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【2次】漫画SS総合スレへようこそpart34【創作】

435 :マジカル・インベーダー:2006/02/19(日) 22:51:52 ID:KHspSuEB0
D=アーネは、こほんと一つ咳払いをして、話し始めた。
「ではリクエストに応えて、私の友人のことを話させて貰おう。いいか、あくまで
友人のこと。友人から聞いた話。私自身のことじゃないからな」
……故郷は、遠い遠い異国の地。そこは水も空気も汚れきっており、そう遠くない
将来、国そのものが滅びかねない状態。そしてごく近い将来、空気中の毒素の影響で、
元々病気がちな一人の少年の命が……国中が不安に喘ぎ、軍も政府もピリピリしている
中、身分の高いその少年は、重い病と国情とに押し潰されそうな日々を送っていて……
語っている内に、D=アーネの声が段々か細くなってきた。
ヒューイットはそんなD=アーネをじっと見つめている。
「それで君は、その少年を救う為にやってきた、とか?」
「……そう。陛下をお救いする為に、私はこの命に代えても地球を征……じゃなくて、
私の友人が、その、いろいろと努力はしてるんだけど、でも失敗ばかりで、」
「ふうん。君の友人は、その少年のことが大好きなんだね?」
「そ、それはもうっっ!」
D=アーネは拳を握って立ち上がった。
「あの方のひとみは空の色……私は空の色に魅かれて飛ぶ小鳥……
あの方の笑顔は太陽……小さな私の胸をこんなにもあったかくしてくれる……」
どうやらもう訂正するどころではないらしい。足下で犬一号が頭を抱えている。
ぽわ〜となっているD=アーネの前で、ヒューイットは小さく溜息をついた。
「いいかな? 僕は思うんだけど」
「……あ、ごめん。で何?」←自分のポカに気づいてない
「その、身分の高い少年君は、君の友人のことをどう思っているのかな」
「え?」
どう、って。改めて聞かれると。とりあえず座りなおして、D=アーネは考える。
「それはその、時々手紙とかくれるし、嫌われてはいない……と思うけど……」
「いや、そういう意味じゃなくてさ。君の友人は、その少年のために、かなりの
苦労をしてると思うんだ。無理に無理を重ねてね。それをどう思っているのかなって」
ヒューイットは、諭すような口調でD=アーネに語りかけている。

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