
遂にセフィ姐正式登場ですね。
いや、それにしても凄ェ。長編大豊作じゃないスか。
俺ももたついてられねェなあ……
ではまた。

382 :作者の都合により名無しです:04/11/02 23:52:06 ID:edhObnlA
ついに物語の主役登場か。永かったですなーw
セフィリアの任務の際の凛とした雰囲気と、高貴さが滲み出てる。
イブ、キョーコ、リンス、セフィリア。
これで原作の美女軍団全て揃ったかな?原作は絵だけ流し読みしてたから
良くわからないが、NBさんの世界観はどんどん膨らんでいきますね。
これからもまじで期待します。


383 :作者の都合により名無しです:04/11/03 01:04:16 ID:mRRCZ3mt
http://impulse.dyndns.info:9999/uploadedFiles/37544e60-eab3-4e88-b2d5-afa9b33b44dc.wmv

ご冥福をお祈り致します。
同じ国民が殺されてるのを見ると、やはりテロリストが憎い。

384 :作者の都合により名無しです:04/11/03 04:10:48 ID:lErRDYSe
>>383
スレ違いだがみちまった。
むごいな。同じ日本人だもんな。許せないアルカイダ。

385 :作者の都合により名無しです:04/11/03 11:36:59 ID:0qPm7qHM
>>383
ページが見つかりません

首切り動画かな?
アメリカ人のやつは見たんだが。

386 :のび太と大ローマ 場面3−2 道路:04/11/03 12:36:42 ID:+Yl/wA0R
>>285からの続き

ドラえもんから道具を強奪したジャイアンとスネ夫が上機嫌で道を歩いている。
すでにドラえもんから借りた剣闘士セットを装着し、ニコニコ顔の二人。

ジャイアン:「へへ〜、いいもん借りちゃったなスネ夫!」
スネ夫:「そうだね、ジャイアン。のび太でさえあんなに強くなったんだ。僕らが使ったら
      きっと凄いよ!・・・ん?」
二人が会話している最中、向こうの通りを静香そっくりの少女が走っていくのにスネ夫が
気づく。その装いは古代ローマのもの。流石に現代では目立つ。やがてそんな少女に
ジャイアンも気づき声をあげる。
ジャイアン:「あれ〜、あれ静香ちゃんじゃないか?どうしたんだろ、あんな格好して?」
スネ夫:「本当だ、変な格好している・・・あ、あれ古代ローマの服装だよ、本で見た
      見たことがある・・・あれじゃない、僕らが剣闘士ゴッコしているから、それに
      入れてもらいたくてローマ人の格好しているんじゃない?」
ジャイアン:「おお、そうか!よし、静香ちゃんも遊びに入れてやろうぜ。お〜い!」
ジャイアン、静香似の少女に呼びかける。
少女:「!!」
ジャイアンに呼びかけられた少女、立ち止まる。しかし、なにやら二人の格好が気になる
らしく、異常に二人を警戒している様子。ジャイアン、スネ夫はそんな少女の態度に気づく
ことも無く近づいていく。
少女:「・・・○×△□×○!!」
ジャイアン:「・・・・?」
少女:「×○●□△◎!!」
少女、ジャイアンに分らない言語で何かを鋭く叫ぶ。ジャイアンはどこか様子の
おかしい静香に不可解な表情。
ジャイアン:「何、英語なんか喋っているんだよ?どうしちゃったんだ、静香ちゃん?
      (とスネ夫にふる)」
スネ夫:「さあ?」
不審がる二人。やがてスネ夫が何かを思いついたらしく、話し出す。

387 :のび太と大ローマ 場面3−2 道路:04/11/03 12:38:52 ID:+Yl/wA0R
スネ夫:「あ、分かった!ジャイアン、静香ちゃんはもう既にローマ人になりきって
      いるんだよ。だから英語を喋っているんじゃ・・・。ほら、あんな格好でやる気
      まんまんみたいだしさ」      
ジャイアン:「おお〜、なるほど。さすがは静香ちゃんだな!よし、空き地で一緒に遊ぼうぜ」
スネ夫の適当な説明に得心がいったジャイアン、空き地に誘おうと少女の手を取ろうとする。
が、友好的な二人とは対照的に先ほどから警戒を崩さない少女は伸ばされたジャイアンの
手に「サッ」と一歩引く。
ジャイアン:「?」
状況が理解できない「?」顔のジャイアンをよそに少女はさらに距離をとり、そしてジャイアンに
向けて高く跳躍。少女を見上げるジャイアン。ジャイアンを見下ろす少女。いつのまにやら少女の
手には棒切れが握られている。
ジャイアン:「え、何?オ、ワ、ワ、ワ!ちょっとタンマ、タンマ!」

「ガチーン」

少女の一撃が見事にジャイアンに決まる。ジャイアン、道路に倒れこむ。
スネ夫:「ジ、ジャイアンが・・・一撃で・・・ウワー!!」
スネ夫、訳の分からない事態に驚き逃げ出そうとする。しかし、少女は素早くスネ夫に追いつき、
強烈な一撃をスネ夫にも浴びせかける。スネ夫、逃げ出そうとするその背後から攻撃を
喰らいジャイアンと同じく道路に倒れる。少女は気絶している二人に一瞥をくれ、その
場から消え去る。

ドラエモン:「まったくママはロボット使いが荒いんだから・・・あれ?」
ママのお使いの帰り道、ドラえもんが倒れているジャイアンとスネ夫を発見する。
ドラえもん、二人に駆け寄る。

388 :のび太と大ローマ 場面3−2 道路:04/11/03 12:40:25 ID:+Yl/wA0R
ドラエモン:「ジャイアン!スネ夫!」
スネ夫:「ウ、ウウーン・・・ハッ。あ、ドラえもん」
ドラエモン:「目が覚めた?二人して道端に倒れてたりして一体どうしたの?」
スネ夫:「いや、静香ちゃんが、ローマ人で、凶暴で・・・」
ドラエモン:「(怪訝な顔で)そりゃ、一体何のことだい?」
ジャイアン:「ウ、ウウ〜ン・・・」
ドラエモン:「あ、ジャイアンも目を覚ました。もう一回、二人で落ち着いて話してごらんよ」

説明中

ジャイアン:「と、言う訳なんだ」
ドラエモン:「うん、話は分かったよ。でも、まさか静香ちゃんが二人を襲うなんて・・・」
スネ夫:「そんなこと言って、またドラえもんが変な道具でも静香ちゃんに貸したん
      じゃない?(疑い深そうに)」
ドラエモン:「(あせって)僕は知らないよ、そんなの。まあ、とにかく静香ちゃんを
      探してみようよ。 その乱暴な静香ちゃんはどっちへ行ったの?」
スネ夫:「確か、空き地の方へ・・・」
ドラエモン:「よし、みんなで空き地へ入ってみよう」


389 :のび太と大ローマ 場面3−3 空き地1:04/11/03 12:43:11 ID:+Yl/wA0R
三人は空き地へ到着。だが、静香らしき人影は何処にも見当たらない。

ドラエモン:「誰もいないよ、本当に空き地の方へ行ったの?」
スネ夫:「よくは覚えていないけど、確か・・・」
ドラエモン:「このままじゃ、仕方ないなぁ・・・よし(と言ってガソゴソやる)」
ドラエモン:『尋ね人ステッキ〜!!』
ドラエモン:「これで大体の場所が分るはずだよ」
ドラえもん、そう言ってステッキを倒し、その方向へ歩き出す。しかし、ステッキが
指し示すのは空き地のかたわらに立つ木の下。ドラえもん、首をひねる。
ジャイアン:「なんで誰もいない木の下を探さなきゃならないんだよ」
スネ夫:「そうだよ、その道具壊れているんじゃない?」
ドラエモン:「まあ、もともと70%ぐらいの確立でしか当たらないんだけど・・・」

「ガソゴソガサ」

突如、木の上から少女が舞降りる。そしてドラえもんへ一撃!からくも攻撃は外れるが、
ドラえもんは思わず尻餅をついてしまう。
ドラエモン:「ウワッ!」
ジャイアンとスネ夫:「で、出た〜!!」
木から舞い降りた少女、三人の眼前に立つ。少女は先ほど、ジャイアン、スネ夫を倒した
棒切れを持ち、体勢を低く構えている。その戦闘心まるだしの様子にジャイアンとスネ夫、
慌てふためき、ドラえもんに訴え掛ける。

390 :のび太と大ローマ 場面3−3 空き地1:04/11/03 12:44:37 ID:+Yl/wA0R
ジャイアン:「(謎の少女を指さしながら)ナ、ナ、やっぱり静香ちゃんだろ!早く、捕まえるなり
      なんなりしてくれよ!」
ドラエモン:「(驚いて)本当!静香ちゃんそっくりだ!でも・・・」
スネ夫:「デモもテロもあるもんか!こんなに似ていりゃ本人に間違いないだろ!」
ドラエモン:「いや、静香ちゃんがいきなり打ちかかってくるわけが・・・」
ジャイアン:「現に打ちかかってきているじゃねえか!」
ドラエモン:「う、うう〜ん・・・」
すったもんだしている三人に少女が鋭く叫ぶ。
少女:「△○□×○○!!」
ドラエモン:「・・・ん?」
ジャイアン:「どうにかしてくれよ、ドラえもん!また、やられちゃうぞ!」
少女:「×△●◎×□!!」
ドラエモン:「これは・・・」
スネ夫:「そうだよ、僕、一日に何回気絶しなきゃならないんだよ!」
少女:「□□◎△×◎!!」
ドラエモン:「ひょっとして・・・」
ジャイアン、スネ夫:「なんとかして!ドラえもん!!(取りすがって)」
ドラエモン:「もう、うるさいなあ!ちょっと静かにしていて!」
ドラえもん、何かに気がついたのか、騒ぐ二人を手で制して謎の少女の言葉に耳をすます。
少女:「○○×○□△!!」
ドラエモン:「!!・・・うん、間違いない。(二人の方を見て)この子が喋っているのは
      英語じゃない。ラテン語だよ」
ジャイアン:「え、ラテン語!!・・・・・・・それって何だ?」
ドラエモン:「ラテン語というのは昔、ヨーロッパで使われていた言葉なんだけど、今じゃ
      喋っている人なんか殆どいないはずなんだ。ねえ、やっぱりこの子は静香ちゃん
      とは別人だよ。日本の小学生がそんな言葉を喋れるわけないじゃない。
      ホラ、それによく見てみれば、顔立ちや肌の色が静香ちゃんとは違うし」


391 :のび太と大ローマ 場面3−3 空き地1:04/11/03 12:45:49 ID:+Yl/wA0R
ジャイアン:「え!静香ちゃんじゃないのか?・・・ホントだ、よく見ると顔が違う。ようし、それ
      ならもう遠慮はしないぞ。さっきの仕返しだ!やっつけてやる!」
突然威勢の良くなったジャイアン、身構え、少女に向かっていく。少女、そんなジャイアンの
様子に感づき、低く叫ぶ。
少女:「△●◎□×○××!!」
ドラエモン:「いや、いや、君、そんなに興奮しないで!ほら、ジャイアンも刺激しない!(と言い
      ながらポケットから『翻訳コンニャク』を出して食べる)」
ドラエモン:「あ〜、あ〜、僕の言葉分りますか〜、こんにちわ〜」
少女:「言葉・・・分るのか?」
ドラエモン:「はい。分りますとも。僕の名前はドラえもん、君は?」
少女:「(警戒しながら)私の名はミゲルティア。そこの二人は?」
ドラエモン:「大きいのがジャイアン、小さい方がスネ夫」
ミゲルティア:「ローマ兵か?」
ドラエモン:「ローマ兵?いやいや、ただの小学生だよ。あれは格好だけのものだから」
ミゲルティア:「(ホッとした様子で)そうか、済まなかった。見覚えのある格好だったから
       追っ手かと思い、思わず打ち倒してしまった。謝っておいてくれ」
ドラエモン:「いえいえ、あの二人はああ見えて丈夫だから、気にしないで」
ミゲルティア:「君にも打ちかかってしまったな。悪かった、あまりにへんてこな生き物
       なので吃驚して・・・」
ドラエモン:「ム、変な生き物とは失礼な!(機嫌を悪くする)」
ミゲルティア:「あ、口が滑って・・・」
ドラエモン:「ん、口が滑って!?(さらに機嫌を悪くする)」
ミゲルティア:「え、いや、その・・・済まない(ゴニョゴニョ)」
ドラエモン:「(あせる少女の様子に思わず笑って)プププ、変な人だなあ、いきなり殴り
      かかってきたかと思えば、今度は謝ってばっかり」
ミゲルティア:「・・・ハハハ、確かに。私の方こそへんてこな奴だな」
ドラエモン:「アハハハ」
和むドラえもんとミゲルティア。
スネ夫:「なんだか、二人とも仲良くなっているみたい」
ジャイアン:「(不満気に)俺たち置いてけぼりにしてな」
ドラエモン:「(二人の様子にきづいて)あ、ゴメンゴメン。はい、二人にも翻訳コンニャク」

392 :ローマ:04/11/03 12:50:07 ID:+Yl/wA0R
今回の投稿終了。感想をくれた方々ありがとうございます。
毎度、励みにさせてもらってますです。感謝。
では、また次回に。

393 :作者の都合により名無しです:04/11/03 15:42:16 ID:Nm+vj12R
>AnotherAttraction BC
NB氏の作品は原作では中途半端なままの設定を深く掘り下げ、
アクション描写をしっかりと書き込んでいるので読み応えがあります。
これでメインキャラがすべて揃いましたね。いよいよ決戦が近いですね!

>のび太と大ローマ 
いつものジャイアンとスネ夫ののし歩きから、事態が急変しましたね。
しかし強いだけがウリのジャイアンの立場がないな。後は男気ですか。
必需品の翻訳コンニャクを食べて、いよいよローマへタイムスリップですか?



394 :作者の都合により名無しです:04/11/03 16:59:08 ID:6Tt9WUdb
NBさん、ローマ作者さん、お疲れ様です。

NBさんは圧倒的な描写力で読者の目をグイグイ引っ張り、
ローマさんは小気味良い場面展開で読者を飽きさせませんね。
違うタイプの楽しい作品が読めて嬉しいです。

私には下手な感想しかつける事が出来ませんが、応援しているので
これからも頑張って下さい。

395 :作者の都合により名無しです:04/11/03 17:05:30 ID:0qPm7qHM
>>383
http://do lby.dyndns.org/foo/foo/movie/kouda_neck_cut.wmv
     ↑スペースを削除
これと同じかな?
抵抗が全く無いのは眠らされてるからなのか。
スレ違いな上に精神的にちょっときついので踏む方はご用心を。URLで中身分かるけど。

>大ローマ
ドラ映画って、メインキャラのそっくりさんが別時代にもいるってパターン多いよね。
キテレツもそうだけど。
にしてもジャイアン一撃か。めちゃくちゃ強くないか?ミゲルティアw

396 :ふら〜り:04/11/03 17:17:22 ID:Ox3ubcSz
>>スチールさん
うぉ鉄人強し! と思ったら……戦ってる時が圧倒的に強いだけに、沈んでいく場面は
物悲しさがありました。当たり前ですけど彼、全くの無言ですしねぇ。ふとタザワ28号
も脳裏を掠めましたが。で締めは大王様。懐かしいこの人らしい落ちっぷり、和みました。

>>ドクターさん
前回本格SFって評したら、今回は一気に心理学。どっちにせよ深いですぞドクターさん。
>濁ってるって程じゃないけど
ここ、思い切りシリアスなシーンのはずなのに、なんか笑えて好きです。濁ってる、とは
言い切らない微妙っぷりが最高。ゲロの分析独白も何気にノリが良く、面白いです。

>>NBさん
>B級ホラーの怪物
A級ホラーでないとこがミソですね。B級の方がブキミというか、おぞましいというか。
謎の美女に続き謎の怪物出現、と私にはインパクト強かったのですが、何事もなく撤退して
しまって少し残念。メインキャストも出揃ったようですし、彼の再登場と大暴れを期待。

>>ローマさん
理解できない言語→英語と即断、の思考回路が小学生らしくて微笑ましいです。剣闘士
セットで武装しててもミゲルティアに完敗してるのが哀れ。というか彼女が強すぎるのか。
そんな彼女の語彙に「タヌキ」がなかったのはドラにとって幸い。次は四人でローマ行き?

397 :作者の都合により名無しです:04/11/03 18:12:31 ID:lErRDYSe
香田さんに何か言うことはないのか。

398 :ドラえもん のび太の神界大活劇 110:04/11/03 18:30:01 ID:k89qC16P
>123より

「逃げられちまったが・・・とりあえず、みんな無事で何よりだな。まー坊も、わりと元気そうじゃねえか」
神王は魔王の肩を叩きながら安堵の笑顔を浮かべる。
「ふふ、欲を言えばもう少し早く助けてほしかったけど・・・みんなにお礼を言わないといけないね。
神ちゃんも稟ちゃんもドラちゃんやのび太ちゃんたちもみんな本当にありがとう」
「いや、そんな・・・」
ドラえもんが照れ笑いを浮かべた時だった。地上の方から凄まじい爆発音が響いたのだ。
この地下室も、恐ろしい程に揺れ動く。
「・・・!まさか、地上の建物を爆破してぼくらを生き埋めにする気か!」
「くそお!なんて奴だ!」
憤るドラえもんと稟だったが、神王は訝しげに腕を組んだ。
「ありゃ・・。おかしいな、あと一時間は爆発しねえはずだったんだが・・・」
「はあ・・・?ま、まさか、おじさんが・・・」
「ああ、実は時限式の爆弾を一つ懐に隠し持っててな、この研究所を爆破してやろうと思ってここに来る前にセット
しといたんだが・・・。操作を間違っちまったかな?」
「はっはっは、おいおいしっかりしてくれよ神ちゃんたら」
「はっはっは、じゃねえ!あんたなに考えてんですか!これじゃまるきり自爆テロじゃないですか!」
「稟殿・・・」
神王もさすがに稟の剣幕に驚いた。そして言った。
「犯人はこの中にいる!」
「あんたしかいねえよ!大体爆弾仕掛ける必要なんてどこにあったんですか?」
「爆破炎上する研究所からの脱出なんて、一度はやってみたいじゃねえか☆」
「☆じゃねえよ!ああ・・・もうダメだ・・・」
稟はがっくりと膝を突いた。今なら北斗の星の傍らで妖しく輝く星が見える気がした。
「大丈夫、いいものがある!<通り抜けフープ>!みんな、これで地上に脱出するんだ!」

399 :ドラえもん のび太の神界大活劇 111:04/11/03 18:31:10 ID:k89qC16P
「し・・・死ぬかと思った・・・」
稟は地上に出てゼイゼイと息を吐いた。
「いやあ、見事にぶっ飛ばしちゃったねえ、研究所」
魔王は壮観、とでも言いたげに瓦礫の山となった研究所を見つめた。
「しかしこうもあっさり消えてなくなるとは・・・欠陥住宅だったんじゃねえのか?」
「じと〜・・・」
神王をみんなが白い目で見つめていた。
「おいおいみんな、俺のせいだってのか?」
「あんたのせい以外になにがありますか!はいみんな、神王のおじさんが悪いと思う人、手を挙げて!」
はーい、はーい、はーい、と全員の手が挙がった。神王もこれには参ったという様子だった。
彼は五秒ほど言い訳を考えたが・・・状況は、それを許してはくれなかった。
「・・・!おいお前ら、周りを見ろ!」
「え・・・周りって・・・」
「・・・!り、稟さん、ドラえもん!」
のび太の切羽詰った声で周囲を見回すと、そこには無数のゴーレムが一同の周りを取り囲んでいた。
「ちいっ・・・まだこんなにいやがったのか!」
神王が歯噛みしながら唸った。
「いちいち相手にしてたらきりがない。ここは一点突破で行こう!<人間機関車セット・客車付き>!」
「に、人間機関車・・・?」
稟はゴクリと唾を飲み込んだ。そのネーミングから察するにとんでもない道具だという予感があった。
「さあ神王さん、この煙突を頭につけて!」
「つけたぞ。で、どうすんだ?」
「この石炭を食べて、水を飲んで!」
「ばりばりばり・・・ゴクゴクゴク!」
その瞬間、神王の顔が真っ赤になり、頭から湯気が噴き出した。ドラえもんは神王の身体に客車ロープを取り付け、
その場の全員にそれを掴むように指示した。
「さあ、発進だ!」
直後、神王は凄まじい勢いで走り出した。そのまま進路上にいたゴーレムたちを一瞬で空高く吹き飛ばしつつ、
まさに暴走列車の如く突き進む。土埃を巻き上げながら、超特急神王号はどこまでも走っていった・・・。

400 :ドラえもん のび太の神界大活劇 112:04/11/03 18:32:16 ID:k89qC16P
「で・・・ここはどこなのかなあ?」
亜沙は周囲を見渡して呟いた。そこは見渡す限り石と岩しかなく、草一本も生えていない、まさに不毛の地であった。
「ここは神界の果ての辺境地帯だね。いや、まさかあの短時間でこんな所まで来れるとは、さすがドラちゃんの道具
といったかんじだね」
魔王はこんな状況でもどこか楽しそうに言った。
「けど、これからどうしよう?ひょっとしたらあいつら、ここまで追いかけてくるかも・・・」
のび太の言葉にドラえもんは腕組みをしながら何事か考えていたが、やがて決心したように言った。
「よし、下手に動くよりもここで迎え撃とう!」
「迎え撃つ、か・・・。けどさ、ドラえもん」
稟が口を挟んだ。
「こんな所じゃ追い詰めてくださいって言ってるようなもんじゃないか?身の守りようがないってのは・・・」
「大丈夫、いいものがある。ちょっと離れてて」
言われた通りにドラえもんから離れる一同。そしてドラえもんはポケットから道具を出した。それは・・・
「な・・・こ、これは・・・!」
「ほう・・・!」
一言でいうならそれは、純日本的な城であった。<風雲ドラえもん城>と、実に力強い文字で書かれた
看板が妙にマッチしていると言えなくもない。
かつて地底人との戦いで使われ、破壊されたのを、さらに性能を増して修理された由緒正しき(?)城である。
ドラえもんは力強く言った。
「さあ、みんな。ここで最後の戦いに備えようじゃないか!」

401 :ドラえもん のび太の神界大活劇 113:04/11/03 18:32:51 ID:k89qC16P
「―――やれやれ、残念ながら彼らに逃げられてしまったようですね」
アザミは秘密のアジトで椅子にもたれて呟く。その言葉とは裏腹に、特に彼女には残念がっている様子も無い。
「逃げられた、ではないぞ、アザミ!」
グロキシニアはヒステリックに怒鳴った。
「貴様が奴らは任せろ、などと偉そうに言ったのではないか!それを取り逃がすとは何事だ!大体貴様は―――」
「うるさい」
アザミの放ったその一言に、グロキシニアは鼻白んだ。アザミは椅子から立ち上がり、グロキシニアの胸倉を掴む。
「うるさいんですよ、あなたは。私がいなければ自分では何も出来ないくせに」
「な・・・な・・・何を・・・」
「自分の立場をわきまえろ、と言っているんですよ。あなたが所長にまでなれたのは誰のおかげですか?
このような大それた計画を立てられたのは?それを肝に銘じなさい。でなければ・・・殺しますよ」
グロキシニアはもはや何も言えなかった。確かに彼女の言う通りだった。彼女に出会ったあの時から、自分は彼女の
傀儡だったと言っていい。彼女の言う通りにしていれば、まるで間違いはなかった。行き詰まっていた研究は見る見るうちに
成果を挙げ、グロキシニアは所長にまで上り詰めた。そして今はこのクーデターが成功すれば、全世界の王になれるという
ところまで来ているのだ。
だが―――だが自分はもしかしたら、とんでもない相手と手を組んでしまったのではないか?引き返すなら―――
今のうちではないか?今ならまだ―――
「余計なことは考えないで下さい」
アザミはグロキシニアの思考をピシャリと遮った。
「あなたと私はもはや一蓮托生―――どっぷりと地獄に肩まで漬かっています。もうあなたは私とともにどこまでも
行くしか選択肢はないんですよ」
「う・・・うむ。しかし、奴らは・・・」
グロキシニアの言葉にアザミは答えた。
「使いましょう・・・<機神王>と<機魔王>を」
「・・・!」
グロキシニアはゴクリと唾を飲み込んだ。
「し・・・しかし、あれを動かすためには強力な魔力の持ち主が必要・・・時雨亜沙が奪還された今では、二体同時には・・・」
「私がいるじゃないですか」
「な・・・!?」
「聞いたことはあるでしょう、私に関する噂話・・・単なる噂だとお思いですか?」

402 :ドラえもん のび太の神界大活劇 114:04/11/03 18:33:29 ID:k89qC16P
アザミはニヤッと笑う。
「何かの役に立つかと思い、自分の身体を弄くっていたのがこんなところで生きるとは―――余計なことはしてみるものです」
「・・・しかし、人間界に攻め入るための切り札を、あんなガキ相手に使うことになるとはな・・・」
「仕方ないでしょう。彼らはある意味、人間界そのものよりも厄介かもしれませんからね」
そしてアザミは言った。
「それでは機魔王の方は私が動かすとして―――プリムラ、こっちに来なさい」
「はい・・・アザミ様・・・」
物陰から一人の少女が姿を現した。彼女はまさしく、のび太たちが捜し求めるプリムラ―――いや、
プリムラ<だった>少女だ。その瞳には、何も映ってはいない。虚ろそのものだ。
「ふん・・・ここまで一人の生物を変えてしまうとはな」
「私が直々にかけた魔法ですからね。奇跡でも起きない限り、もう二度と元の彼女には戻れませんよ」
「なるほど。洗脳魔法というのも侮れんな」
グロキシニアは言った。そう―――亜沙は間一髪で逃れたが、プリムラは手遅れだった。
今の彼女はもはや洗脳され、アザミたちの思い通りに動く、単なる人形と化していた。
「プリムラ―――話は聞きましたね。機神王はあなたが動かしなさい。いいですね?」
「はい・・・分かりました」
プリムラは無表情に頷く。今の彼女からは、感情そのものが抜け落ちているようにも見えた。
アザミは二人に向かって宣言する。
「さあ、ここからは彼らとの最後の戦いです。こちらも出し惜しみは抜きにしましょう。
いよいよ初陣ですよ、<機神王>サイバスター、そして<機魔王>グランゾンのね・・・」


403 :サマサ ◆2NA38J2XJM :04/11/03 18:44:45 ID:k89qC16P
えー、更新が滞ってしまいましたが、無事復活のサマサです。

とうとう出しちゃいます、スパロボではおなじみのサイバスターとグランゾン。
・・・しかし、この二体が出てくるようなSSをSHUFFULE!のSSだと言っちゃっていいんでしょうか?
原作のSHUFFULE!はドタバタな日常を描いた学園ラブコメ物なんですが・・・。
ここらへんはサマサのアホさ加減を嘲笑ってくだされ。

さて、次回からは第三部「決戦編」です。ちなみに言ってなかったけれど
第一部は「日常編」第二部は「冒険編」でした。
ドラえもんたちとアザミの決戦の行方は?
亜沙とプリムラの運命は?
そしてあの漢の歌声は響き渡るのか!?
乞う御期待!

しかし自分で書いといてなんだけど長くて中身のないウザイ後書きだなあ・・・。

404 :サマサ!:04/11/03 18:45:21 ID:lErRDYSe
サマササマササマササマササマサッッ!

405 :作者の都合により名無しです:04/11/03 21:08:44 ID:6Tt9WUdb
サマサさんお久しぶりです。そして乙。

今回の脱出劇は神王が主役みたいなパートでしたね。
そういえば機関車セットって道具もありました。懐かしい。
いよいよ、アザミの最終兵器の投入ですか。
「決戦編」は物語の主軸みたいですね。頑張って下さい。


406 :作者の都合により名無しです:04/11/03 23:07:08 ID:IgO61xHD
神王の「犯人はこの中にいる!」の台詞に笑わせてもらいました。

>まさに暴走列車の如く突き進む。土埃を巻き上げながら、超特急神王号はどこまでも走っていった・・・。
このシーン、もし絵師さんがいたら描いて欲しい。

407 :空手小公子愚地克己:04/11/04 00:11:08 ID:DA3cbJ7/
前スレ444より

たいした体たらくだ、と自嘲の笑みを浮かべていると、
もう一つ留守録が録音されていることに気づいた。
ああ、もう。誰だ。
しかたなしに再生ボタンを押す。
そこから聞こえてきたのは意外な人物の声だった。


408 :空手小公子愚地克己:04/11/04 00:12:17 ID:DA3cbJ7/

『克己か?ワシじゃ。徳川じゃ』
スピーカーから聞こえてきたのは東京ドーム地下闘技場主催者、
徳川光成の声であった。

『末堂らに聞いておるぞ。腐るのは勝手じゃが、道場に顔を出さんのは感心せんな』
克己はこの老人のことが嫌いではなかった。彼の格闘技に対する情熱は本物で、
特に空手道の良き理解者であった。
また、父愚地独歩が東京ドームの以前にあった地下闘技場、後楽園球場の地下闘技場
で戦ってた頃から神心会の後援者でもあたった。

しかし克己はいくら光成のことが嫌いではないとはいえ、電話の内容が
自分に対する説教だと思うと、留守録を最後まで聞こうと思わなくなった。
この手の説教はいいかげん耳にタコだ。
克己は電話機の留守録停止ボタンに手を伸ばした。
しかし、続いて聞こえてきた光成の言葉が、停止ボタンを押そうとしていた手を
止めさせた。


409 :空手小公子愚地克己:04/11/04 00:13:21 ID:DA3cbJ7/
『まあええ。わしはな、つまらん説教をするために電話をかけたわけじゃないぞ』
「?」
光成の予想外の言葉は克己に少しだけ興味を持たせた。
『電話で話す内容ではないから会って直接話をしたい。明日迎えを遣す。よいな』
そう言って光成は電話を一方的に切った。しばらく電話機を見つめていた克己は
久しぶりに光成の声を聞き、今までの自堕落な生活ぶりを改めるよい機会かもしれない
と思い、出かける支度を始めた。


410 :空手小公子愚地克己:04/11/04 00:14:09 ID:DA3cbJ7/

いつまでもこんな生活を続けるわけにはいかないと強く自覚していたし、
いいかげん道場にも顔を出さなくてはならない。
人間、ちょっとしたきっかけで今まで億劫だったことを突然スムーズにやりだす
ものである。
なんにせよ、いい機会かもな――――
このときまで、克己は後にふりかかる己の運命をまったく予想していなかった。
いや、予想できたとして、いまの彼の状態でそれが回避できたかは分からない。
とにかく彼はマンションの駐車場へ行き、車を走らせた。
むかう先は、神心会館本部道場である・・・


411 :メカタラちゃん:04/11/04 00:17:01 ID:DA3cbJ7/
第二話終了なのでちょっと間を置きます。
家のモデムがお亡くなりになられたので、しばらくネットに繋げられない
状態でした。でも他の職人さん方が面白い作品を投下していて
これから読むのが大変ですわ。

412 :作者の都合により名無しです:04/11/04 00:45:00 ID:DClIMANy
ドラスレ最高

413 :作者の都合により名無しです:04/11/04 01:04:24 ID:vDrwYgHE
おー
復活しましたか。

こっからの克巳の復活劇に

414 :スチール・ボール・ラン 1st stage:04/11/04 02:15:34 ID:A65apWX6
「どうやら戦闘はおさまった模様です」
「ご苦労じゃの・・・して、レースへの影響は?」
「奇跡的に死者は出なかった模様・・・ですが、先程金田正太郎選手がリタイアとの通信が入ってきました」
「リタイアはたった一人・・・か。こうポンポン人死にが出ている状況では幸運というべきかの・・・」

レースを見守る飛行船の中、ネテロは一人ため息をついていた。
そんな中、一人の通信兵がネテロのもとに報告にやってくる。

「ネテロ様! スティール様、まもなくご帰還との一報が入って参りました」
「ふむ、ごくろう・・・・・・まぁどうせ、『L』とかいう輩は連れてこられなかったんじゃろうがな。奴は表に出ないと評判・・・」
「『L』様もご同行されているとの事です」
「何?」


スティールの乗ったヘリを、飛行船が回収する。
ヘリからはまずスティールが・・・・・・そして次に、一人の若者が降りてきた。

「おお・・・・・・」
その容姿に、一同は感嘆の声を漏らした。
栗色の髪に容姿端麗。外見からも、その類まれなる知性を感じさせる風貌である。

「いやいや・・・さすがは世界一の名探偵といわれるだけの事はあるのう。少し見くびっておったようじゃ」
「そなたこそ、グレートスピリッツに選ばれし者かもしれぬ・・・」
「アンタ、格闘技はどうじゃ? 少し鍛えれば、地下闘技場に出せるかもしれんぞ」

「・・・いや・・・あの、その・・・・・・」
「いや、彼はですね・・・」
困惑するスティール氏と青年。そこへもう一人、男が降りて来た。
ボサボサ頭に乱れたシャツ、だらしないズボン、目には大きなクマ・・・・・・
「・・・え・・・・・・もしかして・・・彼が?」
「・・・・・・『L』です」
「L」と呼ばれる男は、名乗った。

415 :スチール・ボール・ラン 1st stage:04/11/04 02:28:03 ID:A65apWX6
「アンタがL・・・・・・とすると、彼は?」
「彼は朝日月(ライト)。私の捜査に協力してもらっています」
「相棒もしくは助手・・・という事かの?」
「まぁ似たようなものです」

自己紹介が終わったところで、スティール達は改めてLと朝日に現在の状況を説明する。

「・・・ふむ・・・・・・なるほど、大まかに分けて2ヶ所で同時に起こっている虐殺事件ですか・・・
 うち一ヶ所は特定の美少女キャラ限定で、しかも死因が全て・・・心臓麻痺」
「何かわかりますか?」
「別の箇所のほうのものはわかりませんが・・・・・・こちらのほうは間違いありません、『キラ』です」
「・・・・・・『キラ』?」
「キラというと・・・さっきモビルスーツに乗っていた、エターナルの
「彼は関係ありません」
ネテロの冗談交じりの言葉に即座に切り返すL。

Lは、スティールらに「キラ」が何であるかを事細かに説明した。
外傷や痕跡も残さず、不思議な力で殺人を続ける存在、「キラ」。そして、今自分達がその「キラ」を追っていること。

「それでは・・・普段表に出てこないところを、こうして出てきたという事は・・・」
「間違いありません。十中八九、キラです・・・・・・ただ・・・・・・」
「・・・・・・ただ・・・・・・?」


416 :スチール・ボール・ラン 1st stage:04/11/04 02:44:31 ID:A65apWX6
Lの言葉に固唾を飲む面々。

「・・・・・・すみません、先にトイレに行ってきていいですか?」
思わずズッこける。
「は、はぁ・・・・・・どうぞ」
「どうも」
そのままLは、ゆっくりとトイレに向かう。それを、先程の青年も後を追う。
「・・・・・・連れション?」
「あ・・・い、いえ」
ネテロの問いに対し否定する朝日。そこでスティールは、彼とLが長めの手錠で繋がれているのに気付いた。
(・・・・・・何かの趣味だろうか・・・?)
スティールは二人の関係を疑問に思うのであった。もちろん、自分の事は棚に上げて。


「なぁ竜崎、納得いかないんだが」
用を足した「L」こと竜崎に対し、月が言う。
「どこがですか? 夜神君」
月の事を「夜神」という竜崎。彼――月の本名は、「夜神月」という。

「今までキラは悪人を裁くのを目的としていたはずだ。それが、ここでは明らかに悪人じゃない美少女キャラがキラの犠牲になっている」
「月君の言う通りです。このレースにおけるキラは、明らかに私利私欲のために殺人を行っている・・・
 つまりこのレースのキラは、今我々が追っているキラとは・・・・・・違う」
「すまない、竜崎・・・・・・ここに来れば気分転換にもなるし、キラの手がかりもつかめると思ったんだが・・・」
「気にする事は無いですよ、月君。ここのキラを捕まえれば、キラの殺人能力を解明できるかもしれないし、充分気分転換にもなってますから」


竜崎はトイレの中で月と話し合った結果をもとに、
犯人が美少女キャラに対し何らかの恨みを持った存在である事を分析し、軍に依頼して捜査を開始させた。
「あ、ちなみに皆さん、ここからは私の事を『竜崎』と呼んでください。念のため偽名を使います」

かくして、世界一の名探偵『L』の捜査が開始された。

417 :スチール・ボール・ラン 1st stage:04/11/04 02:55:53 ID:A65apWX6
「うーし、それじゃ第一チェックポイントがある『風見学園』って所に行って、『パッチ族』って奴にそこのオラクルベル見せてくれ。
 良かったなーアンタら。レース中で無かったらとっ捕まえてるとこだぞ、海賊さんよぉ」
「よっしゃーメシだメシだー」
「お前船乗る前からアホみたいに食ってただろうが」
「いいじゃねーかよーレース中はタダなんだから」
「まったく、バカコックが甘やかすから」
「何か言いましたかね、マリモ頭のバカ剣士さん」
『殺るのかゴルァ!?』(←ハモリ)
「もー、いーかげんにしなさいよアンタら!」

第一チェックポイント、初音島。
既にトップが通過してだいぶ時間が経過しているが、選手達は未だ続々とここにやってきている。
船着場は軍によって管理され、ここで選手達及び帰島する住人・観光客をそれぞれの行き先へ誘導しているのだ。

「んー? アンタらオラクルベルつけてないな、観光客か?」
「いえ、住民です」
「ふぅん・・・・・・朝倉純一に、妹の音夢ね・・・
 悪いなアンタら、邪魔してるぜ。騒がしくなると思うが、まぁ大目に見てやってくれ」
「あ、いえ」
純一と音夢も、とりあえず軍によって簡単なチェックを受ける。
軍の人間も悪意があるわけではなく、できるだけ安全にレースを仕切ろうと努力しているのだ。

「行きましょ、兄さん!」
「おっオイ、待てよ音夢!」
二人きりの時間を邪魔されやや不機嫌な音夢は、家路に急ごうとする。

418 :スチール・ボール・ラン 1st stage:04/11/04 03:05:39 ID:A65apWX6
と、彼女の目に、一組の観光客が映った。
金髪の活発そうな少女と、それと同年代、もしくは年下に見える少年の二人である。

「ほーらタカヤ、ここがあの噂の『一年中桜が咲いてる島』よ」
「咲いてねーじゃん・・・っつかもう普通に春しか咲かないって話だけど」
「いいのよ、雰囲気よ、ふ・ん・い・き。さ、ちゃっちゃと観光して、『イイコト』して遊びましょ、二人っきりで♥」
少年の背中に抱きつく少女。
「・・・あ・・・あの・・・・・・む・・・胸があたってるんですけど・・・」
「あててんのよ、もー、相変わらずこのス・ケ・ベ・さん♥」
「もーいーよ! どうせ俺はスケベですよ!」

二人のやり取りを見た音夢の心に、衝動が湧き上がった。

「おい待てってば、まったく」
「さ、兄さん、行きましょ」
そう言って音夢は、純一の腕にしがみついた。
「あ・・・・・・」
純一の腕を包み込む、やわらかい感触。
そこには・・・巨乳と呼ぶにはまだ微妙なものの、女性特有のやわらかさと、確かなボリューム感があった。
「お・・・・・・おい、音夢・・・」
「いーのっ♥」

いつのまにか、音夢の機嫌はすっかり良くなっていた。

419 :スチール・ボール・ラン 1st stage:04/11/04 03:12:46 ID:A65apWX6
「かーっ! いいねぇいいねぇ、若いってのは!
 俺も若い頃はグレイシアと四六時中ギューッ!と! ギューッ!・・・・・・」
「・・・・・・中佐、仕事してください」
「おっと、悪ィ悪ィ! さ、仕事仕事・・・と」

音夢達を見てにやけていた「中佐」と呼ばれた男は、部下の一言で我を取り戻し、次の入島者を迎え入れた。

「えー・・・・・・島内での戦闘行為は禁止。あと、一応休憩時間に制限は無いが、順位を考えてほどほどに、と・・・
 ・・・それじゃアンタら、名前を聞こうか」

「・・・・・・伊藤開司だ」
「赤木・・・しげる・・・・・・」


・・・・・・カイジ・・・・・・アカギ・・・・・・第一チェックポイント『初音島』到着っ・・・・・・!

420 :スチール:04/11/04 03:25:40 ID:A65apWX6
前回まで巨大ロボの死闘を書いてたとは思えないこの展開は何だw
というわけで新章突入、初音島編です。
一応、あの作品のあの人達も登場しましたが・・・・・・なんつーか、黒幕がもうバレバレなだけに、果たして緊迫の展開になるのやら・・・
そして初音島といえばアノ兄妹、そして、まさか読切からキャラ出すなんてなぁ・・・今回ハートマーク大杉。

>363
むしろ今回のほうが好きなキャラ存分に出してる気がするw
ああ、やっぱ鉄人がニコチャン大王に食われ気味だ。せっかく一生懸命バトル書いたのに!
とっさに思いついて付け足さなきゃ良かったw

>364
俺もそうでつた(´・ω・`)
あぁ、ダムの底に沈んでるって設定なのかも。あのアニメでは

>396 ふら〜り氏
本当ならばニコチャン大王のエピソードは356と357の間あたりに挿入するはずだったんですが、
悲壮な雰囲気を壊したくなかったので結局最後に付け足す形にしました。
でも、今見るとやっぱり途中に挿入して、最後綺麗に終わらせたほうが良かったかも・・・


え? 主人公? さぁ、適当に活躍すんじゃないですか、次回あたりから。

421 :スチール:04/11/04 03:36:43 ID:A65apWX6
>420
× 356と357
○ 357と358

422 :輪廻転生外伝:04/11/04 04:44:32 ID:LkWGBr+O
外からは何も聞こえない。この周辺にはゾンビはいないのだろうか。ドアを開けようと考えたが、やめた。
可能性は捨てきれないからだ。突然、何かが床をはいずるような音がした。きっとして上を見たが何もなかった。
「よお、お二人さん、大丈夫?」突如足元から人間の声がした。いや、正しくはそれは人間ではなかった。
さっきのと同じ人間の筋肉組織がむき出しになった化け物だった。K’は銃を向けた。「おいおい待ってくれよ。
俺はあいつらとは違うんだよ。こうやって話せるし、なにより協力する気なんだぜ。」K’とパーカーは目配せした。
今突然現れ、友好的な態度をしめす化け物をどう信じろというのだ?さっき噛まれたばかりなのに。「ああ、そうだ。俺の
仲間がいるんだけどよぉ、そいつこの世に存在する全ての病気に有効な抗生物質もってるからよぉ。そいつに頼んで
ゆずってもらうからよぉ。そいつこの先にある部屋に隠れてるからよぉ。」

 ジルは慎重に歩いていた。いつ襲われるとも限らない。物音が聞こえた。ギシ・・ギシ・・と何かをゆする音がする。
ジルはドアを開けた。そして彼女が見たものは一人の神父といすに座った女性であった。いや正確にはつながれていた。
「彼女は私の妹なんだ。見逃してやってくれ。」女性はすでにゾンビ化しており、彼女の腕には人間の腕が握られていた。
正気ではない。例え肉親であってもゾンビ化したら撃たなくてはならない。それが生き延びるための道なのだ。直後、彼女は暴れだし、
鎖を破壊した後神父ののどに噛み付いた。ジルは神父ごと撃ち抜いた。「へぇ、ここの神父ってそういう事やってたんだ。」ドアの方向から
声が聞こえジルは振り向いた。「俺の名は柳田薫。あんたは?」長身の黒髪を真ん中で分けた男はフレンドリーにジルに話しかけた。


423 :輪廻転生外伝:04/11/04 04:45:38 ID:LkWGBr+O
「お前は人体改造され、そういう体になった。そういう事だな?」銃声が聞こえたにもかかわらず、パーカーはそう答えた。
「ああそうだよ。そして連中は俺に妙な特殊能力をくれやがった。ナノマシンで女性の性欲を高揚させる能力だとよ。使えねぇ。」
K’もそれに賛成した。戦術的な面では使えない能力だ。趣味で作られたとしか言いようがない。「お、生存者が俺たち以外にもいたのか。
心強いねぇ。」パーカー達は振り返った。ジルと黒髪の男が一緒に歩いてくる。突如、黒髪の男は上空に向けて銃を放った。数秒後、天上から床に
化け物の屍骸が落ちてきた。が、時すでに遅し。さらに二匹の化け物がジル達を挟み内にしていたのだ。4人と一匹は沈黙した。銃を構える。
スタンドガラスがわれ、何者かが侵入して来るのと、4人が引き金を放つのは同時だった。

「何だ、お前は。弾はまだいっぱいあるぞ。」「意外性ナンバー1ってこんな感じなのかしらね。」
「奴らをひきつけてしまったかもしれない。」「こいつもあの化け物の仲間なのか?」
4人からいっせいに非難をあびせられヤムチャは意気消沈した。「こういうのをよぉ、人間の言葉で「ヘタレ」っていうんじゃねーのかぁ?」
一番言われたくない言葉を浴びせられ、ヤムチャの意欲は消えかかった。「界王拳!」ヤムチャの周りの空気が赤く染まっていく。
彼の闘気がその色になっているのだ。「俺はゾンビを一瞬で殺せる。核ミサイルなんかよりも範囲が狭く。」

424 :輪廻転生外伝:04/11/04 04:46:35 ID:LkWGBr+O
今日の投稿はこれで終わりです。
絵師の方、私の稚拙な小説の絵を書いてくれる方はいないでしょうか?

425 :作者の都合により名無しです:04/11/04 05:42:58 ID:8dgtHDnF
輪廻転生、外伝の方が面白いね。

・・・って、えー! いきなり絵師にイラスト募集かよ! 自分のSSの!
あのパオでさえこうまで傲慢な態度とったことないぞ。

426 :輪廻転生外伝:04/11/04 05:54:28 ID:LkWGBr+O
>425
すみませんでした。

427 :作者の都合により名無しです:04/11/04 06:42:06 ID:Ah1D0jlS
>サマサ氏
ラスボスがサイバスターとグランゾンかよ!
ドラえもんでもちょっとやばいんじゃないか?しかし二次創作ならではのドリームマッチに
期待してる。

>スチール氏
正直キャラ出しすぎだとは思うが面白い。
タカヤまで出てくるとはまじでなんでもありだな。

>輪廻転生
作品が面白くても人格に問題あると嫌われるぞ。
しかも何度も注意されてるのに反省の色がまったくないのがどうも・・・。
もうちょっと自重してくれ。

428 :輪廻転生外伝の作者:04/11/04 07:08:25 ID:LkWGBr+O
「空気をよめ」といわれてるんですが、タイミングは他人の投稿が終了してから
数十分後だと思っています。中には投稿終了したのかどうか 書いていない人もいますので正直タイミングを
間違ったように見えても仕方ない事なのでは。
 

429 :作者の都合により名無しです:04/11/04 08:27:22 ID:4EilEJb6
サマサさん
・神王は本当に気のいいおっちゃんって感じだなwいよいよ決戦編か。盛り上がってくるな!
メカタラちゃんさん
・復帰おめ!でも、ちょっと文章量に不満かもwかつみんの失地回復、期待してますよ。
スチールさん
・キャラの多彩さにますます磨きがwLたちの参戦で頭脳ゲームの要素も入ってくるのかな?
輪廻転生さん
どろどろした感じで面白い。ヤムチャ勇ましいし。投下も慣れてきたら問題なくなるよ。頑張れ。


430 :ミドリ ◆5k4Bd86fvo :04/11/04 10:40:07 ID:gZFalmVW
>>256の続きです。 お聖堂は「おみどう」と読みます。

週末の土曜日。
山百合会のメンバーは薔薇の館に集まっていた。
マリア祭の後に行われる、山百合会主催の新入生歓迎会の準備のためである。
作業の合間のおしゃべりタイムで、由乃が「怪しい新入生」について興奮気味に語っていた。
「でね、津村斗貴子はクラスの誰とも仲良くしようとしないらしいの。休み時間とかも教室からいなくなって
しまうらしいし」
真美さん情報っていう前置きから始められた噂話はやけに詳細なものだった。
…真美さんてば、やっぱり侮れない。
「それになぜかあちこちに出没しているらしいのよね。体育館のことといい」
腕組みをした由乃は探偵のように「う〜ん」とうなった。
「彼女の目的はいったい何なのかしら?」
「目的?」
普通、目的を持って高校に入学するものなのだろうか?
技術を学ぶ学校だったらそれもアリかもしれないけど、リリアンに入学する目的なんて想像も付かない。
「とにかく!津村斗貴子は要注意人物だと思うの!」
「授業態度も真面目で成績も悪くないようです。特定の親しい友人はまだいないようですけどこれと言って注意しなければ
ならないところもないと思われますが?黄薔薇さま」
瞳子が少し棘のある声で言った。
…ちょっと待って、瞳子。あなたはなぜそんな情報を持っているの?
「お姉様のいない下級生を導くのは上級生の義務よ。学園に馴染めない新入生を見守る。大義名分はそれで十分でしょう」
「大義名分ってことは単なる好奇心てことじゃないですか。私達を巻き込まないでくださいます?」
あぁ、もう。
この二人はどうしてこう、猫の様に威嚇し合うのだろう。
やっぱり似たもの同士だからだろうか。
瞳子の反論に由乃が言葉につまらせている。…「好奇心」っていうのは図星だったんだ。
「とにかく!津村斗貴子に関して何か情報が入ったら教えて頂戴」
だめだ。由乃はすでにイケイケ状態だ。
この状態になった由乃を止める自信は、祐巳にはない。
小さくついた祐巳のため息と、誰かのそれが重なった。

431 :ミドリ ◆5k4Bd86fvo :04/11/04 10:40:59 ID:gZFalmVW
「志摩子さん?どうしたの?」
志摩子さんのため息の原因は、いつもの由乃の突っ走りではなさそうだ。
そういえば志摩子さん、薔薇の館に来てからずっと浮かない顔をしていた。
全員の視線が集まる中、志摩子さんは再度深くため息をつく。
「…あまり…良くないことが起こる気がするの…」
遠くを見ながらそうつぶやいた志摩子さんは幻想的でマリア様のように綺麗だけど。
敬虔なクリスチャンにそんなことを言われてしまうと…とても怖いよ…志摩子さん…。
「なにかあったんですか?」
いつもクールな乃梨子ちゃんもちょっと顔を引きつらせている。
「…実は…」
瞳を伏せながら、志摩子さんは数日前に体験した不思議な出来事を語り出した。
それは、祐巳が温室で沙織さんと出会ったのと同じ日、同じ頃に起きた出来事だった。
「お聖堂のマリア様像が…?」
「涙を…」
話し終えた志摩子さんは沈んだ表情のまま、またため息をついた。
「…志摩子さん。見間違いってことはないの?」
全員の気持ちを代表して由乃が確認する。
「間違いないわ」
志摩子さんはきっぱりと言い切った。
普段はほわっとしている人だけど、志摩子さんは以外と頑固だ。
志摩子さんがそう断言するのなら本当のことなんだろう。少なくとも志摩子さんにはそう見えたということだ。
「…超常現象というヤツかしら」
顎に指を添えた由乃が難しい顔をする。
超常現象…。よくテレビとかで見るような出来事が実際に起こったのだろうか?
突然、祐巳の隣に腰掛けていた瞳子がビスケット扉を振り返った。バネのような縦ロールが勢いよく揺れる。
「今…何か音がしたような気がしたのですけど…」
扉に一番近い席に腰掛けていた乃梨子ちゃんが立ち上がって扉を開く。
けれどそこには、階段へと続く短い廊下が見えるだけだった。
首をかしげる瞳子を無視し、由乃が切り出した。

「今からみんなでお聖堂に行ってみない?」

432 :ミドリ ◆5k4Bd86fvo :04/11/04 10:42:53 ID:gZFalmVW



(オミドウ?)
薔薇の館から足早に逃げ出した津村斗貴子は、聞き慣れない単語に困惑していた。
(オミドウのマリア像が涙を流した…)
これは一体どういうことなのだろうか?
入学してから今日までの間、動ける範囲で学園内を探ってきたが他にこれといって有力な情報はない。
錬金の戦士・斗貴子がここ、リリアン女学園に入学したのは任務のためである。
斗貴子の今回の任務は『リリアン女学園に核鉄があるか探り、あるのならば回収すること』。
今回の任務は情報が非常にあやふやな物であった。
いつもならその学校の学生を装うだけなのに今回に限りわざわざ入学しているのはそのためである。
このまま『核鉄はなかった』と判断しここを去ってもいいのだが…。
(核鉄も何の情報も得られずにここを去るなど…わざわざ入試まで受けたのに…!!)
戦団の力を持ってしてもリリアン女学園への転入は許されず、仕方なく年齢の合う斗貴子が高等部を受験したのだ。
本来なら“戦闘”が主な仕事の斗貴子が“調査”にかり出された理由はそこにあった。
そんな回りくどいことまでしてやっと潜入できたのに、ここで引き下がるのは少し悔しい。
(オミドウ…)
何も見つからず焦る中、やっと手にした手がかりらしき事。
たぶん、オミドウとは場所の名前であろう。さっさと探さなくては。
「ごきげんよう」
突然背後から声をかけられ斗貴子は身体を緊張させた。
振り向くと、そこにいたのは絶世の美少女だった。

433 :ミドリ ◆5k4Bd86fvo :04/11/04 10:44:45 ID:gZFalmVW
「斗貴子さん、でしたわよね」
にっこりと微笑むこの女は…城戸沙織、とかいう名前だったか。確か隣のクラスだったはずだ。
「何かお探しですの?」
沙織は屈託なくニコニコと話しかけてくる。
沙織に関する噂は斗貴子の耳にも届いていた。
この年頃の少女は噂話が好きなものだし、どこの集団でも世話を焼くのが趣味という人間はいるものだ。
「えぇ。ちょっと…」
曖昧に答えながらどうにかぎこちない笑顔を作り出す。
「私はこの学園内を散策しておりましたの。早くここに慣れたいと思って」
「そう…」
「では、ごきげんよう」
軽く会釈をした沙織は斗貴子とすれ違う瞬間にふと、いたずらっ子の様な表情をした。
「余計なお世話でしょうけれど…。焦ると、見つかる物も見つかりませんよ」
「…なっ…?」
沙織の言葉をとっさには理解できず、斗貴子はその場に立ちつくした。
「それは一体」
どういうことだ、と続けようと振り返ると、沙織の姿はもうどこにも見えなくなっていた。
(あの女…何者だ…?)
普通の女子高生とは思えない。なぜなら。

(声をかけられるまで…全く気配を感じなかった…!)



434 :ミドリ ◆5k4Bd86fvo :04/11/04 10:50:47 ID:gZFalmVW
今回分はこれで終わりです。
続きは近日。
少し、バトルっぽいモノがはいるかもしれません。

435 :作者の都合により名無しです:04/11/04 18:13:11 ID:s1SwcXqj
ミドリさんお疲れ様。
この高貴な雰囲気でバトル入るのですか。ちょっと違和感だけど楽しみ。
でもアテナが一番美人が確定ですか。個人的にジュネの方が美人と思うけど。
ではごきげんよう。

436 :作者の都合により名無しです:04/11/04 18:46:32 ID:OxqcfTRj
というか
もしや斗貴子さんはリリアンの制服を着てるのか?
ちょっと見てみたいかも・・・

437 :作者の都合により名無しです:04/11/04 20:44:23 ID:nxKDme9c
アテナと斗貴子さん…
俺の中での二台巨頭ヒロインがこうして顔をあわせるなんて…
けっこう感動

438 :作者の都合により名無しです:04/11/04 21:07:31 ID:8dgtHDnF
>>428
他作品の数十分程度後に投稿する気で、しかもタイミングが分からないならせめて感想レスでも書いときな。
万が一被ってもあやまれば済む。
あと、反省の色が全くないと空気読めてないだのなんだのと言われてもしかたないよ。
しかも自己弁護してるだけじゃん

439 :作者の都合により名無しです:04/11/04 21:10:05 ID:PWyIwd0K
好調なのはいいんだが1985どうしたんだ?一向に連絡もないぞ

440 :輪廻転生外伝の作者:04/11/04 21:20:50 ID:LkWGBr+O
>ミドリ
上品な雰囲気のお姫様による緻密な頭脳戦が展開されそうですな

441 :空手小公子愚地克己:04/11/04 21:32:53 ID:m9bQnoNQ
第三話

「っしゃあ!!」
東京近郊K市にある嶺南大学・・・の近所にある川原。
ここでは数人の若者が、なんと空手の稽古をしていた。
彼らは嶺南大学第二空手部の面々である。もっとも、彼らの母体ともいえる
鏑木流空手が事実上崩壊したので、部として活動できなくなり、いまでは
同好会として活動している。故に彼らは大学構内での道場を取り上げられ、
この川原で日々の稽古をすることになったのである。

「どうした!もうバテたか!?」
「押忍!!まだいけます!!」
ミットを持っている男が嶺南大学第二空手部部長、南広樹。
真ん中から分けられた髪型と、糸目という風貌からしてさほど強そうには見えないが、
彼は先に行われた鏑木流全国大会で、あのジェラール・ベルトランと戦い、
勝利した男である。
もっとも判定勝ちである上、試合時間の大半は毒キノコを食べて
変に覚醒した状態ではあったが。
試合中にベルトランに折られた右腕は、回復してきたとはいえ、未だに包帯を巻いていた。

「小日向!足が止まってるぞ!!」
南が持つミットに向けて打撃を打つ小日向と呼ばれた若者。
彼こそ鏑木流全国大会軽量級準優勝者、小日向海流(ミノル)である。


442 :空手小公子愚地克己:04/11/04 21:33:56 ID:m9bQnoNQ

「よし!本日の稽古はここまで!」
「押忍!!ありがとうございました!!」
稽古が終わり、部員達は帰路につく。
ここで、第二空手部の部員を紹介したい。
主将で大学3年生の南、第二空手部ホープで1年生の小日向に加えて、7人の部員がいる。

まず海流と同じく大学1年生で、小日向と一緒に学生寮に暮らす葉山健太郎。
ちょっとおバカなイケイケ学生で、空手のセンスは未知数な男だ。

もう一人は、間宮聖二。もともと剣道でかなりの実力者であったが、大学から
空手を始める。非常に努力家で、小日向のよき同輩である。

最後の一年生でブラジルからの留学生、ペドロ・バルボーザ。
元々柔道部に所属していたが、クビになり第二空手部に入る。ブラジル人だけ
あってかブラジリアン柔術の実力者。美少年好き。

次に南と同じ三年生で、元忍術部首領(主将)、高倉広志(忍名・霞才蔵)
南を主君と仰ぐ忍術使いである。

最後に、第二空手部最強にして鏑木流史上最年少王者。
ジェラール・ベルトランを真っ向から切って落とし、日本最強とまで言われた
講壇会館王者里見雅廣と互角以上に渡り合い、講壇会館館長和泉光章が獲得に
執心している男。

武藤竜二。

小日向達の良くも悪くも先輩である。
現在は鏑木流全国大会で里見に受けた傷を癒すために入院中である。

443 :空手小公子愚地克己:04/11/04 21:35:40 ID:m9bQnoNQ

「あ〜あ。終わった終わった。ミノル〜メシ食いにいこうぜ〜」
稽古が終了して、葉山が気のない声で小日向を誘った。
この男は常日頃からのお調子者であり、それが第二空手部のムードメーカー的な存在
でもある。同時にトラブルメーカーでもあるが。

「でも葉山君、今日は帰って休みたいよ。ここ最近よく寝てないし」
小日向海流はミットを鞄につめながら答えた。稽古する場所が場所だけに、
道具は毎回各自で持ち帰らなければならないのだ。
「そうナリ!ミノル君は僕とベットで休むナリ!!なんなら今すぐ体を
暖め合うナリィ!!!」
「わあ!やめろバカァー!!」
興奮したペドロが小日向に襲い掛かるが、他の部員達には見慣れた光景なので
止めに行く者はいなかった。
ちなみにペドロも小日向達のルームメイトであった。


444 :空手小公子愚地克己:04/11/04 21:39:29 ID:m9bQnoNQ
「しょうがねえな〜。じゃあ間宮、行こうぜ」
「ああ。そうだね。ちょうどお腹が減った所だしね」
間宮は葉山の誘いにすぐ乗った。この二人は、実は熱い友情で結ばれている。
それは、小日向の卓越した空手のセンスと実力を後ろから見て追いかける同士
だからかもしれない。

「おい、おまえら先輩であるこの俺を誘わないのはどうゆう了見だ〜?」
葉山たちの会話に南が割り込んでくる。この男は稽古中は厳しく、毅然とした
男なのだが、稽古が終わると実に気さくな男であった。気さくすぎてちょっと
後輩達になめられているが。

「でも南さん、最近金がないって言ってたじゃないすか」
不審そうな表情で葉山が尋ねる。
「ふふふ・・・実はな、今日稽古に来る前にパチンコで勝ったのだ!だから
俺の懐の心配する必要はないぞ!よし!今日は俺のおごりだぁ!皆ついてこい!!」
「おお!!まじっすか!?さすが南さんっす〜!」
「はあ〜。めずらしい・・・」
「さすがは我が殿!この才蔵、一生涯の忠節を誓いますぞ!!」
「あの〜、やっぱ僕もついて行きます・・・」
やっとのことでペドロの呪縛から脱出した小日向は、息も絶え絶えに言った。
あのままでは家に帰ったとしても、ペドロの襲撃が待っている。とてもじゃないが
体を休める事にはならない。

結局、全員で第二空手部御用達の居酒屋「やるきまんまん茶屋」へ
行くことになった。もちろん、ペドロも一緒である。


445 :空手小公子愚地克己:04/11/04 21:49:28 ID:m9bQnoNQ
今回はこれにて終了。原作を読んでいる方にはつまらん内容ですが、
次回はこれぞSS、といった作品を投下いたしますので、楽しみにして
いてください。

>>303さん
初期から読んでいる作品なので、クライマックスが近づくにつれて、
なんか燃えてきます。個人的にはもっと西尾テイスト希望

>>マルチタソ
あんた最高w最強トーナメントネタでくるとは思いませんでした。
あと栗田さんはもう山岡ですよw

>>スチールさん
なんだか原作のレース物というより、スパロボ的なノリが面白かったです。
また次からレースに戻るかな?


446 :作者の都合により名無しです:04/11/04 21:59:29 ID:3VZEdXyx
メカタラちゃん乙
リアルタイムで読ませてもらいました

原作既読派から見ても、原作をよく理解してる感じがしててグッド
この作品は、最近主流のごった煮じゃなくて、二つの漫画の世界観を完全に融合させたものだから、原作の分りやすい説明は必須だしね

447 :メカタラちゃん:04/11/04 22:02:12 ID:m9bQnoNQ
>>ミドリさん
武装とマリ見てとは・・・。さらに性やまであるとなんだか燃えますね

>>輪廻転生さん
いろいろ言われてるみたいですけど、作品は楽しく読ませていただいてます。
ヤムチャ強いねー

>>ローマさん
なんかSSというより、何かの台本って感じがしなくもないかも・・・
のび太どうなるんだろ?

>>NBさん
いや、ほんと原作よりこっちの方が面白いですわ。バトル描写がほんとに
お上手で・・・


448 :メカタラちゃん:04/11/04 22:06:57 ID:m9bQnoNQ
>>446
そう言っていただけるとありがたいです。
ちょっとうれしいですwつぎもがんばってSS書きます!!

449 :作者の都合により名無しです:04/11/05 01:03:00 ID:9VIQ47js
仕切り厨ウザー

450 :ミドリ ◆5k4Bd86fvo :04/11/05 02:18:50 ID:vZD24bpI
ごきげんよう、皆様。
>>433の続きです。

結局なにもなかったわね」
薔薇の館から昇降口へ向かう途中、由乃が祐巳に囁いた。
由乃の提案に乗って全員でお聖堂へ行ってみたのだけど、マリア様はいつもと同じように静かな表情をしていらした。
結局そのままみんなでお祈りをして薔薇の館に戻り、作業を再開したのだ。
午後4時。ひとまず本日の作業を終えて帰るところである。
「でも、志摩子さんは本当に見たんだと思うよ」
それについて疑う余地はない。志摩子さんはそんな嘘を付く人じゃないもの。
「せっかく何か変わった物が見れると思ったんだけど」
「…由乃。だんだん江利子様に似てきたね」
令様のお姉様・江利子様はなんでも人並み以上にこなせる分、変わったものに興味を持つ方なのだ。
顔をしかめたところを見ると、由乃も思い当たる節があるんだろう。
「…お姉様はどう思われます?今年の新入生」
いつのまにか隣に並んでいた瞳子が眉をひそめた。
「黄薔薇さまとは違った意味でですけれど…あまり、彼女達には近付かない方がいいかもしれませんわ」
「でも津村斗貴子さんて、特に問題がある訳じゃないんでしょう?」
「そうですけど…。お姉様、新入生は津村斗貴子だけではありませんのよ」
それはそうだ。でも瞳子は何を言いたいんだろう?
「城戸沙織」
はっきりとした口調で、瞳子が一人の生徒の名前を挙げる。
「彼女もただの高校生ではなさそうです」

451 :ミドリ ◆5k4Bd86fvo :04/11/05 02:19:45 ID:vZD24bpI
「どうして?」
前を向いたままきっぱりと言い切った瞳子に尋ねる。瞳子がこういう言い方をするときは、何か確証があってのことなのだ。
「今日偶然、武嶋蔦子様とお会いしたんです」
「蔦子さんと?」
「ええ。授業を終えてから薔薇の館に向かう途中で。城戸沙織がただ者ではないというお話を伺いました」
ただ者…。何て言うか、最近あまり聞かない形容詞だ。「ただ者ではない」なんて。
確かに不思議な人だとは思うけど。
「蔦子様は城戸沙織の写真を撮るために真美様の協力を得て、彼女の情報を集めたそうです。登校時間やお昼休み
の過ごし方など…。それを元に、彼女の行き先に先回りして待ちかまえていたそうなのですが、ことごとく失敗し
たそうなんです」
そこで瞳子は「本人に直接お願いすればよろしいのに」と付け加えた。
それは、瞳子が蔦子さんをよく知らないから言える言葉だ。
蔦子さんの撮りたい写真は日常の何気ない表情や無防備な笑顔。つまり「生きた写真」なのだ。
もちろんそれ以外も撮るけど、本当に求めているのはそういったモノなのだと以前語っていた。
『美しい女子高生の「今」を、輝いたまま保存する義務をマリア様から与えられた』と自負している蔦子さんの写真に
懸ける情熱は凄い。
「ともかく、蔦子様はそうして彼女を待ちかまえていたそうです。でも、ファインダーを覗くと姿が見えなくなって
いる。もしくは…」
瞳子が一息つく。チラリと祐巳を見る。
「なぜかカメラ目線なのですって。つまり、どこに隠れていても位置を把握されていたそうです」
「それって…」
どういうことなのだろう?ただ単にカンが鋭いって事なのかな。
確かに少し変わってるかもしれないけど…。

452 :ミドリ ◆5k4Bd86fvo :04/11/05 02:20:18 ID:vZD24bpI
「沙織さんも斗貴子さんも、特に周囲に迷惑をかけているわけではないんでしょう?ならいいじゃない。もし、
一人で何か困っているのならできる範囲で助けてあげたいと思うけど…」
「それが心配ですの!」
クルリとターンした瞳子が怖い顔で祐巳を見つめる。
「お姉様ってば信じられないほどお人好しなんですもの!そのうえ、やっかいごとを相談されやすいですし!助けを
求められてそれに応じられて…。結局いつも、損をするのはお姉様ですのに」
瞳子の顔は怒っているけれど、祐巳にはわかった。瞳子は心配してくれているのだ。
「大丈夫だよ」
姉を心配して色々な情報を集めてくれた妹が可愛くて、祐巳はそっと瞳子の手を握った。
瞳子がそっぽを向く。でも、その耳は赤い。…照れてるんだ。
「わたしは何があっても大丈夫。だって、瞳子がついていてくれるもの」
この手が支えてくれている限り、何があっても祐巳は祐巳らしく乗り越えていける。
握った手に、少しだけ力が入った。


453 :ミドリ ◆5k4Bd86fvo :04/11/05 02:25:08 ID:vZD24bpI

津村斗貴子は非常にイライラしていた。
目的の場所がなかなか見つからないのだ。誰かに尋ねようにも、なぜか人一人出くわさない。
(なぜこの学園はこうも広いのだ!それにこの制服!)
黒に一滴だけ緑を落としたような深い色のセーラー服は、今時珍しいローウエストのワンピースタイプ。
ふくらはぎまである重たい生地のプリーツスカートは、当然動きやすくは作られていない。
いっそ短く切ってしまおうかと思ったが、そんな改造をしている生徒は一人もいないので諦めた。
“目立たない”ことも任務を行う上で重要なのだ。
もっともそれに成功していると思っているのは斗貴子本人のみなのだが。
早歩きというよりは小走りに近い状態なのでスカートはバサバサ、セーラーカラーはなびいてしまっている。
“黄薔薇さま”あたりが見たら、まず間違いなく斗貴子を注意するだろう。
(辺りに見える建物を片っ端から当たっていくしかない)
斗貴子自身も、焦っても良い結果は出ないとわかっているのだ。頭では。…だが。
(早く、この学園から去りたい)
純真無垢な良家のオジョウサマ達も。
ゆったりと幸せに満ちたこの学園も。
リリアンのすべてが斗貴子の戦う感覚を和らげ、溶かそうとする。
(このままこの学園にいたら…)
リリアン女学園の空気は、戦いのそれとはあまりに違いすぎて感覚が狂ってしまう。
自分が、戦うことを忘れてしまいそうで怖い。
校舎の裏に回り、中庭に出る。
桜の花びらが散り納めとばかりに舞い狂う。柔らかな風が包むのどかな風景。
(…もう二度と…ホムンクルスの犠牲者を出したくない)
拳を握り、決意を揺り起こす。
再び走り出した斗貴子は、視界の端に小さな建物を見取った。
(この建物…)
ここは入学初日に調べたが何もなかったはずだ。
十字架が屋根につけられているところを見ると、教会に間違いないだろう。…そういえば、ここの中にもマリア像があったはずだ。

454 :ミドリ ◆5k4Bd86fvo :04/11/05 02:26:21 ID:vZD24bpI
斗貴子が建物の入口に近付こうとしたとき、内側から扉が開き中から一人の女生徒が出てきた。
日光を反射する金色の髪。
あれは…城戸沙織の“お付きの者”?確か一つ上の学年だったはずだ。
視線に気が付いたのか、その少女が斗貴子の方を向いた。
(あれは…?!)
少女の手に握られている物を見た斗貴子が目を見張った。
少女の手のひらでは納まりきらない六角形のモノ。
(まさか…核鉄…?!!)
背を向けて歩き出した彼女を、斗貴子が慌てて追いかける。
「ちょっと待ってくれ。それを見せてくれないか?」
相手は上級生なのでこのような言葉遣いはリリアンではタブーなのだが、そんなことを気にしている余裕はない。
振り向いた少女は、斗貴子を一瞥すると再び背を向けて歩き始めた。
「待て!」
少女の前に回り込み、進路を塞ぐ。
「それを、どこで手に入れた?」
刺すような視線で見つめられた少女が、わずかに眉根を寄せる。
「おまえには関係ない」
硬い声の少女は、斗貴子の質問に答える気はなさそうである。
(仕方ない…)
斗貴子が少女に近付く。
(手荒なマネはしたくないが…)
腕を伸ばせば触れられる位置まで来る。少女に手を伸ばす。
スッと少女が身をかわした。
「何のマネだ」
斗貴子から半歩ほど下がった少女が問いかける。
「それはこちらのセリフだ」
視線と視線がぶつかり合い、見えない火花が散る。
突然、斗貴子の目の前から少女の姿が消えた。

455 :ミドリ ◆5k4Bd86fvo :04/11/05 02:38:19 ID:vZD24bpI
今回分はここまでです。
読んでくださっている方、ありがとうございます。
連続投稿規制にひっかかってしまい、このレスが遅くなってしまいました。
それでは、ごきげんよう。

456 :輪廻転生外伝:04/11/05 05:29:45 ID:/T4HM7nf
「俺の名は柳田薫。草薙京という男のクローンだ。彼・・つまり俺のオリジナルである男は今行方不明だ。
俺を作り出した組織は・・・俺が生まれてから20年後に彼を拉致して、彼のクローンを大量に作った。
だけどどこかの軍隊がクローン達を捕まえた。そして二年後、奴ら・・ネスツという巨大な組織は壊滅した。
俺は丁度その頃、ネスツからアンブレラという会社に派遣された。ネスツと似たようなモノで奴らは人の体を
使って人体実験をしていたんだ。俺は遺伝子を改造され、頑丈で普通の人間がかかる病気にもかからない体になった。
コーディネイターとも読んでくれてもいい。あと俺はこの世の全ての病気の進行を抑える抗生物質を持っている。
噛まれた奴は言ってくれ。抑えている内に奴らの支社に乗り込んでワクチンを奪い取る。」
 「でもよ、なんでお前がいるのにまたクローンを作る必要があったんだ?しかも20年という時間を空けて。」
ジルは柳田が眉をピクリとも動かさないのをみて疑問に思った。いくらなんでもストレートすぎる。不快感を
与える質問はしない方がいい場合もあるのだ。

457 :輪廻転生外伝:04/11/05 05:30:20 ID:/T4HM7nf
「草薙京の生体データを取る必要があった為さ。細胞の一つさえあれば兵器にたいする適性がわかるからね。
彼らは草薙家の人間が炎を使えるという事は知ってた。でも採取した時は京は2歳だったし、まだ炎を使えていなかった。
そして僕が生み出された。京が生まれて二年後にね。あいつ等は9ヶ月たった後、僕の体が自然に成長するのに任せた。
僕は組織に引き取られた孤児という事になってるから。そして僕はK’と一緒に少年時代を過ごした。会えて嬉しいよ。」
 一通りメンバーの自己紹介を終えると一向は協会を脱出しようとした。が、柳田が一同を止めた。
「今スゲェ通信が入ったぜ。俺の体の中のナノマシンにダイレクトに通信入れてきた。送信主はアンブレラの研究員の一人だ。
内容は・・・今から4時間後に核ミサイルが投下される。その前に自分の娘が学校に閉じ込められているから救出してくれっていう話だ。」
ゾンビに噛まれた後ワクチンを入手できなければゾンビになり、逃げ回っていても核で死ぬ。自分は舞空術が使えるが奴らは警備を固めているだろう。
撃たれても自分はOKだが仲間の命は危ない。
「五人と一匹は多い。二手に分けよう。俺とジルとまだ名前がない奴は学校へ。柳田とパーカーとK’
はアンブレラ社の支社へ。奴らのビルの手前で落ち合うぞ。」こういう事を言うのも初めてだな、とヤムチャは終わった。
「ヘリを奪取して逃走か。俺たちが最初に行くというわけだな。面白い。」5人と一匹は2つのグループに別れ、別々のルートをとり
教会から脱出した。



458 :輪廻転生外伝:04/11/05 05:30:50 ID:/T4HM7nf
補足説明

ヤムチャ=(ドラゴンボールGT)一星龍戦の後、占いババに数々の特殊能力をもらった後ナメック星のドラゴンボールで
体を若返らせ再生能力を持つ不老不死の体を手に入れた。
特殊能力
触れた相手の特殊能力をコピーする能力
時間を問わず次元を超える能力
瞬間移動能力
スタンド
 時止め能力、壊れたモノを元に戻す能力、物体に生命を与える能力、周りの空気を冷却する能力

柳田薫=(オリジナル)高名な格闘家、草薙京(キングオブファイターズシリーズ)のクローン。アンブレラ社に遺伝子をいじられた。

K’(キングオブファイターズ99〜)草薙京の細胞を移植されパイロキネシスを手に入れた男。グローブなしではその力を制御できない。

パーカー=シュトロハイム(オリジナル)ラクーンシティーの警察官。ゾンビに噛まれた。

ジル=ヴァレンタイン(映画バイオハザード2:アポカリプス)パーカーと同じくラクーンシティの警察官。

名称不明の生物=アンブレラ社が人体改造をして作り出した生物。人格と知能を残しており、人間に対して友好的な態度を見せる。


459 :輪廻転生外伝:04/11/05 05:32:17 ID:/T4HM7nf
今日の投稿はこれで終わりです。

460 :作者の都合により名無しです:04/11/05 08:00:38 ID:OHn8Z1rs
うお?
学校行く前に覗いて見れば、昨日の深夜にまた
ミドリ氏・輪廻転生氏が書いてくれたのか。

お二人とも乙華麗様です。帰ったらゆっくり読ませていただきます。
楽しみだ。

461 :作者の都合により名無しです:04/11/05 18:21:24 ID:fXvapEDl
輪廻転生、外伝の方が緊張感あって面白いな。いっそこっちを本編にしたら?
ミドリさん、いつも麗らかなSSをありがとうございます。ではごきげんよう。

462 :ふら〜り:04/11/05 20:34:12 ID:b6f8La4z
>>サマサさん
>「爆破炎上する研究所からの脱出なんて、一度はやってみたいじゃねえか☆」
確かに、まあ。漢のロマンってやつですな、そのシチュは。研究所、あるいは城、
あるいはダンジョン。で、遂に決戦へ。あとがき予告と本文を合わせると、彼の歌声が
奇跡を起こして洗脳解除、てな流れも想像できるのですが。……それはそれで見たいかも。

>>メカタラちゃん
祝復活。ダレてる克己、けどこれじゃダメだと思ってる克己、なんとなく目に浮かんで
きますねぇ……その名の通り、『己に克つ』ことができるかどうか。頑張れ主人公。
「小公子」組が一気に出てきましたが、克己以外のバキ組との絡みも期待してます。

>>スチールさん
確かに仰せの通り。前回まで、鉄と油と轟音に包まれていた空間が、一気に点描トーンと
ハートマークと柔肌柔肉の世界に。これも多作品同居ものの醍醐味。楽しいです。あ、
「カイジ」読み始めました。確かにアカギよりは常人にして善人、普通に主人公ぽいです。

>>草薙さん
緊迫した空気とグロイ描写がつらつら続いた後、バーン! と出てきたのが……まぁ、
待ってましたと言うべきか、の彼。ジョジョとはまた違う意味での特殊バトル、如何に
活躍できるか。バイオにKOF、ときたら次はハウスオブザデッド辺りも来るかも? 

>>ミドリさん
遂に、バトル突入ですな。でも本隊(?)であるマリみて組がどうなってしまうのか……
この雰囲気の中、彼女たちが女性用聖衣を纏ったりしたらかなり凄いですが。そういえば
沙織こそ、何か裏があるんですよねぇ。ジュネにも仄めかしてましたし。はたして?

463 :作者の都合により名無しです:04/11/05 20:38:47 ID:GlkvNcHu
ふらーりさんはマリア様が見てるは知ってるの?
読む種類にすごい偏りがあるんですがw
そろそろ、SSも再開してくださいね。

うみにんさんは体調を崩されているようですね。
元気になって、また面白い作品を書いて下さい。
ユル氏はどうしたんだろう。

464 :作者の都合により名無しです:04/11/05 21:10:40 ID:pW2mCdmy
ザク、空手小公子愚地克己、輪廻転生あたりはふら〜りの感想除くと1〜2レスしか感想ついてないね。
不人気作品だってことがよくわかるw

465 :作者の都合により名無しです:04/11/05 21:50:25 ID:qN9j3vKb
ザクは最高かな!

466 :輪廻転生外伝:04/11/06 02:05:43 ID:vgduDqXQ
道路は閑散としていた。破壊された車や小火があっても近くに人がいる気配がない。ゾンビ共は群れで
行動する習性がある。アンブレラ社ビルへの道のりはさほど遠くない。恐らく町の住民がほとんどゾンビ化
した時奴らが最後に襲うのはアンブレラ社ビルだろう。柳田は車の上に乗っていた黒猫に気づいた。彼は
物体を分析する機能を持つ目を持っていた。分析の結果猫は未感染である事がわかった。異常さに気づいたのは直後だった。
猫が突然、人語を話し始めたのだ。「お前達、普通の人間ではないな?私の名はディオ=ブランドー。
今はこの猫の体を使っている。」「薫。お前の知り合いか?アンブレラ社は人の言葉を話す猫を作り出したのか?」
「いや、そういうプロジェクトは知らない。データにもなかった。それにこの猫は一切遺伝子操作が加えられた形跡がない。
さっき分析した。」パーカーは頭が混乱していた。特殊な存在が多すぎる。ゾンビだけでもこれだけ危機的状況にあるというのに。
まあこの場にいる二人が味方であるという時点で心強い。k’は左手のグローブから炎をだした。そして薫も両手から。
 「ゾンビは人間の肉しか食わない。私は特殊能力を持っている。君たちから見ればサイコキネシスのようなモノをね。」
 「あんたの話がどこまで本当かはわからない。だから俺達はあんたの特殊能力を見てから判断する。」
 

467 :輪廻転生外伝:04/11/06 02:06:21 ID:vgduDqXQ
道路は閑散としていた。破壊された車や小火があっても近くに人がいる気配がない。ゾンビ共は群れで
行動する習性がある。アンブレラ社ビルへの道のりはさほど遠くない。恐らく町の住民がほとんどゾンビ化
した時奴らが最後に襲うのはアンブレラ社ビルだろう。柳田は車の上に乗っていた黒猫に気づいた。彼は
物体を分析する機能を持つ目を持っていた。分析の結果猫は未感染である事がわかった。異常さに気づいたのは直後だった。
猫が突然、人語を話し始めたのだ。「お前達、普通の人間ではないな?私の名はディオ=ブランドー。
今はこの猫の体を使っている。」「薫。お前の知り合いか?アンブレラ社は人の言葉を話す猫を作り出したのか?」
「いや、そういうプロジェクトは知らない。データにもなかった。それにこの猫は一切遺伝子操作が加えられた形跡がない。
さっき分析した。」パーカーは頭が混乱していた。特殊な存在が多すぎる。ゾンビだけでもこれだけ危機的状況にあるというのに。
まあこの場にいる二人が味方であるという時点で心強い。k’は左手のグローブから炎をだした。そして薫も両手から。
 「ゾンビは人間の肉しか食わない。私は特殊能力を持っている。君たちから見ればサイコキネシスのようなモノをね。」
 「あんたの話がどこまで本当かはわからない。だから俺達はあんたの特殊能力を見てから判断する。」
 

468 :輪廻転生外伝:04/11/06 02:07:08 ID:vgduDqXQ
重複すみません。467は無視してください。

469 :輪廻転生外伝:04/11/06 02:07:41 ID:vgduDqXQ
ヤムチャの頭の中にはかつてない程の不安が渦巻いていた。今起きている非常事態の原因、それは
新型ウィルスの漏洩が原因らしい。それは死者を蘇らせ、生者を生ける死者にする。元々若返りの薬
として開発されたらしい。死者という言葉が気になった。それは肉体すらあれば蘇るのだ。今ヤムチャ達の
目の前には墓地が広がっていた。「あの爺さんの話を聞いておいて良かった。「波紋」は吸血鬼、ゾンビ、究極生物
に効果がある。恐らくそれを放出すれば囲まれそうになった時でも脱出できる・・。」突如、前方5メートルの地面から手が突出した。
そして段々と体の全体像があらわにいなる。そしてそれは何十匹と現れた。ヤムチャはそれらに突進した。自分を囮にし、ジルと奇妙な生物
の逃げ道を確保するために。ジル達が振り向いた時、そこには光のドームが現れ、消えた。「アイツは生きてる。急ごう。」


470 :輪廻転生外伝:04/11/06 02:09:25 ID:vgduDqXQ
身長2メートル弱はあるであろう巨漢がベッドに寝かされていた。奇妙な事に巨漢の体には拘束具のようなモノがつけられていた。
装置が自動作動し拘束具が外れる。彼は起き上がるとドアを突き破り出て行った。
 3人の警官が道を歩いていた。ジャック=ニコルソン、オリバー=ロナルド、ダニエル=ロビンソンである。
彼らは同じチームに属していたが、彼らのチームは彼ら以外全滅していた。そしてダニエルは噛まれ、体調が思わしくなかった。
救助を望む彼らの上空にヘリコプターが現れた。手を振って注意を促す彼らを無視するかの様にヘリコプターは近くのビルに何かを落とし、
飛び去っていった。「ケッ、俺達は用済みだってのかよ。しかもあと数時間で核ミサイルが投下される。
お偉いさんの頭の中ってぜんぶそんな感じなのかねぇ。」彼らはビルに着いた。箱を開けてみると、武器が取り去られた様子があり、弾薬
などは散乱していた。「俺たちの・・じゃないらしい。」彼らの背後で動物のような息吹が聞こえた。そして銃声が2発。



471 :作者の都合により名無しです:04/11/06 07:48:40 ID:KmpHqjTd
輪廻さんお疲れさま。
ヤムチャかっこよくていいですね。
バイオの世界では、ヘタレではないな。



472 :作者の都合により名無しです:04/11/06 09:32:22 ID:By4MlFg+
test

473 :作者の都合により名無しです:04/11/06 10:24:24 ID:By4MlFg+
ttp://ranobe.com/up2/updata/up12162.zip.html
東方不敗vsDIO
passはg

474 :ドクターゲロのほんのお遊び:04/11/06 17:55:26 ID:qLdWut6n
>>367から続き



475 :ドクターゲロのほんのお遊び:04/11/06 17:57:12 ID:qLdWut6n
 あれから、もう一ヶ月が過ぎようとしていた。
 ヤムチャグループはそれぞれ小競り合いを幾度となく繰り返し、淡々とその数を減らしてい
た。潰されたグループのヤムチャは基本的に全員死に(僅かだが、うまくより数の多いヤムチ
ャグループに取り入るヤムチャもいる)、地球全体の人口は、既に十億を割っていた。

 そして今――淘汰の歴史を勝ち抜いたヤムチャグループは三つに絞られた。

 ――北アメリカ大陸――
 この広大な大地に今、総勢六億のヤムチャが暮らしている。六億とは言うまでもなく、現在の
地球人口の過半数を超える、言わば『決定的な数』である。この世界の覇権は既にこのヤムチ
ャグループのものであろうと、ゲロも確信していた。

 それが、一日で壊滅した。ゲロが一月ぶりの睡眠を貪っている、たった一日の間に――



476 :ドクターゲロのほんのお遊び:04/11/06 17:57:57 ID:qLdWut6n

 私はリスクファクターに気付かなかった。いや、気付けなかった、と言うべきか。自己弁護では
ないが、無理もない。あの時の――50ヤムチャ対49ヤムチャの小競り合い――ヤムチャに1人
生き残りがいたなど、誰が思いつくというのか。あの時、3番カメラにはヤムチャの影すら映ってい
なかったし、全て消し飛んだものと思い込んでしまっていたのだ。カメラの存在は、ヤムチャに勘付
かれてはならない。いや――『勘付かれる可能性』はなかった、考慮していなかった。何故なら、カメ
ラがあの形態(殲滅形態。超密度のエネルギー砲を放つ兵器)となった時点で、その場にいる者をす
べて排除出来ている、ということを前提としているからだ。
 遇にして生き残ったヤムチャ――あの時、人数の問題で相手がいなかったヤムチャか?――は、
3番カメラを付けていったのだろう。そして私は……一度、3番カメラを研究所へと戻した。エネルギー
砲を放った直後は、バッテリーが相当に消耗している。一度チャージしなくてはならなかったからだ。
そして、その時――ヤムチャは私の研究所に辿り着き、動かしてしまったのだ、アレを……

 人造人間18号を――!!



477 :ドクターゲロのほんのお遊び:04/11/06 17:58:46 ID:qLdWut6n
 18号こそ、17号と共に私が警戒に警戒を重ねて開発した最強最悪の人造人間であり、下手をすると
世界を滅ぼしかねない代物である。前に『制御装置を付けると能力が結果的に減少する』といった旨を述
べたが、この二機にはそれを取り付けていない。だからこそ、これらは孫などを打ち倒してもおかしくはな
いほどの力を持っているのだが、世界まで――いや、私まで滅ぼしてしまっては意味がない。『私の命が
尽きようとも孫だけは』とか、そんなことは毛頭考えてはいないのだ。私は自分の命が大事で、そこまで狂
ってはいないのだ。
 さて……どうすればいい? 18号を止められる剛の者など、地球上には既にない。ヤムチャなど話題に
出すも憚られる。たとえ、残り四億のヤムチャは一斉にかかっていった所で勝負は見えているだろう。六億
のヤムチャグループが壊滅させられた詳しい状況はまだ分からないので何とも言えないが、仮に六億ヤム
チャが徒党を組んでかかっていって、それで全てが敗れ去ったのだとしたら――もう、人類は絶滅だ。ほん
の遊びのつもりが、死ぬ、殺される。18号は、私を最後のメインディッシュにするつもりだ!!

478 :ドクターゲロのほんのお遊び:04/11/06 18:08:02 ID:qLdWut6n
少ない(量が)。今回は起承転結の『転』であります。ちなみに、人造人間の設定はドラゴンボール番外編の
トランクスと隻腕の悟飯の未来での戦いを描いたアレをイメージしてます。凶悪で強大で止め様のないあの
イメージに刺激を受けました。

>>369
あのスレの作風を決定付けた作品ですから、勿論知ってますよ(ちゃんと読んではいませんが)。

>>371
今回の展開はよくないですね。ヤムチャの存在意義が大分薄れて普通のストーリーになりそうな気がしてます。
頑張りますが。

>>374
無難な展開になりそうです。ならないようにしようとは思ってますが。

>>396
毎回変わってしまってごめんなさい。あと今回は深くもなかったですね。


割とクライマックスっぽいです。

479 :作者の都合により名無しです:04/11/06 18:09:51 ID:BTTm2rCo
女の18号は起動させて、男の17号は起動させなかったのですか。
流石はヤムチャw

480 :作者の都合により名無しです:04/11/06 19:28:53 ID:IegpkmBc
>輪廻転生外伝
バイオはわからないが、核戦争にウイルスと緊張するシチュだね。
ジャックニコルソンはあの名優のかな?ヤムチャかこよくていいよ。

>ドクターゲロのほんのお遊び
18号>4億ヤムチャか!スケールが大きすぎるね。しかし個人的に
ドラゴンボールで一番好きな18号が出てきたのはいい。活躍させて下さい。

481 :ザクUVS東方不敗(一):04/11/07 15:28:44 ID:d6hbZ7GX
>>309-313より

482 :ザクUVS東方不敗(一):04/11/07 15:29:41 ID:d6hbZ7GX
 襲い来る勇次郎を迎撃せんと身構えた瞬間、強烈な光が満ち溢れた。
 ザクはモノアイから入る光量を調節し、閃光の中で何が起きているのかと周囲を見渡した。
 二百を超えるデビル勇次郎達が、光を受けて次々と消えていた。断末魔の叫びをあげることもなく。
 光源へと目を向けると、そこには命を振り絞るシャッフルの戦士達の姿があった。
――シャッフルの方々が……これは……
 そして不意に、光が消えた。

 光が消えると同時に腕をおろした東方不敗は、辺りを見回して絶句した。
「な……なんと……」
 デビル勇次郎は一体残らず消え失せていた。その残骸を残すこともなく。
 先程まで大群がひしめきあい騒々しかった峡谷は耳鳴りがするほど静かになり、厚い黒雲が太陽光を
遮り暗い。
 ただ唯一その場に残っているのは、命を燃やしつくし原形を留めたまま灰と化したシャッフルの戦士達
の遺体だけだった。
「バカな……己の命と引き換えにデビル勇次郎軍団を消し去るとは……」
 東方不敗は遥か下に目線を移す。己の立っているデビルガンダムそのものは消えていないものの、そ
の下腹部からは、もはやデビル勇次郎は産生されていない。
「むぅ、自己増殖機能までも不活化させおったか……」
――シャッフルのみなさま!
 ザクはシャッフル同盟の、立ったまま灰と化した遺体に駆け寄り手を差し伸べようとした。
 その時、一陣の風が吹き、遺体をさらさらと崩していった。
 後にはもう、何も残らなかった。


483 :ザクUVS東方不敗(一):04/11/07 15:30:34 ID:d6hbZ7GX
――シャッフルの戦士達……その命を賭け、デビル勇次郎を消したということか……
「ええい、なんということを!」
 肩を落としているザクの姿など目に入らぬのか、東方不敗はうめくように叫んだ。
「せっかく世界最強の勇次郎軍団を生み出していたというに!一度不活化した自己増殖機能が再び働く
ようになるまでに、一体どれだけの時間を要することに――」
――東方不敗マスターアジア!
「ぬぅ?」
 ザクの発する信号に、東方不敗はぴくりと反応する。
――あんた、かつての仲間が命を落としたというのに、何も感じないのかッッ!!
 ザクUはバーニアを吹かし、デビルガンダムに突っ込んでいった。
――シャッフルの方々の犠牲を無駄にしないためにも!
 右手からプラズマクローを発生させ、振り上げる。
――お前もろともデビルガンダムをぉぉぉぉぉ、叩くッッ!!
 プラズマクローがデビルガンダムの胸部、範馬勇次郎が格納されているコックピットを貫かんとした瞬
間。突然巨大な黒い足に蹴りつけられ、ザクは地面へと叩きつけられる。
 迎撃したのは大きな二本角を頭部に生やす、黒いガンダム。東方不敗が瞬時に乗り込んだモビルファ
イター・マスターガンダムだった。
「今!貴様にデビルガンダムをやらせるわけにはいかんのだ!」
 モビルファイターとは、搭乗者の動きをダイレクトに機体に反映させる『モビルトレースシステム』によっ
て操作される、モビルスーツの進化形である。ただし、操縦者が格闘技の達人でなければその力を十分
に引き出すことはできない。
 そしてマスターガンダムは、地上最強の生物の師匠たるマスターアジアのために作られた最強のモビ
ルファイターである。
 東方不敗、マスターガンダムは立ち上がろうとするザクを蹴り上げ、その顔面に掌打を叩き込み破壊
する。さらに前蹴りでザクをはるか前方へと吹き飛ばすと、振り返ってデビルガンダムに命じる。
「デビルガンダムよ!その力を再び取り戻すまでしばしの間、散の下で身を休めるが良い!」

484 :ザクUVS東方不敗(一):04/11/07 15:33:47 ID:d6hbZ7GX
 頭部を数秒で再生させたザクが見たのは、地中へと身を沈めていくデビルガンダムだった。
――しまった!デビルガンダムを、範馬勇次郎をとり逃し――
 駆けつけようと立ち上がったと同時に、デビルガンダムは姿を消した。
「デビルガンダムは地中を移動し、安全に葉隠散の元へと辿り着くであろう。これで心配は一つ減った。
……しかし、それにしても郭海皇らめ、とんでもないことをしでかしおった!これがどれ程の大罪となるか
貴様には分かるまい!ザク!」
――黙れ、マスターアジア!
「なに?」
――『真苦露西手意』に乗じてデビルガンダムを利用し、世界を我が物にせんとたくらむ悪党がッ!
「たわけがッ!わしがいつ、そんなものを欲しいと言った!」
――なら!何故デビルガンダムなどを持ち出した!
「ふっふっふ、知りたいか……」
 東方不敗は含み笑いを漏らすと、ザクをびしっと指差した。
「ならば『勝負』の二文字をもって教えてくれようッッ!!」
――望むところだ!
 ザクは胸の前で両腕を交差させ、一気に振り下ろす。両手の指先からプラズマクローが伸びた。
 マスターガンダムは片足で立ち、右手を水平に後ろに引き、左手を真っ直ぐ前に伸ばして構える。
「来い!ザクよ!」
――行くぞ、東方不敗!ガンダムファイトォォ!!
「レディィィィィィィ!!」
――ゴォォォォォ!!



485 :作者の都合により名無しです:04/11/07 15:51:07 ID:d6hbZ7GX
今回up分終了。

いきなりですが、このSSは修行編、誕生編、香港編、結集編、決戦編から構成されています(予定)。
現在連載中の「香港編」では東方不敗との闘いを中心にシャッフルの紋章の継承を描き、
最後にこの事件の黒幕を明らかにするつもりです。
その後に「結集編」「決戦編」と続きますが、おそらく「結集編」は「誕生編」と同じくらいの
長さになるでしょう。
なんでいきなりこんな事書くのかというと、要するに、バレさんが引退するかもしれない時期(4月)までに
このSSが終わることはまず無いだろうと一応言っておく必要があるかと思ったからです。
週一ペースのこの進み具合で、一体いつ終わるのか。ストーリーの流れは既に決まっていますが
時間的にどれだけかかるのかは見当もつきません。
それでも最後まで書ききるつもりですので、読んでくださっている方々はお付き合い願えると嬉しいです。


486 :ふら〜り:04/11/07 19:40:13 ID:9bJF6SRg
>>草薙さん
来ましたねディオ猫。そういえばバイオとかに出てくるゾンビって、ジョジョの、つまり
ディオ製のゾンビよりかなり弱いですよね。ディオの心中や如何に。テレキネシスで
何をするつもりなのか? のっけから噛まれてる新キャラの動向も気になるとこです。

>>ドクターさん
こちらも来ました18号。私もあの番外編は大好きなので、あのイメージで、というのは
それだけで大・楽しみ。やはり敵キャラたるもの、強く怖く圧倒的なのが宜しいですな。
ヤムチャが何億人と束になっても止められない18号。さぁどうする主人公・ゲロっ!?

>>ザクさん
シャッフルの尊い犠牲に怒り奮起し、敢然と強敵に立ち向かっていくザク! ヒーロー
してますねぇ。カッコいい。頭潰されて当たり前のように再生してる辺り、並のヒーロー
というか主人公とは違います。この戦いの決着で明かされる、不敗の真意とは……?

>>463
ご期待下さり、光栄の行ったり来たりに御座います。されど未だ時間に余裕なし、
申し訳ございませぬ。頭の中ではほぼできております故、いずれ必ず。


487 :作者の都合により名無しです:04/11/07 20:04:22 ID:eRXS8zTM
>>ザク氏
完結まで頑張ってくれ。

488 :作者の都合により名無しです:04/11/07 20:31:55 ID:jmmdgDyj
ザクさんお疲れ様です。
しかしまだ半分くらいかよ!てっきり終盤近くと思ってた。
いや、長いのは嬉しいよ。頑張って完結までさせて下さい。

ま、バレさん引退についてはまだ最低3ヶ月は間があるから、
まだ考える事じゃないよね。出来れば続けて頂きたいけど、
バレさんずっと一人で負担を被ってきたからね。

もしバレさんが引退となった場合、HPの知識ある人が
HPを引き継いでくれればありがたいけど、
バキスレの更新量尋常じゃないから、どうだろうね。
ま、どのみち3ヶ月以上は先のことか。

489 :作者の都合により名無しです:04/11/07 20:46:47 ID:qwdFOriY
本来なら壮絶な戦いの場面のはずなのに、最後の3行で一気にプロレスの八百長試合みたいな
雰囲気になっちゃいましたね。(自分がGガンダム見てないせいかもありますが)

全5部構成ですか。
完結までの道は長そうですね、頑張って下さい。

490 :作者の都合により名無しです:04/11/07 20:56:21 ID:m+Fl5NdD
>>489

Gガン見てれば余計に熱くなるよ

491 :作者の都合により名無しです:04/11/07 22:19:16 ID:FfzVEQo7
>>489
実はあれはGガンの定番台詞だったりする。原作見るとその考えががらりと変わるよ。

492 :ドクターゲロのほんのお遊び:04/11/07 22:41:21 ID:ADzCjiyD
>>477の続き



493 :ドクターゲロのほんのお遊び:04/11/07 22:42:06 ID:ADzCjiyD
 ゲロがほぼ確実なる死の恐怖に生涯初めて苛まれていた頃、他の二大ヤムチャグループもやっと
その異常に気付き始めていた。
 今やヤムチャ最大勢力となった、日本列島を根拠とする二億五千万のヤムチャ達。彼らは言うまで
もなく恐れ戦いていた物だが、人間の本能からか、彼らが首都と定めた福島県に結集していた(厳密
には福島県だけではなく、収まり切らず宮城やら山形やらにはみ出ていた)。恐怖に晒された者どもは、
群れを成したがるものだ。この場合、『死』という最大級の恐怖である。自然と全員がひとつになった。
 残り一億五千万のヤムチャ達は、あるジャングルに隠れていた(元々は、六億ヤムチャから逃れるた
めのものだったのだが、今となっては……)。しかし、森林伐採が進んだジャングルだ。空からは丸見え
であった。今18号に見られたら、三秒後にはなかったことになっているだろう。
 いずれのグループも、18号という規格外の戦闘サイボーグの全容を掴めず(ヤムチャ全員が全身全霊
をもってして偵察を断固拒否)、ただただ恐れていた。

 

494 :ドクターゲロのほんのお遊び:04/11/07 22:43:08 ID:ADzCjiyD
 私は、一月ぶりに席を立ち、自らの足で人造人間が眠っている部屋へ向かった。強化ドアを開けると、やは
りそこにはハッチの開いた抜け殻がぽかんと空いていた。18号はいない。その代わりと言ってはなんだが、
17号の収容されている入物の隣に、尿を垂れ流して失神しているのか死んでいるのか分からない男が仰向け
になって倒れていた。言うまでもなく、頬に十字傷のある男であった。
 私はそのゴミ蟲に、何故18号を外に出したのかを問うた。本音を言えば、今すぐにでも焼き殺したかったが。
「……かわいかったからだ」
 余りにも定型通り(ヤムチャ的)の答えが返ってきて、私は暫し絶句した。その間、こんな矮小なるモノに背後
から刺されてしまった己の愚かさを嘆いた。
「そんなことはどうでもいい。アンタなんだろう? あの胸糞悪い殺人兵器を作ったのは!?」
 どうでもいいだと……!! 分かっていないのか、己の仕出かした愚行を!! しかし、私はその澱んだ感情
を表に出さぬよう努めて冷静に「そうだ」と、一言。
「そうか、やっぱり……とすると、アンタなんだな。現在のこの状況を作り出したのは」
 ……現在の、状況?
「俺をこんなにも増やし……そして、それをただ眺めている」
 何故、『現在の状況』などと言える……? 何故それを思いつく!? 彼らにとって、『現在の状況』は疑問を持つ
ものでも何でもなく、また、それを持たない様に私が仕向けたはずなのに! とすると、こいつは――
「俺は……俺だけが本当のヤムチャだ!!」
 オリジナルのヤムチャか!!


495 :ドクターゲロのほんのお遊び:04/11/07 22:43:49 ID:ADzCjiyD
 そうか、『全てが同一の人間』という大本の前提がまず成り立ち得ないものだったのか――愚かは私だった。それ
はそうだ。だって、オリジナルのヤムチャは、知っているんだもの。『本来、世界でヤムチャは俺1人だけ』ということを。
他のヤムチャ達は、最初から『自分達はヤムチャ』だと脳に刷り込まれてあった(これも個人差はあった。益々同一で
はない……)。これは、大いなる差であり、オリジナルヤムチャがその点に疑念・違和感を抱かぬはずがない!!
 何故!! 何故だ3番カメラよ!! 何故よりによってコイツを生き残らせた!? 恨むぞ――
「……自分と同じような奴がどんどん死んでゆく辛さ、アンタは想像も出来ないだろうな。まさに『身を切られる』って奴
だったぜ……」
 雰囲気で確信した。私は、18号の前に、今ここで、コイツに殺される――
「18号を止める方が先決じゃないか!?」
 人間、いざとなれば恥も外聞もないものだ。話題をすり替え、私はとりあえずの生を得たい。
「君の精神を、ここにいる17号に脳丸ごと移植する。そうすれば、君は君の自我を保ったまま超絶パワーを手に入れら
れる! そうすれば、うまくすれば、18号を倒せるかもしれんのだ!! 君は人類を救う救世主となれるのだよ、ヤムチ
ャ!!」
 その人類を窮地に追い込んだ犯人は誰だか――そんな言葉が、ヤムチャの嘲笑を湛えた表情からは読み取れた。だ
がしかし、私は懸けた。彼の無知に。彼の朧気に見える正義の心に――!!
「まあ、それしかないだろうな。いいぜ、だが……18号を止めたら、次の瞬間アンタの命はないものと思いな」
 
 

496 :ドクターゲロのほんのお遊び:04/11/07 22:44:54 ID:ADzCjiyD
 私の凝り固まった心を解そうとするかのごとく、温かい風が吹き抜けたような気がした。
 実際の話、17号には予め設定された彼固有の自我がある。その反発は恐らく生半可なものではないだろう。仮にヤム
チャの自我と共生できたとして、すんなりとはまずいかない。だが、無知なるヤムチャにそのような事が思い当たる訳がない。
 そして、彼はやはり孫と同じに闘ってきただけあって、正義の心を備えた戦士であった。自分の身を呈して何かを守ることを
厭わない、小さいが、それでいて逞しい戦士であった。
 正直、私はヤムチャという男を見誤っていたのかもしれないな――彼は、いや、彼らは、偉大だった。しかも、だ。これで私が
生き残れる可能性が飛躍的に上昇した。それが、今回の何よりの収穫である。時間がどれ程残っているかは分からない。18号
の動きは(罰として)3号カメラに追わせているが、今のところは街で貴金属を物色している。軽く休憩中といったところか。出来れ
ば、もっともっと悩んでいろ、18号。お前とその宝石は合わん。お前にはルビーがお似合いだ。
 幸い、オリジナルヤムチャの17号への脳と精神移植が終ってもなお、18号は動き出してはいなかった。さて、次は――四億の
英雄達か。彼らには勇敢なる死を迎えてもらおう。人類が生き残るために――



497 :ドクターゲロのほんのお遊び:04/11/07 22:57:28 ID:ADzCjiyD
どうも。前回の反動か、今回は比較的量多いですね。

さて、なんかオリジナルヤムチャが非常にヤムチャっぽくないですね。ゲロを圧倒してました。
それは多分、目の前で98人の自分と同じ姿形をした人間を一瞬で消されたとかで、人間的に
成長したんでしょうきっと。つーかそうです。はい。

あと、連載中に何言ってやがる、と思われるでしょうが、これが終ってから始める予定の新連載の
話を少々(『ゲロ』は、あと2、3回と思います)。

題材は、月刊アフタヌーンで隔月連載中の漆原有紀『蟲師』となる予定です(仔細は追って)。
まあ、大して強くない週とはいえ、売り上げランキングのTOP10に入る作品ですので、知っている
方は知っているのではないでしょうか。で、内容ですが、原作の『蟲』(今回の更新分にもこの漢字
出てましたね)の設定を借りて、現代劇をやったり時代劇をやったりしようかなあ、と考えてます。
『蟲師』の主人公であるギンコは出ないんではないかと。蟲もオリジナルでやりたいと思ってます(時
間かかりそうですが)。漫画SSとして設定だけ借りんのってどうなんよ? とも思いますが、根幹は同じ
で、原作をぶち壊すつもりも毛頭ないので、蟲師のファンにも楽しんでいただけたらなあ、と。無論知ら
ない人にも。あ、一話完結です。

>>479
鋭いw

>>480
次回から活躍します。するったらします。

>>486
ヤムチャが一億人くらいで束になって(ここ重要)闘えば、少しは……?

では。次もそう遠くないうちに。

498 :作者の都合により名無しです:04/11/07 23:03:51 ID:qwdFOriY
オリジナルのヤムチャ‥‥カッコ良いけど小便漏らしてたんですよね。

次回くらいからはバトル開始でしょうか、楽しみです。

ところで、ここの文章が良く分かりませんでした。
>>493
>彼らは言うまでもなく恐れ戦いていた物だが

499 :ドクターゲロのほんのお遊び:04/11/07 23:13:10 ID:ADzCjiyD
>>498
ノリで使っただけで、俺も全然分かりません。

「恐れ戦いた=おそれおののいた」

500 :輪廻転生外伝:04/11/07 23:52:27 ID:ZRASARV7
ヤムチャとジル達は合流し、学校の前にたどり着いた。正門の前には警察犬チームのバンが止められていた。
危険は増大していた。犬は人間よりも素早い。油断すれば首筋を噛まれる危険性がある。
「俺は2階を調べる。君達は一階を。」彼らには知能がない。この奇怪な生物と一緒にいれば彼女の危険は減るだろう。
ヤムチャは2階へと上がっていった。
 
 ジル達は奇妙な光景を一階で目撃した。教職員もゾンビになっていたが彼らには目立った外傷がない。疑問は
すでに解消された。警察犬がゾンビ犬になったのだ。ジルは銃を構える。が、引き金を引く前に銃は弾き飛ばされた。
起き上がり、銃を拾い上げ撃とうとする。が、ゾンビ犬は目前に迫っていた。直後犬の体が横からの銃撃によって粉砕された。
警官である。「私の名はジャック=ニコルソン。君たちも電話で?・・・仲間がいたとは。」

 ひっそりと静まり返った廊下にはすすり泣き声が聞こえていた。ヤムチャはその音を聞きながら、声の主を探していた。
彼は教室の中に入ると、一瞥した。それは女子だった。「大丈夫?」振り返った彼女の口には・・・人間の腕が咥えられていた。
彼らの作戦ではない。偶然、このような形になったといった方がいいだろう。ゾンビたちがわらわらと教室の中に入ってきた。
「波紋!!」光が教室内を満たし、後には一人の人影が立っていた。「お兄ちゃん。すごいね。私の名前はアリス=アシュフォード。」

501 :輪廻転生外伝:04/11/08 00:08:35 ID:oB3ain0f
ヤムチャはジル達と合流し、学校の外へ脱出した後ジャック達の車でビルへと向かった。
アリスが持っていたワクチンにより一命を取り留めたジャックに対してアリスはT−ウィルスを語り始めた。
元々、T−ウイルスは彼女の父親が彼女の病気を治すために作り出したものらしい。それを軍上部が押収し、今のT−ウィルスを作り出したらしい。
「博士は自分の意思に反してやらされていたということか。悪の制限というものがないな。」

 K’達はアンブレラ社ビルの前に立っていた。正確には守衛の後方数メートルだったが。黒猫が音もなく降り、守衛を気絶させた。その様子を見たものは
猫がサイコキネシスというモノを持っているかのように思ったであろう。「信用してくれたかね?諸君。」どうやら本当らしい。パーカー達はこの猫が戦力の内
である事を認めざるを得なかった。薫は黒い車が止まるのを見た。その車から降りてきた人間を見ると彼は安堵を覚えた。「姫様の救出は完了したぜ。さぁ、おさらばだぜ。」

502 :輪廻転生外伝:04/11/08 00:09:09 ID:oB3ain0f
今日の更新はそれで終わりです。

503 :作者の都合により名無しです:04/11/08 03:25:18 ID:/acxs1xv
両作者共に




















504 :作者の都合により名無しです:04/11/08 05:43:38 ID:LXAF4D7Y
>輪廻転生外伝
なにやら面白くなってきたように感じたのはどうやら錯覚だったみたいだな。
状況説明が不十分すぎで何がなんだかわかんねぇ

505 :輪廻転生外伝の作者:04/11/08 07:27:32 ID:oB3ain0f
>504さん
 ヤムチャ達と警官チームの出会い→K’チームとの合流ちう流れです。。いたずらに長く
 書いても意味ないと思ったのですが・・・、短すぎてわかりにく部分が多くなってしまいましたね。
 すみません。読んでくれている方々は想像してください。(エラそうに

 第二部ではヤムチャはほとんど出てきません。S○Kの格ゲーのキャラを主人公にするので
なじみがある方もいるのでは?

506 :作者の都合により名無しです:04/11/08 08:16:49 ID:wujLVm2q
>ドクターゲロ
悪魔バージョンの18号ですか。世界で数億いる雑魚ヤムチャを殲滅出来るほどの。
対するはオリジナルヤムチャ17号バージョン。ゲロの思惑外にどんどん進んでいきますね。
18号次回から大活躍ですかー。ヤムチャ10億人より18号一人の方が価値があるから、
大活躍して欲しいですね。これからも楽しみにしてますので頑張ってください。

>輪廻転生
スピーディな展開ですね。ゾンビ化していく町をまっすぐ歩くヤムチャ。意外と頼もしい。
でも、外伝はここで終わりではないですよね?まだ続きますよね?救出劇終わって脱出劇とか。
>>504さんのいう書き込み不足は一理ある。というより、輪廻さんは2レス更新が多いから
ブツ切り感があるんだよね。更新回数は半分にして、更新量を倍にした方が評判は良くなるかと。


507 :ミドリ ◆5k4Bd86fvo :04/11/08 16:52:09 ID:+NPbWOCG
ごきげんよう、皆様。
>>454の続きです。
それと、>>450の一行目の頭は、由乃のセリフなのですが「が抜けてしまいました。
申し訳ありません。

508 :ミドリ ◆5k4Bd86fvo :04/11/08 16:53:26 ID:+NPbWOCG
斗貴子視点からの続きです。


(上?!いや、前だ!)
綺麗な放物線を描いた後ろ向きの宙返りの要領で、少女が斗貴子から離れた。
数秒遅れて少女のスカートが重力に倣う。
脚の力だけで音すら立てずにそのような動きをして見せた少女が、明らかに通常の人間以上の身体能力を持っているとわかる。
少女が核鉄をスカートのポケットにしまう。
…こうなってしまったら、彼女を拘束するしか核鉄を手に入れる術はない。
この女は、なぜ核鉄を持っているのか。そもそも、アレは核鉄なのだろうか。
一体、この女の目的は何なのだろうか?
それにこの身体能力。明らかに常人…いや、へたをすると錬金の戦士よりも能力は高いかもしれない。
ホムンクルスとは思えない。この学園の周辺で行方不明の人がいるという情報は得ていない。
なら、この女は何者なのだ?!
斗貴子が右足を一歩踏み出した瞬間、また少女の姿が消えた。
「また上かっ!」
そこまでは予測できた行動だった。が、次の動作は予想外だった。
宙を飛んだ少女は、斗貴子の頭に自身の右手をつき、それを支柱にして斗貴子の背後に着地した。
振り返ろうとして、斗貴子は失敗した。
背中に当てられた片足をつっかえ棒にして、両腕を後ろに思い切り引っ張られる。
斗貴子の両手首を掴んでいるのは少女の片手なのに、全く身動きがとれない。
「なぜ、コレを狙う?」
斗貴子よりも10pは高い目線から、少女が見下ろす。
その問いがあまりにも人間らしい。
(もし、この女がホムンクルスだったら…)
こんな完璧に人間に見せられるなんて、と嫌悪感が背筋を昇る。
(こうなったら仕方がない。ホムンクルスかどうか確かめるためにも…)
不自由な体勢から思い切り少女を睨み付ける。
身体の最奥の、戦う本能を解放する。

 ――――『武装錬金!!』

509 :ミドリ ◆5k4Bd86fvo :04/11/08 16:58:17 ID:+NPbWOCG


昇降口まで来て外履きに履き替えたとき、祐巳は唐突に思い出してしまった。
「…やっちゃった」
薔薇の館に本を忘れてきてしまったのだ。
本の持ち主は弟の祐麒だから、返すのはいつでもいいのだけど、明日友達に貸すと言っていた気がする。
数秒ほど考える。…やっぱり取りに戻ろう。
「付き合おうか?」と申し出てくれた由乃や瞳子を先に帰し、祐巳は上履きに履き替えなおした。
急げば瞳子達に追いつけるかもしれない。
スカートをなびかせないギリギリの速さで、祐巳は薔薇の館へと向かう。
風に乗った桜の花びらが、春の終わりを告げている。
…次の桜の季節には、祐巳はもう、ここにはいない。
去年の志摩子さんのように、お姉様がご卒業されて少し気が抜けてしまっているみたい。
こうして一人になると感傷的な気になってしまう。
薔薇の館が見える。…入口のところに、だれかいる。
祐巳に気づいたその生徒が、華やかな微笑みを見せた。
「ごきげんよう。紅薔薇さま」
亜麻色の髪の美少女は一年李組9番・城戸沙織であった。
「薔薇の館を見学したいと思ったのですけど、誰もいらっしゃらないようなので困っていましたの」
そう言う沙織さんはニコニコしていて、とても困っているようには見えない。
瞳子に『あまり近付かない方が』なんて言われた直後だけど…そういう風に言われるような子ではないと思うんだけどなぁ。
「見学…よかったら今からする?」
そう祐巳が申し出ると、沙織さんはそれこそ薔薇が咲くような笑顔を見せた。

510 :ミドリ ◆5k4Bd86fvo :04/11/08 16:59:00 ID:+NPbWOCG
薔薇の館の扉を開け、階段を上る。
階段の正面のステンドグラスには三色の薔薇が彩られていて、差し込む夕日に輝いている。
会議室に沙織を通すと、祐巳は彼女に椅子を勧めた。
「紅茶でいい?」
「まぁ、紅薔薇さまにお茶を入れさせるなんて。私がいたします」
「沙織さんはお客様なんだから座ってて」
すみません、と言いながら沙織さんがおとなしく腰掛けた。
…凄い大金持ちのお嬢様だから、こんな風に気を使えるなんて思ってなかった。意外な一面を発見。
「薔薇の館の見学って言っても、たいした広さじゃないよ」
面倒なので自分にも同じ紅茶を入れ、沙織さんの隣に座る。
祐巳が腰掛けるのを待っていたかのように、沙織さんがおもむろに口を開いた。

「見学は口実です。紅薔薇さまにお会いしたかったんです」


511 :ミドリ ◆5k4Bd86fvo :04/11/08 17:00:12 ID:+NPbWOCG


小柄な少女からわずかに小宇宙のようなものを感じた瞬間、ジュネは聖闘士としてのカンでとっさに掴んでいた手首を離した。
直後、布地の裂ける音と刃物が風を切る気配を感じ、背後へと宙に跳ぶ。
自分の間合いより少しだけ距離を取ったジュネは、見たこともない奇妙なモノを見た。
小柄な少女…確か、津村斗貴子とか言ったはずだ…のスカートが膝上20p程のところから下が無くなっており、代わりに彼女の
太股からなんだかよくわからないものが生えている。
片脚に二本ずつ計四本の、処刑鎌の様なモノ。
「…なんだそれは…」
「バルキリースカート」
斗貴子が地面を蹴る。一気に間合いを詰める。…一般人としては速いが、聖闘士から見ればかなり遅い。
なんなく、のびてくる鎌を避けた…はずだった。
「…っ」
予想より速い。そして予想より間合いが広い。
スカートを狙う4本の鎌をギリギリでかわし、再び距離を取る。
津村斗貴子自身はたいしたことはないが、あの鎌は少しやっかいだ。
斗貴子本人よりも速くて狙いが正確。そしてジュネよりもやや間合いが広い。
(さて、どうするか)
津村斗貴子がなぜコレを狙うのかはわからないが、渡すわけにはいかない。
コレはアテナの命令で、アテナの元までお届けしなければならないのだ。
ジュネはリリアン女学園に転入する際、アテナに3つの厳命を受けた。
一つ、聖闘士だと知られないこと
二つ、学園内で聖衣を身につけないこと
三つ、学園生活を楽しむこと
…三つ目はともかくとして、他の二つは違反するわけにはいかない。アテナは絶対なのだ。
当然、この命令は緊急事態にはジュネの判断で違反することを許されているが…今は、緊急事態なのだろうか。

512 :ミドリ ◆5k4Bd86fvo :04/11/08 17:00:54 ID:+NPbWOCG
思わず考え込んでしまった隙に、斗貴子が再び地を蹴った。
四本の鎌が風を切る。…速い。だが、見切れない速さではない。
二本の鎌が地面と平行の角度で右足を切り裂きにくる。
二本とも同じ方向から来るので避けやすい。まだ様子見ということか。
こちらよりも反対側の鎌の方が速い。
…左はフェイントでポケットのある左足が本命か。
ポケットの位置を真っ直ぐに狙う。…この速さで、恐ろしく狙いが正確だ。
もう一本は…上にいる。跳ぶのを警戒されている。
そのまま頭部を狙いに来ないところを見るとやはり様子見のようだ。
鎌の側面を狙い、右足を狙った鎌2本を右の拳で叩き落とす。
同時にポケットのある左足を引き、後方へターンをする。
わずかに鎌の反応の方が速い。
布地の裂ける音がする。スカートが切られた。…ポケットの中身は無事だ。
警戒した上の鎌は動かなかった。殺す気はないようだ。
鎌の包囲網を抜け、もう一度距離を取る。
鎌を殴った右の拳が少し痛む。
わずかとはいえ、小宇宙を乗せた聖闘士の拳を受けてなお折れないとは…。
普通の金属ではない。オリハルコンや銀星砂や…、聖衣を形成するのと同じような物質なのだろうか。
そのような金属で出来た4本の処刑鎌を操る少女。
どう考えても普通の人間ではない。
……まさか。
「…アテナのお命を狙いに来たのか」
低い声で問うジュネに、斗貴子が怪訝な顔をする。
「アテナ?なんだそれは」
「……」
アテナを知らない?だったらなぜ…。
「…なぜ、コレを狙う?オマエは何者だ?」
「オマエこそ、なぜそれを持っている?!」

――以前、両者、平行線のままであった。

513 :ミドリ ◆5k4Bd86fvo :04/11/08 17:07:25 ID:+NPbWOCG
今回分はここまでです。
ベースである「マリア様がみてる」を知らない方が多いかと思いますが、簡単な
登場人物紹介のようなモノをした方がよろしいでしょうか?


514 :作者の都合により名無しです:04/11/08 17:40:23 ID:edSEa1f2
お疲れ様でございました、ミドリさん。

斗貴子が話のメインになると、急に物語りがアクションぽくなって
スピード感が増しますね。高貴な学園の中に、一人だけ異端が
紛れ込んでいる、という感じでいいです。
ゆったりとしたいつもの語り口もいいですけどね。

ところで、ミドリさんは女性ですか?ユルさんではありませんよね?
急に不躾な質問失礼いたしました。ではごきげんよう。


515 :作者の都合により名無しです:04/11/08 17:44:01 ID:edSEa1f2
>簡単な登場人物紹介のようなモノを
>した方がよろしいでしょうか?

出来れば宜しくお願いいたします。
細やかなお心配り、感謝致します。

しかしもう400KBオーバーですか。
あと一週間もすれば、記念すべきパート20と相成りそうですね。


516 :ミドリ ◆5k4Bd86fvo :04/11/08 17:54:59 ID:+NPbWOCG
>>512の6行目
>…左はフェイントで
の左は右の間違いです…。
スピード感を意識して書いた場面なのに…やってしまいました。申し訳ありません…。
以後気を付けます。

>>514
この板で性別を言うことはすごく怖いのですが、何度かご質問頂いていますのでお答えします。
女です。ユルさんではありません。
この板でSSを書くのは初めてです。

読んでくださっている方々、ありがとうございます。
ごきげんよう。

517 :作者の都合により名無しです:04/11/08 19:18:10 ID:/acxs1xv
>ミドリさん
セックスしよう

518 :作者の都合により名無しです:04/11/08 20:13:03 ID:XMOGy2n3
>ミドリさん
やらないか?

519 :作者の都合により名無しです:04/11/08 20:33:54 ID:xxdpNUCx
ミドリさん、いつも楽しい作品を上梓して頂き、ありがとうございます。
柔らかな筆致と上品な雰囲気で、以前からお気に入りの作品のひとつでした。
今回はトキコ嬢の視点の時の臨場感と、紅薔薇さまや沙織さまが主役のときの
ゆったりした雰囲気の違いが楽しいですね。

正直に申し上げて「マリア様が見てる」はあまり存じ上げませんが、
これからも楽しく拝見させて頂きます。完結されるのを心より願っております。
では、また作品を拝見させて頂くのを夢見て、ごきげんよう。


520 :作者の都合により名無しです:04/11/08 21:41:47 ID:/acxs1xv
それにしてもぽんさんはどうしたんだろう。


521 :作者の都合により名無しです:04/11/08 22:53:36 ID:SiWJSFLm
>>513
設定が無くてもSSの雰囲気で何となく伝わりますね。
でも設定とか教えてくれた方が嬉しい。

ところでジュネって青銅と白銀のどっちでしたっけ?

522 :作者の都合により名無しです:04/11/08 23:02:09 ID:92K4ssY5
ジュネは青銅。確か、カメレオン座の聖闘士だったか(カッコワリー)

ところで沙織初登場のときに一緒にいた金髪の美形って誰だったのかがちょっと気になってる

523 :スチール・ボール・ラン 1st stage:04/11/09 00:03:07 ID:MjFZVSyf
「OK、じゃあそのオラクルベルにチェックしてもらってくれ。休憩・宿泊は指定の場所でな」

カイジとアカギは第一チェックポイント・初音島への入島を果たした。
「なんか・・・こう・・・もっと何かあるかと思ってたけど・・・」
「クク・・・素直に休んどけって事さ・・・ここからは嫌でも順位争いが激しくなるからな」
「アカギ・・・・・・手は、大丈夫か?」
「・・・こいつか・・・・・・」

カイジに言われ、アカギは包帯が巻かれた右手を見つめた。
先程包帯を取り替えたばかりだが、もうかなり赤く染まっている。カイジが見た以上に、傷は深い。

「正直、キツいな・・・・・・あまり感覚が、ない・・・」
「ばっ・・・み、診てもらえよっ、医者にっ・・・!」
「そうだな・・・・・・」

アカギの手には未だ激痛が走っている・・・はずだが、それでも、アカギはまるで意に介さない表情だった。

一方、島の入り口には、次の入島者が入ってきていた。

「えっと、次は・・・・・・おっ! よう、エドにアル!」
「げ、ちゅ、中佐!?」

突如後ろであげられた大声に驚くカイジ。アカギとともに、後ろを振り向く。
「な、なんだ・・・・・・?」
「さぁな・・・おおかた知り合いでも出場してたんだろ」

524 :スチール・ボール・ラン 1st stage:04/11/09 00:16:17 ID:MjFZVSyf
「なんでアンタがこんな所にいるんだ、ヒューズ中佐!」
「いやな、軍にこのレースの護衛の依頼が来てな、んで俺らが駆り出されてるってわけよ」
「こんな所で油売ってる暇あるなら内乱だらけの東部何とかしろよ!」
「まぁ固ぇ事言うなよぉ、ほら見ろぉ、まぁたカワイイだろぉウチの娘ぇ〜♥」

マース・ヒューズ。軍においては中佐の職にあたる。
彼はエドとアルとは知らぬ仲ではなく、彼らを見た瞬間に公私の区別なく話をはずませたのである。

「あのなぁ、俺達あくまで選手だから! 後ろがつかえてるんだからチェックするなら早く済ませてくれよ!」
「やれやれつれねぇなぁ、中央以来だってのに」
「そんなに経ってないだろ!」

エド達の直前に入口を通過したカイジ達は、呆気に取られながら彼らのやりとりをしばらく見ていた。
「クク・・・見ているのもいいが、そろそろ行くぞ、カイジ」
「あ・・・・・・悪ぃ、待ってくれ」
「あまりいい予感もしないしな・・・」
「エ・・・・・・? ・・・ア、ああ・・・」
アカギの言葉に一瞬とまどうカイジだったが、すぐに理解し、その場を後にした。

「オーお前らずいぶんボロボロだなー、何かあったのか?」
「おかげさまでねぇ・・・・・・」
死ぬような目にあった直後のエド達にとって、ヒューズの軽い態度はイライラの素だ。
「やっぱ体が小さいからだな、よし、お前もっと牛乳飲んだほうがいいぞ」
「関係ないだろ身長はぁ!!」
「に、兄さん抑えてぇ!!」

じゃれ合う(?)エドとヒューズ。その時・・・

・・・・・・ぞく・・・・・・!

・・・強烈な殺気が、彼らに降り注いだ!

525 :スチール・ボール・ラン 1st stage:04/11/09 00:29:07 ID:MjFZVSyf
「悪ィなァ・・・・・・」
『ひ・・・ひィィィ・・・・・・』

凄まじい殺気を放つ男―――範馬勇次郎に、震えあがる三人。

「通るぜ・・・・・・」
「・・・ど、どうぞ・・・・・・」
ヒューズは震えながら勇次郎を通過させた。

「何アンタあっさり通してんだよ!」
「俺はお前らみたいな戦闘タイプじゃないんだよ! だいいちお前らだって震えてただろ!
 お前らあんなのとレースしてたのかよ! 死ぬって! 俺だったらさっさとリタイアするぞ!」
「仕方ないだろ、賢者の石かかってんだから!」
「まぁ、がんばれよ・・・・・・もし死んだら、骨は拾ってやるからな・・・」
「縁起でもない事言わないでください!」
勇次郎と順位を争うエド達を気づかうヒューズはその時、半分本気で泣いていた。


「おばちゃーん、ハンバーグ十人前追加!」
『だからお前一瞬で食い過ぎだっつーの!』

食堂では今、海賊・麦わらのルフィがその驚異の食欲で他の参加者の度肝を抜いていた。
その一方で、隅の卓では、一人の少年―――範馬刃牙が、質素ながら大量の食事で体力の回復を図っていた。

「隣・・・・・・いいかな?」
「ア・・・烈さん」

烈海王。中国における拳法界の権威「海王」の称号を持ち、中国拳法四千年の歴史において「最強」と呼ばれる男。
彼もまた中国拳法の力を世界に知らしめるため「スチール・ボール・ラン」に参加していたのだ。

526 :スチール・ボール・ラン 1st stage:04/11/09 00:37:51 ID:MjFZVSyf
「烈さんのほうはどうですか、順位?」
「大して良くはないな・・・まぁ、この後巻き返すさ。ところで・・・・・・」
烈は刃牙に、レースへの参加動機を聞く。そこで彼は、その動機に驚愕していた。

「・・・このレース・・・・・・親父が、出ている・・・・・・!」

途端に烈の表情が強張る。
「そうか・・・・・・このレース中大量の死者が出ていると聞くが・・・やはり、勇次郎氏が・・・」
「いや・・・・・・親父は関わっていないらしいよ、ほとんど」
「何?」
「親父は今、二人の選手につきまとっているらしいんだ」
「何だと・・・・・・その二人は無事なのか?」
「“まだ”無事らしいよ」
「その二人は、格闘家なのか?」
「いや、格闘家じゃないらしい。名前は、確か・・・・・・」

・・・・・・伊藤開司と・・・・・・赤木しげる・・・・・・!

「クシュン!」

チェックポイントである風見学園。
その保健室―――今は、レースにおける医務室の前で、カイジはクシャミをしていた。
彼はアカギの手の怪我を見てもらう間、部屋の前で待機しているのだ。

「・・・・・・失礼します・・・・・・」
軽く挨拶するアカギ。

「はーい、えーと・・・・・・あ」

アカギの前にいたのは、初音島への船で同行した少女、朝倉音夢だった。

527 :スチール・ボール・ラン 1st stage:04/11/09 00:48:46 ID:MjFZVSyf
音夢の処置は適切だった。
最初はその傷の深さに驚く音夢だったが、冷静な処置を行う。簡単ながら、その効果は決して小さくはなかった。

「これで少しは動くはずです」
「これだけ動けば充分・・・・・・どうした、浮かないな・・・」
「・・・・・・別に」

治療中、音夢は少し不機嫌だった。
とはいえ、治療は終了。部屋を出ようとするアカギ。

「・・・あ、そうそう・・・・・・あの男、アンタの何だ?」
「え、ええっ!」
激しく取り乱し、顔を真っ赤にする音夢。が、すぐに取り直し、
「きょ、兄妹ですっ!」
力いっぱい答えた。
「そうか・・・・・・悪いな、気になったんでね・・・・・・」
アカギは部屋を後にする。
「・・・・・・もう・・・・・・!」
音夢は、顔どころか身体からも火が出そうだった。

「どうだ?」
部屋から出てくるなり、カイジがアカギに状態を聞く。アカギは手を握っては離しを繰り返し、その状態を確かめる。
「ああ、これなら・・・何とかなりそうだ・・・・・・クククク・・・」
浮かべる笑みが、少し、いつもと違う事に、カイジは気付く。
「・・・・・・どうしたんだ? 何か、面白い事でも?」
「いや・・・・・・『他人の恋路を邪魔する奴は、馬に蹴られて死んじまえ』ってな・・・クク・・・」
「はぁ?」
わけのわからないカイジ。そんな彼に、アカギはさらに話す。

「それより、カイジ・・・・・・ここから先は、別行動だ・・・・・・」
「・・・・・・え?」

528 :スチール・ボール・ラン 1st stage:04/11/09 00:58:22 ID:MjFZVSyf
突然のアカギの申し出に、カイジは戸惑いの色を隠せない。

「これから少しヤボ用があってな・・・・・・少し、一人になりたい」
「な・・・そんな、勝手な・・・」
「そう、勝手・・・・・・お前とここまで旅をしてきたのも、俺の・・・勝手っ・・・・・・
 ・・・しかし・・・俺には今後もお前の力が必要っ・・・それは、変わらない・・・・・・そこでだ」

前を歩いていたアカギが、カイジのほうを振り向く。

「もし・・・・・・お前が、ここからも俺と行動をともにする気があるなら・・・明日の昼、ここに、集合だ・・・
 明日この場にお前が現れなければ・・・俺は・・・この先一人でレースをするっ・・・・・・」

「・・・・・・・・・・・・」
カイジは黙っている。彼も決めかねているのだ。この先、彼と行動を共にするかどうかを。

「じゃあ、今日は、ここで解散だ・・・」
「・・・あ・・・・・・ああ・・・・・・」
アカギが再び、カイジと逆の方向を振り向く。
カイジもまた、アカギとは逆の方へ行こうとしていた。

・・・・・・ぞわぁっ・・・・・・!!!

「!」
カイジに襲いかかる、凄まじい殺気。
その殺気たるや、雪山での勇次郎とも比較にならないほどの禍々しさを持っていた。

すぐさま殺気の方向を向くカイジ。
しかし、そこには誰もいない。後方に、去り行くアカギの姿が見えるだけだ。

(・・・・・・今の殺気・・・アカギ・・・? ・・・・・・まさか、な・・・・・・)

529 :スチール・ボール・ラン 1st stage:04/11/09 01:06:54 ID:MjFZVSyf
カイジと別れたアカギは、“ある場所”を目指して歩いていた。

「・・・ククク・・・どこにでもあるもんだな、こういう場所は・・・」
アカギが辿り着いたのは・・・・・・さびれた、雀荘。
アカギは階段を上り、ビルの2Fにある雀荘のドアを開いた。

雀荘・魔の巣。
麻雀卓は数あれど、その店に、アカギ以外の客は一人もいない。
暗めの雰囲気の店のカウンターには、眠そうな目をしたマスターがコップを磨いているだけだ。

「マスター、場は立ってるか?」
・・・・・・マスターは答えない。
だがその意を汲んだのか、アカギは適当に椅子に座り、そのまま、ただ、待ち始めた。


・・・・・・・・・・・・


窓から見る空は、夕焼けに染まり・・・・・・そして、夜の闇に包まれる。相変わらず、客は来る気配すらない。
しかし、アカギは椅子に座ったまま微動だにせず、まるで死んでいるかのように、ただ時が過ぎるのを待っている。
マスターも、相変わらず、コップを磨き続けている。

数時間の後、ついに、その静寂は破られた。

530 :スチール・ボール・ラン 1st stage:04/11/09 01:16:32 ID:MjFZVSyf
雀荘のドアが開き、二人組の男が入ってくる。
一人は、その時のアカギと同様、黒いシャツを着た男。もう一人は、派手なスーツを着たリーゼントの男だ。

「こんな所に場なんか立ってるんスか? 哲さん」
リーゼントが黒シャツに声をかけるが、黒シャツはそれには答えない。
やがて黒シャツの男は、もう一人の黒シャツ・・・・・・一人ぽつんと雀卓に座っている、白髪の男に声をかける。

「・・・・・・何してる?」
「場が立つのを・・・・・・待っている・・・
 ・・・・・・が・・・・・・他に、もう一つ、人を、待っていてな・・・もうすぐ来るハズなんだが・・・・・・」
黒髪の黒シャツが、白髪に、さらに問う。
「・・・・・・そいつの、名前は?」

「・・・・・・阿佐田、哲也・・・・・・
 ・・・・・・いや、玄人の名前としては、『坊や哲』って言ったほうがいいかな?」

黒シャツの表情が凍りつく。
白髪はここでようやく、後ろを振り向き、二人の姿を確認する。

「て、哲さん・・・・・・!」
リーゼントが哲也の顔色を伺う。白髪と目を合わせる哲也。

「・・・・・・アンタ、名前は?」
「・・・・・・赤木、しげる・・・・・・」

雀聖・阿佐田哲也。雀鬼・赤木しげる。二人はここ初音島の雀荘で、初めて顔を合わせた。

531 :スチール:04/11/09 01:36:06 ID:MjFZVSyf
というわけで、今回はここまで。いよいよアカギのホームグラウンド・麻雀の登場。
相手は哲也っつー事で、哲也VSアカギのドリームマッチがついに実現します。
ここでもう一波乱あるのですが、ここから先は次回回し。
四人麻雀が基本なので、アカギ・哲也・ダンチの他、最後の一人は誰になるのか? 意外な人物、とだけ言っておきます。
余談ですが、なんか一週間前にこんなスレ↓が立ってるみたいですね。
http://money3.2ch.net/test/read.cgi/mj/1099330627/

と、ここでひとつお断り。
実は私、これから麻雀モノを書こうとしてるのにも関わらず、実は麻雀に関してはド素人です。
解説書を読んだり、脱衣麻雀をやったりしてるのに、手役すら未だにわからない始末。
麻雀の所だけ誰かに代筆頼もうかと真剣に悩んだりしております(ぇ
・・・・・・まぁ、それらしくは書くように努力はしますが・・・・・・リアル志向の方に先に謝っときます。ごめんなさいw

>427
「レース」という作品の特性上キャラの多さはしょうがない所です。何万人も参加してるみたいだし。
タカヤと渚ちゃんに関しては“例のセリフ”を使いたいがためだけに出しましたw
しかし、ニコチャン大王といいタカヤといい、一回だけの使い捨てキャラがレギュラー陣を食ってるなぁ・・・
>429
この作品はキャラが立ってるので、もしかしたら推理してる間に勝手に解決してるかもしれませんw
まぁ、一回だけの使い捨てを含めれば、キャラの数はおのずと増殖するでしょうw
>445
レースにならずにさらに変な方向に行きそうなヨカーンw
どうでもいいですが、ペドロと聞いてターちゃんを思い浮かべてしまった漏れはダメでつか。すんません、逝ってきます
>462 ふら〜りさん
常人かどうかは不明ですw
この作品の裏テーマとして、いかにカイジがアカギを超えるかを描いてたりします。まぁ読者はそんな事望んでないだろけどな( ´д`)y-~~


おまいら、女性に興奮し過ぎw


532 :作者の都合により名無しです:04/11/09 02:11:44 ID:fJ//FtX0
スチール氏GJ!



初音島の桜が散ったのって、実は勇次郎が睨み効かせたからジャネーノ?って思うようになってもうたのは漏れだけでせうか?

533 :のび太と大ローマ 場面3−4 空き地2:04/11/09 06:44:42 ID:UQzTUFmx
>>391からの続き

空き地の中ほどで三人とミゲルティアが話をしている。その会話の様子は
先程とはうって変わり穏やか。だが、ジャイアンだけはミゲルティアに対し、
不審の様子を見せつけている。どうやら殴られたことを根に持っているらしく、
腕組みをして不機嫌な顔。やがて、話の中から大体の事情を察したスネ夫が
喋り出す。

スネ夫:「ふ〜ん、じゃあミゲルティアは古代ローマから逃げ出してきたっていうの?」
ドラエモン:「うん、話を聞いてみるとどうやらそうみたい。ねえ、ミゲルティア。君は古代の
ローマからやって来たんだよね?」
ミゲルティア:「ああ、古代かどうかは知らんが、奴隷でいるのが嫌でなローマから脱走してきた」
スネ夫:「え、奴隷!?奴隷って、ひょっとしてあの奴隷のこと?」
ミゲルティア:「ああ、クラッススという富豪の家で召使のようなものをやらされていたんだ。
       (驚くスネ夫の様子を見て)ん、そんなに奴隷が珍しいのか?」
スネ夫:「え、だって奴隷でしょ、珍しいというかなんというか・・・」
ミゲルティア:「ん?この地方では奴隷がそんなに少ないのか?」
スネ夫:「いや、地方とか関係なくて・・・」
ミゲルティア:「?」
噛み合わない二人の会話を見かねて、ドラえもんがスネ夫に説明を加える。
ドラエモン:「・・・スネ夫君、残念ながら、奴隷制度は人類の歴史の中でそんなに珍しいもの
      ではないんだよ。アメリカで奴隷制度が廃止されたのもそんなに昔の話じゃ
      ないだろう?古代日本の奴婢、大航海時代の奴隷貿易、 ロシアの農奴、
      そしてギリシャからの伝統ともいえる古代ローマの奴隷制。悲しいことだけど、
      人類は世界中でこんな愚行を繰り返してきたんだ」
スネ夫:「そ、そんな・・・、僕らと同じぐらいの年齢なのに・・・」
ドラえもんの話を聞いて、シュンとするスネ夫にジャイアンが噛みつく。

534 :のび太と大ローマ 場面3−4 空き地2:04/11/09 07:05:11 ID:UQzTUFmx
ジャイアン:「何、ショック受けているんだよ、スネ夫!奴隷なんてものはそれが嫌だったら、
      ローマをやっつければそれで済む話じゃねえか!下らなねえ!」
険のあるジャイアンの言い方にミゲルティアが厳しい視線を送る。
ミゲルティア:「それが出来たら苦労はしない。ローマは強大だ。簡単に倒せるはずが
       なかろう」
ジャイアン:「(挑みかかるように)俺らのことは簡単にコテンパンにした癖に随分と弱気じゃねえか」
ミゲルティア:「(諦観の様子を漂わせながら)・・・ローマは強い。そもそもローマはギリシャ文明
       から見ればただ辺境国だった。しかし、イタリアを統一し、ポエニ戦争に勝利した
       結果、ローマはギリシャを飲み込み、瞬く間に地中海世界全てに影響力を持つ
       ほどに至った。地中海世界、ローマはこの広大な領地に満足したか?いや、無論
       そんな訳は無く、奴らは未だ留まるところを知らず、ぞくぞくと征服地を増やし続け
       ている・・・フッ、こんな強国を奴隷ごときがどうにかできる訳ないだろう」
ジャイアン:「(せせら笑って)ハッ、随分と根性が無いんだな。だから奴隷になんかなるんだよ。
      召使なんかにおさまっちゃってさ、情けねえな」
ミゲルティア:「(たまらず激昂して)・・・何を!お前は故郷をローマに破壊される悲しみを知って
       いると言うのか!奴隷になり辱めを受けながら生きさばらえる気持ちがどんな
       ものか分るとでもいうのか!」
ジャイアン:「ヘ、ヘヘ〜ン、分るかよ、奴隷の気持ちなんか」
ミゲルティア:「貴様!」
ドラエモン:「(二人をなだめて)まあ、まあ二人とも。しかし、ミゲルティアはなんで
      現代の日本に?」
ミゲルティア:「私にもよく分らないのだが、私にそっくりな少女に変な乗り物に
       乗せられて、気が付いたら・・・」
ドラエモン:「変な乗り物?ひょっとしてタイムマシンのことかな・・・あっ、だから机の引き
      出しが空きっ放しになっていたのか!とすると、ミゲルティアそっくりの少女と
      いうのは・・・」
ジャイアンとスネ夫:「静香ちゃんだ!」

535 :のび太と大ローマ 場面3−4 空き地2:04/11/09 07:06:42 ID:UQzTUFmx
ミゲルティア:「私を助けてくれたあの女の子は静香というのか。そう、私は静香に助けら
       れてここまで逃げ延びてこれたのだ」
スネ夫:「で、その静香ちゃんはどうしたの?」
ミゲルティア:「(言いにくそうに)確認は出来なかったが、恐らく、クラッススの手下に
       捕まったのだろう。今では私の代わりに奴隷として・・・」
ジャイアン:「なんてこった!静香ちゃんが奴隷に!?クソ、お前のせいだぞ!」
ジャイアン、ミゲルティアの胸元を掴みあげる。ミゲルティアは無抵抗。
ミゲルティア:「(うつむいて)すまない・・・」
ジャイアン:「すまないで済んだら警察は要らないんだよ!」
ジャイアンは怒りにまかせてミゲルティアを殴ろうとするがドラえもんがそれを必死で制止する。
ドラエモン:「ジャイアン、突っかかるのもいい加減にしなよ。さっきから、一体どうしたの?」
ジャイアン:「フ、フン!」
ドラえもんに止められてジャイアンは殴るのを止めるが、顔は不機嫌のまま。
再び腕組みをして、黙り込む。
スネ夫:「で、でもさ、なんで静香ちゃんが古代のローマに行ってるのさ?
      ドラえもんが連れて行ったの?」
ドラエモン:「僕は知らないよ。おおかた、のび太君が、『剣闘士の格好で静香ちゃんに
      いい所を見せたい!』とかの理由で古代ローマに連れていったんじゃ・・・」
スネ夫:「確かにのび太の考えそうな・・・」
ドラエモン:「そうそう、ミゲルティア、君はメガネをかけた男の子のことは知らないの?
      ここにいる二人と同じような格好をしていたはずなんだけど・・・」
ミゲルティア:「その男の子のことは知らない。私が会ったのは静香だけのはずだ」
スネ夫:「一体、今、二人は・・・」
一同に重苦しい空気が流れる。
ドラエモン:「(気をとりなおすようにして)とにかく、ここで話をしていても始まらない。
      一旦、家に戻ろう」

536 :のび太と大ローマ 場面3−5 野比家:04/11/09 07:08:06 ID:UQzTUFmx
ドラえもんと三人野比家玄関へ。

ドラエモン:「ただいま〜」
ママ:「お帰りなさい。あら、たくさんのお友達」
ジャイアンとスネ夫:「(慣れた感じで)お邪魔しま〜す」
一同、二階へ上がろうとする。ミゲルティア、その途中で何かを思い出したかのように
立ち止まる。
ミゲルティア:「あ、そういえば、ここの倉庫で少し食事をさせてもらった。家の者にお詫びを
       ・・・」
ミゲルティアはママに頭を下げようとする。
ドラエモン:「(あせって)話がややこしくなるから、それはまた後で。はい、ママ、頼まれて
      いたお使い」
ドラえもん、買い物かごをママに渡す。ママは一同を見上げながら訝しげな表情。
ママ:「皆、変な格好して、流行っているのかしら・・・」


537 :ローマ:04/11/09 07:10:59 ID:UQzTUFmx
今回の投稿終了。

538 :作者の都合により名無しです:04/11/09 08:14:45 ID:vCwEiIiF
>スチール・ボール・ラン
大量投稿お疲れ様!しかし、アカギとカイジの会話になるととたんに「・・・」が増えるなw
なぜ急に雀荘対決になるのかわからないが、アカギと哲也の激闘、期待してます。
しかし、漫画での実力考えると普通にアカギ圧勝かな?でも麻雀あまりご存じないかー。
VS氏の連載の影響もあって、結構このスレ麻雀好きいそうだからいろいろ突っ込まれるかもね。

>のび太と大ローマ
お久しぶりです。しかし、ローマさんは歴史の知識が広いですね。奴婢なんて知らなかった。
ジャイアンの直情径行ぶりと、スネ夫のその場しのぎ振りの個性がよく出てますね、会話。
ミゲルティアはしずかちゃんと顔かたちはそっくりなのに、性格は真逆で激しいですね。
ジャイアンと良いコンビになりそう。いよいよドラえもんチームローマに勢揃いっぽいですな。



もう420KB以上ですか。450KB超えたら、テンプレ作りますか。




539 :輪廻転生外伝:04/11/09 11:01:10 ID:Geln4o9s
廊下には警備員一人いなかった。不自然な程静まり返ったビル内はヘリの有無を疑問に思わせた。
が、ヤムチャの思惑はまた別の方向に進んでいた。侵入者がいるのにサイレン一つならない。いやな予感が
していた。、体に悪寒を感じる事はなかったが、メンバーの内の一匹が失踪した事によりヤムチャはある一つの
結論を下していた。嵌められた。彼らが柳田薫やK’の様な材料を放って置くはずがない。ここに自分達
を来させ、ヘリに乗り込む直前に捕獲する。そして柳田薫とK’以外の人間を抹殺する。アンチウイルスは
取引にも使えるから強奪する。 これが奴らのシナリオではないかと考えた時、ヤムチャはある作戦を考えた。
別の世界で空条承太郎からコピーした能力、時止め能力を用いて時を止め彼らを殴りつけ気絶させる。
そして皆を連れて舞空術で逃げる。

 病院にあるような装置が並ぶ部屋の中でその生物はカプセルの中に入っていた。装置が動き出し
その生物の体は人間の姿に変わって行く。「やっと元の姿に戻れたぜ。やる事は二つ残っている。
逃走と奴を殺すことだ。」隣の部屋にあった武器を一通り身につけるとその男は出て行った。
胸の中に復讐を誓いながら。

540 :輪廻転生外伝:04/11/09 11:01:55 ID:Geln4o9s
屋上にたどり着いたヤムチャ達は真っ先に止めてあったヘリへと乗り込んだ。「ヘリを飛ばして!」
ジルが叫ぶ。「何をそんなに慌てているんだ?私たちはずーっと君を待っていたのだよ。」スタンド能力を
発動させる前にヤムチャは顎に衝撃を覚え気絶した。「どんな味だ?強化手袋によるパンチは。」

 ジル達は後ろ手に縛られて座らされていた。「さて、役者は揃い舞台の準備は整った。開幕といこうか。
ネメシスを連れてこい。そして柳田薫。地上最強の生物を決める為の戦闘に向かう準備はできているかね。」
柳田薫の前に現れた怪物は防弾チョッキの上に分厚いコートを着ていた。2メートルはあろうかという
長身に筋肉が隆々としていてまともにぶつかり合えば勝ち目は薄いことぐらいは素人でもわかるであろう。
「はっ!ネスツと同じ野郎が何ほざいてんだか。」30代前後の男が柳田の頭に拳銃を向けた。「やらなければ
お前の仲間を殺す。女は犯してから殺す。」警備員がジルの胸をくすぐる。「イヤッ!あ・あ・あーん!」ジル
は自分の胸の快感ポイントを的確についてくる手に対してまったく抵抗できなかった。


541 :輪廻転生外伝:04/11/09 11:02:51 ID:Geln4o9s
柳田薫と怪物、”ネメシス”が向かい合う。柳田が踏み込み、前蹴りを食らわす。ネメシスがまったく微動だにせずに
右ストレートを食らわす。スウェーで回避し、中段右回し蹴りを放つ柳田は違和感を感じていた。可笑しい。こいつとは
しばらく前にあった事がある。遠い記憶の中での話だが。ネメシスの蹴り、後ろに下がって避けると柳田は肘を突き出しながら
突進し、ネメシスの襟を掴んで爆破した。パイロキネシスを持つ彼だからこそできる事だ。1メートルほど吹き飛んだにもかかわらず、
ネメシスは再び立ち上がり迫ってくる。「オリジナルとは違う。甘くはないぞ。」柳田は足を上げ、踵落としを食らわす。外式・轟斧・陽
と呼ばれる技であった。さすがのネメシスでも頭部への打撃は有効のようだ。ひるんだ隙に柳田が炎をまとった拳で右フックを食らわす。
そして右ひじを相手の顔面にヒットさせる。それから返す拳を相手の顎に当てる。最後に肘を相手の顎に当て、飛ぶ。ネメシスは立膝を突いた。
が、その体制から柳田の足を掴み、右拳を打ち込む。そしてたたきつけるように放り投げた。
 柳田は吐血していた。あばらが折れていないのが奇跡的だと思えるぐらいのダメージだった。
かろうじて受身をとったものの未だに体制を整えるのがやっとだった。突如柳田の目前に巨大な拳が現れた。それを受け流し、柳田のしゃがみ蹴りが
ネメシスの足を捕らえる。さらに前進し今度は左しゃがみ蹴りを放つ。ネメシスがバランスを崩した所に柳田の飛び二段蹴りが当たる。ネメシスの巨体が
宙に浮く。そして柳田の肘を立てた突進。直後、ネメシスの首を掴んで爆破。そして彼は右腕を曲げ、直立不動の姿勢をとる。直後、柳田の体を炎が
包んだ。「オリジナルが使っていた技だ。無駄に力だけあってな、全部あの世にもっていけい!」腕をなぎ払うように動かす。そしてネメシスの体は吹き飛ばされた。



542 :輪廻転生外伝:04/11/09 11:03:21 ID:Geln4o9s
柳田がネメシスに近づいていく。完璧にとどめをさすために。が、彼は異変に気づいていた。ネメシスの青い瞳が知性を取り戻した様な光
を放ったのに気づいたのだ。そして記憶の断片が再生された。ベッド。となりにいる患者。容器に入っている青い液体。人体実験。
全てを思い出した時彼はネメシスの正体を理解した。自分の育ての親、ネスツ最高科学者の一人クリス=アシュフォード。「こんなのってありかよぉぉぉぉ!!」
「君はわが社の為に働く気はあるかね?そいつは進化のなれの果てだが、君はウイルスを細胞に取り込み進化した。君こそ地上最強の生物だよ。」柳田は衝動を感じていた。
いつ殴りかかるか解からないほどの激情。体がそうしろとでもいうかのような体の火照り。「断る。」「そうかい。ならばネメシス、彼を殺せ。」ネメシスはマシンガンを取り上げると
柳田の方を向き、引き金を引いた。死んだのは柳田の後ろにいた警備員のみであった。それと同時に手錠を破壊したジル達は銃を反射し、まわりの警備員を射殺する。たった一人の警備員を
除いて、彼らは全滅した。「ただですむと思っているの。」
「これで終わりだ。へりの救援を頼んだ。」「お前の葬式の救援か?」プロペラが回る音が聞こえ、ヘリは機銃を打ちながらビルへと迫ってくる。そしてヘリの標準は柳田
をターゲットに選んだようだ。柳田が側転で銃撃を避ける。そして彼は指先から炎を何発も発射した。
「オリジナルが使っていた技で闇払いっていうのがあったな。これは空中版の闇払いだ!」装甲が融解しエンジンに引火しヘリは空中爆発した。「こうなればっ!」30代の男が
アリスを人質に取ろうとする。が、その腕は力強い腕によって折られた。「こんな小さいお穣ちゃんさえも巻き込みやがって・・・」
「お前は・・誰だ?」「お前らによって改造されたモノだよ。さっき見た目だけ人間に戻ってきたがよぉ。」そして彼の片足は破壊された。ヤムチャ達はヘリに乗り込み
エンジンを起動させ離陸しようとしていた。ほぼ全員へりに乗り越み、安全を確認した後、柳田は30台前後の人間の右足を撃った。ジルは自分の胸を触った男を連れて行く事にした。
「おまえはよぉ、こうしてやる。」人間の姿に戻った男は30代の男をビルへと放り投げた。30代の男は自殺を試みたが・・弾切れだった。そして彼はゾンビに肉片一つ残さず食われた。

 ヤムチャ達が乗り込んだヘリが町の外へと脱出するのと飛んできた核ミサイルが爆発するのは同時だった。衝撃でヘリが揺れ、ヘリの中の
部品がミシミシと音を立てた。突如、部品がはずれアリスの下へと飛んできた。ヤムチャが盾になり、部品は彼のアゴへとヒットした。
どろどろの意識では特殊能力が使えない。軽い脳震盪を起こしているからだ。振動が激しくなり、ヘリはついに不時着した。



543 :輪廻転生外伝:04/11/09 11:04:24 ID:Geln4o9s
エピローグ

 深夜の公園。それは時として肝試しに使われるものでもあり、痴漢の出没場所でもある。
そしてその中に二人の男が立っていた。「どんな事が起こったのかわからないが、ヤムチャ。
君には感謝している。あの時、君が「ウルフハリケーン・ザ・ワールド」と叫ばなければ
僕達は助からなかった。」ヤムチャは照れた。あのドロドロの意識の中で特殊能力が使えただけでも
奇跡的だ。ヘタレから脱出する事はできたのか、自分は。

突如草むらから何かが飛び出してきたのだ。「おっす。自分は十種神宝の大神零次っす。今からあなた
達を封印します。強すぎる力はいらないし、何より世界平和の為に。」大神の言葉が終わるか終わらないかの内にヤムチャ達は
走り始めていた。が、突如地面に半径2メートルはあろうかと思われる魔方陣が現れ彼らの動きを封じた。それだけではない。
まったく特殊能力が使えなくなり、彼らの体は氷の中に閉じ込められてしまったのだ。「これで世界は救われる。後はこれをどこかに隠さなければ」


輪廻転生外伝  完

544 :作者の都合により名無しです:04/11/09 14:56:24 ID:KK+LPhM/
「イヤッ!あ・あ・あーん!」にワラタ。緊張感ねぇよ。
そして外伝完か。これ、外伝扱いする意味あったのか?

にしてもSS職人ってのは自分の作品あげるばっかで他のSSは読まないのかね?
読む側に回るのも楽しいだろうに。

545 :作者の都合により名無しです:04/11/09 18:18:45 ID:Ky2zmmSH
・スチール氏
底知れないアカギと哲也の戦い期待してます。麻雀おたくなので突っ込むかもしれませんw
・ローマ氏
映画版のパーティがもうすぐローマに集結する予感。いよいよ一大ロマンの始まりですか。
・輪廻転生氏
外伝、長さもちょうど良く、読み易かったです。オチの緊張感台無し感は笑いましたがw


546 :ふら〜り:04/11/09 20:16:57 ID:6KwJ+9q/
>>ドクターさん
17号の姿をした、17号の強さのヤムチャ……なかなか想像しにくいですね。どんな
感じになるのやら? 17号自身の人格との衝突も面白そう。二重人格状態になるわけ
ですからねぇ。ゲロも認める、「正義の心を備えた」ヤムチャ、ヒーローになれるかっ?

>>草薙さん
ラストスパート、怒涛のスピーディーさでした。アクション映画のクライマックス風と
いいましょうか。あと「空中版の闇払いだっ!」がちょっと嬉しかったです。まだまだ
オロチ編好きなので。で……続いてるみたいですけど、外伝、ですよね? 次章は一体?

>>ミドリさん
遂に始まった闘い。でも背景が背景なせいか、ミドリさんらしい雰囲気はそのままですね。
が、しっかり火花は散ってます。聖衣が禁じ手=得意の鞭が使えないジュネが、どう
攻勢に出るか? 巻き込まれそうな気配の祐巳は? ……あ、人物紹介は私も希望です。 

>>スチールさん
お〜、今度は哲ときましたか。彼はアニメ版しか知りませんが、アカギとの顔合わせと
いうのはなかなか楽しいです。格はアカギの方がだいぶ上な印象がありますが、はてさて。
それはそうと雀荘「魔の巣」……次回、クククとホーッホッホッの顔合わせもあるかっ!?

>>ローマさん
登場人物間での情報交換・整理が済み、救出という目的が立ち、ゲストキャラの自己紹介
も終了、と。スムーズに話が流れつつ、しっかり組み立てられてるのが気持ちいいです。
ミゲルティアもかっこ良くて今後が楽しみ。後は「強大な敵」……どんなのが来るかっ?


547 :作者の都合により名無しです:04/11/10 08:11:05 ID:2Pyc51v8
昨日の夜は珍しく来なかったか。
今日は殺助さんかNBさん、サマサさんが来そうだな。
間隔的に。上げとこう。

548 :のび太と大ローマ 場面3−6 のび太の部屋:04/11/10 12:35:30 ID:TuqYJNS5
>>536からの続き

一同がのび太の部屋に入り、ドラえもんがすぐにタイムマシンを調べ始める。
やがて机の引き出しから顔を出したドラえもん、調査の結果を皆に告げる。

ドラエモン:「のび太君が古代ローマに行ったのは間違いないみたいだ。タイムマシンの
      使用履歴にそう出ている」
ジャイアン:「やっぱり!全く、のび太はろくなことしないな」
スネ夫:「ホント、ホント、あいつはトラブルメーカーだ」
ドラエモン:「よっこいしょ(引き出しから体を出して)。まあ、年代が分かってるから、早く
      二人を助けに行きたいのだけど、ローマの詳しい地理が分らない状態で果たして
      簡単に見つかるかどうか・・・」
スネ夫:「ドラえもんの道具でもどうにかならないの?」
ドラエモン:「うん、一口に古代ローマと言っても相当広い地域に渡っているからね。
      交通手段も整っているし、二人が何処か遠くへ運ばれていたら手の打ち様が
      ないよ」
スネ夫:「じゃあ、どうすればいいのさ」
ドラエモン:「う〜ん・・・」
対処しようのない事態に一同、考え込む。やがて、ミゲルティア、口を開く。
ミゲルティア:「私がローマを案内するよ」
ドラエモン:「え!」
スネ夫:「で、でも、君はローマから逃げ出してきたんじゃ・・・」
ミゲルティア:「(少し笑って)ああ、でも、いいのだ。私を助けてくれた、私そっくり
      の女の子が、私の代わりに捕まっているなんてあんまり気分が
      良いものじゃないからな」
ドラエモン:「(ミゲルティアの手をとって)ありがとう、ありがとう!」
ドラえもん、スネ夫はミゲルティアの言葉に感動しているが、ジャイアンだけは大げさな
身振りでそれにつっかかる。


549 :のび太と大ローマ 場面3−6 のび太の部屋:04/11/10 12:36:42 ID:TuqYJNS5
ジャイアン:「ドラえもん、こいつはいきなり俺らに殴りかかってくるような奴なんだぞ。
      信用できるのかよ!」
ドラエモン:「ローマのことを知っている人がミゲルティアしかいないんだから、頼るより他
      仕方がないだろ」
ミゲルティア:「せめてもの恩返しだ。一生懸命やらせてもらう」
ジャイアン:「フ、フン、ローマから逃げ出してきたくせに格好つけちゃって。あ、それと言って
      おくけどな今回、俺は手を貸さないぜ」
スネ夫:「え!何言っているんだよ、ジャイアン!」
ジャイアン:「俺はな、もう、のび太が起こしたトラブルに巻き込まれるのは真っ平なんだよ!
      毎回毎回生死をかけた冒険ばかり・・・、 俺は普通の小学生の生活を享受
      したいんだ。今回はドラえもんだけでなんとかしてくれ」
スネ夫:「そんな、ジャイアンらしくないよ!僕らは友達じゃないか」
ジャイアン:「(ミゲルティアを見て)その女は友達なんかじゃないぜ」
スネ夫:「ジャイアン・・・」
ジャイアン:「と・に・か・く、俺は行かないからな。あばよ!」
スネ夫:「あ、ジャイアン待って!」
ジャイアン、スネ夫部屋から出て行く。
ミゲルティア:「(二人を見送りながら)随分と薄情な奴らだな」
ドラエモン:「う〜ん、本当はそんなことないはずなんだけど・・・」


550 :のび太と大ローマ 場面3−7 道路:04/11/10 12:41:08 ID:TuqYJNS5
のび太の家から出て来たジャイアンとそれを追いかけてきたスネ夫。
道路を歩きながらスネ夫が必死に説得を試みるが、ジャイアンは不機嫌
そうな顔のままスネ夫を相手にしていない。

スネ夫:「ジャイアン、いいの、本当に?静香ちゃんは捕まっているし、のび太だって
      どうなっているか分からないんだよ?」
ジャイアン:「・・・・・・・・・」
スネ夫:「一体、なにが気に食わないのさ。確かに今まで危険な目に会ってきたけど、
      いつだって僕ら一緒にやってきたじゃないか」
ジャイアン:「・・・・・・・・・」
スネ夫:「ミゲルティアだって仕方が無かったんだよ。嫌な奴の奴隷だったんだもの。
      必死で逃げるも無理がないよ。好きで静香ちゃんを見殺しにした訳じゃないん
      だよ」
ジャイアン:「・・・・・・・・・」
スネ夫の懸命な説得にもジャイアンはまったく耳を貸さない。スネ夫、反応しない
ジャイアンに不満顔。
スネ夫:「何が気に食わないんだか、ずっと黙っちゃってさ。・・・あ、分かった。ジャイアンは
      女の子に負けたのが悔しいんだろ。それも静香ちゃんそっくりの可愛い子に。
      それが悔しくてさっきからすねていたんだろ。どうだ!図星だ!」
ジャイアン:「う、う、う、うるせえ〜!!」

「ガツーン」

ジャイアン、怒声と共にスネ夫を殴る。スネ夫、たまらず泣き出す。
スネ夫:「ジ、ジャイアンの馬鹿〜!!」
ジャイアン、その場で泣き出したスネ夫を置いて、自分の家に一人帰る。


551 :のび太と大ローマ 場面3−8 剛田家:04/11/10 12:43:20 ID:TuqYJNS5
ジャイアンが家に到着すると、ジャイアンの母ちゃんが庭で洗濯物を干している。
母ちゃん、帰宅したジャイアンの姿を見つけ声をかける。

母ちゃん:「おや、また随分と早く帰ってきたね。珍しい」
ジャイアン:「・・・・・・・・・」
ジャイアンは母ちゃんの声に返事もせず、玄関の戸をピシャリと閉めて家の中へ。
母ちゃん、いつもと違うジャイアンの様子に不審気な表情。
母ちゃん:「どうしたんだい、あの子は・・・」
家の中に入ったジャイアンはそのまま自分の部屋に閉じこもり、座布団を枕にふて寝を
始める。
ジャイアン:「チェッ!面白くねえの。なんで俺が女に負けなきゃならねえんだ!大体、ドラえもんも
      スネ夫もちょっと可愛いからって女に骨抜きにされちまってさ。まったく、どいつも、
      こいつも日本男児の誇りってものが・・・」
ジャイアンが一人言をブツブツやっていると部屋の外から呼び声が。
母ちゃん:「タケシ!タケシいるんだろ!」
ジャイアン:「・・・・・・・・・」
しかし、ジャイアンは返事をしない。やがて、「タケシ!」の呼び声と共に襖が開き、母ちゃんが
顔を見せる。
母ちゃん:「いるんだったら返事くらいおしよ」
ジャイアン:「・・・・・・・・・」
母ちゃん:「なんだい、随分と景気が悪そうだね」
ジャイアン:「・・・・・・・・・」
母ちゃん:「暇だったら店番でもやっておくれよ。今、忙しいんだから・・・タケシ、聞いて
       いるのかい?」
ジャイアン:「・・・・・・・・・」
ジャイアンはやはり無言のまま。しかし、母ちゃんはそんなジャイアンの様子に
構うことなく言葉を続ける。


552 :のび太と大ローマ 場面3−8 剛田家:04/11/10 12:44:47 ID:TuqYJNS5
母ちゃん:「(わざとらしく)あ〜あ〜、そう言えば、お使いと届け物があったね。そうそう
       草むしりと洗濯物の取り込みも。あ、親戚のおばさんに留守番も頼まれ・・・」
放っておけばいくらでも出てきそうなお手伝いの山にジャイアンはたまらず叫ぶ。
ジャイアン:「(飛び起きて)そんなにたくさん出来るかっつーの!!子供にも人権
      ってものがあるんだぞ。俺は奴隷じゃないっつーの」
母ちゃん:「(待ってました!という感じで)ハン!そんな台詞は奴隷みたいに働いてから
       言うもんさ!世界中の子供は大抵あんたより働き者だよ。そんなお前に奴隷の
       何が分るって言うのさ、笑わせるでないよ」
ジャイアン:「う、うるせえなあ。放っておいてくれよ(と再び不貞寝に戻ろうとする)」

「バシ!」

母ちゃんの一撃がジャイアンの頬に炸裂する。
母ちゃん:「何を女が腐ったみたいにウジウジしているんだい、この子は」
ジャイアン:「(頬を押さえながら)痛えな!女がそんなこと言っていいのかよ!」
母ちゃん:「だから、もし女が腐ったらお前みたいな顔をしているんじゃないかって話だよ。
       なにがあったのか知らないけれど、拗ねるのもいい加減におし。お前らしく
       ないよ」
ジャイアン:「・・・・・!」
ジャイアンは叩かれた頬を押さえながら母ちゃんの言葉に「ハッ」とし、考え込む。
ジャイアン:「・・・・・・・・・」
暫しの沈黙の後、ジャイアンはなにやら決意が固まったのか、突如部屋から飛び
出していく。「タケシ、どこ行くんだい!」と背後から母ちゃんの声が聞こえてくるが、
ジャイアンは止まらず、家の外へ。やがて、ジャイアンが通りの方へと姿を消す頃、
ジャイアンの母ちゃんが苦笑しながら呟く。
母ちゃん:「全く、世話のかかる・・・」


553 :ローマ:04/11/10 12:45:32 ID:TuqYJNS5
今回の投稿終了。


554 :作者の都合により名無しです:04/11/10 16:41:49 ID:jQsOFd/4
それにしても、ぽんさん、ザクさん、ユルさんはどうしたんだろう。
特にぽんさんが好きだったのに。

555 :作者の都合により名無しです:04/11/10 17:56:22 ID:iCPZllaC
ローマさんお疲れ様。
シナリオ形式、慣れてきてむしろこの形の方が読み易くなって来ました。
今回、先に「男気」を発揮したのはスネ夫ですよね。
ジャイアンはスネ夫に諭され、母親に喝を入れられたような形ですな。
しかし映画版のジャイアンファンとしては、やはり自分から奮い立つ彼が
見たいです。それももうすぐ見られそうですね。期待してます。

556 :マルチメディアinユーラシア:04/11/10 19:06:22 ID:BE56ouvv
>>322
選手が出揃ったところで、開会式が行われる。
 「プログラム一番、校長先生のおはなし」
脂ぎった肌と少し寂しい頭頂部を兼ね備えた校長先生が、台の上へと上がる。
 「え〜……今日は皆さんが待ちに待った最大トーナメントです。
  日頃の練習の成果を出せるよう、頑張って下さい。
  私も若い頃に、一度だけ最大トーナメントに参加したことがあります。
  人数も今より少なく、私含めて五人ほどしか参加していませんでした。
  ルールも今より過激で、「どちらかが死ぬまで」というものでしたねぇ〜。
  今私が立っているということは、その時の優勝者は私ということなんですわ。
  優勝賞品もショボく、そこらで売ってるような大学ノートでしたね。
  ヒトが命懸けてんのに、何じゃそりゃ…って大会主催者皆殺しにしましたわ。
  そしたら、何と私は指名手配されちゃいましたねぇ。困ったもんですわ。
  警官とのスリリングな銃撃戦は忘れられません。そう、キャサリンとの思い出も…。
  おっと、キャサリンというのは私の女の一人です。捨てましたがね。
  今思えば、私も悪いことをしたもんです。しかし、平坦な道を歩む者は、
  しょせん凡人にしかなれません。偉人になりたくば、喰らえッ!
  おっと興奮してしまいました。高血圧なもので…ちなみに上が400、下が230です。
  え〜……っと、何の話でしたっけ。あぁ、最大トーナメントの話ですね。
  トーナメントというのは過酷でしてねぇ。一回負けたらそれまで、なんですよね。
  一度も負けられぬというプレッシャーの中、最後まで勝ち抜けた者だけが味わえる栄光…。
  それは格別モンですわ。私もたった五人のトーナメントでしたが、嬉しかったですよ。
  真っ先にジェシカに報告しましたわ。ジェシカは私の女の一人です。捨てましたがね。
  そしたら、喜んでくれましたよ。「お赤飯炊いて待ってる」だって。
  かわいい女でしたねぇ。何より巨乳だったんですよ、巨乳」
ここで、追手内洋一が日射病のため死亡した。

557 :マルチメディアinユーラシア:04/11/10 19:07:23 ID:BE56ouvv
 「貧乳も悪くないですけどね、やっぱ巨乳でしょ。大は小を兼ねるッ!
  レストランとかでも、腹具合が微妙な時には多めに頼みますからね。
  それで残しちゃうんですけどね。勿体無いことしたもんですわ。
  で、え〜〜…っと、最大トーナメントね。今の世の中、強さなんて無意味ですよ。
  暴力振るえば、権力に押さえつけられる。権力に敵うモノなしですな。
  だから、私も権力を欲しました。すると、権力の神様が現れたんです。
  隊長、社長、校長、の三択を選ばされて、校長にしたわけですな。
  え、何故かって? 簡単ですよ、女子生徒にちょっかい出せるから…って違うだろ!
  私はね、昔から教師に憧れていたんですよ。
  生徒にチョーク投げたり、廊下立たせたり、いいですねぇ〜。
  でも、校長になったはいいが、何をしていいのか分からない。
  仕事と言えば、ウチの学校の生徒が問題起こしたとき、「いたって普通の子だった」
  って言うだけ。ンなもん分かるワケねーだろ! 
  どこの世界に全校生徒の素行を把握してる校長がいるんだよ。
  まぁ、他の仕事っつったら、全校生徒への挨拶くらいだわな。ウン。
  今もやってますでしょ。原稿とか考えるの大変なんですよねぇ〜。
  では、あんま長いと怒られるんでトーナメント開始ッ!!」

558 :マルチメディアinユーラシア:04/11/10 19:08:14 ID:BE56ouvv
第一試合、平賀源内VSネロ・ダース。
ネロは突然祈り出し、源内は球形の発電装置に手を触れた。
 「パトラッシュ! 僕に力を貸してくれ!!」
 「エレキテル! わしに力をォォォォォォ!!」
すると、ネロの頭上には大勢の天使が現れ、源内の髪の毛は逆立っていった。
 「ラァァァッシュ! ラァァァァッシュ!! パトラァァァァァッシュ!!」
 「ビリビリきますねぇ〜ビビビビビ! バビビビビビビビビビ!!」
やがて、大勢の天使はネロの肉体を持ち上げ始めた。
 「おっ! おっ! おっ! おっ! 神の力が湧き上がってきたぞ!!」
一方、源内が油に手を近づけると、触れてないのに火がついた。
 「どうだァ! これぞエレキテル! 発電パワーなのじゃァァァァァ!!」
二人の行動はエスカレートしていく。
 「おおっ、僕にも羽が生えたぞ。ついに大天使ミカエルになれるのかァ!!
  翼をくださいィィィィィ! 富とか名誉は不要ゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!」
 「電力がたまっていくッ! ヒャホオォォォォォォォォゥ!!
  ビビビビビビ! バビバビバビビビビビビビビビビビビビビビビビビ!!!」
ネロは昇天し、源内は感電死した。
 「勝負ありッ!!」

559 :マルチメディアinユーラシア:04/11/10 19:09:32 ID:BE56ouvv
第二試合はNOVAうさぎとゴジラの対決。
独歩は試合は長引くと判断し、コンビニへ行く。
すると、コンビニには沢山の悪童が群がっていた。これでは店員も迷惑するだろう。
 「おめェたち、ここは店だぜ。とっとと帰ぇンな」
 「うるせーよ、やっちまえ!」
独歩は軽々と悪童の群れを倒し、万引きして帰った。
闘技場に戻ると、そこでは第三試合ロベルト本郷VS藤堂兵衛が白熱していた。

ロベルトのフライングドライブシュートを喰らい、藤堂は腐って死んだ。
 「フッ、フライングドライブシュートはその名の通り、相手を腐らせる!
  サッカーの申し子のみに許される、魔性のシュートなのだ!」

続いて第四試合。追手内の代わりに入った栗田ゆう子、そしてジゴックの対決。
栗田の寸止め正拳の風圧で、ジゴックは逝去なされた。
 「シャッキリポン!」

トーナメントはBブロックに移る。ついに麦わら一味が登場する。
愚地独歩がいつもの空手着で、軍人ガイルを迎え撃つ。
開始早々、ガイルはソニックブームを連射する。独歩は防戦一方となる。
しかし、ソニックブームの軌道を見切った独歩が、ついに間合いへと飛び込む。
だが、待っていたかのようなサマーソルトキックで顎を砕かれた。勝負あり。

560 :マルチメディアinユーラシア:04/11/10 19:12:05 ID:BE56ouvv
同時刻、フランス─────
ルイ14世はその敏感な感覚で、トーナメントの開催を察知していた。
 「久々だな。最大トーナメントとは………前々回の優勝者がこの私…。
  前回はトンパだったか」
目の前には四天王が勢揃いしている。その中の一人が言った。
 「あの大会には、麦わら海賊団も出場しています。ぜひ、遊ばせて下さい」
 「フフフ、そろそろアメフトにも飽きたか」
 「いえ、そのような事は……」
 「フフフ、行ってこい。あの大会には我が宿敵“ナポレオン”の仲間も一人出ているハズだ。
  麦わら共は適当に遊んでいいが、そちらは確実に殺せ」
 「はい…」
アイシールド21、出陣!

561 :作者の都合により名無しです:04/11/10 20:31:13 ID:t8mkc1cN
>ローマ氏
大長編ドラの中ではのびたやジャイアンに食われがちなスネ夫だけど、
今回見て大活躍しそうな気がする。意外と。でもやっぱり食われるんだろうなw
映画版のジャイアンファンはやっぱり多いね。ある意味、一番おいしいからなw
いよいよ本格的にロマンスドーンか。期待してます。

>マルチメディア氏
予想を裏切りちゃんと(?)トーナメントしてるな。4行くらいで決着してるがw
でもNOVAうさぎとゴジラの対決の対決見たかった。勝者の名すら書いてないw
校長のギャグはちょっと滑ったかなー。氏の作品はテンポと意外性がウリだから、
長いギャグはちょっと場違いかも。変な意見ごめん。



562 :作者の都合により名無しです:04/11/10 20:52:41 ID:thEMfZTM
>マルチメディアinユーラシア
>高血圧なもので…ちなみに上が400、下が230です。
高ぇよ。血管ぶちきれるってw
上でも言われてるけど、トーナメントがまとも(?)に進行してるのが意外。
アイシールド参戦、あるいはそれ以前にぶち壊れるだろうけど。期待。
あと、やっぱ校長の話が長いね。だが、えてして校長の話は長いもの。
小学生のころ、うちの校長なんて朝礼で皿洗いの話延々としてたし。わけわからん。

>>554
一応週一で書いてるんだけど。
スルーされてるのか・・・

563 :作者の都合により名無しです:04/11/10 21:06:30 ID:t8mkc1cN
>>562
いや、この>>554は前にも一度見た。
「サマサ!サマサ!サマサ!」や「すげー状況だな」の別バージョンだよ。
気にする事は無いってザクさん。


まだ1、2回分作品更新できるだろうけど、テンプレだけつくろうかな。
明日にしようかな。

564 :ドラえもん のび太の神界大活劇 115:04/11/10 21:28:05 ID:9zi3/6yK
>402より

夜も更けた神界の辺境地に広がる荒野。生物もろくにいないそこに、異様なまでに場違いな建物が建っていた。
<風雲ドラえもん城>
あらゆる攻撃を防ぐバリアーによって護られたその城の内部にいるのは、当然ドラえもんたちである。

「しっかし、まさかポケットから城まで出てくるなんてなあ・・・」
呆れたように言う稟。
「へっ、篭城戦ってわけだな。いいじゃねえか」
この状況を楽しんでいるような神王。
「何度も言ってるけど、ドラちゃんの道具は本当にすごいねえ。さて、みんなお腹も減ってるだろうし、私は
御飯の用意でもするとしよう」
どこまでも自分のペースを崩さない魔王。
そんな中で、スネ夫は落ち着きなく歩き回っている。ジャイアンが言った。
「おい、落ち着けよスネ夫」
「そうは言ってもさ・・・いつ敵がやってくるかって思うと・・・」
「バカ野郎、そんなんでビビってどうすんだ!俺たちみんなで力を合わせて、アサリとグロなんとかを・・・」
「アザミとグロキシニア」
「そう、あいつらをコテンパンにしてやろうぜ!あいつらのせいで魔王のみんながヒドイ目に会ったんだ!
ギッタギタにのしてやらあ!」
地獄の鬼も裸足で逃げ出しそうな形相のジャイアンに対し、これまた闘志マンマンの神王が答える。
「その意気だぜ、タケシ。俺たちの愛と拳をお見舞いしてやろうぜ!」
「おう、頼りにしてるぜ、おっちゃん!」
思いっきり意気投合しているジャイアンと神王。二人の全身から発するのは
どう控えめに表現しても殺気としか言い様がない。この二人の先祖は戦闘民族だったに違いない、とスネ夫は思った。
「張り切るのはいいけどさあ・・・怖いものは怖いんだよ。おじさんやジャイアンと一緒にしないでくれよ」

565 :ドラえもん のび太の神界大活劇 116:04/11/10 21:28:43 ID:9zi3/6yK
「バッカ野郎!」
神王はあぐらをかいたままの姿勢でジャンプし、スネ夫の眼前に着地した。
「す、座ったままの姿勢でジャンプを―――!?」
律儀に稟が突っ込んだ。彼も自分の役割がツッコミであることを理解しだしたらしい。
その人間離れした(実際人間じゃないが)所業に目を点にしたスネ夫の襟首を神王は掴み、ブンブン振り回す。
「俺はお前をそんな軟弱に育てた覚えはねえぞ!」
「育てられてましぇーん!」
スネ夫は半泣きで叫んだが、もちろん神王は聞いちゃいなかった。
ブンブン振り回され続けるスネ夫の顔色がちょっとやばい
感じになってきたところで稟たちが止めに入ったが、乗っている神王を止めることは暴れ牛を静める事より難しかった。
「おーいみんな、御飯が出来たよ。今日は肉じゃがにブリの照り焼きだ」
そんな中でやはりマイペースに御飯の用意をしている魔王。背景には土気色した顔のスネ夫がいたが、華麗に
スルーしていた辺りはやはりタダモノではない。
そんな騒ぎを少し離れて見ていた亜沙はポツリと呟く。
「―――なんだか、みんないつもと変わんないね」
「え?どうしたんですか、急に」
自分に言われたと思ったのか、しずかは聞き返す。
「あ・・・うん、独り言だったんだけどね・・・。ほら、ボクたち、大変なことになってるけど、みんなを見てると、
ほんとにいつも通りじゃない。悪いことじゃないけど、なんて言うかこう、危機感ってのがさあ・・・」
「そうですよね」
クスッと笑うしずか。
「けどみんな―――ドラちゃんものび太さんもタケシさんもスネ夫さんも、よく大変な事件に巻き込まれるけれど、
いつだってなんとかして乗り越えていくんです。いつも通りのペースで。・・・だから、きっと今回も大丈夫だって
―――あたしは、そう思います」
「そっか・・・」
亜沙は少し寂しげに笑い、顔を伏せる。そのまま小さな声で呟いた。
「みんな・・・強いね・・・」

566 :ドラえもん のび太の神界大活劇 117:04/11/10 21:29:17 ID:9zi3/6yK
そして、夜も更けた頃。
のび太は珍しく眠れずに、廊下を歩いていた。外の空気でも吸おうと、天守閣に足を向ける。
と、先客が二人いるのに気付いた。向こうものび太に気付いたようで、声をかけてくる。
「のび太か。やっぱり眠れないのか?」
「珍しいこともあるもんだね」
「稟さん・・・ドラえもん」
のび太は二人と並んで座り、空を見上げた。人間界とは違った並び方の星がキラキラと輝いている。
しばし三人はその光景に見とれていた。
「なあ・・・二人とも」
稟は小さな声で語りかけた。
「どうしたの?稟さん」
「・・・きっと、勝とう。勝ってまた、俺たちの家に戻ろう。その時は―――プリムラも一緒に」
「・・・うん!」
三人は顔を見合わせ、軽くグーにした手を合わせる。
「<ぼくときみのを合わせたら拳骨少し大きくなった>―――そんな歌を、子供の頃に聞いたことがあるんだ。
―――ほんとに大きくなるもんだな」
稟はそう言って笑う。のび太とドラえもんも、一緒になって笑った。
その時突然、声をかけられた。
「―――ちょいと、邪魔していいかい?」
三人が振り向くと、そこにいたのは神王と魔王だった。


567 :テンプレ1:04/11/10 21:30:48 ID:t8mkc1cN
元ネタはバキ・男塾・JOJOなどの熱い漢系漫画から
ドラえもんやドラゴンボールなど国民的有名漫画まで
「なんでもあり」です。

元々は「バキ死刑囚編」ネタから始まったこのスレですが、
現在は漫画ネタ全般を扱うSS総合スレになっています。
色々なキャラクターの新しい話を、みんなで創り上げていきませんか?

◇◇◇新しいネタ・SS職人は随時募集中!!◇◇◇
SS職人さんは常時、大歓迎です。
普段想像しているものを、思う存分表現してください。

過去スレや現在の連載作品は>>2以降テンプレで

前スレ
【2次】漫画SS総合スレへようこそpart19【創作】
http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/ymag/1098225785/l50
まとめサイト
http://ss-master.sakura.ne.jp/baki/index.htm

568 :ドラえもん のび太の神界大活劇 115 訂正:04/11/10 21:31:59 ID:9zi3/6yK
×
「そう、あいつらをコテンパンにしてやろうぜ!あいつらのせいで魔王のみんながヒドイ目に会ったんだ!
ギッタギタにのしてやらあ!」
      

「そう、あいつらをコテンパンにしてやろうぜ!あいつらのせいで魔王のおじさんやみんながヒドイ目に会ったんだ!
ギッタギタにのしてやらあ!」

ごめんなさい。確認不足でした。

569 :作者の都合により名無しです:04/11/10 21:32:09 ID:t8mkc1cN
ああ、ごめんなさいサマサさん。作品が終わったからテンプレうぷします。

570 :サマサ ◆2NA38J2XJM :04/11/10 21:36:07 ID:9zi3/6yK
>569
いえ、お気になさらず。テンプレ御苦労様です。

今回は短めの投下になりました(その割には文章間違いしてたり)。
最近体調を崩したりでちょっと忙しいので、投下ペースが遅れてる気がします。
来週は結構時間が取れそうなので結構いけるかもしれません。

571 :テンプレ2−1:04/11/10 21:38:07 ID:t8mkc1cN
俺達で「バキ死刑囚編」をつくろうぜ
http://page.freett.com/dat2ch12/030718-1040997079.html
俺達で「バキ死刑囚編」をつくろうぜ 2
http://www1.u-netsurf.ne.jp/~hinomoto/baki/kakorogu/02.html
俺達で「バキ死刑囚編」をつくろうぜ 3
http://www1.u-netsurf.ne.jp/~hinomoto/baki/kakorogu/03.htm
俺たちでオリジナルストーリーをつくろうぜ
http://1983.rocketspace.net/html/20030806/44/1054870798.html
「バキ」等の漫画SSスレPart 5
http://comic.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1057568892/
バキスレだよ!! SS集合! Part 6
http://comic.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1060014208/
バキ小説スレ Part7
http://comic.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1061813099/
【総合】バキスレへようこそ Part 8【SSスレ】
http://www1.u-netsurf.ne.jp/~hinomoto/baki/kakorogu/08.htm
【バキ】漫画SSスレへようこそpart9【スレ】 (「少年漫画板」移転)
http://comic3.2ch.net/test/read.cgi/ymag/1065104594/
【バキ】漫画SSスレへようこそpart10【スレ】
http://comic3.2ch.net/test/read.cgi/ymag/1068742694/l50

572 :テンプレ2−2:04/11/10 21:39:00 ID:t8mkc1cN
【バキ】漫画SSスレへようこそpart11【スレ】
http://comic3.2ch.net/test/read.cgi/ymag/1072026298/l50
【バキ】漫画SSスレへようこそpart12【スレ】
http://comic3.2ch.net/test/read.cgi/ymag/1075538328/l50
【総合】漫画SSスレへいらっしゃいpart13【SS】
http://comic4.2ch.net/test/read.cgi/ymag/1079281359/l50
【総合】漫画SSスレへいらっしゃいpart14【SS】
http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/ymag/1084370711/
【バキ】漫画ネタ2次創作SS総合スレP-15【ドラえもん】
http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/ymag/1088986819/
【2次】漫画ネタSS総合スレ16【創作】
http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/ymag/1091431809/
【総合】漫画SSスレへようこそpart17【SSスレ】
http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/ymag/1093994320
【2次】漫画SS総合スレへようこそpart18【創作】
http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/ymag/1095596371/

573 :テンプレ3−1:04/11/10 21:40:02 ID:t8mkc1cN
現在、連載中のSS目次
※ほぼ連載開始・復活順 ( )内は作者名 リンク先は第一話がほとんど

ドラえもんの麻雀教室(VS氏)
 http://park14.wakwak.com/~usobare/dora/gateway.html
ドラえもん のび太の地底出来杉帝国(うみにん氏)
 http://ss-master.sakura.ne.jp/baki/ss-long/dekisugi/01.htm
4×5(ユル氏)
 http://ss-master.sakura.ne.jp/baki/ss-long/4x5/1-1.htm
ラーメンマン青年記(パオ氏)
 http://ss-master.sakura.ne.jp/baki/ss-short/ra-men/01.htm
ザク(ザク氏)
 http://ss-master.sakura.ne.jp/baki/ss-long/zaku/01-raou.htm
超格闘士大戦(ブラックキング氏)
 http://ss-master.sakura.ne.jp/baki/ss-long/tyo-kakuto/01.htm
AnotherAttraction BC (NB氏)
 http://ss-master.sakura.ne.jp/baki/ss-long/aabc/1-1.htm
ドラえもん のび太の神界大活劇(サマサ氏)
 http://ss-master.sakura.ne.jp/baki/ss-long/sinkai/01.htm
AoB(仮)(ユル氏)
 http://ss-master.sakura.ne.jp/baki/ss-short/yuru/03-1.htm
ディオの世界(殺助氏)
 http://ss-master.sakura.ne.jp/baki/ss-long/dio/01.htm 

574 :テンプレ3−2:04/11/10 21:41:08 ID:t8mkc1cN
アナスイの奇妙な(ぽん氏)
 http://ss-master.sakura.ne.jp/baki/ss-short/pon/04-1.htm
マルチメディアinユーラシア(名無し氏)
 http://ss-master.sakura.ne.jp/baki/ss-short/multi/01.htm
空手小公子愚地克己(メカタラちゃん氏)
 http://ss-master.sakura.ne.jp/baki/ss-short/mekatara/01.htm
スチール・ボール・ラン 1st stage(スチール氏)
 http://ss-master.sakura.ne.jp/baki/ss-long/steel/01.htm
輪廻転生(草薙京氏)
 http://ss-master.sakura.ne.jp/baki/ss-short/kusanagi/01.htm
のび太と大ローマ(名無し氏)
 http://ss-master.sakura.ne.jp/baki/ss-short/ro-ma/01.htm
ドクターゲロのほんのお遊び(名無し氏)
 http://ss-master.sakura.ne.jp/baki/ss-short/gero/01.htm
虹のかなた(ミドリ氏)
 http://ss-master.sakura.ne.jp/baki/ss-short/midori/01.htm



575 :作者の都合により名無しです:04/11/10 21:42:38 ID:jQsOFd/4
○は投げ出しだな。
バレのサイトに書けばいいのにいっこうに更新がない。
サマサ乙。

576 :テンプレ作った奴:04/11/10 21:56:40 ID:t8mkc1cN
サマサさん、お疲れ様です。そしてすみませんでした。

>神界大活劇
神王の豪快さん系と魔王のまたーり系のコンビがいいですねw微笑ましい。
ジャイアンと神王の豪快さん同士のペアもまたいいけど。
ドラえもん城での決戦前のなごやかなひと時。マイペースこそ最強ですね。
お体に気をつけて、「決戦編」頑張って下さい。


テンプレ、多分間違ってないと思います。
でももし間違ってたら訂正お願いします。
(フンコロ氏はなんの連絡も無いまま3スレ経てるので、外しました)
もう一作来た後でスレ立て位ですかね。そとももういいのかな?
すみません、私はスレ立て出来ないんでどなたかお願いします。

577 :AnotherAttoraction BC:04/11/10 22:06:26 ID:foeQdIV4
380から
巨大なリムジンが夜を静かに走る。
この手の車種、後部座席は小部屋の様に広いのだが、この車の場合は殊更に広い―――ばかりか豪勢だ。
全員が入ってもまだ余裕の有る車内、格別の座り心地の本革シート、あちこちが高級木材で造られた内装、
空調は極めて適温、おまけに中心に置かれたテーブル上のグラス達になみなみと注がれたそれぞれの飲み物は全く零れない。
尾部座席に四人並んで座っても窮屈でないのを感じながら、まるで走るボックス席だ――と一番右端でトレインは思った。
「いいのか、あの死体」
「ご心配無く。貴方も知る通り、我々のスタッフは優秀ですから」
テーブルを挟んで対面に座る美女は悠然と言葉を紡ぐ。広い座席の中心にゆったりと落ち着く様は、王侯貴族よろしく気品と威厳を
ごくごく自然に漂わせていた。高価そうな赤ワインで喉を潤す仕草にさえ上品さが滲み出るかの様だ。
「……どうしました? 話をする以上舌の回りを良くしておいても良いと思いますし、代価を求めるつもりも有りませんが?」
実は、今に至るまで四人の内誰一人グラスを取っていない。全員が戦闘なり疾走なりで喉がひりつくと云うのに。
「………何か入れてないとも限らないじゃない。毒だの、睡眠薬だの」
「…私がそんな手を使うか否かは貴方の右の男が知っています」
そう言われてリンスはトレインを見る。彼の顔は硬く、只真っ直ぐにセフィリアから目を離さない。この眼には覚えが有る、
クリードと相対した時の氷の刃みたいなあの眼だ。
「セフィリア、アンタオレ達をどうする気だ。殺さなくても制裁ぐらいはすると思うんだが」
「…心からお望みでしたらそう致しますよ」
静かだが重い声だった。「いい加減にしろ」と言う雰囲気が空気を冷していく。

冷え切った空気の中、スヴェンの手が無造作にグラスに伸びる。のみならず中の酒を一息に呷った。
「…銘柄は判らんがいい酒だ。こいつをボトルで貰えるかい、姐さん」
状況を理解していないのか、口調は親しげを通り越して馴れ馴れしい。しかし空気は緩んだ。
「貴方は話が通じそうですね、助かります」
「ま、要らん戦いはしないに限るんでね。で、『有意義な用事』って何かな?」
ボトルを受け取りながら更に軽く返す。流石にここまで緩めば無理に混ぜ返すことも無い、ようやく場の緊張が解けた。
だが一人だけ、スヴェンの左腕にしがみ付いたイヴは押し黙ったままセフィリアを見据えていた。
彼女もそれは眼法(武術における視界掌握術)で解っていたが、状況を旨く回す為に敢えて無視した。
「では―――ズバリ言わせていただきましょう。本日付けで貴方達四名は、我々クロノスの指揮下に入って戴きます」



578 :AnotherAttoraction BC:04/11/10 22:08:12 ID:foeQdIV4
「うん……そうか、うん。分かった………いや、気にしなくていいよ。キミの判断は妥当だ。ああ、じゃ」
飛行船の中、窓から夜の下界を見下ろしながらクリードは携帯電話を切る――と同時に深い溜息が漏れた。
「どうしマシタ? 貴方ラシクも無い」
「……シャルデン、僕の近くで気配を断たないでくれないか。斬ってしまいそうだ」
斬ろうと思えば斬れる位置に、黒衣の美青年はいつの間にか立っていた。それこそ影の様に。
そんなシャルデンを尻目に、クリードは窓に凭れ掛かる。――うんざりだ――やけに疲れた顔がそう言っていた。
「…失礼、そんなにストレスを感じるトハ思いマせんデシタ」
「………キミの事じゃないよ。ほら、何と言ったか……あのつまらない男…あの……アフロの………と、そうそう。
ギャンザ=レジック、だったか」
ああ、とシャルデンも頷く。
「今ファルセットから報告があったんだけど、『色々自白(ウタ)いそうだったから殺した』、だそうだ」
そしてまたしても嘆息。
「何故……あの程度の男に心を痛めるのデスカ?」
クリードは益々憂鬱な貌になる。
「別にね、何を吐こうがどうでも良かったんだ……彼さえ手に入ればね。お陰で、プランを一つ半永久保留だよ」
当然シャルデンは首を傾げる。彼の道に一体何が出来るのかと言えば、良くて鉄砲玉・悪くて弾除け辺りが妥当だ。
更に言えば、頭の悪さが役立たず振りに拍車を掛けている。どう転んでも百害あって一利無しの男だというのに、
そんな男に彼らの指導者は何を期待していたというのか。
「……僕はね、シャルデン。道士の部隊も造りたかったんだ」
クリードの苦々しい告白に得たりとばかりに手を打つ。
「成る程、そう言う事デシタか」

579 :AnotherAttoraction BC:04/11/10 22:08:53 ID:foeQdIV4
――道士を造る上で適合か否かが問われる訳だが、適合者は実はかなり少ない。つまり道士は貴重なのだ。
と言ってもせいぜい百人に一人の割合ではあるが、大っぴらに道士を造れない以上“星の使徒”の保有する道士は更に少ない。
しかもその全てが何か――例えば常識外のテロ――に使えそうな連中ばかり。
総合的に言って、「役立たずの道士」など空飛ぶ焼き魚並みに居なかった。

――――しかし、居た。まるで使い物にならない道士が。

「見つけた時は本当に嬉しかったんだ。彼ならきっと、優秀なモルモットになれるだろうから、ね」
何せ手足を切断すればその時点でギャンザの道は無力に等しい、その上で道士ならば好都合極まりない。
「…確かに、手足は道のメカニズムに関係なさそうデスからねえ」
「そう、僕は脳か臓器と睨んでいるんだ。だから、彼の体で解明できれば………!!」
………それは人体実験予告の告白に違いなかった。
「…でもまあ、モルモットが死んだ以上この計画は保留だね。当分はあっちに専念するさ」
即座に思考を切り替えてクリードは壁から離れた。歩き出す後にシャルデンが続こうとするが…
「ああ、そうそう」
突然クリードが振り向いて一言、
「…今月で何人死んだ?」
「六人デス。相当クロノスも頑張っている様デ」」

580 :AnotherAttoraction BC:04/11/10 22:13:13 ID:foeQdIV4
ギリギリ投下、俺!!(挨拶)
どうも皆さんNBです。
手短で悪いのですが本日はここまで。
多分次スレで、ではまた

581 :作者の都合により名無しです:04/11/10 22:27:54 ID:B6NbQrUm
>サマサ氏
決戦前の静かさですか。俺はしずかちゃんと亜沙のやりとりが良かったですね。
ゆっくり動き出す運命の歯車を感じます。
>NB氏
なるほど、今回は主役のセフィリアとラスボスのクリードの対比の妙ですな?
トレインもセフィリアの前では大人しくなりますね。


スレ建てしようと思ったら、出来なかった。この前立てれたのに。誰か頼む。

582 :作者の都合により名無しです:04/11/10 22:58:02 ID:+nzbd5oc
>>マルチさん
校長先生の話は藁他w
もうつっこみ所がありすぎてわけわからんw

583 :作者の都合により名無しです:04/11/10 22:59:27 ID:zikyuDbs
立てていいですか?

584 :583:04/11/10 23:11:08 ID:zikyuDbs
次スレ立てました。
http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/ymag/1100095372/l50
【2次】漫画SS総合スレへようこそpart20【創作】

テンプレ失敗してしまった・・・・鬱


585 :作者の都合により名無しです:04/11/11 08:17:54 ID:S1KFHEJC
サマサさん、暖かさの中に全員の「決意」みたいなものが見て取れて
良い雰囲気ですね。ここから激しい戦いに移行する事が信じられない位。最後の申し出は何だろう?

NBさん、いよいよ両陣営とも「組織ぐるみで動き始めた」感じですね。
今までは個対個の戦いでしたが、総力戦に突入ですね。イブファンなんで最高の活躍をお願いします。

586 :ふら〜り:04/11/11 19:42:06 ID:qqoPSrSo
>>ローマさん
スネ夫の話に耳を貸さず、今は静香ちゃんもいないし、どうなるか? と思っていたら。
母ちゃんがやってくれましたか。今のままだと女の腐った、つまりミゲルティア以下……
と悟ったか。あるいは「奴隷の何が分る」か。ともあれめでたく、男ジャイアン、起つ! 

>>マルチメディアさん
皆々様の言われる通り。ちゃんとトーナメントしてるのが意外で意外で。……でも、
その中身はきっちりマルチメディアさん節が大炸裂してますね。次から次へとサクサク
決着(そして殆どが死)。そんな中、フランス側が動きましたね。大会の行方や如何にっ?

>>サマサさん
いやははは。スネ夫はスネ夫で、自分の役割を理解してきっちり果たしているではありま
せんか。本人は意図してないようですが。ローマさんもですが、どうしても目立たせにくい
スネ夫をきっちり立ててるところはさすがです。結束も固まり、いよいよ決戦! ですね。

>>NBさん
……。この状況でサラリとボトルを要求するスヴェンもいい根性してますが、素直に
進呈するんですかセフィリアの姐さん。二人揃って深いですな。つくづく。クリードは
相変わらず頭の中血みどろの様子。そのプラン、実現させて欲しかったと思ったりします。

587 :作者の都合により名無しです:2005/05/06(金) 00:09:50 ID:NDvVSbxK0


588 :作者の都合により名無しです:2005/05/06(金) 00:20:11 ID:NDvVSbxK0


589 :作者の都合により名無ししです:2005/06/14(火) 07:12:21 ID:uDo6qg0w0


590 :作者の都合により名無しです:2005/06/15(水) 22:15:09 ID:C0xH86SH0


591 :作者の都合により名無しです:2005/06/22(水) 20:34:36 ID:y6aCT/Nb0


592 :作者の都合により名無しです:2005/07/08(金) 22:28:00 ID:Efra9ZAt0
国家主席とか通なスレですね

593 :作者の都合により名無しです:2005/08/15(月) 01:18:11 ID:CaWbSeb90
ドラえもんVSゴジット
どっちが強いの??

594 :hfsだ:2005/08/15(月) 01:19:03 ID:CaWbSeb90
ドラえもんVSゴジット
どっちが強いの??

595 :hfsだ:2005/08/15(月) 01:19:48 ID:CaWbSeb90
ドラえもんVSゴジット
どっちが強いの??

596 :作者の都合により名無しです:2005/08/15(月) 05:48:43 ID:W1f3iHU90
だおだお。

597 :停止しました。。。:停止
真・スレッドストッパー。。。( ̄ー ̄)ニヤリッ

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